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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

サイエンスアーツ

Science Arts, Inc.4412 · Growth · 情報・通信業

現場の声をつなぐクラウド型トランシーバー「Buddycom」を提供するSaaS企業。店舗や交通インフラのフロントラインワーカーの業務効率化を支援。

概要

株式会社サイエンスアーツは、2003年9月設立の情報・通信業企業である。フロントラインワーカー向けライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」を主力事業とし、クラウド経由でスマートフォンやタブレットにアプリをインストールし、トランシーバー型の一斉音声通話や映像配信、位置情報共有などを提供する。2025年8月期の売上高は17億円、従業員数58名。2021年11月に東京証券取引所マザーズ市場に上場し、2022年4月にグロース市場へ移行した。

Buddycomのサービス構造と課金体系

Buddycomは、サブスクリプション型SaaSとして提供される。料金プランは「Talk Lite」「Talk Enterprise」「Livecast Enterprise」の3種類で、ID単位の月額課金(年契約または月契約)を採用する。年契約の場合、Talk Liteは月600円、Talk Enterpriseは月1,200円、Livecast Enterpriseは月2,600円である。初期費用は不要。オプションとして、スタッフ呼び出し用二次元コード「Buddycomベル」(1枚あたり月1,000円)、AIとの音声対話「BuddycomAI」(IDあたり月1,500円)、緊急通知機能「セーフティーサポート」(IDあたり月500円)を用意する。

アクセサリー販売と継続収益

Buddycomの利用には、専用アクセサリーが併せて販売される。主な製品はPTT(Push to Talk)対応のイヤホンマイクやヘッドセットで、連続使用時間は8時間以上とされ、市販品との差別化を図る。ウェアラブルカメラや米軍MIL規格準拠の防水・防塵スピーカーマイク、騒音環境向けイヤホンマイクなどもラインアップする。契約中のアクセサリー需要は定期的な更新が発生し、継続収益となる。契約者の80%以上が当社の出資先製品や独占販売権を持つ製品を購入している。

販売代理店網と全国対応

サイエンスアーツは販売代理店(セールスパートナー)を通じた販売を主力としており、少人数の営業体制で全国の顧客に対応する。主なパートナーは通信事業者やオフィス用品を取り扱う製造業、卸売・小売業である。また、Web経由や立ち上げ当初からの直接販売も併用する。2025年8月期の契約社数は1,562社(前年比485社増)、ARR(Annual Recurring Revenue)は10億6,879万7千円に達し、サブスクリプション売上比率は54.9%を占める。

ALTIBASE事業の縮小と残余

Buddycom事業開始以前の主力事業として、ハイブリッド型データベース「ALTIBASE」のライセンス販売とサポートを手掛けていた。ALTIBASEはディスク型とメモリ型を併せ持ち、国内最大手医療機器メーカーや金融機関のFXシステムに採用された実績がある。しかし、新規顧客向けライセンス販売は終了し、現在は既存顧客向けサポートのみを継続中である。2025年8月期のその他事業(ALTIBASE)の売上高は155万円と、Buddycom事業の165億円に比べて極めて小規模となっている。

業界の中での役割は店舗・交通インフラ等の現場向けコミュニケーション基盤の提供にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
17億円
営業利益
1億円
営業利益率
5.9%
純利益
1億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2022/8
事業売上構成比利益利益率
Buddycom 事業4億円50.0%-1億円-25.0%
その他(注)14億円50.0%-1億円-25.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01小売・飲食・サービス業(店舗)主力

スーパーや飲食店など、現場スタッフ間の連絡手段としてBuddycomを提供。音声通話を主体とし、手が離せない状況でも使える使いやすさが特徴。サブスクリプション型で安定収益。

解約率0.42%、NRR 118.0%

主な製品・サービス1
Buddycom(バディコム)
スマートフォンやタブレットで使えるクラウド型インカムサービス。音声通話・テキスト化・翻訳・映像配信などに対応。

02交通インフラ(鉄道・運輸等)準主力

駅員や運転士など、交通インフラの現場コミュニケーションに利用。大規模グループへの同時発信が可能。

主な製品・サービス1
Buddycom(バディコム)
交通機関の現場で一斉連絡や位置情報共有に活用。

03製造・建設・物流副次

工場や建設現場などでの連絡手段としても利用。

主な製品・サービス1
Buddycom(バディコム)
騒音環境などでも使えるアクセサリと合わせて提供。

製品と技術

Buddycomの技術的特徴と多機能性

Buddycomは、クラウドベースのホリゾンタルSaaSであり、4G/5G/Wi-Fiを通じてスマートフォンやタブレットで動作する。音声通話を主体としながら、通話履歴の再生、音声テキスト化、同時翻訳、テキストチャット、映像配信、位置情報共有に加え、OpenAIと連携したAIデジタルアシスタント機能も備える。1グループあたり最大2,000ユーザーへの同時発信を検証済みで、解約率は0.42%(2025年8月期)、NRRは118.0%と高い継続性を示す。外部連携としてセンサー、カメラ、ロボット、業務システムとのAPI連携にも対応する。

アクセサリー製品群と使用環境への適応

サイエンスアーツは、Buddycomの機能を最大限活用するための多様なアクセサリーを提供する。PTT対応イヤホンマイクやヘッドセットは最大連続使用8時間以上で、業務中のバッテリー切れを防止する。特に、映像配信に適したウェアラブルカメラ、米軍MIL規格準拠の防水・防塵スピーカーマイク、パチンコ店などの騒音環境でも使用可能なノイズキャンセリングイヤホンマイクなど、現場のニーズに応じた製品を揃える。これらのアクセサリーの多くは、当社の出資先や独占販売権を持つ製品であり、競合との差別化要因となっている。

特許ポートフォリオとグローバル展開

Buddycomの中核技術である「1対多のグループ一斉音声通信」および「1対多のグループ一斉データ通信における映像配信技術」について、国内外で特許を取得している。国内では2018年に最初の特許を取得後、2020年に韓国、2021年にシンガポール・中国、2022年にドイツ・イギリス・フランス・イタリア・米国(映像配信技術)、2023年に米国(音声通信サーバー側)と、各国で権利化を進めた。2024年にはロケーショングループ制御等技術の国内特許、2025年にはBuddycomベルの国内特許を取得し、技術的優位性を法的に保護している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 小売・飲食・サービス業(店舗)解約率0.42%、NRR 118.0%

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

AI活用で需要創出、高成長の新興系SaaS

サイエンスアーツは、AIを活用した営業支援や業務効率化サービスを提供する新興企業で、情報・通信業に属する。同業他社にはVR AIN Solution、Cocolive、L is B、ソラコム、ハッチ・ワークが挙げられるが、いずれも売上規模は小さく、サイエンスアーツは成長フェーズにある。直近の売上は2023年8月期の8億円から2024年8月期12億円、2025年8月期17億円と急速に拡大しており、営業利益率も5.88%まで改善し、収益性が向上している。一方で、同業他社も成長が見込まれるため、競争が激化しており、差別化が課題となる。規模は小さいながらも高成長を維持しており、国内市場でのプレゼンスを高めつつある。

強み

  • 売上高が2期連続で50%以上増加し、成長企業としての勢いがある。
  • 営業利益率が黒字転換し、5.88%まで改善、事業効率が向上。
  • AI技術を活用したサービスで、他社との差別化を図る。
  • 新興市場で需要を創出し、市場拡大の可能性を有する。

課題

  • 同業他社も成長しており、市場競争が激しく、シェア確保が課題。
  • 売上高が17億円と小規模で、資金力やブランド力で劣る。
  • 業績が成長依存で、外部環境の変化に影響を受けやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がサイエンスアーツ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15136tripla115億円18.8倍
24382HEROZ115億円30.5倍
35572Ridge-i113億円84.1倍
44169ENECHANGE112億円87.9倍
54644イマジニア112億円13.6倍
64412サイエンスアーツ111億円59.3倍
79698クレオ111億円12.3倍
84495アイキューブドシステムズ106億円13.4倍
93900クラウドワークス105億円
103969エイトレッド105億円14.7倍
114192スパイダープラス105億円166.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 37件

ITコンサルティング会社としての創業(2003年)

2003年9月、東京都港区虎ノ門に株式会社シアンス・アールとして設立され、ITコンサルティング事業を開始した。創業から間もなく資本金を増資し、2006年12月には本社を東京都渋谷区初台に移転するなど、事業基盤の拡充を進めた。

データベース事業への参入と成長(2007~2010年)

2007年9月、データベース管理システム「ALTIBASE」の販売を開始した。2008年12月には国内最大手医療機器メーカーのデータベースとして採用され、2010年11月には大手システムインテグレーターが金融機関向けに提供するFXシステムに採用されるなど、実績を積み上げた。

スマートフォンIP無線サービスへの転換(2015~2018年)

2015年9月、スマートフォンIP無線サービス「Aldio(アルディオ)」の開発・販売を開始した。2018年4月には一斉音声通信技術で国内特許を取得、同年9月には映像配信技術でも国内特許を取得するなど、技術基盤を固めた。第三者割当による資金調達も行い、製品化を加速した。

社名変更とBuddycomへのリブランド(2019年)

2019年10月、社名を「株式会社サイエンスアーツ」に変更すると同時に、サービス名を「Aldio」から「Buddycom(バディコム)」に変更した。本社も東京都新宿区神楽坂に移転。翌2020年には韓国での特許取得を皮切りに、海外知財戦略を開始した。

株式上場とグロース市場移行(2021~2022年)

2021年11月、東京証券取引所マザーズ市場に上場した。上場後も特許取得を続け、2022年4月にはグロース市場へ移行。同年7月にはドイツ、イギリス、フランス、イタリアの欧州4カ国で一斉音声通信技術の特許を取得し、海外展開の足掛かりとした。

事業拡大と大規模増資(2023~2025年)

2023年8月、本社を現所在地である東京都渋谷区渋谷に移転。2024年10月には楽天グループ株式会社と株式会社JVCケンウッドを引受先とした第三者割当増資を実施し、資本金を4億4,273万1千円に増やした。2025年2月には「Buddycomベル」の国内特許を取得。同年度の売上高は16億5,462万円に成長し、営業利益1億726万円を計上した。

年表37件を開く

2000年代

  • 2003年9月創業東京都港区虎ノ門に当社設立 ITコンサルティング事業を開始
  • 2004年3月資本金を18,225千円に増資
  • 2005年10月資本金を79,975千円に増資
  • 2006年1月資本金を104,975千円に増資
  • 2006年12月本社を東京都渋谷区初台に移転
  • 2007年9月データベース管理システム「ALTIBASE」の販売を開始
  • 2007年9月資本金を117,475千円に増資
  • 2008年12月「ALTIBASE」が国内最大手医療機器メーカーのデータベースとして採用
  • 2009年11月本社を東京都中央区日本橋人形町3丁目に移転
  • 2009年12月資本金を134,475千円に増資

2010年代

  • 2010年11月大手システムインテグレーターが金融機関向けに提供するFXシステムに「ALTIBASE」採用
  • 2011年5月本社を東京都中央区日本橋人形町1丁目に移転
  • 2013年4月資本金を50,000千円に減資
  • 2013年7月本社を東京都中央区日本橋堀留町に移転
  • 2015年9月スマートフォンIP無線サービス Aldio(アルディオ)の開発・販売を開始
  • 2017年10月本社を東京都中央区東日本橋に移転
  • 2018年4月1対多のグループ一斉音声通信Aldioの通信技術における国内特許を取得
  • 2018年9月1対多のグループ一斉データ通信における映像配信技術の国内特許を取得
  • 2018年10月第三者割当による自己株式の処分により115,050千円調達
  • 2018年12月第三者割当による自己株式の処分により149,850千円調達
  • 2019年4月本社を東京都新宿区神楽坂に移転
  • 2019年10月「株式会社シアンス・アール」から「株式会社サイエンスアーツ」へ社名を変更
  • 2019年10月「Aldio」から「Buddycom(バディコム)」へサービス名を変更

2020年代

  • 2020年8月第三者割当による自己株式の処分により152,150千円調達
  • 2020年10月1対多のグループ一斉音声通信Buddycomの通信技術における韓国での特許を取得
  • 2020年11月第三者割当による自己株式の処分により50,150千円調達
  • 2021年1月1対多のグループ一斉音声通信Buddycomの通信技術におけるシンガポールでの特許を取得
  • 2021年4月1対多のグループ一斉音声通信Buddycomの通信技術における中国での特許を取得
  • 2021年11月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
  • 2022年4月東京証券取引所グロース市場に移行
  • 2022年7月1対多のグループ一斉音声通信Buddycomの通信技術におけるドイツ、イギリス、フランス、イタリアでの特許を取得
  • 2022年11月1対多のグループ一斉データ通信における映像配信技術における米国での特許を取得
  • 2023年1月1対多のグループ一斉音声通信Buddycomの通信技術(サーバー側)における米国での特許を取得
  • 2023年8月本社を東京都渋谷区渋谷に移転
  • 2024年2月1対多のグループ一斉データ通信におけるロケーショングループ制御等技術における国内特許を取得
  • 2024年10月楽天グループ株式会社及び株式会社JVCケンウッドを引受先とした第三者割当増資を実施し、資本金を442,731千円に増資
  • 2025年2月Buddycomベルの国内特許を取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    優秀な人材の確保と育成

    事業拡大と成長スピード向上のため、採用体制の強化、教育・研修制度および人事評価制度の拡充などの施策を進める。

  2. 02

    技術力・製品力の向上

    新規顧客獲得、ARPU向上、既存顧客満足度向上のため、顧客ニーズに合った機能追加、IoT機器との連携、エコパートナーとの協業等の開発体制を強化する。

  3. 03

    営業力の強化

    ブランディング・マーケティングによる知名度向上、販売代理店の戦略的活用等で効率的な営業を推進し、売上増加スピードの加速を目指す。

  4. 04

    内部管理体制の強化

    事業規模や成長ステージに合わせたバックオフィス機能拡充と、経営の公正性・透明性を確保するための内部管理体制強化に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 4期分

グループ全体で58人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は578万円で、3期前と比べて+16.9%平均年齢は31.0歳、平均勤続年数は2.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年8月49531.52.829
2023年8月53131.52.938
2024年8月54231.33.0460
2025年8月57831.02.858172

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都渋谷区105百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は17億円営業利益1億円前期と比べると増収で、売上が+41.7%。

売上高
+41.7%
17億円
営業利益
1億円
純利益
1億円
営業利益率
5.9%
前期比 +5.9%pt

会社が出している今期の予想2026年8月期

項目会社予想前期実績
売上高21億円17億円
営業利益2億円1億円
純利益2億円1億円
1株あたり配当¥1¥1

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は6億円、営業利益は0億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q300.00
2023年4Q2−1
2024年1Q300.00
2024年2Q300.00
2024年3Q300.00
2024年4Q300.00
2025年2Q700.00
2025年4Q10110.01
2026年2Q10110.01
2026年3Q600.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 8期分

2018年8月期からの8期で、売上は1億円から17億円へ17.0倍に増えた。直近期の営業利益率は5.9%。売上は5期、純利益は2期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2018年8月100
2019年8月2−1−1
2020年8月2−1−1
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2021年8月4−1−1
2022年8月700
2023年8月8−1−1
2024年8月12000.00
2025年8月17115.91

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高17億円のうち、営業利益として残るのは1億円5.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の5.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金41.2%7億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金52.9%9億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.9%1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
58.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比2.5pt
5.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.8pt
5.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比1.1pt
12.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
14.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2025年8月期は営業CFが3億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは現金積み上げ型にあたる。本業・資産売却・調達のすべてで現金が入ってきている。大型買収や再編の前触れのことも期末の手元現金は16億円で、売上の11.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年8月−102−14
2020年8月−101−14
2021年8月−100−13
2022年8月10317
2023年8月−1−10−25
2024年8月00106
2025年8月308316

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 8期分

2025年8月期の総資産は21億円。このうち返さなくてよい自己資本が14億円で、自己資本比率は67.1%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年8月30317.6
2019年8月52348.4
2020年8月43165.1
2021年8月42266.4
2022年8月86271.2
2023年8月95456.9
2024年8月105550.0
2025年8月2114767.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳単体ベース
現金及び預金
16億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-2億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
7億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
62
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率12 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中37位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中603位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.0%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.9%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
67.1%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
41.7%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,355で、1年前と比べて-10.0%過去52週の値幅のなかでは19%の位置にある。

¥1,355-2.1%1ヶ月+19.3%1年-10.0%時価総額111億円
過去52週の値幅
安値¥1,053高値¥2,655

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)59.3倍
PER (会社予想)58.2倍
PBR7.14倍
配当利回り0.07%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1220円と前日比+5.9%で急伸したが、直近1ヶ月では-7.08%と軟調。25日移動平均線(1180.32円)を+3.4%上回り、下値は堅い。しかし75日線(1274.91円)や200日線(1673.79円)を下回っており、中期トレンドは依然弱い。52週高値2655円からは-54%と半値以下で、戻りも限定的。出来高は8月14日に37,400株と直近平均の約2.5倍に増加し短期的な買いが入る。RSIは63.28と中立圏で、方向感は乏しい。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 25/100)

PERは50.81倍で業界平均30.11倍を大きく上回り、予想PERも49.8倍と高水準。PBRは6.11倍で業界平均3.51倍の約1.7倍と割高。ROEは12%と良好だが、直近の売上高は17億円と小規模で、営業利益率は5.88%と低く、収益の伸びは緩やか。配当利回りは0.09%と極めて低く、株主への還元はほぼない。今期予想も利益は横ばいで、成長期待に見合う業績改善が見られない。業界平均と比較してバリュエーションが突出しており、割高と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)59.3倍47.9倍
PER (予想)58.2倍
PBR7.14倍2.96倍
ROE12.0%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

AI市場は成長が期待されるが、同社は売上高10億円規模の小型企業で、収益も不安定。強気派は、AI技術の専門性と新規サービスの拡大で、今後の成長が急加速する可能性を支持する。特に前期で営業黒字化を達成し、売上高も約2倍に成長したことを評価する。弱気派は、PER50倍と期待が先行し、実績を伴わなければ株価調整は避けられないとみる。また、競合が多いAI分野で差別化できる実証が不足しており、赤字の時期もある企業の持続的な成長には懐疑的。焦点は、売上高の急拡大が継続するかと、利益率の改善ペース。

プラスに働く材料7
  • 高成長の実績

    直近期の売上高は前年比4割超増と急拡大し、需要が高まりを見せる。

  • AI市場の拡大

    企業のAI導入は加速し、専門技術を持つ同社に追い風。

  • 損益改善の兆し

    直近期は営業黒字化し、収益モデルの成立が見え始めた。

  • 売上高が前期比42%増の17億円と急拡大通年影響

    売上高は12億円から17億円へ+42%。2024年も50%増と成長が加速

  • 営業利益が1億円と黒字化に転換通年影響

    営業利益は0億円から1億円に改善。純利益も1億円と黒字化

  • 予想PER49.8倍と実績から改善見込み決算発表後影響

    予想PER49.8倍、実績PER50.81倍。来期の利益成長でバリュエーションが低下

  • ROE12%と一定の資本効率を達成通年影響

    ROE12%。売上高成長に伴い利益率が改善し、ROEはさらに向上余地

マイナスに働く材料7
  • PER50倍の割高

    売上高17億円に対し時価総額95億円で、バリュエーションは極めて高い。

  • 競争の激化

    AI分野は大手やスタートアップが群雄割拠し、技術の優位性が不明確。

  • 収益の不安定さ

    過去に赤字を経験し、黒字化しても利益幅が小さく持続性が疑わしい。

  • PER50.8倍と利益規模に対して割高継続影響

    時価総額95億円、純利益1億円でPER50.81倍。予想でも49.8倍と高い

  • 営業利益率5.88%と収益力が脆弱通年影響

    売上高17億円に対し営業利益1億円。規模が小さく、少しのコスト増で減益

  • 配当利回り0.09%と実質無配継続影響

    配当利回り0.09%。株主還元より成長投資を優先し、配当期待は限定的

  • 外国人所有率1.06%と需給が薄い継続影響

    外国人所有率1.06%。機関投資家の参入が少なく、出来高が増えにくい

次の決算で確かめる点
売上高成長率
成長期待がバリュエーションに織り込み済みで、継続が前提。
営業利益率
黒字の持続性と拡大余地を確認する。
受注残高
今後の収益の裏付け。顧客からの需要継続を示す。

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ3,444人。区分でいちばん多いのは事業法人56.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が57.0%を占め、残る43.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年8月%2023年8月%2024年8月%2025年8月%
事業法人52.351.250.956.6
個人・その他37.339.240.137.4
証券会社8.78.38.54.5
自己株式2.32.02.01.5
外国法人1.00.90.31.0
金融機関0.70.30.10.3
外国人個人0.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01合同会社平岡秀一事務所36.50
02楽天グループ株式会社9.96
03平岡 秀一9.34
04株式会社JVCケンウッド7.97
05芹澤 圭二4.50
06株式会社SBI証券2.04
07JPE第2号株式会社1.46
08楽天証券株式会社0.93
09横道 克己0.88
10渡辺 修身0.73

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 8期分

1株利益は8期で+101%、1株純資産は8期で−90%。直近期のROEは12.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2018年8月−1,2681,805
2019年8月−1737
2020年8月−1646
2021年8月−1638
2022年8月1872.2876.5
2023年8月−1277
2024年8月−572
2025年8月1417212.0103.0

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/8期の役員報酬は総額110百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
平岡秀一代表取締役会長653,768,000
平岡竜太朗代表取締役社長323,900
松田拓也取締役管理本部長4511,200
島田貴子取締役 監査等委員56800
中川浩之取締役 監査等委員81800
三ツ橋徹取締役 監査等委員56800
藤田友佳子取締役 監査等委員60

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)37098027
監査等委員3141155
取締役(社内)1415

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,602字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、店舗や交通インフラを始めとしたフロントラインワーカー※1をつなげるライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom(バディコム)」を提供しております。また、「Buddycom」でユーザーが使用するイヤホンマイク等のアクセサリーの販売を行っております。当社は主たる事業であるBuddycom事業の割合が高く、開示情報として重要性が乏しいことから、Buddycom事業について主に記載しております。 (1)「Buddycom」の概要 「Buddycom」はクラウドで提供するホリゾンタル※2SaaS※3であり、インターネット通信網(4G、5G、Wi-Fi)を利用して、スマートフォンやタブレットにアプリをインストールすることで、トランシーバーや無線機のように複数人へ一斉にコミュニケーションすることを可能にするサービスです。音声通話だけでなく、通話履歴の再生、音声テキスト化、翻訳、テキストチャット、映像配信、位置情報の共有に加え、AIを利用したデジタルアシスタントでのコミュニケーションが可能です。スマートフォンやタブレット向けのアプリのほか、Windows向けにも提供しております。主に店舗や交通インフラなどの現場部門でご利用頂いており、円滑なコミュニケーションを提供することを通して、業務効率やお客様サービスの向上にお役立ていただいております。 料金体系については、サブスクリプション型の課金体系としており、お客様が必要とする機能に応じて3つのプランに加えて、オプションをご選択いただいております。初期費用はなく、ID単位で下表のとおりの料金を、年契約であれば一括前払いで、月契約であれば月ごとにお支払いいただきます。 Buddycomの料金プラン(税抜) プラン名   Talk Lite   Talk Enterprise   Livecast Enterprise 料金   年契約   600円/月   1,200円/月   2,600円/月 月契約   1,000円/月   1,800円/月   3,900円/月 機能   音声通話   〇   〇   〇 映像配信           〇 音声テキスト化       〇   〇 同時翻訳       〇   〇 高セキュリティ       〇   〇 オプション名   料金   機能 Buddycomベル   二次元コード一枚ごとに1,000円/月   Buddycomに音声で通知が届く、スタッフ呼び出し二次元コード。専用ボタンを設置不要しなくとも、スマートフォンで二次元コードを読み込み、ニーズに合わせてボタンを選択すれば通知が届きます。多言語対応も可能です。 BuddycomAI   IDごとに1,500円/月   OpenAIと連携し、Buddycomから音声でAIと会話することができます。 セーフティーサポート   IDごとに500円/月   ボタンを1タップすることで、設定したグループへ緊急通知を行い、録音した会話の音声、音声をリアルタイムに文字起こししたテキスト、位置情報を自動で共有できます。 コミュニケーションツールを提供している企業は当社以外にも多数ありますが、当社はフロントラインワーカーをメインターゲットとし、音声通話を主体として常時接続された状態で提供することで、刻々と状況が変わる現場で、手がふさがっていても円滑にコミュニケーションができ、誰でもかんたんに・早く・間違わないで使えるようにすることで、差別化を図っております。 また、電話やトランシーバー、他社のIP無線アプリと比較しても、テキスト化や同時翻訳、映像配信といった機能が豊富で、ユーザー数・グループ数が無制限(1グループ当たり2,000ユーザーへの同時発信を検証済)と大規模な運用を可能にしている点において優位性があります。「Buddycom」の2025年8月期における解約率※4は0.42%、NRR※5は118.0%となっており、新規契約が翌期以降の売上拡大に貢献し、継続契約が蓄積することで収益が安定する、安定性と成長性を両立するサブスクリプション型ビジネスとなっております。 またセンサー、カメラ、ロボット、業務システムなど様々な企業との外部連携に対応し、お客様へ提供する付加価値向上を行っております。 Buddycom事業の各指標は以下のとおりとなります。 項目   2023年8月期   2024年8月期   2025年8月期 売上高(千円)   771,862   1,184,775   1,654,620 うちサブスクリプション(Buddycom利用料売上)売上高(千円)   498,777   654,209   908,785 サブスクリプション(Buddycom利用料売上)売上高比率   64.6%   55.2%   54.9% ARR(千円)※7   557,602   739,058   1,068,797 (2)アクセサリーの概要 当社のBuddycomはライセンスのご購入だけでもご利用は可能ですが、実際には多くのお客様がイヤホンマイクやヘッドセットなど当社の販売するアクセサリーと一緒にご利用されております。Buddycomの契約中は常にアクセサリーをご利用されるため、定期的な更新/アップデート需要が存在し、数年単位で見た際には継続的な収益となっております。 当社が販売するアクセサリーは、PTT※6に対応することでスマートフォンを開かずにBuddycomをご利用すること、そして、いずれの商品も最大連続使用時間が8時間以上となっており、業務時間中にバッテリーが極力切れないことで市販品と差別化を図りました。 その他、各現場の利用状況や環境、働き方に合わせて、Buddycomの機能を最大限に活用いただくため、当社は様々なアクセサリーを提供しております。例えば、映像配信が容易なウェアラブルカメラや、米軍MIL規格に準拠した防水・防塵・耐久性に優れたスピーカーマイク、パチンコ店などの騒音環境でも使用可能なイヤホンマイクがございます。お客様の様々なニーズに対応できるように、当社はアクセサリーの多様化と共同開発に積極的に取り組んでおります。 結果として、Buddycomをご契約いただくお客様の大半は当社からアクセサリーを購入しており、その機器のうち80%以上が当社の出資先製品や独占販売権を持つ製品で構成されています。 (3)販売チャネル 当社は販売代理店を通じた販売を行っており、これにより少人数で販売しながらも、全国各地のお客様への対応が可能な体制を確立しております。セールスパートナーの主な業種は、携帯電話の通信サービスを提供する通信事業者や、オフィス用品を扱う製造業、卸売・小売業となっております。その他、Buddycom事業を立ち上げた当初のお客様や、webよりお買い求めいただいたお客様については直接販売しております。 [事業系統図] 以上の内容を事業系統図に示すと、次のとおりであります。 (4)その他事業 当社はBuddycom事業を始める以前に主力事業としていた、大容量データに対応したディスク型のデータベースと、高速アクセスに対応したメモリ型データベースを併せ持つ『ALTIBASE』というハイブリッド型データベースのライセンスの販売、及びサポートを提供しております。 新規顧客へのライセンスの販売は終了しており、引き続き利用中の顧客に対してのサポートを継続中です。 ※1 フロントラインワーカー:机の前に座らない最前線で活躍する労働者のこと。農業、教育、ヘルスケア、小売、ホスピタリティ、製造、輸送、建設業界などの従事者です。 ※2 ホリゾンタル:「水平」を意味する単語。特定の業界・業種に関係なく「業務課題」を解決するサービス。 ※3 SaaS:Software as a Serviceの略称。ユーザー側のコンピュータにソフトウェアをインストールするのではなく、ネットワーク経由でソフトウェアを利用する形態のサービス。 ※4 解約率:ID数の月次解約率。「当月の解約ID数÷前月の契約IDの総数」で算出し、期中の平均を取った値。 ※5 NRR:Net Revenue Retentionの略称。既存顧客の売上継続率。「前期までに獲得した顧客の当期末月の売上÷前期末月の売上」で算出。 ※6 PTT:Push to Talkの略称。無線機やインカムのように押しながら話す通話方式のこと。 ※7 ARR:Annual Recurring Revenueの略称。各期末月のBuddycom利用料売上を12倍して算出。
経営方針・対処すべき課題2,173字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は「フロントラインワーカーに未来のDXを提供し、明るく笑顔で働ける社会の力となる」というミッションを掲げ、フロントラインワーカーをつなげるライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」を提供することにより、あらゆる業種で音声や動画を利用し現場の課題を解決することを目指しております。 当社は、Buddycomの開発を自社で内製化することにより、安定的な稼働と、新たな機能の追加を機動的に実現できる体制となっております。また、セールスパートナーを活用した販売網を持ち、あらゆる業種・業態において有効なホリゾンタルサービスとして、全国各地のお客様への販売を行っております。 (2) 目標とする経営指標 当社は、中長期的に安定した売上収益を拡大させることが重要であると考えております。そのため、当社は達成状況を判断するための経営上の指標としてARRを重視しております。また、当社では事業本来の稼ぐ力を重視しつつ、事業活動の効率性とのバランスを考慮することで、持続的かつ質の高い事業成長を目指しております。 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社の提供するBuddycomは、単なる音声によるコミュニケーションにとどまらず、インターネットを介したクラウドサービスであることを活かし、独自に開発した技術によって、音声のほか、画像や動画などのコンテンツのやり取りを可能にし、インターネットにつながる環境であれば世界中どこにいてもつながり、さらにはやり取りしたデータやコンテンツがデジタル化されて蓄積されるなど、これまでにはない新しいコミュニケーションツールとして成長を続けており、鉄道会社、航空会社、GMS(General merchandise store=総合スーパー)、介護施設、工場、商業施設、大規模小売店舗、公共・自治体など、あらゆる業種・業態において有効なホリゾンタルなサービスとして、お客様にご利用いただいております。 今後もブランディング・マーケティングを強化し、更なる機能を拡充することにより、お客様が支えているミッションクリティカルな現場に欠かせないコミュニケーションツールとしてより多くの企業・ユーザーにご活用いただくことにより、よりよい社会の実現を目指してまいります。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社は「フロントラインワーカーに未来のDXを提供し、明るく笑顔で働ける社会の力となる」というミッションを掲げ、フロントラインワーカーをつなげるライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」を提供することにより、あらゆる業種で音声や動画を利用し現場の課題を解決することを目指しております。 当社の提供するBuddycomの利用企業数・ユーザー数は順調に増加しております。今後利用企業数・ユーザー数の増加、ARPUの向上により更なる成長ペースの加速を志向しております。 このような経営環境において、当社が対処すべき主な課題は、以下のとおりであります。 ①  優秀な人材の確保と育成 当社は、更なる事業拡大と成長スピードの向上を実現していくうえで、優秀な人材を継続的に雇用し、定着させることが重要であると認識しております。そのため、採用体制の強化、教育・研修制度及び人事評価制度の拡充等の施策を進めてまいります。 ②  技術力、製品力の向上 新規顧客の獲得、※ARPUの向上及び既存顧客の満足度向上のため、技術面、サービス面において一層の向上が求められます。当社では、顧客のニーズに合ったBuddycomの新機能追加、イヤホンマイクやヘッドセット、ウェアラブルカメラといった様々なIoT機器との接続連携、エコパートナーが持つネットワークやソリューションとの連携等の開発体制の強化に努めてまいります。 ※ ARPU:Average Revenue Per Userの略。1ユーザー当たりの平均売上 ③  営業力の強化 当社の提供するBuddycomの利用企業数・ユーザー数の増加に伴い、Buddycom利用料売上も順調に増加しておりますが、まだ増加の余地があり、更なる成長スピードの向上が必要であります。そのために、ブランディング・マーケティングを強化することによる知名度向上、販売代理店の戦略的活用等の推進による効率的な営業により、売上増加スピードの加速を目指してまいります。 ④  内部管理体制の強化 当社は、急速な事業環境の変化に適応し、継続的な成長を維持していくために、内部管理体制の強化が重要であると認識しております。このため事業規模や成長ステージに合わせ、バックオフィス機能を拡充していくとともに、経営の公正性・透明性を確保するための内部管理体制強化に取り組んでまいります。 (5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は、中長期的に安定した売上収益を拡大させることが重要であると考えております。そのため、当社は達成状況を判断するための経営上の指標としてARRを採用しております。
事業等のリスク4,498字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 当社の事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項を以下に記載しております。 また、必ずしもそのようなリスクに該当しない事項につきましても、投資者の投資判断上、重要であると考える事項については、積極的な情報開示の観点から記載しております。当社は、これらのリスクに対し発生の可能性を十分に認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の迅速な対応に努める方針であります。 なお、本項記載の将来に関する事項は本書提出日現在において当社が判断したものであり、将来において発生の可能性のある全てのリスクを網羅するものではありません。 (1) 競合会社の参入と競合激化について 当社が事業展開する国内のソフトウェア市場は、近年拡大を続けているため、当社のビジネスモデルと同様のビジネスモデルを掲げる新たな競合企業が誕生し、今後も増加する可能性があります。 当社は、多様な環境下で培ったIP無線のノウハウを活用し、また独自の新規顧客獲得戦略を採用することにより、他社との差別化を図り、継続的な事業成長に努めておりますが、そのような競合企業の参入又は既存競合企業との競合激化により、当社の優位性が失われ、そのような競合企業と当社の主要顧客企業との間で取引が開始され、当社と当該顧客企業との取引が縮小される可能性は否定できず、かかる事態となった場合には、当社の業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (2) 技術革新について 当業界においては、技術革新のスピードが速いため、先進のノウハウと開発環境を保有し、かつそれらを継続的に進化させていく必要があります。当社においては、常に新しい技術を利用したシステム構築に挑戦しており、迅速な環境変化に対応できるよう技術者の採用・教育、開発環境の整備等を進めております。しかしながら、当社の想定を超える技術革新等による著しい環境変化等が生じた場合、当該変化に当社が対応することができず、当社の事業活動及び業績に影響を与える可能性があります。 (3) 特定事業への依存について 当社は、フロントラインワーカーをつなげるライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」の提供を主な事業としており、当該事業に経営資源を集中させております。「Buddycom」は、セールスパートナーを活用した販売網により、あらゆる業種・業態において有効なホリゾンタルサービスとして、全国各地への販売を行っており、特定の業種・業態や地域に依存はしておりません。また、エコパートナーと連携して商品開発や事業活動に取り組むことにより、相互作用しながら共存共栄する仕組みであるパートナーエコシステムを構築しております。しかしながら、Buddycom事業の成長に何らかの問題が生じた場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 人材の確保と育成について 当社は、優秀な人材に裏付けられた高い技術力と提案力により事業を拡大してまいりました。今後も業容拡大のために、優秀な人材を確保し、教育・育成していくことが必要不可欠であり、採用活動の強化と教育研修の充実を推進してまいります。 しかしながら、優秀な人材の採用・確保及び教育・育成が計画通りに進まない場合や、優秀な人材が社外流出した場合には、事業規模拡大の制約、顧客に提供するサービスの質の低下、それに起因する競争力の低下等により、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 小規模組織における管理体制について 当社は、当事業年度末で従業員58名と比較的小規模組織で運営しており、内部管理体制も組織規模に応じたものとなっております。今後の事業の拡大及び多様化に対応して、人員の増強と内部管理体制の一層の充実を図っていく方針でありますが、これらの施策が適時適切に進行しなかった場合には、当社の事業活動に支障が生じ、当社の事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (6) 情報セキュリティについて 当社は、事業の性格上顧客の個人情報及び機密情報を保有する場合があります。当社では、個人情報及び機密情報の外部漏洩の防止は勿論のこと、不適切な利用、改ざん等の防止のため、情報管理を事業運営上の重要事項と考えております。そのため「情報セキュリティ基本方針」「個人情報保護方針」を制定するとともに、役員及び従業員を対象とした社内教育を実施するなど情報管理を徹底する体制を構築しております。外部サービス提供者の利用に関しては、外部委託先のSOC2レポート又はISO27001など外部機関の認証取得を確認すること等としており、ユーザー側の対策として、パスワードに文字制限を設定し、また、アクセス権の制御、認証の設定等を可能とする機能を実装しております。 しかしながら情報漏洩などにより社会的信用が失墜した場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 大株主について 当社の代表取締役会長である平岡秀一は、同氏の資産管理会社である合同会社平岡秀一事務所の所有株式を含めると、当事業年度末日現在において当社の発行済株式総数の45.8%を所有しております。 同氏は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては、株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。当社といたしましても、同氏は安定株主であると認識しておりますが、何らかの事情により、大株主である同氏の持分比率が低下した場合には、当社株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。 (8) システムのトラブルについて 当社は、安定的なサービス運用を行うために、サーバー設備等の増強やマルチリージョン化、コンピュータシステムのバックアップ体制の構築、社内運用体制の強化を行っておりますが、アクセスの急激な増加等による負荷の拡大、地震等の自然災害や事故等による予期せぬトラブルの発生、コンピュータウイルス、電気供給の停止、通信障害、通信事業者に起因するサービスの長期にわたる中断や停止等、現段階では予想不可能な事由による大規模なシステムトラブルが生じた場合には、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社では、受注データや請求データ等を社内システムにて管理しております。一方で、一部情報を手入力した管理台帳も作成しており、売上や請求については、管理台帳と社内システムのデータにてその正確性を確認しております。システムトラブルが発生したこと等によりこれらの社内システムのデータが何らかの影響を受けた場合には、財務報告にも影響を及ぼす可能性があります。 (9) 訴訟について 当社は、本書提出日現在において、訴訟を提起されている事実はありません。しかしながら、当社の提供したサービスに不備等があり、予期せぬトラブルが発生した場合又は取引先との関係に何かしらの問題が生じた場合等、これらに起因した損害賠償の請求、訴訟を提起される可能性があります。その場合、損害賠償の金額、訴訟内容及び結果によっては、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 知的財産権について 近年、当業界においては、自社技術保護のための特許申請が増加する傾向にあります。当社も自社技術保護、他社との差別化及び競争力のあるサービスを永続的に提供するため、知的財産権の取得・保護活動を行っていく方針であります。当社の知的財産権が第三者に侵害された場合、当社は、知的財産権の保護のため、かかる侵害者に対する訴訟及びその他防衛策を講じるなど、当該対応に経営資源を割くことを余儀なくされることになり、当社の事業活動及び業績に影響を与える可能性があります。 また、当社では、第三者の知的財産権を侵害しないよう努めており、現時点において侵害はないものと認識しておりますが、将来的において第三者の知的財産権への侵害が生じてしまう可能性は否定できません。当社がサービスを提供するうえで第三者の知的財産権を侵害していることが発覚した場合、当社への損害賠償請求、信用の低下により、当社の事業活動及び業績に影響を与える可能性があります。 (11) 販売代理店との関係について 当社は、受注活動の大部分を販売代理店に委託しております。これは、きめ細やかな顧客フォローや信用能力などで優れた販売代理店を活用することが有効だと判断しているものであり、今後も販売代理店とのパートナーシップを維持・強化していく方針です。 現在は友好な関係を構築しておりますが、何らかの理由による販売代理店との契約解消、もしくは販売代理店の経営状態が悪化した場合には、現状の受注活動に影響する可能性があります。 (12) 既存顧客の継続率及び単価向上について 当社の「Buddycom」のビジネスモデルは、サブスクリプションモデルであり、新規ユーザーの獲得に加えて、継続率の維持・向上が重要であると考えております。また、音声のみならず、テキスト、画像、動画、位置情報の共有等様々な機能を開発・提案を行うことにより、ARPU※の向上を目指しております。当社の事業計画には、一定の解約を踏まえた継続率、ARPUの向上を見込んでおりますが、想定した継続率やARPUの向上が実現しない場合には、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 自然災害について 大地震、台風等の自然災害や事故、それに伴う二次災害、パンデミック等の発生によって事業継続が危ぶまれる事態に備えて、当社では、サテライトオフィス、複数サーバーやバックアップ体制等、事業継続のために必要な対策をとっておりますが、想定をはるかに超える大規模な災害等が発生した場合には、業務の全部又は一部が停止し、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 配当政策について 当社は設立以来、当期純利益を計上した場合においても、内部留保の充実による財務基盤の強化、事業展開における投資資金としての活用を重視し、配当を実施した実績はありません。 当社は株主への利益還元を重要な経営課題の一つとして認識しており、今後の経営成績及び財政状態、事業環境などを総合的に勘案し、内部留保とのバランスをとりつつ配当について検討していく方針であります。 (15) 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社は、当社取締役及び従業員に対するストック・オプション制度を採用しております。そのため、付与されている新株予約権の行使が行われた場合には、保有株式の株式価値が希薄化する可能性があります。当事業年度末日現在における新株予約権における潜在株式は240,000株であり、発行済株式総数及び潜在株式数の合計8,459,500株の2.8%に相当します。
経営成績の分析 (MD&A)6,587字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況 第22期事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という)の状況の概要は次のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 経営成績の状況は次のとおりであります。 当事業年度における我が国経済は、企業収益や雇用情勢・所得環境が改善するなか、各種政策の効果もあり緩やかな回復が見られましたが、為替相場の円安等による物価上昇、米国の通商政策の動向、不安定な国際情勢等により、依然として先行きは不透明な状況が続いております。 当社が事業展開する国内のソフトウェア市場におきましては、働き方改革や人手不足の解消などの課題解決に向けコミュニケーションの促進や業務の自動化・効率化につながるソフトウェアの導入や生成AIの活用による機能強化や高付加価値化が進み、2025年度は3兆628億円※1が見込まれております。また、フロントラインワーカーが働く最前線の現場においては、法人向けモバイル通信端末市場の拡大、AIや画像認識等の精度向上、ウェアラブルカメラ等ハードウェアの開発と導入コストの低減、5Gの普及による映像等大容量データの活用など、様々な分野のイノベーションの発展に伴い、更なるDX化の拡大が期待されます。当社の提供するサービス「Buddycom」の国内における潜在市場規模については、約1,900億円と推計※2しております。当社は「フロントラインワーカーに未来のDXを提供し、明るく笑顔で働ける社会の力となる」ことをミッションに掲げ、「フロントラインワーカーをつなげるライブコミュニケーションプラットフォーム」の新たな市場の創出を図りながら、開発・販売を行ってまいります。 このような経営環境のもと、当社の主力サービスであるBuddycomの開発及び販売に注力いたしました。売上高は順調に推移した一方、Buddycomの開発及び販売強化のための人員増加による採用費及び人件費の増加等により、販売費及び一般管理費も増加いたしました。 以上の結果、当事業年度における売上高は1,654,620千円(前年同期比39.7%増)、営業利益は107,256千円(前年同期営業損失31,275千円)、経常利益は92,700千円(前年同期経常損失34,000千円)、当期純利益は112,172千円(前年同期当期純損失31,848千円)となりました。 ※1 株式会社富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2025年版」(2025年7月) ※2 国内における全ての潜在顧客、フロントラインワーカーに導入された場合の、顧客による年間支出総金額。(日本のフロントラインワーカー人口(2025年4月の総務省統計局「2025年度 労働力調査年報」より当社推計)×ID当たりの平均年間課金額) セグメント別の業績は、以下のとおりであります。 (Buddycom事業) Buddycom事業におきましては、マーケティング強化による知名度の向上、営業人員の増強、代理店営業力の強化、SMB※1向けの販売強化等により契約社数は増加し、当事業年度末の契約社数は1,562社(前事業年度末1,077社)となり、ARR※2は1,068,797千円(前事業年度末739,058千円)となりました。以上の結果、当事業年度における、Buddycom利用料売上が908,785千円(前年同期比38.9%増)、アクセサリー売上が744,285千円(前年同期比41.7%増)となり、セグメント売上高は1,653,070千円(前年同期比40.2%増)、セグメント利益は105,937千円(前年同期セグメント損失35,786千円)となりました。 ※1SMB:Small and Medium-sized Businessの略称。当社では従業員数が500人未満の企業と定義。 ※2ARR:Annual Recurring Revenueの略称。各期末月のBuddycom利用料売上を12倍して算出。 (その他) ALTIBASE事業を「その他」に含めております。ALTIBASE事業については、積極的には展開しない方針であり、当事業年度におけるその他の売上高は1,550千円(前年同期比71.4%減)となり、セグメント利益は1,318千円(前年同期比70.8%減)となりました。 また、当事業年度末の財政状態は、次のとおりであります。 (総資産) 当事業年度末における総資産につきましては、前事業年度末に比べ1,124,348千円増加し、2,077,806千円(前事業年度末比117.9%増)となりました。 (流動資産) 当事業年度末における流動資産につきましては、前事業年度末に比べ1,082,137千円増加し、1,834,628千円(前事業年度末比143.8%増)となりました。 これは主に、現金及び預金の増加(前事業年度末比1,016,928千円増)、売掛金の増加(前事業年度末比50,145千円増)等によるものであります。 (固定資産) 当事業年度末における固定資産につきましては、前事業年度末に比べ42,210千円増加し、243,178千円(前事業年度末比21.0%増)となりました。 これは主に、敷金の差入による敷金の増加(前事業年度末比7,943千円増)、繰延税金資産の増加(前事業年度末比33,820千円増)等によるものであります。 (負債合計) 当事業年度末における負債合計につきましては、前事業年度末に比べ206,941千円増加し、683,834千円(前事業年度末比43.4%増)となりました。 (流動負債) 当事業年度末における流動負債につきましては、前事業年度末に比べ226,367千円増加し、610,690千円(前事業年度末比58.9%増)となりました。 これは主に、前受収益の増加(前事業年度末比137,117千円増)、未払法人税等の増加(前事業年度末比36,133千円増)、買掛金の増加(前事業年度末比32,890千円増)、未払消費税等の増加(前事業年度末比17,536千円増)等によるものであります。 (固定負債) 当事業年度末における固定負債につきましては、前事業年度末に比べ19,425千円減少し、73,144千円(前事業年度末比21.0%減)となりました。 これは主に、長期借入金の減少(前事業年度末比12,996千円減)、繰延税金負債の減少(前事業年度末比6,730千円減)等によるものであります。 (純資産) 当事業年度末における純資産につきましては、前事業年度末に比べ917,406千円増加し、1,393,972千円(前事業年度末比192.5%増)となりました。 これは、資本金の増加(前事業年度末比398,772千円増)、資本準備金の増加(前事業年度末比398,772千円増)、当期純利益計上による利益剰余金の増加(前事業年度末比112,172千円増)等によるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、1,574,273千円(前事業年度末比1,016,928千円増、182.5%増)となりました。また、当事業年度末における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において営業活動により獲得した資金は、290,705千円(前年同期は1,149千円の収入)となりました。 これは主に、前受収益の増加額137,117千円(前年同期は前受収益の増加額36,813千円)、税引前当期純利益92,700千円(前年同期は税引前当期純損失34,000千円)、仕入債務の増加額32,890千円(前年同期は仕入債務の減少額9,174千円)等の収入要因によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において投資活動により支出した資金は、26,883千円(前年同期は32,583千円の支出)となりました。 これは主に、有形固定資産の取得による支出18,939千円(前年同期は有形固定資産の取得による支出47,532千円)敷金の差入による支出7,943千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において財務活動により獲得した資金は、753,104千円(前年同期は89,024千円の収入)となりました。 これは、新株式の発行による収入767,208千円、長期借入金の返済による支出21,792千円(前年同期は長期借入金の返済による支出19,976千円)等によるものであります。 ③ 仕入、受注及び販売の実績 a 仕入実績 当事業年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) Buddycom事業   463,540   123.6 (注)金額は、仕入価格によっております。 b 受注実績 当社で行う事業は、提供するサービスの性格上、受注から売上計上まで短期間であり、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c 販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当事業年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日) 金額(千円)   前年同期比(%) Buddycom事業   1,653,070   140.2 その他   1,550   28.6 合計   1,654,620   139.7 (注) 1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合 相手先   前事業年度 (自 2023年9月1日 至 2024年8月31日)   当事業年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日) 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) ソフトバンク株式会社   338,460   28.6   641,580   38.8 株式会社リコー   126,136   10.6    159,017   9.6 NTTドコモビジネス株式会社   119,293   10.1    150,483   9.1 オープンリソース株式会社   127,131   10.7    68,690   4.2 2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りを行うにあたり、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りと異なる結果をもたらす場合があります。なお、当社の財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5.経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しております。 ② 財政状態の分析 当事業年度の財政状態の分析については、「(1)経営成績等の状況 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 ③ 経営成績の分析 (売上高) 当事業年度の売上高は、1,654,620千円(前年同期比39.7%増)となりました。これは主に、当社の主力サービスであるBuddycomの契約社数及び利用ユーザー数が増加したことにより、Buddycom利用料売上が908,785千円(前年同期比38.9%増)、アクセサリー売上が744,285千円(前年同期比41.7%増)となったこと等によります。なお、ARRは1,068,797千円(前事業年度末739,058千円)となっております。 (売上原価、売上総利益) 当事業年度の売上原価は、644,625千円(前年同期比27.2%増)となりました。これは主に、Buddycom利用ユーザー数の増加及びアクセサリー売上の増加等によるものであります。この結果、売上総利益は、1,009,995千円(前年同期比49.0%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当事業年度の販売費及び一般管理費は、902,739千円(前年同期比27.3%増)となりました。主な要因は、Buddycomの開発及び販売強化のための人員増加による人件費の増加(前年同期比114,918千円増)、外形標準課税の適用に伴う租税公課の増加(前年同期比15,182千円増)等によるものであります。この結果、営業利益は107,256千円(前年同期営業損失31,275千円)となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 当事業年度において、営業外収益は受取利息1,942千円等により2,054千円、営業外費用は株式交付費14,011千円等により16,610千円となりました。この結果、経常利益は、92,700千円(前年同期経常損失34,000千円)となりました。 (当期純利益) 当事業年度において特別利益、特別損失は発生しておりませんが、法人税、住民税及び事業税を21,078千円、税効果会計による法人税等調整額を40,551千円計上した結果、当期純利益は112,172千円(前年同期当期純損失31,848千円)となりました。 ④ キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況の分析については、「(1) 経営成績等の状況 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。 ⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」をご参照ください。 ⑥ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析・検討内容 「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、当社は、中長期的に安定した売上収益を拡大させることが重要であると考えております。そのため、当社は達成状況を判断するための経営上の指標としてARRを重視しております。 当該指標について、第18期事業年度末(2021年8月31日)は295,703千円、第19期事業年度末(2022年8月31日)は440,472千円、第20期事業年度末(2023年8月31日)は557,602千円、第21期事業年度末(2024年8月31日)は739,058千円、第22期事業年度末(2025年8月31日)は1,068,797千円となっております。 今後も、サービスの機能強化や新規顧客の獲得に注力することによりARRを増加させてまいります。 ⑦ 資本の財源及び資金の流動性について 当社の資本の財源及び資金の流動性につきましては、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。運転資金需要のうち主なものは、当社サービスを拡大していくための開発人員及び営業人員の人件費、また研究開発に係る費用であります。これらの資金については自己資金又は金融機関からの借入にて充当する方針です。 ⑧ 経営者の問題意識と今後の方針について 経営者の問題意識と今後の方針については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」をご参照下さい。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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