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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ホットリンク

Hotto Link Inc.3680 · Growth · 情報・通信業

ソーシャルメディアマーケティング支援とWeb3投資を展開。SNSデータ活用で企業のマーケティングを支える。

概要

ホットリンクはソーシャルメディア上のビッグデータを収集・分析し、企業のマーケティング効果向上を支援する企業である。事業はSNSマーケティング支援とDaaS(データ・アズ・ア・サービス)の2本柱で構成され、2013年12月に東証マザーズに上場した。直近2025年12月期の売上高は37億円、従業員数は136名。しかし同年は営業損失18億円と赤字が拡大している。

ソーシャルメディアマーケティング支援とDaaSの2事業体制

ホットリンクグループの事業は、ソーシャルメディアマーケティング支援事業とWeb3関連事業の2セグメントで構成される。ソーシャルメディアマーケティング支援事業はさらにSNSマーケティング支援とDaaSに分かれる。2025年12月期の連結売上高37億円のうち、SNSマーケティング支援が23億円(構成比62%)、DaaSが13億円(同35%)、Web3関連が0.09億円(同0.2%)である。SNSマーケティング支援は日本国内向けにSNS広告・運用コンサルティング・分析ツールを提供し、DaaSは米国子会社Effyis, Inc.が主にTwitterデータのアクセス権を販売する。Web3関連は合同会社Nonagon Capitalを通じた投資運用事業であるが、売上規模は極めて小さい。

米国子会社が担うDaaS事業の収益構造

DaaS事業は連結子会社Effyis, Inc.(米国)が運営する。同事業の売上はドル建てであり、為替レートの変動影響を受ける。2012年に米国Gnipと日本におけるTwitterデータの独占販売代理権を締結し、2014年にはEffyis社とアジア太平洋地域の中国ソーシャルデータ代理権を獲得、翌年Effyisを子会社化した。2024年度に一部データ提供元との契約が終了したことに加え、北米市場のマクロ変動により取引先の契約見直しが発生し、2025年12月期のDaaS売上は前年度比32.6%減の13億円となった。現在は特定領域の新規データ商品の開発や構造化データの提供体制強化、生成AI市場向けサービス開拓を進めている。

グループ企業とグローバルな拠点網

連結子会社は4社。米国のEffyis, Inc.、日本の合同会社Nonagon Capital、シンガポールのNONAGON CAPITAL PTE.LTD.、中国天津の流行特急网絡技術(天津)有限公司である。かつては香港にHotto Link Hong Kong Limitedを設立したが、現在の構成に含まれているかは不明。2015年には子会社ホットリンクコンサルティング(後にトレンドExpress)を設立し、インバウンド消費レポートや越境ECサービスを開始したが、2018年にリスクモニタリング領域をリリーフサインに承継・譲渡するなど、事業ポートフォリオの組み換えを繰り返している。本社は東京都千代田区富士見に所在し、沿革上6回の移転を経ている。

業績の急変と経営課題

2025年12月期の連結業績は売上高37億円(前期比14.5%減)、営業損失18億円(前期は営業損失7億円)と赤字が拡大した。直近の好調期である2022年12月期は売上高79億円、純利益18億円だったが、2023年12月期に売上高47億円、純利益2億円に急減し、2024年12月期には営業赤字に転落した。経営陣は目標指標として売上成長率と営業利益率を重視する一方、新規事業への積極投資により短期的なボラティリティを許容する方針を示している。優先課題として、SNSマーケティング支援事業では人材確保とAIツール導入による生産性向上、DaaS事業では新規顧客開拓とデータ商品の多様化、Web3事業では投資選別とガバナンス強化を掲げている。

業界の中での役割はソーシャルメディアデータの分析・活用サービス提供者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
37億円
営業利益
-18億円
営業利益率
-48.6%
純利益
-18億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
ソーシャルメディア マーケティング 支援事業36億円100.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ソーシャルメディアマーケティング主力

企業向けにSNSマーケティングを支援。広告運用、コンサルティング、分析ツールの提供に加え、SNSデータアクセス権の販売を行う。

主な製品・サービス3
SNS広告・運用コンサルティング
SNS上での広告配信やアカウント運用を支援するサービス。
SNS分析ツール
SNS上のデータを収集・分析し、マーケティング施策を支援するツール。
SNSデータアクセス権販売
各国SNSデータへのアクセス権を販売し、企業のデータ活用を支援する。

02Web3領域準主力

子会社を通じてWeb3領域への投資運用事業を展開する。

製品と技術

クチコミ@係長:SNS分析のパイオニアツール

「クチコミ@係長」は2008年7月に正式版がリリースされたソーシャル・ビッグデータ分析ツールである。当初は口コミ分析が中心だったが、2009年7月にTV露出データとネットニュース記事データを統合。2011年と2012年にASP・SaaS・クラウドアワードを受賞した。機能として、ソーシャルメディア上のテキスト情報を収集・分析し、企業のクチコミ傾向やブランドイメージの可視化を行う。リスクモニタリング機能(e-mining)も内包していたが、2018年にリリーフサインへ承継され、現在はSNSマーケティング支援の一環として提供されている。

BuzzSpreader:SNSマーケティング運用の支援ツール

2018年5月に正式版がリリースされたBuzzSpreaderは、SNSマーケティングの運用効率を高めるツールである。同ツールはSNS広告の配信管理や効果測定、インフルエンサーとの連携などをサポートする。ホットリンクはこのツールに加え、SNS運用コンサルティングや分析レポートの作成を組み合わせてワンストップで提供している。競争優位性として、同社が保有する膨大なソーシャルデータと長年の分析・運用ノウハウを活用し、データ取得から施策立案、効果測定までを一貫して支援する点を挙げている。

DaaS事業:Twitterデータを軸にしたデータ販売

DaaS(Data as a Service)事業は、米国子会社Effyis, Inc.が中心となり、ソーシャルメディアのデータアクセス権を販売する。主要なデータソースはTwitterであり、2012年にGnip社との独占販売代理権契約により日本市場向けの権利を獲得、その後Effyis社を通じて中国ソーシャルデータも扱う。2025年12月期のDaaS売上は13億円で、グループ全体の35%を占める。しかし、一部データ提供元との契約終了や市場変動により減少傾向にある。今後は生成AI市場やデジタルセキュリティ関連の新規顧客開拓、構造化データの提供強化を進めている。

Web3関連事業:ファンド投資とブロックチェーン技術への取り組み

Web3関連事業は、合同会社Nonagon CapitalおよびNONAGON CAPITAL PTE.LTD.を通じて実施される。主な活動はWeb3領域のスタートアップへの投資運用、バリデーター運営、分散型金融(DeFi)関連の取り組みである。売上規模は2025年12月期で9百万円と極めて小さいが、グループ全体における新事業創出のための知見蓄積を目的としている。2018年には東京大学「ブロックチェーンイノベーション寄付講座」に参画し、技術面での研究協力も行っている。既存のソーシャルメディアマーケティング事業とのシナジー創出が期待されている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

SaaS事業赤字拡大、構造改革急務

ホットリンクはソーシャルメディア分析・マーケティング支援SaaSを提供するが、2024/12期は営業赤字16.28%(売上43億円)と大幅悪化、2025/12期は赤字拡大見込み。同業のソラコム(IoTプラットフォーム)やL is B(AIソリューション)は成長企業だが、ホットリンクは競争激化で事業が縮小。売上は減少傾向で、早期の事業再編・コスト削減が不可欠。

強み

  • ソーシャルメディア分析で一定の顧客基盤と技術を持つ。
  • 長年の運用で蓄積されたデータは潜在的な価値を有する。
  • AI技術を活用した新サービス開発の余地がある。
  • 赤字事業の整理や固定費削減による損益改善余地がある。

課題

  • 営業赤字率が50%近くに達し、資金消耗が深刻。
  • 売上減少が続き、競合にシェアを奪われている。
  • SaaS競争激化で独自性を打ち出せず、価格競争に巻き込まれる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がホットリンク

時価総額で並べると、掲載11社のなかで1番目にあたる。

#企業時価総額PER
13680ホットリンク33億円
25256Fusic33億円60.1倍
34068ベイシス33億円29.0倍
44447ピー・ビーシステムズ33億円32.1倍
54429リックソフト33億円12.3倍
63719AIストーム33億円18.3倍
79466アイドママーケティングコミュニケーション33億円17.8倍
84380Mマート33億円15.8倍
94198テンダ33億円176.3倍
109419ワイヤレスゲート32億円10.8倍
11338AZenmuTech32億円53.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

2000年創業からソーシャル・ビッグデータ分析への転換

2000年6月、東京都渋谷区代々木で株式会社ホットリンクとして設立された。2005年11月に株式会社オプトと業務資本提携。2008年3月、株式会社ガーラバズから電通バズリサーチ事業(ソーシャル・ビッグデータの分析)を譲り受けたことが、その後の事業方向を決定づけた。同年7月にはソーシャル・ビッグデータ分析ツール「クチコミ@係長」の正式版をリリース。2009年7月には同ツールにTV露出データ、ネットニュース記事データ、口コミデータを統合し、分析機能を拡充した。

クチコミ@係長の受賞と金融予測サービスの展開

2011年6月、クチコミ@係長が「ASP・SaaS・クラウドアワード2011」の先進技術賞を受賞。2012年5月には同アワード2012の分野別グランプリを獲得した。同年2月には金融予測サービス「株ロボット」がInfinity Ventures Summitで1位、さらに電通国際情報サービス主催の金融イノベーションビジネスカンファレンスで初代大賞を受賞した。金融予測サービスは口コミデータを活用した独自技術だが、その後同事業は事業ポートフォリオの再編の中で縮小したと推測される。

データ調達網の拡大とガーラバズの完全子会社化

2012年5月、ソーシャルリスク・モニタリングサービス「e-mining」を提供する株式会社ガーラバズの全株式を取得し子会社化。同年10月にはガーラバズを吸収合併した。同時期、2ちゃんねるサイトの投稿情報に関して独占商用利用許諾契約を締結。11月には米国Gnipと日本におけるTwitterデータの独占販売代理権を締結。2014年6月には米国Effyis社とアジア太平洋地域の中国ソーシャル・ビッグデータの独占販売代理権を締結し、2015年1月にEffyisを子会社化した。これらの契約により、国内外の主要ソーシャルメディアデータへのアクセスを確保した。

東証マザーズ上場とSNSマーケティング支援事業への進出

2013年12月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。2015年6月には連結子会社トレンドExpress(旧ホットリンクコンサルティング)がインバウンド消費レポート「図解トレンドExpress」を開始。2016年には中国天津と香港に子会社を設立した。2018年5月、SNSマーケティングツール「BuzzSpreader」の正式版をリリース。同年7月からSNSマーケティング支援サービスを本格的に開始し、SNS広告・運用コンサルティング・分析ツールをワンストップで提供する体制を整えた。2018年11月には東京大学「ブロックチェーンイノベーション寄付講座」に参画し、Web3領域への布石を打った。

リスクモニタリング事業売却と業績の山

2018年12月、リスクモニタリング領域を連結子会社リリーフサインに承継し、同社株式の63%を有限会社エスフロントに譲渡。あわせてマスターピース・グループと業務提携を開始した。2021年12月期から2022年12月期にかけて、売上高は66億円から79億円、純利益は8億円から18億円と過去最高を記録。しかし、2023年12月期に入ると売上高47億円、純利益2億円と急減。2024年12月期には売上高43億円、営業損失7億円と赤字に転落した。

2025年12月期の業績悪化と経営方針の転換

2025年12月期の連結業績は売上高37億円、営業損失18億円、当期損失18億円と赤字が拡大した。DaaS事業では一部データ提供元との契約終了や北米市場の変動により売上が前年度比32.6%減の13億円となった。SNSマーケティング支援事業は0.5%増の23億円と堅調だったが、全社の損失を補えなかった。経営陣は「両利きの経営」を掲げ、既存事業の深化(SNSマーケティング支援の高度化)と新規事業の探索(Web3領域への投資)を並行して進める方針を示している。人材確保とAIツール導入による業務効率化、DaaS事業の新規顧客開拓、Web3投資の選別強化を優先課題としている。

年表32件を開く

2000年代

  • 2000年6月創業東京都渋谷区代々木にて株式会社ホットリンク(当社)設立
  • 2004年11月東京都品川区西五反田に本社を移転
  • 2005年11月株式会社オプトと業務資本提携
  • 2006年8月東京都千代田区大手町に本社を移転
  • 2008年3月株式会社ガーラバズから電通バズリサーチ事業(ソーシャル・ビッグデータの分析)を譲受
  • 2008年7月ソーシャル・ビッグデータ分析ツール「クチコミ@係長」正式版をリリース
  • 2009年4月東京都千代田区神田に本社を移転
  • 2009年7月M&A「クチコミ@係長」に、TV露出データ、ネットニュース記事データ、口コミデータを統合

2010年代

  • 2010年12月「Infinity Ventures Summit 2011 Fall in Kyoto」(注)の新サービスコンテストにおいて、「株ロボット(金融予測サービス)」が1位受賞
  • 2011年6月「クチコミ@係長」が、「ASP・SaaS・クラウドアワード2011」先進技術賞を受賞
  • 2012年2月金融予測サービス事業が、株式会社電通国際情報サービスが主催する「金融イノベーションビジネスカンファレンス FIBC2012」にて、初代大賞を受賞
  • 2012年2月東京都千代田区四番町に本社を移転
  • 2012年5月M&Aソーシャルリスク・モニタリングサービスとして「e-mining」を提供している株式会社ガーラバズの株式を全株取得し子会社化
  • 2012年5月「クチコミ@係長」が、「ASP・SaaS・クラウドアワード2012」分野別グランプリを受賞
  • 2012年10月2ちゃんねるサイトを運営する東京プラス株式会社及び有限会社未来検索ブラジルと2ちゃんねるサイトの掲載情報に関し独占商用利用許諾契約の締結を得る(個人向けサービスは含まれない)
  • 2012年10月M&A株式会社ガーラバズを吸収合併
  • 2012年11月米国Gnipと、日本におけるTwitterデータの独占販売代理権契約を締結
  • 2013年3月連結子会社の株式会社ホットリンクコンサルティングを設立
  • 2013年12月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2014年6月米国Effyis, Inc.と、アジア・パシフィック地域における中国ソーシャル・ビッグデータの独占販売代理権契約を締結
  • 2015年1月M&A米国Effyis, Inc.を子会社化
  • 2015年6月株式会社トレンドExpress(旧 株式会社ホットリンクコンサルティング)、インバウンド消費に特化した定期レポート「図解トレンドExpress」を提供開始
  • 2015年11月商号変更株式会社ホットリンクコンサルティングを株式会社トレンドExpressに商号変更
  • 2016年6月中国天津に連結子会社の流行特急网絡技術(天津)有限公司を設立
  • 2016年6月中国香港に連結子会社のHotto Link Hong Kong Limited を設立
  • 2016年11月東京都千代田区富士見に本社を移転
  • 2017年12月株式会社トレンドExpress、越境ECへのトライアルを可能にするサービス「トレンドEKKYO」を提供開始
  • 2018年4月株式会社トレンドExpress、越境ECサービス「越境EC X(クロス)」を提供開始
  • 2018年5月SNSマーケティングツール「BuzzSpreader」正式版をリリース
  • 2018年7月SNSマーケティング支援サービスを提供開始
  • 2018年11月東京大学「ブロックチェーンイノベーション寄付講座」に参画
  • 2018年12月リスクモニタリング領域を当社の連結子会社である株式会社リリーフサインに承継し、株式会社リリーフサインの発行済株式総数の63%を有限会社エスフロントに譲渡(株式会社リリーフサインはマスターピース・グループの連結子会社になる)あわせて、マスターピース・グループ株式会社と業務提携を開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    既存事業の深化と新規事業の探索

    ソーシャルメディアマーケティング支援の既存事業を深化させるとともに、Web3分野へのファンド事業や事業インキュベーションを通じて新規事業を探索し、事業ポートフォリオの創出と企業価値向上を図る。

  2. 02

    データドリブンなマーケティング支援の高度化

    ソーシャル・ビッグデータの収集・解析基盤とAI活用ノウハウを活かし、データ取得から分析、施策実行・改善まで一気通貫で提供。SNS領域からインターネット広告全般へ範囲を拡張し、顧客単価向上と収益性改善を進める。

  3. 03

    高付加価値データとAI連携の強化

    DaaS事業において、高付加価値データの提供やAI関連分野との連携を強化し、持続的な収益基盤を構築する。

  4. 04

    新規事業領域への戦略的投資

    Web3関連分野を戦略的投資・事業開発領域と位置付け、ファンド出資、バリデーター運営、DeFi関連への取り組みを進め、既存事業とのシナジー創出と中長期的な成長ドライバー育成を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で136人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は572万円で、9期前と比べて9.1%平均年齢は34.0歳、平均勤続年数は3.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月88
2017年12月87
2018年12月100
2019年12月62936.32.6138
2020年12月62634.92.6116
2021年12月61435.73.2130
2022年12月58433.12.7103
2023年12月60933.62.7118
2024年12月56333.32.8140−500
2025年12月57234.03.7136−1,324

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率34.0%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 2 / 海外 2、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
Effyis, Inc. — 米国ミシガン州147百万円
ソーシャルメディアマーケティング支援事業
本社 — 東京都千代田区33百万円
ソーシャルメディアマーケティング支援事業
主な関係会社
  • 海外
    Effyis, Inc. (注)1、2
    米国 ミシガン州 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    合同会社Nonagon Capital (注)2
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    NONAGON CAPITAL PTE. LTD.(注)2、3
    シンガポール · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    その他1社
    - · 連結子会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は37億円営業利益-18億円前期と比べると減収で、売上が-14.0%。

売上高
-14.0%
37億円
営業利益
-18億円
純利益
-18億円
営業利益率
-48.6%
前期比 -32.4%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高41億円37億円
営業利益1億円-18億円
純利益1億円-18億円
1株あたり配当¥6.2¥6.2

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は19億円、営業利益は0億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+11.8%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q1119.11
2023年2Q1100.00
2023年3Q1218.31
2023年4Q130
2024年1Q1200.01
2024年2Q1100.01
2024年4Q20−7−35.0−8
2025年2Q17−1−5.9−2
2025年4Q20−17−85.0−16
2026年2Q1900.0−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は6億円から37億円へ6.2倍に増えた。直近期の営業利益率は-48.6%。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
ソーシャルリスク・モニタリングサービスとして「e-mining」を提供している株式会社ガーラバズの株式を全株取得し子会社化
2012年12月600
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2013年12月911
2014年12月1011
米国Effyis, Inc.を子会社化
2015年12月2410
中国天津に連結子会社の流行特急网絡技術(天津)有限公司を設立
2016年12月22−7−6
2017年12月2611
2018年12月3231
2019年12月37−17−16
2020年12月44−10
2021年12月66118
2022年12月791918
2023年12月4732
2024年12月43−7−5−16.3−6
2025年12月37−18−20−48.6−18

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高37億円のうち、営業利益として残るのは-18億円-48.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-18億円、売上の-48.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金67.6%25億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金37.8%14億円
  • その他の費用持分法損益などの調整43.2%16億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-48.6%-18億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
32.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比57.0pt
-48.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比55.3pt
-48.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-30.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-35.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年12月期は営業CFが2億円、投資CFが−9億円で、差し引きのフリーCFは−7億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は24億円で、売上の7.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年12月1−33−22
2013年12月2−1619
2014年12月2−117128
2015年12月3−317−286
2016年12月3−44−19
2017年12月5−41111
2018年12月2−18120
2019年12月−4−56−917
2020年12月5−33221
2021年12月7−53226
2022年12月8−34536
2023年12月7−7−2035
2024年12月3−4−2−133
2025年12月2−9−1−724

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は60億円。このうち返さなくてよい自己資本が40億円で、自己資本比率は67.3%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月74353.6
2013年12月1513286.5
2014年12月33141940.8
2015年12月47153230.8
2016年12月43192443.7
2017年12月46262055.8
2018年12月58461279.4
2019年12月54282652.5
2020年12月58283048.4
2021年12月73393452.9
2022年12月85592670.2
2023年12月85612472.3
2024年12月79592074.4
2025年12月60402067.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
24億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-16億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
20億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
70
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中234位あたり、逆に低いのは営業利益率605社中596位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-48.6%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
67.3%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-13.9%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.0%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥206で、1年前と比べて-31.7%過去52週の値幅のなかでは10%の位置にある。

¥206-1.0%1ヶ月-1.0%1年-31.7%時価総額33億円
過去52週の値幅
安値¥192高値¥327

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)36.0倍
PBR0.81倍
配当利回り3.01%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価212円は25日移動平均線212.72円とほぼ同水準で、75日線218円や200日線231円を下回る。52週高値402円からは47%下落、52週安値192円からは10.4%上昇し、安値圏での膠着が続く。直近1カ月で1.4%下落し、8月に入っても200円前後でのもみ合い。出来高は8月3日に51400株と急増したが、その後は2万株前後に落ち着いた。RSIは50と完全に中立で、方向感は乏しい。年初来では32.8%下落しており、長期的な下降トレンドが続いているが、安値圏での底固めが進みつつある。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 10/100)

PERは算出不能(赤字)で、予想PERも37倍と高水準。PBRは0.83倍と同業界平均2.92倍を下回るが、ROEは3.8%と低く、業績は赤字が拡大している。配当利回りは2.92%と業界平均2.64%を上回るが、配当性向は不明。直近の営業利益率は-48.65%と大幅悪化し、売上高も減少。割安に見えるPBRも、収益悪化により割高と判断。

指標この会社業種平均
PER (予想)36.0倍
PBR0.81倍2.96倍
ROE3.8%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、赤字拡大からの反転の可能性。強気派は、ソーシャルリスニング市場の成長性、差別化されたツールの価値を評価し、株価がPBR0.83倍と割安であることから低位株としての反転を狙う。弱気派は、業績が急速に悪化(2024/12期売上43億円、営業赤字16%)、2025/12期も赤字幅拡大(営業利益率-48.65%)の見通しであり、事業の立て直しには時間がかかるとみる。需要低迷と競争激化で市場シェアが奪われている可能性がある。

プラスに働く材料7
  • 市場成長の追い風

    ソーシャルマーケ市場は拡大基調。

  • 割安な株価

    PBR0.83倍、配当利回り2.92%。

  • 新サービスの可能性

    AI活用などで独自性を強化。

  • 2026年12月期の黒字転換期待通年影響

    予想PER37倍は時価総額34億円で期待純利益約1億円を示す。損失からの反転で評価が一変。

  • PBR0.83倍と純資産下回る継続影響

    PBR0.83倍で解散価値割れ。時価総額34億円に対し純資産約41億円。

  • 配当利回り2.92%とインカムは高水準次回株主総会影響

    配当利回り2.92%と相対的に高い。赤字下で減配リスクはあるが支え材料。

  • 株価1年で32.8%下落し出尽くし感不定影響

    過去1年の下落率は32.77%。赤字拡大を織り込み、需給悪化の一巡期待。

マイナスに働く材料7
  • 業績の急速な悪化

    2025/12期営業赤字予想-48.65%。

  • 減収の継続

    売上高は2022年79億円から37億円へ半減。

  • 競争激化

    大手IT企業や新興の参入で競争が激化。

  • 営業赤字が18億円に拡大通年影響

    2025年12月期の営業損失は18億円と前期の7億円から拡大。赤字幅は時価総額の5割超。

  • 売上高3期連続減収継続影響

    売上高は47億円→43億円→37億円と減少。2025年12月期は前期比約14%減。

  • 営業マージンが▲48.65%と構造悪化通年影響

    2025年12月期の営業マージンは▲48.65%。売上原価や固定費の負担が重い。

  • 外国持株比率1.4%と流動性が低い継続影響

    外国持株比率1.4%と低位。時価総額34億円の超小型株で値動きが荒い。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
減収が続くかどうか確認。
顧客数
ツール利用社数の増減で事業の健康度を測る。
解約率
顧客離れの進捗を把握。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり6.2いまの株価に対する利回りは3.01%。

年間配当
¥6.2
1株あたり
配当利回り
3.01%
いまの株価に対して
配当性向
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥6.2

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ8,370人。区分でいちばん多いのは個人・その他83.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が9.0%を占め、残る91.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他67.871.784.480.586.483.7
事業法人2.94.04.65.15.19.0
証券会社6.511.07.810.16.25.9
自己株式1.81.81.81.83.0
外国法人14.27.92.32.91.81.2
外国人個人0.20.20.30.20.20.2
金融機関8.55.20.71.10.20.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01内山 幸樹17.79
02株式会社Faber Company6.15
03鈴木 智博2.99
04水元 公仁2.76
05楽天証券株式会社共有口2.75
06檜野 安弘1.18
07合同会社UK1.15
08小池 秀之1.11
09野村證券株式会社1.03
10渡部 和幸0.95

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−1864%、1株純資産は14期で+246%。直近期のROEは3.8%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2012年12月6759.2
2013年12月121318.4399.1
2014年12月81425.8141.6
2015年12月21481.3287.3
2016年12月−54156
2017年12月111996.372.1
2018年12月83003.153.4
2019年12月−106184
2020年12月11820.7417.9
2021年12月4924823.016.3
2022年12月11738237.13.0
2023年12月143913.821.1
2024年12月−36373
2025年12月−114261

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/12期の役員報酬は総額46百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
檜野安弘代表取締役61188,518
安宅和人取締役583,500
椎名茂取締役62
山岡篤実常勤監査役40
外山卓夫監査役68
白坂守監査役43
石井奈穂51
島崎亮平取締役65

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2282814
社外取締役718183

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容487字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社ホットリンク)、子会社4社により構成されております。 当社及び当社の連結子会社であるEffyis, Inc.の主な事業内容は、ソーシャルメディアマーケティング支援事業であります。また、当社の連結子会社である合同会社Nonagon Capital及びNONAGON CAPITAL PTE.LTD.の主な事業内容は、Web3関連事業であります。 当社グループの事業内容及び当社の子会社の当該サービスに係る位置付けは次のとおりであります。 (ソーシャルメディアマーケティング支援事業) (1) SNSマーケティング支援 …   主要なサービスは、SNS広告・SNS運用コンサルティング及びSNSの分析ツールの提供であります。 (2) DaaS…………………………   主要なサービスは、各種SNSデータアクセス権の販売であります。 (Web3関連事業) 主要なサービスは、Web3領域への投資運用事業であります。 [事業系統図] 以上で述べた事項を事業系統図によって示すと以下のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,029字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1) 経営方針 当社グループは、存在意義「Make the World “HOTTO” わたしたちは、人と社会のつながりを再設計し、世界中の人々が“HOTTO(ほっと)”できる社会の実現に貢献します」の実現に向けて、『両利きの経営』を実践しております。具体的には、『既存事業の深化』として、主にソーシャルメディアマーケティング支援を行っている他、『新規事業の探索』として、主にWeb3分野へのファンド事業を通じたリサーチに加え、事業シナジーの創出に向けた取り組みを行っております。また、当社グループでは、既存事業に加えM&A及び事業インキュベーションを行うことで外部環境の変化に対応する事業ポートフォリオの創出を通じた企業価値の向上を図ってまいります。 (2) 経営環境及び中長期的な会社の経営戦略 インターネット広告市場及びデータ関連市場は、企業のデジタルトランスフォーメーションの進展や生成AIの普及を背景に、データ活用ニーズが高度化・多様化しております。特に、マーケティング領域においては、データに基づく意思決定や施策実行の重要性が一層高まっております。 このような経営環境のもと、当社グループは、インターネット及びソーシャルメディア上に日々生成されるテキスト、画像、動画、位置情報等のソーシャル・ビッグデータをリアルタイムで収集・統合し、創業来蓄積してきたデータ解析基盤及びAI活用ノウハウを通じて、データ取得から分析、施策実行・改善までを一気通貫で提供する体制を構築しております。 中長期的には、SNSマーケティング支援事業において、データドリブンな広告運用及びコンテンツ設計の高度化を進めるとともに、SNS領域にとどまらずインターネット広告全般へと提供範囲を拡張し、顧客単価の向上及び収益性の改善を図っております。また、DaaS事業では、高付加価値データの提供及びAI関連分野との連携強化を通じて、持続的な収益基盤の構築を推進しております。さらに、将来の成長機会の獲得を目的として、新たな事業領域における取り組みも進めております。Web3関連分野については、戦略的投資及び事業開発領域と位置付け、ファンドを通じた企業への出資に加え、バリデーター運営や分散型金融(DeFi)関連分野への取り組みを進めております。加えて、既存事業とのシナジー創出及び周辺領域における新規事業の開発を通じて、中長期的な成長ドライバーの育成を目指しております。 当社グループは、事業ポートフォリオの最適化を継続的に推進するとともに、外部環境の変化を的確に捉えながら、安定的かつ持続的な成長の実現に取り組んでまいります。 (3) 目標とする経営指標 主な成長性・収益性の指標として、売上高、売上成長率及び営業利益率を重視しております。なお、当社グループはインターネット業界における環境変化にスピードをもって対応することが結果的に中長期的な成長の実現につながるという考えのもと、新規事業の開発やM&A等を活用した事業シナジーの創出に向けた投資を積極的に行う方針であります。よって、短期的には業績にボラティリティが生じる場合があります。 (4) 優先的に対処すべき課題 当社グループは、短期的な業績の向上、中長期的な企業価値の向上を遂げるため、以下の主要課題に取り組んでまいります。 (ソーシャルメディアマーケティング支援事業) 1)SNSマーケティング支援事業 日本市場向けSNSマーケティング支援サービスの事業拡大は、人材の質と量に一定程度依存する傾向にあります。当社では、事業の成功事例やSNSマーケティングに関する最先端の情報発信を通じ、優秀な人材の確保に努めるとともに、AIツールの導入による社内業務の効率化を推進することで、職場環境の改善とコストコントロールの実現に努めてまいります。また支援メディアの拡充や新サービスの創出に取り組み、顧客満足度の更なる向上と成長の両立を図ります。 2)DaaS事業 SNSデータアクセス権販売における市場の需要変化を捉え、デジタルリスク関連や生成AI市場の新規顧客開拓に努めてまいります。同事業は米国で展開していることから、売上はドル建てとなっており、ドル円の為替レートの影響が生じる場合があります。 (Web3関連事業) 「Web3関連事業」は、戦略的投資及び事業開発を推進しております。直接投資による関連企業への出資に加え、バリデーター運営や分散型金融(DeFi)分野への取り組みを通じて、将来的な収益機会の創出を図っております。今後は、投資及び事業の選別を強化するとともに、ガバナンス体制の高度化を進め、既存事業とのシナジー創出及び新規事業の開発に取り組んでまいります。
事業等のリスク3,902字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 以下において、経営者が当社及び当社の連結子会社で構成される当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクを記載しております。また、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から開示しております。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、潜在的リスクや不確定要因はこれらに限られるものではありません。 <特に重要なリスク> ① ソーシャルメディアデータについて 今般、ソーシャルメディアが益々浸透し、生活者がインターネット上に発信するデータが日々大量に生成されるようになりました。このような状況において、ソーシャルメディアデータに関する法整備においては、インターネット上の検索サービスを提供する事業者がその検索サービスに必要な情報を収集する行為が一定の条件下で認められるようになったほか、柔軟性のある権利制限規定が設けられ、著作物の利用について従来より一定程度の緩和がされるようになりました。しかしながら、今後の新たな法律の制定や既存の法律の変更により、自主規制が求められるようになる可能性があります。一方、海外においても、EU一般データ保護規則をはじめとする諸外国・地域における法令等の制定や変更により、当社グループのビジネスに影響を与え得る事態が生じることも想定されます。このように当社グループのサービスを提供する上での情報収集やサービスの提供の仕方自体に何らかの制約を受けた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。ソーシャルメディアから日々大量に生成されるソーシャルメディアデータを有償又は無償にて情報取得しておりますが、ソーシャルメディアの運営側の方針転換により、情報提供の方針に変更が加えられた場合、サービスの品質が低下し、また、情報の取得に対して追加コストが発生し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対し、当社グループでは、ヒアリング調査等を通じて、情報収集を継続的に行い、必要な対策をとること、及び代替的なデータソース獲得に向けた研究開発を継続することで、これらのリスクの低減に努めてまいります。 ② ソーシャルメディアに係るリスクについて 当社グループは、ソーシャルメディアから生成されるデータを使用しております。しかしながら、ソーシャルメディアの運営側の方針等により収集に制限が加えられる場合や禁止される場合には、サービス提供の環境自体に制約が生じる可能性があるとともに、サービス品質の低下、情報収集のための追加コストの発生等が生じ、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対し、当社グループでは、国内外でのヒアリング調査や情報収集等を行い、最新の動向を把握することに努めるとともに、ステークホルダーとの関係性の柔軟な見直し、開発その他社内資産の適正化及び提供サービスの再編成等を行い、これらのリスクの低減に努めてまいります。 ③ システム障害について 当社グループの事業は、サービスの基盤を大規模なコンピュータサーバー群やインターネット通信網に依存しており、大規模なシステム障害が発生した場合には、サービスの提供に支障をきたし、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対し、顧客へのサービス提供が妨げられるようなシステム障害の発生やサイバー攻撃によるシステムダウン等を回避すべく、稼働状況の監視及びシステムの冗長化、セキュリティー対策等の未然防止策を実施しております。 ④ 人材確保・維持について 当社グループの成長を支えている最大の資産は人材であり、優秀な人材の採用と維持は当社にとって重要な課題であると認識しております。優秀な人材を確保・育成できない場合、また事業変革に伴うニーズにマッチした人材の補充ができない場合、当社グループの経営成績や成長に大きな影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対し、当社グループでは、積極的なリファラル採用の実施、また採用イベントの開催等による採用広報の強化等に取り組むことで、リスクの低減を図ってまいります。 ⑤ 市場環境変動のリスク 当社グループがサービスやソリューションを提供する主要顧客は、各産業の大手企業であり、国内外に事業展開する企業が中心であります。国内外の景気後退時において多くの主要顧客の経営状態や業績に大きな影響を及ぼす状況となった場合には、当社グループの事業及び業績へ重大な影響を与える可能性があります。とりわけ、地政学リスクやエネルギー価格の高騰等によるインフレ圧力の増大は、個人消費の落ち込みや企業のコスト負担の増加を引き起こし、当社グループの主要顧客が展開するサービスの業績に重大な影響を与える可能性があります。 <重要なリスク> ⑥ 投資に関するリスク 当社グループは、さらなる成長領域の拡大のために、Web3関連を含む新たな事業への進出あるいは他企業等への出資その他投資を行うことがあります。しかしながら、投資が所期する効果を得られない可能性、これら投資先企業の経営の悪化あるいは運用成績の悪化により投資額の価値が著しく下落し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対し、当社グループでは、投資に関する意思決定を担う投資委員会を設置するとともに、国内外での情報収集、最新の動向の把握、専門家を交えた入念な検討を実施し、また、管理体制の整備を行うことで、これらのリスクの低減に努めてまいります。 ⑦ 知的財産権におけるリスク ・当社グループ保有の知的財産権について 当社グループでは「ホットリンク/HOTTO LINK」「ULSSAS」「UDSSAS」等の社名及びサービス名について商標登録を行っております。今後も知的財産権の保全に積極的に取り組む予定ですが、当社グループの知的財産権が第三者に侵害された場合には、解決までに多くの時間及び費用がかかるなど、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ・当社による第三者の知的財産権侵害について 当社グループによる第三者の知的財産権の侵害については、可能な範囲で調査を行い対応しております。しかしながら、当社グループの事業領域における第三者の知的財産権を完全に把握することは困難であり、当社グループが認識せずに他社の知的財産権を侵害してしまう可能性は否定できません。この場合には当社グループに対する損害賠償請求や、ロイヤリティの支払要求等が行われることにより、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対し、当社グループでは、これらのリスクについては、権利を積極的に保護する姿勢のもと、従業員の教育にも努め、リスク低減を図ってまいります。 ⑧ 内部管理体制について 当社グループは今後の業容拡大を踏まえ、内部管理体制の強化を進めており、具体的には規程・マニュアルの制定、監査役監査及び内部監査の実施により、法令やルールを順守する体制の充実を図っております。しかしながら、このような対応にもかかわらず法令等に抵触する事態や不正行為等が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対し、当社グループでは、グループ経営会議の設置によりガバナンスの強化を行い、また専門家とも連携し、かかるリスクの防止に努めてまいります。 ⑨ M&Aに関するリスク 当社グループは、成長戦略のひとつとして、既存事業の関連分野におけるM&Aを国内外において検討・実施しており、これにより企業価値の向上と成長の加速を目指しております。買収後における事業環境の急変や想定外の事態の発生等により、買収事業が当初の目標どおりに推移せず、場合によっては当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 このような状況に対し、当社グループでは、M&Aの実施に当たっては、事前に収益性や投資回収可能性に関する十分な調査及び検討を行うことで、リスクの低減に努めてまいります。 ⑩ 海外展開等に伴うリスクについて 当社グループでは、グローバル展開を積極化しており、海外事業の存在感は徐々に高まってきております。日本国内のみならず海外事業においても、グローバル経済や為替などの動向、投資や競争などに関する法的規制、商習慣の相違、労使関係、国際政治、テロ攻撃、地域紛争、戦争、疫病の発生・蔓延など、さまざまなリスク要因があり、これらのリスクが顕在化した場合、当社グループの経営成績に大きな影響を与える可能性があります。 このような状況に対し、当社グループでは、各国政府の規制等を遵守しつつ、適切に事業活動が行えるよう、従業員への教育と、ガバナンスの強化による適切な体制・仕組みの整備に努めてまいります。 ⑪ 配当政策について 当社は、継続的かつ安定的な配当を行うことを基本方針としておりますが、今後の事業環境の急激な変化、あるいは中長期的な成長に向けた重要な事業投資を優先する場合やキャッシュ・フローの状況等によっては、当初の予定どおりに配当を実施できない可能性、または配当を減ずる可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,383字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度の業績は、売上高3,651百万円(前年度比14.5%減)、営業損失1,833百万円(前年度は営業損失705百万円)、当期損失1,787百万円(前年度は当期損失564百万円)となりました。なお、EBITDAは△1,394百万円(前年度は△268百万円)、調整後EBITDAは172百万円(前年度比52.6%減)となりました。 ※EBITDA=営業利益+減価償却費及び償却費 ※調整後EBITDA=営業利益+減価償却費及び償却費+減損損失 財政状態については、次のとおりであります。 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,874百万円減少し、5,996百万円となりました。 当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ52百万円減少し、1,962百万円となりました。 当連結会計年度末の資本合計は、前連結会計年度末に比べ1,822百万円減少し、4,033百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて870百万円減少し2,431百万円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、239百万円(前年度は295百万円の増加)となりました。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、921百万円(前年度は432百万円の減少)となりました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、144百万円(前年度は193百万円の減少)となりました。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループは、ソーシャルメディアマーケティング支援事業のSNSマーケティング支援事業及びDaaS事業、Web3関連事業により構成されております。 (グループ全体の振り返り) 当連結会計年度において、生成AIの進展によるデジタル環境の急速な変化や、SNSを取り巻く市場構造の変動が進むなか、当社は国内外で展開する事業ポートフォリオの最適化を進め、外部環境の変化に柔軟に対応できる事業基盤の構築に取り組んでまいりました。 ソーシャルメディアマーケティング支援事業においては、SNSマーケティング市場の成長を背景に、企業の多様なニーズに応えるための進化を続けております。当社の強みであるSNS上のビッグデータの収集・分析・活用を基盤とし、運用代行、広告配信、インフルエンサーマーケティング、メディアなどをワンストップで提供しております。さらに、AIを活用したデータ解析の高度化や新たなツールの導入により、顧客企業との価値共創を深めております。 Web3市場における成長が期待されるなか、当社ではブロックチェーン技術の活用を進め、関連企業やプロジェクトへの投資を通じて知見を蓄積してまいりました。現在、既存事業であるソーシャルメディアマーケティング支援事業で培ったノウハウと、Web3市場での経験を組み合わせることで、Web2とWeb3の融合を目指した新たな取り組みを展開しております。今後もグローバルネットワークの構築を通じて、自社事業間のシナジー創出を進めてまいります。 (事業別の振り返り) (ソーシャルメディアマーケティング支援事業) 1)SNSマーケティング支援事業 当事業は、主に日本国内向けのSNSマーケティング支援から成り立っており、その主なサービスは、SNS広告・SNS運用コンサルティングと、SNS分析ツールがあります。これらのサービスは、当社が保有する膨大なデータと、長年に亘り蓄積してきたSNS分析・運用ノウハウを用いるだけでなく、分析から施策立案、効果測定までを一気通貫・ワンストップでサポートするなど、競争優位性が高いものになっております。 当事業の売上高は2,325百万円(前年度比0.5%増)となりました。SNS広告・SNS運用コンサルティングにおいては、新たなSNS運用の手法や顧客のすそ野の拡大もあり、業績は堅調に推移しております。今後のリスクとしては、経済環境の不安定さや顧客企業の販管費抑制、SNS運営企業の方針変更など、当該市場を取り巻く環境変化への注視が必要です。 当社では、柔軟に対応できる組織体制の構築に加え、積極的な人材採用・育成やAI等のテクノロジーを活用した業務効率化を通じて、生産性の向上を図っております。さらに、サービスラインアップの拡充と、顧客ごとの課題に即した戦略的なSNS活用提案を強化することで、業界及び顧客ニーズの変化を成長機会と捉え、当事業の運営を進めております。 2)DaaS事業 当事業は、当社の米国子会社であるEffyis, Inc.の主にSNSデータアクセス権の販売から構成されております。 当事業の売上高は1,315百万円(前年度比32.6%減)となりました。2024年度に発生した一部データ提供元との契約終了に加え、2025年度に入り、北米市場におけるマクロ環境の変動等の影響を受けて、取引先による契約の見直しが生じ、当連結会計年度も前年度比で売上が減少しました。 しかしながら、当社では特定領域に特化した新規データ商品の整備や、構造化・分析済みデータの提供体制の強化、新たなデータ流通チャネルの開拓を進めており、再現性の高いビジネスモデルへの転換を図っています。また、新規顧客の獲得も継続しており、中長期的な再成長に向けた基盤構築が着実に進展しています。 当連結会計年度では当社の米国子会社であるEffyis, Inc.は引き続き、世界中のソーシャル・ビッグデータを保有するメディアとの間で良好な関係維持に取り組み、安定したデータ提供や新規メディアからのデータアクセス権の契約を獲得しているほか、生成AIやデジタルセキュリティ関連をはじめとする新市場に対する新サービスの提供へも注力してまいります。 (Web3関連事業) 当事業は、Web3関連への投資を行うものであり、Nonagon Capitalを通じてWeb3分野への投資・運用がその主なものです。Nonagon Capitalは、投資収益・投資事業収益の獲得だけでなく、グループ全体における新事業創出のための知見を深めることも目的としております。 当事業の売上高は9百万円(前年度比350.6%増)となりました。これは、前連結会計年度より開始した「Nonagon Report」及び「Nonagon Connect」、並びに当連結会計年度より開始したバリデーター運用支援サービスによるものです。Nonagon Connectは、エンタープライズ向けにWeb3に関するレポート提供、横の繋がりや海外とのネットワークを提供するコミュニティ事業です。新たに開始したバリデーター運用支援サービスでは、国内上場企業が国内外のブロックチェーンのバリデーター運用に参入することを支援するため、運用戦略の立案から技術・法務・会計面のサポートまでを包括的に提供しております。また、当連結会計年度よりDeFi(分散型金融)領域における運用を開始しております。投資活動で培った知見を活かし、ブロックチェーンのノード運営と投資事業に加え、DeFi運用を組み合わせることで相乗効果を高め、安定的な収益基盤の構築を図っております。こうした事業展開を通じて、Web3関連市場の変動が続く中においてもWeb3領域における投資と事業開発の両立を進めてまいります。 セグメント別売上高 セグメント名   サービスの名称   当連結会計年度(自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 売上高(千円)   前年度比(%) ソーシャルメディアマーケティング支援事業   SNS分析ツール   583   0.2 SNS広告・SNS運用コンサルティング   2,325,354   117.9 SNSマーケティング支援事業   2,325,937   100.5 DaaS事業   1,315,612   67.4 小計   3,641,549   85.4 Web3関連事業       9,587   450.6 合計   3,651,137   85.5 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度(自 2024年1月1日至 2024年12月31日)   当連結会計年度(自 2025年1月1日至 2025年12月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) Sprinklr Inc.   413,216   9.7   368,621   10.1 以上の結果、当連結会計年度においては、売上高は3,651百万円(前年度比14.5%減)、売上総利益は1,165百万円(前年度比9.5%減)となりました。販売費及び一般管理費は1,391百万円(前年度比0.9%増)、その他の費用は1,619百万円(前年度比155.9%増)となり、営業損失は1,833百万円(前年度は営業損失705百万円)となりました。 金融費用は185百万円(前年度は10百万円)となり、税引前当期損失は1,990百万円(前年度は税引前当期損失487百万円)、当期損失は1,787百万円(前年度は当期損失564百万円)となりました。EBITDA(営業利益+減価償却費及び償却費)は△1,394百万円(前年度は△268百万円)、調整後EBITDA(営業利益+減価償却費及び償却費+減損損失)は172百万円(前年度比52.6%減)となりました。 (財政状態に関する分析) ・流動資産 当連結会計年度末における流動資産の残高は、3,208百万円となり、前連結会計年度末に比べて698百万円減少いたしました。この主な要因は、預け金の増加などによりその他の流動資産が93百万円増加したこと、未収法人所得税が67百万円増加した一方で、現金及び現金同等物が870百万円減少したことによるものであります。 ・非流動資産 当連結会計年度末における非流動資産の残高は、2,788百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,176百万円減少いたしました。この主な要因は、のれんが914百万円減少したこと、その他の金融資産が171百万円減少したこと、使用権資産が51百万円減少したこと、暗号資産が増加したもののソフトウェアの減少などによりその他の無形資産が36百万円減少したことによるものであります。 ・流動負債 当連結会計年度末における流動負債の残高は、941百万円となり、前連結会計年度末に比べて96百万円増加いたしました。この主な要因は、営業債務及びその他の債務が68百万円増加したこと、借入金が35百万円増加したことによるものであります。 ・非流動負債 当連結会計年度末における非流動負債の残高は、1,021百万円となり、前連結会計年度末に比べて148百万円減少いたしました。この主な要因は、借入金が15百万円増加した一方で、繰延税金負債が113百万円減少したこと、リース負債が49百万円減少したことによるものであります。 ・資本 当連結会計年度末における資本合計の残高は、4,033百万円となり、前連結会計年度末に比べて1,822百万円減少いたしました。この主な要因は、その他の資本の構成要素が110百万円増加した一方で、利益剰余金が1,832百万円減少したこと、自己株式が53百万円増加したことによるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、239百万円(前期は295百万円の増加)となりました。この主な要因は、税引前当期損失1,990百万円に始まり、金融収益27百万円により資金が減少した一方、減損損失1,566百万円、減価償却費及び償却費439百万円、金融費用185百万円、営業債務及びその他の債務の増加77百万円により、資金が増加したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、921百万円(前期は432百万円の減少)となりました。この主な要因は、投資有価証券の売却による収入126百万円により資金が増加した一方、暗号資産の取得による支出616百万円、無形資産の取得による支出412百万円により資金が減少したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、144百万円(前期は193百万円の減少)となりました。この主な要因は、長期借入による収入200百万円により資金が増加した一方、長期借入金の返済による支出148百万円、自己株式の取得による支出53百万円、配当金の支払46百万円により資金が減少したことによるものであります。 b.資本の財源及び資金の流動性 当社グループの事業活動における資金需要の主なものは、運転資金、設備投資資金(主にソフトウェア等)及び暗号資産であり、運転資金需要の主なものは、人件費、外注費及び暗号資産であります。資金需要は手元資金で賄うことを基本としつつ、短期の運転資金の調達のために、必要に応じて変動金利の有利子負債による資金調達を実施しております。 当連結会計年度末における借入金及びリース負債を含む有利子負債の残高は、980百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は2,431百万円となっております。 ③ 重要性がある会計方針並びに重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、IFRSに基づいて作成されております。なお、「重要性がある会計方針並びに重要な会計上の見積り」については、「第5 経理の状況1 連結財務諸表等 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針 4.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載のとおりであります。 ④ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、売上高、売上成長率及び営業利益率を重視しております。当連結会計年度における売上高は3,651百万円、売上成長率は△14.5%(前連結会計年度は△9.9%)であります。営業利益率については、△50.2%(前連結会計年度は△16.5%)となりました。詳細につきましては、「(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容(事業別の振り返り)」をご参照ください。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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