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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

アクセルマーク

AXEL MARK INC.3624 · Growth · 情報・通信業

インターネット広告代理業を中核に、トレーディングカード専門店やIoTヘルスケア事業まで展開するIT関連企業。

概要

アクセルマークは1994年にキャラクター商品の著作権管理会社として創業し、その後インターネット広告事業に軸足を移した企業である。現在は広告事業、トレーディングカード(トレカ)事業、IoTヘルスケアを含むその他事業の3セグメントで構成され、東京証券取引所グロース市場に上場する。従業員数は50名、本社は東京都中野区に置く。

広告事業とトレカ事業で収益の柱を形成

2025年9月期の連結業績では、売上高973,566千円に対し広告事業が637,000千円、トレカ事業が301,238千円、その他事業が35,326千円を占めた。広告事業はインターネット広告のネットワーク型販売とシステム受託開発が主体だが、電子書籍・ゲーム領域の広告需要低迷でセグメント損失125,711千円を計上した。トレカ事業は2025年3月に開店した実店舗「cardéria池袋店」とECオリパ「アイリストレカ」を運営し、売上高は30億円を超えるも店舗開設費用などで159,555千円の損失となっている。その他事業はIoTヘルスケアと新規のビューティー&ウェルネス事業からなり、感染症検査技術「AscellaOne」の実用化を目指すアクセルメディカ株式会社が中核である。

売上高減少と赤字が続く業績推移

財務数値を見ると、2012年9月期の売上高39億円をピークに減少傾向が続き、2025年9月期は約9.7億円まで縮小している。営業損益は2015年9月期以降、ほぼ毎期赤字で、2025年9月期は営業損失520,283千円、親会社株主に帰属する当期純損失763,131千円と赤字幅が拡大した。自己資本は804,712千円、1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債が356,646千円あり、財務基盤の安定化が課題となっている。会社は事業構造の転換と暗号資産を活用した財務戦略で収益改善を図るとしている。

子会社買収によるトレカ事業の垂直統合

トレカ事業では2025年2月に株式会社craftyを、同年4月にスパイラルセンス株式会社を完全子会社化した。craftyは業界有数のECオリパサービス「アイリストレカ」を運営しており、買収によりオンライン販売の垂直立ち上げが可能になった。スパイラルセンスはグループ内の開発機能を担い、店舗運営やシステム構築を内製化する。2025年3月に出店した「cardéria池袋店」はキダルト層をターゲットとし、各種タイトルの公式認定大会を開催するなどコミュニティ形成にも注力している。今後は多店舗展開とEC連携による事業シナジーの最大化を目指す。

ヘルスケアからビューティー&ウェルネスへ事業拡大

その他事業のうち、IoTヘルスケア領域ではAscella Biosystems社の感染症検査技術「AscellaOne」を活用したプラットフォーム事業を推進している。2024年9月には完全子会社アクセルメディカ株式会社を設立し、必要な資格取得など事業基盤を整えた。2025年10月には新たにビューティー&ウェルネス事業を開始すると発表。ECコスメを中心とするアウタービューティ領域と、韓国トレンドサプリメントを取り扱う事業会社への出資によるインナービューティ領域の両方を展開する。従来の「病気を発見・治療」型ヘルスケアから予防・美容分野へ領域を拡大する方針である。

業界の中での役割はインターネット広告のネットワーク運営・システム開発、トレカ専門店、ヘルスケアソリューション事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
10億円
営業利益
-5億円
営業利益率
-50.0%
純利益
-8億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/9
事業売上構成比利益利益率
広告事業6億円66.7%
トレカ事業3億円33.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01広告主(インターネット広告)主力

数多くのインターネット広告媒体をネットワーク化し、広告主に広告枠を販売して手数料を収受する広告ネットワークサービスを提供。また、他社サービスを用いた広告運用(トレーディングデスク)や、自社の開発実績を活かしたシステム受託開発も行う。

主な製品・サービス2
広告ネットワークサービス
多数の広告媒体をネットワーク化し、広告主に広告枠を販売するサービス。
トレーディングデスク
他社広告サービスを利用した広告運用代行サービス。

02トレーディングカード愛好家準主力

トレーディングカード専門店「cardéria池袋店」を運営し、トレカの販売・買取を行う。また、ECオリパサービス「アイリストレカ」でオンライン販売も展開。

主な製品・サービス2
cardéria池袋店
トレーディングカード専門店。販売・買取を行う。
アイリストレカ
ECオリパ(ランダムにカードが入ったパック)サービス。オンラインでトレカを販売する。

03ヘルスケア・ビューティー副次

IoTヘルスケア領域で、プロダクト開発企業の機器・サービスと当社システムを組み合わせたワンストップソリューションを提供。また、ECコスメや韓国サプリメント等のビューティー&ウェルネス事業も開始している。

製品と技術

インターネット広告のネットワーク型販売とシステム受託開発

広告事業は、数多くのインターネット広告媒体をネットワーク化し、広告主に広告枠を販売して手数料を収受する広告ネットワークサービスを提供する。また、他社サービスを用いた広告運用を行うトレーディングデスクも展開する。さらに、自社で培ったシステム開発の実績を活かし、他社サービスのシステム開発受託も行っている。主要顧客は電子書籍やゲーム領域だが、近年は広告需要が減少傾向にあり、同事業はセグメント損失を計上している。

トレカ専門店「cardéria」とECオリパ「アイリストレカ」

トレカ事業は、トレーディングカードの販売・買取を中核とする。実店舗として2025年3月に「cardéria池袋店」を開店し、キダルト層をターゲットに運営する。同店では各種タイトルの公式認定大会を開催し、コミュニティ形成に取り組む。オンラインでは、子会社化した株式会社craftyが運営するECオリパサービス「アイリストレカ」を展開。オリパ(オリジナルパック)は中身が分からない状態で販売するカードパックであり、コレクター向けに人気がある。両チャネルを連携させて顧客接点を拡大する戦略である。

IoTヘルスケアソリューションとビューティー&ウェルネス

その他事業では、IoT技術を活用したヘルスケア関連サービスを提供する。中核はAscella Biosystems社の「AscellaOne」を用いた感染症検査プラットフォームで、早期実用化を目指している。2024年9月に設立したアクセルメディカ株式会社が事業を推進する。また、2025年10月から新たにビューティー&ウェルネス事業を開始。ECコスメを扱うアウタービューティ領域と、韓国サプリメントへの出資を行うインナービューティ領域の双方で展開する。一方、積雪深自動モニタリングシステム「YUKIMI」は2025年9月に他社へ譲渡し、事業の選択と集中を進めている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

情報・通信業、売上減少・営業赤字で厳しい

アクセルマークは情報・通信業に属するが、最新売上高10億円、営業利益率-50%と赤字。同業のVRain SolutionやCocoliveと比較して著しく劣る。売上も21→16→10億円と減少傾向で、事業縮小または構造的問題が推測される。提供データからは強みを特定できず、業界内でのポジションは極めて脆弱。

強み

  • 売上減少・大幅赤字で強みを特定できない。
  • 業界内での競争優位性は確認できない。
  • 提供データからはポジティブな要素が見当たらない。
  • 強みの存在を前提としない。

課題

  • 売上が21→16→10億円と3期連続減少、事業縮小の懸念。
  • 営業利益率-50%と赤字、収益構造の抜本改革が必要。
  • 同業他社と比較して規模・収益で劣り、競争力が弱い。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がアクセルマーク

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
12345HODL119億円
24179ジーネクスト19億円
39425ReYuu Japan18億円
44378CINC18億円
54288アズジェント18億円10.6倍
63624アクセルマーク17億円
73672オルトプラス17億円
83908コラボス17億円16.1倍
94166かっこ17億円
105131リンカーズ17億円
11334Aビジュアル・プロセッシング・ジャパン17億円15.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

キャラクター商品管理会社として創業した1994年

1994年3月、東京都千代田区東神田に株式会社マッキャナとして設立された。資本金10百万円で、キャラクター商品の企画及び著作権、商標権、意匠権の管理(プロパティ事業)を目的とした。1997年12月には株式会社ハイジに商号変更している。この時点では現在の事業とは異なる、キャラクターライセンス管理が主業務だった。

株式会社セプテーニのグループ傘下で事業転換した2000年

2000年3月、株式会社セプテーニへの第三者割当増資を実施し、同社のグループ会社となった。これを機に本店を東京都新宿区西新宿へ移転。2001年1月にコンテンツ事業、2002年11月に広告事業を開始し、インターネット関連サービスへ進出した。セプテーニグループの一員として、広告事業の基盤を築いた時期である。

合併と商号変更を経てアクセルマークとなった2005年

2005年9月、株式会社ハイジを存続会社として株式会社ピュアクリックと株式会社HRIを吸収合併。同年11月にアクセルマーク株式会社へ商号変更した。この合併により3社の事業と資産が統合され、現在の社名が誕生した。その後2008年3月に東京証券取引所マザーズに株式を上場し、資本市場へのアクセスを得た。

上場後に子会社へ事業を承継した2009年

2009年4月、広告事業をメディアプランニング事業と改称し、新設した100%子会社株式会社メディアグロウへ会社分割により承継した。しかし同年9月にはメディアグロウの全株式を株式会社セプテーニ・ホールディングスへ売却。これにより広告事業をグループ外へ切り離し、当社本体は事業会社から持株会社的な構造へ移行した。

ソーシャルゲーム事業への進出と撤退 (2011-2020年)

2011年10月、エフルート株式会社を吸収合併し、同社の広告事業及びソーシャルゲーム事業を承継。同時に子会社エフルートレックスとエフルート・モバイル・テクノロジーを連結した。2012年6月には株式会社インディソフトウェアを子会社化し、ゲーム事業を拡大。2012年8月に株式会社ディー・エヌ・エーと戦略的提携を行った。しかし2013年10月にゲーム事業をアクセルゲームスタジオ株式会社に集約し、2020年9月には同事業を新設分割で株式会社アクセルマークプラスに承継した上で、全株式を株式会社オルトプラスへ売却し、ゲーム事業から撤退した。

コンテンツ事業譲渡と新規事業開始 (2016-2019年)

2016年9月、コンテンツ事業をアサップネットワーク株式会社へ譲渡。2017年10月にはand Experience事業を開始し、新たな収益源の開拓に乗り出した。2018年3月にKLab株式会社と資本業務提携、同年12月には子会社アクセルゲームスタジオ株式会社を吸収合併した。2019年2月にはIoT関連サービスを開始し、ヘルスケア分野へ進出する布石を打った。これらの動きは、ゲーム事業撤退後の事業ポートフォリオ再編の一環である。

トレカ事業参入とヘルスケアへの本格展開 (2021-2025年)

2021年5月、IoTヘルスケア関連サービスを開始し、ヘルスケア分野に参入。2022年4月に東京証券取引所グロース市場へ移行した。2023年9月にトレーディングカード事業を開始。2024年9月にアクセルメディカ株式会社を設立し、2025年2月に株式会社crafty、同年4月にスパイラルセンス株式会社を子会社化した。2025年3月にはトレカ専門店「cardéria池袋店」を出店し、オフライン展開を開始。同年10月にはビューティー&ウェルネス事業の開始と暗号資産を活用した財務戦略の導入を発表した。

年表34件を開く

1990年代

  • 1994年3月創業東京都千代田区東神田にキャラクター商品の企画及び著作権、商標権、意匠権の管理(プロパティ事業)を目的とした、株式会社マッキャナを設立(資本金10百万円)
  • 1997年12月商号変更株式会社ハイジに商号変更

2000年代

  • 2000年3月株式会社セプテーニ(注1)への第三者割当増資を実施し、同社のグループ会社(注2)となる
  • 2000年4月本店を東京都新宿区西新宿に移転
  • 2001年1月コンテンツ事業を開始
  • 2002年11月広告事業を開始
  • 2005年9月M&A株式会社ハイジを存続会社として、株式会社ピュアクリック、株式会社HRIを吸収合併
  • 2005年11月商号変更アクセルマーク株式会社に商号変更
  • 2008年3月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2009年4月メディアプランニング事業(広告事業より名称変更)を、新たに設立した100%子会社、株式会社メディアグロウへ会社分割により事業承継
  • 2009年9月株式会社メディアグロウの全株式を、株式会社セプテーニ・ホールディングスへ売却

2010年代

  • 2011年10月M&A当社を存続会社として、エフルート株式会社を吸収合併(注3)同社の広告事業及びソーシャルゲーム事業を承継し、同社の子会社である、エフルートレックス株式会社(注4)及びエフルート・モバイル・テクノロジー株式会社(注5)を連結の範囲に取り込む。
  • 2012年6月M&A株式会社インディソフトウェアの株式を取得し、子会社化
  • 2012年8月株式会社ディー・エヌ・エーと戦略的提携
  • 2012年9月M&A当社子会社である、エフルートレックス株式会社と株式会社インディソフトウェアが合併(注4)
  • 2013年8月当社子会社である、アクセルビート株式会社を解散
  • 2013年10月ゲーム事業(ソーシャルゲーム事業より名称変更)を当社子会社であるアクセルゲームスタジオ株式会社に集約
  • 2014年4月当社子会社である、アクセルゲームスタジオ株式会社がネイティブアプリ開発を目的とした株式会社Interrapsを設立
  • 2015年3月当社子会社である、アクセルゲームスタジオ株式会社が同社子会社である株式会社Interrapsを解散
  • 2015年5月創業Game Creator Incubation有限責任事業組合を設立
  • 2016年9月コンテンツ事業をアサップネットワーク株式会社へ事業譲渡
  • 2017年10月and Experience事業を開始
  • 2018年3月KLab株式会社と資本業務提携
  • 2018年6月当社子会社である、Game Creator Incubation有限責任事業組合を解散
  • 2018年12月M&A当社子会社である、アクセルゲームスタジオ株式会社を吸収合併(注6)
  • 2019年2月IoT関連サービスを開始

2020年代

  • 2020年9月創業ゲーム事業を承継する株式会社アクセルマークプラスを新設分割により設立し、その全株式を株式会社オルトプラスへ売却
  • 2021年5月ヘルスケア分野に参入、IoTヘルスケア関連サービスを開始
  • 2022年4月東京証券取引所グロース市場へ移行
  • 2023年9月トレーディングカード事業を開始
  • 2024年9月創業アクセルメディカ株式会社を設立
  • 2025年2月M&A株式会社craftyの株式を取得し、子会社化
  • 2025年3月トレーディングカード専門店「cardéria池袋店」を出店
  • 2025年4月M&Aスパイラルセンス株式会社の株式を取得し、子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    トレカ事業とヘルスケア事業の育成

    成長が期待できるトレカ事業及びビューティー&ウェルネス事業を新たな事業の柱として育成し、高利益率な事業構造へ転換する。

  2. 02

    暗号資産を活用した財務戦略

    高い成長性と企業価値向上を目的に、暗号資産を活用した財務戦略を推進し、成長戦略と連動させる。

  3. 03

    人材・働く環境への投資

    積極的な人員拡充と組織体制強化により人的資本経営を実現し、企業成長の源泉である人材の力を引き出す。

  4. 04

    収益基盤の強化と事業間連携

    広告事業の収益改善を図り、トレカ・ヘルスケア領域の拡大を推進。事業間連携とリソース配分の最適化で生産性を向上。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で50人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は595万円で、9期前と比べて+16.0%平均年齢は34.2歳、平均勤続年数は7.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2016年9月107
2017年9月111
2018年9月109
2019年9月51332.45.8112
2020年9月52031.25.148
2021年9月52131.05.836
2022年9月53632.66.732
2023年9月62333.25.336
2024年9月60133.56.039
2025年9月59534.27.850

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 4 / 海外 1、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
店舗 — 東京都豊島区27百万円
トレカ事業
本社 — 東京都中野区21百万円
全社
ほか2件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    アクセルメディカ株式会社(注1)
    東京都中野区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社crafty (注2)
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    スパイラルセンス株式会社
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    Ascella Biosystems,Inc.
    米国カリフォルニア州 サンフランシスコ 市 · 持分法適用会社
    議決権29.7%
  • 国内
    Ascella Bio JAPAN株式会社
    東京都港区 · 持分法適用会社
    議決権29.7%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は10億円営業利益-5億円前期と比べると減収で、売上が-37.5%。

売上高
-37.5%
10億円
営業利益
-5億円
純利益
-8億円
営業利益率
-50.0%
前期比 -31.3%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高13億円10億円
営業利益-5億円-5億円
純利益-5億円-8億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は4億円、営業利益は−1億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は−20.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q500.00
2023年3Q5−1−20.00
2023年4Q5−1
2024年1Q600.00
2024年2Q4−1−25.00
2024年4Q6−4
2025年2Q5−2−40.0−3
2025年4Q5−3−60.0−5
2026年2Q6−3−50.0−5
2026年3Q4−1−25.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は39億円から10億円へ26%に減った。直近期の営業利益率は-50.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社インディソフトウェアの株式を取得し、子会社化
2012年9月3922
2013年9月3511
当社子会社である、アクセルゲームスタジオ株式会社がネイティブアプリ開発を目的とした株式会社Interrapsを設立
2014年9月3410
Game Creator Incubation有限責任事業組合を設立
2015年9月310−1
2016年9月32−4−5
2017年9月33−3−3
当社子会社である、アクセルゲームスタジオ株式会社を吸収合併(注6)
2018年9月25−4−5
2019年9月29−7−12
ゲーム事業を承継する株式会社アクセルマークプラスを新設分割により設立し、その全株式を株式会社オルトプラスへ売却
2020年9月28−6−8
2021年9月2701
2022年9月270−1
2023年9月21−1−1
アクセルメディカ株式会社を設立
2024年9月16−3−4
株式会社craftyの株式を取得し、子会社化
2025年9月10−5−7−50.0−8

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高10億円のうち、営業利益として残るのは-5億円-50.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-8億円、売上の-80.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金90.0%9億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金60.0%6億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-50.0%-5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
10.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比58.4pt
-50.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比86.6pt
-80.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-61.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-87.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年9月期は営業CFが−5億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは−7億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は9億円で、売上の10.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年9月3−1−327
2013年9月3−1029
2014年9月1−50−45
2015年9月13149
2016年9月−3−16−411
2017年9月−1−20−38
2018年9月−4−47−87
2019年9月−5−311−811
2020年9月−7−1−1−83
2021年9月018111
2022年9月100112
2023年9月−2−20−49
2024年9月−3−10−45
2025年9月−5−211−79

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は13億円。このうち返さなくてよい自己資本が8億円で、自己資本比率は60.1%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月2015575.7
2013年9月2016479.9
2014年9月2016478.1
2015年9月1915476.8
2016年9月22101243.9
2017年9月1771040.1
2018年9月2091147.4
2019年9月1931614.3
2020年9月8−210
2021年9月1771040.1
2022年9月169759.5
2023年9月149559.5
2024年9月95449.6
2025年9月138560.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
9億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-13億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
5億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
40
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中345位あたり、逆に低いのは営業利益率605社中600位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-50.0%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.1%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-37.5%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥85で、1年前と比べて-38.0%過去52週の値幅のなかでは38%の位置にある。

¥85-2.3%1ヶ月+26.9%1年-38.0%時価総額17億円
過去52週の値幅
安値¥48高値¥146

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR5.03倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月下旬に64円まで下落しましたが、8月7日以降に急騰し、8月17日に90円、8月21日に89円と高値圏で推移しています。1ヶ月で約20%上昇し、25日移動平均線(72円)を約24%上回り、75日線(70円)からも乖離しています。52週高値159円からは約44%下落、52週安値48円からは約85%上昇です。8月17日と18日の出来高は303万株と291万株と急増し、買いが集中しました。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 15/100)

PBRが3.31倍と業界平均の3.64倍を下回っていますが、予想PERが未開示であり、直近の業績は赤字が続いています。配当利回りは0%で、ROEは29.3%と高いものの、収益性が悪化しています。同業界平均のPERは31.17倍ですが、当期の損失を考慮すると割高感があります。

指標この会社業種平均
PBR5.03倍2.96倍
ROE29.3%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

事業の内容が不透明で、売上高の急減と赤字の拡大が続く。強気派は再生の可能性を探るが、弱気派は事業継続のリスクを指摘する。

プラスに働く材料7
  • 再生の可能性

    赤字ながらも事業を継続しており、リストラ効果に期待

  • 株価の低さ

    時価総額14億円と小さく、思惑で動きやすい

  • 新規事業の期待

    情報通信分野での新規参入の可能性

  • 営業損失5億円を固定費削減で半減する構造改革2026年下期影響

    2025/9期売上高10億円・営業損失5億円に対し、販管費を2.5億円削減できれば損失率は25%に改善する

  • 減収一巡後の売上回復で損益分岐点を下回るリスク低下決算発表後影響

    売上高は2024/9期16億円→2025/9期10億円に減少。回復により売上高16億円時点の固定費構造に戻れば赤字解消が視野に入る

  • PBR3.31倍とROE29.3%の資産効率指標が示す改善余地通年影響

    PBR3.31倍ながらROE29.3%と高く、資本効率改善策が進めば株主資本コストとの差が縮小する

  • 外国人持株比率3.33%からの需要拡大余地継続影響

    外国人保有が3.33%と低水準。指数組み入れや業績改善で海外投資家の買いが入れば需給が改善する

マイナスに働く材料7
  • 業績悪化

    売上高が3年で半減し、赤字幅が拡大

  • 情報開示不足

    事業内容や戦略が不透明で投資判断が困難

  • 継続企業の懸念

    赤字が続き、資金繰りに不安がある

  • 3期連続減収で売上高が21億円から10億円へ通年影響

    2023/9期21億円、2024/9期16億円、2025/9期10億円と年率約40%で減少、減収基調が継続する

  • 純損失が1億円→4億円→8億円と2倍ペースで拡大通年影響

    2023/9期純損失1億円、2024/9期4億円、2025/9期8億円。最終赤字の拡大で自己資本が棄損しやすい

  • 営業利益率-50%と原価率・固定費の負担が重い2026年Q2影響

    2025/9期売上高10億円に対し営業損失5億円、営業利益率-50%と採算が悪化

  • 無配当継続で株主還元が期待できず需給が細る次回株主総会影響

    配当利回り0%で、2025/9期も純損失8億円。株主総会でも増配期待は持ちにくい

次の決算で確かめる点
売上高推移
事業縮小のペースを確認するため
営業損失
赤字の改善状況を見るため
自己資本比率
財務の健全性を確認するため

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ9,711人。区分でいちばん多いのは個人・その他87.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が1.6%を占め、残る98.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他68.577.687.485.887.887.7
証券会社11.81.89.710.58.57.4
外国法人4.40.41.21.82.12.3
金融機関0.30.31.01.01.2
外国人個人0.30.40.30.20.41.1
事業法人14.619.81.10.60.20.4

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01新沼 吾史7.69
02楽天証券株式会社2.31
03瀬賀 雅弥2.05
04ウィズ AIoT エボリューションファンド投資事業有限責任組合1.64
05BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.45
06株式会社SBI証券1.37
07後藤 みどり1.28
08黒木 紀光1.23
09水上 広志1.20
10日本証券金融株式会社1.09

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-07-07
    株式会社コンヴァノ
    変更報告
    68.90%
  • 2026-07-02
    株式会社コンヴァノ
    新規の大量保有報告
    68.90%
  • 2026-06-10
    新沼 吾史
    新規の大量保有報告
    3.94%
    -8.65pt
  • 2026-06-08
    新沼 吾史
    新規の大量保有報告
    3.94%
    -8.65pt
  • 2026-04-15
    キャンター フィッツジェラルド ヨーロッパ(Cantor Fitzgerald Europe)
    変更報告
    0.00%
    -40.64pt
  • 2026-04-14
    キャンター フィッツジェラルド ヨーロッパ(Cantor Fitzgerald Europe)
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -40.64pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−216%、1株純資産は13期で−88%。直近期のROEは29.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2012年9月4334216.69.6
2013年9月163584.554.2
2014年9月53631.3668.4
2015年9月−30333
2016年9月−105226
2017年9月−72155
2018年9月−112195
2019年9月−23246
2020年9月−125
2021年9月107329.352.2
2022年9月−1088
2023年9月−1080
2024年9月−3743
2025年9月−5041

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

5名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は5名。2025/9期の役員報酬は総額49百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢
松川裕史代表取締役 社長51
村上嘉浩取締役58
垣花直樹取締役(常勤監査等委員)74
生駒成取締役(監査等委員)72
田中紀行取締役(監査等委員)49

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2343417
社外取締役513133
取締役(社内)1222

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,032字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 (1) セグメント及び事業の概要 当社グループでは『「楽しい」で世界をつなぐ』を経営理念に掲げ、広告事業、トレカ事業、その他事業の3つの報告セグメントでの事業を主として行っております。 当社グループの事業セグメント、当該セグメントに係る事業の概要は以下のとおりであります。 (2025年9月30日現在) セグメントの名称   事業の概要   主要な会社名 広告事業   インターネット広告の企画・制作・運営等システム等の受託開発、運用保守等   アクセルマーク株式会社スパイラルセンス株式会社 トレカ事業   トレーディングカードの販売等   アクセルマーク株式会社株式会社crafty その他事業   IoTヘルスケア領域における企画・開発・販売・運用等   アクセルマーク株式会社アクセルメディカ株式会社 (2) 事業の具体的内容 2025年9月30日現在における事業の具体的内容は以下のとおりであります。 ① 広告事業 数多くのインターネット広告媒体(掲載メディア)をネットワーク化の上、広告主に当該ネットワーク内の広告枠を販売し、手数料を収受する広告ネットワークサービス及び他社サービスを用いた広告運用を行うトレーディングデスクを提供しております。 また、今まで様々なサービスを開発、運営してきた実績を活かして、他社サービスのシステム開発を受託しております。 [事業系統図] ② トレカ事業 トレカ事業として、トレーディングカード専門店「cardéria池袋店」の店舗運営を行っており、トレーディングカード(以下「トレカ」といいます)の販売・買取を行っております。また、ECオリパサービスブランド「アイリストレカ」の運営によりオンラインでの販売も行っております。今後は多店舗展開も視野に入れ、事業を拡大してまいります。 ③ その他事業 IoTヘルスケアに関連するサービスとして、プロダクト開発企業が持つ様々な機器、サービス等に、当社グループが開発するシステムを組み合わせ、ワンストップのIoTヘルスケアソリューションを提供しております。 また、従来の「病気を発見・治療」を主眼とするヘルスケア事業を基盤に、新たにビューティー&ウェルネス事業を開始しており、ECコスメを中心とするアウタービューティ領域及び韓国のトレンドサプリメントを取り扱う事業会社への出資を中心とするインナービューティ領域の双方で、事業を進めてまいります。
経営方針・対処すべき課題1,866字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営理念 インターネットを含むネットワークインフラ及び技術は、私達の社会を大きく変えてきました。エンターテインメントはもちろんのこと、ビジネス向けのサービスに関しても、いつでも、どこでもインターネットにつながっていることを前提にサービスが設計されるようになり、様々な新しいビジネス構造が生まれてきています。 このような変化の中、当社グループでは『「楽しい」で世界をつなぐ』を経営理念に掲げ、つながりから生まれる価値を最大化するために様々なサービスの開発、運営に取り組んでおります。 (2) 目標とする経営指標 経営理念である、『「楽しい」で世界をつなぐ』を永続的に達成するために、全ての事業において、「成長スピードの追求」「顧客満足の向上」「効率的な事業運営」という3つの観点を常に強化することにより、事業生産性を最大化することを基本方針としております。それに沿った重要な指標として、営業利益を重要な経営指標として捉えております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、成長が期待できるトレカ事業及びヘルスケア分野を基盤としたビューティー&ウェルネス事業を新たな事業の柱として育成し、事業全体を高利益率の事業構造へ転換していくことを成長戦略としております。今後、より高い成長性の実現と企業価値の向上を目的として、暗号資産を活用した財務戦略を推進してまいります。これらの成長戦略と財務戦略を連動させることにより、当社グループ全体の企業価値向上を実現してまいります。 また、引き続き、人材・働く環境への投資として、積極的な人員拡充、組織体制の強化とともに、企業成長の源泉である「人材」の力を最大限に引き出すことで、企業価値向上につなげ、更なる人的資本経営の実現を目指してまいります。 (4) 会社の対処すべき課題 当社グループが対処すべき主要な課題は、以下のとおりと認識しております。 ① 収益基盤の強化 当社グループは、『「楽しい」で世界をつなぐ』という経営理念を永続的に達成するため、収益基盤の強化及び生産性の高い事業体制の構築による利益率の改善が重要な経営課題であると認識しております。そのため、広告事業の収益改善を図り、さらに、成長戦略として掲げているトレカ領域及びヘルスケア領域の事業拡大を推進してまいります。これらの実現に向け、複数事業体制を活かした事業間連携を強化するとともに、資金や社内リソースを適切に配分し、事業の選択と集中を通じて生産性の向上を目指してまいります。 ② 技術革新への対応 当社グループが展開する事業は、技術革新のスピードや顧客ニーズの変化が速く、それに基づくサービスの導入が相次いでいる非常に変化の激しい業界に属しております。当社は、これらの変化に対応するため、優秀な技術者の確保、新しい技術の探求や採用等を行い、技術革新に柔軟に対応できる体制を整えてまいります。 ③ 人材の確保と育成 企業の持続的な成長を実現していくためには、必要な人材の確保及び人材の育成が重要であると考えております。また、働く環境や価値観の変化が加速する中で、こうした変化に柔軟に対応することが求められております。当社グループでは、多様な働き方を尊重した柔軟な雇用形態の整備及び人事制度の見直しを進めております。さらに、従業員の能力向上を目指し、新たなスキルの習得や将来を担う人材への投資を推進しております。企業成長の源泉である人材の力を最大限に引き出すことにより、企業の持続的な成長を実現し、企業価値向上につなげてまいります。 ④ 財務基盤の安定化 当社グループが安定した事業運営を行うためには、対処すべき課題における諸施策の実行、キャッシュ・フローの改善を進め、財務基盤の安定化を図る必要があると認識しております。 当社では、ビューティー&ウェルネス事業拡大に関する費用、トレカ事業拡大における店舗展開及びECサイト構築等に関する費用、グループ全体の企業価値向上及びシナジー創出に資する子会社等への成長投資費用、M&A及び資本業務提携に関する費用への充当を目的として、2025年11月に第三者割当による第31回新株予約権(行使価額修正条項付)及び第32回新株予約権の発行をしております。新株予約権の行使により、財務基盤の安定化に努めてまいります。
事業等のリスク7,423字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本報告書に記載する当社グループの事業及び経理の状況等に関する事項のうち、リスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を以下に記載しております。 また、必ずしもそのようなリスクとは考えていない事項についても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から以下に記載しております。 当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本報告書中の本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、以下の記載のうち将来に関する事項は、特段の記載がない限り、本報告書提出日現在において当社グループが判断したものであり、不確実性が内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。また、以下に記載する事項は、将来を含めた当社グループの事業等のリスク全般を網羅するものではありません。 ① トレカ関連のサービスについて ア.トレーディングカード市場の成長について 一般社団法人日本玩具協会によると、2024年度のカードゲーム・トレーディングカード市場規模は、前年比109.0%となる3,024億円に拡大しております。今後も、中古市場の活性化や、ファン層の拡大などを背景に、当該市場は引き続き拡大基調で推移しており、成長が見込まれております。しかしながら、拡大スピードの鈍化や市場の縮小等により、当初想定していた成果を挙げることができない場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 イ.商品の在庫と仕入れについて 当社グループは、一部の商品を需要予測に基づき在庫保有しております。しかしながら、市場の変化、顧客事情等により予測した需要が実現しない場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ウ.店舗の出店について 当社グループは、買取販売を強化する目的で出店計画に基づき複数の店舗展開を計画しております。しかしながら、今後の店舗出店が計画どおりに進まなかった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。また、当社が展開する店舗は賃貸借契約を締結することから、何らかの理由により契約が更新できない場合、または、契約更新時などに賃料が上昇した場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 エ.コンテンツにおける表現の健全性確保について 当社グループではコンテンツの制作及び配信等において、提供コンテンツの健全性確保に努めております。しかしながら、法的規制や法解釈は、社会情勢等により変化する可能性があるため、法的規制の強化や基準の変更等により、当該コンテンツの提供を継続できなくなった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ② IoTヘルスケア関連のサービスについて ア.IoTヘルスケア関連市場の成長について 当社グループは、ヘルスケア分野に加え美容コスメ分野であるビューティー&ウェルネス事業に参入し、IoTヘルスケアサービスを展開しております。日本の美容・パーソナルケア市場は、IMARC Services Private Limited によると、健康志向の高まりや高齢化社会の進展、サステナブルな製品への関心の高まりを背景に、年平均成長率4.3%で拡大を続けており、2033年には約4.5兆円規模に達する見込みです(出典:「日本の美容・パーソナルケア市場概要2025~2033年」)。また、韓国発の美容関連(K-Beauty)市場は、Spherical Insights LLP よると、日本市場でも急成長を遂げ、年平均成長率8.3%で拡大を続けており、2023年時点で約896億円規模だった日本市場は、2035年には約2,173億円規模に達する見込みです(出典:「日本K-Beauty製品市場規模、トレンド、成長、予測」)。しかしながら、拡大スピードの鈍化や市場の縮小等により、当初想定していた成果を挙げることができない場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 イ.提携先について 当社グループは、複数の企業と提携し、製品の製造、販売、システム開発等を行っております。提携先の事業方針又は戦略が変化した場合、提携先との提携が解消された場合、提携先の経営状態等が著しく悪化し事業継続が困難となった場合には、当社グループの事業及び業績が影響を受ける可能性があります。 ウ.品質管理リスク 当社グループは、品質管理体制の継続的な強化と改善に取り組んでおり、製品管理の徹底を図っています。また、品質問題発生時の迅速な対応体制を整備し、影響の最小化に努めています。これらの取り組みにより、製品の安全性と品質の確保に万全を期しておりますが、製品に重大な品質問題が発生した場合、多額の費用負担が生じ、当社グループの事業及び業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。 ③ 広告事業について ア.競合について 当社グループが行っている広告事業は、多数の競合会社があり、新規参入も含め、今後はより競争が激化する可能性があります。当社グループは新規広告商品の開発、ならびに、広告主や媒体運営者への利便性やサービス向上をより重視し、競争力の維持向上に努めてまいりますが、有力な媒体を取扱うことができる等の競合他社以上の優位性を確立できる保証はなく、サービス提供が継続できなくなった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ④ 事業全般に係るリスクについて ア.事業展開に関わる業務提携やM&A 当社グループは、既存事業の業容拡大や、新サービスを導入することにより将来的な成長に寄与すると判断した場合には、業務提携やM&Aを積極的に検討する方針であります。 これらの実行に関しては、ビジネス、財務、税務及び法務等に関するデューデリジェンスを行い各種リスクの低減に努めますが、予期せぬ事態の発生や様々な外部要因の変化により、提携事業又はM&A対象企業の事業等が計画通りに進展せず、想定した成果が上がらない場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 イ.法的規制について 当社グループが展開している事業は、様々な法的規制の対象となっており、各法令には違反した場合の罰則規定等が定められております。当社グループでは、常に法令遵守を意識した事業活動を行っており、現時点では各々の罰則規定等に抵触していないものと認識しております。しかしながら、今後の法改正次第では、何らかの法的規制を受ける場合や対応措置をとる必要性が生じる可能性があります。また、当社グループの事業活動に関連して、新たな法令施行により何らかの法的規制を受けることとなった場合には、事業活動が制限され、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ウ.知的財産権について 当社グループが日常的な事業活動を行う過程において使用しているコンテンツ、ソフトウエア及びシステムは、第三者の知的財産権を侵害するものではないものと認識しておりますが、予期せぬ要因により当社グループが保有する又は使用許諾を得ているもの以外の知的財産権を侵害する可能性があります。そのような事態が生じた場合には、当社グループが第三者の知的財産権を侵害することによる損害賠償請求、もしくは、使用差し止め請求等の訴えを起こされる可能性、または、当該知的財産権に関する対価の支払い等が発生する可能性があります。 エ.個人情報の管理について 当社グループでは、推進する事業の性質上、個人情報を取り扱っており、「個人情報の保護に関する法律」に規定される個人情報取扱事業者に該当いたします。個人情報の取り扱いにつきましては、既に認証を受けている情報セキュリティマネジメントシステムの一環として、「個人情報の保護に関する法律」に沿った対応をとり、社内ルール化と共に社内体制を整備しております。 当社グループは、国内におけるCookieの利用規制等を含む個人情報に関連するさまざまな保護規制やEU一般データ保護規則(GDPR)、Cookieに関する規制等の諸外国における個人情報に関する保護規制について、最新情報を収集し、適宜、対応しております。 しかしながら、当社グループが保有する個人情報等につき、何らかの要因で個人情報の漏洩があった場合には、適切な対応を行うための相応なコスト負担、当社グループへの損害賠償請求、信用の低下等によって、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 オ.システム障害について 当社グループは、サービスに適応した通信ネットワークシステムやインフラの安定稼動が事業の前提であると認識しております。自然災害や事故等、電力供給の停止等の予測不可能な様々な要因によって通信ネットワークの切断やコンピュータシステムのダウンが生じた場合には、当社グループの事業及び業績が影響を受ける可能性があります。また、当社グループのコンピュータシステムは、適切なセキュリティ手段を講じて外部からの不正アクセスを回避するよう努めておりますが、コンピュータウィルスやハッカーの攻撃等によりシステム障害が生じた場合には、当社グループの事業及び業績が影響を受ける可能性があります。 ⑤ 経営管理全般に係るリスクについて ア.人材の確保及び育成について 当社グループにおいて優秀な人材の確保、育成及び定着は重要課題であり、事業戦略に基づく採用活動、人事評価制度の整備等の施策を通じ、人材の確保、育成及び定着に取り組んでおります。しかしながら、自然災害等の予期せぬ要因により当社が企図する採用活動や人材育成が困難になった場合には、適正な人材配置が困難となり、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 イ.コンプライアンスについて 当社は、役職員に法令、定款、社内規程、行動規範及び社会倫理の遵守を徹底させるため、コンプライアンス委員会を組織し、当社グループ役職員への啓蒙・教育を実施しております。しかしながら、万が一法令等に抵触する事態が生じた場合には、信用低下を招き、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ウ.訴訟について 当社グループは、役職員に対する法令遵守の教育活動を通じて法令違反行為等の低減に努めておりますが、予期せぬ事態により、取引先、役職員その他第三者とのトラブルが発生し、訴訟等が発生する可能性があります。その場合、訴訟内容や賠償金額によって、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 エ.資金使途について 当社は、2025年11月に、ビューティー&ウェルネス事業拡大に関する費用、トレーディングカード事業拡大における店舗展開及びECサイト構築等に関する費用、グループ全体の企業価値向上及びシナジー創出に資する子会社等への成長投資費用(子会社への貸付金)、M&A及び資本業務提携に関する費用を資金使途として、後述の「注記事項(重要な後発事象)(第三者割当による第31回新株予約権(行使価額修正条項付)及び第32回新株予約権の発行並びに第23回新株予約権及び第30回新株予約権の行使価額の調整)」に記載のとおり、資金調達を行っております。しかしながら、急速に変化する経営環境に柔軟に対応していくため、最適な時期に最適な分野へ資金を投じる等、資金調達時点の計画以外を資金使途とする可能性があります。また、計画に沿って資金を使用したとしても、想定通りの投資効果が得られなかった場合、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 オ.新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社では、転換社債型新株予約権付社債及び新株予約権を発行しております。当該新株予約権が権利行使された場合、当社の株式が新たに発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化することになり、将来における株価への影響を及ぼす可能性があります。2025年11月末日現在、当該新株予約権による潜在株式数は24,178,066株であり、2025年11月末日現在における発行済株式数19,594,600株の123.39%に相当しております。 カ.投資有価証券の減損について 当社では、資本業務提携先などの投資有価証券を保有しております。取締役会にて四半期毎に投資先の財務状況等の把握に努めておりますが、市場環境の急激な悪化や競争環境の激化による投資先の財務状況等の悪化などにより、投資価値が毀損し、かつ回復の可能性がないと判断した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 キ.グロース市場上場維持基準への抵触のリスクについて 当社は、株式会社東京証券取引所にて2022年4月適用の新市場区分についてグロース市場を選択しておりますが、2025年9月末時点におけるグロース市場の上場維持基準への適合状況は、「時価総額」については基準を充たしておりません。当社は2025年10月より1年間の改善期間中であり、改善期間内に基準に適合しなかった場合には、一定の監理銘柄(確認中)指定期間及び整理銘柄指定期間を経て上場廃止となります。 ク.自然災害等について 当社グループの本店所在地は東京都であり、他の地域に拠点を分散しておりません。そのため、東京都において大地震、台風等の自然災害や火災等の事象により、役職員の負傷、設備の損壊、電力供給の停止又は制限等の不測の事態が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑥ 暗号資産の運用について ア.セキュリティについて 当社グループは、管理するウォレットにおいて暗号資産を保有する予定です。ウォレットに対する不正アクセスのリスクを軽減するためのサイバーセキュリティ対策を講じておりますが、コンピュータウィルスやハッカーの攻撃等により当社のコンピュータシステムに障害が生じた場合には、暗号資産の消失などにより、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 イ.ボラティリティについて 暗号資産の価格は、需給の動き、規制当局の発表、メディアの影響、技術的変化、広範な経済動向全般など、さまざまな要因によって大きく変動いたします。当社グループは、中長期的な視点で暗号資産の保有を継続する方針であるものの、これらの変動により当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ⑦ 継続企業の前提に関する重要事象等 当社グループは、前事業年度において、重要な営業損失、経常損失及び当期純損失を計上いたしました。また、当連結会計年度においても、継続して重要な営業損失、経常損失及び親会社株主に帰属する当期純損失を計上しております。このような状況により、当社グループは、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しているものと認識しております。今後、当社グループは当該状況をいち早く解消し、経営基盤の安定化を実現するために、以下の対応策に取り組んでまいります。 ア.利益確保の体制の強化 各取引について精査を行い、継続的に売上原価の低減を図り、利益率の向上に取り組んでまいります。また、随時販売費及び一般管理費の見直しを実施し、販売費及び一般管理費の削減を推進し、利益の確保に努めてまいります。 イ.資金調達 当社は、後述の「注記事項(重要な後発事象)(第三者割当による第31回新株予約権(行使価額修正条項付)及び第32回新株予約権の発行並びに第23回新株予約権及び第30回新株予約権の行使価額の調整)」に記載のとおり、2025年11月19日付でCantor Fitzgerald Europeに対して第31回新株予約権(行使価額修正条項付)及び第32回新株予約権(以下「本新株予約権」といいます。)を発行いたしました。今後、本新株予約権が行使された場合には、総額1,446百万円を調達できる見込みであります。 なお、調達資金の額は、本新株予約権の発行価額の総額と、全ての本新株予約権が行使されたと仮定して算出(第31回新株予約権(行使価額修正条項付)については、当初行使価額に基づき行使されたと仮定して算出)された行使価額の合計額です。本新株予約権の権利行使期間内に行使が行われない場合又は当社が本新株予約権を消却した場合には、調達資金の額は減少いたします。 ウ.収益構造の改善 当社グループは、トレカ事業およびヘルスケア分野を基盤としたビューティー&ウェルネス事業を新たな事業の柱として育成し、事業全体を高利益率の事業構造へ転換していくことを成長戦略としております。トレカ事業においては、旗艦店の更なる事業拡大に加え、完全子会社化した株式会社craftyおよびスパイラルセンス株式会社とのシナジーを創出し、実店舗、EC、開発機能を一体化した体制を構築することで、事業基盤の強化を進めてまいります。 また、ビューティー&ウェルネス事業においては、化粧品自社ブランドの立ち上げや、韓国のトレンドサプリメントを取り扱う事業会社への戦略的出資などを通じ、これまで推進してきた「病気を発見・治療」を主眼とするヘルスケア事業を基盤に、新たな成長分野である「ビューティー&ウェルネス」分野の収益拡大を図ってまいります。さらに、M&Aおよび資本業務提携を含めた戦略的な拡大を通じて、事業ポートフォリオの多角化と競争力の強化を進め、グループ全体として持続的な収益構造の改善と企業価値の向上を実現してまいります。 しかしながら、上記対応策は実施途上にあり、効果を十分に得ることができない可能性も想定されること、また、新株予約権の行使による資金調達は未確定であることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。
経営成績の分析 (MD&A)5,458字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループは、2025年9月期より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較・分析の記載はしておりません。 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における我が国の経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の回復を背景に、緩やかな回復基調を維持しております。一方で、海外経済の減速を受けた輸出の弱含みや、エネルギー・原材料価格の高止まり、通商政策や地政学リスクを巡る不透明感など、依然として先行きは不透明な状況が続いております。 当社グループがサービスを提供しているインターネット広告関連分野においては、業種により広告需要が増している一方で、主要顧客である国内の電子書籍及びゲーム領域の業種では広告需要が減少する等、広告主の事業性ごとに需要変動が激しい状況が続いております。 また、2023年9月より参入したトレーディングカード市場においては、ユーザーの裾野が広く、かつての懐かしさから再び収集を開始するケースや子どもと一緒にカードゲームを楽しむケースなど、キダルト層(キッズ+アダルト)と呼ばれる購買力を有する大人の出現も要因となり、一般社団法人日本玩具協会によると、2024年度のカードゲーム・トレーディングカード市場規模は、前年比109.0%となる3,024億円に拡大しております。今後も、中古市場の活性化や、ファン層の拡大などを背景に、当該市場は引き続き拡大基調で推移しており、成長が見込まれております。 このような環境の下、当社グループでは、事業全体を早期に高利益率の事業構造に転換するため、「トレカ事業の拡大」及び「ヘルスケア事業の拡大」を成長戦略として掲げて事業を推進しております。当社は、成長戦略を早期に軌道に乗せることを目的して、2025年10月30日付発表「第三者割当による第31回新株予約権(行使価額修正条項付)及び第32回新株予約権の発行並びに第23回新株予約権及び第30回新株予約権の行使価額の調整に関するお知らせ」記載のとおり、Cantor Fitzgerald Europeに対して第31回新株予約権(行使価額修正条項付)及び第32回新株予約権の発行を決議いたしました。また、同日付発表「暗号資産を活用した二軸型トレジャリー戦略の導入に関するお知らせ」記載のとおり、財務戦略の多様化及び事業展開を目的として、暗号資産を活用したトレジャリー運用を開始することを併せて決定いたしました。 以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高973,566千円、営業損失520,283千円、経常損失672,303千円、親会社株主に帰属する当期純損失763,131千円、EBITDAは511,430千円の赤字となりました。 (※)EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却費 各セグメントの業績は次のとおりであります。 (広告事業) 広告事業の売上高は637,000千円、セグメント損失は125,711千円となりました。 主要顧客である国内の電子書籍及びゲーム領域の業種では依然として広告需要の低迷が続いております。当社グループでは、既存リソースの再配分や事業体制の見直し、運用コストの最適化を進めるとともに、従来のデジタル領域中心の広告事業から、より利益率が高いビジネスモデルへの事業構造の転換を引き続き推進しております。 今後は、成長戦略として掲げているトレカ事業及びヘルスケア事業との連携による総合的なマーケティング支援ビジネスを展開することで、持続的かつ安定した収益基盤の構築を目指してまいります。 (トレカ事業) トレカ事業の売上高は301,238千円、セグメント損失は159,555千円となりました。 当社グループは、2025年3月にトレカ1号店となる「cardéria池袋店」をオープンいたしました。同店舗は、トレーディングカード市場の拡大を支えるキダルト層をターゲットにしたコンセプトのもと、幅広いユーザーが気軽に立ち寄れる店舗を実現しております。現在、各種タイトルの公式認定大会を開催するなど、トレーディングカード文化の浸透とコミュニティの形成にも貢献しております。 また、業界有数のECオリパサービスブランド「アイリストレカ」を運営する株式会社craftyを完全子会社とすることにより、オリパサイトの垂直立ち上げを実現しております。同様にスパイラルセンス株式会社を完全子会社とすることにより、当社グループにおける各種開発業務を一手に担う中核的な役割として、開発機能を強化しております。今後も、オフライン展開及びオンライン展開の双方を注力領域として、顧客接点の拡大による事業シナジーの最大化を図ってまいります。 (その他事業) その他事業の売上高は35,326千円、セグメント損失は71,117千円となりました。 当社グループのヘルスケア事業では、引き続き、Ascella Biosystems,Inc.が開発する感染症検査技術「AscellaOne」を活用した感染症プラットフォームの早期実用化及び事業展開に向けて事業推進しております。今後より柔軟かつ迅速な事業展開を実現するため、ヘルスケア領域を推進する事業会社として完全子会社のアクセルメディカ株式会社を設立し、必要な資格取得を含めた事業基盤の整備を完了しております。 そのような状況のなか、2025年10月30日付発表「新たな事業(ビューティー&ウェルネス事業)の開始に関するお知らせ」記載のとおり、当社は従来の「病気を発見・治療」を主眼とするヘルスケア事業を基盤に、新たにビューティー&ウェルネス事業を立ち上げました。今後、ECコスメを中心とするアウタービューティ領域及び韓国のトレンドサプリメントを取り扱う事業会社への出資を中心とするインナービューティ領域の双方で、事業を進めてまいります。 IoT事業にて取り扱っていた積雪深自動モニタリングシステム「YUKIMI」につきまして、事業構造の転換および経営資源の効率化・集中を図るため、2025年9月16日付で会社分割(吸収分割)の方法により当該サービスを譲渡いたしました。 ② 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、1,325,631千円となりました。その主な内訳は、現金及び預金919,150千円、売掛金65,772千円、商品及び製品48,244千円、前払費用33,739千円であります。 固定資産合計は231,800千円となりました。その主な内訳は、有形固定資産19,047千円、無形固定資産71,923千円、投資その他の資産合計140,829千円であります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、520,918千円となりました。その主な内訳は、買掛金38,748千円、未払金43,400千円、1年内償還予定の転換社債型新株予約権付社債356,646千円であります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、804,712千円となりました。その主な内訳は、資本金627,348千円、資本剰余金1,452,044千円、利益剰余金がマイナス1,285,924千円であります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、919,150千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動の結果使用した資金は、466,595千円となりました。 これは主に、貸倒引当金繰入額83,732千円の計上、売上債権の減少32,467千円、暗号資産の減少29,362千円、持分法による投資損益112,608千円の計上等があったものの、税引前当期純損失766,630千円の計上、仕入債務の減少25,649千円等があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度末において投資活動の結果使用した資金は、233,739千円となりました。 これは主に、投資有価証券の取得による支出50,000千円、敷金保証金の差入による支出47,289千円、連結の範囲の変更に伴う子会社株式の取得による支出119,586千円等があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度末において財務活動の結果得られた資金は、1,108,555千円となりました。 これは主に、新株予約権の行使による株式の発行による収入1,120,953千円等があったことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 ア.生産実績 該当事項はありません。 イ.受注実績 当社は、受注から納品までの期間が短期間のため記載を省略しております。 ウ.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前年同期比(%) 広告事業   637,000   - トレカ事業   301,238   - その他   35,326   - 合計   973,566   - (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.当社グループは当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前年同期比については記載しておりません。 3.当連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) 販売高(千円)   割合(%) 株式会社エイチ・エム・ワイ   120,247   12.4 CTW株式会社   113,701   11.7 株式会社フロンテッジ   110,894   11.4 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績のうち、当該販売実績の総販売実績に対する割合が10%未満の相手先につきましては記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、本報告書提出日において当社が判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、上記「(1)経営成績等の状況の概要」をご参照ください。また、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については「3事業等のリスク」に記載しております。セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、上記「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 資金需要及び資金調達につきましては、当社が成長戦略として掲げているトレカ事業及びヘルスケア事業の事業拡大を推進しつつ、安定した事業運営を行うためには、対処すべき課題における諸施策の実行、キャッシュ・フローの改善を進め、財務基盤の安定化を図る必要があると認識しております。 資金調達につきましては、2025年11月に第三者割当による第31回新株予約権(行使価額修正条項付)及び第32回新株予約権の発行をしております。これらの新株予約権の行使により、財務基盤の安定化に努めてまいります。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。この連結財務諸表の作成にあたりまして、見積りが必要となる事項については、過去の実績や状況に応じ合理的と考えられる様々な要因に関して情報収集を行い、見積り金額を計算しておりますが、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 また、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑤ 経営者の問題認識と今後の方針について 「第2 事業の状況 1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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