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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

テクミラホールディングス

TECMIRA HOLDINGS INC.3627 · Standard · 情報・通信業

ゲーム・知育からAI・IoTまで多角展開するテクノロジー企業。ネオスを中核に、ライフデザイン、AI&クラウド、IoT&デバイスの3事業を推進。

概要

テクミラホールディングスは、2004年設立の情報・通信業を持つ持株会社である。グループ全体で「ライフデザイン」「AI&クラウド」「IoT&デバイス」の3事業を展開し、ゲーム開発・キャラクターコンテンツ、AIチャットボット・クラウドサービス、aiwaブランドのデバイス製造など、ソフト・ハード・コンテンツを横断する。2026年2月期の連結売上高は104億円、従業員は501名。東京証券取引所プライム市場に上場する。

3事業から成るポートフォリオ経営

テクミラホールディングスは、持株会社として8社の連結子会社を統括する。中核事業は3つに分かれる。ライフデザイン事業は、ゲームソフトの開発・販売、キッズ向け知育サービス、HealthTech、FinTech、EdTech、HRTechなどのTechサービスを手がける。AI&クラウド事業は、AIチャットサービス「OfficeBot」やクラウドアドレス帳「SMARTアドレス帳」といったSaaSに加え、DX・AIソリューションを提供する。IoT&デバイス事業は、Edge IoT、タブレットPC、デジタルカメラなどaiwaブランドの製品展開と、JENESIS株式会社によるODM(相手先ブランドによる設計・製造)を担う。各事業は相互補完し、不確実性の高い市場環境でも成長を目指すポートフォリオ経営を掲げている。

受託型から自社事業へシフトする収益構造

グループの収益は、従来はキャリア向けの受託ソフトウェア開発やODMが主体だったが、近年は自社サービスの拡大に注力している。2026年2月期の連結売上高は104億500万円(前期比6.8%減)、営業利益は7300万円(同19.7%減)だった。減収の主因はODM事業におけるAI翻訳機の前倒し出荷の反動だが、SaaS事業とaiwaブランド製品が黒字化し、収益構造は改善方向にある。自社事業のうち、コンシューマ&コンテンツ事業は旧作ゲームの販売が好調、HealthTechやFinTechなどの先行投資事業も全体では黒字化を達成した。一方、ソリューション事業はAI市場の立ち上がり遅れで減益となり、グループ全体の課題として、自社事業の収益性向上とコスト管理の徹底を掲げている。

国内・海外に広がる事業拠点

グループは日本国内に複数の開発拠点とカスタマーサポートセンターを持つ。東京本社のほか、2019年には札幌の技術センター「Neos Sapporo Developers Park」を開設した。海外では、ベトナムにソフトウェア開発子会社「NEOS VIETNAM INTERNATIONAL CO.,LTD」を2017年に設立し、オフショア開発体制を強化している。中国・深圳には「創世訊聯科技(深圳)有限公司」を置き、IT・電子機器の設計開発や製造代行を担う。IoT&デバイス事業の生産は同社が担い、グローバルなサプライチェーンを形成する。子会社アイワマーケティングジャパンはaiwaブランド製品の企画・販売を日本向けに行い、地域に応じた販売戦略をとっている。

多彩な子会社が支えるグループ体制

連結子会社は8社あり、それぞれ専門分野をカバーする。ネオス株式会社はライフデザイン事業とAI&クラウド事業の中核であり、ゲーム、知育、SaaS、Techサービスを統括する。JENESIS株式会社はIoT&デバイス事業を担い、POCKETALKなどの通訳機やタブレット端末のODMを手がける。スタジオプラスコ株式会社はデジタルコンテンツの制作。アイワマーケティングジャパンはaiwaブランドの市場開拓。WellmiraはAI健康アプリ「カロママプラス」、Retoolは人材採用ツール「HABUKU」などを提供する。関連会社としてイオンヘルステックがあり、ヘルス&ウェルネス領域の事業を協業している。持株会社テクミラホールディングスは、グループ全体の経営管理と新規事業創出を担う。

業界の中での役割はコンシューマ向けエンターテインメントと法人向けテクノロジーサービスを横断的に提供するIT企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
104億円
営業利益
1億円
営業利益率
1.0%
純利益
-1億円
2026/2 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/2
事業売上構成比利益利益率
IoT&デバイス事業53億円51.0%3億円5.7%
ライフデザイン事業26億円25.0%0億円0.0%
AI&クラウド 事業25億円24.0%2億円8.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ライフデザイン(コンシューマ・Techサービス)主力

ゲームやキッズ向け知育サービスを展開するとともに、HealthTech、FinTech、EdTech、HRTechなどのTechサービスを提供。健康管理アプリや人材マネジメントツールなども手がける。

主な製品・サービス4
ゲームコンテンツ
スマートフォン向けゲームなどのデジタルコンテンツ。
知育サービス
子供向けの教育・学習サービス。
AI健康アプリ
Wellmiraが提供するAIを活用した健康管理サービス。
HRTech・採用支援サービス
Retoolが提供する人材マネジメントや採用支援のITサービス。

02AI&クラウド主力

AIチャットサービスやクラウドアドレス帳などのSaaS、DX・AIソリューションを法人向けに提供。海外子会社で開発・運用も行う。

主な製品・サービス4
AIチャットサービス
企業向けにAIを活用したチャットボットや問い合わせ対応サービス。
クラウドアドレス帳
従業員の連絡先をクラウドで管理するサービス。
DXソリューション
企業のデジタル変革を支援するコンサルティングやシステム開発。
AIソリューション
AI技術を活用した業務効率化や分析ソリューション。

03IoT&デバイス準主力

Edge IoT製品やタブレットPCを開発・製造し、aiwaブランドで販売。アジアの子会社で設計・製造・検査を行う。

主な製品・サービス3
Edge IoT製品
モノとインターネットを融合したエッジコンピューティングデバイス。
タブレットPC
aiwaブランドのタブレット端末。
aiwaブランド製品
オーディオ機器など、aiwaブランドで展開する電子製品。

製品と技術

キャラクターゲームと知育コンテンツ

ライフデザイン事業の一角として、コンシューマ向けゲームの開発・販売を手がける。代表作は「クレヨンしんちゃん」シリーズで、Nintendo Switch向け『オラと博士の夏休み』『炭の町のシロ』などが好調に推移。2026年7月には新作『カルドセプト ビギンズ』の発売を予定する。スマートフォン向けには、サブスクリプションサービス「Crunchyroll Game Vault」を通じて過去タイトルの配信を実施。キッズ向け知育サービスとして、docomoの「dキッズ」にコンテンツを提供している。2019年にはNintendo Switch市場へ新規参入し、サンリオ・サン宝石とのコラボ『ぷるきゃらフレンズ』を発売。家庭用ゲーム機からモバイルまで、幅広いプラットフォームでキャラクターコンテンツを展開する。

AIチャットボット「OfficeBot」とSaaS群

AI&クラウド事業の主力SaaSが、チャットボット基盤「OfficeBot」である。2016年に「SMART BOT」として開発され、LINEなどの主要チャットサービスに対応。企業の問い合わせ自動化や社内業務効率化を支援する。同サービスの品質向上とマーケティング強化により、導入企業は拡大。国内AIメディア「AIsmiley」のチャットボット部門でグランプリを受賞する評価を得た。もう一つの柱はクラウドアドレス帳「SMARTアドレス帳」で、2013年に法人向け提供を開始。2025年度以降、SaaS事業は黒字化を達成し、グループの収益改善に貢献している。これらのSaaSは、自社開発と外部パートナーシップの両面で進化を続けている。

aiwaブランドとODMによるデバイス製造

IoT&デバイス事業では、aiwaブランドでタブレットPCやデジタルカメラなどの自社製品を展開する。aiwaはかつてのオーディオブランドを継承し、マーケティングジャパンが企画・販売を担当。2025年度には自社製品事業が黒字転換した。一方、子会社JENESISはODM事業を担い、ソースネクストのAI通訳機「POCKETALK」シリーズの製造や、JapanTaxi向けタクシー決済タブレット、ビットキーのスマートロックなど、多様なデバイスの設計・量産に対応。中国・深圳の生産拠点と連携し、グローバルな生産体制を構築。Edge IoTの分野でも、モノとインターネットを融合したソリューションを開発している。

ヘルスケア・フィンテック・人材Techサービス

ライフデザイン事業のTechサービスとして、複数の成長分野がある。ヘルスケアでは子会社WellmiraがAI健康アプリ「カロママプラス」を提供。食物画像解析などのAI機能を強化し、健康経営法人向け販売を推進。医療・介護向けDXプラットフォーム「KarteConnect」では複数病院への展開を図る。フィンテックでは、プリペイドカード発行プラットフォーム「Value Wallet」を2017年にリリース。店舗独自の電子マネーをカードレスで発行でき、キャッシュレス決済サービスをコーヒーショップ等に提供。HRTech分野では、子会社Retoolが人材スカウトツール「HABUKU」とマネジメントDXサービス「Retool」を提供。フリーミアム版の展開で顧客数を拡大している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

ITサービス特化、低収益で揺らぐ

テクミラホールディングスは、情報・通信業に属し、ITソリューションやシステム開発を手掛けます。売上高は2025年2月期に112億円と前期から増加しましたが、2026年2月期は104億円へと減少見込みであり、営業利益率は約1%と低収益です。同業のVRADE SolutionやCocoliveと比べても規模は小さく、収益性でも劣ります。特定の顧客や案件に依存している可能性が高く、業績が不安定です。技術面での差別化が不十分で、競争力の源泉が明確ではありません。

強み

  • ある分野の技術に特化することで、一定の専門性と顧客基盤を獲得している。
  • 小規模ながら、顧客の要望に応じて機動的にチームを組成できる。
  • IT業界は拡大基調にあり、需要を取り込める可能性がある。
  • 一定のプロジェクト実績があり、信用力はある程度確保されている。

課題

  • 営業利益率が1%未満で、事業規模に対する収益力が不十分。コスト管理が課題。
  • 売上・利益の変動が大きく、長期計画が立てにくい。案件依存度が高い。
  • IT業界は競合が多く、同社の技術的優位性が明確でないため価格競争に陥りやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がテクミラホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13967エルテス35億円
23917アイリッジ35億円5.5倍
33974SCAT35億円15.2倍
43987エコモット35億円
53622ネットイヤーグループ35億円20.0倍
63627テクミラホールディングス34億円
74014カラダノート34億円38.5倍
83710ジョルダン34億円9.3倍
93753フライトソリューションズ34億円
10476A辻・本郷ITコンサルティング34億円29.1倍
115256Fusic33億円60.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

携帯電話向けコンテンツ事業で創業した2004年

2004年4月、プライムワークス株式会社として設立され、代表取締役社長に池田昌史が就任した。同年8月には(株)セルシスと共同で、携帯電話向けコミック配信ASPサービス「コミックDC」の提供を開始。9月にはシャープ(株)から第三者割当増資を受け入れ、資本関係を強化した。2005年7月、シャープと共同開発した携帯電話きせかえサービス「カスタモ」をスタートさせ、2006年4月にはボーダフォン(現ソフトバンクモバイル)向け電子ブックビューワーのライセンスを開始する。創業期から携帯電話のコンテンツ配信技術に強みを持ち、キャリア通信事業者との協業を基盤に成長を始めた。

マザーズ上場とスマートフォン対応への転換(2008~2012年)

2008年5月、東京証券取引所マザーズに上場。上場後もスマートフォン市場の拡大に合わせて事業を進化させた。2011年9月にはスマートフォン版のキャラクターコンテンツ配信サイト「カスタモ」を展開し、同年10月にはdocomoスマートフォン向けに「アニエモ」技術のライセンスを開始。2012年1月には東京証券取引所市場第一部へ市場変更を果たし、成長性を認められた。この間、2009年には子会社スタジオプラスコを設立し、デジタルコンテンツ制作の内製化を進めた。キャリア向け技術ライセンスと自社コンテンツ配信の両軸で、携帯電話からスマートフォンへの移行期に確実に事業を広げた。

グループ統合と「ネオス」への社名変更(2012年)

2012年6月、グループの経営統合に伴い、商号をネオス株式会社に変更した。それまでのプライムワークスからネオスへの改名は、単なる社名変更ではなく、グループ全体の一体運営を強化する意味合いがあった。同年には、docomoクラウド「フォトコレクション」の開発支援や、スティック型デバイス「SmartTV dstick 01」の企画・開発・製造を手がけるなど、ハードウェア領域への進出も始めた。2013年2月にはdocomo向けデバイスを製造、同時期にLINEスタンプの配信を開始。また、2013年9月には法人向けクラウドアドレス帳「SMARTアドレス帳」をリリースし、SaaS事業の礎を築いた。携帯コンテンツからスマートデバイス・クラウドサービスへ、事業領域を拡大する転機となった。

M&Aによる事業多角化の加速(2015~2018年)

2015年5月、スマートデバイスの企画・開発・製造を行うJENESIS(旧ジェネシスホールディングス)と業務提携。翌月にはプリペイドカードサービスの(株)バリューデザインの株式を取得し、FinTech分野に参入した。2015年10月にはJENESISを持分法適用関連会社化し、2018年3月には連結子会社化してIoT&デバイス事業の基盤を確立した。2017年3月にはベトナム現地法人を設立(Neos Vietnam International)、オフショア開発体制を構築。同年11月には歩数計アプリ「RenoBody」の法人向け提供を開始し、HealthTech分野へ進出。2018年にはセールスフォース・ドットコムのコンサルティングパートナーに認定され、AI&クラウド事業の強化を図った。M&Aと新事業設立により、短期間で事業ポートフォリオを拡大した。

海外生産・品質を強化したデバイス事業(2018~2019年)

JENESIS子会社化後、IoT&デバイス事業は急速に拡大した。2018年9月にはソースネクストのAI通訳機「POCKETALK W」の製造を受託、2019年12月には後継機「POCKETALK S」の製造も担い、通訳機市場での存在感を高めた。2019年9月には中国・深圳法人の増資と現地工場の移転拡張を実施し、生産体制を強化。また、JENESISはJapanTaxi向けタクシー決済機能付きタブレットの共同開発・製造、ビットキーのスマートロック「bitlockLITE」の試作設計から量産までを手がけるなど、多様なデバイス製造に対応した。国内では2019年7月に札幌開発拠点「Neos Sapporo Developers Park」を開設、2019年12月には宮崎のカスタマーサポートセンターを拡張移転し、品質管理体制も整えた。

年表40件を開く

2000年代

  • 2004年4月創業プライムワークス(株)設立。代表取締役社長に池田昌史就任
  • 2004年8月(株)セルシスと共同で携帯コミック配信ASPサービス「コミックDC」へサービス提供を開始
  • 2004年9月シャープ(株)に対する第三者割当増資を実施
  • 2005年7月シャープ(株)と共同で携帯電話きせかえサービス『カスタモ』を開始
  • 2006年4月ボーダフォン(現ソフトバンクモバイル(株))向け携帯電話用電子ブックビューワーのライセンスを開始
  • 2008年5月上場東京証券取引所マザーズへ上場
  • 2009年9月子会社スタジオプラスコ(株)を設立

2010年代

  • 2011年9月スマートフォン版キャラクターコンテンツ配信サイト『カスタモ』のサービスを展開
  • 2011年10月docomoスマートフォン向けに「アニエモ」技術のライセンスを開始
  • 2012年1月東京証券取引所 市場第一部へ市場変更
  • 2012年6月M&Aグループ統合によりネオス(株)に商号変更
  • 2012年9月docomoの写真・動画ストレージサービス ドコモクラウド「フォトコレクション」の開発を支援
  • 2012年10月テクノロジー企業成長率ランキング 第10回「日本テクノロジーFast50」を6年連続受賞。
  • 2013年2月docomoが発売するスティック型デバイス『SmartTV dstick 01』を企画・開発、製造
  • 2013年3月無料通話・無料メールスマートフォンアプリ「LINE(ライン)」でスタンプの配信を開始
  • 2013年9月特化したクラウドアドレス帳サービスを新たに開発。法人向け『SMART アドレス帳』を提供開始
  • 2013年10月docomoのスマホ向け新サービス『dキッズ』のスタートに合わせてコンテンツ提供を開始
  • 2014年5月歩数計アプリ『RenoBody』を提供開始
  • 2015年5月スマートデバイスの企画・開発・製造を行うJENESIS(株)(旧:(株)ジェネシスホールディングス)と業務提携契約を締結
  • 2015年6月プリペイドカードサービスの国内最大手(株)バリューデザインの株式を取得するとともに、業務提携契約を締結
  • 2015年10月M&AJENESIS(株)の株式取得により持分法適用関連会社化
  • 2016年12月LINEなどの主要チャットサービスに対応したチャットボット基盤『SMART BOT』(現:『OfficeBot』)を開発
  • 2017年1月店舗独自の電子マネーをカードレスで発行できる『Value Wallet』を提供開始
  • 2017年3月『クレヨンしんちゃん お手伝い大作戦』を開発 ドコモの知育サービスに提供開始
  • 2017年3月創業ベトナム現地法人「Neos Vietnam International Co.,Ltd」を設立
  • 2017年11月歩数計アプリ『RenoBody』を法人向けソリューションとして提供を開始
  • 2018年3月M&AJENESIS(株)を連結子会社化
  • 2018年7月(株)セールスフォース・ドットコムのコンサルティングパートナーとして認定
  • 2018年9月JENESIS(株)が製造を受託した、ソースネクスト(株)の次世代通訳機「POCKETALK®W」が発売
  • 2018年9月全国展開のコーヒーショップ「上島珈琲店」アプリでキャッシュレス決済サービスを提供開始
  • 2018年11月JENESIS(株)がJapanTaxi(株)のタクシー業界初「決済機能付きタブレット」を共同開発・製造
  • 2019年4月デジタル教材プラットフォームへ教育コンテンツの提供を開始、教育のICT化を支援するEdTech事業への取り組みを本格化
  • 2019年4月「Neos Vietnam International Co.,Ltd」の資本を増強し、オフショア開発体制を拡大
  • 2019年4月JENESIS(株)が、(株)ビットキーのスマートロック「bitlockLITE」の試作設計から量産まで対応
  • 2019年7月NintendoSwitch市場へ参入、サンリオ・サン宝石とのコラボによるキッズ向けタイトル『ぷるきゃらフレンズ』を発売
  • 2019年7月M&A札幌の開発拠点を統合・拡張し、新たな技術センター「Neos Sapporo Developers Park」を開設
  • 2019年9月JENESIS(株)が中国・深圳法人の増資を実施。同年3月の現地工場の移転拡張に続き生産体制を強化
  • 2019年10月サイボウズ(株)のオフィシャルSIパートナーとして認定、kintoneソリューションの提供を開始
  • 2019年12月JENESIS(株)が製造を受託した、ソースネクスト(株)のAI通訳機の新モデル「POCKETALK® S」が発売
  • 2019年12月JENESIS(株)、宮崎のカスタマーサポートセンターを拡張移転し顧客対応および保守体制を強化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/2期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ポートフォリオ経営の推進

    ライフデザイン、AI&クラウド、IoT&デバイスの3事業を相互補完・シナジー創出するポートフォリオ経営を推進し、不確実な環境下でも企業価値を向上させる。

  2. 02

    自社事業の拡大と収益性向上

    ゲーム・知育アプリ、SaaS、BtoBサービス、aiwaブランド製品など自社プロダクト&サービスの拡大に注力。開発体制強化やコスト管理徹底、ポートフォリオ最適化により収益性を高める。

  3. 03

    競争力の高いソリューション事業へのシフト

    ソフトウェア開発受託から、自社サービスを活かしたTechソリューション、AI・クラウド知見を組み込んだDXソリューション、デバイス連携のIoTソリューションへ重点シフトし、収益力を強化する。

  4. 04

    柔軟で優位性のあるIoT&デバイス事業の構築

    グローバルな開発・製造体制を推進し、外部委託と自社生産のハイブリッドモデルでコスト競争力と技術優位性を両立。地政学リスクや為替変動に強いサプライチェーンを構築する。

  5. 05

    グローバル化の推進

    ベトナムやインドなど海外拠点・パートナーとの連携を強化。アジア地域での事業拡大に加え、欧米市場への展開も進め、グローバルな経営体制を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で501人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は535万円で、9期前と比べて3.2%平均年齢は39.8歳、平均勤続年数は7.3年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年2月250
2018年2月248
2019年2月242
2020年2月55340.96.6442
2021年2月60741.56.2460
2022年2月70044.07.6456
2023年2月60639.25.9467
2024年2月59139.45.9522
2025年2月59138.06.354618
2026年2月53539.87.350120

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 7 / 海外 1、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位5)
本社 — 東京都 千代田区1,173百万円
中華人民共和国広東省 深圳市94百万円
IoT&デバイス
宮崎CS センター — 宮崎県 宮崎市32百万円
IoT&デバイス
札幌 オフィス — 北海道 札幌市19百万円
ライフデザイン AI&クラウド
本社 — 東京都 千代田区5百万円
IoT&デバイス
主な関係会社
  • 国内
    ネオス株式会社(注)2、4
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    JENESIS株式会社(注)5、6
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    スタジオプラスコ 株式会社(注)7
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NEOS VIETNAM INTERNATIONAL CO.,LTD
    ベトナム社会主義 共和国ハノイ市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    創世訊聯科技(深圳)有限公司(注)3
    中華人民共和国 広東省深圳市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    アイワマーケティング ジャパン株式会社(注)3、8
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社Wellmira (注)9
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権70.7%
  • 国内
    株式会社Retool
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権66.6%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年2月期の売上高は104億円営業利益1億円前期と比べると減収増益で、売上が-7.1%、利益が+0.0%。

売上高
-7.1%
104億円
営業利益
+0.0%
1億円
純利益
-1億円
営業利益率
1.0%
前期比 +0.1%pt

会社が出している今期の予想2027年2月期

項目会社予想前期実績
売上高110億円104億円
営業利益1億円
純利益2億円-1億円
1株あたり配当¥5¥5

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は25億円、営業利益は−1億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は−10.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q18−1−5.6−1
2024年2Q2314.31
2024年3Q21−2−9.50
2024年4Q251
2025年1Q2800.00
2025年2Q2800.0−1
2025年4Q5611.80
2026年2Q49−2−4.1−2
2026年4Q5535.51
2027年1Q25−1−4.0−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年2月期からの14期で、売上は66億円から104億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は1.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年2月664−1
2014年2月7321
JENESIS(株)の株式取得により持分法適用関連会社化
2015年2月53−4−10
2016年2月5610
ベトナム現地法人「Neos Vietnam International Co.,Ltd」を設立
2017年2月53−3−4
JENESIS(株)を連結子会社化
2018年2月49−4−6
札幌の開発拠点を統合・拡張し、新たな技術センター「Neos Sapporo Developers Park」を開設
2019年2月8954
2020年2月10896
2021年2月8523
2022年2月9644
2023年2月8743
2024年2月8711
2025年2月112110.9−1
2026年2月104111.0−1

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年2月期

売上高104億円のうち、営業利益として残るのは1億円1.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-1.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金63.5%66億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金35.6%37億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益1.0%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
36.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比7.4pt
1.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比7.6pt
-1.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比14.1pt
-1.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-0.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年2月期は営業CFが4億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は29億円で、売上の3.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年2月3−50−210
2014年2月9−45521
2015年2月−2−87−1018
2016年2月1−51−415
2017年2月3−61−313
2018年2月2−15119
2019年2月−864−222
2020年2月16−691045
2021年2月−4−18−2−2221
2022年2月810111850
2023年2月−7−6−8−1330
2024年2月1−138−1227
2025年2月14−121230
2026年2月4−62−229

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年2月期の総資産は106億円。このうち返さなくてよい自己資本が60億円で、自己資本比率は56.9%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年2月3730779.5
2014年2月46361077.2
2015年2月41271464.8
2016年2月44271761.5
2017年2月42251759.2
2018年2月39211853.2
2019年2月51341766.3
2020年2月85493657.5
2021年2月69521775.6
2022年2月88563263.2
2023年2月80562469.1
2024年2月101633862.0
2025年2月106614457.3
2026年2月106604656.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年2月期の内訳
現金及び預金
29億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
13億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
3億円
在庫として抱えている分
負債合計
46億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
70
/ 100
安定性自己資本比率38 / 40
収益力営業利益率2 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中345位あたり、逆に低いのはROE605社中565位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-1.0%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
1.0%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
56.9%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-7.1%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.9%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥265で、1年前と比べて-10.7%過去52週の値幅のなかでは24%の位置にある。

¥265-0.7%1ヶ月-1.5%1年-10.7%時価総額34億円
過去52週の値幅
安値¥243高値¥335

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)20.8倍
PBR0.53倍
配当利回り1.89%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は25日線(273.6円)を-1.3%下回り、75日線(280.9円)や200日線(273.5円)にも頭を抑えられている。52週高値335円から-19.4%、安値243円からは+11.1%と下落基調。直近1カ月で-4.6%下落、7/16は前日比-0.74%と軟調。RSIは55.8と中立。出来高は6/16に1,384,800株の急増があったが、その後減少し低調。週足は下降トレンド継続。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PBR 0.54倍は業界平均3.51倍を大幅に下回り解散価値以下。PERは実績がマイナスで算出不能だが、予想PER 21.2倍は業界平均30.2倍を下回る。ROEは-1%と赤字だが、無配ながら配当性向60.5%は過去の利益からの設定と思われ、財務悪化リスクに注意。割安だが業績不振で割安のわなの可能性もある。

指標この会社業種平均
PER (予想)20.8倍
PBR0.53倍2.96倍
ROE-1.0%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

同社は売上高が拡大する一方で、収益性が低迷し赤字に転落した。強気派は、公共・金融分野の需要堅調やサブスクモデルの拡大に期待し、今後の収益改善を見込む。弱気派は、営業利益率の低さや人材不足によるコスト上昇を懸念し、回復の遅れを指摘する。PERが算出できないほど業績が不安定な中、バリュエーションの妥当性が争点。

プラスに働く材料7
  • 売上成長が継続

    2025/2期売上112億円と前期比29%増、拡大基調。

  • サブスク収入の積み上げ

    ストック型収益が安定基盤となりつつある。

  • PBR0.54倍の割安感

    株価純資産倍率が1倍を下回り、資産価値に比べ割安。

  • 営業利益1億円維持、黒字基盤継続2026年2月期影響

    営業利益1億円(前期比横ばい)、赤字回避、収益構造自体は脆弱

  • 自己資本比率向上によるPBR1倍超回復不定影響

    PBR0.54倍、純資産62億円、株価上昇余地は大きい

  • M&Aターゲットとしてのバリュエーション魅力不定影響

    時価総額34億円、低PBRで買収対象になり得る

  • 株主還元策導入の可能性次回株主総会影響

    配当性向ゼロ、無配継続、株主還元期待から需給改善

マイナスに働く材料7
  • 低収益性が継続

    営業利益率1%未満で、採算改善の兆しが見えない。

  • 赤字転落リスク

    2025/2期は最終赤字、翌期も赤字予想で業績悪化懸念。

  • 人材依存ビジネス

    SIerとしてエンジニア採用難や単価上昇が利益を圧迫。

  • 2026年2月期減収、売上高104億円2026年2月期影響

    売上高112→104億円(▲7%)、営業利益1億円に影響

  • 純損失継続、自己資本毀損リスク継続影響

    2025年2月期純損失1億円、2026年も▲1億円、資本減少

  • 競争激化による受注減少懸念不定影響

    小型システム会社、価格競争で売上減少の可能性

  • 流動性低く、株価変動リスク継続影響

    時価総額34億円、出来高少なく大口売買で急落

次の決算で確かめる点
営業利益率
収益構造改善の成否を測る最重要指標。
サブスク比率
ストック収入の拡大で安定性が増すため。
受注高
今後の売上先行指標となり、需要動向を反映。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり5で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは1.89%。

年間配当
¥5
1株あたり
配当利回り
1.89%
いまの株価に対して
配当性向
60.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年2月2
2019年2月4133.312.3
2020年2月3−14.3192.8
2021年2月2−33.318.6
2022年2月10400.060.5
2023年2月5−50.025.3
2024年2月50.025.4
2025年2月50.0
2026年2月50.060.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥5

株主

有価証券報告書より

2026年2月期末の株主数は延べ6,359人。区分でいちばん多いのは個人・その他84.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が10.4%を占め、残る89.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年2月%2022年2月%2023年2月%2024年2月%2025年2月%2026年2月%
個人・その他67.270.276.275.282.984.8
事業法人16.113.95.96.14.75.6
自己株式0.01.75.35.35.25.1
金融機関12.010.313.110.94.94.8
証券会社4.03.32.74.14.32.4
外国法人0.62.12.03.42.61.9
外国人個人0.10.10.10.30.60.5

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01池田 昌史14.76
02太陽生命保険株式会社4.48
03水元 公仁2.85
04藤岡 淳一2.85
05シャープ株式会社2.83
06TNBI一号投資事業有限責任組合2.01
07井川 等1.76
08MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)1.07
09楽天証券株式会社共有口0.99
10マケナフィールズ株式会社0.98

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+54%、1株純資産は14期で+32%。直近期のROEは-1.0%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年2月−11379−2.936.4
2014年2月84271.9129.439.0
2015年2月−116312−31.7
2016年2月33151.1126.9102.0
2017年2月−42289−13.8
2018年2月−72217−28.5
2019年2月4431916.119.612.3
2020年2月5042513.810.7192.8
2021年2月274416.323.318.6
2022年2月304666.614.160.5
2023年2月224754.715.025.3
2024年2月65311.374.525.4
2025年2月−12507−2.3
2026年2月−5500−1.060.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/2期の役員報酬は総額88百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
池田昌史取締役社長(代表取締役)661,877,800
藤岡淳一取締役49362,100
藤代哲取締役58
黒尾哲雄取締役(監査等委員)6623,500
今野敏博取締役(監査等委員)69
照沼景子取締役(監査等委員)47
中根秀樹61

役員報酬の内訳2026/2

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円ストックオプション百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)363516923
社外取締役310103
取締役(社内)1999

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/2期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,335字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、テクミラホールディングス株式会社(当社)及び連結子会社8社、関係会社1社で構成されており、ゲームの開発・販売やキッズ向け知育サービスなどのコンシューマ向けビジネスの展開と、HealthTech、FinTech、EdTech、HRTech等のTechサービスを提供する「ライフデザイン事業」、AIチャットサービス及びクラウドアドレス帳サービスなどのSaaSや、DXソリューション及びAIソリューションを提供する「AI&クラウド事業」、モノとインターネットを融合した価値を提供するEdge IoTや、タブレットPC等のデバイスをaiwaブランドのProductとして展開する「IoT&デバイス事業」を推進しております。 また、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 〔当社及び連結子会社並びに関連会社〕 会社名   地域   分野   主な事業内容 テクミラホールディングス株式会社(当社)   国内   ―   グループ経営管理、及び新規事業創出等 ネオス株式会社(連結子会社)   国内   ライフデザイン事業   ゲームの開発・販売やキッズ向け知育サービス等のコンシューマ向けビジネスの展開及びHealthTech、FinTech、EdTech、HRTech等のTechサービスの提供 国内   AI&クラウド事業   AIチャットサービス及びクラウドアドレス帳サービスなどのSaaSや、DXソリューション及びAIソリューションの提供 JENESIS株式会社(連結子会社)   国内   IoT&デバイス事業   Edge IoTやタブレットPC等のICT製品等の開発、製造及びカスタマーサポート業務受託 スタジオプラスコ株式会社(連結子会社)   国内   ライフデザイン事業   デジタルコンテンツの制作・企画 NEOS VIETNAMINTERNATIONAL CO.,LTD(連結子会社)   国外   AI&クラウド事業   ソフトウェア及びシステムの開発・運用等、ITサービス全般 創世訊聯科技(深圳)有限公司(連結子会社)   国外   IoT&デバイス事業   IT・電子機器の設計開発、製造及び検査代行サービス アイワマーケティングジャパン株式会社(連結子会社)   国内   IoT&デバイス事業   aiwa製品の企画・販売 株式会社Wellmira(連結子会社)   国内   ライフデザイン事業   AI健康アプリ等での健康管理サービス事業及びメディア事業 株式会社Retool(連結子会社)   国内   ライフデザイン事業   人材マネジメント/採用支援向けITサービス事業及びコンサルティングサービス事業 イオンヘルステック株式会社(関連会社)   国内   ライフデザイン事業   ヘルス&ウエルネス領域において提供される健康サービスの管理及び運営事業 [事業系統図] 当社グループの事業系統図は以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題6,000字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社グループは、「ライフデザイン事業」、「AI&クラウド事業」、「IoT&デバイス事業」の3つの事業を展開しております。ゲームの開発・販売やキッズ向け知育サービスなどコンシューマ向けビジネスの展開と、HealthTech、FinTech、EdTech、HRTech等のTechサービスを提供する「ライフデザイン事業」、AIチャットサービス“OfficeBot”やクラウドアドレス帳サービス“SMARTアドレス帳”などのSaaSサービスや、DXソリューション及びAIソリューションを提供していく「AI&クラウド事業」、モノとインターネットを融合した価値を提供するEdge IoTや、タブレットPC等のデバイスをaiwaブランドのProductとして展開する「IoT&デバイス事業」の3つの事業において、TechnologyとCreativeの融合によりmiracle(驚き)を与えるサービス、プロダクト、ソリューションを提供することを通じて、豊かで新しい未来を創造していくことを標榜してまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、中長期的な事業規模拡大と利益の増大、および効率的な株主資本の運用による継続的な企業価値向上を目指しております。このような観点から、当社グループの重視する経営指標は、調整後EBITDA(営業利益と減価償却費(のれんに係る償却費などを含む)及び為替差損益の合計額)、経常利益、純利益、及び自己資本利益率(ROE)と考えており、これらの目標を設定し、その達成に向けて取り組んでまいります。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社を取り巻く事業環境は、生成AIの急速な進化やAIエージェントの登場など画期的な技術革新が起きる中、さらなるDX化の進展に伴うICT市場の拡大が予想される一方、地政学リスクの高まり、政治情勢や金融市場、為替相場の変動等の不確実性に加えて、地球温暖化による災害の多発、慢性的なIT人材不足等もあり、先行き不透明な状況が続くものと思われます。このような環境下、当社グループは、「ライフデザイン事業」、「AI&クラウド事業」、「IoT&デバイス事業」という3つの事業分野を保有しているという多様性を活かし、それぞれが補完し合い、かつシナジーを生み出すポートフォリオ経営を推進することで、現代の不確実性に満ちた時代においても継続的に企業価値を向上させてまいります。また、DX化の進展による市場ニーズの拡大を確実に捉えるため、各事業において、ハードウェア、ソフトウェア、コンテンツという競争優位性を活かしたソリューションの展開を着実に進める一方、自社事業への投資を積極的に推進することで、さらなる成長を実現してまいります。 (4) 会社の優先的に対処すべき課題 ① グループ経営の強化 当社グループが属する情報通信市場は、生成AIの急速な進化やAIエージェントの登場など画期的な技術革新が起きており、さらにDX化が加速して進展していくことが予想されます。こうした市場のなかで、当社グループが魅力的なプロダクト、サービスやソリューションを提供し、継続的な競争優位性を維持していくためには、グループ各社及び各事業セグメントが有する技術力やノウハウ、顧客基盤を有機的に結合するとともに、業務提携やM&A等の外部施策の展開、新規事業開拓への積極的なチャレンジ等が極めて重要であると認識しております。これらに対処するため、持株会社テクミラホールディングス株式会社による資本政策の充実、新規事業やパートナー開発の推進、事業セグメント間の柔軟な連携やシナジーの発揮、また生成AI活用ノウハウの共有等を推進し、さらなる競争力強化と事業拡大に取り組んでまいります。 ② 自社事業の拡大 当社グループの中長期的な企業価値向上のためには、自社の強みを活かしたプロダクト&サービス事業の一層の拡大と収益性向上が不可欠です。現在、当社グループでは、ゲームソフトやキッズアプリなどのキャラクターコンテンツを活用したコンシューマ事業、AIチャットサービスやクラウドアドレス帳サービスといったAI&クラウド分野のSaaSサービス、さらにヘルスケアやプリペイド決済、人材採用自動化ツール等のBtoBサービスを展開、また、IoT&デバイス分野ではaiwaブランドによる自社製品事業にも注力し、タブレットPCやデジタルカメラなど新たな製品領域の拡大も進めています。一方で、これらの自社事業においては、新サービスの開発遅延に伴うコスト増、継続的な製品強化やマーケティングのための先行投資による収益改善の遅れ等の課題が発生しております。今後は、これらの課題を踏まえ、サービス開発体制の強化やコスト管理の徹底、事業ポートフォリオの最適化、市場調査や顧客ニーズの把握による製品開発力の強化等を通じて、自社事業の収益性向上と持続的な成長を実現し、安定的な収益基盤の構築を目指してまいります。 ③ 競争力の高いソリューション事業の推進 ソフトウェア開発の領域においては、近年、様々なSaaSサービスの登場やノーコード、ローコード化の進行、企業自身によるアジャイル開発指向の増加によるアウトソーシング需要の変化などの構造的な変革が進んでいます。さらに昨今では、生成AI技術の進展がこの領域に大きな影響を与えており、これまで当社の主軸であったスクラッチ型のソフトウェア開発という市場は縮小傾向にあります。こうした変化を見越して当社グループでは、ソリューションの事業について次の3つの方向を指向していく方針です。一つは、自社サービスの展開により、ノウハウの蓄積されたヘルスケア、決済、教育などのTechサービス分野でのソリューションへの重点シフトです。二つ目は、これまでAIチャットサービスやクラウドアドレス帳などSaas事業を展開してきた強みを活かし、そこで培ったAIやクラウドへの知見を組み込んだソリューション開発への注力です。三つ目は、IoT&デバイス事業を展開している優位性を活かして、デバイスと同期したプラットフォームやIoTのアプリケーション開発を展開していくという分野です。当社グループは、コンテンツ、ソフトウェア、ハードウェアという3分野にわたる技術やノウハウをクロスさせ、事業セグメント間の連携によるシナジー効果を発揮していくことで、当社ならではのトータルソリューションを提供し、収益力の強化に取り組んでまいります。 ④ 柔軟かつ優位性のあるIoT&デバイス事業の推進 IoT&デバイス事業の領域においては、世界的な潮流を踏まえた技術開発や、コスト競争力の優位性確保、また昨今の地政学的リスクや各国の関税政策、為替変動等の影響に対するリスクヘッジに加え、安定したサプライチェーンの構築が不可欠であると考えております。そのためには、企画、設計段階からのグローバルな開発、製造体制の構築を推進し、その柔軟性も確保していく必要があります。当社グループのJENESIS株式会社では、設計開発、製造子会社の創世訊聯科技(深圳)有限公司を有しておりますが、さらにIoT領域に特化した開発製造企業を目指すために新たな開発拠点として中国・湖南省に分公司を設立いたしました。また、ベトナムへの製造委託、インドにおける共同開発等、多国間での生産開発分業体制を施行しており、今後も環境変動や経済政策の変化に柔軟に対応できるレジリエントなサプライチェーンモデルへの移行を進めていく方針です。また、コモディティ製品や大量生産が求められる製品については、コスト競争力や生産効率を最大化するため外部委託を活用し、DXや産業用途などの高付加価値案件や、セキュリティ性の高いIoT製品については、自社深圳工場で設計・製造を行うことで、品質や独自性、技術的優位性を確保する方針です。このようなハイブリッドな体制を維持・発展させていくためには、外部委託先に対する品質・工程管理や複数拠点にまたがる生産管理体制が不可欠です。IoT&デバイス事業全体として柔軟性と競争優位性を維持するため、外部委託と自社開発のバランスを適切に保ち、各市場や製品特性に応じた最適な開発・生産体制を構築・運営してまいります。 ⑤ グローバル化の推進 ソリューションビジネスにおける熾烈な競争環境で競争優位性を維持しつつ、自社事業の成長拡大を図るためには、グローバルな視点にたった経営体制の構築が不可欠であると考えております。当社グループは、ソフトウェア開発ではベトナムのハノイにNEOS VIETNAM INTERNATIONAL CO.,LTDを有しており、既に深圳とハノイで連携したIoTソリューションの提供に取り組んでいますが、ベトナムでの生産やインドでの共同開発などさらなるグローバル化推進の中で地域間を連携した新たな取り組みも検討してまいります。また、ゲームソフトなどのコンシューマ事業におきましても、既に韓国、台湾、香港、中国、東南アジアを中心としたアジア地域では、各国のディストリビュータと提携したマーケティングやパッケージ流通を積極的に展開しています。また、市場規模の大きい欧米地域についても現地パートナーとの提携を進めるなど着々と事業展開を進めております。今後も、アジア地域での事業拡大と、各国地域ごとのニーズの把握や事業パートナーの発掘、マーケティング体制の充実、法規制、文化・商習慣の違いの把握等に加え、海外コミュニケーション能力の高い人材の育成や獲得を推進してまいります。 ⑥ プロジェクトマネジメントの強化 当社グループの成長に伴い、長期にわたるソフトウェア開発受託プロジェクトや、大規模なハードウェア製造受託プロジェクト、また大型のゲームソフト開発などが増えていく傾向にあります。これらの大型プロジェクトについては、より高度なプロジェクト管理が要求されるため、マネジメント力をさらに強化していくことが必須と捉えております。具体的には、(1)受注時、企画時における見積り精度の向上、(2)きめ細かな開発、製造要員計画の立案、(3)品質管理体制の拡充、(4)仕様決定プロセスにおける顧客確認、外注先確認の徹底、(5)顧客、外注先との緊密なコミュニケーション、(6)グループ会社間、部門間をまたいだプロジェクト管理体制の構築などが重要と考えており、具体的には、社内ルールとしての「プロジェクトマネジメントガイドライン」や「行動原則」を整備しており、これらのグループ全体への定着活動を推進してまいります。 ⑦ 有能な人材の確保及び育成 各事業の競争力強化を推進していくにあたっては、それぞれの事業に必要な人材を確保、育成していくことが重要であると考えております。当社は、HRTech事業、人材採用事業を展開する株式会社Retoolを子会社化しておりますが、同社の子会社化は業績面での寄与はもとより、有能な人材の確保に向けた取り組み強化という観点からも重要な役割を果たしています。同社を最大限活用することに加え、さらに多面的な採用活動を進めてまいります。また、職場環境の整備、モチベーション向上のための表彰制度の実施、教育、育成制度の充実などに対しても、積極的かつ継続的に取り組んでまいります。 ⑧ セキュリティ体制の強化 当社グループの事業領域の拡大、業容の多角化に伴い、業務に関連した個人情報や、顧客の機密情報を取り扱うケースが増えております。そのため、当社グループのソリューション事業におきましては、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格である「ISO/IEC27001:2013/JISQ27001:2014」に基づくISMS認証を取得しております。また、設計、開発、製造、運用、保守の各段階におけるセキュリティ標準遵守の徹底や、グループ全体にわたるセキュリティ教育、啓蒙のさらなる推進、ソフトウェア、デバイス、社内ネットワークのモニタリング体制の拡充などを進めておりますが、情報セキュリティの確保は、企業の社会的責任であることをグループ各社が改めて再認識し、継続的にその取り組みを強化してまいります。 ⑨ ESG経営への取り組み 当社グループは、IoT&デバイス事業、AI&クラウド事業を通じたデジタル社会の産業基盤構築への貢献、ライフデザイン事業を通じた健康増進への取り組みや、知育アプリ、教育コンテンツプロデュースを始めとするEdTechサービスの提供等、あらゆる事業活動を通じてサステナブルな社会の実現に向けた課題解決に貢献してまいります。また、当社グループが、持続的に企業価値を成長させていくためには、ESGの課題に対して、より積極的、能動的に対応していく必要があると考えています。環境問題に関する取り組みとしては、電子契約の導入、ペーパーレス会議等によるコピー用紙使用量の削減に取り組むほか、リモートワーク制度、フリーアドレスの導入等によるオフィス面積縮小等に伴う電力使用量の削減などを推進しております。また、深圳における製造体制では、環境マネジメントシステムの国際規格「ISO 14001」認証を取得し、環境負荷の削減や、資源の効率的な活用に注力しています。引き続きこうした環境配慮型の事業推進体制を構築してまいります。社会に関する取り組みとしては、引き続き社会問題解決に寄与するソリューション、サービス、製品開発を推進するほか、かねてから注力しておりますワークライフバランス、ダイバーシティ、健康経営等への取り組みをより一層推進してまいります。 ガバナンスに関する取り組みとしては、持続的成長を可能とする企業体質の確立に向けて、海外の拠点、子会社を含むグループ全体のコーポレートガバナンスの強化、並びに内部管理体制の強化が重要な課題であると認識しております。グループ経営体制としては、権限移譲によりグループ各社の経営自由度を高める一方、グループ経営に関わる重要事項については、テクミラホールディングス株式会社の取締役会承認とするなど、より高度な体制を構築しているほか、指名報酬委員会、独立社外取締役会の設置、コーポレートガバナンス基本方針の制定、開示等を行っており、引き続き体制強化への取り組みを推進してまいります。
事業等のリスク4,592字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下において、投資家に対する積極的な情報開示の観点から、当社グループの事業展開その他に関してリスク要因と考えられる主な事項を記載しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避および発生した場合の対応に努める方針ですが、本株式に関する投資判断は、以下の事項および本項記載以外の諸事情を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 また、以下の記載事項は当社グループの事業または本株式への投資に関するリスクを全て網羅するものではありませんのでご注意ください。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものです。 ① 市場動向について 当社グループが属する情報通信市場においては、日進月歩の技術革新や新しいビジネスモデルの出現、グローバル化の進展等、日々変革の流れのなかにあり、市場環境は常に変化しております。当社グループでは、こういった市場動向を捉え常に最適解を模索しながら経営を行っておりますが、当社グループの属する市場は、現状、法令や規制による参入障壁が低く、また、技術革新が急速であることから、競合他社の参入の可能性や技術の均衡化によるさらなる競争激化の可能性があります。当社グループは、常に新しい技術の開発、習得に万全の体制を敷いておりますが、意表をつく技術の進歩、また、新たなプラットフォームの出現、予想を超える優れた企画・制作・開発力を持つ新規企業の参入、グローバル化の進展に伴う海外ベンダーとの競争激化などにより、当社グループの競争力や優位性を保つことが困難になった場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 新規事業開発について 当社グループが属する市場においては、常に技術やサービスの新陳代謝が起こることを前提として企業運営をしていくことが重要となります。特に現在は、生成AIの画期的な技術革新やAIエージェントの登場など、ドラスティックな変化が進行している最中にあります。当社グループにおいても、これに対応して新しい技術開発やサービス開発、あるいは新規事業の参入に積極的に取り組んでおりますが、市場の状況変化や競争の熾烈化、開発の遅延、協業パートナーの状況等により、事業計画の変更や事業を中止する場合があり、これらが発生した場合、多大な費用の計上や投資額の減損処理をせざるを得ないことが想定され、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 事業提携先への出資について 当社グループが属する市場において、技術革新や世の中の動きに対応してスピーディーに事業展開を進めていくためには事業提携が欠かせません。事業提携にあたっては、提携先の経営状況を把握し、より緊密かつ有用な提携関係を保つことを目的として政策出資を行ったり、M&Aを実施する場合があります。この場合、当該企業の経営状況の悪化や株式価値の下落等が発生した場合、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 大手取引先について 大手取引先とは、今後も安定的に取引を継続することが可能であると考えておりますが、すべての取引先と永続的な取引が確約されているわけではなく、将来において取引が減少または中断することになれば、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 人材リスクについて 事業運営にあたり、専門スキルを持った人材を十分に確保、育成していくことが大きな課題であります。当社グループでは、従前から優秀な人材の確保や人材の流出防止に向けて、モチベーション向上やインセンティブ等の施策を打ち、より魅力的な会社となるべく注力しております。また、2024年12月にはHRTech事業、人材採用事業を行う㈱Retoolを子会社化し、有能な人材の確保に向けた取り組みの強化を図っていますが、市場や環境の変化により必要な人材の確保ができない場合や、必要な人材の流出が生じた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 製品および部材調達について IoT&デバイス事業においては、外部の供給業者から多くの製品、部材を調達しております。多国間にわたる生産開発分業体制においては、外部委託先に対する徹底した工程管理や、ある程度の部材の確保等リスクヘッジはしておりますが、供給業者の経営状況や生産状況の悪化や、世界的なサプライチェーンの不安定化等により製品・部材の調達に支障をきたした場合、販売が困難となり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、部材の価格が需給の逼迫や市況の変動等によって急激に高騰し、それが長期化した場合は利益を減少させる可能性があります。 ⑦ 製品の欠陥等、製造物責任について IoT&デバイス事業の運営にあたっては、デバイス固有の製造管理業務が発生するため、それらに対する体制の構築を行い、厳密な品質管理に努めるとともに、製造物責任法に基づく損害賠償請求に対しては、一定額の損害賠償保険に加入する等リスク回避策を講じております。しかし、予期せぬ事態等により、大規模な製品回収、補償額を超える損害賠償の発生、訴訟の提起等が生じた場合、当社グループのイメージ、ブランド、評判の低下、顧客流出、保険金を上回る費用の発生等を惹起し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 情報セキュリティ及び個人情報保護に関するリスクについて 当社グループでは、コンピュータウイルスや外部からの不正アクセスに対し、専門の情報セキュリティ部門を中心に対策を講じています。また業務に関連して個人情報を保有することがありますが、保有する個人情報についてはデータを有するサーバーへのアクセス制限を設けるなどの管理を実施し、情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格である「ISO/IEC27001:2013/JISQ27001:2014」に基づくISMS認証の取得や、一般財団法人日本情報経済社会推進協会のプライバシーマークの認定を受けるなど、情報管理体制の整備強化に努めております。また、個人情報の漏洩により発生する諸費用や損害賠償請求については、情報取扱事業者保険に加入する等リスク回避策を講じております。しかし、運用に不備が発生するリスクや外部からの不正アクセス、ハッキングによる情報の漏洩に関するリスクは完全には排除できないことから、個人情報が流出するような事態が発生した場合、当社グループのイメージ、ブランド、評判の低下、顧客流出、保険金を上回る費用の発生等により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 知的財産権に関するリスクについて 当社グループが仮に新製品の開発に成功し、特許申請を行ったとしても、それが知的財産権として保護される保証はありません。また、独自の技術ノウハウが知的財産権による完全な保護が不可能、または限定的にしか保護されない可能性があります。そのため、他社が当社グループの知的財産権を使用した場合も効果的に防止できない可能性があります。他社の知的財産権侵害を排除すべく法務部門を設置し、顧問弁護士との連携等、対策を講じておりますが、当社グループが今後使用する技術は、将来的に他社の知的財産権を侵害しているとされる可能性があります。また、当社グループが使用許諾の権利を受けている版権やソフトウェアの権利保有元とは良好な信頼関係を維持していますが、契約期間終了後に契約が更新されない可能性があります。これらの事象が生じた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑩ システム障害について 当社グループが遂行している事業は、インターネット網を介したコンピュータネットワークに依存しているため、システム障害等に対しても24時間監視体制を実施しております。また、電源やネットワークの二重化など、ディザスタリカバリ(災害復旧)対策を講じておりますが、自然災害や事故などの不測の事態により、電力供給量等の低下など、社会インフラの使用制限等が想定以上に実施された場合、当社グループのコンピュータシステムの機能低下や故障等を招くことで、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑪ 新株予約権による希薄化効果について 当社は、当社グループの役員及び従業員に対するインセンティブを目的として、新株予約権を付与しております。また、資金調達を目的として第三者に対し新株、新株予約権等を発行することがあります。これらが実施された場合、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化し、本株式の価格に影響を及ぼす可能性があります。 ⑫ 不採算プロジェクト発生のリスクについて 当社グループの成長に伴い、長期にわたるソフトウェア開発受託プロジェクトや大規模なハードウェア製造受託プロジェクト、また大型のゲームソフトやアプリ開発などが増える傾向にあります。これらの大型プロジェクトについては、より高度なプロジェクト管理が要求されるため、プロジェクトマネジメント力の強化に取り組んでおりますが、さまざまな影響から計画通りに進まない場合、コストの増大、プロジェクトの中断による不採算化や、納期の遅延やプログラムの瑕疵によって生ずる、顧客の損害に対する補償などが発生する可能性があります。また、コンシューマ向けのソフトやアプリ事業については、多額の開発費や広告宣伝費が必要とされる一方で、開発期間に時間を要するケースが多いことから、計画を立てた時点と販売を開始した時点で、市場での競争状況やユーザーの嗜好が大きく変化し、当初計画とは異なる販売実績となる可能性があります。その場合、過剰な在庫や、保有するソフトウェア資産が陳腐化することにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑬ 海外地域における事業リスクについて 海外事業の展開に際して、相手国の取引に関する法令・税制、経済・為替の変動、政治・軍事問題、宗教・民族問題等に関するリスクが存在し、それに対して当社グループではグローバルな開発、製造体制の構築とその柔軟性の確保に向けた取り組みを推進しておりますが、これらに関した問題が想定を上回る規模や速さで発生した場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。また、輸入等を中心とした外貨建取引については、売価への為替変動の転嫁や為替予約等を通じてリスクの最小化に努めておりますが、為替相場に大幅な変動が生じた場合、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を与える可能性があります。 ⑭ 自然災害等に関するリスクについて 当社では、災害・事故の発生時に備えコンティンジェンシープランを策定しており、事業活動上もっとも重要な機能を継続、または可能な限り短期間で再生できるよう事前に準備するとともに、予想される災害対応業務を規定化しております。しかし、想定を超える大規模な地震、津波、台風等の自然災害や事故が発生した場合、正常な事業運営を行えず、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,793字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(自2025年3月1日至2026年2月28日)における日本経済は、企業の設備投資が堅調に推移するとともに、個人消費が7四半期連続でプラス成長となるなど内需が牽引し、2025年暦年の実質GDPは前年比1.2%増と2年ぶりのプラス成長となりました。今後については、中東地域での緊張状態が世界経済および国内経済に与える影響は極めて不透明な状況にあるものの、国内経済の基本トレンドは、企業収益や雇用・所得環境の改善によりデフレ脱却に向けた動きと成長基調への回復が緩やかに進んでいることから、中東情勢が落ち着き堅調な経済成長が持続していくことが期待されます。 法人企業統計によると、2025年の設備投資は各四半期とも前年同期比を上回って推移しており、大企業から中小企業まで設備投資意欲は引き続き堅調な状況にあります。IoTについては、国内におけるIoTサービス需要の増加を背景に、関連デバイスの需要も活況です。また、DX関連等のソフトウェア投資についても、企業の競争力強化や生産性向上に向けた戦略的投資が今後も続くことが見込まれます。生成AIについては、個人レベルでの活用が急速に普及する一方で、生成AIの急速な進化による短期間での陳腐化リスクを背景に、企業のAIソリューションへの大型投資については依然として慎重姿勢が続いている状況です。他方、ハードウェアを組み合わせた「フィジカルAI」の製造・医療・介護・物流をはじめとする様々な現場での活用拡大が期待されており、AIの活用は今後も一層拡大していくものと見込まれます。 こうした状況の下、当社グループでは、収益の主体であった受託型事業が漸減傾向にある中、その影響を最小限に留めつつ、自社事業全体の強化・底上げを図り、とりわけ先行投資事業の収益化をテーマとして事業を推進いたしました。 まず、受託型事業のODM事業については、米国関税政策の影響を回避するため前期にAI翻訳機の前倒し出荷を行ったことの反動を受けましたが、売上高は減少したものの、生産体制のグローバル化への移行による生産効率の向上等の収益体質の改善が進んだことにより、利益は増加いたしました。一方、ソリューション事業については、AIソリューション市場の立ち上がりを見込んでいましたが、前述の市場環境の下で案件の活発化には至らず、AI分野へのリソースシフトも影響し、減益となりました。これらの結果、受託事業全体としては減収減益という結果となりました。 一方、自社事業については、AIチャットサービスやクラウドアドレス帳サービスなどのSaaS事業が、当連結会計年度において第1四半期から黒字化し、その後も増収を継続しながら、前期比で大幅な増収増益となりました。また、自社製品aiwa事業についても、増収を確保し当期は黒字に転換いたしました。これ以外の先行投資事業であるHealthTech、FinTech、HRTechについても利益改善は進んでおり、先行投資事業全体としては昨年度の大幅な赤字から黒字化を実現しております。 また、自社事業として最も規模が大きいコンシューマ&コンテンツ事業については、当期は新作ゲームの投入がなく旧作ゲームの販売に注力しましたが、「Crunchyroll Game Vault」を通じたスマートフォン向け展開、年末商戦に向けた「クレヨンしんちゃん『オラと博士の夏休み』&『炭の町のシロ』2in1パック」の導入など好調な販売が続きました。また、2026年7月に発売を予定している新作ゲーム「カルドセプト ビギンズ」の開発も順調に進んでおります。 以上の展開の結果、当連結会計年度における当社グループの売上高は、10,405,091千円(前期比6.8%減)となりました。また、営業利益は73,376千円(前期比19.7%減)、経常利益については93,112千円(前期比9.2%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純損益は、コスト効率の向上に向けて事業会社本社拠点を集約することを決定したため、これに係る概算費用の引当を特別損失として計上した結果、58,785千円の純損失(前期は親会社株主に帰属する当期純損失140,530千円)となりました。 セグメント別の事業動向については以下の通りです。 <ライフデザイン事業> 当連結会計年度におけるライフデザイン事業の売上高は2,609,466千円(前期比17.1%減)、セグメント利益は36,218千円(前期比53.1%減)となりました。 コンシューマ&コンテンツ事業においては、当期は新作ゲームの投入がなかったため、旧作ゲームの販売に注力いたしました。特に、「Crunchyroll Game Vault」におけるスマートフォン向け移植配信や、年末商戦に向けた「クレヨンしんちゃん『オラと博士の夏休み』&『炭の町のシロ』2in1パック」の導入が好調に推移しました。また、2026年7月に発売予定の新作ゲーム「カルドセプト ビギンズ」の開発も順調に進みました。 ウェルネス事業を担当する㈱Wellmiraについては、AI健康アプリ「カロママプラス」の健康経営法人向け販売に加えて、カロママプラスの機能を外部のサービス事業者に提供する新ソリューションを展開しており、複数事業者への提供に向けて開発を推進しました。また、「カロママプラス」についてはAI機能の強化も進めており、食物画像解析の機能強化等を行いました。さらに、医療・介護向けDXプラットフォーム「KarteConnect」では、複数病院への展開に向けたマーケティング施策の充実に取り組みました。 FinTech事業では小売・流通業へのアプリ提供の拡大に取り組むと共に、今後のデジタル化の動向を見据えてステーブルコイン決済の活用なども研究しています。また、前連結会計年度より連結対象に加わった㈱Retoolについては、従来の主力製品である人材スカウトツール「HABUKU」に加えて、マネジメントDXサービス「Retool」のフリーミアム版の提供を開始しており、売上高の拡大を推進しています。 <AI&クラウド事業> 当連結会計年度におけるAI&クラウド事業の売上高は2,692,963千円(前期比0.8%減)、セグメント利益は222,701千円(前期比19.0%増)となりました。 SaaS事業については、大幅な増収増益となり、黒字化を達成いたしました。AIチャットサービス「OfficeBot」では、継続的な品質向上への取組みと、展示会への積極出展などマーケティング活動を行い、引き続きサービス導入企業の拡大が続いております。これらの点が評価され、国内最大級のAIポータルメディア「AIsmiley」が主催する「AIsmiley AI PRODUCTS NEXT AI TREND 2026」チャットボット部門でグランプリを受賞しております。また、進化するAIの高度化に対応するため、AIエージェントサービス「OfficeAI社員」のベータ版をリリースしました。もう一つの柱であるクラウドアドレス帳サービス「SMARTアドレス帳」についても、前期に実施したフルリニューアルに加え、当期にはセキュリティを強化したフルクラウド版を投入しており、好調に推移しています。 ソリューション事業では、AIソリューションへの取組み強化を進めましたが、個人レベルでは業務への活用も含めた生成AIの普及が急速に進んでいるものの、AIへの大型投資には技術陳腐化の怖れから企業側の慎重な姿勢が続いている面もあり、活況という状況には至っていません。但し、個々の業務の合理化等に対応した中小規模のAI導入への投資は徐々に増えていくものとみられ、短期間・低価格でAI導入を構築可能な、AIフレームワーク「AIdeaSuite」を用いたソリューション提供に引き続き取り組んで参ります。 <IoT&デバイス事業> 当連結会計年度におけるIoT&デバイス事業の売上高は5,326,422千円(前期比3.2%減)、セグメント利益は293,399千円(前期比29.5%増)、為替差益を含めた実質セグメント利益は347,399千円(前期比41.7%増)となりました。 ODM事業については、コロナ期以降のIoTサービスへの社会的な需要拡大を背景に、関連デバイスへの受注は引き続き堅調に推移しています。売上高については、前期に米国関税政策の影響を回避するためAI翻訳機の前倒し出荷を行ったことの反動がありましたが、見守りサービス向けデバイスや様々な顧客からの新規受注が増加し、若干の減収に留まりました。また、これまで中国深圳自社工場のみで開発・生産を行ってきましたが、当期は、ベトナムやインドを含む複数拠点でのグローバルな開発・生産体制への移行という大きな体制変革に取り組みました。この結果、生産効率の向上・収益体質の改善が進み、利益面では大きく増益となりました。また、開発体制強化を目的に、2025年9月に、中国湖南省長沙市に新開発拠点を設立しました。IoT事業の拡大には開発体制の強化が不可欠であり、今後もIoT領域に特化した開発製造企業としての進化を模索してまいります。 自社製品aiwa事業については、主力のタブレット製品やコンパクト・デジタルカメラなどの販売が順調に推移しました。主力であるタブレット製品やコンパクト・デジタルカメラについて、積極的に新製品を投入しラインナップ拡充に努めており、4年目の当期についても増収を継続しました。この結果、当期は初の黒字を計上しました。 また、セグメント別の事業動向に記載の各セグメントの売上高については、外部顧客への売上高にセグメント間の内部売上高又は振替高を加えた金額を記載しております。詳細は、「注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、2,883,045千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は、354,030千円(前期は1,369,618千円の収入)となりました。これは主に前渡金の増加352,450千円、売上債権及び契約資産の増加240,529千円などの減少要因があったものの、税金等調整前当期純利益が35,798千円となったことに加え、棚卸資産の減少620,585千円などの増加要因が減少要因を上回ったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は633,050千円(前期は1,184,157千円の支出)となりました。これは主に無形固定資産の取得による支出766,080千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果獲得した資金は、185,332千円(前期は79,697千円の収入)となりました。これは長期借入金による収入1,450,000千円などが主な要因であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)   前年同期比(%) ライフデザイン事業(千円)   1,205,544   67.0 AI&クラウド事業(千円)   1,370,325   97.8 IoT&デバイス事業(千円)   4,016,096   96.2 合計(千円)   6,591,967   89.4 (注) 金額は売上原価によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日) 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) ライフデザイン事業   2,473,823   78.2   29,399   20.7 AI&クラウド事業   2,629,683   107.5   277,319   161.6 IoT&デバイス事業   5,450,680   87.8   1,698,241   110.1 合計   10,554,188   89.3   2,004,959   108.0 (注) 金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日)   前年同期比(%) ライフデザイン事業(千円)   2,586,338   82.6 AI&クラウド事業(千円)   2,523,958   98.2 IoT&デバイス事業(千円)   5,294,794   96.9 合計(千円)   10,405,091   93.2 (注) 1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主要な販売先及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年3月1日至 2025年2月28日)   当連結会計年度(自 2025年3月1日至 2026年2月28日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) ダイワボウ情報システム株式会社   -   -   1,182,908   11.4 株式会社ソラコム   -   -   1,158,507   11.1 ポケトーク株式会社   1,918,099   17.2   -   - (注) 3.前連結会計年度におけるダイワボウ情報システム株式会社及び株式会社ソラコム並びに当連結会計年度のポケトーク株式会社の販売実績は、総販売実績に対する割合が10%未満のため記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営者によって行われた見積りや評価が含まれております。 詳細につきましては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 ② 財政状態の分析 当連結会計年度末の総資産は10,611,626千円となり、前連結会計年度末と比べて38,739千円増加いたしました。この増加の主な要因は、受取手形及び売掛金が240,815千円、前渡金が354,082千円、ソフトウェア仮勘定が508,457千円増加したこと等によるものであります。 当連結会計年度末の負債については、4,565,467千円となり、前連結会計年度末と比べ、116,801千円増加しておりますが、この増加の主たる要因は、金融機関からの借入金によるものであります。 当連結会計年度末の純資産については、6,046,159千円となり、前連結会計年度末と比べて78,061千円減少いたしました。この減少の主な要因は、利益剰余金が120,489千円減少したことなどによるものであります。 ③ 経営成績の分析 当連結会計年度の経営成績の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 「3 事業等のリスク」に記載をしましたとおり、当社グループを取り巻く様々なリスク要因が当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与える可能性があるものと認識しております。 このため、当社グループは、様々なリスクに対し可能な限りの対策を講じることで、当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を与えるリスク要因を低減させ、リスク要因に対して適切に対応していく所存であります。 ⑤ キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析は「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ⑥ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、IoT、ICTデバイスの製造やソフトウェア開発に係る人件費のほか、原材料を含む部材調達費、外注費、販売費及び一般管理費等の営業費用であり、投資目的の資金需要は、主に設備投資、業務提携先への出資、M&A等によるものであります。 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金については自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や業務提携先への出資、M&A等の資金は、自己資金を基本としつつ、必要に応じて金融機関からの長期借入や新株予約権等の発行を行うなど、資金調達の多様化を図っております。 なお、当連結会計年度末における現金及び預金の残高は2,883,045千円であり、有利子負債の残高は3,013,930千円となっております。 ⑦ 経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、中長期的な事業規模拡大と利益の増大、および効率的な株主資本の運用による継続的な企業価値向上を目指しております。このような観点から、当社グループの重視する経営指標は、調整後EBITDA(営業利益と減価償却費(のれんに係る償却費などを含む)及び為替差損益の合計額)、経常利益、純利益、及び自己資本利益率(ROE)と考えており、これらの目標を設定し、その達成に向けて取り組んでまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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