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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

自重堂

JICHODO Co.,Ltd.3597 · Standard · 繊維製品

ユニフォームとメンズウェアの企画・製造・販売を一貫して手掛ける老舗衣料メーカー。

概要

自重堂は1924年に広島県で創業した作業服・ユニフォーム専業の繊維メーカーである。2025年6月期の連結売上高は149億円、従業員179名。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、子会社2社を含むグループでユニフォームとメンズウェアの企画・製造・販売を一貫して手掛ける。

ユニフォームとメンズウェアの二本柱

当社の事業は衣料品製造販売の単一セグメントだが、製品はユニフォームとメンズウェアに大別される。ユニフォームは企業・工場向けの作業服や事務服が中心で、1999年から医療用白衣、2005年からセーフティスニーカーも展開する。メンズウェアはスラックスを主力とし、量販店向けに販路を持つ。両部門とも企画から縫製・販売まで社内で一貫して行うが、一部は子会社や海外調達に依存する。

国内子会社と海外調達の生産体制

生産は自社工場と子会社で分担する。長崎県の株式会社玄海ソーイングが主要な縫製拠点であり、かつては松浦工場や川口ソーイング、オービットも保有していたが、2006年から2008年にかけて統廃合を進めた。海外生産については1994年に中国江蘇省に昆山自重堂を設立したが、2008年に全持分を売却し撤退。現在は一部素材を海外から調達し、コスト抑制を図る。

代理店経由の販売網と地域拠点

販売は主に業界を支える販売代理店を通じて行う。自社の直営拠点として、東京支店(1971年開設)と大阪支店(1975年開設)を持ち、関東・関西の営業力を強化している。1998年には東京港区に自重堂ビルを取得、2004年には大阪中央区にもビルを取得し、支店を移転した。代理店支援を重視し、同業他社が値上げする中でも販売価格を据え置く戦略をとる。

業界の中での役割はアパレル製造小売の川上から川下まで担う一貫生産メーカー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
133億円
営業利益
16億円
営業利益率
12.0%
純利益
14億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01衣料品製造販売主力

ユニフォーム及びメンズウェアの企画・製造・販売を一貫して行う。国内子会社での縫製に加え、中国での生産も展開。

主な製品・サービス2
ユニフォーム製品
作業着や制服など、業務用に特化した衣料品。耐久性や機能性を重視し、企業のニーズに応じた企画・製造を行う。
メンズウェア製品
男性向けの衣料品全般。ユニフォームの技術を活かした品質で、一般向け製品も展開。

製品と技術

企業ユニフォームの基本機能

ユニフォーム部門は作業服や事務服が中心で、特に「揃わなければユニフォームとは言えない」という理念のもと、色の統一性と継続性を重視する。2024年6月期には海外調達の生地で染め直しが発生し欠品・納期遅れを招いたが、これを教訓に生産体制の再整備を進めている。動きやすいストレッチ性のある素材を採用し、男女ペア企画や女性向けサイズも展開する。

メンズスラックスに始まる紳士服

メンズウェア事業は1955年に学生服から転換して以来、スラックスを主力とする。量販店向けの販路を東京都の東京支店を通じて開拓し、現在も卸売が中心である。製品は自社生産だけでなく、子会社の株式会社ライオン屋や立川繊維も販売に関与する。単価はユニフォームより低いが、安定した需要がある。

過酷な環境を支える機能性ウェア

2005年から製造販売するセーフティスニーカーに加え、電熱ギアブランド「FEVER GEAR ADVANCE」や電動ファン付きウェア「空調服」を展開する。これらは極寒・猛暑の作業現場向けで、働く人の健康面に配慮した商品である。2024年6月期には熱中症対策として空調服の販売を強化したが、原材料高の影響でコストは上昇している。

SDGs対応の環境配慮型商品

ユーザー企業のSDGs取り組みを支援するため、植物由来のPET繊維を使用した商品を開発・販売する。また、サステナビリティに対応した商品の品揃えを増やし、環境負荷低減を図る。2024年6月期には一部商品で評価額の見直し(減損)を行ったが、中長期的には環境配慮型の比率を高める方針である。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

繊維製品のなかでの位置

作業服専業で国内首位、内需依存

作業服・ユニフォーム専業メーカーとして国内市場で高いシェアを有する。2024年6月期の売上高169億円、営業利益率15.4%と収益性は良好だが、2025年6月期は減収・減益見込み。同業のグンゼ、富士紡ホールディングスは繊維全般を手掛けるが、当社は作業服に特化し差別化。国内市場に依存しており、海外展開は限定的。成長には業界シェア拡大や新規需要開拓が鍵。

強み

  • 作業服・ユニフォームに特化した製品開発力とブランド力で国内トップシェアを確保。
  • 2024年6月期の営業利益率15.4%と繊維業界平均(5%程度)を大きく上回る。
  • 法人向け作業服は景気変動の影響を受けにくく、定期的な買い替え需要が安定収益源。
  • 全国の安全用品店や作業服専門店との強固な販売ネットワークを構築。

課題

  • 海外売上比率が低く、成長市場であるアジアなどでの事業拡大が急務。
  • 建設業や製造業の就業者数減少が中長期的な需要減につながる可能性。
  • 綿や化学繊維などの原材料価格高騰が収益を圧迫するリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

繊維製品の時価総額近傍。太字が自重堂

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13608TSIホールディングス793億円20.7倍
23612ワールド590億円9.3倍
33104富士紡ホールディングス376億円19.9倍
43580小松マテーレ297億円19.7倍
58118キング295億円30.4倍
63597自重堂261億円18.3倍
73611マツオカコーポレーション258億円8.8倍
83205ダイドーリミテッド225億円10.8倍
98029ルックホールディングス209億円10.8倍
103512日本フエルト189億円32.5倍
113529アツギ184億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

小倉地の製織から始まった創業期

1924年9月、出原安太郎が広島県芦品郡新市町(現福山市)に合名会社自重堂を設立し、作業服や学生服に使われる小倉地の製織を開始した。1935年1月に個人経営へ改めたが、戦後の1950年4月に経済統制令が解除されると、縫製・販売にも乗り出した。当初は学生服も手掛けたが、1955年6月に製造販売を中止し、メンズウェア特にスラックス部門へ進出した。

株式会社化と生産拠点の拡充

1960年7月、資本金800万円で株式会社自重堂を設立。1968年1月には東京出張所を開設して量販店向け販路を拡大し、1971年に東京支店へ昇格した。1969年10月に長崎県松浦市に松浦工場を新設し自社生産能力を高め、1972年7月には大阪営業所(後に支店)を開設。1979年3月には子会社の株式会社玄海ソーイングを設立し、生産体制を強化した。

上場と海外子会社設立の1990年代

1994年2月に広島証券取引所へ株式を上場し、同時に新市工場を技術開発センターへ転換。同年12月には中国江蘇省に昆山自重堂時装有限公司を設立し海外生産に進出した。1995年2月には大阪証券取引所市場第二部、2000年3月には東京証券取引所市場第二部へ上場し、資金調達力を高めた。1999年7月には医療用白衣の製造販売を開始し、事業領域を広げた。

事業整理と環境対応への転換

2000年代に入ると、松浦工場を閉鎖して玄海ソーイングに統合(2006年)、川口ソーイングを解散(2008年)、昆山自重堂の持分を全て売却(2008年)するなど、非効率な拠点を整理した。2005年にはセーフティスニーカー事業を開始。1999年に本社でISO14001認証を取得し、2008年には環境省から産業廃棄物広域認定を取得するなど、環境対応も進めた。

M&Aとグループ再編の近年

2018年2月、株式会社ライオン屋の全株式を取得し連結子会社化。2021年7月には子会社の株式会社ジェイアイディを吸収合併した。2022年4月の東京証券取引所市場区分見直しに伴い、スタンダード市場へ移行。2025年6月期は原材料高や欠品・納期遅れの影響で売上高149億円、営業利益14億円と減収減益となったが、現預金は133億円と厚い。

年表36件を開く

1920年代

  • 1924年9月創業出原安太郎が広島県芦品郡新市町(現広島県福山市)に合名会社自重堂を設立し、作業服、学生服用小倉地の製織を開始。

1930年代

  • 1935年1月合名会社自重堂を個人経営に改める。

1950年代

  • 1950年4月戦後の経済統制令解除により、作業服・学生服の縫製・販売を開始。
  • 1955年6月学生服の製造販売を中止し、メンズウェアとくにスラックス部門へ進出。

1960年代

  • 1960年7月創業株式会社自重堂(資本金8,000千円)を設立。
  • 1968年1月メンズスラックスの量販店向け販路拡大を図るため、東京都世田谷区に東京出張所を開設。(1971年7月東京支店に昇格し、東京都品川区へ移転)
  • 1969年10月自社生産能力のアップのため、長崎県松浦市に松浦工場を新設。

1970年代

  • 1972年7月第二の販売拠点として、大阪市東区(現中央区)に大阪営業所を開設。(1975年7月大阪支店に昇格)
  • 1979年3月売上高の増加に伴い、更に生産体制の強化を進めるため、長崎県北松浦郡福島町(現長崎県松浦市)に子会社、株式会社玄海ソーイングを設立。

1980年代

  • 1980年7月本社社屋及び物流センター完成。
  • 1983年7月自社生産能力アップのため、広島県芦品郡新市町(現広島県福山市)に新市工場を設置。
  • 1984年8月ユニフォーム部門生産力アップのため、広島県福山市に子会社、株式会社川口ソーイングを設立。

1990年代

  • 1992年1月ユニフォーム部門の国内生産体制強化のため、佐賀県伊万里市に子会社、株式会社オービットを設立。
  • 1992年3月売上増加に伴い、ユニフォーム部門の備蓄力、メンズウェア部門の物流力強化のため、広島県深安郡神辺町(現広島県福山市)に物流センター(TOC)を設置。
  • 1994年2月創業生産性向上、コスト低減を図るため新市工場は生産活動を中止し、技術開発センターとして発足。
  • 1994年2月上場広島証券取引所に株式を上場。
  • 1994年12月海外生産体制強化のため中国江蘇省に子会社、昆山自重堂時装有限公司を設立。
  • 1995年2月上場大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 1995年4月福利厚生施設として、広島県芦品郡新市町(現広島県福山市)にふれあいセンター(研修センター)を設置。
  • 1996年9月ユニフォームの海外製品の開発輸入を目的として、広島県芦品郡新市町(現広島県福山市)に子会社、株式会社ジェイエフシーを設立。
  • 1997年9月メンズウェアの海外製品の開発輸入を目的として広島県深安郡神辺町(現広島県福山市)に子会社、株式会社ジェイアイディを設立。(1998年5月広島県芦品郡新市町(現広島県福山市)に移転)
  • 1998年5月新本社ビル完成。
  • 1998年12月関東地区の営業力強化を目的として、東京都港区に自重堂ビルを完成し、東京支店を移転。
  • 1999年7月医療用白衣の製造販売を開始。
  • 1999年8月本社及び技術開発センターにおいて、ISO14001の認証を取得。

2000年代

  • 2000年3月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 2004年9月関西地区の営業力強化を目的として、大阪市中央区に自重堂ビルを取得し、大阪支店を移転。
  • 2005年1月セーフティスニーカーの製造販売を開始。
  • 2006年11月M&A松浦工場を閉鎖し、株式会社オービットを解散。ともに株式会社玄海ソーイングに統合。
  • 2007年1月M&A株式会社ジェイエフシーと株式会社ジェイアイディを、株式会社ジェイアイディを存続会社として合併。
  • 2008年5月株式会社川口ソーイングを解散。
  • 2008年6月昆山自重堂時装有限公司の持分を全て売却。
  • 2008年6月環境省より、産業廃棄物の広域認定制度の認定を取得。

2010年代

  • 2018年2月株式会社ライオン屋の全株式を取得し、連結子会社とする。

2020年代

  • 2021年7月M&A株式会社ジェイアイディを吸収合併。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所スタンダード市場へ移行。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は2つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    生産体制の再整備・強化

    ユニフォームの基本である「揃う」ことを重視し、生産体制を再整備・強化することでお客様からの信頼を取り戻し、販売機会ロスを低減して業績回復を図る。

  2. 02

    商品開発・販売の強化

    「働く人を応援する」という基本理念に基づき、機能性とデザイン性を兼ね備え価格訴求力のある商品や、SDGs・サステナビリティに対応した商品など、本当に求められている商品の開発・販売に注力する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で179人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は437万円で、9期前と比べて+3.8%平均年齢は41.6歳、平均勤続年数は17.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年6月276
2017年6月260
2018年6月282
2019年6月42138.916.4262
2020年6月42240.217.4241
2021年6月41740.518.1231
2022年6月42740.918.1211
2023年6月43741.919.2196
2024年6月42541.719.11851,405
2025年6月43741.617.9179782

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年6月期・提出会社(単体)
女性管理職比率26.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)57.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 2 / 海外 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位8)
本社 — 広島県福山市1,782百万円
TOC — 広島県福山市1,781百万円
東京支店 — 東京都港区1,245百万円
㈱ライオン屋 本社及び店舗 — 兵庫県尼崎市335百万円
- — 長崎県松浦市83百万円
技術開発センター — 広島県福山市39百万円
大阪支店 — 大阪市中央区2百万円
㈱玄海ソーイング 本社及び工場 — 長崎県松浦市0百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱玄海ソーイング
    長崎県松浦市
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ライオン屋(注)2
    兵庫県尼崎市
    議決権100.0%
  • 海外
    南山自重堂防護科技有限公司
    中国龍口市
    議決権40.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は133億円営業利益16億円前期と比べると減収増益で、売上が-10.7%、利益が+14.3%。

売上高
-10.7%
133億円
営業利益
+14.3%
16億円
純利益
+27.3%
14億円
営業利益率
12.0%
前期比 +2.6%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高150億円133億円
営業利益18億円16億円
純利益15億円14億円
1株あたり配当¥500¥500

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は65億円、営業利益は6億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は−11.0%、営業利益は+20.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q37616.25
2023年4Q4911
2024年1Q45920.06
2024年2Q42819.06
2024年3Q3438.83
2024年4Q48612.55
2025年2Q76911.88
2025年4Q7356.83
2026年2Q681014.79
2026年4Q6569.25

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年6月期からの15期で、売上は184億円から133億円へ72%に減った。直近期の営業利益率は12.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年6月1842815
2013年6月1763623
2014年6月1772515
2015年6月1703725
2016年6月166106
2017年6月1713928
2018年6月1743222
2019年6月1942716
2020年6月1852316
株式会社ジェイアイディを吸収合併。
2021年6月1792215
2022年6月1703028
2023年6月1773625
2024年6月169262915.420
2025年6月14914169.411
2026年6月133162112.014

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高133億円のうち、営業利益として残るのは16億円12.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は14億円、売上の10.5%にあたる。営業利益率は業種中央値3.9%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金88.0%117億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.0%16億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+8.2pt
12.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+6.3pt
10.5%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年6月期は営業CFが40億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは38億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は134億円で、売上の10.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年6月−4822−5−2644
2013年6月295−53472
2014年6月11−2−5978
2015年6月−146−12−859
2016年6月−88−15042
2017年6月44−1−94375
2018年6月9−2−7774
2019年6月−39−7−9−4619
2020年6月−2116−135
2021年6月59−9−245061
2022年6月3613−194991
2023年6月31−9487
2024年6月38−1−1437110
2025年6月40−2−1438134

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年6月期の総資産は420億円。このうち返さなくてよい自己資本が381億円で、自己資本比率は90.9%(業種中央値57.9%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年6月3152377875.2
2013年6月3302607078.8
2014年6月3452747179.5
2015年6月3762918577.5
2016年6月3342736181.6
2017年6月3482975185.3
2018年6月3763126483.0
2019年6月3893157481.0
2020年6月3823206283.7
2021年6月3903315984.9
2022年6月4013505187.5
2023年6月4233715287.7
2024年6月4163833392.1
2025年6月4203813890.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
134億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
312億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
108億円
在庫として抱えている分
負債合計
38億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

繊維製品 48社との比較

同じ繊維製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り48社中6位あたり、逆に低いのは売上成長率48社中45位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 5.5%
P25 2.7%P75 10.3%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
12.0%/中央値 3.9%
P25 1.4%P75 9.8%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 57.9%
P25 39.9%P75 72.6%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-10.7%/中央値 0.5%
P25 -4.6%P75 5.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.5%/中央値 3.0%
P25 2.6%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥9,060で、1年前と比べて-0.1%過去52週の値幅のなかでは20%の位置にある。

¥9,060-0.7%1ヶ月+0.7%1年-0.1%時価総額261億円
過去52週の値幅
安値¥8,720高値¥10,440

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)18.3倍
PER (会社予想)17.4倍
PBR0.68倍
配当利回り5.52%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近で9000円前後で推移し、25日移動平均線(8949円)をわずかに上回っています。月間では+0.67%と横ばい圏ですが、年初からの調整が続き、52週安値8720円に近い水準です。52週高値10440円からは約14%下落しており、レンジの下限近くで下支えが意識されます。出来高は直近で3200株と増加傾向にあり、売買がやや活発化しています。RSIは55.21と中立圏にあり、方向感は不明瞭です。業績面では繊維需要の影響を受けやすく、今後の需給動向が焦点となります。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)

PERは20.49倍で業界平均24.28倍を下回り、PBRは0.6795倍と1倍未満で割安水準。しかしROEは3.0%と低く、収益性が弱い。配当利回り6.67%は業界平均3.05%を大きく上回るが、配当性向169.4%と赤字に近い状態。利益減少も続き、割安感はあるが割高とも言える。

指標この会社業種平均
PER (実績)18.3倍26.6倍
PER (予想)17.4倍
PBR0.68倍1.01倍
ROE3.0%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は売上高・利益とも減少傾向にあり、今後の需要回復が焦点。強気派は作業服需要が景気に左右されにくく、安定した収益基盤があると見る。一方、弱気派は市場の縮小や競争激化で収益性が低下すると懸念。また、高水準の配当利回りに注目する向きもあるが、減益が続く中での持続性が議論される。

プラスに働く材料7
  • 安定需要

    作業服は景気変動の影響を受けにくい

  • 高配当

    配当利回り6.67%と高水準

  • ブランド力

    国内作業服市場で知名度が高い

  • 営業利益率15.38%へ回帰なら営業利益約23億円決算発表後影響

    2024/6期の営業利益率15.38%に戻れば、売上149億円で営業利益約23億円と現行14億円から9億円増。

  • 配当利回り6.67%の高水準が下値を支え通年影響

    配当利回り6.67%は株価9000円に対し配当約600円。減配なければ買い支え期待。

  • PBR0.68倍の割安修正で自社株買い余地次回株主総会影響

    PBR0.68倍と純資産対比で3割安。資本政策の発表があれば株主還元強化と評価修正の余地。

  • 売上高149億円から底打ち反転2026年Q2影響

    2024/6期169億円→2025/6期149億円の減収が底打ちすれば、嫌気要因が後退。

マイナスに働く材料7
  • 減収減益

    売上高・純利益とも減少傾向が続く

  • 市場縮小

    国内需要の縮小が懸念される

  • 競争激化

    低価格競争が収益性を圧迫

  • 営業利益26億円→14億円の半減トレンド決算発表後影響

    最近期の営業利益は14億円で、前年26億円から12億円減。この減益ペースが続くと株価重し。

  • 売上高169億円→149億円と2期連続減収2026年Q2影響

    売上高は前期比11.8%減の149億円。需要回復の遅れで固定費負担が増す。

  • ROE3%の低資本効率でPBR1倍遠い継続影響

    ROE3%では株主資本を効率的に使えず、PBR0.68倍のまま。改善策がないと割安放置。

  • 外国人保有0.42%で株主構成が国内偏重不定影響

    外国人の持ち分は0.42%と極小。需給が細り、一時的な売りで株価変動が拡大しやすい。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
需要動向を把握するため
営業利益率
競争環境の変化を確認するため
受注残高
今後の売上の先行指標となるため

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり500で、前期から+20.0%いまの株価に対する利回りは5.52%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥500
1株あたり
配当利回り
5.52%
いまの株価に対して
配当性向
169.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年6月25032.1
2018年6月30020.042.6
2019年6月3000.046.9
2020年6月3000.055.7
2021年6月3000.058.3
2022年6月3000.019.5
2023年6月50066.760.6
2024年6月5000.075.0
2025年6月60020.0169.4

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥500

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ1,989人。区分でいちばん多いのは個人・その他46.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が53.1%を占め、残る46.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年6月%2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他47.948.943.345.245.446.2
事業法人34.034.338.738.237.937.2
金融機関17.516.417.315.316.015.8
外国法人0.30.20.40.80.40.4
証券会社0.30.20.30.50.30.3
自己株式10.810.80.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01出原正博17.59
02MASANOBUINVESTMENTCAPITAL株式会社8.50
03出原ホールディングス株式会社8.50
04株式会社広島銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)4.13
05株式会社三菱UFJ銀行4.13
06住友生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)3.57
07有限会社ユーエルディー3.33
08株式会社オカムラ2.74
09野口市子2.08
10出原正信2.05

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-05-14
    MASANOBU INVESTMENT CAPITAL 株式会社
    変更報告
    8.51%
    +0.91pt
  • 2026-05-13
    出原ホールディングス株式会社
    新規の大量保有報告
    8.51%
    +0.91pt
  • 2026-05-11
    MASANOBU INVESTMENT CAPITAL 株式会社
    新規の大量保有報告
    8.51%
    +0.91pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+420%、1株純資産は14期で+760%。直近期のROEは3.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年6月951,5386.39.538.3
2013年6月1481,6889.26.626.7
2014年6月5028,8885.810.959.0
2015年6月8149,6208.97.334.7
2016年6月1949,3782.129.291.6
2017年6月95410,2879.77.732.1
2018年6月77210,8387.310.942.6
2019年6月54510,9225.013.046.9
2020年6月55611,0865.111.155.7
2021年6月53611,4784.713.258.3
2022年6月98412,1568.36.519.5
2023年6月85212,8716.810.460.6
2024年6月69913,2975.315.875.0
2025年6月39213,2273.024.3169.4
2026年6月495

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/6期の役員報酬は総額215百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約11倍にあたる。

氏名役職年齢
出原正貴代表取締役社長 営業本部長 商品本部長 ユニフォーム事業部長62
出原正博取締役 業務本部長72
出原群三取締役 最高顧問88
入交佐和取締役58
宇都さふか取締役55
渡辺章子取締役59
木村寿宏監査役(常勤)65
寺岡慧監査役82
石久保善之監査役69
陣野真澄34

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)419819850
社外取締役712122
監査役1555

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容485字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、株式会社自重堂(当社)、子会社2社及び関連会社2社により構成されており、ユニフォーム及びメンズウェアの企画、製造、販売を主な内容とした事業活動を行っております。 なお、当社グループは衣料品製造販売事業の単一セグメントであります。 事業内容と当社及び関係会社の当該事業に係る位置づけは、次のとおりであります。 区分   事業内容   主要な会社 ユニフォーム製品及びメンズウェア製品の製造業   ユニフォーム製品及びメンズウェア製品の一貫生産及びパーツの組立て   当社 ㈱玄海ソーイング 南山自重堂防護科技有限公司 ユニフォーム製品及びメンズウェア製品の販売業   ユニフォーム製品及びメンズウェア製品の販売   当社 ㈱ライオン屋 立川繊維㈱ 南山自重堂防護科技有限公司 ユニフォーム製品及びメンズウェア製品の輸入業   ユニフォーム及びメンズウェアの海外製品の開発輸入   当社 概 要 図 事業系統の概要図は次のとおりであります。 (注) 無印:連結子会社、◎:持分法適用会社、※:持分法非適用会社
経営方針・対処すべき課題450字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において当社グループが判断したものであります。 今後の見通しにつきましては、円安、原材料等の高騰による物価上昇や、地政学リスクの長期化、米国の通商政策などの影響により、景気の先行きは引き続き厳しい状況が続くものと思われます。 このような環境の中、当社におきましては、「揃わなければユニフォームとは言えない」というユニフォームの基本に立ち返り、「揃う自重堂」の復活に向け、生産体制の再整備・強化に注力してお客様からの信頼を取り戻し、販売機会ロスを低減して、業績回復に努めてまいります。「働く人を応援する」という基本理念に基づき、ワークウェアとしての機能性とデザイン性を兼ね備え、かつ、価格訴求力のある商品や、SDGs、サステナビリティに対応した商品など、「働く人」が本当に求めている商品の開発・販売強化に努めてまいります。
事業等のリスク1,017字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)特定の地域への生産の依存について 当社グループは、衣料用繊維製品の製造・販売を主な事業内容としておりますが、その製品の多くが海外拠点において生産されております。現在海外生産拠点の分散化を推進してはおりますが、現状では、中華人民共和国、ミャンマーに集中しております。当該国における何らかの要因により生産活動に支障が生じた場合には、他地域への生産の振替を行う必要が発生いたしますが、振替がスムーズに行えなかった場合、当社グループの経営成績及び今後の事業展開に悪影響を与える可能性があります。 (2)為替変動について 当社グループは輸入仕入比率が高く、仕入価格は直接又は間接的にUSドル及び人民元と連動していることから、為替変動の影響を受け仕入コストが変動する要因となります。このため、為替予約取引によりリスクヘッジを行っておりますが、これにより当該リスクを完全に回避できるものではないため、為替の動向により当社の経営成績に影響を与える可能性があります。 (3)デリバティブ取引について 当社グループにおきましては、輸入取引に係る為替変動のリスクに対応するため、デリバティブ取引を実施しております。デリバティブ取引については、時価による損益処理を行っているため、各期末における為替レートや日米金利差等により評価損益が計上され、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)棚卸資産等の評価について 当社グループにおきましては、需要予測による見込み生産を行っております。過去の実績や市況の動向などを勘案し、生産量を算定しておりますが、市況の急激な変化や天候不順などの理由により見込み違いとなる可能性があります。その結果、棚卸資産の増加や、見切り販売による利益率の低下などにより経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。 (5)株式保有について 当社グループは、金融機関や販売または仕入に係る取引会社の株式を保有しているため、株式市場の価格変動リスクを負っております。
経営成績の分析 (MD&A)5,145字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2024年7月1日~2025年6月30日)におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善などにより、緩やかな持ち直しの動きがみられた一方、円安、原材料等の高騰による物価上昇や、地政学リスクの長期化、米国の通商政策への懸念などにより、依然として先行き不透明な状況が続きました。 このような状況のもと当社グループにおきましては、「世界中の働く人を応援する」という企業理念に基づき、「働きやすさ」を追求し、動きやすいストレッチ性に富んだ商品の開発・販売強化に注力するとともに、各ユーザー様のあらゆる職場環境に適応するよう、過酷な寒さの中でも快適な作業をサポートする電熱ギアブランド「FEVER GEAR ADVANCE(フィーバーギアアドバンス)」や、地球温暖化により年々猛暑日が増加する状況において、快適な労働環境を維持するための熱中症対策商品・電動ファン付ウェア「空調服」など、働く人の健康面にも配慮した商品の販売強化を図りました。また、ユーザー企業様のSDGsへの取り組み、環境活動をサポートするため、植物由来のPET繊維を使用した商品など、持続可能な社会実現に向けた環境配慮型商品の展開、販売促進に努めました。更には女性の活躍を支援するべく、男女ペア企画商品、女性向けサイズ・シルエットを取り入れた商品の展開を強化いたしました。 原材料・エネルギー価格の高騰により生産コストは上昇している状況下ではありますが、業界を支える販売代理店様を支援し、業界全体の活性化を図るため、同業他社が連続して値上げを行う中、当社は販売価格を据え置きとしております。一方、生産コストの上昇を抑制するべく、一部商品の素材について国内手配から海外手配への切り替えを進めて参りました。企業ユニフォームとして重要な色の統一性・継続性におきまして、海外手配の生地で問題が生じ、染め直しを行ったことにより生地の手配が遅れました。その結果、一部商品において欠品、納期遅れが発生し、販売代理店様、ユーザー様にご迷惑をお掛けすることになりました。 以上の結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高は、原材料・エネルギー価格の高騰に対応したユーザー企業様の経費削減意識の高まりにより、更新需要が伸び悩み、1物件当たりの受注点数も減少傾向にあることや、前述のとおり、欠品、納期遅れにより販売機会ロスが発生したことなどから、14,936百万円(前年同期比11.4%減)となりました。営業利益については、原材料費や物流コストの更なる上昇による仕入コストのアップや、一部商品について評価額の見直しを行ったことなどにより1,446百万円(前年同期比44.6%減)となりました。経常利益は、外貨建資産の評価益が減少したことなどにより、1,627百万円(前年同期比44.8%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は1,128百万円(前年同期比44.0%減)となりました。 なお、当社グループは単一セグメントに該当するため、事業の種類別セグメントは記載しておりません。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)の期末残高は前連結会計年度より2,378百万円増加し、13,390百万円(前連結会計年度比21.6%増)となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は3,978百万円(前連結会計年度は3,817百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益1,627百万円、減価償却費143百万円、デリバティブ評価損112百万円、売上債権の減少670百万円、棚卸資産の減少1,494百万円、仕入債務の増加1,135百万円等による増加と、法人税等の支払額936百万円等による減少によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は156百万円(前連結会計年度は65百万円の使用)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は1,442百万円(前連結会計年度は1,442百万円の使用)となりました。これは主に、配当金の支払額1,438百万円等による減少によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループは、衣料品製造販売事業の単一セグメントであり、当連結会計年度の生産実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)      前年同期比(%) 衣料品製造販売事業(千円)   2,699,895   △32.0 (注)  金額は、製造原価により算出しております。 b.製品仕入実績 当社グループは、衣料品製造販売事業の単一セグメントであり、当連結会計年度の製品仕入実績は次のとおりであります。 当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)      前年同期比(%) 衣料品製造販売事業(千円)   5,100,130   △16.4 (注) 金額は、仕入価格により算出しております。 c.受注実績 当社グループは、主として需要見込みによる生産を行っているため、該当事項はありません。 d.販売実績 当社グループは、衣料品製造販売事業の単一セグメントであり、当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日)      前年同期比(%) 衣料品製造販売事業(千円)   14,936,315   △11.4 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 (経営成績) 当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高につきましては、前連結会計年度に比べ1,927百万円減少し14,936百万円となりました。 売上総利益は、売上高が減少したこと、商品評価の見直し等により、前連結会計年度に比べ1,055百万円減少し4,572百万円となりました。 営業利益は、売上総利益が減少したことなどにより、前連結会計年度に比べ1,163百万円減少し1,446百万円となりました。 経常利益は、営業利益が減少したことなどにより、前連結会計年度に比べ1,320百万円減少し、1,627百万円となりました。 親会社株主に帰属する当期純利益は、経常利益が減少したことなどにより、前連結会計年度に比べ887百万円減少し1,128百万円となりました。 (財政状態) 当連結会計年度末の総資産につきましては、前連結会計年度末に比べ340百万円増加し、41,954百万円となりました。 流動資産は30,609百万円となり、前連結会計年度末に比べ236百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が2,378百万円、原材料及び貯蔵品が1,534百万円、それぞれ増加したことと、受取手形が588百万円、商品及び製品が3,030百万円、それぞれ減少したことなどによるものであります。 固定資産は11,345百万円となり、前連結会計年度末に比べ103百万円増加いたしました。これは主に、投資有価証券が247百万円増加したことなどによるものであります。 流動負債は2,514百万円となり、前連結会計年度末に比べ632百万円増加いたしました。これは主に、支払手形及び買掛金が1,135百万円、未払金が158百万円、それぞれ増加したことと、未払法人税等が356百万円、流動負債その他が312百万円、それぞれ減少したことなどによるものであります。 固定負債は1,320百万円となり、前連結会計年度末に比べ85百万円減少いたしました。 純資産は38,120百万円となり、前連結会計年度末に比べ206百万円減少いたしました。これは主に、その他有価証券評価差額金が100百万円増加したことと、利益剰余金が312百万円減少したことなどによるものであります。 ② 経営成績に重要な影響を与える要因について 当連結会計年度においては、前述の「3.事業等のリスク」に記載した需要予測に若干の差異は生じたものの大きな影響はなく、また、海外における生産についても、経営成績に重要な影響を与える事態には至っておりません。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの資金状況は、営業活動によるキャッシュ・フローでは、3,978百万円の資金を獲得しております。投資活動によるキャッシュ・フローでは、156百万円の資金を使用しており、財務活動によるキャッシュ・フローでは、配当金の支払額などにより1,442百万円の資金を使用しております。これにより現金及び現金同等物は前連結会計年度に比べ2,378百万円増加し13,390百万円となりました。資金残高は当面必要と考えられる資金額として問題ない水準にあると判断しております。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、資産及び負債又は損益の状況に影響を与える会計上の見積りは、過去の実績等の連結財務諸表作成時に入手可能な情報に基づいて合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表作成にあたって採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しておりますが、特に次の重要な会計方針が連結財務諸表における重要な見積りの判断に大きな影響を及ぼすと考えております。 (棚卸資産) 当社グループの棚卸資産の評価については、収益性の低下による簿価切り下げの方法により評価損を計上しております。将来の事業環境の変化により、棚卸資産の評価額に重要な影響を及ぼす可能性があります。 また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ⑤ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 目標とする経営指標といたしましては、当社グループにおきましては、自己資本利益率(ROE)の維持・向上を重要な経営課題と認識しております。 当社グループの主力事業であるユニフォーム事業においては、需要予測のもとメーカーである当社が製品在庫を保有し、販売代理店を経由したユーザー様からのご注文に対し、即座に納品する体制を整えております。そのため機会ロスを低減するよう豊富な在庫を準備しており、このような備蓄型ビジネスモデルが当社経営戦略の重要な柱の一つであります。この備蓄型ビジネスモデルを中長期的に実施していくためには健全な財務基盤が必要であり、ROEの向上を過度に追求することは、株主様に対する継続的かつ長期的な利益還元につながらないと考えております。ROE5%を目安としながら、更なる資本効率の向上を図ってまいります。 なお、当社グループにおきましては、ROEの計算に際しては、「デリバティブ評価損益」を除くものとしております。当社グループでは、外貨建取引の為替ヘッジを目的としたデリバティブ取引を行っており、期末時点においてデリバティブ評価損益を計上しております。このデリバティブ評価損益は、期末日時点の時価評価であり、実現した損益ではありません。このようなデリバティブ時価評価損益を損益計上した当期純利益を基準としてROEを計算すると、当社グループの場合、実態と乖離した数値となる可能性が高くなります。従ってROE計算の前提条件としては、「デリバティブ評価損益」を除いて算出しております。以上の前提による当連結会計年度の実質ROEは3.2%となります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。