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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

オークファン

3674 · Growth · 情報・通信業

オークション相場データを起点にBtoB流通のDXを進めてきたが、現在はD2Xコマースへの転換期にある。

概要

オークファンは、2007年に株式会社デファクトスタンダードからメディア事業を新設分割して設立された情報・通信業の企業である。創業以来、膨大な売買データとAI技術を活用した流通の可視化・効率化を事業の核とし、2025年9月期の連結売上高は約47億円、従業員数は163名。東京証券取引所マザーズに2013年4月に上場。

3つの事業セグメントで構成されるグループ

オークファングループは、ソリューション事業、プラットフォーム事業、インキュベーション事業の3セグメントで構成される。ソリューション事業は、オークション相場検索サイト「aucfan.com」を中心に、有料会員課金とネット広告を収益源とする。プラットフォーム事業は、BtoB卸モール「NETSEA」、オフライン展示商談会「OSR」、OEM自社ブランド「AP LAB」などを運営し、流通手数料や商品販売収益を得る。インキュベーション事業は、投資先企業への支援や新規事業開発を通じて中長期の競争優位を目指す。

約700億件のデータを蓄積するソリューション事業

ソリューション事業の中核である「aucfan.com」は、2025年9月末時点で約700億件を超える商品情報・価格データを蓄積する。一般会員(無料)数は1,078,844人、有料会員数は31,328人で、有料会員1人あたりの平均月額課金額は2,216円。2024年7月の機能拡張と価格改定により課金売上が伸長した。同事業には、ネットショップ一元管理ツール「タテンポガイド」、RPAツール「オークファンロボ」、副業支援サービス「good sellers」なども含まれる。一方、収益性改善が見込めなかったAmazonセラー向けアプリ「Amacode」は2025年2月に事業撤退している。

BtoB卸モールNETSEAと新たなD2Xコマース

プラットフォーム事業では、BtoB卸モール「NETSEA」が2025年9月期に約81億円の流通額を達成した。収益は流通金額の8.5~10.5%の手数料とサプライヤーからの月会費から成る。一方、滞留在庫の流動化支援「NETSEAオークション」は収益性を勘案し、2025年3月にサービス終了。新たな成長ドライバーとして、中国工場からのOEM自社ブランド「AP LAB」と、TikTokライブ配信を活用した「NETSEA MallLive」をD2Xコマースと位置づけ、先行投資を進めている。

業界の中での役割はBtoB流通のマッチングプラットフォーム運営者であり、D2Xコマースでは中国工場から日本市場への供給を担う。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
47億円
営業利益
-2億円
営業利益率
-4.3%
純利益
-3億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/9
事業売上構成比利益利益率
ソリュー ション28億円59.6%6億円21.4%
プラット フォーム16億円34.0%-1億円-6.3%
インキュ ベーション3億円6.4%-3億円-100.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01小売・卸売業界(BtoB)主力

国内の小売店・卸売業者向けに、BtoB卸モール『NETSEA』や展示商談会『OSR』を運営し、在庫・滞留商品の流動化を支援。既存流通網ではアプローチできない新たな販路を提供する。

主な製品・サービス2
NETSEA
BtoB卸モール。メーカー・卸と小売店・卸をオンラインでマッチングし、流通手数料と月会費で収益を得る。
OSR展示商談会
サプライヤーとバイヤーをオフラインでマッチングする展示商談会。出店料と決済手数料収入を得る。

02個人事業主・副業・インフルエンサー(EC)準主力

ネットショップ運営者や物販ビジネスを行う個人事業主向けに、オークション相場データサービス『aucfan.com』やRPAツール『オークファンロボ』を提供。

主な製品・サービス4
aucfan.com
複数ECサイト・オークションの商品価格を横断検索できる相場データサービス。700億件超のデータを蓄積し、有料会員に落札相場検索などを提供。
オークファンロボ
専門知識不要で操作できるRPAツール。競合調査や在庫発注、発送伝票作成などのバックオフィス業務を自動化する。
タテンポガイド
ネットショップ一元管理サービス。複数ECサイトの商品情報一括登録や在庫同期、受注管理を提供。
good sellers
物販ビジネスを目指す個人事業主向けのスクール形式の副業支援サービス。

03消費者向けD2Xコマース副次

中国の工場・サプライヤーで生産した商品を日本国内の販売者・消費者へ供給する新規事業。OEM自社ブランド『AP LAB』とライブコマース『NETSEA MallLive』を展開し、成長ドライバーと位置付ける。

主な製品・サービス2
AP LAB
中国の生産拠点で自社開発したOEM自社ブランド商品。日本国内で個人向け販売と法人卸を展開するD2Xコマース。
NETSEA MallLive
TikTokなどのライブ配信を通じて商品を販売するライブコマース。将来的にはライバーへの商材提供も視野に入れる。

製品と技術

aucfan.com:約700億件の相場データを横断検索

「aucfan.com」は、オークファンの創業以来の中核サービスである。複数のECサイトやオークションサイトから商品情報と価格を横断的に検索でき、過去10年間の落札相場を確認可能。2025年9月末時点で約700億件のデータを蓄積。無料のゲスト・一般会員に加え、月額1,100円のライト会員、2,200円のプレミアム会員、11,000円のプロPlus会員の有料プランを提供。2024年7月の機能拡張と価格改定により、有料会員の平均月額課金額は2,216円に上昇した。

NETSEA:BtoB卸モールでサプライヤーとバイヤーをマッチング

「NETSEA」は、メーカー・卸(サプライヤー)と小売店・卸(バイヤー)をオンラインでマッチングするBtoB卸モールである。主な収益は流通金額の8.5~10.5%の手数料とサプライヤーからの月会費。2025年9月期の流通額は約81億円。2021年には掛け払い決済サービス「NETSEA掛け払い powered by GMO」を開始。2025年5月時点で、仕入れ価格の最大2%を還元する「NETSEA プライム」会員サービスも展開している。

AP LABとNETSEA MallLive:D2Xコマースの新機軸

「AP LAB」は、オークファンが中国の工場を開拓し自ら製造するOEM自社ブランド販売である。個人向け(D2C)と法人卸(B)を組み合わせた「D2Xコマース」と位置づけられる。2025年6月末からは、TikTokShopを通じて自社仕入れ商品を販売するライブコマース「NETSEA MallLive」を開始。将来的にはライバーや販売者への商材提供も視野に入れる。これらはBtoB流通DXからD2Xコマースへの事業転換期における成長ドライバーとされる。

タテンポガイドとオークファンロボ:EC・業務効率化支援

「タテンポガイド」は、複数ECサイトへの商品情報の一括登録・編集、在庫の自動同期、受注情報の自動取込みなどを行うネットショップ一元管理ツール。月額11,000円からの有料サービス。一方、「オークファンロボ」は専門知識不要のRPAツールで、競合調査や在庫発注、受注処理、発送伝票作成、人事労務業務などを自動化。月額132,000円から提供される。これらはソリューション事業の一部として、SmallB(個人事業主)の業務効率化を支援する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

オークション向けデータ提供で一定の地盤

オークファンは、オークション・フリマ等の価格比較・データ提供をコアに据える。競合のVRain Solutionやハッチ・ワークが動画・ライブ配信に特化する一方、自社は商品データベースと機械学習による価格予測に強みを持つ。しかし売上高は48億円(2024/9)と超小粒で、営業利益率も直近は赤字転落。同業他社の中で独自のポジションを築いているものの、収益基盤は脆弱であり、成長投資と収益化のバランスが課題。

強み

  • 約3億件超の商品データベースを持ち、オークション・フリマの過去取引データを網羅。
  • 機械学習を用いた価格予測機能「AucFan Price」で、出品者に有益な情報を提供。
  • データAPIやリサーチツール「AucFan Pro」を企業向けに提供し、BtoB収益源を確保。
  • 中古品市場の拡大に伴い、適正価格算定ニーズが高まり自社サービスの需要増が見込める。

課題

  • 2023/9期の51億円から2025/9期予想47億円へ減少傾向。主要顧客の縮小が懸念。
  • 2025/9期は営業損失が発生、コスト管理と収益改善策が必要。
  • データサービス以外の差別化要素が薄く、大手ECサイトの値付け機能台頭で市場が縮小する可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がオークファン

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
1335Aミライロ38億円54.2倍
24391ロジザード38億円12.7倍
32330フォーサイド38億円11.2倍
45029サークレイス38億円18.2倍
53674オークファン37億円
69417スマートバリュー37億円
73690イルグルム37億円109.1倍
83727アプリックス36億円
93976シャノン36億円
105250GMOプライム・ストラテジー36億円33.7倍
114174アピリッツ36億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 27件

デファクトスタンダードから独立した2007年

2007年6月、株式会社デファクトスタンダードよりメディア事業を新設分割し、東京都港区芝に株式会社オークファンを設立。同時に純広告サービス及びネット広告サービスを開始した。同年7月には本社を渋谷区恵比寿に移転し、8月にはオークファン無料会員サービスを開始。創業当初からオークション情報メディアとしての基盤を築いた。

有料会員サービス開始とデータ分析への進出(2008〜2012年)

2008年5月、有料会員サービス「オークファンプレミアム」を開始。同年12月にはオークション専門の通信講座「オークファンスクール」を開講。2009年5月にはオークションデータ分析サービス「オークデータ」を開始し、データ活用の領域を拡大。2011年11月には総合分析ツール「オークファンプロ」を投入し、相場検索と分析機能を強化した。2013年3月に本社を渋谷区道玄坂に移転し、同年4月に東京証券取引所マザーズに上場した。

M&Aとサービス統合でグループ拡大(2015〜2019年)

2015年7月、株式会社ディー・エヌ・エーからBtoB卸モール「NETSEA」を運営する株式会社NETSEAの株式を取得し子会社化。2016年1月には株式会社リバリューを子会社化。同年4月にはネットショップ一元管理ツール「タテンポガイド」を運営する株式会社スマートソーシングを子会社化。2016年9月にNETSEAとリバリューを合併し、株式会社SynaBizを設立。2016年11月には「オークファンプロPlus」を開始。2017年12月、NETSEAが楽天より「楽天 B2B」事業の一部を承継した。

事業転換期とD2Xコマースへのシフト(2020年以降)

2020年10月、コーポレートアイデンティティを「Re-INFRA COMPANY」と再定義。2021年にはIT専門知識不要のRPAツール「オークファンロボ」の提供開始、NETSEA掛け払い決済サービス開始、ワケあり商品のオークション形式卸サイト「NETSEAオークション」へのリニューアルを実施。2022年2月に「NETSEAオフライン展示会」を開始。2025年3月、NETSEAオークションを終了。同年にはOEM自社ブランド「AP LAB」とライブコマース「NETSEA MallLive」を成長ドライバーと位置づけ、D2Xコマースへのシフトを加速した。

年表27件を開く

2000年代

  • 2007年6月創業インターネットメディア「オークファン」の運営を事業目的として、株式会社デファクトスタンダードよりメディア事業を新設分割し、東京都港区芝に株式会社オークファンを設立、純広告サービス及びネット広告サービスを開始
  • 2007年7月本社を東京都渋谷区恵比寿一丁目21番8号に移転
  • 2007年8月オークファン無料会員サービスを開始
  • 2008年4月本社を東京都渋谷区広尾一丁目3番14号に移転
  • 2008年5月有料会員サービス「オークファンプレミアム」を開始
  • 2008年12月オークション専門通信講座「オークファンスクール」を開始
  • 2009年5月オークションデータ分析サービス「オークデータ」を開始

2010年代

  • 2010年7月本社を東京都渋谷区道玄坂一丁目21番14号に移転
  • 2011年11月オークデータの機能を強化した総合分析ツール「オークファンプロ」を開始
  • 2013年3月本社を東京都渋谷区道玄坂一丁目14番6号に移転
  • 2013年4月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2015年7月M&A株式会社ディー・エヌ・エーより、BtoB卸モール「DeNA BtoB market(現 NETSEA)」を運営する株式会社NETSEAの株式を取得、子会社化
  • 2016年1月M&A株式会社リバリューの株式を取得、子会社化
  • 2016年2月オークファンプレミアム会員の機能拡張と価格改定 新会員サービス「オークファンライト会員」を開始
  • 2016年4月M&Aネットショップ一元管理ツール「タテンポガイド」を運営する株式会社スマートソーシングの株式を取得、子会社化
  • 2016年7月EC解析ツール「Storoid(ストロイド)」を開始
  • 2016年9月創業株式会社NETSEAと株式会社リバリューが合併し、株式会社SynaBizとして発足
  • 2016年11月M&Aオークファンプロ、Storoid(ストロイド)の機能を統合・強化した、フリマアプリ・ネットオークション・EC の総合支援サービス「オークファンプロPlus」を開始
  • 2017年12月本社を東京都品川区上大崎二丁目13番30号に移転
  • 2017年12月NETSEAが楽天株式会社より「楽天 B2B」事業の一部を承継

2020年代

  • 2020年9月仕入れ価格の最大2%を還元する会員サービス「NETSEA プライム」を開始
  • 2020年10月M&A社会の様々な「Re」を統合した唯一無二のインフラを構築していく会社としてIDENTITYを「Re-INFRA COMPANY」と再定義
  • 2021年2月IT専門知識不要の業務自動化ソリューション(RPA)「オークファンロボ」を提供開始
  • 2021年5月「NETSEA」掛け払い決済サービス「NETSEA掛け払い powered by GMO」を提供開始
  • 2021年8月ワケあり商品のオークション形式卸サイトReValue BtoBモールが「NETSEAオークション」に名称変更・リニューアル
  • 2021年9月M&A株式会社スマートソーシングを吸収合併
  • 2022年2月「NETSEAオフライン展示会」を開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    BtoB取引市場のDX化推進

    国内約200兆円の未開拓BtoB取引のデジタル化を、創業以来の「データによる流通の可視化・効率化」を発展させて進める。

  2. 02

    D2Xコマース領域を新成長ドライバーに

    OEM自社ブランド「AP LAB」とライブコマース「NETSEA MallLive」を軸に、消費者・事業者双方へ販売するD2Xコマースを確立し、収益性の高い事業ポートフォリオを目指す。

  3. 03

    事業ポートフォリオの選択と集中

    既存事業を収益性・成長性等で評価し、採算の低い領域は縮小・撤退。限られたリソースを将来性の高いD2X領域へ集中投入し、固定費最適化と投資効率改善を図る。

  4. 04

    既存事業の収益性改善と競争力強化

    サービス改善、価格体系最適化、顧客支援強化により、安定的な収益基盤を維持しつつ、ユーザー体験向上と解約率低減を進める。

  5. 05

    海外事業戦略の再評価と重点領域選定

    これまでの中国事業の実績を踏まえ、事業の実行可能性を評価。海外事業をD2Xコマースと連動させ、国内・海外一体化した流通モデル構築を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で163人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は546万円で、9期前と比べて+3.4%平均年齢は34.6歳、平均勤続年数は3.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月105
2017年9月120
2018年9月172
2019年9月52834.43.3149
2020年9月53034.13.3146
2021年9月54034.03.1174
2022年9月49535.73.9165
2023年9月50734.23.6167
2024年9月52434.43.2186215
2025年9月54634.63.6163−123

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
男性育休取得率33.3%
縦線は目安の85%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 6 / 海外 2、うち連結子会社 8) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位7)
本社 — 東京都品川区377百万円
ソリューション、インキュベーション
本社及びデータセンター — 東京都品川区86百万円
プラットフォーム
倉庫 — 埼玉県入間郡三芳町4百万円
プラットフォーム
本社 — 大阪府大阪市中央区3百万円
プラットフォーム
本社 — 中国海南省2百万円
インキュベーション
データセンター — 東京都品川区1百万円
ソリューション
事務所 — 愛媛県松山市1百万円
プラットフォーム
主な関係会社
  • 国内
    株式会社SynaBiz (注)1.3
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社オークファンインキュベート
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    オークファンインキュベートファンド1号投資事業有限責任組合(注)1
    東京都 品川区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社オークファンパートナーズ
    愛媛県 松山市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    オーエスアールネット株式会社
    大阪府 大阪市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    大阪船場流通マート株式会社(注)2
    大阪府 大阪市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    傲可凡(海南)网絡科技有限公司(注)1
    中国 海南省 · 連結子会社
    議決権66.3%
  • 海外
    傲可凡(義烏)進出口有限公司(注)2
    中国 浙江省 · 連結子会社
    議決権66.3%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は47億円営業利益-2億円前期と比べると減収減益で、売上が-2.1%、利益が-150.0%。

売上高
-2.1%
47億円
営業利益
-150.0%
-2億円
純利益
-250.0%
-3億円
営業利益率
-4.3%
前期比 -12.6%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高56億円47億円
営業利益1億円-2億円
純利益0億円-3億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は15億円、営業利益は1億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+15.4%、営業利益は−50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q15213.32
2023年3Q13215.41
2023年4Q11−1
2024年1Q1100.00
2024年2Q14214.32
2024年4Q2328.70
2025年2Q2414.21
2025年4Q23−3−13.0−4
2026年2Q2600.00
2026年3Q1516.70

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は6億円から47億円へ7.8倍に増えた。直近期の営業利益率は-4.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年9月621
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2013年9月832
2014年9月1043
株式会社ディー・エヌ・エーより、BtoB卸モール「DeNA BtoB market(現 NETSEA)」を運営する株式会社NETSEAの株式を取得、子会社化
2015年9月1412
株式会社NETSEAと株式会社リバリューが合併し、株式会社SynaBizとして発足
2016年9月2733
2017年9月3732
2018年9月5942
2019年9月6573
社会の様々な「Re」を統合した唯一無二のインフラを構築していく会社としてIDENTITYを「Re-INFRA COMPANY」と再定義
2020年9月7484
株式会社スマートソーシングを吸収合併
2021年9月8462
2022年9月6331
2023年9月5130
2024年9月48448.32
2025年9月47−2−2−4.3−3

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高47億円のうち、営業利益として残るのは-2億円-4.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-3億円、売上の-6.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金53.2%25億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金51.1%24億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-4.3%-2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
46.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比12.6pt
-4.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比13.0pt
-6.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比20.8pt
-7.7%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-4.2%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-4.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年9月期は営業CFが2億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは−3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は38億円で、売上の9.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年9月2−1013
2013年9月2−28011
2014年9月3−52−211
2015年9月1−1718−1614
2016年9月8−2−5614
2017年9月2−1−4110
2018年9月5−28321
2019年9月0−3−4−314
2020年9月8−38527
2021年9月11−3−5831
2022年9月11−3−1838
2023年9月1−4−3−333
2024年9月10−24845
2025年9月2−5−4−338

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は71億円。このうち返さなくてよい自己資本が41億円で、自己資本比率は57.8%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月65173.0
2013年9月1615190.4
2014年9月2119290.0
2015年9月43212249.0
2016年9月45232250.6
2017年9月42251758.6
2018年9月59273246.0
2019年9月55322358.0
2020年9月131815061.5
2021年9月85553064.2
2022年9月74462862.0
2023年9月71462565.1
2024年9月77443357.3
2025年9月71413057.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
38億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
22億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
30億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
69
/ 100
安定性自己資本比率39 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中366位あたり、逆に低いのはROE605社中574位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-7.7%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-4.3%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
57.8%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-2.1%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥342で、1年前と比べて-8.6%過去52週の値幅のなかでは46%の位置にある。

¥342-1.2%1ヶ月+7.9%1年-8.6%時価総額37億円
過去52週の値幅
安値¥308高値¥382

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)180.0倍
PBR0.88倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は308円(52週安値)から318円まで戻すも、52週高値408円には遠い。25日線(317円)付近でもみ合い、出来高は低調。週足は横ばい。RSI54と中立。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)

PERはマイナス計上により算出不能で、ROEは-7.7%と赤字経営。PBRは0.83倍と業界平均3.44倍を下回るが、業績低迷が続き、25/9期は営業赤字見込み。配当利回りは0%と無配。先行きの不透明感から、バリュエーションは割高と判断される。

指標この会社業種平均
PER (予想)180.0倍
PBR0.88倍2.96倍
ROE-7.7%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

減収基調が続く中で、営業赤字への逆戻りが予想されており、業績の不安定性が目立つ。PBR0.83倍と割安水準だが、ROEはマイナスで収益性に課題。強気派は赤字幅縮小やターンアラウンドの可能性、割安感を評価。弱気派は競争激化や規模の不利、赤字再転落リスクを懸念。

プラスに働く材料7
  • PBR1倍割れの割安感

    時価総額が純資産を下回り、バリュエーションは低い。

  • 赤字幅縮小の兆し

    2024/9期は営業黒字化、コスト効率改善が見られる。

  • ニッチ市場の需要

    中古品取引の拡大傾向は追い風となる可能性。

  • 既存事業の収益改善2026年Q2影響

    営業利益は前期-2億円、固定費削減で黒字化の可能性

  • M&Aによる成長不定影響

    時価総額34億円、キャッシュポジション次第で買収余地

  • クラウドサービスの拡大2027年〜2028年影響

    売上高47億円、新サービスが貢献すれば成長

  • 株価のバリュエーション修正通年影響

    PBR0.83倍、純資産価値から割安、自己株式取得期待

マイナスに働く材料7
  • 再び赤字予想

    2025/9期は営業損失、収益の安定性を欠く。

  • 競合優位性の乏しさ

    メルカリなど大規模プラットフォームとの競争が厳しい。

  • 成長性の欠如

    売上高減少傾向で、将来の成長期待は描きにくい。

  • 赤字拡大による債務超過リスク2026年Q1影響

    純利益は前期-3億円、自己資本が減少し債務超過の可能性

  • 売上高の減少継続継続影響

    売上高は3期連続減少、市場シェア低下懸念

  • 競合激化による価格下落不定影響

    業界内競争で粗利率低下、営業赤字拡大も

  • 株主資本の毀損通年影響

    ROE-7.7%、今期も赤字の場合は純資産減少

次の決算で確かめる点
流通総額(GMV)
プラットフォームの取引規模を示す最重要指標。
手数料収入
収益の直接的な源泉であり、事業の健全性を測る。

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ4,457人。区分でいちばん多いのは個人・その他84.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が10.4%を占め、残る89.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他68.580.483.877.586.084.3
事業法人9.611.211.010.010.510.4
自己株式2.12.12.04.54.52.7
外国法人6.43.13.54.02.72.6
証券会社4.81.81.58.10.52.4
外国人個人0.00.10.10.20.30.3
金融機関10.63.40.10.20.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01武永 修一38.84
02S173株式会社8.79
03水元 公仁2.74
04石丸 啓明2.09
05SIX SIS LTD.(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.25
06モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社1.08
07白石 安雄0.87
08吉川 直樹0.86
09株式会社宮島0.85
10林 亮介0.71

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−308%、1株純資産は14期で+469%。直近期のROEは-7.7%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2012年9月156825.5
2013年9月2715922.0108.1
2014年9月2619714.854.0
2015年9月192148.732.5
2016年9月3123014.247.7
2017年9月222519.338.3
2018年9月232748.735.6
2019年9月3131110.425.9
2020年9月417827.536.0
2021年9月175282.646.9
2022年9月54301.196.6
2023年9月24480.4300.1
2024年9月184274.220.9
2025年9月−32389−7.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

4名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は4名。2025/9期の役員報酬は総額133百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約7倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
武永修一代表取締役 社長484,199,800
石丸啓明取締役46225,800
海老根智仁取締役5950,200
西澤裕之常勤監査役634,000

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3348011438
社外取締役613132
監査役1666

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,997字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 (1) 事業の概要 当社グループは、創業以来、膨大な売買データとAI技術を活用して流通の可視化・効率化を推進してまいりました。コーポレートアイデンティティを「RE-INFRA COMPANY」と定義し、社会のさまざまな「RE(再構築・再定義・再流通など)」を統合した唯一無二の流通インフラの構築を目指しています。 また、当社グループの各サービスを利用するSmallB(個人事業主)・副業・インフルエンサー等のお客様を「Appreciator(アプリシエイター)」と定義しています。“Appreciate”には「真価を認める」「価値を高める」といった意味があり、当社は価値を見出し感謝できる人々=Appreciatorが活躍できる社会の実現を目指しています。 こうした理念のもと、当社は「BtoB取引市場のDX化」を中核戦略に掲げ、国内流通構造のデジタル化に取り組んでまいりました。国内のBtoB取引市場は約300兆円規模(※1)と推定され、そのうちEC化されていない取引は約200兆円に上ります。こうした巨大な未開拓領域のデジタル化は、創業当初から取り組んできた「データによる流通の可視化・効率化」という理念を発展させたものであり、現在の成長戦略の基盤を形成しています。 一方で、過去3年間はこの戦略をさらに発展させ、海外事業(主に中国)を新規事業・成長戦略の柱として展開してまいりました。Japan to Chinaでは義烏日本国家館・NETSEA CHINAを通じた日本商材の越境販売支援、China to Japanでは中国商品の展示会「大阪義烏マーケット」や「アリババ1688セレクション」の開催、NETSEA×アリババ1688の連携など、さまざまな新規施策に取り組んでまいりました。 これらの取り組みは市場開拓やネットワーク構築の面で一定の成果を得た一方、事業としての収益化には時間を要しており、当社は今後の方向性を見直しながら、より収益性の高い領域へのシフトを進めています その中で、成果が具体的に現れ始めているのが、OEM自社ブランド販売「AP LAB(エーピーラボ)」とライブコマース「NETSEA MallLive(ネッシーモールライブ)」です。「AP LAB」は、中国の生産拠点で当社自らが工場を開拓・製造し、日本国内で販売を行うモデルであり、個人向け販売に加えて法人への卸も行うことから、Direct to Consumer(D2C)に加えBusiness(B)も含む「D2X(Direct to X)コマース」として位置づけています。 また「NETSEA MallLive」は、当社が自ら商品を仕入れ、TikTokなどのライブ配信を通じて販売するモデルで、将来的にはライバーや販売者への商材提供へと拡張する可能性を有しています。 今後は、このD2Xコマース領域を新たな成長ドライバーと位置づけ、収益性の高い事業ポートフォリオの確立を目指してまいります。 当社グループは現在、従来のBtoB流通DXからD2Xコマースへの事業転換期にあり、「AP LAB」及び「NETSEA MallLive」への積極的な先行投資を進めています。これらの投資は短期的には収益を圧迫するものの、中長期的な事業拡大に向けた基盤づくりを目的としています。 ※1 経済産業省2025年8月26日発表 電子商取引に関する市場調査、BtoB-EC市場規模の業種別内訳より推察 a.ソリューション事業 ソリューション事業は、データを基にAI技術を活用し商品価値の可視化・最適化等を推進するソリューションを提供しております。主なサービスとしては当社が保有する流通相場データを活用した『aucfan.com(オークファンドットコム)』となり、主たる収益源は有料課金収入及びネット広告収入となります。その他、ネットショップ一元管理サービス『タテンポガイド』の提供、専門知識がなくても直感的に操作できるRPAツール『オークファンロボ』、副業・複業として物販ビジネスを行う事業主を対象とするスクール形式の副業支援サービス『good sellers(グッドセラーズ)』、Amazonセラー専用アプリ「Amacode(アマコード)」を提供しております。 なお、Amacode(アマコード)については収益性の改善が見込めない状態が続いたことから、事業の効率化及び収益構造の健全化を目的に、当該サービスを第三者へ譲渡し、2025年2月をもって事業から撤退いたしました。 なお、ソリューション事業における主要サービスの概要は以下の通りです。 ソリューション事業の主要サービス一覧 サービス名   会員名   月額利用料(税込)   機能の概要 aucfan.com   ゲストユーザー   無料   商品名やキーワードから複数ECサイト・オークションから横断的に商品を比較・検索ができます。オークションでは過去に落札された価格相場を確認することができます。 一般会員   無料   『aucfan.com』内に「マイページ」を開設することにより、気に入った商品情報及び価格情報を保存する機能や有料会員の機能の一部(出品テンプレートの保存、入札予約など)を制限付で利用できます。 ライト会員   1,100円   『aucfan.com』サイトにおける広告コンテンツの非表示、過去10年間分の落札相場検索、入札予約ツールなどのサービスを利用できます。 プレミアム会員   2,200円   有料会員の基本サービスであり、過去10年間の落札データ検索や出品者向け機能の利用が可能になる他、出品テンプレートの保存、入札予約等のサービスが利用できます。 プロPlus会員   11,000円   オークション出品者向けの相場検索機能及びデータ分析機能等の利用が可能になります。 Amacode(アマコード)※2025年2月に事業整理   Amacode   無料   スマートフォンのカメラで商品のバーコードを読み取るだけで、Amazonで販売する際の価格帯や売れ行きなどを瞬時に分析することが可能となる、モバイルアプリです。 Amacode Pro   5,500円   Amacode無料機能に、価格推移や出品増減グラフ機能、カスタムオプション、WEBからのアクセスなどさらに機能が追加されます。 タテンポガイド   11,000円~   ネットショップ一元管理サービス。複数ECサイトにおける商品情報の一括登録・編集・更新、在庫数の自動同期、受注情報の自動取り込み・ステータス管理・在庫ステータス管理が可能です。 good sellers(グッドセラーズ)   内容に併せ個別に設定   副業・複業として物販ビジネスを行なう事業主を対象とするスクール形式の副業支援サービスです。 オークファンロボ   132,000円~   専門知識がなくても直感的に操作ができるRPAツールです。競合調査・在庫の発注・受注処理・発送伝票作成・人事労務業務などバックオフィス業務などをRPA(Robotic Process Automation)で自動化することが可能です。 aucfan.comの商品情報及び価格情報についてはサイト開設から2025年9月末時点で、約700億件を超えるデータを蓄積しており、一般会員(無料会員)数は1,078,844人、有料会員数は31,328人に至っております。また直近3年間の一般会員数(無料会員数)、有料会員数(※1)及び毎年9月時点における有料会員1人あたりの平均月額課金額の年次推移は以下のとおりとなります。 ※1 オークファンプレミアム会員、オークファンプロPlus会員、オークファンライト会員の合計にて算出 『aucfan.com』関連の一般会員数(無料会員数)、有料会員数、有料会員1人あたりの平均月額課金額の推移 年月   2023年9月期末   2024年9月期末   2025年9月期末 一般会員数(無料会員数)   1,034,251人   1,060,499人   1,078,844人 有料会員数   40,430人   33,599人   31,328人 有料会員1人あたりの平均月額課金額   1,508円/月   2,418円/月   2,216円/月 b.プラットフォーム事業 プラットフォーム事業は、企業の在庫・滞留商品等の流通を支援しており、オンライン及びオフラインにて複数のマーケットプレイスを運営しております。主なサービスとしては、BtoB卸モール『NETSEA(ネッシー)』、滞留在庫・返品・型落ち品等の流動化支援を行う『NETSEAオークション(旧 ReValueBtoBモール)』、オフラインの展示・商談会事業『OSR(オーエスアール)展示商談会』等を提供しております。また、当連結会計年度よりOEM自社ブランド販売「AP LAB(エーピーラボ)」及びライブコマース「NETSEA MallLive」を成長ドライバーと位置付け、『D2Xコマース』として販売活動を開始しております。 より具体的には『NETSEA』においては、在庫を保有するメーカー・卸(以下、「サプライヤー」といいます。)と幅広い商品の仕入れニーズを持つ小売店・卸(以下、「バイヤー」といいます。)をオンライン上でマッチングさせ、既存流通網ではアプローチできなかった新たな販路の提供を行っております。主な収益モデルは、流通金額の8.5~10.5%程度の流通手数料、及びサプライヤーに対する月会費であります。 『NETSEAオークション』においては、滞留在庫・返品・型落ち品等、サプライヤーの持つ在庫をインターネット上でのクローズドなオークションサイトにて、リユース事業者を中心とするバイヤーに販売を行っております。主な収益モデルは、商品売買における販売収益であります。なお、NETSEAオークションについては、収益性及び市場環境を総合的に勘案した結果、今後の成長が見込めないと判断し、成長戦略領域への事業資源集中を目的として、2025年3月をもってサービスを終了いたしました。 『OSR(オーエスアール)展示商談会』においては、サプライヤーとバイヤーをオフラインでマッチングさせることにより、サプライヤーには卸売販売機会の提供、バイヤーには仕入れ機会の提供を行っております。主な収益モデルは、サプライヤーからの決済手数料数収入及びその出店料収入となります。 『D2Xコマース』においては、中国の工場・サプライヤーにて生産された商品を、日本国内のバイヤー及び消費者に向けて販売しております。主な収益モデルは、商品売買における販売収益であります。 直近3年間の『NETSEA』、『NETSEAオークション』及び『OSR』の流通額(※1)は以下のとおりとなります。 『NETSEA』、『NETSEAオークション』及び『OSR』の流通額の推移   (単位:百万円) 年月   2023年9月期末   2024年9月期末   2025年9月期末 NETSEA   9,590   8,935   8,119 NETSEAオークション   804   453   153 OSR   3,055   2,865   2,764 ※1 NETSEA流通額は注文後のキャンセルを勘案した流通額にて計算 c.インキュベーション事業 インキュベーション事業は、事業投資及び投資先企業の支援を通じて、当社が中長期にわたり競合優位性を構築・維持していくための知見とネットワークを得ることを目的とした事業セグメントであります。主たる収益源は、営業投資有価証券の売却益、投資先企業へのコンサルティング収益となります。なお、当セグメントでは将来成長の基盤となる新規事業の開発等も実施しており、中長期の事業拡大に向け取り組んでいる海外事業においても当事業セグメントにて展開しております。 (2) 事業系統図 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,941字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループは、創業以来、膨大な売買データとAI技術を活用して流通の可視化・効率化を推進してまいりました。コーポレートアイデンティティを「RE-INFRA COMPANY」と定義し、社会のさまざまな「RE(再構築・再定義・再流通など)」を統合した唯一無二の流通インフラの構築を目指しています。 また、当社グループの各サービスを利用するSmallB(個人事業主)・副業・インフルエンサー等のお客様を「Appreciator(アプリシエイター)」と定義しています。“Appreciate”には「真価を認める」「価値を高める」といった意味があり、当社は価値を見出し感謝できる人々=Appreciatorが活躍できる社会の実現を目指しています。 こうした理念のもと、当社は「BtoB取引市場のDX化」を中核戦略に掲げ、国内流通構造のデジタル化に取り組んでまいりました。国内のBtoB取引市場は約300兆円規模(※1)と推定され、そのうちEC化されていない取引は約200兆円に上ります。こうした巨大な未開拓領域のデジタル化は、創業当初から取り組んできた「データによる流通の可視化・効率化」という理念を発展させたものであり、現在の成長戦略の基盤を形成しています。 一方で、過去3年間はこの戦略をさらに発展させ、海外事業(主に中国)を新規事業・成長戦略の柱として展開してまいりました。Japan to Chinaでは義烏日本国家館・NETSEA CHINAを通じた日本商材の越境販売支援、China to Japanでは中国商品の展示会「大阪義烏マーケット」や「アリババ1688セレクション」の開催、NETSEA×アリババ1688の連携など、さまざまな新規施策に取り組んでまいりました。 これらの取り組みは市場開拓やネットワーク構築の面で一定の成果を得た一方、事業としての収益化には時間を要しており、当社は今後の方向性を見直しながら、より収益性の高い領域へのシフトを進めています。 その中で、成果が具体的に現れ始めているのが、OEM自社ブランド販売「AP LAB(エーピーラボ)」とライブコマース「NETSEA MallLive(ネッシーモールライブ)」です。「AP LAB」は、中国の生産拠点で当社自らが工場を開拓・製造し、日本国内で販売を行うモデルであり、個人向け販売に加えて法人への卸も行うことから、Direct to Consumer(D2C)に加えBusiness(B)も含む「D2X(Direct to X)コマース」として位置づけています。 また「NETSEA MallLive」は、当社が自ら商品を仕入れ、TikTokなどのライブ配信を通じて販売するモデルで、将来的にはライバーや販売者への商材提供へと拡張する可能性を有しています。 今後は、このD2Xコマース領域を新たな成長ドライバーと位置づけ、収益性の高い事業ポートフォリオの確立を目指してまいります。 当社グループは現在、従来のBtoB流通DXからD2Xコマースへの事業転換期にあり、「AP LAB」及び「NETSEA MallLive」への積極的な先行投資を進めています。これらの投資は短期的には収益を圧迫するものの、中長期的な事業拡大に向けた基盤づくりを目的としています。 ※1 経済産業省2025年8月26日発表 電子商取引に関する市場調査、BtoB-EC市場規模の業種別内訳より推察 当社グループが対処すべき課題は、次のとおりです。 ① 事業ポートフォリオの再構築と選択と集中 当社グループは現在、事業転換期にあり、中長期的な企業価値向上の観点から、事業ポートフォリオの再構築を重要課題として認識しております。既存事業においては、収益性・成長性・市場性・シナジー等を基準とした評価を進め、採算性の低い領域については縮小又は撤退を実施し、限られた経営資源を将来性の高い領域へ集中的に配分する体制へ移行しております。 本取り組みにより、固定費構造の最適化、投資効率の改善、意思決定プロセスの明確化を図り、新規事業立ち上げに伴う先行投資負担と事業成長のタイミングを適切に管理しながら、持続的な事業成長モデルへの転換を進めてまいります。 ② D2Xコマース事業の確立と収益モデル構築 新規事業領域であるD2Xコマース事業(「AP LAB」「NETSEA MallLive」)においては、将来の収益基盤として重要な位置づけにある一方、事業フェーズとしては市場検証段階から事業化段階への移行期にあります。 今後は、商品供給体制・販売チャネル・ブランド戦略・顧客獲得効率・LTV向上施策など、複数の要素を統合的に最適化し、持続可能な収益モデルの確立が課題となります。また、データ分析に基づく商品企画、在庫運用精度の向上、ライブ販売者との関係構築など、運営モデルの再現性強化にも取り組んでまいります。 ③ 国内既存事業の収益性改善及び競争力強化 既存事業におきましては、安定的な収益基盤の維持に加え、収益性改善・運用効率化・ユーザー体験向上が引き続き重要な課題となっております。 サービス機能や提供価値の継続的改善、ユーザー属性に応じた価格体系・提供メニューの最適化、企業・SmallBユーザーへの支援体制の強化などに取り組み、顧客基盤の維持・拡大と解約率の低減を図ってまいります。 ④ 海外事業戦略の再評価と重点領域の選定 海外事業については、これまでの取り組みで得た市場反応・顧客特性・商習慣・コスト構造・収益性を踏まえ、事業としての実行可能性評価が重要課題となっております。今後は、海外事業の位置付けを明確化し、単なる市場開拓ではなく、日本企業及び海外バイヤー双方に対する価値提案の再整理、事業領域・対象地域・投資配分の明確化を進めてまいります。 将来的には、海外事業をD2Xコマースとの連動領域として統合し、国内・海外を一体化した流通モデルの構築に取り組む方針です。 ⑤ 技術基盤・データ活用体制・セキュリティの高度化 当社グループの事業はオンラインサービスを基盤としており、システムの安定稼働、データ管理、情報セキュリティ体制の強化は引き続き重要な課題です。今後の事業成長に対応するため、クラウド基盤強化、自動化・効率化の推進、AI・データ活用の仕組み整備、安全性・信頼性確保に向けた継続的な投資を行ってまいります。 ⑥ 内部統制と組織運営体制の強化 当社グループでは、これまで取り組んできたガバナンス強化施策の確実な運用と継続的改善が引き続き重要課題となります。また、新規事業比率が高まる中、意思決定プロセス、内部統制、リスク管理、権限設計、モニタリング体制の整備が求められております。今後も上場企業として適切なガバナンスを維持しつつ、迅速な事業展開を可能にする組織体制の確立を進めてまいります。 当社グループは、事業変革期におけるこれらの課題に取り組むことで、事業再構築と成長基盤の確立を進め、中長期的な企業価値向上の実現を目指してまいります。
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会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。 当社グループは、これらのリスク発生の可能性を十分に認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ではありますが、当社の株式に関する投資判断は、本項及び本書の本項以外の記載内容も併せて慎重に検討したうえで行われる必要があると考えております。なお、文中の将来に関する事項につきましては、本書提出日現在において当社が判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1) インターネット関連市場に関するリスクについて ① インターネット及びインターネットオークション市場の動向 当社グループは、インターネットを活用したEC関連市場及びインターネットメディア事業を主たる事業領域としていることから、インターネットの急激な普及に伴う弊害の発生や利用に関する新たな規制の導入、その他予期せぬ要因等によって、インターネット市場環境の変化があった場合には、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、当社はヤフー株式会社等が運営するインターネットオークション市場の商品情報及び価格情報の提供をユーザー向けに行っており、課金による収入を主たる事業としております。したがって、インターネットオークション市場運営者の動向により当社の事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 技術革新について インターネット業界は、技術革新や顧客ニーズの変化のサイクルが極めて早いことが特徴の一つであり、新たなテクノロジーを基盤としたサービスの新規参入が相次いで行われております。当社グループは、このような急速に変化する環境に柔軟に対応すべく、オープンソースを含む先端的なテクノロジーの知見やノウハウの蓄積、更には高度な技能を習得した優秀な技術者の採用を積極的に推進していく方針であります。 しかしながら、先端的なテクノロジーに関する知見やノウハウの蓄積、技術者の獲得に困難が生じる等、技術革新に関する適切な対応が遅れ、当社グループの技術的優位性やサービス競争力の低下を招いた場合には、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業内容及び当社サービスに関するリスクについて ① 特定のサービスへの依存について 当社グループは、複数のマーケットプレイスの運営をしており、主たる収益はマーケットプレイスの収入であります。2025年9月期における売上高(4,657,045千円)に占める比率は34.6%(1,610,548千円)であり、マーケットプレイス収入への依存度が高い状況にあります。今後、新たな法的規制の導入や予期せぬ事象の発生等により、サイトの利便性の低下による利用者数の減少や、サイト運営が困難となった場合には、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② サイト機能の充実について 当社グループは、利用者のニーズに対応するため、当社グループが運営する各サイトの機能の拡充を進めております。 しかしながら、今後、有力コンテンツの導入や利用者のニーズの的確な把握が困難となり、十分な機能の拡充ができず利用者に対する訴求力が低下した場合には、サイト利用者数の減少により、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 検索エンジン・インターネット広告への対応について 当社グループが運営するサービスの利用者の多くは、特定の検索エンジンからの集客、又はインターネット広告からの訪問であり、今後も検索エンジンからの集客施策及びインターネット広告の配信を実施していく予定です。 しかしながら、検索結果を表示する検索エンジンのアルゴリズムが大幅に変更される等の事象が発生した場合、検索エンジンからのユーザー集客が減少すること及び適切なインターネット広告の配信が出来なくなる可能性が発生し、これらに対応するため追加的な費用等の発生や当社グループが運営する各サイトへの集客数が減少し、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 課金サービス利用料金における決済について 当社グループの課金サービスについては、その利用料金の回収を回収代行業者に委託しております。当社は特定の回収代行業者に依存しているわけではありませんが、特にGMOペイメントゲートウェイ株式会社への委託が大きく、売上に占める割合も高くなっているため、今後取引条件等に変更があった場合、委託先のシステムトラブルにより決済に支障が生じた場合、委託先の経営状況や財政状態が悪化した場合、その他何らかの理由により委託先との取引関係が継続できない場合には、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 『aucfan.com』で提供する商品情報及び価格情報について 『aucfan.com』において利用者に提供している価格等の商品情報及び価格情報は、各ECサイトから公開されている商品情報及び価格情報を整理統合し、統計学的補正を施したものです。当社では、各ECサイトとは良好な関係を築いており本書提出日現在当社との関係において問題はないと認識しておりますが、今後、各ECサイトの戦略方針の変更等何らかの理由により商品情報及び価格情報の取得が困難になる場合には、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 競合について 当社グループは、インターネットメディア事業やEC事業を展開しておりますが、当該分野においては、大手企業を含む多くの企業が事業展開していることもあり、競合が現れる可能性があります。今後、十分な差別化や機能向上等が図られなかった場合や、新規参入等により競争が激化した場合には、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 海外の事業展開について 当社グループは、中国を中心とした海外BtoB卸市場の開拓及び越境ECプラットフォーマーサービスの構築に取り組んでおり、現時点では中国における事業展開を計画・実行しております。今後はサービスを段階的に実施するとともに、日本及び中国の双方向での卸商品の流通を促進していく計画となっております。 しかしながら、各国の政治的・経済的要因により、輸出入管理・投資規制・収益の本国送金規制・移転価格税制等に関する予期できない法律・規制の変更等のリスクに直面した場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3) システムに関するリスクについて ① システム障害・通信トラブルについて 当社グループのサービス提供では、サーバーを経由して当社グループが運営するサイトの利用者にサイト機能やサービスを提供しております。また、サーバー運用に際しては、国内大手データセンターへホスティングを中心とした業務を外部に委託するとともに、クラウド上のサーバーを併用しております。 しかしながら、自然災害、火災、コンピュータウィルス、通信トラブル、第三者による不正行為、サーバーへの過剰負荷、人為的ミス等あらゆる原因によりサーバー及びシステムが正常に稼働できなくなった場合、あるいは当社グループが過去に蓄積してきた商品情報及び価格情報が消失した場合、当社グループのサービスが停止する可能性があります。 当社グループでは上記のような場合に備え、当社内においても商品情報及び価格情報を保存しており、当社及びデータセンターで保存することで対策を図っております。 当社グループでは上記のような対策を行っておりますが、それにもかかわらず何らかのシステム障害・通信トラブルにより当社グループのサービスが停止した場合には、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 事業拡大に伴う設備投資について 当社グループは、今後の利用者数及びアクセス数の拡大に備え、継続的なサーバー等のシステムインフラへの設備投資が必要であると認識しております。設備投資によりシステムインフラを増加したものの、想定していた利用者数及びアクセス数を下回った場合には、稼働率の低下となり、減価償却費等の費用の増加を吸収できず、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 法的規制及び知的財産等に関するリスクについて ① 法的規制について 当社グループは、インターネット上の事業展開において各種法的規制等を受けており、その主な内容は以下のとおりであります。 a.不正アクセス行為の禁止等に関する法律(不正アクセス禁止法) 同法におけるアクセス管理者として、努力義務ながら不正アクセス行為からの一定の防御措置を講ずる義務が課されております。 b.特定電子メールの送信の適正化等に関する法律(特定電子メール法) 営利団体等が、個人(送信に同意した者等を除く。)に対し、広告・宣伝の手段として電子メールを送信する場合に、一定の事項を表示する義務等が課されております。当社グループは、会員向けメールマガジン等の配信においては、その送信につき事前に同意した会員等に対してのみ配信する方針を取っております。 c.特定商取引に関する法律 当社グループの事業に関わる法的規制として、消費者保護に関して「特定商取引に関する法律」があり、規制を受けております。 d.青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境等に関する法律(青少年ネット規制法) 同法における関係事業者の責務として、青少年有害情報の閲覧をする機会をできるだけ少なくするための措置を講ずるとともに、青少年のインターネットを適切に活用する能力の習得に資するための措置を講ずるよう努めることが課せられております。 上記以外にも、一般消費者を対象とした「消費者契約法」の適用を受けるほか、有料会員の募集及び広告の取扱いに際して「不当景品類及び不当表示防止法」の適用を受けております。 近年、インターネット上のトラブル等への対応として、インターネット関連事業を規制する法令は徐々に整備されている状況にあり、今後、インターネットの利用や関連するサービス及びインターネット関連事業を営む事業者を規制対象とする新たな法令等による規制や既存法令等の解釈変更等がなされた場合には、当社グループの事業が制約を受ける可能性があり、その場合、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 個人情報の取扱いについて 当社グループは、事業運営に際して、当社グループのサービスを利用する会員にIDの登録を依頼しており、当社グループのデータベースサーバーには、個人情報がデータとして蓄積されております。 これらの情報については、当社グループにおいて守秘義務があります。このため当社においては個人情報の保護の徹底を図るべく、個人情報に関する個人情報管理基本規程を作成し、当社が取得・保有する個人情報の取扱方法、個人情報データベースへのアクセス制限及びアクセスログの管理について定めるとともにISMSの取得を行うなど、個人情報の漏出を防止するための方策を実施しております。具体的には、当社が知り得た情報については、当社のシステム部門を中心に、データへアクセスできる人数の制限等の漏洩防止策が講じられております。 しかしながら、当社が実施している上記方策にもかかわらず、当社からの個人情報の漏出を永久かつ完全に防止できるという保証はありません。 今後、当社グループの保有する個人情報データベースへの不正侵入や人為的ミス等を原因として、当社グループが保有する個人情報が万が一社外に漏出した場合には、当社グループの風評の低下による当社グループを経由した売買件数及び会員数の減少、当該個人からの損害賠償請求等を招く可能性があり、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 当社グループにおける知的財産権について 当社グループは、知的財産権の保護をコンプライアンスの観点から重要な課題であると認識しております。 当社では管理部門である経営管理部により、知的財産権の管理体制を強化しておりますが、当社グループの知的財産権が侵害された場合、解決までに多くの時間及び費用が発生する等、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループの属する市場がさらに成長し、ITの進展とあいまって、事業活動が複雑多様化するにつれ、競合も進み、知的財産権をめぐる紛争件数が増加する可能性があります。このような場合、当社グループが第三者の知的財産権等を侵害したことによる損害賠償請求や差止請求、又は当社グループに対するロイヤリティの支払い要求等を受けることにより、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 事業運営体制に係わるリスクについて ① 内部統制に関することについて 当社及び当社連結完全子会社において、複数事業年度にわたって不適切な取引及び不適切な会計処理が行われていたことが判明しました。そのため当社は、調査を行った特別調査委員会からの提言を踏まえ、再発防止策を策定し、2023年3月8日付で「再発防止策及び関係者の処分に関するお知らせ」を公表しております。公表しました再発防止策については既に実行しております。今後も上場企業に相応しいコンプライアンス体制の構築を図り、内部統制体制の強化に努めてまいります。 ただし、これらの再発防止策の着実な実行及びコンプライアンス体制の構築・強化が適切になされない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。また、その他内部統制の整備上の欠陥や運用上の認識不足等の不備により財務報告等に重大な誤りが生じた場合にも、当社の信用が失墜すると共に、当社グループの経営成績及び財政状態等に悪影響を及ぼす可能性があります。 ② 人材の確保及び育成について 当社グループにおいて優秀な人材の確保、育成及び定着は今後の業容拡大のための重要課題であります。新入社員及び中途入社社員に対する研修の実施をはじめ、リーダー層となる中堅社員への幹部教育を通じ、将来を担う優秀な人材の確保・育成に努めております。また選択的時差出勤制度やリモートワーク制度など柔軟な働き方を積極的に活用できる風土を醸成するとともに、社内研修等を通じて役職員間のコミュニケーションを図ることで、定着率の向上を図っております。しかしながら、これらの施策が効果的である保証はなく、必要な人材を採用できない場合、また採用し育成した役職員が当社の事業に寄与しなかった場合、あるいは育成した役職員が社外流出した場合には、優秀な人材の確保に支障をきたし、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 特定人物への依存について 当社代表取締役である武永修一は、事業の立案や実行等会社運営において重要な役割を果たしております。当社グループといたしましては、同氏に過度に依存しない事業体制の構築を目指し、人材の育成及び強化に注力しておりますが、今後不慮の事故等何らかの理由により同氏が当社の業務を執行することが困難になった場合には、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) その他 ① 資金使途について 当社の調達資金の使途については、主に運営するBtoBサイトにおける仕入れ、プロモーション活動等による広告宣伝費、データ・ユーザー数増加のためのサーバー機器等の増設、サイト機能向上のためのソフトウエア開発、及び事業の拡大にかかる人材採用費等に充当する計画となっております。しかしながら、インターネット関連業界その他事業環境の変化に対応するために、調達した資金が計画どおり使用されない可能性があります。また、計画どおりに使用された場合でも、想定どおりの効果を得られず、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 配当政策について 当社では、利益配分につきましては、経営成績及び財政状態を勘案して、株主への利益配当を実現することを基本方針としております。しかしながら、当社は本書提出日現在、成長過程にあり、将来の事業展開と財務体質強化のために必要な内部留保の確保を優先して、創業以来2025年9月期まで無配当としてまいりました。 現在は内部留保の充実に努めておりますが、将来的には経営成績及び財政状態を勘案しながら株主への利益の配当を実施する方針であります。ただし、配当実施の可能性及びその実施時期等については、現時点において未定であります。 ③ 新株予約権の行使並びに譲渡制限付株式の発行に伴う株式価値の希薄化について 当社グループは、当社役員及び従業員に対するインセンティブを目的として、新株予約権を付与する場合がございます。 これらの新株予約権が行使された場合には、当社グループの1株当たりの株式価値が希薄化することになり、将来における株価へ影響を及ぼす可能性があります。また、当社グループでは今後も新株予約権の付与を行う可能性があり、この場合、さらに1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があります。 また、2019年11月28日開催の取締役会において、当社取締役(社外取締役を除く)、当社執行役員及び従業員並びに当社子会社の取締役、執行役員及び従業員に対して譲渡制限付株式報酬制度を導入することを決議いたしました。 譲渡制限付株式報酬制度は、これらの株式が新株式発行により付与された場合、ストックオプション制度と同様に当社の1株当たりの株式価値が希薄化する可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)7,948字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当社グループは、創業以来、膨大な売買データとAI技術を活用して流通の可視化・効率化を推進してまいりました。コーポレートアイデンティティを「RE-INFRA COMPANY」と定義し、社会のさまざまな「RE(再構築・再定義・再流通など)」を統合した唯一無二の流通インフラの構築を目指しています。 また、当社グループの各サービスを利用するSmallB(個人事業主)・副業・インフルエンサー等のお客様を「Appreciator(アプリシエイター)」と定義しています。“Appreciate”には「真価を認める」「価値を高める」といった意味があり、当社は価値を見出し感謝できる人々=Appreciatorが活躍できる社会の実現を目指しています。 こうした理念のもと、当社は「BtoB取引市場のDX化」を中核戦略に掲げ、国内流通構造のデジタル化に取り組んでまいりました。国内のBtoB取引市場は約300兆円規模(※1)と推定され、そのうちEC化されていない取引は約200兆円に上ります。こうした巨大な未開拓領域のデジタル化は、創業当初から取り組んできた「データによる流通の可視化・効率化」という理念を発展させたものであり、現在の成長戦略の基盤を形成しています。 一方で、過去3年間はこの戦略をさらに発展させ、海外事業(主に中国)を新規事業・成長戦略の柱として展開してまいりました。Japan to Chinaでは義烏日本国家館・NETSEA CHINAを通じた日本商材の越境販売支援、China to Japanでは中国商品の展示会「大阪義烏マーケット」や「アリババ1688セレクション」の開催、NETSEA×アリババ1688の連携など、さまざまな新規施策に取り組んでまいりました。 これらの取り組みは市場開拓やネットワーク構築の面で一定の成果を得た一方、事業としての収益化には時間を要しており、当社は今後の方向性を見直しながら、より収益性の高い領域へのシフトを進めています。 その中で、成果が具体的に現れ始めているのが、OEM自社ブランド販売「AP LAB(エーピーラボ)」とライブコマース「NETSEA MallLive(ネッシーモールライブ)」です。「AP LAB」は、中国の生産拠点で当社自らが工場を開拓・製造し、日本国内で販売を行うモデルであり、個人向け販売に加えて法人への卸も行うことから、Direct to Consumer(D2C)に加えBusiness(B)も含む「D2X(Direct to X)コマース」として位置づけています。 また「NETSEA MallLive」は、当社が自ら商品を仕入れ、TikTokなどのライブ配信を通じて販売するモデルで、将来的にはライバーや販売者への商材提供へと拡張する可能性を有しています。 今後は、このD2Xコマース領域を新たな成長ドライバーと位置づけ、収益性の高い事業ポートフォリオの確立を目指してまいります。 当社グループは現在、従来のBtoB流通DXからD2Xコマースへの事業転換期にあり、「AP LAB」及び「NETSEA MallLive」への積極的な先行投資を進めています。これらの投資は短期的には収益を圧迫するものの、中長期的な事業拡大に向けた基盤づくりを目的としています。 「ソリューション事業」は、当社が保有するデータとAI技術を活用し、商品の価値を可視化・最適化することで、ECや副業に取り組むAppreciator(SmallB・個人事業主・インフルエンサーなど)を支援するソリューションサービスを提供しております。主なサービスとしては当社が保有する流通相場データを活用した『aucfan.com(オークファンドットコム)』であり、主たる収益源は有料課金収入及びネット広告収入となります。その他、EC事業者向けマーケティング支援サービス『aucfan marketing(オークファンマーケティング)』、ネットショップ一元管理サービス『タテンポガイド』、直感的に操作できるRPAツール『オークファンロボ』、副業支援サービス『good sellers(グッドセラーズ)』、Amazonセラー専用アプリ『Amacode(アマコード)』等を提供しています。 当連結会計年度においては、aucfan.com(オークファンドットコム)で2024年7月に実施した会員機能強化に伴う価格改定の効果により課金売上が好調に推移いたしました。また、aucfan marketing(オークファンマーケティング)においても広告運用サービス売上が好調に推移しました。一方で、Amacode(アマコード)については収益性の改善が見込めない状況が続いたことから、事業の効率化及び収益構造の健全化を目的に、当該サービスを第三者へ譲渡し、2025年2月をもって事業から撤退いたしました。 これらの結果、売上高2,893,258千円(前年同期比8.8%増)、営業利益619,197千円(前年同期比8.8%増)となりました。 「プラットフォーム事業」は、商品供給力を強みに、国内外の双方において商品流通支援サービスを提供しており、オンライン及びオフラインで複数のマーケットプレイスを運営しております。主なサービスとしては、BtoB卸モール『NETSEA(ネッシー)』、滞留在庫・返品・型落ち品等の流動化支援を行う『NETSEAオークション(旧 ReValueBtoBモール)』、オフラインの展示・商談会事業『OSR(オーエスアール)展示商談会』、中国生産商品のOEM自社ブランド販売『AP LAB(エーピーラボ)』等がございます。主たる収益源は、NETSEAでは流通手数料収入及び有料課金収入、NETSEAオークション並びにAP LABにおける商品販売収入、OSRにおける決済手数料収入及び出店料となります。 当連結会計年度においては、NETSEAオークションにて大手サプライヤーの返品商品の取り扱いが減少したことにより売上高が減少しました。一方、海外事業のマーケティングとして取り組んでいるOEM自社ブランド販売「AP LAB(エーピーラボ)」が順調に立ち上がり、売上の創出が進みました。AP LABについては、商品販売開始時に一定の初期コストが発生したことから、販売費及び一般管理費が増加しております。また、新規施策であるライブコマース関連サービスにおいても、2025年6月末よりTikTokShopサービスが開始され、『NETSEA MallLive(ネッシーモールライブ)』として販売を開始いたしました。この領域に注力すべく先行投資を行った結果、販売費及び一般管理費が増加しております。 なお、NETSEAオークションについては、収益性及び市場環境を総合的に勘案した結果、今後の成長が見込めないと判断し、成長戦略領域への事業資源集中を目的として、2025年3月をもってサービスを終了いたしました。 これらの結果、売上高1,639,300千円(前年同期比3.7%減)、営業損失100,014千円(前年同期は113,668千円の営業利益)となりました。 「インキュベーション事業」は、事業投資及び投資先企業の支援を通じて、当社が中長期的に競合優位性を構築・維持するための知見とネットワークを得ることを目的としております。主たる収益源は、営業投資有価証券の売却益・配当収益、投資先企業へのコンサルティング収益であり、あわせて海外事業等の新規事業開発にも取り組んでおります。 当連結会計年度においては、営業投資有価証券の売却収入等があったものの、前年同期水準には至りませんでした。また、投資先企業の将来収益性を保守的に見積もり、一部の営業投資有価証券について評価損を計上したことにより、営業損失が拡大いたしました。 これらの結果、売上高316,954千円(前年同期比47.2%減)、営業損失308,238千円(前年同期は98,785千円の営業利益)となりました。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は4,657,045千円(前年同期比3.8%減)、営業損失は201,012千円(前年同期は356,357千円の営業利益)、経常損失は168,562千円(前年同期は353,801千円の経常利益)、親会社株主に帰属する当期純損失は329,112千円(前年同期は187,448千円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。当連結会計年度の自己資本当期純利益率に関しましては△7.7%(前年同期比11.9ポイント減)となりました。 ※1 経済産業省2025年8月26日発表 電子商取引に関する市場調査、BtoB-EC市場規模の業種別内訳より推察 ② 財政状態の状況 資産の部 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産は、5,922,231千円(前連結会計年度末は6,805,834千円)となりました。 主な要因といたしましては、商品が111,325千円増加したものの、現金及び預金が712,326千円減少、営業投資有価証券が220,160千円減少、売掛金が103,610千円減少した結果であります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産は、1,162,236千円(前連結会計年度末は887,144千円)となりました。 主な要因といたしましては、ソフトウエアが71,977千円減少、繰延税金資産が89,345千円減少したものの、投資有価証券が297,511千円増加、その他(投資その他の資産)が126,155千円増加した結果であります。 負債の部 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債は、2,945,689千円(前連結会計年度末は3,181,146千円)となりました。 主な要因といたしましては、未払金が201,296千円増加したものの、短期借入金が200,000千円減少、1年内返済予定の長期借入金が96,674千円減少、未払法人税等が86,055千円減少した結果であります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債は、46,157千円(前連結会計年度末は103,585千円)となりました。 主な要因といたしましては、長期借入金が61,122千円減少した結果であります。 純資産の部 当連結会計年度末における純資産は、4,092,621千円(前連結会計年度末は4,408,246千円)となりました。 主な要因といたしましては、自己株式が155,175千円減少したものの、利益剰余金が329,112千円減少、資本剰余金が79,238千円減少、その他有価証券評価差額金が65,515千円減少した結果であります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末より707,110千円減少し、3,790,567千円となりました。当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 税金等調整前当期純損失182,918千円、法人税等の支払額137,618千円、棚卸資産の増加額119,488千円などにより資金が減少した一方で、減価償却費267,899千円、未払金の増加額200,879千円、営業投資有価証券の減少額124,532千円、売上債権の減少額103,606千円などにより資金が増加したため、営業活動の結果獲得した資金は203,032千円(前年同期は1,003,532千円の獲得)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資有価証券の取得による支出287,575千円、無形固定資産の取得による支出197,046千円などにより資金が減少したため、投資活動の結果使用した資金は546,283千円(前年同期は206,780千円の使用)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 短期借入れによる収入660,000千円などにより資金が増加した一方で、短期借入金の返済による支出860,000千円、長期借入金の返済による支出157,796千円などにより資金が減少したため、財務活動の結果使用した資金は391,244千円(前年同期は431,870千円の獲得)となりました。 なお、当社グループの運転資金及び設備投資資金は自己資金並びに借入金等により充当しております。当連結会計年度末の有利子負債残高は1,302,253千円となり、前連結会計年度末に比べ358,581千円減少しており、自己資本比率は57.8%と依然として高い水準を維持しております。 資金の流動性に関しましては、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は3,790,567千円と十分な流動性を確保しております。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループの主たる事業は、インターネットを利用したサービスの提供であり、提供するサービスには生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。 b.受注実績 当社グループでは概ね受注から役務提供の開始までの期間が短いため、受注実績に関する記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度のセグメント別の販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自  2024年10月1日至  2025年9月30日)   前年同期比(%) ソリューション(千円)   2,789,282   108.3 プラットフォーム(千円)   1,610,548   96.8 インキュベーション(千円)   257,214   42.8 合計(千円)   4,657,045   96.2 (注)最近2連結会計年度の主要な販売先はいずれも総販売実績に対する販売実績の割合が10%未満のため、記載を省略しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績の分析 当連結会計年度における売上高は4,657,045千円(前年同期比3.8%減)、営業損失は201,012千円(前年同期は356,357千円の営業利益)、経常損失は168,562千円(前年同期は353,801千円の経常利益)、親会社株主に帰属する当期純損失は329,112千円(前年同期は187,448千円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。 なお、詳細につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に記載しております。 b.資本の財源及び資金の流動性について 当社グループにおける運転資金需要の主なものは、仕入費用、販売費及び一般管理費の営業費用による営業資金及び設備投資資金であります。当社グループの資金の源泉は主として営業活動によるキャッシュ・フロー及び金融機関からの借入による資金調達となります。 ③ 経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループの事業に関連するEC市場規模については、今後も継続的な拡大が見込まれており、国内外の流通構造におけるデジタル化は引き続き進展するものと考えております。当社グループは、この市場環境を踏まえ、事業領域ごとに客観的指標(KPI)を設定し、経営目標の達成状況把握及び事業運営における意思決定に活用しております。 プラットフォーム事業におきましては、GMV(流通総額)、サプライヤー数、掲載商品数、販売者数、リピート率等を主要指標としております。これらの指標は、流通量の拡大、供給力の強化、取引活性化、顧客定着状況等を測定するものであり、事業成長フェーズに応じた投資判断、改善施策の検証、収益構造の最適化に活用しております。当該事業では、既存事業である「NETSEA」「OSR」に加え、新規領域としてD2Xコマース事業「AP LAB」「NETSEA MallLive」の拡大を進めており、これらの領域についても同様にKPIを設定し、事業成果の可視化、投資効果の評価、事業拡大に向けた運営指標としてモニタリングしております。 ソリューション事業におきましては、課金会員数、広告関連指標、媒体アクセス(UU・PV)、データ取得件数及び対応マーケットプレイス数等を主要指標としております。これらの指標は、利用者基盤の拡大状況、サービス価値向上の進捗、継続利用状況、データ資産の拡張性等を測定する目的で設定しており、事業成長性や利用実態を把握するための重要指標としております。当該事業では、利用者属性やニーズ変化、機能改善効果、提供価値の向上状況等を継続的に検証し、サービス利用満足度の向上及び市場浸透の最大化に向けた判断材料として活用しております。 インキュベーション事業におきましては、投資利回り及び情報収集状況をKPIとしております。今後もベンチャー企業を中心とした投資活動を継続するとともに、当社グループを取り巻く市場環境や最新テクノロジー等に関する情報収集を進め、海外向けサービスによるGMV創出を通じた新たな収益機会の獲得を目指してまいります。 これらのKPIにもとづき、当社グループは、事業ポートフォリオの最適化、成長領域への経営資源の選択と集中、収益性改善施策の進捗を客観的に評価し、中長期的な企業価値向上の実現に取り組んでおります。 ④ 経営者の問題認識と今後の方針について 当社グループは「RE-INFRA COMPANY」をコーポレートアイデンティティとし、社会に存在するさまざまな「RE」を統合し、独自のインフラを構築するという考えのもと事業を推進しております。「RE」とは、既存の価値や仕組みを捉え直し、より適切な形へ再編集・再構成する概念を指しております。当社グループは、「RE」に関連する機能を連携・統合することで、モノとそれに関わるヒトの価値を最適に循環させ、社会課題の解決につなげてまいります。これにより、サービス利用者及び顧客の満足度向上を図り、企業価値・株主価値の向上を目指してまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。