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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ネオマーケティング

NEO MARKETING INC.4196 · Standard · 情報・通信業

生活者起点のマーケティング支援を強みとする。独自パネルを基盤に総合的なサービスを提供。

概要

ネオマーケティングは、2000年に東京都港区で設立されたマーケティング支援企業である。独自の生活者パネル「アイリサーチ」(登録者73万人、提携先を含めのべ3,073万人以上)を基盤に、定性・定量調査からデジタルマーケティング、PR、カスタマーサクセスまで一気通貫のサービスを提供する。2025年9月期の連結売上高は23億600万円、従業員数は124名。東京証券取引所JASDAQスタンダードおよび名古屋証券取引所メイン市場に上場している。

マーケティングプロセスを4段階で捉える独自フレームワーク

同社は「マーケティングフレームワーク4K」と呼ぶ独自の考え方に基づき、クライアントのマーケティング活動を支援する。4Kとは「核心」(生活者インサイトの発見)、「開発」(商品・サービスの開発)、「開拓」(プロモーション)、「改善」(効果検証)の4段階を指す。このフレームワークにより、市場調査から商品開発、広告宣伝、効果測定までを一貫して提供できる点を強みとする。創業以来の累計取引先は約3,700社を超える。

73万人の生活者パネル「アイリサーチ」を中核に据えた事業基盤

同社のサービスインフラは自社運営の生活者パネル「アイリサーチ」である。2025年9月時点で73万人が登録し、性別・年齢・居住地の比率がインターネット人口に近似するよう構成されている。提携パネルを含めるとのべ3,073万人以上の生活者にアクセス可能で、例えば「埼玉県在住、年収500万円の男性看護師」といった条件で対象者を抽出できる。このパネルを活用し、定量調査(カスタマードリブン)や定性調査(インサイトドリブン)を実施している。

地方拠点と海外展開を含むグループ体制

連結子会社としてパイルアップ株式会社(旧テレビウォッチャー、データニュース)を保有する。国内では沖縄県那覇市に「沖縄なはマーケティングラボ」、神奈川県横浜市にカスタマーサクセスセンターを設置し、大阪、仙台、札幌、福岡にも営業所を構える。海外では2014年に香港に現地法人を設立したが、2021年に清算を完了した。2025年4月には採用支援事業を手掛ける子会社ネオパートナーズを設立した。

売上高は20億円台で推移、2025年9月期は増収も利益は低調

連結売上高は2017年9月期の12億円から2025年9月期には23億600万円まで拡大した。しかし、2022年9月期には3億円の最終赤字を計上するなど収益は不安定で、2025年9月期の営業利益は1,000万円、最終利益は2,663万円と低水準にある。同社はマーケティングコンサルタントの増員や顧客単価向上を成長戦略とし、2026年9月期に売上高28億円を目標に掲げる。

業界の中での役割はマーケティングリサーチ・支援会社にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
23億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
0億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01マーケティング支援(全業界)主力

クライアント企業のマーケティングプロセス全体を支援。定性調査(インサイトドリブン)、定量調査(カスタマードリブン)、Web広告運用などのデジタルマーケティング、PR、カスタマーサクセス、クラウドソーシングを提供。独自の生活者パネル「アイリサーチ」を基盤に、一気通貫のサービスを強みとする。

主な製品・サービス3
アイリサーチ
自社運営の生活者パネル。登録者数73万人(2025年9月時点)。属性の偏りを抑えた構成で、各種調査の対象者抽出に活用。
リサーチDEMO!
セルフ型オンラインインタビュープラットフォーム。企業が自ら対象者選定からインタビュー実施まで行える。
SOLPANEL
クラウドソーシング用の会員組織プラットフォーム。約7,600名(2025年10月現在)が登録し、業務委託が可能。

製品と技術

インサイトドリブン:定性調査で潜在ニーズを掘り起こす

生活者パネルから抽出した対象者に対し、インタビューや行動観察を実施。数値化できない潜在意識(インサイト)を発見する。特徴的な手法として、エクストリームユーザーの行動観察調査を行い、仮説検証を繰り返してアイデア・コンセプト・プロトタイプまで創り上げる。また、セルフ型オンラインインタビュープラットフォーム「リサーチDEMO!」を提供し、クライアント自身が対象者選定からインタビューまで行える。

カスタマードリブン:定量調査で顧客起点の戦略を立案

生活者パネルからの定量データを数値化し、顧客を優良顧客・一般顧客・離反顧客・非購入者・非認知者に分類。カスタマージャーニーを解析し、プロモーション戦略の立案から検証までを支援する。同社のサービス群の中でも特に定量調査を核とし、顧客起点のマーケティングを実現する。

デジタルマーケティングとPR、カスタマーサクセス

デジタルマーケティングでは、Web広告の戦略立案から作成・運用・効果検証まで一貫対応。製造業向けにはD2C支援としてECサイト構築から集客・運用まで行う。PRサービスでは「エボークトセット」を指標に、メディアリリース作成を通じた認知拡大・ブランディングを支援。カスタマーサクセスは、沖縄と横浜のセンターで電話・メール・Web会議による顧客対応を提供し、解約率低減やリピート率向上を図る。

クラウドソーシング「SOLPANEL」と新サービス「Looply」

会員組織プラットフォーム「SOLPANEL」(2025年10月現在約7,600名)を通じて、不特定多数の人に業務を委託するクラウドソーシングサービスを提供。また、2025年には一般生活者のSNS投稿を活用したインフルエンサーマーケティング支援サービス「Looply(ループリー)」の提供を開始した。InstagramやTikTokで質の高い投稿を行う一般クリエイターを選定し、リアルな使用体験に基づく口コミを継続的に創出する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

マーケティング支援、赤字転落

ネオマーケティングは情報・通信業でマーケティング支援サービスを提供。売上高は2024年9月期21億円、2025年9月期23億円と微増。営業利益率は0%が続き、実質赤字。同業他社と比較すると、L is Bが黒字化、すららネットも利益率低下ながら黒字であるのに対し、ネオマーケティングは収益を上げられていない。VRain SolutionやCocoliveも苦戦しているが、同程度の規模で競合。デジタルマーケティング市場は成長しているが、価格競争や人件費高騰が収益を圧迫。

強み

  • マーケティング支援で蓄積した分析手法や顧客データ。
  • 一定の知名度があり、大口顧客を獲得。
  • オンライン・オフライン両方の施策を提供。
  • デジタルマーケティング市場は拡大基調。

課題

  • 営業利益率0%で、コストコントロールが課題。
  • 多数の同業他社が存在し、差別化が難しい。
  • 優秀な人材確保にコストがかかり利益を圧迫。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がネオマーケティング

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
14496コマースOneホールディングス56億円18.2倍
25599S&J56億円13.7倍
33653モルフォ56億円
44196ネオマーケティング55億円
53826システムインテグレータ55億円11.9倍
63841ジーダット55億円31.3倍
75597ブルーイノベーション55億円
84486ユナイトアンドグロウ55億円11.0倍
93758アエリア54億円19.0倍
103839ODKソリューションズ53億円37.9倍
114386SIGグループ53億円10.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

有限会社メディアインタラクティブとしての創業と最初の10年

2000年10月、東京都港区赤坂において資本金300万円で有限会社メディアインタラクティブを設立。マーケティング支援事業を目的とした。2002年9月に株式会社へ組織変更し、2005年12月に本社を渋谷区桜丘町へ移転。この間、2006年12月にマーケティングプラットフォーム「アイリサーチ」のサービス提供を開始した。このプラットフォームが後の事業基盤となる。

渋谷への本社移転と商号変更、子会社設立による体制強化

2007年4月に本社を渋谷区渋谷二丁目へ、2010年4月に同三丁目へ移転。2012年4月、株式会社ネオマーケティングに商号変更。同年6月、データ蓄積とデータマーケティングを目的とした子会社テレビウォッチャー株式会社(現パイルアップ株式会社)を設立し、同年10月にデータニュース株式会社へ商号変更。2013年8月には本社を現在の渋谷区南平台町に移転。

アジア進出と国内拠点の拡大

2014年6月、中華人民共和国香港特別行政区にNEO MARKETING ASIA LIMITEDを開設。2015年5月には沖縄県那覇市にマーケティングセンター「沖縄なはマーケティングラボ」を開設。2017年7月に関西オフィス(兵庫県三田市)、2018年10月に大阪営業所、2019年1月に仙台営業所を開設。2019年2月にはデータニュース株式会社をパイルアップ株式会社に商号変更。

株式上場と香港子会社清算、新たな子会社設立

2021年2月、NEO MARKETING ASIA LIMITEDの清算を結了。同年4月、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。2024年12月には名古屋証券取引所メイン市場にも上場。2025年4月、採用支援事業を運営する子会社として株式会社ネオパートナーズを設立。上場後も横浜オフィス(2021年10月)、札幌・福岡営業所(2022年4月)を開設し、国内ネットワークを拡充した。

年表23件を開く

2000年代

  • 2000年10月創業東京都港区赤坂において マーケティング支援事業 を目的として、有限会社メディアインタラクティブ(資本金3,000千円)を設立
  • 2002年9月株式会社メディアインタラクティブに組織変更
  • 2005年12月本社を東京都渋谷区桜丘町に移転
  • 2006年12月マーケティングプラットフォーム「アイリサーチ」のサービス提供を開始
  • 2007年4月本社を東京都渋谷区渋谷二丁目に移転

2010年代

  • 2010年4月本社を東京都渋谷区渋谷三丁目に移転
  • 2012年4月商号変更株式会社ネオマーケティングに商号変更
  • 2012年6月データ蓄積とデータマーケティングを運営する子会社としてテレビウォッチャー株式会社(現パイルアップ株式会社)を設立
  • 2012年10月商号変更テレビウォッチャー株式会社をデータニュース株式会社に商号変更
  • 2013年8月本社を東京都渋谷区南平台町に移転
  • 2014年6月中華人民共和国香港特別行政区にNEO MARKETING ASIA LIMITEDを開設
  • 2015年4月スマホ向けアンケートアプリ「アイリサーチforスマートフォン」のサービス提供を開始
  • 2015年5月沖縄県那覇市にマーケティングセンター「沖縄なはマーケティングラボ」を開設
  • 2017年7月兵庫県三田市に関西オフィスを開設
  • 2018年10月大阪府大阪市中央区に大阪営業所を開設
  • 2019年1月宮城県仙台市青葉区に仙台営業所を開設
  • 2019年2月商号変更データニュース株式会社をパイルアップ株式会社に商号変更

2020年代

  • 2021年2月NEO MARKETING ASIA LIMITEDの清算結了
  • 2021年4月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
  • 2021年10月神奈川県横浜市中区に横浜オフィスを開設
  • 2022年4月北海道札幌市中央区に札幌営業所、福岡県福岡市博多区に福岡営業所を開設
  • 2024年12月上場名古屋証券取引所メイン市場に株式を上場
  • 2025年4月採用支援事業を運営する子会社として株式会社ネオパートナーズを設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年9月期まで28億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    コンサルタント増員と育成

    マーケティングコンサルタントを安定的・継続的に採用・育成し、顧客企業への手厚いサポート体制を構築する。採用から教育、エンゲージメント向上まで一貫した施策をブラッシュアップし競争優位性を獲得する。

  2. 02

    顧客数の増大

    ウェブセミナー、自主調査結果のダウンロード、インサイドセールス強化、エボークトセットメディア運用などで問い合わせを増加。地方拠点の営業活動により優良な地方企業の開拓を積極的に行う。

  3. 03

    顧客単価の増大

    独自の「マーケティングフレームワーク4K」に基づき、生活者インサイト発見から商品開発・プロモーション・効果測定まで伴走し、顧客1社当たりの取引単価を最大化する。

  4. 04

    新技術・AIの活用推進

    生成AIなど最新技術を積極的に導入し業務プロセスの効率化・高度化を図る。技術革新に対応できる人材の育成・確保にも投資する。

  5. 05

    戦略的M&A等の推進

    持続可能な成長と企業価値向上のため、マーケティング支援領域で既存事業とシナジーを生む企業とのM&Aや資本業務提携を積極的に推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で124人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は544万円で、4期前と比べて+15.5%平均年齢は33.7歳、平均勤続年数は4.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2021年9月47133.64.389
2022年9月46834.24.596
2023年9月49833.74.590
2024年9月49333.74.01150
2025年9月54433.74.21240

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
男性育休取得率66.7%
縦線は目安の85%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
東京本社 — 東京都渋谷区48百万円
沖縄なはマーケティングラボ — 沖縄県那覇市11百万円
横浜オフィス — 神奈川県横浜市2百万円
主な関係会社
  • 国内
    パイルアップ株式会社
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    05-0049-0004 2023年情報通信業基本調査の実施に係る事務の請負
    総務省 · 2023-03-07
    770万円
  • 調達
    HPVワクチンに関する接種対象者等および保護者向けアンケート調査
    厚生労働省 · 2024-12-10
    379万円
  • 調達
    平成30年度食品表示に関する消費者意向調査
    消費者庁 · 2019-02-08
    375万円
  • 調達
    令和元年度食品表示に関する消費者意向調査
    消費者庁 · 2020-02-06
    345万円
  • 調達
    令和3年度食品表示に関する消費者意向調査
    消費者庁 · 2022-02-04
    344万円
  • 調達
    2019年度 情報セキュリティに対する意識調査
    情報処理推進機構 · 2019-11-01
    343万円
  • 調達
    令和4年度食品表示に関する消費者意向調査
    消費者庁 · 2023-01-24
    343万円
  • 調達
    令和2年度食品表示に関する消費者意向調査
    消費者庁 · 2021-01-26
    327万円
  • 調達
    広報活動の改善を目的とした調査
    財務省 · 2024-12-13
    318万円
  • 調達
    国内の香り付き商品による健康被害の実態調査
    消費者庁 · 2022-03-10
    285万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は23億円営業利益0億円前期と比べると増収で、売上が+9.5%。

売上高
+9.5%
23億円
営業利益
0億円
純利益
-100.0%
0億円
営業利益率
0.0%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高28億円23億円
営業利益1億円0億円
純利益1億円0億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は5億円、営業利益は−1億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q6116.70
2023年3Q500.01
2023年4Q60
2024年1Q500.00
2024年2Q7114.31
2024年4Q9−1−11.10
2025年2Q1317.72
2025年4Q10−1−10.0−2
2026年2Q1417.11
2026年3Q5−1−20.0−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 9期分

2017年9月期からの9期で、売上は12億円から23億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は0.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
兵庫県三田市に関西オフィスを開設
2017年9月1200
大阪府大阪市中央区に大阪営業所を開設
2018年9月1011
データニュース株式会社をパイルアップ株式会社に商号変更
2019年9月1100
2020年9月1421
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
2021年9月1832
北海道札幌市中央区に札幌営業所、福岡県福岡市博多区に福岡営業所を開設
2022年9月233−3
2023年9月2332
名古屋証券取引所メイン市場に株式を上場
2024年9月21000.01
採用支援事業を運営する子会社として株式会社ネオパートナーズを設立
2025年9月23000.00

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高23億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金52.2%12億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金47.8%11億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
47.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比8.4pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.6pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比9.7pt
3.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2025年9月期は営業CFが0億円、投資CFが2億円で、差し引きのフリーCFは2億円この組み合わせは現金積み上げ型にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも期末の手元現金は10億円で、売上の5.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年9月00003
2020年9月2−2105
2021年9月30239
2022年9月1−62−57
2023年9月3−3−205
2024年9月01217
2025年9月020210

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 9期分

2025年9月期の総資産は18億円。このうち返さなくてよい自己資本が8億円で、自己資本比率は44.0%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年9月61521.0
2018年9月62427.4
2019年9月82618.8
2020年9月102821.6
2021年9月158753.1
2022年9月145938.4
2023年9月147747.4
2024年9月178948.0
2025年9月1881044.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
10億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
5億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
10億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
39
/ 100
安定性自己資本比率29 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中294位あたり、逆に低いのはROE605社中532位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.3%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
44.0%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
9.5%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,164で、1年前と比べて+43.3%過去52週の値幅のなかでは97%の位置にある。

¥2,164+0.0%1ヶ月+11.6%1年+43.3%時価総額55億円
過去52週の値幅
安値¥1,058高値¥2,200

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)54.8倍
PBR5.78倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月10日に1970円と、ほぼ52週高値1980円に到達。1ヶ月で+16.1%、1年で+34.9%と上昇トレンドが継続。7月23日から急騰が始まり、出来高も増加。25日線1776円を大きく上回り、RSIは87.4と買われすぎ圏。ただし、出来高は8月7日に1900株まで減少しており、上値では売りが出やすい状況。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PERは算出不能(赤字のため)で、PBRは5.26倍と業界平均の3.56倍を大幅に上回り、割高感が強い。ROEは3.33%と低く、収益性が悪化傾向にある。配当は無配で、株主還元も見込めない。直近の業績は売上高が減少し、営業利益もゼロとなっており、成長性に乏しい。PBRのみで判断すると、資産価値に対して株価が過大評価されていると言える。

指標この会社業種平均
PER (予想)54.8倍
PBR5.78倍2.96倍
ROE3.3%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、安定した収益構造を築けるかどうかである。強気派は、2023年9月期に純利益2億円を計上し、2024年9月期も黒字を維持している点を評価する。また、小規模ながら収益が安定しており、株価は1年で35%上昇しており、今後の成長期待があるとみる。一方、弱気派は、売上高が20億円台で横ばいであり、営業利益率もゼロ近辺で、高い成長が見込めないと指摘する。さらに、ネットリサーチ業界は競争が激化しており、低価格競争に巻き込まれるリスクや、データ品質の差別化が難しい点が懸念される。両者は、既存事業の安定性と成長の持続可能性で対立している。

プラスに働く材料7
  • 黒字化の達成

    2023年9月期に純利益2億円、以降も黒字を維持

  • 株価の上昇

    1年間で株価が34.93%上昇し、市場の期待を示す

  • ニッチ市場での実績

    特定領域の調査で専門性を活かせる可能性がある

  • コスト削減で純利益2億円水準へ回復2026年9月期決算影響

    2025/9期売上23億円、純利益0億円。固定費抑制で2023/9期の純利益2億円回復ならPERは約25倍に低下。

  • 外国人持株比率1.25%の低さで需給改善継続影響

    外国人持株比率1.25%は極めて低く、買い増しが起きれば株価に大きな上昇圧力。

  • 時価総額50億円の小型株でM&A思惑不定影響

    時価総額50億円と小型で、同業他社の買収対象となる可能性がある。

  • 売上高が2期ぶりに増収へ反転2025年9月期影響

    2025/9期売上高は23億円と前期比約10%増。下期の受注回復が寄与する。

マイナスに働く材料7
  • 売上高の停滞

    直近3年間売上高は20億円台でほぼ横ばい

  • 利益率の低さ

    営業利益率がほぼゼロで、収益性が低い

  • 競争の激化

    ネットリサーチ市場は競合が多く、価格競争に陥りやすい

  • 営業利益0億円が2期連続で継続通年影響

    2024/9期・2025/9期とも営業利益0億円。黒字化の目途が立たず、業績下方修正リスク。

  • PBR5.26倍とROE3.33%の乖離継続影響

    PBR5.26倍に対しROE3.33%と資本効率が低く、バリュエーション調整が入りやすい。

  • 最終利益が2億円から0億円へ縮小2025年9月期影響

    純利益は2023/9期2億円から2025/9期0億円へ減少。収益性低下が株価の重荷。

  • 1年で34.9%上昇後の利益確定売り短期影響

    株価は1年で+34.93%と大きく上昇しており、直近の利益確定売りが出やすい。

次の決算で確かめる点
売上高
事業規模の推移と成長性を確認する
営業利益率
収益性の改善を測る
リサーチ受注件数
需要動向と受注状況を把握する
顧客単価
顧客の規模と収益性への影響を確認する

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ2,080人。区分でいちばん多いのは個人・その他53.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.3%を占め、残る58.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他49.151.350.057.253.7
事業法人42.041.240.940.841.3
証券会社4.96.47.20.53.7
自己株式2.42.13.5
外国法人0.50.91.61.41.2
外国人個人0.10.20.10.10.0
金融機関3.30.00.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社エムスリードリームインベスター25.97
02橋本光伸19.99
03株式会社TRMブラザーズ9.94
04村上直3.21
05株式会社エイジェック3.05
06株式会社SBI証券2.62
07荒池和史1.76
08ネクスト・グロース株式会社1.69
09原島茂雄1.22
10楽天証券株式会社0.88

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 9期分

1株利益は9期で−100%、1株純資産は9期で−98%。直近期のROEは3.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2017年9月4,65320,04625.7
2018年9月9,41729,46238.0
2019年9月3675.3
2020年9月509663.3
2021年9月8932640.822.3
2022年9月−112208
2023年9月8126533.815.5
2024年9月6032720.217.9
2025年9月113233.3106.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/9期の役員報酬は総額70百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
橋本光伸代表取締役501,164,650
荒池和史取締役5044,500
森田尚希取締役CFO543,500
三原宇雄取締役(監査等委員)51
原島茂雄取締役(監査等委員)5138,900
中川達也取締役(監査等委員)504,000

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)34995819
社外取締役312124

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,932字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、「人と企業の架け橋となる価値ある情報サービスを提供し、人々の生活向上と社会発展に貢献する」という経営理念のもと、マーケティング支援事業を行っております。「生活者起点のマーケティング支援」というコンセプトのもとに挑戦し続けてきたことにより、マーケティング領域におけるノウハウ、経験、データを蓄積してまいりました。 当社グループは、当社及び連結子会社1社(パイルアップ株式会社)で構成されており、クライアント企業のマーケティングプロセスを4つのプロセスに分けて考察したうえでサービスを提供しております。マーケティングプロセスとは、一般的に企業が市場調査を実施し、市場調査結果を基に商品を開発し、開発した商品を宣伝し、宣伝効果や効果の結果もたらされた売上高等の成果を検証していくという一連のプロセスのことを指します。 それぞれのプロセスごとに適切なマーケティング施策を、各サービスと対応するかたちで考案した、独自の「マーケティングフレームワーク4K」を開発しております。独自フレームワークを活用してクライアント企業のマーケティングプロセス全般にわたって、一気通貫でサービス提供できることを特長としています。 [独自のマーケティングフレームワーク4K] 「4K」とは、生活者インサイトの発見(核心/カクシン)から商品開発(開発/カイハツ)、プロモーション(開拓/カイタク)から効果検証(改善/カイゼン)までを指します。 クライアント企業は、当社のインサイトドリブン(定性調査を核としたイノベーション創造マーケティング)やカスタマードリブン(定量調査を核とした顧客起点マーケティング)といったマーケティングサービスによって、商品やサービスを開発します。商品やサービスが市場に上市された後は、当社はデジタルマーケティングやPRでプロモーションし、カスタマーサクセスによって顧客のクライアント企業に対するロイヤリティを高めるよう支援します。一連のマーケティングプロセス全般にわたって、クライアント企業に寄り添い、マーケティング活動を統合的に支援できる体制を構築しております。創業以来累計で約3,700社強との取引実績があるため、新規顧客からの売上高に加えて、既存顧客に対するクロスセル(複数サービスの提供)・アップセル(案件単価増大)にも努めております。 一連のマーケティングプロセスの中で実施されるそれぞれの施策を生活者起点で実行していくことも大きな特長の一つです。生活者起点とは「生活者にとって必要な商品やサービスとは」、「生活者にとって好ましいコミュニケーションとは」、「生活者にとって必要な情報とは」、といった視点を最重要視し、その視点をマーケティング戦略に反映していくことです。 この「生活者起点のマーケティング支援」を実現するためのインフラとして独自のマーケティングプラットフォームを運営しております。当社独自で運営する生活者パネル(※)「アイリサーチ」は73万人(2025年9月時点)の登録者があり、自宅に居ながらご自身のPCやタブレット、スマートフォンを使用して企業からのマーケティング上のタスク依頼に応えることで報酬を得られる仕組みを構築しております。「アイリサーチ」は全登録者における性別・年齢・居住地といった属性情報の比率が、インターネット人口における比率に近似することに配慮して構成された生活者パネルであり、属性の偏りを極力排除したパネル構成となるよう努めております。提携会社とのパネル連携により、のべ3,073万人以上(2025年9月時点)の生活者パネルを活用することが可能となっております。 当社では、生活者パネルの情報を収集し分析することで得られるデータを基に、一連のマーケティングサービスを「マーケティングフレームワーク4K」に基づいて提供していることから、「アイリサーチ」は当社が生活者起点のマーケティング支援事業を展開するうえで基礎となるサービスインフラとなっております。デモグラフィック情報(年齢、収入、職業)やジオグラフィック情報(住居、勤務地)を基にデータベースから案件ごとに必要となるマーケティング対象者を抽出できる点が特長です。例えば、埼玉県在住で年収500万円の男性看護師といった条件で対象者を抽出することが可能です。 これらの強みを最大限に活かし、お客様の課題を本質的に解決し、お客様の事業を成功に導くためのサービスを開発し続けることによって、世の中に良い商品や素晴らしいサービスが溢れ、企業は成功し、人々の生活が豊かになる社会を実現していくことを目指しております。 当社グループは、マーケティング支援事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載は省略しておりますが、個別サービスを整理し次のとおり記載いたします。 ※生活者パネルとは、企業が実施する市場調査等のマーケティング活動に協力することに承諾し登録された、一般消費者のパネルネットワークです。登録者には協力した度合いに応じて企業から謝礼が支払われます。 (1) インサイトドリブン 生活者パネルの中から最適な対象者を抽出し、インタビューや行動観察(実際に商品を使用している姿の観察)を実施することで、数値では計測できない潜在的な意識を明らかにします。定性調査を核とした、生活者自身が気づいていない意識下に存在している「人を動かす隠れた心理」(インサイト)を発見するのに適したマーケティングサービスです。 特徴的な事例としては、ユーザー自身も気づいていない本質的なニーズの発見やイノベーションを引き出すために、仮説や検証を重視する実験的思考法をベースとし、エクストリームユーザー(極端な消費者)の行動観察調査を実施します。これによりインサイトを発見し、発見したインサイトを起点に当社グループでアイデア・コンセプト、プロトタイプまで創り上げクライアントに提案をするといったものがあります。 また、クライアント企業がシステム上で対象者選定からインタビュー実施までのすべての工程を実施できるセルフ型のオンラインインタビュープラットフォームであるリサーチDEMO!により、消費者の声を企業のマーケティング活動に最大限活かすことができる定性調査サービスの提供が可能です。 (2) カスタマードリブン 生活者パネルから収集した定量的データを数値化し分析する、定量調査を核とした顧客起点マーケティングです。 特長はマーケティング施策に実効性高く活用できるよう顧客を分類(優良顧客・一般顧客・離反顧客・非購入者・非認知者)し、顧客が商品やサービスを知ってから最終的に購買するまでの行動・思考・感情等(カスタマージャーニー)を解析することにより、顧客起点のプロモーション施策の戦略立案・実行後の検証までをクライアントに提供できる点です。 当社のサービスは何れも生活者の情報を収集し、生活者の理解をベースにマーケティング戦略を立案しておりますが、この定量調査を核としたサービスを特に「カスタマードリブン」と呼んでおります。 (3) デジタルマーケティング デジタルマーケティング戦略設計にあたり、生活者に対する理解をベースにWeb広告に関する戦略立案から作成、運用、効果検証まで一貫してデジタルを通じた生活者との対話を設計・実行するサービスです。当社グループのメイン顧客層である製造業にはD2C(自ら企画生産した製品を生活者にダイレクトに販売する手法)支援サービスとして、クライアントに代わって当社グループでECサイトの構築から、Web広告やSNSを活用した集客・運用まで一気通貫で支援しております。 (4) PR 認知拡大・ブランディングを目的としたPR支援サービスです。特徴的な事例としては、エボークトセット(※)を指標とし、クライアントの目指すあるべきブランド像や世界観を、当社グループでメディアリリースを作成し、カスタマードリブンサービスによって明確化したターゲットに対して、ニュースや記事を通じて届けるといったものがあります。 ※エボークトセットとは消費者が購買行動の前に購入検討の対象として頭の中に思い出すブランドの組み合わせのこと。 (5) カスタマーサクセス クライアント企業の顧客を成功させる為に、クライアントが提供している商品やサービスの価値を最大限に引き出せるよう支援するサービスです。購入・契約後の顧客にさまざまな方法で働きかけ関与することにより、商品やサービスを使って顧客が実現したいことを支援します。解約率の低減、リピート率の向上、アップセル、好意的なクチコミの醸成といった、クライアントが求める成果を実現するための戦略を立案し施策を実行するサービスです。 沖縄県那覇市と神奈川県横浜市にカスタマーサクセスセンターの拠点を設けており、電話・メールはもちろん、ZoomなどWeb会議システムによる顧客対応でサブスクリプションモデルの課金ユーザー離脱防止プログラムにも対応しております。 (6) クラウドソーシング 人を活用したクラウドソーシング(※)やマーケティングサポートを提供するために、当社が運営する会員組織のプラットフォーム「SOLPANEL(ソルパネ)」(2025年10月現在約7,600名)を利用して不特定多数の人に業務を依頼することができる仕組みを構築しております。 ※クラウドソーシングとは、インターネットを介して不特定多数の人々に業務を委託するアウトソーシングの一種です。 [事業系統図]
経営方針・対処すべき課題4,385字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、以下の経営理念・ビジョン・アイデンティティ・事業コンセプトを策定し全従業員で共有しております。 経営理念   人と企業の架け橋となる価値ある情報サービスを提供し、人々の生活向上と社会発展に貢献する VISION   Make everyone Wonderful私たちは人の心を満たす商品・サービスがあふれる社会を目指している IDENTITY   Professional team for client success私たちは生活者の喜びのために顧客を成功に導くプロフェッショナル集団である CONCEPT   Customer driven marketing生活者起点のマーケティング支援会社 当社グループは、「人と企業の架け橋となる価値ある情報サービスを提供し、人々の生活向上と社会発展に貢献する」を経営理念に掲げ、会社を永続的に存在させ、顧客と社会に貢献できる組織として成長し続けることを主題に置いております。お客様の課題を本質的に解決し、お客様の事業を成功に導くためのサービスを開発し続けることによって、世の中に良い商品や素晴らしいサービスが溢れ、企業は成功し、人々の生活が豊かになる社会を実現していくことを目指しております。現代の成熟社会では商品やサービスを開発する際に優位な差別化が困難になっておりますが、お客様と共にイノベーションを共創できるよう新規事業開発を行っております。 (2) 経営戦略等 当社グループは、クライアントのマーケティングプロセスを一気通貫でサポートできるサービス体制の強化と優良な地方企業の開拓を積極的に行っていくことを成長戦略として掲げております。 2026年9月期の売上高目標を28億円としており、達成するために次の3つの活動に注力することを基本的な戦略としております。 (基本戦略) ① マーケティングコンサルタントの増員 マーケティングコンサルタントを安定的・継続的に採用し育成し、顧客企業に手厚いサポートを実施できる体制を構築します。 当社グループでは、人材こそ最重要の経営リソースと位置付け、新卒・中途を問わず採用から教育、エンゲージメント向上まで一貫した施策を実行しておりますが、一連のプロセスをブラッシュアップし、さらなる競争優位性を獲得してまいります。 ② 顧客数の増大 定期的なウェブセミナーを開催し参加者へのアプローチ、自主調査結果・ホワイトペーパーをダウンロードいただいた見込客への提案、インサイドセールスの強化、エボークトセットメディア(※)運営を通じての情報発信等の集客施策を実施し問い合わせや引き合いを増加させるとともに、顧客数を増大してまいります。 また、地方拠点における営業活動により、優良な地方企業の開拓を積極的に行ってまいります。 ※消費者が商品やサービスを購入する前に検討の対象として頭の中に想起するブランドの組み合わせについて、調査結果を掲載しているウェブサイト。 ③ 顧客単価の増大 当社の戦略は、マーケティングプロセスの開始地点である生活者インサイトの発見において顧客企業と接点を持ち、取引がスタートした後は、商品開発やプロモーション・効果測定といった後に続く工程においても顧客企業と伴走し、顧客1社当たりの取引単価を最大化していくことにあります。それを実現するために、当社グループの営業担当となるマーケティングコンサルタントがクライアントとの窓口となり、クライアントが抱えるマーケティング課題に対し、当社が独自に開発した「マーケティングフレームワーク4K」に基づいて最適な解決策を提案しております。一人のマーケティングコンサルタントが複数のクライアントを担当し、クライアントごとに最適なマーケティング支援サービスを提案できることが強みであるため、「マーケティングフレームワーク4K」の教育を徹底し、提案機会を創出することで取引量を増加させてまいります。 (3) 経営環境 近年、生活者の趣味嗜好やライフスタイルは一層複雑化・多様化し、購買行動は従来以上に予測困難なものとなっています。これに伴い、流行や商品・サービスのライフサイクルは短命化し、企業活動において製品開発、価格・コンセプト設計、チャネル構築、販売促進といった各フェーズで戦略を立案する難易度が高まっています。生活者のニーズやインサイトを的確に捉えることが、これまで以上に重要かつ困難になっているのです。こうした変化と不確実性の時代において、当社グループに期待される使命や役割は拡大しており、マーケティングサービスへの需要は今後も増大すると考えます。 当社グループが属するマーケティング業界は概ね成長基調にあります。特にデジタルマーケティング市場は、生成AIの本格活用によるコンテンツ制作・パーソナライズの高速化、ソーシャル広告や動画広告の急伸、データドリブンマーケティングの加速 、統合型マーケティングツールの普及等による顧客接点業務の包括的支援といった潮流を背景に堅調な成長が見込まれています。さらに、インターネット広告市場も拡大を続けており、2025年の広告媒体費は前年比109.7%の3兆2,472億円に達すると予測されています。中でも動画広告は二桁成長を維持し、前年比114.7%の9,677億円に達する見込みです。加えて、サステナビリティや地域密着型戦略など、生活者の価値観に寄り添う新たなアプローチも重要性を増しています。 当社は、成長市場に属する各サービスを一気通貫で提供可能な点が大きな特長です。この優位性を活かし、既存の3,700社超の顧客基盤に対してサービス提供を加速し、顧客単価の増大を図るとともに、生成AIやデータ統合基盤を活用した新たなサービス開発を推進してまいります。これにより、変化の激しい市場環境においても、顧客企業の持続的成長を支援し、当社グループの企業価値をさらに高めていきます。 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、より高い成長性及び収益性を確保する観点から、「マーケティングコンサルタント人員数」「顧客数」「顧客単価」を重要な経営指標とし引き続き事業を推進してまいります。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の対処すべき課題 当社グループは、変化の激しい経営環境の中で常に新しいマーケティングソリューションを生み出し続けることによって着実に成長を続けており、顧客とともにイノベーションを創造し価値ある情報サービスを提供することにより事業規模の拡大を推進するために、次の課題に重点的に対処してまいります。 ① 採用、教育体制の構築 当社のマーケティングコンサルタントが、当社グループが提供するサービスについての知識やノウハウを吸収し、顧客に対する提案力を向上させていくためには、相当程度の時間を要することが課題となっております。当社グループの提供するサービスに適応力の高い優秀な人材を採用するため、全社一丸となって採用に取り組むとともに、人的資本への投資の観点からもいちはやく効率的に戦力化するための教育プログラムの開発に取り組んでまいります。 ② ブランディングの強化 当社グループが見込顧客と接点を持ち、業務のご依頼や企画コンペティションへの参加機会を増やすためには、まずお問い合わせを促す導線や仕掛けを含めた自社のマーケティング活動が重要です。自社メディアを活用した導線の強化や、見込顧客を顧客化していく仕組みの構築に取り組むとともに、当社グループの知名度を相当程度向上させていく必要があると認識しております。そのため、独自サービスの提供を通じて既存顧客の成功を支援し、その成功事例を自社サイトに掲載することで、知名度の向上とブランディングの強化を図ってまいります。 ③ デジタル推進、AI活用 当社グループは、社会全体で急速にデジタル化、AI化が進む中、インフラやデバイスの技術革新が加速する環境において、継続的な成長を実現するためには、新技術の有用性を見極め、適時に対応することが重要な課題であると認識しております。次々と登場する新技術やデバイスを吟味し、必要に応じて積極的な投資を行いながら応用していくことで、競争力の強化を図ってまいります。 特に生成AI等の最新技術について活用を積極的に検討・導入し、業務プロセスの効率化や業務の高度化を図ってまいります。これらの取り組みを支えるため、技術革新に柔軟に対応できる人材の育成と確保にも投資を行ってまいります。 ④ 組織体制の強化 当社グループは、これまで事業規模に見合った組織体制を構築してまいりましたが、今後の業容の拡大に伴い、組織体制の強化が課題であると認識しております。今後も、明確な役割の設定と各階層への適切な権限委譲を行うことでよりスピード感をもった経営を進めるとともに、一層のガバナンス強化に努めてまいります。 ⑤ 戦略的なM&A等の推進 当社グループは、持続可能な成長と中長期的な企業価値の向上を実現するため、戦略的なM&Aや資本業務提携、アライアンスの活用を積極的に推進してまいります。既存事業の着実な成長に加え、成長スピードの最大化を図るべく、まずは、マーケティング支援の領域の中で既存事業とのシナジーを生み出せる企業との連携を模索し、統合後のシナジー効果を最大限に引き出すことを目指します。当社の強みと外部リソースを組み合わせた戦略的パートナーシップを構築することで、新たな価値創造を促進し、既存事業の周辺領域への事業拡大にも取り組んでまいります。これらの取り組みを支えるため、社内体制の強化と能動的な案件探索を進め、持続的な成長と企業価値の向上に努めてまいります。 当社グループは、優先的に対処すべき財務上の課題として、資本コストを上回る高い自己資本利益率(ROE)の実現と、安定的かつ継続的な株主還元の充実を目指すため、次のとおり重点的に対処してまいります。 ① 収益性の向上 事業上の重点経営課題への取組みを積極的に推進する中で、必要な設備投資・システム投資については積極的に実施する一方で、グループ全社を挙げて、合理化・効率化等によるコスト削減に取組み、収益性の向上を図ってまいります。 ② 財務基盤の強化 売掛金の回収促進により必要運転資金の最小化を図るとともに、投資効率の更なる向上に努めることで資産効率を高め、財務基盤の強化を図ってまいります。
事業等のリスク6,061字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる事項を以下に記載しております。投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、投資者に対する積極的な情報開示の観点から開示しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針であります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の蓋然性がある全てのリスクを網羅的に記載しているものではありません。また、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、顕在化した場合に当社グループの事業、業績及び財務状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため、記載しておりません。 (1) 事業運営上のリスク ① 人材の確保と維持について (発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは、業容の拡大に伴って各分野における一定水準以上の専門知識やスキルを有するマーケティングコンサルタントを確保していくことが重要だと考えております。もっとも必要な人材の確保が計画どおりに進まない場合や、重要な人材が退職した場合には、競争力が低下したり事業拡大に制約がかかったりする可能性があり、その結果、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。そこで、当社グループでは、新卒採用だけでなくリファラル採用や中途採用を積極的に進めるとともに、社内公募による他部署への異動等、既存の従業員に対しても新たなチャレンジの機会を提供し、従業員のモチベーション・満足度を高める施策を実施しております。 なお、当社グループでは、事業の競争優位性を維持するため、人材の教育に時間と費用をかけて取り組んでおります。現時点でリスクが顕在化する可能性は高くないと考えておりますが、短期間に複数名のマーケティングコンサルタントの退職が発生した場合は、一時的に十分に教育された人材を育成する時間が不足し、退職した人員の補充が間に合わないことによって、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 生活者パネルを確保できないリスクについて (発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループでは、自社開発のアイリサーチのサイトを用いて生活者パネルを確保しております。現時点では、一定数の生活者パネルの登録を維持できているためリスクが顕在化する可能性は低いと考えておりますが、今後も一定数の生活者パネルの登録を維持するためにはアイリサーチの競合となる他社サイトと同水準かそれ以上のポイントを付与する必要があり、競合となる他社サイトよりも優位性を示すことができなければ、生活者パネルの確保が進まず、一定数の生活者パネルの登録を維持できなくなる可能性があります。その結果、生活者パネルが不足し、案件を受注することができず、売上高及び売上総利益の減少により当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、アイリサーチだけでは、生活者パネルを十分に確保できない場合、顧客へのサービス提供に必要な生活者パネルを複数のパートナー企業と連携しながら相互に調達する仕組みを構築しております。当社グループと協力関係にあるパートナー企業に不測の事態が生じ又は何らかの理由により連携ができなくなった場合にも、顧客へのサービス提供基盤が脆弱になり生活者パネルが不足し、案件を受注することができず、売上高及び売上総利益の減少により当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 新規事業について (発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは事業規模の拡大及び収益基盤の強化のため、今後も新サービスや新規事業の展開に積極的に取り組んでまいります。もっとも、新サービスや新規事業への取り組みを開始してから安定的な収益を生み出すまでに通常であれば半年から1年程度を必要とし、かつ、その過程において人材の採用やシステム開発等の追加的投資が必要になります。 また、新サービスや新規事業については、事業のレピュテーションリスクにも留意して組織横断的なリスクの洗い出し・評価・対応策の検討を行っております。 現時点で、業績に影響を及ぼす新サービスや新規事業の計画がないことからリスクが顕在化する可能性は低いと考えておりますが、今後新サービスや新規事業が計画及び実施され、計画通りに進まない場合は見込んでいた売上高を計上できず、かつ、回収できなくなった投資額を損失に計上せざるを得なくなり、売上高及び売上総利益の減少、特別損失の計上により当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ M&Aに関するリスクについて (発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、成長戦略の一つとして、既存事業の関連分野におけるM&Aを検討・実施しております。現時点で公表済みのM&Aの計画はありませんが、今後M&Aが実施され、その後における事業環境の急速な悪化や想定外の事態の発生等により、取得した事業の損益が当初の目標どおりに推移せず、のれんの減損が必要になる等、特別損失の計上により当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 季節変動要因について (発生可能性:高、発生可能性のある時期:第2四半期、影響度:中) 当社グループは、例年の傾向として多くの企業の決算月付近である2~3月に売上高が増加する傾向にあるため、当社グループの売上高には一定の季節変動があります。2025年9月期は、第2四半期(2025年1月~3月)の売上高構成比率は32.7%となっており、通期の業績に占める第2四半期会計期間の比重が他の四半期会計期間に比べ相対的に高くなっております。 当社グループは、決算月の異なる顧客を含む幅広い顧客層の開拓に取り組み、年間を通じたサービスの平準化に努めておりますが、季節変動の傾向は現時点では解消されておりません。そのため、第2四半期累計期間の業績と同程度の利益等が第3四半期以降の6か月間で獲得できないリスクが顕在化する可能性は、前期実績と同程度は発生するものと認識しております。 また、現状の取引実績ではリスクが顕在化する可能性は低いと考えておりますが、来期以降第2四半期会計期間において、顧客のマーケティング支援需要の低下や当社の営業活動阻害要因等が発生した場合は、売上高及び売上総利益の減少により通期の業績に影響を与える可能性があります。 なお、2025年9月期における四半期ごとの業績は次の通りです。 2025年9月期 (2024年10月1日~2025年9月30日) 第1四半期(10~12月期)    第2四半期(1~3月期)    第3四半期(4~6月期)    第4四半期(7~9月期)   合計(通期) 売上高(千円)   544,671   753,096   419,508   589,203   2,306,479 構成比(%)   23.6   32.7   18.2   25.5   100.0 ⑥ 小規模組織であることについて (発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループの組織は小規模であり、内部管理体制も企業規模に応じたものとなっております。その結果、今後の成長に伴う事業規模の拡大によっては、適切かつ充分な組織対応ができない状況も想定されます。 また、特定の人員に過度に依存しないよう、優秀な人材の確保及び育成により経営リスクの軽減に努め、今後の業容拡大を見据えて内部管理体制のさらなる充実を図る方針です。 ⑦ 経済情勢について (発生可能性:中、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループが行うマーケティング支援事業は、充分な検討を重ねた上で展開を図っておりますが、予期せぬ日本国内外の経済状況、各業界の動向、各企業の経営成績やマーケティング予算、広告代理店の広告取扱高の変動等による影響を受ける可能性があります。当社グループの売上高の大部分を占める日本では、政府・日本銀行の政策・世界経済の動向等によって、個人消費の減速や企業活動の停滞が発生する可能性があり、当社グループの顧客の商品・サービスの市場規模や活動が縮小し又は停滞する場合には、当社グループのサービスに対する需要が減退する等、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループでは、今後の事業規模の拡大にあわせて、人件費が増加することが見込まれますが、人件費は固定費であることから、景気の変動等で急激に需要が縮小した場合は、結果として相対的に人件費の負担が増加し、当社グループの利益を損なう可能性があります。 (2) 偶発的リスク ① システム障害に関するリスクについて (発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループの事業は、サービスの基盤をインターネット通信網に依存しております。そのため、大規模なシステム障害が発生した場合には、サービスの提供に支障をきたし、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。そこで、顧客へのサービス提供が妨げられるようなシステム障害の発生やサイバー攻撃によるシステムダウン等の発生に備えて、稼働状況の監視等を実施しております。 ② 情報セキュリティ及び個人情報漏えいに関するリスクについて (発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは「個人情報の保護に関する法律」における個人情報取扱事業者として同法の適用を受けております。現在、当社グループの主要なサービスの利用にあたっては会員登録を求めており、氏名、性別、年齢、居住地等の個人を特定できる情報を取得しております。これらの情報の管理について、当社グループでは「プライバシーマーク」及び「ISO27001」の認証を取得し、個人情報や機密情報の保護に最大限の注意を払い、法令及び行政機関のガイドラインを遵守し、適切な管理を行っております。 しかしながら、近年の高度化・巧妙化するサイバー攻撃やマルウェア感染、不正な手段による外部からのシステムへの侵入、システム障害、役職員の過誤、自然災害等による情報流出の可能性は皆無とは言えず、情報が流出した場合には社会的信用の低下等に直面し当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。このため、当社グループは、社内に専門組織を設置し、各種認証の取得や情報セキュリティ教育を推進するとともに、ビジネス基盤におけるセキュリティ対策を随時実施し、情報管理体制の強化に努めております。 ③ 感染症等に関するリスクについて (発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 新たな感染症の拡大等により、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。感染症等の蔓延により、経済活動が抑制され売上高が減少する可能性があります。また、当社グループの従業員が感染することで長期の職場離脱を余儀なくされることなどが挙げられます。そのため、当社グループでは従業員の安全を最優先とし、迅速な情報収集と適切な対応に努めるとともに、従業員に対してはリモートワークの活用といった体制の整備・運用を通じて感染防止に努め、感染リスクの極小化を図ってまいります。 ④ 自然災害等のリスクについて (発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:大) 当社グループは全国の生活者パネルを組織化し、そこから収集した情報を活用していくことを事業の一つの柱としております。地震、火災等の自然災害や、戦争、テロ等により、当社グループにおいて人的被害又は物的被害が生じた場合、又は、外部通信インフラ、コンピュータネットワークに障害が生じた場合等の事由によって当社グループの業務の遂行に支障が生じた場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループにおいては、自然災害等が発生した場合に備え、事業継続計画の策定等有事の際の対応策の検討を推進しておりますが、各種災害等の発生による影響を完全に防止できる保証はなく、各種災害等による物的、人的損害が甚大である場合には事業の継続自体が困難又は不可能となる可能性があります。 (3) その他のリスク ① 財務報告に係る内部統制に関するリスクについて (発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループは、財務報告の信頼性に係る内部統制の整備及び運用を重要な経営課題の一つとして位置づけ、グループを挙げて管理体制等の点検・改善等に継続的に取り組んでおります。しかし、内部統制報告制度のもとで当社グループの財務報告に係る内部統制に重要な不備が発見される可能性は否定できず、また、内部統制には本質的に内在する固有の限界があるため、今後、当社グループの財務報告に係る内部統制が有効に機能しなかった場合や財務報告に係る内部統制に重要な不備が発生した場合には、当社グループの財務報告の信頼性に影響が及ぶ可能性があります。 ② 知的財産権について (発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社グループによる第三者の知的財産権の侵害の可能性については、調査可能な範囲で対応を行っておりますが、当社グループの事業領域に関する第三者の知的財産権を完全かつ網羅的に把握する事は困難であり、認識せずに第三者の知的財産権を侵害してしまう可能性は否定できません。かかる事態が発生した場合には、損害賠償請求やロイヤリティの支払い要求等が行われることにより、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 配当政策について (発生可能性:低、発生可能性のある時期:特定時期なし、影響度:中) 当社は、設立以来配当を実施した実績はありませんが、株主に対する利益還元を重要な経営課題として認識しております。しかしながら、当社は成長過程にあると考えており、内部留保の充実を図り、将来の事業展開及び経営体質の強化のための投資等に充当し、一層の事業拡大を目指すことが、株主に対する最大の利益還元につながると考えております。将来的には、各期の財政状態及び経営成績を勘案しながら株主への利益還元を検討してまいりますが、現時点において配当の実施及びその実施時期等については未定であります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末の資産につきましては、1,798,826千円となり、前連結会計年度末に比べ112,033千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金の増加304,800千円があった一方で、差入保証金の減少211,535千円があったことによるものです。 (負債) 負債につきましては、1,008,311千円となり、前連結会計年度末に比べ131,809千円増加いたしました。これは主に、長期借入金の増加113,497千円があった一方で、未払金の減少23,363千円があったことによるものです。 (純資産) 純資産につきましては、790,514千円となり、前連結会計年度末に比べ19,776千円減少いたしました。これは主に、自己株式の取得による減少45,576千円があった一方で、親会社株主に帰属する当期純利益26,630千円の計上による利益剰余金の増加があったことによるものです。 ② 経営成績の状況 当社グループは「~Make Everyone Wonderful~私たちは人の心を満たす商品・サービスがあふれる社会を目指している」をビジョンに掲げ、企業のマーケティング活動を強力に支援するサービスを包括的に提供しております。 当連結会計年度におけるわが国経済は、賃上げの広がりや雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、物価上昇の長期化や海外経済の減速懸念、地政学的リスクの高まりなどから、依然として先行きの不透明感が拭えない状況が続いております。 日本企業は、AI活用、イノベーションの創発、生産性の向上、人口減少の中での顧客創造、といったテーマに直面し、急速に変化する市場環境の中でマーケティングのあり方そのものの見直しを迫られております。そういった課題背景のもと、中長期的に当社グループが提供するマーケティング支援事業の需要が喚起されていくものと予想しております。 このような状況の中、当連結会計年度は中期経営計画に沿って採用を実施したマーケティングコンサルタントの育成・教育に取り組み、中長期的な顧客獲得体制及びサービス受注体制拡充に向けた活動に注力いたしました。 サービス開発の取り組みとしましては、一般生活者によるSNS投稿を活用し、共感性・親近感・鮮度を重視した口コミを継続的に創出するインフルエンサーマーケティング支援サービス「Looply(ループリー)」の提供を開始いたしました。InstagramやTikTokで高品質な投稿を行う一般クリエイターを選定し、リアルな使用体験に基づく投稿を通じて、企業のブランド信頼向上と購買導線の構築の支援が可能となりました。 資本政策としましては、資本効率の向上及び株主還元の一環として、2025年8月29日に自己株式の取得を完了しております。 以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高2,306,479千円(前年同期比9.9%増)、営業利益10,849千円(同30.0%減)、経常利益7,654千円(同45.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益26,630千円(同81.9%減)となりました。 なお、当社グループはマーケティング支援事業の単一セグメントであるため、セグメント毎の記載はしておりません。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ304,800千円増加し、1,018,964千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況と要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは49,220千円の収入(前期は35,844千円の支出)となりました。これは主に、売上債権の増加60,005千円があったものの、税金等調整前当期純利益7,655千円、法人税等の還付44,638千円があったためです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは207,551千円の収入(前期は95,583千円の収入)となりました。これは主に差入保証金の回収による収入214,200千円があったためです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは48,028千円の収入(前期は186,114千円の収入)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出59,966千円があったものの、長期借入れによる収入(純額)113,497千円があったためです。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループでは、提供するサービスに生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループでは、概ね受注から納品までの期間が短く、受注管理を行う必要性が乏しいため記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。前期より先行投資として今後の売上増大を見込んでマーケティングコンサルタントの採用の強化、育成を積極的に行った結果、前年同期比109.9%となりました。 セグメントの名称   金額(千円)   前年同期比(%) マーケティング支援事業   2,306,479   109.9 (注) 1.当社グループはマーケティング支援事業の単一セグメントであります。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先がないため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者は、見積りが必要な事項については過去の実績や現状等を考慮し、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。但し、将来に関する事項には不確実性があるため、実際の結果は、これらの見積りと異なる可能性があります。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。また、会計上の見積りのうち特に重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 当社の財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 (重要な会計方針)」に記載しております。また、会計上の見積りのうち特に重要なものについては、「第5 経理の状況 2 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a 経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度から208,401千円増加し、2,306,479千円(前年同期比9.9%増)となりました。これは主に、顧客企業への営業活動の強化と積極的な自社マーケティングによって認知が広がり、インサイトドリブン、カスタマードリブンともに伸長し、デジタルマーケティング・PRについても引き合いが増加したことにより堅調に推移し、増収という結果となりました。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は、前連結会計年度から83,343千円増加し、1,227,556千円(前年同期比7.3%増)となりました。これは主に、売上高が増加したことによるものです。この結果、売上総利益は、前連結会計年度から125,057千円増加し、1,078,923千円(前年同期比13.1%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度から129,709千円増加し、1,068,073千円(前年同期比13.8%増)となりました。これは主に、今後の売上増大を見込んだ体制構築に伴う人件費等が増加したことによるものです。この結果、営業利益は、前連結会計年度から4,652千円減少し、10,849千円(前年同期比30.0%減)となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 当連結会計年度の営業外収益は、1,935千円となりました。これは主に受取利息によるものです。営業外費用は5,130千円となりました。これは主に支払利息によるものです。この結果、経常利益は、前連結会計年度から6,417千円減少し、7,654千円(前年同期比45.6%減)となりました。 (特別利益、特別損失及び親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における法人税、住民税及び事業税8,057千円、法人税等調整額△27,032千円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は26,630千円(前年同期比81.9%減)となりました。 b 財政状態の分析 財政状態の分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ① 財政状態の状況」をご参照ください。 c キャッシュ・フローの分析 キャッシュ・フローの分析については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ③ 資本の財源及び資金の流動性について 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、外注費等の売上原価、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。当社グループは、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、短期運転資金は自己資金を基本とし、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 なお、資金の流動性については、営業債権の回収、営業債務の支払とともに概ね2ヶ月以内に滞りなく処理されており、営業活動に伴う資金収入を安定的に確保しております。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等、3 事業等のリスク及び 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定」に記載しているとおりであります。 ⑤ 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、より高い成長性及び収益性を確保する観点から、「顧客数」「顧客単価」「マーケティングコンサルタント人員数」を重要な経営指標としております。 直近2期の経営指標推移は次のとおりです。 2024年9月期   2025年9月期 顧客数   993社   825社 顧客単価   2,112千円   2,795千円 マーケティングコンサルタント人員数   52人   59人 なお、当連結会計年度において、顧客数と顧客単価に大きな変動がありました。これは、前連結会計年度において、株式会社セールスサポートの株式の売却に伴い、同社を連結範囲から除外したことによる影響であります。 引き続き当該経営指標の向上に努めてまいります。

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開示資料

出典

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