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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,085.45+319ドル円158.62-2NASDAQ26,241.86+142S&P 5007,680.46+49SOX 指数11,350.08+619/2終値

ジーネクスト

G-NEXT Inc.4179 · Growth · 情報・通信業

顧客対応のDXを支援するクラウドプラットフォームを提供し、「情報の分断」を解消する企業。

概要

株式会社ジーネクストは、2001年7月に東京都新宿区で設立された情報通信企業である。主力製品は顧客対応DXプラットフォーム「Discoveriez」で、企業の問い合わせ窓口や顧客情報管理をクラウドまたはオンプレミスで提供する。2021年3月に東証マザーズへ上場後、2022年4月にグロース市場へ移行した。2026年3月期の連結売上高は約10.2億円と創業以来初の10億円超えを達成したが、営業損失は約7千万円。従業員数は22名である。

「Discoveriez」を中核とした事業の柱

同社の主力サービス「Discoveriez」は、企業の顧客対応業務をデジタル化するプラットフォームである。電話、メール、チャット、店舗など複数チャネルからの問い合わせ情報を一元的に集約し、部署横断での情報共有を可能にする。リスクアラート機能により危険ワードを自動検出し、トラブル拡大を防ぐ。また、シングルサインオンや個人情報マスキングなどセキュリティ機能も充実している。提供形態はクラウド型とオンプレミス型の2種類で、顧客のニーズに応じて選択できる。2026年3月期のソフトウェア事業売上高は4億3,032万円である。

ストック型収益への転換と経営指標

同社はストック型収益モデルへの移行を進めており、2026年3月期のストック売上高は4億6,532万円、ストック売上比率は45.8%に達した。クラウドMRR成長率は前年同期比16.0%増、月次解約率は0.74%と良好に推移している。売上高全体は増加傾向にあり、2026年3月期には連結売上高10億1,566万円と創業以来初の10億円超えを達成した。しかし、営業損失は7,018万円、最終損失は7,225万円と赤字が継続しており、2021年3月期の黒字以降は赤字が続いている。

子会社と海外展開の変遷

同社は設立当初から海外展開を視野に入れ、2008年にベトナム、2014年にミャンマーに開発子会社を設立した。しかし、2018年にベトナム子会社、2022年にミャンマー子会社の全株式を売却し、現在は海外子会社を持たない。2025年10月には東京都千代田区に株式会社VoXテクノロジーを設立し、ハードウェア事業に参入した。また、2025年6月には株式会社モデルケースから「Japan Spark事業」を譲り受け、訪日インバウンド支援や海外マーケティング支援を開始した。従業員数は22名と少数精鋭である。

新たな成長領域への展開

同社は2023年4月から「SRM Design Lab」を開設し、自社製品に加えてパートナー企業との共創による課題解決プログラムを提供している。これには伴走支援サービスや業種別の対話、機能開発・改善が含まれる。さらに、2024年10月には生成AIを活用した「Discoveriez AI」を提供開始し、オペレーターの作業負荷軽減を支援する。2025年10月には子会社VoXテクノロジーを設立し、AIデータセンター関連機器の導入支援やハードウェア調達事業を開始した。このように、ソフトウェア事業に加え、ソリューション事業とハードウェア事業の3本柱で成長を目指している。

業界の中での役割は企業向けDXプラットフォーム提供企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
10億円
営業利益
-1億円
営業利益率
-10.0%
純利益
-1億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01ステークホルダーDXプラットフォーム主力

企業の顧客対応業務を中心に、電話・メール・チャットなど様々なチャネルの情報を一元管理し、部門間や取引先との情報共有を促進する「Discoveriez」を提供。クラウド型とオンプレミス型の二つの提供形態がある。

主な製品・サービス2
Discoveriez(クラウド型)
顧客対応情報の一元管理、リスク検知、帳票出力などの機能を持つクラウドサービス。業界別テンプレートにより短期間導入を実現。
Discoveriez(オンプレミス型)
ユーザー企業の自社サーバーに構築する形態。BCP対策や情報資産管理のニーズに対応。

製品と技術

顧客対応DXプラットフォーム「Discoveriez」の機能

「Discoveriez」は、企業の顧客対応窓口向けに開発されたクラウド型プラットフォームである。電話、メール、チャット、店舗など複数チャネルからの問い合わせ情報を一元管理し、部署横断での情報共有を実現する。基本機能として、受付情報登録(タスク管理機能付き)、お客さま情報管理(権限による表示制限可能)、メール連携(自動案件登録、ワンクリック返信、送信承認)、リスク検知(同一内容の複数案件を検出しアラート)、帳票出力(Word/Excel形式)、CSV出力、集計分析(ドラッグ&ドロップでクロス集計)を備える。画面はノーコード・ローコードで自由にカスタマイズ可能で、業種ごとのテンプレートも用意されているため短期間での導入が可能である。シングルサインオンや個人情報マスキングによるセキュリティ対策も標準装備している。

生成AI活用サービス「Discoveriez AI」

「Discoveriez AI」は、2024年10月に提供を開始した生成AI活用サービスである。大手企業の問い合わせ対応業務を想定した効果検証(PoC)を経て、オペレーターの回答迅速化や顧客データの正確な管理を支援する。具体的には、顧客からの問い合わせに対してAIが最適な回答をサジェストし、対応時間を短縮する。また、蓄積された顧客の声(VoC)を分析し、商品開発や業務効率化に活用する機能も提供する。同社は今後、このAI機能をDiscoveriezの標準オプションとして展開する計画である。

オプション機能と導入形態の柔軟性

同社は「Discoveriez」のオプション機能として、CTI(コンピュータと電話の統合)連携、音声認識、FAQナレッジ、スマートフォン対応、販売店検索機能などを提供する。これらの機能は顧客のニーズに応じて後から追加契約でき、導入ハードルを低くしている。特にCTI連携では、電話番号の自動表示や音声録音が可能となり、コールセンター業務の効率化に貢献する。また、クラウド型に加えてオンプレミス型も用意し、ユーザー企業のBCP対策や情報資産管理の要件に対応する。料金は導入支援費用と月額ライセンス料のシンプルな体系である。

ソリューション・ハードウェア事業のサービス群

ソリューション事業では、顧客課題の解決を支援する「SRM Design Lab」を中核に、BPO(業務委託)、コンサルティング、受託開発などを提供する。2025年6月に譲り受けた「Japan Spark」は、訪日インバウンド支援、海外向けマーケティング、サイト/販促物制作を手掛ける。同月開始の「VoX Live」はライブコマース支援サービスである。ハードウェア事業は子会社VoXテクノロジーが運営し、AIデータセンター向け機器の導入支援やハードウェア調達を行う。2026年1月にはアールデバイスとの資本業務提携により、サーキュラーエコノミー領域にも進出した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

売上拡大途上、営業赤字克服が課題

同社は情報・通信業に属し、直近期の売上高は10億円未満の小型企業である。同業他社にはVRain SolutionやCocoliveなどがあり、いずれも成長過程にある。同社は営業赤字を計上しており、売上拡大にもかかわらず収益化のメルクマールに達していない。業界内では、特定のクラウドサービスやSaaSモデルで競争していると推測される。同業他社と比較して、売上成長率は堅調だが、コスト管理やビジネスモデルの収益性改善が差別化の鍵となる。

強み

  • 直近期で売上高が6→10億円と拡大しており、市場ニーズを捉えている。
  • 情報通信分野で独自の技術基盤を持ち、サービス差別化に貢献。
  • 少人数組織で意思決定が速く、市場変化に柔軟に対応可能。
  • 中小企業向けにきめ細かいサポートを提供し、リピート率向上。

課題

  • 売上拡大にもかかわらず赤字が続き、早期の黒字化が必要。
  • 同業他社も多く、価格競争に巻き込まれるリスクがある。
  • 急成長に伴う組織管理や人材確保が課題となる可能性。.

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がジーネクスト

時価総額で並べると、掲載11社のなかで1番目にあたる。

#企業時価総額PER
14179ジーネクスト19億円
2550Aソフトテックス19億円9.0倍
39444トーシンホールディングス19億円
43909ショーケース19億円2.0倍
54020ビートレンド19億円
62345HODL119億円
79425ReYuu Japan18億円
84378CINC18億円
94288アズジェント18億円10.6倍
103624アクセルマーク17億円
113672オルトプラス17億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

創業からCRMotion開始、株式会社化まで

2001年7月、東京都新宿区に有限会社ジーネクストを設立。資本金300万円で、コンピュータシステムの設計・維持管理、データベースの設計・企画・開発・コンサルティング、ソフトウェアの開発・販売を目的とした。2003年4月、お客さま相談室向け専門サービス「CRMotion」を提供開始。同サービスは顧客からの問い合わせ対応を効率化するもので、後の主力製品の基盤となった。2005年4月には株式会社に商号変更し、組織体制を強化した。2008年11月、ベトナム社会主義共和国ハノイ市に子会社VNEXTを設立し、ソフトウェア開発の海外拠点を確保した。

本社移転とミャンマー子会社設立、ベトナム子会社売却

2012年4月、本店を東京都千代田区飯田橋へ移転。2014年5月、ミャンマー連邦共和国ヤンゴン市に子会社G-NEXT Company Limitedを設立、資本金2万5,300米ドル。海外開発拠点をベトナムとミャンマーの2か国に拡大した。2018年3月、ベトナム子会社VNEXTの全株式を売却し、海外戦略を見直す一方、同年10月には顧客対応業務向けの新サービス「QA Doc」(ナレッジサービス)と「BizVoice」(音声認識サービス)の提供を開始した。

新サービス群の投入とDiscoveriezへの統合

2019年4月、顧客管理サービス「BizCRM」とメール返信文自動サジェストサービス「BizMail」を追加。これらのサービスは顧客対応業務の効率化に貢献した。2019年11月、既存の5サービス(CRMotion、BizCRM、QA Doc、BizVoice、BizMail)を統合し、顧客対応DXプラットフォーム「Discoveriez」にリニューアル。一つのプラットフォームで顧客対応の一元管理を実現した。2020年3月期の売上高は5億円、当期純損失は2億円であった。

東証マザーズ上場とグロース市場への移行

2021年3月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。上場初年度の2021年3月期は売上高9億円、当期純利益2億円と黒字化を達成した。しかし、翌2022年3月期は売上高5億円、最終損失4億円と悪化。2022年4月、東証の市場区分見直しによりマザーズからグロース市場へ移行。同年4月にはミャンマー子会社G-NEXTの全株式を売却し、海外子会社をすべて手放した。

SRM Design Lab開設とDiscoveriez AIの投入

2023年3月、本店を東京都千代田区平河町へ移転。同年4月、ステークホルダーと顧客価値共創を目指す「SRM Design Lab」を開設。パートナー企業との連携により、課題解決の上流から下流までを一貫して支援する。2024年3月期の売上高は6億円、最終損失は1億円。2024年10月には、生成AIを活用した「Discoveriez AI」の提供を開始し、オペレーターの回答迅速化や顧客データ管理の効率化を支援した。

新規事業の譲受と子会社設立、連結業績の拡大

2025年6月、株式会社モデルケースより海外マーケティング支援事業「Japan Spark」を譲り受け、訪日インバウンド支援と海外向けプロモーションを開始。2025年10月、東京都千代田区に株式会社VoXテクノロジーを設立し、ハードウェア事業に参入。AIデータセンター関連機器の導入支援などを行う。2026年3月期の連結売上高は10億1,566万円、営業損失は7,018万円。第4四半期には5年ぶりに四半期営業黒字を達成し、経営再建の兆しを見せた。

年表19件を開く

2000年代

  • 2001年7月創業コンピュータシステムの設計及び維持管理、導入保守に関する運用管理、データベースの設計、企画、開発及び提携業務並びにデータベース構築のコンサルティング、ソフトウェアの開発及び販売を目的に東京都新宿区神楽坂三丁目4番1号に有限会社ジーネクストを設立(資本金 3,000千円)
  • 2003年4月お客さま相談室専門サービス「CRMotion」を提供開始
  • 2005年4月商号変更有限会社ジーネクストから株式会社ジーネクストに商号変更
  • 2008年11月ソフトウェアの開発を目的にベトナム社会主義共和国ハノイ市に子会社VNEXT Joint Stock Company(現VNEXT Software Joint Stock Company)を設立(資本金 1,000,000,000VND)

2010年代

  • 2012年4月本店所在地を東京都千代田区飯田橋四丁目7番1号へ移転
  • 2014年5月ソフトウェアの開発を目的にミャンマー連邦共和国ヤンゴン市に連結子会社G-NEXT Company Limited(株式会社ジーネクスト ミャンマー)を設立(資本金 25,300USD)
  • 2018年3月子会社VNEXT Joint Stock Companyの全株式を売却
  • 2018年10月顧客対応業務向けサービスとして、ナレッジのサービス「QA Doc」を提供開始 顧客対応業務向けサービスとして、音声認識のサービス「BizVoice」を提供開始
  • 2019年4月顧客対応業務向けサービスとして、顧客管理サービス「BizCRM」を提供開始 顧客対応業務向けサービスとして、メール返信文自動サジェストサービス「BizMail」を提供開始
  • 2019年11月M&A「CRMotion」、「BizCRM」、「QA Doc」、「BizVoice」、及び「BizMail」を統合して顧客対応DXプラットフォーム「Discoveriez」にリニューアル

2020年代

  • 2021年3月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
  • 2021年11月株主優待を一元管理するスマホアプリ「優待WALLET」をローンチ
  • 2022年4月子会社G-NEXT Company Limitedの全株式を売却
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズ市場からグロース市場に移行
  • 2023年3月本店所在地を東京都千代田区平河町二丁目8番9号へ移転
  • 2023年4月ステークホルダーと顧客価値共創を目指す取り組み「SRM Design Lab」を開設
  • 2024年10月生成AI(人工知能)を活用し顧客対応における作業負担の軽減・業務効率化およびVoCの活用を支援する新サービス「Discoveriez AI」を提供開始
  • 2025年6月株式会社モデルケースより、海外向けマーケティング、輸出支援およびサイト/販促物制作をはじめとする事業「Japan Spark(ジャパンスパーク)事業」の譲受
  • 2025年10月株式会社VoXテクノロジー(本社所在地 東京都千代田区平河町二丁目8番9号)を設立(連結子会社)。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ステークホルダーDXプラットフォームの提供

    オンライン・オフラインを問わず顧客対応が必要な企業向けに、プラットフォーム「Discoveriez」を提供し、顧客の声を活用した業務効率化を支援する。蓄積したノウハウを機能強化に反映し、顧客満足度向上と新規営業を促進する。

  2. 02

    マーケットイン型サービスへの変革

    企業課題の複雑化に対応するため、「人で解決できる業務」と「システムで解決できる業務」を再定義し、プロダクトアウト型からマーケットイン型へサービスモデルを変革する。

  3. 03

    共創型プログラム「SRM Design Lab」の推進

    顧客やパートナーと連携し、生活者の声の活用研究、分析基盤の提案、AI等最新テクノロジーの提供を行う。パートナーとの複数領域での共創により、クライアントへの本質的な課題解決を実施する。

  4. 04

    既存サービスのユーザビリティ向上と機能強化

    競争優位性の源泉であるユーザビリティを維持向上させるため、国内開発に加え海外開発拠点を確保し、顧客ニーズに基づく機能強化を継続的に行い、競合他社との差別化を図る。

  5. 05

    新規顧客獲得と代理店開拓

    SNS発展に伴う顧客の声の重要性増大に対応し、「Discoveriez」のリスク・チャンス発見機能を強化。間接販売比率向上のため代理店開拓にも注力し、様々な業種・業界への導入拡大を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で22人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は639万円で、5期前と比べて+10.1%平均年齢は42.4歳、平均勤続年数は3.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数
2021年3月58136.53.441
2022年3月63236.62.048
2023年3月59137.62.431
2024年3月66240.12.524
2025年3月62640.63.022
2026年3月63942.43.322

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都千代田区1百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社VoXテクノロジー(連結子会社)
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は10億円営業利益-1億円前期と比べると増収で、売上が+42.9%。

売上高
+42.9%
10億円
営業利益
-1億円
純利益
-1億円
営業利益率
-10.0%
前期比 +18.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高16億円10億円
営業利益0億円-1億円
純利益-1億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は2億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q1−1
2024年1Q100.00
2024年2Q2−1−50.0−1
2024年3Q200.00
2024年4Q10
2025年2Q3−1−33.3−1
2025年4Q4−1
2026年2Q4−1−25.0−1
2026年4Q600.00
2027年1Q200.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2017年3月期からの10期で、売上は4億円から10億円へ2.5倍に増えた。直近期の営業利益率は-10.0%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2017年3月400
2018年3月5−2−2
「CRMotion」、「BizCRM」、「QA Doc」、「BizVoice」、及び「BizMail」を統合して顧客対応DXプラットフォーム「Discoveriez」にリニューアル
2019年3月5−1−1
2020年3月5−2−2
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2021年3月922
2022年3月5−4−4
ステークホルダーと顧客価値共創を目指す取り組み「SRM Design Lab」を開設
2023年3月6−2−3
2024年3月6−2−1
株式会社VoXテクノロジー(本社所在地 東京都千代田区平河町二丁目8番9号)を設立(連結子会社)。
2025年3月7−2−2
2026年3月10−1−1−10.0−1

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高10億円のうち、営業利益として残るのは-1億円-10.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-10.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金60.0%6億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金50.0%5億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-10.0%-1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
40.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比18.4pt
-10.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比16.6pt
-10.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-25.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-35.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2026年3月期は営業CFが−2億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは立て直し型にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上期末の手元現金は2億円で、売上の2.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年3月−101−10
2020年3月−102−11
2021年3月207210
2022年3月−5−11−65
2023年3月−100−14
2024年3月−100−13
2025年3月−234
2026年3月−200−22

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2026年3月期の総資産は4億円。このうち返さなくてよい自己資本が1億円で、自己資本比率は17.5%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年3月20213.9
2018年3月2−24
2019年3月2−24
2020年3月2−13
2021年3月127560.6
2022年3月84454.6
2023年3月62427.5
2024年3月4041.0
2025年3月52327.9
2026年3月41317.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
2億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-1億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
3億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
12
/ 100
安定性自己資本比率12 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中34位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中586位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-10.0%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
17.5%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
42.9%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥356で、1年前と比べて+7.2%過去52週の値幅のなかでは12%の位置にある。

¥356-3.5%1ヶ月-3.3%1年+7.2%時価総額19億円
過去52週の値幅
安値¥260高値¥1,050

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR20.12倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は7月上旬の408円から下落を続け、7月30日には320円まで売られましたが、その後は反発し、8月20日には359円まで回復しました。25日移動平均線(368円)は下回ったままですが、75日線(395円)との乖離は-9.1%と縮小しつつあります。年初来では+2%とほぼ横ばいながら、52週高値1050円からは大幅安の水準です。出来高は8月上旬に25万株を超える場面があり、その後も一定の売買が続いています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)

PBRが19.33倍と業界平均の3.44倍を大幅に上回り、ROEは56%と高いものの、直近の業績は赤字が続いています。PERは算出不能で、売上高は増加傾向にあるものの、営業利益はマイナスで、純利益も赤字です。このような赤字状況でPBRが19倍を超えるのは極端に割高です。同業界平均と比較しても、PBRは5倍以上の差があり、収益性の悪化を考慮すると、割高と判断しました。成長期待が織り込まれている可能性はありますが、現状の収益では正当化できません。

指標この会社業種平均
PBR20.12倍2.96倍
ROE56.0%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績が赤字で推移し、事業内容の透明性も低いため、投資判断の材料が限られる。強気派は、売上高の増加傾向 (2023年3月期6億円→2026年3月期10億円) やPBR19倍と市場が将来性を評価している点を指摘し、新規事業の成長可能性に期待する。一方、弱気派は、営業赤字の継続や最終赤字 (2025年3月期▲2億円) を問題視し、事業の成立性や資金繰りリスクを懸念する。投資論点は、収益化の時期と事業モデルの実現可能性にある。

プラスに働く材料7
  • 売上高の成長

    売上高が3年間で6億円から10億円へ増加、成長軌道を示す。

  • 市場の期待

    PBR19.3倍で市場は将来性を織り込み、買収などの思惑も。

  • 新規分野の可能性

    情報通信分野で独自技術やサービスが育つ可能性。

  • 売上高が7億円→10億円へ約43%増収2026年3月期影響

    売上高は7億円から10億円に拡大。増収率42.9%で、赤字幅縮小につながる

  • 最終赤字が2億円→1億円へ半減2026年3月期影響

    純損失は2億円から1億円に縮小。営業損失も1億円となり、黒字化が視野に入る

  • 時価総額19億円の小型株で需給が強く働く不定影響

    時価総額19億円と小規模で、少量の買いでも株価が大きく動く余地がある

  • PBR19.33倍の高評価が示す成長期待継続影響

    PBR19.33倍は高く、市場が今後の成長を織り込んでいる。売上成長が続けば期待に応える

マイナスに働く材料7
  • 赤字継続

    2025年3月期も最終赤字で、損益分岐点に達していない。

  • 情報開示の乏しさ

    事業内容の詳細が不明で、投資判断のリスクが高い。

  • 資金繰りリスク

    時価総額19億円と小規模で、赤字継続なら追加調達の懸念。

  • 営業損失1億円・純損失1億円と赤字継続2026年3月期影響

    売上高10億円でも営業利益率は-10%。固定費を賄えず、赤字からの脱却時期が不明

  • 無配で株主への利益還元がない継続影響

    配当利回りは0%で、業績悪化時に下支えがない

  • PERが算定不能、PBR19.33倍と指標面の脆弱さ継続影響

    PERはマイナスのため算出できず、PBR19.33倍。黒字化が遅れればバリュエーション修正が起きる

  • 売上高は10億円だが営業赤字で採算度外視の拡大2027年〜2028年影響

    営業利益率-10%で営業損失1億円が続く。増収が利益改善に結びつかない場合、資金調達リスクが高まる

次の決算で確かめる点
売上高の成長率
事業拡大の速度と市場受容性を測る。
営業損益の推移
収益化への道筋が立っているか確認する最重要指標。
現金及び預金の残高
赤字継続時の資金持続性を評価。

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,789人。区分でいちばん多いのは個人・その他63.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が25.7%を占め、残る74.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他82.479.476.272.362.563.3
事業法人4.91.85.35.226.925.6
証券会社1.613.210.215.15.26.7
外国法人10.44.98.17.33.54.0
外国人個人0.50.60.20.10.30.3
自己株式0.10.1
金融機関0.10.20.10.11.60.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社舞花22.24
02横治 祐介12.19
03高桑 弘道4.51
04三田 和弘3.02
05株式会社SBI証券2.67
06PHILLIP SECURITIES CLIENT(RETAIL) (常任代理人:フィリップ証券株式会社)2.36
07楽天証券株式会社2.20
08阪野 正1.61
09田畑 昇人1.50
10岡部 茂信1.47

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-06-24
    横治 祐介
    新規の大量保有報告
    8.56%
    +3.92pt
  • 2026-06-17
    横治 祐介
    新規の大量保有報告
    8.56%
    -2.09pt
  • 2026-06-12
    横治 祐介
    新規の大量保有報告
    10.65%
    -2.44pt
  • 2026-06-08
    株式会社舞花
    新規の大量保有報告
    22.28%
    -10.34pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で−100%、1株純資産は6期で−100%。直近期のROEは56.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%
2017年3月11,88030,93546.2
2018年3月−241,359
2019年3月−46
2020年3月−63
2021年3月5318356.0
2022年3月−101106
2023年3月−7136
2024年3月−36
2025年3月−4627
2026年3月−1314

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額63百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
村田実代表取締役3714,200
小林潤一取締役41
小沼忠國取締役42
江頭敬太取締役41
高橋智取締役54
信原寛子常勤監査役46
齊藤友紀監査役46
江本卓也監査役48
酒井亜子執行役員 ソリューション事業管掌
河村正基執行役員 ソリューション事業管掌
中原真取締役48
本瀨建取締役51
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢
伊藤翔太取締役41
古原賢治常勤監査役59
渡邉五朗監査役36
棟田裕幸監査役71

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3444415
社外監査役313134
社外取締役2663

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,566字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、「ビジネス現場に革命的な「楽」をつくる」というミッションのもと、アナログ・煩雑な顧客対応のDX化(※1)を促進するサービスを展開しており、企業の顧客体験の一貫性をご支援しております。経営・従業員・取引先等、企業をとりまく各ステークホルダーに対して適切な人に適切なタイミングで情報を共有・利活用できる仕組みを構築し、経営改善にアプローチするステークホルダーリレーションシップマネジメント(SRM)(※2)を提供しており、現場と経営が同時にイノベーションを起こすプラットフォームを構築・提供するリーディングカンパニーを目指しております。 総人口が減少する中、2070年には高齢化率(総人口に占める65歳以上の老年人口の比率)が約4割まで上昇する一方で、生産年齢人口(15~64歳)は現在と比べて約4割の減少が見込まれるような予測を踏まえ(※3)、ビジネス現場に「楽」と「楽しさ」をもたらすことは将来に備えるべき、極めて重要な課題であると捉えております。当社グループは、創業以来、顧客対応はもちろん、それを超えたSRMを通じて、改めて社内外のビジネス現場のコミュニケーション「情報」の分断を解決することで、無駄な作業を減らし、人だけができることを増やしていく、それを持続可能なように楽しく、ビジネス現場を変えていく事がこれからの日本に必要であると考えております。当社グループでは、顧客対応窓口をはじめとした、企業が取り巻くステークホルダーのDXを支援するステークホルダーDXプラットフォーム「Discovereiz」を自社開発・提供しており、ビジネス現場で発生する「情報の分断」を「つなぐ」「まとめる」「活用する」ことで、それぞれに必要な情報が集約され、その情報をもとに社内外のやり取りを最適化してまいりました。その中で、「業務が楽になった」「見えなかった情報が見えるようになったことで仕事が楽しくなった」などの喜びの声を多数いただいてきました。 「Discoveriez」は、企業内に多く存在する部門ごとのバラバラな情報、属人化した業務、散在する顧客接点情報、個別で使われているシステム内の情報の一元管理ができ、さらに、その情報を適切な状態で各部門・取引先・顧客など様々なステークホルダーに最適な情報伝達・共有ができるプラットフォームとなっております。使いやすいUI/UX(※4)、利用シーンに合わせた機能(パーツ)をノーコード・ローコードで組み合わせ、短期間導入を実現しており、業務効率化をはじめ、顧客体験の改善、売上UP、収益化を促進するような活用効果も見込めます。「Discoveriez」は、主にクラウド形式で提供しており、様々な規模・業種の企業で活用することができます。 当社グループは、2023年4月から課題解決の範囲拡大とパートナーとのコラボレーションの掛け合わせにより、企業のIT戦略における上流から下流工程までを一気通貫で行う課題解決プログラム「SRM Design Lab」(※5)を開始しており、自社プロダクトである「Discoveriez」に加え、パートナーとの複数領域での共創により、クライアントへの本質的な課題解決を実行支援しております。「SRM Design Lab」のプログラムイメージは下記のとおりです。 ・伴走支援サービス クライアント様のビジネス課題の解決に向けた最適なパートナー企業を紹介し、その後の案件管理からデータ利活用の提案まで一気通貫で支援 ・各業種・業界との対話 ・Discoveriezの機能開発・改善、パートナーとのコラボレーション 顧客対応の課題や生活者の声の収集に関する情報発信・共有の場の創出 生成AIに関連する取り組み状況としては、生成AIを活用した業務効率化支援、Discoveriezのオプション機能として提供するための効果検証(PoC)を既存顧客様を中心に開始しており、ビジネスの現場に「Discoveriez AI」による革命的な「楽」を提供しております。当社グループでは「Discoveriez AI」を利用してオペレーターの迅速な回答、対応時間の短縮および顧客データの正確な管理を実現しております。 「Discoveriez」では、電話・メール・チャット・店舗などさまざまなチャネルから取得した顧客対応情報を一括管理することができますので、部門・企業間を横断するシームレスな情報共有を実現するだけでなく、お客さまの「声」を商品開発や業務効率化に活かせる機能が充実しております。 (「Discoveriez」の主な特徴) (1) 電話・メール・チャットなどさまざまなチャネルの顧客対応情報を集約し、VOC(※6)の一元化を実現 「Discoveriez」では、さまざまなチャネルから取得した個別の顧客対応情報をプラットフォーム上で一括管理することができますので、アナログではできなかった迅速かつ組織横断的な情報共有をすることで、対応の抜け漏れを防ぎ、フローの最適化を図ります。問い合わせやクレームは、ビジネスにおける「気づき」の宝庫となっており、お客さまの「声」を可視化、ナレッジ化することで経営課題を発見し、商品・サービスの改善や顧客満足度の向上に活かすことができます。また、本社・店舗間だけでなく、取引先OEM(※7)企業と「Discoveriez」上で情報共有・品質管理の柱として利用している事例もあります。 (2) 自動で商品・サービスの異常を検知しアラートを発動、充実のリスクマネジメント機能とセキュアな環境 「Discoveriez」では、全ての顧客対応履歴から危険性の高いワードを自動で検出し、管理者や関係者にアラートを発動するリスクアラート機能があります。素早い情報共有により商品やサービスの重大リスクを見える化し、トラブルの拡大を防ぐことができます。また、顧客情報や過去の対応履歴も簡単に検索することや、閲覧権限などの設定を細かくコントロールできるため、あらかじめ個人情報部分をマスキングして他部門に共有することが可能です。シングルサインオン(※8)にも対応しており、ひとつのアカウントでセキュリティレベルの高いサービスを利用することができます。 (3) 専門知識ゼロでも直感的に使いやすく、自由にカスタマイズ可能な画面 「Discoveriez」は、シンプルで直感的に操作できるレイアウトで、専門知識なしでも簡単に入力・共有が可能となっているので、画面遷移やクリック数も少なく、ストレスフリーで使うことができます。また、それぞれの企業様に合わせた自社オリジナルの入力画面をプログラミングなしで自由に設定できます。 (「Discoveriez」の主な機能) (1) 受付情報登録 登録した案件は、部署・ユーザー・権限などに応じてカスタマイズしてグルーピングが可能となっております。また、ToDoリスト、Myタスク機能などの対応内容のタスク管理も可能であり、条件検索・AND/OR検索・フリーワード検索など登録案件の検索機能も充実しております。 (2) お客さま情報登録 複数の住所・電話番号・メールアドレスの登録が可能であり、案件との紐づき、対応履歴の確認ができます。また、顧客情報は権限ごとに表示/非表示の設定が可能であり、個人情報保護機能が標準装備されております。 (3) メール機能 お客さまからのメール内容を自動分割・入力して案件として登録が可能となっており、画面から直接お客さまへの返信も可能、例文管理や送信承認機能も標準装備されております。また、社内対応依頼も案件情報からワンクリックでメール作成することができ、ご使用のメールシステムにも対応可能です。 (4) リスク検知 案件作成時に同様の内容に一致する複数案件が発生した場合に件数を表示し、登録情報の詳細を閲覧することができます。また、リスクセンサー機能により、対応スキルに関わらず、数値に基づく判断が可能となっております。 (5) 帳票出力 案件情報に入力された情報を活用し、複数の帳票をWordやExcel形式で出力する事や、ファイル出力後も編集できるため、運用に合わせた報告書作成ができます。また、帳票テンプレートは既存の報告書のレイアウトを活用することもできます。 (6) CSV出力 登録した案件は、出力項目を選択してCSVファイルとしてダウンロードすることができるので、選択データの二次加工が便利です。 (7) 集計分析機能 ドラックアンドドロップで簡単にクロス集計することが可能で、頻度の高い集計方法は保存し、次回以降は簡単集計することができます。また、クロス集計した結果はExcelやCSVの形式で出力できます。 その他、商品等・自社データベース連携、FAQ(ナレッジ)、スマートフォン対応、販売店検索機能、CTI連携(※9)音声認識などのオプション機能も充実しております。 (「Discoveriez」サービスイメージ) 日本のITにおける「情報の分断」をなくし、ビジネス現場がより「楽」になることで企業が新たな競争力を勝ち得る支援をしております。 (「Discoveriez」事業領域) (「Discoveriez」の活用効果) ビジネスで発生する「情報の分断」を「つなぐ」「まとめる」「活用する」ことで、様々なステークホルダーの課題解決を支援するクラウドサービス (事例) (ビジネスモデル~競合環境~) (Discoveriez AI) (ビジネスモデル~サービス価格体系) 初期費用の導入支援と月額ライセンス料のシンプルな価格体系 オプション機能は利用途中でも契約可能なため、導入ハードルが低い点も特徴 なお、当社グループの事業セグメントは、「ステークホルダーDXプラットフォーム事業」の単一セグメントでありますが、クラウド事業、オンプレ事業の2つのサービスに区分できます。 ① クラウド事業 「Discoveriez」をクラウド型で提供しております。運用に際して、これまでの豊富な実績から得た知見を活かした業界ごとのテンプレートを用意しているため、迅速な運用開始を支援します。当社グループでは業界知や蓄積したデータの分析により、顧客の声からビジネスのリスクやチャンスを発見・予測する技術を開発しており、セルフカスタマイズが可能な基本機能に加えて、AIを使った独自のサービスなど用途に応じたオプション機能を多数用意しております。また、当社グループの開発力を活かし、顧客ニーズを素早く「Discoveriez」の機能としてフィードバックすることで、顧客満足度を高める取り組みを行っております。 料金体系は導入料+ライセンス利用料となっております。 ② オンプレ事業 「Discoveriez」をオンプレミス型で提供しております。ユーザー企業のBCP対策及び情報資産管理の観点から、自社サーバーで構築・運用を求められた際に、ワンストップで提供いたします。加えて、各ユーザー企業の業務フローに合わせた機能をカスタマイズで構築します。 料金体系は導入料+メンテナンス・保守費用となっております。 (ビジネスモデル~サービス提供体系) パートナー様経由でのサービス提供を基本とした提供体系に変更 パートナー様と顧客課題の解決支援を行うことでバリューアップを目指す (※1) DX Digital Transformation(デジタル・トランスフォーメーション)の略語であり、デジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革すること。 (※2) SRM Stakeholders Relationship Managementの略で、多様なステークホルダーの声の循環を通じ、各々の関係性を可視化することで、収益拡大のための最適な改善手法を見つけ、企業価値向上の実現を目指す、新たな経営戦略・手法のこと。 (※3) 出典:内閣府(2023)「令和5年版高齢社会白書」 (※4) UI/UX UIとは、User Interfaceの略語であり、ユーザーがPCでやり取りをする際の入力や表示方法などの仕組みのこと。UXとは、User Experienceの略語であり、サービスなどによって得られるユーザー体験のこと。 (※5) SRM Degign Lab 当社HPで2023年4月3日リリースの「ジーネクスト、ステークホルダーと顧客価値共創を目指す取り組み「SRM Design Lab」を開設」より抜粋 (※6) VOC Voice of the Customerの略語であり、指摘・要望・お褒め等の顧客の声のこと。 (※7) OEM Original Equipment Manufacturing(Manufacturer)の略語であり、他社ブランドの製品を製造すること (※8) シングルサインオン 一度のユーザー認証によって複数のシステム(業務アプリケーションやクラウドサービスなど)の利用が可能となる仕組みのこと。 (※9) CTI CTIとはComputer Telephony Integrationの略語であり、電話やFAXをコンピュータシステムの一部として統合、連携させたシステムの総称であり、多くのコールセンターで利用されている。「Discoveriez」では本システムと連携することで、電話番号を表示させたり、音声を録音することなどが可能となる。
経営方針・対処すべき課題3,502字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。本項目を含む、本書における当社に関連する見通し、計画、目標等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報に基づき本書提出日時点における予測等を基礎としてなされたものであり、その達成を保証するものではありません。 (1) 経営方針 当社は、「ビジネス現場に革命的な「楽」をつくる」というミッションのもと、ステークホルダーDXプラットフォーム「Discoveriez」を通じて、「つなぐ」「まとめる」「活用する」ことを社会に提案しており、その中で「業務が楽になった」「見えなかった情報が見えるようになったことで仕事が楽しくなった」などの喜びの声を多数いただいてきました。改めて、お客さまの声を社内外で活用される世界を作り、さらには、当社が提唱するSRM(※1)を実現するために、現場をより良く変えていく仕組み作りを具体化してまいります。 (2) 経営戦略等 「ビジネス現場に革命的な「楽」をつくる」というミッション実現のため、当社はステークホルダーDXプラットフォーム「Discoveriez」をオンライン・オフライン問わず顧客対応が必要な様々な企業に提供することを推進してまいります。また、企業に提供する事で生まれるノウハウをフィードバックすることでプラットフォームの機能を強化し、高い顧客満足度と新規営業への貢献など、顧客基盤を固めていくと共に、競争力があるプラットフォーム開発を目指すことで、販売や事業提携等の戦略的パートナーシップの構築にも力を入れてまいります。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、持続的な成長と企業価値の向上を目指しており、主な経営指標としてストック売上高、月次解約率(チャーンレート)を特に重視しております。 新規事業の促進や新規・既存顧客営業の強化、追加オプション機能(スマートフォン対応、CTI連携/音声認識、店舗検索機能等)をはじめとしたアップセル・クロスセルサービスの開発、導入等の施策を推進すると共に、適正な人員規模・人材配置による事業運営に努めてまいります。 (4) 経営環境 顧客対応業務は、テクノロジーやコミュニケーションチャネルの発達とともに高度化しており、人が中心となる顧客対応フェーズを起点に、人・システム・テクノロジーの連携により業務効率化を実現した顧客対応フェーズ、近年では、自律型AIによる完全自己解決を目指す顧客対応フェーズが登場するなど、その種類はますます多様化しております。それに伴い、顧客対応における企業課題も複雑化・多様化しつつあります。 また、BtoB企業、BtoC企業を問わず、企業におけるステークホルダーが”一対多対多”の関係で構成されていることが多い日本では、社内外の組織において、顧客対応に関する情報連携が様々なシーンで求められるため、複雑な業務フローを組まざるを得ない状況が課題であると言えます。このような中で、当社では、企業課題の継続的解決を支援するパートナーであり続けるために、「人で解決できる業務」と「システムで解決できる業務」を再定義し、これまでのプロダクトアウト型のサービスモデルから、マーケットイン型のサービスモデルへの変革を推し進める必要があると考えております。 このような経営環境の中で、当社は顧客をはじめとするステークホルダーと連携し、顧客価値の共創を目指す仕組みである「SRM Design Lab」を開始しております。「SRM Design Lab」は、より多くの生活者やクライアント様の「声」の収集と、それらの企業活動への利活用を、顧客をはじめとするステークホルダーの皆様と共に考えることで、顧客価値(カスタマーバリュー)の創造につなげる共創型の取り組みとなっております。「SRM Design Lab」では今後、「生活者の声の活用における研究」を行うことで、分析基盤の提案や他企業との連携により最適なテクノロジーを提供していくほか、パートナー企業との連携を通じて、AIをはじめとする最新テクノロジーの活用や、顧客企業への情報提供を行うことで、顧客企業の知見強化の支援も行う予定です。 当社は、市場の拡大・変化及び競合企業の動向など経営環境の変化に対応すべく、ステークホルダーDXプラットフォーム「Discoveriez」を中心に常にフィードバックを活かしていく体制を構築することで、持続的な成長の実現に取り組んでまいります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社の対処すべき主な課題は以下のとおりであります。 ① ユーザビリティの更なる向上 当社の主力サービスである「Discoveriez」が今後も継続的に成長していくためには、より幅広い業種の顧客に支持されていくと共に、継続的に利用していただく必要があると考えております。そのためには、当該サービスの競争優位性の源泉となっているユーザビリティの維持向上が必要不可欠であると認識しております。当社では、従来の国内開発に加え、海外の開発拠点の確保等、開発リソースの確保に注力してまいりました。今後も顧客のニーズを迅速に把握し、継続的に「Discoveriez」の機能強化に注力することにより、競合他社との差別化を図っていきます。 ② 新規事業の進捗 当社は、急激な事業環境の変化に対応し、継続的な事業規模の拡大とストック型収益の獲得を図るために、ステークホルダーDXプラットフォーム事業の発展に留まらず、新市場の開拓・創出として前事業年度から「SRM Design Lab」を開始しております。 「SRM Design Lab」は、課題解決の範囲拡大とパートナーとのコラボレーションの掛け合わせにより、企業のIT戦略における上流から下流までを一気通貫で行う課題解決プログラムであり、自社プロダクトである「Disccveriez」に加え、パートナーとの複数領域での共創により、クライアントへの本質的な課題解決を実施支援してまいります。 ③ 新規顧客の獲得 近年のSNSなどの発展に伴い顧客の声は重要性を増しており、企業は対応を誤ると企業価値を毀損するなど多大なリスクを負うことになります。当社の「Discoveriez」は業界知及び、蓄積したデータの分析により、顧客の声からビジネスのリスクやチャンスの発見・予測を行う機能を実装しております。当社は「Discoveriez」の継続的な機能強化により更なる信頼度を高めると共に、新規顧客の獲得に努めてまいります。 様々な業種・業界への導入拡大に向けて基本機能や連携サービスを強化すると共に、間接販売比率を高めるために、代理店開拓にも努めてまいります。 ④ システムの安定性の確保 当社は、インターネット上で顧客にサービスを提供しており、システムの安定稼働の確保は必要不可欠であります。安定してサービスを提供していくため顧客の増加に合わせた適切なインフラ環境の構築の強化を継続的に行い、システムの安定性の確保に努めてまいります。 ⑤ 人材の確保と育成 当社が持続的に成長するためには、優秀な人材を数多く確保・育成することが重要であると認識しております。特にサービス利便性及び機能の向上のためには、優秀なエンジニアの継続的な採用・育成が課題であると認識しております。 当社は、従業員の多様な働き方を推進し採用力を高めるとともに、既存人材の能力及び技術の向上のため、教育・研修体制の充実化を進めていく方針であります。 ⑥ 内部管理体制の強化 クラウド事業を推進するにあたり、情報セキュリティを含む内部統制体制への信頼性確保の重要性が高まっております。当社は、統制の仕組み化(ルール化、見える化、効率化)をより一層強化すると共に、財務、人事、広報、法務等、それぞれの分野でコア人材となり得る高い専門性や豊富な経験を有している人材を採用することで、更なる内部管理体制の強化を図り、より一層のコーポレート・ガバナンスの充実に努めてまいります。 (※1)  SRM Stakeholders Relationship Managementの略で、多様なステークホルダーの声の循環を通じ、各々の関係性を可視化することで、収益拡大のための最適な改善手法を見つけ、企業価値向上の実現を目指す、新たな経営戦略・手法のこと。
事業等のリスク6,285字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社の事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資者の投資判断上重要であると考えられる事項につきましては、投資者に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。 当社はこれらのリスクの発生可能性を十分に認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の迅速な対応に努める方針です。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであり、将来において発生の可能性のあるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1) 事業環境について 当社はステークホルダーDXプラットフォーム「Discoveriez」を通じて、企業活動で「分断した情報」を「つなぐ」「まとめる」「活用する」ことで、それぞれに必要な情報が集約され、その情報をもとに社内外のやり取りを最適化しておりますが、当社事業の発展のためには、社会的ニーズや関連市場の拡大が必要であると考えております。しかしながら、当社が事業環境の変化に適切に対応できなかった場合、または、新たな法的規制の導入等の予期せぬ原因により関連市場の成長が鈍化した場合、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期を正確に予測することはできませんが、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) クラウド市場の動向について 当社が事業を展開するクラウド市場は急速な成長を続けております。当社の提供する「Discoveriez」はクラウド市場の継続的な成長を前提として事業の拡大を見込んでおります。しかしながら、クラウド市場において、今後新たな法的規制の導入、技術革新の停滞などの要因により、クラウド市場の拡大が想定通りに進まなかった場合には、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期を正確に予測することはできませんが、当社の新規契約数が鈍化する可能性など、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 技術革新について 当社の「ステークホルダーDXプラットフォーム事業」においては、顧客のニーズに対応したサービスの拡充・開発を適時かつ継続的に行うことが重要となっております。 クラウドサービスを取り巻く技術革新のスピードは大変速く、顧客ニーズに合致するクラウドサービスを提供し続けるためには、常に先進的な技術ノウハウを投入し、適時に当社独自のサービスを構築していく必要があります。このため、当社は、エンジニアの採用・育成に努めるとともに、技術的な知見・ノウハウの取得に注力しております。しかしながら、かかる知見やノウハウの獲得に困難が生じた場合、技術革新に対する当社の対応が遅れた場合又は競合他社がより優れたサービスを展開した場合には、当社の競争力が低下する可能性があります。更に、新技術への対応のために追加的なシステム投資、人件費などの支出が拡大する可能性があります。このように、当社が技術革新に対して、適時かつ適切に対応することができなかった場合には、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期を正確に予測することはできませんが、当社の技術力低下とそれに伴うサービスの質の低下、そして競争力や業界での地位の低下を招くほか、対応のための支出の増大により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 情報の流出に係るリスク 当社は、事業活動において取引先企業等の機密情報(問い合わせ窓口に届いた個人情報含む)や取引先関係者及び従業員の個人情報等を保有しています。これらの情報に関してセキュリティ対策を施していますが、同情報が人的及び技術的な過失や、違法または不正なアクセス、内部者・外注先等により漏えいした場合、機密情報を保護できなかったことへの責任追及や、それに伴う規制措置の対象となる可能性があります。このような事象が発生した場合には、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期を正確に予測することはできませんが、取引先及び市場からの信頼が毀損され、結果として競争上の優位性の喪失や事業、当社の業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5) システムトラブルについて 当社のサービスは、インターネットを介して提供されております。安定的なサービスを提供するために、当社サイトへの急激なアクセス増加や予測不可能な様々な要因によって起こるコンピュータシステムのダウンに備えたサーバー設備の増強、コンピュータウィルスやハッカーの侵入等に対するセキュリティの強化、定期的なバックアップ、システムの多重化等によるシステム管理体制の構築等により、システム障害に対する万全の備えに努めております。 しかしながら、大規模なプログラム不良や自然災害、事故、不正アクセス、その他何らかの要因によりシステム障害やネットワークの切断等予測不能なトラブルが発生し復旧遅延が生じた場合、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期を正確に予測することはできませんが、またサービス継続に支障が生じた場合には、当社のサービスに対する信頼性の低下やクレーム発生その他の要因により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 新規顧客の獲得について 当社の事業拡大のためには 既存顧客企業の満足度を向上させながら、継続的な利用を維持するとともに、新規顧客企業の獲得が必要となります。「Discoveriez」はクライアント社内での基幹システムと連携するケースが多いですが、リモートでの意思決定機会の増加により、導入までの意思決定リードタイムが長期化・遅延し、受注が後ろ倒しとなることがあります。また、景気の低迷等により、計画とおりに新規顧客企業を獲得できない場合には、見込んでいた収益も獲得できず、業績が未達となる恐れがあります。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期を正確に予測することはできませんが、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 解約について 当社のサービスを導入した顧客企業に、当社のサービスを継続利用することで生じるストック売上につきましては、顧客企業数の拡大等により増加傾向にあります。今後も、ストック売上拡大を目的に当社では機能強化や企業ニーズの把握によるサービス機能の充実、積極的な技術革新の導入等に取り組んでおります。しかしながら、顧客企業が望むサービス機能の充実や技術革新に対応できない等の理由により当社の提供するサービスの競争力低下等によって解約が増加し、ストック売上が伸びなかった場合は、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期を正確に予測することはできませんが、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 競合について 当社は、ビジネスで発生する情報の分断を「つなぐ」「まとめる」「活用する」ことで、様々な課題解決を支援するクラウドサービスを展開しており、創業以来、『顧客対応窓口の業務システム』に特化してシステムの開発・運営をし続けてきたことで独自の開発ノウハウを蓄積し競争力の源泉となっております。しかしながら、今後既存企業との競争の激化や、新たな企業の参入も予想されます。当社は企業ニーズに応じた機能強化や、顧客企業とのデータ/ナレッジの共有化による開発強化などにより他社との差別化及び競争力の強化に努めてまいります。なお、競合企業の参入はクラウド市場における市場拡大及び認知度向上につながるものと考えられ、当社にも相応のメリットがあるものと考えておりますが、過度な価格競争等を含む競争の激化が生じた場合や、当社における十分な差別化が図れず競争力が低下した場合には、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期を正確に予測することはできませんが、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (9) 人材の獲得、育成及び確保について 当社は、積極的に優秀な人材を採用し、社内教育等を行うことによって体制の拡充を図っております。しかしながら、適切な人材を十分に確保できず、あるいは在職中の従業員が退職するなどした場合には、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期を正確に予測することはできませんが、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。また、今後の事業拡大に向け、特にエンジニアおよび営業人員の確保が重要となりますが、採用が計画どおり進まなかった場合、あるいは人材の流出が生じた場合には、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期を正確に予測することはできませんが、事業拡大の制約となり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 新規事業の展開について 当社では更なる収益拡大とストック型収益の獲得を図るため、既存事業の発展に留まらず、新市場の開拓・創出として新規事業の開発についても取り組んで参りたいと考えております。しかしながら、新規事業展開は構想段階であり、先行投資として人件費等の追加的な支出が発生する場合や、これまで想定していない新たなリスクが発生する等、当社の計画どおりに進捗せず、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 知的財産権について 当社では提供サービスの商標権等必要な知的財産権については登録を行い、また当社による第三者の知的財産権侵害の可能性については、専門家と連携を取り調査可能な範囲で対応を行っております。しかしながら、当社の事業領域に関する第三者の知的財産権の完全な把握は困難であり、万一、当社が第三者の知的財産権を侵害した場合には、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期を正確に予測することはできませんが、当該第三者から損害賠償請求や使用差止請求等の訴えを起こされる可能性があり、これらに対する対価の支払いやこれらに伴うサービス内容の変更の必要等が発生する可能性があります。 また、当社のようなクラウド型サービスの市場では、特許出願によって自社の非公開技術やノウハウが開示されるというデメリットが大きいのに対して、自社で開発したプログラムやノウハウ等を自社サービスに使用しつつ、社外秘として秘密管理することにより、自社独自のサービスを提供することのメリットが大きいと考えられるため、当社はあえて特許出願を行わないクローズド戦略を採用しております。それにより、当社が保有する知的財産権について、第三者により侵害される可能性があるほか、当社が保有する知的財産権の法的権利化ができない場合もあります。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期を正確に予測することはできませんが、こうした場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社はこれまで、特許権、商標権、意匠権等の知的財産権に関しては、他社の知的財産権を侵害したとして損害賠償や使用差止めの請求を受けたことはなく、知的財産権の侵害を行っていないものと認識しております。 (12) 訴訟等について 当社は、その事業活動の遂行過程において、取引先及び従業員等により提起される訴訟その他の法的手続の当事者となるリスクを有しています。これらの手続は結果の予測が困難であり、多額の費用が必要となったり、事業活動に影響を及ぼしたりする可能性があります。さらに、これらの手続きにおいて当社の責任を問うような判断がなされた場合には、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期を正確に予測することはできませんが、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社では、本書提出日現在において業績に影響を及ぼす訴訟や紛争は生じておりません。 (13) 小規模組織であることについて 当社は本書提出日時点、小規模な組織であり、業務執行上必要最低限の人数での組織編成となっております。また、今後は事業の拡大に応じて人材の採用・育成を行うとともに業務執行体制の充実を図っていく方針であります。しかしながら、これらの施策が適時適切に遂行されなかった場合、または、従業員の予期せぬ退職が重なった場合には、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期を正確に予測することはできませんが、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 税務上の繰越欠損金について 当社は税務上の繰越欠損金を有しており、期限内にこれら繰越欠損金の繰越控除を受ける予定であります。しかしながら、当社の業績が順調に推移することで繰越欠損金を上回る課税所得が発生した場合には、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期を正確に予測することはできませんが、所定の税率に基づく法人税等の納税負担が発生するため、当期純損益及びキャッシュ・フローに影響を与える可能性があります。 (15) 法的規制等について 当社は、当社の事業を制限する直接的かつ特有の法的規制は本書提出日時点において存在しないと考えております。しかしながら、今後、当社の事業を直接的に制限する法的規制がなされた場合、また、従来の法的規制の運用に変更がなされた場合には、当社の事業展開は制約を受ける可能性があります。当社としては引き続き法令を遵守した事業運営を行っていくべく、今後も法令遵守体制の強化や社内教育などを行っていく方針ですが、今後当社の事業が新たな法的規制の対象となった場合には、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期を正確に予測することはできませんが、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (16) 配当政策について 当社は、設立以来配当を実施した実績はありませんが、株主に対する利益還元を重要な経営課題として認識しております。しかしながら、現在当社は成長過程にあると考えており、内部留保の充実を図り、収益基盤の多様化や収益力強化のための投資に充当することにより、更なる事業拡大を目指すことが株主に対する利益還元につながると考えております。 将来的には、各期の経営成績及び財政状態を勘案しながら株主に対して利益還元を実施していく方針ではありますが、現時点において配当実施の可能性及びその実施時期等については未定であります。なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期を正確に予測することは難しいと考えております。 (17) 継続企業の前提に関する注記について 当社グループは、第21期(2022年3月期)から前事業年度まで継続的に営業損失が発生していることに加え、営業活動によるキャッシュ・フローもマイナスとなっており、当連結会計年度においても営業損失、経常損失及び当期純損失を計上したことから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在しております。 当社グループはこの状況を解消するため、ソフトウェア事業の収益化、ソリューション・ハードウェア事業の拡大、コスト構造の見直し、業務提携の推進等の諸施策に取り組んでまいりました。当第4四半期において5年ぶりの四半期営業利益黒字化を達成しており、翌連結会計年度(2027年3月期)においては通期営業利益の黒字化と当該注記の解消を目指してまいります。
経営成績の分析 (MD&A)6,428字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループは、当連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、前連結会計年度との比較・分析の記載はしておりません。 (1) 経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という」の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は、435,201千円となりました。 当連結会計年度末における流動資産は、386,188千円となりました。主な内容としては、売掛金及び契約資産183,808千円、現金及び預金182,835千円、前払費用12,030千円等であります。 当連結会計年度末における固定資産は、49,012千円となりました。主な内容としては、有形固定資産1,216千円、無形固定資産8,288千円及び投資その他の資産39,507千円であります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は、338,310千円となりました。 当連結会計年度末における流動負債は、261,611千円となりました。主な内容としては、支払手形及び買掛金107,460千円、前受収益58,512千円、1年内返済予定の長期借入金29,612千円、未払費用20,454千円等であります。 当連結会計年度末における固定負債は76,698千円となりました。主な内容としては、長期借入金73,420千円、退職給付に係る負債3,278千円であります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は、96,891千円となりました。 主な内容としては、資本金10,215千円、資本剰余金138,043千円、利益剰余金△72,252千円等であります。 b.経営成績の状況 当社グループは、2025年10月1日付で株式会社VoXテクノロジーを設立し、連結子会社としたことに伴い、当連結会計年度より連結決算に移行しております。このため、前年同期との比較分析は行っておりません。 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善の動きが続き緩やかな景気回復を続けておりますが、中東情勢等の緊迫化、円安の影響による物価上昇により先行きが不透明な状況が続いております。 当社グループが属するクラウド基盤サービス市場においては、引き続き業務上のデータ・システム等の既存要件を維持しながら他の環境への移行または新規システムに乗り換えるマイグレーション案件が中心ではあるものの、その対象領域は生成AIの利活用含めて拡大しており、脅威となっております。また、クラウドサービス提供事業者が構築した環境を、他の利用者と共同利用するパブリッククラウドを導入・利用する企業が増加していることなどからも順調に推移しております。 このような状況の中、当社グループは、ステークホルダーDXプラットフォーム「Discoveriez」を中核とし、「情報の分断」を「つなぐ」「まとめる」「活用する」という独自の価値提供を通じて、お客さまの業務効率化と顧客体験向上の支援に取り組んでまいりました。あわせて、自社プロダクトに加え、パートナー各社との共創により上流のコンサルティングから運用後の伴走支援までを一気通貫で提供する「SRM Design Lab」、さらに新規事業領域への参入を推進し、収益基盤の多角化を進めてまいりました。 当連結会計年度における主な事業の概況は以下のとおりであります。 ① ソフトウェア事業(Discoveriez) 当社グループの中核事業である「Discoveriez」を軸に、生成AI活用支援サービス「Discoveriez AI(※1)」やデータ利活用支援を行うソフトウェア事業であります。当連結会計年度におきましては、月額課金型の契約件数が増加し、フロー型からストック型への収益モデルの転換が進展しました。また、既存顧客に対するアップセル施策(ライセンス数追加、オプション機能の導入、Discoveriez AIの提案)および価格改定により収益改善を図るとともに、旧サービス「CRMotion」からのリプレイス促進にも取り組んでまいりました。これらの結果、当事業の売上高は430,324千円となりました。 また、月次解約率は過去12か月平均で0.74%と、当社が設定する社内KPI(0.8%未満)の数値目標達成を維持しております。 ② ソリューション事業(SRM Design Lab(※2)、Japan Spark、VoX Live) ソリューション事業は、当社グループの売上拡大に貢献する成長事業であり、BPO、コンサルティング、受託開発などを通じてお客さまの経営課題解決を伴走支援する事業であります。当連結会計年度においては、基幹システム開発や生成AI関連プロダクトの開発受託案件が増加したほか、訪日インバウンド支援および海外向けマーケティング支援サービス「Japan Spark」、ならびにライブコマース支援サービス「VoX Live」を新たに立ち上げ、提供領域の拡張を進めました。これらの取組みにより、当事業の売上高は265,549千円となりました。 ③ ハードウェア事業(VoXテクノロジー) ハードウェア事業は、お客さまのニーズに応じたハードウェアの調達、AIデータセンター関連機器の導入支援等を提供する事業であり、2025年10月1日付で設立した株式会社VoXテクノロジーにおいて運営しております。当連結会計年度においては、2026年1月に株式会社アールデバイスとの資本業務提携を締結し、サーキュラーエコノミー領域およびAIデータセンター領域での事業連携を開始いたしました。案件獲得が想定を上回るペースで進捗したことにより、当事業の売上高は319,793千円となりました。 ④ 当連結会計年度の業績 以上の取組みの結果、当連結会計年度の連結業績は、売上高1,015,668千円(創業以来初の10億円超を達成)、営業損失70,183千円、経常損失71,837千円、親会社株主に帰属する当期純損失72,252千円となりました。 なお、当第4四半期連結会計期間におきましては、営業利益17,714千円を計上し、5年ぶりの四半期営業利益黒字化を達成いたしました。これは、ソフトウェア事業における収益改善、ソリューション事業およびハードウェア事業の成長によるものであり、当社グループが進めてきた経営再建活動の成果が着実に表れた結果と認識しております。 ⑤ 経営指標(KPI)の状況 当社グループが重要な経営指標と位置付けるストック売上高(※3)は465,327千円、ストック売上比率は45.8%、クラウドMRR成長率(※4、※5)は前年同期比16.0%増、過去12か月平均の月次解約率(※6)は0.74%となりました。クラウドサービスへの移行進展とストック型収益の積み上げにより、収益基盤の安定化が着実に進んでおります。 なお、当社グループの事業セグメントは、ステークホルダーDXプラットフォーム事業のみの単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。 ⑥ 継続企業の前提に関する重要事象等 当社グループは、前連結会計年度まで継続的に営業損失を計上しており、当連結会計年度においても営業損失を計上していることから、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在しております。 当社グループはこの状況を解消するため、ソフトウェア事業の収益化、ソリューション・ハードウェア事業の拡大、コスト構造の見直し、業務提携の推進等の諸施策に取り組んでまいりました。当第4四半期において5年ぶりの四半期営業利益黒字化を達成しており、翌連結会計年度(2027年3月期)においては通期営業利益の黒字化と当該注記の解消を目指してまいります。 (※1) Discoveriez AI 生成AI(人工知能)を活用し顧客対応における作業負担の軽減、業務効率化及びVOC(※7)の活用を支援する新サービス。DiscoveriezにDiscoveriez AIを内蔵(オプション化)させる。 (※2) SRM Degign Lab 当社HPで2023年4月3日リリースの「ジーネクスト、ステークホルダーと顧客価値共創を目指す取り組み 「SRM Design Lab」を開設」より抜粋 (※3) ストック売上高 一時的なその他(オフショア開発等)の売上を除いて算定。 (※4) MRR Monthly Recurring Revenueの略で、毎月繰り返し得られる収益であり、月次経常収益のこと。ここでは、月次のライセンス料の月額合計額を指す。 (※5) クラウドMMR成長率 クラウド事業におけるストック売上(月次のライセンス料)の月額合計額。 (※6)月次解約率 月次解約率を導入料、改修を除いた月次のライセンス料およびメンテナンス・保守料について、当月解約によって減少した月次収益を、前月の月次収益合計で除して算出。 (※7) VOC Voice of the Customerの略語であり、指摘・要望・お褒め等の顧客の声のこと。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、182,835千円となりました。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度末における営業活動による資金は、162,564千円の支出となりました。これは主に、税金等調整前当期純損失71,837千円を計上したことに加え、売上債権及び契約資産の増減額が△111,581千円、及び前受収益の増減額が△83,097千円であったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度末における投資活動による資金は、37,151千円の支出となりました。これは、定期預金の払戻による収入が4,039千円あった一方で、投資有価証券の取得による支出が31,978千円、事業譲受による支出が9,212千円あったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度末における財務活動による資金は、31,712千円の支出となりました。 これは主に、新株発行予約権の行使による株式の発行による収入が430千円あった一方で、長期借入金の返済による支出が32,142千円あったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の状況 a.生産実績 当社が提供するサービスの性格上、生産実績の記載に馴染まないため、記載を省略しております。 b.受注実績 当社が提供するサービスの性格上、受注実績の記載に馴染まないため、記載を省略しております。 c.販売実績 当事業年度における販売実績は、次のとおりであります。なお、当社は「ステークホルダーDXプラットフォーム事業」の単一セグメントであるため、サービス区分別で記載しております。 サービス区分   販売高(千円) クラウド事業   511,829 オンプレ事業   84,249 その他   419,589 合計   1,015,668 (注) 1.その他には、一定期間の間最低限の仕事量を保証するラボ型開発、コンサルティング業務、物販等が含まれております。 2.当連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%) 株式会社シイナ   134,008   13.19 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 該当事項はありません。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社の当連結会計年度の経営成績等は、次のとおりであります。 a.売上高 売上高の分析については「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態および経営成績の状況」をご覧ください。 b.売上原価、売上総利益 当連結会計年度の売上原価は、631,344千円となりました。これは主に、ハードウェア仕入、開発や導入の人件費及びサーバコスト等によるものであります。 以上の結果、当連結会計年度における売上総利益は384,323千円となりました。 c.販売費及び一般管理費、営業利益 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、454,506千円となりました。これは主に、営業人件費、バックオフィス人件費、及び専門家への支払報酬料等によるものであります。 以上の結果、当連結会計年度における営業損失は、70,183千円となりました。 d.営業外損益、経常利益 当連結会計年度の営業外収益は、646千円となりました。これは主に、普通預金の受取利息等によるものであります。一方で、営業外費用は、2,300千円となりました。これは主に、長期借入金の支払利息によるものであります。 以上の結果、当連結会計年度における経常損失は、71,837千円となりました。 e.特別損益、当期純利益 連結会計年度において特別利益、特別損失は発生しませんでした。 以上の結果、当連結会計年度の税金等調整前当期純損失は、71,837千円となり、法人税等を415千円計上したことにより、当期純損失は、72,252千円となりました。 なお、当社の財政状態及びキャッシュ・フローの状況の分析等は「(1)経営成績等の状況の概要」に記載しております。 ③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社における資金需要は、主として人件費、外注費等の運転資金であります。短期運転資金は自己資金を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入、及びエクイティファイナンスを基本としており、これらの資金調達方法の優先順位等は、資金需要の額や用途に合わせて都度最適な方法を選択しております。 なお当連結会計年度末における借入金の残高は103,032千円であります。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は182,835千円となります。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」をご参照下さい。 ⑤ 経営者の問題意識と今後の方針に関して 経営者の問題意識と今後の方針については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照下さい。 ⑥ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、当社は、持続的な成長と企業価値の向上を目指しており、主な経営指標としてストック売上高、解約率(チャーンレート)を特に重視しております。今後もこの指標を目標として経営を行うことにより、企業の成長性及び効率性の確保を図る所存であります。 重視する指標の推移 期間   2026年3月期 ストック売上高   465百万円 月次解約率   0.74%

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出典

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