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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

早稲田アカデミー

WASEDA ACADEMY CO.,LTD.4718 · Prime · サービス業

首都圏で小学生から高校生対象の進学塾「早稲田アカデミー」を展開。医学部受験専門予備校や幼児教室も運営する総合教育企業。

概要

株式会社早稲田アカデミーは、首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県)で学習塾「早稲田アカデミー」を展開する教育企業である。難関中学・高校・大学受験指導に強みを持ち、2026年3月期の売上高は377億円、従業員1,109名。集団指導と個別指導の両方を提供し、子会社を通じて医歯薬系予備校や幼児教育、海外での日本人子女向け指導も行う。

集団指導と個別指導の二本柱

早稲田アカデミーの主要事業は、小学1年から高校3年を対象とする集団指導と個別指導に大別される。集団指導は「早稲田アカデミー」ブランドで首都圏5都県に直営校舎を展開し、難関校への合格実績でブランド力を高めている。2026年春の中学入試では御三家中学の合格者数が700名近くに達し、高校入試でも開成や早慶附属で圧倒的な実績を残した。大学受験では東京大学・早慶上智大学の合格者数が大きく伸長している。個別指導は「早稲田アカデミー個別進学館」として、直営校に加えフランチャイズ方式も活用し、2026年3月時点で76校体制となった。2025年7月に成増校、同年11月に綾瀬校(FC)、2026年3月に王子校(FC)を新設し、100校体制を目指している。大学受験部門では東進衛星予備校との提携により9校を展開し、高校生の取り込みを強化している。2026年3月期の期中平均塾生数は50,837人で、小学部が30,666人(60.3%)を占める。これらの施策により、生徒の「Life Time Value」最大化を追求している。

首都圏集中と海外への展開

早稲田アカデミーの校舎網は、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県の5都県に集中している。1975年に東京都杉並区で創業後、1990年に埼玉県上福岡市、1998年に神奈川県川崎市、2003年に千葉県松戸市、2007年に茨城県つくば市へと段階的に進出し、首都圏全域をカバーするようになった。集団指導校舎の正確な数は非開示だが、個別指導校舎と合わせると総数は100を超える。また、海外展開として、イギリス・ロンドンにWASEDA ACADEMY UK CO.,LTD、アメリカ・ニューヨーク州にWASEDA ACADEMY USA CO.,LTD.を設立し、現地の日本人子女(小中学生)向けに進学指導を提供している。かつてシンガポールにも進出していたが、1999年に撤退している。海外事業はグループ全体の売上高に占める割合は小さいが、グローバル人材育成の一環として位置づけられている。子会社の水戸アカデミーは茨城県内で、集学舎(QUARD)は千葉県内で地域密着型の指導を行っている。

グループ子会社の機能分化

早稲田アカデミーグループは、当社と7つの連結子会社で構成される。株式会社野田学園は医歯薬系専門予備校「野田クルゼ」を運営し、中学生から高卒生までを対象に医学部・歯学部・薬学部受験に特化した指導を提供する。株式会社水戸アカデミーは茨城県内で「水戸アカデミー」として小中学生向け進学指導を行い、同時に当社のフランチャイジーとして個別進学館水戸校も運営する。株式会社集学舎は千葉県内で「QUARD(クオード)」ブランドで小中高校生を対象とした進学塾を展開し、2018年に有限会社クオード・エンタープライズを吸収合併した。株式会社幼児未来教育は東京都内で「ベンチャースクール サン・キッズ」として1歳から6歳までの幼児教室を運営し、2024年1月にグループに加わった。海外子会社2社はロンドンとニューヨークで日本人子女向け指導を実施する。これらの子会社はそれぞれ専門性と地域性を活かし、グループ全体の事業領域を補完している。かつては株式会社秀文社や株式会社ビーケアを子会社としていたが、既に売却している。

収益の成長と安定性

早稲田アカデミーの売上高は2013年3月期の180億円から2026年3月期の377億円へと約2倍に拡大している。増収基調は一貫しており、特に2020年以降は年率7~8%の成長を続けている。営業利益率は10%前後で推移し、2026年3月期には営業利益40億円(利益率10.6%)を計上した。純利益も2013年3月期の5億円から2026年3月期の25億円へと増加している。収益の原動力は塾生数の増加であり、期中平均塾生数は2026年3月期に50,837人と前期比4.0%増加した。校舎拡大と合格実績の向上が集客力を高め、生徒一人当たりの単価も上昇傾向にある。財務面では、営業活動によるキャッシュフローは毎期40億円前後を生み出し、投資と株主還元(配当)に充当している。2026年3月期の配当金総額は11.13億円であった。自己資本比率は高く、安定した財務基盤を維持している。

業界の中での役割は学習塾・教育サービス事業者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
377億円
営業利益
40億円
営業利益率
10.6%
純利益
25億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2020/3
事業売上構成比利益利益率
教育関連事業246億円100.0%48億円19.5%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01進学学習指導(集団・個別指導塾)主力

当社が小学1年生から高校3年生までを対象に進学学習指導を実施。首都圏で直営校舎を展開し、個別指導部門ではフランチャイズ方式も採用。子会社の水戸アカデミー(水戸アカデミー)は茨城県内で小中学生対象、集学舎(QUARD)は千葉県内で小中高校生対象に進学指導を行う。また、海外子会社2社がイギリス・ロンドンとアメリカ・ニューヨークで日本人子女(小中学生)向けに進学指導を実施。

主な製品・サービス4
早稲田アカデミー(集団指導)
小学1年~高校3年を対象とした進学学習指導。首都圏で直営校舎を展開。
早稲田アカデミー個別進学館
個別指導形式の進学学習指導。フランチャイズ方式も併用。
水戸アカデミー
茨城県内で小中学生を対象とした進学学習指導。子会社水戸アカデミーが運営。
QUARD(クオード)
千葉県内で小中高校生を対象とした進学学習指導。子会社集学舎が運営。

02医歯薬系大学受験予備校準主力

子会社野田学園が「野田クルゼ」の名称で、中学生、高校生及び高卒生を対象とした医歯薬系専門の大学受験予備校を運営。

主な製品・サービス1
野田クルゼ
医歯薬系専門の大学受験予備校。中学生、高校生、高卒生対象。

03幼児教育・英語教育副次

当社が年長生以上を対象とした英語教育を実施。子会社幼児未来教育が「ベンチャースクール サン・キッズ」の名称で、東京都内で1歳から6歳までの未就学児を対象とした幼児教室を運営。

主な製品・サービス2
早稲田アカデミー英語教育
年長生以上を対象とした英語教育プログラム。
ベンチャースクール サン・キッズ
1歳から6歳までの未就学児を対象とした幼児教室。子会社幼児未来教育が運営。

製品と技術

中学受験指導と難関校合格実績

早稲田アカデミーの集団指導は、中学受験分野で特に高い競争力を持つ。2026年春の中学入試では、女子御三家・男子御三家などの難関私立中学で合格者数が700名近くに達し、過去最高を更新した。高校受験でも開成・早慶附属等の最難関私国立高校で圧倒的な合格実績を有し、大学受験では東京大学・早慶上智大学の合格者数が大きく伸長している。これらの実績は、創業以来の教育理念「本気でやる子を育てる」に基づく指導と、教師の授業技術向上への取り組みによる。全社をあげた授業技術コンテストや各種研修を通じて教務力を高めている。また、2002年に開設した難関校特化ブランド「ExiV(エクシブ)」は、中学受験のトップ層向けに特化した指導を提供する。さらに、人気アニメとのコラボレーション広告を2年連続で展開するなど、集客施策も奏功し、塾生増加につながっている。

個別指導「個別進学館」の運営方式と拡大

個別指導は「早稲田アカデミー個別進学館」として、直営校とフランチャイズ校を組み合わせて展開している。2026年3月時点で76校体制となり、2025年7月に成増校、同年11月に綾瀬校(FC)、2026年3月に王子校(FC)を新設するなど、100校体制を目指して拡大を続けている。個別指導の強みは、一人ひとりの学習進度や目標に合わせた柔軟な指導ができる点にある。集団指導との併用率向上を図り、生徒の「Life Time Value」最大化を追求している。また、2026年3月には「個別指導本部」を新設し、運営体制を強化した。大学受験部門では東進衛星予備校との提携により映像授業を活用し、高校生の学習ニーズにも対応している。このように、個別指導はグループの成長を牽引する重要な柱となっている。

医歯薬系専門予備校「野田クルゼ」

子会社の株式会社野田学園が運営する「野田クルゼ」は、中学生、高校生及び高卒生を対象とした医歯薬系専門の大学受験予備校である。医学部・歯学部・薬学部への進学を目指す生徒に特化したカリキュラムを提供し、少人数制の授業や個別面談を通じて、基礎から応用まで徹底的に指導する。医歯薬系は他学部と比較して受験科目や入試傾向が特殊であり、専門特化した予備校の需要は高い。野田クルゼはそのニッチな分野で確固たる地位を築いており、グループ全体の受験指導の幅を広げている。2007年に完全子会社化されて以降、グループシナジーを発揮し、合格実績の向上に貢献している。

幼児教育から海外校まで多様な学習機会

2024年1月に子会社化した株式会社幼児未来教育は、東京都内で「ベンチャースクール サン・キッズ」を運営し、1歳から6歳までの未就学児を対象とした幼児教室を提供している。早期教育のニーズに応え、将来の学習基盤を育てる役割を担う。また、海外ではイギリス・ロンドンのWASEDA ACADEMY UK CO.,LTDとアメリカ・ニューヨーク州のWASEDA ACADEMY USA CO.,LTD.が、現地の日本人子女(小中学生)向けに進学指導を実施している。海外に駐在する家族の教育ニーズに応えるとともに、グローバルな視点を持った人材育成に寄与している。これらの事業はグループ全体の売上高に占める割合は小さいが、多様な学習機会を提供し、ブランド価値向上に貢献している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

学習塾で業界首位級、高収益を実現

早稲田アカデミーは首都圏を中心に展開する学習塾で、業界内で確固たる地位を築いている。同業のジンジブやイシンは人材サービス中心だが、早稲田アカデミーは教育サービスに特化し、合格実績とブランド力で差別化。売上高は2024年3月期の329億円から2026年3月期には377億円へ成長し、営業利益率も10%前後と高水準を維持。業界内で収益性トップクラスの優良企業である。

強み

  • 営業利益率が10%を超え、サービス業界でもトップクラスの収益性を誇る。
  • 難関校合格実績が豊富で、早稲田アカデミーの名前が信頼を生んでいる。
  • 首都圏に集中展開し、人口密集地で効率的な集客が可能。
  • 毎期増収増益で、2026年3月期も売上高377億円、利益率10.6%と堅調。

課題

  • 少子化で学習塾市場は縮小傾向にあり、生徒数の確保が課題。
  • 首都圏依存が高く、地域経済の影響を受けやすい構造。
  • 同業他社が同様のサービスを展開しており、差別化が難しくなっている。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

メディア・エンタメの時価総額近傍。太字が早稲田アカデミー

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
17860エイベックス593億円15.4倍
23668コロプラ559億円163.1倍
33932アカツキ556億円9.8倍
44343イオンファンタジー549億円19.7倍
57914共同印刷517億円12.2倍
64718早稲田アカデミー491億円19.2倍
79470学研ホールディングス456億円13.1倍
84337ぴあ419億円12.4倍
96238フリュー404億円18.3倍
106071IBJ382億円15.5倍
119405朝日放送グループホールディングス366億円8.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(メディア・エンタメ)に従っています。

会社の歴史

沿革 39件

学習塾としての始まりと株式会社化(1974~1985年)

1974年11月に大鵬機械株式会社として設立された後、1975年7月に創業者須野田誠が東京都杉並区阿佐谷南で小中学生対象の学習指導サークルを開始した。1976年3月に名称を「早稲田大学院生塾」と改め、本格的な学習塾として発足。1979年7月に大鵬機械株式会社に営業譲渡し、「株式会社早稲田大学院生塾」に商号変更、株式会社として本格的な事業展開を開始した。本社も杉並区成田東に移転。1985年12月には「株式会社早稲田アカデミー」に商号変更し、現在のブランド名が定まった。この間、1986年1月に本社を高円寺南へ移転するなど、経営基盤を固める時期であった。

首都圏への拡大と四谷大塚提携(1985~1993年)

1988年3月には日本語学校「早稲田日本語学校」と書店「日本語ブックセンター創学社」を開設したが、1995年に閉鎖している。1989年1月に本社を豊島区池袋へ移転し、同年2月には株式会社四谷大塚と準拠塾契約を締結。これにより中学受験指導の基盤を強化した。1990年2月に埼玉県上福岡市(現ふじみ野市)に上福岡校を開校し、東京都外への進出を開始。1992年2月にはシンガポールにVIC LANGUAGE CENTRE PTE LTDを買収して進出するが、1995年4月にシンガポール校を設立し、1999年3月に営業譲渡・閉鎖して撤退した。この時期、海外展開を試みるも長続きせず、首都圏での地盤固めに注力した。

大学受験部門と個別指導への参入(1994~2001年)

1996年3月に大学受験特化校「サクセス18高円寺校」を高円寺校から分離開校し、大学受験部門を本格化。1997年3月に子会社東京システム株式会社を設立(2006年解散)。同年9月には四谷大塚と提携塾契約を締結し、連携を強化。1998年7月に神奈川県川崎市に宮崎台校を開校し、神奈川県へ進出。1999年2月に日本証券業協会に株式を店頭登録した。2001年3月には「MYSTA池尻大橋教室」「MYSTA戸田公園教室」を開校し、個別指導分野に参入。同年4月には株式会社秀文社と企業提携(後に売却)。2002年2月には難関中学・高校受験特化ブランド「ExiV(エクシブ)」を新設し、高付加価値路線を打ち出した。2003年3月には千葉県松戸市に松戸校を開校し、千葉県へ進出した。

上場とM&Aによる事業拡大(2004~2007年)

2004年12月、日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。同時に社会人対象の研修事業「W-ExPeRT(ダブルエキスパート)」を開始した。2007年1月には東京証券取引所市場第二部に上場し、ジャスダック上場を廃止。同年3月に茨城県つくば市につくば校を開校し、茨城県へ進出。5月には株式会社野田学園(医歯薬系予備校)を完全子会社化、株式会社ビーケアを子会社化(後に全株式譲渡)、株式会社明光ネットワークジャパンと業務・資本提携を締結。また、明光ネットワークジャパンと共同開発した難関校受験対応型個別指導塾の直営校展開を開始し、「早稲田アカデミー個別進学館 御茶ノ水校」を開校した。この一連のM&Aと提携により、事業領域を大幅に拡大した。

グループ再編と海外展開(2012~2019年)

2012年12月、東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。同時に株式会社水戸アカデミーと株式会社集学舎、有限会社クオード・エンタープライズを完全子会社化し、監査等委員会設置会社へ移行。2018年4月には株式会社集学舎を存続会社として有限会社クオード・エンタープライズを吸収合併。2019年5月にイギリス・ロンドンにWASEDA ACADEMY UK CO.,LTDを設立、同年7月にはアメリカ・ニューヨーク州のSHINKENSHA U.S.A. INCORPORATED(後にWASEDA ACADEMY USA CO.,LTD.へ商号変更)を完全子会社化し、海外展開を再開。同時に本社を豊島区南池袋へ移転し、コーポレートロゴを変更。個別指導ブランド「MYSTA」を「早稲田アカデミー個別進学館」へ統合し、明光ネットワークジャパンとの提携を解消、個別進学館事業をグループ単独運営とした。

ナガセ提携と幼児教育参入(2023~2026年)

2023年9月、株式会社ナガセと東進衛星予備校ネットワーク・東進中学NET加盟契約を締結し、大学受験部門の新領域として東進衛星予備校の展開を開始。2024年1月には株式会社幼児未来教育(ベンチャースクール サン・キッズ)を完全子会社化し、幼児教育事業に参入。2025年に創立50周年を迎え、中期経営計画の最終年度である2026年3月期には売上高377億円、営業利益40億円を達成し、計画目標を全て達成した。同年3月には個別指導本部を新設し、個別指導校舎100校体制の仕上げを加速。東進衛星予備校も9校体制となり、大学受験部門の強化を図っている。

年表39件を開く

1970年代

  • 1974年11月創業大鵬機械株式会社設立。
  • 1975年7月創業当社創業者須野田誠が、東京都杉並区阿佐谷南にて小中学生対象の学習指導サークルを開始。
  • 1976年3月創業名称を「早稲田大学院生塾」とし、本格的に学習塾として発足。
  • 1979年7月商号変更大鵬機械株式会社に営業譲渡し、名称を「株式会社早稲田大学院生塾」に変更、株式会社として本格的に事業展開を開始。本社を東京都杉並区成田東に移転。

1980年代

  • 1985年12月商号変更「株式会社早稲田アカデミー」に商号変更。
  • 1986年1月本社を東京都杉並区高円寺南に移転。
  • 1988年3月「早稲田日本語学校」を東京都杉並区高円寺南に開設。「日本語ブックセンター創学社」を東京都杉並区高円寺南に開店。
  • 1989年1月本社を東京都豊島区池袋に移転。
  • 1989年1月「ラウンジ・アカデミー」を東京都豊島区池袋に開店。
  • 1989年2月株式会社四谷大塚と準拠塾契約締結。

1990年代

  • 1990年2月「上福岡校」を埼玉県上福岡市(現 ふじみ野市)上福岡に開校し、埼玉県への進出を開始。
  • 1992年2月M&A株式会社ビック教育研究会よりVIC LANGUAGE CENTRE PTE LTDを買収し、シンガポールにて営業開始。
  • 1995年3月「早稲田日本語学校」及び「ラウンジ・アカデミー」を閉鎖。
  • 1995年4月創業「シンガポール校」を設立し、VIC LANGUAGE CENTRE PTE LTD(1997年8月清算結了)の営業を引継ぐ。
  • 1995年12月「日本語ブックセンター創学社」を閉鎖。
  • 1996年3月「サクセス18高円寺校」を高円寺校より分離開校、大学受験特化校舎を設置。
  • 1996年11月有限会社国立教育研究所より営業を譲り受け、「国立校(国研)」を東京都国立市中に開校。
  • 1997年3月東京システム株式会社(100%出資子会社)を設立。
  • 1997年9月株式会社四谷大塚と提携塾契約締結。
  • 1998年7月「宮崎台校」を神奈川県川崎市宮前区宮崎に開校し、神奈川県への進出を開始。
  • 1999年2月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 1999年3月「シンガポール校」を営業譲渡し、閉鎖。

2000年代

  • 2001年3月「MYSTA池尻大橋教室」「MYSTA戸田公園教室」を開校し、個別指導分野への進出を開始。
  • 2001年4月株式会社秀文社と企業提携を行い、同社株式を取得。
  • 2002年2月難関中学・高校受験特化ブランド「ExiV(エクシブ)」を新たに開設。
  • 2003年3月「松戸校」を千葉県松戸市本町に開校し、千葉県への進出を開始。
  • 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。社会人対象の研修事業リーダー育成合宿「W-ExPerT(ダブルエキスパート)」を開始。
  • 2006年5月東京システム株式会社(100%出資子会社)を解散。
  • 2007年1月上場東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 2007年2月上場ジャスダック証券取引所への上場廃止。
  • 2007年3月「つくば校」を茨城県つくば市竹園に開校し、茨城県への進出を開始。株式会社秀文社の株式を売却し、関連会社から除外。
  • 2007年4月教員・教員志望者対象の研修事業「教師力養成塾」を開始。
  • 2007年5月M&A株式会社野田学園の株式を取得し、完全子会社化(現:連結子会社)。株式会社ビーケアの株式を取得し、子会社化。株式会社ビーケアの全株式を譲渡し、連結子会社から除外。株式会社明光ネットワークジャパンと業務提携契約締結。株式会社明光ネットワークジャパンと資本提携契約締結。「早稲田アカデミー個別進学館 御茶ノ水校」を東京都千代田区に開校。株式会社明光ネットワークジャパンと共同開発を行う難関校受験対応型個別指導塾の直営校展開を開始。

2010年代

  • 2012年12月M&A東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。株式会社アカデミー(現:株式会社水戸アカデミー)の株式を取得し、完全子会社化(現:連結子会社)。監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行。株式会社集学舎、有限会社クオード・エンタープライズの株式を取得し完全子会社化(現:連結子会社)。
  • 2018年4月M&A株式会社集学舎を存続会社、有限会社クオード・エンタープライズを消滅会社とする吸収合併を実施。
  • 2019年5月WASEDA ACADEMY UK CO.,LTD(100%出資子会社)を設立(現:連結子会社)。
  • 2019年7月M&ASHINKENSHA U.S.A. INCORPORATED(2019年12月にWASEDA ACADEMY USA CO.,LTD.へ商号変更)の株式を取得し、完全子会社化(現:連結子会社)。本社を東京都豊島区南池袋へ移転。コーポレートマーク・ロゴタイプ変更。個別指導ブランド「MYSTA(マイスタ)」を「早稲田アカデミー個別進学館」へ統合。株式会社明光ネットワークジャパンとの業務・資本提携契約を解消。株式会社明光ネットワークジャパンが簡易新設分割により設立した株式会社個別進学館の全株式を取得し、子会社化。「早稲田アカデミー個別進学館」事業を当社グループでの単独運営とする。当社を存続会社とし、株式会社個別進学館(連結子会社)を消滅会社とする吸収合併を実施。東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行。

2020年代

  • 2023年9月株式会社ナガセと東進衛星予備校ネットワーク・東進中学NET加盟契約締結。
  • 2024年1月M&A株式会社幼児未来教育の株式を取得し、完全子会社化(現:連結子会社)。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 連結売上高経常利益率10%超
  • ROE15%超

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    難関校合格実績の伸長による差別化

    難関上位校への合格実績を伸ばすことで競合との差別化を図り、集客力とブランド力を高める基本戦略を推進する。

  2. 02

    標準校舎の成長と生涯価値の最大化

    中学・高校受験の集団指導校舎のさらなる成長に加え、大学受験部門と個別指導部門を強化し、生徒一人当たりの生涯価値(Life Time Value)を最大化する。

  3. 03

    インオーガニック成長の推進

    M&Aや提携など外部資源の活用による新たな成長領域への展開を積極的に進める。

  4. 04

    DX・AI活用による品質と効率の向上

    デジタル技術やAIを活用した新サービス提供、業務効率化を通じて顧客満足度と従業員満足度の向上を図る。

  5. 05

    人材採用・育成と内部管理体制の強化

    高品質な教育を支える人材の確保・育成に注力するとともに、内部統制・リスク管理体制を強化し強固な組織を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で1,109人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は611万円で、9期前と比べて+13.7%平均年齢は39.0歳、平均勤続年数は9.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月841
2018年3月887
2019年3月53837.08.0877
2020年3月51337.08.0934
2021年3月980
2022年3月51837.08.01,053
2023年3月52937.08.01,080
2024年3月55438.09.01,090
2025年3月57138.09.01,103317
2026年3月61139.09.01,109361

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率4.9%
縦線は目安の30%
男性育休取得率50.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)50.3%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 東京都豊島区1,058百万円
[第二事業部]西日暮里校 ほか14校舎770百万円
[第六事業部]渋谷校 ほか22校舎679百万円
姉崎校ほか5校舎等 — 千葉県市原市ほか669百万円
[第一事業部]池袋校 ほか14校舎597百万円
[第五事業部]御茶ノ水校 ほか13校舎470百万円
[第七事業部]武蔵小杉校 ほか20校舎311百万円
[個別指導部]個別進学館西日暮里校 ほか48校舎291百万円
[第三事業部]志木校 ほか19校舎271百万円
[第四事業部]流山おおたかの森校 ほか14校舎257百万円
ほか6件の開示あり

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は377億円営業利益40億円前期と比べると増収増益で、売上が+7.4%、利益が+14.3%。

売上高
+7.4%
377億円
営業利益
+14.3%
40億円
純利益
+8.7%
25億円
営業利益率
10.6%
前期比 +0.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高405億円377億円
営業利益42億円40億円
純利益28億円25億円
1株あたり配当¥75¥75

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は77億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+24.2%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q836
2024年1Q62−2−3.2−1
2024年2Q981616.311
2024年3Q8067.54
2024年4Q897
2025年2Q170158.89
2025年4Q1812011.014
2026年2Q183179.311
2026年4Q1942311.914
2027年1Q77−1−1.3−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は180億円から377億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は10.6%。売上は13期、純利益は5期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月18095
2014年3月18673
2015年3月19474
2016年3月202106
2017年3月207117
株式会社集学舎を存続会社、有限会社クオード・エンタープライズを消滅会社とする吸収合併を実施。
2018年3月221117
SHINKENSHA U.S.A. INCORPORATED(2019年12月にWASEDA ACADEMY USA CO.,LTD.へ商号変更)の株式を取得し、完全子会社化(現:連結子会社)。本社を東京都豊島区南池袋へ移転。コーポレートマーク・ロゴタイプ変更。個別指導ブランド「MYSTA(マイスタ)」を「早稲田アカデミー個別進学館」へ統合。株式会社明光ネットワークジャパンとの業務・資本提携契約を解消。株式会社明光ネットワークジャパンが簡易新設分割により設立した株式会社個別進学館の全株式を取得し、子会社化。「早稲田アカデミー個別進学館」事業を当社グループでの単独運営とする。当社を存続会社とし、株式会社個別進学館(連結子会社)を消滅会社とする吸収合併を実施。東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行。
2019年3月238159
2020年3月246128
2021年3月255115
2022年3月2861811
2023年3月3072416
株式会社幼児未来教育の株式を取得し、完全子会社化(現:連結子会社)。
2024年3月3293021
2025年3月351353610.023
2026年3月377404010.625

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高377億円のうち、営業利益として残るのは40億円10.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は25億円、売上の6.6%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.6%255億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.8%82億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益10.6%40億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
32.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.1pt
10.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.6pt
6.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+3.9pt
15.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
17.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが42億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは38億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は96億円で、売上の3.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月13−14−1−19
2014年3月9−1−888
2015年3月16−1−81516
2016年3月14−6−6817
2017年3月13−7−5618
2018年3月14−15−4−113
2019年3月22−10−101214
2020年3月15−1−101418
2021年3月19−4191552
2022年3月26−17−10951
2023年3月29−11−71862
2024年3月36−24−81267
2025年3月39−13−212672
2026年3月42−4−133896

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は262億円。このうち返さなくてよい自己資本が166億円で、自己資本比率は63.2%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月113605353.4
2014年3月110605054.1
2015年3月117625552.8
2016年3月122655753.7
2017年3月126705656.0
2018年3月144707448.7
2019年3月151767550.6
2020年3月153827153.8
2021年3月1861107659.2
2022年3月1971148358.1
2023年3月2111258659.4
2024年3月2311438861.9
2025年3月2451529362.0
2026年3月2621669663.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
106億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
131億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
96億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
91
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率21 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率534社中175位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中264位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.7%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
10.6%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
63.2%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
7.4%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.9%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,581で、1年前と比べて-2.1%過去52週の値幅のなかでは64%の位置にある。

¥2,581+2.0%1ヶ月+9.2%1年-2.1%時価総額491億円
過去52週の値幅
安値¥1,920高値¥2,955

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.2倍
PER (会社予想)17.3倍
PBR3.02倍
配当利回り2.91%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は2407円で、25日線2432.16円をほぼ同水準。1ヶ月で0.25%下落とほぼ横ばい。52週高値2955円からは約18.5%の下落。8月上旬に2292円まで調整したが、直近は反発。出来高は8/13に7.4万株と増加し、下値では買いが見られた。25日線を挟んだ揉み合いが続く。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

当期実績PERが17.89倍と同業界平均22.98倍を約22%下回り、予想PER16.2倍でもやや割安感はあります。しかし、PBRは2.81倍と同業界平均3.31倍を下回るものの、ROE15.7%に見合う水準で、バリュエーションは概ね妥当です。配当利回りは3.12%と同業界平均2.31%を上回り、配当性向40%で株主還元は安定しています。売上高と利益は順調に増加しており、収益性も良好です。割安とまでは言えないが、同業界平均と比較して優位な指標が多く、ほぼ妥当と判断します。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.2倍23.4倍
PER (予想)17.3倍
PBR3.02倍3.51倍
ROE15.7%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

少子化が進む中で、難関校受験ニーズは根強く、売上高は堅調に増加している。争点は生徒数の持続性と、競争激化による集客力の維持だ。強気派は難関校志向の高まりと個別指導の拡大が成長をけん引すると見る。弱気派は少子化による市場縮小が避けられず、オンライン塾など新たな競合がシェアを奪うと警戒する。配当利回り3.1%と自己株式取得など株主還元も評価される一方、成長余地には限界があるとの見方も。

プラスに働く材料7
  • 難関校需要の強さ

    首都圏で難関校受験は根強く、市場は安定的

  • ブランド力

    合格実績が集客を高め、高単価を維持

  • 業績の安定成長

    増収と10%超の利益率で、安定的な成長を継続

  • 2025年3月期は増収増益で利益が最高水準通年影響

    売上高351億円(前期比6.7%増)、営業利益35億円、純利益23億円と実績が改善

  • 予想PER16.2倍への評価改善決算発表後影響

    実績PER17.89倍から予想PER16.2倍へ低下し、増益分の織り込み余地

  • 配当利回り3.12%とROE15.7%の高水準継続影響

    配当利回り3.12%に加えROE15.7%と高く、資本効率の良さが評価

  • 売上高は3期連続増加通年影響

    売上高は329億円→351億円→377億円と拡大し、堅調な需要を反映

マイナスに働く材料7
  • 少子化の影響

    生徒数の減少傾向が続き、市場全体が縮小

  • 競争激化

    オンライン塾や個別指導の低価格化でシェア奪取

  • 成長の限界

    首都圏依存で開校余地が狭まり、成長鈍化

  • 少子化で市場縮小が長期的な重し2027年〜2028年影響

    売上高は377億円へ伸びても、生徒人口は減少傾向。成長率が市場縮小を上回れるか不透明

  • PBR2.81倍はROE15.7%を前提にした評価継続影響

    ROEが15.7%を下回るとPBR2.81倍は割高となり、バリュエーション修正が起きる

  • 外国人保有比率1.68%と流動性が低い継続影響

    海外投資家の参加が限られ、売買が薄い銘柄として需給が悪化しやすい

  • 純利益の伸び率が鈍化決算発表後影響

    2025/3期の純利益23億円は前期比9.5%増だったが、2026/3期は25億円と8.7%増で伸びが鈍る

次の決算で確かめる点
生徒数
教室運営の根幹で収益を直接左右
客単価
値上げや高付加価値の効果を測る
合格実績
ブランド力と集客力の源泉を確認

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり75で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは2.91%。

年間配当
¥75
1株あたり
配当利回り
2.91%
いまの株価に対して
配当性向
40.0%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1542.0
2018年3月1710.034.6
2019年3月3081.831.4
2020年3月20−33.341.2
2021年3月200.043.6
2022年3月2210.034.8
2023年3月249.129.2
2024年3月4066.735.5
2025年3月5537.542.9
2026年3月550.040.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥75

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ35,641人。区分でいちばん多いのは個人・その他46.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が52.0%を占め、残る48.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他44.038.938.740.944.946.1
事業法人47.449.349.248.945.445.3
金融機関6.98.48.67.67.36.6
自己株式2.32.3
外国法人1.21.41.91.31.61.6
証券会社0.52.01.61.20.80.3
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ナガセ18.40
02河端 真一10.21
03英進館株式会社9.69
04福山産業株式会社5.02
05株式会社明光ネットワークジャパン5.00
06日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.76
07早稲田アカデミー従業員持株会4.42
08株式会社学研ホールディングス2.77
09教育開発出版株式会社1.74
10株式会社ケーエスコーポレイション1.58

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近4
  • 2026-08-06
    福山産業株式会社
    新規の大量保有報告
    1.86%
    -3.16pt
  • 2026-06-23
    河端 真一
    新規の大量保有報告
    11.07%
    +1.01pt
  • 2026-05-15
    英進館株式会社
    新規の大量保有報告
    9.63%
    -1.35pt
  • 2026-04-15
    河端 真一
    新規の大量保有報告
    10.06%
    +1.00pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+106%、1株純資産は14期で+22%。直近期のROEは15.7%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月657368.811.645.0
2014年3月367244.923.679.7
2015年3月517466.917.072.7
2016年3月707869.212.849.9
2017年3月8284510.015.642.0
2018年3月4444210.418.034.6
2019年3月5848112.711.931.4
2020年3月495209.718.741.2
2021年3月335845.527.543.6
2022年3月596069.917.334.8
2023年3月8266513.015.029.2
2024年3月11375415.914.235.5
2025年3月12782215.916.242.9
2026年3月13589615.715.140.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額247百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢
山本豊代表取締役 社長63
伊藤誠取締役 専務執行役員 経営推進本部長 教務本部管掌55
相澤好寬取締役 執行役員 教育事業本部長 兼第六事業部長58
千葉崇博取締役 執行役員 運営本部長46
川又政治取締役77
三谷和歌子取締役52
河野陽子取締役(常勤監査等委員)69
原口昌之取締役(監査等委員)65
布施木孝叔取締役(監査等委員)71

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4137213519348
取締役(社内)1272727
社外取締役427277

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容875字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社早稲田アカデミー)と、当社の100%出資子会社である株式会社野田学園、株式会社水戸アカデミー、株式会社集学舎、株式会社幼児未来教育、WASEDA ACADEMY UK CO.,LTD及びWASEDA ACADEMY USA CO.,LTD.の7社で構成されており、教育関連事業を主たる事業としております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは、次のとおりであります。 当社が、主に小学1年生から高校3年生までを対象とした進学学習指導を行うほか、年長生以上を対象とした英語教育等を行っております。進学学習指導業務につきましては、首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県)で直営校舎を展開するほか、個別指導部門においてはフランチャイズ方式での運営も行っております。 株式会社野田学園は、「野田クルゼ」の名称で、中学生、高校生及び高卒生を対象とした医歯薬系専門の大学受験予備校を運営しております。 株式会社水戸アカデミーは、「水戸アカデミー」の名称で、茨城県内で小・中学生を対象とした進学学習指導を行っております。また、当社のフランチャイジーとして小・中・高校生を対象に「早稲田アカデミー個別進学館水戸校」を運営しております。 株式会社集学舎は、「QUARD(クオード)」の名称で、千葉県内で小・中・高校生を対象とした進学学習指導を行っております。 株式会社幼児未来教育は、「ベンチャースクール サン・キッズ」の名称で、東京都内で1歳から6歳までの未就学児を対象とした幼児教室を運営しております。 WASEDA ACADEMY UK CO.,LTDは、イギリス・ロンドンにおいて日本人子女(小・中学生)を対象とした進学学習指導を行っております。 WASEDA ACADEMY USA CO.,LTD.は、アメリカ・ニューヨーク州において日本人子女(小・中学生)を対象とした進学学習指導を行っております。 以上述べた事項を事業系統図で示しますと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,807字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社は、創業時から継承してきた「本気でやる子を育てる」という教育理念と「目標に向かって真剣に取り組む人間の創造」という経営理念を実践し、進学塾としての本来価値である学力向上と志望校合格の実現にとどまらず、あらゆる物事に本気で真剣に取組む姿勢、自ら設定した目標の実現に向けて果敢に挑戦するチャレンジ精神、問題を発見し解決する力、困難にあっても本気で粘り強くやり抜く力を身につけた子どもたちの育成を目指しております。 グローバル化と技術革新が急速に進行する世界の中で日本が発展していくためには、将来を予測し、自ら問題や課題を発見・解決していくことのできる優秀な人材の育成が求められています。当社グループは、受験指導を通じて、日本の未来を支える人材育成に寄与し、教育企業としての社会的使命と責任を果たしてまいります。 同時に上場企業として、永続的な成長を実現できる強固な経営基盤を確立し、企業価値の最大化を目指してまいります。 (2)経営環境と経営戦略等 学習塾・予備校業界は、少子化による学齢人口の減少や物価高による家計負担の増大などにより、需要が押し下げられかねない厳しい環境下にあります。さらに、2020年以降の新型コロナウイルス感染拡大がもたらした社会変容と価値観の多様化、教育制度改革や国際化の進行などにより、業界全体が大きな変革の時期を迎え、企業間競争も一段と激化しております。 当社グループにおいても少子化の影響は避けられないものの、当社グループが事業展開する首都圏においては、首都圏外と比べ学齢人口の減少は緩やかです。また、依然として私国立中学への受験熱が高い状況にあることに加え、高校の授業料無償化拡大などの制度変更も相まって、当社に対する顧客ニーズは高まっております。 当社グループは、進学塾としてのブランド力の源泉であり、集客力向上のための大きなファクターでもある「難関上位校への合格実績」を伸長させることにより他社との差別化を図り、業容を拡大するという基本戦略を推進しておりますが、潜在顧客である難関上位校の志望者数は、少子化の中にあっても安定的に推移しております。 当社グループの難関上位校への合格者数は毎年着実に伸長し、それに伴い同業他社に対する競争力も高まっております。近年は、中学受験における男女御三家、早慶附属等の難関私国立中学校で合格実績が大きく伸長しました。高校受験においては、開成・早慶附属等の難関私国立高校への圧倒的な合格実績により、首都圏におけるトップブランドとして顧客の皆様から大きな期待と信頼をいただけているものと自負しております。 更に、コロナ禍を契機にオンライン教育が急速に普及するとともに、ICTの発展や生成AIの普及によりインターネットやデジタル技術を活用した教育サービスや学習コンテンツ、学習支援ツール等への需要が一層高まっております。このようなニーズへの対応は各社にとっての課題であると同時に、新たなビジネスチャンスとなっております。 以上の経営環境を踏まえまして、当社グループは、“子どもたちの未来を育む独自の価値を提供し続け民間教育企業No.1を目指す”という企業目標の実現に向け、2026年5月に中期経営計画(2027年3月期~2029年3月期)を策定し、一層の業容拡大と企業価値向上を図ってまいります。 基本戦略といたしましては、「本気でやる子を育てる」という教育理念の徹底実践を起点に、生徒の本気を引き出す授業によって成績向上と志望校合格を実現し、その結果、顧客満足度を高めて地域の評判を獲得し、市場支持を拡充することで業容拡大を図るという戦略(当社では「合格実績戦略」と呼びます。)を推進してまいります。 また、学力向上・志望校合格という進学塾としての本来価値と前向きな人生を歩む素地・豊かな人生を送る礎となる姿勢と能力を身につけさせるという当社独自の付加価値(この本質価値を「ワセ価値」と称します。)を両輪としてコア事業を強化し、着実なシェア拡大を進めております。 そして企業目標を実現するため、以下の事業戦略「3本の柱」に取組んでおります。 ⅰ)標準校舎(中高受験集団指導型校舎)のさらなる伸長 ⅱ)大学受験部門と個別指導部門の強化による「Life Time Value(顧客生涯価値)」の最大化 ⅲ)新たな成長戦略として、「インオーガニック領域の拡充促進」 これら事業戦略を支える機能別戦略として「人的資本戦略」「DX戦略」「財務戦略」を3つの主要戦略として掲げ、品質の向上を実現してまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、中期経営計画及び年度予算で設定した連結売上高・連結経常利益の達成度を、経営上の目標の達成状況を判断するための指標としております。また、事業運営におきましては、収益の基盤となる塾生数の動向を重要な指標として注視しております。 収益性の指標といたしましては、連結売上高経常利益率10%超及びROE15%超の維持を目標に経営効率の向上に努めてまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループを取り巻く経営環境を踏まえ、前述の経営戦略を推進していくための優先課題として、以下の諸施策に取組んでまいります。 また、財務面では、健全で安定的な財務基盤を維持しながら、成長への投資と株主還元とのバランスがとれた資金配分を進めることにより、持続的な企業価値向上に努めてまいります。 1.標準校舎(中高受験集団指導型)の更なる成長に取組むとともに、成長余地の大きい大学受験部門への継続率向上及び個別指導部門との併用率向上に取組み、校舎展開と合わせて収益基盤を強化し、「Life Time Value(顧客生涯価値)」の最大化を目指してまいります。 2.高品質な教育サービスを支える人材の採用と育成に注力してまいります。 3.入試制度改革や多様化する顧客ニーズへの対応を拡充し、合格実績戦略を支える教務システムやコンテンツ、ツールの品質向上に注力し、業容拡大を推進してまいります。 4.更なるDX・AI活用を推進し、新規サービスの提供やサービス品質向上による顧客満足度向上を図るとともに、業務効率の改善による人的資本の再配分と従業員満足度の向上を実現してまいります。 5.内部統制システムとリスク管理体制の強化、ガバナンス体制の充実を推進し、永続的な成長の実現に向けたより強固な組織体制を構築してまいります。
事業等のリスク6,480字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等に与える影響の程度につきましては、合理的に予見することが困難なため記載をしておりません。 また、以下は当社グループの事業活動等に係る全てのリスクを網羅したものではなく、記載した以外のリスクも存在しております。 文中の将来に関する事項につきましては当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)少子化と当社グループの経営戦略について 当社グループが属する学習塾・予備校業界は、出生率の低下等による少子化の問題に直面しております。少子化の影響は、在籍生徒数の減少という直接的なものにとどまらず、学校数やその定員の減少、あるいは、入学試験の平易化が起こることにより、入塾動機の希薄化、通塾率の低下につながる可能性があります。 このような状況下、当社グループといたしましては引き続き、難関上位校への合格実績伸長を入塾動機及び通塾率の向上に繋げ、また、計画的な校舎展開により塾生を確保し、事業の拡大を図っていく方針であります。 現状では、少子化の中でも首都圏を中心とした当社グループの事業展開エリアは、他のエリアと比較して少子化の進行が緩やかであり、当社グループにとっての潜在顧客である難関上位校への志望者数は安定的に推移していることから、経営戦略に基づいて業績を伸ばしていくことは十分可能だと考えておりますが、今後、少子化が更に進行した場合、あるいは、当社グループが注力している難関校受験指導へのニーズが低下した場合には、塾生数の減少等により業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)人材の確保及び育成について 当社グループが質の高い教育サービスを継続的に提供し、経営計画に基づき業容拡大を図っていくためには、人材の確保及び育成が重要課題であります。そのため、要員計画に沿った人材確保に向け、新卒・中途・非常勤職員の採用活動を計画的に実施するとともに、勤労意欲向上と採用力強化につながる人事制度の構築に取組んでおります。 また、育成につきましても、階層別・職種別研修に注力し人材の早期育成を図っております。 しかしながら、今後、採用環境の急激な変化等により必要な要員が十分に確保できない場合、あるいは、人材育成が計画どおりに進捗しなかった場合には、経営計画の遂行が遅延し、質の高い教育サービスが提供できないこと等により、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)生徒の安全管理について 当社グループは、安全かつ学力向上につながる学習環境の提供を重要課題として事業運営にあたっております。合宿開催にあたっては、生徒の安全と健康管理を最優先事項として細心の注意をもって運営にあたっております。また、日常の事業運営におきましても、防犯カメラの設置や巡回警備等により安全管理の徹底に努めております。 しかしながら、今後、万一、何らかの事情により当社もしくは子会社の管理責任が問われる事態が発生した場合には、当社グループの信頼性や評判の低下に繋がり、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)個人情報の管理について 当社グループでは、顧客及び職員に関わる多数の個人情報を保有し利用しております。そのため、個人情報の管理については、グループ全体の重要な課題と認識し、当社においてプライバシーマークを取得するとともに、継続的に管理体制の見直しと管理レベルの向上を図っております。子会社につきましても、当社が主導して、個人情報の適切な管理に努めております。 しかしながら、万一、当社グループが保有する個人情報が流出した場合には、信用失墜による塾生数の減少または損害賠償請求などにより、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)情報セキュリティに関するリスクについて 当社グループの事業活動において、情報システムへの依存度は年々高くなっており、それに伴いサイバー攻撃やコンピュータウイルス等の脅威も高まっております。そのため、サイバーセキュリティに関するリスクを重要課題の一つと認識し、セキュリティ対策の強化、定期的な保守点検や従業員教育等による対策に注力しております。 しかしながら、これらの対策にもかかわらず、サイバー攻撃やその他の要因により深刻なシステム障害が発生した場合、個人情報や営業秘密の漏洩、業務の中断等が余儀なくされることにより、当社グループの信頼失墜が生じたり、財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)大規模災害の発生による影響について 当社グループでは、大規模な地震・火災等の災害の発生に備えて、管理体制の整備に努めておりますが、万一、当社グループが事業展開をする地域において、想定を上回る規模の大規模災害が発生した場合には、長期にわたり複数エリアの校舎において授業の提供が困難となり、また、コンピュータシステムのトラブル等により顧客サービスに支障をきたす状況が生じ、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)パンデミック発生による影響について 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中でも、当社グループはZoomを活用した「双方向Web授業」の実施等により、生徒・保護者及び従業員の健康と安全を第一に事業を継続し業績向上を図ってまいりました。今後、新たなパンデミックが発生した場合でも、新型コロナウイルスへの対応で得た経験等を活かして、事業の継続に努めてまいりますが、万一、当社グループの想定を上回る規模のパンデミックが発生し、円滑な事業活動を維持できなくなる事態が生じた場合には、当社グループの財政状態及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (8)四半期ごとの収益変動について 当社グループにおきましては、通常授業(スポット的な講座や模試を含む。)の他に、春・夏・冬の講習会及び夏期合宿・夏期集中特訓、正月特訓を行っており、通常授業のみ実施する月に比べ、これら講習会等が実施される月の売上高が高くなります。また、各講習会が実施される時期に重点をおいて生徒募集を行う関係で、収益の基礎となる塾生数は期首から月を追うごとに増加し、1月にピークを迎えるという推移を示しております。対して、営業費用の中で大きなウエイトを占める校舎の地代家賃、人件費、賃借料等の固定的費用は期首より毎月発生するため、第1四半期の収益性が他の四半期と比較して低くなる傾向にあります。 なお、最近2連結会計年度の各四半期の売上高及び経常利益の推移は以下のとおりであります。 前連結会計年度(自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   通期 売上高(千円)   6,544,553   10,428,341   8,645,763   9,451,333   35,069,991 構成比率(%)   18.7   29.7   24.7   26.9   100.0 経常利益または経常損失(△)(千円)   △383,375   1,880,355   906,783   1,196,898   3,600,662 構成比率(%)   △10.6   52.2   25.2   33.2   100.0 当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期   通期 売上高(千円)   7,021,962   11,250,597   9,248,058   10,138,248   37,658,867 構成比率(%)   18.6   29.9   24.6   26.9   100.0 経常利益または経常損失(△)(千円)   △314,128   1,992,155   835,975   1,454,371   3,968,373 構成比率(%)   △7.9   50.2   21.1   36.6   100.0 (9)校舎物件の確保について 当社グループが運営する学習塾は、国内においては全て首都圏にあり、今後も、首都圏を中心に校舎を展開していく方針ですが、適切な物件を適切な時期に確保できない場合には、校舎新設計画の遅延等により業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)株式会社四谷大塚との提携塾契約について 当社が提携塾契約を締結している株式会社四谷大塚は、中学受験指導の草分け的存在でありますが、大学受験指導を主たる事業とする株式会社ナガセが完全子会社化しております。 当該提携塾契約の主たる内容は、株式会社四谷大塚の発行する教材類を一定の掛け率(割引価格)で購入できること、同社のカリキュラムに準拠して指導すること、並びに同社の公認テスト会場として、当社がその代行的な業務を行うことができること等が定められており、1997年9月の契約締結以来、円滑に更新(2年ごとに自動更新)されております。 当社は、中学受験指導において、株式会社四谷大塚のカリキュラムに準拠した指導を行っており、合格実績も提携塾の中でトップクラスにあることから、当該契約の更新に支障はないものと考えております。また、何らかの理由により当該契約が更新されなかった場合の影響は、割引価格による教材購入ができなくなること、並びに公認テスト会場の運営ができなくなること等、限定的なものであり、その場合においても、株式会社四谷大塚の指導カリキュラムの継続は可能であり、また、当社がこれまでに培った独自のノウハウにより新しいカリキュラムを立ち上げることも十分に可能であると考えております。 当社は引き続き、株式会社四谷大塚との提携関係を維持していく方針でありますが、万一、契約更新ができなくなった場合には、公認テスト会場としてのサービスの提供に支障がでること、あるいは新しい指導カリキュラムへの移行に時間を要すること等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)株式会社ナガセとのフランチャイズ契約について 当社グループがフランチャイズ契約を締結している株式会社ナガセは、大学受験指導において、直営校の「東進ハイスクール」とフランチャイズの「東進衛星予備校」の2ブランドを日本全国に約1,100校展開しております。 当該フランチャイズ契約の主たる内容は、株式会社ナガセが加盟校に提供している「東進衛星予備校システム」に基づき、講義の実施及び学習指導に係る一連のシステムパッケージと経営ノウハウが提供されること等が定められており、契約締結以降、5年ごとに自動更新されるものです。 当社グループは、大学受験指導において、今後も東進衛星予備校による事業展開を予定しており、東大をはじめとする難関大合格実績を伸長させていることから、当該契約の更新に支障はないものと考えております。また、何らかの理由により当該契約が更新されなかった場合には、当社グループがこれまでに培った独自のノウハウにより、新たなサービスを立ち上げることも十分に可能であると考えております。 当社グループは引き続き、株式会社ナガセとのフランチャイズ契約を維持していく方針でありますが、万一、契約更新ができなくなった場合には、東進衛星予備校に替わる新たなサービスの提供に時間を要する等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (12)「早稲田アカデミー個別進学館」のフランチャイズ展開について 「早稲田アカデミー個別進学館」ブランドにつきましては、当社が直営校を展開するほか、フランチャイズシステムによる事業展開を行っております。 フランチャイズ加盟者に対しては、当社から、校舎運営及び教務システムや講師育成面での継続的な指導とサポートを行い、高品質で均質な指導サービスを提供できる体制の整備に努めております。 更に、当社とフランチャイズ加盟者が一体となり、「早稲田アカデミー個別進学館」ブランドの優位性とブランドイメージの向上を図るための様々な施策に注力しております。 当社は今後も、フランチャイズ加盟者への指導、支援に努めてまいりますが、万一、フランチャイズ加盟者が経営する当該ブランド校舎において重大な事故が発生し、若しくは契約違反にあたる事態が生じた場合は、当該ブランドのイメージ低下に留まらず、「早稲田アカデミー」ブランド全体に対する信頼性の低下等に繋がり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (13)早稲田アカデミー海外校の展開について 「早稲田アカデミー」海外校につきましては、当社の在外子会社が直営校を運営するほか、株式会社学研スタディエ(以下「学研スタディエ」という。)の在外子会社が、当社との業務提携契約に基づいて、海外において事業展開を行っております。 学研スタディエの在外子会社に対しては、当社から教務システムや講師育成面での継続的な指導と支援を行うとともに、共同でイベントを開催するなど、集客面におけるサポートも行っております。 当社は今後も、学研スタディエ及びその在外子会社への指導、支援に努めてまいりますが、万一、学研スタディエの在外子会社が経営する「早稲田アカデミー」ブランド校舎において重大な事故が発生し、または契約違反にあたる事態が生じた場合は、「早稲田アカデミー」ブランド全体に対する信頼性の低下等に繋がり、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (14)減損損失について 当社グループは、有形固定資産やのれん等の固定資産を保有しております。これらの資産については減損会計を適用し、毎年、減損の兆候について精査し、減損処理が必要と判断される場合は適切に処理することとしております。そのため、将来において、買収した会社の事業計画が達成できない場合はのれん等の減損損失が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループの事業の収益性が著しく低下した場合には、保有する有形固定資産やのれん等に係る減損損失が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (15)敷金・差入保証金の保全、回収について 当社グループが展開する校舎の多くは、賃借物件を利用しております。新規で賃貸借契約を締結するに際しては、可能な限り賃貸人の経営状況等の確認を行うとともに、契約条件も近隣相場や採算性を十分考慮して決定しております。また、契約締結後も、主管部署が中心となり賃貸人の状況変化の把握に努めております。 しかしながら、全ての賃貸人の状況変化を適時に把握することは困難であるため、賃貸人に急激な状況変化が生じた場合には、敷金・差入保証金の保全・回収ができない可能性があります。 (16)法令遵守について 当社グループが営む事業に関連する主な法令・条例としては、特定商取引に関する法律、個人情報の保護に関する法律、青少年保護育成に関する条例、著作権法、不当景品類及び不当表示防止法等があります。当社グループでは、法令違反を予防する体制の整備、従業員への継続的な教育の実施などにより、法令遵守体制の強化に努めております。 しかしながら、将来にわたり、関連法令に基づく損害賠償請求等に係る訴訟を提訴される事案が生じる可能性が皆無とは言い切れず、万一、そのような事態が発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,203字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況及びその分析につきましては、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する記載は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものです。 (1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果により、緩やかな回復基調で推移いたしました。他方、地政学リスクの高まりや米国の通商政策の動向による景気の下振れ懸念や継続する物価上昇が消費者マインドに及ぼす影響には、注視が必要な状況が続いております。 学習塾業界におきましては、少子化の進行による市場縮小や物価高による家計負担も増大する中で、高校の授業料無償化拡大や大学入試制度改革をはじめとする国の教育政策の変化により顧客ニーズも多様化しており、ニーズに適った付加価値の高い教育サービスの提供が求められております。 このような環境下で、2025年に創立50周年を迎えた当社では、「本気でやる子を育てる」という教育理念のもと、進学塾としての「本来価値(成績向上と志望校合格)」と当社独自の「本質価値(ワセ価値)」を両輪に、質の高い教育サービスの提供に努めてまいりました。 今春の中学入試では、御三家中学の合格者数が700名に迫る勢いで当社過去最高数更新、高校入試では、最難関私国立高校の圧倒的な合格実績に加え、最難関都県立高校の合格者数も飛躍し、さらに大学入試では、東京大学・早慶上智大学等の合格者数が大きく伸長し、中学・高校・大学入試の全てにおいて、合格実績を大躍進させることができました。こうした合格実績の伸長が当社グループのブランド力や集客力を高め、塾生数の増加・業容の拡大、更なる合格実績の伸長に繋がる好循環を生み出しており、厳しい経営環境における他社との競争優位の原動力となっております。 運営面では、合格実績躍進の効果に加え、人気アニメとのコラボレーションによる広告施策を2年連続で展開したことにより、前年を上回るお問い合わせが続いており、その結果、塾生数は順調に推移いたしました。 個別指導部門につきましては、2025年7月に早稲田アカデミー個別進学館成増校、同11月に早稲田アカデミー個別進学館綾瀬校(FC)、2026年3月に早稲田アカデミー個別進学館王子校(FC)を新規開校し、フランチャイズ校を含め76校体制となりました。さらに、2026年3月には「個別指導本部」を新設し、中期経営計画に掲げる「個別指導校舎100校体制」の仕上げを加速させるとともに、集団指導校舎との連携強化を図ってまいります。 「大学受験部の新領域開拓」として展開を進めている東進衛星予備校については、2025年7月に東進衛星予備校都立大学校、同10月に東進衛星予備校王子校、同11月に東進衛星予備校月島校を新規開校し、9校体制となり、引き続き積極展開していく方針です。 また、既存校舎のリニューアルにより学習環境改善を進めるとともに、小・中学生の集団指導校舎を中核に拠点の集約を行い、集団指導と個別指導の併用や、大学受験部門・東進衛星予備校への接続など、多様な学習ニーズに対応できる体制を整備することで、「Life Time Value(顧客生涯価値)」の最大化を推進してまいりました。 経営上の重要課題である「採用と育成の強化」につきましては、採用面では就活イベントの開催や内部リクルートの強化により、当社の教育理念に共感する人材の獲得に注力いたしました。育成面では、各種研修や全社をあげた授業技術コンテストの開催等を通じて教務力やサービス品質の向上を進めつつ、創立50周年の様々な施策の展開により、従業員エンゲージメントを高めることにも尽力いたしました。 こうした一連の取組みにより、中期経営計画の最終年度である当連結会計年度では、売上高、経常利益等の数値目標をいずれも達成することができました。次なる50年に向けても、教育理念の徹底実践により顧客満足度の向上を実現しつつ、時代の変化に合わせて経営基盤をより強固にすることで、業績伸長、企業価値向上につなげてまいります。 当連結会計年度における期中平均塾生数につきましては、50,837人(前期比4.0%増)と堅調に推移いたしました。学部別では、小学部30,666人(前期比4.9%増)、中学部17,136人(前期比1.0%増)、高校部2,879人(前期比13.0%増)、その他156人(前期と同数)と、引き続き小学部が全体を牽引いたしました。 以上により、当連結会計年度の売上高は、37,658百万円(前期比7.4%増)、営業利益3,960百万円(前期比11.6%増)、経常利益3,968百万円(前期比10.2%増)、固定資産売却益225百万円を特別利益に、減損損失594百万円を特別損失に計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は2,487百万円(前期比6.3%増)となりました。 当社グループの事業は、単一セグメントのためセグメント別の記載は省略しております。 ②キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、以下に記載のキャッシュ・フローにより9,644百万円となり、前連結会計年度末に比べ、2,477百万円増加いたしました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益3,599百万円、減価償却費1,168百万円、減損損失594百万円、のれん償却額181百万円等が収入要因となり、他方、固定資産売却益225百万円、売上債権の増加額124百万円、法人税等の支払額1,368百万円等が支出要因となりました。 この結果、営業活動によるキャッシュ・フローは、4,202百万円の収入となり、前連結会計年度末に比べ、316百万円収入が増加いたしました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出599百万円、無形固定資産の取得による支出445百万円、差入保証金の差入による支出85百万円等が支出要因となり、他方、有形固定資産の売却による収入698百万円等が収入要因となりました。 この結果、投資活動によるキャッシュ・フローは、422百万円の支出となり、前連結会計年度末に比べ920百万円支出が減少いたしました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、リース債務の返済による支出204百万円、配当金の支払額1,113百万円が支出要因となりました。 この結果、財務活動によるキャッシュ・フローは、1,317百万円の支出となり、前連結会計年度末に比べ806百万円支出が減少いたしました。 ③生産、受注及び販売の実績 イ.生産及び受注の状況 当社グループは、生徒に対して授業を行うことを主たる業務としておりますので、生産能力として表示すべき適当な指標はありません。また、受注実績につきましても、該当事項はありません。 ロ.販売実績 品目別の販売実績は次のとおりであります。 品目    前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)    当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)    比較増減 生徒数(人)   金額(千円)   生徒数(人)   金額(千円)    金額(千円) 小学部   29,233   20,965,487   30,666   22,896,858   1,931,370 中学部   16,960   12,107,929   17,136   12,521,025   413,096 高校部   2,548   1,745,196   2,879   1,976,842   231,645 その他   156   251,378   156   264,141   12,763 合計   48,897   35,069,991   50,837   37,658,867   2,588,875 (注)1.上記金額には、消費税等は含まれておりません。 2.生徒数は、期中平均(4~3月の各月の平均)の在籍人数を記載しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。 当社グループの連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度末における資産、負債の報告金額および収益、費用の報告金額に影響を与える見積り、判断及び仮定を使用することが必要となります。当社グループの経営陣は連結財務諸表作成の基礎となる見積り、判断及び仮定を過去の経験や状況に応じ合理的に判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。しかしながら、これらの見積り、判断及び仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.財政状態の分析 当社グループは、企業価値極限化を実現するための「最適資本構成を図る」を財務方針としております。 (資産) 流動資産は、前連結会計年度末比2,565百万円増加の13,817百万円となりました。これは、現金及び預金2,500百万円、営業未収入金125百万円の増加、有価証券30百万円の減少が主な要因であります。 固定資産は、前連結会計年度末比852百万円減少の12,380百万円となりました。うち、有形固定資産は、前連結会計年度末比925百万円減少の4,977百万円、無形固定資産は、前連結会計年度末比158百万円減少の1,613百万円、投資その他の資産は、前連結会計年度末比231百万円増加の5,789百万円となりました。 この結果、当連結会計年度末の資産総額は、前連結会計年度末比1,712百万円増加し、26,197百万円となりました。 (負債) 流動負債は、前連結会計年度末比242百万円増加の6,020百万円となりました。これは、未払金124百万円、役員株式給付引当金79百万円の増加、未払法人税等65百万円、支払手形及び買掛金62百万円の減少が主な要因であります。 固定負債は、前連結会計年度末比97百万円増加の3,619百万円となりました。これは、退職給付に係る負債65百万円、リース債務49百万円の増加が主な要因であります。 なお、有利子負債(1年内返済予定のリース債務、リース債務)は、前連結会計年度末比42百万円増加の525百万円であります。有利子負債の構成比率は2.0%となっております。 この結果、当連結会計年度末の負債総額は、前連結会計年度末比339百万円増加し、9,640百万円となりました。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産額は、前連結会計年度末比1,372百万円増加の16,557百万円となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純利益2,487百万円と剰余金の配当による減少1,114百万円が主な要因であります。 以上の結果、自己資本比率は、前連結会計年度末の62.0%から63.2%となりました。また、1株当たり純資産額は、896円32銭となりました。 なお、当連結会計年度末の構成比率は、流動資産52.7%、固定資産47.3%、流動負債23.0%、固定負債13.8%(負債合計36.8%)、純資産63.2%となっております。 ロ.経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度におきましては、引き続き、成績向上と志望校合格という進学塾としての「本来価値」と、早稲田アカデミー独自の「本質価値」である「ワセ価値」を両輪として、教育理念の徹底実践による質の高い教育サービスの提供に努めてまいりました。その成果は中学・高校・大学入試のすべてにおいて大きく伸長した合格実績に表れております。加えて、既存校舎のリニューアルによる学習環境改善や集団指導と個別指導の併用、大学受験部・東進衛星予備校への接続など、多様な学習ニーズに対応できる体制を整備することで、集客力やブランド力を高める好循環につながりました。子会社各社におきましても、サービス品質向上と一人ひとりの生徒に適応したきめ細かい指導による顧客満足度の向上に努めてまいりました。 この結果、少子化が進行する中でも、塾生数は小学部が全体を牽引し、前期比4.0%増の50,837名と伸長したことに加え、一部商品の価格改定による効果もあり、当連結会計年度の売上高は、前期比7.4%増の37,658百万円となりました。 (営業利益・経常利益) 売上原価につきましては、前期比5.4%増の25,465百万円、売上高比率としては、前期比1.3ポイント低下の67.6%となりました。 売上原価の中で最も大きなウエイトを占める労務費につきましては、給与水準引き上げ及びサービス品質向上に向けて校舎に配置する要員の増加、合格実績伸長に伴う報奨金の増加等により、前期比5.9%増の12,935百万円となりました。 原材料費につきましては、塾生数増加に連動した教材・模試仕入の増加等により前期比6.4%増の4,662百万円となりました。 校舎物件に係る地代家賃につきましては、前期比2.8%増の4,176百万円となりましたが、主に新規出校、校舎の移転・増床に伴う賃料の増加や既存校の家賃上昇によるものであります。 販売費及び一般管理費につきましては、創立50周年の様々な施策や人材採用に係る費用、人材育成のための各種研修費用、DX推進に伴うソフトウェア償却等の増加により、前期比11.8%増の8,232百万円、売上高比率としては前期比0.9ポイント増加の21.9%となりました。 広告宣伝費につきましては、Web広告を中心に戦略的に費用投下しつつも、前期に続き人気アニメーションとのコラボレーションによる認知施策を展開したこと等により、前期比21.1%増の1,508百万円、売上高比率は前期比0.4ポイント上昇の4.0%となりました。 以上の結果、営業利益は前期比11.6%増の3,960百万円、経常利益は前期比10.2%増の3,968百万円となりました。 なお、当社が「経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標(「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載)」としている連結売上高経常利益率につきましては、各種効率化や費用統制に努めた結果、前期比0.2ポイント上昇の10.5%となりました。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度におきましては、固定資産売却益225百万円を特別利益に、減損損失594百万円を特別損失に計上し、税金等調整前当期純利益から法人税等合計1,112百万円を控除した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比148百万円増加(6.3%増)の2,487百万円となり、前期に続き過去最高益を更新しました。 ハ.キャッシュ・フローの分析 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ニ.資本の財源及び資金の流動性 (資金需要) 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、前受制度となっている売上債権と翌月支払となっている営業活動において必要な労務費、教材費等の仕入債務の支払とのギャップに対する支出によるもののほか、広告宣伝費等の販売費及び一般管理費であります。 投資を目的とした資金需要は、校舎施設関連及び情報システムに係る設備投資、並びに持続的な成長のための投資等があります。 今後の資金需要の内、設備投資につきましては、「第3設備の状況 3設備の新設、除却等の計画」をご参照ください。 (資金管理) 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と源泉を安定的に確保することを基本としております。 運転資金は自己資金及びグループ内融資を基本としており、設備投資の調達につきましては、自己資金及び必要に応じ金融機関からの長期借入を基本としております。 資金は、原則として当社で集中管理し、当社グループ内の余剰資金の有効活用を図っております。当社グループ内における新規の設備投資資金の調達については、諸条件を勘案し決定いたしますが、すべて当社の事前承認に基づいております。 当連結会計年度末における借入金及びリース債務等を含む有利子負債の残高は525百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は9,644百万円となっております。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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