概要
ジョルダンは、鉄道・バス・航空の経路検索サービス「乗換案内」を中核とする情報サービス企業である。東京都新宿区に本社を置き、従業員178名。2025年9月期の売上高は約28億円で、乗換案内事業が全体の約8割を占める。法人向けデータ提供や広告課金、旅行手配など多角的な収益源を持つ。
乗換案内事業が売上の8割を占める
乗換案内事業は、個人向けモバイルアプリ「乗換案内」の提供、法人向けのシステム組み込みやデータ提供、インターネット上の広告販売、旅行企画・販売などから収益を得る。2025年9月期のセグメント売上高は23億43百万円で、全社売上の82.7%を占める。同事業は無料サービスの広告収入と有料会員サービス、法人向けライセンス販売で構成され、幅広い収益源を有する。また、鉄道事業者向けに運賃計算エンジンや時刻表データの提供も行っており、安定した収入基盤となっている。
マルチメディア・ソフトウエア・ハードウエアの多角事業
マルチメディア事業はニュースサイトや出版(悟空出版)を手掛けるが、2025年9月期の売上高は20百万円と極めて小規模である。ソフトウエア事業は受託開発が中心で、売上高3億1百万円。ハードウエア事業はドローン関連やハードウエア販売で1億76百万円。その他事業は情報機器リースで11百万円。これらの事業は乗換案内事業を補完する位置づけだが、収益貢献は限定的である。連結子会社のゼストプロやジェイフロンティア、若尓丹(上海)が開発を担当し、外部からの受託も行っている。ハードウエア事業ではKiwiやエアーズがドローンスクールを運営するが、収益はまだ小さい。
グループ全体で10社以上の子会社を擁する
連結子会社にはコンパスティービー(広告代理)、ゼストプロ・ジェイフロンティア・若尓丹(上海)(開発受託)、イーツアー(旅行)、J MaaS(移動サービス)、悟空出版などがある。また、上海に杰昱信息技術、非連結子会社としてKiwiやJorudan Taiga、持分法適用関連会社としてDoreicuやエアーズなどを持つ。2025年にはRemunera JorudanやJorudan Transit Directoryが清算、イーツアーが解散した。グループ全体で約10社が事業を展開しており、子会社はそれぞれ専門性を持ち、当社の事業を支える構造である。コンパスティービーは広告販売を一手に引き受け、ゼストプロなどは開発の外部リソースとして機能する。
売上高は減少傾向も、収益構造の改善を図る
売上高は2012年度の49億円から2025年度の28億円へと減少した。2023年度には営業損失1億89百万円、純損失1億18百万円を計上したが、2025年度には売上高28億円、営業利益45百万円、純利益2億61百万円と黒字に転換した。為替差益や助成金収入が寄与した。現金同等物は32億円、自己資本比率は約83.6%と財務体質は健全である。経営指標としてROEと絶対利益額を重視している。
業界の中での役割は鉄道経路検索・運賃計算ソフトウェアの開発・販売会社にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01個人向け移動サービス主力
パソコン・モバイル向けに「乗換案内」を提供。有料サービス、広告スペース販売、モバイルチケット販売などを収益源とする。鉄道利用者に経路検索・運賃計算の利便性を提供する。
- 乗換案内(パソコン向け製品)
- 鉄道・バスなどの経路検索・運賃計算を行うパッケージソフト。バージョンアップサービスを併せて提供し、ユーザーの移動計画を支援する。
- 乗換案内(モバイル向けサービス)
- スマートフォンなどで動作する経路検索アプリ・サービス。有料会員向け機能や広告掲載、モバイルチケット販売など多様な収益モデルを持つ。
02法人・公共交通機関準主力
法人向けには「乗換案内」の販売に加え、社内の旅費精算システムへの組み込み、他企業・団体のウェブサービスへの提供、交通機関向けソリューションを手掛ける。
- 法人向け乗換案内製品
- 企業の社員向けに出張・通勤経路を検索するための法人向けソフトウェア。社内システムへの組み込みや旅費精算との連携が可能。
- 交通機関向けソリューション
- 鉄道・バス事業者向けに運賃計算や経路検索のシステムを提供し、交通データの活用を支援するソリューション群。
03ソフトウエア開発準主力
グループ会社が受託ソフトウエア開発を担い、当社製品の開発委託を受ける。ゼストプロ、ジェイフロンティア、上海若尓丹がシステムの企画・設計・開発・保守を行う。
- 受託ソフトウエア開発
- 顧客の要望に応じたシステム・ソフトウエアの企画・設計・開発・保守サービス。当社グループ内の製品開発基盤としても機能する。
04マルチメディア副次
ニュースサイト等のコンテンツ配信と書籍出版を行う。コンパスティービーが広告代理、悟空出版が出版を担い、グループで情報発信基盤を形成する。
- ニュースサイト等のコンテンツ
- インターネット上でニュースや情報コンテンツを提供するサービス。広告収入等を収益源とする。
05ハードウエア・その他その他
ハードウエア販売・保守、ドローンスクール運営、情報関連機器リースなどを手掛ける。上海杰昱がハードウエア販売、エアーズがドローン教育を担当する。
- ハードウエア(販売・保守)
- 情報機器等のハードウエアを販売・保守する事業。グループ内外に機器を供給する。
- ドローンスクール
- ドローン操縦者の育成を目的としたスクール運営。資格取得支援などを提供する。
製品と技術
経路検索アプリ「乗換案内」が中核製品
「乗換案内」は、全国の鉄道・バス・航空・船舶の時刻表データを統合し、最適経路を検索するアプリである。スマートフォン向けアプリとモバイルサイト「乗換案内NEXT」を提供する。有料会員向けにはスポット情報やマルチモーダル検索、リアルタイム運行情報などの付加価値機能を提供。無料版は広告収入で運営され、月間利用者数は多数に上る。パソコン向け製品も引き続き販売されており、法人向けにはAPI提供や社内システムへの組み込みも行う。また、交通事業者向けに運賃計算エンジンをライセンス提供している。
MaaSと法人向けソリューションへの展開
J MaaS株式会社を通じて、ICTを活用した移動手段の手配・販売サービスを展開。公共交通機関に加え、シェアサイクル・タクシー・レンタカー等を組み合わせたトータルモビリティの実現を目指す。法人向けには乗換案内の経路検索エンジンを社内システムに組み込むソリューションや、旅費精算システムとの連携を提供。交通事業者向けには運賃計算システムや運行管理システムの開発も行っている。また、イーツアー(解散手続き中)では旅行企画・販売も行っていた。
グループ全体の技術開発体制
開発は、本社のほか、子会社のゼストプロ、ジェイフロンティア、若尓丹(上海)が担う。受託ソフトウエア開発も行い、外部からの収入を得ている。ハードウエア事業ではドローン関連のサービス(エアーズのスクール運営)やハードウエア販売(杰昱上海)を手掛ける。出版事業(悟空出版)では鉄道関連書籍などを発行。これらの技術資産を活かし、新たな移動サービスやコンテンツの創出を目指している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
乗換案内アプリで知られる、赤字脱却急務
ジョルダンは「乗換案内」アプリを核とする情報サービス企業。競合としてはソラコムがIoTプラットフォーム、ハッチ・ワークがECで異なる。アプリのユーザー基盤は強力だが、マネタイズが不十分で直近は営業赤字。25/9期には営業利益率0%となり、収益改善が急務。VR・AR関連のベンチャーとも異なる独自ポジション。広告収入やデータ活用で成長余地はあるが、競争激化で収益化が課題。
強み
- 「乗換案内」アプリは多くの利用者を抱え、認知度が高い。
- 長年の運営で得たデータは他社が模倣しにくい強み。
- 時刻表や経路検索に加え、周辺情報など付加価値提供が可能。
- 特定分野に特化し、競合が少ないニッチ市場での優位性。
課題
- 高いユーザー数を活用した広告収入や課金モデルが十分でない。
- 営業利益率がマイナスから0%改善も、持続的な黒字化が課題。
- Googleマップなど大手無料サービスの台頭により競争が激化。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がジョルダン
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3974SCAT | 35億円 | 15.2倍 |
| 2 | 3987エコモット | 35億円 | — |
| 3 | 3622ネットイヤーグループ | 35億円 | 20.0倍 |
| 4 | 3710ジョルダン | 34億円 | 9.3倍 |
| 5 | 3627テクミラホールディングス | 34億円 | — |
| 6 | 4014カラダノート | 34億円 | 38.5倍 |
| 7 | 3753フライトソリューションズ | 34億円 | — |
| 8 | 476A辻・本郷ITコンサルティング | 34億円 | 29.1倍 |
| 9 | 5256Fusic | 33億円 | 60.1倍 |
| 10 | 4068ベイシス | 33億円 | 29.0倍 |
| 11 | 4447ピー・ビーシステムズ | 33億円 | 32.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
売上高49億円で推移した2012年度当初
2012年度の売上高は49億円、純利益2億円。パソコン向け乗換案内が主力で、鉄道データの販売も行っていた。2013年度から2017年度までは売上高が43~44億円で安定的に推移していたが、スマートフォン普及に伴う無料アプリの台頭が徐々に収益に影響を与え始めた。純利益は3億円前後を維持していた。当時はパソコン向けパッケージソフトの販売が中心であり、法人向けのシステム販売も順調であった。
売上高が減少に転じた2018年度以降
2018年度売上高40億円、純利益1億円と減少傾向が顕著に。2020年度には新型コロナウイルス感染症の影響で移動需要が激減し、売上高35億円。2021年度には26億円にまで落ち込んだ。営業損益は公表されていないが、純利益はゼロに近い水準となった。この期間、広告収入の減少や開発投資の増加が収益を圧迫した。また、無料サービスの利用者は増加したが、収益化が追いつかなかった。法人向け案件は堅調だったが、全体の減少を補えなかった。
営業損失を計上した2023年度
2023年度、売上高は30億円ながら営業損失1億89百万円、純損失1億18百万円を計上した。経営環境の変化に対応するため、MaaS関連の研究開発や事業拡大への投資が負担となった。また、広告収入減少や人件費増加も影響した。この赤字計上を受けて、コスト削減と事業再編が急務となった。
子会社整理と黒字転換を果たした2025年度
2025年度、売上高は28億円に微減したが、営業利益45百万円、純利益2億61百万円と黒字に転換した。コスト削減と為替差益の計上が寄与した。同時に、Remunera Jorudan等の清算やイーツアーの解散といったグループ再編を実施。経営資源を乗換案内事業とMaaS事業に集中させる方針である。また、J MaaSを通じて移動サービス事業を強化し、新たな収益源の開拓を進めている。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/9期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
乗換案内の機能強化と収益化
スマートフォン向けアプリ「乗換案内」の機能強化を継続し、無料サービスは利用者数増加を図り広告売上を拡大、有料サービスはスポット検索やマルチモーダル経路検索を強化し新規会員開拓と既存会員維持を目指す。
- 02
法人向けクラウドサービスの拡充
「乗換案内Biz」などのクラウド型サービスを強化し、旅費・通勤費削減ニーズに対応。他社サービスとの連携による販路拡大、公共部門への取り組み強化、バスロケーションシステムや顔認証システムの提供拡大を進める。
- 03
MaaS事業の本格展開
培ったノウハウを活用し、交通機関との提携拡大やデジタルチケット「ジョルダンモバイルチケット」の提供を軸にMaaS事業を展開。取り扱いチケットの増加、認証方式の多様化、MaaS事業者向けプラットフォーム整備を進める。
- 04
新技術対応と事業領域拡大
IoT・AI技術の高度化に対応し、ハードウエア事業やソフトウエア受託を強化。スマートフォン向け新サービスの提供、訪日旅行者向け多言語対応、地域情報サービスとの連携により収益源の多様化を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で178人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は513万円で、9期前と比べて−3.0%。平均年齢は43.3歳、平均勤続年数は12.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年9月 | — | — | — | 190 | — |
| 2017年9月 | — | — | — | 189 | — |
| 2018年9月 | — | — | — | 189 | — |
| 2019年9月 | 529 | 39.2 | 9.3 | 193 | — |
| 2020年9月 | 511 | 39.4 | 9.9 | 180 | — |
| 2021年9月 | 512 | 40.5 | 10.7 | 199 | — |
| 2022年9月 | 514 | 41.6 | 11.3 | 199 | — |
| 2023年9月 | 515 | 41.6 | 12.0 | 207 | — |
| 2024年9月 | 524 | 42.5 | 12.8 | 186 | −108 |
| 2025年9月 | 513 | 43.3 | 12.8 | 178 | 0 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社9社(国内 7 / 海外 2) を有報から抽出しています。
- 国内ゼストプロ株式会社(注)3北海道函館市議決権96.6%
- 国内有限会社プロセス(注)4北海道函館市議決権100.0%
- 国内イーツアー株式会社(注)3東京都新宿区議決権100.0%
- 国内株式会社悟空出版東京都新宿区議決権100.0%
- 国内株式会社ジェイフロンティア東京都新宿区議決権100.0%
- 国内J MaaS株式会社(注)3東京都新宿区議決権95.6%
- 海外若尓丹(上海)軟件開發有限公司(注)3中国上海市議決権91.3%
- 海外杰昱(上海)信息技術有限公司(注)3,4中国上海市議決権100.0%
- 国内株式会社エアーズ(注)5東京都港区議決権39.6%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年9月期の売上高は28億円、営業利益は0億円。前期と比べると減収で、売上が-3.4%。
会社が出している今期の予想2026年9月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 30億円 | 28億円 |
| 営業利益 | 1億円 | 0億円 |
| 純利益 | 3億円 | 3億円 |
| 1株あたり配当 | ¥10 | ¥10 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年3Qで、売上は7億円、営業利益は0億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+0.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年2Q | 10 | 1 | 10.0 | −1 |
| 2023年3Q | 7 | −1 | −14.3 | 0 |
| 2023年4Q | 7 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 7 | −1 | −14.3 | −1 |
| 2024年2Q | 9 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2024年4Q | 13 | −1 | −7.7 | −1 |
| 2025年2Q | 15 | 0 | 0.0 | 2 |
| 2025年4Q | 13 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2026年2Q | 17 | 1 | 5.9 | 3 |
| 2026年3Q | 7 | 0 | 0.0 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年9月期からの14期で、売上は49億円から28億円へ57%に減った。直近期の営業利益率は0.0%。純利益は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年9月 | 49 | — | 6 | — | 2 |
| 2013年9月 | 43 | — | 4 | — | 3 |
| 2014年9月 | 43 | — | 6 | — | 4 |
| 2015年9月 | 43 | — | 5 | — | 3 |
| 2016年9月 | 44 | — | 5 | — | 3 |
| 2017年9月 | 43 | — | 5 | — | 3 |
| 2018年9月 | 40 | — | 3 | — | 1 |
| 2019年9月 | 43 | — | 3 | — | 1 |
| 2020年9月 | 35 | — | 2 | — | 1 |
| 2021年9月 | 26 | — | 2 | — | 0 |
| 2022年9月 | 27 | — | 2 | — | 1 |
| 2023年9月 | 30 | — | 1 | — | −2 |
| 2024年9月 | 29 | −2 | −2 | −6.9 | −1 |
| 2025年9月 | 28 | 0 | 3 | 0.0 | 3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年9月期
売上高28億円のうち、営業利益として残るのは0億円で0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の10.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金53.6%15億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金42.9%12億円
- その他の費用持分法損益などの調整3.6%1億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年9月期は営業CFが3億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは2億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は32億円で、売上の13.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年9月 | 8 | 3 | 0 | 11 | 21 |
| 2013年9月 | 4 | 0 | −1 | 4 | 24 |
| 2014年9月 | 8 | −12 | 0 | −4 | 20 |
| 2015年9月 | 3 | 8 | −1 | 11 | 30 |
| 2016年9月 | 7 | −3 | −1 | 4 | 33 |
| 2017年9月 | 4 | −2 | −2 | 2 | 34 |
| 2018年9月 | 3 | −2 | −1 | 1 | 35 |
| 2019年9月 | 1 | 0 | −1 | 1 | 35 |
| 2020年9月 | 1 | −1 | 1 | 0 | 36 |
| 2021年9月 | 1 | −3 | 1 | −2 | 36 |
| 2022年9月 | 3 | −3 | −1 | 0 | 36 |
| 2023年9月 | 2 | −4 | −1 | −2 | 33 |
| 2024年9月 | 0 | −2 | −1 | −2 | 30 |
| 2025年9月 | 3 | −1 | 0 | 2 | 32 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年9月期の総資産は55億円。このうち返さなくてよい自己資本が46億円で、自己資本比率は83.3%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年9月 | 48 | 35 | 13 | 70.5 |
| 2013年9月 | 46 | 37 | 9 | 78.6 |
| 2014年9月 | 52 | 40 | 12 | 77.5 |
| 2015年9月 | 51 | 43 | 8 | 83.1 |
| 2016年9月 | 55 | 44 | 11 | 80.2 |
| 2017年9月 | 56 | 46 | 10 | 82.7 |
| 2018年9月 | 56 | 47 | 9 | 83.7 |
| 2019年9月 | 57 | 47 | 10 | 82.2 |
| 2020年9月 | 55 | 48 | 7 | 87.4 |
| 2021年9月 | 56 | 49 | 7 | 87.0 |
| 2022年9月 | 58 | 50 | 8 | 84.7 |
| 2023年9月 | 57 | 47 | 10 | 81.2 |
| 2024年9月 | 53 | 44 | 9 | 83.2 |
| 2025年9月 | 55 | 46 | 9 | 83.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で605社中61位あたり、逆に低いのは営業利益率で605社中530位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥646で、1年前と比べて+9.0%。過去52週の値幅のなかでは37%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 9.3倍 |
| PER (会社予想) | 10.3倍 |
| PBR | 0.67倍 |
| 配当利回り | 1.55% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は前日比+6.44%の661円と急騰し、1カ月では+6.61%と堅調です。52週高値793円からは17%下落した水準ですが、52週安値560円からは18%上昇しています。25日線620円や75日線614.31円を上抜け、200日線605.6円も上回りました。RSIは76.32と過熱圏にあります。出来高は前日比で大幅に増加しており、新規材料が出た可能性があります。情報・通信業で、モビリティ関連の需要が期待されます。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)。
PER8.8倍は業界平均30.16倍を大幅に下回り、極めて割安。PBR0.6491倍と純資産を大きく下回る水準。ROE5.8%に対してPBR0.65倍は、株主資本に対する評価が低すぎる。配当利回り0.98%は平均3.33%を下回り、還元は限定的。直近の業績は赤字から黒字転換の兆しが見えるが、その後の収益は小幅。割安は明らかだが、収益力の弱さと配当の低さが投資判断のリスク要因。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 9.3倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 10.3倍 | — |
| PBR | 0.67倍 | 2.96倍 |
| ROE | 5.8% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
乗換案内アプリの高い認知度を持つが、収益化が課題。強気派は、広告需要の拡大や法人向けデータサービス、交通データの活用による新規収益に期待。弱気派は、広告市場の停滞や競合の台頭、少子高齢化による利用者減を懸念。収益の柱の単一性が争点。
- 高いブランド力
「乗換案内」は多くのユーザーに利用される。
- データ価値
蓄積した移動データを法人向けに提供できる。
- 業績改善
直近で黒字転換し、利益が回復。
- PBR0.65倍と解散価値割れ不定影響中
PBR0.65倍、時価総額32億円
- 営業損益が-2億円から0億円に改善2025年9月期影響中
営業利益は-2億円→0億円
- 最終損益は3億円の黒字転換通年影響中
純損益は-1億円→+3億円
- 広告依存
収益の大部分が広告で、景気変動に左右される。
- 競合出現
無料の地図アプリなど競合が増え、シェアが脅かされる。
- 利用者減少
人口減少で公共交通利用者が減る可能性。
- 売上高28億円と3期連続減収通年影響中
売上高30→29→28億円
- 営業利益率0%と低収益性2025年9月期影響中
営業利益率0%、営業利益0億円
- 配当利回り0.98%と低水準継続影響弱
配当利回り0.98%
- 外国人保有0.49%と低く需給が細い継続影響弱
外国人保有比率0.49%
- 月間アクティブユーザー数
- アプリの利用状況と広告単価への影響を把握。
- 広告売上高
- 主要収益源の動向を監視。
- 法人向け売上高
- 新規事業の成長性を測る。
- 営業利益率
- コスト管理と収益性の改善を確認。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり10円で、前期から+0.0%。いまの株価に対する利回りは1.55%。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2016年9月 | 13 | — | 39.1 |
| 2017年9月 | 13 | 0.0 | 20.6 |
| 2018年9月 | 13 | 0.0 | 50.3 |
| 2019年9月 | 13 | 0.0 | 31.7 |
| 2020年9月 | 6 | −53.8 | 38.2 |
| 2021年9月 | 6 | 0.0 | 19.7 |
| 2022年9月 | 6 | 0.0 | 22.9 |
| 2023年9月 | 6 | 0.0 | — |
| 2024年9月 | 6 | 0.0 | — |
| 2025年9月 | 6 | 0.0 | 11.7 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥10
株主
有価証券報告書より
2025年9月期末の株主数は延べ5,538人。区分でいちばん多いのは個人・その他で97.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が1.0%を占め、残る99.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年9月% | 2021年9月% | 2022年9月% | 2023年9月% | 2024年9月% | 2025年9月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 93.8 | 94.4 | 95.3 | 95.9 | 96.9 | 97.6 |
| 自己株式 | 2.2 | 2.2 | 2.9 | 2.9 | 2.9 | 2.9 |
| 事業法人 | 1.5 | 2.9 | 3.0 | 1.6 | 1.0 | 1.0 |
| 証券会社 | 3.2 | 0.9 | 0.6 | 1.6 | 1.5 | 0.9 |
| 外国法人 | 1.3 | 0.8 | 0.5 | 0.7 | 0.4 | 0.4 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.3 | 0.2 | 0.2 | 0.1 | 0.1 |
| 金融機関 | 0.0 | 0.7 | 0.5 | — | — | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 佐藤俊和 | 49.99 |
| 02 | 坂口京 | 6.34 |
| 03 | ジョルダン従業員持株会 | 4.32 |
| 04 | 岩田和也 | 2.28 |
| 05 | 吉川直樹 | 1.77 |
| 06 | 佐藤照子 | 1.71 |
| 07 | 小田恭司 | 1.41 |
| 08 | 山野井 さち子 | 1.14 |
| 09 | 若杉精三郎 | 1.12 |
| 10 | 株式会社センター・オブ・エクセレンス・グループ | 0.74 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+67%、1株純資産は14期で+39%。直近期のROEは5.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年9月 | 31 | 646 | 4.8 | 16.6 | 22.9 |
| 2013年9月 | 51 | 692 | 7.6 | 10.9 | 23.8 |
| 2014年9月 | 73 | 765 | 10.0 | 9.7 | 24.6 |
| 2015年9月 | 57 | 816 | 7.2 | 13.4 | 25.9 |
| 2016年9月 | 48 | 840 | 5.8 | 14.9 | 39.1 |
| 2017年9月 | 65 | 899 | 7.5 | 15.9 | 20.6 |
| 2018年9月 | 25 | 907 | 2.7 | 40.6 | 50.3 |
| 2019年9月 | 25 | 912 | 2.7 | 56.0 | 31.7 |
| 2020年9月 | 10 | 935 | 1.1 | 121.1 | 38.2 |
| 2021年9月 | 9 | 950 | 1.0 | 89.3 | 19.7 |
| 2022年9月 | 13 | 967 | 1.3 | 52.7 | 22.9 |
| 2023年9月 | −38 | 908 | −4.1 | — | — |
| 2024年9月 | −23 | 863 | −2.6 | — | — |
| 2025年9月 | 51 | 899 | 5.8 | 11.6 | 11.7 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/9期の役員報酬は総額45百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 佐藤俊和 | 代表取締役社長 社長執行役員 営業本部長 | — | 2,627,660 |
| 坂口京 | 取締役 | — | 333,980 |
| 玉野博昭 | 取締役 | — | 100 |
| 東寺浩 | 取締役 執行役員 企画営業本部長 | — | 10,000 |
| 東條巌 | 取締役 | — | — |
| 馬野耕至 | 取締役 | — | — |
| 石塚兼也 | 常勤監査役 | — | — |
| 窪田哲夫 | 監査役 | — | — |
| 五十嵐雅子 | 監査役 | — | — |
| 福原和三 | 監査役 | — | — |
役員報酬の内訳2025/9期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 30 | 2 | 32 | 8 |
| 社外取締役 | 5 | 7 | 1 | 8 | 2 |
| 監査役 | 1 | 5 | 1 | 5 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/9期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,882字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題8,363字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク12,031字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)9,953字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第47期(2025/10/01-2026/09/30)2026-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第46期(2024/10/01-2025/09/30)2025-12-26
- 半期報告書半期報告書-第46期(2024/10/01-2025/09/30)2025-05-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第45期(2023/10/01-2024/09/30)2024-12-27
- 四半期報告書四半期報告書-第45期第2四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第45期第1四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第44期(2022/10/01-2023/09/30)2023-12-28
- 四半期報告書四半期報告書-第44期第3四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 四半期報告書四半期報告書-第44期第2四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
- 四半期報告書四半期報告書-第44期第1四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第43期(令和3年10月1日-令和4年9月30日)2022-12-28
- 四半期報告書四半期報告書-第43期第3四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-15
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