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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.65-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

HANATOUR JAPAN

HANATOUR JAPAN CO.,LTD.6561 · Growth · サービス業

韓国資本のインバウンド旅行会社。HANATOUR SERVICE INC.からの送客を基盤に、日本国内のホテル・バス・レストラン手配を一手に担う。

概要

HANATOUR JAPANは、韓国上場企業HANATOUR SERVICE INC.を親会社とする訪日旅行専門の旅行会社である。日本国内のインバウンド旅行(団体・個人)の手配、貸切観光バスの運行(子会社㈱友愛観光バス)、Tマークシティホテル4施設の運営の3事業を連携させ、訪日旅行者にワンストップサービスを提供する。2024年12月期の連結売上高は67億円、営業利益17億円(利益率25.4%)、純利益16億円。2025年12月期は売上72億円、営業利益20億円を見込む。従業員数308名。

旅行・バス・ホテルの三事業を連携させるビジネスモデル

当社グループは、訪日外国人旅行者向けの旅行事業、貸切観光バスを運行するバス事業、Tマークシティホテルブランドで4施設を運営するホテル等施設運営事業の3事業を柱とする。旅行事業では、韓国からの団体旅行を中心に、東南アジアや欧米からの個人旅行(FIT)の手配も行う。バス事業は子会社㈱友愛観光バスが東京、大阪、北海道、福岡の4拠点で運行し、ホテル事業は子会社㈱アレグロクスTMホテルマネジメントが札幌・東京大森・金沢の各ホテルを運営する。3事業間の連携により、旅行手配から宿泊、交通までグループ内で完結するワンストップサービスを強みとする。収益面では、2024年12月期の連結売上高67億円のうち、旅行事業とホテル事業がそれぞれ約4割を占め、バス事業が約3割を占める(セグメント間取引消去前の数値)。

親会社HANATOUR SERVICE INC.を軸とするグループ体制

当社は韓国証券取引所及びロンドン証券取引所に上場するHANATOUR SERVICE INC.の連結子会社であり、同社が当社の議決権の54.4%を保有する。HANATOUR SERVICE INC.は韓国国内で旅行業を展開し、当社と業務提携契約を結び送客を行う。当社の子会社としては、貸切観光バスを運行する㈱友愛観光バス(大阪府八尾市)、Tマークシティホテルを運営する㈱アレグロクスTMホテルマネジメント、システム開発を担当するHANATOUR JAPAN SYSTEM VIETNAM COMPANY LIMITED(ベトナム)の3社がある。このグループ体制により、旅行・輸送・宿泊・システム開発を内部で完結し、コスト競争力とサービス品質を維持している。

韓国依存から東南アジア・欧米への市場分散戦略

当社の取扱旅行客の40%超が韓国からのインバウンドであり、歴史的に韓国市場に依存してきた。しかし、特定国への依存リスクを低減するため、東南アジア(ベトナム、タイ、シンガポール、インドネシア)や欧米からの訪日客獲得に注力している。2019年3月にはインドネシアに駐在員事務所を開設し、新規マーケット開拓の拠点とした。また、国内では福岡県博多区(九州営業所)、大阪市中央区(大阪営業所)などの営業所を設置し、地域ごとの手配体制を整えている。団体旅行だけでなく、FIT(個人旅行)向けの商品も拡充し、多様なニーズに対応することで市場を広げている。

システム開発によるプラットフォーム企業への変革

当社は「旅行プラットフォーム企業」を目指し、システム開発に積極的に投資している。自社運営のポータルサイト「Gorilla」では、ホテル宿泊施設や観光施設の入場券、交通パス(SUICA、KANSAI THRU PASS、SUNQパス等)を主にFIT向けに販売する。海外主要予約サイトとのAPI連携も進めており、商品ラインアップを拡充中である。さらに、海外旅行エージェント向けに訪日FIT需要を支援する新プラットフォームの開発に着手しており、生成AI技術の活用も検討している。これらのシステム開発は、子会社であるHANATOUR JAPAN SYSTEM VIETNAM COMPANY LIMITEDが担当し、効率的なサービス提供を支えている。

業界の中での役割は訪日旅行市場における着地型旅行会社(手配代行業者)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
72億円
営業利益
20億円
営業利益率
27.8%
純利益
14億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01インバウンド旅行(韓国・東アジア・東南アジア)主力

韓国や東アジア・東南アジアからの訪日旅行者に対し、ホテル、バス、レストラン、観光地などの手配業務を提供。パッケージツアーからFIT、企業の報奨旅行まで幅広く対応し、親会社HANATOUR SERVICE INC.からの送客を中心に、自社でも現地エージェントを開拓している。

主な製品・サービス1
インバウンド手配旅行サービス
ホテル、バス、レストラン、観光地などの手配を代行する。パッケージツアー、個人旅行、企業報奨旅行などに対応。

02宿泊手配・販売準主力

日本全国のホテルの客室を年間ブロック契約で確保し、主にFIT(個人旅行者)向けに自社システム「Gorilla」で管理・販売。宿泊予約の手配を効率化し、安定的な客室供給を実現する。

主な製品・サービス1
ホテル手配・販売システム「Gorilla」
ホテル客室の仕入れ、年間ブロック契約による確保、管理・販売を行うシステム。FIT向けに宿泊予約を提供する。

03観光ツアー・チケット販売副次

日本国内の観光地の入場券や交通パス(SUICA、KANSAI THRU PASSなど)を、主にFIT向けに「Gorilla」で販売。オプショナルツアーの手配も行い、訪日旅行者の利便性を高める。

主な製品・サービス1
チケット販売サービス
観光地の入場券や交通パスを取り扱い、オンラインで販売。オプショナルツアーの予約も可能。

04バス運行(子会社)副次

子会社の友愛観光バスが、インバウンド向け貸切観光バスの運行や送迎バスサービスを提供。旅行事業と連携し、移動手段を確保する。

主な製品・サービス1
貸切観光バスサービス
訪日観光客向けに貸切観光バスを運行。安全・快適な移動を提供する。

05ホテル運営(子会社)副次

子会社のアレグロクスTMホテルマネジメントが、「Tマークシティホテル」を複数運営。自社グループで宿泊施設を保有し、旅行事業との相乗効果を図る。

主な製品・サービス1
Tマークシティホテル
札幌、東京大森、金沢などで展開する都市型ホテル。観光客向けに快適な宿泊を提供する。

製品と技術

自社ポータル「Gorilla」によるFIT向け販売プラットフォーム

当社は、訪日個人旅行者(FIT)向けに自社運営のポータルサイト「Gorilla」を展開している。同サイトでは、日本全国のホテル宿泊施設のほか、観光地の入場券、鉄道パス(SUICA、KANSAI THRU PASS、SUNQパス等)などのチケットを販売する。商品は、年間ブロック契約により確保したホテル客室と、現地仕入れによる各種チケットで構成される。海外主要予約サイトとのAPI連携により、商品ラインナップを拡充し、利便性を高めている。Gorillaは、団体旅行だけでなく個人旅行者にも対応することで、多様化するインバウンド需要を捕捉する役割を果たしている。

海外エージェント向けFIT支援新プラットフォームの開発

当社は、拡大するFIT(個人旅行)需要を取り込むため、海外旅行エージェント向けの新システムを開発中である。このプラットフォームは、訪日個人旅行の企画・販売を支援するもので、エージェントが容易に日本国内の宿泊施設やオプショナルツアーを手配できるよう設計されている。生成AI技術の活用も検討されており、商品レコメンドや自動見積もり機能を実現する予定である。開発は子会社のHANATOUR JAPAN SYSTEM VIETNAM COMPANY LIMITEDが担当しており、2024年末時点で計画通りの進捗にある。このシステムにより、東南アジアや欧米のエージェントとの取引拡大を狙う。

バス事業の運行管理とデジタル化による効率運営

子会社㈱友愛観光バスは、東京・大阪・北海道・福岡の4拠点で貸切観光バスを運行する。主に韓国からの団体旅行客を中心としたインバウンド需要に対応する。また、羽田営業所では海外航空会社クルーの送迎、札幌営業所では半導体製造工場建設作業員の送迎など、安定した収益源となる送迎バス事業も展開する。業界全体でドライバー不足が続く中、当社は運行管理のデジタル化を推進し、勤務シフトの最適化や間接部門の効率化を図っている。有資格整備士による日常点検や安全運行を徹底し、旅行事業との連携により季節変動を平準化する取り組みも行っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

訪日旅行特化型、高収益急成長

同社は訪日外国人旅行者向けツアー・アクティビティ予約プラットフォームを運営。売上高は2023/12期52億円から24/12期67億円へ急成長、営業利益率は25%超と高い。同業で比較可能な銘柄は少ないが、JTBなど大手旅行会社と異なり、訪日個人旅行者に特化したオンラインサービスが強み。業界内では小規模ながら、成長性と収益性で独自のポジションを確立。2025/12期も増収増益見通し。

強み

  • 訪日外国人旅行者数は回復基調にあり、同社のプラットフォーム需要が拡大。
  • 売上総利益率が高く、スケールメリットで営業利益率25%超を実現。
  • リアル店舗を持たず、デジタルマーケティングで低コスト集客。
  • 英語・中国語など多言語サイトで外国人観光客の予約障壁を低減。

課題

  • 感染症・為替・国際情勢など外部要因に業績が大きく左右される。
  • OTAや現地旅行会社との競争激化で手数料率低下のリスク。
  • 成長に伴い人員・システム投資が必要で、収益率維持が課題。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字がHANATOUR JAPAN

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16082ライドオンエクスプレスホールディングス111億円14.2倍
22134北浜キャピタルパートナーズ110億円
39252ラストワンマイル109億円10.8倍
49780ハリマビステム108億円10.0倍
54331テイクアンドギヴ・ニーズ108億円4.1倍
66561HANATOUR JAPAN106億円8.1倍
7369Aエータイ106億円27.2倍
89554AViC106億円17.5倍
99245リベロ106億円14.1倍
102122インタースペース105億円24.7倍
119168ライズ・コンサルティング・グループ105億円8.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 8件

2005年設立とインバウンド事業の開始

2005年9月、東京都港区虎ノ門に資本金1億円で株式会社HANATOUR JAPANが設立された。同年11月には日本旅行業協会(JATA)に加入し、観光庁第一種旅行業登録(旅行業1773号)を取得。12月には中国国民訪日団体観光客受入旅行会社に選定され、韓国以外からのインバウンド旅行者へのサービスを開始した。同時にアウトバウンド旅行者へのサービスも始めた。これにより、韓国からの訪日団体旅行の手配を主軸とする事業の基盤が形成された。設立当初から親会社HANATOUR SERVICE INC.からの送客を前提としており、インバウンド特化型のビジネスモデルが確立された。

2007年の組織拡充とバス子会社の買収

2007年2月、東京都港区虎ノミ(同区内)に本社を移転し、事業スペースを拡大した。4月には国際航空運送協会(IATA)公認旅行代理店の認可を取得し、航空券手配の効率化を図った。5月には、大阪府八尾市で貸切観光バス事業を営む有限会社友愛観光バス(後の㈱友愛観光バス)を買収し、子会社化した。これにより、旅行手配に加えて自社で観光バスを運行できる体制を整え、グループ内で輸送サービスを提供できるようになった。バス子会社の買収は、旅行事業との相乗効果を狙った最初のM&Aであり、後の3事業連携モデルの原型となる。

2009年の大阪営業所開設による関西拠点強化

2009年7月、大阪府大阪市中央区に大阪営業所を開設した。これにより、関西地域におけるインバウンド旅行者の受け入れ体制を強化した。大阪は関西国際空港や京都・奈良などの観光地へのアクセスが良く、韓国を中心とした団体旅行の需要が高いエリアである。営業所の開設により、現地のホテルやレストラン、観光施設との関係構築が容易になり、手配の迅速化とコスト削減が進んだ。また、子会社の友愛観光バスが関西でもバス運行を行っており、営業所とバス事業の連携が図られた。

2019年のインドネシア駐在員事務所開設による新市場開拓

2019年3月、インドネシアに駐在員事務所を開設した。これは、韓国市場への依存度を下げ、東南アジアからのインバウンド需要を開拓するための拠点として位置づけられた。当時、韓国からの旅行客が取扱客の40%超を占めており、特定国リスクの分散が課題となっていた。インドネシアを皮切りに、ベトナム、タイ、シンガポールなどへの営業活動を強化し、団体旅行だけでなく個人旅行(FIT)の獲得を目指した。同事務所はグローバル展開の足がかりとされ、現地エージェントとのネットワーク構築に貢献した。

2020~2022年のコロナ禍による業績悪化

2020年からの新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、訪日外国人旅行者が激減した。当社の売上高は2019年12月期の66億円から2020年12月期には9億円に急落し、純損失は29億円に達した。2021年12月期も売上高9億円、純損失20億円と苦境が続いた。2022年12月期には水際対策の緩和に伴い売上高20億円まで回復したが、純損失7億円と赤字が継続した。この間、固定費削減や事業構造の見直しを進め、バス事業では運行効率化、ホテル事業では国内需要の取り込みに注力した。

2023年以降の需要回復と過去最高業績更新

2023年に入り、訪日外客数が急回復し、当社の売上高も52億円(前年比2.6倍)に拡大、純利益12億円と黒字転換を果たした。2024年12月期には訪日外客数が過去最高の4,200万人超を記録する中、売上高67億円、営業利益17億円(利益率25.4%)と過去最高を更新した。ただし、ホテル札幌の解体費用等を特別損失に計上したため、純利益は16億円と前年比増ではあるが、営業利益ほどの伸びにはならなかった。2025年12月期は売上72億円、営業利益20億円と更なる増収増益を見込んでいる。

年表8件を開く

2000年代

  • 2005年9月東京都港区虎ノ門において㈱HANATOUR JAPAN設立(資本金100,000千円)
  • 2005年11月日本旅行業協会(JATA)加入(登録番号第1773)観光庁第一種旅行業登録(旅行業1773号)
  • 2005年12月中国国民訪日団体観光客受入旅行会社に選定される 韓国以外の海外からのインバウンド旅行者へのサービス開始 アウトバウンド旅行者へのサービス開始
  • 2006年9月福岡県福岡市博多区に九州営業所開設
  • 2007年2月東京都港区虎ノ門(同区内)に本社を移転
  • 2007年4月国際航空運送協会(IATA)公認旅行代理店認可取得
  • 2007年5月M&A㈲友愛観光バス(現連結子会社)(一般貸切旅客自動車運送事業、大阪府八尾市)を買収により子会社化
  • 2009年7月大阪府大阪市中央区に大阪営業所開設

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    旅行プラットフォーム企業への進化

    旅行・バス・ホテルの3事業をシステム開発で連携させ、受注機会と収益性の最大化を図ることで、持続的な企業価値向上を実現する。

  2. 02

    FIT商品の拡大とシステム投資

    個人旅行(FIT)向け商品を拡充し、自社ポータルサイト「Gorilla」での販売アイテムを増やす。海外旅行エージェント向け新システムを開発し、生成AIも活用する。

  3. 03

    新規マーケットの開拓

    東南アジアや欧米からの訪日需要を取り込み、特定国への依存度を低減する。インドネシア駐在員事務所をグローバル展開の拠点とする。

  4. 04

    競争力のある旅行商品の開発

    提携先との関係強化や現地調査を通じて、価格競争力と独自性のある旅行商品を企画・発信する。

  5. 05

    バス事業の稼働率平準化と安全運行

    需要時期の分散化により通年での稼働率を向上させる。運行管理者による健康管理や車両点検を徹底し、安全運行を確保する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で308人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は420万円で、8期前と比べて+43.3%平均年齢は33.8歳、平均勤続年数は3.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年12月403
2018年12月476
2019年12月29333.13.5438
2020年12月29131.74.6176
2021年12月29836.05.9160
2022年12月31935.54.8211
2023年12月38833.93.5290
2024年12月39233.93.5307554
2025年12月42033.83.6308649

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率56.3%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)82.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 3 / 海外 1、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
Tマークシティホテル東京大森 — 東京都大田区2,248百万円
ホテル等施設運営 事業
Tマークシティホテル札幌大通 — 北海道札幌市中央区1,145百万円
ホテル等施設運営 事業
大阪 営業所 — 大阪府八尾市332百万円
バス事業
東カン札幌第二ビル — 札幌市中央区232百万円
ホテル等施設運営事業
九州 営業所 — 福岡県糟屋郡篠栗町167百万円
バス事業
本社 — 東京都港区150百万円
全社 旅行事業
千歳 営業所 — 北海道千歳市109百万円
バス事業
東京 営業所 — 東京都葛飾区75百万円
バス事業
羽田 営業所 — 神奈川県川崎市47百万円
バス事業
本社 — 東京都葛飾区39百万円
バス事業
ほか7件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    HANATOUR SERVICE INC. (注)2
    大韓民国ソウル市 · その他の関係会社
    議決権54.4%
  • 国内
    ㈱友愛観光バス(注)3,4
    東京都葛飾区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アレグロクス TMホテルマネジメント(注)4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    HANATOUR JAPAN SYSTEM VIETNAM COMPANY LIMITED (注)3
    Ho Chi Minh City、 Viet Nam · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は72億円営業利益20億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.5%、利益が+17.6%。

売上高
+7.5%
72億円
営業利益
+17.6%
20億円
純利益
-12.5%
14億円
営業利益率
27.8%
前期比 +2.4%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高71億円72億円
営業利益18億円20億円
純利益14億円14億円
1株あたり配当¥42¥42

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は33億円、営業利益は8億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−5.7%、営業利益は−11.1%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q10110.04
2023年2Q1218.32
2023年3Q14214.32
2023年4Q164
2024年1Q16531.34
2024年2Q17423.54
2024年4Q34823.58
2025年2Q35925.78
2025年4Q371129.76
2026年2Q33824.27

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2013年12月期からの13期で、売上は6億円から72億円へ12.0倍に増えた。直近期の営業利益率は27.8%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年12月632
2014年12月832
2015年12月46129
2016年12月51149
2017年12月791913
2018年12月7976
2019年12月66−4−8
2020年12月9−25−29
2021年12月9−20−20
2022年12月20−14−7
2023年12月52812
2024年12月67171625.416
2025年12月72201927.814

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高72億円のうち、営業利益として残るのは20億円27.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は14億円、売上の19.4%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金20.8%15億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金51.4%37億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益27.8%20億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
79.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+20.2pt
27.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+14.4pt
19.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+23.0pt
34.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
12.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
16.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2025年12月期は営業CFが20億円、投資CFが−9億円で、差し引きのフリーCFは11億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は22億円で、売上の3.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2015年12月77−71412
2016年12月4−52−113
2017年12月28−3132551
2018年12月6−8755−8125
2019年12月15−6−10924
2020年12月−1276−606429
2021年12月−10010−1029
2022年12月−73−6−419
2023年12月13−1−111220
2024年12月18−4−91425
2025年12月20−9−141122

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2025年12月期の総資産は112億円。このうち返さなくてよい自己資本が45億円で、自己資本比率は40.0%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年12月1641226.2
2014年12月3663017.0
2015年12月53163730.6
2016年12月69264336.7
2017年12月106574953.4
2018年12月2035814528.6
2019年12月2034915423.8
2020年12月106188816.5
2021年12月100138712.8
2022年12月896837.0
2023年12月97197819.1
2024年12月107357332.4
2025年12月112456740.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
29億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
41億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
67億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
87
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率534社中22位あたり、逆に低いのは自己資本比率534社中376位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
34.8%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
27.8%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
40.0%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.5%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.0%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥839で、1年前と比べて-20.5%過去52週の値幅のなかでは25%の位置にある。

¥839-2.7%1ヶ月+3.3%1年-20.5%時価総額106億円
過去52週の値幅
安値¥749高値¥1,112

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.1倍
PER (会社予想)7.4倍
PBR2.24倍
配当利回り5.01%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7/17終値812円は25日線802円を1.2%上回り、25日線サポート。週足では6/19の918円を高値に下落後、800円台後半で推移。52週高値1165円からは30.3%低く、上値重い。出来高は6/19に急増したが、その後縮小。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PER 7.36倍は業界平均22.25倍を大きく下回り割安。配当利回り4.77%は同業平均1.59%を大幅に上回る。PBR 2.30倍は同業平均2.35倍とほぼ同水準だが、ROE 34.8%と高収益であり、全体として割安と判断。ただし配当性向48.1%は高い。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.1倍23.4倍
PER (予想)7.4倍
PBR2.24倍3.51倍
ROE34.8%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

インバウンド需要急回復で業績は好調だが、株価は年初から下落。強気派は高成長継続と割安PERを評価し、需要拡大余地は大きいと見る。弱気派は競合増加と旅行需要の一巡、利益率低下リスクを指摘し、今後の成長鈍化を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 高成長継続

    2025/12期も増収増益予想で成長軌道。

  • 割安PER

    PER7.4倍と成長率対比で割安。

  • インバウンド追い風

    訪日客数は回復途上でさらなる増加余地。

  • 営業利益率27.8%と業界最高水準通年影響

    営業利益率27.78%はサービス業でトップクラス。

  • ROE34.8%と高収益構造が評価継続影響

    ROE34.8%は資本効率極めて高く、株主価値向上。

  • 配当利回り4.8%でインカム需要取り込み継続影響

    配当利回り4.77%(812円時点)は高い水準。

  • 純利益14億と高水準維持通年影響

    FY2025純利益14億円、当期純利益率19.4%。

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    同業の体験予約プラットフォームが増加。

  • 利益率低下懸念

    営業利益率が25%から27%と改善も、限界見えやすい。

  • 成長鈍化リスク

    売上伸び率が鈍化傾向(前期比29%→7%)。

  • 純利益が営業利益増に反して減少FY2025実績影響

    FY2025営業利益20億(前年比+3億)に対し純利益14億(前年比-2億)と減益。

  • 外国人持ち株比率57.7%でリスク継続影響

    外国人保有比率57.7%と高く、グローバルリスク顕在化で売り圧力。

  • PBR2.3倍と割高感継続影響

    PBR2.30倍とROE34.8%を考慮しても割高感ある。

  • 旅行需要の変動リスク不定影響

    訪日旅行需要は景気や感染症に左右され、業績変動リスク。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
需要動向と成長持続性を測る。
営業利益率
競争環境下での収益力。
取扱高
プラットフォーム活性度の指標。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり42で、前期から+33.3%いまの株価に対する利回りは5.01%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥42
1株あたり
配当利回り
5.01%
いまの株価に対して
配当性向
48.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年12月2060.1
2019年12月200.0
2024年12月3050.028.0
2025年12月4033.348.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥42

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ4,582人。区分でいちばん多いのは外国法人56.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が2.5%を占め、残る97.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
外国法人59.855.656.856.055.756.0
個人・その他37.037.738.837.937.937.2
証券会社0.61.41.03.93.92.6
事業法人1.10.50.50.60.71.8
外国人個人1.54.82.01.41.61.6
自己株式1.00.90.90.90.90.9
金融機関0.00.10.90.20.20.7

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01HANATOUR SERVICE INC.(常任代理人:みずほ証券株式会社)53.98
02李 炳燦17.91
03セントラル短資株式会社1.14
04株式会社SBI証券0.64
05中村 春雄0.63
06日本マスタートラスト信託銀行株式会社0.58
07KSD-NH(常任代理人:シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.52
08松井証券株式会社0.39
09野村證券株式会社0.33
10大和証券株式会社0.32

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で−100%、1株純資産は13期で−100%。直近期のROEは34.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年12月95,367212,79454.7
2014年12月96,363309,15736.9
2015年12月9016176.511.8
2016年12月9425545.3
2017年12月12751631.115.926.5
2018年12月515339.751.760.1
2019年12月−70443−14.4
2020年12月−263160−87.1
2021年12月−178102−130.1
2022年12月−5250−69.1
2023年12月9714798.919.4
2024年12月13027761.111.528.0
2025年12月11035734.89.948.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/12期の役員報酬は総額37百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
キムサンウク金尚昱代表取締役 社長5113,600
イピョンチャン李炳燦取締役612,268,200
リュチャンホ柳敞淏取締役55
ジャンジョンユン張瀞允取締役49
イジンホ李振鎬取締役52
坂本公敏取締役66
佐野強常勤監査役65
遠藤康彦監査役64
柴野高之監査役55

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4235287
社外取締役7991

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,179字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 (1) 当社の事業の内容 当社は、韓国からの日本向けインバウンド旅行商品にかかる日本国内の各種手配業務、東アジア、東南アジアからのインバウンド手配業務、旅行販売専用サイトの運営等を中心に以下の事業を展開しております。 セグメント   主な事業内容 旅行事業   韓国からのインバウンド手配旅行業   HANATOUR SERVICE INC.からの送客に対し、現地のホテル、バス、レストラン、観光地等の手配業務を行っております。㈱友愛観光バスとの業務提携により、各地のバス手配を行っております。パッケージツアーのみならず、訪日個人旅行者、企業の報奨旅行等の受注型企画商品も多数取り扱っております。 東アジア、東南アジア、欧米豪地域からのインバウンド手配旅行業   アジア各国からのパッケージツアー、訪日個人旅行者、企業の報奨旅行、航空券、ホテル等の手配旅行、企画商品を取り扱っております。インドネシア、ベトナム、シンガポール、タイ、欧米、豪等の現地エージェントの新規開拓営業に注力しております。 ホテル施設等、旅館等の宿泊の手配、販売   日本全国のホテルの仕入、年間ブロック契約により客室を確保し、主にFIT向けに「Gorilla」により管理運営、販売しております。 日本現地ツアー、オプションツアー、チケット斡旋販売   各国に全国の観光地の入場券、交通パス(SUICA、KANSAI THRU PASS、SUNQ パス等) 等を主にFIT向けに「Gorilla」にて販売しております。 (2) 子会社の事業の内容 当社の子会社の事業の内容は以下のとおりです。 会社名   セグメント   主な事業内容 ㈱友愛観光バス   バス事業   バス運行業務   より快適な、より安全な友愛観光バスを目標に、インバウンドを中心とした貸切観光バスの運行及び送迎バスの運行をしております。 ㈱アレグロクスTMホテルマネジメント   ホテル等施設運営事業   Tマークシティホテルの運営   「Tマークシティホテル札幌」、「Tマークシティホテル東京大森」、「Tマークシティホテル札幌大通」及び「Tマークシティホテル金沢」の運営をしております。 HANATOUR JAPAN SYSTEM VIETNAM COMPANY LIMITED   その他   ソフトウエア開発   ソフトウエア開発やWebシステム開発、運用保守管理等を実施しております。 [事業系統図] (注) 親会社であるHANATOUR SERVICE INC.は当社の議決権の54.4%を保有しております。HANATOUR SERVICE INC.(韓国 取引所及びロンドン証券取引所上場)は、韓国国内において旅行業を展開しており、当社と業務提携契約を締結し ております。
経営方針・対処すべき課題3,013字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは訪日外国人旅行客へのサービス提供を中心とした旅行事業に加え、バス事業、ホテル等施設運営事業の3事業を主力として事業展開しており、「世界の旅行者に“安全”で“感動的”な旅行(体験)を提供し、人々を幸せにすることを通して、世界平和に貢献する」ことをミッションとして掲げ、今後も旅行事業を基盤に、訪日旅行市場におけるインフラの整備をすすめ、当社グループでワンストップサービスを提供する事業展開を進めてまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、主な経営指標として、全社及び各事業の売上高及び営業利益を継続的に成長させ、またその成長率を維持向上させることを重視し、加えて、資本コストや投資家の皆様への還元を意識した経営を実現するため、WACCを上回るROICを維持すべく、拡大するインバウンド旅行需要を取り込み、収益性の向上と資本効率の改善により持続的な企業価値の向上を目指しております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、日本の旅行会社のリーディングカンパニーを目指す、という長期Visionの実現に向け、旅行、バス、ホテルの3つの事業の連携をシステム開発により高度化し、受注機会と収益性の最大化を図ることで、持続的な企業価値向上を実現する「旅行プラットフォーム企業」を目指してまいります。具体的には、既存事業の拡大、収益の多様化、収益基盤の強化を図り、これらをシステム開発により迅速かつ効率的に進めてまいります。 (4) 対処すべき課題 当社グループを取り巻く旅行業界は、一部で人手不足やオーバーツーリズムの顕在化などの課題があるものの、円安などを背景に訪日外客数が過去最高を記録するなど、日本の観光産業全体で今後も更なる成長が期待される状況にあります。また、既存の大手旅行会社やオンライントラベルエージェント比率の上昇のほか、生成AIなどDX技術を活用した新サービスを提供する企業が続々と登場することが予想され、競争はより激しくなるものと思われます。このような中、当社グループは「世界の旅行者に“安全”で“感動的”な旅行(体験)を提供し、人々を幸せにすることを通じて、世界平和に貢献する。」というミッションの下に、旅行事業を核として、バス事業、ホテル等施設運営事業を行っております。この3つの事業の連携をシステム開発により高度化し、受注機会及び収益性の最大化を図ることで、持続的な企業価値の向上を実現する旅行プラットフォーム企業を目指してまいります。 ① FIT(注1)商品の拡大とシステム投資 今般、世界の旅行需要はFIT比率が増加している状況であり、その傾向は、今後も加速していくことが予想されます。中長期的な視点で経営の安定、事業の成長性を見込み、FIT向けの商品の拡大を図ってまいります。そのために、自社運営ポータルサイト「Gorilla」でのホテル等の宿泊施設及び観光施設のチケット販売等商品アイテム拡充を図る一方、お客様にとっても利便性の高いサイトを構築すべくシステム投資の拡大を進めてまいります。 現在、多様化するFIT需要を確実に取込むため、海外の旅行エージェント向けFIT旅行の企画・販売支援のための新システム開発に着手しております。 今後拡大が見込まれるFIT需要の獲得を通じて、当社グループの継続的な成長に資するため生成AI技術の活用を含んだ積極的なシステム投資を検討してまいります。 (注1)FIT Foreign Independent Tourの略 団体旅行やパッケージツアーを利用することなく個人で海外旅行に行くこと。 ※以下同じ ② 新規マーケットの開拓 当社グループにおいては、取扱旅行客の40%超が韓国からとなっておりますが、今後の更なる成長のためにはベトナム、タイ、シンガポール、インドネシアなどの東南アジア諸国や欧米からの訪日外国人旅行客(インバウンド)を取り込む必要があると考えております。また、特定の国への依存度を縮小することが、国際情勢に係る事業リスクを分散することにつながると考えております。 そのため、2019年3月にインドネシアに駐在員事務所を開設し、当該事務所をグローバル展開の拠点と位置づけ、新規マーケットにおけるインバウンドを取り込むための各種施策を講じてまいります。 ③ 競争力のある旅行商品づくり お客様からご支持を得るためには、お客様のニーズにあわせた魅力ある商品づくりが不可欠であると考えております。そのためには国内外の提携先との関係をより強化し、現地ホテル、観光スポット等の調査を積極的に行い、競争力ある価格やオリジナリティのある旅行商品を企画、発信しお客様に喜んでいただけるよう取り組んでまいります。 ④ バス事業における稼働率の平準化 訪日団体旅行の貸切バス需要が特定時期に集中する傾向があり、国内旅行のトップシーズンと重なると、バス不足となり機会損失が発生する可能性があります。当社グループではグループネットワークを緊密にし、ランドオペレーター(注2)によるインバウンド客の誘導によって、需要時期の分散化を図り、通年での稼働率の平準化、稼働率の一層の向上を目指してまいります。 (注2)ランドオペレーター 旅行会社の依頼を受け、旅行先のホテルやレストラン、ガイドや バス・鉄道などの手配・予約を専門に行う会社のこと。 ※以下同じ ⑤ バスの安全運行 お客様に安全、安心、快適なサービスの提供をするため、安全確保を社会的使命と考え運行管理者が乗務員の健康を十分にチェックし、日々の勤務予定を作成して無理のない運行計画を作成しております。また、有資格整備士による日常的な車両点検を実施し、安全な運行に万全を期しております。 ⑥ ホテル等施設運営事業における事業基盤の確立 ホテル等施設運営事業における事業基盤を確立するため、当社グループネットワークの活用や、優秀な営業人材の確保によりオンライントラベルエージェントとの提携を強化し、高い客室稼働率を目指してまいります。 ⑦ 旅行事業に係るインフラとして関連事業の拡大 当社は、訪日されるお客様に対して、国内滞在中のホテル等を提携先から手配し提供しておりますが、安定的なホテル客室の確保や、利便性の高い商品を企画するために移動手段(貸切バス)等を当社グループで内製化しインフラを構築することで、グループ全体でサービスを一元化できるよう関連事業の拡大を図ってまいります。 ⑧ 人材の確保・育成 当社グループの持続的な発展のためには、優秀な人材の確保が必要であります。このために、賃金のベースアップ等の施策を継続的に実施し、優秀な人材の採用を強化することはもちろんのこと、優秀な人材の流出を防ぐとともに、今後も人材教育に注力してまいります。 ⑨ 内部管理体制の強化 当社グループは、今後もより一層の事業拡大を見込んでおり、求められる機能も拡大しております。財務、人事、広報、法務等、それぞれの分野でコア人材となりうる高い専門性や豊富な経験を有している人材の採用をすすめ、更なる内部管理体制の強化を図ることで、より一層のコーポレート・ガバナンスの充実に努めてまいります。
事業等のリスク9,113字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 また、必ずしもリスク要因には該当しない事項につきましても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。 当社は、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避、発生した場合の対応に努める方針でありますが、全てを回避できる保証はありません。 さらには、リスクの全てを網羅しているものではなく、記載には不確実性を内包し、実際の結果と異なる可能性があります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 全社的なリスクについて ① 経済状況等の影響について 当社グループの事業は、国内外の景気動向及び為替や燃料価格の動向等の経済情勢の影響を受けやすく、これらの経済情勢の変化により当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ② 自然災害・国際情勢等の影響について 当社グループにおける事業を取り巻く環境として、わが国又は海外における戦争・紛争・テロの発生、感染症の流行、大規模地震や台風等の自然災害、事業対象国との外交関係の悪化により訪日外国人客が減少等した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、予期せぬ自然災害や事故等が発生した場合、被災地等において多額の設備復旧費用や対策費用等が発生することにより、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 情報システムの障害について 当社グループにおいては自社開発した宿泊施設販売予約管理システム、観光地の入場券や交通パス等の販売予約管理システム、内部管理業務においても情報システムを使用する他、当社においては親会社であるHANATOUR SERVICE INC.が運用する旅行商品等の予約・手配・精算管理システムを活用しております。これらの情報システムに関連して通信ネットワークやプログラムの不具合や、コンピューター・ウィルス、ハッカーによる妨害などによる重大な障害が生じた場合、当社グループの業務に重大な支障をきたす可能性があります。また、障害の規模によっては多額の修復費用が発生するなど、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 個人情報の管理について 当社グループでは、各事業において個人情報を保有しており、個人情報漏洩防止に関して個人情報保護に関する法令を遵守すると共に、個人情報保護規程を定め、個人情報の管理に十分留意しております。しかしながら、個人情報の流出等の問題が発生した場合、当社グループへの損害賠償請求や当社グループの信用の低下により、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 法的規制について 当社グループが行う事業につきましては、以下の法令等による規制を受けております。 当社グループは、社内の管理体制の構築等によりこれら法令を遵守する体制を整備しておりますが、今後、これらの法令等の解釈の変更及び改正が行われた場合、若しくは、当社グループが行う事業を規制する法令等が新たに制定された場合には、事業内容の変更や新たなコスト発生等により、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが取得している以下の許認可(登録)につき、本書提出日現在において、事業主として欠格事由及びこれらの許認可(登録)の取消事由に該当する事実はないことを認識しておりますが、今後、欠格事由又は取消事由に該当する事実が発生し、許認可(登録)取消等の事態が発生した場合には、当社グループの業務に支障をきたすとともに、財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 イ.当社グループの事業活動に関係する主な法的規制 事業   主な法令 全社   個人情報の保護に関する法律 旅行事業   旅行業法、旅館業法 バス事業   旅行業法、道路運送法、消費者契約法 ホテル等施設運営事業   旅館業法、消防法、廃棄物の処理・清掃に関する法律、食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律、食品衛生法、特定商取引に関する法律 ロ.当社グループの取得している免許・登録等 会社名(事業所名)   許認可の名称   許認可の内容   規制法   有効期間   取消事由 当社(本社)   第一種旅行業登録   観光庁長官旅行業1773号   旅行業法   2030年10月31日   同法第19条 ㈱友愛観光バス   一般貸切旅客自動車運送事業許可   関東運輸局長関自旅一第273号   道路運送法   2026年8月30日   同法第40条 ㈱アレグロクスTMホテルマネジメント(Tmark City ホテル札幌)   旅館業営業許可   札幌市保健福祉局医務監札保環許可(旅)第17号   旅館業法   ―   同法第3条第1項 ㈱アレグロクスTMホテルマネジメント(Tmark City ホテル札幌)   飲食店営業許可   札幌市保健福祉局医務監札保食許可(食)第1458号業種別番号(飲食店)第284号   食品衛生法   2031年1月31日   同法第52条 ㈱アレグロクスTMホテルマネジメント(Tmark City ホテル東京大森)   旅館業営業許可   東京都大田区保健所長保生還第72号   旅館業法   ―   同法第3条第1項 ㈱アレグロクスTMホテルマネジメント(Tmark City ホテル東京大森)   飲食店営業許可   東京都大田区保健所長保生食ほ第326号   食品衛生法   2032年6月30日   同法第52条 ㈱アレグロクス TMホテルマネジメント (Tmark City ホテル札幌大通)   旅館業営業許可   札幌市保健福祉局医務監札保環許可(旅)第44号   旅館業法   ―   同法第3条第1項 ㈱アレグロクス TMホテルマネジメント (Tmark City ホテル札幌大通)   飲食店営業許可    札幌市保健福祉局医務監 札保食許可(食)第1384号 業種別番号(飲食店) 第177号   食品衛生法   2027年1月31日   同法第52条 ㈱アレグロクス TMホテルマネジメント (Tmark City ホテル金沢)   旅館業営業許可   金沢市保健所長金沢市指令収衛指第15106号   旅館業法   ―   同法第3条第1項 ㈱アレグロクス TMホテルマネジメント (Tmark City ホテル金沢)   飲食店営業許可   金沢市保健所長金沢市指令収衛指第17125号   食品衛生法   2028年2月29日   同法第55条第1項 ⑥ 訴訟発生リスク 当社グループでは、コンプライアンス経営の重要性を認識しており、コーポレート・ガバナンスの強化に努めております。今後も従業員に対し教育を継続して行い、コンプライアンス経営を推進して参りますが、当社グループの事業遂行上、様々な訴訟発生リスクがあります。訴訟等の内容及び結果によっては当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 なお、本書提出日現在で、重要な訴訟の発生はありません。 ⑦ 有利子負債について 当社グループは、ホテル等施設運営事業において必要となる設備投資資金等の一部を金融機関からの借入金により調達し、一部をリース契約にて設備投資しております。当連結会計年度末における当社グループ連結総資産額に占める有利子負債残高(借入金、リース債務)の割合は37.9%の水準でありますが、市場金利が上昇する等に伴い支払利息等が増加し、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 保有資産の価値について 当社グループのバス事業及びホテル等施設運営事業等において保有する固定資産は、今後の収益低迷や時価下落等の状況に陥り、キャッシュ・フローの創出能力が低下した場合には、減損損失を計上することとなり、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 親会社との関係について 2025年12月末現在、親会社であるHANATOUR SERVICE INC.は当社の議決権の54.4%を保有しております。 HANATOUR SERVICE INC.(韓国取引所及びロンドン証券取引所上場)は、韓国国内において旅行業を展開しており、韓国国内外において、旅行手配業を営む現地法人や旅行関連事業を営む関連会社等、全世界に27拠点を擁しております。当社グループの旅行事業では、韓国や東南アジア等の日本国外からの訪日旅行者向けに、日本国内ツアーにおける宿泊施設や交通機関等の手配業務等を行っております。 現在、親会社グループにおいて、日本向けツアーの手配業務を行う企業はなく、当社グループとHANATOUR SERVICEグループ各社との間には、特に制約はなく事業の棲み分けがなされ、競合関係もありません。また、親会社グループが募集する日本向けツアーに係る手配業務は、当社及び当社と競合する複数の旅行手配業者との競合を経て選定されております。将来的に、親会社グループにおける事業の棲み分けが変更となるなど、経営方針の変更が生じ、それによる親会社グループ会社の事業展開方針に変更が生じた場合、或いは何らかの理由によりHANATOURブランドの毀損等が生じ集客力に影響が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 イ.資本関係について 当社は、自らの経営責任を負って独立した事業経営を行っておりますが、当社の親会社であるHANATOUR SERVICE INC.は当社の議決権の54.4%(2025年12月末現在)を所有しており、当社は同社の連結子会社となっております。当社の経営判断において親会社の承認を必要とする取引や業務は存在しませんが、親会社は当社の株主総会における取締役の任免等を通じて当社の経営判断に影響を及ぼし得る立場にあることから、議決権の行使にあたり、親会社の利益は、当社の他の株主の利益と一致しない可能性があります。また、親会社の経営方針の変更や経営状態の悪化等により、当社グループと問題が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ロ.親会社グループとの取引条件変更によるリスク 当社グループと親会社グループとの取引については、親会社グループが募集した訪日ツアーについて、日本国内における宿泊施設や交通機関の手配、及び各種観光施設等の旅行商品の手配・提供を行い、それに対する対価を当社は得ております。 親会社グループが募集する訪日ツアーには、主に標準的価格の一般ツアー商品と、中高価格帯のツアー商品の2種類があり、取引条件は、当社以外の旅行手配業者と同様の条件で決定しております。 上記取引は、「旅行商品代金に関する覚書」に基づいて履行されており、当該覚書には取引条件の見直し、及び1ヶ月前の予告による解約等が定められております。当社は、親会社グループとの取引を今後も継続する方針でありますが、取引条件の妥当性については、取締役会において半期に一度、他社との取引条件等を比較しその適正性等を様々な観点から検証を行なった上で、検証の結果、当社にとって不利益となる場合は条件の見直し、解約を親会社と交渉を行う予定であります。本書提出日時点において親会社との取引方針や取引条件に変化は生じておりませんが、今後の交渉により取引条件が変更となった場合、又は親会社の経営方針の変更により取引条件に変更が生じた場合には、当社グループの財政状態や経営成績に影響を与える可能性があります。 なお、当連結会計年度における親会社との主な取引内容は、下表のとおりであります。 種類   会社等の名称又は氏名   所在地   資本金又は出資金   事業の内容又は職業   議決権等 の所有 (被所有) 割合(%)   関連当事者との関係   取引の内容   取引金額(千円)   科目   期末残高(千円) 親会社   HANATOUR SERVICE INC.   大韓民国   8,019,592千ウォン   旅行仲介業   (被所有) 直接 54.4   旅行商品の売上   旅行商品の売上(注)1   394,727(注)2   売掛金   608,434 (注) 1.他の旅行会社との取引と同様に決定しております。 2.上記の金額のうち、取引金額は仕入高と相殺した純額にて表示しております。 ハ.親会社グループとの人的関係 2025年12月末現在、当社取締役6名のうち3名が親会社であるHANATOUR SERVICE INC.の役職を兼任しております。 当該兼務については、当社が、上場会社グループにおける知見の活用及びコーポレート・ガバナンス体制の強化を主な目的として招聘したものであり、兼任している役員は以下のとおりであります。 なお、HANATOUR SERVICE INC.への出向者及びHANATOUR SERVICE INC.からの受入出向者はおりません。 当社における役職   氏名   親会社における役職 取締役   柳 敞淏   HANATOUR SERVICE INC.副社長供給本部長 取締役   張 瀞允   HANATOUR SERVICE INC.日本事業部署長 取締役   李 振鎬   HANATOUR SERVICE INC.財務本部長 ⑩ 人材の確保について 当社グループでは、優秀な人材を確保することが重要だと考えております。このため、今後も優秀な人材の採用、適正な人材配置及び労働環境の整備等により優秀な人材の確保を図ってまいりますが、雇用情勢の変化等により、計画とおりに人材が確保できない場合には、事業活動に支障をきたし、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ 為替変動に関するリスクについて 当社グループは旅行商品の中でも海外からのインバウンド旅行の取扱いを主力事業としており、一部の旅行代金の決済に際し外貨建の取引を行っていることから為替変動リスクに晒されております。また、当社グループの連結財務諸表作成にあたっては、在外連結子会社の財務諸表を円貨換算しており、為替変動により期間損益の円貨換算額が増減するリスクが存在します。これらの為替変動リスクは、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 具体的には、旅行事業においては、ウォンに対して円高となった場合、売上高のうち外貨建ての部分について円貨換算後の売上高が減少し売上総利益が減少いたします。また、円高となった場合、旅行代金が値上がりし海外旅行の申込みが低調となる傾向があることから、当社グループの業績にマイナスの影響が生じる可能性があります。反対に、ウォンに対して円安となった場合は円貨換算後の売上高が増加し売上総利益が増加するとともに、旅行代金が値下がりして海外旅行の申込みが増加する傾向にあることから、当社グループの業績改善につながる可能性があります。 ⑫ 配当政策について 当社は、株主に対する利益還元は重要な経営課題であると認識しております。剰余金の配当については、業績の推移を見据え、将来の事業発展のための成長投資と財務基盤の強化のための内部留保とのバランスを保ちながら、経営成績や配当性向等を総合的に勘案し、安定的かつ継続的な配当の実施を基本方針としております。しかしながら、当社グループの事業が計画どおりに進展しない場合、業績が悪化した場合、成長へ向けた投資に備え内部留保を優先する場合など利益配当が行えない可能性があります。 (2) 旅行事業に関するリスクについて ① 韓国からの旅行客の影響について 当社グループにおいては取扱旅行客のおよそ40%超が韓国からとなっております。従って、韓国における政治・経済情勢・外国為替相場などの変動に大きな影響を受けます。今後、韓国において予期しえない法規制の変更、自然災害、テロ、戦争による政治・社会不安・景気の悪化などにより旅行に対する意欲が減退する等の外部環境の変化が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ② インターネットを活用した直接販売の進展による影響 当社グループは宿泊施設から滞在サービスを、また現地のオプショナルツアー催行会社等から現地発着ツアーやアクティビティ等をそれぞれ仕入れて販売しておりますが、近年インターネットを通じて、宿泊施設やオプショナルツアー催行会社等が消費者に直接販売する例が増えてきています。さらに、生成AIなどの新たなIT技術を活用した新サービスを提供する企業が登場することが予想されるなか、当社グループは、FIT(注)向け商品の拡充、販売促進、ホテル販売や各種チケット類の販売を、自社開発したオンラインプラットフォーム「Gorilla」にて行い、そのサービスの充実・拡大化をすすめていること、及び、個々の旅行商品の特長や現地事情に応じて旅行商品を組み合わせることでより充実したツアーを企画する等、直接販売では提供できない付加価値を提供して今後も売上及び利益の成長を図ってまいります。しかしながら、このような旅行商品の直接販売の進展に伴い、直販商品の購入を選好する旅行者が増えた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 競合他社の影響について 旅行事業においては、国内外の旅行各社と競合関係にあります。また、旅行業そのものが元来参入障壁が低いことから、これまで旅行事業を行っていなかった企業や新興のベンチャー企業が、新規事業として業界の通例にない技術やビジネスモデルを用いて旅行業界に参入する可能性があります。 さらには、一般個人が旅行者に宿泊施設を提供するといった消費者同士が直接取引を行う「C to C」の仕組みのように、従来の旅行業界の枠組みを離れた動きもみられます。 こうした競争が当社グループが想定している以上に激化した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) バス事業に関するリスクについて ① 競合他社の影響について バス事業においては、パッケージツアーから個人で旅行を楽しむお客様が増加することで競合他社との価格競争に陥る可能性があります。 今後当社グループが想定している以上に競争が激化した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループでは価格競争に陥った場合であっても、国の定める法定下限料金はこれまでとおり遵守してまいります。 ② 人材の確保について バス事業においては、乗務員を確保するため積極的な採用活動をしておりますが、当社グループが求める人材・労働力の確保が計画とおりに進捗しない場合は、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (4) ホテル等施設運営事業に関するリスクについて ① 競合他社の影響について 他業種からの新規参入や民泊に対する規制緩和等、多様化する消費者のニーズに対応すべく宿泊サービスも多様化が進んでおり、業界内の競争は激化しております。 今後当社グループが想定している以上に競争が激化した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ② 新規事業展開について ホテル等施設運営事業に関しては、国内での新たなホテルの運営受託案件を検討しております。既存の物件を含め、その大半はリース形式であるため、自社での取得よりも初期投資額は抑えられますが、安定して収益を生み出すには、一定の時間がかかることが予想されるため、結果として開業費用等により当社グループ全体の収益が一時的に悪化する可能性があります。また、これらの事業が必ずしも当社グループの目論見どおりに推移する保証はなく、その場合には当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (5) その他のリスクについて ① 海外事業に関するリスクについて 当社グループの海外事業は、海外からのインバウンド客をより一層取り込むために海外拠点のネットワーク網を構築中でありますが、国際政治や経済状況、投資や競争などに関する法的規制、商習慣の相違、労使関係など、さまざまな要因の影響下にあり、これらのリスクが顕在した場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 当社は2017年1月にベトナムのホーチミンにITシステム開発会社としてHANATOUR JAPAN SYSTEM VIETNAM COMPANY LIMITEDを設立し、同社において各種旅行商品に関するシステム開発、及びグループ内のITインフラ整備等を進めておりますが、計画とおりにシステム開発が進捗しない場合には、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 ② 新型感染症の発生・感染拡大による事業リスクについて 重大な新型感染症が発生・感染拡大した場合の被害増大は、当社グループが提供するサービス等の需要減退リスクになり得ます。さらに新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大時に実施されたような各国の出入国規制や日本国内における移動自粛要請により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、感染力が強い新型感染症が流行し、予想を超える従業員の罹患者の大量発生や毒性の変化が生じ強毒化した場合等は、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 経営成績等の状況の概要 (1) 当期の経営成績の概況 当連結会計年度における経営環境は、世界経済の減速リスクや国際情勢、為替・物価変動など先行き不透明感が残る中、一部アジア地域における地震に関する風評や中国政府による渡航自粛要請の影響が見られたものの、訪日旅行需要の底堅い拡大を背景に、日本のインバウンド市場全体としては堅調な成長基調が継続し、訪日外客数は過去最高となる4,200万人超を記録しました。 一方、宿泊業や観光バス業界を中心に旅行業界では人手不足の状況が継続しているほか、一部地域においてはオーバーツーリズムの顕在化も見られるなど、インバウンド市場の持続的な成長に向けた課題も残る状況にあります。 このような経営環境のもと、当社グループでは、FIT(個人旅行)を含むインバウンド需要獲得を成長ドライバーと位置付け、営業活動の高度化を進めるとともに、各事業において既存事業の拡大と収益源の多様化に注力してまいりました。加えて、社内業務のデジタル化を軸とした業務改革を推進し、生産性向上や人員配置の最適化、コストコントロールを通じて、持続的な収益基盤の構築に取り組んでおります。 また、旅行事業において海外旅行エージェント向けに開発を進めている新プラットフォームは、計画とおり進捗しており、海外旅行エージェントの訪日FIT(個人旅行)需要に柔軟かつ効率的に対応可能なサービスとしての提供を見込んでおります。こうした取組を通じて、拡大するFIT(個人旅行)需要の着実な獲得を図り、グループ全体で持続的な成長と業容拡大、並びに利益率向上に努めてまいります。 これらの活動の結果、売上高7,180,131千円(前年同期比7.8%増)、営業利益1,998,225千円(前年同期比15.3%増)、経常利益1,939,696千円(前年同期比18.0%増)、Tマークシティホテル札幌の営業終了を2026年3月に控え解体費用等を389,801千円特別損失に計上し、親会社株主に帰属する当期純利益が1,385,131千円(前年同期比14.9%減)となり、営業利益、経常利益は過去最高を更新しました。 セグメント別の業績は、次のとおりであります。各セグメントの金額は、セグメント間取引を相殺消去する前の金額であります。 ① 旅行事業 当連結会計年度のインバウンド旅行市場は、訪日外客数が4,268万人(出典:日本政府観光局(JNTO))と、前年同期比15.8%増、過去最高を記録する結果となりました。 アジア圏においては、5月後半に生じた日本国内の地震に関する風評の影響が9月まで継続したものの、10月以降は回復基調となりました。主力の韓国向けの団体ツアーについては、募集型の団体パッケージおよび受注型のインセンティブツアーのいずれも取扱高が通年で前年を上回り、10月以降の第4四半期会計期間では売上高も前年を上回る水準まで回復しております。 また、東南アジアおよび欧州の団体ツアーについては、強化した営業活動が奏功し、通年を通じて取扱高および売上高ともに前年を上回る結果となりました。 FIT(個人旅行)分野では、海外主要予約サイトとのAPI連携を活用し、ホテルや旅ナカ商材の取扱いを行うオンラインプラットフォーム「Gorilla」において、商品ラインアップの拡充を進めております。取扱高および売上高は第1四半期において好調に推移していたものの、アジア圏を中心とした日本国内の地震に関する風評の影響により販売単価が伸び悩みました。その後、第4四半期には回復基調となったものの、通年では取扱高が前年を上回った一方、売上高が前年に届かない結果となりました。 これらの結果、10月以降の第4四半期会計期間では11.1%増収、20.5%増益となったものの、当連結会計年度の旅行事業の売上高は2,935,296千円(前年同期比2.7%減)、セグメント利益は1,140,765千円(前年同期比2.9%減)となりました。 ② バス事業 当連結会計年度のバス事業における貸切観光バスは、東京、大阪、北海道と福岡の4拠点にて、韓国を中心に台湾や東南アジア、欧州などからのインバウンド需要の獲得及び、国内向けの営業活動の強化に取り組んでまいりました。 旅行事業と同様に、インバウンド需要については日本国内の地震に関する風評の影響により、9月までの第3四半期累計期間では、売上高は前年並みで推移しましたが、10月以降の韓国を中心としたアジア圏からの団体の受注が伸び、第4四半期会計期間では7.7%増収となりました。 送迎バス分野では、羽田営業所における海外航空会社クルーの送迎業務、札幌営業所における半導体製造工場の建設工事作業員の送迎業務がともに堅調に推移いたしました。 また、業界全体でドライバー不足が続くなか、最適人員数の確保に向けた採用活動を継続するとともに、社内業務のデジタル化による運行管理の効率化や、間接部門の人員配置の最適化などを通じて業務効率化を推進し、利益率の向上に努めてまいりました。その結果、当連結会計年度におけるバス事業の利益は過去最高を更新いたしました。 当連結会計年度のバス事業は、売上高2,092,490千円(前年同期比2.6%増)、セグメント利益479,777千円(前年同期比10.4%増)となりました。 ③ ホテル等施設運営事業 当連結会計年度においては、国内外の旅行エージェントとの連携強化に加え、OTA(オンライントラベルエージェント)を通じた戦略的な販売施策を推進したことにより、国内需要およびインバウンド需要はともに拡大しました。日本国内の地震に関する風評の影響や中国政府による渡航自粛要請の影響が一部で見られたものの、需給バランスの改善を背景に稼働率およびADR(客室平均単価)は前年を上回り、当連結会計年度のセグメント利益は過去最高額となりました。 Tマークシティホテル札幌、札幌大通、東京大森のADR(客室平均単価)は前年同期比12%~18%増となっており、稼働率も増加いたしました。 一方、Tマークシティホテル金沢では、上期において、金沢市全体として国内観光需要の回復が遅れていた影響から、ADR(客室平均単価)は前年を下回ったものの、稼働率は前年を上回る結果となりました。 各ホテルでは、国内並びに東アジア・東南アジアの旅行エージェントとの取引拡大を進めるとともに、近隣の飲食店やレジャー施設との連携による付加価値型商品の展開を通じて、ビジネス需要と観光需要の双方を取り込み、利益拡大を目指しております。 当連結会計年度のホテル等施設運営事業の売上高は3,393,078千円(前年同期比16.6%増)、セグメント利益は829,700千円(前年同期比62.0%増)となりました。 ④ その他 システム開発事業のHANATOUR JAPAN SYSTEM VIETNAM COMPANY LIMITEDは、当社旅行事業のプラットフォーム「Gorilla」、海外旅行エージェント向けの訪日FIT(個人旅行者)需要への企画・販売支援を目的とした新規プラットフォームの開発など、当社グループのシステム開発・運用、保守を行っており、グループ外部との取引はございません。 当連結会計年度の売上高は78,762千円(前年同期比53.4%増)、セグメント損失は3,490千円(前年同期はセグメント損失1,199千円)となりました。 (2) 当期のキャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ302,379千円減少し、2,235,266千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動により得られた資金は1,971,768千円(前連結会計年度は1,825,565千円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益1,564,776千円、減価償却費が342,917千円、店舗閉鎖損失引当金の増加額が312,744千円、減損損失が77,056千円、長期未収入金の減少額が11,732千円となり資金が増加した一方、売上債権の増加額が264,760千円、利息の支払額が66,666千円、仕入債務の減少額が66,069千円、本社移転費用の支払額が10,650千円となり資金が減少したことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動により使用した資金は881,919千円(前連結会計年度は375,703千円の使用)となりました。これは主に、敷金及び保証金の回収による収入が41,441千円、有形固定資産の売却による収入が31,272千円となり資金が増加した一方、定期預金の預入による支出が700,000千円、有形固定資産の取得による支出が172,262千円、無形固定資産の取得による支出が57,715千円、敷金及び保証金の差入による支出が20,081千円となり資金が減少したことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動により使用した資金は1,391,352千円(前連結会計年度は890,331千円の使用)となりました。これは主に、短期借入金の純減額が400,000千円、配当金の支払額が376,316千円、長期借入金の返済による支出が371,606千円、リース債務の返済による支出が243,391千円となり資金が減少したことによるものです。 生産、受注及び販売の実績 (1) 生産実績 当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 (2) 受注実績 当社グループは受注生産を行っておりませんので、該当事項はありません。 (3) 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額   前年同期比(%) 旅行事業   (千円)   2,932,569   △2.3 バス事業   (千円)   988,591   13.6 ホテル等施設運営事業   (千円)   3,258,970   16.8 報告セグメント計   (千円)   7,180,131   7.8 その他   (千円)   ―   ― 合計   (千円)   7,180,131   7.8 (注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 ①前連結会計年度(自 2024年1月1日 至 2024年12月31日) 相手先   金額(千円)   割合(%) HANATOUR SERVICE INC.   993,404   14.9 ②当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 相手先   金額(千円)   割合(%) HANATOUR SERVICE INC.   718,669   10.0 3.旅行事業の販売実績は、仕入高と相殺した純額にて表示しております。相殺前の総額(取扱実績)は以下のとおりであります。 セグメントの名称   前連結会計年度 (自 2024年1月1日 至 2024年12月31日)   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 金額(千円)   前年同期比(%)   金額(千円)   前年同期比(%) 旅行事業   14,833,085   37.3   16,185,730   9.1 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に与える見積りを必要とします。これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 なお、重要な会計上の見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。 (2) 財政状態の分析 当連結会計年度末における総資産は11,220,337千円となり、前連結会計年度末に比べ484,842千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が397,234千円増加したこと、売上高増加に伴う売掛金及び契約資産が260,772千円増加したこと、FIT(個人旅行)向け新プラットフォームの開発並びに社内業務のデジタル化に伴うシステム投資により無形固定資産が37,316千円増加したこと、有形固定資産の建物及び構築物が本社移転により27,580千円増加したこと、機械装置及び運搬具がバス車両の取得により84,960千円増加したこと、一方、有形固定資産のリース資産が減価償却等により228,710千円減少したこと、投資その他の資産のその他に属する長期前払費用が28,980千円減少したこと、敷金及び保証金の回収により21,288千円減少したこと等によるものであります。 当連結会計年度末における負債は6,735,065千円となり、前連結会計年度末に比べ522,772千円減少いたしました。これは主に、短期・長期借入金が約定弁済、早期弁済により771,606千円減少したこと、流動・固定負債のリース債務が支払いにより243,391千円減少したこと、一方、流動・固定負債の店舗閉鎖損失引当金が312,744千円増加したこと、未払法人税等が176,410千円増加したこと等によるものであります。 当連結会計年度末における純資産は4,485,272千円となり、前連結会計年度末に比べ1,007,615千円増加いたしました。これは、繰越利益剰余金が親会社株主に帰属する当期純利益により1,385,131千円増加となったこと、一方、繰越利益剰余金が剰余金の配当の支払いにより376,665千円減少したこと、為替換算調整によりその他包括利益累計額が811千円減少したこと等によるものであります。 なお、旅行事業に係る売上高は、取扱高と仕入高を相殺した純額で表記している他、バス事業、ホテル等施設運営事業に係る一部の売上高について、取扱高と仕入高もしくは販売費及び一般管理費を相殺した純額で表記しているため、その結果売掛金及び契約資産の残高が売上高に対して高い水準となっております。 (3) 経営成績の分析 当連結会計年度の売上高は7,180,131千円となりました。円安を追い風に訪日旅行の需要が高まり訪日外客数が過去最高を記録するなど、インバウンド旅行市場は順調に推移し、当社グループ全事業の売上高は堅調に推移する結果となり、前連結会計年度に対し7.8%増加いたしました。 売上原価は前連結会計年度と同水準の1,462,531千円となり、売上総利益は5,717,599千円と前連結会計年度に対し9.9%増加する結果となりました。 販売費及び一般管理費は、各事業において人員の増加、給与のベースアップを実施し、人件費が前年に対し6.0%増加、各事業において稼働の増加に伴い変動経費を中心に増加し、経費全体で前年に対し7.9%増加する結果となりました。 これらの結果、当連結会計年度の営業利益は1,998,225千円(前年同期比15.3%増)となりました。 営業外収益は、前連結会計年度に対し、受取利息が6,389千円増加、補助金収入が2,935千円増加した一方、受取保険金が3,590千円減少等し、17,229千円の計上、営業外費用は、為替差損が12,078千円減少、支払利息が11,547千円減少し、75,758千円の計上となっております。この結果、当連結会計年度の経常利益は1,939,696千円(前年同期比18.0%増)となりました。 特別利益、特別損失は、固定資産売却益が26,372千円、店舗閉鎖損失引当金繰入額が312,744千円、減損損失が77,056千円発生し、税金等調整前当期純利益は1,564,776千円(前年同期比5.1%減)となりました。 法人税等調整額は繰延税金資産の取崩しにより683千円(益)発生し、親会社株主に帰属する当期利益は前連結会計年度に対し242,012千円減少の1,385,131千円(前年同期比14.9%減)となりました。 (4) キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの状況の分析については、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 経営成績等の状況の概要 (2) 当期のキャッシュ・フロー」をご参照ください。 (5) 経営者の問題意識と今後の方針について 経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載しておりますそれぞれの課題に的確に対処し事業を拡大していくことにより、成長と発展を遂げてまいる所存です。 また、新規マーケットにおけるインバウンドを取り込むための各種施策を講じることや、日本の観光商材の総合オンラインプラットフォームである「Gorilla」の各国旅行会社との提携、オンライントラベルエージェントとのAPI連携を進め、総合旅行会社として一層の業容拡大を目指してまいります。 さらに各事業における生産性の向上を目指すべく、グループ内の内部管理体制強化のためのITインフラ整備に取組んでまいります。 (6) 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、資金需要のうち主なものは、運転資金、設備投資であります。当社グループの資金の源泉は主として、営業活動によるキャッシュ・フロー、自己資本、金融機関からの借入により資金を調達しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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