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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

エイトレッド

ATLED CORP.3969 · Standard · 情報・通信業

累計5,000社超の導入実績を持つワークフロー専業。日本型業務プロセスに最適化したパッケージとクラウドの両軸で展開

概要

株式会社エイトレッドは、ワークフローソフトウェアの開発・販売を専業とする企業である。2007年に株式会社ソフトクリエイトホールディングスのワークフロー事業を分割承継して設立され、中規模・大規模企業向けパッケージ「AgileWorks」とクラウドサービス「X-point Cloud」などを展開する。2026年3月期の売上高は29億円、従業員数は89名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

パッケージとクラウドの二軸で構成する事業ポートフォリオ

エイトレッドの事業は「ワークフロー事業」の単一セグメントであるが、提供形態はパッケージソフトとクラウドサービスの二つに分かれる。パッケージソフトには小規模・中規模向けの「X-point」と中規模・大規模向けの「AgileWorks」がある。2022年3月をもってX-pointの新規ライセンス販売を終了し、現在はサポートと追加ライセスのみ提供する。一方、AgileWorksは現在も新規販売を継続している。クラウドサービスでは「X-point Cloud」(小規模・中規模向け)と「AgileWorksクラウド版」(中規模・大規模向け)を提供し、2026年3月期のクラウドサービス売上高は16億67百万円と全体の57.4%を占め、前年比22.5%増と成長を牽引している。

パートナー経由の販売体制と4段階のパートナー区分

エイトレッドは売上高の約90%を販売代理店(パートナー企業)経由で生み出す間接販売モデルを採用する。パートナーはSIerなどで構成され、全国に販売網を持つ。パートナーは実績や技術力に応じて4段階に区分される。最上位の「プラチナパートナー」には兄弟会社の株式会社ソフトクリエイトも含まれるが、他のプラチナパートナーと同等の取引条件である。「ゴールドパートナー」「シルバーパートナー」は導入実績とサポート体制で区分され、「アライアンスパートナー」はシステム構築・サポートに必要なスキルを有する。この体制により、自社での直販部隊を持たずに効率的な市場カバレッジを実現している。

売上高拡大を最重視する経営指標と課題

エイトレッドは持続的な成長と企業価値向上のため、重要な経営指標として売上高の拡大を掲げている。2026年3月期の売上高は29億2百万円(前年比4.9%増)と増収を達成したものの、営業利益は10億49百万円(前年比0.8%減)と微減している。経営環境としてはワークフロー市場の拡大とクラウドシフトが続く中、優先課題として「製品機能の強化・新サービスの充実」「販売体制の強化・知名度向上」「働き方改革・DX推進」を挙げている。特にクラウドサービスの拡大に経営資源を集中させ、収益性の高い事業基盤の確立を目指す。

業界の中での役割は企業の業務プロセス効率化を支えるワークフローソフトウェアの専業ベンダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
29億円
営業利益
10億円
営業利益率
34.5%
純利益
7億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01企業向けワークフロー(全業種)主力

あらゆる業種の企業に対し、稟議・申請から承認・決裁に至る事務フローを電子化するワークフロー製品を提供。パッケージソフトとクラウドサービスを組み合わせ、企業規模に応じた製品を展開する。日本型の業務プロセスに適応し、紙の書類に近い操作性を実現している。

日本型業務プロセスに適応したワークフロー製品として差別化

主な製品・サービス4
X-point
Java技術を活用した独自開発のワークフロー製品。WEBブラウザ上で紙に書くような直感的な入力フォームを提供。柔軟な承認フロー設定や検索・集計機能、主要グループウェア・ERPとの連携、スマートデバイス対応が特徴。小規模から中規模企業向け。
AgileWorks
X-pointの機能を踏襲しつつ、大規模組織向けに最適化したワークフロー製品。組織改編や人事異動への対応強化、多言語対応(英語・中国語)、アドオン型システム連携などが特徴。中規模から大規模企業(従業員数1,000名〜数万名)向け。
X-point Cloud
パッケージソフトX-pointをクラウドサービスとして提供。自社サーバー不要、初期導入が迅速、バージョンアップや機器管理の手間が不要。小規模から中規模企業(従業員数1,000名未満)向け。
AgileWorksクラウド版
パッケージソフトAgileWorksをクラウドサービスとして提供。拡張性に優れ、サーバー設備やメンテナンスの手間・コストを削減。クラウド上にデータ保存され、インターネット環境があればどこでも利用可能。中規模から大規模企業(従業員数500名〜5,000名)向け。

製品と技術

小規模・中規模向けパッケージ「X-point」とそのクラウド版

「X-point」は2003年にソフトクリエイトが開発したワークフロー製品で、エイトレッド設立後も主力製品として継承された。Java技術を活用し、Webブラウザ上で紙のような直感的な入力フォームを提供する。承認フローの柔軟な設定、検索・集計機能、グループウェアやERPとの連携オプション、スマートデバイス対応が特徴。主に従業員300~1,000名の小規模・中規模企業をターゲットとする。しかし2022年3月をもって新規ライセンス販売を終了し、現在はサポートと追加ライセンスのみ提供。後継としてクラウド版「X-point Cloud」が2011年から提供されており、同様の機能をサーバーレスで利用できる。ターゲットは従業員1,000名未満の企業で、初期導入の迅速さやバージョンアップ不要がメリットである。

大規模組織向け「AgileWorks」とクラウド版の機能強化

「AgileWorks」は2009年にエイトレッドが自社開発した大規模企業向けワークフローパッケージである。X-pointの機能をベースに、組織改編や人事異動への対応力を高め(変更日設定による先付メンテナンス)、日本語・英語・中国語の3言語に対応。同時ログインユーザー数ベースのライセンス形態を採用し、従業員1,000名から数万名の組織をターゲットとする。2024年3月には「AgileWorksクラウド版」がリリースされ、拡張性とクラウドの利便性を両立。ターゲットは従業員500~5,000名の中堅・大企業である。AgileWorksシリーズは現在も新規販売が継続されており、2026年3月期の売上高は10億49百万円とパッケージソフトの大部分を占めるが、前年比9.7%減とクラウドシフトの影響を受けている。

ノンカスタマイズ方針とパートナー連携による製品戦略

エイトレッドはユーザー企業ごとのカスタマイズ開発を行わない方針を徹底している。カスタマイズを排除することで、ソースコードの個別管理やサポートコストを削減し、バージョンアップによる機能強化に開発リソースを集中している。製品は標準機能の拡充で顧客ニーズに応え、導入企業はパラメータ設定やテンプレート活用で柔軟に運用できる。また、パートナー企業を通じてユーザー要望を収集し、年次バージョンアップに反映するサイクルを持つ。この方針により、低価格・短期導入・安定運用を実現し、日本型業務プロセスに適合したワークフロー製品として差別化を図っている。累計導入社数は5,000社以上に達する。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 企業向けワークフロー(全業種)日本型業務プロセスに適応したワークフロー製品として差別化

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

情報通信の高収益企業、規模拡大が課題

エイトレッドは情報・通信業に属し、売上高28億円(2025/3期)と同業他社(ソラコムやLisBなど)と比較して小規模。しかし営業利益率は39.29%(2025/3期予想)と非常に高く、同業他社を大きく上回る収益性を誇る。小規模ながらニッチなソフトウェア市場で高い競争力を持つ。同業のVRain SolutionやCocoliveも非開示だが、同社の利益率は突出。内需依存が強いが、高収益を活かした投資が可能。

強み

  • 営業利益率39%と同業他社を圧倒、高収益体質。
  • 特定ソフトウェア分野で高いシェア、競争優位。
  • 売上高が25億円から29億円へ安定成長。
  • 高品質な製品で顧客からの信頼が厚い。

課題

  • 売上高28億円と小さく、事業基盤が脆弱。
  • 海外売上比率が低く、国内市場縮小リスク。
  • ニッチ市場ゆえに成長の天井が早い可能性。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がエイトレッド

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
14644イマジニア112億円13.6倍
24412サイエンスアーツ111億円59.3倍
39698クレオ111億円12.3倍
44495アイキューブドシステムズ106億円13.4倍
53969エイトレッド105億円14.7倍
63900クラウドワークス105億円
74192スパイダープラス105億円166.7倍
83799キーウェアソリューションズ104億円11.9倍
93641パピレス103億円
103963シンクロ・フード101億円36.1倍
113912モバイルファクトリー101億円15.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 10件

ソフトクリエイトのワークフロー事業を継承した2007年の設立

エイトレッドは2007年4月、株式会社ソフトクリエイトホールディングス(旧ソフトクリエイト)のワークフロー事業を会社分割により承継し、東京都渋谷区に資本金50,000千円で設立された。起算点となるのは2003年4月にソフトクリエイトが開発・販売を開始した小規模企業向けワークフロー「X-point」である。設立直後の2007年5月にはSCSK株式会社(旧住商情報システム)への第三者割当増資により資本金を100,000千円に増資し、資本基盤を強化した。

大企業向けAgileWorks発売とクラウドサービス開始(2009年~2011年)

2009年3月、エイトレッドは自社開発による大規模・中規模企業向けワークフロー「AgileWorks」の販売を開始した。X-pointの機能を踏襲しつつ、大規模組織向けに多言語対応や組織変更の履歴管理などを強化した製品である。続いて2011年10月には、X-pointをクラウドで提供する「X-point Cloud」をリリース。小規模企業でもサーバー不要で導入可能とし、クラウド市場への本格参入を果たした。この時期に製品ラインを拡充し、中小から大企業までカバーするポートフォリオを形成した。

株式上場と市場区分の変遷(2016年~2022年)

2016年12月、エイトレッドは東京証券取引所マザーズに株式を上場した。上場から約2年後の2019年3月には東証市場第一部に指定替えとなり、成長企業としての地位を確立した。しかし2022年4月の東証市場区分見直しに伴い、市場第一部からスタンダード市場に移行した。上場時の売上高は10億円台だったが、その後クラウドサービスの拡大により2022年3月期には21億円に達し、売上高の成長が市場評価につながった。

クラウドシフトを加速する新製品投入(2017年~2024年)

2017年5月、エイトレッドはクラウドアプリケーションプラットフォーム「ATLED Work Platform」の販売を開始した。これはX-pointやAgileWorksとは別の新たなクラウド基盤製品である。さらに2024年3月には、AgileWorksのクラウド版「AgileWorksクラウド版」をリリース。従来のパッケージソフトからの移行需要を取り込み、クラウドサービスの売上高は2026年3月期に16億67百万円と過去最高を更新した。一方、X-pointの新規ライセンス販売は2022年3月に終了しており、クラウドへの経営資源集中が明確になっている。

売上高29億円に成長した2026年3月期の経営成績

エイトレッドの売上高は2013年3月期の6億円から長期拡大を続け、2026年3月期には29億2百万円に達した。当期純利益も1億円台から7億16百万円に成長し、営業利益率は約36%と高い収益性を維持している。ただし、2026年3月期はクラウドサービスが22.5%増の一方、パッケージソフトが12.1%減となり、構造転換期にある。キャッシュ・フローでは営業活動により13億33百万円を獲得したが、有価証券取得や設備投資により投資活動で24億84百万円を使用し、現金残高は35億93百万円となった。

年表10件を開く

2000年代

  • 2003年4月株式会社ソフトクリエイトホールディングス(旧:株式会社ソフトクリエイト)が開発した中規模・小規模企業向けワークフロー「X-point」(エクスポイント)の販売開始。
  • 2007年4月創業株式会社ソフトクリエイトホールディングス(旧:株式会社ソフトクリエイト)のワークフロー事業を会社分割により承継し、東京都渋谷区に資本金50,000千円で株式会社エイトレッドを設立。
  • 2007年5月第三者割当増資によりSCSK株式会社(旧:住商情報システム株式会社)が資本参加し、資本金を100,000千円に増資。
  • 2009年3月当社が開発した大規模・中規模企業向けワークフロー「AgileWorks」(アジャイルワークス)の販売開始。

2010年代

  • 2011年10月小規模企業向けに、「X-point」のクラウドサービス「X-point Cloud」(エクスポイントクラウド)の販売開始。
  • 2016年12月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場。
  • 2017年5月クラウドアプリケーションプラットフォーム「ATLED Work Platform」(エイトレッドワークプラットフォーム)の販売開始。
  • 2019年3月上場東京証券取引所市場第一部に株式を上場。

2020年代

  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行。
  • 2024年3月大規模・中規模企業向けに、「AgileWorks」のクラウドサービス「AgileWorksクラウド版」の販売開始。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    製品機能の強化と新サービス充実

    ワークフロー製品「AgileWorks」「X-point Cloud」「AgileWorksクラウド版」の機能強化と新サービス開発に注力。ユーザー視点のUI、ノンカスタマイズで短期導入、自社運用可能、他社システム連携、高品質な保守サービスにより競争優位を維持し、市場変化やテクノロジー進歩に迅速に対応します。

  2. 02

    販売体制の強化と知名度向上

    売上の約90%を占める販売パートナー経由のチャネルを強化。新規パートナー開拓と既存パートナー深耕により販売体制を強化し、Webセミナーなどを通じて製品・企業の知名度向上を図ります。

  3. 03

    働き方改革とDXの推進

    自社でも男性育休、時差出勤、テレワーク、時間単位有休などを導入し、ワークライフバランスの整った環境を整備。ワークフローを「ファーストDX」と位置づけ、企業の最初のDX成功体験として普及を促進し、認知拡大を図ります。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で89人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は578万円で、9期前と比べて+1.5%平均年齢は31.6歳、平均勤続年数は4.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月44
2018年3月48
2019年3月57035.63.455
2020年3月56935.33.562
2021年3月53934.63.662
2022年3月54334.03.768
2023年3月55133.43.965
2024年3月56533.74.369
2025年3月59434.84.5821,341
2026年3月57831.64.5891,124

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率0.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率80.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)77.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社及び事務所 — 東京都渋谷区878百万円
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ソフトクリエイトホールディングス(注)
    東京都渋谷区 · その他の関係会社
    議決権51.3%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は29億円営業利益10億円前期と比べると増収減益で、売上が+3.6%、利益が-9.1%。

売上高
+3.6%
29億円
営業利益
-9.1%
10億円
純利益
+0.0%
7億円
営業利益率
34.5%
前期比 -4.8%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高33億円29億円
営業利益12億円10億円
純利益8億円7億円
1株あたり配当¥36¥36

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は8億円、営業利益は3億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+60.0%、営業利益は+50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q62
2024年1Q5240.01
2024年2Q7342.92
2024年3Q6350.02
2024年4Q72
2025年2Q14535.74
2025年4Q14642.93
2026年2Q14535.73
2026年4Q15533.34
2027年1Q8337.52

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は6億円から29億円へ4.8倍に増えた。直近期の営業利益率は34.5%。売上は11期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月621
2014年3月721
2015年3月721
東京証券取引所マザーズに株式を上場。
2016年3月832
2017年3月1032
2018年3月1132
東京証券取引所市場第一部に株式を上場。
2019年3月1453
2020年3月1664
2021年3月1985
2022年3月2196
2023年3月22107
2024年3月25117
2025年3月28111139.37
2026年3月29101134.57

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高29億円のうち、営業利益として残るのは10億円34.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は7億円、売上の24.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金34.5%10億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金27.6%8億円
  • その他の費用持分法損益などの調整3.4%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益34.5%10億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
65.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+26.1pt
34.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+17.5pt
24.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.4pt
13.5%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
10.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
16.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 12期分

2026年3月期は営業CFが13億円、投資CFが−25億円で、差し引きのフリーCFは−12億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は36億円で、売上の14.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2015年3月2−1−117
2016年3月3−2−116
2017年3月5−22312
2018年3月4−1−1314
2019年3月6−16525
2020年3月6−2−1428
2021年3月7−2−1532
2022年3月10−2−2838
2023年3月8−4−2441
2024年3月11−5−2645
2025年3月11−5−2650
2026年3月13−25−2−1236

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は69億円。このうち返さなくてよい自己資本が56億円で、自己資本比率は80.1%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月96369.0
2014年3月107366.6
2015年3月118370.9
2016年3月139467.7
2017年3月1813570.8
2018年3月2014671.8
2019年3月3224874.8
2020年3月3527876.6
2021年3月4031976.2
2022年3月46351176.8
2023年3月5041980.1
2024年3月57461179.5
2025年3月63511180.8
2026年3月69561380.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
26億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
43億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
13億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中28位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中431位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.5%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
34.5%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
80.1%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.6%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.6%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,403で、1年前と比べて-7.2%過去52週の値幅のなかでは32%の位置にある。

¥1,403+0.2%1ヶ月-2.8%1年-7.2%時価総額105億円
過去52週の値幅
安値¥1,305高値¥1,609

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.7倍
PER (会社予想)13.4倍
PBR1.86倍
配当利回り2.57%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月で+4.3%上昇し、現在1394円。週足では25日線(1375.68円)を上回り、上昇基調。52週高値1609円からは-13%の位置で、出来高は7/22に800株と薄商い。全体的にボラティリティ低く、方向感に欠ける。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PER14.58倍は業界平均29.83倍を下回り割安感がある。PBR1.86倍は業界平均3.46倍より低いが、ROE13.5%と高い収益性を考慮すれば適正圏。配当は無配だが配当性向35.5%であり、利益成長に伴い将来の配当開始が期待される。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.7倍47.9倍
PER (予想)13.4倍
PBR1.86倍2.96倍
ROE13.5%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

クラウドシフトと業務効率化需要の追い風を受ける一方、競争激化と成長鈍化が懸念される。強気派は、安定したストック収益と高い営業利益率(39%)を評価し、DX需要の恩恵が継続するとみる。弱気派は、市場の成熟と大手ベンダーの参入でシェア拡大が難しく、成長率が鈍化している点を指摘。2026年3月期の売上高29億円、営業利益率34.48%とやや低下見込みであることも弱気材料。

プラスに働く材料7
  • 高いストック収益比率

    サブスクモデルで安定収益が確保され、景気変動の影響を受けにくい

  • DX需要の継続

    企業の業務効率化需要は中長期的に堅調と期待

  • 高収益体質

    営業利益率約39%とソフトウェア業界でも高水準

  • クラウドサービス需要拡大で増収2025年下期影響

    2026/3期売上29億円、SaaS成長で30億円超の可能性

  • 営業利益率改善で収益性向上2025年通年影響

    営業利益率39.29%から40%以上へ、利益1億円増

  • 新規顧客獲得によるシェア拡大継続影響

    中小企業向け販売強化で売上5%増加

  • 株主還元策の実施不定影響

    無配当継続だが、配当開始で株価サポート

マイナスに働く材料7
  • 市場の成熟化

    ワークフロー市場は普及が進み、新規需要の伸びが鈍化傾向

  • 競合の増加

    クラウド型ワークフローは多数の競合が存在し価格競争のリスク

  • 成長率の減速

    売上高成長率が10%前後と鈍化し、今後の加速が見込みにくい

  • 競合SaaSの台頭で価格競争激化継続影響

    営業利益率低下、1%低下で利益0.3億円減

  • 顧客離脱による解約率上昇継続影響

    解約率1%上昇で売上0.3億円減少

  • 大手企業の参入でシェア低下不定影響

    市場シェア5%下落で売上1.5億円減

  • IT投資の一時的な抑制2025年上期影響

    景気減速で導入延期、売上5%減のリスク

次の決算で確かめる点
ARR(年間経常収益)
ストック収益の増加トレンドを測る重要指標
解約率
既存顧客の継続率が収益の安定性を左右
新規契約数
市場開拓の進捗を示すトップラインの先行指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり36で、前期から+6.3%いまの株価に対する利回りは2.57%。増配か配当維持が8年続いている。

年間配当
¥36
1株あたり
配当利回り
2.57%
いまの株価に対して
配当性向
35.5%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
8年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2018年3月1030.9
2019年3月116.424.2
2020年3月1645.529.0
2021年3月2025.027.9
2022年3月2210.027.2
2023年3月249.126.8
2024年3月268.327.3
2025年3月3223.132.9
2026年3月346.335.5

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥36

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ9,116人。区分でいちばん多いのは事業法人61.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が61.3%を占め、残る38.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人59.659.559.660.864.361.3
個人・その他21.419.021.128.828.533.4
外国法人9.916.112.34.75.54.0
証券会社4.11.32.53.11.41.1
外国人個人0.00.00.00.20.20.2
金融機関4.94.04.52.30.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ソフトクリエイトホールディングス51.29
02SCSK株式会社8.01
03光通信KK投資事業有限責任組合4.17
04木下 圭一郎2.17
05光通信株式会社1.00
06THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040 (常任代理人株式会社みずほ銀行)0.82
07THE BANK OF NEW YORK MELLON 140042 (常任代理人株式会社みずほ銀行)0.82
08INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)0.57
09DANSKE BANK A/S FINNISH CLIENTS (常任代理人香港上海銀行東京支店)0.49
10菊地雅巳0.48

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-02
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    6.02%
    +1.00pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−99%、1株純資産は14期で−99%。直近期のROEは13.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月11,02261,29319.853.5
2014年3月12,92768,32019.951.1
2015年3月2412719.657.2
2016年3月2914321.649.8
2017年3月3119617.841.330.7
2018年3月3321216.334.330.9
2019年3月4631716.426.424.2
2020年3月5535816.422.429.0
2021年3月7241218.631.727.9
2022年3月8147218.328.227.2
2023年3月9053817.716.126.8
2024年3月9560816.615.027.3
2025年3月9767615.114.732.9
2026年3月9673913.514.535.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額51百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
林宗治代表取締役会長52
岡本康広代表取締役社長552,000
佐藤淳取締役5215,000
佐藤拓良取締役 プロダクト開発・カスタマーサクセス部長521,400
薄上二郎取締役69
外山健一常勤監査役48100
小澤幹人監査役49
湯浅奉之監査役48

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円ストックオプション百万円退職慰労百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)235144020
監査役28084
社外監査役2221
社外取締役1111

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,891字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、「人・仕事・組織のつながりを円滑にして、成長と笑顔あふれる未来を共創する」を経営理念として掲げ、ワークフロー製品の開発及び販売を主たる事業として行っております。 ワークフロー製品とは、企業の様々な業務にかかる稟議・申請から承認・決裁に至るまでの事務フローを電子化し、業務プロセスの効率化・自動化、内部統制の強化を図る等の製品の総称であります。これらの製品は、個別案件ごとにスクラッチ開発をする形態、グループウェア製品やERP製品の付随機能として提供される形態、独立したパッケージソフトとして提供される形態及びクラウドサービスとして提供される形態等があります。 当社は、Java技術を活用し日本型業務プロセスに適応したワークフロー製品を独自開発し、パッケージソフトとして「X-point」及び「AgileWorks」を販売し、クラウドサービスとして「X-point Cloud」並びに「AgileWorksクラウド版」を提供しております。 なお、当社の事業は「ワークフロー事業」の単一セグメントであるため、以下については製品・サービス区分別に記載しております。 (1)製品・サービス ① パッケージソフト 次の2つのパッケージソフトを販売しております。 [X-point] 「X-point」は、当社が独自開発したワークフロー製品であり、Java技術を活用し、利用者がWEBブラウザ上で「まるで紙に書くような」直感的な入力フォームを提供する製品であります。 当該製品は、ワークフローの基本機能(稟議・申請から承認・決裁に至るまで)の提供に加えて、導入企業の社内制度・規則等に応じた承認フローの柔軟な設定が可能であること、検索・データ集計機能等の提供、オプションを利用し主要なグループウェア製品やERP製品とのシステム連携が可能であること、スマートフォンやタブレット端末等のスマートデバイスにも対応し、利用者が社外等においてセキュアな環境のもとワークフロー処理が可能であること等の特徴があります。また、ワークフローにかかる入力フォーム(申請書様式)は、ユーザー企業においてプログラミングすることなく自由に構築可能であるほか、当社において予め作成した多種多様な業種及び業務に応じた稟議書や勤務表等の申請書テンプレートを提供しており、高度な情報システムの知見がなくても容易に導入・運用が可能なシステム設計となっております。これらを活用することにより円滑な導入及び運用を可能としております。 なお、クラウドサービスに経営資源を集中させるため、2022年3月をもって新規ライセンス販売を終了しており、現在はサポートサービスの提供及び追加ライセンスの販売のみ行っております。 [AgileWorks] 「AgileWorks」は、「X-point」の機能を踏襲しつつ、より大規模な組織における運用を前提として開発した製品であります。 当該製品は、組織改編や人事異動等への対応強化(変更日を設定した先付メンテナンスが可能)、多言語対応(英語及び中国語)、アドオン型のシステム連携(他システムと連携するために必要な機能をパッケージ外部で追加開発すること)など、大規模組織に最適化した製品となっております。 当該製品は、中規模から大規模企業(従業員数:1,000名から数万名まで)を主たるターゲット層としております。 ② クラウドサービス 次の2つのクラウドサービスを提供しております。 [X-point Cloud] 「X-point Cloud」は、パッケージソフト「X-point」をクラウドサービスとして提供しております。導入企業においては、自社サーバー等の設備が不要であること、初期導入が迅速であること、バージョンアップや機器管理の手間が不要であること等のメリットがあります。 当該サービスは、小規模から中規模企業(従業員数:1,000名未満)を主たるターゲット層としております。 [AgileWorksクラウド版] 「AgileWorksクラウド版」は、パッケージソフト「AgileWorks」をクラウドサービスとして提供しております。当該サービスは、拡張性に優れているほか、サーバーやネットワーク機器等の設備が不要であること、バージョンアップやバックアップなどの自社で行っていたシステムメンテナンスの手間とコストを削減できるなどのメリットがあります。また、各種データはクラウド上に保存され、インターネット環境があればいつでもどこでも利用できるため、多彩で柔軟な働き方へ対応することが可能です。 当該サービスは、中規模から大規模企業(従業員数:500名から5,000名まで)を主たるターゲット層としております。 [当社製品・サービスの概要] X-point   AgileWorks   X-point Cloud   AgileWorks クラウド版 販売/提供   パッケージソフト   パッケージソフト   クラウドサービス   クラウドサービス 主要ターゲット企業 (ユーザー数)   小規模・中規模企業 (300名から1,000名まで)   中規模・大規模企業 (1,000名から数万名まで)   小規模・中規模企業 (1,000名未満)   中規模・大規模企業 (500名から5,000名まで) ライセンス形態   利用ユーザー数   同時ログインユーザー数   利用ユーザー数   同時ログインユーザー数 対応言語   日本語   日本語・英語・中国語   日本語   日本語・英語・中国語 組織情報(組織変更・人事異動等)の履歴管理   組織管理は現行組織のみ   組織情報の履歴管理可能 (組織変更等における先付けメンテナンスやフロー変更処理に対応)   組織管理は現行組織のみ   組織情報の履歴管理可能 (組織変更等における先付けメンテナンスやフロー変更処理に対応) 販売方法   パートナー企業経由販売 (新規ライセンス販売は終了)   パートナー企業経由販売   直接販売及びパートナー企業経由販売   直接販売及びパートナー企業経由販売 (2)当社事業の特徴等について ① 日本型業務プロセスへの適応 当社製品・サービスは、多種多様な業種及び事業規模の企業に対して累計5,000社以上の導入実績を有しており、パートナー企業を通じてユーザー企業からの要望を随時集約し、継続的なバージョンアップにて顧客ニーズを反映させてきたことにより、事業会社等において必要とされる各種機能(書類作成・承認フロー設定・検索機能等)を有しているとともに、様々な組織形態や決裁ルールを有する企業へ柔軟に対応することが可能であります。また、Java技術を活用して構築された申請書(入力フォーム)は、「まるで紙のような」操作性・利便性を有しており、従来から書面で決裁業務等を行ってきた企業においても直感的かつ容易に利用することが可能であります。 なお、当社においては、製品・サービスの提供を通じて蓄積されたノウハウ等をベースに、上記事項を含むユーザー企業における実務及び管理上の利便性向上並びに内部統制強化等を追求した機能設計を志向しており、日本型業務プロセスに適応した製品として他社製品との差別化を図っております。 ② 製品等のカスタマイズは行わない方針であること 当社のワークフロー製品及びサービスについては、導入企業の業務において必要となる機能は、顧客からの要望等を考慮・検討した上で、随時バージョンアップ等において機能追加・機能改善等を実施しており、導入企業ごとのカスタマイズによる開発は実施しておりません。 カスタマイズを行った場合、開発ソースの個別管理、サポートやバージョンアップ等にかかる運用コスト増加が生じることとなります。当社においては、当該要因を排除し、当社が必要と考える製品開発(バージョンアップ:機能強化)に必要な開発リソースを集中させることにより、製品力強化を図っていくことを基本方針としております。 ③ パートナー企業(販売代理店)の活用 当社は、パートナー企業(販売代理店)を活用した営業体制を構築しております。パートナー企業は、当社兄弟会社である株式会社ソフトクリエイトを含むSIer等で構成され、2次代理店を含めて全国に販売網を構築しております。 なお、当社は、当社製品・サービスの取扱体制・取扱品目等によりパートナー企業を区分しており、その概要は以下のとおりであります。 パートナー企業の区分   概 要 プラチナパートナー(※)   当社製品の導入実績が大変豊富で、検討に際しての相談や導入時・導入後の技術サポート体制が充実しているパートナー ゴールドパートナー   当社製品の導入実績が豊富で、検討に際しての相談や導入時・導入後の技術サポート体制が充実しているパートナー シルバーパートナー   当社製品に関する確かな知見を有し、お客様へ販売・提案・導入を行うことが出来るパートナー アライアンスパートナー   X-pointのシステム構築及びシステムサポートに必要なスキルを保有した認定SEが在籍するパートナー (※)兄弟会社である株式会社ソフトクリエイトが含まれておりますが、他のプラチナパートナーと同等の取引条件であります。 [事業系統図] 以上の内容を事業系統図に示すと、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題1,924字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針等 ① 経営理念 当社は、以下の経営理念(「MISSION」、「VISION」及び「VALUE」)に基づいて事業を推進してまいります。 「MISSION」 人・仕事・組織のつながりを円滑にして、成長と笑顔あふれる未来を共創する 「VISION」 ワークフローのチカラを全ての企業へ 「VALUE」 ユーザー共感を原点に 常に進化する セキュリティは最優先事項 挑戦を楽しもう 協力と連携 (2)経営上の目標達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は将来にわたり安定した成長及び企業価値の増大を継続的に確保するために、重要な経営指標としている売上高の拡大に努めてまいります。 (3)経営戦略等 ワークフロー市場の拡大やクラウドサービス市場の拡大を背景として、大手・中堅企業向けワークフローパッケージ「AgileWorks」及び、クラウドサービス「X-point Cloud」並びに「AgileWorksクラウド版」の売上高の拡大に努め、より収益性の高い事業基盤を確立し、たとえ厳しい経済環境下においても永続して安定的に発展し続ける優良企業を目指しております。 (4)経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社の属するIT業界は、少子高齢化や労働人口の減少等を背景として、企業のDX化の推進によるワークフローソフトウエアの需要の拡大や、AI、IoT、ビッグデータ等のテクノロジーの著しい進歩など、IT業界を取り巻く環境は大きく変化しており、この環境変化に対して、より迅速かつ柔軟に対応していくことが求められています。 そのため、当社が更なる成長を目指すためには、製品機能の強化及び新サービスの充実、販売体制の強化及び知名度の向上に加え、働き方改革及びDXの推進が課題となっております。 このような状況を踏まえ、次のような課題を掲げて計画的かつ迅速に取り組んでまいります。 ①ソフトウエアの製品機能の強化及び新サービスの充実 当社は、規模や業態等に合わせた幅広い企業のステージに対応した製品ラインナップを展開しております。その他にも、ユーザー目線に徹底したUI、ノンカスタマイズにより安価で短期導入できること、自社運用可能であること、豊富な他社システムとの連携が可能であること、顧客満足度の高い保守サービス体制の構築等により競争優位性を確保しておりますが、今後も継続的な成長と市場での優位性を高めるために、製品機能の強化及び新サービスの充実が不可欠であると認識しております。 そのため、時代の急激に変化する市場とテクノロジーの進歩、また、それに応じた利用者ニーズの変化に素早く対応できるための更なる製品機能の強化や新サービスを充実させ、顧客満足度を向上させるとともに競合他社との差別化を図ってまいります。 ②販売体制の強化及び知名度の向上 当社は、売上の約90%を販売パートナー経由とする販売体制の下、ワークフローのパッケージソフト及びクラウドビジネスの拡大などにより成長を遂げております。 今後も更に市場拡大が見込まれる中で成長を果たしていくためには、販売体制の強化及び知名度の向上が重要であると認識しております。 そのため、販売パートナーの新規開拓及び既存パートナーの深耕により、販売体制の強化を図ってまいります。また、販売パートナーが、より製品を販売し易くなるよう、主にWebを活用したセミナー等を通じて知名度の向上を図ってまいります。 ③働き方改革及びDXの推進 昨今、政府や企業によるDXの推進や、テレワークや在宅勤務等をはじめとする働き方改革の推進がより一層拡大しております。 当社においても男性の育児休暇取得、選択式時差出勤、テレワーク勤務や時間単位有給制度を導入する等、働き方の柔軟性の充実を図り、様々な人材が活躍できる環境づくりに努めてまいりました。 今後においても働き方改革の推進に励み、ワークライフバランスの整った働きやすい環境づくりに努めるとともに、運用の中で生じた課題について、ワークフローを通じた改善方法の情報発信等を行い、働き方改革の推進とワークフローの認知拡大を図ってまいります。また、ワークフローシステムは「コミュニケーション」と「基幹業務」のどちらも実現する唯一のツールであり、企業が取り組むべき最初のDXかつ最も重要なツールとして捉え、企業の最初のDX成功体験「ファーストDX」として、DXの推進とワークフローの認知拡大を図ってまいります。
事業等のリスク6,073字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1)事業内容について ① ワークフロー市場の動向について 近年、ワークフロー市場は、企業の業務効率化、テレワーク等をはじめとした働き方改革や内部統制強化等のニーズを背景として拡大傾向にあり、今後も継続した市場拡大を想定しております。 なお、現状においても社内業務において「書類(紙)」又は「メール」を利用しているワークフロー製品未導入企業が多く存在しているほか、内部統制の強化や法規制への対応等のためにワークフロー製品と各種社内システムとの高度な機能連携を求める企業が増加する等、その潜在的需要は大きいものと考えております。また、中小企業等においても、比較的簡易に導入が可能であるクラウドサービスを中心として導入需要は拡大しているものと考えております。当社は、これらのニーズに対して製品開発・機能強化を含めたアプローチを推進しております。 しかしながら、将来においてワークフロー製品にかかる市場規模又はその需要動向が当社の想定どおり推移する保証はなく、また、経済環境悪化等により企業のIT・システム投資が低迷する可能性もあり、これらの動向により当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がありますが、その程度につきましては、想定しておりません。なお、当該リスクが顕在化する可能性は現時点では認識しておりませんが、当該リスクへの対応につきましては、広報活動等を通じ、ワークフロー関連の情報発信等を行い、ワークフロー市場の活性化に努めてまいります。 ② 単一事業であることについて 当社は、ワークフロー事業の単一事業であり、パッケージソフトである「X-point」「AgileWorks」、クラウドサービスである「X-point Cloud」「AgileWorksクラウド版」を提供しております。 「①ワークフロー市場の動向について」に記載のとおり、今後も継続したワークフロー市場の拡大を想定しておりますが、事業環境の変化や当社製品サービスの競争力低下等が生じた場合、単一事業であるが故にその影響を大きく受ける可能性があり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。なお、その程度、顕在化する可能性及び当該リスクへの対応につきましては、「①ワークフロー市場の動向について」に記載のとおりであります。 ③ 競合について 当社が事業を展開するワークフロー市場は、ワークフロー製品にかかるパッケージソフト又はクラウドサービスを提供する企業(ワークフロー機能を有するグループウェアやERP等の製品・サービスを展開する企業含む)が複数存在しており、これら企業との競合が生じております。 しかしながら、今後競合企業の事業拡大や大手企業等を含む新規参入の拡大等により競争が激化した場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がありますが、その程度につきましては想定しておりません。また、一般にパッケージソフトやクラウドサービスは常に陳腐化リスクに晒されており、当社においては企業等のニーズに応じた機能強化を継続的に実施していくことにより製品・サービスの競争力の維持向上に努めております。 ④ 技術革新等への対応について IT業界は、技術革新のスピードが早く、それに伴う顧客ニーズの変化、関連製品やサービスの投入が相次いで生じております。また、ワークフロー製品分野においても同様であり、先端技術を継続的に製品・サービスに反映していくには多大な経営努力とコストを要します。 しかしながら、当社の新技術等への対応が困難となる、又は開発にかかる対応が遅れた場合には、当社製品及びサービスの競争力が低下する可能性があります。また、新技術等への対応のために追加的なシステム投資や開発投資等の支出が拡大した場合には、採算悪化による収益性の低下を招き、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がありますが、その程度につきましては想定しておりません。また、当該リスクが顕在化する可能性は現時点では認識しておりませんが、当社は、これら技術革新やニーズ変化に対応すべく、積極的に技術情報の収集及び技術ノウハウの吸収並びに製品・サービス開発への展開に努めております。 ⑤ 製品・サービスにおける不具合・瑕疵等について 製品・サービスの投入後において重大な不具合・瑕疵等が発見された場合には、その対応のため多大なコストが発生するほか、当社製品・サービスに対する信頼性を著しく毀損する可能性があり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。その程度につきましては、当該事象の事案の内容により様々であると認識しております。また、当該リスクが顕在化する可能性につきましては、例年、軽微なものが数件発生しており、当該リスクへの対応につきましては、製品・サービスの開発過程において、ソフトウエアにかかる厳格な試験を実施すること等により不具合・瑕疵等の解消及び発生防止に努めております。 ⑥ 営業活動におけるパートナー企業への依存について 当社の営業活動は、パートナー企業に大きく依存しております。特に販売先上位5社に対する売上高の当社売上高全体に占める割合は概ね5割程度の水準となっており、これらの主要なパートナー企業の営業戦略や販売動向により当社業績は影響を受けております。 現時点では認識しておりませんが、主要パートナー企業との取引関係継続が困難となった場合や各社の事業戦略に変化が生じた場合、又はパートナー企業の新規開拓が進捗しない場合等においては、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がありますが、その程度につきましては、想定しておりません。当社は、パートナー企業に対して、営業・技術支援の強化を推進しており、各パートナー企業との契約に基づき、安定的かつ長期的な取引関係の構築に努めております。加えて、当社事業の拡大及び販売網強化を推進するため、アライアンスパートナーの新規開拓を行い、パートナー企業の拡大を図っております。 ⑦ 業績の季節変動について 当社製品・サービスは、導入企業において事業年度等に合わせて導入される傾向があること等から、当社の売上高(特にフロー売上)は、9月及び3月に増加する傾向があります。過年度における当社四半期業績について過度の偏重等は生じておりませんが、上記各月における売上増加の傾向は今後も継続するものと考えられます。 なお、期末月に売上計上を計画する案件については、パートナー企業やユーザー企業の業務その他の要因により期ずれが生じる可能性があり、当該要因により当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。その程度につきましては、当該事象の事案の内容により様々であると認識しております。また、当該リスクが顕在化する可能性につきましては、例年、軽微なものが数件発生しており、当該リスクへの対応につきましては、パートナー企業との連携を密に行い、期ずれの発生防止に努めております。 (2)事業体制について ① 優秀な人材の確保について 当社事業の継続的な発展及び急速な技術革新への対応には、優秀な人材の確保及び育成が不可欠であり、技術者を中心とした採用及び育成に努めており、今後も積極的に強化を図っていく方針であります。 しかしながら、一般的にIT業界では技術者にとって売り手市場であると言われており、今後において人材採用が困難となる場合、又は現在在籍する人材の流出が生じた場合、当社事業の円滑な運営及び拡大に支障をきたす可能性があります。加えて、優秀な人材を確保・維持し又は育成するために費用が増加する可能性もあり、これらに起因して、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がありますが、その程度につきましては、想定しておりません。また、当該リスクが顕在化する可能性は現時点では認識しておりませんが、働き方改革の推進や採用活動等を通じて、安定して人材確保できるよう努めております。 ② 知的財産権について 当社は、第三者の特許権、商標権、意匠権等(以下、「知的財産権」という。)を侵害しないよう細心の注意を払っております。しかしながら、当社事業分野における知的財産権の状況を完全に把握することは困難であることから、当社の事業に関連する知的財産権について、第三者における、当社が認識しない知的財産権が既に存在した場合又は新たな特許等が成立した場合、当該第三者より知的財産権の侵害を理由とした損害賠償又は使用差止等の請求を受ける可能性があり、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性がありますが、その程度につきましては、想定しておりません。また、当該リスクは常に晒されており、当社は、サービス展開や新製品の販売前に知的財産権の調査や弁護士等との連携を行い、当該リスクの発生防止に努めております。 ③ システム障害について 当社のクラウドサービスは、インターネット通信網を通じて提供しており、また、サービス提供にかかるコンピュータシステムは外部のクラウドサービスを利用しております。 しかしながら、自然災害や事故その他によるインターネット通信網の切断や、ハードウェア・ソフトウエアの不具合、人的要因による障害、予想外の急激なアクセス増加による過負荷又は外部からの不正アクセスその他によるシステム障害等が発生した場合には、当社サービス提供の継続に支障が生じる可能性があります。また、これらの復旧や対策にかかる費用負担や当社の信頼性低下等により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。その程度につきましては、当該事象の事案の内容により様々であると認識しております。 当社においては、例年、軽微なものは発生しておりますが、不測の事態に備えてインターネット回線やコンピュータシステム等にかかる冗長化、セキュリティ対応等の措置を図り、当該リスクの発生防止に努めております。 ④ 情報セキュリティについて 当社事業においては、多くのユーザー企業情報を保有しており、特にクラウドサービスにおいては、当社システムにおいて個人情報等を含む各種情報を取り扱っております。 しかしながら、外部からの不正な手段によるサーバーへの侵入、当社役職員の過誤等による情報の漏洩や重要データ消去等が発生した場合には、当社及びサービスにかかる信頼性が著しく低下する可能性があり、また、対応のための費用や損害賠償請求の発生等により、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。その程度につきましては、当該事象の事案の内容により様々であると認識しております。 また、当該リスクの顕在化する可能性は、常に晒されており、当社は、これら情報の漏洩や重要データの消去防止のため、セキュリティ対策の実施やデータバックアップ体制構築、社内における規程・マニュアル等の整備、アクセス権限管理の徹底等を含む情報管理体制強化を推進し、当該リスクの発生防止に努めております。 (3)その他 親会社グループとの関係について 当社の親会社は株式会社ソフトクリエイトホールディングスであり、本書提出日現在において当社発行済株式総数の51.3%(3,840千株)を保有しております。親会社グループは、純粋持株会社である親会社、連結子会社10社及び持分法適用関連会社4社により構成されており、ECソリューション事業及びITソリューション事業を主な事業内容としております。 ① 親会社グループにおける当社の位置付けについて 当社は、親会社グループにおけるITソリューション事業に属しており、ワークフロー製品の開発及び販売並びにクラウドサービスの提供等の事業を展開しております。また、当社事業においては、兄弟会社である株式会社ソフトクリエイトをパートナー企業として、同社を通じた展開も行っております。 親会社グループにおけるITソリューション事業には、株式会社ソフトクリエイト、エクスジェン・ネットワークス株式会社及びシステムワークスジャパン株式会社等が属しております。株式会社ソフトクリエイトはセキュリティ関連のパッケージソフトを開発・販売しております。エクスジェン・ネットワークス株式会社は統合ID管理パッケージソフトを開発・販売しております。システムワークスジャパン株式会社は認証基盤システムの構築・販売を行っております。各社は当社とは異なるパッケージソフト領域での事業展開であります。現時点において、これら親会社グループとの間に競合関係は生じておらず、今後も競合等が想定される事象はないものと当社は認識しております。 しかしながら、将来において親会社の事業戦略や当社の位置付け等に著しい変更が生じた場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 取引関係について 兄弟会社である株式会社ソフトクリエイトとの間で、ワークフロー製品(「X-point」及び「AgileWorks」等)にかかる販売取引が生じております。同社は、当社ワークフロー製品販売にかかるパートナー企業の1社であり、同社との取引条件は、他のパートナー企業と同等であります。なお、2026年3月期における同社への売上高の当社全売上高に占める割合は9.9%であり、当該取引は今後も継続していく方針であります。 なお、取引関係は「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 関連当事者情報」のとおりであります。 ③ 人的関係について 本書提出日現在、代表取締役会長である林宗治は、親会社代表取締役社長及び株式会社ソフトクリエイト代表取締役社長執行役員を兼務しております。同氏は、IT業界及び当社事業領域における知見の活用及び事業に関する助言を得ること等を目的として、当社が招聘したものであります。 ④ 親会社の影響力について 当社は、自ら経営責任を負って独立した事業経営を行っておりますが、親会社は本書提出日現在、当社の議決権の51.3%を保有しており、当社は同社の連結子会社となっております。また、親会社においては、連結関係を維持するために必要となる当社株式を継続的に所有する方針であります。 このような影響力を背景に、親会社は当社の株主総会における取締役の任免等を通じて当社の経営判断に影響を及ぼし得る立場にあることから、議決権の行使にあたり、親会社の利益は、当社の他の株主の利益と一致しない可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)5,004字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国の経済は、雇用・所得環境の改善や各種政策の効果が緩やかな回復を支えることが期待されるものの、中東情勢の影響や、金融資本市場の変動の影響、米国の通商政策の影響等による海外景気の下振れの懸念により、先行きは依然として不透明な状況が継続しております。 当社が属するIT業界は、ソフトウエア投資が増加しており、企業収益の改善等を背景に、今後もITへの投資は堅調に推移することが期待されます。また、少子高齢化や労働人口の減少等を背景に、労働生産性の向上が課題となっており、既存システムの刷新やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進によるIT投資需要の高まりを受け、当社が展開するワークフローソフトウエアについても需要が拡大し堅調に推移いたしました。 このような状況の中で、当社はワークフローソフトウエアメーカーとして、Webを活用したセミナーの開催及び全国主要都市でのパートナー企業との共同セミナーの開催、市場優位性を確保するための製品・サービスの機能強化、並びに急速に拡大するクラウドサービス市場のシェア獲得に向けたクラウドビジネスの拡大に注力してまいりました。 これらの結果、当事業年度の売上高は29億2百万円(前年同期比4.9%増)、営業利益は10億49百万円(同0.8%減)、経常利益は10億61百万円(同0.0%増)、当期純利益は7億16百万円(同1.7%減)となりました。 なお、当社の事業はワークフロー事業の単一セグメントのため、製品・サービス別の業績の概要を記載しております。 (パッケージソフト) X-pointは、クラウドサービスへシフトしたこと等により売上高が減少いたしました。AgileWorksは、新規販売本数の減少により売上高が減少いたしました。その結果、当事業年度のX-point売上高は1億85百万円(同23.6%減)、AgileWorks売上高は10億49百万円(同9.7%減)となり、パッケージソフト全体の売上高は、12億35百万円(同12.1%減)となりました。 (クラウドサービス) クラウドサービスは、クラウドサービス市場の成長及びDXの推進に伴うワークフロー需要の拡大を背景として、Webを活用したセミナー、無料トライアルの実施等により、新規導入企業数が順調に推移しました。また、パッケージソフトのX-pointからのシフトも増加いたしました。その結果、当事業年度のクラウドサービス売上高は、16億67百万円(同22.5%増)となりました。 財政状態は、以下のとおりとなりました。 当事業年度末における資産合計は、前事業年度末に比べ6億41百万円増加し、69億9百万円となりました。当事業年度末における負債合計は、前事業年度末に比べ1億68百万円増加し、12億98百万円となりました。当事業年度末における純資産合計は、前事業年度末に比べ4億73百万円増加し、56億10百万円となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末と比較して13億97百万円減少し、35億93百万円となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果得られた資金は、13億33百万円(前期は11億48百万円の獲得)となりました。これは、主に税引前当期純利益が10億68百万円、減価償却費が4億15百万円あったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は、24億84百万円(前期は4億54百万円の使用)となりました。これは、主に有価証券の取得による支出が19億90百万円、無形固定資産の取得による支出が5億41百万円あったこと等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果使用した資金は、2億47百万円(前期は2億17百万円の使用)となりました。これは、主に配当金の支払が2億47百万円あったこと等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 イ.生産実績 当社は生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 ロ.受注実績 当社は受注から販売までの期間が短いため、当該記載を省略しております。 ハ.販売実績 当社は「ワークフロー事業」の単一セグメントとしておりますが、当事業年度の販売実績を製品・サービス区分ごとに示すと次のとおりであります。 製品・サービス区分の名称   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) パッケージソフト(千円)   1,235,079   87.9 クラウドサービス(千円)   1,667,685   122.5 合計(千円)   2,902,765   104.9 (注)最近2事業年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前事業年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当事業年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社リコー   453,907   16.4   508,324   17.5 ディーアイエスサービス&ソリューション株式会社   388,681   14.1   401,333   13.8 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されております。この財務諸表の作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものにつきましては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ②当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 イ.財政状態の分析 (資産) 流動資産は、前事業年度末に比べ5億6百万円増加し、59億42百万円となりました。これは、主に現金及び預金が24億7百万円減少したものの、有価証券が19億90百万円、預け金が10億9百万円増加したこと等によるものであります。 固定資産は、前事業年度末に比べ1億35百万円増加し、9億66百万円となりました。これは、主にソフトウエアが1億57百万円増加したこと等によるものであります。 この結果、総資産は、前事業年度末に比べて6億41百万円増加し、69億9百万円となりました。 (負債) 流動負債は、前事業年度末に比べ1億65百万円増加し、12億9百万円となりました。これは、主に契約負債が1億2百万円増加したこと等によるものであります。 固定負債は、前事業年度末に比べ2百万円増加し、89百万円となりました。これは、主に退職給付引当金が3百万円増加したこと等によるものであります。 この結果、負債合計は、前事業年度末に比べて1億68百万円増加し、12億98百万円となりました。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は56億10百万円となり、前事業年度末に比べ4億73百万円の増加となりました。これは、主に利益剰余金が4億68百万円増加したこと等によるものであります。 ロ.経営成績の分析 (売上高、売上原価、売上総利益) 当事業年度における売上高は、前事業年度より1億36百万円増加し、29億2百万円(前期比4.9%増)となりました。これは、パッケージソフト売上高が1億70百万円減少したものの、クラウドサービス売上高が3億6百万円増加したことによるものであります。 また、売上原価は前事業年度より1億14百万円増加し、10億39百万円(同12.3%増)となりました。これは、主にソフトウエア償却費が75百万円、通信費が21百万円増加したこと等によるものであります。 この結果、売上総利益は22百万円増加し、18億63百万円(同1.2%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益、経常利益) 当事業年度の販売費及び一般管理費は前事業年度より30百万円増加し、8億13百万円(前期比3.9%増)となりました。これは、主に広告宣伝費が18百万円、地代家賃が14百万円増加したこと等によるものであります。 この結果、営業利益は8百万円減少し、10億49百万円(同0.8%減)、経常利益は前年同期並みの10億61百万円(同0.0%増)となりました。 (当期純利益) 当事業年度において、法人税、住民税及び事業税(法人税等調整額を含む)は3億52百万円となりました。 この結果、当期純利益は12百万円減少し、7億16百万円(前期比1.7%減)となりました。 ハ.資本の財源及び資金の流動性についての分析 各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載してあるとおりであります。 当社の運転資金需要のうち主なものは、クラウドサービスに関するインフラ費用、情報セキュリティ対策費用のほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、ソフトウエア製品投資等によるものであります。また、次期以降の重要な資本的支出の見通しにつきましては、ソフトウエアの製品機能の強化及び新サービスの充実に注力し、2027年3月期までに5億77百万円投資する予定であります。 当社は、事業運用上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することとともに、株主に対する利益還元を重要事項と認識し、各期の業績に応じた継続的な配当を実施することを基本方針としております。 資金調達については、運転資金、設備資金及び業務・資本提携に伴う所要資金等で、手元資金を上回る資金ニーズが生じた場合、用途、金額、期間、コスト等を総合的に勘案して調達方法(銀行借入(短期・長期)、社債発行、公募増資)を決定する方針であります。 なお、営業活動により多くのキャッシュ・フローを得ており、現在及び将来にわたって必要な運転資金等については当面の間は自己資金を充当してまいります。また、当事業年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債はなく、現金及び現金同等物の残高は35億93百万円となっております。 ニ.経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等、3 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業体制等様々なリスク要因が当社の経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。 そのため、当社は常に市場動向に留意しつつ、優秀な人材を確保し、市場ニーズに合ったサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を低減し、適切に対応を行ってまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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