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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

クラウドワークス

3900 · Growth · 情報・通信業

フリーランス業界最大級のマッチングプラットフォームを基盤に、IT人材紹介とDXコンサルティングを提供する。

概要

株式会社クラウドワークスは、2011年設立のオンライン人材マッチングプラットフォーム事業者である。フリーランス向けマッチングサイト「クラウドワークス」を中核とし、2025年9月末時点で登録ワーカー約744万人、登録企業約107万社の規模を有する。2025年9月期の連結売上高は227億円。事業はマッチング事業(プラットフォーム・エージェント)とビジネス向けSaaS事業の2軸で構成される。東京証券取引所グロース市場に上場(2014年12月マザーズ上場、2022年4月グロース市場へ移行)。従業員数760名。

マッチング事業の二層構造――プラットフォームとエージェント

マッチング事業はプラットフォーム領域とエージェント領域から成る。プラットフォーム領域では「クラウドワークス」を運営し、企業が仕事を依頼し個人が応募するシステム型マッチングを提供する。売上はシステム利用料(テイクレート)およびオプション料が中心である。エージェント領域では「クラウドワークス エージェント」により、より専門性の高い人材を定期的に活用したい企業向けに、業務委託料+手数料の総額を売上として計上する。両領域を合わせ、2025年9月期のセグメント売上高は214億円、セグメント利益は17.6億円であった。

ビジネス向けSaaS事業――工数管理ツール「クラウドログ」

ビジネス向けSaaS事業では、企業向け工数管理ツール「クラウドログ」を提供する。累計導入社数は900社以上に達し、大手企業を中心に採用が進む。2025年9月期の同事業の売上高は約11億円(前期比42.8%増)、セグメント利益は5393万円(前期はセグメント損失7146万円)と黒字転換を果たした。同事業はマッチング事業に次ぐ第2の収益の柱として育成が進められている。

DXコンサルティングへのシフトとグループ経営

マッチング事業の成長鈍化リスクに対応し、2024年以降、DXコンサルティング事業を第3の収益事業として立ち上げている。正社員コンサルタントと700万人超のユーザーデータベース、M&Aで獲得した開発ケイパビリティを組み合わせ、戦略立案から実行支援まで一気通貫で提供する体制を構築。グループ会社には株式会社クラウドワークス コンサルティング(旧インゲート)などがあり、経営ノウハウを共有する「CW Growth Driver」により統合を進める。2025年9月期にはグループ全体の営業利益は黒字化した。

業界の中での役割は人材マッチングプラットフォーム運営およびIT人材サービスプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
227億円
営業利益
18億円
営業利益率
7.9%
純利益
-3億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01フリーランス・個人事業主主力

日本最大級のオンライン人材マッチングプラットフォーム「クラウドワークス」を運営。企業が仕事を依頼し、個人が応募するマッチングを成立させる。成果物の納品・検収・決済をオンラインで完結し、時間や場所に捉われない働き方を提供。登録ワーカー数700万人、登録企業100万社を有する。

フリーランス業界最大級のプラットフォーム

主な製品・サービス1
クラウドワークス
オンラインで仕事の依頼と応募をマッチングする日本最大級のプラットフォーム。システム利用料(テイクレート)とオプション料で収益を得る。

02企業(人材調達)主力

エージェント領域では、フリーランス登録数No.1の総合人材ソリューションパートナー「クラウドワークス エージェント」を提供。より専門性の高い人材を定期的に活用したい企業に対して、ピンポイントな人材提供、スピーディーなマッチング、フレキシブルな期間設定で支援する。

フリーランス登録数No.1

主な製品・サービス1
クラウドワークス エージェント
フリーランス人材を企業に紹介するエージェントサービス。業務委託料+手数料の総額を売上として計上。

03企業(DX推進)準主力

DXコンサルティングを第3の収益事業として立ち上げ。顧客課題を捉え、解決に資するソリューションを提供。正社員コンサルタントとフリーランス、グループ会社のDX開発ケイパビリティを組み合わせ、戦略から実行支援まで一気通貫で提供する。

04企業(生産性向上)副次

ビジネス向けSaaS事業として、工数管理ツール「クラウドログ」を中心に企業の生産性向上を支援。導入社数は累計900社以上、大手企業を中心に拡大している。

主な製品・サービス1
クラウドログ
企業向けの工数管理SaaS。プロジェクトの工数管理を通じて生産性向上を支援。

製品と技術

オンライン人材マッチング「クラウドワークス」

「クラウドワークス」は当社グループの中核サービスである。企業が案件を登録し、個人が応募するプラットフォーム型マッチングを提供する。2025年9月末時点で登録ワーカー数743.8万人、登録クライアント数107.2万社。年間約70万人が新規登録する。マッチング後はオンラインで納品・検収・決済が完結し、時間や場所に縛られない働き方を実現する。収益は企業からのシステム利用料(テイクレート)とオプション料による。

エージェント型マッチング「クラウドワークス エージェント」

「クラウドワークス エージェント」は、より専門性の高いフリーランス人材を企業に紹介するエージェントサービスである。プラットフォームのデータベースを活用し、企業のニーズに合った人材をピンポイントで提案する。業務委託料に手数料を上乗せした総額を売上とする。定期的人材需要に対応し、スピーディーなマッチングとフレキシブルな期間設定が強み。マッチング事業のエージェント領域として同事業の成長を支える。

工数管理SaaS「クラウドログ」

「クラウドログ」は企業向けの工数管理ツールであり、ビジネス向けSaaS事業の主力製品である。累計導入社数は900社を超え、大手企業を中心に普及が進む。2025年9月期の売上高は約11億円で、セグメント利益は黒字化を達成した。プロジェクト管理機能を備え、IT導入補助金の対象サービスとしても認定されている。企業の生産性向上を支援するツールとして、グループ内のDXコンサルティングとの連携も進められている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • フリーランス・個人事業主フリーランス業界最大級のプラットフォーム
  • 企業(人材調達)フリーランス登録数No.1

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

国内マッチングサービス大手、収益改善途上

クラウドワークスは、クラウドソーシング・フリーランスマッチングを主軸とするプラットフォーマー。同業のソラコム(IoTプラットフォーム)やVRain Solution(AIソリューション)とは異なり、ビジネスモデルは人材マッチングに特化。売上高は2025/9期227億円(予想)と規模は大きいが、営業利益率7.9%と同業のソラコム(営業利益率未公表ながら高いと言われる)に比べ低迷。業界内では「国内クラウドソーシング分野で最大手の一角」だが、収益性改善が急務。2023/9期から2025/9期で売上高は約1.7倍と高成長。

強み

  • 売上高227億円(予想)は国内マッチングサービスで最大級。ブランド力が強い。
  • 売上高が3期連続で増加。特に前期比33%増(2025/9期予想)と急拡大。
  • ユーザー基盤の拡大により、ネットワーク効果が発揮されやすい。
  • クラウドソーシング、フリーランス紹介、業務委託など幅広い領域をカバー。

課題

  • 営業利益率7.9%と同業他社に比べ低い。販管費やユーザー獲得費が重荷。
  • 新興サービスとの競争が激しく、手数料率の低下圧力に直面。
  • フリーランスの流動性が高く、プラットフォーム依存度が低い。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がクラウドワークス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14169ENECHANGE112億円87.9倍
24644イマジニア112億円13.6倍
34412サイエンスアーツ111億円59.3倍
49698クレオ111億円12.3倍
54495アイキューブドシステムズ106億円13.4倍
63900クラウドワークス105億円
73969エイトレッド105億円14.7倍
84192スパイダープラス105億円166.7倍
93799キーウェアソリューションズ104億円11.9倍
103641パピレス103億円
113963シンクロ・フード101億円36.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 46件

クラウドソーシングサイトを立ち上げた創業期(2011〜2012年)

2011年11月、東京都新宿区でクラウドワーク株式会社として設立。直後に現社名に変更。2012年2月に本社を港区赤坂へ移転し、同年3月にクラウドソーシング「クラウドワークス」のサービスを開始した。当初は売上高数千万円規模の小規模事業であったが、オンラインで仕事を依頼・受注できる新しい働き方として注目を集めた。2013年2月には本社を渋谷区道玄坂に移転し、事業拡大の基盤を整えた。

東証マザーズ上場と初期の受賞(2014〜2015年)

2014年2月、第14回テレワーク推進賞で最高賞の会長賞を国土交通省など四省後援で受賞。同年12月、東京証券取引所マザーズ市場に上場した。2015年1月には第1回日本ベンチャー大賞でワークスタイル革新賞を経済産業省から受賞。同年4月にはIT人材向けマッチングサービス「クラウドテック」を開始し、事業領域を拡大。売上高は2015年9月期に11億円に達した。

M&Aによる事業多角化と子会社の設立(2017〜2018年)

2017年5月に株式会社gravieeを子会社化、同年8月に顧問マッチング「ブレーンパートナー」を開始。11月には中期経営方針「クラウドスコア構想」を発表し、株式会社電縁の67%株式を取得、2018年2月に完全子会社化した。2018年5月には三菱UFJフィナンシャル・グループや大和証券グループと資本業務提携し、フィンテック分野へ進出。同年7月には合弁会社クラウドマネーを設立したが、ウォレット事業からの撤退により2019年5月に解散。この時期、売上高は66億円(2018年9月期)に拡大した。

不採算事業の整理と上場市場変更(2019〜2022年)

2019年6月にSDGs取り組み「包括性プロジェクト」を開始。2020年7月、受託事業の子会社である電縁とアイ・オーシステムインテグレーションをSBテクノロジーに売却し、受託事業から完全撤退。2021年1月にはビズアシやgravieeを吸収合併。同年11月に創立10周年を迎え、新ミッション「個のためのインフラになる」を発表。2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、マザーズからグロース市場へ移行した。売上高は2021年9月期に78億円と一旦減少したが、その後回復基調に。

M&A攻勢でグループ規模を拡大(2022〜2024年)

2022年4月にオンライン決済サービスの株式会社グルトを子会社化(2024年1月吸収合併)。同年10月にRPA推進のPeaceful Morningを子会社化。2023年4月には正社員副業マッチングのシューマツワーカー、コデアル(同年吸収合併)を取得。2023年10月にクリエイター派遣のユウクリ、2024年4月にAIシステムのAI tech、7月にソニックムーブ、11月にインゲートとCLOCK・ITを相次いで子会社化。売上高は2024年9月期に171億円、2025年9月期に227億円へ急成長した。

DXコンサルティングへの再編と減損損失(2024〜2025年)

2024年2月に「CROWDWORKS コンサルティング」の提供を開始。2025年9月期には株式会社サーキュレーションとの資本業務提携を解消。同年10月、子会社インゲートを存続会社としてCLOCK・ITを吸収合併し、社名を株式会社クラウドワークス コンサルティングに変更。コンサルティング特化の専門組織として位置づけた。しかし、M&Aに伴うのれんの減損損失10.8億円を計上し、2025年9月期の当期純利益は▲2.6億円となった。同時に新ビジョン「人とテクノロジーが調和する未来を創り 個の幸せと社会の発展に貢献する」を掲げた。

年表46件を開く

2010年代

  • 2011年11月創業クラウドソーシング(注)サイトの運営を目的として、東京都新宿区においてクラウドワーク株式会社を設立
  • 2011年11月商号変更社名を株式会社クラウドワークスに変更
  • 2012年2月本社を東京都港区赤坂に移転
  • 2012年3月クラウドソーシング「クラウドワークス(CrowdWorks)」のサービス開始
  • 2013年2月本社を東京都渋谷区道玄坂に移転
  • 2014年2月国土交通省、総務省、厚生労働省、経済産業省、四省が後援する「第14回テレワーク推進賞」で、最高賞である「会長賞」を受賞
  • 2014年10月本社を東京都渋谷区神南に移転
  • 2014年12月上場東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
  • 2015年1月経済産業省創設 第1回「日本ベンチャー大賞」でワークスタイル革新賞を受賞
  • 2015年4月IT人材に特化したマッチングサービス「クラウドテック」の開始
  • 2015年11月本社を東京都渋谷区恵比寿に移転
  • 2016年12月関西エリアのクラウドソーシング普及のため大阪営業所を開設
  • 2017年4月オンライン秘書マッチングサービス「ビズアシスタントオンライン」を開始
  • 2017年5月M&A株式会社gravieeを子会社化
  • 2017年8月顧問マッチングサービス「ブレーンパートナー」を開始
  • 2017年9月九州エリア初の拠点 福岡営業所を開設
  • 2017年11月M&A中期経営方針として「クラウドスコア構想」を発表 株式会社電縁の67%の株式を取得し、子会社化
  • 2018年1月習い事マッチングサービス「サイタ」事業を譲受 株式会社ビズアシ、株式会社ブレーンパートナーを分社化
  • 2018年2月M&A株式会社電縁を完全子会社化
  • 2018年5月三菱UFJフィナンシャル・グループとフィンテック推進に向け資本業務提携 大和証券グループと資本業務提携
  • 2018年7月三菱UFJフィナンシャル・グループの戦略子会社Japan Digital Design株式会社とウォレットアプリ開発を目的とした合弁会社 株式会社クラウドマネーを設立
  • 2018年12月株式会社ビズアシ「Work story Award2018」を受賞
  • 2019年4月株式会社ビズアシ 大阪営業所を開設
  • 2019年5月ウォレット事業からの撤退により、株式会社クラウドマネーを解散
  • 2019年6月SDGsの取組み「包括性プロジェクト」を開始

2020年代

  • 2020年6月M&A株式会社ブレーンパートナーを吸収合併
  • 2020年7月受託事業の子会社である株式会社電縁、アイ・オーシステムインテグレーション株式会社をSBテクノロジー株式会社に売却し、受託事業から撤退
  • 2021年1月M&A株式会社ビズアシおよび株式会社gravieeを吸収合併
  • 2021年8月プロジェクト管理サービス「クラウドログ」、IT導入補助金2021の対象サービスとして認定
  • 2021年10月M&Aコデアル株式会社の株式を取得し、連結子会社化
  • 2021年11月創業創立10周年、新ミッション「個のためのインフラになる」を発表
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
  • 2022年4月M&Aオンライン月額定額決済サービスを運営する株式会社グルトの株式を取得し、子会社化
  • 2022年10月M&ARPAでDXを推進する Peaceful Morning株式会社の株式を取得し、連結子会社化
  • 2023年4月M&A正社員副業人材特化のマッチングサービスを運営する株式会社シューマツワーカーの株式を取得し、連結子会社化 コデアル株式会社を吸収合併
  • 2023年10月M&Aクリエイター特化の人材派遣・転職サービスを運営する株式会社ユウクリの株式を取得し、連結子会社化
  • 2024年1月M&A株式会社グルトを吸収合併
  • 2024年2月生産性向上コンサルタントによる経営支援サービス「CROWDWORKS コンサルティング」提供開始
  • 2024年4月M&AAIシステム・Webサービスを展開する株式会社AI techの株式を取得し、連結子会社化
  • 2024年6月プロシェアリング事業を運営する株式会社サーキュレーションと資本業務提携契約を締結し、持分法適用関連会社化
  • 2024年7月M&AWEB・アプリケーションの企画・制作を行う株式会社ソニックムーブの株式を取得し、連結子会社化
  • 2024年11月M&A人材紹介事業とITソリューション事業を提供する株式会社インゲートの株式を取得し、連結子会社化 システムインテグレーション、Webアプリ・業務システムの受託開発を行う株式会社CLOCK・ITの株式を取得し、連結子会社化 新ビジョン「人とテクノロジーが調和する未来を創り 個の幸せと社会の発展に貢献する」を発表
  • 2025年8月株式会社サーキュレーションとの資本業務提携の解消、同社を持分法適用関連会社の範囲から除外
  • 2025年9月M&ADX・セキュリティ・IoT領域でのシステムインテグレーションサービスを提供するskyny株式会社の株式を取得し、連結子会社化
  • 2025年10月M&A連結子会社である株式会社インゲートを存続会社、連結子会社である株式会社CLOCK・ITを消滅会社とする吸収合併を実施。同社を株式会社クラウドワークス コンサルティングに社名変更
  • 2025年11月本社を東京都港区麻布台に移転

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • コンサルタント採用数2025年9月期まで10名
  • 成長投資額2026年9月期まで最大25.5億円
  • AI活用事例創出数2025年9月期まで160件
  • 工数削減時間2025年9月期まで9,977時間/年

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    収益基盤の拡大とDXコンサルティング事業の立ち上げ

    既存の人材マッチング事業の成長鈍化に対応するため、正社員コンサルタント及び常駐エンジニアの採用を強化し、第3の収益事業としてDXコンサルティング事業を立ち上げる。700万人超のユーザーデータベースとM&Aで獲得したDXケイパビリティを総合的に活用し、クライアント企業の生産性向上を推進する。

  2. 02

    組織体制の強化と高度スキル人材の確保

    事業ポートフォリオの構造改革とDXコンサルティング確立のため、専門性の高い正社員コンサルタントを戦略的に採用し、コンサルタント職専用の評価制度を設計するなど、高度人材の確保・育成と定着に取り組む。

  3. 03

    新事業「コンサルの民主化」のブランド確立

    DXコンサルティング事業において「コンサルの民主化」という概念を市場に浸透させるため、グループ会社を再編しコンサルティング専門組織を設立。積極的な広報・マーケティング活動を通じてブランド価値の確立を図る。

  4. 04

    グループ経営の強化とシナジー最大化

    M&A後の統合プロセス(PMI)を効果的に推進し、グループ企業間の共同顧客提案を通じた業績拡大を目指す。また、グループ全体の経営管理体制のガバナンス強化を図る。

  5. 05

    プラットフォーム競争力維持と技術革新

    AIチャットボット等による発注UX改善や、ユーザーデータベースを活用したBPOパッケージ化「AI-BPO」サービスの開発を行い、将来的には高利益率モデルをフリーランスへ開放することで市場拡大を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で760人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は643万円で、9期前と比べて+23.6%平均年齢は33.7歳、平均勤続年数は2.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月137
2017年9月127
2018年9月291
2019年9月52031.32.3336
2020年9月56332.22.5190
2021年9月54532.52.6189
2022年9月55032.22.5257
2023年9月56032.72.4374
2024年9月61832.83.0483269
2025年9月64333.72.6760237

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率21.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)66.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社8(国内 8 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都渋谷区7百万円
全社共通 マッチング ビジネス向けSaaS
主な関係会社
  • 国内
    Peaceful Morning株式会社
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社シューマツワーカー
    東京都渋谷区
    議決権88.0%
  • 国内
    株式会社ユウクリ
    東京都渋谷区
    議決権51.0%
  • 国内
    株式会社AI tech
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ソニックムーブ
    東京都千代田区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社インゲート(注2)
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社CLOCK・IT(注2)
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    skyny株式会社
    東京都新宿区
    議決権100.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    令和元年度シェアリングエコノミーによる課題解決事業(「中小企業×潜在的人材」によるスキルシェアリングモデル検討・普及事業)
    経済産業省 · 2019-12-24
    410万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は227億円営業利益18億円前期と比べると増収増益で、売上が+32.7%、利益が+38.5%。

売上高
+32.7%
227億円
営業利益
+38.5%
18億円
純利益
-133.3%
-3億円
営業利益率
7.9%
前期比 +0.3%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高200億円227億円
営業利益2億円18億円
純利益-3億円
1株あたり配当¥18

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は53億円、営業利益は1億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+51.4%、営業利益は−66.7%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q3239.43
2023年3Q3538.62
2023年4Q355
2024年1Q4137.32
2024年2Q40410.03
2024年4Q9066.74
2025年2Q11287.13
2025年4Q115108.7−6
2026年2Q11121.81
2026年3Q5311.90

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

直近期の営業利益率は7.9%。売上は4期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年9月000
2013年9月1−2−2
東京証券取引所マザーズ市場に株式を上場
2014年9月400
2015年9月11−6−7
関西エリアのクラウドソーシング普及のため大阪営業所を開設
2016年9月20−6−6
株式会社gravieeを子会社化
2017年9月29−3−4
株式会社電縁を完全子会社化
2018年9月660−1
株式会社ビズアシ 大阪営業所を開設
2019年9月871−1
株式会社ブレーンパートナーを吸収合併
2020年9月87−3−1
創立10周年、新ミッション「個のためのインフラになる」を発表
2021年9月7866
オンライン月額定額決済サービスを運営する株式会社グルトの株式を取得し、子会社化
2022年9月10698
正社員副業人材特化のマッチングサービスを運営する株式会社シューマツワーカーの株式を取得し、連結子会社化 コデアル株式会社を吸収合併
2023年9月1321211
株式会社グルトを吸収合併
2024年9月17113147.69
DX・セキュリティ・IoT領域でのシステムインテグレーションサービスを提供するskyny株式会社の株式を取得し、連結子会社化
2025年9月22718187.9−3

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高227億円のうち、営業利益として残るのは18億円7.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-3億円、売上の-1.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金57.7%131億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金34.4%78億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.9%18億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
42.3%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.5pt
7.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比8.0pt
-1.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-1.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
16.6%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年9月期は営業CFが17億円、投資CFが−11億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は83億円で、売上の4.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年9月022
2013年9月0011012
2014年9月001014
2015年9月−4−218−626
2016年9月−4−10−521
2017年9月−501−517
2018年9月−5−118−629
2019年9月3−22133
2020年9月05−4534
2021年9月9−10842
2022年9月12−30951
2023年9月13−124157
2024年9月17−2410−761
2025年9月17−1115683

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は157億円。このうち返さなくてよい自己資本が67億円で、自己資本比率は40.7%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月22088.1
2013年9月1311287.4
2014年9月1713476.9
2015年9月3124776.4
2016年9月29181160.3
2017年9月28161256.1
2018年9月60223835.7
2019年9月63323150.4
2020年9月51312061.2
2021年9月62382460.9
2022年9月76472959.9
2023年9月100604057.9
2024年9月135736250.8
2025年9月157678940.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
81億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
6億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
89億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
73
/ 100
安定性自己資本比率27 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中61位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中487位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.9%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
40.7%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
32.8%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.7%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥664で、1年前と比べて-35.5%過去52週の値幅のなかでは23%の位置にある。

¥664-0.4%1ヶ月-5.3%1年-35.5%時価総額105億円
過去52週の値幅
安値¥546高値¥1,050

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR1.58倍
配当利回り2.71%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月20日に703円と前日比6.03%上昇。25日移動平均線681.2円を上回り、75日線627.93円も突破。52週安値546円からは28.8%回復したが、52週高値1114円には依然38%の開きがある。7月初旬の596円から8月5日の742円まで上昇した後、8月17日には654円まで調整。その後反発し、8月20日には出来高21.84万株と直近10日平均を上回る活況を伴って上昇。RSIは51.93と中立圏にあり、方向感は定まっていない。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

この会社の先行きについて、追い風になる材料と重しになる材料をそれぞれ並べている。

プラスに働く材料4
  • 売上高3期連続増収、2025年9月期は227億円継続影響

    年平均成長率約31%、プラットフォーム会員増加

  • 営業利益が増益基調、2025年9月期は18億円継続影響

    2024年9月期13億→18億、営業利益率7.93%

  • PBR1.44倍と割安感、ROE14.4%継続影響

    ROE14.4%に対しPBR1.44倍、理論株価より割安

  • 外国人持ち株比率13.73%と上昇余地継続影響

    同業平均比低位、需給改善期待

マイナスに働く材料4
  • 2025年9月期純損失3億円、赤字転落2025年9月期決算後影響

    営業利益18億に対し純損失、特別損失か税金要因

  • 配当なし、株主還元不足継続影響

    配当利回り0%、自己株式取得もなし

  • 株価1年で42%下落、下落トレンド継続継続影響

    年初来安値更新の可能性、センチメント悪化

  • 営業利益率7.93%と低水準、競争激化継続影響

    同業他社と比較して低い、コスト増懸念

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり18いまの株価に対する利回りは2.71%。

年間配当
¥18
1株あたり
配当利回り
2.71%
いまの株価に対して
配当性向
31.3%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥18

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ10,443人。区分でいちばん多いのは個人・その他67.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が14.8%を占め、残る85.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他49.644.247.848.557.467.6
外国法人22.327.823.918.521.613.6
事業法人12.812.410.910.711.111.0
証券会社2.43.80.60.84.23.9
金融機関12.811.916.621.45.73.9
外国人個人0.10.00.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01吉田 浩一郎23.67
02株式会社サイバーエージェント9.59
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.95
04THE BANK OF NEW YORK 133652 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)2.52
05楽天証券株式会社2.19
06野村 真一2.04
07BBH LUX/BROWN BROTHERS HARRIMAN (LUXEMBOURG) SCA CUSTODIAN FOR SMD-AM FUNDS - DSBI JAPAN EQUITY SMALL CAP ABSOLUTE VALUE (常任代理人 株式会社三井住友銀行)1.58
08BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.43
09松崎 良太1.27
10THE BANK OF NEW YORK MELLON 140051 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.14

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近3
  • 2026-08-17
    牧 寛之
    新規の大量保有報告
    6.01%
    -0.01pt
  • 2026-05-21
    三井住友DSアセットマネジメント株式会社
    新規の大量保有報告
    3.67%
    -1.34pt
  • 2026-05-19
    牧 寛之
    新規の大量保有報告
    6.02%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−153%、1株純資産は12期で+244%。直近期のROEは14.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2012年9月−6
2013年9月−19
2014年9月−1118
2015年9月−58181
2016年9月−49132
2017年9月−26115
2018年9月−6148
2019年9月−9210
2020年9月−4205
2021年9月4124818.041.0
2022年9月5330017.532.6
2023年9月7137321.220.2
2024年9月5843714.422.7
2025年9月−16404

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/9期の役員報酬は総額147百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
吉田浩一郎代表取締役 社長 CEO513,763,840
大類光一取締役4758,400
月井貴紹取締役516,100
竹谷祐哉取締役37
増山雅美取締役77
新浪剛史取締役67
香月由嘉取締役60
向井博常勤監査役7415,000
江原準一監査役61
池田康太郎監査役48
相場祐介取締役464,500
野村真一取締役(監査等委員)47322,200

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)411011028
社外取締役737375

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,452字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、「個のためのインフラになる」というミッションを掲げ、フリーランス業界最大級プラットフォーム(登録ワーカー数700万人・登録企業100万社)を基盤に、IT人材&DXコンサルティングサービスを提供しております。 当社グループのマッチング事業では、オーガニックで年間約70万人が新規登録するオンライン人材マッチングプラットフォーム「クラウドワークス」のワーカーを、当社のエージェント人材がクライアントニーズに合わせて提案するアカウントセールス体制を構築しています。さらに、M&AによるDXケイパビリティ獲得およびコンサルタント・常駐エンジニアの採用活動強化により、DXコンサルティングの立ち上げにも取り組んでおります。また、ビジネス向けSaaS事業においては、工数管理SaaS「クラウドログ」を中心に、企業の生産性向上を支援しています。 当連結会計年度におけるセグメント情報及び事業内容との関連は次のようになっております。 (マッチング事業) 当社グループのマッチング事業は、プラットフォーム領域と、エージェント領域に分かれています。プラットフォーム領域の主事業は、日本最大級のオンライン人材マッチングプラットフォームである「クラウドワークス」です。同サービス上で企業が登録した仕事の依頼に個人が応募し、個人のスキルや条件が仕事依頼に合致すればマッチングが成立します。企業はプラットフォームに登録する個人の中から、必要な時に必要なスキルを持つ人材に仕事を依頼でき、個人は自ら顧客開拓を行うことなく仕事をする機会を獲得できます。マッチング後も、原則的にオンラインで成果物の納品・検収、報酬の決済が行われるため、個人にとっては時間や場所にとらわれることのない働き方が実現できます。これにより、子育てや介護を理由にフルタイムで働くことが難しい方や、より自由なライフスタイルを求めるエンジニアやクリエイター、副業・兼業希望者への新たな活躍の場を提供しております。 エージェント領域の主事業は、フリーランス登録数No.1の総合人材ソリューションパートナー「クラウドワークス エージェント」です。より専門性の高い人材を定期的に活用したい企業に対して、「ピンポイントな人材提供」「スピーディーなマッチング」「フレキシブルな期間設定」で経営課題解決を支援します。また、第3の収益事業として、DXコンサルティングの立ち上げを推進しています。DXコンサルティング事業の特長は、人材マッチングのみならず、顧客課題を捉え、解決に資するソリューションを提供することに主眼を置いている点にあります。正社員コンサルタントと課題解決に最適なスキルを持つフリーランス、グループ会社のDX開発ケイパビリティを組み合わせることで、戦略から実行支援まで一気通貫で提供する体制を構築しております。 マッチング事業のビジネスモデルは、以下の通りです。プラットフォーム領域は、システム型のマッチング契約で、システム利用料(テイクレート)及びオプション料を売上として計上しています。エージェント領域はサポート型のマッチング契約で、業務委託料+手数料の総額を売上として計上しています。 (ビジネス向けSaaS事業) ビジネス向けSaaS事業では、企業向けの工数管理ツール「クラウドログ」を中心に、企業の生産性を向上するツールを提供しております。導入社数は累計900社以上となり、大手企業を中心に順調に伸ばしております。
経営方針・対処すべき課題3,941字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループは『人とテクノロジーが調和する未来を創り、個の幸せと社会の発展に貢献する』というビジョンを掲げ、フリーランス業界最大級プラットフォーム(登録ユーザー700万人・登録企業100万社)を基盤に、IT人材&コンサルティングサービスを提供しております。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは上記に掲げたビジョン実現に向け、ワーカーに対しては報酬の獲得機会や働く選択肢の拡大を、企業に対してはコンサルティングによる顧客課題の特定、DX推進支援、課題解決に最適な人材の提供を通じて市場拡大に努めており、2025年9月期についても引き続き成長率の向上と利益拡大を図ってまいりました。また、当社グループは、創業以来、投資と生産性向上を繰り返すことで、営業利益を拡大しつつ、営業利益率も向上してまいりました。この業績拡大サイクルに基づき、飛躍的成長を目指して、定期的な事業ポートフォリオの構造改革と経営資源の最適配分を通じた高収益な事業構造への転換を継続的に図ってまいります。 (2)事業環境 日本の構造的な人手不足が深刻化する中、企業のDX(デジタル・トランスフォーメーション)やAX(AIトランスフォーメーション)推進による労働基盤改革の需要が高まっており、こうした流れは当社グループにとっては追い風となります。一方で、従来型業務のAI等への置き換えが進み、人材に求められるスキルは高度化しています。また、労働構造の変化に伴い、個人は多様な働き方を求める一方で、チーム連携を重視したオフィス回帰も加速しており、個人と企業の間で最適な働き方を巡るミスマッチが発生しやすい状況にあります。 当社グループは、このスキルの高度化と最適な働き方を巡るミスマッチの発生が、既存のマッチング事業の成長鈍化を招く可能性があると認識しております。この課題を克服し、中長期目標を達成するため、当社グループは正社員コンサルタントと700万人超のユーザーデータベースから課題解決に最適なフリーランスを組み合わせたハイブリッドコンサルティングモデルの確立に取り組んでおります。戦略立案から実行までをリーズナブルに提供することで、中堅・中小企業に対しても経営知見を解放する「コンサルの民主化」を推進し、日本全体の生産性向上に貢献してまいります。 (3)中長期の成長に向けて対処すべき課題等 今般グループでは、継続的な成長実現のため、以下の事項を重要課題として取り組んでまいります。 ① 収益基盤の拡大 当社グループはこれまで人材マッチングを軸に企業の生産性を向上するソリューションを提供してまいりました。しかしながら、AI等のテクノロジーの急速な発達や、企業のオフィス回帰に伴うリモートワーカーを中心としたワーカー需要の構造変化により、既存事業の成長が鈍化するおそれがあります。これに対応すべく、当社グループは収益基盤を抜本的に見直し、収益源を拡大することが重要課題であると認識しております。そのため、正社員コンサルタント及び常駐エンジニアの採用を強化し、第3の収益事業としてDXコンサルティング事業を立ち上げております。専任のコンサルタントが、700万人を超えるユーザーデータベースとM&Aにより獲得したDXケイパビリティを総合的に活用し、クライアント企業の生産性向上を推進してまいります。 ② 組織体制の強化と高度スキル人材の確保 事業ポートフォリオの構造改革、およびDXコンサルティングの確立を実現するためには、高度人材の確保と育成が重要な課題となります。当社グループは、専門性の高い正社員コンサルタントの戦略的な採用を強化しており、2025年9月期においては採用コストを抑制しつつ、計画通り10名のコンサルタント採用に成功いたしました。また、DX事業を牽引する人材の定着を重要課題と位置づけ、コンサルタント職専用の評価制度の設計も推進しております。今後も継続的な成長を支えるため、早期の制度稼働と、専門性の高い組織体制の整備を引き続き図ってまいります。 ③ 新事業のブランド確立 当社グループが提唱する「コンサルの民主化」という概念を市場に浸透させ、継続的な成長を実現するためには、DXコンサルティング事業における確固たるブランドイメージの確立が重要な課題です。これに対応するため、グループ会社である株式会社インゲートを存続会社、株式会社CLOCK・ITを消滅会社とする吸収合併を実施し、社名を株式会社クラウドワークス コンサルティングに変更いたしました。この株式会社クラウドワークス コンサルティングをコンサルティング特化の専門組織として位置づけ、積極的な広報・マーケティング活動を通じてブランド価値の確立に努めてまいります。 ④ グループ経営の強化とシナジーの最大化 当社グループは、多様化・複雑化する顧客の経営課題解決のため、M&Aにより獲得したケイパビリティの活用が不可欠であると認識しており、M&A後の統合プロセス(PMI)を効果的に推進することが重要課題となります。PMIの一環として、「CW Growth Driver」としてポリシー化した当社の経営ノウハウをグループ各社に提供しており、かかる取り組みを通じて2025年9月期にはグループ会社の営業利益の黒字化を実現いたしました。今後、さらなるシナジー最大化を図るため、グループ企業間の共同顧客提案を通じた業績拡大を目指します。また、規模拡大に伴うグループ全体の経営管理体制(財務・法務・内部統制)のガバナンス強化を引き続き図ってまいります。 ⑤ プラットフォームの競争優位性維持と技術革新 当社グループの競争優位性の源泉である100万社超の企業と700万人超のユーザーデータベースの価値を維持・強化するため、継続的な技術開発を行うとともに、収益構造のさらなる強化が重要な課題となります。これに対応するため、AIチャットボット等の発注UX改善と、ユーザーデータベースを活用したBPOパッケージ化を通じた「AI-BPO」サービスの開発を行ってまいります。BPO業務のAI完結モデルを内製で先行構築することで、品質および信頼性を担保いたします。将来的には高利益率モデルをフリーランスへ開放することで、提供規模を拡充し、市場の拡大を図ってまいります。 ⑥ 財務基盤の健全性維持と資本効率の向上 DXコンサルティングへの積極投資と、人材マッチングにおける不採算事業の整理・撤退を伴う構造改革を断行する上で、財務規律の維持は極めて重要な課題と認識しております。特に、最大25.5億円の成長投資を実行する2026年9月期においては、一時的に営業損失を計上する見込みであるため 、投資対効果を厳格に管理し、中長期的な資本効率の向上と財務健全性を両立させることが重要課題となります。これに対応するため、人材マッチングの収益性を重視した構造改革を推進し、全10サービス・8グループ会社を対象にWACC(加重平均資本コスト)を下回る不採算事業の撤退検討を機動的に実施することで、経営資源の最適配分を図ってまいります。 (4)その他経営における重要な取り組み ① 継続的な生産性向上文化の推進とAI/AXの活用 当社グループは、創業以来、「投資と生産性向上を繰り返す業績拡大サイクル」を経営の基盤として維持・強化しております。このサイクルに基づき、2020年9月期に策定した生産性向上ポリシーに則り、継続的な生産性向上のための活動を行っております。主な取り組みとして、生産性向上ナレッジ共有コンテスト「PPP(Personal Purpose Pitch)」を通じて部門を横断したナレッジ共有を図るなど、全社最適で生産性向上に取り組んでおります。 この企業文化を背景に、2025年9月期よりAX戦略室を発足し、全社的なAI/AX投資を通じたさらなる生産性を実現し、中核事業の成長投資の原資を持続的に創出しております。具体的な成果として、今期は160件のAI活用事例創出と、9,977時間/年の工数削減を実現いたしました。 ② 人的資本経営への取り組み 当社はミッション「個のためのインフラになる」実現のために、人への投資は重要な課題と考えています。人材育成並びに組織体制の強化のため、当社のミッションと従業員一人ひとりの働く目的や社会的な意義を接続し、各々が「個」として活躍できる企業風土の整備を推進しています。また、柔軟な働き方を体現するため、フルフレックスやフルリモートワーク、副業制度を導入し、社員のリスキリング機会の提供や能力向上を図るなど、多様なキャリアパスを支援しております。 2025年9月期においては、女性活躍推進に関する優良企業として、厚生労働大臣認定制度「えるぼし」2つ星を取得いたしました。女性管理職比率25.7%(同業界平均の2.4倍*)、女性労働者の比率は37.1% (同業界平均25.8%の1.4倍*)を達成するなど、性別や働き方に依らず誰もが能力を最大限に発揮できる環境づくりを推進しています。 *情報通信業の産業平均については厚生労働省 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律に基づく認定制度に係る基準における「平均値」について(令和6年) を参照 https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/001265719.pdf
事業等のリスク4,990字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性がある事項には、以下のようなものがあります。 また、必ずしもリスク要因には該当しない事項につきましても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1)事業構造の変革に伴うリスク ① 人材市場の変動および事業ポートフォリオの構造改革による影響 当社グループは、創業以来、マッチング事業への継続的な投資と生産性向上の取り組みによって成長を続けてまいりました。しかしながら、AI等のテクノロジーの急速な発達や、企業におけるオフィス回帰の加速に伴うリモートワーカー需要の構造変化は、既存事業の成長鈍化を招く可能性があります。 このような環境変化に対応するため、当社グループはDXコンサルティングを成長の柱と位置づけ、事業ポートフォリオの構造改革を実施してまいります。この構造改革においては、全10サービス・8グループ会社を対象にWACC(加重平均資本コスト)を下回る不採算事業の撤退を検討しており、撤退や事業整理が計画通りに進捗しない場合、または市場の変化速度が当社の構造改革速度を上回った場合には、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ② DXコンサルティング事業への積極的な先行投資に関する影響 当社グループは、将来的な売上1,000億円・営業利益100億円以上の達成を目指し、2026年9月期において最大25.5億円の成長投資を実施する方針です。この積極的な先行投資に伴い、2026年9月期の連結業績予想では一時的な営業損失を計上する見込みです。投資対象であるコンサルタント・常駐エンジニアの採用計画が遅延した場合や、投資対効果が計画を大幅に下回った場合には、当社グループの業績および財務状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対応すべく、当社グループは投資対効果を厳格に測定・管理し、投資戦略を機動的に見直す体制を構築しております。 ③ DX事業の急拡大に伴う組織体制・人材確保の遅延 当社グループは、DXコンサルティングの確立に伴い、戦略的な正社員コンサルタントおよび常駐エンジニアの採用を最重要課題として推進しております。しかしながら、高度人材の獲得競争が激化する中で、計画通りの人材確保が遅延した場合や、事業ポートフォリオの構造改革に伴うグループ全体の組織設計が遅れた場合には、DXコンサルティング案件のデリバリー品質低下や成長戦略の停滞を招き、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対応すべく、当社グループはDX事業を牽引する人材の確保と定着を重点課題と位置づけ、コンサルタント専用の人事評価制度の設計を推進するとともに、専門性の高い組織体制の整備を図ってまいります。 (2)外部人材の獲得競争激化およびプラットフォームに関するリスク ① 外部人材の獲得競争激化および需要構造の変化 当社グループは企業の課題解決に最適なスキルを持つフリーランスや副業人材を獲得するために、プラットフォームである「クラウドワークス」を中心とするマーケティングを行っております。プラットフォームの認知度やSearch Engine Optimization(以下SEO)を武器に、グループ全体で効率的な人材獲得を行っておりますが、高度な専門スキルを有する人材の獲得競争が激化した場合は、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対応すべく、エージェント領域の主事業を「クラウドワークス エージェント」と名称変更し、「クラウドワークス」ブランドに統一しました。これにより、高い認知度のさらなる活用とマーケティング効率の向上を図っております。また、ワーカーコミュニティや交流会を通じた関係性構築、積極的なワーカー報酬の向上により、ワーカーからの信頼獲得に努め、離脱防止に取り組んでいます。 ② 広告効率の悪化およびユーザー獲得コストの上昇に関する影響 当社グループは、デジタルマーケティングによる広告投資を継続的に実施することにより、新規ユーザーの獲得を図っております。今後もSEOやリスティング広告を中心にユーザー獲得を進めてまいりますが、検索エンジンのアルゴリズムの変化や競合他社の参入による広告単価の上昇など広告効率の悪化等が発生した場合には、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対応すべく、デジタルマーケティング以外のユーザー獲得手法は、様々な手段を確立しています。中でも、昨今のオフライン回帰の影響により、展示会でのユーザー獲得が好調となっています。 ③ サイトの安全性及び健全性確保に関する影響 当社グループが運営する「クラウドワークス」では、不特定多数のユーザー同士がサービス内でメッセージ機能などを利用してコミュニケーションを図ることにより取引を行っております。これらのコミュニケーションを通じた個人情報の流出や違法行為、また、決済サービスを利用した不正等が行われる危険性があります。当社グループでは、このような行為が行われることを防ぐため、利用規約及び各種ガイドラインを制定し対応していますが、これらでは対応しきれないトラブルが発生した場合には、当社グループのサービスの信用力低下やイメージの悪化、さらには取引金額の未回収リスクが高まるなど、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対応すべく、社会情勢に応じて定期的な利用規約及び各種ガイドラインの見直しを行うほか、登録前に全案件をAI活用+目視で確認してから公開を行っております。また、ユーザーが違反を発見した場合には、当社グループ宛に通知が届く違反報告制度の設置や悪質案件の検出機能により、健全性を損なう恐れのある案件に対して適切かつ効率的に対応できる体制を整備しております。 ④ システムトラブルに関する影響 当社グループのサービスは、インターネットを介した業務が多数行われており、そのサービス基盤はインターネットに接続するための通信ネットワークに依存しております。アクセスの急激な増加等による負荷の拡大や地震などの自然災害や事故などにより予期せぬトラブルが発生し、大規模なシステム障害が起こった場合には、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対応すべく、安定的なサービス運営を行うために、サーバー設備等の強化や社内体制の構築を行っております。 (3)組織体制およびグループ経営に関するリスク ① グループ経営の強化とM&A後の統合(PMI)に関する影響 当社グループは、成長戦略の一環として、新たな事業領域への進出、新技術・ビジネス基盤の獲得、既存事業の競争力強化などを目的とした企業買収を推進しています。買収後に当初期待した成果が十分に得られなかった場合や、M&A後の事業・組織・システム・文化の統合プロセス(PMI)が迅速かつ効果的に進まなかった場合には、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対応すべく、具体的な実施にあたっては「EV/EBITDAマルチプル設定」、「のれん償却費計上前営業利益黒字」、「WACC超の投資回収率36ヶ月以内の実現」を3つの規律に据え、入念な調査・検討を行っております。また、経営ノウハウを「CW Growth Driver」としてポリシー化し、グループ各社に展開することでPMIの成功を図っております。 ② 内部管理体制の構築に関する影響 当社グループの継続的な成長のためには、コーポレート・ガバナンスが適切に機能することが必要不可欠であると認識をしております。事業が急拡大することにより、コーポレート・ガバナンスが有効に機能しなかった場合には、適切な業務運営を行うことができず、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対応すべく、管理部門の経験のある人材を確保し、管理体制の強化を図ることで、業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保、さらに各社内規程及び法令遵守を徹底してまいります。 (4)法令、コンプライアンス等に関するリスク ① 重要な訴訟等に関するリスク 当社グループは、現在においてその業績に重要な影響を与えうる訴訟等に関与しておりませんが、当社グループの事業活動等が今後重要な訴訟等の対象となった場合、その結果によっては当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 このようなリスクに対応すべく、当社グループは法務体制を強化し、適切なリスク管理を行うことで、潜在的な訴訟リスクを最小限に抑えるよう努めています。また、従業員に対しては、定期的に全員必須のコンプライアンス研修を設けるほか、また、コンプライアンス違反行為に関する相談・通報窓口を設置することで、問題を早期に把握し、適切に対応する体制を整えております。 ② 個人情報の保護 当社グループが運営する各サービスでは、メールアドレスをはじめとする利用者本人を識別することができる個人情報を保有しており、「個人情報の保護に関する法律」の適用を受けております。個人情報については、個人情報保護方針に基づき適切に管理するとともに、社内規程として個人情報保護規程を定め、社内教育を徹底してまいります。しかしながら、何らかの理由でこれらの個人情報が外部に流出し、悪用されるといった事態が発生した場合には、当社グループの事業及び業績並びに企業としての社会的信用力に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ③ 法的規制 当社グループが運営する「クラウドワークス」は、「電気通信事業法」、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」、「特定商取引に関する法律」、「プロバイダ責任制限法」、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」等といった法規制の対象となっております。これらの法規制を遵守した運営を行ってきており、今後も社内教育や体制の構築などを行っていく予定です。しかしながら、今後新たな法令の制定や、既存法令の強化などが行われ、当社グループが運営する事業が規制の対象となるなど制約を受ける場合には、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ④ 知的財産権 当社グループが運営する事業に関する知的財産権の獲得に努めるとともに、運営する「クラウドワークス」内においては、違反報告制度を導入するなど、第三者の知的財産権侵害などが起こらないような管理体制の構築を行っております。しかしながら、当社グループの認識していない知的財産権が既に成立していることにより事業運営が制約を受ける場合や、第三者の知的財産権侵害が発覚した場合などにおいては、当社グループの事業及び業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (5)その他 ① 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社グループは、当社取締役、当社従業員に対するインセンティブ、及び、資金調達を目的とし、新株予約権を付与しております。これらの新株予約権が権利行使された場合には、保有株式の価値が希薄化する可能性があります。 ② 自然災害に関するリスク 地震、風水害等の自然災害により事務所、システム等の設備、社員等に被害が発生するリスクに対して、事業継続計画(BCP)の策定、防災訓練の実施、社員安否システムの導入検討等、防災管理体制強化の対策を講じておりますが、被害を完全に回避できるものではなく、災害の規模によっては主要設備、データの損傷等により、当社グループの業績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,541字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 (1)経営成績 当連結会計年度における我が国経済は、賃上げが進展し、インバウンド需要の堅調な回復を背景に、個人消費やサービス業活動に持ち直しの動きが見られ、回復基調を維持しています。一方で、主要経済圏における政策動向の変化や金融環境の不安定化、ならびに地政学的な緊張の高まりの影響を受け、先行きは依然として不透明な状況が続いています。 労働市場においては、構造的な人手不足の深刻化の影響を受け、企業は人材確保の課題に直面しています。こうした背景から、企業では業務の効率化・生産性向上に向けた動きが一層加速し、DX(デジタル・トランスフォーメーション)やAX(AIトランスフォーメーション)推進による労働基盤改革の需要が高まっています。その結果、エンジニア市場においてはAIを活用した設計・分析・運用などのスキルを持つエンジニアへの需要は増加しています。一方で、従来型の業務はAI等の活用が進んでおり、エンジニアに求められるスキルの内容は高度化しています。 また、終身雇用・年功序列を主とした労働構造に変化が見られ、個人においては自律的なキャリア選択やライフステージに応じた多様な働き方に対するニーズが高まっています。一方で、企業側はチーム連携やコミュニケーションを重視する観点からオフィス回帰が加速しており、個人と企業の双方にとって最適な働き方を模索する局面にあります。 このような社会・経済環境のもと、当社グループは「個のためのインフラになる」をミッション、「人とテクノロジーが調和する未来を創り、個の幸せと社会の発展に貢献する」をビジョンとして掲げ、フリーランス人材を中心とした人材マッチングサービス及び企業の生産性を向上するDX・AIソリューションを展開しています。2025年9月末時点で登録ユーザー数は743.8万人(前年同期比+71.6万人)、登録クライアント数は107.2万社(前年同期比+6.6万社)となりました。当社の5つの経営アセット「CW Growth Driver(国内最大級の人材データベース、プロダクトカルチャー、CWセールスモデル、生産性向上文化、CWマネジメントポリシー)」の活用と、グループ連携を通じたアカウントセールス体制の強化を通じ、売上・利益の拡大に取り組んでおります。 以上の結果、当連結会計年度の当社グループの業績は、売上高は22,657,413千円(前年同期比32.4%増)、営業利益は1,759,112千円(前年同期比31.2%増)、経常利益は1,759,193千円(前年同期比26.9%増)となりましたが、特別損失にのれんの減損損失1,075,141千円等を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純損失は257,066千円(前年同期は910,756千円の親会社株主に帰属する当期純利益)となりました。 ① マッチング事業 売上高は21,439,733千円(前年同期比32.1%増)、セグメント利益は1,759,453千円(前年同期比30.2%増)となりました。 ② ビジネス向けSaaS事業 売上高は1,097,963千円(前年同期比42.8%増)となり、セグメント利益は53,933千円(前年同期のセグメント損失は71,463千円)となりました。 (2)生産、受注及び販売の実績 生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。 ① 生産実績 生産に該当する事項が無いため、生産実績に関する記載はしておりません。 ② 受注実績 受注に該当する事項が無いため、受注実績に関する記載はしておりません。 ③ 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメント毎に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) マッチング事業   21,439,733   32.1% ビジネス向けSaaS事業   1,097,648   42.9% その他   120,031   9.1% 合計   22,657,413   32.4% (注)セグメント間取引については、相殺消去しております。 (3)財政状態 (資産) 当連結会計年度末における総資産は15,690,790千円となり、対前期末比で2,153,708千円増加いたしました。流動資産は対前期末比で2,658,562千円の増加となり、その主な内訳は、現金及び預金が2,130,000千円、売掛金及び契約資産が540,408千円増加したものであります。固定資産は対前期末比で504,854千円の減少となり、その主な内訳は、のれんが1,151,060千円増加、投資その他の資産のその他に含まれる投資有価証券が1,900,113千円減少したものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債は8,944,727千円となり、対前期末比で2,712,105千円増加いたしました。流動負債は対前期末比で58,618千円の増加となり、その主な内訳は、短期借入金が835,162千円、契約負債が32,689千円減少、未払金が455,052千円、未払法人税等が259,373千円増加したものであります。固定負債は対前期末比で2,653,486千円の増加となり、その主な内訳は、長期借入金が2,713,563千円増加したものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は6,746,063千円となり、対前期末比で558,396千円減少いたしました。純資産の減少の主な内訳は、親会社株主に帰属する当期純損失257,066千円の計上及び剰余金の配当283,561千円による ものであります。 (4)キャッシュ・フロー 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は8,282,371千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による収入は1,738,297千円(前連結会計年度は営業活動による収入1,680,811千円)となりました。主なキャッシュ・フローの増加要因は、税金等調整前当期純利益624,435千円、減価償却費62,002千円、のれん償却費550,966千円、減損損失1,075,141千円、投資有価証券評価損245,701千円、未収入金の減少109,516千円によるものであります。一方で主な減少要因としては、投資有価証券売却益185,307千円、株式報酬費用91,995千円、利息の支払額53,518千円、法人税等の支払額574,907千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による支出は1,061,508千円(前連結会計年度は投資活動による支出2,440,683千円)となりました。主なキャッシュ・フローの増加要因としては、投資有価証券の売却による収入1,825,106千円によるものであります。一方で、減少要因としては、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出2,515,552千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による収入は1,490,746千円(前連結会計年度は財務活動による収入960,626千円)となりました。主なキャッシュ・フローの増加要因は、長期借入れによる収入3,735,000千円によるものであります。一方で主なキャッシュ・フローの減少要因としては、短期借入金の減少1,200,000千円、長期借入金の返済による支出777,237千円によるものであります。 (資本の財源及び資金の流動性) 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、マッチング事業における事業運営のための人件費、ワーカーへの報酬支払いであります。投資を目的とした資金需要のうち主なものは、マッチング事業におけるユーザー獲得のための広告宣伝費、従業員採用のための採用教育費、成長戦略上必要な企業または事業の買収資金であります。 当社グループは、運転資金については主に自己資金または借入金により資金調達をすることとしております。投資を目的とした資金については、同じく自己資金または借入金による資金調達を基本としつつ、その規模により適宜新株発行等のエクイティファイナンスによる資金調達を行なうことを基本方針としております。 資金の流動性管理にあたっては、適宜、資金繰り計画を作成・更新して手元流動性等をモニタリングするとともに、取引金融機関との当座貸越契約の締結等により、将来に渡り必要な資金流動性を確保できるよう計画しております。 (5)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表作成にあたって採用された重要な会計方針及び見積りについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。なお、連結財務諸表の作成にあたっては、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示情報に影響を与える見積り及び予測が必要となります。当社グループは、過去の実績や状況等を勘案し合理的な判断のもと継続的に見積り及び予測を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性により、これらの見積りと異なる場合があります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (経営成績の分析) a.売上高、売上総利益 当連結会計年度における売上高は22,657,413千円、売上総利益は9,566,824千円と過去最高を更新しました。これは主に採用した人材の戦力化による発注社数の増加や、単価向上施策による発注単価が向上したことによるものであります。 b.販売費及び一般管理費、営業利益 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は7,807,712千円となりました。これは主に人件費3,653,363千円、広告宣伝費842,115千円、のれん償却費及び減価償却費607,611千円、業務委託費532,787千円、支払手数料や家賃などのその他費用2,171,834千円によるものであり、この結果、営業利益は1,759,112千円となりました。 c.営業外収益、営業外費用、経常利益 当連結会計年度における営業外収益は145,402千円となりました。これは主に預り金失効益74,344千円及び保険解約返戻金23,844千円によるものであります。 当連結会計年度における営業費用は145,321千円となりました。これは主に支払利息53,518千円、持分法による投資損失22,041千円、支払手数料38,088千円、出資金運用損15,957千円によるものであり、この結果、経常利益は1,759,193千円となりました。 d.特別損益、親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度における特別利益は186,085千円となりました。これは主に関連会社であった株式会社サーキュレーションの株式売却に伴い発生した投資有価証券売却益185,307千円によるものであります。 当連結会計年度における特別損失は1,320,843千円となりました。これは主に連結上ののれんの減損損失1,075,141千円及び投資有価証券評価損245,701千円によるものであります。 また、当連結会計年度において、法人税等合計838,196千円が計上され、この結果、親会社株主に帰属する当期純損失は257,066千円となりました。 (財政状態の分析) 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(3)財政状態」をご参照ください。 (キャッシュ・フローの分析) 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(4)キャッシュ・フロー」をご参照ください。 (6)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループでは売上高、売上総利益の成長率、営業利益およびEBITDA(Non-GAAP)を経営成績における評価指標として使用しております。当社グループの当連結会計年度の経営成績については、売上総利益及びEBITDA(Non-GAAP)が計画比で未達となったものの、売上高及び営業利益は計画を達成いたしました。 <2025年9月期 経営成績(対計画比)> 2025年9月期 実績   計画達成率   2025年9月期 計画 売上高   22,657,413   千円   1.8%   22,247,000   千円 売上総利益   9,566,824   千円   △2.5%   9,808,000   千円 営業利益   1,759,112   千円   9.3%   1,608,000   千円 EBITDA(Non-GAAP)   2,274,728   千円   △3.2%   2,351,000   千円 <参考:2025年9月期 経営成績(対前年実績比)> 2025年9月期 実績   前年比   2024年9月期 実績 売上高   22,657,413   千円   32.4%   17,113,505   千円 売上総利益   9,566,824   千円   21.9%   7,846,840   千円 営業利益   1,759,112   千円   31.2%   1,340,620   千円 EBITDA(Non-GAAP)   2,274,728   千円   30.6%   1,741,501   千円 (2026年9月期の見通し) 当社グループを取り巻く事業環境においては、AI等のテクノロジーの急速な発達や、企業のオフィス回帰に伴うリモートワーカーを中心としたワーカー需要の構造変化が見られております。これに対応すべく、当社グループは収益基盤の見直しを図り、収益源を拡大することが重要課題であると認識しております。 このような中、当社グループは2023年に掲げた中期経営目標「YOSHIDA300」(売上高300億円、EBITDA(Non-GAAP)25億円)を継続しつつ、将来的には売上高1,000億円、営業利益100億円以上の達成を目指しております。そのための成長基盤を構築するため、2026年9月期に事業ポートフォリオの構造改革を行う意思決定に至りました。 具体的な戦略として、収益性重視の「人材マッチング」において、不採算事業の撤退・売却を含む事業整理を検討する一方で、高収益な主要サービスで得られた利益を成長投資の原資に充当いたします 。さらに、「DXコンサルティング」を中核事業とするべく、コンサルタントや常駐エンジニアの採用、および「AI-BPO」の推進に対し、最大25.5億円の戦略的投資を行います。 以上により、2026年9月期の当社グループの業績は、売上高は20,000百万円(前年比11.7%減)、売上総利益は8,400百万円(前年比12.2%減)、営業利益は△1,000百万円~0百万円(前年度1,759百万円)、EBITDA(Non-GAAP)△350百万円~650百万円(前年度2,274百万円)を見込んでおります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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