概要
ブルーイノベーション株式会社は、自律移動ロボット(ドローンやAGV)を遠隔制御・統合管理するソフトウェアプラットフォーム「Blue Earth Platform(BEP)」を基軸に、社会インフラの点検や防災向けソリューションを提供する企業である。1999年に有限会社アイコムネットとして創業し、2008年からドローン空撮サービスを開始。2013年に現社名に変更。2023年12月に東京証券取引所グロース市場に上場した。2025年12月期の売上高は約11億円、従業員数68名。
BEPを軸とした4つのソリューション
当社は、ドローン関連事業の単一セグメントで構成され、点検・ポート・教育・ネクストの4つのソリューションを提供する。点検ソリューションはプラント点検「BEPインスペクション」、送電線点検「BEPライン」、自動巡回点検「BEPサーベイランス」から成り、売上構成比の55%(2025年度)を占める。ポートソリューションはドローンポート「BEPポート」やJアラート連動の防災システムで24%、教育は操縦者育成や飛行支援地図「SORAPASS」で19%、ネクストは新規ソリューションの開発で2%を占める。これらのソリューションはすべてBEPプラットフォーム上で統合され、顧客ごとにパッケージ化して提供される。
点検分野を中心とするインフラ老朽化対策市場
当社の事業領域は、国内IoT市場(2023年度6.4兆円)とドローン市場(2025年度5,490億円)の成長に支えられている。特に点検分野は2028年度に2,088億円まで拡大が見込まれる。高度成長期に建設されたインフラの老朽化に伴い、危険な狭小空間での点検需要が増加しており、当社はドローンによる代替で安全化・効率化・低コスト化を実現する。主要顧客は東京電力や九州電力などの一般電気事業者、石油化学プラント、製鉄所、自治体である。案件数は増加しているが、個別対応のフルカスタム型から標準パッケージへの転換を進めている。
赤字が続く財務体質と構造転換の途上
2025年12月期の売上高は約11億円(前期比14%減)、営業損失5.5億円、当期純損失6.4億円と赤字が拡大している。2019年から2025年まで毎年営業損失及び純損失を計上しており、2023年上場後も黒字化に至っていない。資産合計14億円に対し負債合計12億円、自己資本比率は14.4%と低下している。赤字の要因は、案件ごとの個別対応による供給制約と売上計上の期ズレ、減損損失の計上である。当社はこの構造的課題を認識し、標準化・パッケージ化によるストック型ビジネスモデルへの転換を経営戦略の柱に掲げている。
スイスFlyability社との独占販売契約とパートナー戦略
当社はスイスのドローンメーカーFlyability SAと国内独占販売契約を結び、球体ドローン「ELIOS」シリーズ(ELIOS 2、ELIOS 3)を日本で独占販売している。ELIOSは衝突に強く狭小空間での飛行に適しており、プラント点検ソリューション「BEPインスペクション」の中核機体として使用される。また、東京電力グループとは2017年から共同で送電線点検用自動飛行システムを開発し、2021年に「BEPライン」として製品化。さらに、トッパン・フォームズ(現TOPPANエッジ)とAGV自動巡回点検ソリューションを共同開発するなど、外部パートナーとの協業を積極的に進めている。
業界の中での役割はインフラ点検・物流の現場向けに、ドローン・AGVを活用したソリューションと運用サービスを提供するプラットフォーマー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より
01インフラ点検(電力・プラント・鉄道等)主力
老朽化するインフラ設備の点検需要に対し、ドローンやAGVを活用した点検ソリューションを提供。屋内プラントや送電線、発電所・鉄道車両など、危険な環境や狭隘部の点検を自動化し、安全性・効率性・コスト削減を実現する。
主要顧客東京電力、九州電力、JERA、出光興産、ENEOSシステムズ、東京電力ホールディングス、東京電力パワーグリッド、東日本旅客鉄道
- BEPインスペクション
- プラント施設(石油化学プラント、製鉄所、発電所など)の屋内点検向けソリューション。Flyability社製ドローンELIOSを使用し、非GPS環境でも飛行可能。
- BEPライン
- 送電線点検用の自動飛行システム。対象物検知センサを搭載し、一定距離を保って自動飛行・撮影する。東京電力との共同開発。
- BEPサーベイランス
- AGV(自動搬送車)による発電所や鉄道車両などの自動巡回点検システム。複数台のAGVを遠隔制御し、カメラやセンサでデータを収集・解析する。
02行政・防災(国・地方自治体)準主力
国土交通省や地方自治体向けに、ドローンポートシステムの開発・実証や、災害時の避難広報システムを提供。物流用ドローンポートの国際標準化(ISO5491)を主導し、インフラ整備に貢献する。
ドローンポートの国際標準化(ISO5491発行)に成功し、世界に先駆けて事業を推進
主要顧客国土交通省、仙台市、千葉県一宮町
- BEPポート
- ドローンの離着陸施設(ドローンポート)。国土交通省と共同開発し、固定式と可搬式を提供。物流や防災用途に活用される。
- 津波避難広報ドローンシステム
- Jアラートと連動し、津波注意報発令時にドローンポートからスピーカー搭載ドローンを自動発進させ、上空から避難指示を音声で伝達するシステム。仙台市や千葉県一宮町で運用開始。
03ドローン教育・人材育成準主力
業界団体JUIDAと連携し、ドローン操縦士や安全運航管理者の育成を支援。基礎教育から応用教育まで提供し、国家ライセンス講習も実施。パイロット管理システムや飛行日誌作成サービスも展開する。
主要顧客一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)、林野庁、日本森林技術協会
- BEPベーシック
- ドローン操縦の基礎教育プログラム。JUIDAと連携し、民間カリキュラムと国家ライセンス講習を提供。スクール管理業務も受託。
- BLUE SKY
- ドローン飛行日誌作成・情報管理サービス。改正航空法に対応し、フライトログの自動アップロードや飛行日誌の自動生成が可能。
- SORAPASS
- ドローン専用飛行支援地図サービス。飛行禁止区域や気象情報を提供し、飛行申請や保険手続きをサポートする。約7万人の会員に無料提供。
04新規ソリューション(ネクスト)副次
次なる事業の柱となる新規ソリューションを創造するための実証サービスを提供。将来の事業化に向けて、ドローンやAGVを活用した新たな分野への展開を目指す。
製品と技術
ソフトウェアプラットフォーム「Blue Earth Platform(BEP)」
BEPは当社の中核技術であり、センサモジュールとソフトウェア(アプリ、クラウド)で構成される統合管理システムである。ドローンやAGVなどの自律移動ロボットを遠隔制御し、運行管理、データ収集・解析、デバイス連携を一元的に行う。BEP上で「動かす」「集める」「管理する」機能を提供し、各ソリューション(BEPインスペクション、BEPラインなど)はBEPのサブシステムとして開発される。顧客の課題に応じて機体、センサ、ソフトウェアを適宜組み合わせ、パッケージとして提供。将来的にはBEPに接続するロボットの種類を拡大し、自律分散型社会インフラを目指す。
狭小空間向け球体ドローン「ELIOS」シリーズ
ELIOSはスイスFlyability社が開発した、プロペラを球体ガードで覆ったドローンで、衝突しても安全に飛行できる。当社は国内独占販売契約に基づき、ELIOS 2(2019年)とELIOS 3(2022年)を提供している。主にプラント内のボイラーやタンク、配管など狭小・危険空間の目視点検に使用され、足場やクレーンが不要となる。専用ソフトウェアで3Dモデリングやレポート作成が可能。当社は機体販売に加え、リース契約や運用サービス、保守メンテナンスを月額課金で提供し、継続収益を得る。2023年からはBEP軸の「BLUE SKY」サービスにより飛行日誌管理も行う。
送電線点検自動飛行システム「BEPライン」
BEPラインは東京電力グループとの共同開発による、送電線点検用のドローン自動飛行システムである。独自の対象物検知センサモジュールを搭載し、送電線を自動認識しながら一定距離を保って飛行・撮影する。従来、ヘリコプターや人力で行われていた点検を自動化し、感電リスクを低減。2021年に開発され、2022年11月から販売と月額課金サービスを開始。東京電力管内の複数支社に導入され、実用化に成功している。構成はセンサモジュールと飛行計画・ログ記録ソフトウェアからなり、特許出願中。
AGV自動巡回点検ソリューション「BEPサーベイランス」
BEPサーベイランスは、複数台のAGV(自動搬送車)を遠隔制御・一元管理し、発電所や製油所などの屋内設備を自動巡回点検するシステムである。カメラ、マイク、各種センサを搭載し、AI解析や5G通信でリアルタイム監視を実現。従来の人的巡回を代替し、点検員の高齢化や人員不足、評価ばらつきといった課題を解決する。2022年4月にトライアル提供開始、2024年2月に正式サービス化。トッパン・フォームズ(現TOPPANエッジ)との共同開発に基づき、AGVの統合管理を実現。販売は直接販売がメイン。
防災・監視向けドローンポート「BEPポート」
BEPポートは、ドローンが自動離発着するためのドローンポート製品群である。2022年11月に仙台市で「津波避難広報ドローンシステム」として本格運用開始。Jアラートと連動し、津波注意報以上で自動的にドローンが発進し、上空からスピーカーで避難指示を伝達する。2024年6月には広域巡回を自動化する「BEPポート|ドローン自動巡回システム」のトライアルを開始。2025年5月には自治体向け「BEPポート|防災システム」を本格提供。防災分野での社会実装が進む一方、短期的収益化よりも運用安定性を優先している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 行政・防災(国・地方自治体)ドローンポートの国際標準化(ISO5491発行)に成功し、世界に先駆けて事業を推進
有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
ドローン関連、赤字継続で成長課題
当社は情報・通信業に分類され、ドローンソリューション事業を展開。売上高は約12億円(2024年12月期)と小規模で、営業赤字が続いている(2024年▲33%、2025年▲45%)。同業にはソラコム(IoT)、VRain Solution(VR)、ハッチ・ワーク(IT)などがいるが、当社はドローンに特化し差別化を図る。ただし、収益化が遅れており、投資フェーズの長期化が懸念。売上も減少傾向(13→12→11億円)で、競合ひしめく中での事業拡大が急務。
強み
- ドローン関連に特化し、他社との差別化を図れる独自技術やノウハウを持つ。
- ドローン市場は今後拡大が見込まれ、先行者としての優位性を活かせる。
- 産業用ドローンなど新分野で需要が発生しており、受注獲得のチャンスがある。
- 企業規模が小さいため、意思決定や方向転換が迅速に行える。
課題
- 営業利益率が大幅な赤字で、資金調達や事業継続にリスクがある。
- 直近3期で売上が減少しており、成長軌道に乗っていない。
- ソラコムなど同業もドローン関連に注力しており、シェア獲得競争が厳しい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がブルーイノベーション
時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5599S&J | 56億円 | 13.7倍 |
| 2 | 3653モルフォ | 56億円 | — |
| 3 | 5597ブルーイノベーション | 55億円 | — |
| 4 | 3826システムインテグレータ | 55億円 | 11.9倍 |
| 5 | 3841ジーダット | 55億円 | 31.3倍 |
| 6 | 4196ネオマーケティング | 55億円 | — |
| 7 | 4486ユナイトアンドグロウ | 55億円 | 11.0倍 |
| 8 | 3758アエリア | 54億円 | 19.0倍 |
| 9 | 3839ODKソリューションズ | 53億円 | 37.9倍 |
| 10 | 4386SIGグループ | 53億円 | 10.6倍 |
| 11 | 3965キャピタル・アセット・プランニング | 52億円 | 9.6倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 32件
有限会社アイコムネットとして創業、防災・空撮事業を開始
1999年6月、有限会社アイコムネットとして東京都で設立された。当初は防災環境事業(海岸コンサルティングサービス)を手がけ、2001年8月から本格化。2008年4月には「航空写真・映像事業部」を立ち上げ、ドローンの空撮サービスを開始した。この時期はまだドローン技術が黎明期であり、空撮を中心に顧客を開拓していた。2012年までに本社を江東区青海から千代田区神田錦町へ移転し、徐々に体制を整えていった。
株式会社への改組と社名変更、ドローン事業への本格転換
2013年4月、有限会社から株式会社に改組し、社名をブルーイノベーション株式会社に変更した。同年7月には一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の設立に参画し、ドローン産業の標準化に関与。2016年5月にはドローン専用飛行支援地図サービス「SORAPASS」をリリースし、同年9月には東京都板橋区に「Drone Lab ITABASHI」を開設。この時期、ドローン事業へのリソース集中が明確になり、防災事業からドローン中心の事業構造へと転換していった。
BEPプラットフォームの発表と電力会社との協業
2017年3月、東京電力ホールディングス及びテプコシステムズと共同で電力設備自動点検ドローンシステムを発表。同年12月本社を文京区本郷に移転。2018年1月にはドローン統合管理システム「Blue Earth Platform(BEP)」を発表し、プラットフォーム戦略を明確化。同年3月にはFlyability SAと業務提携、球体ドローンELIOSの国内展開を開始。2019年9月にはELIOS 2の独占販売契約を締結し、プラント点検ソリューションを強化した。これらの取り組みにより、BEPを軸としたソリューション体系が形成された。
点検・防災ソリューションの拡充と上場
2020年から2022年にかけて、プラント点検向けドローンのリース契約開始、送電線点検自動飛行システム開発、BEPパッケージの提供開始、AGV自動巡回点検ソリューション「BEPサーベイランス」のトライアル提供など、点検ソリューションのラインアップを拡充。2022年6月にはELIOS 3の提供を開始。2022年11月には仙台市で津波避難広報ドローンシステムの本格運用を開始し、防災分野にも参入。2023年2月には飛行日誌管理サービス「BLUE SKY」、同年6月には物流用ドローンポートの国際標準化(ISO5491)に貢献。そして2023年12月、東京証券取引所グロース市場に株式上場を果たした。
ポスト上場期の構造改革と防災システムの本格提供
上場後、2024年2月に「BEPサーベイランス」正式サービス開始、6月に「BEPポート」トライアル開始、10月に板橋区に「クラウドモビリティ研究所」開設。2025年5月には自治体向け「BEPポート|防災システム」の本格提供を開始した。しかし、売上高は2023年12月期の13億円をピークに減少傾向にあり、2025年12月期は11億円に落ち込んだ。赤字幅も拡大し、当社は標準化・パッケージ化によるストック型ビジネスモデルへの転換を急いでいる。
年表32件を開く
1990年代
- 1999年6月創業有限会社アイコムネットとして会社を設立
2000年代
- 2001年8月防災環境事業(海岸コンサルティングサービス)を開始
- 2008年4月「航空写真・映像事業部」(ドローンの空撮サービス)を開始
2010年代
- 2010年3月本社所在地を東京都江東区青海へ移転
- 2012年1月本社所在地を東京都千代田区神田錦町へ移転
- 2013年4月商号変更株式会社に改組し、社名をブルーイノベーション株式会社に変更
- 2014年7月創業一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA ※)の設立に参画
- 2016年5月ドローン専用飛行支援地図サービス「SORAPASS」サービスを開始
- 2016年9月東京都板橋区に「Drone Lab ITABASHI」を開設
- 2017年3月東京電力ホールディングス株式会社、株式会社テプコシステムズと共同で電力設備を自動点検する「ドローン飛行支援システム」を発表
- 2017年12月本社所在地を東京都文京区本郷に移転
- 2018年1月M&Aドローン統合管理システム「BEP(Blue Earth Platform)」を発表
- 2018年3月Flyability SA(スイス)と業務提携し、狭小空間での飛行に最適な、球体ガードで覆われたドローン「ELIOS」による屋内点検分野での新たなソリューション・サービスをスタート
- 2019年9月Flyability SAが製造する全ての製品に関する日本での販売に係るReseller契約(以下、国内独占販売契約)に基づき、球体ドローン ELIOS 2の提供を開始
2020年代
- 2020年9月JUIDAが新設する「プラント点検上級操縦技能証明証」に参画
- 2021年2月工場・プラント施設点検向けドローンのリース契約を開始
- 2021年5月送電線に沿ってドローンが自動飛行・撮影する「送電線点検用ドローン自動飛行システム」を開発
- 2021年6月用途に必要なBEPの機能、デバイスを選り出した「BEPパッケージ」を開発、提供開始
- 2022年1月トッパン・フォームズ株式会社(現、TOPPANエッジ株式会社)と共に、AGV自動巡回点検ソリューションの提供を開始
- 2022年2月ISMS認証(ISO27001)を取得
- 2022年3月ロボットオフィス清掃ソリューション「BEPクリーン」のトライアルサービスを提供開始
- 2022年4月AGV自動巡回点検ソリューション「BEPサーベイランス」のトライアルサービスを提供開始
- 2022年6月Flyability SAとの国内独占販売契約に基づき、球体ドローン ELIOS 3の提供を開始
- 2022年11月送電線ドローン点検ソリューション「BEPライン」の販売とソフトウェアの月額課金サービス及び委託点検サービス提供を開始
- 2022年11月全自動ドローン運航・管理システムによる「津波避難広報ドローンシステム」の本格運用を宮城県仙台市で開始
- 2023年2月ドローン飛行日誌作成・情報管理サービス「BLUE SKY」の提供を開始
- 2023年6月物流用ドローンポートの設備要件を国際標準規格化「ISO5491」
- 2023年12月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2024年2月AGV自動巡回点検ソリューション「BEPサーベイランス」の正式サービス提供を開始
- 2024年6月広域巡回を自動化する「BEPポート|ドローン自動巡回システム」のトライアルサービス提供開始
- 2024年10月MFLP・LOGIFRONT東京板橋内に新たなR&D拠点「クラウドモビリティ研究所」を開設
- 2025年5月自治体向けに、Jアラート(全国瞬時警報システム)と連動し、災害発生時の避難広報及び現場の状況把握を自動化する「BEPポート|防災システム」の本格提供を開始
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/12期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
受注モデルの標準化とストック型へ転換
個別対応のフロー型から脱却し、点検・防災分野でハード・ソフト・運用をセットにした標準パッケージを構築。導入の簡素化と原価低減を図り、継続契約やリピート利用によるストック型収益の比率を高める。
- 02
重点領域の深耕とパートナー連携強化
プラント(下水道、火力発電など)と防災分野にリソース集中。既存約150社へのアップセル・サブスク提供でLTVを深耕し、新規開拓は販売網を持つアライアンス先と連携して標準パッケージを横展開する。
- 03
ソフトウェア・自動化による高付加価値化
BEPパッケージを4段階(Standalone→Connected→Integrated→Network-based)で開発。人的サービスから自動化サービスへシフトし、利益率の高いソフトウェア売上を拡大して売上総利益率を向上させる。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 3期分
グループ全体で68人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は713万円で、2期前と比べて+6.6%。平均年齢は41.4歳、平均勤続年数は4.6年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年12月 | 669 | 41.7 | 4.1 | 69 | — |
| 2024年12月 | 697 | 42.5 | 4.4 | 71 | −563 |
| 2025年12月 | 713 | 41.4 | 4.6 | 68 | −735 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
- 調達1,400万円令和7年度災害情報伝達手段としてのドローン活用に向けた検討会運営及び実証実験業務消防庁 · 2025-07-15
- 補助金3,000万円先進的造林技術推進事業農林水産省 · 2020-07-14
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年12月期の売上高は11億円、営業利益は-5億円。前期と比べると減収で、売上が-8.3%。
会社が出している今期の予想2026年12月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 16億円 | 11億円 |
| 営業利益 | -4億円 | -5億円 |
| 純利益 | -4億円 | -6億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
6期分
直近は2026年2Qで、売上は8億円、営業利益は−2億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+60.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 3 | −1 | −33.3 | −1 |
| 2024年2Q | 2 | −2 | −100.0 | −2 |
| 2024年4Q | 7 | −1 | −14.3 | −1 |
| 2025年2Q | 5 | −3 | −60.0 | −3 |
| 2025年4Q | 6 | −2 | −33.3 | −3 |
| 2026年2Q | 8 | −2 | −25.0 | −2 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 7期分
2019年12月期からの7期で、売上は6億円から11億円へ1.8倍に増えた。直近期の営業利益率は-45.5%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | 6 | — | −3 | — | −3 |
| 2020年12月 | 5 | — | −3 | — | −3 |
| 2021年12月 | 7 | — | −4 | — | −4 |
| 2022年12月 | 9 | — | −3 | — | −3 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2023年12月 | 13 | — | −3 | — | −3 |
| MFLP・LOGIFRONT東京板橋内に新たなR&D拠点「クラウドモビリティ研究所」を開設 | |||||
| 2024年12月 | 12 | −4 | −4 | −33.3 | −4 |
| 2025年12月 | 11 | −5 | −6 | −45.5 | −6 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年12月期
売上高11億円のうち、営業利益として残るのは-5億円で-45.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-6億円、売上の-54.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金63.6%7億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金90.9%10億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-45.5%-5億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 5期分
2025年12月期は営業CFが−3億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは−3億円。この組み合わせは「立て直し型」にあたる。本業の赤字を資産売却と資金調達で補っている。事業転換の途上。期末の手元現金は10億円で、売上の10.9ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年12月 | −3 | −1 | 4 | −4 | 7 |
| 2022年12月 | −4 | 0 | 2 | −4 | 5 |
| 2023年12月 | −3 | 0 | 10 | −3 | 12 |
| 2024年12月 | −5 | 0 | 0 | −5 | 7 |
| 2025年12月 | −3 | 0 | 7 | −3 | 10 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 7期分
2025年12月期の総資産は14億円。このうち返さなくてよい自己資本が2億円で、自己資本比率は14.4%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年12月 | 6 | 4 | 2 | 75.0 |
| 2020年12月 | 10 | 9 | 1 | 87.6 |
| 2021年12月 | 10 | 5 | 5 | 46.2 |
| 2022年12月 | 9 | 4 | 5 | 39.1 |
| 2023年12月 | 18 | 10 | 8 | 57.6 |
| 2024年12月 | 13 | 6 | 7 | 47.2 |
| 2025年12月 | 14 | 2 | 12 | 14.4 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中545位あたり、逆に低いのは営業利益率で605社中595位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,355で、1年前と比べて-50.4%。過去52週の値幅のなかでは12%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 39.01倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1カ月で約3.9%上昇したが、1年前からは46.6%下落しており、長期では弱含みが続く。現在の株価1,367円は25日移動平均線(1,286.64円)を約6.2%上回り、短期の上昇基調にある。しかし75日線(1,543.28円)や200日線(1,575.6円)を大きく下回っており、中期・長期のトレンドは下降中。52週高値3,045円からは約55%低い水準で、戻り待ちの売り圧力が警戒される。RSIは72.68と過熱気味で、短期的な反落のリスクがある。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
ドローン市場の成長期待と自社のポジショニングが焦点。強気派は市場拡大とサービス多様化による将来の黒字化を期待するが、弱気派は現状の赤字拡大と競争激化を憂慮する。
- ドローン市場の成長
物流・点検など産業用途の需要拡大が見込まれる。
- ソリューション強化
サービス提供で高付加価値化し顧客単価向上の余地。
- 将来の黒字転換
売上拡大とコスト削減で収益改善の可能性。
- 赤字の継続・拡大
24/12期は営業赤字率33%と悪化、黒字化メド立たず。
- 競争の激化
多数のドローン関連企業と差別化が困難。
- 資金調達リスク
赤字継続で株価低迷、追加調達の可能性。
- 売上高成長率
- 市場成長を享受できているか確認。
- 営業損益
- 赤字縮小または黒字化の兆候を見る。
- 受注残高
- 将来の売上安定性を示す指標。
株主
有価証券報告書より
2025年12月期末の株主数は延べ4,757人。区分でいちばん多いのは個人・その他で84.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が8.0%を占め、残る92.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年12月% | 2024年12月% | 2025年12月% |
|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 78.9 | 76.6 | 84.5 |
| 事業法人 | 11.1 | 8.8 | 7.9 |
| 外国法人 | 0.8 | 3.0 | 4.1 |
| 証券会社 | 5.0 | 9.2 | 3.2 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.3 | 0.2 |
| 金融機関 | 4.2 | 2.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 熊田 貴之 | 37.02 |
| 02 | 福田 重男 | 4.47 |
| 03 | 熊田 雅之 | 2.82 |
| 04 | いであ株式会社 | 2.01 |
| 05 | MSCO CUSTOMER SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社) | 1.60 |
| 06 | FUSOグループホールディングス株式会社 | 1.24 |
| 07 | 大成温調株式会社 | 1.24 |
| 08 | DRONE FUND3号投資事業有限責任組合 | 1.13 |
| 09 | 横田 賢司 | 1.06 |
| 10 | 大成株式会社 | 0.99 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 7期分
1株利益は7期で−71%、1株純資産は7期で−67%。期末時点の株価にもとづく指標の推移。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 |
|---|---|---|
| 2019年12月 | −94 | 153 |
| 2020年12月 | −95 | 276 |
| 2021年12月 | −124 | 151 |
| 2022年12月 | −106 | 112 |
| 2023年12月 | −90 | 261 |
| 2024年12月 | −100 | 161 |
| 2025年12月 | −161 | 50 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
経営陣
6名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/12期の役員報酬は総額72百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 熊田貴之 | 代表取締役社長 最高執行役員 | 50 | 1,490,400 |
| 熊田雅之 | 取締役 副社長執行役員(ソリューション本部管掌 兼 システム開発本部管掌) | 47 | 113,400 |
| 古川聖 | 社外取締役(常勤監査等委員) | 68 | — |
| 野島威 | 社外取締役(監査等委員) | 79 | — |
| 中川雅博 | 社外取締役(監査等委員) | 76 | — |
| 小坂大祐 | 執行役員 システム開発本部長 | — | — |
役員報酬の内訳2025/12期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 56 | 56 | 14 |
| 社外取締役 | 3 | 16 | 16 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/12期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容12,568字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題8,803字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク7,676字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,601字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第28期(2026/01/01-2026/12/31)2026-08-07
- 有価証券報告書有価証券報告書-第27期(2025/01/01-2025/12/31)2026-03-30
- 半期報告書半期報告書-第27期(2025/01/01-2025/12/31)2025-08-08
- 有価証券報告書有価証券報告書-第26期(2024/01/01-2024/12/31)2025-03-31
- 半期報告書半期報告書-第26期(2024/01/01-2024/12/31)2024-08-09
- 四半期報告書四半期報告書-第26期第1四半期(2024/01/01-2024/03/31)2024-05-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第25期(2023/01/01-2023/12/31)2024-03-29
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