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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

チェンジホールディングス

CHANGE Holdings, Inc.3962 · Prime · 情報・通信業

DX推進とふるさと納税プラットフォームの2軸。民間・自治体向けにデジタル変革と地方創生を支援

概要

チェンジホールディングスは、2003年創業のIT企業を祖業とする持株会社である。2016年に東証マザーズに上場後、M&Aを積極的に活用し、デジタルトランスフォーメーション(DX)支援とふるさと納税プラットフォーム「ふるさとチョイス」を柱とする企業グループへと成長した。2026年3月期の連結売上収益は528億円、従業員数は1,439人。持株会社体制のもと、NEW-ITトランスフォーメーション事業とパブリテック事業の2セグメントで構成される。

持株会社体制で多角的に展開する2つの事業セグメント

2023年4月に持株会社体制へ移行し、事業会社として株式会社チェンジがNEW-ITトランスフォーメーション事業を承継した。同事業は民間DX・M&A仲介領域とサイバーセキュリティ領域に分かれる。民間DXではAI活用による業務効率化、デジタル人材育成研修、サービスロボット販売、M&A仲介サービス「fundbook」などを提供する。サイバーセキュリティ領域では、子会社イー・ガーディアンがSOC運用や脆弱性診断を担う。もう一方のパブリテック事業は、ふるさと納税ポータル「ふるさとチョイス」を運営する株式会社トラストバンクを中核とし、自治体向けSaaS「LoGoシリーズ」や観光DX、インバウンドマーケティング、物流・地産地消支援などを通じて地方創生を推進する。

M&Aによる事業拡大で売上高が急成長

2018年11月にトラストバンクを子会社化したことでパブリテック事業が本格化し、売上収益は2019年9月期の60億円から2026年3月期には528億円へと約8.8倍に拡大した。同期間の営業利益は134億円(2025年3月期)をピークに112億円(2026年3月期)と増減があるが、いずれも二桁億円の水準を維持している。グループの従業員数は1,439人で、本社は東京都港区虎ノ門に置く。上場は2016年9月に東証マザーズ、2018年9月に市場第一部に変更、2022年4月の市場区分見直しでプライム市場に移行した。

中期経営計画「Digitize & Digitalize Japan」に基づく地方創生の型

中期経営計画「Digitize & Digitalize Japan (Phase3)」では、自治体、地域金融機関、地域企業、メディア、大学・教育機関などのプレーヤーをデジタル技術で活性化・連携させ、独自の地方創生の型を目指すとしている。具体的には、ふるさと納税のプラットフォーム運営に加え、自治体向けSaaSの拡販、カーボンクレジット事業、観光DX、スポーツIP共創事業などに取り組む。2026年4月にはプロバレーボールチーム「フラーゴラッド鹿児島」を運営する株式会社フィールドエックスを子会社化し、スポーツを地域活性化のハブとして機能させる試みも開始している。

サイバーセキュリティ領域への本格参入と業界再編

2023年10月に総合ネットセキュリティ企業のイー・ガーディアン株式会社を子会社化し、サイバーセキュリティ領域に本格参入した。翌12月には中間持株会社「サイリーグホールディングス株式会社」を設立し、セキュリティ業界の再編を推進している。2024年3月にはアイディルートコンサルティングを子会社化し、2025年2月には三井住友フィナンシャルグループ・三井住友海上火災保険と共同で「SMBCサイバーフロント株式会社」を設立。DXに不可欠なセキュリティインフラとして、グループ全体の事業領域を拡大している。

自治体向けSaaS「LoGoシリーズ」の普及拡大

パブリテック事業の公共DX領域では、2019年9月にローンチした自治体向けSaaS「LoGoシリーズ」が成長を牽引する。2026年3月期までに、LoGoチャットの利用自治体数(有償・無償合計)が1,550自治体、LoGoフォームが800自治体を突破した。地方自治体向けの文書管理・電子決裁・申請受付などのクラウドサービスを提供し、行政の業務効率化に貢献している。2022年3月には自治体DX強化を目的に株式会社ガバメイツを設立し、2024年9月には東光コンピュータ・サービスを子会社化するなど、公共分野への投資を加速させている。

業界の中での役割はITソリューションプロバイダ(DX支援・SaaS)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
528億円
営業利益
112億円
営業利益率
21.2%
純利益
69億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2019/9
事業売上構成比利益利益率
パブリテック事業39億円54.9%9億円23.1%
NEW-ITトランスフォーメーション事業27億円38.0%8億円29.6%
投資事業5億円7.0%3億円60.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ニューITトランスフォーメーション(民間DX・M&A仲介・サイバーセキュリティ)主力

AIを活用した業務効率化・デジタル人材育成研修を提供。IoTワークプレイス可視化・サービスロボット販売も展開。M&A仲介サービスも手掛ける。サイバーセキュリティ領域では子会社群による監視・コンサル等を提供。

主な製品・サービス4
DX支援サービス(AI・業務効率化)
AI-OCR・RPA・チャットボット等を活用した業務自動化・デジタル化ソリューション。
デジタル人材育成研修
社員向けのプログラミング・データ分析・DXリテラシー研修プログラム。
M&A仲介サービス(fundbook)
中堅・中小企業向けのM&Aマッチング・アドバイザリー。
サイバーセキュリティサービス(監視・診断・コンサル)
セキュリティ監視センター(SOC)運用、脆弱性診断、セキュリティコンサルティング。子会社イー・ガーディアン等が提供。

02パブリテック(地方創生・公共DX)主力

ふるさと納税ポータル「ふるさとチョイス」の運営が主力。自治体向けSaaS「LoGoシリーズ」(文書管理・申請等)や観光DX、インバウンドマーケティング、物流・地産地消支援等を通じて地方創生・公共DXを推進。

主な製品・サービス3
ふるさとチョイス(ふるさと納税プラットフォーム)
全国の自治体が返礼品を掲載し、利用者が寄附・申込みできるポータルサイト。決済・配送管理機能も提供。
LoGoシリーズ(自治体向けSaaS)
文書管理・電子決裁・申請受付等の行政業務を効率化するクラウドサービス群。
自治体向け観光DX(トラベルジップ等)
観光情報発信・予約・人流分析等のプラットフォーム。

製品と技術

ふるさと納税プラットフォーム「ふるさとチョイス」

パブリテック事業の中核製品が、株式会社トラストバンクが運営するふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」である。全国の自治体が返礼品を掲載し、利用者は寄附・申込みができる。決済・配送管理機能も提供し、自治体の業務負担を軽減する。2025年10月からふるさと納税のポイント付与が廃止されたが、寄付額は前期同水準で堅調に推移した。ガバメントクラウドファンディングや企業版ふるさと納税のサービスも展開し、地方への資金循環を促進している。

自治体向けSaaS「LoGoシリーズ」

公共DX領域の基盤製品が「LoGoシリーズ」である。2019年9月にサービスを開始し、文書管理・電子決裁・申請受付など行政業務を効率化するクラウドサービス群を提供する。代表的なサービスとして「LoGoチャット」と「LoGoフォーム」があり、2026年3月期時点でLoGoチャットの利用自治体数は1,550、LoGoフォームは800を突破した。これらは自治体のデジタル化ニーズに応え、契約数を伸ばしている。

AI活用によるDX支援サービスとデジタル人材育成研修

NEW-ITトランスフォーメーション事業の民間DX領域では、AI-OCR、RPA、チャットボットなどを活用した業務自動化・デジタル化ソリューションを提供する。また、デジタル人材育成研修として、社員向けのプログラミング、データ分析、DXリテラシー研修プログラムを展開。2021年2月にはKDDIと合弁会社「ディジタルグロースアカデミア」を設立し、研修コンテンツの強化を図った。BPOビジネスにおいてもAI活用による生産性向上を進めている。

「fundbook」によるM&A仲介サービス

2024年12月に完全子会社化した株式会社fundbookは、中堅・中小企業向けのM&Aマッチング・アドバイザリーサービスを提供する。事業承継型M&A支援を強化し、地方企業の活性化を目指す。大手金融機関とのアライアンスにより案件組成を強化しており、経験豊富なコンサルタントのフォローアップ体制で成約率向上を図っている。グループ全体として、人材不足に対応するための総合的なソリューションの一つとして位置づけられている。

サイバーセキュリティサービス群(監視・診断・コンサル)

子会社イー・ガーディアンを中核に、セキュリティ監視センター(SOC)運用、脆弱性診断、セキュリティコンサルティングを提供する。2023年12月に設立したサイリーグホールディングスを通じて、セキュリティ業界の再編を推進。2025年2月にはSMBCサイバーフロントを設立し、企業向けのサイバーセキュリティ対策支援を強化した。AI時代の新たなリスクに対応したガバナンス構築コンサルや、製造業向けセキュリティサービスの販売強化にも取り組んでいる。

IoTワークプレイス可視化とサービスロボット販売

2021年3月に子会社化した株式会社ビーキャップは、IoTによるワークプレイス可視化に強みを持つ。オフィスや工場の空間利用状況をセンサーで計測し、効率的なレイアウト変更や空調制御などを支援する。2022年10月に子会社化した株式会社DFA Roboticsは、サービスロボットの販売・導入支援を行う。これらは人手不足解消のためのDXツールとして、製造業や小売業界などへの拡販が進んでいる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

売上500億円超で業界最大手、利益率も高い

売上500億円超と同業他社で最大規模。営業利益率28.88%(2025年3月期)と高収益を達成し、業界内で確固たる地位を築く。競合ペイクラウド(売上100億円規模、利益率6%)やその他小型企業と比較し、規模・収益性で圧倒的優位。政府DX関連など成長分野へ積極投資し、さらなる拡大を図る。

強み

  • 売上500億円超、豊富な経営資源で大規模プロジェクト対応可
  • 営業利益率28%超、効率的な事業運営で高い利益を創出
  • 大手企業・官公庁との取引実績、信用力で新規獲得に有利
  • 高い収益力でM&Aや研究開発に積極投資、持続的成長が可能

課題

  • 売上規模が大きく、高成長維持には大型案件依存が不可避
  • 新興企業の台頭で、価格競争や技術競争が激化する可能性
  • 優秀なエンジニアの確保・育成が課題、離職防止も重要

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がチェンジホールディングス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13636三菱総合研究所817億円8.0倍
24326インテージホールディングス814億円45.1倍
38157都築電気788億円11.7倍
45036日本ビジネスシステムズ782億円11.2倍
53632グリーホールディングス750億円17.6倍
63962チェンジホールディングス739億円10.0倍
73817SRAホールディングス736億円10.9倍
82170リンクアンドモチベーション733億円44.5倍
9166Aタスキホールディングス720億円12.8倍
103687フィックスターズ692億円38.6倍
113763プロシップ669億円24.0倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

ITコンサルティングと人材研修で創業した2003年

2003年4月、大阪府大阪市北区に株式会社チェンジが設立された。創業時の事業はITプロジェクト等のコンサルティングとIT人材育成研修であり、同年12月には東京オフィスを開設。その後、業務拡張に伴い本社を東京都港区表参道(2005年2月)、外苑前(2005年5月)、渋谷区宮益坂(2006年7月)、渋谷区並木橋(2008年2月)と転々と移転し、2014年9月に現在の港区虎ノ門に落ち着いた。創業から10年以上にわたり、IT人材の育成とコンサルティングを主力に成長を続けた。

東証マザーズ上場から市場第一部への昇格

2016年9月、東京証券取引所マザーズに株式を上場した。上場からわずか2年後の2018年9月には市場第一部に市場変更を果たし、成長性が市場に評価された。上場時の売上収益は16億円(2016年9月期)であったが、その後のM&A戦略により規模が急拡大する。2022年4月の東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、プライム市場へ移行。現在もプライム市場に上場している。

トラストバンクの子会社化でパブリテック事業を開始

2018年11月、ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」を運営する株式会社トラストバンクを子会社化し、パブリテック事業が始動した。これにより、従来のITコンサルティング主体の事業構成から、地方創生・公共DXの領域へ大きく舵を切った。2020年10月には株式交換によりトラストバンクを完全子会社化し、同事業の経営基盤を固めた。トラストバンクの子会社化は、その後の売上高急成長の原動力となる。

M&Aで事業領域を拡大した2020年代前半

2020年2月にFintech分野の株式会社Orbを子会社化したのを皮切りに、2021年3月にはIoTワークプレイス可視化の株式会社ビーキャップ、2022年10月にはサービスロボット販売の株式会社DFA Roboticsを子会社化。2023年1月には自治体向け観光DXの株式会社トラベルジップを子会社化。同年4月には持株会社体制へ移行し、商号を株式会社チェンジホールディングスに変更するとともに、公共向けSaaSの株式会社ガバナンステクノロジーズを子会社化した。この間、売上収益は2020年9月期の105億円から2023年3月期の200億円へと倍増した。

サイバーセキュリティ業界再編と新会社設立ラッシュ

2023年10月にイー・ガーディアン株式会社を子会社化し、サイバーセキュリティ領域に本格参入。同年12月には中間持株会社サイリーグホールディングスを設立し、業界再編を加速した。2024年3月にアイディルートコンサルティングを子会社化。2025年2月には三井住友FG等と共同でSMBCサイバーフロントを設立し、企業向けセキュリティ対策支援を強化。同年12月にはM&A仲介の株式会社fundbookを完全子会社化し、事業承継型M&A支援も加えた。2025年4月にはグリヴィティを設立しふるさと納税物流を強化、6月にはジーグラビティを設立し中央省庁向け事業を開始するなど、矢継ぎ早に新会社を立ち上げている。

地方創生の新たな柱:カーボンクレジットとスポーツIP共創

2024年9月、森林組合向け業務システムを手掛ける東光コンピュータ・サービスを完全子会社化し、カーボンクレジット事業に進出。2026年3月期までにJ-クレジットを累計35万トン取得した。2025年7月にはストリートダンスチーム運営のPERF株式会社を子会社化し、地域イベントや学校教育を通じた地方創生を開始。2026年4月にはプロバレーボールチーム「フラーゴラッド鹿児島」を運営するフィールドエックスを子会社化し、スポーツを地域経済活性化のハブとする地域IP共創事業を本格化させた。これらは中期経営計画に沿った多角的な地方創生の取り組みである。

2025年~2026年の組織体制変更とガバナンス強化

2025年6月、監査等委員会設置会社へ移行し、コーポレートガバナンスの強化を図った。これは持株会社体制下でのグループ管理体制の高度化と今後の成長基盤強化が目的である。同年8月にはインバウンドマーケティングの株式会社Onwordsを子会社化し観光事業を強化。2026年4月にはフィールドエックスの子会社化に加え、陸上自衛隊のDX支援など官公庁向けサービスの拡大も進んでいる。グループは2026年3月期に売上収益528億円、営業利益112億円、最終利益69億円を計上し、引き続きM&Aと新規事業立ち上げによる拡大路線を継続している。

年表35件を開く

2000年代

  • 2003年4月創業大阪府大阪市北区に株式会社チェンジを設立 ITプロジェクト等のコンサルティングビジネス及びIT人材を育成する研修ビジネスを開始
  • 2003年12月東京オフィスを東京都港区表参道に開設
  • 2005年2月本社を東京都港区表参道に移転
  • 2005年5月業務拡張のため、本社を東京都港区外苑前に移転
  • 2006年7月業務拡張のため、本社を東京都渋谷区宮益坂に移転
  • 2008年2月業務拡張のため、本社を東京都渋谷区並木橋に移転

2010年代

  • 2014年9月業務拡張のため、本社を東京都港区虎ノ門に移転
  • 2016年9月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2018年9月東京証券取引所市場第一部に市場変更
  • 2018年11月M&Aふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」を運営する株式会社トラストバンクを子会社化し、パブリテック事業を開始

2020年代

  • 2020年2月M&AFintech分野に高いノウハウを有する株式会社Orbを子会社化
  • 2020年10月M&A株式交換により株式会社トラストバンクを完全子会社化
  • 2021年2月KDDI株式会社と共同でデジタル人材育成の強化を目的に合弁会社である株式会社ディジタルグロースアカデミアを設立
  • 2021年3月M&AIoTによるワークプレイスの可視化に強みを有する株式会社ビーキャップを子会社化
  • 2022年3月創業自治体DXの強化を目的に株式会社ガバメイツを設立
  • 2022年3月SBIホールディングス株式会社と資本業務提携契約を締結
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場へ移行
  • 2022年10月M&Aサービスロボットに高いノウハウ及び販売実績を有する株式会社DFA Roboticsを子会社化
  • 2023年1月全国の自治体への営業・マーケティング力に強みを持つ株式会社ホープを持分法適用会社化
  • 2023年1月M&A自治体向け観光分野に強みを有する株式会社トラベルジップを子会社化
  • 2023年4月商号変更持株会社体制へ移行し商号を株式会社チェンジホールディングスに変更 NEW-ITトランスフォーメーション事業を株式会社チェンジに吸収分割により承継
  • 2023年4月M&A公共向けSaaS型ソリューション群モデルやプラットフォームモデル等のサービス領域の強化を目的に株式会社ガバナンステクノロジーズを子会社化
  • 2023年10月M&Aサイバーセキュリティ領域へ事業領域を広げるため総合ネットセキュリティ企業であるイー・ガーディアン株式会社を子会社化
  • 2023年11月創業DXや情報セキュリティなどの領域において地方自治体の様々な課題の解決策を提供することを目的に株式会社アップクロースを設立。
  • 2023年12月創業サイバーセキュリティ企業のM&Aを推し進めサイバーセキュリティ業界の再編を行うための中間持株会社であるサイリーグホールディングス株式会社を設立
  • 2024年3月M&ADXとセキュリティ対策の両面をカバーしIT戦略策定から実行までを支援するアイディルートコンサルティング株式会社を子会社化
  • 2024年9月M&A全国の森林組合が採用する業務システム等の開発を手掛けカーボンクレジット領域での新規事業開発に注力している東光コンピュータ・サービス株式会社を完全子会社化
  • 2024年12月M&A事業継承型M&A支援で地方企業の活性化を目指すことを目的にM&A仲介を行う株式会社fundbookを完全子会社化
  • 2025年2月創業株式会社三井住友フィナンシャルグループ・三井住友海上火災保険株式会社と企業のサイバーセキュリティ対策支援を目的にSMBCサイバーフロント株式会社を設立
  • 2025年4月創業株式会社トラストバンクのSCM事業を分社化しふるさと納税における物流関連事業の強化を目的に株式会社グリヴィティを設立
  • 2025年6月創業中央省庁に対して多種多様なサービス及びプロダクトの提供を行うことを目的に株式会社ジーグラビティを設立
  • 2025年6月グループ管理体制及び今後のさらなる成長を実現するための経営基盤を強化することを目的に監査等委員会設置会社へ移行
  • 2025年7月M&Aダンスで地域イベントや学校教育を通じて地方創生に貢献することを目的に国内トップレベルのストリートダンスチームを運営するPERF株式会社を完全子会社化
  • 2025年8月M&A観光事業の強化とインバウンドを起点とした地方創生の推進を目的に株式会社Onwordsを子会社化
  • 2026年4月M&A地域スポーツの発展と地方創生の実現を目的にプロバレーボールチーム「フラーゴラッド鹿児島」を運営する株式会社フィールドエックスを子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    NEW-ITトランスフォーメーション事業の強化

    AI活用によるBPOの生産性向上や新規サービス投入、M&A仲介のアライアンス強化・成約率向上、AI研修コンテンツ強化によるDX提案、製造・小売向けDXツールの拡販、サイバーセキュリティはパートナー強化と新リスク対応のガバナンス構築・プロダクト開発を推進。

  2. 02

    パブリテック事業の強化

    ふるさと納税の返礼品開発と企業版・ガバメントクラウドファンディング強化、観光ソリューションやカーボンクレジット、地域IP共創事業に注力。公共DXではLoGoシリーズの有償アカウント拡大と中央省庁案件の獲得、自治体業務データ基盤活用による営業基盤構築を進める。

  3. 03

    グループシナジーの強化

    グループ各社のケイパビリティを活かし、AX・DXコンサルティングや教育研修のノウハウ、自治体・民間・金融機関ネットワークを活用したシナジー創出に注力する。

  4. 04

    内部管理体制及び経営基盤の強化

    事業拡大に伴い高度化する管理機能に対応するため、従業員教育の充実と優秀人材の確保により内部管理体制を強化。監査等委員会設置会社への移行を完了し、取締役会の監督機能強化とグループ経営の効率化を継続。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 11期分

グループ全体で1,439人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は1,106万円で、10期前と比べて+59.9%平均年齢は41.6歳、平均勤続年数は4.1年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月53
2017年9月67
2018年9月73
2019年9月69235.34.8140
2020年9月70036.54.4220
2021年9月73137.44.5305
2022年3月74937.44.4328
2023年3月71836.24.6475
2024年3月98740.84.81,069
2025年3月98241.44.51,448925
2026年3月1,10641.64.11,439778

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社20(国内 20 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 — 東京都 港区等1,335百万円
NEW-IT事業
本社 — 東京都 目黒区475百万円
パブリテック事業
本社 — 東京都港区196百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社トラストバンク(注)2
    東京都品川区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ビーキャップ
    東京都港区
    議決権71.3%
  • 国内
    株式会社ガバメイツ
    愛媛県松山市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社DFA Robotics
    東京都港区
    議決権79.3%
  • 国内
    株式会社チェンジ
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社トラベルジップ
    東京都渋谷区
    議決権65.0%
  • 国内
    イー・ガーディアン株式会社(注)4、5
    東京都港区
    議決権52.5%
  • 国内
    株式会社アップクロース
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    サイリーグホールディングス株式会社
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    アイディルートコンサルティング株式会社(注)3
    東京都千代田区
    議決権91.9%
  • 国内
    東光コンピュータ・サービス株式会社
    秋田県大館市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社fundbook
    東京都港区
    議決権100.0%
残りのグループ会社8社を開く
  • サードリー株式会社東京都港区67%
  • 株式会社グリヴィティ東京都港区100%
  • 株式会社ジーグラビティ東京都港区100%
  • PERF株式会社東京都港区100%
  • 株式会社Onwords東京都港区90%
  • 株式会社ディジタルグロースアカデミア東京都港区50%
  • 株式会社ホープ(注)1,2福岡市中央区19%
  • SBIホールディングス株式会社(注)東京都港区37%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    R7年度建設工事公告資料作成支援業務
    防衛省 · 2026-02-27
    4,940万円
  • 調達
    2900490042「ICTスキル総合習得プログラム」の開発に係る調査研究等について
    総務省 · 2017-05-17
    3,300万円
  • 調達
    平成29年度商取引適正化・製品安全に係る事業(AIを活用した製品事故情報の分析業務の高度化に関する調査)
    経済産業省 · 2017-12-18
    2,600万円
  • 調達
    3000490267スマートシティのセキュリティに関する調査等の請負
    総務省 · 2018-12-21
    1,368万円
  • 調達
    DX取組事例の拡充及びDX推進モデルの改善
    情報処理推進機構 · 2019-08-08
    1,100万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は528億円営業利益112億円前期と比べると増収減益で、売上が+13.8%、利益が-16.4%。

売上高
+13.8%
528億円
営業利益
-16.4%
112億円
純利益
-8.0%
69億円
営業利益率
21.2%
前期比 -7.7%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高584億円528億円
営業利益120億円112億円
純利益70億円69億円
1株あたり配当¥26¥26

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は109億円、営業利益は5億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+113.7%、営業利益は−28.6%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q453
2024年1Q51713.79
2024年2Q963637.522
2024年3Q1416042.639
2024年4Q82−27
2025年2Q1653823.021
2025年4Q2999632.154
2026年2Q2232511.216
2026年4Q3058728.553
2027年1Q10954.61

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 16期分

2012年3月期からの16期で、売上は10億円から528億円へ52.8倍に増えた。直近期の営業利益率は21.2%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
2012年3月1010
2013年3月91−1
2014年3月1010
2014年9月710
2015年9月1411
東京証券取引所マザーズに株式を上場 / この期から会計基準が日本基準からIFRSに変わりました。前後の数値は単純に比較できません
2016年9月1621
2017年9月2032
ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」を運営する株式会社トラストバンクを子会社化し、パブリテック事業を開始
2018年9月
2019年9月60105
Fintech分野に高いノウハウを有する株式会社Orbを子会社化
2020年9月1054220
IoTによるワークプレイスの可視化に強みを有する株式会社ビーキャップを子会社化
2021年9月1575941
自治体DXの強化を目的に株式会社ガバメイツを設立
2022年3月1014631
DXや情報セキュリティなどの領域において地方自治体の様々な課題の解決策を提供することを目的に株式会社アップクロースを設立。
2023年3月2005739
DXとセキュリティ対策の両面をカバーしIT戦略策定から実行までを支援するアイディルートコンサルティング株式会社を子会社化
2024年3月3707343
株式会社三井住友フィナンシャルグループ・三井住友海上火災保険株式会社と企業のサイバーセキュリティ対策支援を目的にSMBCサイバーフロント株式会社を設立
2025年3月46413412728.975
地域スポーツの発展と地方創生の実現を目的にプロバレーボールチーム「フラーゴラッド鹿児島」を運営する株式会社フィールドエックスを子会社化
2026年3月52811211021.269

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高528億円のうち、営業利益として残るのは112億円21.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は69億円、売上の13.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金45.5%240億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金33.7%178億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益21.2%112億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
54.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+12.8pt
21.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+6.4pt
13.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+2.7pt
15.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
6.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
9.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 12期分

2026年3月期は営業CFが73億円、投資CFが−28億円で、差し引きのフリーCFは45億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は262億円で、売上の6.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2014年9月1−20−12
2015年9月10−113
2016年9月12338
2017年9月3−10210
2019年9月1−3056−2938
2020年9月46−3−54376
2021年9月38−1217526277
2022年3月37−8−229304
2023年3月−11−7916−90230
2024年3月121−137178−16384
2025年3月78−14113−63302
2026年3月73−28−8445262

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 16期分

2026年3月期の総資産は1,056億円。このうち返さなくてよい自己資本が468億円で、自己資本比率は44.3%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年3月83533.1
2013年3月72530.1
2014年3月62438.7
2014年9月83536.6
2015年9月84446.7
2016年9月129368.4
2017年9月1411375.9
2018年9月2316772.5
2019年9月114595551.2
2020年9月171809146.6
2021年9月3943058977.3
2022年3月4273359278.4
2023年3月52936516468.9
2024年3月93839554342.1
2025年3月1,04941255339.3
2026年3月1,05646850844.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
262億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
295億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
508億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
90
/ 100
安定性自己資本比率30 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中92位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中462位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
15.8%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
21.2%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
44.3%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
13.8%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.6%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,000で、1年前と比べて-12.0%過去52週の値幅のなかでは35%の位置にある。

¥1,000-2.4%1ヶ月+6.8%1年-12.0%時価総額739億円
過去52週の値幅
安値¥888高値¥1,210

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)10.0倍
PER (会社予想)9.6倍
PBR1.54倍
配当利回り2.60%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は25日線(930.3円)を+4.3%上回り、75日線(930.2円)も上回る。200日線(988.4円)は下回るが、接近中。52週高値1333円から-27.2%、安値888円からは+9.2%。直近1カ月で+4.2%上昇、7/16は前日比+0.21%と小幅続伸。RSIは62.0と中立。出来高は6/29に453,200株の急増後、高水準を維持。週足は上昇基調。200日線突破が焦点。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERが9.73倍と業界平均30.18倍を大きく下回り、極めて割安です。PBRも1.44倍と業界平均3.51倍を下回り、資産価値に対しても割安感があります。ROE15.78%は業界平均を上回り、収益力も良好です。ただし、配当利回り0%と無配で、株主還元は行われていません。2026年3月期の営業利益減少予想がやや懸念材料です。

指標この会社業種平均
PER (実績)10.0倍47.9倍
PER (予想)9.6倍
PBR1.54倍2.96倍
ROE15.8%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

強気派は、DX需要の拡大と自治体業務効率化の流れを追い風に、高成長が続くと期待。2025/3期は営業利益率28.88%と利益率も高く、時価総額716億円に対して売上高500億円超とバリュエーションも割安とみる。弱気派は、2026/3期の営業利益率が21.21%と低下見込みで、保守・運用案件の比率上昇により利益率が低下する構造的課題を指摘。また、競合の増加と案件単価の下落リスクも懸念。

プラスに働く材料7
  • DX需要の強い追い風

    自治体・医療分野のDX投資は今後も拡大。案件パイプラインは豊富。

  • 高い営業利益率

    2025/3期は28.88%と業界トップクラス。付加価値の高いサービスを提供。

  • 割安なバリュエーション

    PER9.7倍、PBR1.4倍。成長率を考慮すれば割安で、増益が続けば株価上昇余地あり。

  • 2026年3月期売上高528億円で過去最高2026年3月期影響

    売上高528億円、前期比14%増。成長軌道続く

  • 営業利益率28.9%の高収益維持2025年3月期実績影響

    営業利益134億円、利益率28.9%。高収益体質を証明

  • PER9.7倍と割安感現在影響

    PER9.7倍は成長企業として割安。バリュエーション修正余地

  • M&Aによる事業拡大期待不定影響

    過去M&A実績あり。資金余力活用で新規ドメイン獲得の可能性

マイナスに働く材料7
  • 利益率の低下懸念

    2026/3期の営業利益率は21.21%と前期比▲7.67pt低下。構造的な利益率低下リスク。

  • 競合の増加と価格競争

    DX市場に多数のプレイヤーが参入し、価格競争が激化している。

  • M&A依存の成長

    過去の成長はM&Aに支えられてきた面があり、統合リスクやのれん償却負担が懸念。

  • 2026年3月期営業利益減少予想2026年3月期影響

    営業利益112億円、前期比16%減。収益減速懸念

  • 競争激化によるマージン低下継続影響

    IT業界競争激化で価格圧力。利益率維持が課題

  • 人材流動性リスク継続影響

    優秀な技術者流出でプロジェクト遅延の恐れ

  • 株価低迷で信用リスク現在影響

    1年で14%下落。下落トレンド継続なら投資家離れ

次の決算で確かめる点
営業利益率
利益率のトレンドが事業の競争力と収益性を示す。低下が続くか注目。
案件単価・稼働率
コンサル・SIの収益性を測る。単価上昇や高稼働が続けば強気根拠に。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり26で、前期から+10.0%いまの株価に対する利回りは2.60%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥26
1株あたり
配当利回り
2.60%
いまの株価に対して
配当性向
28.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2022年3月5763.1
2023年3月10122.2154.2
2024年3月1987.0
2025年3月2111.847.3
2026年3月2310.028.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥26

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ35,735人。区分でいちばん多いのは個人・その他50.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が43.2%を占め、残る56.8%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年9月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他71.352.936.247.345.650.5
事業法人0.820.430.833.535.736.0
金融機関10.011.217.811.210.87.2
自己株式0.80.80.80.85.85.8
外国法人16.314.114.06.16.14.2
証券会社1.51.31.21.71.82.0
外国人個人0.10.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01SBIホールディングス株式会社34.95
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.55
03神保 吉寿3.85
04福留 大士3.02
05伊藤 彰1.71
06石原 徹哉1.70
07金田 憲治1.64
08須永 珠代1.62
09株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.33
10高橋 範光1.23

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 16期分

1株利益は15期で+1700%、1株純資産は16期で+590%。直近期のROEは15.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年3月6975.8
2013年3月−1979
2014年3月139214.9
2014年9月1710916.6
2015年9月3113825.4
2016年9月4226919.4106.3
2017年9月3616723.8118.7
2018年9月61
2019年9月1618712.760.2
2020年9月3312629.7128.8
2021年9月5942321.439.7
2022年3月434639.746.4763.1
2023年3月5350411.044.0154.2
2024年3月5954611.221.3
2025年3月10759218.511.747.3
2026年3月10067215.89.328.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額172百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
福留大士代表取締役兼 執行役員社長502,229,500
伊藤彰取締役兼 執行役員副社長501,262,000
山田裕取締役兼 執行役員CFO Corporateユニット長56682,500
松本壮志取締役46
滝川佳代取締役54
久保剛彦取締役 監査等委員(常勤)66
矢治博之取締役 監査等委員65
小出隆造取締役 監査等委員67

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)313113144
社外取締役541418

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,904字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、「Change People、Change Business、Change Japan」をミッションに掲げ、「生産性をCHANGEする」というビジョンのもと、「人×技術」で日本の生産性を飛躍的に向上させ、人口減少下の日本を持続可能な社会にするため、ビジネスモデル・業務プロセスのデジタル化及びデジタル人材の育成支援などの事業を展開し、創業以来、多くの顧客のデジタル化ニーズに対してソリューションを提供しております。 具体的な事業内容としては、デジタル人材の育成支援や業務プロセスの革新及びデジタル化、M&A仲介、そしてサイバーセキュリティ領域を担うNEW-ITトランスフォーメーション事業、ふるさと納税プラットフォーム及び自治体向けのデジタル化サービスによって地方創生の推進をミッションとするパブリテック事業の2つの事業を柱としております。 当社は中期経営計画「Digitize & Digitalize Japan (Phase3)」において、様々なデジタル技術の活用を行い自治体、地域金融機関、地域企業、メディア、大学・教育機関などの各プレーヤーの活性化と連携を推し進め、当社グループ独自の地方創生の型を目指すとともに地方の様々な課題の解決を通じ企業価値の向上に取り組んでおります。また、更なるコーポレートガバナンスの強化を図るべく監査等委員会設置会社へ移行し、経営基盤の強化に取り組んでおります。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 (1)NEW-ITトランスフォーメーション事業の内容 NEW-ITトランスフォーメーション事業は、民間DX・M&A仲介領域とサイバーセキュリティ領域に分かれます。 民間DX・M&A仲介領域においては、株式会社チェンジを中心に、AIをはじめとするテクノロジーを活用したサービス及びデジタル人材の育成研修を通してDXを推し進めております。また、2021年3月にIoTによるワークプレイスの可視化に強みを有する株式会社ビーキャップを子会社化、2022年10月にサービスロボットに高いノウハウ及び販売実績を有する株式会社DFA Roboticsを子会社化、さらにはM&A仲介を行う株式会社fundbookを子会社化し、常態化する日本の人材不足に総合的に対応する体制を整えております。 サイバーセキュリティ領域においては、DXを推し進める上で必要不可欠なインフラであるという認識のもと、NEW-ITトランスフォーメーション事業の事業領域を拡大し、サイバーセキュリティ業界の再編を進めるべく、2023年10月にイー・ガーディアン株式会社を子会社化し、2023年12月にセキュリティ業界の再編の中核となる中間持株会社のサイリーグホールディングス株式会社を設立いたしました。また、2024年3月にアイディルートコンサルティング株式会社を子会社化し、サイバーセキュリティ業界での事業展開を加速させております。 (2)パブリテック事業の内容 パブリテック事業は、地方創生領域と公共DX領域に分かれます。 地方創生領域においては、ふるさと納税のプラットフォーム「ふるさとチョイス」を主力事業とする株式会社トラストバンクを2018年11月に子会社化しました。また、2023年1月には自治体向け観光分野に強みを有する株式会社トラベルジップを子会社化したほか、2025年4月にはふるさと納税にかかる物流関連や食材の地産地消を目指す事業を行う株式会社グリヴィティ、2025年8月には自治体・民間向けのインバウンドマーケティングを行う株式会社Onwordsと次々に子会社化を図りながら地方の資金循環をもたらすことで地方創生を推し進めております。 公共DX領域においては、2019年9月に自治体向けSaaSサービスであるLoGoシリーズをローンチし、2022年3月に自治体DXの強化を目的に株式会社ガバメイツを設立、2024年9月に東光コンピュータ・サービスを子会社化するなど、公共DX領域への投資と成長を加速させております。2025年6月には株式会社ジーグラビティを設立し、地方自治体向けだけでなく中央省庁に対する多種多様なサービス及びプロダクトの提供を通じて公共DXを推し進めるべく事業を展開しております。 [事業系統図] 当社グループの事業系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,042字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 今後、我が国は2070年に国民の約2.4人に1人が65歳以上の高齢者となるという世界で類を見ない超高齢化社会になることが予測されております。人口は東京一極集中が続いており、地方自治体においては、厳しい財政状態・人口減少の課題に直面し、職員数が減少しているにもかかわらずその業務負担は増加傾向にあり、行政サービスを支えるべくデジタルトランスフォーメーション(以下「DX」といいます。)による業務効率化が必要不可欠となっております。また、高市新政権が発足し、防衛やサイバーセキュリティ、食料安全保障など様々な分野に対するリスクや社会課題に戦略的に投資を行う「危機管理投資」や、地方の潜在力を引き出す「地域未来戦略」が掲げられるなど、新たな政策の方向性が示され、国内では次なる成長に向けた投資と取り組みが本格化しつつあります。 そのような環境の中、当社グループにおいては「Change People、Change Business、Change Japan」をミッションに掲げ、「生産性をCHANGEする」というビジョンのもと、「人×技術」で日本の生産性を飛躍的に向上させ、人口減少下の日本を持続可能な社会にするため、ビジネスモデル・業務プロセスのデジタル化及びデジタル人材の育成支援などの事業を展開し、創業以来、多くの顧客のデジタル化ニーズに対してソリューションを提供しております。 (2)事業戦略 当社グループは中期経営計画「Digitize & Digitalize Japan (Phase3)」において、様々なデジタル技術の活用を行い、自治体、地域金融機関、地域企業、メディア、大学・教育機関などの各プレーヤーの活性化と連携を推し進め、当社グループ独自の地方創生の型を目指すとともに、地方の様々な課題の解決を通じ企業価値の向上に取り組んでおります。また、更なるコーポレートガバナンスの強化を図るべく監査等委員会設置会社へ移行し、経営基盤の強化に取り組んでおります。 ① NEW-ITトランスフォーメーション事業 NEW-ITトランスフォーメーション事業のうち民間DX・M&A仲介領域においては、BPOビジネスはAI活用による生産性向上を図りながら新規BPO領域への拡大・新規サービスの投入、M&A仲介はアライアンス強化でリード獲得の量と効率性を改善、経験豊富なコンサルタントのフォローアップ体制で成約率向上、研修・コンサルビジネスはAI研修コンテンツ強化や現場業務のAI活用によるDX提案に注力、DXツールビジネスは、製造業の現場や小売業界への拡販に注力してまいります。また、サイバーセキュリティ領域においては、提携パートナー強化による顧客層拡大や、AI時代の新たなリスクに対応したガバナンス構築コンサルやセキュリティプロダクトの開発・展開、製造業向けのサイバーセキュリティサービスの販売強化を行ってまいります。 ② パブリテック事業 パブリテック事業のうち地方創生領域においては、ポイント禁止の追い風を受ける個人版ふるさと納税に加えて、ガバメントクラウドファンディング®や企業版ふるさと納税を強化しシェア向上による売上成長を目指し、インバウンドプロモーションを含めた観光分野やスポーツIP共創事業でサービスの幅を拡充してまいります。また、公共DX領域においては、LoGoシリーズは有償アカウント・契約団体数の継続成長、準公共分野への拡大、文教ICT事業はガバメントクラウド等の公共ICT需要による堅調な成長、公共BPR・コンサルビジネスは中央省庁の案件の獲得強化や自治体業務データ基盤を活用した営業基盤獲得の進展を図ってまいります。 (3)経営環境 当社グループに関係する市場環境については、AI技術の急速な発展と人手不足により都市部だけでなく全国で生産性・効率性向上のニーズの高まりがあるほか、不安定な国際情勢を背景に防衛やサイバーセキュリティ分野への需要拡大もあり、政府は「危機管理投資」としてこれらのリスクや社会課題への戦略的投資を推進しています。このような状況は、様々なデジタル技術の活用で地方創生に貢献していく当社グループにとって、ポジティブな事業環境であると認識しています。 (4)当社グループの体制、顧客基盤、販売網 「第1 企業の概況 3 事業の内容」に記載の[事業系統図]をご参照ください。 (5)当社グループの主要製品・サービスの内容 「第1 企業の概況 3 事業の内容 (1)NEW-ITトランスフォーメーション事業の内容、(2)パブリテック事業の内容」をご参照ください。 (6)対処すべき課題 当社グループは、更なる事業拡大及び成長を加速させるために、以下の点を対処すべき重要な課題と認識し、取り組んでまいります。 ①NEW-ITトランスフォーメーション事業の強化 NEW-ITトランスフォーメーション事業のうち、民間DX・M&A仲介領域では、AIの利活用促進によって人手不足解消に資する多様なソリューションを提供し、M&A仲介事業でのアライアンス強化に取り組んでまいります。また、サイバーセキュリティ領域では、総合サイバーセキュリティ企業としての地位を築くべく、提携等によるセキュリティ分野の営業チャネルとソリューション強化を図ってまいります。 ②パブリテック事業の強化 パブリテック事業のうち、地方創生領域では、ふるさと納税事業での魅力的な返礼品開発に加え、ガバメントクラウドファンディング、企業版ふるさと納税の深耕により収益基盤を構築し変化の激しい競争環境を勝ち抜くほか、観光分野でのソリューション強化やカーボンクレジット事業の拡大、そしてスポーツを地域経済活性化のハブとして機能させる地域IP共創事業に注力してまいります。また、公共DX領域では、これまで培った自治体営業力と自治体BPRコンサルの強みを活かした新たな分野への展開や、中央省庁を含めた大型案件の受注拡大に取り組んでまいります。 ③グループシナジーの強化 グループ各社のケイパビリティを活かし多くのシナジーを生み出すことが、今後の当社の成長・企業価値向上にとって重要であると考えております。特に株式会社チェンジや株式会社トラストバンクが持つAX・DXコンサルティングや教育・研修のノウハウ、自治体・民間企業・金融機関とのネットワークを活かして、グループ会社間でのシナジーを創出することに注力してまいります。 ④内部管理体制及び経営基盤の強化 当社グループの事業規模の拡大に伴い、内部管理体制として求められる管理機能の範囲が拡大し、また専門的なスキル及び知見も高度化しております。それらに対処すべく、従業員に積極的に教育機会を提供するほか、採用市場における競争力を高め優秀な人材を確保することで内部管理体制の充実を図ります。また、取締役会から執行陣への権限委譲を通じた意思決定の迅速化、取締役会における経営方針・経営戦略を中心とした審議を一段と充実させることによる取締役会の監督機能の強化及びグループ経営の効率化を図ることを目的に監査等委員会設置会社へ移行しており、引き続き経営基盤の強化に取り組んでまいります。
事業等のリスク2,122字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性がある事項には、以下のようなものがあります。なお文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2026年6月24日)現在において当社グループが判断したものであります。なお、各リスクが顕在化する可能性の程度や時期については合理的に予見することが困難であるため記載しておりませんが、当社グループはこれらのリスクに関する管理体制を「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等」に記載のとおり整備し、リスクマネジメント活動を行っております。 (外部環境リスク) ① 景気動向及び業界動向の変動による影響について NEW-ITトランスフォーメーション事業は、企業を取り巻く環境や企業経営の効率化などの動きにより、関連市場が今後急速に拡大すると予測されるものの、各種新技術に対する投資抑制の影響を受ける可能性があります。また、経済情勢の変化に伴い事業環境が悪化した場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。こうした外部環境の変化への対応策として、市場動向や新しい技術のモニタリングを通じて、迅速な経営判断を行い、経営資源の最適化を図ることで対応を行ってまいります。 ② 公的規制について 株式会社トラストバンクが行うふるさと納税に関するサービスにつきましては、ふるさと納税制度が所得税法や地方税法で定める寄附金控除など法律に基づくものであり、今後の税制改正等により当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。こうした公的規制への対応策として、ふるさと納税制度の理念に沿って、返礼品の自主ガイドラインの設定、災害に被災した地方団体へ寄付を通じた災害支援の提供、ガバメントクラウドファンディングによる社会性の高い施策への寄付を実現する仕組みの提供など、ふるさと納税制度が持続的な制度となるよう取り組んでおります。 (財務リスク) ③ 減損損失について 当社グループで買収した子会社等における事業計画の未達、マーケットの信用不安や金利の急激な上昇による割引率の上昇などにより減損損失を計上した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。こうした減損リスクへの対応策として、取締役会、経営会議における買収価格の適切性に関する議論や、買収後の事業計画実現に向けたPMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)に注力しております。 ④ 為替変動について 当社のセキュリティソフトウエアをはじめとしたNEW-ITトランスフォーメーション事業関連製品は、海外系ベンダーの製品が含まれ、海外からの仕入の大半が米ドル建決済となっているため、日本円と米ドル間の為替相場が円安傾向となった場合、その時点の市場競争状況いかんでは、かかる増加分を適正に当社の販売価格に反映できず、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。こうした為替変動リスクへの対応策として、仕入債務に対して為替予約等の対策を講じ、適宜、国内販売価格の見直しを行っております。 (コンプライアンスリスク) ⑤ 個人情報を含めた情報管理体制について 当社グループはシステム開発・運用又はサービス提供の遂行過程において、顧客の機密情報や個人情報を取り扱います。また、社内の日常業務を遂行する過程においても、役員及び従業員に関する個人情報に接する機会があります。機密情報・個人情報が外部流出や消失するような事態が生じた場合には、当社グループの社会的信用に与える影響は大きく、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。こうした情報漏洩等のリスクへの対応策として、システム上のセキュリティ対策に加え、当社及び当社グループの一部では、情報セキュリティマネジメントシステム「ISO/IEC27001(JISQ27001)」を取得しており、当該公的認証に準拠した情報セキュリティ関連規程類を整備し、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の運営、維持、改善に努めております。また、当社グループの一部では、プライバシーマークの認証を取得しております。 (人材リスク) ⑥ 人材の確保及び育成について 当社グループは、今後退職者の増加や採用の不振等により必要な人材を確保することができない場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。こうした人材リスクへの対応策として、積極的・戦略的に優秀な人材の獲得を進め、採用した人材及び既存の社員に対し、社内各種制度及び教育制度の充実等の施策を実施しております。 ⑦ 社内特定人物への事業運営の高依存について 代表取締役兼執行役員社長である福留大士は、当社グループの経営方針の決定、事業運営において極めて重要な役割を果たしております。何らかの理由により業務遂行が困難になった場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。こうしたリスクへの対応策として、優秀な経営人材の採用、育成に努めてまいります。
経営成績の分析 (MD&A)6,682字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 経営成績等の概要 2024年12月に行われた株式会社fundbookとの企業結合について、前連結会計年度末において暫定的な会計処理を行っておりましたが、当連結会計年度に確定したため、前連結会計年度との比較・分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による見直し後の金額を用いております。 (1)経営成績 当連結会計年度の経営成績は次のとおりです。 今後、我が国は2070年に国民の約2.4人に1人が65歳以上の高齢者となるという世界で類を見ない超高齢化社会 になることが予測されております。人口は東京一極集中が続いており、地方自治体においては、厳しい財政状態・人口減少の課題に直面し、職員数が減少しているにもかかわらずその業務負担は増加傾向にあり、行政サービスを支えるべくデジタルトランスフォーメーション(以下「DX」といいます。)による業務効率化が必要不可欠となっております。また、高市新政権が発足し、防衛やサイバーセキュリティ、食料安全保障など様々な分野に対するリスクや社会課題に戦略的に投資を行う「危機管理投資」や、地方の潜在力を引き出す「地域未来戦略」が掲げられるなど、新たな政策の方向性が示され、国内では次なる成長に向けた投資と取り組みが本格化しつつあります。 そのような環境の中、当社グループにおいては「Change People、Change Business、Change Japan」をミッションに掲げ、「生産性をCHANGEする」というビジョンのもと、「人×技術」で日本の生産性を飛躍的に向上させ、人口減少下の日本を持続可能な社会にするため、ビジネスモデル・業務プロセスのデジタル化及びデジタル人材の育成支援などの事業を展開し、創業以来、多くの顧客のデジタル化ニーズに対してソリューションを提供しております。 具体的な事業内容としては、デジタル人材の育成支援や業務プロセスの革新及びデジタル化、M&A仲介、そしてサイバーセキュリティ領域を担うNEW-ITトランスフォーメーション事業、ふるさと納税プラットフォーム及び自治体向けのデジタル化サービスによって地方創生の推進をミッションとするパブリテック事業の2つの事業を柱としております。 当社は中期経営計画「Digitize & Digitalize Japan (Phase3)」において、様々なデジタル技術の活用を行い、自治体、地域金融機関、地域企業、メディア、大学・教育機関などの各プレーヤーの活性化と連携を推し進め、当社グループ独自の地方創生の型を目指すとともに、地方の様々な課題の解決を通じ企業価値の向上に取り組んでおります。また、更なるコーポレートガバナンスの強化を図るべく監査等委員会設置会社へ移行し、経営基盤の強化に取り組んでおります。 当連結会計年度の経営成績は次のとおりです。 NEW-ITトランスフォーメーション事業につきましては、グループ内でのシナジーを高めるべくグループ会社間での連携を深めるとともに、M&Aや資本業務提携を中心とした成長投資を継続しております。民間DX・M&A仲介領域においては、BPOビジネスはAI活用による生産性向上を進め、M&A仲介は大手金融機関とのアライアンスにより案件組成を強化しており、ロボティクスやビーコンなどのDXツールビジネスは顧客獲得が進み堅調に推移しております。サイバーセキュリティ領域においては、提携を中心に営業チャネルやサービスラインを強化する取り組みが着実に進展しております。国内大手企業での相次ぐインシデント発生によりサイバーセキュリティに対する関心がより一層高まっており、その需要を取り込むべく事業推進を行っております。なお、前連結会計年度においては、株式会社ディジタルグロースアカデミアの持分法適用会社化により、一過性の株式の再評価益1,569百万円を計上いたしました。 パブリテック事業につきましては、地方自治体のDXや地域の経済循環に向けた取り組みによる地方創生を推し進 めております。地方創生領域においては、2025年10月からふるさと納税のポイント廃止があったものの、ふるさと 納税の寄付額は前連結会計年度に対し同水準と堅調に推移しました。インバウンドでは株式会社Onwordsの連結子 会社化、カーボンクレジットにおいても東北・北関東の森林組合と契約を締結し、J-クレジットを累計35万トン取 得するなど事業が順調に進展しつつあります。さらに2026年4月にはプロバレーボールチーム「フラーゴラッド鹿 児島」を運営する株式会社フィールドエックスを連結子会社化し、スポーツを地域経済活性化のハブとして機能さ せる地域IP共創事業を開始しました。公共DX領域においては、地方自治体向けSaaSビジネスであるLoGoチャット及 びLoGoフォームが引き続きユーザーからの高い評価を得て契約数が増加し、LoGoチャットの有償・無償を合わせた 利用自治体数が1,550自治体を突破し、同じくLoGoフォームも800自治体を突破いたしました。また、新たな注力分 野である官公庁向けのサービスでは、陸上自衛隊のDX支援を幅広く行うなど今後の拡大に向けた取り組みが広がっ ております。 これらの結果、当連結会計年度の売上収益は52,827百万円(前期比13.9%増)、営業利益は11,225百万円(前期比16.4%減)、税引前利益は11,020百万円(前期比12.9%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は6,937百万円(前期比7.1%減)となりました。 セグメントの業績は、以下のとおりであります。 (Ⅰ)NEW-ITトランスフォーメーション事業 NEW-ITトランスフォーメーション事業につきましては、グループ内でのシナジーを高めるべくグループ会社間での連携を深めるとともに、M&Aや資本業務提携を中心とした成長投資を継続しております。民間DX・M&A仲介領域においては、BPOビジネスはAI活用による生産性向上を進め、M&A仲介は大手金融機関とのアライアンスにより案件組成を強化しており、ロボティクスやビーコンなどのDXツールビジネスは顧客獲得が進み堅調に推移しております。 サイバーセキュリティ領域においては、提携を中心に営業チャネルやサービスラインを強化する取り組みが着実に進展しております。国内大手企業での相次ぐインシデント発生によりサイバーセキュリティに対する関心がより一層高まっており、その需要を取り込むべく事業推進を行っております。なお、前連結会計年度においては、株式会社ディジタルグロースアカデミアの持分法適用会社化により、一過性の株式の再評価益1,569百万円を計上いたしました。 この結果、当連結会計年度におけるNEW-ITトランスフォーメーション事業の売上収益は23,841百万円(前期比14.6%増)、セグメント利益は3,257百万円(前期比45.6%減)となりました。 (Ⅱ)パブリテック事業 パブリテック事業につきましては、地方自治体のDXや地域の経済循環に向けた取り組みによる地方創生を推し進めております。地方創生領域においては、2025年10月からふるさと納税のポイント廃止があったものの、ふるさと納税の寄付額は前連結会計年度に対し同水準と堅調に推移しました。インバウンドでは株式会社Onwordsの連結子会社化、カーボンクレジットにおいても東北・北関東の森林組合と契約を締結し、J-クレジットを累計35万トン取得するなど事業が順調に進展しつつあります。さらに2026年4月にはプロバレーボールチーム「フラーゴラッド鹿児島」を運営する株式会社フィールドエックスを連結子会社化し、スポーツを地域経済活性化のハブとして機能させる地域IP共創事業を開始しました。公共DX領域においては、地方自治体向けSaaSビジネスであるLoGoチャット及びLoGoフォームが引き続きユーザーからの高い評価を得て契約数が増加し、LoGoチャットの有償・無償を合わせた利用自治体数が1,550自治体を突破し、同じくLoGoフォームも800自治体を突破いたしました。また、新たな注力分野である官公庁向けのサービスでは、陸上自衛隊のDX支援を幅広く行うなど今後の拡大に向けた取り組みが広がっております。 この結果、当連結会計年度におけるパブリテック事業の売上収益は29,591百万円(前期比13.1%増)、セグメント利益は14,156百万円(前期比8.5%増)となりました。 (2)キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ4,004百万円減少し、26,181百万円となりました。 各キャッシュ・フローの状況と主な要因は、次のとおりです。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動による資金の増加は、7,253百万円(前年同期は7,836百万円の増加)となりました。これは主に、税引前利益11,020百万円の計上によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、2,844百万円(前年同期は14,081百万円の減少)となりました。これは主に、連結範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出990百万円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動による資金の減少は、8,415百万円(前年同期は1,324百万円の増加)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出6,517百万円及び配当金の支払い1,454百万円によるものであります。 生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 当社は、生産に該当する事項がありませんので、生産実績に関する記載はしておりません。 ② 受注実績 NEW-ITトランスフォーメーション事業   販売までの期間が1年以内の受注は販売と概ね連動しているため、記載は省略しています。 パブリテック事業   主な事業であるプラットフォームビジネスについては、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 他ビジネスについては販売までの期間が1年以内の受注は販売と概ね連動しているため、記載は省略しています。販売までの期間が1年超の受注については、第5 経理の状況 連結財務諸表注記30をご参照ください。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績は次のとおりであります。 報告セグメント   事業領域   売上収益(百万円)   前年同期比(%) NEW-ITトランスフォーメーション事業   民間DX・M&A仲介   20,253   14.2 サイバーセキュリティ   3,587   17.4 パブリテック事業   地方創生   23,085   3.7 公共DX   6,505   66.5 調整額   その他   111   - 報告セグメント間   △ 716   - 合計       52,827   13.9 (注)1.各事業領域の売上収益には、他セグメントへの内部取引分を含んでおります。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がいないため記載を省略しています。 3.当連結会計年度において、販売実績に著しい変動がありました。その内容等については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績」をご参照ください。 経営者の視点による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 (1)財政状態の分析 (資産) 当連結会計年度末における流動資産は49,339百万円となり前連結会計年度末と比較して483百万円減少しました。これは主に、現金及び現金同等物が4,004百万円減少したこと及び営業債権及びその他の債権が3,602百万円増加したことによるものです。また、非流動資産は56,265百万円となり前連結会計年度末と比較して1,227百万円増加しました。これは主に、のれんが960百万円増加したことによるものです。 以上の結果、資産合計は105,605百万円となり前連結会計年度末と比較して744百万円増加しました。 (負債) 当連結会計年度末における流動負債は24,728百万円となり前連結会計年度末と比較して1,317百万円増加しました。これは主に、非流動負債から営業外未払金を振り替えたこと等によりその他の流動負債が413百万円増加したことによるものです。また、非流動負債は26,095百万円となり前連結会計年度末と比較して5,743百万円減少しました。これは主に、社債及び借入金が5,101百万円減少したことによるものです。 以上の結果、負債合計は50,824百万円となり前連結会計年度末と比較して4,426百万円減少しました。 (資本) 当連結会計年度末における資本は54,781百万円となり前連結会計年度末と比較して5,170百万円増加しました。これは主に、親会社の所有者に帰属する当期利益6,937百万円の計上及び配当金1,454百万円の支払いによるものです。 (2)経営成績の分析 (売上収益) 当連結会計年度において、売上収益は52,827百万円(前期比13.9%増)となりました。増加の主な要因は、前連結会計年度期中に子会社化した株式会社fundbookの通期での取り込み及び当連結会計年度に子会社化した株式会社Onwordsの売上収益によるものです。 (売上総利益) 当連結会計年度において、売上原価は23,994百万円(前期比17.1%増)となりました。その結果、売上総利益は28,832百万円(前期比11.4%増)となりました。 (営業利益) 当連結会計年度において、販売費及び一般管理費は17,766百万円(前期比33.0%増)、ソフトウェア等に係る減損損失55百万円、貸倒引当金繰入額17百万円、その他の収益は149百万円(前期比26.8%減)、その他の費用は109百万円(前期比6.3%増)となりました。この結果、営業利益は11,225百万円(前期比16.4%減)となりました (税引前利益) 金融収益は356百万円(前期同期20百万円)となりました。これは主に投資有価証券の評価益によるものです。 金融費用は561百万円(前期比28.9%減)となりました。これは主に支払利息によるものです。 以上の結果、税引前利益は、11,020百万円(前期比12.9%減)となりました。 (親会社の所有者に帰属する当期利益) 当期利益は7,180百万円(前期比9.7%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は6,937百万円(前期比7.1%減)となりました。 (3)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(以下「連結財務諸表規則」という。)第312条の規定によりIFRS会計基準に準拠して作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しております。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要性のある会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性のある会計方針 4.重要な会計上の見積り及び判断」に記載しております。 (4)資本の財源及び資金の流動性 当社グループの主な資金需要は、運転資金のほか、M&A・資本業務提携、新規事業開発、優秀な人材採用、マーケティング費用等の戦略投資資金になります。資金調達については、多様な資金調達手段から、調達時の状況に応じて最適な手段を選択し、安定的な資金の確保、資本コストの最適化に努めてまいります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。