概要
モビルス(コード:4370)は、コンタクトセンター向けにSaaS型のコミュニケーションプラットフォームを提供する情報通信企業である。2011年設立、2021年東京証券取引所マザーズに上場し、2022年よりグロース市場に所属。2025年8月期の連結売上高は19億円、従業員数109名。チャットサポートシステム「モビエージェント」を祖業とし、AI技術を活用したオペレータ支援や自動応答の領域へ事業を拡大している。
3つの成長フェーズにあるSaaSソリューション群
モビルスグループは、コンタクトセンターの課題解決を目的としたSaaSソリューション事業を単一セグメントで展開する。提供するソリューションは、成長段階の異なる3つの群で構成される。第1は「チャネル多様化ソリューション」で、有人チャット「モビエージェント」、チャットボット「モビボット」、ボイスボット「モビボイス」等が該当し、既に市場シェアを獲得し投資回収フェーズにある。第2は「オペレータ支援AIソリューション」で、生成AIを活用した「ムーア(MooA)」シリーズが収益貢献を始めている。第3は「AI自動応答ソリューション」で、連結子会社vottia社のAIエージェント「maestra」が未来の成長に向けた投資フェーズにある。この3層構造により、安定収益と革新の両立を図っている。
サブスクリプション収益とプロフェッショナルサービス
収益は主にSaaSサービスの月額・年額利用料と、導入支援・カスタマイズ・コンサルティングを含むプロフェッショナルサービスから成る。2025年8月期の連結売上高18.5億円のうち、SaaSサービスが13.6億円(構成比73.6%)、プロフェッショナルサービスが4.9億円(同26.4%)を占めた。SaaSサービスの契約数は322件、契約当たり平均単価は295千円で、前期比55千円増加した。売上総利益率は67.6%と高水準を維持し、販管費率の低下も寄与して営業利益90百万円、親会社株主帰属純利益90百万円と通期黒字を達成している。
BPO上位8社との提携が支える販売網
モビルスグループは直販に加え、販売代理店とOEM供給の2つの販路を構築している。販売代理店としては、矢野経済研究所「コールセンター市場総覧2025」でシェアトップ上位10社中8社のBPO企業(アルティウスリンク、ベルシステム24、NTTネクシア等)が名を連ねる。システムインテグレータやAIツール企業を含めると40社超と契約する。OEM供給先はトランス・コスモス、富士通、テクマトリックスの3社で、それぞれのブランドでエンドユーザーに提供される。この商流網により金融・メーカー・官公庁など多様な業種へのアクセスを実現している。
vottia社の設立で子会社体制へ
2025年4月、モビルスはトランス・コスモス株式会社との合弁でvottia株式会社を設立し、連結子会社とした。同社は消費者向けAI自動応答ソリューションを提供し、問い合わせ受付から後続手続き実行までを自律的に行うAIエージェント「maestra」を展開する。この子会社化により、モビルスグループは単体のSaaS提供から、AIエージェント領域への本格参入を果たした。vottia社は先行投資により赤字だが、非支配株主持分への損失配分が親会社利益を押し上げる効果も生んでいる。モビルス単体では従来のSaaSビジネスが安定収益を生み出している。
業界の中での役割はコンタクトセンター向けシステムのSaaSプロバイダーであり、AIや生成AIを活用したオペレーション支援も提供。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2025/8期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| SaaSサービス | 14億円 | 73.7% | — | — |
| プロフェッショ ナルサービス | 5億円 | 26.3% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01コンタクトセンター(全業種)主力
コンタクトセンターの顧客対応を効率化・高度化するSaaSソリューションを提供。問い合わせチャネル多様化(チャット、ボット)、オペレータ業務支援AI、消費者向けAI自動応答の3つのソリューション群を展開。金融、製造、インフラ、官公庁など幅広い業種で利用される。
- モビエージェント(MOBI AGENT)
- コンタクトセンター向けチャットサポートシステム。AIとオペレータの最適なワークシェアを実現し、顧客満足度を高める。
- モビボット(MOBI BOT)
- 外部システム連携が可能なチャットボットシステム。シナリオ型ボットや生成AIによる自動応答を実現。
- モビボイス(MOBI VOICE)
- 電話受付を自動化するボイスボットシステム。ノーコードでシナリオを作成でき、AIと連携して手続きまで自動化可能。
- セキュリティスイート(Security Suite)
- チャットで個人情報を安全に取得・管理するための機能群。PCI DSS準拠のセキュアパスを提供。
- MooA CommNavi
- 電話応対をリアルタイム文字起こしし、要約・意図抽出で後処理を効率化。上位版ではRAGによる回答生成も可能。
- MooA KnowledgeBase
- 社内文書やFAQをナレッジ化し、RAGによる高精度な検索・回答生成を実現するナレッジベース。
- maestra
- 子会社vottia提供のAIエージェント構築基盤。複雑な問い合わせにもノーコードで対応可能。
製品と技術
チャットサポートシステム「モビエージェント」
2016年にサービスを開始した「モビエージェント(MOBI AGENT)」は、モビルスの主力SaaS製品である。ウェブやLINEなどのSNSチャネルからの問い合わせを、AIチャットボットと有人オペレータが最適に分担して対応する「ハイブリッドサポート」を強みとする。数百席規模の大規模チャットセンターに対応可能で、メガバンク、大手メーカー、電力・ガス、官公庁など幅広い業種で導入されている。CRMやRPAとのシステム連携機能、KPI・統計管理機能、セキュアな個人情報取得機能「セキュリティスイート」も内蔵。テキストデータの蓄積・活用により、FAQ改善やAI教師データ作成にも利用される。
AI自動応答「モビボット」と「モビボイス」
「モビボット(MOBI BOT)」は、モビエージェントと組み合わせて使用するチャットボットシステムで、外部システム連携による顧客認証や個別自動対応が可能。国内外の主要対話AIエンジンや生成AIエンジンと連携し、RAGを活用した高精度な自動回答を生成する。自動応答・シナリオ型フロー・有人対応の間を自由に行き来できる機能が特徴である。「モビボイス(MOBI VOICE)」は、電話での受注・問い合わせを自動受付し、通話内容をテキスト化するボイスボット。ノーコードで応答シナリオを作成・変更でき、複数同時着信にも対応。生成AIとの連携で自由発話の理解や後続手続きの自動化も可能。両製品ともに投資回収フェーズに入っている。
オペレータ支援AI「ムーア(MooA)」シリーズ
「MooA CommNavi」は、電話応対中の会話をリアルタイムで文字起こしし、要約・意図抽出を行う。上位版「CommNavi Plus」では、RAG方式のナレッジ検索によりマニュアル参照の回答案生成や応対後の評価ドラフト生成が可能。「MooA KnowledgeBase」は企業内ドキュメントやFAQをナレッジ化し、分類別の高精度検索を実現する。両製品とも生成AIを活用し、オペレータの負荷軽減と応対品質向上を目的とする。2024年11月にリリースされ、既に収益貢献が始まっている。これらの製品は、コンタクトセンターのオペレーション効率化を推進する中核技術として位置づけられる。
AIエージェント構築基盤「maestra」
「maestra」は、連結子会社vottia株式会社が提供するコンタクトセンター向けAIエージェント構築基盤である。複雑な問い合わせに対応するマルチエージェントをノーコードで構築できる点が特徴。修理受付や住所変更手続きなど、頻度の高い業務単位で問い合わせ受付から後続手続き実行までを自律的に行う。2025年4月のvottia設立に伴いサービス開始され、現在は未来の成長に向けた投資フェーズにある。AIエージェントは目標達成のために自ら思考しツールを使いこなすシステムであり、モビルスグループはこれによりコンタクトセンターの完全自動化を視野に入れている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
AIカスタマー支援で成長途上
モビルスは情報・通信業に属し、AIを活用した顧客サポートサービスを提供する。売上高は16億円から19億円と増加傾向にあり、直近で営業利益率5.26%と黒字化を達成した。同業のVRAINソリューションやソラコムはIoTやクラウドで異なる領域だが、AIソリューション市場では成長が見込まれる。提供データではライバルの詳細な財務は不明であるが、当社は高成長市場で着実に業績を伸ばしている。規模は小さいが、技術力とニッチな市場でのポジションが強みである。
強み
- AIを活用したカスタマーサポートに特化し、技術力で差別化を図る。
- 売上高が毎期増加し、AI需要の高まりを追い風に成長している。
- 営業利益率5.26%と黒字化に成功し、今後の収益拡大が期待される。
- 大手企業が参入しにくい特定領域で、独自のポジションを築いている。
課題
- 売上高19億円と小規模で、大手AIベンダーとの競争に課題がある。
- 営業利益率5.26%と低く、事業拡大に伴うコスト増加が懸念される。
- AI市場は参入が相次ぎ、価格競争や技術革新への対応が必要である。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がモビルス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4170Kaizen Platform | 23億円 | — |
| 2 | 5138Rebase | 23億円 | 31.2倍 |
| 3 | 4370モビルス | 22億円 | 44.7倍 |
| 4 | 5125ファインズ | 22億円 | 36.4倍 |
| 5 | 4016MITホールディングス | 22億円 | 29.0倍 |
| 6 | 4814ネクストウェア | 22億円 | — |
| 7 | 3985テモナ | 22億円 | — |
| 8 | 3646駅探 | 21億円 | — |
| 9 | 4438Welby | 21億円 | — |
| 10 | 3664WIZE | 21億円 | — |
| 11 | 3670協立情報通信 | 21億円 | 7.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 19件
モバイルアプリ受託開発から始まった2011年
2011年9月、モバイルアプリケーションの受託開発事業を目的として、東京都港区芝公園にモビルスが設立された。設立当初は受託開発が主軸だったが、2014年12月に石井智宏が代表取締役社長に就任し、経営体制が刷新される。2016年2月には非中核事業であったエンジニア人材派遣事業を分社化し、モビテック株式会社を連結子会社として設立。しかし同年9月、モビテックはプレイネクストラボ株式会社と合併し、存続会社のプレイネクストラボは連結子会社から外れた。この分社化と統合の過程で、モビルスは自社SaaS事業に経営資源を集中させる方向へ舵を切った。
SaaS製品「モビ」シリーズの投入開始(2016~2019年)
2016年4月、同社初のSaaS製品となる「モビエージェント(MOBI AGENT)」のサービスを開始した。これはコンタクトセンター向けチャットサポートシステムで、AIとオペレータのハイブリッド対応を特徴とする。続いて2017年4月にはビジュアルIVR機能を持つ「モビキャスト(MOBI CAST)」、2019年10月にはボイスボット「モビボイス(MOBI VOICE)」をリリース。この3製品で「モビ」シリーズを形成し、チャネル多様化ソリューションの基盤を築いた。この間、事業拡大に伴い2013年、2018年に本社を品川区内で移転。2017年3月にはトランス・コスモスとのOEM契約、2018年1月には富士通とのOEM契約を締結し、販路を拡大した。
NTTコムウェアとの提携と株式上場(2020~2021年)
2020年6月、エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社と資本業務提携を締結。これによりNTTグループとの関係を強化し、大企業向け営業を加速させた。2021年9月、東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場。上場時の売上高は12億円(2021年8月期)で、SaaS事業の成長が評価された。上場後も製品開発を継続し、2022年4月には東証の市場区分見直しに伴いグロース市場へ移行。同年11月、事業拡大に伴い本社を港区芝浦に移転した。上場から1年余りでグロース市場に定着し、資金調達力を活かした投資を進める段階へ入った。
生成AIとAIエージェントへの投資拡大(2023~2025年)
2023年8月期に純損失2億円、2024年8月期には7億円の純損失を計上するなど、生成AI関連の先行投資が収益を圧迫した。一方で2024年1月にはテクマトリックスと資本業務提携を結び、OEM供給先を3社に拡大。2024年11月にはオペレータ支援AIの新製品「MooA CommNavi」をリリースした。2025年4月、トランス・コスモスとの合弁でvottia株式会社を設立し、AIエージェントサービス「maestra」を投入。2025年8月期には売上高19億円、営業利益90百万円と黒字転換を果たした。同年10月、本社を現在の品川区東五反田に移転し、成長に対応する体制を整えている。
年表19件を開く
2010年代
- 2011年9月創業モバイルアプリケーションの受託開発事業を目的とし、東京都港区芝公園に当社設立
- 2013年6月事業拡大に伴い、東京都品川区西五反田一丁目に本社移転
- 2014年12月石井智宏が代表取締役社長に就任
- 2016年2月非中核事業であるエンジニア人材派遣事業を分社化し、モビテック株式会社を連結子会社として設立
- 2016年4月「モビエージェント(MOBI AGENT)」のサービス開始
- 2016年9月M&Aモビテック株式会社とプレイネクストラボ株式会社が合併し、存続会社であるプレイネクストラボ株式会社は当社連結子会社ではなくなる
- 2017年3月トランス・コスモス株式会社とOEM契約を締結
- 2017年4月「モビキャス ト(MOBI CAST)」のサービス開始
- 2018年1月富士通株式会社とOEM契約を締結
- 2018年5月事業拡大に伴い、東京都品川区西五反田三丁目に本社移転
- 2019年10月「モビボイ ス(MOBI VOICE)」のサービス開始
2020年代
- 2020年6月エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社と資本業務提携
- 2021年9月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、東京証券取引所グロース市場に移行
- 2022年11月事業拡大に伴い、東京都港区芝浦一丁目に本社移転
- 2024年1月テクマトリックス株式会社と資本業務提携
- 2024年11月「ムーア コミュナビ(MooA CommNavi)」のサービス開始
- 2025年4月トランス・コスモス株式会社との合弁にて、vottia株式会社を連結子会社として設立
- 2025年10月事業拡大に伴い、東京都品川区東五反田二丁目に本社移転
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/8期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
リカーリングレベニューの継続的成長
既存顧客の単価向上と契約数拡大を両輪に、サブスクリプション型収益の継続的成長を図る。金融・大企業を中心にコンサルティングと最適ソリューションを提供し、ノンボイス対応比率向上や生成AI活用による業務自動化・高度化を支援し、業界ベストプラクティスとなる大型案件を創出する。
- 02
営業・パートナー体制の強化
新規顧客開拓セールスと既存顧客担当セールスの人員増強、既存代理店の販売力向上支援、新規代理店開拓による商流網の強化、カスタマーサクセス活動による解約防止など、営業・サービス提供体制を強化する。
- 03
生成AIを活用した新ソリューションの拡大
生成AI技術の急速な進化を捉え、オペレーション支援AI「MooA」の提供に加え、チャットボット・ボイスボットとの連携やAIエージェント機能を通じて、生成AI型自動化ソリューション市場での成長を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で109人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は772万円で、4期前と比べて+33.7%。平均年齢は39.3歳、平均勤続年数は2.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2021年8月 | 578 | 37.8 | 2.6 | 72 |
| 2022年8月 | 546 | 39.1 | 2.7 | 84 |
| 2023年8月 | 694 | 39.7 | 2.5 | 89 |
| 2024年8月 | 725 | 39.4 | 2.6 | 102 |
| 2025年8月 | 772 | 39.3 | 2.9 | 109 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
- 調達2,882万円児童相談所におけるSNSを活用した全国一元的な相談支援体制の構築に係るシステムのLINE公式アカウントにおけるプッシュ通知のサービス提供等一式厚生労働省 · 2023-03-22
- 調達1,132万円児童相談所におけるSNSを活用した全国一元的な相談支援体制の構築に係るシステムのLINE公式アカウントにおけるプッシュ通知のサービス提供等一式厚生労働省 · 2022-09-29
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年8月期の売上高は19億円、営業利益は1億円。前期と比べると増収で、売上が+26.7%。
会社が出している今期の予想2026年8月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 23億円 | 19億円 |
| 営業利益 | -1億円 | 1億円 |
| 純利益 | 0億円 | 1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年3Qで、売上は6億円、営業利益は0億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+50.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 4 | −1 | −25.0 | −1 |
| 2023年4Q | 4 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 4 | −1 | −25.0 | −1 |
| 2024年2Q | 4 | −1 | −25.0 | −1 |
| 2024年3Q | 4 | −1 | −25.0 | −1 |
| 2024年4Q | 3 | — | — | −4 |
| 2025年2Q | 9 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年4Q | 10 | 1 | 10.0 | 1 |
| 2026年2Q | 10 | −1 | −10.0 | 0 |
| 2026年3Q | 6 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 9期分
2017年8月期からの9期で、売上は4億円から19億円へ4.8倍に増えた。直近期の営業利益率は5.3%。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年8月 | 4 | — | 0 | — | 0 |
| 2018年8月 | 7 | — | 1 | — | 1 |
| 2019年8月 | 7 | — | −1 | — | −1 |
| 2020年8月 | 10 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場 | |||||
| 2021年8月 | 12 | — | 1 | — | 1 |
| 2022年8月 | 16 | — | 2 | — | 1 |
| 2023年8月 | 16 | — | −2 | — | −2 |
| 2024年8月 | 15 | — | −4 | — | −7 |
| トランス・コスモス株式会社との合弁にて、vottia株式会社を連結子会社として設立 | |||||
| 2025年8月 | 19 | 1 | 1 | 5.3 | 1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年8月期
売上高19億円のうち、営業利益として残るのは1億円で5.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の5.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金31.6%6億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金63.2%12億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.3%1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2025年8月期は営業CFが3億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは−3億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は10億円で、売上の6.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年8月 | −1 | −1 | 0 | −2 | 6 |
| 2020年8月 | 2 | −2 | 5 | 0 | 11 |
| 2021年8月 | 3 | −2 | 0 | 1 | 11 |
| 2022年8月 | 2 | −3 | 6 | −1 | 16 |
| 2023年8月 | 0 | −2 | −2 | −2 | 13 |
| 2024年8月 | 0 | −3 | 4 | −3 | 14 |
| 2025年8月 | 3 | −6 | 0 | −3 | 10 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 9期分
2025年8月期の総資産は22億円。このうち返さなくてよい自己資本が15億円で、自己資本比率は61.6%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年8月 | 5 | 3 | 2 | 73.6 |
| 2018年8月 | 10 | 8 | 2 | 81.2 |
| 2019年8月 | 10 | 7 | 3 | 74.3 |
| 2020年8月 | 16 | 13 | 3 | 76.1 |
| 2021年8月 | 18 | 14 | 4 | 77.9 |
| 2022年8月 | 26 | 22 | 4 | 82.6 |
| 2023年8月 | 22 | 19 | 3 | 88.0 |
| 2024年8月 | 20 | 12 | 8 | 63.2 |
| 2025年8月 | 22 | 15 | 8 | 61.6 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中104位あたり、逆に低いのはROEで605社中465位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥354で、1年前と比べて-40.2%。過去52週の値幅のなかでは23%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 44.7倍 |
| PBR | 1.57倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月4日に326円で、前日比+4.49%と急伸しました。7月30日には334円まで上昇し、直近の高値を更新する動きも見られましたが、8月3日には312円へ一時反落しました。25日移動平均線(312.16円)を上回って推移しており、75日線(312.09円)とほぼ同水準です。一方、52週高値631円からは約48%下方にあり、年初来では-34.93%の下落が続いています。出来高は7月30日に28,500株と突出しましたが、その後は減少しており、上値追いにはやや慎重な需給を反映しています。短期的には25日線を支持線に、戻りを試す展開が想定されます。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)。
PERは43.01倍で業界平均30.27倍を上回り、割高感がある。PBRは1.44倍で業界平均3.46倍を下回り、資産面では割安。ROEは6.6%と低く、収益効率は悪い。配当は無配で、株主還元はゼロ。売上高は増加傾向にあるが、直近の純利益は1億円と薄く、予想PERは開示されていない。業績の回復は見られるが、株価は先行して上昇しており、やや割高。ただしPBRは割安で、業界平均を下回るため、総合的にやや割高。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 44.7倍 | 47.9倍 |
| PBR | 1.57倍 | 2.96倍 |
| ROE | 6.6% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
赤字から黒字転換の道筋が最重要争点。強気派は、営業力強化や既存顧客のアップセルにより2025/8期の営業黒字化は達成可能と見る。弱気派は、2024/8期の大幅赤字(営業損失)からV字回復は楽観的で、成長投資が不十分な中での収益改善は持続性に欠けると警告。市場規模が拡大するAIソリューション分野だが、競争激化で売上拡大が鈍るリスクを指摘。PER39倍と割高感は否めない。
- SaaSモデルのストック収益
月額課金ベースの収益が積み上がり、売上安定化が進む。
- AI市場の拡大
企業のカスタマーサポート自動化需要は引き続き成長。
- 営業黒字化計画の具体性
2025/8期の営業利益率5.26%目標にはコスト削減も含まれる。
- 直近決算で最終黒字転換、損益8億円改善通年影響強
2025/8期は最終利益1億円。前期の▲7億円から8億円改善し黒字転換を果たした
- 売上高が前期比26.7%増の19億円へ通年影響中
売上高は前期15億円から19億円と4億円増加。増収で営業利益1億円を確保した
- 営業利益率5.26%と黒字化の収益構造通年影響中
営業利益1億円を売上高19億円で割ると利益率5.26%。再現性が鍵となる
- 外国人保有比率9.76%と小型株で需給支え継続影響弱
外国人投資家の保有比率が9.76%と小型株では比較的高く、リスク選好時に買い戻し余地がある
- 過去の赤字からの急回復
2024/8期に7億円の純損失を出し、V字回復は難易度が高い。
- 競合ひしめく市場
大手IT企業や多数のスタートアップが参入し、差別化困難。
- バリュエーションの割高感
利益面での不透明感に対してPER39倍は割高。
- PER43倍と小型株ながら割高水準継続影響中
PERは43.01倍と高く、PBR1.44倍。利益成長が停滞すれば評価が下がる
- 1年間で株価34.9%下落、下げトレンド継続影響弱
株価は326円と前年に比べ34.9%下落。時価総額20億円と流動性が低く、下げ相場では売りが膨らむ
- 無配当で株主還元が不在継続影響弱
配当利回りは0%。株主への利益還元がなく、インカム投資家の買いは期待できない
- 売上15億円に落ち込む業績変動不定影響中
2024/8期は売上15億円、最終赤字7億円。直近の黒字も一過性の懸念が残る
- ARR(年間経常収益)
- SaaSの成長性を測る最も重要な指標。伸び率が黒字化の鍵。
- 解約率
- 解約率が高いとストック収益が減少し、安定性が損なわれる。
- 営業利益率
- 黒字転換の達成度合いを直接確認する指標。
- 売上高成長率
- 市場競争下での成長持続性を測る。
株主
有価証券報告書より
2025年8月期末の株主数は延べ2,777人。区分でいちばん多いのは事業法人で42.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.9%を占め、残る57.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年8月% | 2022年8月% | 2023年8月% | 2024年8月% | 2025年8月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 22.9 | 23.3 | 23.3 | 43.7 | 42.3 |
| 個人・その他 | 49.9 | 39.6 | 42.6 | 42.3 | 40.5 |
| 外国人個人 | — | 27.4 | 27.5 | 7.4 | 7.2 |
| 証券会社 | 27.2 | 4.1 | 5.0 | 4.6 | 6.8 |
| 外国法人 | — | 3.3 | 1.1 | 1.5 | 2.6 |
| 自己株式 | — | 0.0 | 2.7 | 1.8 | 1.0 |
| 金融機関 | — | 2.3 | 0.5 | 0.5 | 0.7 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | テクマトリックス株式会社 | 28.17 |
| 02 | 阮 明徳 | 6.59 |
| 03 | グローバル・イノベーション・ファンドⅢ | 6.01 |
| 04 | トランス・コスモス株式会社 | 6.01 |
| 05 | 長澤 信治 | 5.77 |
| 06 | 徳山 教助 | 3.20 |
| 07 | 石井 智宏 | 3.05 |
| 08 | 楽天証券株式会社 | 2.14 |
| 09 | 株式会社SBI証券 | 1.70 |
| 10 | 井上 有二 | 1.53 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 9期分
1株利益は9期で+110%、1株純資産は7期で+47%。直近期のROEは6.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年8月 | −157 | — | — | — |
| 2018年8月 | 317 | — | 11.8 | — |
| 2019年8月 | −22 | 154 | — | — |
| 2020年8月 | 16 | 240 | 7.5 | — |
| 2021年8月 | 26 | 266 | 10.1 | — |
| 2022年8月 | 22 | 369 | 7.1 | 30.6 |
| 2023年8月 | −31 | 334 | — | — |
| 2024年8月 | −125 | 211 | — | — |
| 2025年8月 | 15 | 227 | 6.6 | 39.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/8期の役員報酬は総額53百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 石井智宏 | 代表取締役 社長 | 52 | 185,678 |
| 加藤建嗣 | 取締役 CFO | 48 | 28,862 |
| 鈴木猛司 | 取締役 | 59 | — |
| 吉崎浩一郎 | 取締役 | 59 | 3,100 |
| 成田芳生 | 常勤監査役 | 75 | 3,970 |
| 髙松明 | 監査役 | 77 | 3,970 |
| 青木常子 | 監査役 | 67 | 1,690 |
役員報酬の内訳2025/8期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 2 | 33 | 3 | 36 | 18 |
| 社外監査役 | 4 | 10 | 1 | 11 | 3 |
| 社外取締役 | 2 | 5 | 1 | 6 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/8期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容6,350字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題7,620字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,312字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)3,234字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第15期(2025/09/01-2026/08/31)2026-04-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第14期(2024/09/01-2025/08/31)2025-11-26
- 半期報告書半期報告書-第14期(2024/09/01-2025/08/31)2025-04-11
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2023/09/01-2024/08/31)2024-11-29
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第3四半期(2023/03/01-2024/05/31)2024-07-12
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第2四半期(2023/12/01-2024/02/29)2024-04-12
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第1四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2022/09/01-2023/08/31)2023-11-30
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第3四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-14
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第2四半期(2022/12/01-2023/02/28)2023-04-14
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第1四半期(2022/09/01-2022/11/30)2023-01-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(令和3年9月1日-令和4年8月31日)2022-11-30
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2026年8月期第3四半期 決算説明資料2026-07-10
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