概要
モルフォは2004年に設立された画像処理ソフトウェア専門企業である。スマートフォン向けを主力とし、車載やDX領域へ事業を拡大。ソフトウェア・ライセンス事業を主とし、2025年10月期の売上高は34億円、従業員166名。東京証券取引所グロース市場に上場(2011年)。画像処理機能をすべてソフトウェアで実現する技術が強みで、省スペース・低消費電力が特徴。
ソフトウェア・ライセンスを軸とする収益構造
モルフォグループの事業は単一セグメントで、ソフトウェア・ライセンス事業を営む。収益はロイヤリティ収入、サポート収入、開発収入の3区分から成る。ロイヤリティ収入が中心で、スマートフォン等の機器出荷台数や利用期間に応じたライセンス料を収受する。サポート収入は製品実装支援や保守サポート、開発収入は受託研究や評価用ライセンスを提供する。直近2025年10月期の売上高は33.6億円と前年比1.7%増加したが、営業利益は0.46億円と減益となった。これは研究開発投資や海外子会社費用の増加による。
すべてソフトウェアで実現する画像処理技術
同社の技術的な芯は、画像の認知・処理・表現の一連のプロセスをすべてソフトウェアで処理する点にある。ハードウェアによる専用回路を使わないため、余計な容積を必要とせず壊れにくく、消費電力が少ない。この特性は小型・軽量が求められるスマートフォンや車載機器に適している。具体的な処理としてノイズ低減、HDR合成、手ぶれ補正、スーパーレゾリューションなどをソフトウェアで実現。ディープラーニング技術も取り入れ、画像認識性能を高めている。
5カ国に広がる販売とサポート体制
本社は東京都千代田区に置く。海外は米国、韓国、中国、台湾に連結子会社を持つ(Morpho US, Inc.、Morpho Korea, Inc.、Morpho China, Inc.、Morpho Taiwan, Inc.)。これらの子会社は現地顧客への販売サポートとマーケティングを担う。特に中国市場ではスマートフォンメーカーやODMメーカー向けの開拓を継続し、ライセンス収入の伸長に寄与した。またフィンランドのAI開発企業Top Data Science Ltd.を持分法適用関連会社とし、AI技術の獲得にも取り組む。
6社で構成される企業グループ
モルフォグループは、親会社である株式会社モルフォと5つの連結子会社で構成される。国内子会社は株式会社モルフォAIソリューションズ(2019年設立)。海外子会社はMorpho US, Inc.(2012年設立)、Morpho Korea, Inc.(2013年)、Morpho China, Inc.(2018年)、Morpho Taiwan, Inc.(2020年)。これら子会社は主に海外顧客への販売・サポートを担当する。また2018年に子会社化したTop Data Science Ltd.は2021年に完全子会社化後、2025年に株式の一部を譲渡し持分法適用関連会社に変更した。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書のセグメント情報(2018/10期)より
事業別の売上と利益
2018/10期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| カメラデバイス事業 | 22億円 | 91.7% | 13億円 | 59.1% |
| ネットワークサービス事業 | 2億円 | 8.3% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
製品と技術
ソフトウェアベースの画像処理エンジン
モルフォの根幹技術は画像処理エンジン「Morpho Image Processing Engine」シリーズである。ノイズ低減、高ダイナミックレンジ(HDR)合成、手ぶれ補正、スーパーレゾリューション(超解像)などの機能を、すべてソフトウェアだけで実現する。これにより専用ハードウェアが不要で、搭載機器の設計自由度が高まり、消費電力を抑えられる。ライセンス形式で提供され、スマートフォン、タブレット、ウェアラブルデバイスなどに組み込まれている。
スマートフォン向けライセンスが主力事業
売上の多くをスマートフォン向けライセンスが占める。中国のスマートフォンメーカーやODMメーカーへの供給が中心で、出荷台数に応じたロイヤリティ収入が安定的に発生する。2025年10月期にはスマートデバイス領域でのライセンス収入が伸長。ウェアラブルデバイス向けにも展開を広げている。また、機種限定の一括ライセンスや期間ライセンスなど、顧客のニーズに応じた柔軟な契約形態を採る。
車載/モビリティ向けADAS・ドライバーモニタリング
車載分野では、自動運転・先進運転支援システム(AD/ADAS)向けの画像認識技術と、ドライバーモニタリングシステム(DMS)向けの顔認識技術を開発。ディープラーニングを活用した物体検出や車線認識、運転者の状態監視などをソフトウェアで実現する。2015年のデンソーとの提携以降、自動車メーカーや車載機器メーカーとの協業を強化。2025年10月期には車載/モビリティ領域の開発投資を積極化したが、売上への貢献はまだ限定的である。
DX領域でのOCR・セキュリティカメラ・建設応用
DX(デジタルトランスフォーメーション)領域では、光学文字認識(OCR)、セキュリティカメラ向け画像認識、建設現場で応用される画像処理技術を提供する。OCRは帳票や看板の文字読み取りに、セキュリティカメラは不審人物検知などに使われる。建設分野では、ディープラーニングによる構造物のひび割れ検出や進捗管理を支援。2025年10月期にはグループ再編により営業体制を強化し、新規案件の獲得を目指している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
画像処理AIで差別化、営業赤字拡大
モルフォは画像処理AI技術を核とするソフトウェア企業。競合のVRain Solutionやソラコムと比べ、独自の画像処理エンジンで差別化を図るが、売上高は34億円と小規模。2025年10月期の営業利益率は0%と急落し、収益性改善が急務。AI市場の成長を背景に事業拡大の余地はあるが、競争激化で優位性維持が課題。
強み
- 独自の画像処理エンジンを持ち、スマートフォンや自動車向けに強み。
- カメラ画像処理分野で国内トップクラスのシェアを有する。
- 自動運転やロボット向けなど、AI需要拡大で事業機会増加。
- エンジニア比率が高く、技術開発に注力している。
課題
- 営業利益率が9%から0%に低下し、赤字化のリスク。
- 売上高34億円と小さく、競合に対する規模の不利。
- スマートフォン市場の成熟が成長の制約要因。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がモルフォ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで1番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3653モルフォ | 56億円 | — |
| 2 | 4395アクリート | 56億円 | 15.7倍 |
| 3 | 4019スタメン | 56億円 | 19.1倍 |
| 4 | 3920アイビーシー | 56億円 | 14.1倍 |
| 5 | 4496コマースOneホールディングス | 56億円 | 18.2倍 |
| 6 | 5599S&J | 56億円 | 13.7倍 |
| 7 | 3826システムインテグレータ | 55億円 | 11.9倍 |
| 8 | 3841ジーダット | 55億円 | 31.3倍 |
| 9 | 4196ネオマーケティング | 55億円 | — |
| 10 | 5597ブルーイノベーション | 55億円 | — |
| 11 | 4486ユナイトアンドグロウ | 55億円 | 11.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 20件
東京大学本郷キャンパス内から始まった2004年
2004年5月、東京都港区南青山に株式会社モルフォが設立された。同年9月には本社を東京大学本郷キャンパス内(文京区本郷)に移転。大学キャンパスに拠点を置くことで、最先端の研究環境と人材との近接性を確保した。この時期、画像処理ソフトウェアの市場はスマートフォン普及前夜であり、同社は組込み機器向けのアルゴリズム開発に注力した。
2011年の株式上場とその後の海外展開
2011年7月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。上場を機に資金調達力を高め、海外展開を加速する。2012年2月には米国子会社Morpho US, Inc.を設立し、北米市場への販売拠点を確保。2013年10月には韓国子会社Morpho Korea, Inc.を設立し、スマートフォン需要が旺盛な東アジア地域で営業基盤を築いた。
デンソーとの資本業務提携で自動車分野へ進出
2015年12月、株式会社デンソーと資本業務提携を締結。自動車の先進運転支援システム(ADAS)や自動運転向け画像処理技術の開発を強化した。2017年には株式会社エスアールエルやみらかホールディングス(現H.U.グループホールディングス)とも提携し、医療・ヘルスケア分野への応用も模索した。この時期、車載/モビリティ領域を新たな成長の柱として位置づけ始める。
AI技術の獲得とフィンランド企業の子会社化
2018年10月、フィンランドの人工知能(AI)開発企業Top Data Science Ltd.を子会社化。同社はディープラーニングや機械学習の専門技術を持ち、画像認識性能の向上に寄与した。2021年6月には完全子会社化し、グループ内にAI開発力を取り込んだ。しかし2025年3月、同社株式の一部を対象会社およびその従業員に譲渡し、持分法適用関連会社に変更。連携を維持しつつ、独立性を高める判断をした。
2018年から2020年にかけての中国・台湾進出
2018年8月、中国子会社Morpho China, Inc.を設立。中国市場はスマートフォン生産の一大拠点であり、現地メーカーへのライセンス販売を強化した。2020年6月には台湾子会社Morpho Taiwan, Inc.を設立し、半導体や電子機器産業が集積する台湾にも販売網を拡大。これらの子会社は現地顧客への技術サポートも担い、売上高の拡大に貢献した。
市場区分変更とソニーとの提携、近年の動き
2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、マザーズ市場からグロース市場に移行。同年4月には本社を東京都千代田区神田錦町に移転し、執務環境を刷新した。2024年9月にはソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社と資本業務提携。画像センサーと画像処理ソフトウェアの協業を狙う。2025年10月期の売上高は34億円と過去最高を更新したが、営業利益はほぼゼロと伸び悩んだ。
年表20件を開く
2000年代
- 2004年5月創業東京都港区南青山に株式会社モルフォを設立
- 2004年9月本社を東京大学本郷キャンパス内(東京都文京区本郷)に移転
2010年代
- 2011年7月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式上場
- 2012年2月米国子会社「Morpho US, Inc.」を設立
- 2013年10月韓国子会社「Morpho Korea, Inc.」を設立
- 2014年4月本社を東京都千代田区西神田に移転
- 2015年12月株式会社デンソーと資本業務提携
- 2017年4月株式会社エスアールエルと業務提携
- 2017年11月みらかホールディングス株式会社(現 H.U.グループホールディングス株式会社)と資本提携
- 2018年8月中国子会社「Morpho China, Inc.」を設立
- 2018年10月M&AフィンランドのAI開発企業「Top Data Science Ltd.」を子会社化
- 2019年11月PUX株式会社を持分法適用関連会社化
- 2019年12月国内子会社「株式会社モルフォAIソリューションズ」を設立
2020年代
- 2020年6月台湾子会社「Morpho Taiwan, Inc.」を設立
- 2021年6月M&AフィンランドのAI開発企業「Top Data Science Ltd.」を完全子会社化
- 2021年9月株式会社ミックウェアと業務提携
- 2022年4月本社を東京都千代田区神田錦町に移転
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所市場マザーズ市場からグロース市場に移行
- 2024年9月ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社と資本業務提携
- 2025年3月商号変更「Top Data Science Ltd.」の株式を対象会社及び対象会社従業員に一部譲渡し、持分法適用関連会社に変更
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/10期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
新規事業領域への展開
車載/モビリティ領域では自動運転・先進運転支援システム(AD/ADAS)やドライバーモニタリングシステム、DX領域では光学文字認識(OCR)、セキュリティカメラ、建設向け画像処理・ディープラーニング技術の開発を推進し事業規模拡大を図る。
- 02
海外市場への展開加速
海外市場に精通した人材採用やビジネスパートナーとの連携を通じて海外営業を強化。先端半導体・センサー企業との協業で処理高速化・低消費電力化を進め、グローバル人材採用で海外展開を加速する。
- 03
内部管理体制の強化
コーポレート・ガバナンス機能強化のため内部統制システムを適切に運用。内部統制委員会による定期的モニタリングと改善を実施し、ベンチャー企業としての俊敏さと効率的な組織体制を両立させる。
- 04
人材の育成と確保
技術革新と競争激化の中、高度専門人材の獲得競争に勝ち抜くため、企業認知度向上、開発力強化による採用力強化、戦略的な人材育成に取り組む。
- 05
知的財産権の確保
研究開発主導型企業として、独自技術の特許権取得・活用・維持を推進。知的財産部門と技術部門の情報共有を密にし、外部パートナーも活用しながら他社権利侵害を回避し安定した事業推進を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で166人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は675万円で、9期前と比べて+2.7%。平均年齢は36.7歳、平均勤続年数は5.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2016年10月 | — | — | — | 73 | — |
| 2017年10月 | — | — | — | 82 | — |
| 2018年10月 | — | — | — | 96 | — |
| 2019年10月 | 657 | 36.1 | 4.2 | 100 | — |
| 2020年10月 | 667 | 35.6 | 4.1 | 135 | — |
| 2021年10月 | 614 | 36.4 | 4.8 | 151 | — |
| 2022年10月 | 641 | 36.6 | 5.1 | 143 | — |
| 2023年10月 | 632 | 37.4 | 5.4 | 151 | — |
| 2024年10月 | 675 | 36.6 | 5.3 | 162 | 185 |
| 2025年10月 | 675 | 36.7 | 5.6 | 166 | 0 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社7社(国内 3 / 海外 4、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社モルフォAIソリューションズ東京都 千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Morpho US, Inc.米国 カリフォルニア州 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Morpho Korea, Inc.韓国 ソウル市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Morpho China, Inc.(注)1、2中国 深セン市 · 連結子会社議決権100.0%
- 海外Morpho Taiwan, Inc.台湾 台北市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内PUX株式会社大阪府 大阪市中央区 · 持分法適用会社議決権20.8%
- 国内Top Data Science Ltd.フィンランド ヘルシンキ · 持分法適用会社議決権26.3%
- 調達1,600万円令和7年度青本資料OCRテキスト化事業経済産業省 · 2025-12-17
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年10月期の売上高は34億円、営業利益は0億円。前期と比べると増収減益で、売上が+3.0%、利益が-100.0%。
会社が出している今期の予想2026年10月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 30億円 | 34億円 |
| 営業利益 | -3億円 | 0億円 |
| 純利益 | -5億円 | -1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年2Qで、売上は12億円、営業利益は−5億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は−20.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年1Q | 4 | −2 | −50.0 | −2 |
| 2023年2Q | 6 | −1 | −16.7 | −2 |
| 2023年3Q | 5 | −1 | −20.0 | 0 |
| 2023年4Q | 9 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 7 | −1 | −14.3 | −1 |
| 2024年2Q | 8 | 2 | 25.0 | 2 |
| 2024年4Q | 18 | 2 | 11.1 | 2 |
| 2025年2Q | 15 | −1 | −6.7 | −2 |
| 2025年4Q | 19 | 1 | 5.3 | 1 |
| 2026年2Q | 12 | −5 | −41.7 | −7 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2012年10月期からの14期で、売上は9億円から34億円へ3.8倍に増えた。直近期の営業利益率は0.0%。売上は4期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 米国子会社「Morpho US, Inc.」を設立 | |||||
| 2012年10月 | 9 | — | −5 | — | −6 |
| 韓国子会社「Morpho Korea, Inc.」を設立 | |||||
| 2013年10月 | 10 | — | 1 | — | 0 |
| 2014年10月 | 14 | — | 3 | — | 3 |
| 2015年10月 | 20 | — | 8 | — | 6 |
| 2016年10月 | 21 | — | 8 | — | 5 |
| 2017年10月 | 24 | — | 8 | — | 6 |
| フィンランドのAI開発企業「Top Data Science Ltd.」を子会社化 | |||||
| 2018年10月 | 24 | — | 7 | — | 5 |
| 国内子会社「株式会社モルフォAIソリューションズ」を設立 | |||||
| 2019年10月 | 26 | — | 5 | — | 3 |
| 台湾子会社「Morpho Taiwan, Inc.」を設立 | |||||
| 2020年10月 | 21 | — | −1 | — | −7 |
| フィンランドのAI開発企業「Top Data Science Ltd.」を完全子会社化 | |||||
| 2021年10月 | 17 | — | −8 | — | −8 |
| 2022年10月 | 20 | — | −5 | — | −7 |
| 2023年10月 | 24 | — | −2 | — | −3 |
| 2024年10月 | 33 | 3 | 3 | 9.1 | 3 |
| 「Top Data Science Ltd.」の株式を対象会社及び対象会社従業員に一部譲渡し、持分法適用関連会社に変更 | |||||
| 2025年10月 | 34 | 0 | 1 | 0.0 | −1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年10月期
売上高34億円のうち、営業利益として残るのは0億円で0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-2.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金47.1%16億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金52.9%18億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2025年10月期は営業CFが0億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−4億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は25億円で、売上の8.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2012年10月 | −3 | −1 | 0 | −4 | 11 |
| 2013年10月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 11 |
| 2014年10月 | 2 | 0 | 1 | 2 | 13 |
| 2015年10月 | 8 | −1 | 0 | 7 | 20 |
| 2016年10月 | 3 | −1 | 9 | 2 | 31 |
| 2017年10月 | 7 | −1 | 1 | 6 | 38 |
| 2018年10月 | 5 | −4 | 5 | 1 | 43 |
| 2019年10月 | 6 | −1 | 0 | 5 | 48 |
| 2020年10月 | −1 | −3 | 0 | −4 | 44 |
| 2021年10月 | −7 | −2 | −3 | −9 | 34 |
| 2022年10月 | −4 | 2 | −2 | −2 | 31 |
| 2023年10月 | −3 | −1 | 0 | −4 | 27 |
| 2024年10月 | 2 | −1 | 1 | 1 | 29 |
| 2025年10月 | 0 | −4 | 0 | −4 | 25 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2025年10月期の総資産は41億円。このうち返さなくてよい自己資本が36億円で、自己資本比率は87.3%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2012年10月 | 15 | 12 | 3 | 79.8 |
| 2013年10月 | 16 | 13 | 3 | 82.5 |
| 2014年10月 | 21 | 17 | 4 | 80.3 |
| 2015年10月 | 29 | 23 | 6 | 79.0 |
| 2016年10月 | 41 | 38 | 3 | 92.4 |
| 2017年10月 | 48 | 45 | 3 | 93.2 |
| 2018年10月 | 58 | 55 | 3 | 93.3 |
| 2019年10月 | 61 | 58 | 3 | 94.0 |
| 2020年10月 | 54 | 51 | 3 | 94.6 |
| 2021年10月 | 46 | 41 | 5 | 91.2 |
| 2022年10月 | 39 | 34 | 5 | 88.1 |
| 2023年10月 | 37 | 31 | 6 | 84.9 |
| 2024年10月 | 43 | 36 | 6 | 85.4 |
| 2025年10月 | 41 | 36 | 5 | 87.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率で605社中26位あたり、逆に低いのは営業利益率で605社中530位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,015で、1年前と比べて-20.8%。過去52週の値幅のなかでは59%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 1.78倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
1ヶ月で+6.6%と反発も、1年では-49.5%と大幅下落。25日線(625円)を上回り、75日線(644円)に接近。52週高値1337円からは53%低い水準で、低調な展開。7/22に出来高70,200株と突出したが、その後は減少。RSIは47.6で中性。200日線(761円)を大きく下回り、長期トレンドは下降。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PBR1.11倍は業界平均3.44倍を大きく下回り、割安。ROE8.8%と収益性はあるが、PERは非開示で利益が不安定。直近では減益予想。配当利回り0%と無配。業界平均対比ではPBRが非常に低く割安に見えるが、業績の変動性と無配を考慮するとほぼ妥当に近い。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 1.78倍 | 2.96倍 |
| ROE | 8.8% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
画像処理技術のライセンスビジネスは成長余地がある一方、競合の台頭や技術トレンドの変化がリスク。強気派は、スマホカメラの高機能化やAR・VRなど新たな応用分野の拡大を追い風に、ライセンス収入が増加するとみる。また、自社開発の技術力が評価され、大手メーカーとの取引拡大を期待する。弱気派は、競合他社が類似技術を低価格で提供しており、差別化が難しくなっていること、特定顧客への依存度が高く、契約失注のリスクがあることを指摘する。業績は主要顧客の採用動向と技術開発のスピードに依存する。
- 技術力の高さ
高度な画像処理アルゴリズムで他社と差別化し、採用実績が増えている。
- 新市場の拡大
ARや自動運転などカメラ用途の広がりでライセンス機会が増加。
- 黒字化の達成
直近で黒字転換し、売上も拡大基調にある。
- 3期連続増収の継続で売上拡大通年影響弱
FY23売上24億円→FY24 33億円→FY25 34億円と増加。FY26も増収すれば固定費負担が軽減され収益改善の素地となる。
- 営業利益率9.09%への回復余地決算発表後影響中
FY24に営業利益3億円(利益率9.09%)を達成。FY25は0円と悪化したが、同水準に戻れば時価総額35億円の約9%に相当する営業利益が創出される。
- 純利益黒字化でPER算出可能に次回決算影響中
FY25は純損失1億円と赤字。FY24の純利益3億円を回復すればPER約11.7倍(時価総額35億円ベース)となり割高感が解消される。
- PBR1.1倍の下値堅さ継続影響弱
PBRは1.10倍と解散価値に近く、1年間で株価は約半減した。業績悪化でも下値リスクが限定され、新規資金流入の余地がある。
- 競争激化
大手や新興の競合が低価格で類似技術を提供し、価格競争が発生。
- 顧客依存
少数の大口顧客に依存しており、失注時の影響が大きい。
- 技術革新の速さ
AIなど新技術の登場で既存技術が陳腐化するリスクがある。
- 売上高の減少局面入り決算発表後影響強
FY25の増収率は前期比3.0%と前年37.5%から急減速。仮に減収に転じれば営業赤字拡大で時価総額35億円はさらに棄損する。
- 営業赤字への再転落通年影響中
FY25営業利益は0円と前期の3億円から消滅。人件費や材料費の上昇が続けば赤字転落により利益棄損が生じる。
- 最終損失の継続で財務悪化通年影響中
FY23純損失3億円、FY25純損失1億円と赤字が断続。自己資本の減少が続けばPBR1.1倍の下支えが失われる。
- 無配当の方針が続く次回株主総会影響弱
配当利回りは0%。株主還元がないため長期保有の魅力が薄く、売り圧力が続く可能性がある。
- ライセンス収入
- 主力ビジネスの規模と成長性を直接示すため。
- 大口顧客数
- 依存度の変化と顧客基盤の拡大を測るため。
株主
有価証券報告書より
2025年10月期末の株主数は延べ5,486人。区分でいちばん多いのは個人・その他で74.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が13.1%を占め、残る86.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2020年10月% | 2021年10月% | 2022年10月% | 2023年10月% | 2024年10月% | 2025年10月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 77.4 | 80.7 | 79.9 | 78.6 | 72.0 | 74.4 |
| 事業法人 | 8.7 | 8.4 | 8.4 | 10.2 | 11.7 | 11.0 |
| 証券会社 | 9.4 | 9.3 | 10.7 | 8.0 | 10.5 | 7.5 |
| 外国法人 | 4.1 | 1.2 | 0.5 | 1.2 | 3.9 | 4.9 |
| 自己株式 | 0.0 | 2.9 | 5.3 | 5.3 | 5.1 | 4.7 |
| 金融機関 | 0.4 | 0.4 | 0.4 | 2.0 | 1.9 | 2.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 平賀 督基 | 9.34 |
| 02 | 株式会社ミックウェア | 4.01 |
| 03 | 松井証券株式会社 | 3.95 |
| 04 | 株式会社SBI証券 | 2.74 |
| 05 | 石橋 拓郎 | 2.71 |
| 06 | 株式会社デンソー | 2.58 |
| 07 | 高井 正美 | 2.51 |
| 08 | 中村 得郎 | 2.36 |
| 09 | THE NOMURA TRUST AND BANKING CO., LTD. AS THE TRUSTEE OFREPURCHASE AGREEMENT MOTHER FUND(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 1.90 |
| 10 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 1.87 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+96%、1株純資産は14期で−13%。直近期のROEは8.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2012年10月 | −368 | 788 | — | — |
| 2013年10月 | 20 | 824 | 2.4 | 169.0 |
| 2014年10月 | 65 | 341 | 21.0 | 22.8 |
| 2015年10月 | 122 | 467 | 30.3 | 34.2 |
| 2016年10月 | 98 | 719 | 16.7 | 45.4 |
| 2017年10月 | 120 | 851 | 15.3 | 39.5 |
| 2018年10月 | 87 | 1,014 | 9.4 | 33.9 |
| 2019年10月 | 63 | 1,068 | 6.1 | 41.4 |
| 2020年10月 | −121 | 947 | — | — |
| 2021年10月 | −147 | 789 | — | — |
| 2022年10月 | −130 | 663 | — | — |
| 2023年10月 | −59 | 614 | — | — |
| 2024年10月 | 59 | 697 | 8.8 | 27.9 |
| 2025年10月 | −15 | 689 | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/10期の役員報酬は総額92百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 平賀督基 | 代表取締役社長 | 51 | 514,628 |
| 曽田誠 | 取締役 | 63 | — |
| 西山貴之 | 取締役 | 50 | 5,344 |
| 各務茂夫 | 取締役 | 66 | — |
| 永田淸人 | 取締役 | 68 | — |
| 秋山ゆかり | 取締役 | 53 | — |
| 桑村信彦 | 常勤監査役 | 70 | — |
| 上原将人 | 監査役 | 62 | 6,000 |
| 黒住哲理 | 監査役 | 51 | — |
役員報酬の内訳2025/10期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 44 | 5 | 9 | 58 | 19 |
| 社外取締役 | 7 | 34 | — | — | 34 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/10期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,344字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題1,983字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク1,644字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,778字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第23期(2025/11/01-2026/10/31)2026-06-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第22期(2024/11/01-2025/10/31)2026-01-28
- 半期報告書半期報告書-第22期(2024/11/01-2025/10/31)2025-06-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第21期(2023/11/01-2024/10/31)2025-01-31
- 四半期報告書四半期報告書-第21期第2四半期(2024/02/01-2024/04/30)2024-06-14
- 四半期報告書四半期報告書-第21期第1四半期(2023/11/01-2024/01/31)2024-03-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第20期(2022/11/01-2023/10/31)2024-01-31
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第3四半期(2023/05/01-2023/07/31)2023-09-08
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第2四半期(2023/02/01-2023/04/30)2023-06-09
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第1四半期(2022/11/01-2023/01/31)2023-03-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第19期(2021/11/01-2022/10/31)2023-01-31
- 四半期報告書四半期報告書-第19期第3四半期(令和3年11月1日-令和4年7月31日)2022-09-09
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