概要
FFRIセキュリティは、サイバー・セキュリティの研究開発を中核とする情報・通信業の企業である。東京都千代田区に本社を置き、2026年3月期の連結売上高は43億円、従業員236名。主力のサイバー・セキュリティ事業では、標的型攻撃対策製品「FFRI yarai」やマルウェア自動解析ツール「FFRI yarai analyzer」を提供し、加えてナショナルセキュリティ・サービスやソフトウェア開発・テスト事業を展開する。
サイバー・セキュリティ事業の三本柱
当社グループの最大事業はサイバー・セキュリティ事業であり、2026年3月期の同事業売上高は約40億円と全体の92%を占めた。同事業は「セキュリティ製品」「ナショナルセキュリティ・サービス」「その他セキュリティ・サービス」の三区分で構成される。セキュリティ製品では、パターンファイルに依存しない完全ヒューリスティック検出技術を搭載した標的型攻撃対策製品「FFRI yarai」系列を主力に、OEM供給や販売パートナー経由で販売する。ナショナルセキュリティ・サービスは官公庁・防衛産業向けの安全保障関連調査・分析・教育等を、その他セキュリティ・サービスは法人向けの開発案件や脆弱性診断を提供する。
ナショナルセキュリティ領域への特化
近年、サイバー安全保障の重要性が高まる中、当社は日本発のサイバー・セキュリティ企業として政府関連機関との連携を強めている。2026年3月期のナショナルセキュリティ・サービス売上高は15.8億円(前期比66.9%増)に達し、経済安全保障重要技術育成プログラム関連案件など国家主導プロジェクトの受注が拡大した。同社はシーズ型研究開発を基本とし、研究成果をBlack Hat等の国際会議で発表する技術力を背景に、政府分科会やサイバーセキュリティ戦略の策定にも関与している。
ソフトウェア開発・テスト事業とグループ体制
ソフトウェア開発・テスト事業は、技術者派遣やソフトウェアテストの計画・設計・実施を提供する。2026年3月期売上高は3.6億円(前期比20%減)と縮小したが、これは一部エンジニアをサイバー・セキュリティ事業に集中的にアサインした影響である。グループは連結子会社2社と持分法適用関連会社1社を有し、うちNTTドコモビジネスとの合弁会社エヌ・エフ・ラボラトリーズはセキュリティ教育・トレーニング需要を取り込み、持分法投資利益が前期比70%増の7435万円となった。
業界の中での役割はサイバーセキュリティ製品・サービスの開発・提供企業。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| サイバー・セキュリティ事業 | 40億円 | 90.9% | 14億円 | 35.0% |
| ソフトウェア開発・テスト事業 | 4億円 | 9.1% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01サイバー・セキュリティ主力
サイバー・セキュリティの基盤となる技術とリサーチ能力を背景に、外部脅威からコンピュータ・システムを守る研究開発企業。セキュリティ脆弱性、マルウェア、車載システム等のIoTセキュリティ、組み込み機器分野に強みを持つ。研究成果は国際カンファレンスで発表し、シーズ型研究開発から製品・サービスを提供。国や政府関連機関と連携し安全保障領域にも注力。
日本発のサイバー・セキュリティ企業として国や政府関連機関と連携
- FFRI yarai
- パターンファイルに依存しない完全ヒューリスティック検出技術により、未知・既知のマルウェアや脆弱性を狙った攻撃を防御する標的型攻撃対策製品。
- FFRI yarai analyzer
- プログラムやファイルを自動解析し、マルウェア混入のリスク判定を行うツール。出荷前検査や被害初動分析、情報流出対策に活用可能。
02ソフトウェア開発・テスト準主力
ソフトウェアの設計・開発・評価・解析などに関わる技術者派遣や、ソフトウェアの不具合を発見・確認するテストの計画・設計・実施を提供。サイバーセキュリティ事業で培った技術を活かし、品質向上とリスク回避を支援する。
製品と技術
パターンファイル不要のFFRI yaraiシリーズ
主力製品「FFRI yarai」は、完全ヒューリスティック検出技術により、マルウェアごとに個別のパターンファイルを作成することなく、未知・既知のマルウェアや脆弱性を狙う攻撃を防御する。同技術はプログラムの構造や動作パターンを解析することで、0-day攻撃にも対応可能である。また、マルウェア自動解析ツール「FFRI yarai analyzer」は、プログラムやファイルを自動解析しリスク判定を行う。これらは主にITセキュリティベンダーやSIer向けにサブスクリプションまたはパーペチュアルライセンスで販売され、2026年3月期にはセキュリティ製品売上高が前期比44.7%増の17.6億円となった。
セキュリティ・サービスと受託研究開発
セキュリティ・サービスでは、脅威調査・分析、脆弱性検査、教育研修、コンサルティング、ハードウェア・ソフトウェアへのセキュリティ対策組み込み受託開発などを提供する。特にナショナルセキュリティ・サービスは、国の安全保障に関する調査研究・分析・人材教育が中心で、政府機関や防衛関連組織を顧客とする。2026年3月期の同事業売上高は15.8億円と全体の36%を占め、経済安全保障重要技術育成プログラムの案件などが寄与した。その他セキュリティ・サービスでは長期契約の獲得によりエンジニア稼働が高水準で推移し、売上高6.5億円を計上している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- サイバー・セキュリティ日本発のサイバー・セキュリティ企業として国や政府関連機関と連携
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
サイバーセキュリティ特化、高成長
情報・通信業に分類され、セキュリティソリューションを提供。売上高は24億円から43億円へ急成長し、営業利益率26〜32%と高収益。同業のソラコムやVRaiN Solutionと比較しても規模は小さいが、専門性の高さで差別化。サイバー攻撃の増加を追い風に、今後も拡大が見込まれる。
強み
- 売上高が3期で2倍近く拡大。営業利益率30%超と極めて高収益。
- サイバーセキュリティに特化し、業界知識と技術で差別化。
- サブスクリプション型サービスが中心で、安定収益が期待できる。
- サイバー脅威の高度化・増加により、セキュリティ需要は拡大基調。
課題
- セキュリティ市場には大手IT企業や多数のスタートアップが参入し競争激化。
- 高度なセキュリティ人材の獲得競争が激しく、成長制約要因に。
- 大口顧客への依存度が高い場合、失注時の影響大。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がFFRIセキュリティ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4051GMOフィナンシャルゲート | 508億円 | 30.5倍 |
| 2 | 3679じげん | 490億円 | 10.7倍 |
| 3 | 9742アイネス | 483億円 | — |
| 4 | 3660アイスタイル | 479億円 | 17.3倍 |
| 5 | 4719アルファシステムズ | 478億円 | 12.7倍 |
| 6 | 3692FFRIセキュリティ | 471億円 | 41.4倍 |
| 7 | 3905データセクション | 468億円 | 17.4倍 |
| 8 | 4323日本システム技術 | 467億円 | 17.7倍 |
| 9 | 5243note | 466億円 | 47.9倍 |
| 10 | 3673ブロードリーフ | 461億円 | 47.6倍 |
| 11 | 4743アイティフォー | 457億円 | 15.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 0件
2013年から始まった財務データの軌跡
開示されている連結財務データは2013年3月期からである。当初の売上高は5億円、当期純利益は1億円と小規模ながら黒字を確保した。翌14年3月期には売上高7億円へ拡大するが、16年3月期には売上高9億円に対し純損失3億円を計上し、研究開発投資の拡大や体制整備が収益を圧迫したとみられる。この赤字期間を経て、17年3月期には売上高15億円、純利益3億円へ急回復し、以降は安定的な黒字を維持している。
売上高が20億円を超えた2023年までの拡大
2018年3月期から2023年3月期にかけて、売上高は17億円から20億円へ緩やかに成長した。この間、純利益は1~2億円台で推移し、大きな変動はない。重要な転機は2021年3月期以降で、サイバー安全保障の政策需要が高まり、ナショナルセキュリティ・サービスの受注が本格化した。2023年3月期の売上高20億円のうち、同サービスの寄与は9.4億円と半数近くを占めるようになる。また、2022年3月期には持分法適用関連会社エヌ・エフ・ラボラトリーズの設立が行われ、セキュリティ教育事業への布石を打った。
2024年から中期経営計画で加速する成長
2024年3月期の売上高は24億円、純利益4億円と過去最高を更新。2025年3月期以降、中期経営計画(第20期~第22期)が始動し、2026年3月期の計画値は売上高43億円、営業利益14億円、純利益11億円と大幅な増収増益を見込む。実際の2026年3月期実績は売上高43.5億円、営業利益13.6億円と計画に迫る。特にセキュリティ製品のOEM販売好調とナショナルセキュリティ・サービスの拡大が牽引し、営業利益率は約31%に達する。
研究開発と人的投資が支える将来戦略
経営方針では、世界トップレベルのセキュリティ・リサーチ・チームの構築を掲げ、研究開発への継続的投資を重視する。2026年3月期の研究開発費の詳細は開示されていないが、シーズ型研究開発の体制を維持し、国家プロジェクトへの参画を通じてさらなる技術蓄積を進める。また、人材の確保と育成を重要課題と位置づけ、給与水準の見直しや社内教育制度の充実を実施。2026年3月期の従業員数は236名と前期から増加しており、成長に伴う人員拡充が進んでいる。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。そのうち2項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高令和11年3月期(第22期)まで70億2,900万円
- 営業利益令和11年3月期(第22期)まで19億5,100万円
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
研究開発の強化と将来脅威への先回り
サイバーセキュリティのコア技術を研究開発し、ニーズ型とシーズ型の両方を推進。攻撃技術の研究から将来の脅威を予測し、プロアクティブな対策製品・サービスを提供する体制を構築する。
- 02
ナショナルセキュリティ領域での事業展開
日本発のサイバーセキュリティ企業として、政府・官公庁や防衛関連組織向けに高品質なサービス・製品を提供。政府プロジェクトを通じて国家のサイバー安全保障に貢献する。
- 03
優秀な人材の確保と育成
給与水準の見直しや公正な評価制度、社内教育制度の充実により優秀な技術者を確保・育成。オフィス環境や労務環境の整備で従業員エンゲージメントを高める。
- 04
ブランディングと差別化
純国産のサイバーセキュリティ研究開発企業としての信頼を活かし、サイバー安全保障領域でのリーディングカンパニーとしての地位を確立。顧客とともに課題解決に取り組む。
- 05
内部管理体制と情報資産管理の強化
事業拡大に対応するため内部管理体制・コンプライアンス体制を強化。ISO/IEC 27001認証を維持しつつ、情報資産管理の継続的強化を図る。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で236人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は766万円で、9期前と比べて+33.7%。平均年齢は38.1歳、平均勤続年数は4.9年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 79 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 89 | — |
| 2019年3月 | 573 | 34.6 | 3.0 | 97 | — |
| 2020年3月 | 585 | 34.3 | 3.2 | 91 | — |
| 2021年3月 | 619 | 34.7 | 3.8 | 106 | — |
| 2022年3月 | 635 | 35.5 | 4.1 | 177 | — |
| 2023年3月 | 643 | 36.1 | 4.4 | 186 | — |
| 2024年3月 | 663 | 36.9 | 4.6 | 199 | — |
| 2025年3月 | 756 | 37.8 | 5.0 | 215 | 372 |
| 2026年3月 | 766 | 38.1 | 4.9 | 236 | 593 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
- 調達5億円令和7年度 政府機関等向け脅威ベースのリスク評価及び侵入テストの調査研究内閣官房 · 2025-03-28
- 調達5,350万円令和7年度GSS運用に係るアプリケーション検査業務デジタル庁 · 2025-05-19
- 調達4,894万円IoT 製品のサプライチェーンリスク調査内閣官房 · 2024-04-17
- 調達4,689万円令和6年度GSS運用に係るアプリケーション検査業務デジタル庁 · 2024-04-12
- 調達4,633万円ソフトウェア耐タンパー技術の有効性評価用装置の製造防衛省 · 2023-06-22
- 調達2,253万円コンピュータ・ウイルスの解析等業務警察庁 · 2019-03-11
- 調達1,882万円コンピュータ・ウイルスの解析等業務警察庁 · 2020-02-18
- 調達1,632万円不正プログラムの解析等業務警察庁 · 2025-02-26
- 調達1,490万円ソフトウェア耐タンパー技術の研究のための評価・解析用装置の改修役務防衛省 · 2022-06-30
- 調達1,365万円不正プログラム分析業務情報処理推進機構 · 2017-12-26
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は43億円、営業利益は14億円。前期と比べると増収増益で、売上が+43.3%、利益が+75.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 51億円 | 43億円 |
| 営業利益 | 15億円 | 14億円 |
| 純利益 | 11億円 | 11億円 |
| 1株あたり配当 | ¥18 | ¥18 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は9億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+125.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 7 | — | — | 2 |
| 2024年1Q | 4 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 6 | 1 | 16.7 | 0 |
| 2024年3Q | 7 | 1 | 14.3 | 2 |
| 2024年4Q | 7 | — | — | 2 |
| 2025年2Q | 10 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年4Q | 20 | 8 | 40.0 | 7 |
| 2026年2Q | 18 | 5 | 27.8 | 4 |
| 2026年4Q | 25 | 9 | 36.0 | 7 |
| 2027年1Q | 9 | 2 | 22.2 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は5億円から43億円へ8.6倍に増えた。直近期の営業利益率は32.6%。売上は5期、純利益は4期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 5 | — | 1 | — | 1 |
| 2014年3月 | 7 | — | 2 | — | 1 |
| 2015年3月 | 9 | — | 2 | — | 2 |
| 2016年3月 | 9 | — | −3 | — | −3 |
| 2017年3月 | 15 | — | 3 | — | 3 |
| 2018年3月 | 17 | — | 3 | — | 2 |
| 2019年3月 | 17 | — | 3 | — | 2 |
| 2020年3月 | 16 | — | 3 | — | 3 |
| 2021年3月 | 16 | — | 3 | — | 2 |
| 2022年3月 | 18 | — | 2 | — | 1 |
| 2023年3月 | 20 | — | 2 | — | 2 |
| 2024年3月 | 24 | — | 5 | — | 4 |
| 2025年3月 | 30 | 8 | 9 | 26.7 | 7 |
| 2026年3月 | 43 | 14 | 15 | 32.6 | 11 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高43億円のうち、営業利益として残るのは14億円で32.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の25.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金39.5%17億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金30.2%13億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益32.6%14億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが14億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは13億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は33億円で、売上の9.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 2 | −1 | 0 | 1 | 3 |
| 2014年3月 | 3 | 0 | 0 | 3 | 5 |
| 2015年3月 | 3 | 0 | 2 | 3 | 10 |
| 2016年3月 | −3 | 0 | 0 | −3 | 7 |
| 2017年3月 | 10 | 0 | 0 | 10 | 18 |
| 2018年3月 | 3 | −1 | 0 | 2 | 20 |
| 2019年3月 | 1 | −2 | 0 | −1 | 19 |
| 2020年3月 | 2 | −1 | 0 | 1 | 20 |
| 2021年3月 | 1 | 0 | — | 1 | 21 |
| 2022年3月 | 0 | −2 | −3 | −2 | 16 |
| 2023年3月 | 3 | 0 | −2 | 3 | 18 |
| 2024年3月 | 4 | −1 | 0 | 3 | 21 |
| 2025年3月 | 6 | −5 | −1 | 1 | 22 |
| 2026年3月 | 14 | −1 | −1 | 13 | 33 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は59億円。このうち返さなくてよい自己資本が38億円で、自己資本比率は64.3%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 6 | 4 | 2 | 60.8 |
| 2014年3月 | 9 | 5 | 4 | 50.8 |
| 2015年3月 | 15 | 9 | 6 | 61.5 |
| 2016年3月 | 11 | 6 | 5 | 53.5 |
| 2017年3月 | 21 | 9 | 12 | 42.9 |
| 2018年3月 | 23 | 11 | 12 | 48.7 |
| 2019年3月 | 24 | 13 | 11 | 55.7 |
| 2020年3月 | 25 | 16 | 9 | 62.9 |
| 2021年3月 | 27 | 18 | 9 | 69.3 |
| 2022年3月 | 25 | 17 | 8 | 70.2 |
| 2023年3月 | 26 | 17 | 9 | 66.6 |
| 2024年3月 | 34 | 22 | 12 | 64.5 |
| 2025年3月 | 43 | 28 | 15 | 64.7 |
| 2026年3月 | 59 | 38 | 21 | 64.3 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中32位あたり、逆に低いのは配当利回りで605社中589位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥5,750で、1年前と比べて-14.6%。過去52週の値幅のなかでは14%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 41.4倍 |
| PER (会社予想) | 40.1倍 |
| PBR | 12.11倍 |
| 配当利回り | 0.31% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月20日に4905円と前日比5.94%上昇したが、1ヶ月では0.91%下落。25日移動平均線5079.2円を下回る状態。75日線5338.2円、200日線7057.55円を大きく下回る。52週高値13800円からは64.5%下落、安値4395円からは11.6%回復。7月15日には5650円まで上昇したが、その後は下落基調。8月14日に4730円まで落ち込んだが、8月20日に反発。出来高は8.64万株と前日比0.9倍、RSIは52.09と中立。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
サイバー攻撃の増加でセキュリティ需要は拡大し、同社は高い成長率を示している。2025/3期予想営業利益率26.67%、2026/3期同32.56%と収益性も良好。強気派はこの高い成長と利益率を評価。弱気派は競争激化による成長鈍化や高PERを懸念。
- 高成長・高収益
2025/3期営業利益率26.67%、売上高も増加
- サイバー需要増
ランサムウェア被害などでセキュリティ需要は堅調
- サブスク収益基盤
継続収入が安定したキャッシュフローを生む
- 2026年3月期の大幅増収増益2026年3月期影響強
売上高43億円(前期比43%増)、営業利益14億円(75%増)
- 高い営業利益率の維持継続影響中
営業利益率32.56%(前期26.67%)と高水準、収益性が強み
- サイバーセキュリティ需要の拡大通年影響中
企業のセキュリティ投資増加で受注拡大、業績成長持続
- ROE33.5%の高収益性評価継続影響弱
高いROEがPBR10.66倍を支え、株価サポート
- 競争激化
国内外の有力ベンダーとの競合でシェア拡大が困難
- 高PER
PER36.6倍と割高で成長鈍化時に修正リスク
- 技術変化対応
セキュリティ技術の陳腐化が速く研究開発負担が大
- PER36.6倍の割高懸念不定影響強
成長鈍化時にバリュエーション修正リスク
- 売上高の一部依存リスク継続影響中
特定顧客や案件への依存度高い場合、失注で業績変動
- 競争激化による利益率低下中期影響中
セキュリティ市場参入増で価格競争、営業利益率低下可能性
- 無配当政策の継続継続影響弱
配当利回り0%、株主還元不足が売り材料
- 売上高成長率
- 高成長の持続性を確認する
- 継続契約率(解約率)
- サブスクモデルの定着度を測る
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり18円で、前期から+28.6%。いまの株価に対する利回りは0.31%。増配か配当維持が2年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2024年3月 | 10 | — | 20.7 |
| 2025年3月 | 14 | 40.0 | 17.6 |
| 2026年3月 | 18 | 28.6 | 14.0 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥18
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ11,416人。区分でいちばん多いのは個人・その他で70.7%。グループ会社や銀行などの安定株主が19.2%を占め、残る80.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 72.5 | 79.3 | 72.3 | 71.2 | 74.4 | 70.7 |
| 金融機関 | 9.9 | 7.7 | 14.9 | 15.1 | 15.3 | 17.4 |
| 外国法人 | 11.0 | 6.6 | 6.0 | 6.2 | 3.9 | 6.7 |
| 自己株式 | — | 1.5 | 3.4 | 3.4 | 3.4 | 3.4 |
| 証券会社 | 5.9 | 5.5 | 5.3 | 5.2 | 5.3 | 3.4 |
| 事業法人 | 0.6 | 0.9 | 1.4 | 2.4 | 1.1 | 1.9 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 鵜飼 裕司 | 23.71 |
| 02 | 金居 良治 | 17.60 |
| 03 | THE BANK OF NEW YORK, TREATY JASDEC ACCOUNT (常任代理人名 株式会社三菱UFJ銀行) | 2.75 |
| 04 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 2.29 |
| 05 | 楽天証券株式会社共有口 | 2.03 |
| 06 | 田中 重樹 | 1.71 |
| 07 | BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC (常任代理人名 株式会社三菱UFJ銀行) | 0.90 |
| 08 | 源利株式会社 | 0.64 |
| 09 | 永田 哲也 | 0.60 |
| 10 | 石山 智祥 | 0.57 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-27GMOインターネットグループ株式会社変更報告5.03%
- 2026-08-26GMOインターネットグループ株式会社新規の大量保有報告5.03%
- 2026-07-10鵜飼 裕司変更報告21.57%-1.04pt
- 2026-07-10鵜飼 裕司新規の大量保有報告20.54%-1.03pt
- 2026-06-23鵜飼 裕司変更報告22.61%-1.10pt
- 2026-06-23鵜飼 裕司新規の大量保有報告21.57%-1.04pt
- 2026-06-10鵜飼 裕司変更報告22.61%-1.10pt
- 2026-06-02鵜飼 裕司新規の大量保有報告22.61%-1.10pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+1394%、1株純資産は14期で+823%。直近期のROEは33.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 9 | 52 | 19.8 | — | — |
| 2014年3月 | 17 | 69 | 28.2 | — | — |
| 2015年3月 | 24 | 118 | 25.2 | 222.9 | — |
| 2016年3月 | −44 | 74 | −46.5 | — | — |
| 2017年3月 | 34 | 108 | 37.2 | 147.0 | — |
| 2018年3月 | 27 | 136 | 20.0 | 137.0 | — |
| 2019年3月 | 25 | 161 | 16.7 | 128.1 | — |
| 2020年3月 | 34 | 194 | 18.9 | 56.2 | — |
| 2021年3月 | 30 | 225 | 14.5 | 72.2 | — |
| 2022年3月 | 15 | 214 | 6.7 | 77.9 | — |
| 2023年3月 | 24 | 221 | 10.8 | 41.6 | — |
| 2024年3月 | 55 | 276 | 22.0 | 36.3 | 20.7 |
| 2025年3月 | 87 | 353 | 27.6 | 39.6 | 17.6 |
| 2026年3月 | 139 | 478 | 33.5 | 43.5 | 14.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額110百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 鵜飼裕司 | 代表取締役社長 | — | 1,942,000 |
| 金居良治 | 専務取締役 最高技術責任者 兼ナショナル・セキュリティ事業本部長 | — | 1,441,600 |
| 田中重樹 | 常務取締役 最高財務責任者 兼経営管理本部長 | — | 140,000 |
| 川原一郎 | 取締役 事業開発及びyarai事業 担当兼事業開発本部長 | — | 3,600 |
| 梅橋一充 | 取締役 製品開発本部長 | — | 2,000 |
| 平山孝雄 | 取締役 監査等委員 | — | — |
| 松本勉 | 取締役 監査等委員 | — | — |
| 山口功作 | 取締役 監査等委員 | — | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 92 | 92 | 18 |
| 社外取締役 | 4 | 18 | 18 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,086字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,957字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク3,618字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,358字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第19期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-25
- 半期報告書半期報告書-第19期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第18期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第18期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第17期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-13
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-13
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-10
- 有価証券報告書有価証券報告書-第16期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-11
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-10
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