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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

マツオカコーポレーション

MATSUOKA CORPORATION3611 · Standard · 繊維製品

アパレルOEM専業からラミネーションフィルム事業を加え、多角化を進める企業。縫製事業を軸に、機能性素材で新たな収益源を開拓する。

概要

マツオカコーポレーションは、1946年に広島県で創業した繊維メーカーである。アパレルOEM事業を主力とし、カジュアルウェア、ワーキングウェア、インナーウェアなどの縫製を中国・バングラデシュ・ベトナム・インドネシア・ミャンマーの自社工場で行う。売上高は約742億円(2026年3月期)で、従業員数は2万1千人を超える。近年は透湿防水フィルムのラミネート加工事業も展開し、機能性素材分野にも進出している。

縫製事業とラミネーションフィルム事業の二本柱

当社グループは2026年3月期より経営管理区分を見直し、報告セグメントを「縫製事業」と「ラミネーションフィルム事業」に区分した。縫製事業はメンズ・レディースカジュアルウェア、インナーウェア、ワーキングウェア等のOEM生産を手がけ、売上高660億円と全体の約89%を占める。ラミネーションフィルム事業は透湿防水フィルムのラミネート加工を中心とし、アウトドアウェアやスポーツウェア向けに機能性素材を供給する。同事業は前期にヒット商品向け供給で伸長した反動や在庫調整の影響で当期は伸び悩んだが、中長期的な成長領域と位置づけられている。

5カ国に広がる生産拠点

当社グループの生産拠点は中国、バングラデシュ、ベトナム、インドネシア、ミャンマーの5カ国に広がる。2026年3月期の拠点別売上高は、中国が241億円(前期比6.1%減)、バングラデシュが231億円(同24.8%増)、ベトナムが202億円(同0.5%増)、インドネシアが37億円(同27.3%増)、ミャンマーが29億円(同8.7%減)である。中国は熟練技術を活かした高付加価値品を担当し、バングラデシュはワーキングウェアやインナーウェアの需要増に対応して生産規模を拡大。ベトナムは縫製と薄膜の両方の拠点を持ち、安定生産を続ける。インドネシアは生産性向上が進み、ミャンマーは国内情勢が不安定ながらも新規顧客を開拓している。

SPA・アパレルブランド向けOEM/ODM

当社グループの主な販売先はSPA、アパレル専門小売店、商社、量販店であり、企画・製造・物流まで一貫したOEM/ODMサービスを提供する。近年は多品種小ロット生産やクイックレスポンスへのニーズが高まり、各工場の得意アイテムを明確化して対応している。また、バングラデシュのTM Textiles & Garments Ltd.では東レグループとの合弁でインナーウェア向けの生地生産から縫製までを一貫して行う。薄膜事業では、化学メーカーや機械メーカーと連携した素材開発を推進し、アウトドアウェアメーカーとの共同開発にも取り組む。

業界の中での役割はアパレルブランドの製造受託(OEM)および、機能性素材の加工サプライヤー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
743億円
営業利益
22億円
営業利益率
3.0%
純利益
31億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
縫製事業660億円88.9%60億円9.1%
ラミネー ション フィルム 事業82億円11.1%6億円7.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01アパレルOEM主力

国内外の有力ブランドから受注し、メンズ・レディースのカジュアルウェア、インナー、ワーキングウェアまで幅広いアパレル製品をOEM生産。企画から物流まで一貫提供。中国・バングラデシュ・ベトナム・インドネシア・ミャンマーに自社工場を展開する。

主な製品・サービス3
カジュアルウェア
シャツ、スラックス、ジャケット、コート、スポーツウェアなどのカジュアル製品を企画・縫製。
ワーキングウェア
作業着、オフィスウェア、ユニフォームなどを縫製。
インナーウェア
機能性肌着を生地生産から縫製まで一貫生産。バングラデシュの合弁工場で生地を生産。

02機能性素材(ラミネーションフィルム)準主力

アウトドアウェアやスポーツウェア向けの透湿防水生地を製造。外部から調達した生地に、自社生産の透湿防水フィルムをラミネート加工し、防水性と透湿性を両立した機能性素材を提供。アパレル用途に加え医療用品にも利用される。中国・ベトナムの自社工場でフィルム製造からラミネート加工まで一貫して行う。

主な製品・サービス2
透湿防水フィルム
自社生産のフィルムで、防水性と透湿性を両立。中国・ベトナム工場で製造される。
ラミネート加工生地
フィルムと生地を貼り合わせ、撥水・コーティングなどの特殊加工を施した機能性素材。

製品と技術

カジュアル・ワーキングウェアのOEM生産

縫製事業は当社グループの主力事業で、売上高の約89%を占める。メンズ・レディースのカジュアルウェア(シャツ、スラックス、ジャケット、コート、スポーツウェア)、ワーキングウェア(作業着、オフィスウェア、ユニフォーム)、インナーウェア(機能性肌着)など幅広いアイテムを手がける。中国工場は熟練技術を活かしたサンプル作成や短納期対応を強みとし、バングラデシュ工場はワーキングウェアやインナーウェアの大量生産に特化。ベトナムやインドネシアの工場も加え、縫製難易度や生産規模に応じて最適な拠点で生産する。2026年3月期の販売枚数は6,350万枚と前期比22.1%増加した。

透湿防水フィルムのラミネート加工

ラミネーションフィルム事業は、アウトドアウェアやスポーツウェア向けに透湿防水フィルムを製造・加工する。中国の嘉興徳永紡織品有限公司とベトナムのJDT VIETNAM CO.,LTDが生産拠点である。フィルム用樹脂の開発から、生地へのラミネート加工、撥水加工まで一貫して行う。化学メーカーや機械メーカーとの協業により、新規樹脂の採用や生産設備の開発を進めている。また、環境規制に対応した素材開発にも取り組み、製品の品質向上と顧客からの信頼確保に努めている。2026年3月期は前期のヒット商品反動で受注が減少したが、中長期的には成長が期待される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

繊維製品の時価総額近傍。太字がマツオカコーポレーション

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13612ワールド590億円9.3倍
23104富士紡ホールディングス376億円19.9倍
33580小松マテーレ297億円19.7倍
48118キング295億円30.4倍
53597自重堂261億円18.3倍
63611マツオカコーポレーション258億円8.8倍
73205ダイドーリミテッド225億円10.8倍
88029ルックホールディングス209億円10.8倍
93512日本フエルト189億円32.5倍
103529アツギ184億円
113501SUMINOE181億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 29件

呉服店創業から海外生産の端緒(1946-1982)

1946年4月、広島県甲奴郡上下町で松岡呉服店として創業。1956年4月に株式会社松岡呉服店(資本金100万円)を設立。1964年3月、商号を松岡繊維工業株式会社に変更し、繊維製品の製造に本格参入。国内に自社工場を持ち縫製生産を拡大する中、1982年4月に韓国の協力工場への生産委託を開始した。これが同社初の海外生産への取り組みであり、後に続くグローバル展開の第一歩となった。

中国生産への全面移行(1990-1998)

1990年12月、中国に浙江茉織華制衣有限公司を設立、自社初の海外工場を稼働。1993年8月には現地法人との合弁で茉織華実業(集団)有限公司を設立し、中国での生産体制を強化。1998年3月には国内工場を閉鎖し、生産拠点を中国へ完全移管。同年4月には株式の額面変更のための合併を実施した。これにより国内生産からの完全撤退と中国へのシフトが完了し、低コスト生産体制が確立された。

ミャンマー・バングラデシュへの展開(2003-2010)

2003年10月、中国の嘉興徳永紡織品有限公司を連結子会社化し、ラミネーションフィルム事業の足がかりを得る。2004年3月にはミャンマーにMYANMAR POSTARION CO.,LTDを設立、東南アジアでの生産を開始。2005年9月、中国の主力子会社を完全子会社化。2008年3月、バングラデシュにMATSUOKA APPARELS LTD.を設立。2009年5月には東レグループとの合弁でTM Textiles & Garments (HK) Ltd.を設立、バングラデシュでインナーウェアの生産を開始。2010年8月には同国にMK APPARELS LTD.を設立。この期間で生産国は中国に加えミャンマー、バングラデシュの3カ国に広がった。

ベトナム進出と東証上場(2015-2017)

2015年10月、ベトナムのフート省にPHU THO MATSUOKA CO.,LTDを設立。2016年9月にはビンズオン省(現ホーチミン市)にJDT VIETNAM CO.,LTDを設立し、ベトナムでのラミネーションフィルム生産を開始。2017年8月にはバクザン省の縫製工場を買収し、ベトナムでの生産能力を拡大。2017年12月、東京証券取引所市場第一部に株式を上場。売上高は2017年3月期518億円から2018年3月期578億円へと増加しており、上場により資本市場からの資金調達が可能となった。

インドネシア合弁とスタンダード市場への変更(2018-2023)

2018年5月、ファーストリテイリング、蝶理、東レとの合弁でインドネシアにPT.MATSUOKA INDUSTRIES INDONESIAを設立。2019年11月と2021年12月にはベトナム・ゲアン省に新工場を設立。2021年1月にはバングラデシュの工場を買収し、生産能力をさらに拡大。2022年4月、東証の市場区分見直しによりプライム市場へ移行したが、2023年10月にはスタンダード市場へ変更。この間、売上高は500億円台から700億円台に成長したが、営業利益率は低く推移した。

年表29件を開く

1940年代

  • 1946年4月創業広島県甲奴郡上下町(現 府中市)において松岡呉服店を創業、衣料品の販売を開始

1950年代

  • 1956年4月創業資本金100万円で株式会社松岡呉服店を設立

1960年代

  • 1964年3月商号変更商号を松岡繊維工業株式会社に変更

1980年代

  • 1982年4月韓国における協力工場に対して生産委託を開始

1990年代

  • 1990年12月創業中国に浙江茉織華制衣有限公司を設立し生産を開始
  • 1993年8月中国に茉織華実業(集団)有限公司(現 連結子会社)を現地法人との合弁により設立
  • 1996年4月商号変更商号を株式会社マツオカコーポレーションに変更
  • 1998年3月国内工場を閉鎖、生産拠点を中国へ完全移管
  • 1998年4月M&A株式会社マツオカコーポレーションの株式の額面変更、単位株制度の導入のため、司エステート株式会社を存続会社として吸収合併し、併せて商号を株式会社マツオカコーポレーションに変更

2000年代

  • 2003年10月M&A嘉興徳永紡織品有限公司(現 連結子会社)の出資持分を取得し、連結子会社化
  • 2004年3月MYANMAR POSTARION CO.,LTD(現 連結子会社)の出資持分を取得し、ミャンマーにおいて生産を開始
  • 2004年7月本社を広島県福山市宝町に移転
  • 2005年9月M&A現地法人との合弁を解消し、当該現地法人の保有する茉織華実業(集団)有限公司の持分を全額取得することで完全子会社化
  • 2006年2月浙江茉織華貿易有限公司(現 連結子会社)を設立
  • 2008年3月バングラデシュにMATSUOKA APPARELS LTD.(現 連結子会社)を設立
  • 2009年5月東麗(香港)有限公司及び上海鶴山針織服装有限公司との合弁会社 TM Textiles & Garments (HK) Ltd.(現 連結子会社)を設立
  • 2009年7月バングラデシュにTM Textiles & Garments (HK) Ltd.の100%子会社 TM Textiles & Garments Ltd.(現 連結子会社)を設立し、インナーウェアの生産を開始

2010年代

  • 2010年8月バングラデシュにMK APPARELS LTD.(現 連結子会社)を設立
  • 2015年10月ベトナムのフート省に、PHU THO MATSUOKA CO.,LTD(現 連結子会社)を設立
  • 2016年9月ベトナムのビンズオン省(現 ホーチミン市)に、JDT VIETNAM CO.,LTD(現 連結子会社)を設立
  • 2017年8月M&Aベトナムのバクザン省(現 バクニン省)にあるVINA BIRZ CO.,LTD(現名称 BAC GIANG MATSUOKA CO.,LTD 現 連結子会社)の出資持分を取得し、連結子会社化
  • 2017年12月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場
  • 2018年5月インドネシアに4社(株式会社ファーストリテイリング、蝶理株式会社、東レ株式会社、当社)の合弁会社PT.MATSUOKA INDUSTRIES INDONESIA(現 連結子会社)を設立
  • 2019年11月ベトナムのゲアン省にAN NAM MATSUOKA GARMENT CO.,LTD(現 連結子会社)を設立

2020年代

  • 2021年1月バングラデシュのパブナ県にあるRoulin(BD)Ltd.(現名称 ISHWARDI MATSUOKA BANGLADESH.LTD. 現 連結子会社)の株式を取得
  • 2021年12月ベトナムのゲアン省にTHANH CHUONG MATSUOKA GARMENT CO.,LTD(現 連結子会社)を設立
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2023年10月東京証券取引所スタンダード市場へ市場変更
  • 2025年11月本社を現在の広島県福山市西町に移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2029年3月期まで900億円
  • 経常利益2029年3月期まで60億円
  • 親会社株主に帰属する当期純利益2029年3月期まで40億円
  • ROE2028年度まで9%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    生産規模追求と収益最大化

    拡大した生産キャパシティを最大限活用し、バングラデシュ・ベトナム・インドネシアの生産体制を強化。アイテム・拠点の最適配置により稼働率向上と利益性を両立し、需要変動に柔軟な生産運営を推進する。

  2. 02

    選ばれる工場への提供価値向上

    品質・コスト・納期の高度化に加え、MES・ERP導入によるスマートファクトリー化を進め、製造管理の高度化と現場の可視化を実現。納期短縮・安定供給・品質強化とサプライチェーン透明性向上に取り組む。

  3. 03

    資本効率を高める経営への転換

    事業成長投資と財務健全性のバランスを図りつつ、資本政策・キャッシュマネジメントを高度化。生産能力拡大や経営インフラ整備への成長投資を継続し、ROE9%目標達成と長期的な10%達成を見据えた財務基盤を強化する。

  4. 04

    人的資本への重点取り組み

    ASEAN諸国等での事業拡大に対応し、人財育成、技術承継、横断的な人財活用を強化。グローバル人事データベースを活用し、適材適所の人財配置と組織力向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 9期分

グループ全体で21,086人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は555万円で、8期前と比べて+13.1%平均年齢は42.4歳、平均勤続年数は8.4年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2018年3月11,026
2019年3月49141.99.712,143
2020年3月49741.09.313,898
2021年3月49844.28.514,912
2022年3月48143.08.816,434
2023年3月49143.39.217,729
2024年3月49541.98.717,278
2025年3月50442.58.519,6352
2026年3月55542.48.421,08610

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社22(国内 14 / 海外 8、うち連結子会社 21) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
縫製事業 — AN NAM MATSUOKA GARMENT CO.,LTD (ベトナム社会主義共和国 ゲアン省)4,877百万円
縫製事業 — TM Textiles & Garments Ltd. (バングラデシュ人民共和国 ダッカ市)4,121百万円
縫製事業 — ISHWARDI MATSUOKA BANGLADESH.LTD. (バングラデシュ人民共和国 パブナ県)2,945百万円
ラミネーションフィルム 事業 — 嘉興徳永紡織品有限公司(中華人民共和国浙江省 平湖市)2,616百万円
本社 — 広島県福山市2,022百万円
縫製事業
縫製事業 — PHU THO MATSUOKA CO.,LTD (ベトナム社会主義共和国 フート省)1,423百万円
縫製事業 — PT. MATSUOKA INDUSTRIES INDONESIA (インドネシア共和国 スバン県)1,376百万円
縫製事業 — THANH CHUONG MATSUOKA GARMENT CO.,LTD (ベトナム社会主義共和国 ゲアン省)1,012百万円
ラミネーションフィルム 事業 — JDT VIETNAM CO.,LTD (ベトナム社会主義共和国 ホーチミン市)935百万円
縫製事業 — 上海茉織華服飾有限公司(中華人民共和国上海市)502百万円
ほか6件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    茉織華実業(集団)有限公司(注)3
    中華人民共和国 浙江省平湖市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    上海茉織華服飾有限公司(注)3
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    浙江茉織華貿易有限公司(注)3
    中華人民共和国 浙江省平湖市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    嘉興茉織華華為制衣有限公司(注)3
    中華人民共和国 浙江省平湖市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    宿遷茉織華服装有限公司(注)3
    中華人民共和国 江蘇省 宿遷 市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    嘉興徳永紡織品有限公司(注)3
    中華人民共和国 浙江省平湖市 · 連結子会社
    議決権97.8%
  • 国内
    東台松岡貿易有限公司
    中華人民共和国 江蘇省東台市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    TM Textiles & Garments (HK) Ltd.(注)3、6
    中華人民共和国 香港特別行政区 · 連結子会社
    議決権65.3%
  • 海外
    MTKB INTERNATIONAL LTD.(注)3
    中華人民共和国 香港特別行政区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    連雲港松岡服飾貿易有限公司(注)3
    中華人民共和国 江蘇省連雲港市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    PHU THO MATSUOKA CO.,LTD(注)3
    ベトナム社会主義 共和国フート省 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    AN NAM MATSUOKA GARMENT CO.,LTD(注)3
    ベトナム社会主義 共和国ゲアン省 · 連結子会社
    議決権100.0%
残りのグループ会社10社を開く
  • BAC GIANG MATSUOKA CO.,LTD (注)3ベトナム社会主義 共和国バクニン省100%
  • THANH CHUONG MATSUOKA GARMENT CO.,LTD(注)3ベトナム社会主義 共和国ゲアン省100%
  • JDT VIETNAM CO.,LTD (注)3ベトナム社会主義 共和国ホーチミン市98%
  • MK APPARELS LTD. (注)3バングラデシュ人民共和国ダッカ市100%
  • ISHWARDI MATSUOKA BANGLADESH.LTD.(注)3バングラデシュ人民共和国パブナ県100%
  • TM Textiles & Garments Ltd.(注)3バングラデシュ人民共和国ダッカ市65%
  • PT.MATSUOKA INDUSTRIES INDONESIA(注)3インドネシア共和国スバン県55%
  • MYANMAR POSTARION CO.,LTD (注)3ミャンマー連邦共和国ヤンゴン市100%
  • その他1社(注)3、4
  • 浙江舒海堂家紡制品有限公司中華人民共和国 浙江省平湖市45%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は743億円営業利益22億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.2%、利益が+450.0%。

売上高
+5.2%
743億円
営業利益
+450.0%
22億円
純利益
+19.2%
31億円
営業利益率
3.0%
前期比 +2.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高800億円743億円
営業利益34億円22億円
純利益34億円31億円
1株あたり配当¥115¥115

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は190億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+40.7%、営業利益は−66.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1586
2024年1Q13532.26
2024年2Q15963.87
2024年3Q15400.06
2024年4Q1546
2025年2Q35200.010
2025年4Q35441.116
2026年2Q348102.912
2026年4Q395123.019
2027年1Q19010.55

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 13期分

2014年3月期からの13期で、売上は233億円から743億円へ3.2倍に増えた。直近期の営業利益率は3.0%。売上は2期、純利益は4期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2014年3月2332421
ベトナムのフート省に、PHU THO MATSUOKA CO.,LTD(現 連結子会社)を設立
2015年3月2722818
ベトナムのビンズオン省(現 ホーチミン市)に、JDT VIETNAM CO.,LTD(現 連結子会社)を設立
2016年3月5704230
東京証券取引所市場第一部に株式を上場
2017年3月5184126
インドネシアに4社(株式会社ファーストリテイリング、蝶理株式会社、東レ株式会社、当社)の合弁会社PT.MATSUOKA INDUSTRIES INDONESIA(現 連結子会社)を設立
2018年3月5783522
ベトナムのゲアン省にAN NAM MATSUOKA GARMENT CO.,LTD(現 連結子会社)を設立
2019年3月6343234
2020年3月5712512
ベトナムのゲアン省にTHANH CHUONG MATSUOKA GARMENT CO.,LTD(現 連結子会社)を設立
2021年3月5394128
2022年3月511106
2023年3月6283217
2024年3月6024525
2025年3月7064420.626
2026年3月74322543.031

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高743億円のうち、営業利益として残るのは22億円3.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は31億円、売上の4.2%にあたる。営業利益率は業種中央値3.9%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金88.2%655億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金8.9%66億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.0%22億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
11.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.9pt
3.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.0pt
4.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.5pt
8.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 11期分

2026年3月期は営業CFが61億円、投資CFが−44億円で、差し引きのフリーCFは17億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は195億円で、売上の3.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2016年3月20−6−151449
2017年3月44−2102373
2018年3月9−2124−1285
2019年3月49−33−141685
2020年3月23−15−1890
2021年3月66−3−2363129
2022年3月8−2831−20152
2023年3月−5−6249−67145
2024年3月54−26−828172
2025年3月27−2077194
2026年3月61−44−1917195

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2026年3月期の総資産は752億円。このうち返さなくてよい自己資本が436億円で、自己資本比率は53.1%(業種中央値57.9%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2014年3月1916013131.7
2015年3月1987911939.7
2016年3月34113520634.8
2017年3月35715420339.2
2018年3月42921321646.0
2019年3月44325019349.8
2020年3月44225418850.7
2021年3月43026616456.0
2022年3月51929422551.8
2023年3月59332327049.7
2024年3月65736129650.6
2025年3月72540531951.8
2026年3月75243631653.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
216億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
288億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
55億円
在庫として抱えている分
負債合計
316億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
71
/ 100
安定性自己資本比率35 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

繊維製品 48社との比較

同じ繊維製品の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り48社中8位あたり、逆に低いのは営業利益率48社中29位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
8.0%/中央値 5.5%
P25 2.7%P75 10.3%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
3.0%/中央値 3.9%
P25 1.4%P75 9.8%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
53.1%/中央値 57.9%
P25 39.9%P75 72.6%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.2%/中央値 0.5%
P25 -4.6%P75 5.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.7%/中央値 3.0%
P25 2.6%P75 4.2%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,440で、1年前と比べて+31.7%過去52週の値幅のなかでは64%の位置にある。

¥2,440-2.0%1ヶ月+0.6%1年+31.7%時価総額258億円
過去52週の値幅
安値¥1,928高値¥2,730

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)8.8倍
PER (会社予想)7.5倍
PBR0.64倍
配当利回り4.71%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は2536円と、25日線(2445円)・75日線(2294円)・200日線(2258円)のすべてを上回る強いトレンド。直近1ヶ月で+10.4%と上昇し、52週高値2730円に接近。出来高は7月10日に11.6万株と急増、上昇の勢いを示す。RSIは66.0でやや高いが、過熱圏には達しておらず、上昇余地あり。ただし、高値圏での利益確定売りには注意。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PER 9.19倍と業界平均25.49倍を大きく下回り、PBR 0.67倍も同平均0.99倍を下回る。配当利回り3.89%は業界平均2.13%を上回り、株主還元は良好。ROE 8%は業界平均と同水準。ただし、営業利益が2025/3期に急減した後2026/3期に回復見込みで、業績のボラティリティには注意が必要。

指標この会社業種平均
PER (実績)8.8倍26.6倍
PER (予想)7.5倍
PBR0.64倍1.01倍
ROE8.0%7.4%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は回復基調にあり、2026年3月期には売上高743億円、営業利益率2.96%を見込む。強気派は、デニム需要の回復と自社ブランドの成長、コスト改善による収益性向上を期待する。一方弱気派は、低い営業利益率の継続、競争の激しいOEMビジネスの構造的課題、原材料価格変動リスクを懸念する。株価はPER9倍台と割安感もあるが、収益性改善の持続性が焦点。

プラスに働く材料7
  • デニム需要回復

    カジュアルファッション需要の世界的回復で受注増加

  • 自社ブランド成長

    SPA展開による高付加価値化で利益率向上の余地

  • 割安評価

    PER9倍、PBR0.67倍とバリュエーションは低い

  • 営業利益の急回復2026年3月期影響

    前期4億円→今期22億円、5.5倍増

  • 売上高成長継続通年影響

    602→706→743億円、拡大基調

  • 営業マージンの改善軌道2027年〜2028年影響

    2.96%からさらに3%超へ改善余地

  • 高配当利回りの魅力継続影響

    3.89%とPBR0.67倍で割安感あり

マイナスに働く材料7
  • 低収益体質

    営業利益率3%未満が続き、改善の確証は乏しい

  • 競争激化

    OEMは価格競争が激しく、差別化が難しい

  • 原材料コスト変動

    綿花価格やエネルギーコスト上昇が収益を圧迫

  • 反動減リスク2027年3月期影響

    FY25の低水準からの回復後、成長鈍化懸念

  • 売上高成長の鈍化継続影響

    増収率6.5%から同業比で低位

  • 原価上昇による利益圧迫不定影響

    営業利益22億円に対し燃料費上昇が影響

  • 株価急騰後の利益確定売り短期影響

    1年で45%上昇、過熱感から調整リスク

次の決算で確かめる点
営業利益率
低収益脱却の鍵。3%超えが持続するか
デニム生地出荷数量
需要動向を示す主力KPI
自社ブランド売上比率
高付加価値化の進捗度

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり115で、前期から+11.1%いまの株価に対する利回りは4.71%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥115
1株あたり
配当利回り
4.71%
いまの株価に対して
配当性向
23.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2019年3月5034.0
2020年3月40−20.050.2
2021年3月400.027.9
2022年3月400.0
2023年3月400.017.1
2024年3月5025.014.6
2025年3月9080.069.5
2026年3月10011.123.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥115

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ6,594人。区分でいちばん多いのは個人・その他44.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.0%を占め、残る57.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他36.537.635.233.942.244.5
事業法人32.031.735.137.433.934.4
金融機関19.220.617.317.68.28.6
外国法人10.88.27.98.612.48.0
証券会社1.51.84.52.63.24.4
自己株式2.92.80.90.90.90.9
外国人個人0.00.00.00.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01合同会社マツオカカンパニー16.76
02松岡典之11.84
03上田八木短資株式会社2.98
04日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.36
05倉敷紡績株式会社2.36
06三菱UFJキャピタル株式会社2.12
07日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)1.93
08株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.91
09UBS AG SINGAPORE(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.75
10株式会社ジェイ・ウィル・インベストメント1.57

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 13期分

1株利益は13期で+17%、1株純資産は13期で+431%。直近期のROEは8.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2014年3月25471643.10.0
2015年3月21093225.50.1
2016年3月3561,41028.80.1
2017年3月3031,66219.70.1
2018年3月2461,98412.913.125.8
2019年3月3402,20916.210.234.0
2020年3月1172,2355.314.350.2
2021年3月2782,45811.96.927.9
2022年3月572,7402.220.5
2023年3月1702,9516.08.317.1
2024年3月2463,3297.86.514.6
2025年3月2593,5987.36.969.5
2026年3月2983,8048.07.123.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

19名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は19名。2026/3期の役員報酬は総額294百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約6倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
松岡典之代表取締役社長執行役員691,254,300
渡邉篤史取締役常務執行役員 事業本部長兼事業1部長兼営業3部長4639,900
田村保治取締役67
馬場誠取締役上席執行役員 事業本部事業1部 生産技術担当6940,000
金子浩幸取締役上席執行役員 経理財務部長56500
松岡辰徳取締役上席執行役員 総務人事部長4380,000
江島貴志取締役54
中川康明取締役71
ニクライ・ペーテル取締役52
栗山文宏監査役(常勤)7320,000
上野健次監査役(常勤)75
岡耕一郎監査役51
残りの役員7名を開く
氏名役職年齢
松本久幸監査役55
松岡哲博取締役上席執行役員 経営企画部長 兼事業本部事業1部 生産技術部長53
藤井昭光取締役58
森野輝隆執行役員 事業本部事業1部工場管理部長(THANH CHUONG MATSUOKA GARMENT CO.,LTD GENERAL DIRECTOR)
Thet Naing Oo執行役員 事業本部事業1部工場管理部(MYANMAR POSTARION CO.,LTD MANAGING DIRECTOR)
岡田淳二執行役員 事業本部事業1部営業3部(TM Textiles & Garments Ltd. MANAGING DIRECTOR)
任鵬執行役員 グループ経理室長

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)723523534
社外監査役321217
社外取締役319196
監査役2191910

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,768字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、株式会社マツオカコーポレーション(当社)、連結子会社21社の他、持分法適用関連会社1社で構成されており、アパレル製品の企画、製造及び物流等を主な内容とした事業活動を行っております。 なお、当社グループはこれまでアパレルOEM事業のみの単一セグメントであったことから、セグメント情報の開示を省略しておりましたが、当連結会計年度より経営管理区分の見直しに伴い、報告セグメントを「縫製事業」および「ラミネーションフィルム事業」に区分して開示しております。 報告セグメントの事業内容は、次のとおりであります。 (縫製事業) 縫製事業では、メンズ・レディースのカジュアルウェア、インナーウェア、作業着・オフィスウェア・ユニフォーム等のワーキングウェアに至るまで、幅広いアパレル製品のOEM生産を手がけております。長年にわたり培ってきた高い技術力と品質管理体制を強みに、国内外の有力ブランドからの受注に対応し、企画・製造・物流まで一貫したサービスを提供しております。現在、海外5ヶ国(中国・バングラデシュ・ベトナム・インドネシア・ミャンマー)に自社工場を展開しており、お客様の多様なニーズに柔軟かつ安定的に応えられる生産体制の構築に努めております。 (ラミネーションフィルム事業) ラミネーションフィルム事業では、主としてアウトドアウェアやスポーツウェア等に使用される透湿防水生地の生産を行っております。外部繊維素材メーカーから調達した生地に、自社で生産した透湿防水フィルムを貼り合わせるラミネート加工を施すことで、防水性と透湿性を両立させた機能性素材を提供しています。これらの素材はアパレル用途に加え、医療用品など幅広い分野で利用されています。 素材開発においては、国内外のアウトドアウェアメーカーやアパレルメーカーと連携し、消費者ニーズに応じた高品質な素材の開発を進めております。また、環境負荷低減の観点から、化学品使用に関する各国の環境規制に対応した素材開発や生産手法の研究を進め、製品の品質向上と顧客からの信頼確保に努めています。 (1) 当社グループの事業領域 (縫製事業) ① 商品企画 商品企画から製造販売まで一貫して自社で行うSPA及びアパレルメーカー等の顧客のニーズに対して、当社グループの商品企画力や縫製技術を活かしたサンプル品の提案を行い、顧客からの受注に繋げます。 生産を行う工場は、納期、縫製難易度及び生産能力等に応じて決定いたします。 ② 生地調達・生地生産 縫製加工に必要な生地を外部から調達します。 なお、インナーウェアについては、原糸を外部から調達し、東レグループとの合弁子会社TM Textiles & Garments Ltd.(バングラデシュ)にて生地生産を行っております。 ③ 縫製加工 縫製加工は、中国、バングラデシュ、ベトナム、インドネシアおよびミャンマーの各生産拠点において実施しており、検反、裁断、縫製、洗い、仕上げの工程を経て最終製品を生産しています。また、裁断と縫製の間の工程では、商品仕様に応じてプリーツ加工にも対応しており、特定の加工ニーズに応えられる体制を整えています。 自社工場の生産能力を超える受注を受けた場合は、品質管理が十分可能な外注工場を利用することがあります。 ④ 販売 各工場にて、縫製加工品の梱包後、最適物流手段、最適ルート及び最適スピードにより、顧客に販売を行います。 (ラミネーションフィルム事業) ① 素材開発 アウトドア・スポーツ用途を中心とした顧客ニーズに応じ、透湿防水フィルムの性能設計や生地との組み合わせ検討を行い、新規素材の開発・提案を実施します。中国・ベトナム両工場に研究開発機能を備え、各種試験設備を活用した機能性・耐久性等の品質評価を行っています。また、化学メーカーとの共同開発による新規樹脂の採用や、機械メーカーと連携した生産設備の開発を通じて、より高度なフィルム開発を推進しています。 ② 原材料調達 表生地やフィルム用樹脂などの原材料は外部素材メーカーから調達し、当社グループが独自に生産するフィルムと生地を組み合わせることで、安定した機能性素材の供給を可能としています。 ③ ラミネート加工等機能加工 中国およびベトナムの自社工場において、フィルム製造、ラミネート加工、ボンディング加工、撥水加工等、用途に応じた素材加工を実施しています。 また、受入検査・中間検査・出荷前検査を通じて品質管理を徹底し、安定した品質の確保に努めています。 ④ 販売 各工場にて生産された素材は、最適物流手段、最適ルート及び最適スピードにより、顧客に販売を行います。 (2) 当社グループの事業内容と関係会社の位置付け 当社グループの事業内容と関係会社の位置付けは、次のとおりであります。 取扱品目   主な事業内容   担当関係会社   主な販売先 カジュアルウェアワーキングウェア等   シャツ、スラックス、ジャケット、コート、スポーツウェア等のカジュアルウェア及び作業着、オフィスウェア、ユニフォーム等のワーキングウェア等並びに寝装寝具等の生活用品について当社及び関係会社において素材調達、縫製加工を行う事業   当社 茉織華実業(集団)有限公司上海茉織華服飾有限公司 浙江茉織華貿易有限公司 嘉興茉織華華為制衣有限公司 宿遷茉織華服装有限公司 連雲港松岡服飾貿易有限公司 MYANMAR POSTARION CO.,LTD MK APPARELS LTD. ISHWARDI MATSUOKA BANGLADESH.LTD. PHU THO MATSUOKA CO.,LTD AN NAM MATSUOKA GARMENT CO.,LTD BAC GIANG MATSUOKA CO.,LTD THANH CHUONG MATSUOKA GARMENT CO.,LTD PT.MATSUOKA INDUSTRIES INDONESIA   SPA アパレル専門小売店 商社 量販店 インナーウェア・カットソー   機能性肌着の生地生産から縫製加工、販売までを一貫して行う事業   TM Textiles & Garments Ltd. TM Textiles & Garments (HK) Ltd. ラミネーションフィルム   原材料の開発から表生地への撥水、フィルムラミネーション、コーティング等の特殊加工を行う事業   嘉興徳永紡織品有限公司 JDT VIETNAM CO.,LTD (事業系統図) (注) 1.二重線で囲んだ会社は連結子会社であります。 2.上記以外に連結子会社3社があります。
経営方針・対処すべき課題2,677字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営指針等 当社グループの経営指針及び行動基準は以下のとおりです。 (経営指針) ビジョン(Vision)   あらゆる服づくりの舞台裏に私たちがいる ミッション(Mission)   新たな道を切り拓き、未来を紡ぐ 原点(Values)   お客様の全てのニーズに応える (行動基準) ・ 事実を確認せよ(情報に惑わされるな 現物・現場・現実主義) ・ 決め打ちするな、選択肢を示せ ・ すぐに断らず、諦めず、できる方法を考え抜け ・ 間違ってもよい、すぐに報告し改善せよ ・ 問題は起きる、原因を究明し再発を防げ ・ 情報を閉じ込めるな、早く広く共有せよ ・ 人とは違う発想で、新しい目標にチャレンジせよ (2) 経営環境 当連結会計年度における世界経済は、米国の通商政策及び金融政策を巡る不確実性が続く中、個人消費や企業活動に慎重さがみられました。中国においても個人消費や設備投資の回復が鈍く、景気は弱含む展開となりました。さらに、期末にかけては中東地域における緊張の高まりを背景に、エネルギー価格や原材料価格が変動し、為替市場でも主要通貨が不安定に推移するなど、先行き不透明な状況が続きました。 わが国経済においては、雇用・所得環境の改善により個人消費は底堅く推移した一方、物価上昇や、海外経済の不透明感、エネルギー・原材料価格の変動などが影響し、景気の先行きは依然として不透明な状況となりました。 アパレル市場においては、主要生産国における縫製工場(つくり場)の減少が続く中、地政学的リスクの高まりや各国の通商政策の変化を背景として、サプライチェーンの再構築を検討する動きが強まりました。また、需要の変動が大きい市況環境のもと、企画段階からの技術提案を含むODM生産への要請が拡大しているほか、販売動向を見極めながら発注量を調整するための、クイックレスポンス対応や多品種・小ロット生産へのニーズが一段と高まっております。こうした市場環境の変化により、これまで以上に柔軟な生産体制と高い供給対応力を求める傾向が強まっています。 (3) 経営戦略等 当社グループは、2022年3月期から2026年3月期を計画期間とする中期経営計画「ビジョン2025」(2021年5月14日及び2022年5月24日開示)に基づき、サプライチェーンの多元化、良質なものづくりの強化、新素材開発、営業力強化などの重点施策を推進してまいりました。当連結会計年度は最終年度にあたり、拡大した生産能力の活用と高付加価値領域への対応を進めることで、計画の総仕上げに取り組みました。 具体的には、ASEAN地域を中心とした生産体制の拡充により、主要顧客の需要回復に対応できる供給能力を確保するとともに、各工場の得意アイテムの明確化や生産プロセスの標準化を進めることで、品質・生産性の向上を図りました。また、ラミネーションフィルム事業においては、環境負荷低減に配慮した素材開発や顧客との協働による新製品企画を推進し、当社グループの技術的優位性の強化につなげました。 営業面では、既存顧客との中長期的な協働体制の深化に加え、ミドル〜ハイエンド領域の新規顧客開拓を進め、受注機会の拡大に努めました。これらの取り組みの結果、当連結会計年度の売上高は742億円、経常利益は53億円となり、いずれも中期経営計画で掲げた目標を上回る結果となりました。 これらの成果を踏まえ、当社グループは2026年度から2028年度を計画期間とする新中期経営計画「BEYOND2028~Stitch the Future~」を策定し、最終年度となる2029年3月期に売上高900億円、経常利益60億円、親会社株主に帰属する当期純利益40億円を定量目標として掲げております。 (4) 優先的に対処すべき事業上の課題 アパレル業界では、主要生産国における縫製工場の減少、地政学リスクの高まり、ODM生産への要請拡大、クイックレスポンスや多品種小ロット生産へのニーズ増加など、構造的な変化が続いております。こうした環境変化に対応するためには、柔軟な生産体制、供給対応力、製造プロセスの透明性がこれまで以上に求められています。 当社グループは、これらの課題に対応するため、新中期経営計画「BEYOND2028~Stitch the Future~」において、以下の4つを重点施策として取り組んでまいります。 ① 生産規模を追求し、利益を最大化 拡大した生産キャパシティを最大限に活用し、アイテム・拠点の最適配置を進めることで、稼働率向上と利益性の両立を図ります。特に、バングラデシュ・ベトナム・インドネシアにおける生産体制の強化を通じ、需要変動に対応できる柔軟な生産運営を推進してまいります。 ② 「選ばれる工場」に向けた提供価値を磨く 品質・コスト・納期の高度化に継続して取り組むと共に、MES(製造実行システム)・ERP(総合基幹業務システム)の導入によるスマートファクトリー化を進め、製造管理の高度化と現場の可視化を図ります。これにより、納期短縮・安定供給・品質強化を同時に実現し、サプライチェーン全体の透明性向上にも対応してまいります。 ③ 資本効率を高める経営への転換 事業成長に必要な投資を着実に進めつつ、財務健全性とのバランスを図りながら、資本政策及びキャッシュマネジメントの高度化を進めてまいります。生産能力の拡大や経営インフラ整備に向けた成長投資を継続し、収益性の向上と適切な資本運用を通じて、中期経営計画の最終年度である2028年度にROE9%、長期的には10%を見据えた財務基盤の強化に取り組んでまいります。 ④ 人的資本への重点取り組み ASEAN諸国等での事業拡大に対応した人財育成や技術承継、横断的な人財活用を強化し、現場力・技術レベルの底上げを図ります。グローバル人事データベースの活用を進め、適材適所の人財配置と組織力強化に取り組んでまいります。 当社グループは、これらの取り組みを通じて、外部環境の変化に柔軟に対応しつつ、持続的な企業価値の向上を図ってまいります。株主の皆様におかれましては、引き続きご支援を賜りますようお願い申し上げます。
事業等のリスク3,063字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 リスク項目   リスクとその影響   主な取組み 経営環境の変化に起因するリスク   当社グループが取り扱う衣料品は、ファッショントレンドの変化や気候変動の影響、景気動向が消費意欲に与える影響等を受けやすく、その結果、顧客からの受注量が減少すること等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。   ①当社グループでは、個人消費動向に影響を受けやすいファッションアパレルだけでなく、法人顧客が中心のワーキングウェアまで幅広い製品を生産することで、受注減少リスクの低減を図っています。②納期、価格及び品質等において、顧客ニーズの変化に適切に応えられる生産拠点と管理体制を整え、生産工場と生産時期を柔軟かつ機動的に変化させることで対応しています。 特定取引先への依存リスク   当社グループの主要販売先は、特に、株式会社ユニクロをはじめとする株式会社ファーストリテイリンググループ向け製品の販売割合が高く、2026年3月期連結売上高のうち、同グループへの直接販売が概ね3割、東レグループ等を通じた間接販売が概ね4割を占めております。主要販売先グループの生産戦略等に重要な変更が生じた場合や受注動向によっては、当社グループの財政状態及び経営成績に重要な影響を与える可能性があります。   ①主要販売先グループの求める、納期、価格及び品質等に適切に応えることで、長期安定的に選ばれるサプライヤーを目指しています。また、同じ販売先グループとの取引においても、生産アイテムや取引ブランドの幅を広げることで、リスクの低減を図っています。②取引先の状況を早期に把握できるよう顧客管理を実施しております。③新規取引先や新規販売チャネルの開拓も継続して検討してまいります。 カントリーリスク   当社グループでは、中国以外のASEAN諸国等での海外生産拠点の強化に努め、生産地の最適化を図っておりますが、進出先地域における地政学的リスクの顕在化、国際情勢の変動、法規則等の変更、現地マネジメントやスタッフの雇用・育成の停滞等、何らかの要因により生産活動に支障が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。   ①当社グループでは、生産拠点を複数の国に分散し、国際情勢の変化に機動的に対応できるサプライチェーンの確立を進めています。②当社グループ各拠点の法務や税務、会計などに詳しい外部専門家と連携し、リスク発生時に迅速かつ適切な対応およびコミュニケーションができる体制を整えています。③当社グループの進出国・地域において、多くの従業員を雇用し、生産活動に必要な教育を実施すること等で社会的責任を果たし、現地コミュニティとの永続的な共存共栄をめざしています。 リスク項目   リスクとその影響   主な取組み 為替リスク   当社グループ各事業では製品の多くを海外の生産工場から輸入しているため、各国・地域の通貨に対する決済通貨の急激な為替変動が発生した場合、各事業の業績に悪影響を与える可能性があります。グループ全体として、事業展開に合わせて多様な通貨で金融資産を保有しているため、当社の機能通貨である円の為替変動によって金融損益が大きく変動する可能性があります。   ①為替環境変化の緩和を目的として、一部の取引先と当社が為替変動リスクを負わない個別の契約を締結しています。また、当社グループの事業において、外貨売上高及び仕入高の想定に基づく先物為替予約を実行します。②金融資産の保有通貨の妥当性についても、当社取締役会で討議を行います。 自然災害等に関するリスク   地震、風水害等の自然災害や、感染症の拡大等により、当社グループの生産活動に支障が生じたり、顧客からの受注量が減少したりした場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。   ①リスク管理規程の策定、従業員の緊急連絡体制の整備等の対策を講じるとともに、自社工場間での生産調整や代替生産により当該リスクの軽減を図る体制を整えております。②更なるグローバルな生産体制の確立を見据え、アジア地域以外への地域の進出を検討してまいります。 情報に関するリスク   事業経営に関わる多岐にわたる重要機密情報の漏洩により、当社グループの信用失墜による売上高の減少または損害賠償による費用の発生等により、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。   ①情報管理に関する規程等を整備するとともに、従業員に対する教育を通じた情報管理の重要性の周知徹底を図っております。②外部からのハッキング等に備え、システム上のセキュリティ対策を行う体制を整備し、随時更新しております。 特定人物への依存リスク   代表取締役社長執行役員松岡典之をはじめとする当社グループ企業経営陣は、各担当業務分野において、重要な役割を果たしています。これら役員が業務執行できなくなった場合、ならびに、そのような重要な役割を担い得る人材を確保できなかった場合、当社の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。   ①当社では、意思決定および業務執行が特定の経営人材に依存することのないよう、それぞれの部門を執行取締役が管掌することで、チームによる経営執行体制を構築しています。②当社グループではグローバルに活躍できる経営人材を積極的に採用し、採用した人材を経営者に教育・育成していくための体制を整えています。 人権に関わるリスク   当社グループ及び取引先において、人権侵害行為等が発生した場合には、当社グループに対する顧客および取引先の信用低下を招き、その結果、顧客からの受注量が減少すること等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。   ①当社グループに関係するすべての人に対し、国際的に認められた人権を尊重し、また事業活動を行う各国・地域の法令を遵守します。②当社サステナビリティ委員会を人権に関する助言、監督機関として、人権に関する研修や通報窓口の運用、人権デューデリジェンスを実施することで、人権侵害行為の発生を防ぎます。また人権侵害に関する事象が発生した場合は、その是正に取り組むと共に、適切な救済措置を取る体制を整えています。 リスク項目   リスクとその影響   主な取組み 固定資産に係る減損リスク   事業環境の変化などにより収益性が低下した場合、海外で保有している生産設備等の有形固定資産及び使用権等の無形固定資産について減損損失を計上する可能性があります。   ①当社は、減損会計適用の兆候となる収益性低下の発見のため、常に当社グループ内の資産グループの採算と回収可能性を調査します。②回収可能性の調査から、固定資産の減損に係る会計基準の下、適時に減損の兆候の判定を行い、不採算資産グループへの適切な会計処理を行っています。③減損会計適用後も、当該資産グループの収益性低下の原因把握を行い、抜本的な収益改善計画を策定・実行しています。
経営成績の分析 (MD&A)8,731字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の概要 当連結会計年度における世界経済は、米国の通商政策及び金融政策を巡る不確実性が続く中、個人消費や企業活動に慎重さがみられました。中国においても個人消費や設備投資の回復が鈍く、景気は弱含む展開となりました。さらに、期末にかけては中東地域における緊張の高まりを背景に、エネルギー価格や原材料価格が変動し、為替市場でも主要通貨が不安定に推移するなど、先行き不透明な状況が続きました。 わが国経済においては、雇用・所得環境の改善により個人消費は底堅く推移した一方、物価上昇や、海外経済の不透明感、エネルギー・原材料価格の変動などが影響し、景気の先行きは依然として不透明な状況となりました。 このような経済環境の下、当社グループにおける受注の状況につきましては、縫製事業では、期を通じて堅調な受注状況が継続しました。バングラデシュの工場を中心にASEAN諸国等への生産地シフトを推進し、生産拡大が計画通り進捗しました。一方、ラミネーションフィルム事業は、前期の業績伸長に大きく寄与した顧客のヒット商品向け素材供給の反動や、一部の顧客における在庫調整の影響から受注が伸び悩み、前々期並みの水準へと戻りました。 当社グループが展開する国ごとの生産状況は以下のとおりであります。 (中国) 縫製事業では、熟練オペレーターによる高い縫製技術を活かし、サンプル作成や短納期対応など付加価値の高い領域を中心に生産を行いました。ASEAN諸国等への生産地シフトの進展に伴い、技術力を要するアイテムへの対応を強化しました。 ラミネーションフィルム事業では、前期の業績伸長に寄与した顧客のヒット商品向け素材供給が一巡したことにより、前々期並みの生産水準で推移しました。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は241億42百万円(前期比6.1%減)となりました。 (バングラデシュ) ワーキングウェアやインナーウェア・カットソーの需要増加に対応するため、生産ラインの増設を進め、生産体制の拡充に取り組みました。生産能力の引き上げが進み、グループ内でも特に生産規模が大きく拡大しました。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は231億67百万円(前期比24.8%増)となりました。 (ベトナム) 縫製事業では、既存工場を中心に安定した生産体制を維持し、縫製難易度の高いアイテムにも対応しました。新設工場では生産体制の整備を継続し、堅調な受注に合わせた着実な生産運営を行いました。 ラミネーションフィルム事業では、需要は前期並みの水準で推移し、生産数量も安定的に推移しました。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は202億51百万円(前期比0.5%増)となりました。 (インドネシア) 前期に主要アイテムの見直しを行い、当期は生産プロセスの整備を進めてきたことで生産ラインの習熟が進み、生産性が着実に向上しました。これらの取り組みにより、拠点としての生産機能が一段と強化されました。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は37億55百万円(前期比27.3%増)となりました。 (ミャンマー) 不安定な国内情勢が続く中でも、工場独自の新規顧客開拓を継続し受注を確保しました。稼働率は安定的に推移し、既存ラインを中心に堅実な生産運営を行いました。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は29億33百万円(前期比8.7%減)となりました。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は742億51百万円(前期比5.2%増)、営業利益は21億74百万円(同401.3%増)となりました。また、経常利益は53億91百万円(同28.4%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は31億17百万円(同19.9%増)となりました。 また、当社グループの本業における実力値を判断するために算出した、当社の独自指標である為替差損益調整後営業利益 ※は、48億13百万円(前期比13.7%増)となりました。 当社グループの収支構造は、円安ドル高局面においては、海外子会社損益計算書の製造原価及び販管費の円換算額が大きくなるため連結営業利益が減少します。一方で取引先との個別契約等による為替変動リスクヘッジの効果は、日常的な営業取引決済等から発生する為替差損益として、連結損益計算書において営業外収益に計上されます。これらの為替差損益は当社の営業取引(本業)からくる営業利益と一体のものであるという考えの下、営業取引から発生した為替差損益を調整した事業損益を算定し「為替差損益調整後営業利益」として開示しております。 計算式:   為替差損益調整後営業利益 = 営業利益 + 営業取引から発生した為替差損益 注:   為替差損益の分類方法は以下の通りです。 営業取引から発生した為替差損益:   売掛金及び買掛金から生じる決済差額及び換算差額、並びに為替レート差に起因する連結相殺差額 財務取引から発生した為替差損益:   現預金、貸付金及び借入金から生じる決済差額及び換算差額 (単位:百万円) 2025年3月期連結会計期間   2026年3月期連結会計期間   増減   増減率 売上高   70,579   74,251   3,671   5.2% 営業利益   433   2,174   1,741   401.3% 為替差損益   3,638   3,154   △483   △13.3% うち営業取引から発生したもの ※   3,799   2,638   △1,161   △30.6% うち財務取引から発生したもの ※   △160   516   677   - 為替差損益調整後営業利益 ※   4,233   4,813   579   13.7% 経常利益   4,199   5,391   1,191   28.4% 親会社株主に帰属する当期純利益   2,600   3,117   517   19.9% ※ 会計監査人の監査対象外 また、当社グループは、これまでアパレルOEM事業のみの単一セグメントであったことから、セグメント情報の開示を省略しておりましたが、当連結会計年度より経営管理区分の見直しに伴い、報告セグメントを「縫製事業」および「ラミネーションフィルム事業」に区分して開示しております。 セグメント別の状況は次のとおりであります。 (縫製事業) 当連結会計年度においては、猛暑の影響によるファン付きウェアの需要増加を背景にワーキングウェアの受注が増加したほか、インナーウェア・カットソーの需要増加により受注が伸長し、これに対応するためバングラデシュ工場では生産体制の拡充を進めました。これらの結果、販売枚数は前期比22.1%増の6,350万枚となり、堅調な受注を背景に事業拡大が進みました。受注増に伴い工場稼働率が高まり、生産性の向上にも寄与したことで粗利益率も向上いたしました。 以上の結果、縫製事業の売上高は660億29百万円(前期比12.5%増)、セグメント利益は59億59百万円(同67.6%増)となりました。 また、当社の独自指標である為替差損益調整後営業利益は、縫製事業において54億69百万円(同57.2%増)となりました。 (ラミネーションフィルム事業) 当連結会計年度においては、前期に業績伸長へ大きく寄与した顧客のヒット商品向け素材供給が一巡し、生産・販売は前々期並みの水準へと戻りました。これに加え、中国経済及び個人消費の低迷により買い替え需要が発生しにくい状況が続いたほか、一部顧客の在庫調整に伴い発注数量やタイミングが変動したことも影響し、販売ヤード数は前期比25.2%減の1,364万ヤードとなりました。 以上の結果、ラミネーションフィルム事業の売上高は82億21百万円(前期比30.9%減)、セグメント利益は5億54百万円(同67.9%減)となりました。 また、当社の独自指標である為替差損益調整後営業利益は、ラミネーションフィルム事業において5億86百万円(同66.0%減)となりました。 セグメント別売上高 セ グ メ ン ト 区 分   2026年3月期(当連結会計年度) 金額(百万円)   構成比(%) 縫製事業   66,029   88.9 ラミネーションフィルム事業   8,221   11.1 合計   74,251   100.0 総資産は、前連結会計年度末に比べて27億20百万円増加し、751億74百万円となりました。 負債は、前連結会計年度末に比べて3億8百万円減少し、316億15百万円となり、純資産は前連結会計年度末に比べて30億29百万円増加し、435億58百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、営業活動によるキャッシュ・フロー60億71百万円の獲得、投資活動によるキャッシュ・フロー43億57百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フロー19億25百万円の支出となった結果、前連結会計年度末に比べて1億20百万円増加し、195億6百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは60億71百万円の獲得(前期は27億24百万円の獲得)となりました。主な要因としては、棚卸資産の増加13億86百万円、法人税等の支払額13億7百万円等があったものの、税金等調整前当期純利益の計上51億25百万円、減価償却費の計上20億63百万円等があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは43億57百万円の支出(前期は20億34百万円の支出)となりました。主な要因としては、有形固定資産の取得による支出28億56百万円、定期預金の預入14億57百万円等があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは19億25百万円の支出(前期は7億5百万円の獲得)となりました。主な要因としては、長期借入れによる収入35億90百万円等があったものの、短期借入金の純減額37億32百万円、長期借入金の返済による減少10億4百万円、配当金の支払による減少9億39百万円等があったことによるものです。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   前期比(%) 縫製事業   60,610   106.9 ラミネーション フィルム事業   6,313   66.6 合計   66,923   101.1 (注) 金額は、製造原価によっております。 b.受注実績 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 受注高(百万円)   前期比(%)   受注残高(百万円)   前期比(%) 縫製事業   66,615   106.3   21,340   102.8 ラミネーション フィルム事業   8,418   75.1   2,884   107.3 合計   75,033   101.6   24,225   103.3 c.生産国別の販売実績 国名   当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 販売高(百万円)   前期比(%) 縫製事業 バングラデシュ   23,167   124.8 中国   18,093   111.1 ベトナム   18,079   102.3 インドネシア   3,755   127.3 ミャンマー   2,933   91.3 小計   66,029   112.5 ラミネーションフィルム事業 中国   6,049   64.2 ベトナム   2,171   88.0 小計   8,221   69.1 合計   74,251   105.2 (注)1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 東レインターナショナル株式会社   13,184   18.7   15,567   21.0 Toray Industries (H.K.) Ltd.   13,513   19.1   12,333   16.6 株式会社ユニクロ   8,693   12.3   11,805   15.9 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度は、物価上昇や海外経済の不透明感、エネルギー・原材料価格の変動などにより先行き不透明な状況が続いたものの、雇用・所得環境の改善を背景に個人消費は底堅く推移し、景気は回復基調にありました。アパレル製品の需要も概ね順調に推移し、縫製事業では期を通じて堅調な受注を維持しました。一方、ラミネーションフィルム事業では、前期の業績伸長に大きく寄与した顧客のヒット商品向け素材供給の反動や、一部顧客の在庫調整の影響により、受注は伸び悩みました。 売上高につきましては、生産能力の増強など各生産拠点での生産量が増加、特に中期経営計画で新設したベトナムとバングラデシュの工場3拠点を中心に稼働が進捗し、前連結会計年度に比べて36億71百万円増加の742億51百万円(前期比5.2%増)となりました。中期経営計画「ビジョン2025」では、当連結会計年度の売上高は740億円を計画しておりましたが、計画比0.3%増と計画達成しております。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は、堅調な受注増加に伴い増加するとともに、円安による工場コスト増加等により、前連結会計年度に比べて15億4百万円増加の654億95百万円(同2.4%増)となりました。 売上総利益率は、売上高の増加により売上原価の増加影響を吸収したことに加え、生産量の増加や生産効率の改善が寄与した結果、前連結会計年度9.3%から当連結会計年度では11.8%へと2.5ポイント上昇しました。この結果、売上総利益は87億56百万円(同32.9%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、売上高増加による影響とともに、円安による工場コスト増加により、前連結会計年度に比べて4億26百万円増加の65億81百万円(同6.9%増)となりました。この結果、営業利益は21億74百万円(同401.3%増)となりました。 (営業外収益、営業外費用及び経常利益) 当連結会計年度の営業外収益は、為替レートがドル高現地通貨安に推移したことにより為替差益31億54百万円を計上し、前連結会計年度に比べて5億62百万円減少の36億71百万円(同13.3%減)となりました。当連結会計年度の営業外費用は、前連結会計年度に計上していた撤去費用48百万円が当連結会計年度には発生しなかったことにより、前連結会計年度に比べて12百万円減少の4億54百万円(同2.7%減)となりました。この結果、経常利益は53億91百万円(同28.4%増)となりました。中期経営計画「ビジョン2025」では、当連結会計年度の経常利益は47億円を計画しておりましたが、計画比14.7%増となりました。 (特別利益、特別損失及び親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度及び前連結会計年度において、特別利益は発生しておりません。当連結会計年度の特別損失は、子会社において減損損失及び投資有価証券売却損が発生したことにより、前連結会計年度に比べて2億66百万円増加しております。この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は31億17百万円(同19.9%増)となりました。 b.財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べて27億20百万円増加し、751億74百万円となりました。主な要因としては、棚卸資産の増加14億24百万円、現金及び預金の増加14億48百万円等があったことによるものです。 (負債) 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べて3億8百万円減少し、316億15百万円となりました。主な要因としては、長期借入金の増加25億19百万円、支払手形及び買掛金の増加4億71百万円、未払法人税等の増加3億50百万円等があったものの、短期借入金の減少37億64百万円等があったことによるものです。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べて30億29百万円増加し、435億58百万円となりました。主な要因としては、配当金の支払9億39百万円等があったものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加31億17百万円、非支配株主持分の増加6億46百万円等があったことによるものです。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 (キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容) 内容につきましては本書「第一部 企業情報 第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」のとおりであります。 (資本の財源及び資金の流動性に係る情報) 当社グループの運転資本需要のうち主なものは、原材料の仕入のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資、子会社株式の取得等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 当連結会計年度末において借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は149億47百万円、現金及び現金同等物の残高は195億6百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。この作成においては、経営者による会計方針の選択と適用を前提とし、資産・負債及び収益・費用の金額に影響を与える見積りを必要とします。経営者はこれらの見積りについて過去の実績や将来における発生の可能性等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 ・固定資産の減損 当社グループは、固定資産の減損に係る回収可能性の評価にあたり、主として会社別にグルーピングを行い、収益性が低下した資産グループについて、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。 収益性の低下の評価に用いる将来キャッシュ・フローは、各社及び各工場の事業計画等に基づき見積っております。 事業計画等では、将来の受注見込みや、海外工場での人件費を中心とした費用の見積りに一定の仮定をおいており、その仮定には不確実性が伴っております。 (3) 経営者の問題認識と今後の方針について 当社グループを取り巻く事業環境は、米国の金融政策や中国経済の回復の遅れ、中東情勢の緊張に伴う原材料価格の変動、サプライチェーンを巡る地政学リスクの高まりなど、不透明な状況が続いております。アパレル業界においても、消費者の価値と価格のバランスを重視する傾向の強まり、販売チャネルの多様化、環境対応の高度化など、構造的な変化が進んでおります。 こうした環境のもと、当社グループは拡大した生産基盤や柔軟な生産体制を活かし、製造プロセスの透明性向上やサステナビリティ対応の強化を通じて、顧客企業から「選ばれる工場」であり続けることを経営方針としております。また、成長投資と財務健全性のバランスを図りつつ、生産性向上と収益力強化を進めることで、企業価値の向上を図ってまいります。

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出典

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