概要
株式会社Fusicは、福岡市中央区天神に本社を置くテクノロジー企業である。2003年10月の創業以来、クラウド、AI、IoT等の先端技術を活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)推進支援を主力事業としてきた。2023年3月に東京証券取引所グロース市場と福岡証券取引所Q-Boardに同時上場。2025年6月期の売上高は20億円、営業利益は3億円、従業員数は120名である。
クロステクノロジー・MSP・プロダクトの三本柱
当社の事業はDX事業の単一セグメントだが、サービスは三つに分類される。クロステクノロジーサービスは、クラウド環境構築、システム開発、IoTデータ収集、AI分析等をワンストップで提供する。2025年6月期の売上高は1,059,492千円と全体の54%を占める。MSPサービスは、システムやクラウドの保守運用とAWSの再販売を行うストック型事業で、売上高は744,309千円(構成比38%)である。その他サービスには、自社プロダクトの360度評価ツール「360(さんろくまる)」と学校向け連絡サービス「sigfy」が含まれ、売上高は148,329千円(8%)である。三事業ともに前期比で増収を達成し、特にクロステクノロジーが大口顧客の深耕により伸長した。
ワンストップ型のビジネスモデルと技術結合力
当社は創業時からプライム案件を基本とし、構想策定から設計、開発、運用までを内製化するワンストップ型のサービスを提供する。案件規模は数百万円から数千万円の中小型案件が中心で、開発期間は数週間から数ヶ月と短期である。この体制により、顧客のDXステージに応じて最適な技術を組み合わせる「技術結合力」を強みとする。社員の自由な技術習得を奨励し、技術探究合宿や研究費用支援などの制度を展開。先端技術の知見を学術研究機関や企業の研究開発に活かし、そこで得た実績を全国の大学・自治体や九州・福岡の地域企業に展開するエコシステムを構築している。
累計1,000社超の導入実績を持つSaaSプロダクト
当社のプロダクトサービスは、顧客の要望に応じて開発したシステムから汎用性の高いものをSaaS化したものである。多面評価(360度評価)に特化した「360(さんろくまる)」は、業種や規模を問わず累計1,000社以上の企業や官公庁、学校法人に利用されている。設問カスタマイズやスマホ対応、結果資料の自動作成が可能で、評価時のみ課金される料金体系が特徴である。学校向け連絡サービス「sigfy」は、メールやスマートフォンアプリで通知可能で、欠席連絡やアンケート、集金機能を備える。全国の高校・中学校・小学校・幼稚園・保育園で利用され、教職員の業務負担軽減に貢献している。両プロダクトともにISMSのクラウドセキュリティ認証(ISO/IEC 27017)を取得している。
業界の中での役割は企業のDX推進をワンストップで支援するテクノロジーパートナーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01DX推進(全業界)主力
クライアントのDXステージに応じ、クラウド構築・システム開発、IoTデータ収集・AI分析などを提供。構想策定から実装・運用支援まで内製化し、ワンストップで支援。中小型案件中心で、迅速かつ柔軟なサービスを実現。
- クロステクノロジーサービス
- クラウド環境構築、システム開発、IoT・AI活用など多様な技術を組み合わせて課題解決を図るサービス。
- MSPサービス
- システム・クラウドの保守運用、AWSのリセールと技術支援。安定稼働を支え、ストック型収益を形成。
- 360(さんろくまる)
- 360度評価に特化した人事評価サービス。累計1,000社以上の導入実績を持つ。
- sigfy
- 学校と保護者をつなぐ連絡サービス。欠席連絡や集金機能などで教職員の負担を軽減。
製品と技術
多面評価に特化した人事評価サービス「360(さんろくまる)」
「360(さんろくまる)」は、当社が2009年にリリースした360度評価(多面評価)に特化したSaaS型人事評価サービスである。上司・同僚・部下など複数の評価者からのフィードバックを集約し、従業員の成長促進と組織の相互フィードバック文化醸成を支援する。累計1,000社以上の企業・官公庁・学校法人に導入され、設問のカスタマイズやスマートフォン対応、結果資料の自動作成が可能。評価時のみ利用量が発生する料金体系で、柔軟に運用できる。AI気付きサポート機能を搭載し、アクセシビリティの向上を継続。2024年12月にはISMS認証ISO/IEC 27001:2022に加え、クラウドセキュリティ認証ISO/IEC 27017:2015を取得し、セキュリティ面の信頼性を高めている。
学校と保護者をつなぐ連絡サービス「sigfy(シグフィー)」
「sigfy」は、当社が2017年3月にリリースした学校向け連絡サービスである。メール、LINE、スマートフォンアプリなど複数のチャネルで通知を送信でき、欠席連絡、アンケート、集金機能などを備える。全国の高校・中学校・小学校・幼稚園・保育園で広く利用され、教職員の業務負担軽減に貢献している。コンセプトは「学校連絡をもっと楽にシンプルに」。継続的な機能改善を行い、2024年2月にはISMSクラウドセキュリティ認証ISO/IEC 27017:2015を取得。利用者が安心して使える環境を提供している。売上高は2025年6月期に148,329千円と前期比で伸長し、大型案件の受注や顧客数増加が寄与した。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
AIソリューションで成長、高収益体質も変動大
Fusicは、AI技術を活用したソリューション提供を主力とする成長企業である。情報・通信業界において、同社は特定分野に特化したサービスを展開しており、ライバルであるVRain Solutionやソラコムと競合する。売上高は小規模ながら急成長しており、2026年6月期には24億円を見込む。営業利益率は2025年6月期に15%と高い水準に達したものの、2026年6月期には4.17%と急落する見通しで、収益の変動が大きい。高い技術力と成長性を持つ一方で、事業の安定性に欠ける点が課題と言える。業界内ではまだ小規模なプレイヤーであり、競争激化が予想される。
強み
- AI分野に特化した高度な技術力を保有し、独自のソリューションを提供。差別化に成功。
- 売上高は20億円から24億円へと成長。市場の需要を取り込み拡大している。
- 2025年6月期の営業利益率15%と高水準。効率的な事業運営ができている。
- 大手が参入しにくいニッチな分野に注力し、独自のポジションを築いている。
課題
- 営業利益率が年により変動大きく、2026年には4%まで低下見込み。収益の安定化が課題。
- AI市場に他の新興企業が参入し、価格競争や技術競争が厳しくなっている。
- 高度な技術を持つ人材の確保・育成が必要だが、限られた経営資源で実現するのは困難。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がFusic
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3627テクミラホールディングス | 34億円 | — |
| 2 | 4014カラダノート | 34億円 | 38.5倍 |
| 3 | 3710ジョルダン | 34億円 | 9.3倍 |
| 4 | 3753フライトソリューションズ | 34億円 | — |
| 5 | 476A辻・本郷ITコンサルティング | 34億円 | 29.1倍 |
| 6 | 5256Fusic | 33億円 | 60.1倍 |
| 7 | 4068ベイシス | 33億円 | 29.0倍 |
| 8 | 4447ピー・ビーシステムズ | 33億円 | 32.1倍 |
| 9 | 4429リックソフト | 33億円 | 12.3倍 |
| 10 | 3719AIストーム | 33億円 | 18.3倍 |
| 11 | 3680ホットリンク | 33億円 | — |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 26件
大学院在学中の起業から法人設立へ(2002〜2003年)
当社の歴史は、2002年5月に代表取締役社長納富貞嘉と取締役副社長濱﨑陽一郎が九州大学大学院システム情報科学府在学中にシステム開発事業で起業したことに始まる。大学院修了後、2003年10月に資本金250万円で株式会社Fusicを設立した。創業時からプライム案件を基本とし、技術の内製化にこだわる姿勢はこの時期に形成された。2005年3月には資本金を1,000万円に増資し、事業基盤を強化した。
人事課題解決システムのリリースと認証取得(2009年)
2009年2月、当社は人事課題解決システム「360度評価支援システム」(後の「360(さんろくまる)」)をリリースした。相互フィードバック文化を育む仕組みとして、後に中核プロダクトへと成長する。同年4月には、プライバシーマーク使用許諾事業者として一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)より認証を取得。情報管理の信頼性を高め、官公庁や学校法人などへの販路拡大の基盤を整えた。
AWSパートナー認定と連絡サービス「sigfy」のリリース(2012〜2017年)
2012年6月、当社はAmazon Web Services(AWS)のグローバルパートナープログラム「APNコンサルティングパートナー」に認定された。その後、2013年には「APNアドバンストコンサルティングパートナー」、2016年には「AWSパブリックセクターパートナー」と段階的に認定を取得し、クラウド技術力を示した。2017年3月には学校向け連絡サービス「sigfy」をリリースし、教育ICT分野に参入。同年にはフクオカベンチャーマーケット大賞2017で大賞を受賞し、地域での評価を高めた。
ISMS認証と宇宙産業への進出(2018〜2021年)
2018年12月、当社は情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格ISO/IEC 27001の認証を取得した。2019年7月にはクラウド事業者として初めて衛星リモセン法に基づく「衛星リモートセンシング記録を取り扱う者」の認定を取得し、宇宙産業関連ソフトウェア市場への本格参入を開始した。2021年8月には360度評価支援システムの名称を「360(さんろくまる)」に変更。同年9月には株式会社フィックスターズと量子アニーリングクラウド「Fixstars Amplify」のパートナー契約を締結し、先端技術領域を拡大した。
東京証券取引所グロース市場と福岡証券取引所への同時上場(2023年)
2023年3月、当社は東京証券取引所グロース市場及び福岡証券取引所Q-Boardに同時上場を果たした。創業から約20年での上場により、調達資金を人材採用や技術開発に振り向け、成長を加速させる体制を整えた。2024年2月には「sigfy」がISMSクラウドセキュリティ認証ISO/IEC 27017を取得するなど、プロダクトの信頼性向上を継続。同年5月にはAI教習所株式会社への出資と業務提携を実施し、新たな事業領域への投資を開始した。
パートナーシップ拡大とブランドスローガン発表(2024〜2025年)
2024年4月、当社はデジタル地図開発プラットフォームのマップボックス・ジャパン合同会社とパートナー契約を締結し、地図データ活用の領域を開拓した。2025年3月には「SORACOM パートナースペース」の上位認定「SELECTED インテグレーションパートナー」を取得。また、女性活躍推進企業として「えるぼし認定」で3つ星を取得し、ダイバーシティ経営にも注力。同年6月には新ブランドスローガン「OSEKKAI × TECHNOLOGY」を発表し、テクノロジーによる積極的な課題解決を掲げた。
年表26件を開く
2000年代
- 2002年5月代表取締役社長 納富 貞嘉、取締役副社長 濱﨑 陽一郎が九州大学大学院(システム情報科学府)在学中にシステム開発事業で起業
- 2003年10月創業大学院修了後、資本金250万円で株式会社Fusicを設立
- 2005年3月資本金を1,000万円に増資
- 2009年2月本人の成長へと繋がる自己理解の場を提供し、相互フィードバック文化を育む人事課題解決システム「360度評価支援システム」をリリース
- 2009年4月プライバシーマーク使用許諾事業者として一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)より認証取得(認定番号 18820145(01))
2010年代
- 2012年6月Amazon Web Services (注1)(以下「AWS」という。)のグローバルパートナープログラム「APNコンサルティングパートナー」に認定(注2)
- 2013年11月AWSのグローバルパートナープログラム「APNアドバンストコンサルティングパートナー」に認定(注3)
- 2016年12月AWSの「AWSパブリックセクターパートナー」に認定(注4)
- 2017年3月連絡をメールやLINE、スマホアプリといった複数の方法で受け取ることができる連絡サービス「sigfy」をリリース
- 2017年3月福岡県ベンチャービジネス支援協議会が主催する「フクオカベンチャーマーケット大賞2017」にて大賞を受賞
- 2017年7月国立情報学研究所が運営する「学認クラウド導入支援サービス」の参加クラウド事業者に認定
- 2017年8月IoTプラットフォーム SORACOMを運営する株式会社ソラコムのパートナープログラムである「SORACOM パートナースペース」における「SPS 認定済パートナー」として認定
- 2017年11月AI・機械学習を活用したコンサルティング事業(現 データインテグレーションサービス)を開始
- 2017年11月Google Cloud PlatformTMの「GCP テクノロジーパートナー」に認定
- 2018年12月情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格である「ISO/IEC 27001(JIS Q 27001)」の認証を取得
- 2019年7月クラウド事業者として初めて衛星リモセン法(注5)に基づく「衛星リモートセンシング記録を取り扱う者」の認定を取得
2020年代
- 2021年8月商号変更本人の成長へと繋がる自己理解の場を提供し、相互フィードバック文化を育む人事課題解決システム「360度評価支援システム」の名称を「360(さんろくまる)」に変更
- 2021年9月株式会社フィックスターズと量子アニーリングクラウド「Fixstars Amplify」のパートナー契約を締結
- 2023年3月上場東京証券取引所グロース市場及び福岡証券取引所Q-Boardに同時上場
- 2024年2月連絡サービス「sigfy」が情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格である「ISO/IEC 27017:2015」の認証を取得
- 2024年4月デジタル地図開発プラットフォームを提供するマップボックス・ジャパン合同会社とパートナー契約を締結
- 2024年5月AI教習所株式会社への第三者割当増資引受けによる出資並びに業務提携契約を締結
- 2025年3月「SORACOM パートナースペース」における上位認定である「SELECTED インテグレーションパートナー」に認定
- 2025年3月女性活躍推進企業として「えるぼし認定」で3つ星を取得
- 2025年3月株式会社まちのわホールディングスへの第三者割当増資引受けによる出資契約を締結
- 2025年6月新ブランドスローガン「OSEKKAI × TECHNOLOGY」を発表
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/6期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
AIネイティブな開発プロセスへの全面移行と人員拡充
生成AIやAIエージェントの急速な進化に対応し、AIコーディングツール等への投資を実行。開発生産性を大幅に向上させるとともに、採用ペース引き上げによる人員体制の拡充を並行して進め、開発キャパシティを強化する。
- 02
宇宙産業関連ソフトウェア市場でのプレゼンス向上
成長が期待される宇宙産業関連ソフトウェア市場に早期にアプローチし、マーケットリーダーとしての地位確立を目指す。専任の事業推進体制を構築し、宇宙関連企業とのパートナーシップやマーケティング投資等を強化する。
- 03
教育・人材関連プロダクトの再構築
多面評価サービス「360」は既存市場でのシェア拡大と用途開発により大規模市場へ展開。連絡サービス「sigfy」は教育現場のDX需要を背景にマーケティング投資や営業体制を強化しシェア拡大を目指す。
- 04
積極的なM&Aの実施
テクノロジーを軸に多角的に成長する企業グループへの転換を図るため、同業企業へのロールアップ型M&Aによる事業規模拡大や、九州エリアの非テクノロジー企業に対するM&Aを通じた新市場・異業種への進出を進める。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で120人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は598万円で、2期前と比べて+9.1%。平均年齢は33.4歳、平均勤続年数は4.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年6月 | 548 | 32.5 | 4.1 | 91 | — |
| 2024年6月 | 565 | 33.1 | 4.3 | 106 | 189 |
| 2025年6月 | 598 | 33.4 | 4.4 | 120 | 250 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
- 調達3,102万円国立教育政策研究所 学力・研発VDIシステム用パブリッククラウドサービス 一式文部科学省 · 2026-03-10
- 調達3,064万円国立教育政策研究所 学力・研発VDIシステム用パブリッククラウドサービス 一式文部科学省 · 2025-03-14
- 調達3,000万円国立教育政策研究所 学力・研発VDIシステム用パブリッククラウドサービス 一式文部科学省 · 2024-03-11
- 調達2,988万円VDIシステム用パブリッククラウドサービス 一式文部科学省 · 2022-03-17
- 調達2,681万円VDIシステム用パブリッククラウドサービス 一式文部科学省 · 2023-03-09
- 調達409万円360度サーベイ&フィードバック業務及び管理職向け研修業務国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2024-10-25
- 調達396万円VDIシステム運用 一式文部科学省 · 2022-03-14
- 調達272万円令和6年度マネジメント状況調査(360度評価)実施業務農林水産省 · 2024-09-25
- 調達220万円令和5年度マネジメント状況調査(360度評価)実施業務農林水産省 · 2023-10-03
- 調達210万円VDIシステム運用 一式文部科学省 · 2021-03-16
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年6月期の売上高は24億円、営業利益は1億円。前期と比べると増収減益で、売上が+20.0%、利益が-66.7%。
会社が出している今期の予想2027年6月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 32億円 | 24億円 |
| 営業利益 | 3億円 | 1億円 |
| 純利益 | 2億円 | 1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年4Qで、売上は13億円、営業利益は0億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+18.2%、営業利益は−100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 12 | 2 | 16.7 | 1 |
| 2023年4Q | 3 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 4 | 1 | 25.0 | 0 |
| 2024年2Q | 5 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2024年3Q | 5 | 1 | 20.0 | 0 |
| 2024年4Q | 4 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2025年2Q | 9 | 1 | 11.1 | 1 |
| 2025年4Q | 11 | 2 | 18.2 | 1 |
| 2026年2Q | 11 | 1 | 9.1 | 1 |
| 2026年4Q | 13 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 9期分
2018年7月期からの9期で、売上は6億円から24億円へ4.0倍に増えた。直近期の営業利益率は4.2%。売上は6期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年7月 | 6 | — | 0 | — | 0 |
| 2019年7月 | 7 | — | 0 | — | 1 |
| 2020年6月 | 6 | — | 0 | — | 0 |
| 本人の成長へと繋がる自己理解の場を提供し、相互フィードバック文化を育む人事課題解決システム「360度評価支援システム」の名称を「360(さんろくまる)」に変更 | |||||
| 2021年6月 | 8 | — | 0 | — | 0 |
| 2022年6月 | 11 | — | 1 | — | 0 |
| 東京証券取引所グロース市場及び福岡証券取引所Q-Boardに同時上場 | |||||
| 2023年6月 | 15 | — | 1 | — | 1 |
| 2024年6月 | 18 | 2 | 2 | 11.1 | 2 |
| 2025年6月 | 20 | 3 | 3 | 15.0 | 2 |
| 2026年6月 | 24 | 1 | 1 | 4.2 | 1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年6月期
売上高24億円のうち、営業利益として残るのは1億円で4.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の4.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 費用事業を回すためにかかったお金95.8%23億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益4.2%1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2025年6月期は営業CFが1億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは1億円。この組み合わせは「資産整理型」にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面。期末の手元現金は8億円で、売上の4.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年6月 | 0 | 0 | 1 | 0 | 4 |
| 2022年6月 | 1 | 0 | −1 | 1 | 4 |
| 2023年6月 | 1 | 0 | 4 | 1 | 8 |
| 2024年6月 | 1 | −1 | 0 | 0 | 8 |
| 2025年6月 | 1 | 0 | −1 | 1 | 8 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2025年6月期の総資産は16億円。このうち返さなくてよい自己資本が11億円で、自己資本比率は72.4%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2018年7月 | 6 | 1 | 5 | 24.1 |
| 2019年7月 | 6 | 2 | 4 | 36.2 |
| 2020年6月 | 6 | 2 | 4 | 40.9 |
| 2021年6月 | 7 | 2 | 5 | 27.5 |
| 2022年6月 | 7 | 2 | 5 | 36.3 |
| 2023年6月 | 12 | 8 | 4 | 64.8 |
| 2024年6月 | 14 | 10 | 5 | 67.2 |
| 2025年6月 | 16 | 11 | 4 | 72.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中156位あたり、逆に低いのは営業利益率で605社中450位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,580で、1年前と比べて+18.3%。過去52週の値幅のなかでは28%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 60.1倍 |
| PER (会社予想) | 18.2倍 |
| PBR | 2.61倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は2493円で、1カ月で約6%上昇。25日線(2373円)を5.1%上回り、75日線(2385円)を4.5%上回る。52週高値3945円からは約37%下落と大きく下方に乖離する一方、52週安値2040円からは約22%上昇。8月12日に出来高が1.8万株と急増し、株価も2598円まで跳ねたが、その後は落ち着いた。RSIは63.4で強気圏。情報通信セクターとして需要は堅調で、上値を試す動き。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 78/100)。
PERは18.24倍で業界平均30.57倍を下回り、予想PERも17.6倍と割安。PBRは2.52倍で平均2.94倍を下回り、ROEは18.4%と高い収益性。無配当だが成長投資に回しており、直近の営業利益率は低下したが売上高は増加。割安だが無配当で株主還元が乏しいのが懸念。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 60.1倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 18.2倍 | — |
| PBR | 2.61倍 | 2.96倍 |
| ROE | 18.4% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
主力の業務システム開発は堅調に推移し、売上高は緩やかに増加している。強気派は、日本企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)需要が根強く、特に中堅・中小企業の老朽化した基幹システムの更新需要が見込まれると評価する。また、自社のサブスクリプション型サービスの拡大により、ストック型収益が増え、業績の安定性が高まるとも見る。一方、弱気派は、人材不足による開発コストの上昇や、競争激化による受注単価の低下を懸念する。直近のFY2026の営業利益率が急減していることは、外注費や人件費の増加が利益を圧迫している可能性を示唆し、増収効果を打ち消しかねない。さらに、大型案件の絡み合いにより受注残の変動が業績に与える影響も大きい。
- DX需要の持続
中堅・中小企業のシステム更改需要は引き続き堅調。
- ストック型収益の拡大
サブスク型サービスの比率上昇で安定収入が増加。
- 実績の多様さ
製造・流通など幅広い業種の実績が新規受注に寄与。
- 売上高20億円→24億円へ20%増収予想2026年6月期影響中
売上高は20億円から24億円へ4億円増加。増収率20%で過去最高を更新する
- ROE18.4%と高い資本効率継続影響中
ROE18.4%はPBR2.52倍の根拠。株主資本を効率的に使う収益構造が維持される
- 予想PER17.6倍と実績比割安決算発表後影響弱
実績PER18.24倍に対し予想PERは17.6倍。来期利益改善を市場が織り込む
- 時価総額32億円と小型で高成長余地不定影響弱
時価総額は32億円と小さく、成長ステージで需給次第の上昇弾力性がある
- 人材確保難
エンジニア不足で人件費が上昇し、利益率を圧迫。
- 価格競争の激化
同業他社との競争で受注単価が低下しやすい。
- 利益率の急減
直近の営業利益率低下で増収効果を打ち消。
- 営業利益3億円→1億円へ2億円減益2026年6月期影響強
営業利益は前期3億円から今期1億円へ2億円減少。営業利益率は15%→4.17%
- PBR2.52倍とバリュエーション割高継続影響中
PBR2.52倍はROE18.4%でも減益時には割高。実績PER18.24倍と高水準
- 無配当で株主還元が不在通年影響弱
配当利回り0%。自己資本利益率は高いが利益還元がなく中長期投資家の取り込みに欠ける
- 外国人保有比率2.07%と低位継続影響弱
外国人保有比率は2.07%と低く海外資金の参入余地がある一方、売りが出た時の需給が弱い
- 営業利益率
- 人件費増で利益を圧迫していないか確認。
- ストック型売上比率
- 安定収益の伸びを監視。
- 受注残高
- 将来の売上を保証する一因。
株主
有価証券報告書より
2025年6月期末の株主数は延べ859人。区分でいちばん多いのは個人・その他で68.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が23.8%を占め、残る76.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年6月% | 2024年6月% | 2025年6月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 58.7 | 65.5 | 68.6 |
| 事業法人 | 24.3 | 23.8 | 23.6 |
| 証券会社 | 7.1 | 3.5 | 5.6 |
| 外国法人 | 6.9 | 1.3 | 2.0 |
| 自己株式 | — | — | 1.1 |
| 金融機関 | 2.9 | 5.9 | 0.2 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 納富 貞嘉 | 22.28 |
| 02 | 濱﨑 陽一郎 | 22.28 |
| 03 | NSMC株式会社 | 10.96 |
| 04 | HSMC株式会社 | 10.96 |
| 05 | 楽天証券株式会社 | 2.33 |
| 06 | 株式会社SBI証券 | 1.57 |
| 07 | 株式会社フィックスターズ | 1.44 |
| 08 | 五味 大輔 | 1.37 |
| 09 | 新田 寛之 | 1.17 |
| 10 | Fusic社員持株会 | 0.69 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 9期分
1株利益は9期で+146%、1株純資産は8期で+555%。直近期のROEは18.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年7月 | 18 | 137 | 13.8 | — |
| 2019年7月 | 77 | 214 | 43.9 | — |
| 2020年6月 | 13 | 228 | 6.0 | — |
| 2021年6月 | −26 | 202 | −12.1 | — |
| 2022年6月 | 44 | 246 | 19.7 | — |
| 2023年6月 | 96 | 641 | 19.5 | 66.0 |
| 2024年6月 | 124 | 761 | 17.6 | 28.3 |
| 2025年6月 | 152 | 899 | 18.4 | 14.1 |
| 2026年6月 | 44 | — | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
10名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/6期の役員報酬は総額50百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 納富貞嘉 | 代表取締役社長 | 48 |
| 濱﨑陽一郎 | 取締役 副社長 | 50 |
| 安浦寛人 | 取締役(注)1 | 72 |
| 栗林絹江 | 常勤監査役(注)2 | 62 |
| 柏木街史 | 監査役(注)2 | 66 |
| 西原隆雅 | 監査役(注)2 | 32 |
| 小田晃司 | 執行役員経営企画本部長 | — |
| 杉本慎太郎 | 執行役員組織開発本部長 | — |
| 濱野泰明 | 執行役員事業本部長 | — |
| 中村陽二 | 取締役(注)1 | 38 |
役員報酬の内訳2025/6期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 34 | 34 | 17 |
| 社外取締役 | 4 | 16 | 16 | 4 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/6期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,427字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,490字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,549字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,795字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第23期(2025/07/01-2026/06/30)2026-02-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第22期(2024/07/01-2025/06/30)2025-09-24
- 半期報告書半期報告書-第22期(2024/07/01-2024/12/31)2025-02-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第21期(2023/07/01-2024/06/30)2024-09-24
- 四半期報告書四半期報告書-第21期第3四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-13
- 四半期報告書四半期報告書-第21期第2四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第21期第1四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第20期(2022/07/01-2023/06/30)2023-09-28
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第3四半期(2023/01/01-2023/03/31)2023-05-15
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