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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

セルシス

CELSYS,Inc.3663 · Prime · 情報・通信業

イラスト・マンガ・アニメ制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」の世界大手。クリエイターの創作から収益化までを支援するプラットフォームを提供

概要

セルシスは、イラスト・マンガ・Webtoon・アニメーション制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」(通称クリスタ)を主力とするソフトウェア企業である。プロから初心者まで幅広いユーザーに利用され、海外売上が80%以上を占める。2017年にサブスクリプションモデルへ移行し、2025年12月期の売上高は95億円、営業利益率は34%と高収益を達成した。累計出荷本数は6,000万本を超え、世界11言語に対応する。

主力製品「CLIP STUDIO PAINT」とサブスクリプションモデル

セルシスの事業の中心は、イラスト・マンガ・Webtoon・アニメーション制作に対応する多機能ペイントアプリ「CLIP STUDIO PAINT」である。同製品はPC、タブレット、スマートフォン向けに提供され、買い切り版とサブスクリプションモデル(定額利用サービス)の両方で販売される。2025年12月期における売上高のうち、クリエイターサポート分野(CLIP STUDIO PAINT関連)が約81億円を占め、全体の86%を占める。サブスクリプションモデルのARR(年間経常収益)は毎月開示され、チャーンレートは4.6%(2025年12月末)と安定している。このモデルにより、中長期的な安定収益が確保されている。

クリエイタープラットフォーム分野の展開

セルシスは、制作ソフトに加えて、クリエイターの創作活動を支援するプラットフォーム事業も展開する。会員向けWEBサービス「CLIP STUDIO」では素材のダウンロードや作品公開、コミュニティ機能を提供し、電子書籍ビューア「CLIP STUDIO READER」も運営する。2025年12月期のクリエイタープラットフォーム分野の売上高は約13億円で、全体の14%を占める。同社は2026年以降、クリエイターのマネタイズを支援する新規プラットフォームの提供を予定しており、これを第二の収益柱に育てる方針である。

海外市場に依存する収益構造

セルシスの売上は海外比率が高く、CLIP STUDIO PAINTの累計出荷本数の80%以上が日本語以外の市場向けである。同社は英語、中国語(繁体字)、フランス語、スペイン語、韓国語、ドイツ語など11言語に対応し、特に東南アジアや中南米の新興国向けにマーケティングと決済手段のローカライズを強化している。2025年12月期の売上高95億円の大半は海外からのサブスクリプション収入であり、地域分散により為替変動リスクはあるものの、成長市場を取り込んでいる。

高収益と株主還元を両立する財務体質

2025年12月期の営業利益は30億円(営業利益率34%)、当期純利益は17億円、自己資本当期純利益率(ROE)は35.5%に達した。中期経営計画ではROE30%以上をKPIに掲げ、達成している。同社は株主還元を重視し、2022年12月期から2025年12月期までの累計で65億円の自己株式取得を実施。配当も増配傾向にあり、2025年12月期は1株当たり36円(中間22円、期末14円)を支払った。経営の効率化と収益性向上により、安定した財務基盤を維持している。

業界の中での役割はデジタルクリエイティブツール・プラットフォーム提供企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
95億円
営業利益
30億円
営業利益率
31.6%
純利益
17億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2024/12
事業売上構成比利益利益率
コンテンツ制作ソリューション事業71億円86.6%28億円39.4%
コンテンツ流通ソリューション事業11億円13.4%-7億円-63.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01クリエイター向けデジタル制作主力

イラスト、マンガ、Webtoon、アニメーション制作向けアプリ「CLIP STUDIO PAINT」を開発・販売。一般消費者向けにはサブスクリプションモデルでの提供、プロスタジオや教育機関向けにはボリュームライセンスで提供。売上の80%以上が海外クリエイター。

主な製品・サービス1
CLIP STUDIO PAINT
イラスト、マンガ、Webtoon、アニメーション制作に対応する多機能ペイントツール。PC、タブレット、スマートフォン向けに提供。定額利用サービスや買い切り版がある。

02クリエイター向けプラットフォーム準主力

クリエイターの創作活動を支援する会員向けWEBサービス「CLIP STUDIO」の運営、電子書籍ビューア「CLIP STUDIO READER」の提供、およびクリエイターのマネタイズを支援する新規プラットフォームの開発を行っている。

主な製品・サービス2
CLIP STUDIO
CLIP STUDIO PAINTユーザー向けの会員制WEBサービス。素材のダウンロード、作品公開、コミュニティ機能などを提供。
CLIP STUDIO READER
電子書籍を閲覧するためのビューアアプリ。

製品と技術

CLIP STUDIO PAINT:多機能ペイントツールの核

CLIP STUDIO PAINTは、セルシスの主力製品であり、イラスト、マンガ、Webtoon、アニメーションの制作を一つのアプリで行える統合型ペイントツールである。ペン・ブラシの描画機能、レイヤー管理、トーン・スクリーントーン処理、3Dモデル読み込み、アニメーション用タイムラインなど、プロ仕様の機能を備える。2025年3月にはメジャーバージョンアップとなるVer.4.0をリリースし、新機能追加とパフォーマンス向上を実現した。累計出荷本数は2026年1月に6,000万本に達し、世界11言語で提供される。

CLIP STUDIO:クリエイター向けプラットフォームサービス

CLIP STUDIOは、CLIP STUDIO PAINTユーザー向けに提供される会員制WEBサービスである。素材のダウンロード、作品の公開・共有、コミュニティ機能、オンライン講座など、創作活動を支援する多様な機能を備える。ユーザーはサブスクリプション契約を通じてプレミアム素材を利用できる。また、創作活動のモチベーション向上やスキル習得に寄与するコンテンツが提供され、CLIP STUDIO PAINTの継続利用率向上に貢献している。

CLIP STUDIO READER:電子書籍ビューアの役割

CLIP STUDIO READERは、電子書籍を閲覧するためのビューアアプリである。元々は携帯電話向けマンガビューア「ComicSurfing」として2003年にサービスを開始し、スマートフォン・タブレット向けに進化した。電子コミック配信ソリューションの一環として提供され、出版社や書店向けにカスタマイズ可能なビューアとして利用される。セルシスはこのビューアを通じて、電子書籍市場における流通インフラの一端を担っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

クリエイティブツールで高い収益性、成長鈍化懸念

セルシスはイラスト・マンガ制作ソフト「CLIP STUDIO PAINT」などを手掛ける。同業のVR AIN SolutionやCocoliveなどと比較し、営業利益率34.15%と極めて高い収益性を誇る。売上高も81億円→95億円と成長傾向。しかし、市場が成熟しつつあり、競合増加による価格競争やサブスクリプションモデルの普及で成長鈍化が懸念される。特定のクリエイター向けに依存するビジネスモデルから、新たな収益源の開拓が課題。

強み

  • 営業利益率34%超、ソフトウェアビジネスの高付加価値性
  • 「CLIP STUDIO PAINT」はイラスト・マンガ分野でデファクト
  • 2023→2025年に81→95億円、着実に規模拡大
  • 継続課金モデルで安定収益基盤を構築

課題

  • クリエイティブツール市場の成長鈍化、新規顧客獲得難
  • 無料・低価格ツールの台頭で価格競争リスク
  • イラスト・マンガに特化、汎用性のない需要に左右される

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

メディア・エンタメの時価総額近傍。太字がセルシス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17944ローランド1,015億円67.4倍
29413テレビ東京ホールディングス945億円11.8倍
37868広済堂ホールディングス910億円17.3倍
46058ベクトル903億円17.7倍
53632グリーホールディングス750億円17.6倍
63663セルシス685億円24.4倍
73661エムアップホールディングス608億円19.9倍
87860エイベックス593億円15.4倍
93668コロプラ559億円163.1倍
103932アカツキ556億円9.8倍
114343イオンファンタジー549億円19.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(メディア・エンタメ)に従っています。

会社の歴史

沿革 25件

アニメ制作ソフトで創業した1991年

セルシスは1991年5月に株式会社セルシスとして設立された。1993年9月には業務用アニメ制作ソフトウェア「RETAS!PRO」(現RETAS STUDIO)を発売し、アニメ業界向けのデジタルツール事業を開始した。これが後のクリエイター向けソフトウェア事業の基盤となる。2001年8月にはマンガ制作ソフト「ComicStudio」を発売し、マンガ制作のデジタル化に貢献した。

電子コミック市場への進出と上場(2003〜2006年)

2003年11月、KDDIのau向けに携帯電話用マンガビューア「ComicSurfing」(現CLIP STUDIO READER)が公式ビューアとして採用され、電子コミック配信サービス「コミックステーション」を開始した。2003年12月には電子コミック制作ソフト「ComicStudio Enterprise」(現CLIP STUDIO LAYOUT)を発売。2006年12月、名古屋証券取引所セントレックス市場に株式上場を果たし、資金調達と知名度向上を実現した。

CLIP STUDIO PAINT発売と既存製品の終了(2012〜2015年)

2012年5月にイラスト・マンガ・Webtoon・アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」を発売。これが現在の主力製品となる。一方で、2015年6月には「ComicStudio」と「IllustStudio」の販売を終了し、製品ラインをCLIP STUDIO PAINTに一本化した。これにより開発リソースを集中し、機能強化とプラットフォーム拡大を加速した。2013年には英語版・中国語版、2014年にはフランス語版・スペイン語版を提供し、グローバル展開を本格化させた。

サブスクリプションモデルへの転換(2017年)

2017年11月、CLIP STUDIO PAINTのサブスクリプションモデルの提供を開始した。これにより、ユーザーは低価格でソフトを利用開始でき、セルシス側は継続的な収益を得られるようになった。サブスクリプションモデルはその後、売上の主要な柱となり、収益の安定化に寄与した。同年にはドイツ語版も提供開始し、多言語対応をさらに拡大した。

事業構造改革とグループ再編(2019〜2021年)

2019年1月、セルシスはSocionext Embedded Software Austria GmbHの全株式を取得し子会社化。同年2月には同社をCandera GmbHに商号変更、日本法人の株式会社カンデラジャパン(現株式会社シージェイ)を設立し、組込みソフトウェア事業に進出した。しかし2021年3月、事業構造改革の一環として、以前から保有していた株式会社エイチアイ(現ミックウェア オートモーティブ)の全株式を売却し、自動車向け事業から撤退した。これにより、クリエイター向け事業に経営資源を集中させる方針を明確にした。

東証プライム市場上場と単体決算への移行(2024〜2025年)

2024年、セルシスは東京証券取引所プライム市場へ上場を果たした。2025年1月には子会社の株式会社&DC3を吸収合併し、連結子会社を解消して単体決算へ移行した。これにより、経営体制をスリム化し、CLIP STUDIO PAINTを核とした事業に集中する体制を整えた。2025年12月期の売上高は95億円と過去最高を更新し、ROE35.5%を達成した。

年表25件を開く

1990年代

  • 1991年5月創業株式会社セルシスを設立。
  • 1993年9月業務用アニメ制作ソフトウェア「RETAS!PRO」(現、RETAS STUDIO)発売。

2000年代

  • 2001年8月マンガ制作ソフトウェア「ComicStudio」発売。
  • 2003年11月KDDI au CDMA 1X WIN(Java版)で携帯電話向けマンガビューア「ComicSurfing」(現、「CLIP STUDIO READER」)が公式ビューアとして採用。「コミックステーション」で本格的携帯電話向け電子コミック配信サービス開始。
  • 2003年12月電子コミック制作ソフトウェア「ComicStudioEnterprise」(現、「CLIP STUDIO LAYOUT」)発売。
  • 2006年12月上場株式会社名古屋証券取引所セントレックス市場(現ネクスト市場)に株式会社セルシス株式を上場。
  • 2009年4月イラスト制作ソフトウェア「IllustStudio」発売。

2010年代

  • 2010年11月上場株式会社東京証券取引所市場第二部に株式会社セルシス株式を上場。
  • 2011年1月上場株式会社名古屋証券取引所セントレックス市場の株式会社セルシス株式を上場廃止。
  • 2011年11月創業株式会社セルシス及び株式会社エイチアイ(現株式会社ミックウェア オートモーティブ)は、株主総会の承認を前提として、共同株式移転の方法により共同で当社を設立することに同意に達し、両社の取締役会において当該株式移転に関する「株式移転契約書」の締結及び「株式移転計画書」の共同作成を決議。
  • 2012年1月M&A株式会社セルシスの第21回定時株主総会及び株式会社エイチアイ(現株式会社ミックウェア オートモーティブ)の臨時株主総会において、両社が共同で株式移転の方法により当社を設立し、両社がその完全子会社となることについて決議。
  • 2012年4月創業株式会社セルシス及び株式会社エイチアイ(現株式会社ミックウェア オートモーティブ)が株式移転の方法によりアートスパークホールディングス株式会社(2022年9月に社名変更したため、現、株式会社セルシス)を設立。当社の普通株式を株式会社東京証券取引所市場第二部に上場。
  • 2012年5月イラスト・マンガ・Webtoon・アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」発売。
  • 2013年9月「CLIP STUDIO PAINT」英語版、中国語(繁体字)版を提供開始。
  • 2014年7月「CLIP STUDIO PAINT」フランス語版、スペイン語版の提供開始。
  • 2015年6月「ComicStudio」、「IllustStudio」販売終了。
  • 2016年5月「CLIP STUDIO PAINT」韓国語版の提供開始。
  • 2017年9月「CLIP STUDIO PAINT」ドイツ語版の提供開始。
  • 2017年11月「CLIP STUDIO PAINT」のサブスクリプションモデルの提供開始。
  • 2019年1月M&ASocionext Embedded Software Austria GmbHの全株式を取得、当社の子会社化。
  • 2019年2月商号変更Socionext Embedded Software Austria GmbHがCandera GmbHへ商号変更。
  • 2019年6月創業株式会社カンデラジャパン(現株式会社シージェイ)を設立。
  • 2019年12月創業Candera America Inc.を設立。

2020年代

  • 2021年3月事業構造改革のため、株式会社エイチアイ(現株式会社ミックウェア オートモーティブ)の全株式を売却。
  • 2021年12月WEBTOON Entertainment Inc.と 資本業務提携契約書を締結。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    開発力の強化

    研究開発の重複を防ぎ、人的リソースを効率化するため、機動的な開発プロジェクト推進体制を構築する。共通コアエンジンの開発を推進し、自社IP製品の開発体制を強化する。

  2. 02

    クリエイターサポート分野の拡充

    主力製品「CLIP STUDIO PAINT」の研究開発を進め、インターネットサービスを充実させ、国内外でクリエイター数の最大化を図る。

  3. 03

    クリエイタープラットフォームの構築

    クリエイターエコノミー市場において、コンテンツ制作支援に留まらず、新たな活動の場となる新サービス・新プラットフォームを開発・提供し、「CLIP STUDIO PAINT」に次ぐ第二の柱を構築する。

  4. 04

    新規事業による事業ポートフォリオ拡大

    既存事業の成長に加え、新規プラットフォームやユーザーコミュニティ強化のための新サービス開発に投資し、ビジネスモデルを多様化して持続的な収益成長を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で260人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は576万円で、9期前と比べて+4.6%平均年齢は38.1歳、平均勤続年数は6.9年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月156
2017年12月167
2018年12月176
2019年12月55042.76.9252
2020年12月50644.06.4272
2021年12月57845.67.1260
2022年12月60137.06.4278
2023年12月57037.25.5237
2024年12月58237.56.12531,107
2025年12月57638.16.92601,154

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率33.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率66.7%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)72.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都新宿区1,069百万円
主な関係会社
  • 国内
    ㈱&DC3 (注)
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は95億円営業利益30億円前期と比べると増収増益で、売上が+15.9%、利益が+7.1%。

売上高
+15.9%
95億円
営業利益
+7.1%
30億円
純利益
+21.4%
17億円
営業利益率
31.6%
前期比 -2.6%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高108億円95億円
営業利益40億円30億円
純利益27億円17億円
1株あたり配当¥50¥50

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は56億円、営業利益は22億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+19.1%、営業利益は+46.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q22522.74
2023年2Q2129.5−5
2023年3Q19210.52
2023年4Q195
2024年1Q20630.06
2024年2Q21523.83
2024年4Q411741.55
2025年2Q471531.99
2025年4Q481531.38
2026年2Q562239.315

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は26億円から95億円へ3.7倍に増えた。直近期の営業利益率は31.6%。売上は8期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式会社セルシス及び株式会社エイチアイ(現株式会社ミックウェア オートモーティブ)が株式移転の方法によりアートスパークホールディングス株式会社(2022年9月に社名変更したため、現、株式会社セルシス)を設立。当社の普通株式を株式会社東京証券取引所市場第二部に上場。
2012年12月26−7−14
2013年12月37−10
2014年12月3811
2015年12月4210
2016年12月3853
2017年12月3644
2018年12月3843
株式会社カンデラジャパン(現株式会社シージェイ)を設立。
2019年12月5422
2020年12月647−5
2021年12月691412
2022年12月751610
2023年12月81146
2024年12月82282334.114
2025年12月95302931.617

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高95億円のうち、営業利益として残るのは30億円31.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は17億円、売上の17.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金38.9%37億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金29.5%28億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益31.6%30億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
61.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+23.2pt
31.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+11.3pt
17.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+22.4pt
35.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
21.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
55.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが26億円、投資CFが−9億円で、差し引きのフリーCFは17億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は40億円で、売上の5.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月1−6−4−59
2013年12月4−20211
2014年12月7−5−2210
2015年12月8−5−1312
2016年12月14−6−1821
2017年12月10−6−1424
2018年12月10−6−3426
2019年12月10−247−1419
2020年12月18−801029
2021年12月20−5131557
2022年12月15−105567
2023年12月23−15−21856
2024年12月37−16−232153
2025年12月26−9−301740

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は79億円。このうち返さなくてよい自己資本が43億円で、自己資本比率は54.0%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月40231757.7
2013年12月37231461.9
2014年12月40241658.4
2015年12月36241266.4
2016年12月3728975.2
2017年12月4032878.3
2018年12月4435979.5
2019年12月58451377.8
2020年12月56401671.2
2021年12月83661778.5
2022年12月102822080.3
2023年12月86671976.1
2024年12月84542963.4
2025年12月79433654.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳単体ベース
現金及び預金
41億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
44億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
36億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
96
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE605社中35位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中394位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
35.5%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
31.6%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
54.0%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
15.8%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.6%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,889で、1年前と比べて+7.1%過去52週の値幅のなかでは74%の位置にある。

¥1,889-5.1%1ヶ月+11.1%1年+7.1%時価総額685億円
過去52週の値幅
安値¥1,242高値¥2,114

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)24.4倍
PER (会社予想)21.0倍
PBR10.31倍
配当利回り2.65%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月20日に1880円と前日比+5.44%と反発。1ヶ月では-0.53%と横ばい圏。8月10日に1945円まで上昇したが、その後調整し、8月19日には1783円まで下落。25日線1858円を上回り、75日線1751円、200日線1579円も上回る。52週高値2114円からは約11%下落し、52週安値1242円からは約51%高い。RSIは45.03と中立圏で、方向感は乏しい。出来高は8月20日に19万株と増加し、買い意欲を示すが、上値は重い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは24.15倍で業界平均の30.09倍を下回り割安感があるものの、予想PERは20.8倍と改善が見込まれる。PBRは10.2倍と平均の3.53倍を大幅に上回り、ROE35.5%を考慮しても株主資本に対して評価が高い。配当利回り2.68%は平均3.38%を下回る。収益は増加傾向で、今後はPER低下が見込まれるが、PBRの高さが割高感を残す。総合的にはほぼ妥当と判断。

指標この会社業種平均
PER (実績)24.4倍47.9倍
PER (予想)21.0倍
PBR10.31倍2.96倍
ROE35.5%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

クリエイター市場の拡大とサブスクリプション化で業績が好調。強気派は、海外ユーザー数の増加とサブスク収益の安定成長を期待する。一方、弱気派は、競合ソフトの台頭や、市場の成熟による成長鈍化を懸念する。ユーザー数の伸びとARPUの推移が投資判断のポイント。

プラスに働く材料7
  • サブスク収益の安定

    継続的な収入が見込め、四半期ごとの業績が安定

  • 海外展開の成功

    海外売上比率が高く、グローバルな需要が拡大

  • 高い営業利益率

    営業利益率31.58%と高く、事業の収益性が高い

  • 売上高95億円、増収率15.9%へ加速決算発表後影響

    売上高は82億円から95億円へ15.9%増加。前期のほぼ横ばいから成長軌道に転換した

  • 純利益17億円と3期連続増益通年影響

    純利益は6→14→17億円と増益基調。収益力の向上が続いている

  • 予想PER20.8倍と増益期待決算発表後影響

    フォワードPERが現PER24.15倍を下回り、来期増益を市場が織り込み始めた

  • ROE35.5%の資本効率の高さ継続影響

    ROE35.5%は非常に高く、PBR10.2倍でも成長投資への許容度を高める

マイナスに働く材料7
  • 競合の出現

    無料ツールや新興ソフトが台頭し、シェアを侵食する恐れ

  • 市場の成熟

    イラストソフト市場が飽和し、新規ユーザー数の伸びが鈍化

  • 高バリュエーション

    PER24倍、PBR10倍と高く、業績悪化時は下落リスク

  • PBR10.2倍の高評価修正リスク決算発表後影響

    PBR10.2倍は成長を前提とした水準。業績下振れ時は株価下落幅が大きくなる

  • 営業利益率が34.15%→31.58%へ低下通年影響

    利益率は2.57ポイント低下。高収益モデルの維持にはコスト管理が鍵となる

  • 前期売上高はほぼ横ばいの実績不定影響

    2024/12期の売上高は81→82億円と1.2%増にとどまり、直近の加速が一過性のリスク

  • 株価1年で22.32%上昇し利食い圧力不定影響

    上昇率が大きいため、高値圏での利益確定売りが上値を制限する

次の決算で確かめる点
サブスク会員数
サブスクリプション型収益の基盤であり、成長の指標
ユーザーあたり売上
単価の推移が収益性に影響する
海外売上比率
海外市場での成長が今後の成長を左右する

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり50で、前期から+50.0%いまの株価に対する利回りは2.65%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥50
1株あたり
配当利回り
2.65%
いまの株価に対して
配当性向
65.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年12月1112.8
2017年12月133.361.7
2018年12月125.056.9
2019年12月220.0845.1
2020年12月216.730.4
2021年12月371.440.6
2022年12月8166.714.0
2023年12月1250.030.4
2024年12月24100.078.8
2025年12月3650.065.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥50

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ21,981人。区分でいちばん多いのは個人・その他55.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が32.4%を占め、残る67.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他65.159.460.757.452.255.7
自己株式0.00.73.610.614.818.3
金融機関10.47.96.72.513.317.1
事業法人3.28.212.416.018.615.3
外国法人13.116.715.721.012.48.4
証券会社8.27.74.43.03.53.3
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)9.00
02LINE Digital Frontier株式会社8.72
03株式会社ワコム5.00
04日本証券金融株式会社3.53
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)3.52
06炭山 昌宏3.35
07CACEIS BANK/QUINTET LUXEMBOURG SUB AC / UCITS CUSTOMERS ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.13
08青山 圭秀0.85
09株式会社日本カストディ銀行(信託口4)0.79
10楽天証券株式会社共有口0.73

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-22
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    4.93%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+127%、1株純資産は14期で−59%。直近期のROEは35.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年12月−204350
2013年12月63411.9107.4
2014年12月93492.670.5
2015年12月53571.5558.232.5
2016年12月5041013.035.3112.8
2017年12月1411612.626.761.7
2018年12月1212710.115.756.9
2019年12月81396.023.5845.1
2020年12月−1512330.4
2021年12月3719123.125.240.6
2022年12月3023314.322.514.0
2023年12月182018.538.930.4
2024年12月4417323.630.978.8
2025年12月5514435.530.265.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

14名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は14名。2025/12期の役員報酬は総額791百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約21倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
成島啓代表取締役 社長5244,400
稲葉遼取締役36800
髙橋雅道取締役291,100
伊藤賢取締役5867,300
池田真樹取締役533,800
木下耕太取締役79
髙橋将峰取締役51
野﨑愼也取締役(常勤監査等委員)61140,000
鈴木伸佳取締役(監査等委員)60
宮原孝行取締役(監査等委員)43
小林哲也執行役員
大塚直隆執行役員
残りの役員2名を開く
氏名役職年齢
前田壮生執行役員
大門由樹執行役員

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)614520738123
取締役(社内)1152929
社外取締役623244

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,374字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、グローバルで拡大を続けるクリエイターエコノミー市場において、サービス・プラットフォームを開発・提供する事業を展開し、「クリエイションで夢中を広げよう」をビジョンに掲げ、クリエイターエコノミー市場において、作品をつくるクリエイターと、それらを楽しむオーディエンスの活動の歩み「CREATOR JOURNEY」をサポートするサービス提供を通じて「一人ひとりの夢中がつなぐ、もっとカラフルな世界」の創造を目指しております。 当事業年度より連結子会社であった株式会社&DC3を吸収合併し、単体決算へと移行しております。これに伴い、従来の事業セグメントを見直し、イラスト・マンガ・Webtoon・アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」の開発・販売を中心とする「コンテンツ制作ソリューション事業」を「クリエイターサポート分野」に、電子書籍ソリューション等から構成されていた「コンテンツ流通ソリューション事業」を「クリエイタープラットフォーム分野」とし、2つのセグメントを単一セグメントに統合いたしました。 (1)クリエイターサポート分野 創作活動を行うクリエイター向けのアプリ「CLIP STUDIO PAINT」の企画・開発・運営を全てセルシス社内で行っております。当社の主力サービスとなる「CLIP STUDIO PAINT」は、イラスト・マンガ・Webtoon・アニメーション制作と幅広く利用されており、その80%以上が海外のクリエイターに利用されています。 提供形態は、主にセルシスが運営するインターネットサイトを通じた「CLIP STUDIO PAINT」の提供、App StoreやGoogle Play等のストアを通じたダウンロードによる提供、各種デバイス業者及び小売業者を通しての提供、使用許諾での提供等を行っております。一般消費者を中心にインターネットを通じたダウンロード提供やサブスクリプションモデルといった定額利用サービスの提供のほか、プロのアニメーション制作スタジオや教育機関等へのボリュームライセンスという形式でも提供しております。 (2)クリエイタープラットフォーム分野 クリエイターサポート分野における「CLIP STUDIO PAINT」の継続利用率の向上を図るために、クリエイターの創作活動を支援する会員向けのWEBサービス「CLIP STUDIO」のほか、「CLIP STUDIO PAINT」を使いこなすための様々な情報を提供するサイトをグローバルで展開しております。このほか電子書籍ビューア「CLIP STUDIO READER」をはじめとした流通ソリューションを提供しております。 また、作品をつくるクリエイターと、それらを楽しむオーディエンスの活動の歩み「CREATOR JOURNEY」において、クリエイターの活動に価値を提供するプラットフォームサービスを展開し、新たな事業の柱とすることを目指しております。現在、クリエイターのマネタイズを支援する新規プラットフォームの開発およびユーザーコミュニティ強化のための新サービスの開発を行っております。これら新サービスは2026年以降に順次提供開始してまいります。 以上に述べた事業の系統図は概ね以下のとおりです。
経営方針・対処すべき課題1,520字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末において、当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、デジタルによるコンテンツの創作から利用・活用に至るまでの諸活動をトータルに支援できる環境の提供を経営理念に掲げ、事業を推進しております。 (2) 目標とする経営指標等 目標とする中長期の経営指標といたしましては、安定した経営を持続していく上で、自己資本当期純利益率(ROE)のほか、売上高と営業利益の目標数値を重要な経営指標の一つと考え、その向上に努めてまいります。 (3) 経営戦略等 中長期的な会社の経営戦略 当社は、中長期の目標を実現するため、以下のとおり施策を推進してまいります。 ① 開発力の強化 当社内における研究開発業務の重複を防ぎ、人的リソース等の効率化を図るため、機動的な開発プロジェクト推進を可能にする組織体制の構築を図ってまいります。また、社内の開発環境を整備し、全体で使用できる共通コアエンジンの開発を推進し、各社のアプリケーションソフトウェアに実装する体制を構築し、自社IP製品の開発体制を強化してまいります。 ② 分野別施策 (イ)クリエイターサポート分野 主力製品でありますイラスト・マンガ・Webtoon・アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」の更なる研究開発と同時に、インターネットを中心としたサービスの充実を図り、「CLIP STUDIO PAINT」を利用して創作活動を行うクリエイター数を国内外で最大化させることに努めてまいります。 (ロ)クリエイタープラットフォーム分野 クリエイターエコノミー市場において、コンテンツ制作のサポートにとどまらない、より広い領域で、新たなクリエイターの活動の場となりうる新サービス・新プラットフォームの開発・提供・運営を行い、クリエイターの創作活動の活性化を図ると共に、「CLIP STUDIO PAINT」に次ぐ第二の柱を構築してまいります。 また、電子書籍配信ソリューションにおいては、顧客サポートの強化等、電子書籍市場における現在のポジションを保持しながら、流通ソリューションを推進しております。 (4) 優先的に対処すべき課題 ① 人材の確保及び育成 当社は、急速な技術革新への対応と継続的な研究開発等が事業拡大には不可欠であり、このような環境や変化に対応し、適切にニーズにあったサービスを提供することが可能な体制を構築していくことが重要であると認識しております。 そのために、優秀な人材の確保と育成、従業員のエンゲージメント向上は事業発展のための根幹と考え、適時必要な戦力となる社員の採用を行い、育成していくことにより、業容拡大への源泉としてまいります。 ② 経営の効率化 当社の事業において、生産性・収益性の高いオペレーションを実現していく必要があります。そのために、組織の統廃合やオペレーションの見直し等による効率化を継続して推進してまいります。 また、当社の製品開発部門の集約化を進めることによって、自社製品開発の効率化を図り収益性の改善を実現してまいります。 ③ 新規事業による事業ポートフォリオの拡大 当社が継続的な成長を実現するための戦略として、既存事業の成長を図る施策のみならず、新規プラットフォームやユーザーコミュニティ強化のための新サービスの開発等へ投資することにより成長を加速させることが重要であると考えております。 既存事業と異なる事業を組み合わせたポートフォリオ戦略によって、ビジネスモデルを多様化して将来にわたる収益の持続的な成長に繋げてまいります。
事業等のリスク6,090字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当事業年度において、当有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 なお、記載内容のうち将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものです。 (1) 業績の変動について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:常時、影響度:中) 当社の業績は、新しいソフトウェア製品の発売時期に大きな売上計上となりますので、これらの影響により当社の業績も変動するという事業構造となっております。したがって、経営方針や製品の開発スケジュール等に影響を受けるため、当社の業績も四半期毎に変動する可能性があります。 (リスクへの対応策) 当社サービスのビジネスモデルは、サブスクリプションを中心とした継続的な収益モデルであることから、新規顧客の獲得、既存顧客の維持及び単価向上により、当社の継続的な成長及び収益の平準化を図ってまいります。 (2) 技術革新について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:中期、影響度:中) 当社が主に事業展開しているソフトウェア業界は、技術革新の速度及びその変化が著しい業界であり、新技術、新サービスが次々と生み出されております。当社としましては、当該技術革新に対応するよう研究開発を続けております。しかしながら、当社が新しい技術に対応できなかった場合、当社が想定していない新技術、新サービスが普及した場合又は競合他社が機能的、価格的に優位な製品で参入し、当社の市場シェアの維持が困難になった場合、当社の提供するソフトウェア、サービス等が陳腐化し、当社の業績と財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応策) 当社では、採用しているビジネスモデルや技術について、最新の動向を分析するとともに、新たなビジネスモデルや、新規サービスの提供による事業展開を検討しております。また、採用の強化や人材の育成によるサービス価値の向上を図っており、より付加価値の高いサービスの提供を可能にするための体制の整備を図っております。 (3) 法的規制について(顕在化の可能性:低、顕在化の時期:常時、影響度:中) 現在、当社の主な事業を推進するうえで、直接的規制を受けるような法的規制はありませんが、当社は顧客の個人情報を保有・管理しており、「個人情報の保護に関する法律」に規定される個人情報取扱事業者に該当します。完全に外部からの不正アクセスを防止する保障はなく、また、人的ミス等社内管理上の問題により、個人情報が漏洩する可能性は常に存在するため、個人情報の管理コストが増加する等、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。万一、個人情報が外部に漏洩するような事態になった場合には、社会的信用の失墜、損害賠償の請求等により、当社の業績と財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応策) 当社では、社内教育等により法令遵守に努めているほか、コーポレート・ガバナンス及びコンプライアンス推進体制の強化を実施しております。また、外部の脆弱性診断を実施し、脆弱性が発見された場合には対策を講じる等、不正アクセスを防ぐ対策に務めております。なお、顧問弁護士等の外部専門家とコミュニケーションを取り必要に応じて相談を行い、適時に情報を入手する体制の整備を図っております。更に、リスク・コンプライアンス委員会及び内部監査等において、法令遵守状況のモニタリングを行っております。 (4) 知的財産権について(顕在化の可能性:低、顕在化の時期:常時、影響度:中) 当社は、第三者の知的財産権に関して、これを侵害することのないよう留意し、製品開発、販売を行っております。また、コンテンツ等の受託制作においては、第三者の知的財産権に関する許諾を取得していること等を取引先委託企業に確認するよう努めております。しかしながら、当社の事業分野における知的財産権の現況を全て把握することは非常に困難であり、当社が把握できていないところで第三者の知的財産権を侵害している可能性は否定できません。万一、当社が第三者の知的財産権を侵害した場合には、当該第三者より損害賠償請求又は使用差止請求等の訴えを起こされる可能性があります。こうした場合、当社の業績と財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社は研究開発型の企業であり、新製品の開発、販売を行っております。当社では、特許権、商標権等の出願を行い、知的財産権の保全を図っておりますが、これらの出願が認められない可能性や取得済の特許権等が第三者により侵害される可能性があります。このような場合には、解決するまでに多くの費用や時間を費やすことが予想され、当社の業績と財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応策) 当社が有する知的財産権の侵害について顧問弁護士及び弁理士といった外部専門家に定期的な相談を行うことにより、知的財産権に関する管理を行う体制の整備を行っております。また、新規サービス開始時には、外部専門家に調査を依頼する等、他社の知的財産権を侵害しないための体制の整備を行っております。 (5) 人材の確保及び育成について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:中期、影響度:中) 当社の事業は、その大半がヒューマンリソースに依存しており、事業拡大にあたっては、急速な技術革新への対応、継続的な研究開発等が不可欠であり、これらに対応する優秀な人材を適切な時期に採用し、育成することが必要不可欠であると考えております。そのため、当社では人材確保に注力しておりますが、必要とする能力のある人材を計画どおりに採用又は育成できなかった場合には、当社の業績と財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応策) 当社は、優秀な人材を獲得すべく、新卒採用向けのインターンシップの機会を設けるほか、キャリア採用にも力を入れております。加えて、適切な育成計画に基づく人材の育成、育児休暇やリモートワークの推奨、有給休暇の取得推奨等働きやすい環境づくりに力を入れて取り組んでおります。 (6) 出資等による業務提携について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:中期、影響度:中) 当社では、当事業年度末において、投資有価証券567,648千円を保有しております。当社は事業シナジーが見込める国内外のソフトウェア関連企業に対して出資をしております。 また、研究開発型である当社は技術獲得のためにもM&A及び提携戦略は重要であり、必要に応じてこれらを検討していく方針であります。これらの出資先は今後の当社の事業推進に貢献するものと考えておりますが、出資先の経営環境や経済環境の急変等、何らかの事象により出資・投資の採算が期待どおりにならない可能性を完全に否定できません。このような場合、出資先の株式の減損処理等により当社の業績と財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応策) 当社は、出資を行う際には、事業内容、法務及び財務等に関して十分に調査し、既存事業とのシナジー等について十分な検討を行っております。その上で、取締役会における承認等の社内手続を経て意思決定を行うこととする等、リスクを十分に検討するための体制の整備を行っております。 (7) システムトラブルによるリスクについて(顕在化の可能性:低、顕在化の時期:常時、影響度:大) 当社の事業は、コンピューターシステムを結ぶネットワークに依存しており、インターネットを利用したサービスを提供するにあたっては、バックアップ体制の構築等の様々なトラブル対策を施しております。しかしながら、自然災害や不慮の事故等によって、これらのネットワークが正常に機能しなくなった場合には、サービス提供等の当社の事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応策) 当社では、十分な検証やテストを実施した上でサービス提供を行っております。また、定期的なアップデートやモニタリングの実施により、安定的なサービスの提供を行うことが可能であり、不具合が発生した場合でも迅速な対応をとることができる体制の整備を行っております。 (8) 新規ソフトウェア開発投資について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:中期、影響度:中) 当社が事業を展開するソフトウェア及びインターネットサービスの業界においては技術革新の速度が非常に速いことから、常に魅力ある製品・サービスを提供して競争力を維持する継続的な研究開発及び製品開発を行っております。しかしながら、業界動向の変化等により投資を回収できるだけの収益が得られなかった場合、当社の業績と財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応策) 当社は、最先端の開発環境と、優秀な開発人材の活用により、常に新技術を活用した開発に注力しております。 (9) 海外展開について(顕在化の可能性:低、顕在化の時期:常時、影響度:中) 当社は、グローバルな事業展開を行っておりますが、所在地の法令、制度、政治、経済、商慣習の違い、為替等の様々な潜在的リスクが存在しております。当社は、当該リスクを最小限にするために十分な対策を講じてまいりますが、それらのリスクに対処できないこと等により、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応策) 当社では、各国・地域の法律や規制に係る動向には常に十分な注意を払い、現地の慣習に精通したグローバルな人材の働きにより情報の収集に努めております。また、現地の弁護士等と情報共有することにより、適時に必要な情報を収集するための体制の整備を行っております。 (10) 為替相場変動による影響について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:常時、影響度:小) 当社の売上高に対する海外売上高の比率は年々上昇しており、急激な為替変動が生じた場合等において、当社の業績と財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応策) 当社では、CLIP STUDIO PAINTの多言語化を進めております。併せて各国・地域の様々な通貨での決済が可能な仕組みを構築しており、為替変動リスクを軽減しております。 (11) CLIP STUDIO PAINTへの依存(顕在化の可能性:低、顕在化の時期:中期、影響度:中) 当社の売上高は、主力であるクリエイターサポート分野における「CLIP STUDIO PAINT」の販売への依存が大きくなっております。国内外においてユーザー数の増加やサービスの拡充等により、今後もクリエイターサポート分野は拡大していくものと考えておりますが、「CLIP STUDIO PAINT」の利用者の減少や市場規模の縮小等の要因によりクリエイターサポート分野の売上高が減少した場合には、当社の業績と財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応策) 当社は、主力製品の売上安定化を図るとともに継続的に新たなシステム開発により新製品・新サービスを生み出し、特定の製品による依存リスクの分散することに注力しております。 (12) CLIP STUDIO PAINT の成長余地(顕在化の可能性:低、顕在化の時期:中期、影響度:大) 当社は、クリエイターサポート分野において、「CLIP STUDIO PAINT」を提供しております。当分野が関連する市場は大きく広がっていることが想定され、また、「CLIP STUDIO PAINT」の多言語化対応等により今後の成長余地も大きいものと考えております。 また、「CLIP STUDIO PAINT」のユーザー獲得に向けた取り組みを継続的に実施・強化しております。その一方で、今後の政治情勢や政府・当局の政策・規制の動向、あるいは競合会社との競争状況によっては、当社の売上に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応策) 当社は、ユーザーの潜在的なニーズを汲み取った新たなサービスの開発ならびに既存サービスの改善を行うほか、当社のノウハウを生かした新たなサービスの創出により、競合他社との更なる差別化を図り、優位性の保持することに注力しております。 (13) インターネット等による風評被害について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:常時、影響度:中) SNSの普及に伴い、インターネット上の書き込みや、それを発端とするマスコミの報道による風評被害が発生・拡散された場合において、当社の価値が棄損され、当社の業績と財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応策) 当社は、引き続き高品質の製品提供に努め、顧客等と良好な関係を構築してまいりますが、当該リスクが顕在化した場合には、速やかに削除要請等を行うとともに、顧問弁護士等と連携して警察への通報等も含めたしかるべき措置をとり、被害の回復へ向けた対応を行うこととしております。 (14) ユーザーの嗜好変化について(顕在化の可能性:低、顕在化の時期:中期、影響度:中) 当社はイラスト・マンガ・アニメーションの制作ソフトと趣味性の高い商品を取り扱っているため、消費者の嗜好の変化に対応できず、適切な製品政策が実施できない場合には、当社の業績と財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応策) 当社は、マーケティング、技術開発、教育への投資及び製品の機能強化といった総合的な施策を継続して行っております。 (15) 事業領域の拡大について(顕在化の可能性:中、顕在化の時期:中期、影響度:中) 当社は、新しい事業やサービスを創出し、新たな事業領域にスピード感をもって参入することにより事業成長を続けております。一方でこのような事業展開を実現するためには、その事業固有のリスク要因が加わることとなり、当社のリスク要因となる可能性があります。そして、新規事業の参入のため、新たな人材の採用、システムの購入や開発、営業体制の強化等追加的な投資が必要とされ、新規事業が安定的な収益を生み出すには長期的な時間が必要とされることがあります。 また、新規事業の拡大スピードや成長規模によっては、当初想定していた成果を挙げることができないことがあり、事業の停止、撤退等を余儀なくされ、当該事業用資産の処分や償却により損失が生じる可能性があり、このような場合には、当社の業績と財政状況に影響を及ぼす可能性があります。 (リスクへの対応策) 当社は、検討に際しては、当社の事業計画に照らし合わせ、市場、新規技術の動向や顧客ニーズ等のリスク分析を行ったうえで判断しております。また事業の状況等について定期的な検証を行い、戦略の見直しを実施しております。
経営成績の分析 (MD&A)9,856字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (経営成績等の状況の概要) (1) 財政状態及び経営成績の状況 当社は、グローバルで拡大を続けるクリエイターエコノミー市場において、サービス・プラットフォームを開発・提供する事業を展開し、さらなる成長の実現を目指して、収益基盤と経営体制の強化に取り組んでおります。2023年のUI/UX事業の譲渡による構造改革、2024年の東証プライム市場への上場、そして2025年1月に行った子会社・株式会社&DC3の吸収合併を経て、次の成長に向けた経営体制の構築が完了し、「中期経営計画2025-2027」を策定いたしました。本中期経営計画においては、「クリエイションで夢中を広げよう」をビジョンに掲げ、クリエイターエコノミー市場において、作品をつくるクリエイターと、それらを楽しむオーディエンスの活動の歩み「CREATOR JOURNEY」をサポートするサービス提供を通じて「一人ひとりの夢中がつなぐ、もっとカラフルな世界」の創造を目指してまいります。なお、中期経営計画では、期間中のROE30%以上を重要なKPIとして設定しております。 当事業年度より従来の事業セグメントを見直し、これまでイラスト・マンガ・Webtoon・アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」の開発・販売を中心とする「コンテンツ制作ソリューション事業」及び「DC3ソリューション」や「電子書籍ソリューション」から構成されていた「コンテンツ流通ソリューション事業」の2セグメントを、単一セグメントに統合いたしました。これにより、当事業年度からは前者を「クリエイターサポート分野」、後者を「クリエイタープラットフォーム分野」と再定義しております。 引き続き「CLIP STUDIO PAINT」の収益力をさらに強化しながら、事業領域をクリエイターエコノミー市場全体へと拡大し、制作ソリューションで築いたクリエイターからの信頼や強みと、流通ソリューションで蓄積した資産を活用することで、新たにクリエイタープラットフォーム分野でもサービスを開発・提供し、新たな事業の柱とすることを目指してまいります。 当事業年度におきましても、世界で通用する日本発のサブスクリプションモデルによるクリエイター向け創作サービスである「CLIP STUDIO PAINT」を核とした経営に重点を置き、戦略的な開発投資を継続して行い、企業価値の向上に注力してまいりました。 「中期経営計画2025-2027」の初年度における当社の経営成績は、主力の「CLIP STUDIO PAINT」を中心に、堅調な事業推進の結果、売上高、営業利益等の主要な収益指標において 過去最高を更新し、持続的な成長基盤の確立と財務健全性を維持した経営を実現し、計画に対して順調に推移いたしました。 当事業年度の売上高は9,471,638千円、営業利益は2,967,854千円となりました。 経常利益は、営業外収支として受取配当金21,291千円及び受取利息7,401千円を計上した一方で、自己株式取得手数料27,291千円及び為替差損34,475千円を計上したこと等により2,934,988千円となりました。当期純利益は、抱合せ株式消滅差益153,875千円を特別利益として計上した一方で、投資有価証券評価損480,307千円及び創業者功労金555,180千円を特別損失として計上し、法人税等397,745千円を計上したことにより、1,681,102千円となりました。2025年11月14日開示の通期業績予想修正に対する達成率は、売上高が102.3%、営業利益が102.3%となりました。 以上の結果、当事業年度の自己資本当期純利益率(ROE)につきましては、35.5%となり、中期経営計画で定めている重要なKPIであるROE30%以上を達成いたしました。 なお、当社は、2025年1月1日を効力発生日として、当社の完全子会社である株式会社andDC3を吸収合併したことに伴い、単体決算に移行しました。そのため、当期は前年比較の数値を記載しておりません。 当社は、株主還元を重視しており、自己株式の取得については、2022年12月期に10億円、2023年12月期に20億円、2024年12月期に15億円、2025年12月期に20億円と、累計で65億円分を実施しております。あわせて、2025年12月期の1株当たり配当につきましては、プライム市場上場記念配当10円を含めた中間配当22円、期末配当14円を実施(前年より12円の増配)しております。 分野別の売上高は、次のとおりです。 当事業年度金額(千円)   増減率 クリエイターサポート(拡大フェーズの分野)   8,122,870   ―% クリエイタープラットフォーム(準備フェーズの分野)   1,348,768   ―% 合 計   9,471,638   ―% <クリエイターサポート分野> クリエイターサポート分野は、グラフィック分野で活動するクリエイターの創作活動をサポートする、イラスト・マンガ・Webtoon・アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」の提供を通じて、コンテンツの制作に関わるサービスをグローバルに展開しております。主力サービスである「CLIP STUDIO PAINT」は、累計出荷本数が2025年12月に5,957万本(前年同月比26.5%増)に、2026年1月には6,000万本に達しました。なお、同アプリのサブスクリプションモデルによるソフトウェア提供のARR(年間経常収益)は、毎月開示しております「月次事業進捗レポート」をご参照ください。当社が注力している、「CLIP STUDIO PAINT」におけるサブスクリプションモデルでのライセンス提供は、利用開始時の価格が抑えられており、ユーザーの導入ハードルを下げる一方で、買い切りモデルに比べて短期的な収益性は限定的です。しかしながら、継続利用による中長期的な安定収益が見込めることから、今後も契約数の拡大に取り組んでまいります。なお、「CLIP STUDIO PAINT」の月次のチャーンレートは2025年12月末が4.6%となっております。「CLIP STUDIO PAINT」は世界11言語に対応しており、出荷の80%以上が日本語以外の海外市場向けです。引き続き、売上高及び利用者数の増加を目的に、英語、韓国語、ドイツ語、フランス語圏等はもちろんのこと、今後の成長期待が大きい、東南アジアや中南米地域の新興国に対するマーケティングや決済手段のローカライズ強化も進めてまいります。 当事業年度では、2025年3月に「CLIP STUDIO PAINT」の売上及びユーザー数の底上げを目的に、「CLIP STUDIO PAINT」のメジャーバージョンアップを実施し、Ver.4.0の提供を開始しました。グローバルで提供開始したVer.4.0は、多くの反響をいただき、当初計画を上回る売上実績となりました。なお、サブスクリプションモデルと並行して販売を継続している買い切りモデルのユーザーは、Ver.4.0以降の最新機能を利用するためには、サブスクリプション契約、または、新バージョンの優待購入が必要となる提供モデルとしております。これにより、サブスクリプション契約の増加や、既存の買い切りモデルユーザーからの新バージョン購入により収益が伸長しました。また、同メジャーバージョンアップにあわせて、収益性の向上と継続的なサービス提供を実現することを目的に、買い切り版の価格を改定し、最大8%の値上げも行っております。今後も、定期的なメジャーバージョンアップとサービスの価値向上に応じた価格改定を行ってまいります。 <クリエイタープラットフォーム分野> 「クリエイタープラットフォーム分野」では、「CLIP STUDIO PAINT」で培ったクリエイターからの信頼や強みと、流通ソリューションにおける資産を活用して、クリエイターエコノミー市場において、コンテンツの制作にとどまらない、より広い領域で、新たなクリエイターの活動の場となりうるサービス・プラットフォームの開発・提供・運営を行い、クリエイターの創作活動の活性化を図ると共に、事業の拡大を目指してまいります。 当事業年度では、クリエイターエコノミー市場におけるエコシステム、グローバルでの業界動向やサービスに関する調査を進めながら、新規プラットフォームサービスの企画・検討を推進してまいりました。現在、クリエイターのマネタイズを支援するプラットフォームおよび、グローバルでのユーザーコミュニティ強化のためのサービスについて2026年以降のリリースに向けた企画・開発を継続しております。あわせて、社内の配置転換を通じた人材の最適化で新規サービス開発に向けた組織体制の強化にも取り組んでおります。 また、従来より提供している、「CLIP STUDIO PAINT」の利用をサポートするコミュニティサービスの運営を行いながら、継続的な機能改善を実施して「CLIP STUDIO PAINT」のサブスクリプション契約者の継続利用率向上にも努めております。また、漫画家志望者と新たな才能を探すマンガ編集者のマッチングを支援するサービス「モチコミonline」等の運営や、機能改善アップデートを実施し、プラットフォームサービスの利用者数の増加に努めました。 なお、当社が提供するクリエイタープラットフォームサービスの全世界での利用者数は、1,100万人超え(前年同月比20.4%増)となりました。 (2) キャッシュ・フローの状況 当社は、当事業年度より非連結となったことから、前期の数値及びこれに係る対前期増減率等の比較分析は行っておりません。 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、4,039,786千円となりました。なお、当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、2,616,170千円となりました。これは主として、法人税等の支払額1,089,956千円、その他127,843千円等の資金の減少要因があったものの、税引前当期純利益2,078,848千円の計上や減価償却費の計上677,504千円、創業者功労金555,180千円、投資有価証券評価損480,307千円等の資金の増加要因があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、901,507千円となりました。これは主として、ソフトウエア等の無形固定資産の取得による支出864,587千円、工具、器具及び備品等の有形固定資産の取得による支出61,701千円等があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、3,022,936千円となりました。これは主として、自己株式の取得による支出2,000,013千円や配当金の支払額1,042,882千円等があったことによるものであります。 この結果、現金及び現金同等物の当事業年度末残高は、4,039,786千円となりました。 (3) 生産、受注及び販売の状況 ① 生産実績 当事業年度における生産実績は、次のとおりであります。 生産高(千円)   前年同期比(%) 4,286,178   ― (注)1.金額は、当期製造費用によっております。 2.当社は当事業年度より非連結となったことから、対前年同期比較分析は行っておりません。 ② 仕入実績 当事業年度における仕入実績は、次のとおりであります。 仕入高(千円)   前年同期比(%) 47,238   ― (注)1.金額は、仕入価格によっております。 2.当社は当事業年度より非連結となったことから、対前年同期比較分析は行っておりません。 ③ 受注実績 当事業年度における生産業務は、ライセンス販売を目的とした見込生産であり、個別受注生産の占める割合が低いため、受注金額の記載を省略しております。 ④ 販売実績 当事業年度における販売実績は、次のとおりであります。 販売高(千円)   前年同期比(%) 9,471,638   ― (注)当社は当事業年度より非連結となったことから、対前年同期比較分析は行っておりません。 (経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容) 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 (1) 重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成に当たりまして、有価証券・固定資産の減損、棚卸資産の評価、貸倒引当金の設定、ビューア利用料売上の見積り計上等の重要な会計方針及び見積りに関する判断を行っています。当社の経営陣は、過去の実績や状況等に応じ合理的と考えられる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行い、それらに対して継続して評価を行っております。また実際の結果は、見積りによる不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。また、財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものにつきましては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 (2) 財政状態の分析 当事業年度末の総資産は、前事業年度末と比べて246,377千円減少し7,910,280千円となりました。この主な要因は、繰延税金資産が424,282千円、ソフトウエア仮勘定が229,817千円、前払費用が226,355千円、売掛金が145,302千円、貸倒引当金が93,344千円増加したものの、自己株式の取得等により現金及び預金が1,102,544千円、投資有価証券が95,838千円減少したこと等によるものであります。 当事業年度末の負債は、前事業年度末と比べて684,527千円増加し3,576,266千円となりました。この主な要因は、未払法人税等が267,398千円減少したものの、役員退職慰労引当金が583,170千円、前受金が237,008千円、買掛金が63,186千円、退職給付引当金が38,182千円増加したこと等によるものであります。 当事業年度末の純資産は、前事業年度末に比べて930,905千円減少し4,334,014千円となりました。この主な要因は、利益剰余金が639,397千円、その他有価証券評価差額金が387,449千円増加したものの、自己株式の取得により自己株式が1,965,443千円増加したこと等によるものであります。なお、自己資本比率は、54.0%となりました。 (3) 経営成績の分析 当事業年度における当社の売上計画、営業利益の達成状況は以下のとおりです。 指標       計画数値   実績   計画比 売上高   期初   9,079,000千円   9,471,638千円   392,638千円 修正後   9,262,000千円   209,638千円 営業利益   期初   2,555,000千円   2,967,854千円   412,854千円 修正後   2,900,000千円   67,854千円 当事業年度における売上高は、期初では9,079,000千円、営業利益では2,555,000千円の計画を見込んでおりました。2025年11月14日開催の取締役会において、売上高を9,262,000千円、営業利益を2,900,000千円へ修正いたしました。修正後計画に対し売上高では209,638千円上回り、営業利益は67,854千円上回りました。 その他、営業利益の状況、経常利益、当期純利益につきましては、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 経営成績等の状況の概要 (1)財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりです。 (4) 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社が主に事業展開しているソフトウェア業界は、技術革新の速度及びその変化度が著しい業界であり、新技術、新サービスが次々と生み出されております。当社としては、担当部門において当該技術革新に対応するよう研究開発に努めております。 しかしながら、当社が想定していない新技術、新サービス等が普及した場合には、当社の提供するソフトウェア、サービス等が陳腐化し、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。当社では、継続的に研究開発に注力し、競争力を維持するために魅力ある製品、サービス等を提供していく所存であります。 (5) キャッシュ・フローの分析 当事業年度のキャッシュ・フローの分析は、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 経営成績等の状況の概要 (2) キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 (6) 資本の財源及び資金の流動性 当社の運転資金需要のうち主なものは、ソフトウェア開発に係る人件費のほか、外注費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、主に設備投資及びM&A等によるものであります。 当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資及びM&A等の資金調達につきましては自己資金及び自己株式の割当並びに金融機関からの長期借入を基本とし、資金調達の多様性を図っております。 なお、当事業年度末における有利子負債の残高はありません。また、当事業年度末における現金及び現金同等物の残高は4,039,786千円となっております。 (7) 経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的指標等 当社は、営業利益を経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等とし、目標数値を設定しております。 2025年11月14日に発表した事業年度の業績予想、売上高9,262,000千円、営業利益2,900,000千円、経常利益2,859,000千円、当期純利益1,400,000千円の達成状況は、下記のとおりです。 ①   売上高 当社の売上高につきましては、9,471,638千円となりました。分野別では、下記のとおりとなっております。 <クリエイターサポート分野> クリエイターサポート分野は、主力サービスでイラスト・マンガ・Webtoon・アニメーション制作アプリ「CLIP STUDIO PAINT」をグローバルで展開しており、累計出荷本数が2025年12月に5,957万本(前年同月比26.5%増)、2026年1月には6,000万本に達しました。また、同アプリのサブスクリプションモデルによるARR(年間経常収益)は、2025年12月に54億円(前年同月比25.4%増)となり、過去最高を更新しております。なお、「CLIP STUDIO PAINT」の月次のチャーンレート(解約率)は2025年12月末が4.6%と安定して推移しております。 当事業年度では、2025年3月に「CLIP STUDIO PAINT」の売上及びユーザー数の底上げを目的に、「CLIP STUDIO PAINT」のメジャーバージョンアップを実施し、Ver.4.0の提供を開始しました。また、同メジャーバージョンアップにあわせて、収益性の向上と継続的なサービス提供を実現することを目的に、買い切りモデルの価格を改定し、最大8%の値上げも行っております。グローバルで提供開始したVer.4.0は、多くの反響をいただきました。 買い切りモデルについては新規ユーザー獲得およびサブスクリプション契約へ移行促進させるために販売を継続しております。メジャーバージョンアップに加え定期的なキャンペーン施策を実施し、買い切りモデルはとりわけ海外において想定を上回る需要となり売上高の増加を牽引いたしました。 なお、ユーザーが最新機能を利用するためには、サブスクリプション契約、または、新バージョンの優待購入が必要となる提供モデルとしております。当事業年度においても、サブスクリプション契約の増加や既存の買い切りモデルユーザーによる新バージョンの優待購入もありサブスクリプションの収益も伸長いたしました。 <クリエイタープラットフォーム分野> クリエイタープラットフォーム分野では、「CLIP STUDIO PAINT」で培ったクリエイターからの信頼や強みと、流通ソリューションにおける資産を活用して、クリエイターエコノミー市場において、コンテンツの制作にとどまらない、より広い領域で、新たなクリエイターの活動の場となりうるサービス・プラットフォームの開発・提供・運営を行い、クリエイターの創作活動の活性化を図ると共に、事業の拡大を目指してまいります。 当事業年度では、新規プラットフォームサービスの企画・検討を推進してまいりました。現在、グローバルでクリエイターのマネタイズを支援するプラットフォームおよび、ユーザーコミュニティ強化のためのサービスについて2026年以降のリリースに向けた企画・開発を継続しております。 また、従来より提供している、「CLIP STUDIO PAINT」の利用をサポートするコミュニティサービスの運営を行いながら、継続的な機能改善を実施して「CLIP STUDIO PAINT」のサブスクリプション契約者の継続利用率向上にも努めてまいりました。また、漫画家志望者と新たな才能を探すマンガ編集者のマッチングを支援するサービス「モチコミonline」等の運営や、機能改善アップデートを実施し、運営中のプラットフォームサービスの利用者数増加に努めてまいりました。 なお、当社が提供・運営中のクリエイタープラットフォームサービスの全世界利用者数は、1,100万人超え(前年同月比20.4%増)となりました。 ②   営業利益 上記の「売上高」に記載のとおり、3月に実施した「CLIP STUDIO PAINT」のメジャーバージョンアップ、あわせて、収益性の向上と継続的なサービス提供を実現することを目的に、「CLIP STUDIO PAINT」のサブスクリプション契約の増加及び買い切りモデルの想定を上回る需要により増収となる中、原価及び販管費の費用面において、外注費、広告宣伝費及び販売促進費の計画的なコストコントロールに努めた結果、2,967,854千円となりました。 ③   経常利益 営業外収益として受取配当金を21,291千円、受取利息7,401千円計上したこと、営業外費用として自己株式取得に係る支払手数料27,291千円及び為替差損34,475千円を計上したこと等により2,934,988千円となりました。 ④   当期純利益 特別利益として抱合せ株式消滅差益153,875千円、特別損失として創業者功労金555,180千円及び投資有価証券評価損480,307千円をそれぞれ計上、税金費用として法人税、住民税及び事業税を822,028千円、法人税等調整額△424,282千円を計上したこと等により、1,681,102千円となりました。 今後も絶対売上高の拡大、営業利益の拡大を目標として経営を行うことにより、当社の企業価値の向上を図ってまいります。

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開示資料

出典

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