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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

アピリッツ

Appirits Inc.4174 · Standard · 情報・通信業

「ザ・インターネットカンパニー」を掲げ、Webシステム開発からゲーム運営までデジタル領域を幅広く手がける独立系のIT企業。

概要

アピリッツは、企業向けWebシステム開発、デジタル人材派遣、IPゲーム運営の3セグメントを中核とするインターネットサービス企業である。2000年7月に神奈川県藤沢市で創業し、2001年からWebソリューション事業を本格化。自社開発のレコメンデーションエンジンやECパッケージ「エレコマ」などの製品も持つ。2021年2月に東京証券取引所JASDAQに上場し、2022年4月からスタンダード市場に所属する。2026年1月期の連結売上高は100億円、営業損失3億円。従業員数は820名。本社は東京都渋谷区。

3つの事業セグメントとその相互補完関係

アピリッツグループは、Webソリューション事業、デジタル人材育成派遣事業、推しカルチャー&ゲーム事業の3セグメントで構成される。Webソリューション事業は、顧客企業のECサイトやWebシステムの企画から開発・保守までを一貫して手掛け、AWSを活用した大規模システム構築に強みを持つ。デジタル人材育成派遣事業は、グループ内で育成したエンジニアを顧客先に派遣し、2022年7月に子会社化した株式会社Y'sを統合して立ち上げられた。推しカルチャー&ゲーム事業は、スマートフォン向けオンラインゲームの運営とファンクラブサービスを提供し、「けものフレンズ3」や「UNI’S ON AIR」などのタイトルを保有する。3事業は人材や技術面で連携し、グループ全体の収益基盤を支える構造となっている。

売上拡大と収益性の変遷

連結売上高は2017年1月期の22億円から2026年1月期の100億円へと約4.5倍に成長した。特に2022年以降のM&Aが成長を加速させ、2023年1月期は73億円、2024年1月期は84億円、2025年1月期は90億円と増加を続けた。しかし、収益性は安定せず、2023年1月期の営業利益は2億円、2026年1月期は営業損失3億円と悪化した。これはWebソリューション事業における大型不採算案件の影響が大きく、外注費や工数超過が利益を圧迫した。2026年1月期の親会社株主に帰属する当期純損失は5億円に達している。同社はプロジェクト管理体制の強化や不採算案件の収束を図り、収益性の改善を目指している。

M&Aによるグループ拡大と人材確保戦略

アピリッツは2022年以降、積極的なM&Aで事業規模を拡大してきた。2022年1月にファンコミュニティサイト運営の株式会社ムービングクルー、同年7月にIT人材派遣の株式会社Y'sを子会社化。2024年6月にはWebサービス開発のBee2B株式会社、同年10月にはスマホアプリ開発の株式会社クエイルを傘下に収めた。さらに2025年4月には、子会社のY'sが株式会社JUTJOYを取得し孫会社化。同年11月にはベトナムのBUNBU COMPANY LIMITEDをグループに迎え、海外開発拠点も強化した。これらの買収は、デジタル人材の確保と技術領域の拡大を目的としており、グループ全体の開発力と採用力の向上につなげている。

業界の中での役割はデジタル領域における総合サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
100億円
営業利益
-3億円
営業利益率
-3.0%
純利益
-5億円
2026/1 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/1
事業売上構成比利益利益率
推しカルチャー &ゲーム事業47億円47.0%3億円6.4%
Webソリュー ション事業35億円35.0%1億円2.9%
デジタル人材育成派遣事業18億円18.0%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01企業向けWebソリューション主力

顧客企業のECサイトやWebシステムの企画から開発・保守運用までを一貫して提供。AWSを活用した大規模システム構築に強みを持ち、BtoBtoCプラットフォームや会員基盤システムなど複雑な領域にも対応。関連会社との連携で開発体制を強化。

主な製品・サービス3
ECソリューション
ECサイト構築・運用のためのソリューションで、アジリティとコスト最適化に強みを持つ。
AWS活用大規模システム
Amazon Web Servicesを活用した大規模システムの設計・構築・運用サービス。
セキュリティ診断サービス
Webシステムの脆弱性を診断し、セキュリティ対策を支援するサービス。

02デジタル人材需要企業準主力

グループで育成したデジタル人材を顧客企業の開発現場に派遣。エンジニア等の人材を育成し、顧客の多様なニーズに応える。子会社化を通じて採用力・技術力を強化し、人材ポートフォリオを拡充。

主な製品・サービス1
デジタル人材派遣サービス
Web開発やゲーム開発で培った技術を持つ人材を、顧客企業のプロジェクトに派遣するサービス。

03エンターテインメント(ゲーム・ファンクラブ)準主力

スマートフォン向けオンラインゲームの運営とファンクラブサービスを提供。アイドルグループなどの有力IPを活用したゲーム運営やファン向けサービスを展開し、企画・開発・運営を一貫して行う。

主な製品・サービス3
けものフレンズ3
動物をモチーフにしたキャラクターが登場するスマホ向けオンラインゲーム。
UNI’S ON AIR
音楽をテーマにしたスマホ向けオンラインゲーム。
乃木坂的フラクタル
乃木坂46のメンバーが登場するゲームアプリ。運営体制を当社に移管し、サービス提供を強化。

製品と技術

レコメンデーションエンジンとASPサービス群

アピリッツは2006年に自社開発のレコメンデーションエンジンを用いたASPサービスを開始し、ECサイト向けの商品レコメンドを提供した。2010年に同事業はナビプラスへ譲渡されたが、その後も検索エンジンASP「Advantage Search」(2009年)やPush通知ASP「PushTracker」(2015年)など、マーケティング支援ツールを開発・販売している。これらのASPは、同社のWebソリューション事業の一環として、顧客企業のデジタルマーケティングを支える役割を果たしてきた。

ECオープンソースパッケージ「エレコマ」

2009年12月、Ruby on Railsで構築したECオープンソースパッケージ「エレコマ」の提供を開始した。エレコマは、ECサイト構築に必要な機能をパッケージ化し、カスタマイズの容易さと開発効率の高さを特徴とする。同社はエレコマを基盤としたECサイト構築の受託も行い、自社製品とサービスを組み合わせたソリューションを提供している。エレコマは現在も同社の技術力の一端を示すプロダクトとして位置づけられる。

スマートフォン向けオンラインゲームの運営タイトル

推しカルチャー&ゲーム事業では、スマートフォン向けオンラインゲームを自社運営する。主なタイトルとして「けものフレンズ3」や「UNI’S ON AIR」があり、アイドルグループなどのIPを活用したゲームを展開している。また、「乃木坂的フラクタル」は運営体制を当社へ移管し、サービス提供を継続。周年イベントなどを通じてユーザーとの関係を維持している。これらのゲームは、企画・開発・運営を一貫して行うことでノウハウを蓄積し、ファンコミュニティ運営にも応用されている。

Webセキュリティ診断と脆弱性対策サービス

2011年9月、Web脆弱性診断等のWebセキュリティ事業を開始した。これは、企業のWebサイトやシステムに対するセキュリティ診断を提供するもので、同社のWebソリューション事業の一環として展開されている。セキュリティ診断は、開発工程の上流から品質を高める役割を果たし、顧客企業のリスク管理を支援する。同社はこの分野でも実績を積み、AWS環境のセキュリティ診断などにも対応している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

ゲーム・Web開発の中堅、収益は不安定

当社はゲーム開発とWebシステム開発を手掛ける情報通信業の中堅企業。売上高は90億円超と同業内で最大規模だが、営業利益率は2%と低く、直近では赤字転落の見通し。競合のソラコムやハッチ・ワークは成長領域に特化している一方、当社は受託開発中心で採算性が低い。ゲームのヒット依存度が高く、安定した収益源の確保が課題。業界内で一定の存在感を持つが、収益体質は脆弱。

強み

  • 同業他社と比較して売上高が大きく、一定の市場シェアを確保。
  • ゲームから業務システムまで幅広い開発実績があり、技術力が高い。
  • 複数の大手企業と直接取引があり、安定的な受注基盤を持つ。
  • Unityやクラウド技術に精通したエンジニアを多数抱える。

課題

  • 売上規模の割に営業利益率が低く、利益率改善が急務。
  • 2026年1月期は営業赤字見込みで、業績悪化が懸念される。
  • プロジェクト単位の受託が中心で、安定収益に欠けリスクが高い。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がアピリッツ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。

#企業時価総額PER
13674オークファン37億円
23690イルグルム37億円109.1倍
34174アピリッツ36億円
43727アプリックス36億円
53976シャノン36億円
65250GMOプライム・ストラテジー36億円33.7倍
73967エルテス35億円
83917アイリッジ35億円5.5倍
93974SCAT35億円15.2倍
103987エコモット35億円
113622ネットイヤーグループ35億円20.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 36件

Webソリューション事業でスタートした創業期

2000年7月、神奈川県藤沢市に株式会社ケイビーエムジェイ(現アピリッツ)として設立された。当初からインターネット関連事業を志向し、2001年12月には本社を東京都中央区日本橋に移転するとともに、Webソリューション事業を本格稼動させた。2002年7月には渋谷区へ移転し、2005年1月には港区東新橋へ移転するなど、成長に合わせて拠点を拡大した。この時期は受託開発を中心に顧客基盤を築き、後の事業多角化の基盤となった。

自社プロダクトの開発とASP事業への進出

2006年3月、自社開発のレコメンデーションエンジンを用いた「レコメンドASPサービス」の販売を開始した。2009年10月には検索エンジンASP「Advantage Search」、同年12月にはRuby on Railsで構築したECオープンソースパッケージ「エレコマ」の提供を始めた。2010年1月にはレコメンドASP事業をSBIベリトランスとの合弁会社ナビプラスへ譲渡し、事業ポートフォリオの整理も行った。2015年11月にはPush通知ASP「PushTracker」を販売開始するなど、自社サービスの開発と販売を継続した。

ゲーム事業参入と海外展開の開始

2010年11月、自社開発・自社プラットフォームでのPC向けオンラインゲーム事業を開始した。2011年7月にはベトナム向けに海外展開を始め、2012年7月には台湾・香港圏へ拡大した。2012年2月には受託でのゲーム開発・運営事業も開始し、ゲーム分野での体制を強化した。2014年3月にはスマートフォン向けオンラインゲーム事業に参入し、市場の変化に合わせてプラットフォームを拡大した。これらの動きは、Webソリューション事業で培った技術をゲーム領域に応用する形で進められた。

商号変更とオンラインゲーム事業の拡大

2012年6月、株式会社アピリッツへ商号変更した。同年7月にはPC向けオンラインゲームの海外展開を台湾・香港圏に拡大。2018年5月には株式会社風姿華傳からゲーム事業を譲り受け、タイトル数を増やした。2019年2月には株式会社トライフォートから一部ゲームタイトルを取得し、コンテンツポートフォリオを強化。2020年2月にはOSDN株式会社からオープンソース開発等のWebメディアを譲受し、技術コミュニティとの接点も持つようになった。ゲーム事業の人材派遣も2017年から開始し、収益源を多様化した。

JASDAQ上場とスタンダード市場への移行

2021年2月、東京証券取引所JASDAQへ上場した。上場から約1年後の2022年4月、東証の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行した。上場後もM&Aを加速し、2022年1月には株式会社ムービングクルー、同年7月には株式会社Y'sを子会社化。これにより人材派遣事業とファンコミュニティ事業をグループに取り込み、セグメント再編の準備を進めた。上場による資金調達と知名度向上を背景に、事業拡大のペースがさらに速まった。

積極的な子会社化とグループ再編の進展

2024年6月にBee2B株式会社、同年10月に株式会社クエイルを子会社化し、地方・海外拠点を活用した開発力強化を図った。2025年4月には子会社のY'sが株式会社JUTJOYを孫会社化し、採用力と技術力を補強。同年11月にはベトナムのBUNBU COMPANY LIMITEDをグループ化し、海外開発体制を拡充した。一方で、2025年6月にはムービングクルーを吸収合併し、グループ内の再編も進めている。これらの動きは、同社の成長戦略である規模拡大と人材確保を具体化するものである。

年表36件を開く

2000年代

  • 2000年7月創業株式会社ケイビーエムジェイ(現 当社)を神奈川県藤沢市に設立
  • 2001年12月本社を東京都中央区日本橋に移転
  • 2001年12月Webソリューション事業を本格稼動
  • 2002年7月本社を東京都渋谷区渋谷に移転
  • 2005年1月本社を東京都港区東新橋に移転
  • 2006年1月人材紹介、人材派遣を専門に行う子会社、株式会社ウェブキャリアを設立
  • 2006年3月自社開発のレコメンデーションエンジンを使った「レコメンドASPサービス」の販売を開始
  • 2008年4月本社を東京都中央区日本橋に移転
  • 2009年2月iPhoneアプリケーション等のスマートフォン向け開発事業を開始
  • 2009年8月株式会社ウェブキャリアの人材紹介事業・人材派遣事業を株式会社コンテンツワンへ事業譲渡
  • 2009年9月本社を東京都渋谷区恵比寿に移転
  • 2009年10月検索エンジンASPサービス「Advantage Search」の販売を開始
  • 2009年12月Ruby on Railsで構築したECオープンソースパッケージ「エレコマ」の提供を開始

2010年代

  • 2010年1月SBIベリトランス株式会社(現 株式会社DGフィナンシャルテクノロジー)と合弁で、SBIナビ株式会社(現 ナビプラス株式会社)を設立し、「レコメンドASPサービス」を、同社に事業譲渡
  • 2010年11月自社開発、自社ゲームプラットフォームでのPC向けオンラインゲーム事業を開始
  • 2011年7月自社開発でのPC向けオンラインゲーム事業の海外展開(ベトナム)を開始
  • 2011年9月Web脆弱性診断等のWebセキュリティ事業を開始
  • 2012年2月受託でのゲーム開発、運営事業を開始
  • 2012年6月商号変更株式会社アピリッツへ商号変更
  • 2012年7月PC向けオンラインゲーム事業の海外展開(台湾、香港圏)を開始
  • 2014年3月スマートフォン向けオンラインゲーム事業を開始
  • 2015年11月Push通知ASP「PushTracker」の販売を開始
  • 2015年12月本社を東京都渋谷区神宮前に移転
  • 2017年11月オンラインゲーム事業において、他社への人材派遣を開始
  • 2018年5月株式会社風姿華傳からゲーム事業を事業譲受
  • 2019年2月株式会社トライフォートから一部のゲームタイトルを取得
  • 2019年8月株式会社インタラクティブブレインズから人材派遣事業を事業譲受

2020年代

  • 2020年2月OSDN株式会社からオープンソース開発等のWebメディアを譲受
  • 2021年2月上場東京証券取引所JASDAQへ上場
  • 2022年1月M&A株式会社ムービングクルーの株式を取得し子会社化
  • 2022年4月上場東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所スタンダード市場に上場
  • 2022年7月M&A株式会社Y'sの株式を取得し子会社化
  • 2024年6月M&ABee2B株式会社の株式を取得し子会社化
  • 2024年9月本社を東京都渋谷区桜丘町に移転
  • 2024年10月M&A株式会社クエイルの株式を取得し子会社化
  • 2025年4月株式会社JUTJOYの株式を株式会社Y'sが取得、孫会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/1期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    不採算案件の再発防止とプロジェクト管理体制の強化

    受注前審査での採算性・リスク評価の強化や技術部門・品質管理部門・PMOによる複合的な案件レビューを導入し、案件受注プロセス全体の品質向上を図る。またPMOによる進捗・品質・原価の横断的モニタリングで早期に問題を把握しリカバリー策を講じる。

  2. 02

    技術革新への対応と生成AI活用による生産性向上

    生成AIをはじめとするデジタル技術の進化や顧客ニーズの変化に対応するため、技術動向の把握と研究開発を強化し、生成AIの活用による生産性向上とサービス品質の向上に取り組む。

  3. 03

    優秀な人材の確保と育成

    継続的な採用活動、働きやすい環境整備、適正な評価・報酬制度の運用、キャリア形成支援を通じて、高度なデジタル技術を持つ人材や新技術に対応できる人材の確保・定着・成長を促進する。

  4. 04

    M&Aによる事業拡大

    中小規模のM&Aを継続的に推進し、事業領域の拡大、優秀な人材の獲得、サービスラインの強化を図る。シナジーや事業戦略との整合性、収益性を慎重に評価し、PMI強化によりグループ全体の価値向上を目指す。

  5. 05

    サステナビリティ経営への取り組みと内部管理体制強化

    ESGに関する開示強化と、地球環境問題解決への貢献、多様性豊かな社会づくり、透明性の高い経営環境の確保に努める。また、コーポレート・ガバナンスの有効性を高め、業務の適正性と財務報告の信頼性を確保する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で820人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は560万円で、5期前と比べて+28.9%平均年齢は33.1歳、平均勤続年数は4.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2021年1月43531.53.8411
2022年1月44531.84.2462
2023年1月44931.74.4598
2024年1月47631.14.4644
2025年1月48931.64.472028
2026年1月56033.14.8820−37

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年1月期・提出会社(単体)
女性管理職比率16.7%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)82.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 5 / 海外 1、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
本社 — 東京都 渋谷区138百万円
Webソリューション事業
本社 — 東京都 渋谷区38百万円
デジタル人材 育成派遣事業
本社 — 鹿児島県 鹿児島市16百万円
Webソリューション事業
ベトナム ハノイ市0百万円
Webソリューション事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社Y's
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Bee2B株式会社
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社クエイル
    鹿児島県鹿児島市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 JUTJOY
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アピリッツ・ファンカルチャーパートナー
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    BUNBU COMPANY LIMITED
    ベトナム ハノイ市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年1月期の売上高は100億円営業利益-3億円前期と比べると増収減益で、売上が+11.1%、利益が-250.0%。

売上高
+11.1%
100億円
営業利益
-250.0%
-3億円
純利益
-5億円
営業利益率
-3.0%
前期比 -5.2%pt

会社が出している今期の予想2027年1月期

項目会社予想前期実績
売上高108億円100億円
営業利益2億円-3億円
純利益1億円-5億円
1株あたり配当¥29¥29

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は25億円、営業利益は0億円。前年の2025年1Qと比べると、売上は+19.0%、営業利益は−100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2024年1Q2015.01
2024年2Q2129.51
2024年3Q2214.51
2024年4Q211
2025年1Q2114.81
2025年2Q21−1−4.8−1
2025年4Q4824.20
2026年2Q5200.00
2026年4Q48−3−6.3−5
2027年1Q2500.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 10期分

2017年1月期からの10期で、売上は22億円から100億円へ4.5倍に増えた。直近期の営業利益率は-3.0%。売上は9期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2017年1月2220
2018年1月2421
2019年1月2911
2020年1月3611
東京証券取引所JASDAQへ上場
2021年1月3921
東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所スタンダード市場に上場
2022年1月4821
2023年1月7342
Bee2B株式会社の株式を取得し子会社化
2024年1月8464
2025年1月90222.20
2026年1月100−3−3−3.0−5

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年1月期

売上高100億円のうち、営業利益として残るのは-3億円-3.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-5億円、売上の-5.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.0%85億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金19.0%19億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-3.0%-3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
15.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比11.4pt
-3.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比11.6pt
-5.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比35.7pt
-22.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-8.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-5.8%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2026年1月期は営業CFが0億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は21億円で、売上の2.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年1月1−1−109
2020年1月3−1−1210
2021年1月2−1−1110
2022年1月3−45−114
2023年1月5−31218
2024年1月3−51−217
2025年1月0−27−223
2026年1月0−20−221

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 10期分

2026年1月期の総資産は57億円。このうち返さなくてよい自己資本が19億円で、自己資本比率は31.2%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年1月1712566.3
2018年1月1813571.9
2019年1月1813573.7
2020年1月1914573.4
2021年1月2115673.7
2022年1月2819968.3
2023年1月42212150.4
2024年1月46252153.2
2025年1月58243440.4
2026年1月57193831.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年1月期の内訳
現金及び預金
21億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
7億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
38億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
31
/ 100
安定性自己資本比率21 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中174位あたり、逆に低いのはROE605社中584位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-22.6%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-3.0%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
31.2%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
11.1%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.4%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥863で、1年前と比べて+11.8%過去52週の値幅のなかでは75%の位置にある。

¥863-1.5%1ヶ月+18.5%1年+11.8%時価総額36億円
過去52週の値幅
安値¥605高値¥949

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)30.5倍
PBR1.92倍
配当利回り3.36%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

7/17は前日比-10.7%と急落し、終値732円。週足では25日線(705円)を上回って推移しているが、前日の高値水準から反落した。52週高値949円から22.9%下落、低値605円からは21.0%上昇のレンジ内。出来高は20万股と前日比減少も、高値更新後の調整局面で売りが出やすい地合い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり29で、前期から+75.0%いまの株価に対する利回りは3.36%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥29
1株あたり
配当利回り
3.36%
いまの株価に対して
配当性向
56.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2023年1月1018.7
2024年1月1220.012.3
2025年1月1633.356.7
2026年1月2875.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥29

株主

有価証券報告書より

2026年1月期末の株主数は延べ1,696人。区分でいちばん多いのは個人・その他50.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.5%を占め、残る55.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年1月%2022年1月%2023年1月%2024年1月%2025年1月%2026年1月%
個人・その他26.840.441.144.047.750.8
事業法人72.852.648.345.944.644.4
自己株式1.22.43.63.6
証券会社0.42.84.86.65.03.2
外国法人3.75.23.02.41.3
外国人個人0.30.30.10.20.2
金融機関0.20.20.40.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社エイ・ティー・ジー・シー37.06
02クリプトメリア株式会社5.73
03魚谷 幸一5.70
04和田 順児4.96
05アピリッツ従業員持株会2.01
06笠谷 真也1.99
07八木 広道1.14
08田中 茂1.14
09冨田 英揮1.10
10喜藤 憲一1.04

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 10期分

1株利益は10期で−106%、1株純資産は10期で−100%。直近期のROEは-22.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2017年1月1,782107,9071.7
2018年1月11,909119,81510.5
2019年1月184184.4
2020年1月214384.8
2021年1月394778.5
2022年1月284835.727.014.2
2023年1月5251810.421.818.7
2024年1月9459217.012.512.3
2025年1月115811.970.056.7
2026年1月−115440−22.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/1期の役員報酬は総額85百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢
和田順児代表取締役社長 執行役員CEO51
中館博貴取締役 執行役員CSO39
正能茉優取締役35
内田雅章取締役55
三原順監査役(常勤)67
石上尚弘監査役66
伊藤英佑監査役48

役員報酬の内訳2026/1

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)346105518
社外取締役516163
監査役1141414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/1期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,985字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、「ザ・インターネットカンパニー」という理念に基づき、「セカイに愛されるインターネットサービスをつくり続ける」ことを目指し、デジタルトランスフォーメーション時代に対応したデジタル技術を用いて顧客のサービスひいては人々の生活をよいものへ変革するという考え方の基に事業を展開しております。具体的には、これまで蓄積してきた技術力に基づき、Webソリューション事業、デジタル人材育成派遣事業、推しカルチャー&ゲーム事業を展開し、様々なニーズに対応できる体制づくりと収益拡大を図っております。 各事業の内容は下記のとおりであります。 なお、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 1.事業の内容 (1) Webソリューション事業 当社グループは、顧客企業のECサイトやWebシステムの企画、要件定義、設計、開発、保守・運用までの全工程を自社内で一貫して対応できる体制を有しており、複数企業に分割して委託する場合と比較して、効率的かつスピーディーな開発を実現しています。また、クラウド環境を活用した大規模システム開発や、アジリティとコスト最適化に強みを持つECソリューションの提供、デジタルマーケティング支援、セキュリティ診断サービス等も展開しており、デジタルトランスフォーメーションの進展に伴う顧客企業の多様なニーズに対応しています。 特に、AWS(Amazon Web Services)を活用した大規模システム構築に注力しており、設計・導入から運用まで幅広い実績を有しています。また、多数のエンジニアを擁しており、BtoBtoCプラットフォーム、会員基盤システムなど、複雑性の高い業務領域にも対応可能な技術力を備えています。 また、関連会社との連携を通じて事業領域の拡大と開発体制の強化を進めています。2024年6月にBee2B株式会社を子会社化、2024年10月に株式会社クエイルを子会社化し、地方および海外拠点を活用した開発力の強化を図っています。さらに、2025年11月にはBUNBU COMPANY LIMITEDをグループに迎え入れ、海外での開発体制の拡充を進めています。これらの取り組みにより、当社グループは多様な開発ニーズに対応できる柔軟な体制を構築しています。 (Webソリューション事業の主な提供サービス) (2) デジタル人材育成派遣事業 デジタル人材育成派遣事業は、Webソリューション事業および推しカルチャー&ゲーム事業において培われたデジタル人材の育成・活用機能と、2022年7月に子会社化した株式会社Y'sを統合して立ち上げた事業です。顧客企業からデジタル人材の派遣要請があった場合、当該プロジェクトに必要なスキルを有する人材を当社グループから派遣し、その対価として収益を得ております。 当社グループでは、エンジニア等のデジタル人材の育成を行い、顧客企業の開発現場における多様なニーズに対応できる体制を整えております。また、2025年4月には、子会社である株式会社Y'sが株式会社JUTJOYを子会社化(当社の孫会社化)し、採用力および技術力の強化を進めております。これにより、派遣人員のスキル向上と人材ポートフォリオの拡充を図り、顧客企業への提供価値の向上に取り組んでおります。 (3) 推しカルチャー&ゲーム事業 推しカルチャー&ゲーム事業では、主としてスマートフォン向けオンラインゲームの運営およびファンクラブサービスの提供を行っております。アイドルグループなどの有力なIP(知的財産)を活用したゲーム運営やファン向けサービスを展開し、企画・開発・運営を一貫して行うことで、ゲーム運営およびファンコミュニティ運営に関するノウハウを蓄積しております。 オンラインゲーム運営においては、「けものフレンズ3」や「UNI’S ON AIR」などのタイトルを運営しており、周年イベント等を通じてユーザーとの継続的な関係構築を図っております。また、「乃木坂的フラクタル」については運営体制を当社へ移管し、運営ラインの拡充とサービス提供体制の強化を進めております。 さらに、パートナー企業が提供するゲームタイトルについては、受託開発や運営移管を通じて開発支援および運営支援を行っております。これらの取り組みにより、ゲーム運営とファン向けサービスの双方で蓄積したノウハウを活用し、安定的なサービス提供が可能な事業体制を構築しております。 (運営タイトル一覧) [事業系統図] <Webソリューション事業> <デジタル人材育成派遣事業> <推しカルチャー&ゲーム事業>
経営方針・対処すべき課題3,020字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「ザ・インターネットカンパニー」という理念のもと、「セカイに愛されるインターネットサービスをつくり続ける」ことを目指しデジタルトランスフォーメーション時代に対応し進化したデジタル技術を用いて顧客のサービスひいては人々の生活をよいものへ変革するという考え方の基に事業を展開しております。 その実現に向けてWebソリューション事業、デジタル人材育成派遣事業、オンラインゲーム事業を展開し、インターネットを利用して実現できる様々なサービスを提供することにより、顧客の生活やビジネスに変革をもたらし、企業価値の最大化を図ります。 (2) 経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標 当社グループは、事業規模の拡大と収益性の向上を重要な課題と認識しており、特に売上高及び営業利益とその成長率を重要な指標としております。また、資本効率を判断する指標として自己資本利益率(ROE)を重要な指標と位置付けております。また、それらの源泉となるエンジニア数、単価、顧客継続率も重視しております。 (3) 経営環境 当社グループが属するインターネット業界においては、需要の面では、大手企業を中心に「デジタル・トランスフォーメーション(DX)」と呼ばれるデジタル技術の活用による変革の流れが引き続き力強いものとなっており、企業や政府・自治体における旺盛なIT投資が継続しております。また、供給の面では、デジタル人材の不足が依然として深刻な状況にあり、需給ギャップの拡大とそれに伴う人材獲得競争の激化が見られ、ソフトウェア等の開発単価は上昇傾向にあります。オンラインゲーム業界においては、市場が安定期を迎えほぼ横ばいで推移する中、海外企業によるタイトルが存在感を見せるなど、依然厳しい競争環境が続いています。 (4) 中長期的な経営戦略及び対処すべき課題 当社グループは、中長期的には、規模の拡大を図っていくことを経営上の目標とし、既存事業の安定的成長と、M&Aを両軸として規模の拡大を図ります。 当社グループが属する情報サービス業は、デジタルトランスフォーメーションに牽引される形で引き続き市場が拡大するものと予測しております。また、その担い手であるデジタル人材の需要も高まる一方、今後さらにIT技術者の不足は深刻さを増していくものと考えられます。当社グループは若手エンジニアを始めデジタル人材が多数在籍しており、今後も採用を強化する方針であることから、長期的な人材への投資・教育が重要であると考えております。従業員1人1人の成長が事業成長及び社会貢献へ繋がる事を鑑み、「アピリッツVISION2030」を掲げ、人と事業が継続して成長できる環境作りを行ってまいります。 その推進にあたり、下記の事項を対処すべき課題として捉え、対応に取り組んでおります。 ① 不採算案件の再発防止とプロジェクト管理体制の強化 当社グループは、Webソリューション事業において、要件定義や設計内容の整理が十分でないまま開発工程へ移行したことにより、追加対応や手戻りが発生し、外注費や工数が増加することで、プロジェクト収益性が大きく損なわれる事象が生じることがありました。これらは、上流工程の精度やプロジェクト管理体制、原価管理体制における課題が顕在化したものと認識しております。 当社グループでは、同様の事象の再発防止を重要な経営課題として位置づけ、受注前審査における採算性・リスク評価の強化、技術部門・品質管理部門・PMO(プロジェクト管理機能)による複合的な案件レビューの導入など、案件受注プロセス全体の品質向上を図ることで、プロジェクト収益性の改善と事業基盤の強化に努めてまいります。 また、プロジェクトマネジメント体制の強化として、PMOによる進捗・品質・原価の横断的なモニタリングを実施し、受注した案件についても毎週の進捗確認を通じてコスト超過やスケジュール遅延の予兆を早期に把握することで、必要なリカバリー策を速やかに講じる仕組みを整えております。 ② 技術革新への対応 当社グループは、Webシステム、アプリケーション、オンラインゲームなど多様なサービスを提供しており、生成AIをはじめとするデジタル技術の進化や、インターネットを基盤とした各種技術革新への継続的な対応が求められております。また、顧客企業やユーザーが求めるサービス水準や体験価値も大きく変化しており、これらの変化を的確に捉え、技術選定・開発手法・運用体制を柔軟に進化させることが重要な課題であると認識しております。 当社グループでは、技術動向の把握と研究開発の強化、生成AIの活用による生産性向上、および市場ニーズに応じたサービス品質の向上に取り組んでまいります。 ③ 優秀な人材の確保と育成 当社グループが持続的に成長するためには、高度なデジタル技術を有する人材や、新たな技術領域に適応できる柔軟性を備えた人材の確保・育成が不可欠であると認識しております。一方で、生成AIの普及や案件の大型化に伴い、必要とされるスキルセットが変化していることから、人材ポートフォリオの最適化や、専門性の高い人材の確保がより重要となっております。 当社グループでは、継続的な採用活動に加え、働きやすい環境整備、適正な評価・報酬制度の運用、および従業員のキャリア形成を支援する施策を通じて、人材の定着と成長を促進してまいります。 ④ 教育・研修への取り組み 当社グループは若手の従業員が多く、個人の成長が今後の長期的な企業成長へ繋がると考えております。そのため「学ぶ」というテーマが従業員の充実した生活と個人の成長を繋げる概念になると考え、そのための仕組みづくりが重要であると認識しております。また、支援体制につきましても、資格取得支援制度や社内研修を充実させることで人材育成により一層注力してまいります。 ⑤ M&Aを利用した事業の拡大 当社グループは、成長戦略の一環として中小規模のM&Aを継続的に推進しております。M&Aにより、事業領域の拡大や優秀な人材の獲得、サービスラインの強化を図ってまいりました。今後も、当社グループの事業とのシナジー、事業戦略との整合性、買収後の収益性を慎重に評価しつつ、統合プロセス(PMI)の強化を通じて、グループ全体の価値向上に繋がるM&Aを推進してまいります。 ⑥ サステナビリティ経営への取り組み 当社グループは、社会的責任としてサステナビリティ経営が重要な課題であると認識しております。当社グループは、サステナビリティ経営の基本となるESG(環境・社会・ガバナンス)に関する取り組みの開示強化を積極的に進めており、事業活動を通じて地球環境問題解決への貢献、多様性豊かな社会づくりのための活動、透明性の高い経営環境の確保に繋がるよう努めてまいります。 ⑦ 内部管理体制の強化 当社グループは、企業価値の持続的な増大を図るにはコーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であるとの認識のもと、業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保、内部管理体制の充実に努めてまいります。
事業等のリスク7,634字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項を以下に記載しております。なお、本項の記載内容は当社株式の投資に関する全てのリスクを網羅しているものではありません。 当社グループは、これらのリスクの発生可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の迅速な対応に努める方針であります。しかし、当社株式に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載内容もあわせて慎重に検討した上で行っていただく必要があると考えております。 本項記載の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 1.事業環境に関する事項 (1) インターネット業界について 当社グループが属するインターネット業界は変化の激しい業界であり、事業に関連する技術革新のスピードが早く、顧客のニーズも日々急速に変化しております。したがって、これらの業界に属する事業者は、多様な顧客ニーズに応えるべく、常に新しい技術やイノベーティブな取り組みをキャッチアップし、また、応用していくことが求められます。 当社グループは、技術革新や顧客ニーズの変化に対応すべく、技術力向上や顧客ニーズの把握に努めておりますが、これらの変化に適切に対応できない場合は当社グループの競争力の低下を招き、当社グループの事業等に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 推しカルチャー及びオンラインゲーム業界について 当社グループが事業展開しているスマートフォン向けオンラインゲーム及びファン向けデジタルサービスの領域においては、多数の競合企業が存在し、ユーザーの嗜好やトレンドの変化も速いことから、常に魅力あるコンテンツの企画・開発・運営が求められます。当社グループでは、有力IPを活用した企画立案や、ゲーム運営で培った技術力を活かしたサービス提供に努めておりますが、ユーザーの支持を得られない場合や競争環境が大きく変化した場合には、当社グループの事業等に影響を及ぼす可能性があります。 2.事業内容に関する事項 (1) 新規事業・サービスの展開について 当社グループは、今後も事業規模・サービスの拡大と収益源の多様化を実現するために、新規事業・サービスの創造に取り組んでいく方針であります。 しかしながら、新規事業・サービスの開始に際しては、当社グループにおいて研究開発及びシステム開発に係る人員不足、技術力不足その他の要因により、事業立ち上げ等に想定以上の時間と費用を要する場合や事業拡大及び収益獲得が当初の想定どおりに進捗しなかった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 新規ゲームタイトルの開発・リリースについて 当社グループの推しカルチャー&ゲーム事業においては、ユーザーの嗜好や市場動向の変化が速く、新規ゲームタイトルの企画・開発には一定のリスクが伴います。ゲーム開発には多額の先行投資が必要となる一方で、競合企業の動向やユーザーの反応によっては、開発したタイトルが想定どおりの収益を得られない可能性があります。また、開発工程における仕様変更や不具合対応等により、開発期間が延長し、リリース時期が変更となる場合があります。 当社グループでは、開発リスクの低減と早期の収益化を重視し、投資判断を慎重に行っておりますが、新規タイトルの開発・リリースに係る不確実性が完全に排除されるものではなく、これらのリスクが顕在化した場合には、当社グループの事業等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) ゲーム課金の健全性・安全性の維持について PCやスマートフォンの普及に伴い、昨今では未成年者のユーザーも増加しております。当社グループが運営するゲームタイトルでは、ゲーム内で有料アイテムを販売しており、アイテムを購入する際には、クレジットカードの利用や通信キャリア決済、又はプリペイドカードを利用するなど決済手段がいくつか存在します。特に家族の端末を利用したクレジットカード決済においては、未成年者が誤って有料アイテムを購入すること等により多額の請求が発生するなど、課金に関するトラブルが発生する可能性があります。 当社グループはこうした課金トラブルを防ぐため、自社サイト内で注意喚起を行うなど、サイトの健全性・安全性を維持することに努めておりますが、このような課金トラブル等が、運営するゲームタイトルで発生した場合、当社グループの事業等に影響を及ぼす可能性があります。 (4) リアル・マネー・トレードへの対応について 当社グループが運営するゲームタイトルにおいては、一部の悪質なユーザーがリアル・マネー・トレード(RMT)によりゲーム内アイテム等の譲渡を行うことで、ゲームの安全性及び健全性が阻害される可能性があります。当社グループでは、利用規約においてRMTの禁止を明記するとともに、違反者に対しては利用停止や強制退会等の厳正な対応を行う方針を定めております。 しかしながら、当社グループに関連するRMTが大規模に発生又は拡大した場合には、当社グループの事業等に影響を及ぼす可能性があります。 (注) リアル・マネー・トレード(RMT)とは、オンラインゲーム上のキャラクター、アイテム、ゲーム内仮想通貨等を現実の通貨で売買する行為を言います。 (5) 他社ゲーム開発の提携先、決済代行会社及びプラットフォーム運営会社との関係について 当社グループの推しカルチャー&ゲーム事業における受託開発・運営移管業務では、提携先企業から開発費用、固定運営収入及びレベニューシェア等の収益を受領しております。これらの業務は、提携先との契約関係や協業体制に大きく依存しており、契約条件の変更、契約終了又は協業体制の見直し等が生じた場合には、当社グループの収益に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社グループが運営するゲームタイトルの売上は、決済代行会社を通じて回収しており、自社ゲームタイトルについては複数のプラットフォーム運営会社のサービス規約に従って提供しております。これらの決済代行会社及びプラットフォーム運営会社との契約条件の変更、手数料率の改定、又はサービス提供条件の変更等が行われた場合には、当社グループの事業等に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 法的規制について 当社グループが運営するソーシャルゲームは、有料アイテム・コンテンツを購入して利用することが可能であることから「資金決済に関する法律」の適用を受けており、その法律に沿った運用を行っております。 また、当社グループが運営する人材派遣事業は、厚生労働省が指定する「労働者派遣事業」に該当し、厚生労働大臣の認可が必要であります。当社グループでは関係法令の遵守に努め労働者派遣を行っております。 なお、当社グループが事業であるシステム開発やコンテンツ制作等を外注している場合があり、それらの取引の一部は「下請代金支払遅延等防止法」(下請法)の適用対象となります。 その他、「不当景品類及び不当表示防止法」、「特定商取引に関する法律」等の種々の法令の規制を受けております。当社グループは、事業に関係する法的規制の把握に努め、法令を遵守し事業を行っておりますが、万が一法令に違反するような事象が発生したような場合等には、当社グループの事業等に影響を及ぼす可能性があります。 (7) ユーザー保護を目的とした社会的な規制リスク 当社グループが属するオンラインゲーム業界では過去にランダムに入手するアイテムやカードを特定種類そろえることで希少なアイテムやカードを入手できる所謂「コンプリートガチャ」における課金方法が不当景品類及び不当表示防止法に違反する見解が2012年7月に消費者庁より示され、業界各社の業績に大きな影響を及ぼしました。当社グループでは一般社団法人日本オンラインゲーム協会(JOGA)による自主規制、対応を遵守し対応に当たっておりますが、今後社会情勢の変化によって既存の法令等の解釈の変更や新たな法令等の制定等、法的規制が行われた場合には著しく制約を受け、影響を受ける可能性があります。 (8) 訴訟について 当社グループは、当連結会計年度末現在において、重要な訴訟を提起されている事実はありません。事業運営に係る各種リスクの軽減に努めるとともに、法的リスクに対応できる内部管理体制の構築を進めてまいります。しかしながら、当社グループが保有する個人情報の管理不徹底等の人為的ミスの発生、第三者からの不正アクセスによる情報流出又はシステム障害及び当社グループの提供したサービスの不備等に起因して、訴訟を受ける可能性があります。受託開発業務においては、納品遅延、瑕疵担保対応などによる損害賠償請求等の訴えを起こされる可能性があります。その訴訟の内容及び結果、損害賠償の金額によっては当社グループの事業及び業績並びに企業としての社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 (9) M&A(企業買収等)による事業拡大について 当社グループでは、将来の新規事業分野への参入や事業拡大のため、M&A等の投資活動を行っております。 M&Aにあたっては、対象企業の財務内容や契約関係等についての詳細な事前審査を行い、十分にリスクを吟味した上で決定しておりますが、買収後に偶発債務の発生や未認識債務の判明等事前の調査で把握できなかった問題が生じた場合、事業の展開等が計画どおりに進まない場合、のれんの減損処理を行う必要が生じる等、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、企業買収等により、当社グループが従来行っていない新規事業が加わる際には、その事業固有のリスク要因が加わります。 (10) 個人情報の取扱いについて 当社グループが営むWebソリューション事業においては、委託を受ける開発・保守運用業務等の中で、顧客が保有する個人情報や機密情報を取り扱う場合があります。また、推しカルチャー&ゲーム事業においても、事業の性質上、多くのユーザーに関する個人情報を取得・管理しております。さらに、M&A等により当社グループに加わった企業においても、各事業の運営に必要となる個人情報を取り扱っております。 当社グループは、個人情報保護法その他関連法令の遵守に努めるとともに、個人情報の適切な取扱いに関する従業員教育・研修を継続的に実施しております。また、当社は2007年1月に「個人情報保護マネジメントシステム-要求事項(JIS Q 15001)」を満たす企業として、一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)より「プライバシーマーク」付与の認定を受け、2年ごとに更新認定を受けております。 当社グループでは、取り扱う情報のセキュリティ及び管理体制の強化に努めておりますが、管理体制の不備、人為的ミス、委託先又はグループ会社における管理不徹底、第三者からの不正アクセス等により、個人情報や機密情報が外部に流出した場合には、当社グループの事業及び社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 知的財産権の管理について 当社グループは、受託業務や運営するゲームタイトルにおいて、第三者の知的財産権の侵害を行わないよう努めておりますが、万が一当社グループが第三者の知的財産権を侵害した場合には、当該第三者から損害賠償請求や使用差止請求等の訴えを起こされる可能性があり、これらに対する対価の支払い等が発生する可能性があります。また、当社グループが保有する知的財産権について、第三者により侵害される可能性があるほか、当社グループが申請した知的財産権が認可されない可能性もあります。 こうした事態が発生した場合等には、当社グループの事業等に影響を及ぼす可能性があります。 (12) ゲームタイトルの資産計上について 当社グループでは、推しカルチャー&ゲーム事業におけるゲームタイトルの開発に係る費用について、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準にしたがい、一定の要件を満たす場合にはソフトウエアとして資産計上し、リリース後に減価償却を行う取扱いとしております。 資産計上したソフトウエアについては、開発の中止、事業環境の変化、又はリリース後の収益性の著しい低下等により、将来の回収可能性が減少した場合には、減損損失を認識する必要が生じる可能性があります。これらの事象が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 海外展開について 当社グループの推しカルチャー&ゲーム事業においては、海外パートナーと連携しオンラインゲームの海外展開を図っております。海外における事業展開に際しては、各国の市場動向、政治・経済情勢、文化・商習慣の違いに加え、現地の法規制、為替変動、債権の回収リスク等、国内取引以上に高いリスクが存在します。 これらのリスクが顕在化した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 為替リスクについて 当社グループは、海外展開を行っているため、一部の取引について外貨建での決済を行っております。そのため、為替レートの変動によっては損失が生じる可能性があります。 本書提出日現在においては、全社の取引高に占める外貨建の取引の割合が小さいため、為替変動が当社グループに与える影響は少ないと考えておりますが、今後海外展開が進んだ場合は、為替レートの変動等が、当社グループの事業等に影響を及ぼす可能性があります。 (15) システムトラブル等について 当社グループが提供する事業はネットワークシステムを利用しているため、自然災害、コンピューターウィルス、サーバーへの過重負荷、外部からの不正な手段によるコンピューターへの侵入などの不測の要因によってシステムがダウンする可能性があります。 当社グループは、システムトラブルの発生可能性を低減するためのシステム強化・セキュリティ強化を徹底しており、万が一トラブルが発生した場合においても短時間で復旧できるようバックアップの体制を整えております。 しかしながら、万が一システムトラブルに当社グループが適切に対応できなかった場合、当社グループの事業活動に影響を与える可能性があります。また、システムの作動不能や欠陥等に起因して、当社グループの信頼が失墜し、売上の低下や当社グループに対する損害賠償請求等が発生する場合も想定されます。 このような場合等には、当社グループの事業等に影響を及ぼす可能性があります。 (16) 開発工数の増加について 当社グループが営むWebソリューション事業における受託開発業務では、要件定義や設計内容の変更、追加対応の発生、又は開発過程での予期し得ない不具合等により、当初想定した開発工数を超過するリスクがあります。 当社グループでは、適切な要件整理、工数計画の策定、進捗管理及び品質管理の強化等により、工数超過の防止に努めておりますが、顧客の要求変更や外部環境の変化、技術的な難易度の高まり等により、開発工数が増加し、採算が悪化する可能性があります。 これらの事象が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (17) 不具合等の発生について 当社グループが受託開発した成果物については、通常、顧客に対して契約不適合責任を負います。当社グループでは、要件定義、設計、開発、テスト等の各工程において品質管理の徹底に努めておりますが、開発過程における予期し得ない不具合、仕様の解釈差異、又は外部環境の変化等により、成果物に不具合が発生する可能性があります。 これらの不具合が発生した場合には、追加対応の発生、納期の遅延、又は顧客との調整に伴うコスト増加等により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (18) 検収時期の遅延等による収益計上時期の期ズレについて 当社グループが営むWebソリューション事業及び推しカルチャー&ゲーム事業における受託開発業務では、成果物の検収が顧客側の作業状況、仕様確認の進捗、又は外部環境の変化等により遅延する可能性があります。その結果、想定どおりに収益を計上できず、計上時期が決算期末を越えるいわゆる「期ズレ」が発生し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 3.その他 (1) 自然災害等について 当社グループは、自然災害や感染症の拡大等を想定したリスク管理体制の整備に努めております。しかしながら、当社本店所在地は東京都にあり、主要な業務拠点が同一地域に集中しているため、東京都において大規模な地震、台風等の自然災害、火災、停電等の不測の事態が発生した場合には、業務の遂行が困難となり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 特定人物への依存について 当社代表取締役社長である和田順児は、当社の経営方針・事業戦略の決定・遂行においても重要な役割を果たしております。 当社は、人材の採用・育成、取締役会や経営会議等における役員及び幹部社員の情報共有や経営組織の強化、職務の分掌を図り、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めております。 しかしながら、何らかの理由により同氏が当社の業務を継続することが困難になった場合等には、当社グループの事業等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 人材の確保・育成等について 当社グループが今後も持続的な成長を実現するためには、優秀な人材の採用及び育成を継続的に行い、開発体制の強化や営業力の向上等を図ることが重要となります。当社グループでは、人材の確保・育成に取り組んでおりますが、必要な人材の採用が計画どおりに進まなかった場合、人材の流出が生じた場合、又は求めるスキルの育成が十分に行えなかった場合には、当社グループの事業等に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 新株予約権行使による株式の希薄化について 当社グループは、役員及び従業員(元役職員を含む)に対し、新株予約権を付与しております。2026年1月末現在における新株予約権による潜在株式数は406,300株であり、発行済株式総数4,196,562株の9.7%に相当します。これらの潜在株式となる新株予約権が権利行使された場合、当社株式が新たに発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)9,309字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策効果を背景に緩やかな回復基調で推移した一方、欧米における高金利環境の長期化、中国の不動産市場の停滞、中東情勢の不安定化、資源価格の変動、為替の急激な変動など、国内外の経済環境には依然として不確実性が残る状況となりました。企業の投資姿勢は総じて堅調であるものの、プロジェクトの大型化・複雑化に伴うリスク管理の重要性が一段と高まっております。 当社グループが属するインターネット関連市場・オンラインゲーム市場においては、企業・自治体におけるデジタル・トランスフォーメーション(DX)投資が継続し、クラウド、AI、データ利活用を中心としたIT投資意欲は引き続き高水準で推移しました。特に、生成AI技術の急速な普及は、開発プロセスの効率化や新規サービス創出を後押しし、企業のDX投資をさらに加速させる要因となっております。一方で、デジタル人材の不足は構造的な課題となっており、需給ギャップの拡大に伴う人材獲得競争の激化や開発単価の上昇が続いています。 このような事業環境のもと、当社グループは「ザ・インターネットカンパニー」をビジョンに掲げ、Webソリューション事業、デジタル人材育成派遣事業、推しカルチャー&ゲーム事業の3セグメントを中心に事業を展開してまいりました。当社グループが提供するサービスは、企業のDX推進、デジタル人材の育成・活用、IPを活用したデジタルコンテンツ運営など、社会のデジタル化を支える幅広い領域にまたがっており、各事業が相互に補完し合う構造を形成しております。 中期ビジョン「アピリッツVISION2030」では、事業環境の変化に対応し、持続的な成長を実現するため、組織・人材の質的な強化を重点方針としております。生成AIの普及や開発プロセスの高度化を踏まえ、従来の若手中心の体制から、要件定義・設計・アーキテクチャ構築を担うミドル〜シニア層を戦略的に増強し、高付加価値領域に対応できる人材ポートフォリオへの転換を進めております。また、若手人材についても、教育体系の再構築や横断的なコミュニティ形成を通じて継続的なスキル向上を支援し、組織全体の生産性向上につなげております。 さらに、当社グループが成長戦略として掲げるM&A戦略の面では、当社グループの既存事業との高いシナジーが見込める開発会社や、先端技術領域に強みを持つ企業、および優良な顧客基盤を有する企業を対象に、積極的な検討を継続いたします。これにより、技術ポートフォリオの拡充とデジタル人材の確保を加速させ、グループ全体の企業価値最大化を図ってまいります。 なお、過年度から当連結会計年度末までに実現したM&Aは以下のとおりであり、いずれも完全子会社化しております。 時期   名称   事業内容 2022年1月   株式会社ムービングクルー   ファンコミュニティサイトの企画・開発・運営等 2022年7月   株式会社Y's   IT人材派遣、Webサイト制作等 2024年6月   Bee2B株式会社   Webサービス、システム開発・構築、運用・保守、コンサルティング等 2024年10月   株式会社クエイル   スマホアプリ・Webアプリケーション開発、AWSを主軸としたインフラ・クラウドサービスの構築・移行・運用、Webサイト制作等 2025年4月   株式会社JUTJOY   SES、エンジニア教育、受託開発、営業・採用・教育支援、マーケティング等 2025年11月   BUNBU COMPANY LIMITED   ソフトウェア開発等 (注)1.株式会社ムービングクルーは、2025年6月1日付けで当社へ吸収合併しております。 2.株式会社JUTJOYは、株式会社Y'sがその全株式を取得しており、当社の孫会社に当たります。 以上の結果、当連結会計年度における当社グループの業績は、以下のとおりとなりました。 売上高 9,955,206千円(前年同期比10.5%増) 営業損失 309,393千円(前年同期は営業利益185,628千円) 経常損失 317,025千円(前年同期は経常利益185,547千円) 親会社株主に帰属する当期純損失 465,332千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益45,968千円) 当連結会計年度におけるセグメント別の業績は次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より報告セグメントの変更を行っており、当期の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。詳細は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 また、セグメント間取引消去前の金額を記載しております。 (Webソリューション事業) Webソリューション事業におきましては、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)需要が継続するなか、中長期的な収益基盤の強化を目的として、事業構造の見直しを進めてまいりました。一方で、大型不採算案件への対応が事業全体の収益性や案件運営に大きな影響を及ぼしました。フロントエンド先行の設計進行やスコープ管理の不足に起因する手戻りが発生し、外注費の増加および工数超過が利益を圧迫したほか、不採算案件へのリソース集中により新規案件の獲得活動が制約され、開発ラインの確保が困難となったことで、売上成長が一時的に鈍化いたしました。 こうした状況を踏まえ、当社グループでは、プロジェクト管理体制の抜本的な強化に取り組んでおります。具体的には、要件定義段階における技術審査の厳格化、全社横断のプロジェクト管理機能(PMO)による進捗・リスク管理の強化、設計品質の向上に向けたレビュー体制の整備など、再発防止に向けた施策を段階的に実行しております。また、生成AIの普及や開発プロセスの高度化を踏まえ、従来の若手中心の体制から、要件定義・設計・アーキテクチャ構築を担うミドル〜シニア層を中核とした体制へと再構築を進めております。これにより、高付加価値な大型案件への対応力を強化し、品質と生産性の両立を図ることで、競争力の向上を目指しております。 なお、当該不採算案件につきましては、当第4四半期連結会計期間を底として、翌連結会計年度第1四半期中には収束する見通しであり、以降は新規案件獲得活動の再開と収益性の改善を図ってまいります。 この結果、当連結会計年度における売上高は3,519,583千円(前年同期比7.1%増)、セグメント利益は98,181千円(前年同期比78.6%減)となりました。 (デジタル人材育成派遣事業) デジタル人材育成派遣事業におきましては、企業のDX推進が継続するなか、システム開発やクラウド、生成AI活用などの領域で高度なデジタル人材への需要は引き続き高水準で推移いたしました。こうした環境を踏まえ、当社グループでは、従来の未経験層中心の採用・育成モデルから、上流工程を担えるミドル〜シニア層の採用強化へと重点を移し、質的な体制強化を進めております。 また、派遣に加えて、技術リードやプロジェクトマネジメントを含むラボ型開発(受託開発)の拡大にも取り組んでおり、より高付加価値なサービス提供が可能な体制構築を進めております。当連結会計年度は大口派遣先の契約終了に伴う待機コストの発生や、中核人材の先行採用により、短期的には収益を押し下げる結果となりました。しかし、採用した人材は順次稼働が進んでおり、翌連結会計年度第1四半期以降は稼働率の改善と収益性の回復を見込んでおります。今後は、人材派遣と受託開発を融合させた柔軟な提供形態を強みとし、AI等の最先端技術を使いこなす高度人材の輩出を通じて、当社グループ全体の事業規模拡大と強固な収益基盤の構築を目指してまいります。 この結果、当連結会計年度における売上高は1,850,157千円(前年同期比22.1%増)、セグメント損失は11,925千円(前年同期はセグメント利益39,140千円)となりました。 (推しカルチャー&ゲーム事業) 推しカルチャー&ゲーム事業におきましては、主としてスマートフォン向けオンラインゲームの運営およびファンクラブサービスの提供を行っております。市場環境におきましては、「推し活」に代表されるユーザーの消費行動が定着・活発化しており、当社グループでは有力なIP(知的財産)を活用した周辺ビジネスの拡大を推進しております。 オンラインゲーム運営におきましては、「けものフレンズ3」および「UNI’S ON AIR(ユニゾンエアー)」が2025年9月にサービス開始6周年を迎え、各種周年イベントの実施が売上に寄与いたしました。また、2025年6月には「乃木坂的フラクタル」の運営体制を当社へ完全移管し、運営パイプラインの拡充と収益獲得機会の最大化を図っております。費用面におきましては、運営体制の効率化および外注工程の内製化を継続的に進めたことにより、外注費を中心とした運営コストの削減が着実に進捗しております。 一方で、事業の分社化に伴う組織再編の影響により、従来全社費用として処理していた一部の共通費用が当セグメントへ配賦される運用となった結果、会計上のセグメント利益は前連結会計年度と比較して低減いたしました。 今後の事業展開につきましては、開発リスクの低減と早期の収益化を重視し、自社投資による新規開発から、受託開発プロジェクトを中心とした堅実な開発方針へとシフトしております。これにより、これまでに蓄積したIP運営ノウハウを最大限に活用しつつ、投下資本の厳格なコントロールとキャッシュ・フローの改善を最優先してまいります。なお、新規タイトル等の大規模開発投資につきましては、事業全体の収益力が十分に回復した段階で、市場環境を精査した上で改めて検討する方針であります。 これらの取り組みを通じて、安定的な売上基盤の確立と高効率な運営体制を両立させ、中長期的な成長余地の確保と収益性の向上に邁進してまいります。 この結果、当連結会計年度における売上高は4,667,061千円(前年同期比9.1%増)、セグメント利益は341,646千円(前年同期比26.3%減)となりました。 また、財政状態は次のとおりとなりました。 (資産) 当連結会計年度末の資産合計は、5,704,468千円と前連結会計年度末に比べて55,587千円の減少となりました。流動資産は35,343千円増加し、4,479,922千円となりました。これは、現金及び預金が175,482千円、売掛金及び契約資産が27,533千円減少した一方で、流動資産のその他が239,247千円増加したこと等によるものであります。固定資産は90,930千円減少し、1,224,546千円となりました。これは主に、のれんが52,998千円、繰延税金資産が80,805千円減少した一方で、差入保証金が29,566千円、投資有価証券が21,020千円増加したこと等によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末の負債合計は、3,843,732千円と前連結会計年度末に比べて478,182千円の増加となりました。流動負債は683,625千円増加し、2,867,792千円となりました。これは主に、短期借入金が374,998千円、1年内返済予定の長期借入金が20,004千円、未払金が320,871千円増加した一方で、買掛金が124,157千円、契約負債が17,035千円減少したこと等によるものであります。固定負債は205,442千円減少し、975,940千円となりました。これは主に、長期借入金が287,629千円減少した等によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産合計は、1,860,735千円と前連結会計年度末に比べて533,770千円の減少となりました。これは、親会社株主に帰属する当期純損失の計上により利益剰余金が465,332千円、配当金の支払により利益剰余金が88,625千円減少した一方で、株式報酬費用の計上により新株予約権が11,676千円、ストックオプションの権利行使により資本金、資本準備金がそれぞれ8,075千円増加したこと等によるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末の現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、2,117,967千円と前連結会計年度末に比べて175,983千円の減少となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果支出した資金は4,609千円(前年同期は10,127千円の収入)となりました。これは主に税金等調整前当期純損失304,419千円、減価償却費44,444千円、のれん償却額102,060千円、仕入債務の減少130,318千円、未払金の増加308,322千円、法人税等の支払額101,039千円があったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果支出した資金は170,105千円(前年同期は160,987千円の支出)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出47,713千円、差入保証金の差入による支出46,857千円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出91,421千円があった一方で、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入17,714千円があったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果支出した資金は6,270千円(前年同期は702,647千円の収入)となりました。これは短期借入金の純増額374,998千円、長期借入れによる収入100,000千円があった一方で、長期借入金の返済による支出407,315千円、配当金の支払額90,103千円があったこと等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループが提供するサービスの性質上、生産実績の記載に馴染まないため、記載を省略しております。 b.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前期比(%)   受注残高(千円)   前期比(%) Webソリューション事業   4,695,808   143.9   2,521,683   188.7 デジタル人材育成派遣事業   1,820,172   86.2   43,675   3,639.6 推しカルチャー&ゲーム事業   5,041,059   154.6   746,499   200.4 合計   11,557,041   133.8   3,311,857   193.7 (注) 1.セグメント間取引については相殺消去しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前期比(%) Webソリューション事業   3,510,447   99.6 デジタル人材育成派遣事業   1,777,697   84.1 推しカルチャー&ゲーム事業   4,667,061   138.5 合計   9,955,206   110.5 (注) 1.セグメント間取引については相殺消去しております。 2.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、以下のとおりであります。 3.主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、100分の10未満の相手先については記載を省略しております。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) Apple Inc.   1,267,146   14.1   1,110,531   11.2 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されておりますが、この連結財務諸表の作成に当たっては、経営者により一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されております。 これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うために、実際の結果はこれらとは異なる可能性があります。 なお、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載の通りであります。 ② 経営成績及び財政状態の分析 (売上高) Webソリューション事業においては、企業のDX需要は継続したものの、期中に発生した大型不採算案件への対応により新規案件の獲得活動が制約され、売上は横ばい圏で推移しました。 デジタル人材育成派遣事業においては、DX推進を背景に高度デジタル人材への需要が引き続き高水準で推移しました。当社グループではミドル〜シニア層の採用強化やラボ型開発の拡大を進めており、期中には大口派遣先の契約終了に伴う待機コストや先行採用の影響があったものの、採用人材の稼働が進んだことで売上は増収となりました。 推しカルチャー&ゲーム事業においては、主要タイトルの周年施策や季節的な需要、新規タイトルの運営移管が寄与し、売上は増収となりました。 この結果、当連結会計年度の売上高は9,955,206千円となりました。 (売上原価、売上総利益) Webソリューション事業においては、期中に発生した大型不採算案件への対応により外注費や工数が増加し、原価は高止まりしました。 デジタル人材育成派遣事業においては、上流工程を担うミドル〜シニア層の採用強化や教育投資を継続したことにより、原価は増加しました。また、ラボ型開発(受託開発)の拡大に向けた体制整備も進めたことから、短期的にはコスト負担が増加いたしました。 推しカルチャー&ゲーム事業においては、運営体制の効率化や外注工程の内製化を継続した一方、主要タイトルの周年施策や新規タイトルの運営移管に伴う対応工数の増加などにより、原価は前期比で増加いたしました。 この結果、当連結会計年度の売上原価は8,409,476千円、売上総利益は1,545,730千円となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 販売費及び一般管理費は、1,855,123千円となりました。主な内訳は、給与手当が478,592千円、支払手数料が245,714千円、賞与引当金繰入額が24,020千円、貸倒引当金繰入額が△2,649千円であります。 この結果、当連結会計年度の営業損失は309,393千円となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 営業外収益は、受取手数料等により14,133千円となりました。営業外費用は、支払利息等により21,765千円となりました。 この結果、当連結会計年度の経常損失は317,025千円となりました。 (特別利益、特別損失、親会社株主に帰属する当期純利益) 特別利益は、16,036千円となりました。内訳は、新株予約権戻入益16,036千円であります。特別損失は、3,431千円となりました。主な内訳は、固定資産除却損が3,003千円、投資有価証券売却損427千円であります。また、法人税、住民税及び事業税は81,408千円、法人税等調整額は△79,503千円となりました。 この結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純損失は465,332千円となりました。 財政状態の分析内容については、「(1) 経営成績等の状況の概要」をご参照ください。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ④ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの財務政策は、安定的な運用を行うことを基本方針としております。 運転資金及び将来の事業拡大を目的にした投資資金の財源については、自己資金及び銀行からの借入金を財源としております。 ⑤ 経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等の分析 当社グループは、特に売上高及び営業利益とその成長率を重要な指標としております。また、それらの源泉となるエンジニア数、単価も重視しております。売上高については、過去10年にわたり安定的な成長が見られております。 エンジニアの採用については、従来の若手中心の体制から、要件定義・設計・アーキテクチャ構築を担うミドル〜シニア層を中核とした体制へと再構築を進めております。これにより、上流工程への対応力を強化し、案件の大型化や高度化に対応できる組織づくりを推進しております。 単価については、案件の大型化が進んだことで上昇傾向にあります。 ⑥ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑦ 経営者の問題意識と今後の方針について 経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり認識しております。それらの課題に対応するため、経営者は常に市場ニーズや内部環境及び外部環境の変化に関する情報の入手及び分析を積極的に実施し、現在及び将来における内部環境及び外部環境を認識したうえで、当社の経営資源を最適に配分し、最適な解決策を実施していく方針であります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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