概要
株式会社サイエンスアーツは、2003年9月設立の情報・通信業企業である。フロントラインワーカー向けライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」を主力事業とし、クラウド経由でスマートフォンやタブレットにアプリをインストールし、トランシーバー型の一斉音声通話や映像配信、位置情報共有などを提供する。2025年8月期の売上高は17億円、従業員数58名。2021年11月に東京証券取引所マザーズ市場に上場し、2022年4月にグロース市場へ移行した。
Buddycomのサービス構造と課金体系
Buddycomは、サブスクリプション型SaaSとして提供される。料金プランは「Talk Lite」「Talk Enterprise」「Livecast Enterprise」の3種類で、ID単位の月額課金(年契約または月契約)を採用する。年契約の場合、Talk Liteは月600円、Talk Enterpriseは月1,200円、Livecast Enterpriseは月2,600円である。初期費用は不要。オプションとして、スタッフ呼び出し用二次元コード「Buddycomベル」(1枚あたり月1,000円)、AIとの音声対話「BuddycomAI」(IDあたり月1,500円)、緊急通知機能「セーフティーサポート」(IDあたり月500円)を用意する。
アクセサリー販売と継続収益
Buddycomの利用には、専用アクセサリーが併せて販売される。主な製品はPTT(Push to Talk)対応のイヤホンマイクやヘッドセットで、連続使用時間は8時間以上とされ、市販品との差別化を図る。ウェアラブルカメラや米軍MIL規格準拠の防水・防塵スピーカーマイク、騒音環境向けイヤホンマイクなどもラインアップする。契約中のアクセサリー需要は定期的な更新が発生し、継続収益となる。契約者の80%以上が当社の出資先製品や独占販売権を持つ製品を購入している。
販売代理店網と全国対応
サイエンスアーツは販売代理店(セールスパートナー)を通じた販売を主力としており、少人数の営業体制で全国の顧客に対応する。主なパートナーは通信事業者やオフィス用品を取り扱う製造業、卸売・小売業である。また、Web経由や立ち上げ当初からの直接販売も併用する。2025年8月期の契約社数は1,562社(前年比485社増)、ARR(Annual Recurring Revenue)は10億6,879万7千円に達し、サブスクリプション売上比率は54.9%を占める。
ALTIBASE事業の縮小と残余
Buddycom事業開始以前の主力事業として、ハイブリッド型データベース「ALTIBASE」のライセンス販売とサポートを手掛けていた。ALTIBASEはディスク型とメモリ型を併せ持ち、国内最大手医療機器メーカーや金融機関のFXシステムに採用された実績がある。しかし、新規顧客向けライセンス販売は終了し、現在は既存顧客向けサポートのみを継続中である。2025年8月期のその他事業(ALTIBASE)の売上高は155万円と、Buddycom事業の165億円に比べて極めて小規模となっている。
業界の中での役割は店舗・交通インフラ等の現場向けコミュニケーション基盤の提供にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2022/8期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| Buddycom 事業 | 4億円 | 50.0% | -1億円 | -25.0% |
| その他(注)1 | 4億円 | 50.0% | -1億円 | -25.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01小売・飲食・サービス業(店舗)主力
スーパーや飲食店など、現場スタッフ間の連絡手段としてBuddycomを提供。音声通話を主体とし、手が離せない状況でも使える使いやすさが特徴。サブスクリプション型で安定収益。
解約率0.42%、NRR 118.0%
- Buddycom(バディコム)
- スマートフォンやタブレットで使えるクラウド型インカムサービス。音声通話・テキスト化・翻訳・映像配信などに対応。
02交通インフラ(鉄道・運輸等)準主力
駅員や運転士など、交通インフラの現場コミュニケーションに利用。大規模グループへの同時発信が可能。
- Buddycom(バディコム)
- 交通機関の現場で一斉連絡や位置情報共有に活用。
03製造・建設・物流副次
工場や建設現場などでの連絡手段としても利用。
- Buddycom(バディコム)
- 騒音環境などでも使えるアクセサリと合わせて提供。
製品と技術
Buddycomの技術的特徴と多機能性
Buddycomは、クラウドベースのホリゾンタルSaaSであり、4G/5G/Wi-Fiを通じてスマートフォンやタブレットで動作する。音声通話を主体としながら、通話履歴の再生、音声テキスト化、同時翻訳、テキストチャット、映像配信、位置情報共有に加え、OpenAIと連携したAIデジタルアシスタント機能も備える。1グループあたり最大2,000ユーザーへの同時発信を検証済みで、解約率は0.42%(2025年8月期)、NRRは118.0%と高い継続性を示す。外部連携としてセンサー、カメラ、ロボット、業務システムとのAPI連携にも対応する。
アクセサリー製品群と使用環境への適応
サイエンスアーツは、Buddycomの機能を最大限活用するための多様なアクセサリーを提供する。PTT対応イヤホンマイクやヘッドセットは最大連続使用8時間以上で、業務中のバッテリー切れを防止する。特に、映像配信に適したウェアラブルカメラ、米軍MIL規格準拠の防水・防塵スピーカーマイク、パチンコ店などの騒音環境でも使用可能なノイズキャンセリングイヤホンマイクなど、現場のニーズに応じた製品を揃える。これらのアクセサリーの多くは、当社の出資先や独占販売権を持つ製品であり、競合との差別化要因となっている。
特許ポートフォリオとグローバル展開
Buddycomの中核技術である「1対多のグループ一斉音声通信」および「1対多のグループ一斉データ通信における映像配信技術」について、国内外で特許を取得している。国内では2018年に最初の特許を取得後、2020年に韓国、2021年にシンガポール・中国、2022年にドイツ・イギリス・フランス・イタリア・米国(映像配信技術)、2023年に米国(音声通信サーバー側)と、各国で権利化を進めた。2024年にはロケーショングループ制御等技術の国内特許、2025年にはBuddycomベルの国内特許を取得し、技術的優位性を法的に保護している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 小売・飲食・サービス業(店舗)解約率0.42%、NRR 118.0%
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
AI活用で需要創出、高成長の新興系SaaS
サイエンスアーツは、AIを活用した営業支援や業務効率化サービスを提供する新興企業で、情報・通信業に属する。同業他社にはVR AIN Solution、Cocolive、L is B、ソラコム、ハッチ・ワークが挙げられるが、いずれも売上規模は小さく、サイエンスアーツは成長フェーズにある。直近の売上は2023年8月期の8億円から2024年8月期12億円、2025年8月期17億円と急速に拡大しており、営業利益率も5.88%まで改善し、収益性が向上している。一方で、同業他社も成長が見込まれるため、競争が激化しており、差別化が課題となる。規模は小さいながらも高成長を維持しており、国内市場でのプレゼンスを高めつつある。
強み
- 売上高が2期連続で50%以上増加し、成長企業としての勢いがある。
- 営業利益率が黒字転換し、5.88%まで改善、事業効率が向上。
- AI技術を活用したサービスで、他社との差別化を図る。
- 新興市場で需要を創出し、市場拡大の可能性を有する。
課題
- 同業他社も成長しており、市場競争が激しく、シェア確保が課題。
- 売上高が17億円と小規模で、資金力やブランド力で劣る。
- 業績が成長依存で、外部環境の変化に影響を受けやすい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がサイエンスアーツ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5136tripla | 115億円 | 18.8倍 |
| 2 | 4382HEROZ | 115億円 | 30.5倍 |
| 3 | 5572Ridge-i | 113億円 | 84.1倍 |
| 4 | 4169ENECHANGE | 112億円 | 87.9倍 |
| 5 | 4644イマジニア | 112億円 | 13.6倍 |
| 6 | 4412サイエンスアーツ | 111億円 | 59.3倍 |
| 7 | 9698クレオ | 111億円 | 12.3倍 |
| 8 | 4495アイキューブドシステムズ | 106億円 | 13.4倍 |
| 9 | 3900クラウドワークス | 105億円 | — |
| 10 | 3969エイトレッド | 105億円 | 14.7倍 |
| 11 | 4192スパイダープラス | 105億円 | 166.7倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 37件
ITコンサルティング会社としての創業(2003年)
2003年9月、東京都港区虎ノ門に株式会社シアンス・アールとして設立され、ITコンサルティング事業を開始した。創業から間もなく資本金を増資し、2006年12月には本社を東京都渋谷区初台に移転するなど、事業基盤の拡充を進めた。
データベース事業への参入と成長(2007~2010年)
2007年9月、データベース管理システム「ALTIBASE」の販売を開始した。2008年12月には国内最大手医療機器メーカーのデータベースとして採用され、2010年11月には大手システムインテグレーターが金融機関向けに提供するFXシステムに採用されるなど、実績を積み上げた。
スマートフォンIP無線サービスへの転換(2015~2018年)
2015年9月、スマートフォンIP無線サービス「Aldio(アルディオ)」の開発・販売を開始した。2018年4月には一斉音声通信技術で国内特許を取得、同年9月には映像配信技術でも国内特許を取得するなど、技術基盤を固めた。第三者割当による資金調達も行い、製品化を加速した。
社名変更とBuddycomへのリブランド(2019年)
2019年10月、社名を「株式会社サイエンスアーツ」に変更すると同時に、サービス名を「Aldio」から「Buddycom(バディコム)」に変更した。本社も東京都新宿区神楽坂に移転。翌2020年には韓国での特許取得を皮切りに、海外知財戦略を開始した。
株式上場とグロース市場移行(2021~2022年)
2021年11月、東京証券取引所マザーズ市場に上場した。上場後も特許取得を続け、2022年4月にはグロース市場へ移行。同年7月にはドイツ、イギリス、フランス、イタリアの欧州4カ国で一斉音声通信技術の特許を取得し、海外展開の足掛かりとした。
事業拡大と大規模増資(2023~2025年)
2023年8月、本社を現所在地である東京都渋谷区渋谷に移転。2024年10月には楽天グループ株式会社と株式会社JVCケンウッドを引受先とした第三者割当増資を実施し、資本金を4億4,273万1千円に増やした。2025年2月には「Buddycomベル」の国内特許を取得。同年度の売上高は16億5,462万円に成長し、営業利益1億726万円を計上した。
年表37件を開く
2000年代
- 2003年9月創業東京都港区虎ノ門に当社設立 ITコンサルティング事業を開始
- 2004年3月資本金を18,225千円に増資
- 2005年10月資本金を79,975千円に増資
- 2006年1月資本金を104,975千円に増資
- 2006年12月本社を東京都渋谷区初台に移転
- 2007年9月データベース管理システム「ALTIBASE」の販売を開始
- 2007年9月資本金を117,475千円に増資
- 2008年12月「ALTIBASE」が国内最大手医療機器メーカーのデータベースとして採用
- 2009年11月本社を東京都中央区日本橋人形町3丁目に移転
- 2009年12月資本金を134,475千円に増資
2010年代
- 2010年11月大手システムインテグレーターが金融機関向けに提供するFXシステムに「ALTIBASE」採用
- 2011年5月本社を東京都中央区日本橋人形町1丁目に移転
- 2013年4月資本金を50,000千円に減資
- 2013年7月本社を東京都中央区日本橋堀留町に移転
- 2015年9月スマートフォンIP無線サービス Aldio(アルディオ)の開発・販売を開始
- 2017年10月本社を東京都中央区東日本橋に移転
- 2018年4月1対多のグループ一斉音声通信Aldioの通信技術における国内特許を取得
- 2018年9月1対多のグループ一斉データ通信における映像配信技術の国内特許を取得
- 2018年10月第三者割当による自己株式の処分により115,050千円調達
- 2018年12月第三者割当による自己株式の処分により149,850千円調達
- 2019年4月本社を東京都新宿区神楽坂に移転
- 2019年10月「株式会社シアンス・アール」から「株式会社サイエンスアーツ」へ社名を変更
- 2019年10月「Aldio」から「Buddycom(バディコム)」へサービス名を変更
2020年代
- 2020年8月第三者割当による自己株式の処分により152,150千円調達
- 2020年10月1対多のグループ一斉音声通信Buddycomの通信技術における韓国での特許を取得
- 2020年11月第三者割当による自己株式の処分により50,150千円調達
- 2021年1月1対多のグループ一斉音声通信Buddycomの通信技術におけるシンガポールでの特許を取得
- 2021年4月1対多のグループ一斉音声通信Buddycomの通信技術における中国での特許を取得
- 2021年11月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
- 2022年4月東京証券取引所グロース市場に移行
- 2022年7月1対多のグループ一斉音声通信Buddycomの通信技術におけるドイツ、イギリス、フランス、イタリアでの特許を取得
- 2022年11月1対多のグループ一斉データ通信における映像配信技術における米国での特許を取得
- 2023年1月1対多のグループ一斉音声通信Buddycomの通信技術(サーバー側)における米国での特許を取得
- 2023年8月本社を東京都渋谷区渋谷に移転
- 2024年2月1対多のグループ一斉データ通信におけるロケーショングループ制御等技術における国内特許を取得
- 2024年10月楽天グループ株式会社及び株式会社JVCケンウッドを引受先とした第三者割当増資を実施し、資本金を442,731千円に増資
- 2025年2月Buddycomベルの国内特許を取得
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/8期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
優秀な人材の確保と育成
事業拡大と成長スピード向上のため、採用体制の強化、教育・研修制度および人事評価制度の拡充などの施策を進める。
- 02
技術力・製品力の向上
新規顧客獲得、ARPU向上、既存顧客満足度向上のため、顧客ニーズに合った機能追加、IoT機器との連携、エコパートナーとの協業等の開発体制を強化する。
- 03
営業力の強化
ブランディング・マーケティングによる知名度向上、販売代理店の戦略的活用等で効率的な営業を推進し、売上増加スピードの加速を目指す。
- 04
内部管理体制の強化
事業規模や成長ステージに合わせたバックオフィス機能拡充と、経営の公正性・透明性を確保するための内部管理体制強化に取り組む。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 4期分
グループ全体で58人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は578万円で、3期前と比べて+16.9%。平均年齢は31.0歳、平均勤続年数は2.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年8月 | 495 | 31.5 | 2.8 | 29 | — |
| 2023年8月 | 531 | 31.5 | 2.9 | 38 | — |
| 2024年8月 | 542 | 31.3 | 3.0 | 46 | 0 |
| 2025年8月 | 578 | 31.0 | 2.8 | 58 | 172 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年8月期の売上高は17億円、営業利益は1億円。前期と比べると増収で、売上が+41.7%。
会社が出している今期の予想2026年8月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 21億円 | 17億円 |
| 営業利益 | 2億円 | 1億円 |
| 純利益 | 2億円 | 1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥1 | ¥1 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年3Qで、売上は6億円、営業利益は0億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 3 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2023年4Q | 2 | — | — | −1 |
| 2024年1Q | 3 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 3 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年3Q | 3 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 3 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年2Q | 7 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年4Q | 10 | 1 | 10.0 | 1 |
| 2026年2Q | 10 | 1 | 10.0 | 1 |
| 2026年3Q | 6 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 8期分
2018年8月期からの8期で、売上は1億円から17億円へ17.0倍に増えた。直近期の営業利益率は5.9%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2018年8月 | 1 | — | 0 | — | 0 |
| 2019年8月 | 2 | — | −1 | — | −1 |
| 2020年8月 | 2 | — | −1 | — | −1 |
| 東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場 | |||||
| 2021年8月 | 4 | — | −1 | — | −1 |
| 2022年8月 | 7 | — | 0 | — | 0 |
| 2023年8月 | 8 | — | −1 | — | −1 |
| 2024年8月 | 12 | 0 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年8月 | 17 | 1 | 1 | 5.9 | 1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年8月期
売上高17億円のうち、営業利益として残るのは1億円で5.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の5.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金41.2%7億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金52.9%9億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.9%1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2025年8月期は営業CFが3億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは3億円。この組み合わせは「現金積み上げ型」にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも。期末の手元現金は16億円で、売上の11.3ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年8月 | −1 | 0 | 2 | −1 | 4 |
| 2020年8月 | −1 | 0 | 1 | −1 | 4 |
| 2021年8月 | −1 | 0 | 0 | −1 | 3 |
| 2022年8月 | 1 | 0 | 3 | 1 | 7 |
| 2023年8月 | −1 | −1 | 0 | −2 | 5 |
| 2024年8月 | 0 | 0 | 1 | 0 | 6 |
| 2025年8月 | 3 | 0 | 8 | 3 | 16 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2025年8月期の総資産は21億円。このうち返さなくてよい自己資本が14億円で、自己資本比率は67.1%(業種中央値63.4%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2018年8月 | 3 | 0 | 3 | 17.6 |
| 2019年8月 | 5 | 2 | 3 | 48.4 |
| 2020年8月 | 4 | 3 | 1 | 65.1 |
| 2021年8月 | 4 | 2 | 2 | 66.4 |
| 2022年8月 | 8 | 6 | 2 | 71.2 |
| 2023年8月 | 9 | 5 | 4 | 56.9 |
| 2024年8月 | 10 | 5 | 5 | 50.0 |
| 2025年8月 | 21 | 14 | 7 | 67.1 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中37位あたり、逆に低いのは配当利回りで605社中603位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,355で、1年前と比べて-10.0%。過去52週の値幅のなかでは19%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 59.3倍 |
| PER (会社予想) | 58.2倍 |
| PBR | 7.14倍 |
| 配当利回り | 0.07% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は1220円と前日比+5.9%で急伸したが、直近1ヶ月では-7.08%と軟調。25日移動平均線(1180.32円)を+3.4%上回り、下値は堅い。しかし75日線(1274.91円)や200日線(1673.79円)を下回っており、中期トレンドは依然弱い。52週高値2655円からは-54%と半値以下で、戻りも限定的。出来高は8月14日に37,400株と直近平均の約2.5倍に増加し短期的な買いが入る。RSIは63.28と中立圏で、方向感は乏しい。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)。
PERは50.81倍で業界平均30.11倍を大きく上回り、予想PERも49.8倍と高水準。PBRは6.11倍で業界平均3.51倍の約1.7倍と割高。ROEは12%と良好だが、直近の売上高は17億円と小規模で、営業利益率は5.88%と低く、収益の伸びは緩やか。配当利回りは0.09%と極めて低く、株主への還元はほぼない。今期予想も利益は横ばいで、成長期待に見合う業績改善が見られない。業界平均と比較してバリュエーションが突出しており、割高と判断する。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 59.3倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 58.2倍 | — |
| PBR | 7.14倍 | 2.96倍 |
| ROE | 12.0% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
AI市場は成長が期待されるが、同社は売上高10億円規模の小型企業で、収益も不安定。強気派は、AI技術の専門性と新規サービスの拡大で、今後の成長が急加速する可能性を支持する。特に前期で営業黒字化を達成し、売上高も約2倍に成長したことを評価する。弱気派は、PER50倍と期待が先行し、実績を伴わなければ株価調整は避けられないとみる。また、競合が多いAI分野で差別化できる実証が不足しており、赤字の時期もある企業の持続的な成長には懐疑的。焦点は、売上高の急拡大が継続するかと、利益率の改善ペース。
- 高成長の実績
直近期の売上高は前年比4割超増と急拡大し、需要が高まりを見せる。
- AI市場の拡大
企業のAI導入は加速し、専門技術を持つ同社に追い風。
- 損益改善の兆し
直近期は営業黒字化し、収益モデルの成立が見え始めた。
- 売上高が前期比42%増の17億円と急拡大通年影響中
売上高は12億円から17億円へ+42%。2024年も50%増と成長が加速
- 営業利益が1億円と黒字化に転換通年影響中
営業利益は0億円から1億円に改善。純利益も1億円と黒字化
- 予想PER49.8倍と実績から改善見込み決算発表後影響弱
予想PER49.8倍、実績PER50.81倍。来期の利益成長でバリュエーションが低下
- ROE12%と一定の資本効率を達成通年影響弱
ROE12%。売上高成長に伴い利益率が改善し、ROEはさらに向上余地
- PER50倍の割高
売上高17億円に対し時価総額95億円で、バリュエーションは極めて高い。
- 競争の激化
AI分野は大手やスタートアップが群雄割拠し、技術の優位性が不明確。
- 収益の不安定さ
過去に赤字を経験し、黒字化しても利益幅が小さく持続性が疑わしい。
- PER50.8倍と利益規模に対して割高継続影響中
時価総額95億円、純利益1億円でPER50.81倍。予想でも49.8倍と高い
- 営業利益率5.88%と収益力が脆弱通年影響弱
売上高17億円に対し営業利益1億円。規模が小さく、少しのコスト増で減益
- 配当利回り0.09%と実質無配継続影響弱
配当利回り0.09%。株主還元より成長投資を優先し、配当期待は限定的
- 外国人所有率1.06%と需給が薄い継続影響弱
外国人所有率1.06%。機関投資家の参入が少なく、出来高が増えにくい
- 売上高成長率
- 成長期待がバリュエーションに織り込み済みで、継続が前提。
- 営業利益率
- 黒字の持続性と拡大余地を確認する。
- 受注残高
- 今後の収益の裏付け。顧客からの需要継続を示す。
株主
有価証券報告書より
2025年8月期末の株主数は延べ3,444人。区分でいちばん多いのは事業法人で56.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が57.0%を占め、残る43.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2022年8月% | 2023年8月% | 2024年8月% | 2025年8月% |
|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 52.3 | 51.2 | 50.9 | 56.6 |
| 個人・その他 | 37.3 | 39.2 | 40.1 | 37.4 |
| 証券会社 | 8.7 | 8.3 | 8.5 | 4.5 |
| 自己株式 | 2.3 | 2.0 | 2.0 | 1.5 |
| 外国法人 | 1.0 | 0.9 | 0.3 | 1.0 |
| 金融機関 | 0.7 | 0.3 | 0.1 | 0.3 |
| 外国人個人 | 0.1 | 0.1 | 0.1 | 0.1 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 合同会社平岡秀一事務所 | 36.50 |
| 02 | 楽天グループ株式会社 | 9.96 |
| 03 | 平岡 秀一 | 9.34 |
| 04 | 株式会社JVCケンウッド | 7.97 |
| 05 | 芹澤 圭二 | 4.50 |
| 06 | 株式会社SBI証券 | 2.04 |
| 07 | JPE第2号株式会社 | 1.46 |
| 08 | 楽天証券株式会社 | 0.93 |
| 09 | 横道 克己 | 0.88 |
| 10 | 渡辺 修身 | 0.73 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 8期分
1株利益は8期で+101%、1株純資産は8期で−90%。直近期のROEは12.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年8月 | −1,268 | 1,805 | — | — |
| 2019年8月 | −17 | 37 | — | — |
| 2020年8月 | −16 | 46 | — | — |
| 2021年8月 | −16 | 38 | — | — |
| 2022年8月 | 1 | 87 | 2.2 | 876.5 |
| 2023年8月 | −12 | 77 | — | — |
| 2024年8月 | −5 | 72 | — | — |
| 2025年8月 | 14 | 172 | 12.0 | 103.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/8期の役員報酬は総額110百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 平岡秀一 | 代表取締役会長 | 65 | 3,768,000 |
| 平岡竜太朗 | 代表取締役社長 | 32 | 3,900 |
| 松田拓也 | 取締役管理本部長 | 45 | 11,200 |
| 島田貴子 | 取締役 監査等委員 | 56 | 800 |
| 中川浩之 | 取締役 監査等委員 | 81 | 800 |
| 三ツ橋徹 | 取締役 監査等委員 | 56 | 800 |
| 藤田友佳子 | 取締役 監査等委員 | 60 | — |
役員報酬の内訳2025/8期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 70 | 9 | 80 | 27 |
| 監査等委員 | 3 | 14 | 1 | 15 | 5 |
| 取締役(社内) | — | 14 | — | 15 | — |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/8期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,602字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,173字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,498字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)6,587字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第23期(2025/09/01-2026/08/31)2026-04-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第22期(2024/09/01-2025/08/31)2025-11-27
- 半期報告書半期報告書-第22期(2024/09/01-2025/02/28)2025-04-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第21期(2023/09/01-2024/08/31)2024-11-27
- 四半期報告書四半期報告書-第21期第3四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-12
- 四半期報告書四半期報告書-第21期第2四半期(2023/12/01-2024/02/29)2024-04-12
- 四半期報告書四半期報告書-第21期第1四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第20期(2022/09/01-2023/08/31)2023-11-29
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第3四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-14
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第2四半期(2022/12/01-2023/02/28)2023-04-14
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第1四半期(2022/09/01-2022/11/30)2023-01-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第19期(令和3年9月1日-令和4年8月31日)2022-11-29
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- 決算説明資料2026年8月期 第3四半期決算説明資料2026-07-15
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