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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

カラダノート

4014 · Growth · 情報・通信業

妊娠・育児層の家族に特化したデータプラットフォームを構築し、企業のマーケティングを支援。

概要

カラダノートは、妊娠・育児層を主な対象としたファミリーデータプラットフォーム事業を展開する企業である。2008年に東京都港区で株式会社プラスアールとして創業し、2017年に現社名に変更した。2020年に東京証券取引所マザーズに上場し、現在はグロース市場に所属する。2024年7月期の売上高は22億円、従業員数は45名。

3つの事業で構成するファミリーデータプラットフォーム

当社は単一セグメントであるファミリーデータプラットフォーム事業を3つの柱で展開する。1つ目はライフイベントマーケティングで、企業向けにファミリーデータを活用したマーケティング支援「かぞくアシスタント」を提供する。2つ目は家族サポートで、保険代理事業「かぞくの保険」、住宅検討支援事業「かぞくのおうち」、および各種アプリを運営する。3つ目は家族パートナーシップで、大企業向けにマーケティング支援等を行う。これらのサービスは有機的に連携している。

アプリとキャンペーンで構築するデータベース

当社の収益の基盤は、自社アプリやWebメディアを通じて集めたファミリーデータベースである。主に妊娠育児層のママを対象に、プレゼントキャンペーンへの応募を通じて子供の年齢、住所、世帯年収などのパーソナルデータを収集する。このデータベースをクライアント企業に提供し、条件に合致するユーザーへのプロモーション支援を行うことで収益を得ている。さらに、会員限定コンテンツやMAツールを活用し、家族の成長に合わせた商材紹介を継続的に行う。

ヘルスケア市場におけるポジションとターゲット層

当社が事業を展開するヘルスケア市場は、ウェルネス市場(約15兆円)、狭義のヘルスケア市場(約31兆円)、シックケア市場(約41兆円)の3層に分類される。当社はウェルネスとヘルスケア市場にフォーカスし、主に妊娠中から1歳未満の子供を持つ親をターゲットとする。陣痛間隔計測アプリ「陣痛きたかも」の年間ダウンロード率は90%以上に達し、同層への高いリーチを確保している。今後は未就学児期や中高年層へとユーザー層を拡大する方針である。

構造改革による選択と集中の実行

2025年7月期、当社は経営資源の選択と集中を進め、低収益事業からの撤退を実施した。宅配水事業「カラダノートウォーター」を株式会社ウェルディッシュに譲渡し、利益率の低いヘアケア・衛生用品関連商材への送客を縮小した。その結果、売上高は前年比42.1%減の12億7,015万円となったが、下期には黒字転換を達成した。同時に住友生命保険相互会社との資本業務提携を締結し、金融領域への集中を加速している。

業界の中での役割はファミリーデータを活用したマーケティング支援および生活サービス提供会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
13億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
-1億円
2025/7 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01ライフイベントマーケティング主力

企業向けに、妊娠・育児層のファミリーデータを活用したプロモーション支援を提供。データ提供やキャンペーン企画で収益を得る。

主な製品・サービス1
かぞくアシスタント
企業がファミリーデータを利用して効果的なマーケティングを行えるよう支援するサービス。

02家族サポート主力

ユーザー向けに、子育てや健康管理を支援するアプリや保険代理店サービスを提供。アプリでのデータ蓄積を収益基盤とする。

主な製品・サービス7
ママびより
プレママ向けの情報提供アプリ。妊娠週数に応じたコンテンツを配信する。
陣痛きたかも
陣痛の間隔を計測するアプリ。出産時のタイミング把握をサポートする。
授乳ノート
授乳の記録を管理するアプリ。育児の負担を軽減する。
ステップ離乳食
離乳食の進行状況を管理するアプリ。献立やレシピも提案する。
ワクチンノート
予防接種のスケジュールと記録を管理するアプリ。接種漏れを防ぐ。
かぞくの保険
保険代理店サービス。家族のライフステージに合った保険を提案する。
かぞくのおうち
住まいに関するサービス。住宅購入やリフォームなどの相談に乗る。

03家族パートナーシップ準主力

大企業向けに、マーケティング支援や新規事業の創出を支援。自社のノウハウを活用したコンサルティングサービスを提供。

製品と技術

妊娠・育児層向けアプリ群とその連携

当社の中核製品は、妊娠から子育て期の家族に向けた一連のアプリである。プレママ向け情報提供アプリ「ママびより」、陣痛間隔計測アプリ「陣痛きたかも」、授乳記録アプリ「授乳ノート」、離乳食管理アプリ「ステップ離乳食」、予防接種管理アプリ「ワクチンノート」を提供する。これらのアプリはユーザーのライフステージに応じて機能を切り出し、シンプルな操作性を重視している。特に「陣痛きたかも」は年間ダウンロード率が90%を超え、出産直前のユーザーに広く利用されている。

中高年向け健康管理アプリのラインアップ

創業初期から運営する健康管理アプリ群も当社の製品ポートフォリオの一部である。血圧管理アプリ「血圧ノート」、服薬管理アプリ「お薬ノート」、通院記録アプリ「通院ノート」を提供し、主に中高年層の健康管理を支援する。これらのアプリは妊娠育児層向けアプリとは別のユーザー層をカバーし、ファミリーデータベースの拡大に寄与する。当社は今後、初孫世代である中高年層へのリーチを強化し、世代を超えたプラットフォームを目指す。

保険・住宅領域の家族サポート事業

家族サポート事業の中核として、保険代理事業「かぞくの保険」と住宅検討支援事業「かぞくのおうち」を展開する。保険代理店としてユーザーに生命保険や損害保険を提案し、成約時に手数料収入を得るストック型モデルである。住宅検討支援では、ユーザーと不動産会社をマッチングし、成約課金で収益を得る。インサイドセールス組織を強みとし、アポイントや面談の創出効率を高めている。2025年には宅配水事業を譲渡し、これらの事業への集中を進めている。

ファミリーデータを活用したマーケティング支援

ライフイベントマーケティング事業では、当社が蓄積したファミリーデータベースを活用し、クライアント企業にプロモーション支援を提供する。主な商材はヘアケア・衛生用品、食材宅配、幼児教育、住宅、保険などで、妊娠育児層の関心が高い分野を扱う。ユーザーと商品・サービスの相性を高めることで成約率を向上させ、クライアントの収益拡大に貢献する。2025年7月期には構造改革の一環として利益率の低い商材への送客を縮小し、高収益事業への資源再配分を実行した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

子育て支援プラットフォーム、収益化に課題

同社は子育て家庭向けの情報サービスや支援プラットフォームを提供する情報通信企業。売上は2023年7月期の21億円から2024年7月期は22億円と微増に留まり、2025年7月期には13億円と大幅に減少した。営業利益率も4.55%から0%へ低下し、収益性は急激に悪化している。業界内では、VRain SolutionやCocoliveなどが同様のライフスタイル系サービスを展開しており、ユーザー獲得競争が激しい。同社は子育て支援というニッチな領域で差別化するが、収益モデルの確立が課題で、広告や会員収入に依存している。

強み

  • 子育て支援に特化し、ターゲット層への深い理解がある。
  • アプリやWebで利便性の高いサービスを提供している。
  • 一定の会員数を有し、家族向けサービスとの連携が可能。
  • 子育て支援は社会的ニーズが高く、行政との連携も期待。

課題

  • 直近期に売上が半減、事業モデルの見直しが急務。
  • 営業利益率が0%、マネタイズ手法が未確立。
  • 同業の新興企業が多く、差別化と市場シェア維持が困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がカラダノート

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
13917アイリッジ35億円5.5倍
23974SCAT35億円15.2倍
33987エコモット35億円
43622ネットイヤーグループ35億円20.0倍
54014カラダノート34億円38.5倍
63627テクミラホールディングス34億円
73710ジョルダン34億円9.3倍
83753フライトソリューションズ34億円
9476A辻・本郷ITコンサルティング34億円29.1倍
105256Fusic33億円60.1倍
114068ベイシス33億円29.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

健康支援アプリの開発から始まった2008年

2008年12月、健康支援サービスを提供する目的で、東京都港区に株式会社プラスアールを設立した。創業当初から製薬企業向けのアプリ開発を手掛け、2011年12月にはプレママ向け情報提供アプリ「ママびより(旧妊娠なう)」を提供開始。2012年3月には服薬管理アプリ「お薬ノート」、2013年2月には血圧管理アプリ「血圧ノート」と、健康管理系アプリを相次いでリリースした。この時期に、妊娠育児層と中高年層の両方をカバーするアプリポートフォリオの基礎が築かれた。

出産・育児向けアプリを拡充した2013年から2015年

2013年7月、陣痛間隔計測アプリ「陣痛きたかも」をリリースし、出産直前期のユーザーを取り込んだ。2014年7月には授乳記録アプリ「授乳ノート」、2015年9月には離乳食管理アプリ「ステップ離乳食」と、出産後の育児フェーズに対応するアプリを投入した。これらのアプリは妊娠週数や月齢に応じて機能を特化しており、ユーザーのニーズにシンプルに応える設計が支持を集めた。2017年7月には社名を株式会社カラダノートに変更し、同年10月にはママ向け情報サイト「ママびより」を開始した。

株式上場と新規事業への進出(2020年〜2021年)

2020年10月、東京証券取引所マザーズに株式を上場し、資金調達と知名度向上を実現した。上場後は事業領域を拡大し、2021年3月に保険代理事業「かぞくの保険」と住宅検討支援事業「かぞくのおうち」を開始。同年8月には宅配水事業「カラダノートウォーター」を立ち上げ、月額課金型のストック収益源を追加した。2022年2月には中部電力株式会社と資本業務提携を締結し、エネルギー領域との連携を模索した。

住友生命との提携と事業譲渡で再編した2025年

2025年3月、当社は宅配水事業「カラダノートウォーター」を株式会社ウェルディッシュに譲渡し、非中核事業からの撤退を完了した。同年5月には住友生命保険相互会社との資本業務提携契約を締結し、金融領域への選択と集中を明確化した。これにより、保険代理事業「かぞくの保険」を核とした高収益構造への転換を図っている。2025年7月期の売上高は構造改革の影響で減少したが、財務体質の改善と利益率の向上に着手している。

年表23件を開く

2000年代

  • 2008年12月創業健康支援を目的としたサービスを提供するため、東京都港区に株式会社プラスアールを設立

2010年代

  • 2010年3月事業拡大のため、東京都港区赤坂へ移転
  • 2010年11月事業拡大のため、東京都港区芝へ移転
  • 2011年6月事業拡大のため、東京都港区東麻布へ移転
  • 2011年12月プレママ向け情報提供アプリ「ママびより(旧妊娠なう)」の提供開始
  • 2012年3月服薬管理アプリ「お薬ノート」の提供開始
  • 2013年2月血圧管理アプリ「血圧ノート」の提供開始
  • 2013年3月事業拡大のため、東京都港区芝へ移転
  • 2013年7月陣痛間隔計測アプリ「陣痛きたかも」の提供開始
  • 2014年7月授乳記録アプリ「授乳ノート」の提供開始
  • 2015年9月離乳食管理アプリ「ステップ離乳食」の提供開始
  • 2017年3月事業拡大のため、東京都港区芝公園へ移転
  • 2017年7月商号変更株式会社カラダノートへ社名変更
  • 2017年10月ママ向け情報サイト「ママびより」の提供開始

2020年代

  • 2020年10月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2021年1月事業拡大のため、東京都港区芝浦へ移転
  • 2021年3月保険代理事業「かぞくの保険」を開始
  • 2021年3月住宅検討支援事業「かぞくのおうち」を開始
  • 2021年8月宅配水事業「カラダノートウォーター」を開始
  • 2022年2月中部電力株式会社との資本業務提携に関する契約を締結
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
  • 2025年3月宅配水事業「カラダノートウォーター」を事業譲渡
  • 2025年5月住友生命保険相互会社との資本業務提携契約の締結

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/7期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    ファミリーデータベースの拡大

    子育てアプリの充実によるユーザー数拡大、未就学児向け商材の充実によるアクションユーザー数拡大、ヘルスケアアプリの充実による初孫世代ユーザー拡大により、子育て世代から中高年まで世代の輪を広げ、最終的に日本の全世帯への拡大を目指す。

  2. 02

    収益性の向上

    ライフイベントマーケティング(フロー型)での新規提携先拡大に加え、家族サポート(ストック型)の拡大により、1人当たりの獲得収益を拡大する。

  3. 03

    シンプルな事業構造への原点回帰

    2025年7月期の戦略として、シンプルな事業構造で採算管理を平易にし、利益が出る体質へ原点回帰。身の丈にあった人員配置と利益が出る役割分担へゼロベースで変化する。

  4. 04

    金融領域への選択と集中

    金融領域への選択と集中を進め、その一環として住友生命保険相互会社との資本業務提携を通じた事業基盤の強化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で45人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は540万円で、5期前と比べて+19.5%平均年齢は33.2歳、平均勤続年数は3.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年7月45233.52.730
2021年7月44532.51.940
2022年7月42932.32.143
2023年7月46332.82.341
2024年7月50131.72.745222
2025年7月54033.23.2450

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年7月期・提出会社(単体)
女性管理職比率37.5%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)84.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都港区4百万円
ファミリーデータプラットフォーム事業

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年7月期の売上高は13億円営業利益0億円前期と比べると減収減益で、売上が-40.9%、利益が-100.0%。

売上高
-40.9%
13億円
営業利益
-100.0%
0億円
純利益
-200.0%
-1億円
営業利益率
0.0%
前期比 -4.5%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は5億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−37.5%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q500.00
2023年3Q500.0−1
2023年4Q6−2
2024年1Q500.00
2024年2Q7114.31
2024年3Q600.00
2024年4Q400.00
2025年2Q8−1−12.5−1
2025年4Q5120.00
2026年2Q5120.01

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2016年7月期からの10期で、売上は1億円から13億円へ13.0倍に増えた。直近期の営業利益率は0.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2016年7月100
株式会社カラダノートへ社名変更
2017年7月311
2018年7月511
2019年7月611
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2020年7月711
2021年7月1021
2022年7月13−3−3
2023年7月21−2−4
2024年7月22114.51
2025年7月13000.0−1

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年7月期

売上高13億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-7.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金53.8%7億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金53.8%7億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
46.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比8.4pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比14.3pt
-7.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比29.9pt
-16.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-12.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2025年7月期は営業CFが−1億円、投資CFが1億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは立て直し型にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上期末の手元現金は6億円で、売上の5.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年7月00001
2019年7月10012
2020年7月10013
2021年7月205210
2022年7月−304−310
2023年7月−30−1−37
2024年7月−10−1−15
2025年7月−11106

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2025年7月期の総資産は8億円。このうち返さなくてよい自己資本が5億円で、自己資本比率は62.5%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年7月10157.9
2017年7月21155.4
2018年7月22073.3
2019年7月32176.6
2020年7月43172.2
2021年7月1110185.1
2022年7月146841.7
2023年7月112920.4
2024年7月104734.0
2025年7月85362.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年7月期の内訳単体ベース
現金及び預金
6億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-1億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
3億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
40
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中312位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中600位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-16.8%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
62.5%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-40.9%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥507で、1年前と比べて+2.0%過去52週の値幅のなかでは57%の位置にある。

¥507-0.4%1ヶ月+0.6%1年+2.0%時価総額34億円
過去52週の値幅
安値¥385高値¥598

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)38.5倍
PBR5.41倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は506円で前日比-1.56%と反落。25日移動平均線(518.4円)を下回り、75日線(462.33円)と200日線(453.07円)は下回った。52週高値(598円)からは約15.4%の下落、52週安値(385円)からは約31.4%高。7月29日に542円まで上昇したが、翌30日に501円へ急落し、現在は戻り鈍い。RSIは34.78とやや売られ過ぎ圏。出来高は7月30日に59400株と急増後、減少傾向。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 30/100)

PERは38.45倍と同業界平均31.09倍を上回り、PBRは5.4倍で平均3.64倍より高い。ROEは-16.8%と赤字で、収益性が悪化している。配当は無配で、株主還元が乏しい。直近業績は減収減益で、今期も赤字予想。バリュエーションは業績悪化を織り込んでいないため割高感がある。ただし、情報・通信業界の成長余地を考慮すれば、やや割高の範囲か。

指標この会社業種平均
PER (実績)38.5倍47.9倍
PBR5.41倍2.96倍
ROE-16.8%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

子育て支援市場での成長可能性が注目される一方、収益の安定性に疑問がある。強気派は、少子化対策やデジタル化で市場拡大が見込めるとし、黒字化の兆しを評価。弱気派は、売上規模の小ささと赤字幅の縮小が頭打ちになるリスクを指摘。論点は、成長戦略の実行力と収益モデルの持続性にある。

プラスに働く材料7
  • 市場の成長性

    子育て支援のデジタルサービス需要は増加傾向にあり、市場拡大が期待

  • 黒字転換の実績

    直近の決算で営業利益率4.55%を達成し、収益改善が見られる

  • ブランド認知度

    ママ向けアプリとして一定の認知度があり、集客力が強み

  • 営業損益0億円の赤字寸前、再黒字化は近い2026年Q2影響

    2025/7期の営業損益は0億円。売上高13億円でも損益分岐点近傍で、わずかな売上改善で黒字転換が見込める

  • 純損失1億円と赤字幅は限定的通年影響

    2025/7期の純損失は1億円。時価総額34億円に対し約3%で、財務の毀損は小さい

  • 株価は1年で4.76%上昇、底離れの態勢継続影響

    売上減にもかかわらず株価は1年前比4.76%高。今後の決算で改善が確認できれば上昇モメンタムが続く

  • 2024/7期の黒字実績が収益回復の道筋を示す決算発表後影響

    2024/7期は純利益1億円、営業利益1億円を計上。2025/7期の営業損益0億円からこの水準へ戻る余地がある

マイナスに働く材料7
  • 売上規模の小ささ

    売上高22億円と小さく、成長には大規模な投資が必要

  • 収益の不安定さ

    過去赤字が続き、黒字化しても利益幅が薄く、安定しない

  • 競合との競争

    同様のサービスが多く、差別化が難しく価格競争に陥るリスク

  • 売上高が22億円から13億円へ約4割減通年影響

    2024/7期22億円→2025/7期13億円、減少率は約41%。事業規模の縮小が続けば減収基調は長期化する

  • 純利益が黒字から赤字へ転落2026年Q2影響

    2024/7期純利益1億円→2025/7期純損失1億円。業績変動が激しく、PER38.45倍は維持困難

  • ROEマイナス16.8%と資本効率が急悪化継続影響

    ROEは-16.8%と低成長。PBR5.4倍はROE改善がなければ割高評価の剥落リスクがある

  • 無配でインカムサポートがなく下落時は買い手不在不定影響

    配当利回りは非開示・ゼロ。業績悪化時に配当による下支えが期待できない

次の決算で確かめる点
月間アクティブユーザー数
サービスの利用状況と広告収入の基盤を把握するため
有料会員数
収益性の高い有料サービスの加入状況を確認するため
広告単価
広告収益の変動要因を把握し、収益の安定性を見るため

株主

有価証券報告書より

2025年7月期末の株主数は延べ4,924人。区分でいちばん多いのは個人・その他78.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が19.1%を占め、残る80.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年7月%2021年7月%2022年7月%2023年7月%2024年7月%2025年7月%
個人・その他100.093.691.488.788.978.1
金融機関0.40.00.10.59.8
事業法人1.56.16.96.89.3
証券会社2.91.12.62.41.5
外国法人1.61.41.61.51.2
自己株式0.11.61.61.60.2
外国人個人0.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01佐藤 竜也44.07
02住友生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)9.71
03中部電力株式会社4.48
04清板 大亮2.38
05株式会社ハッピークローバー2.24
06東京短資株式会社1.34
07穐田 誉輝0.97
08大久 望0.66
09J.P. Morgan Securities plc(常任代理人 JPモルガン証券株式会社)0.63
10楽天証券株式会社0.55

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で+100%、1株純資産は10期で−100%。直近期のROEは-16.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2016年7月−11,530185,625
2017年7月241,637427,26278.9
2018年7月133446.1
2019年7月134731.0
2020年7月176330.3
2021年7月2315521.756.5
2022年7月−5293−42.4
2023年7月−6036−93.7
2024年7月185640.029.1
2025年7月−1172−16.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

2名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は2名。2025/7期の役員報酬は総額49百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
佐藤竜也代表取締役422,951,100
山本和正取締役 ビジネス 本部長3526,500

役員報酬の内訳2025/7

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)232223417
社外取締役415154

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/7期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,621字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、「家族の健康を支え 笑顔をふやす」というコーポレートビジョンのもと、日本の社会課題である「少子化」に対して、家族の繋がりを起点にテクノロジーやファミリーデータの有効活用による課題解決を目指し、ライフイベントに応じたファミリーデータプラットフォーム事業を展開しております。 また、ファミリーデータプラットフォーム事業として現在、大きく3つに分類しております。 ①ライフイベントマーケティング 企業向けにファミリーデータを利活用し、マーケティング支援を実施する「かぞくアシスタント」を展開しております。 ②家族サポート ユーザーの家族生活環境の効率化支援を行う目的として、モバイル等での記録ツールの提供並びに、生活インフラの改善に向けた自社サービスの提供を実施し、アプリ提供、金融関連領域の保険代理事業「かぞくの保険」、住関連領域の「かぞくのおうち」を展開しております。なお、当社は事業ポートフォリオの見直し及び経営資源の選択と集中を図るため、当社が展開していたカラダノートウォーター(宅配水)事業を、株式会社ウェルディッシュに対して事業譲渡をいたしました。 ③家族パートナーシップ ①ライフイベントマーケティングおよび②家族サポートで培った知識・ノウハウを活用し、大企業向けにマーケティング支援等を実施しております。 主な事業内容としては、当社のアプリ等を通じて、子供との暮らしにあると嬉しいプレゼントがもらえるキャンペーンにお申し込み頂き、会員登録して頂いたユーザーのパーソナルデータをクライアント企業への提供並びに自社サービスへの誘導をすることにより収益を得ております。 当社が属しているヘルスケア市場は、精神的な健康を支援するウェルネス市場(想定市場規模:約15兆円)、健康管理・予防を支援する狭義のヘルスケア市場(想定市場規模:約31兆円)、公的医療・介護等のシックケア市場(想定市場規模:約41兆円)の3つに分類されており、当社は前述のウェルネス市場およびヘルスケア市場において事業を展開しております。 当社は、家族サポート事業において、まず金融関連領域の保険代理事業「かぞくの保険」と生活必需品領域の宅配水事業「カラダノートウォーター」の契約者を着実に積み上げ、回収フェーズに入っております。この事業の根幹を担う良質なアポイント・面談を効率よく創出するインサイドセールスの強固な組織運営を通じて構築してきました。中長期的な事業成長に向け、自社での契約に捉われない、最適な成果地点であるアポイント・面談を提携先企業へ提供するビジネスモデルにより、更なる事業成長、高収益化を図ってまいります。また住関連領域の「かぞくのおうち」では成約課金モデルの提供を進め、顧客・パートナー企業の両者にとってより良いサービスを行える基盤を構築できており、今後更なる収益拡大を実現してまいります。 ライフイベントマーケティングにおいては、ヘアケア・衛生用品関連商材、食材宅配、教育、人材など主に妊娠、育児層の家族にとってライフサポートに資する複数の商材を提供しており、現時点ではヘアケア・衛生用品領域での売上が過半数を占めております。中長期的な事業成長に向け、妊娠、育児層の出産前後の以外のライフイベント顧客を取り込んでいき、サービス展開を強化していきます。 なお、ファミリーデータプラットフォーム事業の主な特徴は、以下のとおりであります。 (ⅰ)家族サポートにおけるコンテンツ開発力 当社は創業来、大手製薬企業から請け負ったアプリの制作実績を活かし、世代を問わないコンテンツを多数開発してまいりました。現在は、メインターゲットである妊娠育児層のママに対して、「ママびより」などのウェブメディアの他、妊娠週数や月齢の課題に応じた機能を特化する形で、アプリケーションを多数運営しております。 主要アプリとして、プレママ向け情報提供コンテンツとして「ママびより」、陣痛間隔計測ツールとして「陣痛きたかも」、授乳の記録管理ツールとして「授乳ノート」、離乳食管理ツールとして「ステップ離乳食」、予防接種管理ツールとして「ワクチンノート」を提供しております。妊娠中から1歳未満の子供を持つ親における当社アプリは高いリーチ率を維持し、なかでも近年の陣痛間隔計測アプリの年間ダウンロード率(※)は90%以上となっております。これらアプリケーションをママの課題に応じて、機能を切り出すことにより、ユーザーのニーズに合った機能をシンプルに提供し、ユーザー満足度の向上に繋げております。アプリケーション以外でもノベルティの自社開発なども行い、妊娠育児層のママへの認知率の拡大を図っております。 また、創業初期から中高年向けの健康をサポートするヘルスケアアプリとして「血圧ノート」、「お薬ノート」、「通院ノート」なども運営しております。ママ向けアプリヘルスケアアプリにおいても継続してユーザーからの高い支持となっております。 現在は自社コンテンツを有効活用しつつ家族全体へのユーザー層拡大を進めております。今後は、アプリケーション間での連携をより強化し、シームレスに提供することでユーザーとのコミュニケーションの強化を図ってまいります。 ※ 2022年1年間でのアプリのDL数72万 / 2022年出生数(77万人) (ⅱ)ライフイベントマーケティングを通じたファミリーデータベースの構築 主に妊娠育児層のママを対象として、自社コンテンツや外部広告を通じて、子供との暮らしにあると嬉しいプレゼントがもらえるキャンペーンに誘導し、アンケートにお答え頂くことによりパーソナルデータをお預かりしております。主なアンケート項目としては、子供の年齢、住所、氏名、世帯年収、妊娠育児層のママ向けサービスの検討状況などであり、これらの回答は、当社のデータベース(ファミリーデータベース)に登録されております。プレゼントとして利用しているオリジナルグッズについては当社でデザイン制作しており、家族を迎えるタイミングで暮らしに役立つものを制作しております。 (ⅲ)継続的な収益モデル 主に妊娠育児層のママ向けのサービスを展開している企業に対して、ファミリーデータベースを活用したプロモーションの支援を行っております。当社の保有しているパーソナルデータから、クライアント企業の希望する条件に合致するユーザーを抽出し、データ提供を行うことなどで収益を得ております。 妊娠育児層のママの関心度の高い企業の商品・サービスを選定することにより、ユーザーと商品・サービスとの相性を高めることができ、最終的な成約数が多く見込め、自社サービス並びにクライアントの収益拡大に貢献していると考えております。 提携している企業の商材としましては、保険、食材宅配、幼児教育、住宅、宅配水をはじめとして複数扱っております。 また、ユーザーとの友好的な関係性構築のため、自社コンテンツを通じて、会員(※)化を進めており、非会員でも閲覧できるオープン情報に加え、会員に限定する形で妊娠週数や月齢に応じた情報コンテンツ等を提供しております。また、MA(マーケティングオートメーション)ツール、SMS(ショートメッセージサービス)等を導入し、家族の成長に合わせた商材の紹介も行っております。子供の出産予定日や誕生日などで会員情報を区分し、妊娠週数や子の月齢に応じた情報コンテンツを発信することで、ユーザーにおいては、その時々の関心ごとに沿ったコミュニケーションをとることができ、当社への信頼が拡大すると共に、クライアント企業においても成約率の高いユーザーとのマッチングに繋がると考えております。そして、継続的にユーザーとの接点が持てることにより、クライアントの商材や自社商材への提案機会を得ることができ、LTV(顧客生涯価値)の向上が可能となります。 今後につきましては、「家族サポート」並びに「ライフイベントマーケティング」で培った経験、ノウハウ等をもとに、特に金融領域における企業の提携を強化し、マーケティングの効率化や新規事業の創出を支援する家族パートナーシップについても推進してまいります。 ※ 会員:当社のキャンペーンに応募し、ファミリーデータベースに登録させて頂いているユーザー なお、当社は単体で事業を行っているため、企業集団を形成しておりません。また、当社のサービスはそれぞれのサービスが有機的に繋がっており、当社のセグメントはファミリーデータプラットフォーム事業の単一セグメントとなります。 当社の事業の系統図は次のとおりであります。 (注)2025年3月31日付でカラダノートウォーター(宅配水)事業を、株式会社ウェルディッシュに対して事業譲渡をいたしました。
経営方針・対処すべき課題4,117字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、「家族の健康を支え 笑顔をふやす」というコーポレートビジョンのもと、インターネットメディア等を活用したファミリーデータプラットフォーム事業を軸としたプロダクトやサービス等の開発を展開しております。目まぐるしく環境が変化する中、新たなユーザー及びクライアント企業のニーズ、課題を解決していくことが、今後の継続的な成長に必要であると考えております。 (2) 経営戦略等 当社が属しているヘルスケア市場は、精神的な健康を支援するウェルネス市場(想定市場規模:約15兆円)、健康管理・予防を支援する狭義のヘルスケア市場(想定市場規模:約31兆円)、公的医療・介護等のシックケア市場(想定市場規模:約41兆円)の3つに分類されます。日本国においては、少子高齢化という大きな社会課題もあり、今後はシックケア市場からより入り口に近い、ウェルネス市場および狭義のヘルスケア市場へ官民ともに資金の流入が加速するものと捉えております。そのため、当社は「家族の健康を支え 笑顔をふやす」というコーポレート・ビジョンのもと、家族のつながりを起点にウェルネス・ヘルスケア市場での事業展開をより加速してまいります。 当該事項を念頭に、ファミリーデータプラットフォーム事業の拡大に向けて、「ファミリーデータベースの拡大」と「収益性の向上」の二つの方向性から注力しております。 ファミリーデータベースの拡大に関しては、子育てアプリの充実によるアプリユーザー数の拡大、妊娠中や育児初期だけでなく未就学児期全般にも紹介可能な商材の充実によるアクションユーザー数(※)の拡大のみならず、ヘルスケアアプリの充実による初孫世代ユーザーの拡大により、子育て世代を軸に世代の輪を広げ、初孫世代の中高年まで拡大していく方針でおります。最終的には日本の全世帯への拡大を目指していきます。 収益性の向上に関しては、ライフイベントマーケティング(フロー型収益である住宅関連事業「かぞくのおうち」など)での新規提携先の拡大に加え、家族サポート(ストック型収益である保険代理業「かぞくの保険」、宅配水事業「カラダノートウォーター」など)の拡大により、1人当たりの獲得収益の拡大を進めております。 ※ アクションユーザー:当社の収益につながる行動をしたユーザー 2025年7月期については、以下の経営戦略を追加しております。 ・シンプルな事業構造で採算管理を平易にし、利益が出る体質へと原点回帰を行う。 ・身の丈にあった人員配置と、利益が出る役割分担へとゼロベースで変化をする。 ・金融領域への選択と集中を進めるとともに、その一環として住友生命保険相互会社との資本業務提携を通じ た事業基盤の強化を図る。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は株主価値向上のため、中長期的にはROE(自己資本利益率)を最大化していく方針でありますが、短期的には売上を増加させ利益を安定的に出す体制を構築することに注力しております。そのため、現在はROEについては公表可能な目標値を設定しておらず、期初予算で設定した売上高並びに営業利益を経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等として取締役会等で監視を行っております。 (4) 事業上及び財務上の対処すべき課題 当社は、以下の事項を主要な課題として認識しており、継続的に取り組んでおります。 ① 認知度の向上とユーザー数の拡大 当社が持続的に成長するためには、当社及び当社サービスの知名度を向上させ、新規ユーザーを継続的に獲得し、ユーザー数を拡大していくことが必要不可欠であると認識しております。そのために当社は、効果的な広告宣伝活動等により当社の知名度を向上させること、また既存メディアにおけるPDCAサイクルの強化を進めることにより認知度の向上とユーザー数の拡大に努めてまいります。認知度の向上とユーザー数の拡大については、費用対効果を見極めながら、広告宣伝活動及び広報活動に積極的に取り組んでまいります。 ② 継続的な事業の創出 インターネット関連事業は、サービス等の新陳代謝が激しく、一般的にプロダクトライフサイクルが短い傾向にあります。こうした環境の中で継続的な成長を実現するために、当社は、既存事業の成長を図るだけではなく、様々な新規事業に取り組み続けることが重要であると考えております。 当社は、ファミリーデータプラットフォーム事業で構築したビジネスモデルを、現在のターゲットのみならず、中長期的には家族全般にターゲットを拡げるべく、横展開を実施していく予定でおります。今後も中長期の競争力確保につながる事業開発のノウハウの蓄積を積極的に行い、インターネット市場向けの新規事業開発に取り組むことで、将来にわたる持続的な成長につなげてまいります。 ③ プロダクトやサービスの拡大 ファミリーデータプラットフォーム事業では、「全員プレゼントキャンペーン」を基軸として、ユーザーと商材を効率的にマッチングさせることで収益化を実現しており、ファミリーデータプラットフォームで獲得したユーザーのライフスタイルにあった商材をレコメンドするだけでなく、会員限定のコンテンツの配信等を通じて、ユーザーのロイヤルティを高めつつ、収益拡大を実現してまいりました。今後、ファミリーデータプラットフォーム事業の横展開だけでなく、各サービスで獲得したデータを活用したプロダクトやサービスの開発を進めてまいります。 ④ ユーザーのアクセスログの蓄積、解析体制の強化 当社は、多くのユーザーのアクセスログを有しており、ユーザーに更なる付加価値を提供するためにも、これらのアクセスログに基づき、独自のサービスを開発していく必要があると考えております。そのため、より一層アクセスログを独自に解析する体制を強化してまいります。 ⑤ 優秀な人材の確保と育成 継続的に成長するために、優秀な人材の確保と育成が重要であると考えております。特に当社のサービスの充実や拡大をするためのエンジニア、クライアントの開拓を担当する営業人員の採用等を適時行ってまいります。また、当社の経験とノウハウに基づく有益な研修を実施していく等、継続的に人材の育成に取り組んでまいります。 ⑥ M&Aの活用 新規事業やサービスの拡大のため、M&A等の事業投資の実行による成長の実現が重要であると考えております。M&Aを行うに当たっては、投資効果はもちろん、対象企業の将来性や当社が運営する事業とのシナジーをはじめとした相乗効果を十分に検討した上で、事業領域の拡大と業績の向上につながるよう慎重に進めてまいります。 ⑦ 内部管理体制の強化 当社は、事業規模を拡大すると同時に企業価値を継続的に高めていくためには、内部管理体制の更なる強化が必要であると考えております。社内規程や業務マニュアルの運用、定期的な社内教育の実施等を通じて業務の効率化と法令遵守の徹底を図るとともに、監査等委員会監査や定期的な内部監査の実施等により、より一層のコーポレート・ガバナンスの充実に努めてまいります。 ⑧ システムのセキュリティ管理体制と安定化 当社の展開する事業は、ウェブサイトに係るシステムのセキュリティ管理体制の構築が重要であり、市場環境の変化に対応したセキュリティ管理体制の維持、構築、整備を継続的に進めてまいります。 また、更なるユーザーの増加や新規事業等に伴うアクセス数の増加に備え、サーバー設備の増強や負荷分散を推進するなどの対策が必要となります。当社は、これら対策の重要性を認識した上で、今後も継続的な維持管理を行い、システムの安定化に取り組んでまいります。 ⑨ 技術革新や事業環境の変化への対応 当社の事業領域であるインターネット関連市場は、技術革新のスピードが速く、次々と新規参入企業が出現するなど、変化のスピードが早い環境となっております。 当社は、このような変化に対しても迅速に対応し、インターネットメディアの利用価値を継続的に高めていくことにより事業規模を拡大するため、最新の技術動向や環境変化を常に把握できる体制を構築してまいります。 これらの対応を進める中では、ファミリーデータプラットフォーム事業を通じたユーザーデータの蓄積は当社の競争優位の源泉と考えており、解析をはじめとした技術革新を続けることは当社の継続的な成長に必要不可欠であると考えます。 ⑩ 継続企業の前提に関する重要事象等 当社は、当事業年度において、営業活動によるキャッシュ・フローが4期連続でマイナスとなっており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象又は状況が存在しております。 しかしながら、当期における営業キャッシュ・フローのマイナスは、消費税の修正申告による一時的な影響によるものであり、これを除けば当事業年度よりプラスに転じております。さらに、下記の施策は既に下期から対応済みであり、当事業年度の下半期には営業利益及び営業キャッシュ・フローが黒字化しております。 当社は以下の施策により、当該状況の改善を図っております。 (ⅰ)フリーキャッシュフロー重視の経営への転換 宅配水事業の譲渡を含む事業ポートフォリオの見直しを実施し、成長領域へ経営資源を集中させることで、利益率とキャッシュ創出力を重視した体制へ転換しております。 (ⅱ)財務基盤の強化 2025年7月には、住友生命保険相互会社を割当先とする第三者割当増資及び自己株式の処分を実施し、189百万円の資金調達を完了しております。さらに、複数の金融機関との間で当座貸越契約を締結しており、当面の運転資金に支障はないものと判断しております。 以上の対応策により、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。
事業等のリスク6,307字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社の事業展開上、リスク要因となり得る主な事項を記載しております。また、当社は、当社でコントロールできない外部要因や、事業上のリスクとして具体化する可能性が必ずしも高くないとみられる事項を含め、投資家の投資判断上重要と考えられる事項については積極的に開示することとしております。当社はこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、その発生の予防及び発生時の対応に努める方針でありますが、当社の経営状況及び将来の事業についての判断は、以下の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 事業環境に関するリスクについて ① インターネット関連市場について 当社はインターネット関連事業を主たる事業対象としているため、インターネット及び関連サービスの更なる発展が事業の成長を図る上で重要であると考えております。インターネットの普及、インターネットシーンの多様化、利用可能な端末の増加等は今後も継続していくと考えております。 しかしながら、インターネットの普及に伴う個人情報の漏洩、改ざん、不正使用等や、社会道徳又は公序良俗に反する行為等への対応としての新たな法的規制導入や、その他予期せぬ要因によって、インターネット及び関連サービス等の発展が阻害されるような状況が生じた場合、当社の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 競合について インターネット利用者数の増加に伴い、多くの企業がインターネット関連事業に参入し、商品カテゴリーやサービス形態も多岐に渡っております。当社は、今後においても顧客ニーズへの対応を図り、事業拡大に結び付けていく方針でありますが、これらの取り組みが予測通りの成果をあげられない可能性や、画期的なサービスを展開する競合他社の出現、その他の競合等の結果、当社の売上高が低下する可能性があるほか、サービス価格の低下や利用者獲得のための広告宣伝費等の費用の増加を余儀なくされる可能性もあり、そのような場合には当社の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 技術革新等について 当社が事業展開しているインターネット関連市場では、技術革新や顧客ニーズの変化のスピードが非常に早く、インターネット関連事業者はその変化に柔軟に対応する必要があります。そのため当社は、最新の技術動向や環境変化を常に把握できる体制を構築するだけではなく、優秀な人材の確保及び教育等により技術革新や顧客ニーズの変化に迅速に対応できるよう努めております。 しかしながら、当社が技術革新や顧客ニーズの変化に適時に対応できない場合、又は、変化への対応のためにシステム投資や人件費等多くの費用を要する場合、当社の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 出生数の減少について 日本における出生数は、減少傾向にありますが、当社の主力事業は、クライアント企業からの成果型報酬が主な収入源であり、クラアントの新規開拓および拡充にともなうユーザー集客数の増加により、売上拡大の余地は大きいものと考えております。しかしながら、今後さらに出生数の減少が加速することにより、自社メディア又は外部広告からのユーザー集客数の減少が発生した場合は、業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ システムの安定性について 当社の運営するサービスは、快適な利用環境を実現するためにシステムの安定的な稼動が当社の業務遂行上必要不可欠な事項となっております。そのため、当社では継続的な設備投資を実施するだけではなく、サービスで使用するサーバー設備やネットワークを常時監視し、システム障害の発生を未然に防ぐことに努めております。 しかしながら、アクセスの急増、ソフトウエアの不備、コンピューターウィルスや人的な破壊行為、役職員の過誤、自然災害等の想定していない事象の発生によるサービスの停止により収益機会の喪失を招く恐れがあります。このような事態が発生した場合には当社が社会的信用を失うこと等が想定され、当社の業績及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 災害紛争事故に関するリスク 地震、台風、津波等の自然災害、火災、停電、未知の感染症の拡大等が発生した場合、当社の事業運営に深刻な影響を及ぼす可能性があります。 また、当社の事業拠点である日本の首都圏において大規模な自然災害等が発生した場合には、サービスの提供等が止むを得ず一時的に停止する可能性もあり、係る場合、当社の信頼性やブランドイメージを毀損するだけでなく、当社の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業内容に関するリスクについて ① 事業領域の拡大について 当社は、「家族の健康を支え 笑顔をふやす」というコーポレートビジョンのもと、新しい事業やサービスを創出し、新たな事業領域にスピード感をもって参入することにより事業成長を続けております。一方でこのような事業展開を実現するためには、その事業固有のリスク要因が加わることとなり、本項に記載されていないリスク要因でも、当社のリスク要因となる可能性があります。そして、新規事業の参入のため、新たな人材の採用、システムの購入や開発、営業体制の強化など追加的な投資が必要とされ、新規事業が安定的な収益を生み出すには長期的な時間が必要とされることがあります。 また、新規に参入した事業の市場の拡大スピードや成長規模によっては、当初想定していた成果を挙げることができないことがあり、事業の停止、撤退等を余儀なくされ、当該事業用資産の処分や償却により損失が生じる可能性があります。このような場合、当社の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 広告宣伝活動によるユーザー獲得について 当社の事業にとって、会員数の増加は重要な要素であるため、インターネット等を用いた広告宣伝活動だけに依存しないよう、自社コンテンツによるユーザー獲得に注力しております。一定の成果を有しているものの、新規獲得では広告宣伝活動の影響を受ける部分もあるため、今後もユーザー獲得効果を勘案して最適な施策を実施してまいります。しかしながら、当社の想定通りユーザー数が増加しない場合、当社の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 事業運営に関するリスクについて ① 人材の確保及び育成について 当社の事業においては、今後の事業拡大や新規事業の展開に伴い、技術者をはじめメディア運営に不可欠な人材を適時に確保し、それら人材を育成のうえ有機的に連携させる必要があると考えております。 しかしながら、当社の必要とする人材が必要な時期に確保できない場合、又は人材育成が計画通り進まない場合には、競争力の低下や事業拡大の制約要因が生じ、当社の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 代表取締役への依存について 当社の代表取締役である佐藤竜也は、創業者であると同時に大株主でもあり、経営方針や事業戦略の決定において重要な役割を果たしております。このため、当社は、同氏に過度に依存しない体制を構築するために、取締役会等における役員間の相互情報共有や各役員の管掌範囲を広げ権限移譲を進めることにより経営組織の強化を図っております。 ③ M&Aについて 当社は新規事業やサービスの拡大のため、M&Aをその有効な手段のひとつとして位置付けており、今後必要に応じてM&Aを実施する方針です。 M&Aに際しては、対象企業のビジネス、財務内容及び法務等について詳細なデューデリジェンスを行い、各種リスクの低減を図る方針であります。しかしながら、これらの調査の段階で確認又は想定されなかった事象がM&Aの実行後に発生又は判明する場合や、M&A実施後の事業展開が計画通りに進まない可能性があり、その場合は当初期待した業績への寄与の効果が得られない可能性があることや、対象企業の投資価値の減損処理が必要になることも考えられ、当社の事業および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) コンプライアンスに関するリスクについて ① 法的規制について 当社が提供しているサービスにおいては、個人のユーザーから個人情報を預かっているため、「個人情報の保護に関する法律」の適用を受けております。また、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」におけるアクセス管理者の立場から不正アクセス行為に対する必要な防御の措置を取る必要があります。当社はシステム開発等の一部を外注する場合があり、「下請代金支払遅延等防止法」の対応が求められます。また、個人情報の保護については、欧州連合(EU)におけるGDPR(一般データ保護規則 General Data Protection Regulation)など、諸外国で個人情報保護に関連する法制が強化されています。 当社は、上記を含む各種法的規制などに関して法律を遵守するよう、社員教育を行うと共にそれらの遵守体制を構築して法令遵守体制を整備・強化しておりますが、今後これらの法令の改正や、当社の行う事業が規制の対象となった場合、当社の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 個人情報保護について 当社は、ファミリーデータプラットフォーム事業を通して各種の個人情報並びに出産予定日・子供の誕生日などのユーザーに関する情報を保有しております。当社は、個人情報の外部漏洩の防止はもちろん、不適切な利用、改ざん等の防止のため、個人情報の管理を事業運営上の重要事項と捉えております。個人情報取扱管理規程及び情報セキュリティ基本規程を制定し、個人情報を厳格に管理するとともに、プライバシーマークの取得や全従業員を対象として社内教育を徹底する等、「個人情報の保護に関する法律」及び関連法令並びに当社に適用される関連ガイドラインの遵守に努めるとともに、個人情報の保護に積極的に取り組んでおります。 しかしながら、外部からの不正アクセスや社内管理体制の瑕疵等により個人情報が外部に流出した場合、当社への損害賠償請求や社会的信用の失墜により、当社の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 知的財産権について 当社は、当社が運営する事業に関する知的財産の獲得に努めるとともに、第三者の知的財産権侵害の可能性については可能な範囲で確認を行っております。 記事の盗用等により第三者の権利を侵害しないよう当社ガイドラインに基づき、事前確認及び著作物引用ルールの徹底等様々な対策を実施しております。 しかしながら当社の記事が何らかの不備により第三者の知的財産権等を侵害してしまう可能性、又は当社が使用する技術・コンテンツ等について侵害を主張され、それに対応するための費用又は損失が発生する可能性があります。また、将来当社による特定のコンテンツ又はサービスの提供若しくは特定の技術の利用に制限が課せられ、当社の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 内部管理体制について 当社は、企業価値を最大化すべく、コーポレート・ガバナンスの充実を図る多様な施策を実施しております。また、業務の適正及び財務報告の信頼性を確保するため、これらに係る内部統制が有効に機能する体制を構築、整備、運用しております。 しかしながら、事業の急速な拡大等により、十分な内部管理体制の構築が追いつかないという状況が生じる場合には、適切な業務運営が困難となり、当社の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 情報セキュリティについて 当社は、ユーザーよりお預かりしている個人情報を基盤として付加価値の高いサービスを提供しているため、情報こそが最大の資源であり、情報セキュリティの確保を重要課題の一つとして位置付けております。当社は、サービスを提供するにあたり貴重な情報資源を有しておりますが、情報資源を適切に管理するため情報セキュリティ基本方針を定め、情報セキュリティ責任者は情報セキュリティを定期的に評価し適正化を図り業務を継続的かつ効率的に遂行することに努めております。 しかしながら、当社や委託先の関係者の故意・過失、又は悪意を持った第三者の攻撃などにより、情報資源が外部に流出する可能性があります。情報が流出した場合、当社への信頼や企業イメージが低下し、当社の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 訴訟等について 当社は、法令及び契約等の遵守に努めておりますが、事業活動を進めていく上で取引先等から訴訟を受ける可能性や、訴訟に至らないまでも紛争に発展して請求等を受ける可能性があります。そのような場合には、当社の事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社は、「第5経理の状況 1財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(貸借対照表関係)2 偶発債務」に記載の通り、2023年12月4日付で株式会社FPOの株主である野々村晃氏より、本譲渡契約の履行として株式譲渡代金6億1,000万円及び弁護士報酬・費用等を合わせた総額6億7,100万円並びに遅延損害金の支払を求める訴訟を提起されております。当社といたしましては、本譲渡契約のクロージング条件は成就されておらず解除は有効であると考えておりますが、今後、原告の主張及び請求内容を精査し、裁判を通じて当社の正当性を明らかにする所存です。なお、現時点では当社の業績に与える影響を見込むことは困難であり、当該訴訟の結果によっては、当社の事業及び経営成績並びにキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります ⑦ コンテンツの信頼性について 当社メディア及びウェブサイトに掲載するコンテンツの制作に関わる関係者には法令遵守の徹底に加え、所定のルールに従い掲載前のコンテンツのチェックを入念に実施するなどして編集業務を行うよう努めております。また、各領域における関連法令に抵触することがないよう、加えてコンテンツの信頼性を確保できるよう、必要に応じ、専門家と連携を図りながら監修体制を導入しております。しかしながら、何らかの理由により正確性、公平性に欠けたコンテンツが掲載された場合、当社の業績及び社会的信用に影響を与える可能性があります。 ⑧ 風評被害について 当社は、本書提出日現在において把握している風評被害はありません。しかしながら、風評被害により当社のブランドイメージが毀損され、その後の取引等に影響が出た場合、業績等にも影響があると考えております。 ⑨ 継続企業の前提に関する重要事象等 当社は、当事業年度において、営業活動によるキャッシュ・フローが4期連続でマイナスとなっており、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象又は状況が存在しております。 しかしながら、当期における営業キャッシュ・フローのマイナスは、消費税の修正申告による一時的な影響によるものであり、これを除けば当事業年度よりプラスに転じております。 当該状況への対応策については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)事業上及び財務上の対処すべき課題⑩」を参照願います。 以上の対応策により、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。
経営成績の分析 (MD&A)5,038字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社の財政状態、経営状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績や現状等を勘案し合理的に判断していますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は後記「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しております。 (2)財政状態の分析 (資産) 当事業年度における流動資産は743,798千円(前事業年度末比182,594千円減少)となりました。これは主に、売掛金170,037千円、前払費用109,510千円の減少があった一方で、現金及び預金の増加112,606千円によるものであります。固定資産は24,798千円(前事業年度末比84,492千円減少)となりました。これは主に、長期前払費用68,395千円、繰延税金資産15,561千円の減少によるものであります。 以上の結果、総資産は768,597千円(前事業年度末比267,086千円減少)となりました。 (負債) 当事業年度における流動負債は184,273千円(前事業年度末比293,556千円減少)となりました。これは主に、未払消費税等の減少239,671千円によるものであります。固定負債は103,868千円(前事業年度末比101,334千円減少)となりました。これは主に、長期借入金の減少100,000千円によるものであります。 以上の結果、負債合計は288,142千円(前事業年度末比394,890千円減少)となりました。 (純資産) 当事業年度における純資産は、480,455千円(前事業年度末比127,804千円増加)となりました。これは主に、その他資本剰余金104,561千円の増加及び、自己株式84,631千円の減少があった一方で、当期純損失の計上により利益剰余金が69,919千円減少したことによるものであります。 (3)経営成績の分析 当社は、「家族の健康を支え 笑顔をふやす」というコーポレートビジョンのもと、家族とのつながりや家族のライフイベントデータを利活用したファミリーデータプラットフォーム事業を推進しております。 厚生労働省の2024年人口動態統計によると、日本人の国内出生数は68万6千人となり、統計開始依頼初めて70万人を割り込む過去最低の数値となり、少子化の流れが続いています。一方、株式会社電通「2024年 日本の広告費」によれば、インターネット広告市場は前年比9.6%増の3兆6,517億円と拡大が続いています。 当事業年度における世界経済は、米国の堅調な個人消費を背景に緩やかな回復基調を示す一方、ロシア・ウクライナ戦争の長期化や中東情勢の緊張、米中摩擦や関税政策の不透明化といった複数の懸念が残存し、先行きは依然として不透明です。 日本経済は、インバウンド需要の拡大や賃金上昇が景気を下支えする一方、円安・物価高による消費行動の変化や日本国内の政局の不透明さといった課題を抱えていますが、企業による価格転嫁や雇用環境の改善も進み、デフレ脱却に向けた基盤が整いつつあります。 このような事業環境の下、当社は2024年10月に策定した中期経営計画に基づき、重点戦略として掲げる「金融領域での提携強化」の具体化に向けた取り組みを進めてまいりました。その一環として、2025年5月に住友生命保険相互会社との資本業務提携を締結し、子育て支援・少子化対策とウェルビーイング価値の最大化を目的とする協業体制を構築しております。 これに向け、経営資源の選択と集中を進め、宅配水事業の譲渡および利益率の低いヘアケア・衛生用品関連商材への送客の縮小を行い、高収益事業への再配分を実行しました。 事業面では、家族サポート事業において、当社の強みであるインサイドセールスを活用した収益性の改善を進め、ライフイベントマーケティング事業においても教育・食材宅配・不動産関連といった産業において、送客先の拡大や条件の見直しが進展しています。また、厚生労働省が推進する「共育(トモイク)プロジェクト」にも推進委員として参画し、行政や企業との連携を通じた社会課題の解決に向けた取り組みを進めております。 構造改革の取り組みを優先させた結果、上期は赤字での着地となったものの、下期において黒字転換を実現し、通期では財務体質やフリーキャッシュフローの改善、来期以降に向けた利益率の改善に寄与しました。 その結果、当事業年度の売上高は1,270,151千円(前年同期比42.1%減)、営業損失は34,721千円(前年同期100,676千円の営業利益)、経常損失は43,837千円(前年同期106,192千円の経常利益)、当期純損失は69,919千円(前年同期114,890千円の純利益)となりました。 また、当社の事業セグメントはファミリーデータプラットフォーム事業のみの単一セグメントであるため、セグメントごとの記載をしておりません。 (4)キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は596,082千円で、前事業年度末に比べて 112,606千円増加しております。 当事業年度における各キャッシュ・フローの状況及び主な増減要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果支出した資金は115,413千円(前事業年度107,369千円の支出)となりました。これは主に、税引前当期純損失の計上54,046千円、未払消費税等の減少240,261千円があった一方で、売上債権の減少額167,318千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果獲得した資金は143,389千円(前事業年度3,000千円の支出)となりました。これは主に、事業譲渡による収入144,943千円よるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果獲得した資金は84,631千円(前事業年度92,800千円の支出)となりました。これは主に、第三者割当増資による収入137,338千円、自己株式の処分による収入47,300千円があった一方で、長期借入金の返済100,000千円によるものであります。 (5)生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社は、生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。 b.受注実績 当社は、受注生産を行っておりませんので、受注実績に関する記載はしておりません。 c.販売実績 当事業年度における販売実績を事業別に示すと、次のとおりであります。なお、当社は、ファミリーデータプラットフォーム事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 事業の名称   金額(千円)   前年同期比(%) ファミリーデータプラットフォーム事業   1,270,151   -42.1 (注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相  手  先   第16期事業年度 (自 2023年8月1日 至 2024年7月31日)   第17期事業年度 (自 2024年8月1日 至 2025年7月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社SARUCREW   798,845   36.4   ―   ― プレミアムウォーター株式会社   230,459   10.5   ―   ― (注) 当事業年度の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、当該割合が10%未満であるため記載を省 略しております。 (6) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 売上高は、フリーキャッシュフローを重視した事業戦略への方針転換を行った結果、短期的にマイナスの影響が生じました。ライフイベントマーケティング(フロー型ビジネス)においては、ヘアケア・衛生用品領域を縮小した一方で、教育領域や住関連領域での取引拡大により収益性が大幅に向上しました。家族サポート事業(ストック型ビジネス)である保険代理事業「かぞくの保険」は小幅の拡大にとどまりましたが、これは住友生命保険相互会社との資本業務提携に経営資源を集中させたためです。その結果、売上高は主に1,270,151千円(前年同期比42.1%減)となりました。 売上原価は宅配水事業譲渡に伴うボトル仕入の減少や不採算領域縮小の影響等により650,910千円(前事業年度比8.5%減)となりました。 販売費及び一般管理費は主にユーザー獲得のためのコスト見直しによる広告宣伝費658,830千円の減少、業務委託依頼による外注費11,869千円の減少、宅配水事業の譲渡に伴う支払手数料23,555千円の減少等により653,961千円(前事業年度比52.7%減)となりました。 この結果、当事業年度の営業損失は34,721千円(前事業年度100,676千円の営業利益)となりました。 営業外損益につきましては、営業外収益は主に消費税差額が発生したことにより4,266千円(前事業年度比46.8%減)となりました。営業外費用は、第三者割当増資に係る費用、支払利息の発生等により13,382千円(前事業年度比435.7%増)となりました。 この結果、当事業年度の経常損失は43,837千円(前事業年度106,192千円の経常利益)となりました。 特別損益につきましては、特別損失は、宅配水事業の譲渡に伴う前払費用の取り崩しや利用者サポート費用等の事業譲渡関連損失10,221千円を計上したことにより10,221千円(前事業年度比61.2%増)となりました。 この結果、当事業年度の税引前当期純損失は54,046千円(前事業年度99,859千円の税引前当期純利益)となりました。 以上により、当事業年度の当期純損失は69,919千円(前事業年度114,890千円の当期純利益)となりました。 ② 資本の財源及び資金の流動性 当事業年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(4)キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。 当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。現在、運転資金は自己資金で賄うことを基本としておりますが、今後事業拡大に向けて資金が必要となる場合に備え、一部の金融機関と当座貸越の契約をしております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。 当社の財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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