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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

プロシップ

Pro-ship Incorporated3763 · Prime · 情報・通信業

固定資産管理に特化した業務ソフトウェア会社。会計・業務ソリューションの開発・販売・保守を手掛ける。

概要

プロシップは、固定資産管理を中心としたERPパッケージソフトウェア「ProPlus」シリーズの開発・販売を行うIT企業である。1969年にコンサルティング会社として創業し、2001年に現社名へ変更。東証スタンダード市場に上場(2016年より市場第二部)。2026年3月期の連結売上高は84億円(予想)、従業員259名。中堅・大企業向けに強みを持ち、サブスクリプションと保守によるストック収益が収益の基盤を支える。

固定資産管理に特化したパッケージソリューション事業

プロシップの主軸事業は「パッケージソリューション事業」である。連結売上高の98%以上を占め、固定資産管理システム「ProPlus固定資産システム」を中核に、減損会計、リース資産管理、設備発注などの関連パッケージを提供する。2027年4月に強制適用される新リース会計基準に対応したSaaSも含まれ、大企業から中堅企業まで幅広い顧客層を持つ。同事業の営業利益率は約35%(2026年3月期予想)と高く、導入後の保守・サブスクリプション収入が安定した収益源となっている。

ストック収益が支える安定した収益構造

プロシップのビジネスモデルは、初期ライセンス販売に加え、年間保守契約やクラウドサービスのサブスクリプションによるストック収益が特徴である。2025年3月期の連結売上高76億円のうち、保守・サブスクリプション収入が約半数を占めると推測される(詳細な内訳は非開示)。このストック収益により、景気変動の影響を受けにくく、高い利益率を維持している。2026年3月期の経常利益率は約36%と予想され、2025年3月期から2029年3月期までの中期計画では経常利益率30%超を目標に掲げる。

連結子会社と中国現地法人によるグループ体制

プロシップは連結子会社1社(株式会社プロシップフロンティア)と非連結子会社2社(普楽希普信息系統(大連)有限公司、浦楽熙普信息科技(上海)有限公司)で構成される。プロシップフロンティアは2011年に受託開発・運用管理事業を承継し、開発の一部を委託。中国大連と上海の子会社は2005年と2013年に設立され、オフショア開発や現地サポートを担う。また、2002年から中国ドリームスコープ社への開発発注も行い、コスト競争力と開発リソースの確保を図っている。

業界の中での役割は業務ソフトウェアベンダー(固定資産管理特化)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
84億円
営業利益
29億円
営業利益率
34.5%
純利益
22億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
パッケージ59億円70.2%
保守24億円28.6%
運用管理等1億円1.2%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01パッケージソリューション主力

固定資産管理を中心とした会計・業務ソリューションのコンサルティング、システム導入、保守。新リース会計基準対応SaaSも含む。連結子会社に開発委託。

主な製品・サービス2
固定資産管理システム(自社製品)
企業の固定資産(有形・無形)の管理・減価償却計算を行う業務パッケージ。
リース会計対応SaaS
新リース会計基準(IFRS16等)に対応したクラウドサービス。

02その他副次

主に他社ソフトウェア製品の仕入販売等。

製品と技術

中核製品「ProPlus固定資産システム」の機能と進化

プロシップの主力製品は「ProPlus固定資産システム」である。有形固定資産や無形固定資産の減価償却計算、資産管理、税務申告対応などを一元管理する業務パッケージ。1980年の「FASPAC-Ⅰ」以来、バージョンアップを重ね、2007年に「Version5」、2016年に「Version6」をリリース。最新版では資産除去債務対応(2009年)、IFRS(国際会計基準)対応も可能。大企業向けにカスタマイズ性が高く、社会インフラ業界(電力、ガス、鉄道)への導入を戦略的に推進している。

新リース会計基準対応SaaSと「ProPlus+」の展開

2027年4月の新リース会計基準(IFRS第16号と同等の日本基準)の強制適用を控え、プロシップはリース会計対応SaaSを提供している。従来のパッケージ版「ProPlusリース資産管理システム」に加え、2024年12月には「ProPlus+」をリリース。これは導入スピードと拡張性に優れたSaaSモデルで、中堅企業やグループ会社の個別対応に適する。また、2013年に開始したクラウドサービス「ProPlus for C-x」も継続的に機能強化し、既存顧客のサブスクリプション移行を促進している。

現場と会計を結ぶ「モノを基軸としたマネジメント・プラットフォーム」への挑戦

プロシップは中長期ビジョンとして、固定資産台帳の「数値データ」と工場・店舗の「実際のモノ」を結びつけるプラットフォームを目指している。その一例が2013年に開発した現物管理ソリューション「ProPlus Pit」である。これは固定資産の現物をタグやQRコードで管理し、棚卸や位置情報を可視化する。さらに、減損会計システム「ProPlus減損会計システム」(2003年)や設備発注システム「ProPlus設備発注システム」(2010年)など、固定資産のライフサイクル全体をカバーする製品群を展開。将来的にはAIやIoTを活用した資産活用度の分析機能も視野に入れている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がプロシップ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 44件

コンサルティング会社として創業し、初の会計パッケージを開発した1969〜1978年

プロシップの前身は1969年4月、東京都新宿区に設立された日本エムアイエス株式会社である。電子計算機の利用診断や導入指導、要員教育などのコンサルティング業務でスタートした。1971年に本社を市ヶ谷へ移転し、ソフトウェア開発業務を開始。1978年6月、会計システムパッケージ「ASPAC-Ⅰ」を開発・販売し、パッケージベンダーとしての第一歩を踏み出す。この頃はまだ固定資産管理に特化しておらず、汎用会計システムが主力であった。

固定資産管理に特化し「FASPAC」シリーズを確立した1980〜1994年

1980年3月、総合固定資産管理システムパッケージ「FASPAC-Ⅰ」を発売。これが後のプロシップのコア技術の原点となる。続いて1982年に資金管理システム「SHIKIN」、1986年に「FASPAC-Ⅱ」を投入し、固定資産管理の分野で専門性を高めた。1994年7月には後継シリーズ「ProPlus」を開発・販売開始し、以降このブランドで製品体系を統一する。この間、1987年に株式会社ライジン、1997年に株式会社アインなどへの資本参加を通じて開発体制を強化し、1998年には中国人学生の採用を開始しグローバル化の準備を進めた。

商号変更と子会社統合による事業再編を進めた2001年前後

2001年5月、株式会社プロシップに商号変更し、本社を千代田区神田司町へ移転。同年には経営効率化のため、株式会社アイン、株式会社ライジン、株式会社ソフトウエア開発センター、株式会社エールから営業を譲り受け、子会社の整理を進めた。特に1999年に設立した子会社エールは清算されている。2002年には株式会社アイピーシステムからも営業譲受し、開発リソースを集約。これにより、それまで複数のグループ会社に分散していたソフトウェア開発機能を一元化し、ProPlusシリーズの開発力を強化した。

株式上場と中国現地法人設立で成長基盤を固めた2005〜2013年

2005年3月、ジャスダック証券取引所に株式を上場。同年4月には中国大連市に普楽希普信息系統(大連)有限公司(プロシップ大連)を設立し、オフショア開発拠点を確保した。2006年には株式会社ライジングプロと株式会社プロシップフロンティアを設立し、事業の一部を分社化。2010年には大阪証券取引所JASDAQに上場(後の東証JASDAQ)、2013年7月の東証・大証統合により東証JASDAQ(スタンダード)に移行している。2013年4月には上海に浦楽熙普信息科技(上海)有限公司(プロシップ上海)を設立し、中国事業を拡大。同年10月にはクラウドサービス「ProPlus for C-x」を開始し、SaaSモデルへの布石を打った。

東証二部市場変更と新リース会計基準対応への注力(2016年以降)

2016年10月、東京証券取引所市場第二部に市場変更。売上高は2017年3月期の41億円から2025年3月期予想の76億円へと拡大し、利益も順調に伸ばしてきた。2024年11月には中期経営計画「Be Hybrid 2028」を公表し、従来のパッケージモデルにSaaSを加えた「ハイブリッドモデル」への転換を打ち出す。2027年4月に強制適用となる新リース会計基準への対応需要を成長の柱と位置づけ、2024年12月には新ソリューション「ProPlus+」をリリース。製品のクラウド化と大企業向けカスタマイズの両立を図っている。

年表44件を開く

1960年代

  • 1969年4月創業東京都新宿区西大久保に日本エムアイエス株式会社を設立、電子計算機利用状況の診断・導入 指導・システム設計指導、電算機要員教育訓練等のコンサルティング業務を開始。

1970年代

  • 1971年1月本社を東京都新宿区市ヶ谷に移転。
  • 1971年8月ソフトウエア開発業務を開始。
  • 1973年8月入力データ作成業務を開始。
  • 1978年6月会計システムパッケージ「ASPAC-Ⅰ」を開発・販売開始。
  • 1979年7月電算関係のマニュアル類の翻訳業務を開始。

1980年代

  • 1980年3月総合固定資産管理システムパッケージ「FASPAC-Ⅰ」を開発・販売開始。
  • 1981年6月総合会計システムパッケージ「DB/DC型ASPAC-Ⅰ」を開発・販売開始。
  • 1982年8月資金管理システム「SHIKIN」を開発・販売。
  • 1986年3月総合固定資産管理システムパッケージ「FASPAC-Ⅱ」を開発・販売開始。
  • 1987年4月ソフトウエア開発業務の拡充を図るため、株式会社ライジンに資本参加。
  • 1987年8月労働者派遣事業の登録。

1990年代

  • 1994年7月総合情報システムパッケージ「ProPlus」シリーズを開発・販売開始。
  • 1996年3月ProPlusリース資産管理システムを開発・販売開始。
  • 1997年7月ソフトウエア開発業務の拡充を図るため、株式会社アインに資本参加。
  • 1998年5月将来の中国進出の準備として、中国人コンピュータサイエンス系学生の新規採用開始。
  • 1999年3月運用管理部門を移管するため、株式会社エールの設立に参加し、子会社とする。
  • 1999年11月販売チャネルの拡大を目的として、日本オラクル株式会社とパートナー契約締結。

2000年代

  • 2001年3月経営の効率化を図るため、株式会社アイン及び株式会社ライジンより営業の譲受。
  • 2001年5月商号変更株式会社プロシップに商号変更するとともに、本社を東京都千代田区神田司町に移転。
  • 2001年6月経営の効率化を図るため、株式会社ソフトウエア開発センターより営業の譲受。
  • 2001年8月経営の効率化を図るため、株式会社エールより営業の譲受。(株式会社エールは清算いたしました。)
  • 2002年7月中国大連市のドリームスコープ社へシステム開発の発注を開始。
  • 2002年12月ソフトウエア開発業務の拡充を図るため、株式会社アイピーシステムより営業の譲受。
  • 2003年12月ProPlus減損会計システムを開発・販売開始。
  • 2004年4月関西営業所(現 西日本支社)を大阪市中央区に開設。
  • 2005年3月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場。
  • 2005年4月創業普楽希普信息系統(大連)有限公司(プロシップ大連)を中国大連市に設立。
  • 2005年4月ProPlus販売管理システムを開発・販売開始。
  • 2006年4月創業株式会社ライジングプロを設立。
  • 2006年4月創業株式会社プロシップフロンティアを設立。
  • 2007年2月ProPlus固定資産システムVersion5を開発・販売開始。
  • 2009年10月ProPlus固定資産システムの資産除去債務対応版を開発・販売開始。

2010年代

  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ (現 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))に上場。
  • 2010年7月ProPlus設備発注システムを開発・販売開始。
  • 2011年4月受託開発・運用管理等事業を株式会社プロシップフロンティアに譲渡。
  • 2011年6月本社を東京都文京区後楽に移転。
  • 2011年10月クラウドサービス「ProPlus for C-x」を提供開始。
  • 2013年4月創業浦楽熙普信息科技(上海)有限公司(プロシップ上海)を中国上海市に設立。
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。
  • 2013年8月現物管理ソリューション「ProPlus Pit」を開発・販売開始。
  • 2013年10月ProPlus賃貸借契約管理システムVersion2を開発・販売開始。
  • 2016年4月ProPlus固定資産システムVersion6を開発・販売開始。
  • 2016年10月東京証券取引所市場第二部に市場変更。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 経常利益率2029年3月期まで30%超
  • 社員1人当たり経常利益2029年3月期まで10百万円超
  • 売上高年平均成長率2025年3月期~2029年3月期の5年間まで17.1%
  • 経常利益年平均成長率2025年3月期~2029年3月期の5年間まで19.1%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    固定資産管理ソリューションの高度化

    世界で最も優れた固定資産管理ソリューションを目指し、固定資産台帳の数値データと実際のモノを結びつける「モノを基軸としたマネジメント・プラットフォーム」へ進化する。

  2. 02

    ハイブリッドモデルの展開

    従来のパッケージモデルに加え、SaaSモデルを組み合わせたハイブリッドモデルを展開し、顧客ニーズに応じて最適なソリューションを提供する。

  3. 03

    新リース会計基準への対応と社会インフラ開拓

    2027年4月強制適用の新リース会計基準需要を確実に捉え、電力・ガス・鉄道等の社会インフラ領域を戦略的注力分野として開拓する。

  4. 04

    人材獲得・育成の強化

    従業員持株会や譲渡制限付株式報酬の継続、教育研修体制の強化、地方拠点(SAGAオフィス)での採用を通じて優秀な人材を確保・育成し、営業・開発体制を強化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で259人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は680万円で、9期前と比べて+24.0%平均年齢は34.7歳、平均勤続年数は8.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月171
2018年3月160
2019年3月54834.38.8165
2020年3月59534.08.6165
2021年3月60333.78.3206
2022年3月59434.28.1201
2023年3月58434.87.9216
2024年3月59434.67.8241
2025年3月61134.58.0258891
2026年3月68034.78.22591,120

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率12.2%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)85.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
本社 — 東京都 千代田区948百万円
パッケージ ソリューション事業 その他事業
西日本支社 — 大阪市 中央区24百万円
パッケージ ソリューション事業
SAGA オフィス — 佐賀県 佐賀市8百万円
パッケージ ソリューション事業
サテライトオフィス — 東京都 千代田区4百万円
パッケージ ソリューション事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱プロシップ フロンティア
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は84億円営業利益29億円前期と比べると増収増益で、売上が+10.5%、利益が+26.1%。

売上高
+10.5%
84億円
営業利益
+26.1%
29億円
純利益
+15.8%
22億円
営業利益率
34.5%
前期比 +4.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高100億円84億円
営業利益33億円29億円
純利益24億円22億円
1株あたり配当¥42¥42

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は25億円、営業利益は9億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+92.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q174
2024年1Q1300.00
2024年2Q17423.53
2024年3Q19631.65
2024年4Q195
2025年2Q31516.14
2025年4Q451840.015
2026年2Q391435.910
2026年4Q451533.312
2027年1Q25936.06

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は34億円から84億円へ2.5倍に増えた。直近期の営業利益率は34.5%。売上は3期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
浦楽熙普信息科技(上海)有限公司(プロシップ上海)を中国上海市に設立。
2013年3月3486
2014年3月35106
2015年3月35127
2016年3月36138
2017年3月411611
2018年3月431510
2019年3月441611
2020年3月511510
2021年3月541812
2022年3月672316
2023年3月661813
2024年3月681913
2025年3月76232430.319
2026年3月84293134.522

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高84億円のうち、営業利益として残るのは29億円34.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は22億円、売上の26.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金42.9%36億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金21.4%18億円
  • その他の費用持分法損益などの調整1.2%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益34.5%29億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
57.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+26.1pt
34.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+19.6pt
26.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+9.1pt
22.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
15.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
39.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが28億円、投資CFが−27億円で、差し引きのフリーCFは1億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は38億円で、売上の5.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月3−3−208
2014年3月10−3−2712
2015年3月10−1−2919
2016年3月10−4−2623
2017年3月1211−62341
2018年3月11−12−2−139
2019年3月9−1−4843
2020年3月17−3−51452
2021年3月9−2−6754
2022年3月23−1−42273
2023年3月11−2−60922
2024年3月14−2−61228
2025年3月15−3−51235
2026年3月28−273138

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は142億円。このうち返さなくてよい自己資本が114億円で、自己資本比率は80.1%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月61511082.8
2014年3月66551182.3
2015年3月72611183.3
2016年3月78661284.6
2017年3月86711582.5
2018年3月95801584.3
2019年3月102881484.8
2020年3月111931883.2
2021年3月1191001983.0
2022年3月1351132282.4
2023年3月86671975.0
2024年3月97762175.1
2025年3月114892576.8
2026年3月1421142880.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
90億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
139億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
28億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中28位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中396位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
22.1%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
34.5%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
80.1%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
10.5%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.0%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,095で、1年前と比べて+36.0%過去52週の値幅のなかでは65%の位置にある。

¥2,095-5.3%1ヶ月+12.2%1年+36.0%時価総額669億円
過去52週の値幅
安値¥1,321高値¥2,520

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)24.0倍
PER (会社予想)23.0倍
PBR4.92倍
配当利回り2.00%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月20日に2430円と前日比+5.47%と上昇。1ヶ月で+38.07%と急騰しており、8月17日には2503円と52週高値を更新。25日線1927円、75日線1754円、200日線1603円を大きく上回る強い上昇トレンド。8月12日以降、出来高が急増し、8月17日には25万株と突出した買いが入った。RSIは74.87と過熱気味で、高値圏での需給の強さが示される。52週安値1321円からは約84%上昇し、業績への期待が膨らんでいる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 45/100)

PER 20.9倍(予想20.0倍)は業界平均29.7倍を下回り割安感があるが、PBR 4.12倍は同平均3.44倍を上回りやや割高。ROE 22.1%と高収益で、配当利回り1.90%は同平均1.25%を上回る。業績好調で成長性は高いが、PBRの水準からほぼ妥当と評価。

指標この会社業種平均
PER (実績)24.0倍47.9倍
PER (予想)23.0倍
PBR4.92倍2.96倍
ROE22.1%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

中堅製造業向けERPの堅調な需要を背景に業績は順調に拡大。サブスクリプション移行で収益の安定性が高まる一方、競合のクラウドERPとの競争激化がリスク。成長持続性を巡って強気と弱気が対立している。

プラスに働く材料7
  • 安定したストック収益

    保守・サブスク収入が売上の約7割を占め、毎期の収益基盤が堅固。

  • 高収益体質

    営業利益率30%超とSaaS企業並みの高水準を達成。

  • 成長余地

    製造業のDX需要は依然大きく、顧客基盤拡大の余地あり。

  • FY26/3売上高84億円、過去最高更新FY2026/3影響

    FY25/3実績76億円から10.5%増、成長軌道継続

  • 営業利益率34.5%へ改善、利益成長加速FY2026/3影響

    FY25/3実績30.3%から4.2pt改善、営業利益29億円

  • ROE22.1%維持、資本効率の高さ継続影響

    ROE22%超は同業を大幅に上回る

  • 予想PER20倍、成長率考慮で割安感継続影響

    FY26/3予想EPS約91円に対しPER20倍

マイナスに働く材料7
  • 競争激化

    クラウドネイティブな競合ERPが増加し、差別化が困難に。

  • 市場成熟

    国内中堅製造業のERP導入は一定普及し、新規開拓が鈍化。

  • 規模の限界

    売上高76億円と小粒で、大型案件獲得にはリソース不足。

  • PBR4.1倍、割高水準で調整リスク継続影響

    PBR4.12倍は同業平均比高く修正入れば下落

  • IT投資サイクルの減速懸念不定影響

    国内IT投資拡大も景気変動で延期リスク

  • 競合との価格競争で利益率悪化継続影響

    中小企業多く価格競争が生じやすい

  • 外国人売りによる需給悪化継続影響

    外国人保有10.2%と高く売り圧力

次の決算で確かめる点
サブスクリプション売上比率
ストック収益拡大の進捗を示す重要指標。
顧客数増加率
新規導入数が成長の原動力。鈍化は市場成熟の兆候。
解約率
長期的な収益安定性を測るため、低解約率の維持が鍵。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり42で、前期から+27.0%いまの株価に対する利回りは2.00%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥42
1株あたり
配当利回り
2.00%
いまの株価に対して
配当性向
45.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1335.5
2018年3月1520.044.4
2019年3月1816.749.2
2020年3月2328.665.8
2021年3月18−22.245.5
2022年3月2542.949.2
2023年3月24−6.048.2
2024年3月256.445.6
2025年3月3226.040.4
2026年3月4027.045.3

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥42

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ12,125人。区分でいちばん多いのは個人・その他75.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が13.4%を占め、残る86.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他45.046.167.870.470.475.3
自己株式0.00.021.121.120.919.4
外国法人22.923.822.415.110.410.2
金融機関4.24.95.29.210.110.0
事業法人27.024.43.53.88.03.4
証券会社0.90.91.21.51.21.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01鈴木 勝喜15.97
02UH Partners 2投資事業有限責任組合5.86
03光通信KK投資事業有限責任組合4.83
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.29
05BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)3.18
06野村信託銀行株式会社(投信口)3.03
07長谷部 政利2.57
08BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/FIM/LUXEMBOURG FUNDS/UCITS ASSETS(常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.97
09光通信株式会社1.56
10STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505224(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.51

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近10
  • 2026-08-12
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    15.78%
    +1.01pt
  • 2026-06-24
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    変更報告
    10.00%
  • 2026-06-22
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    新規の大量保有報告
    10.00%
  • 2026-06-22
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    10.00%
  • 2026-06-22
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    8.88%
    -1.12pt
  • 2026-06-22
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    7.78%
    -1.10pt
  • 2026-06-22
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    6.74%
    -1.04pt
  • 2026-06-22
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    5.79%
    -0.95pt
  • 2026-06-22
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    6.35%
    +0.56pt
  • 2026-05-21
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    6.52%
    +0.43pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−43%、1株純資産は14期で−68%。直近期のROEは22.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月1551,39111.512.348.7
2014年3月1601,48411.111.946.5
2015年3月2031,62113.012.040.7
2016年3月11087813.09.137.1
2017年3月14296815.510.935.5
2018年3月6852913.420.144.4
2019年3月7257213.117.249.2
2020年3月6860511.615.765.8
2021年3月7864312.517.145.5
2022年3月5236015.113.949.2
2023年3月4826314.814.248.2
2024年3月5529719.613.345.6
2025年3月7835224.111.240.4
2026年3月8844322.115.545.3

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額94百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
鈴木資史代表取締役社長 管理本部長52112,000
水野恭併取締役 システム営業本部長4520,000
荻野裕行取締役 ソリューション開発本部長4726,000
巽俊介取締役 システム営業副本部長4439,000
松本千代子取締役(監査等委員)65
長倉正道取締役(監査等委員)7729,000
一政夫東志取締役(監査等委員)638,000
加藤知恵取締役 システム営業副本部長53110,000
三田村善恵取締役(監査等委員)54

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)44138338120
社外取締役411200133

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容536字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社プロシップ)、連結子会社1社及び非連結子会社1社により構成されており、パッケージシステムの開発・販売、SaaSソリューションの提供、システムの運用管理、仕入販売等を事業として行っております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 なお、次の2部門は「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  (1)連結財務諸表  注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 (パッケージソリューション事業) 固定資産管理を中心とした会計・業務ソリューションにおけるコンサルテーションからシステム導入、保守までを含む事業であります。なお、新リース会計基準対応ソリューションを中心としたSaaS事業についても、当連結会計年度においては収益規模等を踏まえ、本部門に含めております。当社は、連結子会社の株式会社プロシップフロンティア、非連結子会社の普楽希普信息系統(大連)有限公司にパッケージ開発業務等の一部を委託しております。 (その他事業) 主に他社ソフトウエア製品の仕入販売等であります。 [事業系統図] 以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,543字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、基本理念として「Speciality for Customer」を掲げ、①情報システム&サービスの特定領域で、プロフェッショナルとして最強のSpeciality(専門性)をグローバル市場で展開する。②より多くの顧客の企業力・競争力向上に貢献し、グローバル高度情報化社会の普及発展に参画し、企業の社会的責任を果たしていく。③組織として高い透明性、ルール性、統治性があり、その活動は徹底した基本をベースに、常に独創性があり、自己責任であり、かつ迅速を旨とし、さらに参画者の自己実現に寄与する。以上のことを基本方針として全社で取り組んでおります。 (2)目標とする経営指標 当社グループは、高成長・高収益企業として発展していくため、様々な指標の中でも利益面を重視しております。2024年11月20日に公表した中期経営計画「Be Hybrid 2028」において、2025年3月期から2029年3月期までの全ての連結会計年度における経常利益率30%超の達成、2029年3月期における社員1人当たり経常利益10百万円超の達成、2025年3月期から2029年3月期までの5年間における売上高年平均成長率17.1%及び経常利益年平均成長率19.1%を目標として掲げております。これらの目標を達成することで、企業価値の向上を図ってまいります。 (3)中長期的な会社の経営戦略 当社グループは、基本理念である「Speciality for Customer」のもと、高い専門性を通じて顧客及び社会に貢献することを大切に事業を推進しております。現在は、「世界で最も優れた固定資産管理ソリューション」を提供することを目指し、飽くなき専門性の追求を通じて、持続的な成長と企業価値の向上に取り組んでおります。 2024年11月20日に公表した中期経営計画「Be Hybrid 2028」において、これまでの固定資産管理ソリューションに特化したビジネスモデル「Best of Breed」のさらなる進化を目指しております。具体的には、大企業特有の独自のニーズに応える従来型の「パッケージモデル」に、導入スピードと拡張性に優れた「SaaSモデル」を加え、顧客ニーズに応じて最適なソリューションを提供する「ハイブリッドモデル」を展開してまいります。 中期的には、2027年4月に強制適用が開始される新リース会計基準の需要を確実に捉え、顧客基盤および収益基盤の充実を図るとともに、戦略的注力分野と位置付ける社会インフラ領域(電力・ガス・鉄道等)の開拓を着実に推進してまいります。 これらの取り組みを踏まえ、さらに長期的には、「世界で最も優れた固定資産管理ソリューション」を目指し、固定資産台帳にある会計や税務の「数値データ」と工場や店舗にある「実際のモノ」を結びつけ、会計と現場をつなぐ「モノを基軸としたマネジメント・プラットフォーム」への進化に取り組んでまいります。モノの価値・活用度を高め、企業が持つ潜在能力を解き放つ新たな価値創造に挑戦してまいります。 (4)今後の経営環境 情報サービス産業においては、DXやAI等のテクノロジーを活用した付加価値生産性の向上、人手不足や働き方改革への対応、海外グループ会社を含めた企業のガバナンス強化等に向けた取り組みが行われております。また、当社が主力とする固定資産ソリューション分野においては、2024年9月13日に、日本会計基準の設定主体である企業会計基準委員会(ASBJ)より、日本会計基準と国際会計基準とのコンバージェンスの一環として、すべてのリースについて資産及び負債を認識する新リース会計基準の内容及び2027年4月以降の会計年度から強制適用となることが公表されました。これらの環境の下、今後も企業によるIT投資需要は堅調に推移するものと見込んでおります。 不安定な国際情勢によるサプライチェーンへの影響、資源価格の高騰による物価上昇や為替変動、自然災害の影響などについては、当社の主力製品である「ProPlus固定資産システム」が大企業を中心としたあらゆる業種に導入されており、今後も安定的な引き合いが見込まれることから、当該世界情勢が当社グループ業績に与える影響は限定的であると考えております。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ソフトウエア業界に限らず、優秀な人材の獲得競争は益々激しさを増しております。当社グループにおいては、従業員持株会の設立や譲渡制限付株式報酬の継続実施等、人事報酬制度の継続的な見直しや教育研修体制の強化、2025年4月に開設したSAGAオフィスを拠点とした地方人材の採用等を通じ、優秀なスタッフの獲得及び育成を進めていくことで、営業及び開発体制をさらに強化してまいります。 当社グループがメインとしている業務アプリケーションシステムの分野においては、新リース会計基準やIFRS(国際会計基準)への対応、海外のグループ会社を含めたガバナンスの強化、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)分野での新しいソリューションの台頭等、顧客の高度で複雑化するシステムニーズへの対応が強く求められております。当社グループにおいては、そうしたユーザニーズにお応えするため、基本理念であるSpeciality for Customerを基軸に、Speciality(専門性)の高い製品・サービスの提供を継続して行ってまいります。具体的には、新リース会計基準やIFRS(国際会計基準)及び海外対応等に向けた継続的な製品のバージョンアップを行う他、2024年12月に新ソリューション「ProPlus+」をリリースする等、従来型のパッケージモデルに、新たなテクノロジーを取り入れたSaaSモデルを加え、顧客の幅広いニーズへの対応力を高めてまいります。
事業等のリスク3,314字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)会計制度の変更、税制等の改正について わが国では制度改正が頻繁に行われており、特に新リース会計基準の強制適用時期は間近となっております。またIFRS(国際会計基準)の強制適用時期は未定ではあるものの、任意適用を選択する企業は増加しております。 このような制度改正やIFRS(国際会計基準)の任意適用の選択等は、ユーザー企業のシステム更新を促す要因となることから、ビジネスチャンスとなりうる反面、既存のパッケージ製品の陳腐化を招く可能性があります。当社グループでは、公認会計士やコンサルティングファームとの連携強化及びSEの会計知識・業務知識のレベルアップを通じて、制度改正に一層柔軟に対応できる開発体制、製品供給体制を構築していく方針でありますが、制度改正に適時適切に対応しきれなかった場合や顧客ニーズに適合した製品の開発・供給が不十分であった場合、あるいは販売競争の激化が一層進展した場合、当社グループの経営成績は影響を受ける可能性があります。 (2)ユーザー企業のシステム投資動向について 当社グループは、業務アプリケーションシステムの開発・販売を中心に行っていることから、当社グループの経営成績は、ユーザー企業のシステム投資動向の影響を受ける可能性があります。 (3)経営成績の偏重等について 会計等に係る業務関連の新システム導入に関しては、新年度からの稼働を望むユーザー企業が多く、特に国内の多くの企業の決算月が3月に集中していることから、当社グループの経営成績は3月の売上及び利益の計上が他の月と比べて高くなる傾向があります。また、カスタマイズを行なったパッケージソフト及び受託開発案件について、ユーザー企業の検収が3月に集中しているため、検収の遅れが発生した場合には、売上及び利益の計上が翌期となる可能性があります。 (単位:百万円) (会計期間)   2026年3月期 第1四半期   第2四半期   第3四半期   第4四半期 売上高   1,806   2,089   2,091   2,386 営業利益   558   845   728   792 経常利益   588   862   793   829 親会社株主に帰属する四半期純利益   413   585   582   642 (4)ユーザー企業のニーズへの対応等について 当社グループが提供しているパッケージシステムは、ユーザー企業の利用状況、資産規模等によって個別のカスタマイズが必要となる場合があります。特に対象となるユーザー企業の規模が大きければ大きいほど、開発・導入にかかる期間が長期化する傾向があります。当社グループでは、これら長期にわたるプロジェクトについては、開発工程あるいは期間毎に契約を行ない、完成部分に対する検収を通じて売上計上を行なうこととしております。しかしながら、システム面での不具合、バグ等を完全に除去することは困難であるため、不具合を解消するための追加的なコストが発生した場合、あるいはユーザー企業側の既存システムにも影響を与えるようなシステムトラブル等が生じた場合、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。 (5)情報セキュリティ対策について 当社グループは、ユーザーのニーズを的確に把握するために、多種多様な重要情報を取扱う機会があります。当社グループは、これらユーザーとの間において守秘義務契約を締結し、重要情報の取り扱いに際しては、当社グループのコンプライアンス関連規程・マニュアル等に則り厳格に運用し、当社グループ内部からの情報漏洩を未然に防ぐ措置を講じております。しかしながら、万一、当社グループによる情報の紛失、破壊、漏洩等の発生、又は外部からの不正手段による当社グループシステムへの侵入等が生じた場合には、当社グループへの損害賠償請求又は信用低下等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)自然災害・感染症等について 地震や台風等の自然災害、未知のコンピューターウイルス、テロ攻撃、システムトラブル又は伝染病といった事象が発生し、当社グループがそれらの影響を受けた場合には、業績に影響を与える可能性があります。当社グループではシステムをクラウドにより管理するなどリスクの分散を図っておりますが、当社グループの拠点地域において、これら自然災害等が発生した場合には多大な損害を被る可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)知的財産権等について 当社グループは、保有する知的財産権、プログラム著作権、高い専門性や技術力及び長年培ってきた業務スキル・ノウハウ等の社内管理体制を強化しております。しかしながら、当社グループがメインとしている業務アプリケーションシステムの分野における技術革新に伴い、当社グループが認識していない知的財産権の成立等により、第三者から知的財産権侵害の訴訟、又は使用差止請求等を受けた場合には、多額の費用と時間がかかることにより、業績に影響を与える可能性があります。 (8)協業及び販売体制について 当社グループの販売形態は、直接ユーザーから受注する直接販売と、システムインテグレーターやコンサルティングファーム等(日本電気㈱、日鉄ソリューションズ㈱、㈱電通総研、NTTコムウェア㈱等)と協同で受注する間接販売があります。直接販売、間接販売ともにユーザーと直接、特定プログラム使用許諾契約を締結し、プログラム著作権は当社グループが留保する形態となっております。 現在、上記のシステムインテグレーターやコンサルティングファーム等とは良好な取引関係を維持しておりますが、何らかの理由で協業・取引関係の維持が困難となった場合、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。 (9)海外展開について 当社グループは、今後の成長戦略の一つと位置付け、海外展開を進めております。新興国の経済発展に伴い、日本と同様に高度なシステムニーズの発生が見込まれることから、当社グループが提供するシステムの販売市場が存在し、それが拡大していくものと考えております。 しかしながら、海外各国の法令制度や取引慣行あるいはインフラの整備状況等により、当社グループの進出に支障をきたす可能性があります。また、事前調査による予想が不可能な事象が発生した場合には、当該投資の回収が見込みどおりに進まず、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)人材の確保、育成について 当社グループが事業拡大を進めていくためには、スキルの高い優秀なスタッフを確保することが重要な要素であると考えております。しかしながら、ソフトウエア業界での人材獲得競争は激しく、業務上必要とされる知識及び経験を備えた人材を確保できないリスクがあります。 当社グループでは、優秀な人材の採用については最重要の課題と認識して取り組んでおりますが、優秀な人材を十分かつ適時に確保できなかった場合及び社内の有能な人材が流出してしまった場合には、今後の事業展開に制約を受けることとなり、業績に影響を与える可能性があります。 (11)譲渡制限付株式について 当社グループは、当社の取締役及び従業員に対して、2025年3月期より、優秀な人材を確保するとともに取締役及び従業員のモチベーションの向上を図るため、譲渡制限付株式報酬の付与を実施しております。 譲渡制限付株式は流動性が低いため、株式の買い占めによる当社の乗っ取りが発生する可能性は一般的に低いものの、そのリスクを全く否定することはできないと考えられます。
経営成績の分析 (MD&A)6,042字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況(以下、「経営成績等」という。)の概要は、次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、賃上げの浸透に伴う個人消費の底堅さや、堅調な企業収益を背景とした設備投資の拡大により、緩やかな景気回復が続きました。一方で、継続的な物価上昇や為替相場の変動に加え、地政学的リスクの長期化による供給網への影響など、先行き不透明な状況が継続しております。 情報サービス産業においては、人手不足の深刻化を背景とした業務効率化ニーズが一段と高まっており、大企業や中堅企業を中心に、生成AIの活用や基幹システムのクラウド移行(SaaS化)といった、競争力強化に向けた戦略的なIT投資が活発に推移いたしました。 このような状況下で当社グループは、主力である固定資産管理ソリューションにおいて、既存顧客のバージョンアップ需要を確実に捉えるとともに、戦略的注力分野であるインフラ業界への導入を強力に推進するなど、大企業や中堅企業の業務効率化、経営管理の高度化に資するソリューションを展開してまいりました。また、人的資本への投資として譲渡制限付株式報酬制度の継続実施や業績に応じた賞与による還元を推進したほか、新リース会計基準への対応を中心に製品機能の戦略的強化を図るなど、未来の稼ぐ力となる人財と製品開発への積極的な投資を継続しております。 こうした事業活動の結果、税金等調整前当期純利益が増加し、連動して法人税等が増加しましたが、報酬アップや採用強化による従業員の増加等の人財への投資により、賃上げ促進税制の適用を受け、負担税額が抑制されました。なお、新リース会計基準の業績への貢献は、翌連結会計年度以降となる見通しです。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は11,730百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,989百万円増加いたしました。これは主に、有価証券が532百万円減少したものの、現金及び預金が2,555百万円増加したことによるものであります。 固定資産は2,509百万円となり、前連結会計年度末に比べ869百万円増加いたしました。これは主に、ソフトウエアが449百万円、投資有価証券が266百万円増加したことによるものであります。 この結果、総資産は14,239百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,859百万円増加いたしました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は2,390百万円となり、前連結会計年度末に比べ345百万円増加いたしました。これは主に、未払金が119百万円、契約負債が212百万円増加したことによるものであります。 固定負債は445百万円となり、前連結会計年度末に比べ4百万円増加いたしました。 この結果、負債合計は2,836百万円となり、前連結会計年度末に比べ350百万円増加いたしました。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は11,403百万円となり、前連結会計年度末に比べ2,509百万円増加いたしました。これは主に、ストックオプションの権利行使により資本金が312百万円、資本剰余金が311百万円増加、自己株式の処分により資本剰余金が287百万円増加、自己株式が296百万円減少、親会社株主に帰属する当期純利益2,224百万円により増加したこと、配当金の支払780百万円等によるものであります。 この結果、自己資本比率は80.1%(前連結会計年度末は76.8%)となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高8,374百万円(前期比10.7%増)、営業利益2,925百万円(同26.7%増)、経常利益3,074百万円(同26.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益2,224百万円(同15.2%増)となりました。 セグメントの業績は次のとおりであります。 (パッケージソリューション事業) パッケージソリューション事業では、主力である固定資産管理ソリューションにおいて、既存顧客のバージョンアップ需要を的確に捉えるとともに、戦略的注力分野であるインフラ業界にて大型案件を強力に推進いたしました。新リース会計基準への対応を見据えた好調な引き合いと、導入プロセスの効率化、人財への投資(スキルアップ)を背景とした要員一人当たりの生産性向上、および全社的な品質管理体制の強化により、案件の大型化に対応しつつ売上原価の抑制を実現したことで、売上高、利益ともに堅調に推移いたしました。 この結果、当連結会計年度の売上高は8,239百万円(前期比11.1%増)、営業利益は2,892百万円(同26.8%増)となりました。 (その他事業) その他事業においては、主にソフトウエア製品の仕入販売等を行っております。 当連結会計年度の売上高は165百万円(前期比10.2%減)、営業利益は31百万円(同19.2%増)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、3,816百万円(前期比10.3%増)となりました。当連結会計年度の各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、2,765百万円(前期比87.6%増)となりました。これは主に、法人税等の支払額866百万円があったものの、税金等調整前当期純利益3,096百万円があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、2,679百万円(前期比745.4%増)となりました。これは主に、定期預金の純増加額2,200百万円、無形固定資産の取得による支出669百万円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果得られた資金は、268百万円(前期は531百万円の資金の使用)となりました。これは主に、配当金の支払額781百万円があったものの、自己株式の処分による収入514百万円、新株予約権の行使による株式の発行による収入535百万円があったことによるものであります。 ③ 受注及び販売の実績 a.生産実績 該当事項はありません。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) パッケージソリューション事業   8,894,853   8.1   6,519,131   10.7 その他事業   143,836   △12.0   70,382   14.3 合計   9,038,690   7.7   6,589,514   10.8 (注)金額は販売価額によっております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   売上高(千円)   前年同期比(%) パッケージソリューション事業   8,239,494   11.1 その他事業   135,055   △9.7 合計   8,374,549   10.7 (注)セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.経営成績 当連結会計年度の連結売上高は、全体的な案件の大型化と要員1人当たりの案件数の増加により、前連結会計年度比10.7%増の8,374百万円(前連結会計年度7,564百万円)となりました。 売上原価については、全社的な品質管理の強化及び生産性向上の取り組みにより、売上原価率が前連結会計年度に比べ1.1ポイント改善し43.0%(前連結会計年度44.1%)となりました。 販売費及び一般管理費については、人財と製品開発への積極的な投資を行ったものの、SaaSソリューション「ProPlus+」の開発が計画内で効率的に進捗したこと等により抑制に成功し、前連結会計年度比3.6%減の1,846百万円(前連結会計年度1,916百万円)となりました。 営業外収益については、金利の上昇と定期預金の増額に伴う受取利息の増加により、前連結会計年度比18.4%増の149百万円(前連結会計年度126百万円)となりました。 特別利益については、当連結会計年度内に行使期間が終了した第9回ストックオプションの失効に係る新株予約権戻入益を計上したことにより、69百万円(前連結会計年度84百万円)となりました。 法人税等については、税金等調整前当期純利益と連動して増加したものの、賃上げ促進税制及び研究開発税制の適用を受けたことにより抑制され、前連結会計年度比49.1%増、872百万円(前連結会計年度585百万円)となりました。 これらの結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比15.2%増の2,224百万円(前連結会計年度1,930百万円)となりました。なお、当社グループは、高成長、高収益戦略を推進し、継続的に経常利益率30%超となるよう取り組んでおります。当連結会計年度の経常利益率については36.7%となりました。 セグメント別の分析については、「4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分 析](1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」の項目をご覧ください。 b.財政状態 当連結会計年度末の資産残高は、前連結会計年度末に比べ、2,859百万円増加し、14,239百万円となりました。これは主に、有価証券が532百万円減少したものの、現金及び預金が2,555百万円、ソフトウエアが449百万円増加したことによるものであります。 負債残高は、前連結会計年度末に比べ、350百万円増加し、2,836百万円となりました。これは主に、未払金119百万円、契約負債が212百万円増加したことによるものであります。 純資産残高は、前連結会計年度末に比べ、2,509百万円増加し、11,403百万円となりました。これは主に、ストックオプションの権利行使により資本金が312百万円、資本剰余金が311百万円増加、自己株式の処分により資本剰余金が287百万円増加、自己株式が296百万円減少、親会社株主に帰属する当期純利益2,224百万円、配当金の支払780百万円によるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載の通りです。 当社グループの資金需要の主なものは、営業活動については、ハードウェア及びソフトウエアの購入費用の他、人件費、外注費、販売費及び一般管理費等であります。投資活動については、事務所賃貸に係る保証金、パッケージ開発に係る費用等であります。 当社グループは、事業運営上必要な資金を安定的に確保する事を基本方針としており、これらの資金需要に対して、自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としております。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高はありません。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度比10.3%増の3,816百万円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、資産・負債及び収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを用いておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。 a.一定の期間にわたり履行義務を充足し収益を認識する受注制作のソフトウエア 当社グループは、受注制作のソフトウエアに関して、当連結会計年度末までの進捗部分について履行義務の充足が認められる開発案件については、主として一定の期間にわたり履行義務を充足し収益を認識する方法(履行義務の充足に係る進捗度の見積りはコストに基づくインプット法)を適用し、プロジェクトの進捗度に応じて売上高を計上しております。当該進捗度は、開発原価総額の見積りに対する連結会計年度末までの実際発生原価の割合に基づき算定しております。開発原価総額の見積りは、プロジェクトの完了時期、投入する要員及び工数等の情報を基に算定しております。 当社グループでは、プロジェクト管理体制を整備し、開発原価の見積りと実績を対比することにより、適時・適切に開発原価総額の見積り及び進捗度の見直しを行っておりますが、開発途中での仕様変更や、想定外の事象の発生等により、見積りと実績に差異が生じる可能性があります。 b.受注損失引当金 当社グループは、受注制作のソフトウエアに関して、開発原価総額が受注契約金額を超える可能性が高く、かつ、その金額を合理的に見積ることができる場合には、その超過すると見込まれる額のうち、当該開発案件に関して既に計上された損益の金額を控除した残額を、損失が見込まれた期の損失として計上し、受注損失引当金を計上しております。 当社グループでは、プロジェクト管理体制を整備し、決算日において将来見込まれる開発原価総額の最善の見積りを行っております。しかしながら、受注制作のソフトウエアに関しては、開発途中での仕様変更や、想定外の事象の発生等により、当初想定していなかった追加的な工数が生じやすい特徴があるため、見積りと実績に差異が生じる可能性があります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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