概要
カラダノートは、妊娠・育児層を主な対象としたファミリーデータプラットフォーム事業を展開する企業である。2008年に東京都港区で株式会社プラスアールとして創業し、2017年に現社名に変更した。2020年に東京証券取引所マザーズに上場し、現在はグロース市場に所属する。2024年7月期の売上高は22億円、従業員数は45名。
3つの事業で構成するファミリーデータプラットフォーム
当社は単一セグメントであるファミリーデータプラットフォーム事業を3つの柱で展開する。1つ目はライフイベントマーケティングで、企業向けにファミリーデータを活用したマーケティング支援「かぞくアシスタント」を提供する。2つ目は家族サポートで、保険代理事業「かぞくの保険」、住宅検討支援事業「かぞくのおうち」、および各種アプリを運営する。3つ目は家族パートナーシップで、大企業向けにマーケティング支援等を行う。これらのサービスは有機的に連携している。
アプリとキャンペーンで構築するデータベース
当社の収益の基盤は、自社アプリやWebメディアを通じて集めたファミリーデータベースである。主に妊娠育児層のママを対象に、プレゼントキャンペーンへの応募を通じて子供の年齢、住所、世帯年収などのパーソナルデータを収集する。このデータベースをクライアント企業に提供し、条件に合致するユーザーへのプロモーション支援を行うことで収益を得ている。さらに、会員限定コンテンツやMAツールを活用し、家族の成長に合わせた商材紹介を継続的に行う。
ヘルスケア市場におけるポジションとターゲット層
当社が事業を展開するヘルスケア市場は、ウェルネス市場(約15兆円)、狭義のヘルスケア市場(約31兆円)、シックケア市場(約41兆円)の3層に分類される。当社はウェルネスとヘルスケア市場にフォーカスし、主に妊娠中から1歳未満の子供を持つ親をターゲットとする。陣痛間隔計測アプリ「陣痛きたかも」の年間ダウンロード率は90%以上に達し、同層への高いリーチを確保している。今後は未就学児期や中高年層へとユーザー層を拡大する方針である。
構造改革による選択と集中の実行
2025年7月期、当社は経営資源の選択と集中を進め、低収益事業からの撤退を実施した。宅配水事業「カラダノートウォーター」を株式会社ウェルディッシュに譲渡し、利益率の低いヘアケア・衛生用品関連商材への送客を縮小した。その結果、売上高は前年比42.1%減の12億7,015万円となったが、下期には黒字転換を達成した。同時に住友生命保険相互会社との資本業務提携を締結し、金融領域への集中を加速している。
業界の中での役割はファミリーデータを活用したマーケティング支援および生活サービス提供会社。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01ライフイベントマーケティング主力
企業向けに、妊娠・育児層のファミリーデータを活用したプロモーション支援を提供。データ提供やキャンペーン企画で収益を得る。
- かぞくアシスタント
- 企業がファミリーデータを利用して効果的なマーケティングを行えるよう支援するサービス。
02家族サポート主力
ユーザー向けに、子育てや健康管理を支援するアプリや保険代理店サービスを提供。アプリでのデータ蓄積を収益基盤とする。
- ママびより
- プレママ向けの情報提供アプリ。妊娠週数に応じたコンテンツを配信する。
- 陣痛きたかも
- 陣痛の間隔を計測するアプリ。出産時のタイミング把握をサポートする。
- 授乳ノート
- 授乳の記録を管理するアプリ。育児の負担を軽減する。
- ステップ離乳食
- 離乳食の進行状況を管理するアプリ。献立やレシピも提案する。
- ワクチンノート
- 予防接種のスケジュールと記録を管理するアプリ。接種漏れを防ぐ。
- かぞくの保険
- 保険代理店サービス。家族のライフステージに合った保険を提案する。
- かぞくのおうち
- 住まいに関するサービス。住宅購入やリフォームなどの相談に乗る。
03家族パートナーシップ準主力
大企業向けに、マーケティング支援や新規事業の創出を支援。自社のノウハウを活用したコンサルティングサービスを提供。
製品と技術
妊娠・育児層向けアプリ群とその連携
当社の中核製品は、妊娠から子育て期の家族に向けた一連のアプリである。プレママ向け情報提供アプリ「ママびより」、陣痛間隔計測アプリ「陣痛きたかも」、授乳記録アプリ「授乳ノート」、離乳食管理アプリ「ステップ離乳食」、予防接種管理アプリ「ワクチンノート」を提供する。これらのアプリはユーザーのライフステージに応じて機能を切り出し、シンプルな操作性を重視している。特に「陣痛きたかも」は年間ダウンロード率が90%を超え、出産直前のユーザーに広く利用されている。
中高年向け健康管理アプリのラインアップ
創業初期から運営する健康管理アプリ群も当社の製品ポートフォリオの一部である。血圧管理アプリ「血圧ノート」、服薬管理アプリ「お薬ノート」、通院記録アプリ「通院ノート」を提供し、主に中高年層の健康管理を支援する。これらのアプリは妊娠育児層向けアプリとは別のユーザー層をカバーし、ファミリーデータベースの拡大に寄与する。当社は今後、初孫世代である中高年層へのリーチを強化し、世代を超えたプラットフォームを目指す。
保険・住宅領域の家族サポート事業
家族サポート事業の中核として、保険代理事業「かぞくの保険」と住宅検討支援事業「かぞくのおうち」を展開する。保険代理店としてユーザーに生命保険や損害保険を提案し、成約時に手数料収入を得るストック型モデルである。住宅検討支援では、ユーザーと不動産会社をマッチングし、成約課金で収益を得る。インサイドセールス組織を強みとし、アポイントや面談の創出効率を高めている。2025年には宅配水事業を譲渡し、これらの事業への集中を進めている。
ファミリーデータを活用したマーケティング支援
ライフイベントマーケティング事業では、当社が蓄積したファミリーデータベースを活用し、クライアント企業にプロモーション支援を提供する。主な商材はヘアケア・衛生用品、食材宅配、幼児教育、住宅、保険などで、妊娠育児層の関心が高い分野を扱う。ユーザーと商品・サービスの相性を高めることで成約率を向上させ、クライアントの収益拡大に貢献する。2025年7月期には構造改革の一環として利益率の低い商材への送客を縮小し、高収益事業への資源再配分を実行した。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
子育て支援プラットフォーム、収益化に課題
同社は子育て家庭向けの情報サービスや支援プラットフォームを提供する情報通信企業。売上は2023年7月期の21億円から2024年7月期は22億円と微増に留まり、2025年7月期には13億円と大幅に減少した。営業利益率も4.55%から0%へ低下し、収益性は急激に悪化している。業界内では、VRain SolutionやCocoliveなどが同様のライフスタイル系サービスを展開しており、ユーザー獲得競争が激しい。同社は子育て支援というニッチな領域で差別化するが、収益モデルの確立が課題で、広告や会員収入に依存している。
強み
- 子育て支援に特化し、ターゲット層への深い理解がある。
- アプリやWebで利便性の高いサービスを提供している。
- 一定の会員数を有し、家族向けサービスとの連携が可能。
- 子育て支援は社会的ニーズが高く、行政との連携も期待。
課題
- 直近期に売上が半減、事業モデルの見直しが急務。
- 営業利益率が0%、マネタイズ手法が未確立。
- 同業の新興企業が多く、差別化と市場シェア維持が困難。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がカラダノート
時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3917アイリッジ | 35億円 | 5.5倍 |
| 2 | 3974SCAT | 35億円 | 15.2倍 |
| 3 | 3987エコモット | 35億円 | — |
| 4 | 3622ネットイヤーグループ | 35億円 | 20.0倍 |
| 5 | 4014カラダノート | 34億円 | 38.5倍 |
| 6 | 3627テクミラホールディングス | 34億円 | — |
| 7 | 3710ジョルダン | 34億円 | 9.3倍 |
| 8 | 3753フライトソリューションズ | 34億円 | — |
| 9 | 476A辻・本郷ITコンサルティング | 34億円 | 29.1倍 |
| 10 | 5256Fusic | 33億円 | 60.1倍 |
| 11 | 4068ベイシス | 33億円 | 29.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 23件
健康支援アプリの開発から始まった2008年
2008年12月、健康支援サービスを提供する目的で、東京都港区に株式会社プラスアールを設立した。創業当初から製薬企業向けのアプリ開発を手掛け、2011年12月にはプレママ向け情報提供アプリ「ママびより(旧妊娠なう)」を提供開始。2012年3月には服薬管理アプリ「お薬ノート」、2013年2月には血圧管理アプリ「血圧ノート」と、健康管理系アプリを相次いでリリースした。この時期に、妊娠育児層と中高年層の両方をカバーするアプリポートフォリオの基礎が築かれた。
出産・育児向けアプリを拡充した2013年から2015年
2013年7月、陣痛間隔計測アプリ「陣痛きたかも」をリリースし、出産直前期のユーザーを取り込んだ。2014年7月には授乳記録アプリ「授乳ノート」、2015年9月には離乳食管理アプリ「ステップ離乳食」と、出産後の育児フェーズに対応するアプリを投入した。これらのアプリは妊娠週数や月齢に応じて機能を特化しており、ユーザーのニーズにシンプルに応える設計が支持を集めた。2017年7月には社名を株式会社カラダノートに変更し、同年10月にはママ向け情報サイト「ママびより」を開始した。
株式上場と新規事業への進出(2020年〜2021年)
2020年10月、東京証券取引所マザーズに株式を上場し、資金調達と知名度向上を実現した。上場後は事業領域を拡大し、2021年3月に保険代理事業「かぞくの保険」と住宅検討支援事業「かぞくのおうち」を開始。同年8月には宅配水事業「カラダノートウォーター」を立ち上げ、月額課金型のストック収益源を追加した。2022年2月には中部電力株式会社と資本業務提携を締結し、エネルギー領域との連携を模索した。
住友生命との提携と事業譲渡で再編した2025年
2025年3月、当社は宅配水事業「カラダノートウォーター」を株式会社ウェルディッシュに譲渡し、非中核事業からの撤退を完了した。同年5月には住友生命保険相互会社との資本業務提携契約を締結し、金融領域への選択と集中を明確化した。これにより、保険代理事業「かぞくの保険」を核とした高収益構造への転換を図っている。2025年7月期の売上高は構造改革の影響で減少したが、財務体質の改善と利益率の向上に着手している。
年表23件を開く
2000年代
- 2008年12月創業健康支援を目的としたサービスを提供するため、東京都港区に株式会社プラスアールを設立
2010年代
- 2010年3月事業拡大のため、東京都港区赤坂へ移転
- 2010年11月事業拡大のため、東京都港区芝へ移転
- 2011年6月事業拡大のため、東京都港区東麻布へ移転
- 2011年12月プレママ向け情報提供アプリ「ママびより(旧妊娠なう)」の提供開始
- 2012年3月服薬管理アプリ「お薬ノート」の提供開始
- 2013年2月血圧管理アプリ「血圧ノート」の提供開始
- 2013年3月事業拡大のため、東京都港区芝へ移転
- 2013年7月陣痛間隔計測アプリ「陣痛きたかも」の提供開始
- 2014年7月授乳記録アプリ「授乳ノート」の提供開始
- 2015年9月離乳食管理アプリ「ステップ離乳食」の提供開始
- 2017年3月事業拡大のため、東京都港区芝公園へ移転
- 2017年7月商号変更株式会社カラダノートへ社名変更
- 2017年10月ママ向け情報サイト「ママびより」の提供開始
2020年代
- 2020年10月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
- 2021年1月事業拡大のため、東京都港区芝浦へ移転
- 2021年3月保険代理事業「かぞくの保険」を開始
- 2021年3月住宅検討支援事業「かぞくのおうち」を開始
- 2021年8月宅配水事業「カラダノートウォーター」を開始
- 2022年2月中部電力株式会社との資本業務提携に関する契約を締結
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
- 2025年3月宅配水事業「カラダノートウォーター」を事業譲渡
- 2025年5月住友生命保険相互会社との資本業務提携契約の締結
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/7期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
ファミリーデータベースの拡大
子育てアプリの充実によるユーザー数拡大、未就学児向け商材の充実によるアクションユーザー数拡大、ヘルスケアアプリの充実による初孫世代ユーザー拡大により、子育て世代から中高年まで世代の輪を広げ、最終的に日本の全世帯への拡大を目指す。
- 02
収益性の向上
ライフイベントマーケティング(フロー型)での新規提携先拡大に加え、家族サポート(ストック型)の拡大により、1人当たりの獲得収益を拡大する。
- 03
シンプルな事業構造への原点回帰
2025年7月期の戦略として、シンプルな事業構造で採算管理を平易にし、利益が出る体質へ原点回帰。身の丈にあった人員配置と利益が出る役割分担へゼロベースで変化する。
- 04
金融領域への選択と集中
金融領域への選択と集中を進め、その一環として住友生命保険相互会社との資本業務提携を通じた事業基盤の強化を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 6期分
グループ全体で45人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は540万円で、5期前と比べて+19.5%。平均年齢は33.2歳、平均勤続年数は3.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年7月 | 452 | 33.5 | 2.7 | 30 | — |
| 2021年7月 | 445 | 32.5 | 1.9 | 40 | — |
| 2022年7月 | 429 | 32.3 | 2.1 | 43 | — |
| 2023年7月 | 463 | 32.8 | 2.3 | 41 | — |
| 2024年7月 | 501 | 31.7 | 2.7 | 45 | 222 |
| 2025年7月 | 540 | 33.2 | 3.2 | 45 | 0 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年7月期の売上高は13億円、営業利益は0億円。前期と比べると減収減益で、売上が-40.9%、利益が-100.0%。
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は5億円、営業利益は1億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−37.5%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年2Q | 5 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年3Q | 5 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2023年4Q | 6 | — | — | −2 |
| 2024年1Q | 5 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 7 | 1 | 14.3 | 1 |
| 2024年3Q | 6 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 4 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年2Q | 8 | −1 | −12.5 | −1 |
| 2025年4Q | 5 | 1 | 20.0 | 0 |
| 2026年2Q | 5 | 1 | 20.0 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 10期分
2016年7月期からの10期で、売上は1億円から13億円へ13.0倍に増えた。直近期の営業利益率は0.0%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年7月 | 1 | — | 0 | — | 0 |
| 株式会社カラダノートへ社名変更 | |||||
| 2017年7月 | 3 | — | 1 | — | 1 |
| 2018年7月 | 5 | — | 1 | — | 1 |
| 2019年7月 | 6 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場 | |||||
| 2020年7月 | 7 | — | 1 | — | 1 |
| 2021年7月 | 10 | — | 2 | — | 1 |
| 2022年7月 | 13 | — | −3 | — | −3 |
| 2023年7月 | 21 | — | −2 | — | −4 |
| 2024年7月 | 22 | 1 | 1 | 4.5 | 1 |
| 2025年7月 | 13 | 0 | 0 | 0.0 | −1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年7月期
売上高13億円のうち、営業利益として残るのは0億円で0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-7.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金53.8%7億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金53.8%7億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 8期分
2025年7月期は営業CFが−1億円、投資CFが1億円で、差し引きのフリーCFは0億円。この組み合わせは「立て直し型」にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上。期末の手元現金は6億円で、売上の5.5ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年7月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
| 2019年7月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2 |
| 2020年7月 | 1 | 0 | 0 | 1 | 3 |
| 2021年7月 | 2 | 0 | 5 | 2 | 10 |
| 2022年7月 | −3 | 0 | 4 | −3 | 10 |
| 2023年7月 | −3 | 0 | −1 | −3 | 7 |
| 2024年7月 | −1 | 0 | −1 | −1 | 5 |
| 2025年7月 | −1 | 1 | 1 | 0 | 6 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 10期分
2025年7月期の総資産は8億円。このうち返さなくてよい自己資本が5億円で、自己資本比率は62.5%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2016年7月 | 1 | 0 | 1 | 57.9 |
| 2017年7月 | 2 | 1 | 1 | 55.4 |
| 2018年7月 | 2 | 2 | 0 | 73.3 |
| 2019年7月 | 3 | 2 | 1 | 76.6 |
| 2020年7月 | 4 | 3 | 1 | 72.2 |
| 2021年7月 | 11 | 10 | 1 | 85.1 |
| 2022年7月 | 14 | 6 | 8 | 41.7 |
| 2023年7月 | 11 | 2 | 9 | 20.4 |
| 2024年7月 | 10 | 4 | 7 | 34.0 |
| 2025年7月 | 8 | 5 | 3 | 62.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で605社中312位あたり、逆に低いのは売上成長率で605社中600位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥507で、1年前と比べて+2.0%。過去52週の値幅のなかでは57%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 38.5倍 |
| PBR | 5.41倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は506円で前日比-1.56%と反落。25日移動平均線(518.4円)を下回り、75日線(462.33円)と200日線(453.07円)は下回った。52週高値(598円)からは約15.4%の下落、52週安値(385円)からは約31.4%高。7月29日に542円まで上昇したが、翌30日に501円へ急落し、現在は戻り鈍い。RSIは34.78とやや売られ過ぎ圏。出来高は7月30日に59400株と急増後、減少傾向。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 30/100)。
PERは38.45倍と同業界平均31.09倍を上回り、PBRは5.4倍で平均3.64倍より高い。ROEは-16.8%と赤字で、収益性が悪化している。配当は無配で、株主還元が乏しい。直近業績は減収減益で、今期も赤字予想。バリュエーションは業績悪化を織り込んでいないため割高感がある。ただし、情報・通信業界の成長余地を考慮すれば、やや割高の範囲か。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 38.5倍 | 47.9倍 |
| PBR | 5.41倍 | 2.96倍 |
| ROE | -16.8% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
子育て支援市場での成長可能性が注目される一方、収益の安定性に疑問がある。強気派は、少子化対策やデジタル化で市場拡大が見込めるとし、黒字化の兆しを評価。弱気派は、売上規模の小ささと赤字幅の縮小が頭打ちになるリスクを指摘。論点は、成長戦略の実行力と収益モデルの持続性にある。
- 市場の成長性
子育て支援のデジタルサービス需要は増加傾向にあり、市場拡大が期待
- 黒字転換の実績
直近の決算で営業利益率4.55%を達成し、収益改善が見られる
- ブランド認知度
ママ向けアプリとして一定の認知度があり、集客力が強み
- 営業損益0億円の赤字寸前、再黒字化は近い2026年Q2影響中
2025/7期の営業損益は0億円。売上高13億円でも損益分岐点近傍で、わずかな売上改善で黒字転換が見込める
- 純損失1億円と赤字幅は限定的通年影響弱
2025/7期の純損失は1億円。時価総額34億円に対し約3%で、財務の毀損は小さい
- 株価は1年で4.76%上昇、底離れの態勢継続影響弱
売上減にもかかわらず株価は1年前比4.76%高。今後の決算で改善が確認できれば上昇モメンタムが続く
- 2024/7期の黒字実績が収益回復の道筋を示す決算発表後影響中
2024/7期は純利益1億円、営業利益1億円を計上。2025/7期の営業損益0億円からこの水準へ戻る余地がある
- 売上規模の小ささ
売上高22億円と小さく、成長には大規模な投資が必要
- 収益の不安定さ
過去赤字が続き、黒字化しても利益幅が薄く、安定しない
- 競合との競争
同様のサービスが多く、差別化が難しく価格競争に陥るリスク
- 売上高が22億円から13億円へ約4割減通年影響強
2024/7期22億円→2025/7期13億円、減少率は約41%。事業規模の縮小が続けば減収基調は長期化する
- 純利益が黒字から赤字へ転落2026年Q2影響中
2024/7期純利益1億円→2025/7期純損失1億円。業績変動が激しく、PER38.45倍は維持困難
- ROEマイナス16.8%と資本効率が急悪化継続影響中
ROEは-16.8%と低成長。PBR5.4倍はROE改善がなければ割高評価の剥落リスクがある
- 無配でインカムサポートがなく下落時は買い手不在不定影響弱
配当利回りは非開示・ゼロ。業績悪化時に配当による下支えが期待できない
- 月間アクティブユーザー数
- サービスの利用状況と広告収入の基盤を把握するため
- 有料会員数
- 収益性の高い有料サービスの加入状況を確認するため
- 広告単価
- 広告収益の変動要因を把握し、収益の安定性を見るため
株主
有価証券報告書より
2025年7月期末の株主数は延べ4,924人。区分でいちばん多いのは個人・その他で78.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が19.1%を占め、残る80.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年7月% | 2021年7月% | 2022年7月% | 2023年7月% | 2024年7月% | 2025年7月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 100.0 | 93.6 | 91.4 | 88.7 | 88.9 | 78.1 |
| 金融機関 | — | 0.4 | 0.0 | 0.1 | 0.5 | 9.8 |
| 事業法人 | — | 1.5 | 6.1 | 6.9 | 6.8 | 9.3 |
| 証券会社 | — | 2.9 | 1.1 | 2.6 | 2.4 | 1.5 |
| 外国法人 | — | 1.6 | 1.4 | 1.6 | 1.5 | 1.2 |
| 自己株式 | 0.1 | — | 1.6 | 1.6 | 1.6 | 0.2 |
| 外国人個人 | — | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 佐藤 竜也 | 44.07 |
| 02 | 住友生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) | 9.71 |
| 03 | 中部電力株式会社 | 4.48 |
| 04 | 清板 大亮 | 2.38 |
| 05 | 株式会社ハッピークローバー | 2.24 |
| 06 | 東京短資株式会社 | 1.34 |
| 07 | 穐田 誉輝 | 0.97 |
| 08 | 大久 望 | 0.66 |
| 09 | J.P. Morgan Securities plc(常任代理人 JPモルガン証券株式会社) | 0.63 |
| 10 | 楽天証券株式会社 | 0.55 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 10期分
1株利益は10期で+100%、1株純資産は10期で−100%。直近期のROEは-16.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2016年7月 | −11,530 | 185,625 | — | — |
| 2017年7月 | 241,637 | 427,262 | 78.9 | — |
| 2018年7月 | 13 | 34 | 46.1 | — |
| 2019年7月 | 13 | 47 | 31.0 | — |
| 2020年7月 | 17 | 63 | 30.3 | — |
| 2021年7月 | 23 | 155 | 21.7 | 56.5 |
| 2022年7月 | −52 | 93 | −42.4 | — |
| 2023年7月 | −60 | 36 | −93.7 | — |
| 2024年7月 | 18 | 56 | 40.0 | 29.1 |
| 2025年7月 | −11 | 72 | −16.8 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
2名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は2名。2025/7期の役員報酬は総額49百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 佐藤竜也 | 代表取締役 | 42 | 2,951,100 |
| 山本和正 | 取締役 ビジネス 本部長 | 35 | 26,500 |
役員報酬の内訳2025/7期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 32 | 2 | 2 | 34 | 17 |
| 社外取締役 | 4 | 15 | — | — | 15 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/7期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,621字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,117字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,307字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,038字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
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