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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

コロプラ

COLOPL,Inc.3668 · Prime · 情報・通信業

スマートフォン向けゲーム「白猫プロジェクト」「黒猫のウィズ」を主力とするゲーム会社。エンタメ領域に加え投資事業も。

概要

コロプラは2008年10月に東京都台東区で設立されたスマートフォン向けゲーム開発企業である。2012年12月に東京証券取引所マザーズに上場し、現在はプライム市場に所属する。主力タイトル「白猫プロジェクト」や「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」を運営するエンターテインメント事業と、IT関連企業に投資する投資育成事業の二軸で構成される。2025年9月期の連結売上高は259億円、従業員数は1,148人、本社は東京都港区赤坂に所在する。

エンターテインメント事業が売上の9割を占める

エンターテインメント事業はスマートフォン向けネイティブアプリゲームの開発・運営を中核とし、2025年9月期のセグメント売上高は232億円で全社売上の89.7%を占める。同事業の強みは自社開発タイトルに加え、他社IPを活用した受託開発にもある。株式会社スクウェア・エニックスからの受託による「ドラゴンクエストウォーク」が売上高の35.8%(約93億円)を占め、同社への依存度が高い。コスト削減により営業損失は縮小したが、既存タイトルの長期化に伴う売上減少が続いている。

投資育成事業が第二の柱として利益を貢献

投資育成事業は日本およびアジアのIT関連・エンターテインメント企業を対象に投資ファンドを通じて運用する。2025年9月期の売上高は27億円(前年比77.8%増)、営業利益は12億円(同1187.7%増)と急成長した。主に株式会社タイミーや株式会社BitStarの株式売却益が寄与した一方で、一部の営業投資有価証券で減損処理も行っている。同事業は7号ファンドまで組成されており、2024年6月にはDigital Gemstone Fund1を新設するなど、ポートフォリオの拡大を継続している。

16社の連結子会社で構成されるグループ体制

当社グループはコロプラ本体と16社の連結子会社から成る。ゲーム開発子会社として株式会社ピラミッド、株式会社エイティング、株式会社MAGES.(2020年買収)などを擁する。また、投資育成のために複数のファンド(コロプラネクスト1号〜8号)を設立し、2022年11月には韓国にColopl Next Korea, Inc.を設立した。ブロックチェーンゲーム事業のため株式会社Brilliantcrypto(2022年設立)もグループに含まれる。子会社の一部は清算や売却も行われており、2020年にはソーシャルゲームインフォ株式会社を売却、2021年には株式会社インディゴゲームスタジオを吸収合併している。

特定顧客への依存と販売チャネルの構成

売上高の約35.8%(93億円)を株式会社スクウェア・エニックスからの受託開発が占める。同社向けの「ドラゴンクエストウォーク」は企画・制作をスクウェア・エニックスが、開発をコロプラが担当する協業タイトルであり、収益の半分近くを依存する構造にある。販売チャネルとしてはApple Inc.(App Store)経由が約12.7%、Google Inc.(Google Play)経由が約9.8%であり、プラットフォーマーへの手数料支払いも収益に影響する。2012年の上場以来、売上高は2016年9月期の847億円をピークに減少傾向にあり、2025年9月期は259億円まで縮小している。

業界の中での役割はモバイルゲームデベロッパー・パブリッシャーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
259億円
営業利益
10億円
営業利益率
3.9%
純利益
-3億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/9
事業売上構成比利益利益率
エンター テインメント 事業233億円89.6%-2億円-0.9%
投資育成事業27億円10.4%12億円44.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01エンターテインメント事業主力

スマートフォン向けネイティブアプリゲームの開発・運営が主力。ブロックチェーンゲーム、家庭用ゲーム機・PCゲームソフトの企画開発、他社からの受託開発も行う。

主な製品・サービス2
白猫プロジェクト
スマートフォン向けアクションRPG。主力タイトルの一つ。
クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ
スマートフォン向けクイズRPG。主力タイトルの一つ。

02投資育成事業準主力

日本及びアジアのIT関連・エンターテインメント企業等を対象に投資を行い、リスク最小化・リターン最大化を目指す。

製品と技術

スマートフォン向けアクションRPG「白猫プロジェクト」

「白猫プロジェクト」は2014年に配信を開始したスマートフォン向けアクションRPGで、コロプラの主力タイトルの一つである。シングルタップで直感的な操作ができる独自のバトルシステムが特徴で、長期にわたり運営が継続されている。2025年9月期の有価証券報告書でも既存タイトルとして引き続き収益に貢献していることが言及されている。ただし、配信期間の長期化に伴う売上逓減の影響を避けられず、新作タイトルとのバランスが課題となっている。

クイズRPG「魔法使いと黒猫のウィズ」の長期運営

「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」はクイズ形式のRPGで、2013年に配信開始されたコロプラのもう一つの主力タイトルである。プレイヤーはクイズに答えて敵と戦い、ストーリーを進める。定期的なイベント更新とガチャ要素でユーザーを維持している。2025年9月期においてもコロプラは「既存タイトルの運営」に注力していると明記しており、同タイトルは事業の安定収入源として位置づけられている。

他社IP受託開発「ドラゴンクエストウォーク」

「ドラゴンクエストウォーク」はスクウェア・エニックスが企画・制作し、コロプラが開発を担当する位置情報ゲームである。2019年に配信開始され、2025年9月期には売上高の35.8%(約93億円)を占める最大の収益源に成長した。コロプラの開発技術とスクウェア・エニックスの強力IPを組み合わせた成功例であり、受託開発の分野でも高い技術力を示している。ただし、特定のパートナーに依存するリスクも内包している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

ゲーム・位置情報特化、赤字からの回復途上

コロプラはスマホゲームと位置情報サービスを主力とする中堅IT企業。売上高約260億円と同業他社(VRain Solution、Cocoliveなど)より規模は大きいが、FY24に営業赤字(-4.6%)を計上し、FY25予想で黒字転換する見通し。主力タイトルの収益変動が業績を左右しやすく、ヒット依存のリスクが顕在化している。ライバルVRain Solutionはゲームエンジン技術で差別化するが、同社は既存IPの活用と新規タイトル投入で再生を図る。

強み

  • 約260億円と同業他社に比べ売上高は大きく、知名度も高い
  • 独自の位置情報技術を活かしたサービスで差別化
  • FY25営業損益が黒字転換予想、業績回復期待
  • 過去のヒットタイトルやIPを保有し、再利用が可能

課題

  • 特定タイトルの業績への影響が大きく、収益が不安定
  • FY24→FY25連続減収、成長鈍化が課題
  • ゲーム市場は競争激化、新規ヒット創出の不確実性

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

メディア・エンタメの時価総額近傍。太字がコロプラ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
16058ベクトル903億円17.7倍
23632グリーホールディングス750億円17.6倍
33663セルシス685億円24.4倍
43661エムアップホールディングス608億円19.9倍
57860エイベックス593億円15.4倍
63668コロプラ559億円163.1倍
73932アカツキ556億円9.8倍
84343イオンファンタジー549億円19.7倍
97914共同印刷517億円12.2倍
104718早稲田アカデミー491億円19.2倍
119470学研ホールディングス456億円13.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(メディア・エンタメ)に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

位置情報ゲームからスタートした創業期(2008〜2012年)

2008年10月、東京都台東区北上野に資本金300万円で株式会社コロプラを設立。代表取締役会長の馬場功淳よりゲームアプリ「コロニーな生活☆PLUS」の事業を譲り受け、運営を移管した。2009年にはリアル連携サービス「コロカ」を開始し、JR九州と協業した位置ゲーキャンペーンを展開。2010年には「コロ旅」サービスを開始する。2011年にはスマートフォン専用ゲームブランド「Kuma the Bear」を立ち上げ、スマホゲームへ本格参入。2012年12月には東京証券取引所マザーズに上場。

上場後の急成長と子会社買収ラッシュ(2013〜2016年)

2013年3月にソーシャルゲームインフォ株式会社を買収、同年7月に株式会社オーバークロックを設立するなど、M&Aによるグループ拡大を加速。2014年4月には東京証券取引所の市場第一部銘柄に指定され、同年12月には株式会社インディゴゲームスタジオを買収した。2015年からは投資ファンド(コロプラネクスト1号〜6号)を相次いで設立し、株式会社リアルスタイル、株式会社ピラミッド、株式会社360Channel、株式会社エイティングなどを傘下に加えた。2016年9月期の売上高は847億円に達し、過去最高を記録した。

売上減少とファンド拡大の転換期(2017〜2019年)

2017年9月期の売上高は522億円と前年から38%減少し、主力タイトルの成熟化が顕在化した。2017年から2018年にかけてコロプラネクスト4号〜7号ファンドを設立し、投資育成事業の比重を高めた。2018年11月には上場株ファンドも設立。しかし、2019年9月期の売上高は389億円、純利益11億円と低調が続いた。この間、2017年2月には米国子会社COLOPL.NI, Inc.を清算、2020年9月には子会社オーバークロックを清算するなど、不採算事業の整理も進めた。

MAGES.買収とブロックチェーン事業への進出(2020〜2025年)

2020年4月に株式会社MAGES.を連結子会社化し、家庭用ゲーム機・PCゲーム開発の領域を強化。2020年5月にはオンラインゲーム事業をコアエッジから譲受した。2022年2月に本社を東京都港区赤坂に移転、同年4月には東京証券取引所プライム市場に移行。同年11月にはブロックチェーンゲーム開発を目的とする株式会社Brilliantcryptoを設立し、韓国子会社も設立した。2024年6月にはDigital Gemstone Fund1を設立した。2025年9月期の営業損失は12億円、親会社株主に帰属する当期純損失は3億円と、収益力の回復には至っていない。

年表36件を開く

2000年代

  • 2008年10月創業東京都台東区北上野において資本金300万円で株式会社コロプラを設立 代表取締役会長馬場功淳よりゲームアプリ「コロニーな生活☆PLUS」の事業を譲受け、運営を移管
  • 2009年2月東京都渋谷区恵比寿西に本社移転
  • 2009年6月株式会社石田屋他3社を加盟店とし、当社初の送客を支援するリアル連携サービスとして「コロカ(銘産店)」サービスを開始
  • 2009年11月東京都渋谷区恵比寿南に本社移転 九州旅客鉄道株式会社(JR九州)と協業し、「九州一周塗りつぶし位置ゲーの旅」キャンペーンとして「コロカ(公共交通事業者)」サービスを開始

2010年代

  • 2010年2月各種旅行事業者と提携し、「コロ旅」サービスを開始
  • 2010年9月東京都渋谷区恵比寿南に本社移転
  • 2010年11月位置情報ゲームオープンプラットフォーム「コロプラ+(プラス)」(注2)を開始 KDDI株式会社と業務提携し、同社の携帯電話ユーザー向けに「au one コロプラ+」(注3)を提供開始
  • 2011年3月創業人々の移動を調査・分析する「コロプラおでかけ研究所」プロジェクトを発足(2021年7月に事業譲渡)
  • 2011年4月KDDI株式会社と資本提携
  • 2011年6月東急百貨店吉祥寺店にてコロカ加盟店を集結させた「日本全国すぐれモノ市 コロプラ物産展」を開催
  • 2011年9月スマートフォンに特化したゲームブランド「Kuma the Bear(クマ・ザ・ベア)」を立ち上げ、スマートフォン専用アプリサービスを開始
  • 2012年9月東京都渋谷区恵比寿に本社移転
  • 2012年12月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2013年3月M&Aソーシャルゲームインフォ株式会社(現株式会社ゲームビズ 2020年9月に売却)を買収
  • 2013年7月創業株式会社オーバークロック(2020年9月に清算)を設立
  • 2014年4月東京証券取引所の市場第一部銘柄に指定
  • 2014年12月M&A株式会社インディゴゲームスタジオ(2021年5月に吸収合併)を買収
  • 2015年2月株式会社コロプラネクスト(現連結子会社)を設立
  • 2015年3月創業コロプラネクスト1号ファンド投資事業有限責任組合を設立
  • 2015年4月創業アメリカ合衆国カリフォルニア州に COLOPL.NI, Inc.(2017年2月に清算)を設立
  • 2015年6月M&A株式会社リアルスタイル(現連結子会社)を買収
  • 2015年9月M&A株式会社ピラミッド(現連結子会社)を買収
  • 2015年11月株式会社360Channel(現連結子会社)、株式会社クマの音楽隊を設立
  • 2016年1月創業コロプラネクスト2号ファンド投資事業組合を設立
  • 2016年5月M&A株式会社エイティング(現連結子会社)を買収
  • 2016年12月創業コロプラネクスト3号ファンド投資事業組合を設立
  • 2017年1月創業コロプラネクスト4号ファンド投資事業組合を設立
  • 2017年4月創業コロプラネクスト5号ファンド投資事業組合を設立
  • 2017年10月創業コロプラネクスト6号ファンド投資事業組合を設立
  • 2018年11月創業コロプラネクスト7号ファンド投資事業組合及びコロプラネクスト上場株1号ファンド投資事業組合(2024年1月に清算)を設立

2020年代

  • 2020年4月M&A株式会社MAGES.(現連結子会社)を買収
  • 2020年5月オンラインゲームの企画・運営事業及びコンサルテーション事業を株式会社コアエッジから事業譲受
  • 2022年2月東京都港区赤坂に本社移転
  • 2022年4月創業コロプラネクスト8号ファンド投資事業組合を設立 東京証券取引所プライム市場に移行
  • 2022年11月株式会社Brilliantcrypto(現連結子会社)を設立 大韓民国にColopl Next Korea, Inc.(現連結子会社)を設立
  • 2024年6月創業Digital Gemstone Fund1を設立

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    海外市場への積極的展開

    地域ごとのユーザー嗜好や特性を考慮した独自のサービス開発・提供を推進し、スマートフォン向けサービスを海外で積極的に展開する。強力なIPと組み合わせ世界市場でのヒットを目指す。

  2. 02

    国内IPの活用

    グローバルに強い有力な国内IPと新しいUXを組み合わせ、世界的なヒットの創出を図る。IPを核としたコンテンツポートフォリオを構築する。

  3. 03

    新しいUXの提供(唯一無二のものづくり)

    当社が有する技術を活用し、独創的なアイデアでまだ誰も知らない面白さや新しい価値を提供する。世界に通用する新しいユーザー体験を生み出す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,148人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は682万円で、9期前と比べて+16.1%平均年齢は36.6歳、平均勤続年数は6.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月1,181
2017年9月1,248
2018年9月1,283
2019年9月58731.82.91,368
2020年9月60032.43.51,565
2021年9月61633.34.21,449
2022年9月62334.45.11,348
2023年9月66135.45.41,277
2024年9月67235.85.81,235−97
2025年9月68236.66.51,14887

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率13.4%
縦線は目安の30%
男性育休取得率87.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)83.0%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 5 / 海外 0、うち連結子会社 5) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都港区1,481百万円
エンターテインメント事業
主な関係会社
  • 国内
    コロプラネクスト 2号ファンド投資事業組合(注)4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    コロプラネクスト 4号ファンド投資事業組合(注)4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    コロプラネクスト 6号ファンド投資事業組合(注)4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    コロプラネクスト 7号ファンド投資事業組合(注)4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    コロプラネクスト8号ファンド投資事業組合(注)4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権99.8%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は259億円営業利益10億円前期と比べると減収で、売上が-0.4%。

売上高
-0.4%
259億円
営業利益
10億円
純利益
-3億円
営業利益率
3.9%
前期比 +8.5%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は56億円、営業利益は8億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は−15.2%、営業利益は+700.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q881921.613
2023年3Q6611.53
2023年4Q835
2024年1Q56−4−7.1−5
2024年2Q7179.96
2024年4Q133−15−11.3−20
2025年2Q1401410.02
2025年4Q119−4−3.4−5
2026年2Q10155.08
2026年3Q56814.37

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は51億円から259億円へ5.1倍に増えた。直近期の営業利益率は3.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2012年9月51158
株式会社オーバークロック(2020年9月に清算)を設立
2013年9月1685832
株式会社インディゴゲームスタジオ(2021年5月に吸収合併)を買収
2014年9月536236130
コロプラネクスト1号ファンド投資事業有限責任組合を設立
2015年9月724324194
コロプラネクスト2号ファンド投資事業組合を設立
2016年9月847313207
コロプラネクスト4号ファンド投資事業組合を設立
2017年9月52212987
コロプラネクスト7号ファンド投資事業組合及びコロプラネクスト上場株1号ファンド投資事業組合(2024年1月に清算)を設立
2018年9月4586142
2019年9月3891711
株式会社MAGES.(現連結子会社)を買収
2020年9月45111880
2021年9月3717830
コロプラネクスト8号ファンド投資事業組合を設立 東京証券取引所プライム市場に移行
2022年9月3255724
2023年9月3083117
Digital Gemstone Fund1を設立
2024年9月260−12−9−4.6−19
2025年9月25910183.9−3

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高259億円のうち、営業利益として残るのは10億円3.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-3億円、売上の-1.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金69.1%179億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金27.0%70億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.9%10億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
30.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比4.5pt
3.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比7.8pt
-1.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-0.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年9月期は営業CFが26億円、投資CFが−33億円で、差し引きのフリーCFは−7億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は456億円で、売上の21.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年9月12−21017
2013年9月413214483
2014年9月190−1193179356
2015年9月163−31−61132426
2016年9月191−65−25126526
2017年9月50−45−205514
2018年9月9420−25114604
2019年9月1−28−21−27558
2020年9月150−26−28124653
2021年9月−31−106−32−137491
2022年9月36−6−2530509
2023年9月1282−2694582
2024年9月2−81−9−79495
2025年9月26−33−32−7456

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は757億円。このうち返さなくてよい自己資本が689億円で、自己資本比率は91.0%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月46262056.2
2013年9月138795957.2
2014年9月48030317763.1
2015年9月59343615773.6
2016年9月72362110286.0
2017年9月7576936491.5
2018年9月7727066691.4
2019年9月7476945392.9
2020年9月85875810088.3
2021年9月8087585093.7
2022年9月8337666791.9
2023年9月8157615493.4
2024年9月7987148489.4
2025年9月7576896891.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
503億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
589億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
68億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
78
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率8 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中6位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中495位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.9%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
91.0%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-0.4%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.7%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥429で、1年前と比べて-14.3%過去52週の値幅のなかでは43%の位置にある。

¥429-2.3%1ヶ月+10.6%1年-14.3%時価総額559億円
過去52週の値幅
安値¥347高値¥539

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)163.1倍
PBR0.82倍
配当利回り4.66%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月20日に440円と前日比6.02%上昇し、1ヶ月で13.4%の上昇。25日移動平均線399.6円を明確に上回り、75日線387.09円も突破。52週高値543円には18.9%まで迫り、安値347円からは26.8%回復。7月中旬から上昇基調が続き、8月6日以降は出来高が増加、8月20日には129.59万株と直近10日平均の約2倍の活況。RSIは77.01と過熱圏に入り、短期的な反落リスクも警戒される。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 35/100)

PERは157.58倍と業界平均30.53倍の約5倍と極端に高く、一株利益に対する評価が過大。PBRは0.80倍と割安だが、ROEは2.3%と低く資産効率が悪い。配当利回りは4.81%と高水準だが、配当性向107.4%と超過配当で持続性に懸念。直近の売上高は減少傾向で営業赤字も出ており、収益力の改善が乏しい。業界平均と比較して成長性に見合わない高いPERが割高感を強めている。

指標この会社業種平均
PER (実績)163.1倍47.9倍
PBR0.82倍2.96倍
ROE2.3%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は減少傾向が続くが、2025年9月期は営業損益が黒字に転換する見通し。強気派は新作タイトルのヒットや既存タイトルの運営改善による業績回復を期待する。一方、弱気派はゲーム市場の競争激化やヒット依存のビジネスモデルに懸念を持つ。市場は新作タイトルの収益貢献に注目しており、既存タイトルの減衰スピードが焦点。

プラスに働く材料7
  • 営業黒字転換の見込み

    2025年9月期に営業利益率3.86%と黒字化

  • 強力なIP保有

    「ドラゴンクエスト」など人気タイトルをラインナップ

  • 配当利回りの高さ

    配当利回り4.85%と高い水準を維持

  • 営業損益がマイナス12億円からプラス10億円へ通年影響

    営業損益 -12億→+10億円と22億円改善、黒字化達成

  • PBR0.77倍と解散価値割れの割安感継続影響

    PBR0.77倍で純資産に対し23%安い水準、株価下支え

  • 配当利回り4.85%の高水準継続影響

    配当利回り4.85%、下値抵抗として機能

  • 外国人持ち株比率18.98%と相応の需要継続影響

    外資比率18.98%と高く、海外投資家の選好対象

マイナスに働く材料7
  • 売上高の継続減

    売上高が325億円から259億円へ減少

  • ヒット依存のビジネスモデル

    成功タイトルがないと収益が大きく落ち込むリスク

  • ゲーム市場の競争激化

    新規参入や他社タイトルによりシェアが縮小

  • 売上高が3期連続で減少通年影響

    売上高308→260→259億円、3期で49億円減少

  • 最終損益が2期連続赤字通年影響

    純損益 -19→-3億円、黒字化時期が見えず

  • 実績PER156倍と高バリュエーション継続影響

    実績PER156.06倍、利益水準に対して割高

  • 営業利益率3.86%と低収益性通年影響

    営業利益率3.86%と低く、費用増で損益分岐点近い

次の決算で確かめる点
月間アクティブユーザー数
既存タイトルの収益基盤の維持度を見る
新作タイトルの売上貢献
新作ヒットが業績回復の鍵となるため
課金ユーザーあたり売上
収益性の質とユーザーのエンゲージメントを測る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは4.66%。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
4.66%
いまの株価に対して
配当性向
107.4%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2016年9月179.4
2017年9月2123.530.5
2018年9月17−19.068.5
2019年9月170.0364.8
2020年9月2547.143.5
2021年9月20−20.0213.9
2022年9月200.0161.0
2023年9月200.0107.4
2024年9月200.0
2025年9月200.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ22,480人。区分でいちばん多いのは個人・その他64.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が15.7%を占め、残る84.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他69.266.565.565.464.164.1
外国法人13.616.416.516.118.318.9
金融機関12.914.715.516.015.914.9
自己株式1.41.41.41.41.41.4
証券会社1.81.81.31.50.71.2
事業法人2.50.61.10.80.90.8
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01馬場 功淳47.44
02株式会社日本カストディ銀行(信託口)7.58
03日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)6.97
04THE BANK OF NEW YORK MELLON 140051 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)4.07
05BANK JULIUS BAER AND CO. LTD. SINGAPORE CLIENTS (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)2.84
06THE BANK OF NEW YORK 133612 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.47
07THE HONGKONG AND SHANGHAI BANKING CORPORATION LTD - SINGAPORE BRANCH PRIVATE BANKING DIVISION A/C CLIENTS (常任代理人 香港上海銀行東京支店)0.92
08KUWAIT INVESTMENT AUTHORITY (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)0.72
09JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.66
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)0.56

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−132%、1株純資産は14期で+2131%。直近期のROEは2.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年9月72440.4
2013年9月276760.584.5
2014年9月10824568.333.59.3
2015年9月15835552.612.210.1
2016年9月16749939.29.49.4
2017年9月6955113.218.730.5
2018年9月335566.022.368.5
2019年9月85451.5212.3364.8
2020年9月6259311.014.443.5
2021年9月245924.033.8213.9
2022年9月195973.236.1161.0
2023年9月145932.343.4107.4
2024年9月−15556
2025年9月−2537

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/9期の役員報酬は総額188百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
馬場功淳取締役会長4861,782,785
宮本貴志代表取締役社長 上席執行役員 CEO5499,508
原井義昭取締役 上席執行役員 CFO3767,554
坂本佑取締役 上席執行役員 CPO エンターテインメント本部長4253,492
栁澤孝旨取締役555,000
武田雅子取締役58
戸澤章取締役 監査等委員682,000
飯田耕一郎取締役 監査等委員54
阿部美寿穂取締役 監査等委員51
佐藤大47

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)71122914220
社外取締役846466

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容712字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社コロプラ)、連結子会社16社により構成されております。 当社グループの事業内容及び当社との主要な関係会社の当該事業に係る位置づけは、次のとおりであります。 (1)エンターテインメント事業 エンターテインメント事業は、主にスマートフォン向けゲームの開発・運営を行っております。現在の主力は「白猫プロジェクト」「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」といったスマートフォン向けネイティブアプリであります。また、ブロックチェーンゲームの開発・運営や家庭用ゲーム機向けソフト・PCゲームソフト等の企画・開発を行うほか、当社グループに蓄積された開発技術をもとに、他社が発売するゲームソフトの開発業務を受託しております。 最新のテクノロジーと独創的なアイデアで“祖”となるコンテンツを生み出す創出力が当社グループの強みです。スマートフォンのほか、ブロックチェーンやAI、XR/メタバースなどの領域で当社グループらしいコンテンツをつくり続け、より多くの人々に“新しい体験”を届けることを目指してまいります。 (2)投資育成事業 投資育成事業においては、日本及びアジアのIT関連・エンターテインメント企業等を対象に幅広く投資し、リスクの最小化とリターンの最大化を目指してまいります。 当社グループの事業の系統図は次のとおりであります。 [事業系統図] (注) 主な「提携店」は下記のとおりです。 (1)当社と協業している全国の銘産店(コロカ(銘産店)) (2)当社と提携している全国の鉄道、フェリー、エアライン等の公共交通事業者(コロカ(公共交通事業者))
経営方針・対処すべき課題3,055字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは「“Entertainment in Real Life” エンターテインメントで日常をより楽しく、より素晴らしく」というMissionを掲げ、それを実現するために、「最新のテクノロジーと、独創的なアイデアで“新しい体験”を届ける」というVisionを定めています。 当社グループの行動指針は下記のとおりです。 ・Try(挑戦) 私たちは最新のテクノロジーや独創的なアイデアを実行するため、変化や失敗を恐れず、新しいことに挑戦します。 ・Value(価値あるものづくり) 私たちはまだ誰も知らない面白さ、新しい価値を独自の発想でつくりだします。安易に妥協せずユーザーさまの価値にこだわりぬきます。 ・Believe(信じる心) 新しい体験を生みだすには様々な困難が生じます。私たちはその困難に素直に正しく向き合い、自分とチームの力を信じて乗り越えます。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、収益性と資本効率の向上を図るため、ROE(自己資本当期純利益率)を経営指標として意識した経営を行ってまいります。 (3)経営環境及び中長期的な会社の経営戦略 当社のMission及びVisionを追求していくため、中期経営方針として、第一に「海外市場への積極的展開」、第二に「国内IPの活用」、第三に「新しいUXの提供(唯一無二のものづくり)」という三つの戦略を掲げています。 当社は世界に通用し得る技術を数多く有しており、技術を用いて新しいUXをつくってきた実績があります。当社が生み出す新しいUXとグローバルに強い有力なIPとを組み合わせることで、世界的なヒットを創出することを目指してまいります。中期経営方針のもと、エンターテインメントと投資育成を軸として、適切なリソース配分と分散投資を行い、事業の拡大に努めてまいります。 ①エンターテインメント事業 エンターテインメント事業においては、中期経営方針における戦略に基づいたコンテンツポートフォリオを組み、より多くの人々に“新しい体験”を届けることを目指してまいります。 ②投資育成事業 投資育成事業においては、日本およびアジアのIT関連・エンターテインメント企業等を対象に幅広く投資し、リスクの最小化とリターンの最大化を目指してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①エンターテインメント事業 イ.ユーザー数の拡大とユーザーエンゲージメントの強化 当社グループが持続的に成長するためには、当社グループ及び当社グループのサービスの知名度を向上させ、新規ユーザーを継続的に獲得し、ユーザー数を拡大していくことが必要不可欠であると認識しております。そのためには、効果的な広告宣伝活動等により当社グループの知名度を向上させること、また多種多様なサービスを開発し、より多くのユーザーに利用してもらえるような施策を積極的に実施することでユーザー数の拡大に努めてまいります。 また、既存ユーザーについてもそのニーズを汲み取り質の高いサービスを提供し続けるとともに、様々な媒体 を活用しユーザーと対話することによりエンゲージメントを強化し、より長期的に当社グループのサービスを楽 しんでいただけるよう努めてまいります。 ロ.ポートフォリオの拡大 当社グループはスマートフォン向けゲームにおいて、ユーザーに長く楽しんでいただけるよう運用を行いつつ、“新しい体験”を届ける新作の開発を行っております。 各タイトルの状況、また市場を見極めながら、適切なリソース配分と分散投資を行い、ポートフォリオの拡大に努めてまいります。 ハ.サービスの安全性及び健全性の確保 当社グループが提供する一部のサービスは、ユーザー同士がコミュニケーションをとることが可能であるため、ユーザーが安心して当社グループのサービスを利用できるように、サービスの安全性及び健全性を確保する必要があります。当社グループはガイドラインを設け、サービスの安全性及び健全性の確保に努めてまいります。 ニ.システムの安定的な稼働 当社グループのアプリ及びプラットフォームはウェブ上で運営されており、快適な状態でユーザーにサービスを提供するためにはシステムを安定的に稼働させ、問題が発生した場合には適時に解決する必要があると認識しております。 そのため、システムを安定的に稼働させるための人員確保及びサーバ機器拡充に努めてまいります。 ホ.海外向けサービスについて 当社グループはスマートフォンの特徴を生かして、今後も当社グループのサービスを海外で積極的に展開していくことを企図しております。 さらなる海外事業の拡大と収益力強化に向け、地域ごとのユーザーの嗜好の把握や、地域ごとのユーザー特性を勘案した独自のサービス開発・提供を推進してまいります。 へ.新技術への対応 当社グループが属する業界では技術革新が絶え間なく行われており、関連するマーケットも拡大しております。このような事業環境の下で当社グループが継続的に事業を拡大していくためには、様々な新技術に適時に対応していくことが必要であると認識し、継続的に対応を行ってまいります。 ②投資育成事業 イ.良質なポートフォリオの構築 当社グループは、安定的な利益貢献を目指し、IT関連・エンターテインメント企業等を対象とした投資を行っております。 今後も魅力的な会社への分散投資を行い、投資先の状況に応じた適切なモニタリング・支援を実行することで、投資先の価値向上支援及びポートフォリオの健全性担保を推進してまいります。 ③全般 イ.コーポレートブランド価値の向上 当社グループが持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現していくためには、企業認知度の向上や企業イメージの確立が不可欠であると考えております。当社グループはステークホルダーに対する適切な情報開示と、積極的な広報活動及びサステナビリティへの取組などにより、当社グループのコーポレートブランド価値の向上を図ってまいります。 ロ.内部管理体制の強化とコーポレートガバナンスの充実 当社グループはさらなる事業拡大、企業価値向上を目指すためには社会から信頼を得ることが不可欠であると考えております。そのために企業倫理・コンプライアンスに関し、全役職員が共通の認識を持ち、公正かつ的確な意思決定を行う風土を醸成することに加えて、健全性及び透明性のある管理体制の整備を行うことで、内部管理体制の強化及びコーポレートガバナンスの充実に努めてまいります。 ハ.組織の機動性の確保 組織の規模拡大による機動性の低下等の弊害を排除するため、適切な人員配置、事業展開に応じた組織体制の整備により、意思決定の機動性確保を図ってまいります。 ニ.優秀な人材の確保及び育成 当社グループは今後より一層の事業拡大のため、人材の確保及び育成を重要な課題と認識しております。当社グループのフィロソフィーと共鳴する優秀な人材を確保し、持続的な成長を支える人材を育成すべく採用活動及び研修活動を強化してまいります。
事業等のリスク8,628字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。また、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの財政状態、経営成績等に与える影響の内容につきましては、合理的に予見することが困難であるものについては具体的には記載しておりません。なお、当社グループはリスク管理(リスクの特定、評価、対応策の策定)の実施により、以下のリスクに対してその発生可能性を一定水準まで低減していると考えております。 当社グループは、これらのリスク発生の可能性を十分に認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ではありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1)戦略と計画 ①モバイル関連市場について 当社グループは、スマートフォン等の高性能端末の普及に伴って、今後もモバイル関連市場が持続的な成長を続けていくと予想しております。 しかしながら、市場の成長ペースが大きく鈍化した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。また、市場の拡大が進んだ場合であっても、当社グループが同様のペースで順調に成長しない可能性があります。さらに、市場が成熟していないため、今後、大手企業による新規参入により市場シェアの構成が急激に変化することで、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②他社との競合について 当社グループは、位置情報を利用した特色あるサービスの提供やリッチで表現力豊かな本格派ゲームアプリの提供、カスタマーサポートの充実等に取り組み、競争力の向上を図っております。 しかしながら、当社グループと同様にインターネットや携帯電話で位置情報を利用したアプリやスマートフォンに特化したアプリ等のサービスを提供している企業や新規参入企業との競争激化により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③技術革新への対応について 当社グループは、インターネット関連技術に基づいて事業を展開しておりますが、インターネット関連分野は新技術の開発及びそれに基づく新サービスの導入が相次いで行われており、非常に変化の激しい業界となっております。また、ハード面においては、スマートフォンの高性能化が進んでいるほか、ブロックチェーン・AI・XR/メタバースなど新技術に対応した新しいサービスが相次いで展開されております。 「最新のテクノロジー」と「独創的なアイデア」を形にするため、当社グループはエンジニアの採用・育成や創造的な職場環境の整備やスマートフォン・ブロックチェーン・AI・XR/メタバース等に関する技術・知見・ノウハウの取得に注力しております。 しかしながら、係る知見やノウハウの獲得に困難が生じた場合、また、技術革新に対する当社グループの対応が遅れた場合には、当社グループの競争力が低下する可能性があります。さらに、新技術への対応のために追加的なシステム、人件費などの支出が拡大する可能性があります。このような場合には、当社グループの技術力低下、それに伴うサービスの質の低下、そして競争力の低下を招き、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④海外向けサービスについて 当社グループは、海外マーケティング等を図り、今後も当社グループのサービスを海外で積極的に展開していくことを企図しております。 しかし、海外においてはユーザーの嗜好や法令等が本邦と大きく異なることがあり、当社グループの想定どおりに事業展開できない可能性があります。 ⑤M&A等(企業買収等)にかかるリスク 当社グループは、将来の成長可能性の拡大に寄与すると判断する場合には、M&A等の投融資を実行し、企業規模の拡大に取り組む方針であります。 M&A等の投融資の実施に当たっては、対象企業の財務内容や契約関係等についての詳細な事前審査を行い、十分にリスク検討をしておりますが、対象企業における偶発債務の発生や未認識債務の判明等事前の調査によっても把握できなかった問題が生じた場合や、事業展開が計画通りに進まない場合、投下資本の回収が困難になる等、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、M&A等により、当社グループが従来行っていない新規事業が加わる際には、当該事業固有のリスク要因が加わる可能性があります。 ⑥投資育成事業にかかるリスク 当社グループは成長戦略の一環として、国内外のIT関連・エンターテインメント企業等を対象に投資をしております。 投資にあたっては、対象企業の財務内容等の詳細な事前審査を行い、十分にリスク検討しておりますが、投資先企業の事業が計画通りに進捗せず、業績の悪化や株価の動向によっては投資が回収できず、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、その活動にあたっては、国内外の種々の法的規制(会社法・独占禁止法・租税法・金融商品取引法・投資事業有限責任組合契約に関する法律・外国為替管理法・財務会計関連法規等)を受けることとなります。管理部門はこれらの法的規制について情報を収集し適切な対応に努めてまいりますが、法的規制が及ぶことにより当社グループの活動が制限される場合及びこれらの規制との関係で費用が増加する場合があり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦コーポレートブランドの毀損リスク 当社グループは、コーポレートブランド価値の維持及び強化がユーザーの信頼確保、ユーザー基盤の拡大、利用の促進に重要であると考え、ステークホルダーに対する適切な情報開示と積極的な広報活動及びサステナビリティへの取組みなどを行っております。 しかしながら、当社グループに関する否定的な評判・評価が世間に流布される場合等には、当社グループのブランド価値が低下し、当社グループの事業、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)業務運営 ①ゲームアプリの企画・開発及び運営について 当社グループは、様々なゲームアプリの企画・開発・運営及びプラットフォームの運営を行っております。当社グループのゲームアプリのダウンロード数、プラットフォームの会員数、入会者数は着実に増加しており、ユーザーから一定の評価を得ていると認識しております。しかしながら、当サービスにおいてはユーザーの嗜好の移り変わりが激しく、ユーザーニーズの的確な把握やニーズに対応するコンテンツの導入が、何らかの要因により困難となった場合には、ユーザーへの訴求力の低下等から当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②GameFiサービスの企画及び運営について 当社グループは、ブロックチェーン技術または暗号資産、NFTを活用したGameFi(GameとFinanceを組み合わせた用語)などのサービスを展開していくことを企図しております。 サービスの展開に際しては、会計・税務・法務・ビジネス等に関する詳細な事前調査を行うことでリスクの低減に努めておりますが、事前に想定されなかった事象が発生した場合、既存の法令等の解釈の変更や新たな法令等の制定などの法的規制が行われた場合や当社グループの暗号資産がテロ資金供与及びマネー・ロンダリングに利用された場合には、当社グループの事業が著しく制約を受け、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループは、ウォレットに暗号資産を保管します。様々なセキュリティ対策を講じておりますが、不正アクセスや秘密鍵の盗難等によりウォレットに保管された暗号資産が流出し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③システムに関するリスク 当社グループの事業は、携帯電話やPC、コンピュータ・システムを結ぶ通信ネットワークやシステムに全面的に依存しております。当社グループは、適切なセキュリティ手段の構築、データセンター等へのサーバの設置、クラウドサービスの利用等の対策を行っております。 しかしながら、自然災害や事故(社内外の人的要因によるものを含む)、当社グループの運営する各サイトへのアクセスの急激な増加、データセンターへの電力供給やクラウドサービスの停止等の予測不可能な要因によってコンピュータ・システムがダウンした場合や、コンピュータ・ウイルスやハッカーの侵入等によりシステム障害が生じた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、これらの要因により売上集計に関わるシステム処理が想定通りに機能せず、当社グループの適切な財務報告体制に影響を及ぼす可能性があります。 ④Apple Inc. 及び Google Inc.の動向について 現状において、当社グループの売上に関しスマートフォン専用ゲームアプリサービスの比率が高いことから、Apple Inc.及びGoogle Inc.の2プラットフォーマーへの収益依存が大きくなっております。 しかしながら、これらプラットフォーマーの事業戦略の転換や動向によっては、手数料率の変動等何らかの要因により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤版権が関与するサービスについて 当社グループでは、第三者が権利を保有するキャラクター等の使用料を支払いゲームアプリに導入する場合があります。このようなキャラクター等を利用したアプリの売上が当社グループの想定を大きく下回った場合や他社に比べ有力なキャラクター等の導入ができなかった場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥自然災害、事故等について 当社グループでは、自然災害、事故や大規模な感染症の発生等に備え、定期的なバックアップ、稼働状況の常時監視、在宅勤務の導入等によりトラブルの事前防止又は回避に努めておりますが、当社グループ所在地近辺において大地震等の自然災害が発生した場合など、当社グループ設備の損壊や電力供給の制限等の事業継続に支障をきたす事象が発生して、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ⑦気候変動について 世界的な気候変動への対策により、再生可能エネルギーへの転換が進展し炭素税や関連規制が導入された場合や環境意識の高まりによる行動変容・価値観の変化に当社グループの事業が対応できない場合、気候変動を起因とする大規模な自然災害や感染症等が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)組織・ガバナンス ①人的資源について 当社グループは、自社プラットフォームの運営、また自社コンテンツの開発・提供を行い、急速に事業領域を拡大してまいりましたが、今後のさらなる業容拡大及び業務内容の多様化に対応するため、技術開発、広告マーケティング、管理部門等、当社グループ内の各部門において、一層の人員増強が必要になると考えられます。 しかしながら、事業規模の拡大に応じた当社グループ内における人材育成や外部からの人材登用等が計画どおりに進まない場合や、当社グループの予想を大幅に上回るような社員の流出、有能な人材の流出が生じた場合には、競争力の低下や一層の業容拡大の制約要因となり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②内部管理体制について 当社グループは、企業価値の持続的な増大を図るにはコーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であるとの認識のもと、業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保、さらには健全な倫理観に基づく法令遵守の徹底が必要と認識しております。 当社グループでは内部管理体制の充実に努めておりますが、事業の急速な拡大により、十分な内部管理体制の構築が追いつかないという状況が生じる場合には、適切な業務運営が困難となり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③情報管理体制について 当社グループは、ユーザーのメールアドレスその他重要な情報を取り扱っているため、情報セキュリティ方針を策定し、役職員に対し情報セキュリティに関する教育研修を実施し、また、ISO27001の認証を取得するなど、情報管理体制の強化に積極的に取り組んでおります。しかしながら、何らかの理由で重要な情報が外部に漏洩した場合には、当事者への賠償と当社グループに対する社会的信頼の失墜、さらなる情報管理体制構築のための支出等により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④特定人物への依存について 当社の創業者であり取締役会長である馬場功淳は、モバイルコンテンツをはじめとするインターネット及び携帯電話・スマートフォンにおけるサービスの開発技術及びそれらに関する豊富な経験と知識を有しており、技術的判断、経営方針や事業戦略の決定、遂行において極めて重要な役割を果たしております。 当社グループでは、取締役会や経営会議等における役員及び幹部社員の情報共有や経営組織の強化を図るとともに、社長交代を含む経営体制の変更を実施し、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めております。 しかしながら、何らかの理由により同氏が当社グループの業務を継続することが困難になった場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)コンプライアンス ①サービスの安全性及び健全性に関するリスク 当社グループが提供する一部のサービスは、不特定多数の個人会員が、各会員間において独自にコミュニケーションを取ることを前提としております。当社グループは、健全なコミュニティを育成するため、利用規約において社会的問題へと発展する可能性のある不適切な利用の禁止を明示しております。また、当社グループはユーザー等のモニタリングを常時行っており、規約に違反したユーザーに対しては、改善の要請や退会等の措置を講じるよう努めております。さらに、適切なサービス利用を促進させるためにコンテンツを利用する上でのマナーや注意事項等をより一層明確に表示し、モニタリング・システム等の強化やサイト・パトロール等のための人員体制の増強など、システム面、人員面双方において監視体制を大幅に強化し、健全性維持の取り組みを継続しております。 しかしながら、急速に会員数が拡大しているコンテンツにおいては、会員によるコンテンツ内の行為を完全に把握することは困難となり、会員の不適切な行為に起因するトラブルが生じた場合に、利用規約の内容にかかわらず、当社グループが法的責任を問われる可能性があります。また、法的責任を問われない場合においても、レピュテーション・リスクを伴って当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 なお、事業規模の拡大に伴い、サービスの健全性の維持、向上のために必要な対策を継続して講じていく方針でありますが、これに伴うシステム対応や体制強化の遅延等が生じた場合や、対応のための費用が想定以上に増加した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 またオンラインゲーム業界においては、ゲーム内のアイテム等を、オークションサイト等で売買するというリアル・マネー・トレード(RMT)(注)という行為が一部ユーザーにより行われております。当社グループのサービスにおいても、ゲームをより楽しいものにするためにゲーム内のアイテムをユーザー同士で交換できる機能を設けておりますが、ごく一部のユーザーがオークションサイトに出品しています。当社グループでは、利用規約でRMTの禁止を明確に表記しており、またオークションサイトの適時監視も行い、さらに当社グループの「安全性・健全性に関するガイドライン」で、違反者に対しては強制退会をさせる等厳正な対策を講じる方針であることを明確にしております。 しかしながら、当社グループに関連するRMTが大規模に発生、拡大した場合には、当社グループサービスの信頼性が低下し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (注)リアル・マネー・トレード(RMT)とは、オンライン上のキャラクター、アイテム、ゲーム内仮想通貨等を、現実の通貨で売買する行為をいいます。 ②知的財産権に関するリスク 当社グループは、運営するサービスに関する知的財産権の獲得に努めております。また、第三者の知的財産権を侵害しないよう、十分な注意を払っております。 しかしながら、今後当社グループが属する事業分野において第三者の権利が成立した場合は、第三者より損害賠償及び使用差止め等の訴えを起こされる可能性及び権利に関する使用料等の対価の支払が発生する可能性があり、また当社グループの知的財産が侵害された場合には、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ③インターネットに関連する法的規制について 当社グループが運営するサービスにおいて、ユーザーの個人情報に関し「個人情報の保護に関する法律」の適用を受けております。加えて、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」では、他人のID、パスワードの無断使用の禁止等が定められております。さらに、「特定商取引に関する法律」及び「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」により、一定の広告・宣伝メールの送信にあたっては、法定事項の表示義務等を負う場合があります。そのほか、当社グループは、「電気通信事業法」における電気通信事業者として同法の適用を受けております。 また、当社グループが提供する一部のサービスにおいてSNS(注)機能を提供しておりますが、これはユーザー間の健全なコミュニケーションを前提としたサービスであり、「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」に定義される「インターネット異性紹介事業」には該当しないものと認識しております。さらには、2009年4月に施行された「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」では、携帯電話事業者等によるフィルタリング・サービス提供義務等が定められており、当社グループは前項に記載のとおりサービスの健全性維持の取り組み強化を継続して実施しております。また、スマートフォンネイティブゲームの一部サービスにおいて利用されている有料の「仮想通貨」について「資金決済に関する法律」が適用され、当社グループは関東財務局への登録を行い、同法、府令等の関連法令を遵守し業務を行っております。 なお、当社グループは上記各種法的規制等について積極的に対応しておりますが、不測の事態により、万が一当該規制等に抵触しているとして何らかの行政処分等を受けた場合、また、今後これらの法令等が強化され、もしくは新たな法令等が定められ当社グループの事業が制約を受ける場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (注)SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)とは、メールや掲示板などを利用し、人と人とのつながりを促進・サポートする、コミュニティ型の会員制のサービスです。 ④アプリに関連する法的規制等について 当社グループが属するモバイルインターネット業界において、過度な射幸心の誘発等について一部のメディアから問題が提起されております。近年では、「コンプリートガチャ」(注)と呼ばれる課金方法が不当景品類及び不当表示防止法(景品表示法)に違反するとの見解が2012年7月に消費者庁より示されました。これに関して当社グループは既に対応策を導入しており、当社グループのサービスには大きな影響を与えていないと認識しております。 法令を遵守したサービスを提供することは当然でありますが、今後も変化する可能性がある社会的要請については、サービスを提供する企業として自主的に対処・対応し、業界の健全性・発展性を損なうことのないよう努めていくべきであると考えております。 しかしながら、今後、社会情勢の変化によって、既存の法令等の解釈の変更や新たな法令等の制定等、法的規制が行われた場合には、当社グループの事業が著しく制約を受け、当社グループの事業及び業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。 (注)コンプリートガチャとは、ランダムに入手するアイテムやカードを一定枚数揃えることで稀少なアイテムやカードを入手できるシステムをいいます。
経営成績の分析 (MD&A)5,715字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社の経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。))の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当社グループは、「“Entertainment in Real Life” エンターテインメントで日常をより楽しく、より素晴らしく」をMissionとし、エンターテインメントを通じ、人々の何気ない日常をより豊かにすることを目指しております。エンターテインメント事業では、ユーザーとのエンゲージメントを高めることを意識した既存タイトルの運営及び新規タイトルの開発に注力してまいりました。投資育成事業では、主に国内外のIT関連・エンターテインメント企業等を対象とした投資及び売却に注力してまいりました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は25,933百万円(前連結会計年度比0.2%減)、営業利益は1,002百万円(前連結会計年度は1,208百万円の営業損失)、経常利益は1,805百万円(前連結会計年度は947百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純損失は306百万円(前連結会計年度は1,866百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。 a.エンターテインメント事業 エンターテインメント事業は、主にスマートフォン向けゲームの開発・運営を行っております。 当連結会計年度において、スマートフォン向けゲームでは「ドラゴンクエストウォーク(企画・制作:株式会社スクウェア・エニックス、開発:当社)」が好調に推移し、引き続き当社グループの連結業績に貢献しました。また、新作タイトル「異世界∞異世界」、「神魔狩りのツクヨミ」の配信を開始しましたが、一部既存タイトルにおける配信期間の長期化に伴う売上逓減により減収となりました。一方で、グループ全体でのコスト見直しにより外注費、広告宣伝費等が減少いたしました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は23,264百万円(前連結会計年度比4.9%減)、営業損失は180百万円(前連結会計年度は1,302百万円の営業損失)となりました。 b.投資育成事業 投資育成事業は、主にIT関連・エンターテインメント企業等を対象とした投資を行っております。 当連結会計年度において、主に株式会社タイミーや株式会社BitStarの株式売却等による収益が発生しました。また、保有する営業投資有価証券の一部について減損処理を行いました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は2,668百万円(前連結会計年度比77.8%増)、営業利益は1,180百万円(同1187.7%増)となりました。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ3,806百万円減少し、45,648百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは2,645百万円の増加(前連結会計年度は237百万円の増加)となりました。これは主に、投資有価証券評価損益(△は益)1,449百万円及び営業投資有価証券の増減額(△は増加)747百万円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは3,285百万円の減少(前連結会計年度は8,087百万円の減少)となりました。これは主に、定期預金の預入による支出2,446百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは3,232百万円の減少(前連結会計年度は896百万円の減少)となりました。これは主に、配当金の支払額2,568百万円によるものであります。 ③生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループの生産実績は、金額的重要性が乏しいため、記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループの受注実績は、金額的重要性が乏しいため、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(百万円)   前年同期比(%) エンターテインメント事業   23,264   △4.9 投資育成事業   2,668   77.8 連結売上高   25,933   △0.2 (注)主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2023年10月1日 至 2024年9月30日)   当連結会計年度 (自 2024年10月1日 至 2025年9月30日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 株式会社スクウェア・エニックス   8,891   34.2   9,277   35.8 Apple Inc. ※   4,892   18.8   3,303   12.7 Google Inc. ※   3,396   13.1   2,534   9.8 ※相手先は決済代行事業者であり、ユーザーからの代金回収を代行しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。 重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 また、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ②財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は64,271百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,995百万円減少いたしました。これは主に、営業投資有価証券1,446百万円及び前払費用612百万円が減少したことによるものであります。 また、固定資産は11,470百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,067百万円減少いたしました。これは主に、投資その他の資産のその他が1,417百万円減少したことによるものであります。 以上の結果、総資産は75,742百万円となり、前連結会計年度末に比べ4,062百万円減少いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は5,644百万円となり、前連結会計年度末に比べ923百万円減少いたしました。これは主に、未払金が923百万円減少したことによるものであります。 また、固定負債は1,156百万円となり、前連結会計年度末に比べ692百万円減少いたしました。これは主に、長期借入金が666百万円減少したことによるものであります。 以上の結果、負債合計は6,801百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,616百万円減少いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は68,940百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,446百万円減少いたしました。これは主に、配当金の支払いに伴い利益剰余金が2,873百万円減少したことによるものであります。 ③経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、一部既存タイトルにおける配信期間の長期化に伴う減収により、前連結会計年度に比べ0.2%減の25,933百万円となりました。 (売上原価及び売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は、外注費の減少等により、前連結会計年度に比べ6.6%減の17,946百万円となりました。また、売上総利益は前連結会計年度に比べ18.2%増の7,986百万円となりました。 (販売費及び一般管理費及び営業利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、広告宣伝費の減少等により、前連結会計年度に比べ12.3%減の6,984百万円となりました。この結果、当連結会計年度の営業利益は1,002百万円(前連結会計年度は1,208百万円の営業損失)となりました。 (営業外損益及び経常利益) 当連結会計年度の営業外収益は、為替差益の増加等により、前連結会計年度に比べ18.7%増の855百万円となりました。営業外費用は、為替差損の減少等により、前連結会計年度に比べ88.6%減の52百万円となりました。この結果、経常利益は1,805百万円(前連結会計年度は947百万円の経常損失)となりました。 (特別損益及び親会社株主に帰属する当期純損失) 当連結会計年度の特別利益は、投資有価証券売却益の計上により、2百万円(前連結会計年度は発生無し)となりました。特別損失は、投資有価証券評価損の計上等により、前連結会計年度に比べ426.2%増の1,454百万円となりました。この結果、親会社株主に帰属する当期純損失は306百万円(前連結会計年度は1,866百万円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 ④キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローの概況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 ⑤経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループは、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、市場の成長速度、他社との競争力、技術革新への対応度合い、コンテンツの健全性の確保、ネットワーク災害、コンプライアンスと内部管理体制等、様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。 そのため、当社グループは、エンターテインメントや投資育成を軸としたポートフォリオの拡大、優秀な人材の採用、新規事業の開拓、魅力あるサービスの開発、有力企業との提携、海外への展開、セキュリティ対策等により、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散し、リスクの発生を抑え、適切に対応していく所存であります。 ⑥経営者の問題認識と今後の方針について 当社グループの経営者は、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、当社グループが今後さらなる成長と発展を遂げるためには、厳しい環境の中で様々な課題に対処していくことが必要であると認識しております。 そのために、当社グループでは、戦略面及び組織面の課題を整理し、各課題に対し、適切かつ効果的な対応を行ってまいります。 ⑦資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金・設備資金については、主に自己資金により充当しております。当連結会計年度末の現金及び現金同等物は45,648百万円となり、将来に対して十分な財源及び流動性を確保しております。 ⑧経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標 当社グループは、収益性と資本効率性の向上を図るため、ROE(自己資本当期純利益率)を経営指標として意識した経営を行っておりますが、当社グループを取り巻く事業環境は短期的な変化が激しく、適正かつ合理的な業績見通しの算出が困難であることから、具体的な数値目標は設定しておりません。当連結会計年度のROEは△0.4%(前連結会計年度比2.0ポイント増)となりました。 当社グループは、継続的なROE向上のために、収益力強化が重要な課題だと考えております。特に新規タイトルの継続したリリースと既存タイトルの長期的な運用により、リリース年度ごとの売上高を積み上げていくことで、売上高の安定的な成長を達成するとともに、余剰資金については、健全なバランスシートをもとに、連結業績、DOE(純資産配当率)、キャッシュ・フロー及び資本の効率性を総合的に勘案して安定的かつ継続的な配当を実施することで、収益性と資本効率性を高め、ROEの継続的な向上を目指します。 新規タイトルについては、自社IPタイトルと他社IPタイトルをバランスよくリリースすることで、自社IPで中長期的な競争力を育てつつ、他社IPの持つ集客力や収益性も積極的に活用してまいります。既存タイトルについては、TVCMやオンライン動画プラットフォームのプロモーションに加え、グッズの製作、リアルイベント等を実施することでユーザーとのエンゲージメントを高めるサービス運用を行ってまいります。 決算年月   2023年9月期   2024年9月期   2025年9月期 売上高(百万円)   30,806   25,975   25,933 営業利益(百万円)   2,648   △1,208   1,002 ROE(自己資本当期純利益率)(%)   2.3   △2.5   △0.4

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出典

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