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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

ジェイ・エス・ビー

J.S.B.Co.,Ltd.3480 · Prime · 不動産業

学生マンションに特化した不動産賃貸管理のリーディングカンパニー。企画・開発から一括借上・入居募集・管理まで一貫。

概要

ジェイ・エス・ビーは、主に学生向けマンションの企画・開発・賃貸管理を手掛ける不動産会社である。京都市下京区に本社を置き、全国に85店舗を展開。2025年4月時点の管理戸数は99,300戸、管理棟数は2,711棟に達する。2025年10月期の連結売上高は760億円、従業員数は1,254人。東京証券取引所プライム市場に上場している。

学生マンションを核とする単一事業セグメント

当社グループは不動産賃貸管理事業の単一セグメントで構成される。主な収益源は、不動産オーナーから物件を一括借り上げし、定額家賃を保証した上で学生に転貸する賃料定額型と、オーナーと入居者の直接契約のもと管理業務を受託する委託型の2方式である。2025年10月期の売上高760億円の大部分はこの事業から生じており、入居率は99.9%と高水準を維持している。季節変動として、新入居需要が集中する第2四半期(春季)に売上と利益が偏在する特徴がある。

一括借上方式が支える安定的な収益基盤

不動産賃貸管理事業の収益構造は、一括借上方式(サブリース)による定額家賃保証が中核である。当社が物件を借り上げることでオーナーは空室リスクを負わず、当社は入居率の変動リスクを取る代わりに仲介マージンを得る。2025年10月期の経常利益は73億円、親会社株主に帰属する当期純利益は51億円。ただし、前年には高齢者住宅事業の子会社株式譲渡に伴う特別利益の反動減や、税務調査関連費用・特別調査費用などの一時的費用が発生し、純利益は前年比30.9%減となった。

全国8地区に広がる直営店舗と管理物件

当社グループは北海道から九州まで8地区に直営店舗85店舗を配置する。地区別管理戸数は首都圏地区が25,891戸(655棟)で最も多く、次いで京滋地区が17,952戸(689棟)、九州地区が12,413戸(317棟)と続く。首都圏・京滋・阪神の3地区で全体の約55%を占める一方、北海道や東北などの地方にも拠点を持ち、全国展開によるリスク分散を図っている。各地区の店舗は、入居者募集・仲介のほか、大学や大学生協との連携を通じて学生需要を取り込む役割を担う。

グループ9社で構成する垂直統合型体制

当社グループは、連結子会社9社とともに事業を展開する。中核である㈱ジェイ・エス・ビーが物件の企画提案・運営受託・自社開発を担い、㈱ジェイ・エス・ビー・ネットワークが入居者募集・仲介・建物メンテナンスを、リビングネットワークサービス㈱が家賃債務保証を、総合管財㈱が改修工事をそれぞれ担当する。また、学生支援サービスを㈱OVOが、日本語学校運営を当社本体が行う。2020年以降に買収した㈱東京学生ライフ、㈱スタイルガーデン、㈱Mewcket、㈱学生ハウジングもグループに加わり、事業領域を拡大している。

高齢者住宅事業から撤退し学生事業に集中

2012年に参入した高齢者住宅事業は、2013年に北海道函館市で第1号物件「グランメゾン迎賓館 函館湯の川」の運営を開始した。しかし、2023年11月に子会社である㈱グランユニライフケアサービスの全株式を㈱学研ココファンに譲渡し、同事業から撤退した。これにより、グループは学生マンション事業への特化を強めることとなった。高齢者向け不動産仲介業務は引き続き㈱ジェイ・エス・ビー・ネットワークが行っているが、全社としての経営資源は学生向け事業に集中している。

業界の中での役割は学生向け賃貸住宅の企画提案・運営管理・仲介を行う不動産サービスプロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
760億円
営業利益
77億円
営業利益率
10.1%
純利益
52億円
2025/10 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01不動産賃貸管理事業主力

主に学生を対象としたマンションを不動産オーナーに企画提案し、竣工後は一括借上(賃料定額型)または委託型で運営。入居者管理、建物メンテナンス、リフォーム提案、家賃債務保証、仲介等もグループで実施。全国に直営店舗を展開。

学生マンション特化型で国内最大級の管理戸数(約10万戸)

主要顧客不動産オーナー、学生、大学

主な製品・サービス5
学生マンション運営管理(一括借上)
当社がオーナーから物件を一括借上し、稼働に関わらず定額家賃を保証、転貸する方式。
学生マンション運営管理(委託型)
オーナーと入居者直接契約のもと、当社が入居者募集・管理・家賃回収代行等を受託。
入居者募集・仲介業務
㈱ジェイ・エス・ビー・ネットワークを通じ、学生・社会人・法人向け賃貸物件の仲介。
建物メンテナンス・入居者管理
清掃、設備管理、修繕、入退去管理、敷金精算等。
家賃債務保証
賃借人(主に学生)の家賃債務を保証するサービス。

02その他事業副次

学生支援サービス(企業説明会企画・就職支援)、日本語学校運営(留学生向け)、不動産販売(販売用不動産の売却・賃貸)を展開。

主要顧客企業、留学生

主な製品・サービス3
学生支援サービス
企業の採用イベント企画・運営、就職セミナー情報提供等。
日本語学校運営
留学生向け日本語教育と生活サポート(社員寮提供)。
不動産販売
販売用不動産(土地、マンション、商業ビル等)の売却。

製品と技術

学生マンションの一括借上・委託型運営管理

主力サービスは、不動産オーナーから物件を一括借り上げて定額家賃を保証する賃料定額型と、オーナーと入居者が直接契約し当社が管理のみを受託する委託型の2つである。賃料定額型では当社が転貸人となり空室リスクを負うため、入居率の変動が直接収益に影響する。2025年4月末の入居率は99.9%と極めて高く、安定した稼働を実現している。この仕組みにより、オーナーは安定収入を得られ、当社は物件の企画提案から運営までを一貫してコントロールできる。

自社ブランド「UniLife」による差別化

当社は「UniLife」ブランドのもと、学生のライフスタイルに特化したオリジナル仕様の学生マンションを自社開発している。立地・設備・デザイン・利便性に加え、入居後の生活サポートを重視。食事付き物件「Uni E'meal」や高付加価値物件「Uni E'terna」などのシリーズを展開する。開発した物件は所有・運営した後、サブリース契約を付した形で不動産投資法人等に売却し、得た資金を新たな開発に充てる循環サイクルを構築している。2025年には三重大学前や福井乾徳の物件を譲渡した。

入居者募集・仲介の全国ネットワーク

㈱ジェイ・エス・ビー・ネットワークが、学生向け・社会人向け・高齢者向けの賃貸物件の仲介を行っている。全国85店舗の直営ネットワークを通じて、大学や専門学校との提携、早期の次期入居者募集により空室期間を最小化する。学生の卒業・入学サイクルに合わせた募集計画が強みで、留学生向けの仲介も手掛ける。また、宅地建物取引業の免許を有し、売買の代理・媒介も行う。

建物メンテナンスと入居者管理のワンストップ提供

当社が不動産オーナーから受託した建物メンテナンス業務は、㈱ジェイ・エス・ビー・ネットワークへ再委託される。内容は清掃、設備管理、小規模修繕、入退去管理、敷金精算、苦情処理など多岐にわたる。また、建設業免許を持つ総合管財㈱が改修工事を担当し、物件のリフォーム提案も行う。これにより、入居者にとって快適な住環境を維持し、オーナーにとっては物件価値の向上につなげている。

家賃債務保証で与信リスクを軽減

リビングネットワークサービス㈱は、主に学生向け賃貸物件の賃借人を対象に家賃債務保証サービスを提供する。賃借人が滞納した場合に保証会社が立て替える仕組みで、オーナーは確実に家賃収入を得られる。当社グループ内で完結するため、一括借上物件の与信管理と連動したリスクコントロールが可能である。このサービスは、グループ全体の収益安定性に寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

不動産業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 不動産賃貸管理事業学生マンション特化型で国内最大級の管理戸数(約10万戸)

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

学生マンションに特化、安定収益が強み

ジェイ・エス・ビーは学生向けマンションの企画・開発・運営・管理を一貫して手掛け、売上高760億円(2025/10期予想)と同業の大東建託(約2兆円)には及ばないが、学生マンションというニッチ市場で国内最大級。営業利益率は10.1%と前期11.7%から低下したものの、依然として高水準。同業のタスキHDやコロンビア・ワークスと比較しても、特化型ビジネスモデルで収益安定性が高い。

強み

  • 学生マンション特化で高いシェアを獲得、競合が参入しにくい。
  • 入居率が高く家賃収入が安定、景気変動の影響を受けにくい。
  • 企画から管理まで自社で行い、高付加価値とコストコントロールを実現。
  • 3期連続増収で、2025/10期も9%増と成長を維持。

課題

  • 営業利益率が前期比で低下、コスト増加への対策が必要。
  • 学生マンション市場は少子化の影響を受ける可能性があり、成長に上限。
  • 特定の大学都市に集中しており、地域経済変動の影響を受けやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

住宅・不動産の時価総額近傍。太字がジェイ・エス・ビー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18850スターツコーポレーション2,549億円9.0倍
29003相鉄ホールディングス2,545億円10.0倍
39031西日本鉄道2,482億円7.4倍
48848レオパレス212,170億円15.5倍
57981タカラスタンダード1,983億円13.5倍
63480ジェイ・エス・ビー1,963億円28.4倍
79119飯野海運1,886億円11.9倍
88803平和不動産1,700億円14.4倍
92337いちご1,618億円9.7倍
108214AOKIホールディングス1,515億円15.5倍
119601松竹1,472億円27.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(住宅・不動産)に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

京都学生情報センターの業務を継承して1990年に設立

1990年7月、株式会社ジェイ・エス・ビーが設立され、株式会社京都学生情報センターの業務を引き継いだ。同年10月には本社を東京都港区浜松町から京都市下京区醍醐町へ移転。創業当初から学生向け情報提供・不動産仲介を事業の核としていた。1996年6月には本社を現在の京都市下京区因幡堂町へ移転し、本格的な事業展開の基盤を固めた。

全国展開のための地域子会社設立ラッシュ(1996~2002年)

1996年10月から2002年7月にかけて、東北・東海・北海道・九州の各地域を担当する子会社を次々と設立した。具体的には、1996年10月に㈱ジェイ・エス・ビー東北、同年12月に同東海、1997年10月に同北海道、2002年7月に同九州をそれぞれ設立。これにより、首都圏以外の主要エリアに足場を築き、全国的な営業網を整備した。同時に2002年12月には学生の就職・アルバイト情報提供を目的に㈱OVO(現連結子会社)を設立し、事業領域を広げた。

グループ再編と完全子会社化による統治強化(2004年)

2004年、事業再編を目的に、それまで各地域に設立した子会社(北海道・東北・東京・東海・大阪・九州の各社および㈱OVO)の株式を各社株主から買い取り、完全子会社化した。これによりグループの一体運営が可能となった。同年3月には建物メンテナンス・入居者管理業務を担う総合管財㈱、6月には京都地区の不動産仲介を目的とする㈱ジェイ・エス・ビー京都を設立し、事業機能を補完した。

高齢者住宅と日本語学校に参入した2012~2013年

2012年5月、高齢者住宅事業への参入に伴い、北海道・東京・関西・九州の4社で㈱グランユニライフケアサービスの各社を設立。2013年5月には北海道函館市で第1号物件「グランメゾン迎賓館 函館湯の川」の運営を開始した。同時に、留学生向け日本語学校を函館と福岡に開設し、学生支援の幅を広げた。また2014年10月には家賃債務保証サービスを提供するリビングネットワークサービス㈱を設立し、与信管理機能をグループ内に取り込んだ。

吸収合併で効率化し上場へ(2015~2017年)

2015年9月、組織再編として㈱ジェイ・エス・ビー東京を存続会社とし、北海道・東北・東海・京都・大阪・中国四国・九州の7社を吸収合併。存続会社は商号を㈱ジェイ・エス・ビー・ネットワークに変更した。これにより地域子会社を統合し、管理機能を一元化した。2016年11月には総合管財㈱の一部事業を同社に承継する吸収分割も実施。一連の再編を経て、2017年7月に東京証券取引所市場第二部に株式を上場した。

プライム市場指定とM&Aによる事業拡大(2018~2022年)

2018年7月に東京証券取引所市場第一部銘柄に指定され、2022年4月の市場区分見直しに伴いプライム市場へ移行した。2018年にはフードサービス子会社を設立し、高齢者住宅事業の給食機能を集約。2019年8月には㈱東京学生ライフなど3社を買収し学生マンション事業の総合力を強化。2020年には㈱スタイルガーデンと㈱Mewcketを相次いで子会社化し、事業領域を拡大した。これらのM&Aにより管理戸数と収益基盤は着実に拡大した。

高齢者事業撤退と学生事業への集中(2023年)

2023年11月、株式会社グランユニライフケアサービスの全株式を株式会社学研ココファンに譲渡し、高齢者住宅事業から撤退した。同時期に株式会社学生ハウジングの株式を取得し完全子会社化するなど、学生マンション事業への経営資源集中を明確化した。この選択により、グループは学生向け賃貸管理に専念する体制となり、2025年4月時点の管理戸数は99,300戸、管理棟数2,711棟に達した。

年表26件を開く

1990年代

  • 1990年7月㈱ジェイ・エス・ビーを設立し、㈱京都学生情報センターの業務を引き継ぐ。
  • 1990年10月本社を東京都港区浜松町から京都市下京区醍醐町へ移転する。
  • 1996年6月本社を京都市下京区醍醐町から京都市下京区因幡堂町へ移転する。
  • 1996年10月東北地方への進出を目的として、㈱ジェイ・エス・ビー東北を設立する。
  • 1996年12月東海地方への進出を目的として、㈱ジェイ・エス・ビー東海を設立する。
  • 1997年10月北海道地方への進出を目的として、㈱ジェイ・エス・ビー北海道を設立する。

2000年代

  • 2002年7月九州地方への進出を目的として、㈱ジェイ・エス・ビー九州を設立する。
  • 2002年12月学生への就職・アルバイト情報の提供を目的として、㈱OVO(現連結子会社)を設立する。
  • 2004年3月建物メンテナンス業務・入居者管理業務を目的として、総合管財㈱(現連結子会社)を設立する。
  • 2004年6月京都地区での不動産仲介業を目的として、㈱ジェイ・エス・ビー京都を設立する。
  • 2004年9月M&A事業再編を目的として、㈱ジェイ・エス・ビー北海道、同東北、同東京、同東海、同大阪、同九州、㈱OVOの株式を各社株主から買取り、完全子会社化する。

2010年代

  • 2012年5月商号変更高齢者住宅事業への参入に伴う介護サービスの提供を目的として、㈱グランユニライフケアサービス北海道(2016年8月㈱グランユニライフケアサービス北日本へ商号変更)・同東京・同関西・同九州を設立する。
  • 2013年5月北海道函館市に高齢者住宅事業の第1号物件「グランメゾン迎賓館 函館湯の川」の運営を開始する。留学生を対象とした日本語学校を函館、福岡に開設。
  • 2014年10月家賃債務保証サービスの提供を行うため、リビングネットワークサービス㈱(現連結子会社)を設立する。
  • 2015年9月M&A組織再編を目的として、㈱ジェイ・エス・ビー東京を存続会社、㈱ジェイ・エス・ビー北海道、㈱ジェイ・エス・ビー東北、㈱ジェイ・エス・ビー東海、㈱ジェイ・エス・ビー京都、㈱ジェイ・エス・ビー大阪、㈱ジェイ・エス・ビー中国四国及び㈱ジェイ・エス・ビー九州を消滅会社とする吸収合併を行うとともに、商号を㈱ジェイ・エス・ビー・ネットワーク(現連結子会社)に変更する。
  • 2016年11月組織再編を目的として、総合管財㈱の営む建設業並びに自転車の販売、レンタル及び整備に関する事業を除く一切の事業を、㈱ジェイ・エス・ビー・ネットワークが承継する吸収分割を行う。
  • 2017年7月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 2018年7月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。
  • 2018年8月組織再編を目的として、㈱ジェイ・エス・ビー・フードサービスを設立する。
  • 2018年9月商号変更㈱グランユニライフケアサービス関西を㈱グランユニライフケアサービスへ商号変更する。
  • 2018年11月M&A組織再編を目的として、㈱グランユニライフケアサービス北日本、㈱グランユニライフケアサービス東京及び㈱グランユニライフケアサービス九州の営むフードサービス事業を㈱ジェイ・エス・ビー・フードサービス(現連結子会社)へ譲渡するとともに、㈱グランユニライフケアサービス東京を解散する。㈱グランユニライフケアサービスを存続会社、㈱グランユニライフケアサービス北日本及び㈱グランユニライフケアサービス九州を消滅会社とする吸収合併を行う。
  • 2019年8月M&A学生マンション事業の総合力強化を目的として、㈱東京学生ライフ(現連結子会社)、㈱湘南学生ライフ(2021年11月㈱東京学生ライフに吸収合併)及び㈱ケイエルディ(2020年7月解散)の株式を取得し、完全子会社化する。

2020年代

  • 2020年7月M&A当社グループ内におけるシナジー及び事業領域拡大を目的として、㈱スタイルガーデン(現連結子会社)の株式を取得し、完全子会社化する。
  • 2020年8月M&A当社グループ内におけるシナジー及び事業領域拡大を目的として、㈱Mewcket(現連結子会社)の株式を取得するとともに第三者割当増資を引き受け、子会社化する。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場へ移行。
  • 2023年11月M&A株式会社学生ハウジング(現連結子会社)の株式を取得し完全子会社化。株式会社グランユニライフケアサービスの全株式を株式会社学研ココファンに譲渡。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/10期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年10月期まで788億円
  • 営業利益2026年10月期まで87億円
  • ROE2026年10月期まで15%以上
  • 管理戸数2026年10月期まで104,000戸
  • 成長投資(自社物件開発)2026年10月期まで270億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    両利きの経営による価値創出

    既存事業の一層の成長(深化)と新領域への挑戦(探索)を高い次元で調和させ、社員全員が知識を機動的に生み出す組織へ転換する。

  2. 02

    業務改革の推進(BPR・DX・BPO)

    ビジネスプロセスリエンジニアリング、デジタルトランスフォーメーション、プロセスアウトソーシングを3本柱とし、生産性向上と競争優位性の構築を図る。

  3. 03

    人的資本への投資

    人材を資本と捉え、生活と仕事の調和、ダイバーシティ、教育、社員エンゲージメント向上を基本方針に、人事制度の再設計と投資を加速する。

  4. 04

    知的資本の強化とDX推進

    データドリブン文化を推進し、DXリーダー配置やDXベンチャーへの投資を通じて、顧客体験向上とコスト削減の両立による企業価値向上を目指す。

  5. 05

    ESG・気候変動対応の推進

    TCFD提言に基づく情報開示、ZEH物件の展開、リノベーションや再エネ活用を通じ、事業を通じた社会課題解決と高付加価値創造に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で1,254人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は523万円で、8期前と比べて+7.9%平均年齢は43.4歳、平均勤続年数は12.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年10月772
2018年10月875
2019年10月48540.69.5972
2020年10月50840.69.91,056
2021年10月47941.810.51,093
2022年10月49542.311.51,123
2023年10月49643.812.01,191
2024年10月50044.012.11,156701
2025年10月52343.412.01,254614

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年10月期・提出会社(単体)
女性管理職比率19.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率66.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)51.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 9 / 海外 0、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
Uni E’terna 長崎文教グローバルハウス — 長崎県長崎市1,903百万円
不動産賃貸 管理事業
学生会館 Uni E'meal 新潟大学前 — 新潟市西区1,449百万円
不動産賃貸 管理事業
学生会館 Uni E'meal 新潟大学前Ⅱ — 新潟市西区1,380百万円
不動産賃貸 管理事業
学生会館 Uni E'meal 信州松本 EAST・WEST — 長野県松本市1,262百万円
不動産賃貸 管理事業
Uni E'terna 新潟大学南 — 新潟市西区1,244百万円
不動産賃貸 管理事業
東京スチューデントハウス 溝の口 — 川崎市高津区1,141百万円
不動産賃貸 管理事業
学生会館 Uni E'meal 三重江戸橋 — 三重県津市1,118百万円
不動産賃貸 管理事業
学生会館 Uni E'meal 太秦天神川駅前 — 京都市右京区1,114百万円
不動産賃貸 管理事業
学生会館 Uni E ’ meal 徳島大学前 — 徳島県徳島市1,084百万円
不動産賃貸 管理事業
学生会館 Uni E ’ meal 京都高野 — 京都市左京区1,073百万円
不動産賃貸 管理事業
ほか5件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ジェイ・エス・ビー・ネットワーク(注)2
    東京都 新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    総合管財㈱
    京都市 下京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱OVO
    京都市 下京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    リビングネットワーク サービス㈱
    京都市 下京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ジェイ・エス・ビー・フードサービス
    京都市 下京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱東京学生ライフ
    東京都 新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱学生ハウジング
    京都市 中京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱スタイルガーデン
    京都市 下京区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱Mewcket
    東京都 新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年10月期の売上高は760億円営業利益77億円前期と比べると増収減益で、売上が+9.4%、利益が-4.9%。

売上高
+9.4%
760億円
営業利益
-4.9%
77億円
純利益
-30.7%
52億円
営業利益率
10.1%
前期比 -1.5%pt

会社が出している今期の予想2026年10月期

項目会社予想前期実績
売上高818億円760億円
営業利益92億円77億円
純利益59億円52億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は458億円、営業利益は87億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+8.3%、営業利益は+10.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q130−2−1.5−2
2023年2Q2196529.744
2023年3Q14596.26
2023年4Q1440
2024年1Q138−4−2.918
2024年2Q2477530.450
2024年4Q310103.27
2025年2Q4237918.752
2025年4Q337−2−0.60
2026年2Q4588719.067

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2013年10月期からの13期で、売上は249億円から760億円へ3.1倍に増えた。直近期の営業利益率は10.1%。売上は12期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
北海道函館市に高齢者住宅事業の第1号物件「グランメゾン迎賓館 函館湯の川」の運営を開始する。留学生を対象とした日本語学校を函館、福岡に開設。
2013年10月24944
家賃債務保証サービスの提供を行うため、リビングネットワークサービス㈱(現連結子会社)を設立する。
2014年10月28293
組織再編を目的として、㈱ジェイ・エス・ビー東京を存続会社、㈱ジェイ・エス・ビー北海道、㈱ジェイ・エス・ビー東北、㈱ジェイ・エス・ビー東海、㈱ジェイ・エス・ビー京都、㈱ジェイ・エス・ビー大阪、㈱ジェイ・エス・ビー中国四国及び㈱ジェイ・エス・ビー九州を消滅会社とする吸収合併を行うとともに、商号を㈱ジェイ・エス・ビー・ネットワーク(現連結子会社)に変更する。
2015年10月321148
2016年10月3412112
東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
2017年10月3642616
組織再編を目的として、㈱グランユニライフケアサービス北日本、㈱グランユニライフケアサービス東京及び㈱グランユニライフケアサービス九州の営むフードサービス事業を㈱ジェイ・エス・ビー・フードサービス(現連結子会社)へ譲渡するとともに、㈱グランユニライフケアサービス東京を解散する。㈱グランユニライフケアサービスを存続会社、㈱グランユニライフケアサービス北日本及び㈱グランユニライフケアサービス九州を消滅会社とする吸収合併を行う。
2018年10月3892921
学生マンション事業の総合力強化を目的として、㈱東京学生ライフ(現連結子会社)、㈱湘南学生ライフ(2021年11月㈱東京学生ライフに吸収合併)及び㈱ケイエルディ(2020年7月解散)の株式を取得し、完全子会社化する。
2019年10月4273323
当社グループ内におけるシナジー及び事業領域拡大を目的として、㈱スタイルガーデン(現連結子会社)の株式を取得し、完全子会社化する。
2020年10月4814228
2021年10月5285233
2022年10月5796243
株式会社学生ハウジング(現連結子会社)の株式を取得し完全子会社化。株式会社グランユニライフケアサービスの全株式を株式会社学研ココファンに譲渡。
2023年10月6387148
2024年10月695817911.775
2025年10月760777310.152

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年10月期

売上高760億円のうち、営業利益として残るのは77億円10.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は52億円、売上の6.8%にあたる。営業利益率は業種中央値9.6%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金82.0%623億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金7.9%60億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.1%77億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
18.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+0.6pt
10.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+0.7pt
6.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.1pt
13.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2025年10月期は営業CFが68億円、投資CFが−93億円で、差し引きのフリーCFは−25億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は173億円で、売上の2.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2015年10月17−9−4847
2016年10月21−2811−749
2017年10月29−16111373
2018年10月22−239−181
2019年10月34−4313−986
2020年10月50−5512−593
2021年10月49−7257−23127
2022年10月60−7130−11146
2023年10月62−11119−49117
2024年10月82−532729172
2025年10月68−9325−25173

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2025年10月期の総資産は889億円。このうち返さなくてよい自己資本が416億円で、自己資本比率は46.8%(業種中央値32.8%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年10月1944315122.2
2014年10月1924414822.8
2015年10月2115415725.7
2016年10月2366517127.4
2017年10月2729317934.0
2018年10月29912617342.2
2019年10月34614819842.8
2020年10月40217223042.7
2021年10月50323227146.0
2022年10月58926832145.4
2023年10月66631035646.5
2024年10月80037942147.4
2025年10月88941647346.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年10月期の内訳
現金及び預金
174億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
337億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
3億円
在庫として抱えている分
負債合計
473億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
81
/ 100
安定性自己資本比率31 / 40
収益力営業利益率20 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

不動産業 131社との比較

同じ不動産業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率131社中35位あたり、逆に低いのは配当利回り131社中103位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.0%/中央値 12.9%
P25 7.7%P75 19.5%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.1%/中央値 9.6%
P25 5.6%P75 15.6%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
46.8%/中央値 32.8%
P25 26.6%P75 48.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.3%/中央値 11.4%
P25 3.3%P75 23.1%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
0.0%/中央値 3.5%
P25 2.5%P75 4.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月1日の終値

直近の終値は¥8,940で、1年前と比べて+140.9%過去52週の値幅のなかでは95%の位置にある。

¥8,940+0.0%1ヶ月-0.6%1年+140.9%時価総額1,963億円
過去52週の値幅
安値¥3,145高値¥9,230

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)28.4倍
PER (会社予想)31.7倍
PBR4.09倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で横ばいだが、1年では+137.9%の大幅高。週足は25日線(8940円)や75日線(6790円)を大きく上回り、上昇トレンド継続。52週高値9000円に張り付き。出来高は6/16に247万株の異常値を記録後、減少。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 30/100)

PER 28.6倍は業界平均13.9倍を大幅に上回り、PBR 4.1倍も平均1.7倍を大きく超過。ROE 13%は良好だが、バリュエーションが割高。配当利回り1.17%は平均2.30%を下回り、配当面でも魅力に欠ける。成長期待を織り込むも、現在の株価水準は割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)28.4倍14.9倍
PER (予想)31.7倍
PBR4.09倍1.84倍
ROE13.0%11.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

学生マンション事業は少子化の逆風を受けつつも、立地戦略で高入居率を維持。強気派は、シニア事業への多角化で成長が期待できると評価。一方、弱気派は、学生数減少による需要減と物件取得コスト上昇が収益を圧迫すると懸念。教育環境変化への適応力が鍵。

プラスに働く材料7
  • シニア事業の成長

    高齢者向け住宅の需要は堅調で、新たな収益源に。

  • 高い入居率

    入居率は95%超と安定、稼働率の低下リスクが低い。

  • 物件数拡大

    全国で物件を増やし、規模の経済が働く。

  • 売上高成長継続で収益基盤拡大2026年10月期影響

    売上高695→760億円と9.4%増加、成長トレンド継続中

  • 自己資本比率向上で財務健全性強化通年影響

    ROE13%と安定、PBR4倍台だが自己資本増加で株主資本コスト低下期待

  • 外国人投資家の買い増し余地不定影響

    外国人保有比率12.65%と低水準、増加余地あり需給改善

  • 配当性向改善による株主還元強化次回決算発表影響

    配当利回り1.17%と低いが、増配余地あり業績連動で改善期待

マイナスに働く材料7
  • 少子化の影響

    大学進学者数は減少傾向にあるため、長期的な需要減は避けられない。

  • 収益性の低下

    物件取得競争で取得価格が上昇、ROEが低下する可能性。

  • 業績予想の乖離

    2025/10期は営業利益率が低下見込み。

  • 営業利益減少による収益力低下2025年10月期影響

    営業利益81→77億円、純利益75→52億円と大幅減益

  • 高PER評価のリスク継続影響

    PER28.6倍、フォワード31.9倍と割高感、調整リスク

  • 配当利回りの低さが魅力減継続影響

    配当利回り1.17%は不動産業平均3%超に劣後

  • 外国人保有の低調な需給継続影響

    外国人保有12.65%と低位、売り圧力時の下支え不足

次の決算で確かめる点
入居率
賃貸収入の安定性を測る最重要指標。
シニア事業売上比率
多角化の進捗と収益貢献度を確認。
物件取得価格/坪
物件取得コストの上昇度合いを監視。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり0で、前期から+45.8%いまの株価に対する利回りは0.00%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥0
1株あたり
配当利回り
0.00%
いまの株価に対して
配当性向
45.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年10月1010.1
2019年10月1437.512.3
2020年10月1723.612.7
2021年10月15−11.813.5
2022年10月2246.713.0
2023年10月3243.215.2
2024年10月72128.619.1
2025年10月10545.845.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想

株主

有価証券報告書より

2025年10月期末の株主数は延べ1,845人。区分でいちばん多いのは個人・その他59.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が26.7%を占め、残る73.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年10月%2021年10月%2022年10月%2023年10月%2024年10月%2025年10月%
個人・その他56.653.349.848.548.559.8
事業法人13.116.822.623.224.414.3
外国法人9.59.213.014.413.012.7
金融機関20.518.113.913.513.812.4
自己株式1.82.23.33.33.33.6
証券会社0.32.60.70.40.40.8
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01岡 靖子32.74
02日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)7.78
03UH Partners 2投資事業有限責任組合7.19
04光通信KK投資事業有限責任組合5.55
05OMインベストメント㈱5.19
06㈱UH Partners 33.72
07㈱日本カストディ銀行(信託口)2.56
08GOVERNMENT OF NORWAY (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)2.48
09㈱シティビルサービス1.86
10BBH FOR BBHTSIL NEUBERGER BERMAN INVESTMENT FUNDS PLC-NEUBERGER BERMAN JAPAN EQUITY ENGAGEMENT FUND (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.64

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近11
  • 2026-08-18
    Ursa 4株式会社
    新規の大量保有報告
    96.40%
    +6.77pt
  • 2026-08-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.34%
    -6.00pt
  • 2026-08-03
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -18.64pt
  • 2026-07-31
    Ursa 4株式会社
    新規の大量保有報告
    89.63%
  • 2026-07-31
    Ursa 4株式会社
    新規の大量保有報告
    89.63%
  • 2026-07-30
    岡 靖子
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -37.92pt
  • 2026-07-22
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    0.01%
    -1.41pt
  • 2026-07-07
    野村證券株式会社
    新規の大量保有報告
    1.42%
  • 2026-07-01
    ニューバーガー・バーマン株式会社
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -7.24pt
  • 2026-06-19
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    6.77%
    +0.07pt
  • 2026-06-18
    岡 靖子
    新規の大量保有報告
    32.73%
    -0.78pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で−95%、1株純資産は13期で−96%。直近期のROEは13.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年10月4,91654,3889.533.1
2014年10月4,06655,4607.440.0
2015年10月2021,34615.916.3
2016年10月14880719.914.4
2017年10月1881,04919.711.313.1
2018年10月2311,34219.010.010.1
2019年10月12177116.811.012.3
2020年10月14589517.310.212.7
2021年10月1661,10316.18.613.5
2022年10月2051,27717.29.413.0
2023年10月2271,48016.510.115.2
2024年10月3551,79721.67.719.1
2025年10月2441,97613.014.945.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

18名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は18名。2025/10期の役員報酬は総額100百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
森高広取締役社長(代表取締役)5241,200
安藤英二取締役副社長4918,000
清原裕平取締役59
福島裕記取締役71
山岡幸恵常勤監査役6355,000
上願敏來監査役66
舩冨康次監査役65
今井寛執行役員賃貸事業本部長
大仲賢一執行役員経営財務本部長
北川一也執行役員コーポレート本部長兼総務部長
榊英介執行役員企画開発本部長兼中日本事業部長兼不動産開発部長
齋田浩希執行役員HR事業開発本部長兼HR事業部長
残りの役員6名を開く
氏名役職年齢
大西光国執行役員メンテナンス事業本部長
手島康子取締役57
松井勝之取締役71
泉悠佳子常勤監査役40
國井大祐監査役49
竹中良平執行役員経営財務本部長

役員報酬の内訳2025/10

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)657446110
社外取締役625254
監査役214147

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/10期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,509字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(㈱ジェイ・エス・ビー)、連結子会社9社から構成されており、不動産賃貸管理事業及びその他事業を営んでおります。 当社グループは全国的な事業展開を行っており、2025年4月現在の管理戸数は99,300戸、管理棟数は2,711棟となっております。(北海道地区 3,850戸/84棟、東北地区 9,234戸/164棟、首都圏地区 25,891戸/655棟、東海・北信越地区 9,389戸/244棟、京滋地区 17,952戸/689棟、阪神地区 11,031戸/265棟、中国・四国地区 9,540戸/293棟、九州地区 12,413戸/317棟) 2025年10月現在の直営店舗数は85店舗となっております。(北海道地区 3店舗、東北地区 3店舗、首都圏地区 19店舗、東海・北信越地区 13店舗、京滋地区 11店舗、阪神地区 8店舗、中国・四国地区 10店舗、九州地区 18店舗) 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 (1)不動産賃貸管理事業 当社は、主に学生を対象としたマンション(以下「学生マンション」という。)の企画提案、竣工後の建物の賃貸運営及び管理業務を行っております。 具体的には、当社オリジナル仕様の学生マンション等を不動産オーナーに企画提案し、建物が竣工した後は当社が一括借上を行い、オーナーに対する家賃保証を行った上で、学生等の入居者に転貸することを主たる事業としております。また、不動産オーナーと入居者間で賃貸借契約を締結する運営方式の場合には、入居に応じ当社グループにて家賃回収代行を行っております。なお、建物メンテナンスや入居者サポート業務、アセットマネジメント会社からのプロパティマネジメント業務の受託及び大学等からの学生寮の企画・運営業務の受託も行っております。 当社が運営を受託した学生マンション等の入居者募集業務及び仲介業務は、㈱ジェイ・エス・ビー・ネットワークが行っており、その対象は学生や社会人、法人等となります。 建物及び付帯設備メンテナンスや入居者管理業務については、当社が不動産オーナーから受託し、当該業務の多くを㈱ジェイ・エス・ビー・ネットワークに再委託しております。また、物件のリフォーム提案業務も建物メンテナンス業務の一環として行っております。物件改修工事については、建設業免許を有する総合管財㈱が㈱ジェイ・エス・ビー・ネットワークから案件紹介を受け、不動産オーナーより受託しております。 各業務の主な内容は以下のとおりであります。 (学生マンションの企画提案、運営業務の受託) 当社が、不動産オーナーに対して主として学生マンションによる不動産の活用を企画提案し、竣工後のマンション運営業務の受託を行っております。当社グループで実施している不動産オーナーに対する営業手法としては、①建築会社、設計事務所、金融機関、会計事務所等の取引先からの紹介②既存オーナーからの管理受注依頼③独自調査による新規開拓先への営業などがあります。全体の受注比率としては①及び②のケースが70~90%程度と高く、①のケースにおいては工事を実施する建築会社、設計を実施する設計事務所から不動産オーナーの紹介を受け、共同でオーナーに対し事業提案を実施する、あるいは富裕層の情報を持つ金融機関から有効活用を考えている不動産オーナーの情報をヒアリングし当社の事業を提案するという営業手法を活用し、事業を展開しております。 当社の学生マンション運営は、主に入居者募集や管理といった賃貸運営にかかる全ての業務を当社にて行う運営管理委託方式で受託しております。 運営管理委託方式のうち賃料定額型は、当社と不動産オーナーの間で締結した契約に基づき、物件の稼働状況にかかわらず、当社がオーナーに定額の家賃を保証した上で一括して借上げ、当社が転貸人として学生等の入居者に転貸する方式であります。 また、委託型という運営方式では不動産オーナーの収入は入居に応じた入金実績がそのまま収入となります。賃貸借契約は不動産オーナーが直接借主と締結いたします。入居者募集、建物メンテナンス、入居者管理業務及び家賃回収代行業務等を当社グループが受託しております。 (学生マンションの自社開発) 学生のライフスタイルに特化した学生マンションとして、立地・設備設計・デザイン・利便性、また、これまで当社グループが培った運営ノウハウを通じて、入居後の総合的な生活サポートを追求した当社オリジナル仕様の物件開発を行っております。これにより他社との差別化を図り、事業競争力の増強に努めております。 (主に学生向けの不動産仲介業務) ㈱ジェイ・エス・ビー・ネットワークが、当社が不動産オーナーから賃借した物件及び入居者管理業務や募集業務を受託した物件、他業者が管理を行う物件等の仲介業務を行っております。 入居者の資格を原則として学生等に限定していることから、卒業等による入退去の時期が一般の賃貸住宅と比較して把握しやすくなっております。こうした特徴を生かし、早期に次期入居者の募集を開始することで、空室の発生を抑え安定した稼働状況を維持することが可能となっております。また全国での直営店舗展開や、大学及び専門学校との提携、学生等のニーズに応える独自のサービス提供等により募集力を維持・強化しております。その他近年需要が高い留学生向けの仲介業務も行っております。なお、当該事業については宅地建物取引業法に基づき、国土交通大臣免許を取得しております。 (主に社会人、法人向けの不動産仲介業務) ㈱ジェイ・エス・ビー・ネットワークが、学生向けの不動産仲介業務と並行し、社会人や法人向けに賃貸用不動産の仲介業務を行っております。就職により社会人となる卒業生の住まい探しをはじめ、対象を学生に限定せず賃貸用不動産の仲介業務を行っているほか、宅地又は建物についての売買の代理や媒介も行っております。 (主に高齢者向けの不動産仲介業務) ㈱ジェイ・エス・ビー・ネットワークが、高齢者向け賃貸用不動産の仲介業務を行っております。 (建物メンテナンス業務、入居者管理業務) 当社が、不動産を所有するオーナーから建物や付帯する設備のメンテナンス業務(清掃管理業務・設備管理業務・小規模修繕業務等)及び入居者管理業務を受託し、当該業務の多くを㈱ジェイ・エス・ビー・ネットワークに再委託しております。 入居者管理業務では、家賃請求、入退室管理、敷金精算、苦情処理等を行い、建物維持管理では日常の巡回点検をはじめ各種設備の維持管理、特殊設備管理等を行っております。 (家賃債務保証業務) リビングネットワークサービス㈱では、当社が不動産オーナーから賃借した物件及び入居者募集業務を受託した物件等の賃借人を対象に、家賃債務保証業務を行っております。主に学生向け物件の賃借人を対象に家賃債務保証サービスを提供しております。 (2)その他事業 (学生支援サービス) ㈱OVOが企業の採用活動を代行し、学生の採用を目的とした企業説明会の開催の企画、サポート等を受託しております。学生に対しては、企業説明会や就職セミナー情報の提供を行うことで就職活動の支援を行っております。また、インターンシップ(学生が一定期間企業等の中で研修生として働き、自分の将来に関連のある就業体験を行える制度)の支援も行っております。 (日本語学校事業) 当社では、海外からの留学生向けの日本語学校の運営を行っております。生活サポートとして当社管理マンションを学生寮として活用しております。 (不動産販売事業) 当社では、販売用不動産として取得した土地、マンションや商業ビル等の不動産について、売主として第三者へ売却しております。なお、販売用不動産については原則として、転売までの当社所有期間中、当社グループにて入居者募集を行い学生、社会人及び法人等に賃貸しております。 現在は、市況が活性化しているものの、中期的な動向が不透明なこと等を勘案して新規不動産の取得は差し控えており、今後の地価や不動産投資市場の動向を慎重に見極めつつ取り組みたいと考えております。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。 (注)上記事業系統図に記載されているほか、連結子会社として、㈱東京学生ライフ、㈱スタイルガーデン、㈱Mewcket及び㈱学生ハウジングを有しております。
経営方針・対処すべき課題4,830字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営の基本方針 当社グループは、「安心・安全・快適・環境・健康・福祉」に配慮した豊かな生活空間の創造を目指し、健全な若者の育成と魅力溢れる社会の実現に、おもてなしの心と笑顔で貢献することを経営理念としております。 また、この経営理念に立ち返り、未来を開拓する「健全な若者の育成」を通じて、魅力溢れる社会を創造するグローバル・トップブランド『UniLife』という存在目的(Purpose:パーパス)を定義し、「豊かな生活空間」のディスラプション(創造的破壊(Disruption))として「学び・成長・つながり」を生むリアル空間へ再創造することを掲げ、これを2030年における当社グループのありたい姿、長期ビジョン『Grow Together 2030』としました。そして、この長期ビジョンの実現に向けた最初の3か年を第一フェーズと位置付け中期経営計画『GT01』を策定し、これにあわせ、新しい領域に挑戦する「探索」と、既存の事業の一層成長を図る「深化」という活動が、高い次元でバランスよく調和していることを目指す『両利きの経営』と、規模の大きさで競合相手を圧倒する消耗戦から、社員一人一人が知識を機動的に生み出す力を発揮するかたちへと転換し、組織の学習スピードを高めることを目指す『社員全員の経営』の2つを経営の基本方針とし、『GT01』を実践してまいりました。 2024年10月期より、長期ビジョンの第2フェーズと位置付ける中期経営計画『GT02』が始まりました。引き続き『両利きの経営』と『社員全員の経営』を基本方針とした、「人間性とテクノロジーの融合による、ジェイ・エス・ビーだけの価値創出」に焦点を当て、持続的成長の源泉は「人」であるとの考えのもと、多様性の尊重と相互結合の促進によるイノベーションとデジタルテクノロジーを組み合わせ、すべてのステークホルダーに対する新たな価値の提供に加え、一人ひとりが挑戦する「創造する組織」化の実現を図ってまいります。 (2)経営環境 文部科学省「令和7年度学校基本調査(速報値)」によりますと、大学(大学院を含む)の学生数は297.3万人と前年より2.3万人増加しており、当社グループを取り巻く市場環境につきましては引き続き追い風となる状況となっております。 経済環境においては、雇用・所得環境の改善により個人消費が増加し、設備投資においても持ち直しの動きが見られる等、国内経済は緩やかな回復傾向にあります。一方で急速な物価上昇に対する金融引き締めの影響、為替相場の急変動、中東情勢の緊迫化などから、景気の先行きについては不透明感が見られます。そのため、今後の景況判断につきましても、引き続き慎重に見極める必要があると考えております。このような状況のもと、学生マンション需要に対する当社グループ管理戸数の市場シェアは現在5%程度であると考えており、今後、18歳人口の減少とともに学生マンション需要が減少していくなかにおいても、残された市場はまだまだ大きいものと、認識しております。また、学生マンション事業への特化や、これまで蓄積してきた学生マンションの運営ノウハウ、学生のニーズの早期把握、大学及び大学生協との連携等を通じて、市場における一定の優位性は確保しているものと考えております。 今後もこの優位性を維持しつつ、市場シェアの拡大を図り、長期的な成長を目指してまいります。 (3)中長期的な経営戦略 長期ビジョン『Grow Together 2030』では、見えない資産(無形資産)が持続的な企業価値向上の源泉であるということを重視し、①「アビリティ(総合的人間力)」の芽を育て、社会課題の解決に貢献する、② 人間性とテクノロジーの融合による当社グループだけの価値の創出、③ 当社グループブランドである「UniLife」のグローバル・トップブランドへの進化を成長シナリオとし、グループ全体においてこの存在目的(パーパス)を通して価値観を共有し、人材の育成・成長を通じた価値創造を目指します。また、その価値創造は若者が成長することによって実現するものと定義しております。 長期ビジョン実現への取り組みの要旨は以下のとおりです。 ■人的資本への投資 ・創造する組織へ進化するための人材育成 ・社員ロイヤリティ(絆)の向上と組織エンゲージメント(求心力)強化 ・経営層及び後継者育成計画策定実施 ■知的資本への投資 ・DX戦略を推進するための組織編成 ・DX関連ベンチャーへの投資 ・CVC(Corporate Venture Capital)組成・運営 ■ブランド・顧客基盤の構築 ・最高のエンゲージメントを持つチームが、顧客成功体験(CX:Customer Experience)を支援 ・顧客ロイヤリティ(絆)を確立 ・顧客が他者へ推奨する状態(ロイヤルカスタマー)の確立 ■企業内外の組織づくり ・「両利きの経営」と「社員全員の経営」を可能とする組織戦略 ・UniLifeが、情報ネットワークのハブとして社内外でつながり、互恵互助のもと、ロイヤリティ(絆)を獲得し、お互いの知が結合することによりイノベーションを起こし続ける。 ■成長時間を短縮する方策 ・オープンイノベーション、アライアンス、ジョイントベンチャーの活用 ・M&Aによる既存事業の拡大とシナジーの見込める新規事業投資 中期経営計画『GT02』(2024年10月期~2026年10月期)では、業務改革を最重要項目として設定し、ビジネスプロセスリエンジニアリング(BPR)、DX、そしてビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)を3本柱として、人的資本・知的資本・気候変動・事業ポートフォリオを重要項目に設定し、それらに取り組むことで、長期的かつ持続的な企業価値の向上を図ってまいります。 (4)目標とする経営指標等 中期経営計画『GT02』(2024年10月期~2026年10月期)で掲げる主な経営指標等は以下のとおりです。 経営成績 売上高   営業利益   経常利益   親会社株主に帰属する当期純利益 788億円   87億円   85億円   56億円 資本効率及び財務安全性 ROE   ROIC   自己資本比率   流動比率 15%以上   8%以上   40%以上   120%以上 入居関連指標 管理戸数   契約決定件数 104,000戸   34,000件 成長投資 自社物件開発   新規事業/DX   サステナビリティ/更新 270億円   20億円   10億円 なお、将来に関する前提・見通し・計画については、公表した時点における仮定等に基づくものであり、実際の経営成績は今後さまざまな要因によって異なる可能性があります。従いまして、その実現を保証あるいは約束するものではありません。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループを取り巻く経営環境は、今後、国際情勢、サステナビリティ、知財・技術など、社会システムの大きな変化が引き続き加速度的に生じていくと考えております。 こうした変化に対応し、当社グループが更なる成長を実現するため、変わらぬ軸として持ち続ける経営理念「豊かな生活空間の創造」に立ち返り、存在目的(Purpose:パーパス)を定義し、「豊かな生活空間」のディスラプション(創造的破壊(Disruption))のもと、2030年における当社グループのありたい姿、長期ビジョン『Grow Together 2030』を策定しました。この長期ビジョンの実現に向けた最初の3か年(2021年10月期~2023年10月期)を第一フェーズとした中期経営計画『GT01』を遂行し、2024年10月期~2026年10月期は長期ビジョンの第二フェーズ『GT02』をスタートさせました。これら中長期的な戦略を実行する上で、当社グループの優先的に対処すべき課題は以下のとおりです。 「両利きの経営」「生産性向上」を実現するための業務改革 『GT02』における戦略実行の組織基盤として、BPR(ビジネスプロセスリエンジニアリング)、DX(デジタルトランスフォーメーション)及びBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)を3本柱とする業務改革を進めながら、① 人的資本・② 知的資本・③ 気候変動・④ 事業ポートフォリオの重要項目に取り組むことで、ステークホルダーと共創・エコシステムを確立し、長期的且つ持続的な企業価値向上に努めてまいります。 ① 人的資本-人的資本への投資、人材戦略 人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、両利きの経営を実践し、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方を追求してまいります。 「従業員は資産である」とのコンセプトのもと、生活と仕事の調和、新しいワークスタイルへの対応、ダイバーシティ、教育及び社員エンゲージメント向上を基本方針として、人事や教育研修等の制度を再設計するとともに、人への投資を加速し、人的資本経営を推進いたします。 ② 知的資本-経営資源・無形資産等の確保強化 データに基づいた客観的な分析を行う、「データドリブン文化」を推進し、「人的資本/M&A連動」を推し進め、DXリーダーの配置、DXベンチャーへの投資等を通じ、DXの目的である、顧客体験向上とコスト削減の両立による競争優位性の構築・企業価値向上を図ってまいります。 ③ 気候変動をはじめとしたESGの取組 当社グループは気候変動に関するリスクと機会の分析及び公表を行っております。 地球温暖化による気候変動に対しては、TCFD提言に基づく定量的な情報開示をはじめ、社会環境・地球環境の保全に対する積極的な活動を行ってまいります。併せてZEH※をはじめとする環境対応物件の展開、物件に対するリノベーションや再エネ活用を推進し、事業を通じた社会課題解決につながるソリューション開発に努め、高い付加価値の創造及び提供、ステークホルダーの満足度向上を実現させることで、社会的責任として高潔性が高い気候変動対応を確立してまいります。 また、気候変動対応について学生と共に考え活動することで、価値共創を実現するエコシステムを構築してまいります。 ※ZEH:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略語。エネルギー収支をゼロ以下にする住宅を意味します。 ④ 事業ポートフォリオ 『GT02』においては、総額約300億円の投資を行う方針としております。 資本コストをベースとした意思決定を重視し、オーガニックグロースだけでなくM&Aグロースを両立させ、成長スピードを加速してまいります。学生マンション事業の成長性はまだまだ高く、成長スピードに乗って更なる拡大を目指します。また、新たな成長エンジンとなる事業を育てていくため、新規事業領域への投資も進めてまいります。 これらを通じて新たな価値提供を実現し、学生マンション分野で唯一無二の存在であり続けることを目指してまいります。 コーポレート・ガバナンスの強化 当社グループでは、不適切な経費の使用等に係る、2025年1月14日付にて公表しました再発防止策を着実に実行すべく、それぞれの施策の推進を図ってまいりました。当連結会計年度中に、公表しました各施策は概ね実行に至っており、今後もその継続的な運用等を通じ、コーポレート・ガバナンス及び内部統制の強化の実行に取り組んでまいります。
事業等のリスク6,773字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスク、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、顕在化した場合の影響の内容、当該リスクへの対応策は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、別段の記載があるものを除き、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)学生マンション事業への依存について 当社グループは、全セグメントの売上高の大半を不動産賃貸管理事業が占めており、その中心である学生マンション事業への依存度が高くなっております。今後も学生マンション事業の拡充による安定的な収益確保に努める所存でありますが、事業環境の変化、異業種やハウスメーカー等の参入による競争の激化等により同事業に何らかの問題が生じた場合、当社グループの経営成績等に重大な影響を与える可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性は常にあり、その影響を完全に回避することは困難ではありますが、当該リスクへの対応については、学生支援サービス事業等、中核事業の育成に努めるとともに、これまで蓄積してきた学生マンションの運営ノウハウや入居者である学生のニーズの早期把握による付加価値の高い物件供給、大学及び大学生協との一層の連携強化に努め、一定の市場優位性を確保しつつ事業活動を遂行してまいります。 (2)不動産市況の変化について 当社グループの事業は、学生を主たる顧客層としているため景気動向や金利動向による影響は少ないものの、日本経済が今後急速に悪化した場合、不動産市場も影響を受け、不動産にかかわる投資収益が悪化し、不動産オーナーの賃貸事業運営の意欲が衰退する可能性があります。 これらの事態が発生した場合、不動産市況の変化による家賃収入の減少、仲介手数料及び管理費収入の減少、また、当社グループが保有する不動産価値の下落により減損処理が必要になる等、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性は、翌連結会計年度においても相応にあるものと認識しております。当該リスクへの対応については、今後の国内経済の動向を注視するとともに、不動産市況や稼働率等不動産関連指標の動向を適宜把握し、当該リスクの適時軽減に取り組んでまいります。 (3)少子化リスクについて 学生マンション関連業務は人口動態の影響を大きく受ける可能性があり、今後少子化による18歳人口の減少を受けて学生数が減少する可能性があります。ただし、現状では進学率が高水準で推移していることから、学生数はほぼ横ばいとなっております。また、現時点では、都市部に人気校が多いことから地方からの学生の移動があり、下宿生数そのものの減少は緩やかなものとなっております。しかし、今後予測を大幅に上回る出生数の減少を受けて、学生数の減少により大学進学等の就学状況の変化が起こった場合、マーケットの縮小が起こる地域が出てくる可能性があり、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性は常にあり、その影響を完全に回避することは困難ではありますが、当該リスクへの対応については、学生に係る進学率等統計情報の収集や、大学をはじめとした教育機関の動向を常に注視し、経営成績等への影響の低減に努めてまいります。 (4)大学の統廃合、キャンパス移転について 大学及び短期大学の進学希望者数と合格者総数が等しい、いわゆる大学全入時代の到来を踏まえ、大学の統廃合、キャンパスの移転等も行われております。当社グループでは新規に企画する物件及び仲介管理業務を受託している物件の主な対象となる大学、短期大学及び専門学校等の学生数、下宿生の傾向を勘案しつつ業務を行っておりますが、大学の統廃合又は学校の方針により全面及び一部キャンパスの移転等が発生した場合、周辺物件の需要と供給のバランスが崩れる等の事態が発生した場合には当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性は翌連結会計年度においても相応にあるものと認識しております。当該リスクへの対応については、大学をはじめとした教育機関の動向を常に注視するとともに、物件そのものの市場価値を高め、社会人向けへの一部転用や卒業生を含めた仲介業務を行うことで当社グループの事業へのリスク軽減を図ってまいります。 (5)業務提携について 当社グループは、全国各地の大学生活協同組合と、学生専用賃貸物件の開発、建設及び入居斡旋・管理に関する業務提携を行っております。現時点において提携先との関係は良好でありますが、今後、何らかの事情により契約変更又は提携解消が発生した場合、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性は現時点では高くないと認識しておりますが、当該リスクへの対応については、引き続き、全国各地の大学生活協同組合との緊密な連携に努めてまいります。 (6)法的規制等について 当社グループの主要な事業活動の継続には、宅地建物取引業・警備業・特定建設業に関する免許・登録や指定が前提となります。また、当社グループの事業は上記以外にも都市計画法、建設業法、建築基準法等、さまざまな法的規制を受けております。 今後、これらの規制の改廃や新たな法的規制等が設けられる場合や、それぞれの規定に基づいて監督官庁から行政処分を受けた場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループでは、当社の主要事業の継続に必要となる、宅地建物取引業法に基づく宅地建物取引業者免許(国土交通大臣(8)第5032号、国土交通大臣(6)第5716号 他)を取得しておりますが、本書提出日までの間において、これらの免許及び登録の取消事由及び更新拒否事由は存在しておりません。しかしながら、将来においてこれら免許及び受録の取消等があった場合には、主要な事業活動に支障をきたすとともに経営成績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 なお、本書提出日現在における当社グループの主要事業に係る許認可取得状況は以下のとおりであります。 免許・登録等の別   会社   番号   有効期間 宅地建物取引業法免許   ㈱ジェイ・エス・ビー   国土交通大臣 (8)第5032号   2023年10月30日から 2028年10月29日まで ㈱ジェイ・エス・ビー・ネットワーク   国土交通大臣 (6)第5716号   2023年1月6日から 2028年1月5日まで ㈱東京学生ライフ   東京都知事 (3)第94618号   2022年9月15日から 2027年9月14日まで ㈱学生ハウジング   京都府知事 (10)第6978号   2022年2月28日から 2027年2月27日まで 賃貸住宅管理業   ㈱ジェイ・エス・ビー   国土交通大臣 (02)第003965号   2022年2月26日から 2027年2月25日まで ㈱ジェイ・エス・ビー・ネットワーク   国土交通大臣 (01)第003868号   2022年2月22日から 2027年2月21日まで ㈱東京学生ライフ   国土交通大臣 (02)第003869号   2022年2月22日から 2027年2月21日まで ㈱学生ハウジング   国土交通大臣 (02)第000024号   2021年7月29日から 2026年7月28日まで 警備業   ㈱ジェイ・エス・ビー   第61000457号   2021年2月1日から 2026年1月31日まで (更新手続き中) 特定建設業   総合管財㈱   京都府知事許可 (特-6)第39660号   2024年7月8日から 2029年7月7日まで 各種業法について理解と見識の低さから違法行為を行う可能性があると認識しており、当該リスクへの対応として、役職員が常に法令遵守を意識して業務に取り組むようコンプライアンスに関する研修を定期的に行っております。 (7)一括借上方式(運営委託方式のうち賃料定額型)による事業展開について 当社グループは、主に不動産賃貸物件を当社が一括して借上げ、不動産オーナーに対しては家賃保証を行い、入居者に転貸する方式により、業務を行っております。当方式は、不動産オーナーに対して契約期間中は部屋の稼働の有無や当社が入居者から受け取る賃料に関係なく、毎月定額の賃借料を支払う内容となっております。そのため、当社が想定する稼働率及び家賃相場を大幅に下回り、入居者からの賃料収入が不動産オーナーへ支払う保証賃料を下回る場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当該リスクが顕在化する可能性は、翌連結会計年度においても相応にあるものと認識しております。当該リスクへの対応については、空室の発生や賃料相場の下落による経営成績への影響を低減するために、不動産オーナーとの運営管理委託契約において経済情勢が変動した場合の賃料改定条項を設けるほか、入居者との賃貸借契約では契約解除に関して主に2ヶ月前までの予告を義務付け、転借人の募集期間を確保するなどの対策を講じております。 (8)事業年度内における経営成績変動及び制度変容等について 不動産仲介業務においては、業界全般において1月から3月に契約が集中し、この時期の収益が大きくなる傾向にあります。当社グループでも、学生の住まい探しの時期が1月から3月に集中することから、同一事業年度内において経営成績が変動いたします。また、当社は契約金として入居者から家賃の1~3ヶ月分に相当する額を入居時に一括して受け取る礼金制度(当社グループにおいて一部地域では礼金を入館金と呼称しております。)を採用しており、当社が一括借上を行っている物件では、当社が貸主として入居者から礼金を受領しております。この礼金収入は契約開始が集中する4月に大部分が売上高に計上されるため、当社グループの第1四半期(11月~1月)、第3四半期(5月~7月)及び第4四半期(8月~10月)よりも、4月が属する第2四半期(2月~4月)の比重が高くなっております。 当社グループが採用している礼金制度は、業界及び地域慣習の動向の影響を受ける可能性があり、制度自体の変容や廃止等が起こる可能性があります。また、敷金制度(賃借人の賃料滞納などの債務の担保を目的として、家賃の1~3ヶ月分に相当する額の預託を受ける制度)も同様であります。これらが起こった場合、当該礼金収入の減少や敷金預託の減少が発生し、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当連結会計年度における四半期ごとの経営成績概要は以下のとおりであります。 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   通期 売上高(千円)   15,259,121   27,043,686   16,894,158   16,848,606   76,045,573 構成比(%)   20.1   35.6   22.2   22.1   100.0 営業利益又は 営業損失(△)(千円)   △564,104   8,493,961   732,365   △1,003,345   7,658,877 構成比(%)   △7.4   110.9   9.6   △13.1   100.0 当該リスクが顕在化する可能性は、翌連結会計年度においても相応にあるものと認識しております。当該リスクへの対応については、制度改正及び公正な会計慣行に関する情報を的確に把握するように努めております。 (9)個人情報管理について 当社グループは、事業を行うにあたり不動産オーナー及び入居者の個人情報を多数扱っており、個人情報取扱業者に該当しております。個人情報の取扱いに際しては、厳重な取扱いに留意しておりますが、不測の事態により、万が一個人情報が外部へ漏洩するような事態となった場合は、当社グループの信用失墜による契約件数の減少、売上の減少又は損害賠償による損失発生等の可能性も考えられ、その場合には、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (10)ストック・オプションと株式の希薄化について 当社グループでは、当社及び当社子会社の取締役及び従業員に対し、当社グループの経営成績向上に対する貢献意欲や士気を一層高めるとともに、株主との価値共有を推進することにより、企業価値向上に資することを目的とするため、新株予約権を付与しております。本書提出日の前月末現在、新株予約権による潜在株式数は81,200株であり、これは発行済株式総数の0.3%に相当しております。今後、これらの新株予約権が行使された場合、当社の1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があります。 今後においても、ストック・オプション制度を活用していくことを検討することがあります。その場合には、当社の1株当たりの株式価値に希薄化が生じますが、役員及び従業員が、経営成績向上意欲や士気を高め、株価変動に関する利害を株主の皆様と共有し、結果として、企業価値向上へ貢献するものと考えております。 (11)重要な訴訟等におけるリスクについて 当社グループは、国内外の活動に関して、訴訟、紛争、その他の法的手続きの対象となる恐れがあります。不動産事業及び建設業においては、当社グループの企画するマンション建設に伴う近隣住民との紛争及び契約内容に関する賃借人又は施主との訴訟等が考えられます。重要な訴訟等が提起された場合、訴訟等の内容及び結果によっては当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 予期せぬ訴訟等については発生の可能性はあると認識しておりますが、現時点で予測できる内容は無く、どの程度の可能性があるかは想定できません。 (12)金利変動リスクについて 当社グループは、物件開発資金を主とした必要資金の多くを金融機関からの借入により調達しておりますが、長期借入金の比率を高めるなど将来の金利上昇による経営成績の悪化並びに流動性に対する対応策を講じております。ただし、急速かつ大幅な金利変動があれば、支払利息の増加等により当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。また、金利が大幅に上昇した場合には、物件建設資金を借り入れた場合の金利負担の上昇等、資金調達コストの増加が起こり、不動産オーナーの賃貸事業運営に影響を与える可能性があります。 当該リスクは市場動向によるため顕在化する可能性は常にあるものと認識しております。当該リスクへの対応については、金融機関からの資金調達では金利変動による影響を軽減するため、金融情勢を踏まえながら一定程度金利を固定化することで金利上昇局面での経営成績等に与える影響を最小限に抑える取り組みを行っております。 (13)自然災害リスクについて 地震、台風、洪水、津波等の自然災害リスクや気候変動に伴う異常気象に対して、全ての被害や影響を回避することは困難であり、また、大規模災害の発生に伴い、被災地域における営業活動の停止、被害を受けた設備等の修復、ライフラインの供給停止が生じた場合は、当社グループの事業及び経営成績等に影響を与える可能性があります。 当該リスクが顕在化する時期や影響を予測することは困難ではありますが、発生時の損害を最小限に抑えるため、安否確認体制の構築、自然災害対応マニュアルの作成、事業継続計画等の整備に努めております。 (14)新型コロナウイルス等の感染症の影響について 新型コロナウイルス等の感染症の影響により、大学等の休校やリモート授業が長期化した場合には、一時的な退去者が増加する可能性があります。また、新入生の入学時期の変更があった場合にはその変更期は入居率が低下する可能性があり、当社グループの経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 感染症による当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性は、完全には払拭されていないと考えられるため、当該リスクの顕在化に備え、状況に応じた柔軟な対応に努めるなど、リスク管理を慎重に行い、引き続き当社グループの経営成績への影響を最小限に抑えるよう努めてまいります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 経営成績等の状況の概要 (1)経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善により個人消費が増加し、設備投資においても持ち直しの動きが見られる等、国内経済は緩やかな回復傾向にあります。一方で、物価上昇や世界的な金融資本市場の変動、地政学リスクなど、国内外における経済的な見通しは不透明な状況が続いています。 当社グループの主たる顧客層である学生の動向におきましては、大学(大学院を含む)の学生数は297.3万人と前年より2.3万人増加(文部科学省「令和7年度学校基本調査(速報値)」)しており、前年に引き続き過去最多となるなど、当社グループにとって、良好な市場環境が継続する状況となっています。 このような経営環境の中、当社グループは長期ビジョン『Grow Together 2030』のフェーズ2と位置付ける現行の中期経営計画『GT02』(2024年10月期~2026年10月期)も後半を迎え、引き続き両利きの経営と組織改革を掲げた事業の足固めを着実に進めてまいります。 当社の主力事業である学生マンション事業においては、物件管理戸数は概ね計画を達成し(前期比4,322戸増 99,300戸 ※2025年4月末時点)、入居率も前年に引き続き高水準(99.9%※2025年4月末時点)を確保しており、当連結会計年度における経営成績は順調に進捗いたしました。 中期経営計画で示しておりますキャピタルアロケーション戦略の一環として、2025年9月1日付にて、自社所有の食事付き学生マンション「Uni E'meal 三重大学前」を、2025年10月1日付にて、自社所有の学生マンション「Uni E'terna 福井乾徳」を国内の不動産投資法人等に譲渡しております。これは、当社が開発した物件を所有・運営した後、当社運営でのサブリース契約を付した形で売却し、得た資金を新たな物件開発に充当する循環サイクルを確立することで、競争力の高い管理物件の増加と資本効率の向上を目的に実施しております。また、2025年11月4日付でも、自社所有の学生マンション「ユニエトワール南草津」を同様に譲渡しており、2026年10月期においても、引き続き同戦略の推進を継続してまいります。 あわせて、当社は、2025年1月14日付「再発防止策の策定に関するお知らせ」にて公表しました、特別調査委員会の調査報告書の提言に沿って策定した再発防止策を着実に実行すべく、推進プロジェクトを社内で立ち上げ、プロジェクト内に設けたテーマ別の各グループが連携しつつ、それぞれの施策の推進を図ってまいりました。当連結会計年度中に、公表しました各施策は概ね実行に至っており、今後もその継続的な運用等を通じ、コーポレート・ガバナンス及び内部統制の強化を実行することにより、株主をはじめとする全てのステークホルダーの皆様からの信頼回復に努めてまいります。 当連結会計年度においては、物件管理戸数の増加に伴い、学生マンションの家賃収入をはじめとする各種不動産賃貸関連サービスに係る売上高は順調に推移しました。一方、費用面では、借上物件の管理戸数増加による保証家賃の増加、自社所有物件に係る租税公課及び減価償却費の発生、人件費及び食材費等、当社グループの業容拡大及び社会情勢の影響に伴う各種費用が増加しました。なお、親会社株主に帰属する当期純利益においては、前期に計上されていた、「高齢者住宅事業」を担っていた株式会社グランユニライフケアサービスの全株式譲渡(2023年11月1日付)に伴う一過性の特別利益2,980百万円の反動減が生じております。 当連結会計年度におきまして、次のとおり経常的ではない一時的な費用が複合的に発生しました。 大阪国税局による税務調査において、主に当社グループ間取引における消費税の課税区分判断に対して指摘を受けております。 現時点においては大阪国税局から正式な通知を受けておりませんが、見解の相違はあるものの改善すべき点もあることから、当該指摘を受け入れ、過年度にかかる追徴金額及び附帯税相当額として現時点で合理的に見積ることが可能であると判断できる金額を当連結会計年度の販売費及び一般管理費に計上するとともに、これに伴う過年度の所得金額の変動による還付見込み額を法人税等へ計上しました。 また、その他の費用面におきまして、2025年2月に従業員の士気向上を目的とした一時金の支給による人件費の追加計上に加え、前年に発覚した経費不正支出事案にかかる特別調査費用について、当連結会計年度における発生分を営業外費用に計上しました。 以上の結果、当連結会計年度の連結売上高は76,045百万円(前期比9.4%増)、経常利益は7,347百万円(同6.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は5,151百万円(同30.9%減)となりました。 なお、当社グループの不動産賃貸管理事業では、賃貸入居需要の繁忙期である第2四半期連結会計期間に新規契約数が増加することから、経営成績は季節的に変動し、売上高は上期、特に第2四半期連結会計期間の割合が大きく、営業利益につきましても第2四半期連結会計期間に偏在する傾向があります。 また、当社グループの報告セグメントは「不動産賃貸管理事業」の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 (2)キャッシュ・フロー 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は、前連結会計年度末に比べて25百万円増加し、17,275百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動の結果、資金の増加は6,805百万円(前年同期8,173百万円 資金の増加)となりました。これは、主に税金等調整前当期純利益7,511百万円、非資金項目である減価償却費1,923百万円及び法人税等の支払額4,331百万円によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動の結果、使用した資金は9,324百万円(前年同期5,252百万円 資金の使用)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出10,479百万円、有形固定資産の売却による収入1,492百万円によるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動の結果、資金の増加は2,531百万円(前年同期2,680百万円 資金の増加)となりました。これは、主に長期借入れによる収入6,124百万円、長期借入金の返済による支出2,078百万円及び配当金の支払額1,525百万円によるものです。 (3)生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 該当事項はありません。 ② 受注実績 該当事項はありません。 ③ 販売実績 当連結会計年度の販売実績を示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年11月1日 至 2025年10月31日)   前期比(%) 不動産賃貸管理事業(千円)   75,475,509   110.2 その他(千円)   570,063   54.4 合計(千円)   76,045,573   109.4 (注)セグメント間の取引については、相殺消去しております。 (4)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は、原則として連結財務諸表に基づき分析した内容であります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであり、実際の経営成績等は異なることがあります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 経営成績の分析 当連結会計年度の経営成績の分析につきましては前述の「(1)経営成績の状況」をご参照ください。 2030年長期ビジョン『Grow Together 2030』のフェーズ2と位置付ける現行の中期経営計画『GT02』(2024年10月期~2026年10月期)に掲げる経営数値目標と実績との比較分析は以下のとおりとなっております。 中期経営計画『GT02』二年目となる当連結会計年度におきましては、売上高は目標を達成するも、各利益区分は一時的費用の影響で未達となりましたが、成長に向けた事業展開は順調に進捗しているものと認識しております。 また、不動産賃貸管理事業における重要な指標である物件管理戸数と年間契約決定件数につきましても、計画達成に向け順調に増加しております。設備投資計画につきましても、現時点においては概ね計画通りに進捗しているものと考えております。 ■ 『GT02』2026年10月期 経営数値目標 売上高   788億円 営業利益   87億円 経常利益   85億円 親会社株主に帰属する当期純利益   56億円 資本効率   ROE   15%以上 ROIC   8%以上 財務安全性   自己資本比率   40%以上 流動比率   120%以上 入居関連指標   管理戸数   104,000戸 契約決定件数   34,000件 成長投資   自社物件開発   270億円 新規事業/DX   20億円 サステナビリティ/更新   10億円 ■ 実績及び達成率 GT02   2024年10月期   達成率 (%)   2025年10月期   達成率 (%)   2026年10月期   達成率 (%) 売上高   (千円)   78,813,807   69,529,664 (68,652,313)   101.3   76,045,573 (73,398,792)   103.6   - (78,813,807)   - 営業利益   (千円)   8,727,525   8,106,702 (7,549,266)   107.4   7,658,877 (8,097,931)   94.6   - (8,727,525)   - 経常利益   (千円)   8,518,138   7,886,094 (7,380,765)   106.8   7,347,754 (7,924,391)   92.7   - (8,518,138)   - 親会社株主に帰属する当期純利益    (千円)   5,684,530   7,452,754 (7,058,721)   105.6   5,151,212 (5,280,203)   97.6   - (5,684,530)   - (注)1.( )内は単年度計画 2.達成率は各連結会計年度の単年度計画に対する比率を表示 ■ 資本効率 GT02   2024年10月期 (実績)   2025年10月期 (実績)   2026年10月期 (実績) ROE   (%)   15%以上   21.6   13.0   - ROIC   (%)   8%以上   9.4   7.7   - ■ 財務安全性 GT02   2024年10月期 (実績)   2025年10月期 (実績)   2026年10月期 (実績) 自己資本比率  (%)   40%以上   47.4   46.8   - 流動比率   (%)   120%以上   143.5   129.9   - ■ 入居関連指標 GT02   2024年10月期 (実績)   進捗率 (%)   2025年10月期 (実績)   進捗率 (%)   2026年10月期 (実績)   進捗率 (%) 管理戸数   (戸)   104,000   94,978   91.3   99,300   95.5   -   - 契約決定件数  (件)   34,000   33,183   97.6   33,688   99.1   -   - (注)1.管理戸数は4月末現在の不動産賃貸管理事業に係る数値 2.契約決定件数は11月~10月決定数値 ■ 成長投資 GT02   2024年10月期 (実績累計)   進捗率 (%)   2025年10月期 (実績累計)   進捗率 (%)   2026年10月期 (実績累計)   進捗率 (%) 自社物件開発(千円)   27,000,000   9,101,291   33.7   20,012,556   74.1   -   - 新規事業/DX (千円)   2,000,000   235,396   11.8   561,748   28.1   -   - サステナビリティ/更新(千円)   1,000,000   195,716   19.6   399,734   40.0   -   - (注)1.自社物件開発の実績累計は連結貸借対照表計上額を集計 2.システム投資の実績累計は連結貸借対照表計上額に同投資に係る維持管理費用を加算 b. 財政状態の分析 当連結会計年度末の資産合計は88,947百万円となり、前連結会計年度末の79,973百万円から8,973百万円の増加(前期比11.2%増)となりました。 (流動資産) 流動資産につきましては、19,913百万円となり、前連結会計年度末の19,773百万円から140百万円の増加(前期比0.7%増)となりました。これは、主として営業未収入金及び契約資産が43百万円、現金及び預金が25百万円それぞれ増加したことによるものであります。 (固定資産) 固定資産につきましては、69,034百万円となり、前連結会計年度末の60,200百万円から8,833百万円の増加(前期比14.7%増)となりました。これは、主として有形固定資産が8,314百万円増加したことによるものであります。 (流動負債) 流動負債につきましては、15,333百万円となり、前連結会計年度末の13,780百万円から1,553百万円の増加(前期比11.3%増)となりました。これは、主として前受金、営業預り金及び契約負債が790百万円、1年内返済予定の長期借入金が424百万円それぞれ増加したことによるものであります。 (固定負債) 固定負債につきましては、31,984百万円となり、前連結会計年度末の28,296百万円から3,688百万円の増加(前期比13.0%増)となりました。これは、主として長期借入金が3,620百万円増加したことによるものであります。 (純資産) 純資産につきましては、41,629百万円となり、前連結会計年度末の37,897百万円から3,732百万円の増加(前期比9.8%増)となりました。これは、主として親会社株主に帰属する当期純利益の計上と配当金の支払いにより利益剰余金が3,625百万円増加したことによるものであります。 c. キャッシュ・フローの状況の分析 前述の(2)キャッシュ・フローをご参照ください。 ② 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。また、これらの連結財務諸表の作成にあたって、一部見積り数値を利用しておりますが、これらの見積り数値の妥当性については、継続的に評価を行っております。しかしながら、見積り特有の不確実性のため、実際の結果と異なる場合があります。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 (減損会計における回収可能価額) 減損損失は、減損の兆候が見られる資産グループについて減損損失の認識を判定し、当該資産グループから得られる将来キャッシュ・フローが帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、減損損失を計上することとしています。 減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたっては決算時点で入手可能な情報に基づき合理的に判断していますが、経営環境の変化や地価の変動等、前提とした条件や仮定に変更が生じ回収可能価額が減少した場合、減損処理が必要となる可能性があります。 なお、固定資産の減損につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 (5)資本の財源及び資金の流動性 健全な財政状態を維持しつつ、事業活動に必要な資金を安定的に確保すべく、営業活動によるキャッシュ・フローの創出に努めるとともに、当社グループの成長戦略推進に不可欠となる新規物件開発等に係る設備投資などの長期的な資金需要については、自己資金及び金融機関からの借入金でまかなうことを基本方針としております。当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債残高は30,082百万円となっており、また、現金及び現金同等物の残高は17,275百万円となっております。 なお、設備投資の概要及び重要な設備の新設の計画については、「第3 設備の状況」をご参照ください。

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開示資料

出典

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