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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,965.38+199ドル円158.86-1NASDAQ26,205.58+106S&P 5007,665.62+34SOX 指数11,344.26+569/2終値

ユニリタ

UNIRITA Inc.3800 · Standard · 情報・通信業

メインフレーム運用の自動化とクラウドサービスで、大企業のITインフラを支える老舗ソフトウェア企業。

概要

ユニリタは東京都港区に本社を置く独立系ソフトウェア企業である。メインフレームやオープン系システムの運用管理ソフトウェア、データ活用ソリューションを主力とし、クラウドサービスやコンサルティングも提供する。2025年3月期の連結売上高は117億円、営業利益8億円、従業員数698名。グループは10の子会社と1関連会社で構成される。

三つの事業セグメントで構成される収益構造

連結売上高はプロダクトサービス、クラウドサービス、プロフェッショナルサービスの三セグメントからなる。2026年3月期のセグメント別売上高は、プロダクトサービスが45億26百万円(構成比36.7%)、クラウドサービスが38億72百万円(同31.4%)、プロフェッショナルサービスが39億43百万円(同31.9%)である。営業利益はプロダクトサービスが12億36百万円と最大の稼ぎ頭だが、クラウドサービスは3億57百万円の営業損失を計上し、改善途上にある。プロフェッショナルサービスは4億13百万円の営業利益で、前年比36.2%増と成長している。

メインフレームからクラウドまでカバーする製品群

プロダクトサービスでは、金融機関や大手製造業向けにメインフレームの運用自動化や帳票管理、BCP対策を実現するソフトウェアを提供する。クラウドサービスでは、ITサービス管理「LMIS」、ID管理・認証基盤「Digital Workforce」、生成AI連携サービス「SecuAiGent」などをSaaS型で展開する。また、データ活用基盤製品や社会課題解決向けの公共・交通分野の業務アプリケーションも擁し、顧客のシステムモダナイゼーションを支援している。

国内外に広がるグループ10社体制

グループは当社と9子会社、1関連会社で構成される。国内では西日本向け販売サポートのユニリタプラス、コンサル・SIのビーエスピーソリューションズ、データ分析のデータ総研、製造業向けの無限、システム運用のユニリタエスアールなどが事業を担う。海外では中国にBSP上海(清算決議済み)を置き、現地販売と保守を手掛けてきた。2022年にはアスペックスとビジネスアプリケーションが合併し、ヒューアップテクノロジーが誕生した。

独立系としての立ち位置と顧客基盤

特定のITベンダー系列に属さない独立系企業であり、約40年にわたり蓄積したデータマネジメントとサービスマネジメントの知見を核とする。主要顧客は金融機関、生損保、大手製造業などメインフレームユーザーが多いが、クラウドサービスでは中堅企業や公共機関にも拡大している。2026年3月期の連結売上高123億円に対し営業利益9.6億円(利益率7.8%)で、安定した収益基盤を持つ。

業界の中での役割はエンタープライズ向けシステム運用ソフトウェアとサービスを提供する独立系ソフトウェア会社。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
123億円
営業利益
10億円
営業利益率
8.1%
純利益
8億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
プロダクト サービス45億円36.6%12億円26.7%
クラウド サービス39億円31.7%-4億円-10.3%
プロフェッショナルサービス39億円31.7%4億円10.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01金融・製造業等のメインフレーム主力

金融機関や生損保、大手製造業を中心に、メインフレーム向けシステム運用の自動化、帳票管理、BCP管理などを実現するソフトウェアと関連サービスを提供。近年はマイグレーション・モダナイゼーション支援や包括的なサービスでLTVを増大。

主要顧客金融機関、生命保険会社、損害保険会社、大手製造業

主な製品・サービス3
システム運用自動化ソフトウェア
メインフレームの運用を自動化し、効率化と安定稼働を支援。
帳票管理ソフトウェア
業務帳票の生成・管理・配信を支援するソフトウェア。
BCP管理ソフトウェア
災害時等の事業継続計画を支援するソフトウェア。

02企業・公共機関向けクラウド準主力

企業や公共機関向けに、クラウドサービス形態で各種ソフトウェアを提供。IT課題解決サービスが主力で、特定業態向け業務アプリケーションや、地方自治体・交通事業者向けの社会課題解決サービスも手掛ける。

主要顧客地方自治体、交通事業者

主な製品・サービス1
クラウド型サービス
SaaS等の形で提供する各種ソフトウェア。

03企業向けITコンサル・SI準主力

大企業を中心に、データマネジメントやサービスマネジメントの知見を活かしたコンサルティング、システムインテグレーション、アウトソーシングなどの役務型サービスを提供。プロダクト・クラウドの顧客に包括提案。

製品と技術

メインフレーム運用自動化の基盤製品

創業以来の核となる製品群で、メインフレームのジョブ管理、帳票管理、BCP対策を自動化する。特に「A-AUTO」シリーズは金融機関や製造業で広く使われ、マイグレーションやモダナイゼーションの支援サービスも提供する。近年は「まるっと帳票クラウドサービス」のようなクラウド版も展開し、他社製品からの代替需要を取り込んでいる。

クラウド型ITサービス管理「LMIS」

ITサービス管理(ITSM)のクラウドサービスで、サービスデスク、インシデント管理、変更管理などを提供する。カスタマーポータル機能がITサービス事業者のニーズを捉え、2026年3月期の売上増加に寄与した。導入後の運用効率化を支援する点が強みで、中堅規模の企業にも普及している。

認証基盤と生成AI連携サービス

「Digital Workforce」はID管理・認証基盤の製品で、エンタープライズ企業のセキュリティ強化需要に応える。2026年3月期にはセキュリティ事故増加を背景に引き合いが増加した。「SecuAiGent」は生成AIと連携したセキュリティサービスで、Waha! Transformerシリーズの一環として販促活動を強化している。

データ活用と社会課題解決ソリューション

データマネジメント分野では、データ統合や分析基盤の構築を支援する製品を提供する。社会課題解決では、地方自治体向け業務システムや交通事業者向けサービスを展開。グループ会社の無限やユニ・トランドが開発を担い、公共インフラのデジタル化を支えている。これらのソリューションはプロフェッショナルサービス事業との連携で提供される。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

ITサービス中堅、利益率改善へ

ユニリタは、ソラコムやL is Bなどと競合する情報・通信業界で、売上高約120億円の中堅企業。2025年3月期の営業利益率6.84%は業界平均並みだが、2026年3月期には8.13%への改善が見込まれる。特定の業種向けシステム開発・運用に強みを持ち、安定的な受注基盤を確保。ただし、規模が大きいソラコムなどに比べると成長性で劣る面がある。

強み

  • 営業利益率が6.84%から8.13%へ上昇し、収益性が向上する見通し。
  • 120億円前後の売上を維持し、大きな変動がない。
  • 各業種に特化したシステム開発により、差別化を図っている。
  • 長期取引によるリピート受注が多く、収益基盤が安定している。

課題

  • 売上高が117~123億円と微増にとどまり、大きな成長が見込めない。
  • ソラコムなど大手に対抗できる独自サービスが不足している。
  • AI・クラウドへの投資が遅れると競争力低下のリスクがある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がユニリタ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
14441トビラシステムズ159億円25.0倍
24175coly159億円218.4倍
39450ファイバーゲート159億円14.4倍
49799旭情報サービス159億円11.7倍
53800ユニリタ158億円19.5倍
63914JIG-SAW158億円29.7倍
75132pluszero157億円43.9倍
89408BSNメディアホールディングス157億円11.3倍
94482ウィルズ155億円15.1倍
105621ヒューマンテクノロジーズ155億円15.2倍
115258トランザクション・メディア・ネットワークス155億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 28件

米国市場向けに設立された1982年

1982年5月、東京都中央区において「A-AUTO」を米国市場で販売する目的でスリービー株式会社(現ユニリタ)を設立した。資本金は10百万円。当初から海外販売を視野に入れた事業構想であったが、後に国内市場へ軸足を移すことになる。1987年10月には商号を株式会社ビーエスピーへ変更した。

事業継承で本格始動した1993年

1993年7月、株式会社ソフトウェア・エージー・オブ・ファーイーストからITシステム運用関連事業を継承し、自社製品の開発・販売を本格化した。この継承により、メインフレーム運用管理ソフトウェアの基盤技術を獲得し、後の主力製品「A-AUTO」シリーズの礎を築いた。同年には関連会社BSP Singaporeを設立するが、2004年に解散している。

上場と子会社設立で成長基盤を固めた2000年代

2001年4月に子会社ビーエスピーソリューションズを設立し、SI・コンサル領域を強化。2006年3月にはジャスダック証券取引所に株式上場を果たした。同年10月にはビーエスピー・プリズムを設立するが、2008年に吸収合併した。上場を機に資金調達力を高め、事業拡大の基盤を整えた。

中国進出と研究開発拠点の開設

2008年1月、中華人民共和国に連結子会社BSP上海(備実必(上海)軟件科技有限公司)を設立し、中国市場での販売と保守サービスを開始した。2009年5月には東京都品川区に研究開発拠点「BSP R&Dセンター」を開設するが、2022年3月に閉鎖している。海外展開と技術開発の両面で投資を進めた時期である。

ビーコンITの子会社化とユニリタへの社名変更

2012年8月に株式会社ビーコン インフォメーション テクノロジーとの資本業務提携を強化し、持分法適用関連会社とした。2014年1月には同社を完全子会社化し、2015年4月に吸収合併。同時に商号を株式会社ユニリタに変更した。この合併により、両社が持つ運用管理とデータ活用の技術が統合され、現在の事業基盤が形成された。

M&Aによるグループ拡大と子会社再編

2018年2月に株式会社無限を子会社化、同年11月に株式会社ビジネスアプリケーションを子会社化した。2022年4月にはビジネスアプリケーションをアスペックスに吸収合併させ、商号を株式会社ヒューアップテクノロジーに変更。また2021年にはビーアイティ・サポートをユニリタエスアールに改称し、グループ内の整理統合を進めた。

スタンダード市場移行と直近の組織再編

2022年4月、東京証券取引所の市場再編に伴いスタンダード市場に移行した。2024年7月には子会社の株式会社ビーティスを吸収合併し、グループ統合をさらに推進。2025年12月にはBSP上海の清算を決議し、中国事業からの撤退を決定した。2026年3月にはユニ・トランドの吸収合併を決議するなど、事業ポートフォリオの見直しが続いている。

年表28件を開く

1980年代

  • 1982年5月創業東京都中央区において「A-AUTO」を米国市場で販売する目的でスリービー株式会社(現、株式会社ユニリタ)を設立(資本金10百万円)
  • 1987年10月商号変更スリービー株式会社を株式会社ビーエスピーへ商号変更
  • 1988年12月M&A株式会社ソフトウェア・エージー・オブ・ファーイースト(1996年8月、株式会社ビーコン インフォメーション テクノロジーに商号変更し、2015年4月、当社と合併)と海外販売代理店契約締結
  • 1989年9月創業シンガポールにおいて、シンガポール$12,500を出資(当社出資比率25.0%)して関連会社 BSP Singapore Pte.Ltd.を設立(2004年12月解散)

1990年代

  • 1993年7月株式会社ソフトウェア・エージー・オブ・ファーイーストのITシステム運用関連の事業を継承し、本格的な活動を開始
  • 1995年4月大阪市中央区に大阪事業所開設(2013年5月同区博労町に移転)
  • 1995年8月創業アメリカ合衆国ニューヨーク州において、US$100,000を出資(当社出資比率50.0%)して、最新のマーケット情報の収集、および米国での販売拠点として、関連会社 BSP International Corp.を設立(2009年3月解散)
  • 1996年10月名古屋市中村区に名古屋事業所開設(2011年11月同市西区名駅に移転)
  • 1997年4月札幌市厚別区に札幌事業所開設(2010年4月閉鎖)
  • 1998年1月本社を東京都港区に移転(2003年11月同区港南に移転)
  • 1999年6月ISO9001認証取得

2000年代

  • 2001年4月創業東京都港区において5,000万円を出資して、株式会社ビーエスピーソリューションズを設立
  • 2006年3月上場ジャスダック証券取引所(東京証券取引所JASDAQ市場)に株式上場
  • 2006年10月創業株式会社ビーエスピー・プリズムを設立(2008年10月吸収合併)
  • 2008年1月中華人民共和国において連結子会社 備実必(上海)軟件科技有限公司(略称、BSP上海)を設立
  • 2009年5月東京都品川区に新たな研究開発拠点としてBSP R&Dセンター開設(2022年3月閉鎖)

2010年代

  • 2012年8月M&A株式会社ビーコン インフォメーション テクノロジー(2015年4月、吸収合併)との資本・業務提携関係を強化し、同社を持分法適用関連会社とする
  • 2014年1月株式会社ビーコン インフォメーション テクノロジーを子会社とする
  • 2014年5月ソフトウェア・エー・ジー株式会社とパートナー契約を締結
  • 2015年4月M&A株式会社ビーコン インフォメーション テクノロジーを吸収合併し、株式会社ユニリタに商号変更
  • 2016年5月M&A移動体向けIoT型ソリューションを提供する株式会社ユニ・トランドを完全子会社として設立
  • 2017年4月M&A西日本地域向けの当社製品販売・サポート業務を担う株式会社ユニリタプラスを完全子会社として設立
  • 2018年2月株式会社無限を子会社とする
  • 2018年11月株式会社ビジネスアプリケーションを子会社とする

2020年代

  • 2021年4月商号変更子会社の株式会社ビーアイティ・サポートを株式会社ユニリタエスアールへ商号変更
  • 2022年4月東京証券取引所による市場再編に基づき、スタンダード市場に移行
  • 2022年4月M&A子会社の株式会社アスペックスと株式会社ビジネスアプリケーションが合併し、株式会社ヒューアップテクノロジーに商号変更
  • 2024年7月M&A子会社の株式会社ビーティスを吸収合併

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    サービス提供型事業の拡大

    クラウド成長領域への投資拡大、お客様の最適なモダナイゼーション実現、製品・サービスの一部効率化と新規領域への参入検討を推進する。

  2. 02

    新たな価値提供モデルの確立

    コアコンピタンス(サービスマネジメント・データマネジメント)を再定義し、グループ横断・エコシステムによる顧客提供価値の高度化、社会課題事業への継続的投資とアライアンス強化を進める。

  3. 03

    事業プロセスの変革

    サービス品質マネジメントの強化、プロセス標準化による実装・運用体制の構築、顧客起点での全社的カスタマーサクセス推進体制を確立する。

  4. 04

    持続的な経営と価値創造

    グループ理念を軸とした理念経営への進化、事業戦略を推進する人的資本投資の加速、サステナビリティ基盤の強化に取り組む。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で698人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は692万円で、9期前と比べて+0.0%平均年齢は41.2歳、平均勤続年数は13.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月370
2018年3月524
2019年3月69240.111.6552
2020年3月73940.612.8563
2021年3月72140.611.6635
2022年3月69139.612.3668
2023年3月70139.312.2669
2024年3月70240.112.7668
2025年3月72040.812.9681117
2026年3月69241.213.1698143

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率11.1%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)79.2%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社10(国内 10 / 海外 0、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 — 東京都港区340百万円
プロダクトサービス クラウドサービス
本社 — 東京都新宿区223百万円
クラウドサービス プロフェッショナルサービス
本社 — 東京都豊島区99百万円
クラウドサービス
主な関係会社
  • 国内
    ㈱ビーエスピー ソリューションズ(注)1
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱データ総研
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ヒューアップテクノロジー
    東京都豊島区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ユニ・トランド(注)6
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    備実必(上海)軟件科技有限公司(注)1、5
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ユニリタプラス
    大阪府大阪市 中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱無限(注)1、4
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ユニリタエスアール
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    瀋陽無限軟件開発有限公司(注)3
    中華人民共和国 瀋陽市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    NEVELL㈱(注)3
    北海道札幌市 白石区 · 持分法適用会社
    議決権30.3%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は123億円営業利益10億円前期と比べると増収増益で、売上が+5.1%、利益が+25.0%。

売上高
+5.1%
123億円
営業利益
+25.0%
10億円
純利益
+14.3%
8億円
営業利益率
8.1%
前期比 +1.3%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高133億円123億円
営業利益11億円10億円
純利益11億円8億円
1株あたり配当¥75¥75

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は31億円、営業利益は1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+6.9%、営業利益は−50.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q323
2024年1Q2926.92
2024年2Q30310.02
2024年3Q2926.92
2024年4Q322
2025年2Q5747.03
2025年4Q6046.74
2026年2Q6058.34
2026年4Q6357.94
2027年1Q3113.21

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は39億円から123億円へ3.2倍に増えた。直近期の営業利益率は8.1%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月39117
2014年3月42128
株式会社ビーコン インフォメーション テクノロジーを吸収合併し、株式会社ユニリタに商号変更
2015年3月711610
移動体向けIoT型ソリューションを提供する株式会社ユニ・トランドを完全子会社として設立
2016年3月721614
西日本地域向けの当社製品販売・サポート業務を担う株式会社ユニリタプラスを完全子会社として設立
2017年3月691611
2018年3月711510
2019年3月94106
2020年3月101129
子会社の株式会社ビーアイティ・サポートを株式会社ユニリタエスアールへ商号変更
2021年3月10198
子会社の株式会社アスペックスと株式会社ビジネスアプリケーションが合併し、株式会社ヒューアップテクノロジーに商号変更
2022年3月10485
2023年3月115118
子会社の株式会社ビーティスを吸収合併
2024年3月120128
2025年3月1178106.87
2026年3月12310118.18

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高123億円のうち、営業利益として残るのは10億円8.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の6.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金43.9%54億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金48.0%59億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益8.1%10億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
56.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比0.3pt
8.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比0.1pt
6.5%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比6.8pt
6.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
5.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
11.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが11億円、投資CFが−13億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は81億円で、売上の7.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月5−8−2−343
2014年3月1112−32364
2015年3月90−6967
2016年3月160−51678
2017年3月20−2−41891
2018年3月10−4−4693
2019年3月4−13−4−980
2020年3月16−1−211573
2021年3月6−1−5573
2022年3月61−8773
2023年3月15−2−51381
2024年3月150−51590
2025年3月4−1−5388
2026年3月11−13−5−281

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は161億円。このうち返さなくてよい自己資本が124億円で、自己資本比率は76.7%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月81701187.2
2014年3月114862864.5
2015年3月120903065.8
2016年3月1251002580.1
2017年3月1361072978.5
2018年3月1541144074.1
2019年3月1541173775.9
2020年3月1471103774.9
2021年3月1491133675.9
2022年3月1441103476.4
2023年3月1511133874.9
2024年3月1581174174.4
2025年3月1541203477.9
2026年3月1611243876.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
100億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
94億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
38億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
86
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率16 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中110位あたり、逆に低いのはROE605社中474位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
6.3%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
8.1%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
76.7%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
5.1%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,969で、1年前と比べて+5.9%過去52週の値幅のなかでは54%の位置にある。

¥1,969-0.6%1ヶ月+0.3%1年+5.9%時価総額158億円
過去52週の値幅
安値¥1,876高値¥2,049

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)19.5倍
PER (会社予想)13.4倍
PBR1.22倍
配当利回り3.81%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8/18の株価は1979円で、前日比0.15%上昇。直近1ヶ月では1.18%上昇。25日移動平均線(1964.8円)を0.72%上回り、75日線(1947.48円)は1.62%上、200日線(1931.03円)は2.48%上。52週高値2049円からは3.4%下、52週安値1876円からは5.5%高。出来高は8/12に22,700株と急増した後、8/18は6,100株。週足では7/21まで1950円前後で推移、8/12に2010円まで上昇したが、その後はもみ合い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 52/100)

PERは19.56倍で業界平均(30.76倍)を下回るが、予想PER13.5倍を考慮すると妥当圏内。PBR1.22倍、ROE6.3%と収益性は低め。配当利回り3.79%は平均(2.66%)を上回るが、配当性向130.1%と過剰な配当は持続性に懸念。売上高は横ばいで、割安感は限定的。

指標この会社業種平均
PER (実績)19.5倍47.9倍
PER (予想)13.4倍
PBR1.22倍2.96倍
ROE6.3%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

投資論点は、既存のメインフレーム向け事業の安定性と、オープン系やデータ活用分野への成長投資が奏功するかどうかにある。強気派は、顧客の基幹システム更改需要を取り込みつつ、クラウド対応やデータ分析ソリューションの拡販で中長期的な成長が可能と見る。一方、弱気派は、市場全体の縮小懸念や競争激化による価格競争を指摘し、売上高が横ばい圏で推移する中、利益率の改善余地が限定的とみる。今後の業績は、新製品の受注状況と保守契約の解約動向が鍵を握る。

プラスに働く材料7
  • 安定した保守収益

    既存顧客からの保守契約が収益の土台となり、業績の下支えになる。

  • 成長分野へのシフト

    データ活用やクラウド対応の新製品が今後の成長ドライバーと期待される。

  • 財務体質の健全さ

    低負債で財務が安定しており、株主還元の余力がある。

  • 予想PER13.5倍と実績19.5倍から大幅低下2027年3月期影響

    予想PERは実績比6.0pt低く、来期増益が株価に織り込まれやすい

  • 営業利益率が6.8%から8.1%へ改善2026年3月期影響

    営業利益は8億円→10億円、利益率も6.84%→8.13%へ

  • 売上高が117億円から123億円へ再成長2026年3月期影響

    売上高は前期比5.1%増の123億円、減収局面から増収へ転換

  • 配当利回り3.8%と安定配当を維持継続影響

    配当利回り3.8%は株主への利益還元として一定の評価

マイナスに働く材料7
  • 市場の縮小懸念

    メインフレーム市場は縮小傾向にあり、既存事業の成長は見込みにくい。

  • 競争激化

    オープン系やクラウド分野では競合が多く、価格競争に陥るリスクがある。

  • 利益率の伸び悩み

    売上高が横ばい圏で、営業利益率の大幅改善は期待しにくい。

  • 前期に売上高が減収、業績変動リスク2025年3月期影響

    売上高は120億円から117億円へ減少、増収基調が維持されない恐れ

  • ROE6.3%と資本効率が低水準通年影響

    ROE6.3%と低位で、株主資本を効率的に活用していない

  • 外国人持ち株比率0.96%と低流動性継続影響

    外国人保有が0.96%と非常に少なく、海外マネーによる需給改善が見込めない

  • 純利益8億円と小粒で増益余地が限定的2026年3月期影響

    純利益は7億円→8億円の微増、時価総額158億円に対して利益水準が低い

次の決算で確かめる点
保守契約解約率
ストック収入の健全性を測る指標であり、解約増は収益基盤を損なう。
新製品売上高比率
成長分野へのシフトが進んでいるかを確認するため。
クラウド関連受注高
中長期的な成長余地を見極める上で重要。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり75で、前期から+2.9%いまの株価に対する利回りは3.81%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥75
1株あたり
配当利回り
3.81%
いまの株価に対して
配当性向
130.1%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月4638.8
2018年3月460.044.9
2019年3月5417.4111.6
2020年3月6214.8102.7
2021年3月666.577.9
2022年3月671.5111.3
2023年3月681.5145.5
2024年3月680.0141.5
2025年3月702.985.4
2026年3月722.9130.1

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥75

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ4,779人。区分でいちばん多いのは個人・その他56.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が41.8%を占め、残る58.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他51.750.150.049.348.056.3
事業法人33.834.234.736.137.930.0
金融機関11.211.911.911.911.911.9
自己株式9.85.95.75.45.24.9
外国法人2.32.52.31.61.00.9
証券会社0.91.31.11.11.30.9
外国人個人0.00.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01ユニリタ社員持株会6.51
02光通信KK投資事業有限責任組合6.10
03株式会社ビジネスコンサルタント5.50
04株式会社リンクレア5.31
05株式会社三菱UFJ銀行4.69
06株式会社クエスト3.43
07株式会社みどり会3.38
08三菱UFJ信託銀行株式会社3.19
09株式会社アイネット3.13
10日本情報産業株式会社3.13

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-08-19
    日本情報産業株式会社
    新規の大量保有報告
    0.00%
    -6.26pt
  • 2026-05-27
    日本情報産業株式会社
    新規の大量保有報告
    3.13%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+12%、1株純資産は14期で+81%。直近期のROEは6.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月9190010.57.836.1
2014年3月10296211.110.531.3
2015年3月1321,03413.610.934.1
2016年3月1721,19216.19.429.5
2017年3月1261,27310.214.338.8
2018年3月1151,3608.715.544.9
2019年3月741,3925.422.2111.6
2020年3月1081,4397.914.6102.7
2021年3月1101,4717.517.877.9
2022年3月691,4584.726.3111.3
2023年3月1001,5016.718.1145.5
2024年3月1081,5507.118.2141.5
2025年3月951,5786.120.585.4
2026年3月1011,6276.319.0130.1

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

13名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は13名。2026/3期の役員報酬は総額188百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
北野裕行代表取締役 社長執行役員5565,073
藤原達哉取締役 専務執行役員6113,217
野村剛一取締役 上席執行役員6117,820
金子紀子取締役 上席執行役員5718,704
吉田一也取締役 上席執行役員5812,063
伊藤正人取締役 上席執行役員5815,146
三ツ木義人取締役6816,300
井上治夫取締役68
関優子取締役50
竹中豊典常勤監査役682,300
御子柴一彦監査役61
坂田太久仁監査役64
残りの役員1名を開く
氏名役職年齢
阿部通子54

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)610226141414224
社外取締役746467

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,921字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社ユニリタ)と以下、完全子会社である、株式会社ビーエスピーソリューションズ、備実必(上海)軟件科技有限公司(BSP上海)、株式会社ヒューアップテクノロジー、株式会社データ総研、株式会社ユニ・トランド、株式会社ユニリタプラス、株式会社無限、瀋陽無限軟件開発有限公司、株式会社ユニリタエスアールの10社及び持分法適用の関連会社であるNEVELL株式会社1社で構成されています。(2026年3月31日現在) 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。 当社グループでは、40年余に亘って培ってきたデータマネジメント、サービスマネジメントに関する知見やノウハウを以下の各事業セグメント共通のコアコンピタンス(強み)として、様々な規模の企業および公共機関向けに各種ITサービスを提供しています。 (1) プロダクトサービス事業 金融機関や生損保、大手製造業を中心としたメインフレーム(大型汎用機)コンピュータを利用するような比較的システム規模の大きな企業向けに、システム運用の自動化や帳票管理、システムのBCP管理等を実現する各種ソフトウェアおよび関連サービスを提供しています。 近年ではメインフレームからのマイグレーション(システム移行)やモダナイゼーション(システムの近代化)を支援するサービスや、製品だけでなく周辺業務も含めた包括的なサービスの提供等の実施により、LTV(顧客生涯価値)の増大に努めています。 本事業においては、主に当社が製品・サービス開発及び顧客への提供を行っており、株式会社ユニリタプラスでは西日本地区で、備実必(上海)軟件科技有限公司(BSP上海)では中国での製品販売と保守サービスを行っています。 (2) クラウドサービス事業 システム規模の大きな企業だけでなく幅広い企業や事業体向けに、主にクラウドサービスの形態で各種ソフトウェアや関連サービスを提供しております。 IT課題の解決を図るサービス群が主力となりますが、特定の業態に特化した業務アプリケーションや、地方自治体等の公共機関や交通事業者向けに社会課題解決を図るサービス等も提供しています。 本事業においては、主に当社、株式会社ヒューアップテクノロジー、株式会社無限および株式会社ユニ・トランドにて製品開発及び販売、保守サービスを行っております。 (3) プロフェッショナルサービス事業 システム規模の大きな企業を中心とした企業向けに、データマネジメント、サービスマネジメントに関する知見やノウハウをベースとしたコンサルティング、システムインテグレーション、アウトソーシングといった役務型サービスを主に提供しております。 本事業で保有する多様な技術者とコンサルティング、システム開発および運用ノウハウにより、プロダクトサービスやクラウドサービスの利用顧客に対し、包括的な提案やワンストップ型サービスの提供が可能となります。 本事業においては、主に株式会社ビーエスピーソリューションズ、株式会社データ総研、株式会社無限および株式会社ユニリタエスアールにてサービス提供を行っております。 以上に述べた当社グループの事業内容、および関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。 <事業系統図> (注1) 2015年4月1日に株式会社ビーエスピーと株式会社ビーコン インフォメーション テクノロジーは合併し、株式会社ユニリタとなりました。 (注2) 株式会社ユニ・トランドは2016年5月11日に設立されました。 (注3) 株式会社ユニリタプラスは2017年4月3日に設立されました。 (注4) 株式会社無限は2018年2月15日に子会社となりました。 (注5) 株式会社アスペックスは、2018年11月5日に子会社化した株式会社ビジネスアプリケーションを2022年4月1日付にて吸収合併し、社名を株式会社ヒューアップテクノロジーとしました。 (注6) 当社は2025年12月18日開催の取締役会において備実必(上海)軟件科技有限公司を清算することを決議しました。 (注7) 当社は2026年3月19日開催の取締役会において株式会社ユニ・トランドを2026年7月1日付で吸収合併することを決議しました。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(追加情報)」に記載のとおりであります。 なお、関係会社各社の事業内容は、「4 関係会社の状況」に記載のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,955字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営の基本方針 当社の基本方針は、「共感をカタチにし、ユニークを創造するITサービスカンパニーへ」です。当社では、実効性あるコーポレートガバナンスのもと、グループの経営資源とITソリューション力を活かした事業活動を通じて、事業会社としての経済的価値と社会課題解決による社会的価値の両立を実現する経営を目指していきます。 (2) 当社グループの対処すべき課題と対処方針等 <環境認識> 国内企業を取り巻く環境は、急速な技術革新と社会構造の変化により、大きな転換期を迎えています。生成AIやクラウド、データ利活用の進展により、業務やサービスのあり方が根本から見直される一方、サイバーセキュリティやデータガバナンスの強化への対応も一層重要となっています。 また、少子高齢化の加速、働き方の多様化、気候変動への対応など、持続可能な社会の実現に向けた課題解決に対し、企業の貢献が強く求められる時代になっています。 このような状況下においては、デジタル技術を活用した経営改革や新たな価値創出、そして環境・社会課題への積極的な取り組みが不可欠です。 当社はこの環境認識のもと、持続的な企業価値の向上と社会的価値の創出を目指し、経営基盤の強化と中長期的な成長戦略の実行に取り組んでおります。 <中期経営計画「Re.Connect 2026」と対処すべき課題> 当社グループが推進する中期経営計画「Re.Connect 2026」(2024年度~2026年度)では、お客様を含めた全てのステークホルダーとの「つながり」のあり方を根本的に見直し「再度、より良い形でつながり直す」ことを重要テーマに、これまでの「IT課題」および「事業課題」の解決、さらには「社会課題」の解決までをカバーする事業を展開し、持続的な成長基盤の確立を図っています。中計で掲げた重点戦略は以下の通りです。 事業戦略1.「サービス提供型事業の拡大」について 当社グループが持つ各種ITサービスの提供により、お客様のITシステムの最適なモダナイゼーションをご支援してまいりました。今後も多くのお客様において、将来を見据えたビジネスモデルへの変革が加速することが予想され、ITシステムやITサービスは「デジタル化による業務効率化」「顧客データの収集と活用」「新たなサービスを提供する基盤」といった役割を担いつつ、多様化するお客様のニーズや要件への対応力が問われてまいります。 これらを踏まえ1つ目の事業戦略として「サービス提供型事業の拡大」を掲げており、その重点施策として以下の3つを推進しております。 ①クラウド成長領域への投資の拡大 ②お客様の最適なモダナイゼーションの実現 ③製品・サービスの一部効率化と新規領域への参入検討 事業戦略2.「新たな価値提供モデルの確立」について 当社の主要な顧客層である企業のIT部門におけるニーズはクラウド化やDXの進展等により多様化しており、当社が提供すべき価値も絶えずアップデートが必要です。また、社会課題解決事業においては、当社グループが長年培ってきたノウハウだけでは成功は困難であり、他社が有する領域専門性や各種リソースとの融合を機動的に図ることが成功の鍵となります。 これらのことから、2つ目の重要戦略として「新たな価値提供モデルの確立」を掲げており、その重点施策として、以下の3つを推進しております。 ①コアコンピタンスの再定義(サービスマネジメント・データマネジメント) ②グループ横断、エコシステムによる顧客提供価値の高度化 ③社会課題事業への継続的投資とアライアンス強化 事業戦略3.「事業プロセスの変革」について お客様の期待やニーズの多様化、高度化に応えるためにはサービス品質の向上と情報セキュリティマネジメント基盤の構築が急務であるものと認識し、3つ目の重要戦略として「事業プロセスの変革」を掲げ、その重点施策として以下の3つを推進しております。 ①サービスシフトを支える品質マネジメントの強化 ②プロセス標準化による実装、運用体制の構築 ③顧客起点での全社的カスタマーサクセス推進体制の確立 経営戦略「ユニリタグループ理念を軸とした持続的な経営と価値創造」について 以上の事業戦略を強力に推進し、成功に導くためにはグループ共通の理念の浸透と経営の基礎となる人的資本やシステム基盤の強化が欠かせないため、経営面での重要戦略として「ユニリタグループ理念を軸とした持続的な経営と価値創造」を掲げ、その重点施策として以下の3つを推進しております。 ①UNIRITA Group Leadership Principles を軸とした理念経営への進化 ②事業戦略を推進する人的資本投資の加速 ③持続的な成長に向けたサステナビリティ基盤の強化 上記の中期経営計画の最終年度である2027年3月期の対処すべき課題として、以下の4つの取り組みに注力してまいります。 ①顧客接点の強化 2026年3月期までも「Re.Connect」活動として顧客接点の強化に努めてきましたが、顧客提供価値の最大化を進めるため、2026年4月に「ビジネス共創本部」を新設しました。 同本部を中心に製品・サービスの定着や顧客における成果創出支援、さらには複数製品およびコンサルティングの組み合わせなど、顧客に最適化した提案の強化を実施します。 これにより顧客価値を最大化し、より長期の価値提供につなげ、当社の収益拡大に結び付けてまいります。 ②価格戦略の見直し 従来当社では製品・サービス価格を極力維持する形で提供してきましたが、昨今の各種調達コストおよび人件費の高騰をふまえ、2026年6月より価格改定を実施することを決定し、2026年3月に当社webサイトにて発表いたしました。 顧客との交渉や手続きは既に開始していますが、顧客からの理解を得ながら早期に新価格での契約を進めるとともに、価格改定に対する理解、共感が得られるような品質向上やAIに代表される新たな技術を活用した機能向上を今まで以上にスピードを上げて進めてまいります。 ③投資効率の向上と必要な投資の加速 これまで当社では新たな製品やサービスへの積極的な投資を進めてまいりましたが、一部の製品やサービスについては当初計画した成長が実現できていない状況にありました。この状況を打破し、適切なコストコントロールのもと、成長や収益獲得が見込める領域への必要な投資を確実に実行すべく、2026年4月に「構造改革推進室」を新設しました。 ④社会課題・新規ビジネス創出への取り組み 社会課題解決事業については、収益改善と成長の加速を新たな体制で強力に推進するため、2026年4月に「未来価値デザイン本部」を新設しました。同本部を中心に社内事業化プログラム「ペンギンチャレンジ」の活性化も推進してまいります。 上記の取り組みを着実に実行し、ユニリタグループのお客様のサステナブルな発展に貢献してまいります。
事業等のリスク3,056字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。ただし、以下に記載したリスクは当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではなく、記載された事項以外の予見しがたいリスクも存在します。また、本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、これらは当連結会計年度末現在において判断したものです。 (1) 外部環境(IT市場)リスク 世界規模で加速するデジタルトランスフォーメーション(DX)の環境下では、今後、新たなデジタルビジネスの立ち上がりや、急速に進化するAIやゲームチェンジャーともいうべき企業の出現、さらには想定外の変化の発生も考えられます。デジタル技術の革新スピードは速く、その方向性を予測することは極めて難しいため、当社グループが先進技術に適合した魅力的な新サービスをタイムリーに開発できるとは限りません。当社グループは、サステナブルな社会基盤を支えるお客様のDXを支援するべく、当社の強みを深化させた高付加価値型のサービス事業を推進してまいりますが、加速化するデジタル技術の革新スピードやお客様ニーズに適応できない場合、当社グループの業績に重要な影響を与える可能性があります。当社グループでは、中期経営計画の進捗管理やローリングを通じ、かかる環境変化によるリスクの低減を図っております。 (2) 事業形態上のリスク 当社グループのプロダクトサービス事業やクラウドサービス事業においては、お客様の高度なデータ活用を担うプロダクトやサービスならびにシステム運用の自動化や帳票管理など特定領域向けのプロダクトやサービスの提供を行っています。現在のデジタル技術の進化のスピードは極めて速く、競争環境の中で、当社グループの事業領域への参入を図るためのお客様の囲い込み、あるいはオープンソース方式による類似機能のソフトウェアの提供などにより、プロダクトやサービスの提供による収益が極端に減少し、当社グループの業績に重要な影響を与える可能性があります。 当社グループの各事業において、完成責任を負う請負契約で受注した場合、契約内容の曖昧性等による当初想定していた見積りからの乖離や、開発段階に当初想定し得ない技術的な問題、プロジェクト管理等の問題が発生し、請負金額に対しコスト超過となることがあります。このような不採算案件が発生した場合、想定を超える原価の発生や納期遅延に伴う損害に対する賠償金の支払い等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループのプロダクトサービス事業におけるメインフレーム事業は、現在、高い収益性を保持しています。本事業の製品は、お客様の基幹システムに多く組み込まれているため、オペレーティングシステム(OS)の変更等に伴う保守サービスが重要であり、本事業の安定的な収益源になっております。しかしながら、企業の統廃合、IT技術革新、クラウド化の進展等により従来のメインフレームコンピュータが使用されなくなったり、当社グループが適時適切に製品の改良版の提供ができず、保守サービスの解約が急激に増加したりした場合、当社グループの業績に重要な影響を与える可能性があります。 (3) 投資戦略上のリスク 当社グループは、競争力を維持し顧客の需要を喚起し、ユニークな製品やサービスを持続的に提供していくために研究開発投資を積極的に推進する計画です。当社グループは、「サービス提供型事業の拡大」戦略の下、クラウドサービスの成長領域での売上拡大や新規の事業領域創出等に向けた研究開発投資を継続的に行っています。しかしながら、絶えず変化する市場動向を適時的確に把握できない場合や技術開発で競合他社に先行されてしまう場合等、開発投資からの収益化に成功しない可能性があります。 (4) 情報セキュリティ上のリスク 当社グループでは業務遂行上、お客様が保有するさまざまな機密情報に接する機会が多いため、情報セキュリティに関する体制を強化し、必要な社員教育等を行うことでかかる事態を予防するとともに事態が発生した際の損失を最小化するための対策を日々アップデートしております。しかし昨今では進化の著しいAIを悪用したサイバー攻撃の高度化等の脅威も日々高まっています。今後、何らかの理由で機密情報の紛失、破壊、漏洩等が生じた場合、当社グループの社会的信用の低下や失墜、損害賠償責任の発生等により、当社グループの業績および事業活動等に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 訴訟リスク 当社グループでは、グループ法務機能を強化し、必要な社員教育等を行うことで訴訟リスクを軽減するとともに訴訟等の事態が発生した際の損失を最小化するための体制を構築しております。 しかしながら、当社グループの製品やサービスが、他人の特許等の存在を知らずに使用したことによる知的財産権侵害などを理由とした訴訟その他の請求(以下「訴訟等」といいます)の対象とされる可能性があるほか、当社グループの製品やサービスに起因するシステム障害などによってお客様に損害を与え、このために訴訟等を提起される可能性もあり、その訴訟等の内容によっては、当社グループの業績に重要な影響を与える可能性があります。 (6) M&A、資本業務提携のリスク 当社グループは、技術革新のスピードの速いIT業界にあってマーケットニーズに俊敏に対応し持続的成長を実現するために、M&Aおよび資本・業務提携を重要な成長戦略の要素と考えています。当社グループは、事業を補完し成長させるために、他企業の買収、他企業への出資、他企業との提携および協力体制構築等の検討を行い、その結果、当社グループの業績に貢献すると判断した場合には、これらを実行することがあり得ます。これらの実行にあたっては、対象となる企業の財務・税務・法務・事業内容等に関するデューデリジェンス(買収監査)を行い、意思決定のために必要な情報収集のもと各種リスクの低減を図りますが、実行後に次のような事項が発生することを完全に払拭することはできません。すなわち、市場および競争環境に著しい変化が生じた場合、事前に認識していなかった問題が顕在化した場合、買収した事業における優秀な人材を保持し又は従業員の士気を維持することができない場合、当初想定した計画との間に齟齬が生じ当社グループの期待する成果が得られない場合等には、当社グループの業績に重要な影響を及ぼす可能性があります。 (7) 震災等の災害リスク 異常気象や地震等により突如引き起こされる大きな災害は、社会のライフラインを一瞬で破壊します。IT業界においても、電力供給の停止や制限下におけるデータ管理、システム運用を保持することの重要性がクローズアップされています。当社グループにおいても、提供する製品やサービスが社会インフラの維持に関わっているという認識を強く持ち、危機管理委員会によるBCP計画策定などを通じ、災害対策には十分配慮してまいりますが、想定を超えた災害等が発生した場合、当社グループの業績に重要な影響を与える可能性があります。 なお、以上に述べた事項は当社グループの事業活動その他に係る全てのリスクを網羅したものではなく、記載された事項以外のリスクも存在しています。
経営成績の分析 (MD&A)5,727字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善するなかで、各種政策の効果もあり、緩やかな回復基調で推移しました。一方で、中東情勢や金融資本市場の変動による影響、米国の通商政策をめぐる動向等には引き続き注意が必要であり、景気の先行きは依然として不透明な状況にあります。 このような経済環境のもと、国内企業のIT投資動向は、深刻な人手不足への対応や生産性向上を目的とした投資が一段と加速いたしました。特に、生成AIの活用はPoC(概念実証)の段階から実業務への実装段階へと移行し、データ活用を基盤としたDX(デジタルトランスフォーメーション)投資は企業の競争力を左右する不可欠な要素として定着しております。また、既存システムのクラウド移行やガバナンス強化を目的とした基幹システムの刷新ニーズも、引き続き底堅く推移いたしました。 このような環境下、当社グループは中期経営計画「Re.Connect 2026」(2024年度~2026年度)にて、お客様を含めた全てのステークホルダーとの「つながり」のあり方を根本的に見直し「再度、より良い形でつながり直す」ことを重要テーマに、持続的な成長基盤の確立を図っています。 当連結会計年度は現社名である株式会社ユニリタへの改称10周年の節目に当たり、グループパーパス「利他で紡ぐ経済をつくる」を策定し、全組織を対象としたタウンホールミーティングの実施等により当社グループ内への浸透・定着を図るとともに、対外的にもさまざまなメディアを通じて発信を活発に行いました。 また長年当社製品・サービスをご利用いただいているお客様をお招きした感謝イベントを開催するなど、フィジカルなつながりの再構築に努めました。 営業活動面では、各種製品・サービスの機能強化による付加価値向上や、新たな生成AI活用サービスのリリース等により提供価値と顧客層の拡大を図りました。また、高度化する顧客ニーズに対応すべく当社グループ総合力を結集した複合提案を強化し、顧客価値の増大に努めました。 経営基盤の強化においては、データドリブン経営を実現するための基幹システムの構築に資金および経営資源を投入しました。また、変化する社会情勢や事業環境に対応する人財採用体制の強化ならびに人事制度の継続的なアップデートに加え、さまざまな研修プログラム等を通じた人的資本強化に対する投資も継続的に実施しました。 これらの結果、当連結会計年度の業績は、売上高123億42百万円(前年同期比5.6%増)となり、利益面では、営業利益9億62百万円(同14.4%増)、経常利益11億35百万円(同13.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益7億69百万円(同7.3%増)となりました。 セグメント別および連結売上高、営業利益および営業利益率 (金額単位:百万円) 2025年3月期   2026年3月期   前年同期比 増減   増減率 プロダクトサービス   売上高   4,468   4,526   57   1.3% 営業利益   1,286   1,236   △50   △3.9% 営業利益率   28.8%   27.3%   △1.5pt   - クラウドサービス   売上高   3,693   3,872   178   4.8% 営業損失   △412   △357   54   - 営業利益率   -   -   -   - プロフェッショナルサービス   売上高   3,525   3,943   418   11.9% 営業利益   303   413   109   36.2% 営業利益率   8.6%   10.5%   1.9pt   - 連結   売上高   11,687   12,342   655   5.6% 営業利益   840   962   121   14.4% 営業利益率   7.2%   7.8%   0.6pt   - セグメント別の経営成績は以下の通りです。 プロダクトサービス事業は、売上高45億26百万円(前年同期比1.3%増)、営業利益12億36百万円(前年同期比3.9%減)となりました。 当事業の主力である自動化およびメインフレーム向け製品について、マイグレーションやシステム更改が進展、パートナーとの協業が奏功し、売上高、営業利益ともに計画通りに推移しました。なお、当事業の注力商品である「まるっと帳票クラウドサービス」については、高い要件対応力を背景に、他社製品からの代替ニーズに加え、当社データマネジメント製品との複合提案などを行った結果、案件数が増加しております。 クラウドサービス事業は、売上高38億72百万円(前年同期比4.8%増)、営業損失3億57百万円(前年同期比54百万円の損益改善)となりました。 当事業に属する主な製品・サービスの経過ですが、「LMIS」については、導入後の安定的かつ効率的な運用を支援するカスタマーポータル機能がITサービス事業者のニーズを捉え、売上高および損益改善に寄与しました。「Waha! Transformer」関連では、生成AI連携サービス「SecuAiGent」の販促活動が奏功し、引き合いが活発化しています。「Digital Workforce」については、エンタープライズ企業を狙ったセキュリティ事故の増加に伴う、認証基盤やID管理への関心の高まりを受け、引き合いが増加しております。 プロフェッショナルサービス事業は、売上高39億43百万円(前年同期比11.9%増)、営業利益4億13百万円(前年同期比36.2%増)となりました。 当社グループの強みであるサービス&データマネジメントのコンサルティング事業においては、DXを背景に引き合いが多く、将来を見据えたコンサルティング人員の体制強化を推進しております。また、システムインテグレーション事業の収益性回復とシステム運用業務のアウトソーシングの受注増により、増収増益となりました。 資産、負債及び純資産の状況として、当期末における資産は、前期末と比較して7億73百万円増加し161億40百万円となりました。これは主に、現金及び預金が3億22百万円、投資有価証券が2億30百万円、ソフトウエアが1億44百万円、契約資産が93百万円それぞれ増加したことによるものであります。 負債は、前期末と比較して3億65百万円増加し37億59百万円となりました。これは主に、未払法人税等が2億52百万円及び買掛金が89百万円それぞれ増加したことによるものであります。 純資産は、前期末と比較して4億8百万円増加し123億80百万円となりました。これは主に、利益剰余金が2億30百万円、その他有価証券評価差額金が1億26百万円それぞれ増加したことに加え、自己株式が35百万円減少したことによるものであります。利益剰余金については、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により7億69百万円増加し、配当金の支払いにより5億39百万円減少しております。 この結果、当期末の自己資本比率は76.7%(前期末は77.9%)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当期末における現金及び現金同等物(以下、資金)は前期末と比較して6億77百万円減少し、81億24百万円となりました。当期における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動による資金の増加は11億49百万円となりました。主な資金増加要因は、税金等調整前当期純利益の計上12億36百万円、減価償却費の計上2億25百万円、仕入債務の増加額86百万円であり、主な減少要因は、法人税等の支払額2億44百万円、売上債権及び契約資産の増加額1億68百万円であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動による資金の減少は12億93百万円となりました。主な資金増加要因は、投資有価証券の償還による収入3億円、投資有価証券の売却による収入2億53百万円であり、主な減少要因は、定期預金の預入による支出10億円(純額)、投資有価証券の取得による支出4億81百万円、無形固定資産の取得による支出3億59百万円であります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動による資金の減少は5億39百万円となりました。支出の主な内容は、配当金の支払額5億39百万円であります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:千円) セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) プロダクトサービス   757,144   107.0 クラウドサービス   602,284   108.1 プロフェッショナルサービス   3,861,009   112.3 合計   5,220,438   111.0 (注) 金額は、販売価格によっております。 b.仕入実績 当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:千円) セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) プロダクトサービス   425,623   124.6 クラウドサービス   761,854   95.4 プロフェッショナルサービス   45,557   96.4 合計   1,233,035   103.9 (注) 1.金額は、仕入価格によっております。 2.仕入高は主にロイヤリティであります。 c.受注実績 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:千円) セグメントの名称   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) プロダクトサービス   880,887   136.8   173,903   330.6 クラウドサービス   663,895   112.8   131,607   192.3 プロフェッショナルサービス   4,103,016   118.1   968,301   133.5 合計   5,647,798   120.0   1,273,812   150.5 (注) 金額は、販売価格によっております。 d.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 (単位:千円) セグメントの名称   当連結会計年度(自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) プロダクトサービス   4,526,193   101.3 クラウドサービス   3,872,045   104.8 プロフェッショナルサービス   3,943,968   111.9 合計   12,342,207   105.6 (注)セグメント間取引については、相殺消去しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.損益の状況 当連結会計年度(以下、「当期」)の損益の状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容」に記載のとおりであります。 b.財政状態の分析 当社グループは、適切な流動性の維持、事業活動のための資金確保および健全なバランスシートの維持を財務方針としております。 当期末における資産、負債及び純資産に関する状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容」に記載のとおりであります。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析 当期のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.契約債務 当社グループの第三者に対する保証は、ユニリタ共済会の金融機関からの借入金に対する債務保証であり、2026年3月31日現在の債務残高は、16,345千円であります。 c.財務政策 当社グループは、運転資金および設備資金につきましては、自己資金により資金調達することとしております。 また、金融機関との間で10億円のコミットメントライン契約を締結しておりますが、当連結会計年度末において当契約に係る借入れは実行されておりません(借入未実行残高10億円)。 ③ 重要な会計方針及び見積り 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。