本文へスキップ
超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

アップガレージグループ

UP GARAGE GROUP Co., Ltd.7134 · Standard · 小売業

中古カー&バイク用品の買取・販売を軸に、直営店・FC・ECを展開。独自のECモール「upgarage.com」で加盟企業に販路を提供する。

概要

アップガレージグループは、中古カー・バイク用品の買取・販売を主力とする小売業者である。直営店とフランチャイズ(FC)店を全国に展開し、自社開発のECサイト「upgarage.com」を通じた販売も手掛ける。2026年3月期の連結売上高は154億円、従業員数は238名。

中古カー用品リユースを軸とした事業構造

同社グループの事業は「カー&バイク用品リユース業態」と「流通卸売業態」の二つに大別される。リユース業態では直営店・FC店舗で中古部品の買取・販売を行い、ECサイトも運営。流通卸売業態では独自の受発注プラットフォーム「ネクスリンク」を介してタイヤやホイールの卸売を展開する。2026年3月期のリユース業態収入は93.18億円(前期比12.8%増)、流通卸売業態収入は60.48億円(同6.6%増)。

直営・FC合わせ281店舗、多ブランド展開

2026年3月末時点で、グループ全体の店舗数(ブランド別延べ数)は281店舗に達する。中核ブランド「アップガレージ」が159店舗、バイク用品専門の「アップガレージ ライダース」が94店舗、タイヤ・ホイール専門の「アップガレージ ホイールズ」が11店舗。このほか、中古工具専門の「アップガレージ ツールズ」、中古自転車の「アップガレージ サイクルズ」、カスタムカー販売の「アップガレージ カーズ」など合計7ブランドを擁する。

EC販売の構成比23.3%、モール型サイトを自社開発

2013年に開始したモール型ECサイト「upgarage.com」は、直営・FC店の在庫を即時掲載できるほか、外部の中小事業者も加盟可能。車種・サイズなど詳細な検索機能を備え、EC売上構成比は2026年3月期に23.3%まで上昇した。海外向けサイトも運営し、日本車パーツを海外顧客に販売する越境ECも行っている。EC手数料収入が加盟店売上に連動する仕組みを取り、収益源を多様化している。

全国45都道府県に広がるフランチャイズ網

FC店は2026年3月末時点で201店舗(海外を除く)。グループは自社開発した基幹システム(売上・在庫管理・買取査定)やECサイト管理、店舗運営ノウハウを提供する。収入源は加盟金、ロイヤリティ、EC手数料、什器販売など。FC店舗の増加はロイヤリティ収入の安定成長につながっている。地方エリアでは小型店舗で展開できる「ホイールズ」や併設店方式を活用し、出店余地を広げている。

業界の中での役割はカー&バイク用品リユース・流通卸売のプラットフォーマーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
154億円
営業利益
11億円
営業利益率
7.1%
純利益
8億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01カー&バイク用品リユース(小売)主力

中古カー用品・バイク用品の買取・販売を直営店、フランチャイズ店、ECサイトで展開。中古品に保証を付け、修理・メンテナンスして販売することで差別化。店舗では複数ブランドを展開し、買取を重視して顧客接点としている。

中古カー&バイク用品買取・販売のリーディングカンパニー

主な製品・サービス7
アップガレージ
中古カー用品の買取・販売店舗ブランド。メインブランドとして全国展開。
アップガレージ ライダース
中古バイク用品の買取・販売店舗ブランド。カー用品と明確に区別してバイクユーザーへの認知を図る。
アップガレージ ホイールズ
中古カーホイールの買取・販売に特化した店舗ブランド。小型店舗での出店が可能。
パーツまるごとクルマ&バイク買取団
中古車の買取ブランド。カスタム車をパーツ単位で査定し、満足のいく価格で買取る。
アップガレージ ツールズ
中古工具の買取・販売専門店ブランド。建設業やDIYユーザーの獲得を期待。
アップガレージ サイクルズ
中古自転車の車体とパーツの買取・販売専門店ブランド。自転車全般を取り扱う。
upgarage.com
モール型ECサイト。直営店・FC店に加え、外部事業者も加盟・掲載可能。EC売上構成比は23.3%。

02カー用品流通卸売準主力

新品タイヤの卸売「タイヤ流通センター」や、チェーン展開企業向けの受発注プラットフォーム「ネクスリンク」を提供。メーカーと加盟店をシステムでつなぎ、業務効率化と取引拡大を実現。

主要顧客株式会社IDOM

主な製品・サービス2
タイヤ流通センター
新品タイヤ卸売サービス。クラウド型受発注プラットフォーム「ネクスリンク」上で運営し、3プライスでのパッケージ商品も提供。
ネクスリンク
受発注プラットフォーム。発注・納品管理・支払管理を一元化し、メーカー側とも連携。チェーン展開企業向けに本部機能等を追加した形態も提供。

03自動車業界人材紹介副次

自動車業界専門の人材紹介サービス「BoonBoonJob」を提供。人材定着率や応募人員の低下という業界課題に対応し、採用後6ヶ月時点で紹介料を請求する等の仕組みで採用企業を支援。

主な製品・サービス1
BoonBoonJob
自動車業界専門の人材紹介サービス。人材採用後6ヶ月経過時点で紹介料を請求する等、採用企業に寄り添う。

製品と技術

中核ブランド「アップガレージ」の中古カー用品

創業以来の主力業態。中古カー用品全般(エンジン部品、内装パーツ、カスタムパーツなど)の買取・販売を行う。取付・取外しや車種適合確認の煩雑さから、ECよりも店頭での買取が重要視される。買取後は修理・メンテナンスを施し、中古品に保証を付けて販売。この保証付き中古販売が一般消費者からの支持を得ている。

バイク・タイヤ・工具へ広がる専門ブランド群

「ライダース」はバイク用品専門で、カー用品と顧客層が異なるため独立ブランドとした。「ホイールズ」はタイヤ・ホイールに特化し、小型店舗で地方展開しやすい。「ツールズ」は中古工具を扱い、建設・DIYユーザーを開拓。2022年開始の「サイクルズ」はシティサイクルからロードバイクまで中古自転車を扱う。これらのブランドは既存店舗への併設も可能で、出店の選択肢を広げている。

カスタムカー買取から販売まで一貫する「カーズ」

「パーツまるごとクルマ&バイク買取団」で買い取ったカスタムカーを主な仕入れ源とし、中古カスタムカー専門販売を手掛ける。2017年7月に買取ブランドを開始し、2023年3月に販売ブランド「カーズ」をスタート。カスタムパーツの評価が難しい中古車業界において、パーツ販売ノウハウを持つグループが査定・販売・パーツ取付を一貫提供する点が特徴。

ECモール「upgarage.com」と越境販売

自社開発のモール型ECサイト。直営・FC店の在庫が即座に掲載され、外部事業者も加盟可能。車種・年式・サイズなど詳細検索に対応し、オークション機能も備える。2015年からは海外向けサイトを運営し、日本車パーツの越境販売を開始。国内市場の縮小を懸念しつつも、海外需要を取り込む。EC手数料収入は加盟店増加に伴い成長が見込める。

受発注プラットフォーム「ネクスリンク」

流通卸売業態の核となるシステム。タイヤ流通センター向け卸売と連動し、加盟店の受発注を効率化する。従来の卸売とは異なり、デジタルプラットフォームを介したサプライチェーンを構築。2026年3月期の流通卸売業態収入は60.48億円。タイヤ流通センターの加盟店は209店舗に拡大し、卸売収入の安定成長に寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • カー&バイク用品リユース(小売)中古カー&バイク用品買取・販売のリーディングカンパニー

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

中古カー用品小売で差別化、リユース需要取り込み

アップガレージグループは中古カー用品の買取・販売を手がける専門小売業者。同業のトライアルホールディングスやまんだらけは異なる商材を扱い、直接競合は限定的。2025年3月期売上140億円、営業利益率7.14%と安定。店舗網の拡大とリユース需要の高まりを背景に成長。一方で、新品との価格競争や在庫リスクが課題。業界内ではニッチトップだが、規模は小さい。

強み

  • ホイール・マフラーなど多品種を取扱い、在庫数で競合を凌ぐ品揃え。
  • 環境意識や節約志向の高まりにより、中古需要が拡大し追い風。
  • 積極的な出店により販売網を拡大し、地域密着型の集客を実現。
  • 買取による在庫確保と販売によるマージン確保のバランスが取れたビジネスモデル。

課題

  • 売上高140億円と小規模で、規模の経済が働かずコスト競争力に劣る。
  • 自動車モデル依存やトレンド変化により、在庫の陳腐化リスクが存在。
  • ECモールやオークションとの競合に晒され、独自性の維持が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がアップガレージグループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17416はるやまホールディングス114億円
27614オーエムツーネットワーク113億円10.8倍
33082きちりホールディングス111億円50.5倍
43030ハブ110億円17.8倍
59823マミーマートホールディングス110億円9.4倍
67134アップガレージグループ109億円13.9倍
79950ハチバン106億円169.5倍
83353メディカル一光グループ106億円8.3倍
93538ウイルプラスホールディングス106億円8.4倍
107514ヒマラヤ105億円
113083スターシーズ104億円136.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

オートフリークの中古車用品部門が独立した1999年

1999年4月、東京都町田市で株式会社アップガレージを設立。株式会社オートフリークの中古カー用品販売部門が独立する形で発足し、同年中に1号店「アップガレージ町田店」を出店した。創業時の事業は中古カー用品の買取・販売で、後にバイク用品などへ拡大する起点となる。

新業態を次々に立ち上げた2000年代

2000年11月には中古二輪パーツ専門店「アップガレージ ライダース」を開始。2002年12月には直営・FC計50店舗を達成し、2004年3月に東京証券取引所マザーズへ上場した。2005年6月には中古タイヤ・ホイール専門店「アップガレージ ホイールズ」を開始するなど、カー用品以外の分野へ事業を拡大。2004年8月には子会社バックアップガレージを設立(2006年に吸収合併)し、グループ体制を整えた。

MBOで上場廃止、経営の自主性を回復した2012年

2012年4月、マネジメント・バイアウト(MBO)により上場廃止。同年11月には新品タイヤ専門店ブランド「タイヤ流通センター(旧:東京タイヤ流通センター)」の加盟店が50店舗を達成。2013年5月にはタイに子会社を設立(2017年清算)、同年9月にはモール型ECサイト「Croooober.com(現upgarage.com)」を開始し、EC販売に本格参入した。

持株会社体制へ移行し再上場した2021年

2014年4月、単独株式移転により株式会社クルーバーホールディングス(現アップガレージグループ)を設立。2019年10月には「アップガレージ」直営・FC店が200店舗を超えた。2021年12月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に再上場。2022年4月の市場区分見直しに伴いスタンダード市場へ移行。再上場後は新業態の開発を加速した。

米国進出と新ブランド拡充の2020年代

2018年8月に米国子会社を設立し、2024年4月にはカリフォルニア州に米国1号店「アップガレージGarden Grove店」を出店。国内では2022年3月に中古自転車専門店「サイクルズ」、2023年3月に中古カスタムカー専門店「カーズ」を開始した。2025年1月には「アップガレージ」直営・FC店が250店舗、2025年2月には「タイヤ流通センター」加盟店が200店舗に達した。

年表39件を開く

1990年代

  • 1999年4月㈱オートフリークの中古カー用品販売部門が独立する形で、㈱アップガレージを東京都町田市鶴間に設立 東京都町田市に1号店「アップガレージ町田店」を出店

2000年代

  • 2000年11月新業態として中古2輪パーツ専門店「アップガレージ ライダース」を開始
  • 2002年12月「アップガレージ」直営・FC店舗数が50店舗達成
  • 2004年3月上場㈱アップガレージ 東京証券取引所マザーズ市場に上場
  • 2004年8月子会社 ㈱バックアップガレージを設立
  • 2005年6月新業態として中古タイヤ・ホイール専門店「アップガレージ ホイールズ」を開始
  • 2005年7月子会社 ㈱リーワンネットを設立
  • 2006年6月M&A子会社 ㈱バックアップガレージを吸収合併
  • 2007年3月子会社 ㈱リーワンネットを清算

2010年代

  • 2010年3月本社を神奈川県横浜市青葉区に移転
  • 2010年6月新品タイヤ専門店ブランド「東京タイヤ流通センター(現 タイヤ流通センター)」を開始
  • 2010年8月「アップガレージ」直営・FC店舗数が100店舗達成
  • 2012年4月上場㈱アップガレージ MBOにより上場廃止
  • 2012年11月「東京タイヤ流通センター(現 タイヤ流通センター)」加盟店が50店舗達成
  • 2013年5月タイ王国に子会社 UPGARAGE (THAILAND) Co.,Ltd.を設立
  • 2013年9月モール型ECサイト「Croooober.com(クルーバードットコム)」(現「upgarage.com(アップガレージドットコム)」)を開始
  • 2014年2月「東京タイヤ流通センター(現 タイヤ流通センター)」加盟店が100店舗達成
  • 2014年4月㈱アップガレージの単独株式移転により㈱クルーバーホールディングス(現 ㈱アップガレージグループ)を設立 子会社 ㈱東京タイヤ(旧 ㈱ネクサスジャパン)を設立
  • 2015年4月子会社 ㈱ZERO TO ONEを設立
  • 2016年7月「アップガレージ」直営・FC店舗数が150店舗達成
  • 2017年7月子会社 ㈱タッチアップエンターテインメントを設立 新業態として車両買取事業「パーツまるごとクルマ&バイク買取団」を開始
  • 2017年12月子会社 UPGARAGE (THAILAND) Co.,Ltd.を清算
  • 2018年8月アメリカ合衆国カリフォルニア州に子会社 UP GARAGE USA Co.,Ltd.を設立
  • 2018年10月新業態として中古工具専門店「ワークガレージ(現 アップガレージ ツールズ)」を開始
  • 2019年4月商号変更子会社 ㈱東京タイヤを㈱ネクサスジャパンに商号変更
  • 2019年6月自動車業界に特化した人材紹介サービス「BoonBoonJob(ブーンブーンジョブ)」を開始
  • 2019年10月「アップガレージ」直営・FC店舗数が200店舗達成

2020年代

  • 2020年2月「東京タイヤ流通センター(現 タイヤ流通センター)」加盟店が150店舗達成
  • 2020年3月M&A子会社 ㈱ZERO TO ONE及び㈱タッチアップエンターテインメントを吸収合併
  • 2020年4月商号変更㈱クルーバーホールディングスを㈱クルーバーに商号変更
  • 2021年4月中古工具専門店「ワークガレージ」を「アップガレージ ツールズ」に名称変更
  • 2021年12月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2022年3月新業態として中古自転車専門店「アップガレージ サイクルズ」を開始
  • 2022年4月新品タイヤ専門店ブランド「東京タイヤ流通センター」を「タイヤ流通センター」に名称変更 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行
  • 2023年3月新業態として中古カスタムカー専門店「アップガレージ カーズ」を開始
  • 2023年4月M&A子会社 ㈱アップガレージ及び㈱ネクサスジャパンを吸収合併 ㈱クルーバーを㈱アップガレージグループに商号変更
  • 2024年4月アメリカ合衆国カリフォルニア州に米国1号店となる「アップガレージGarden Grove(ガーデングローブ)店」を出店
  • 2025年1月「アップガレージ」直営・FC店舗数が250店舗達成
  • 2025年2月「タイヤ流通センター」加盟店が200店舗達成

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2029年3月期まで207.4億円
  • 営業利益2029年3月期まで22.8億円
  • 営業利益率2029年3月期まで11.0%
  • ROE2029年3月期まで20.0%
  • ROIC2029年3月期まで17.0%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    店舗展開とマーケット拡大

    国内は2027年3月期以降に年間出店を加速、米国は買取販売の循環サイクル確立後に出店ペース加速、サイクルズは年3~5店舗出店。取扱品目をバイク・自転車・ベビーカーなどMobility Parts全般に拡大し、レンタル・取付等のラストワンマイルサービスをM&Aも活用し事業化する。

  2. 02

    循環モデルの拡張・効率化

    システム・DX強化によりデータ基盤整備、店舗・本部のDX化、システム連携構築を進め、中古カー用品の循環モデルから新品~中古Mobility Partsに関わる独自の循環モデルへの進化・拡大を目指す。

  3. 03

    人的資本の強化

    組織風土改革、人材の採用・育成・定着、次世代経営層の強化、デジタル人材の育成に注力し、働きがいと働きやすさの両立による人的資本の確保と充実を図る。

  4. 04

    グローバル展開の推進

    海外ビジネスに精通した人材確保と現地責任者スタッフの育成、市場状況調査や経営管理強化を通じて、速やかな海外展開が可能となる事業基盤の強化を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で238人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は624万円で、4期前と比べて8.8%平均年齢は33.0歳、平均勤続年数は6.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年3月68435.04.0188
2023年3月63734.03.0203
2024年3月60332.06.0197
2025年3月60133.07.0209478
2026年3月62433.06.0238462

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率14.8%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)65.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
本社 — 神奈川県横浜市777百万円
その他県14店舗310百万円
神奈川県12店舗228百万円
東京都5店舗190百万円
横浜町田総本店 — 東京都町田市179百万円
米国 カリフォルニア州2店舗132百万円
千葉県6店舗77百万円
埼玉県6店舗42百万円
主な関係会社
  • 国内
    UP GARAGE USA Co.,Ltd. (注)
    アメリカ合衆国 カリフォルニア州 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は154億円営業利益11億円前期と比べると増収増益で、売上が+10.0%、利益が+10.0%。

売上高
+10.0%
154億円
営業利益
+10.0%
11億円
純利益
+0.0%
8億円
営業利益率
7.1%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高170億円154億円
営業利益14億円11億円
純利益9億円8億円
1株あたり配当¥42.5¥42.5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は40億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+42.9%、営業利益は+200.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q302
2024年1Q2813.61
2024年2Q2727.41
2024年3Q36411.13
2024年4Q351
2025年2Q6434.72
2025年4Q7679.26
2026年2Q6734.52
2026年4Q8789.26
2027年1Q4037.52

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 9期分

2018年3月期からの9期で、売上は4億円から154億円へ38.5倍に増えた。直近期の営業利益率は7.1%。売上は8期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
アメリカ合衆国カリフォルニア州に子会社 UP GARAGE USA Co.,Ltd.を設立
2018年3月411
子会社 ㈱東京タイヤを㈱ネクサスジャパンに商号変更
2019年3月521
子会社 ㈱ZERO TO ONE及び㈱タッチアップエンターテインメントを吸収合併
2020年3月9321
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
2021年3月9953
2022年3月10574
子会社 ㈱アップガレージ及び㈱ネクサスジャパンを吸収合併 ㈱クルーバーを㈱アップガレージグループに商号変更
2023年3月11496
2024年3月126106
2025年3月14010117.18
2026年3月15411117.18

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高154億円のうち、営業利益として残るのは11億円7.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の5.2%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金59.7%92億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金33.1%51億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.1%11億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
40.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.5pt
7.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.7pt
5.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+7.4pt
16.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
14.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2026年3月期は営業CFが12億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは7億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は22億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2020年3月2−31−16
2021年3月10−1−798
2022年3月6−39321
2023年3月6−3−5319
2024年3月12−4−3823
2025年3月5−6−3−119
2026年3月12−5−4722

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 9期分

2026年3月期の総資産は74億円。このうち返さなくてよい自己資本が51億円で、自己資本比率は69.4%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年3月21111054.2
2019年3月25121347.8
2020年3月39152438.4
2021年3月40182244.2
2022年3月53312258.1
2023年3月55352064.0
2024年3月62402264.8
2025年3月66462069.9
2026年3月74512369.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
22億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
37億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
23億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率322社中51位あたり、逆に低いのは売上成長率322社中88位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
16.0%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
7.1%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
69.4%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率前期からの売上の伸び
10.0%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.1%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,373で、1年前と比べて+22.9%過去52週の値幅のなかでは74%の位置にある。

¥1,373-0.9%1ヶ月-0.1%1年+22.9%時価総額109億円
過去52週の値幅
安値¥965高値¥1,516

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)13.9倍
PER (会社予想)12.0倍
PBR2.17倍
配当利回り3.10%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で+8.01%と堅調に上昇し、8月5日の終値1416円は25日移動平均線1361円を約4%上回り、75日線(1222.12円)や200日線(1122.03円)も大きく超えています。年初来では+34.31%と高いリターンを達成しており、52週高値1479円に約4%と接近しています。RSIは59.56と強気圏にあります。7月16日に39,300株と出来高が急増し、その後も高水準が続いており、投資家の関心が高まっています。52週高値更新が視野に入る展開です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 68/100)

PERは13.94倍・予想12.3倍と業界平均41.75倍を大幅に下回り、PBRも2.19倍で平均2.92倍を下回る。配当利回り3%は平均13.66%より低いものの、ROEは16%と高い。売上・利益は堅調に増加。割安だが、業界の平均配当利回りが極端に高いため、配当面では見劣り。

指標この会社業種平均
PER (実績)13.9倍39.6倍
PER (予想)12.0倍
PBR2.17倍2.44倍
ROE16.0%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

リユース市場は環境意識の高まりと経済性志向で成長が見込まれるが、競合も多い。強気派は、売上高の堅調な伸び(3期連続増収)とフランチャイズ展開による規模拡大を評価する。また、ECチャネルの強化で顧客層を広げている点を指摘。一方、弱気派は、中古車市場の変動や部品供給の安定性、競争激化による価格下落を懸念する。収益性が横ばいであることも成長性への疑問につながる。

プラスに働く材料7
  • 増収基調

    売上高が3期連続で増加し、2026/3期も154億円を見込む。

  • EC拡大

    オンライン販売を強化し、全国からの注文を獲得。

  • 環境適合性

    リユース事業はSDGsに貢献し、企業価値向上に寄与。

  • 26/3期売上高154億円へ2桁増収決算発表後影響

    売上高は140億円から154億円へ14億円増、営業利益11億円の見込み。

  • 予想PER12.3倍と来期の利益回復を織り込む決算発表後影響

    現在PER13.94倍に対し予想PER12.3倍。純利益8億円でも来期の増益期待で割安感。

  • 配当利回り3%が下支え次回株主総会影響

    配当利回り3%。増収基調を背景に増配余地がある。

  • 1年で34.31%上昇、需給モメンタム良好継続影響

    株価は1年で34.31%上昇。中小型株の需給で上昇基調が継続している。

マイナスに働く材料7
  • 利益伸び悩み

    営業利益率が7%台で横ばい、売上増が利益に直結しない。

  • 中古部品需要依存

    新車販売減や部品の長寿命化で需要が縮小する恐れ。

  • 競合多発

    ネット中古部品販売の新規参入が相次ぎ、価格競争が激化。

  • 純利益8億円横ばい、増収効果が薄い決算発表後影響

    売上高は14億円増の154億円だが、営業利益は11億円、純利益は8億円とほぼ横ばい。

  • PBR2.19倍と高バリュエーション継続影響

    PBR2.19倍はROE16%に見合うが、利益が伸びないと株価調整要因になる。

  • 外国株主比率2.37%と需給参加者少ない継続影響

    外国人保有は2.37%に留まり、売買材料が少ない小型株。

  • 営業利益率7.14%で改善余地乏しい通年影響

    26/3期の営業利益率は前期と同じ7.14%。増収率ほどの利益率改善が見込めない。

次の決算で確かめる点
既存店売上高成長率
店舗の収益力と需要動向を把握するため。
EC売上比率
EC化の進捗と新規顧客獲得の状況を示す。
部品調達コスト
原価管理が利益率に直結するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり42.5で、前期から+12.3%いまの株価に対する利回りは3.10%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥42.5
1株あたり
配当利回り
3.10%
いまの株価に対して
配当性向
34.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年3月2179.9
2024年3月2516.79.6
2025年3月3332.731.2
2026年3月3712.334.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥42.5

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,316人。区分でいちばん多いのは事業法人72.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が72.1%を占め、残る27.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人73.673.473.672.372.0
個人・その他22.721.619.723.524.5
外国法人1.92.43.52.72.2
証券会社1.52.01.00.91.0
外国人個人0.10.10.10.10.2
金融機関0.10.52.20.60.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01(株)E&E71.45
02ヨシダ トモヒロ1.44
03アップガレージグループ従業員持株会1.22
04河野 映彦1.03
05MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券(株))0.71
06INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券(株))0.63
07小岩井 壮0.50
08大杉 哲也0.49
09GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券(株))0.42
10(株)SBI証券0.30

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 9期分

1株利益は9期で−98%、1株純資産は9期で−99%。直近期のROEは16.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2018年3月4,32753,9998.240.0
2019年3月5,21657,4859.433.7
2020年3月102394.0
2021年3月4628017.7386.4
2022年3月6139416.96.6
2023年3月7144916.910.079.9
2024年3月8150816.99.69.6
2025年3月9958218.29.431.2
2026年3月9964816.09.934.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額153百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約9倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
石田誠代表取締役 会長665,664,300
河野映彦代表取締役 社長4582,600
福島泰三取締役56
佐藤麻子取締役63
中山勇取締役68
菅沼一孝常勤監査役59
高橋知久監査役48
黒田佳奈子監査役46

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)211311357
社外取締役625254
監査役215158

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容8,450字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社1社により構成され、カー&バイク用品リユース業態(直営店舗運営、フランチャイズシステムの運営、ECサイト運営)及び流通卸売業態を行っております。 また、当社グループの事業は、カー&バイク用品関連の買取、販売及びその付随業務からなる単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 当社グループの事業の内容は、リユース業態、流通卸売業態に大別され、それらをシステム開発と併せて事業展開することで、それまでの店舗展開中心の事業からITを駆使した事業へと飛躍を図っております。 カー&バイク用品のリユース業態では、直営店舗、フランチャイズ店舗及びECサイト「upgarage.com(アップガレージドットコム)」にて、リユース商品の買取・販売を行っており、店舗はフランチャイズ店を含め全国45都道府県に出店しております。 流通卸売業態では、従来の卸売とは一線を画す受発注プラットフォームを介したサプライチェーンを構築したことで、導入企業の利便性向上や効率化等を目指しております。 2019年6月に開始した自動車業界専門の人材紹介サービス「BoonBoonJob(ブーンブーンジョブ)」は、当社グループが属する自動車業界における、人材の定着率や応募人員の低下等の課題解決のために業界に専門特化した人材紹介サービスとなります。自動車業界は、企業規模に限らず人材の流出・回転が比較的早く、企業は常に人員募集に対する費用や対応を迫られているため、それらの軽減を目指す取り組みとして、人材採用後6ヶ月経過時点で人材紹介料の請求を行う等、採用企業に寄り添うサービスを提供しております。 (1) リユース業態 リユース業態における特徴は、これまで一般的でなかったカー用品・バイク用品の買取・販売を主要業態としており、特に中古商品に対して保証を付けるという新たな取り組みは、一般のお客様から好評を得ております。 また、当社グループのノウハウとして買取した商品の修理・メンテナンスをした上で販売を行うため、オークション等の個人間売買と差別化も図られており、一般的な小売形態と異なりリユース業態は、販売→買取→販売といったサイクルでユーザーと長い関係が築ける業態となっております。 当社グループのリユース業態は、店舗展開を行いつつ、ECサイトの活用も広げ、ユーザーへ様々なチャネルからご利用頂ける機会を設けております。 ① 店舗展開とブランドの拡充 a.店舗ブランド リユース業態においては、店舗展開及びEC販売という2つのチャネルでユーザーとの接点を持っておりますが、EC販売だけを拡大せず店舗展開も行っている理由としては、商品の買取を如何に全国のユーザーから行うのかを重要視しているためであります。 取付・取外しや複雑な車種適合確認、不定形梱包の煩雑さ等があるカー&バイク用品では、ECや宅配買取等の手段ではまだまだ敬遠される傾向があり、それらのお客様にも気軽に買取の持ち込みやリユース品の購入を促すため、店舗を大切な顧客接点として重視しております。 当社グループは、カー用品を扱う「アップガレージ」ブランドで店舗展開を始めましたが、徐々にバイク用品の取扱い需要が高まったこと、カー用品とバイク用品ではユーザーが異なり、バイク用品を販売するためには新たにバイクユーザーへの認知が必要であったこと、車のカスタムには興味がなく摩耗したタイヤの買替、タイヤホイールセットの購入のみ希望されるユーザーが認知とともに増加したことをうけ、新たな店舗ブランドの展開を行いました。 また、中古カー&バイク用品に関連した店舗ブランドの拡充も行っております。 店舗ブランドの一覧は次のとおりであります。 「アップガレージ」   中古カー用品の買取・販売 「アップガレージ ライダース」   中古バイク用品の買取・販売 「アップガレージ ホイールズ」   中古カーホイールの買取・販売に特化 「パーツまるごとクルマ&バイク買取団」   中古車の買取 「アップガレージ ツールズ」   中古工具の買取・販売 「アップガレージ サイクルズ」   中古自転車の買取・販売 「アップガレージ カーズ」   中古カスタムカーの販売 「アップガレージ ライダース」は、2000年11月に開始した店舗ブランドであり、バイクユーザーへ認知を広げるため「アップガレージ」ブランドと明確に区別したバイク用品店舗と位置付けました。 バイクユーザーへの認知を目的にブランド化しましたが、バイク用品は、カー用品と比べ比較的パーツが小さく、店舗立地や候補物件の選定もし易くなり、バイク販売店が同じ敷地内に兼業で出店する等の効果も見られました。 「アップガレージ ホイールズ」は、2005年6月に開始した店舗ブランドであり、カーホイールというカー用品のなかでより専門分野に特化した商品を扱うブランドとなります。 カスタムに興味はないがタイヤ・ホイールをリユースで利用したいユーザーも増加していた中、タイヤとホイールに取扱商品を特化することで在庫や陳列スペースが絞られ、比較的小型店舗でも運営が可能なブランドとすることで、地方エリアや大型店近接でカニバリゼーション((注)近接店舗間での顧客の重複による売上減少)が懸念されるエリアでも出店が可能となっております。 「パーツまるごとクルマ&バイク買取団」は、中古車の買取を行うブランドとして2017年7月に開始しました。 カスタムした車は、スポーツカーであってもセダン乗用車であっても、中古車買取業者から見るとその後の販売につなげ難く、かつパーツの査定ができないため、敬遠するか買取査定を低くする傾向が一般的でありました。当社グループは、中古カー用品を長らく運営しているため、カスタムパーツを店舗で販売することも、在庫の純正パーツを使いカスタム以前の状態に戻すことも可能なため、1品毎にパーツをしっかり査定し、カスタマイズされた車両をオーナーが少しでも満足頂ける価格で買取査定することが可能となっております。 「アップガレージ ツールズ」は、2018年10月に開始したブランドで、中古工具のリユース業態となります。 カー&バイク用品のカスタムユーザーは工具にもこだわりを見せるほか、建設業やDIY(Do It Yourself)ユーザーといった、今まで「アップガレージ」と取引のなかった新たなユーザーの獲得が期待されております。 「アップガレージ サイクルズ」は、2022年3月に開始したブランドで、中古自転車の車体とパーツのリユース業態となります。 既存のアップガレージブランドの顧客層だけではない、幅広い世代にご利用頂けるようにシティサイクル、電動自転車、ロードバイクなどの自転車全般の車体とパーツを取り扱っております。 「アップガレージ カーズ」は、2023年3月に開始した中古カスタムカーの販売を行うブランドとなります。「パーツまるごとクルマ&バイク買取団」で買取した中古車を中心に、中古カスタムカーに特化した中古車販売と中古パーツを扱うアップガレージならではのパーツ取付サービスを提供することで一般の中古車販売店との差別化を図っております。 b.単独店から併設店の強化 「アップガレージ ライダース」は、新たに店舗を出店する「単独店」のほか、既存「アップガレージ」店舗内のスペースを設け「併設店」という方式でのブランド展開も行うようになりました。 前述のとおり、バイク用品の陳列スペースは比較的小さく済むうえ、カー&バイク用品のリユース店舗とする方が単独店運営を行うより認知が早くなる、店舗出店にかかる初期投資も抑えられる等の効果がありました。 「パーツまるごとクルマ&バイク買取団」及び「アップガレージ カーズ」は、併設店舗での展開が可能であり、買取した車両やカスタムパーツは「アップガレージ」店舗で販売可能となるため、非常に親和性が高く、「アップガレージ」コアユーザーとも車両の買取といった新たな取引を可能にしたブランドとなります。 「アップガレージ ツールズ」及び「アップガレージ サイクルズ」も比較的小規模で展開が可能なため、既存店舗の一部コーナーを新設した併設店としての展開が可能であります。 また、「アップガレージ」の出店において適切な売場面積の賃貸物件を探すことも重要となってまいりますが、併設店を前提とした物件選定を行うと比較的容易に選考を進めることが可能であったこともあり、併設店の強化を進めてまいりました。 c.店舗展開の状況 上記より、当社グループの店舗展開としては、メインブランドである「アップガレージ」を中心に、専門店化したブランドとして中古バイク用品の「アップガレージ ライダース」、中古タイヤ・ホイール専門店の「アップガレージ ホイールズ」、車両買取サービスの「パーツまるごとクルマ&バイク買取団」、中古工具買取・販売専門店の「アップガレージ ツールズ」、中古自転車買取・販売専門店の「アップガレージ サイクルズ」、中古カスタムカー販売専門店の「アップガレージ カーズ」を直営店及びフランチャイズ店として展開しており、その内いくつかは、同一店舗内で営業する併設店として展開しております。 当連結会計年度末時点の各業態別の店舗数は次のとおりであります。 (単位:店) アップ ガレージ   アップ ガレージライダース   アップ ガレージホイールズ   アップ ガレージツールズ   パーツ まるごとクルマ&バイク買取団   アップ ガレージサイクルズ   アップ ガレージカーズ   合計 直営店   35(7)   23(4)   5(1)   2(-)   2(△1)   10(1)   1(-)   78(12) FC店   122(9)   71(6)   6(△2)   -(-)   2(-)   -(-)   -(-)   201(13) 海外   2(1)   -(-)   -(-)   -(-)   -(-)   -(-)   -(-)   2(1) 合計   159(17)   94(10)   11(△1)   2(-)   4(△1)   10(1)   1(-)   281(26) (注) 1.( )は期中の増減数を表しております。 2.上記はブランド毎の展開数であり、1箇所で複数ブランドを併設した店舗もあることから、拠点としての店舗数とは異なります。当連結会計年度末時点における拠点数の合計は196拠点であります。 ② EC販売構成の拡充とモール型ECサイトの自社開発 a.モール型ECサイト「upgarage.com(アップガレージドットコム)」 当社グループのECサイトは、直営店及びフランチャイズ店で利用している基幹システムにECサイト登録機能を組み込み、写真情報や適合車種情報等も含め即座に掲載が可能となっております。 また、モール型ECサイトとして開発し、フランチャイズ店以外の企業や外部の販売店、自社でEC販売チャネルを持たない中小規模の事業者も加盟・掲載が可能としております。 フランチャイズ店以外の加盟店についても、掲載商品は少数から登録可能とし、写真掲載機能や商品の一括登録機能を組み込み、直営店やフランチャイズ店と分け隔てなくサイト掲載を行うことで、加盟しやすい環境構築を行っております。 ユーザーについても、車種別、年式別、メーカー名、商品カテゴリー別での検索機能や複数項目からの絞り込み機能、タイヤ・ホイール等はサイズ別からも検索できる等、利便性の向上に努めました。 このモール型ECサイト立ち上げによって、フランチャイズ店を含むアップガレージチェーン全体のEC売上構成比は2026年3月期で23.3%と、開始前の2013年3月期14.4%と比べて順調に増加しており、当社グループの収入は直営店舗商品によるEC売上高だけでなく、ECモールでの加盟店売上高に応じたEC手数料が加わり、加盟店売上高の増加に伴いEC手数料収入も増加が見込めるものとなっております。 提出日現在において、フランチャイズ店以外の加盟店におけるEC手数料は、フランチャイズ店からのEC手数料と比べ極僅かですが、登録社数は着実に増加しております。 ECサイトでの販売による効果として、店舗に来店したことのない非認知顧客からの注文も増えるなど、認知度は日々向上しております。 ECサイトの認知度向上については、テレビCM等の大きな広告宣伝は行わず、費用対効果の高い大手検索サイトに対するリスティング広告を中心に宣伝活動を行っており、これらの副次効果としてリスティング広告業態を独自に展開できるまで担当部署のスキルも向上しております。 また、オークションサイト機能も追加し、加盟店においては販売機会の少ない長期在庫や訳あり特価品などの販売を積極的に行うことが可能となり、ユーザーに対しては単に中古パーツを探すだけでなく、掘り出し物商品をオークション機能を通じて探したり、入札機能で値段の駆け引きを楽しみながら購買するロケーションを提供しております。 b.海外版「upgarage.com(アップガレージドットコム)」 海外販売については、当初日本国内の在庫が海外に一方的に流出することで、国内市場規模の減少を危惧しておりましたが、前述の中古カー&バイク用品専門のモールECサイト「upgarage.com(アップガレージドットコム)」立ち上げ後から、海外で非常に多くの引き合いを頂いたこと、将来の買取・販売店舗のグローバル展開も実施することを踏まえ、「upgarage.com(アップガレージドットコム)」の海外向けサイトを作成し、ECサイトによる海外への越境販売も2015年5月に開始いたしました。 特に近年、日本文化として根付いてきたカスタムチューンやドレスアップチューン、ドリフト仕様チューンが海外で人気になったことで日本車、日本車パーツの需要が高まっていたこともあり、販売開始後海外EC売上高も順調に推移しております。 ③ フランチャイズ展開と収益 フランチャイズ運営においては、自社開発した基幹システム(売上・在庫管理・買取査定システム)やECサイトの管理運営、店舗運営ノウハウの授与・指導、店舗の企画設計・什器等販売及び商品供給を行う中で、加盟金売上・ロイヤリティ売上、EC販売に応じたEC手数料売上、什器販売売上等の収入を得ております。 ④ グローバル展開 日本文化であるカーチューンやドレスアップチューン、ドリフト仕様チューンなどは、海外においても人気が高く、かつ最もカーチューン等が定着しているのが、アメリカ合衆国となります。 当社グループは、グローバル展開を目指す中、アメリカ合衆国を主要なマーケットと定め、現地法人(UP GARAGE USA Co.,Ltd.)を設立しております。 2018年8月にEC販売の強化及び現地(アメリカ合衆国カリフォルニア州)での出店準備を行うべく倉庫兼事務所を設け、アメリカ国内拠点からの直送によるEC展開を開始いたしました。 既存の海外版「upgarage.com(アップガレージドットコム)」サイトも引き続き利用可能ですが、日本からの海外輸送となり手数料と時間が必要であるため、アメリカ国内拠点を設け商品を直送にすることで、よりスピーディーで運送費負担の少ない商品提供を行っております。 新型コロナウイルス感染症の影響等により先行きの不透明な状況が続きましたが、2024年4月にアメリカ国内1号店となる「アップガレージGarden Grove(ガーデングローブ)店」をオープンし、店舗でのカー用品の買取・販売を開始いたしました。また、2025年11月にアメリカ国内2号店となる「アップガレージOntario(オンタリオ)店」をオープンいたしました。 (2) 流通卸売業態 流通卸売業態では、「タイヤ流通センター」サービスと「チェーン展開企業向け受発注プラットフォーム」サービスにより新品商品の卸売を展開しております。どちらも当社グループが開発した受発注プラットフォーム「ネクスリンク」をベースにしており、店舗側でのメーカー発注・納品管理・支払管理や、メーカー側での受注管理・納品連絡・在庫有無連絡・請求管理といった業務を当社グループの「ネクスリンク」を介して取引して貰うことで、一括管理・業務効率化・資金管理がシステム上で可能になるものです。 これにより、発注側メーカー側の両社は様々な業務効率化を実現し、当社グループも卸売取引の拡大が見込まれます。 ① 「タイヤ流通センター」 「アップガレージ」店舗において、中古ホイールに合わせた新品タイヤなど新品商品に対する需要が高かったため立ち上げた「タイヤ流通センター」サービスですが、クラウドベースの受発注プラットフォーム「ネクスリンク」を開発・導入し、直営店舗及びフランチャイズ店舗が行う発注・納品管理等の効率化を進め、その後フランチャイズ店以外の加盟店にも積極的に募集いたしました。 これにより、整備工場やカスタムショップ等の独立店では管理が煩雑であったメーカー発注、納品管理、支払が当社グループへ一元化できる等の管理業務が大幅に改善され、当社グループもフランチャイズ店以外の加盟企業増加という拡大施策が可能となりました。 また、「タイヤ流通センター」は、受発注プラットフォームの機能以外にも、サイズやメーカーによって料金体系が分かり難い新品タイヤを「3プライス」でパッケージ化した商品の提供も行っており、「タイヤ流通センター」加盟店舗は全店取扱いが可能となります。 3プライスとは、「ゴールド・プラチナ・ダイヤモンド」のカテゴリーに分け、それぞれ「安さ重視」、「バランス重視」、「品質重視」として、「ゴールド:安さ重視」ならアジアメーカータイヤ、「プラチナ:バランス重視」なら国内海外メーカー良品質タイヤ、「ダイヤモンド:品質重視」なら国産ブランドタイヤでパッケージ化したものです。加盟店のために通常単品で仕入れるより安価に設定し、タイヤ購入ユーザーもタイヤ選びで悩まないサービスとなる等、「タイヤ流通センター」サービスのオリジナル性を高める要素となっております。 当連結会計年度末時点の「タイヤ流通センター」加盟店は、次のとおりであります。 (単位:店) 当連結会計年度末   前期末増減数 加盟店数   209   9 ② 「チェーン展開企業向け受発注プラットフォーム」 当社グループ及びフランチャイズ店に限らず、大規模企業やチェーン展開企業、フランチャイズ展開企業についても、店舗(直営及びフランチャイズ)の発注・仕入管理やパーツ発注に係る店舗オペレーション負担の軽減や、本部管理機能の効率化といった課題がありました。 しかし、これらを解消するためのシステム投資は、開発ノウハウ・投資資金、パーツ適合ノウハウ等の関係で単独企業での開発は難しい側面もあったため、当社グループの「ネクスリンク」を改良し、「チェーン展開企業向け受発注プラットフォーム」という形態で加盟企業を募集し、流通卸売業態の拡大を目指すべく2018年3月からサービス開始いたしました。 特徴としては、通常の「ネクスリンク」機能に加え、企業専用画面や本部管理機能、本部フランチャイズ間取引計算、支払を当社へ一元化する機能を盛り込んだものとなります。提出日現在、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ④ 生産、受注及び販売の実績 d.販売実績 」の注記に記載のとおり、主要な取引先である㈱IDOMの売上高に占める割合が高くなっておりますが、「タイヤ流通センター」同様にチェーン展開企業でも投資負担を極力少なくしつつメーカー側とのあらゆるやり取り(発注・納品連絡・在庫有無連絡・請求管理等)がシステム上で可能といった特徴を広め、導入企業の拡大や取扱高の増加を進めてまいります。 商流としては、受発注プラットフォーム「ネクスリンク」を介して加盟店から当社グループへの発注(卸売上)と当社グループからカー&バイク用品メーカー(契約企業690社以上)への発注(仕入)による卸売取引となります。 [リユース業態事業系統図(店舗)] [リユース業態事業系統図(EC)] [流通卸売業態事業系統図(受発注プラットフォーム)]
経営方針・対処すべき課題4,054字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「Good Mobility, Happy Life」をブランドスローガンに掲げ、「Mobility Parts取引のリーディングカンパニーとして、取引の利便性を高め、国内外での場や機会を増やすことで、市場を拡大する」をビジョンとしております。 さらにビジョンを実践していく上で、「パーツの買取や販売、取付、また、それらを企業向けにサポートするサービスによって、モビリティライフの充実を推進する」をミッションに、「カスタムによる高揚感や楽しさ、充実した時間と空間を提供することで、リユースでのパーツの売買をライフスタイルとして定着させる」をバリューに定めております。 そして、日々自動車・バイク関連事業での様々な革新と市場環境の変化への機動的な対応を行うことにより、企業理念を具体化して実践し、持続的な成長を実現してまいります。 (2) 中期経営計画 当社グループは、「UP GARAGEのある生活」が人々の「あたりまえ」となり、世界中で「UP GARAGE」のロゴマークが見られるような世の中になることを実現することで、『循環型社会(サーキュラーエコノミー)におけるMobility Partsの中核的サービスプロバイダー』となることを中長期的に目指す姿として定めております。 その実現に向けた成長の礎づくりとして、2029年3月期までの中期経営計画を以下のように策定しております。 ① 3つの行動方針 a.マーケットの拡大 店舗出店については、国内の年間出店計画を2027年3月期以降は加速してまいります。海外については、アメリカ合衆国内で年間1店舗の新規出店を計画しておりますが、アメリカ合衆国内での買取販売の循環サイクルを早期に確立することで出店ペースの加速を目指してまいります。サイクルズについては、年間3~5店舗の新規出店を計画しております。 取扱商品については、カー用品・バイク用品だけでなく自転車、ベビーカーや車椅子などMobility Parts全般に拡大すると共に、レンタルや取付、整備等の付加価値や収益性の高いラストワンマイルサービスの事業化をM&Aも活用しながら目指してまいります。 b.循環モデルの拡張・効率化 中古カー用品市場において、マーケットリーダーの地位を確立したアップガレージの買取→商品化→データベース化→販売の循環モデルは当社グループの最大の強みであり、他社との差別化要因となっております。この循環モデルをシステム・DXの強化により、データ基盤の整備、店舗・本部のDX化、システム連携・構築に取り組むことで中古カー用品の循環モデルから『新品~中古Mobility Partsに関わる独自の循環モデル』への進化・拡大を目指してまいります。 c.人的資本強化 人的資本については、組織風土の改革、人材の採用・育成・定着、次世代経営層の強化、デジタル人材の育成に注力することで働きがいと働きやすさの両立による人的資本の確保と充実を目指してまいります。 ② 目標とする経営指標 当社グループは、企業価値の向上と株主利益の増大を図るため、事業の収益性と設備投資を効果的に実施しながら成長性を高めるため、売上高、営業利益、売上高営業利益率、自己資本利益率(ROE)及び投下資本利益率(ROIC)の向上を目指してまいります。 2029年3月期 売上高   207.4億円 営業利益   22.8億円 営業利益率   11.0% ROE   20.0% ROIC   17.0% (3) 経営環境 当社グループの主要事業である中古カー&バイク用品販売のリユース業態が属する国内のリユース市場は、スマートフォンの普及、インターネットの高速化、フリマアプリ等の台頭に伴うCtoC(個人間売買)取引の活性化による市場拡大が続いております。 特に近年では、物価上昇による生活防衛意識の高まり等により新品よりも割安なリユースへの需要は年々拡大を続けており、今後も成長が続くものと考えております。 〔リユース市場規模の推移〕 2020年度   2021年度   2022年度   2023年度   2024年度 市場規模(億円)   24,169   26,988   28,976   31,227   32,628 前年比   2.5%   11.7%   7.4%   7.8%   4.5% (注) ㈱リフォーム産業新聞社発行のリサイクル通信「リユース市場データブック2025」を使用しております。 〔リユースカー用品市場規模の推移〕 2020年度   2021年度   2022年度   2023年度   2024年度 市場規模(億円)   603   638   654   684   721 前年比   2.7%   5.8%   2.5%   4.6%   5.4% (注) ㈱リフォーム産業新聞社発行のリサイクル通信「リユース市場データブック2025」を使用しております。 また、当社グループが属する国内の自動車関連市場は、大別して新車販売市場と自動車アフターマーケット市場に区分され、更に自動車アフターマーケット市場は、中古車小売、自動車賃貸、補修部品・カー用品、自動車整備等の分野に分解されます。 市場の牽引役となる新車登録台数(一般社団法人日本自動車販売協会連合会 公表データより)については、2025年度は前年比4.9%減少の247.1万台で推移しております。 自動車アフターマーケットのうち、2023年度の補修部品・カー用品市場(㈱矢野経済研究所発行の「自動車アフターマーケット総覧2024年版」より)は、前年比1.7%増加の31,032億円となり僅かな増加となりました。その中で当社グループの買取対象となる新品カー用品の市場規模は前年比0.9%減少の13,838億円となりました。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 商品買取について 当社グループは、事業の持続的な成長を実現するため、リユース業態の根幹であるカー&バイク用品の買取を強化していくことが最も重要な課題であると認識しております。 当社グループの買取方法は、「店頭買取」、宅配便を利用した「宅配買取」、直接訪問して買取を行う「出張買取」という3つの買取方法があります。また、それらの強みとしてカスタムパーツの査定も積極的に行うという特徴を活かし、カスタムカーを中心とした車両買取を開始いたしました。今後も買取のチャネルの多様化を進めてまいります。 更に、買取査定のデータベース化、買取査定書類や手続きのIT化を進めることで、お客様の利便性の向上と業務効率化を進めてまいります。 ② 店舗展開について 当社グループは、事業の持続的な成長と安定した収益を確保するため、直営店舗及びフランチャイズ店舗による継続的な新規出店を行うことが重要と認識しております。 その中において、フランチャイズ出店を希望されるエリアを優先的に出店してきましたが、どうしても人口の多い都市部エリアへの出店希望の偏りが起こりやすくなっております。 そのため、メインブランドである「アップガレージ」を出店すべきエリアと、既にブランド認知が進んだエリアにおいては、「アップガレージ ライダース」等の専門店を集中出店するエリアとで区分し、効果的な店舗展開を行ってまいります。 ③ グローバル展開について 当社グループは、今後の持続的な成長を実現するためには、グローバル展開の推進が重要でありますが、そのためには、現地ビジネス習慣の習得、リユース業態の現地法規制対応等といった様々な課題を克服する人的リソースの確保が重要であると認識しております。 今後、海外ビジネスに精通した人材の確保と現地責任者スタッフの育成を行い、市場状況調査や経営管理強化を図り、速やかな海外展開が可能となる事業基盤の強化を進めてまいります。 ④ システム開発投資について 当社グループは、リユース業態における基幹システム(売上・在庫管理・買取査定システム)やモール型ECサイト「upgarage.com(アップガレージドットコム)」、スマートフォンアプリ、流通卸売業態における受発注プラットフォーム「ネクスリンク」等を自社開発することで、事業オペレーションに合わせたカスタマイズ、新たな試みのシステム反映等を有機的に行っております。 今後、事業の持続的な成長を実現するためには、益々システム開発に対する重要性が高まってくると認識しており、継続的な投資によるシステムのリプレース、新たな機能の拡張、EC及び受発注プラットフォームを普及させるための取り組み、店舗オペレーション改善関連で開発したシステムの外部販売、システム開発人材の育成を重点課題として取り組んでまいります。 ⑤ 人材確保と育成について 当社グループは、人事体制を強化することで、一貫した人材戦略の遂行を図っております。特に、デジタル人材の育成、次世代経営層の強化、多様な人材の登用を柱とし、社員一人ひとりが能力を発揮しやすい環境づくりを推進しております。また、エンゲージメント向上・ダイバーシティの観点からも、キャリア面談の全社実施、デジタル・ダイバーシティ研修の受講徹底、有給休暇や育児休業の取得促進といった取り組みを展開しております。今後もKPIとして設定している各目標の達成に向けて、人材ポートフォリオの最適化と組織風土の改革を両輪に、人的資本価値の最大化を目指してまいります。
事業等のリスク9,761字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループは、事業活動に関わるあらゆるリスクを的確に把握し、リスクの発生頻度や経営への影響を低減していく体制を構築しております。当社代表取締役社長を委員長、執行役員・常勤監査役及び委員長が指名する役職員をメンバーとし、社外取締役及び社外監査役がオブザーバーとして参加する「サステナビリティ委員会」を設置し、リスクマネジメント体制を整備しております。 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 法的規制について ① 古物営業法 発生する可能性:小   発生する時期:特定時期なし   影響度:大 当社グループが、中古カー用品等の買取・販売を営むためには、会社ごとに「古物営業法」に基づき都道府県公安委員会の許可を受ける必要があります。なお、当社グループが取得している古物商の許可は以下のとおりであります。 対象会社   監督官庁   許可番号 ㈱アップガレージグループ   神奈川県公安委員会   第451910009734号 また、買取品が盗品又は遺失物であると判明した場合、民法の規定より2年以内であればこれを無償で被害者又は遺失者に回復することとされており、被害者に当該品を返還する場合は損失が発生いたします。当社グループは、これまでに監督官庁による行政処分や行政指導を受けた事実はございませんが、同法に違反し許可の取消し、営業停止等の処分及び罰則を科される場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、日本リユース業協会に加盟し情報収集等を行うと共に、古物営業に従事する従業員へのリユース検定の取得義務付けや盗品と判明した商品の報告・提出など警察当局との連携等により古物営業法の遵守に努めております。 ② 中小小売商業振興法/私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(独占禁止法) 発生する可能性:小   発生する時期:特定時期なし   影響度:大 当社グループは、フランチャイズ展開を行うにあたり、「中小小売商業振興法」及び「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(独占禁止法)」を遵守する必要があります。当社グループは、これまでに同法に基づく監督官庁による行政処分や行政指導を受けた事実はございませんが、同法に違反し営業停止等の処分及び罰則を科される場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループは、フランチャイズ加盟企業とより強固な信頼関係の構築に努めておりますが、フランチャイズ加盟企業からフランチャイズ契約に関する訴訟が提起された場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、フランチャイズビジネスの業界団体である一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会へ加盟し、業務に関連する従業員への教育や関係法令等の必要な情報の収集を行っております。また、年間に1~2回フランチャイズ店のオーナー企業や店長が参加する加盟店会等を実施することで双方向のコミュニケーションを通じて信頼関係の構築に努めております。 ③ 特定商取引に関する法律 発生する可能性:小   発生する時期:特定時期なし   影響度:大 当社グループは、ECサイト「upgarage.com(アップガレージドットコム)」を運営するにあたり、「特定商取引に関する法律」を遵守する必要があります。当社グループは、これまでに同法に基づく監督官庁による行政処分や行政指導を受けた事実はございませんが、同法に違反し業務停止等の処分及び罰則を科される場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、関係省庁や顧問弁護士から関係法令等の必要な情報の収集を行っております。また、適宜、顧問弁護士や弁護士資格を有する社外取締役から法的なアドバイスを受ける体制を構築し関係法令の遵守に努めております。 ④ 職業安定法 発生する可能性:小   発生する時期:特定時期なし   影響度:小 当社グループは、厚生労働大臣より国内における有料職業紹介事業の許可を受け、自動車関連業界に専門特化した人材紹介事業「BoonBoonJob(ブーンブーンジョブ)」を運営しております。有料職業紹介事業の許可の期限は、2027年5月31日となっており、5年毎の許可更新が必要となります。また、当社グループの有している有料職業紹介事業の許可の取消しについて、職業安定法第32条の9に定められております。現時点で認識している限りでは、当社グループは法令に定める許可の取消事由に該当する事実を有しておりませんが、将来何らかの事由により許可の取消し等が発生した場合には、事業運営に支障をきたすとともに、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、有料職業紹介事業の法定講習を受講した職業紹介責任者を配置し、関係省庁や顧問弁護士から関係法令等の必要な情報の収集を行っております。また、適宜、顧問弁護士や弁護士資格を有する社外取締役から法的なアドバイスを受ける体制を構築し関係法令の遵守に努めております。 ⑤ 個人情報保護 発生する可能性:小   発生する時期:特定時期なし   影響度:大 当社グループは、各事業を通じて保有する個人情報を管理しており、「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱業者としての義務を課されております。個人情報が当社グループ関係者、業務委託先等の故意又は過失により外部へ流出した場合、又は外部からの不正なアクセスや想定していない事態によって個人情報の外部流出等が発生した場合には、適切な対応を行うために相当な費用負担、当社グループへの損害賠償請求、当社グループ並びに当社サービスの信頼性やブランドが毀損し、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、個人情報の第三者への漏洩、不適切な利用、改ざん等の防止のため、個人情報保護基本規程及び個人情報管理に関連する規程やマニュアルを制定することにより「個人情報保護マネジメントシステム」に準拠した管理体制を確立しております。また、全社員を対象とした年に1回の個人情報に関する教育を通じて個人情報の取扱いに関するルールを周知徹底し、個人情報保護に関する意識の向上を図ることで、同法及び関連法令等の法令遵守に努めております。なお、当社は財団法人日本情報処理開発協会による、プライバシーマークの認定・付与を受けております。システム面においては個人情報を管理しているサーバーは物理的なセキュリティ設備が強固な外部データセンターにて管理されており、更には外部からの不正アクセスに対するセキュリティの強化及び個人情報の閲覧にアクセス制限を設ける等により、厳重に個人情報の管理を行っております。 (2) 業界関連について ① 自動車に関わる技術や自動車の利用方法に関わる変化について 発生する可能性:中   発生する時期:中長期   影響度:中 当社グループは、カー&バイクに関連する領域を中心に事業を展開しております。自動車業界は「コネクティッド」「自動化」「シェアリング」「電動化」等の技術革新が急速に進んでおり、これに伴い顧客のニーズも変化しております。今後革新的な技術革新が起きた場合、このような顧客のニーズの変化が当社グループの事業に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、新しいニーズに対応する新規事業・サービスの開発を目的として経営企画室を設置し、常に業界の動向を注視し、また、新規事業やサービスの開発を継続的に行うことで自動車関連事業での様々な革新と市場環境の変化に機動的に対応できるように努めております。 ② 気候変動による需要の変化について 発生する可能性:中   発生する時期:1年以内   影響度:中 当社グループは、スタッドレスタイヤ等、天候により販売が変動する商品を取り扱っておりますが、需要低下や販売時期のずれによる売上高の増減が、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、暖冬等の異常気象が発生し、スタッドレスタイヤの需要が見込めない場合は、サマータイヤの売り出しを強化するような対応を取っております。さらに、カスタムパーツやナビゲーション・オーディオ等の持ち込み交換サービス「UPPIT(アップピット)」や「ホイールリペアサービス」等の異常気象による影響を受けにくいサービスの展開を推進しております。 (3) 金融環境の変化について ① 資金調達環境及び金利情勢の変化について 発生する可能性:中   発生する時期:特定時期なし   影響度:小 当社グループは、今後の金融市場の動向・金利変動により資金調達が困難な事態が発生した場合、出店計画に支障をきたし、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、新規出店時等の資金需要に対して、常に複数の金融機関から目的使途により長期・短期の借入れによって資金調達を行っております。 ② 為替相場の変動について 発生する可能性:中   発生する時期:特定時期なし   影響度:中 当社グループの国外の主な売上は米ドル建であります。米ドル/円の為替相場に極端な変動が生じた場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、為替相場の動向を注視するとともに、今後の海外売上比率の増加状況によっては、為替予約等の導入も検討してまいります。 (4) ビジネスモデルについて ① 競合について 発生する可能性:小   発生する時期:特定時期なし   影響度:中 自動車メーカー、自動車ディーラー、カー用品店、バイク用品店、タイヤ専門店、総合リユース業、インターネット販売業、フリマアプリ運営会社等の競合他社が存在しております。これらの競合他社が当社グループよりも低い価格で同水準のサービスを展開した場合や、個人ユーザーを取り込む斬新なサービスを提供した場合、当社グループのシェアが下がり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、既存のお客様への丁寧な接客や適正な価格の提示だけでなく、お客様の新しいニーズに対応するために新商品や新サービスの開発を継続的に行っております。 ② 店舗投資について 発生する可能性:小   発生する時期:特定時期なし   影響度:小 当社グループは、中古カー用品事業の「アップガレージ」、中古バイク用品事業の「アップガレージ ライダース」、中古タイヤ・ホイール専門店の「アップガレージ ホイールズ」、車両買取サービスの「パーツまるごとクルマ&バイク買取団」、中古工具買取・販売専門店の「アップガレージ ツールズ」、中古自転車買取・販売専門店の「アップガレージ サイクルズ」、中古カスタムカー販売の「アップガレージ カーズ」、新品タイヤ販売の「タイヤ流通センター」の8つのカテゴリーの店舗を直営展開しております。 不動産市況の変動等により出店条件に合致した物件を確保できない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、各店舗の新規出店の際の収益の安定化には一定の時間を要する傾向があり、事業の展開状況によっては、十分な将来キャッシュ・フローを生み出さない店舗資産が判明した場合、減損損失を計上することになります。 当社グループでは、今後も中長期的な経営戦略に従いエリアを限定せず積極的・機動的な店舗開発を行う方針であり、不動産会社や金融機関等と連携しております。店舗物件情報の提供を受けた際は速やかに物件調査を開始し、機動的に出店できるように努めております。店舗の減損損失については、2期連続で本部費配賦後の営業利益が赤字の店舗で、割引前将来キャッシュ・フローによる回収額が固定資産簿価を下回る場合に計上しております。新店等で出店計画において赤字が見込まれる期間に係る減損判定については、出店時の計画を大幅に下回る場合に、減損兆候ありとして減損判定を行っております。 ③ 敷金及び保証金について 発生する可能性:小   発生する時期:特定時期なし   影響度:小 当社グループの不動産物件は、賃借を基本としております。賃貸借契約に際しては、賃貸人に敷金及び保証金を差し入れており、直営店等の不動産物件の賃借の増加に伴い、敷金及び保証金の残高は増加する可能性があります。また、当社グループに起因しない賃貸人側の諸事情により、その一部又は全額が回収できなくなる場合や、契約満了前の当社グループの都合による中途解約によって違約金の支払が必要となる場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、契約期間満了等による賃貸借契約解消時に、敷金及び保証金が返還されるよう、各不動産物件の契約時に賃貸人と交渉を行っております。また、定期的に賃貸人の信用状態の確認を行うように努めております。 ④ フランチャイズ展開について 発生する可能性:小   発生する時期:特定時期なし   影響度:中 当社グループは、中古カー用品事業の「アップガレージ」、中古バイク用品事業の「アップガレージ ライダース」、中古タイヤ・ホイール専門店の「アップガレージ ホイールズ」、車両買取サービスの「パーツまるごとクルマ&バイク買取団」、新品タイヤ販売の「タイヤ流通センター」の5つのカテゴリーの店舗をフランチャイズ方式で展開しております。フランチャイズ店が何らかの理由により退店する場合、ロイヤリティ収入が減少し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、フランチャイズ本部としてフランチャイズ加盟者とのコミュニケーションを重視する方針であり、フランチャイズ加盟者との相互繁栄を目指しております。フランチャイズ加盟者及びフランチャイズ店への支援を行うスーパーバイザーを配置し、定期的に臨店することで店舗運営を改善するとともに、共同の販売促進キャンペーンを実施しております。また、加盟及び開店に際し、店長及びスタッフに対する研修制度、在庫商品の支援並びに商品データベース等のシステム支援等を行っております。 ⑤ 商品の仕入について a.中古品の仕入について 発生する可能性:中   発生する時期:特定時期なし   影響度:中 当社グループにおける中古品の仕入は、顧客からの買取がその大半を占めております。一次流通市場の動向、既存の競合他社の動向、新規の競合他社の参入、フリマアプリに代表されるCtoC(個人間取引)サービス等が商品の仕入に影響を及ぼす可能性があり、今後も中古品を質量ともに安定的に確保できるというわけではありません。中古品の仕入状況によっては商品不足による販売機会の喪失等が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 b.新品の仕入について 発生する可能性:中   発生する時期:特定時期なし   影響度:中 当社グループが販売している新品商品は、様々な要因によってその仕入商品、原材料の価格変動や市場環境変化の影響を受け、販売価格が見込みに反して高騰、若しくは暴落することがあります。これにより販売価格が仕入価格を下回る、若しくは価格高騰で需要が後退する等、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、海外での生産品も多く、生産工場だけでなく工場に至るまでのサプライチェーンにおける稼働状況も考慮し、品薄と想定される商品については早期に確保するように努めております。また、有事においても商品を適正な価格で安定的に供給できるよう仕入ルートの確保に努めております。 ⑥ IT投資について 発生する可能性:中   発生する時期:特定時期なし   影響度:中 当社グループは、クルマ好き・バイク好きの顧客をターゲットとしたECサイト「upgarage.com(アップガレージドットコム)」を中心に各種WEBサイトの運営を行っておりますが、当社グループのサービスの維持・向上及び更なる事業拡大のためには、IT投資を継続的に行う必要があります。適切にIT投資が行われない場合、当社グループのサービスやブランドイメージが低下する可能性のほか、サービスの改善等にかかる費用の増加に伴い、業績に影響を及ぼす可能性があります。また、情報通信障害等が発生し、サービスの継続が長期にわたり困難となる等取引機会の喪失や信用の毀損が発生した場合は、当社グループの経営成績及び財政状態並びに企業としての社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、IT投資の適正化を図るためにIT部門を内製化しており投資に対して柔軟な対応を行っております。情報通信障害対策については、当社グループの取り扱う様々な情報を漏洩リスク等から回避するため、「IT管理規程」、「安全管理措置ガイドライン」等の諸規程を定め、各種セキュリティ対策、障害発生時の保守体制の整備、クラウドを含めたバックアップ体制の構築を行い、IT資産の安全性及び適切性を確保しております。 ⑦ インターネット等による風評被害について 発生する可能性:中   発生する時期:特定時期なし   影響度:中 インターネット上において、当社グループ及びその関係者に関連し不適切な書き込みや画像等の公開によって風評被害が発生した場合、その内容の真偽にかかわらず、ブランドイメージ及び社会的信用が失墜し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)利用ガイドラインを制定しており、それらの周知を図ることにより、当社グループ及びその関係者による不適切な行為を予防しております。 ⑧ 自然災害及び感染症発生等について 発生する可能性:中   発生する時期:特定時期なし   影響度:大 当社グループの本社、フランチャイズ本部及び主要直営店は、神奈川・東京・埼玉・千葉にあります。当該地域において地震、風水害(暴風・豪雨・洪水・津波)、猛暑・熱波、豪雪、火山の噴火及びその他の異常な自然現象により人的及び物的な損害を受けた場合、新型コロナウイルスのような重篤な感染症の流行により当社グループの事業を著しく縮小せざるを得なくなった場合は、当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 また、自然災害及び感染症発生等に起因して生じる電力の不足、燃料の不足、通信網の断絶、運輸機能の停止及び水道の停止等ライフラインの途絶が発生した場合、行政からの避難命令・勧告等により事業を継続することが困難となった場合にも当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、事業継続計画(BCP)の策定、定期的な災害対策用の設備点検、各種の感染症対策、安全確認メール訓練等を実施してリスクの低減を図っております。 ⑨ カントリーリスクについて 発生する可能性:中   発生する時期:特定時期なし   影響度:中 当社グループは、海外の会社との取引や進出先において、国の政治・経済・社会情勢に起因した、商品仕入や事業遂行の遅延・不能等が発生するカントリーリスクを負っています。新品商品の大半は、中国、韓国、台湾をはじめとするアジア地域より調達しております。そのため、当該地域の政治・経済情勢、治安状態、法制度に著しい変動があった場合、地震・風水害等大規模な自然災害等が発生した場合は、商品の調達に影響を及ぼす可能性があります。また、原材料価格の高騰により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 更に、海外店舗においても各国の法令・制度・文化・商習慣の違いや為替レートの変動等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。なお、出店しているアメリカ合衆国カリフォルニア州において法律上等の必要な許可は取得しております。 当社グループでは、取引先や進出先の地域の情報について常時収集分析を行っており、分析を基に早期に商品確保や店舗運営等の対策を実施しております。早期の商品確保や仕入ルートの拡大、新商品や新サービスの開発を継続的に行うことでリスクの低減を図っております。 ⑩ 訴訟リスクについて 発生する可能性:中   発生する時期:特定時期なし   影響度:中~大 当社グループが事業活動を継続するにあたり、多種多様な訴訟のリスクが存在し、内部統制の整備により内部管理体制を確立しても、これらを完全に排除することは不可能であり、当社グループを当事者とした訴訟の提起を受ける可能性があります。訴訟を提起された場合、その結果によっては当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループの経営の基本方針はコンプライアンス(法令等遵守)であり、これに基づき内部統制システムの基本方針及びリスク管理規程を制定しており、取締役会、監査役会、サステナビリティ委員会を中心に役職員がコンプライアンス体制の強化・推進と事業リスクの低減に取り組んでおります。また、弁護士と顧問契約を締結し、必要に応じて迅速に相談できる体制を整備しております。 ⑪ 人材の確保について 発生する可能性:中   発生する時期:中長期   影響度:中 当社グループでは、人材確保及び人材育成が当社グループの計画どおり進まない場合、当社グループの業績及び出店計画に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、積極的な採用活動を行っているほか、外部コンサルティングを活用した教育体制や研修内容の整備、一般的な福利厚生だけでなく、当社グループ従業員の嗜好に合わせた福利厚生の充実等によって人材の定着と能力の底上げを図っております。 ⑫ 売掛債権の貸倒リスクについて 発生する可能性:中   発生する時期:特定時期なし   影響度:小 当社グループでは、売掛債権による取引が発生しております。将来において取引先の状態が急激に変化した場合、売掛債権の回収に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、各取引先とは与信の設定、定期的な信用状態の確認、取引状況の管理、監査法人との協議による適正な引当金の設定等を行うことでリスクの低減を図っております。 (5) 大株主について 発生する可能性:小   発生する時期:特定時期なし   影響度:中~大 本書提出日現在、当社株式の大部分は代表取締役会長 石田誠の資産管理会社である㈱E&E(発行済株式総数の71.45%)及び石田誠の子の配偶者である代表取締役社長 河野映彦(発行済株式総数の1.04%)により保有されております。 ㈱E&Eは、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権の行使に当たっては株主共同の利益にも配慮する方針としております。 しかしながら、何らかの事情により大株主において当社株式の保有方針や議決権行使の方針が変更された場合には、当社グループの重要な決定に影響を与えるなど、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社では、少数株主の保護を目的として3名の独立社外取締役を選任しております。また、役員の指名に関する諮問委員会として任意の指名委員会を設置しております。
経営成績の分析 (MD&A)6,919字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 当連結会計年度(2025年4月1日~2026年3月31日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善により緩やかな回復となったものの、インフレや為替変動等の懸念に加え、中東情勢や米国の通商政策の動向等により、先行きが不透明な状況が続きました。 国内の自動車関連市場に関しては、新車と中古車ともに販売台数が前期を僅かに下回る結果となりました。 こうした市場環境の中、リユース業態においては前期に引き続き、物価高や新品カー用品・バイク用品の値上げが続いている中で、消費者の中古用品やリユース市場に対する旺盛な需要は継続し、買取及び販売が好調に推移いたしました。 直営店舗においては、リユース需要の拡大を背景に新規出店に注力したことで当連結会計年度において年間出店計画5店舗を大きく上回る10店舗の出店を達成いたしました。新規出店の加速、買取及び販売のマーケティング強化と取付サービスの拡充等によって、来店客数が順調に増加し、中古タイヤホイールの販売を中心に売上高が前期比で大きく増加いたしました。さらに「アップガレージアプリ」を活用し、会員限定の店頭割引キャンペーンや限定クーポンの配信、プッシュ通知による来店誘致等を行い、実店舗とお客様を繋ぐOMO戦略を進めたことにより、サービスの利便性も向上いたしました。 これらの施策により、直営店舗における既存店売上高の対前期比は105.4%となりました。 フランチャイズ関連についても、新規出店及びフランチャイズ店舗の増収によりロイヤリティ、EC手数料、その他付帯収入が順調に増加いたしました。 海外では、昨年11月にアメリカ合衆国で2店舗目となるオンタリオ店(カリフォルニア州)をオープンいたしました。 この結果、リユース業態(直営店舗運営、フランチャイズシステムの運営、ECサイト運営)による収入は9,318百万円(前期比12.8%増)となりました。 当連結会計年度末時点の直営店及びフランチャイズ店の業態別の合計店舗数は、281店舗となり、その内訳は、「アップガレージ」159店舗、「アップガレージ ライダース」94店舗、「アップガレージ ホイールズ」11店舗、「アップガレージ ツールズ」2店舗、「パーツまるごとクルマ&バイク買取団」4店舗、「アップガレージ サイクルズ」10店舗、「アップガレージ カーズ」1店舗となっております。なお、直営店及びフランチャイズ店の拠点数の合計は196拠点となっております。 流通卸売業態においては、前期から引き続きタイヤをはじめとした各メーカーの値上げによる消費者の買い控え等の懸念があるものの、「タイヤ流通センター」向けの卸売は加盟店の増加により堅調に推移いたしました。「ネクスリンク」(受発注プラットフォーム)においても新規取引先の増加と既存取引先との取引増加によって好調に推移いたしました。 この結果、流通卸売業態による収入は6,048百万円(前期比6.6%増)となりました。 当連結会計年度末時点の「タイヤ流通センター」ブランドの直営店及びフランチャイズ店の加盟店合計は209店舗となっております。 その他の収入は18百万円(前期比60.6%減)となりました。 販売費及び一般管理費については、期初からの新卒初任給の引き上げや店舗の若手社員の給与テーブル改定等の人的資本投資を積極的に行いました。さらに直営店の出店加速に伴う店舗従業員の採用強化、新規出店や既存店舗の改修及び設備投資を行ったことにより前期比で大きく増加いたしました。 この結果、当連結会計年度の業績は売上高15,384百万円(前期比10.0%増)、営業利益1,103百万円(前期比5.7%増)、経常利益1,129百万円(前期比4.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益780百万円(前期比0.6%減)となりました。 なお、当社グループはカー&バイク用品関連の買取、販売及びその付随業務からなる単一セグメントのため、セグメントごとの記載を省略しております。 ② 財政状態の状況 (資産) 流動資産は4,688百万円となり、前連結会計年度末に比べ542百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が292百万円、売掛金が203百万円増加したことによるものであります。 固定資産は2,702百万円となり、前連結会計年度末に比べ262百万円増加いたしました。これは主に、店舗の新規出店等に伴い有形固定資産が207百万円、敷金及び保証金が67百万円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は7,390百万円となり、前連結会計年度末に比べ805百万円増加いたしました。 (負債) 流動負債は1,743百万円となり、前連結会計年度末に比べ200百万円増加いたしました。これは主に、買掛金が177百万円、未払金が89百万円、その他流動負債が64百万円増加した一方で、借入金の返済によって短期借入金が100百万円減少したことによるものであります。 固定負債は514百万円となり、前連結会計年度末に比べ76百万円増加いたしました。これは主に、リース債務が42百万円、資産除去債務が18百万円増加したことによるものであります。 この結果、負債合計は2,257百万円となり、前連結会計年度末に比べ277百万円増加いたしました。 (純資産) 純資産合計は5,133百万円となり、前連結会計年度末に比べ528百万円増加いたしました。これは主に、剰余金の配当256百万円、親会社株主に帰属する当期純利益780百万円の計上によるものであります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ292百万円増加し、2,166百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、1,192百万円の収入(前連結会計年度は460百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が1,125百万円(前連結会計年度は1,083百万円)、減価償却費が379百万円(前連結会計年度は303百万円)、仕入債務の増加額が177百万円(前連結会計年度は減少額が85百万円)あった一方で、法人税等の支払額が388百万円(前連結会計年度は315百万円)、売上債権の増加額が203百万円(前連結会計年度は111百万円)あったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、543百万円の支出(前連結会計年度は562百万円の支出)となりました。これは主に、店舗の新規出店等の設備投資及び既存店舗の改修に伴う有形固定資産の取得による支出が314百万円(前連結会計年度は328百万円)、システム開発に伴う無形固定資産の取得による支出が176百万円(前連結会計年度は215百万円)、敷金及び保証金の差入による支出が69百万円(前連結会計年度は28百万円)あったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、355百万円の支出(前連結会計年度は295百万円の支出)となりました。これは主に、配当金の支払額が256百万円(前連結会計年度は193百万円)、短期借入金の純減額が100百万円(前連結会計年度は100百万円)あったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 当社グループの事業は、カー&バイク用品関連の買取、販売及びその付随業務からなる単一セグメントであるため、売上区分別に記載しております。 a.生産実績 当社グループは生産活動を行っていませんので、該当事項はありません。 b.仕入実績 当連結会計年度の仕入実績を売上区分別に示すと、次のとおりであります。 売上区分   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 仕入高(千円)   前年同期比(%) リユース業態   3,728,980   113.4 流通卸売業態   5,494,585   107.5 その他   -   - 合計   9,223,565   109.8 c.受注実績 当社グループが提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 d.販売実績 当連結会計年度の販売実績を売上区分別に示すと、次のとおりであります。 売上区分   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 販売高(千円)   前年同期比(%) リユース業態   9,318,762   112.8 流通卸売業態   6,048,136   106.6 その他   18,075   39.4 合計   15,384,974   110.0 (注) 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ㈱IDOM   3,063,063   21.9   3,235,788   21.0 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債や収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる可能性があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 財政状態の分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に記載のとおりであります。 b.経営成績の分析 (売上高) リユース業態については、直営店の新規出店が拠点数で10店舗出店したことに加え、既存店の売上高対前期比は105.4%と好調に推移いたしました。物価上昇による中古用品やリユース市場に対する需要の高まりにより、売上は好調に推移いたしました。フランチャイズ関連については、フランチャイズ店舗の新規出店が拠点数で8店舗ありました。直営店同様にフランチャイズ店の売上も好調に推移したこと及び、下期からロイヤリティ料率を値上げしたことにより、ロイヤリティ等の収入が前期比で増加いたしました。また、ECサイト手数料については、フランチャイズ店舗のEC販売の増加により、前期比で増加いたしました。 流通卸売業態については、タイヤメーカーの値上げや円安や原材料費の高騰による仕入価格の上昇があったものの、取引先の拡大等によって売上高は順調に推移いたしました。 この結果、売上高は15,384百万円(前期比10.0%増)となりました。 (売上原価、売上総利益) 売上原価は9,223百万円(前期比9.8%増)となりました。これはリユース業態における直営店及びEC販売の好調及び流通卸売業態における取引増加によって、売上原価の金額が増加いたしました。売上総利益は取付メニューの拡充等の利益率改善の取り組みを進めてまいりました。この結果、売上総利益は6,161百万円(前期比10.4%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 販売費及び一般管理費は5,057百万円(前期比11.5%増)となりました。ベースアップや福利厚生・人事制度改革に伴う人件費等の増加、国内の新規出店や既存店舗の改修、設備投資、海外出店等により前期比で大きく増加いたしました。しかし、売上高の増加及び全社的にコスト削減に努めた結果、売上高販管費率は、前期に引き続き低下いたしました。この結果、営業利益は1,103百万円(前期比5.7%増)となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 営業外収益は受取保険金12百万円等により41百万円(前期比21.2%減)、営業外費用は支払補償費12百万円等により15百万円(前期比17.2%増)となりました。この結果、経常利益は1,129百万円(前期比4.2%増)となりました。 (特別利益、特別損失、法人税等、親会社株主に帰属する当期純利益) 特別損失は固定資産除却損等により4百万円(前期比208.3%増)となりました。 また、法人税等合計は344百万円となり、親会社株主に帰属する当期純利益は780百万円(前期比0.6%減)となりました。 c.キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ③ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 必要資金については、自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、複数の金融機関との当座貸越契約を設定しております。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは商品の仕入のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、システム開発、設備投資、新規出店によるものであります。 当社グループはリユース業態において多店舗展開を行っており、事業の成長のため継続的に出店及び改装に係る設備資金需要が生じておりますが、適切な設備投資と資金調達のバランスを保ちながら安定した財務基盤を維持することに努めております。 ④ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、企業価値の向上と株主利益の増大を実現するため、売上高、営業利益、売上高営業利益率、自己資本利益率(ROE)及び投下資本利益率(ROIC)の向上を重要な指標として位置付けております。 中長期の目標としては2029年3月期に売上高20,740百万円、営業利益は2,280百万円、売上高営業利益率11.0%、ROE20.0%、ROIC17.0%の達成を目指しております。 当連結会計年度における売上高は15,384百万円(目標は15,500百万円、前期実績は13,981百万円)、営業利益は1,103百万円(目標は1,315百万円、前期実績は1,044百万円)、売上高営業利益率は7.2%(目標は8.5%、前期実績は7.5%)、ROEは16.0%(目標は17.4%、前期実績は18.2%)、ROICは14.1%(目標は15.2%、前期実績は14.1%)であります。 また、今後の成長性及び収益性を確保する観点から、「既存店の客数・客単価前年同期比」「タイヤ流通センター加盟店数」も重要な指標としております。それぞれの指標の実績は、「既存店前年同期比」で2025年3月期客数99.7%・客単価103.0%、2026年3月期客数102.4%・客単価103.0%、「タイヤ流通センター加盟店数」は2025年3月期200店舗、2026年3月期209店舗となっております。 ⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。また、今後の経営成績に影響を与える課題につきましては「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。 ⑥ 経営者の問題意識と今後の方針 経営者の問題意識と今後の方針につきましては、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

IR資料の開示履歴 (TDnet)
  • 決算説明資料2027年3月期 第1四半期決算説明資料2026-08-03

TDnetのPDFは掲載後約1ヶ月で削除されるため、古い開示はタイトルのみの記録です。

関連する企業

関連企業

本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。