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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.77-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

ウィルズ

WILLs Inc.4482 · Growth · 情報・通信業

上場企業の株主管理をDXするプラットフォーマー。機関投資家向けIRと個人株主向け優待サービスを展開。

概要

ウィルズは、2004年に設立された情報通信企業で、上場企業と投資家を結ぶプラットフォームを中核事業とする。機関投資家向けマーケティングプラットフォーム「IR-navi」と、個人投資家向けポイント制株主優待サービス「プレミアム優待倶楽部」を主力に、サステナビリティソリューションや電子議決権プラットフォーム「WILLsVote」も提供する。2025年12月期の連結売上高は61億円、営業利益13億円、従業員115名。東京証券取引所グロース市場に上場する。

株主管理プラットフォームと広告の2本柱

ウィルズの事業は、株主管理プラットフォーム事業と広告事業の2セグメントで構成される。株主管理プラットフォーム事業は売上の大部分を占め、2025年12月期の同事業売上高は約57億円(全社売上の約94%)に達する。同事業は「プレミアム優待倶楽部」「IR-navi」「サステナビリティソリューション」「その他(株主総会・決算説明会支援)」の4つのサービス群からなる。広告事業は自社媒体Web広告、Web広告代理店、アドバタイジングゲームを展開し、子会社の株式会社ネットマイルが運営する共通ポイント「ネットマイル」も活用する。2025年12月期の広告事業売上高は約3.4億円(全社売上の約6%)と規模は小さいが、株主管理プラットフォームとのクロスセルに貢献している。

ストック型収益で安定した成長を実現

ウィルズの収益モデルは、ストック型のシステム利用料とポイント利用料が中心である。「IR-navi」は月額のシステム利用料を主な収益源とし、顧客企業の契約期間中は安定的に収入が発生する。「プレミアム優待倶楽部」はシステム利用料に加え、株主優待ポイントの交換時に発生する利用料(ポイント消化売上)が収益の柱であり、顧客企業の株主数増加やポイント単価上昇に連動して売上が伸びる。2025年12月期の「プレミアム優待倶楽部」売上高は44.4億円(前期比26.7%増)と急成長した。サステナビリティソリューションも年間契約が多く、ストック型の比率が高い。このビジネスモデルにより、2025年12月期の営業利益率は21.5%と高い収益性を達成している。

上場企業110社と機関投資家375社を顧客に抱える

ウィルズの主力サービスは、上場企業のIR・株主管理業務を支援する。2025年12月末時点で、「IR-navi」の契約企業数は375社にのぼり、国内上場企業の約9%に相当する。個人投資家向け「プレミアム優待倶楽部」の契約企業数は110社で、過去5年間で71社から110社へ着実に増加している。これらの契約企業の多くは複数サービスを利用しており、「IR-navi」と「プレミアム優待倶楽部」を同時に導入する企業も少なくない。顧客企業の業種は製造業、情報通信業、小売業など多岐にわたる。また、サステナビリティソリューションでは、統合報告書制作においてWICIジャパンのアワードで多数受賞しており、品質面でも評価を得ている。

ネットマイルの子会社化でポイント連携を強化

2020年10月、ウィルズは株式会社ネットマイル(旧株式会社INMホールディングス)の全株式を取得し、完全子会社化した。ネットマイルは約300万人のユーザー基盤を持つ共通ポイントプラットフォームであり、加盟サイトでのアンケート回答や広告参加により「ネットマイル」ポイントを獲得できる。ウィルズはこのユーザーベースを活用し、2021年4月より「プレミアム優待倶楽部PORTAL」とネットマイルのポイント連携を開始した。株主優待ポイント「WILLsCoin」をネットマイルに交換可能にしたことで、ユーザーは150種類以上の特典(他社ポイント、航空マイレージ、電子マネー、寄付等)と交換できるようになった。この連携により、株主優待の利便性が向上し、サービス導入企業の拡大を促進している。

業界の中での役割は上場企業向け株主管理・IR支援SaaSプロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
61億円
営業利益
13億円
営業利益率
21.3%
純利益
8億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/12
事業売上構成比利益利益率
株主管理プラットフォーム事業58億円96.7%14億円24.1%
広告事業2億円3.3%-1億円-50.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01上場企業(IR・株主管理)主力

機関投資家向けIRプラットフォーム「IR-navi」と、個人投資家向け株主優待プラットフォーム「プレミアム優待倶楽部」を提供。株主構成の最適化、安定株主の創出、株主管理のDX化を支援。

主な製品・サービス5
IR-navi
機関投資家向けマーケティングプラットフォーム。国内外の機関投資家の保有状況やプロフィールを検索でき、IR業務を効率化。
プレミアム優待倶楽部
ポイント制株主優待と電子化を組み合わせたサービス。株主にポイントを付与し、優待商品と交換可能。
プレミアム優待倶楽部PORTAL
複数企業の株主優待ポイントを合算して利用できるポータルサイト。
WILLsVote
電子議決権行使プラットフォーム。株主はオンラインで議決権を行使できる。
サステナビリティソリューション
統合報告書やアニュアルレポートなど、投資家向けコミュニケーションツールの企画・制作サービス。

02広告・マーケティング準主力

自社媒体でのWeb広告配信や、広告代理店、ゲームを活用した広告サービスを提供。自社で培ったマーケティングノウハウを活かし、クライアントの集客・販促を支援。

主な製品・サービス2
Web広告代理店
クライアントのWeb広告活動をサポートするサービス。
アドバタイジングゲーム
ゲームエンジンを顧客のWebサイトに導入し、ユーザー参加型の広告を実現。

製品と技術

ポイント制株主優待「プレミアム優待倶楽部」と「WILLsCoin」

「プレミアム優待倶楽部」は、株主優待をポイント化し、株主の電子化(メールアドレス取得による法定書類の電磁提供、株主専用サイトでの双方向コミュニケーション)と組み合わせたサービスである。顧客企業は株式数や保有期間に応じて株主にポイントを付与し、株主は6,000種類以上の優待商品と交換できる。さらに、複数の投資先企業のポイントを「WILLsCoin」に交換して合算し、より高額な商品を入手することも可能である。不足分はクレジットカード決済で補填できる。データの改ざん防止とセキュリティ強化のため、ブロックチェーン技術を活用している。2025年12月末時点で110社の上場企業が導入し、顧客企業の株主数増加やポイント単価上昇により売上を伸ばしている。

機関投資家マーケティングプラットフォーム「IR-navi」

「IR-navi」は、ウィルズ創業以来の基盤サービスであり、上場企業のIR(投資家向け広報)活動を支援するプラットフォームである。国内投信や海外ファンドの株式保有状況データベースを日次で更新し、自社・他社の保有状況を把握できる。国内外の機関投資家約4,000名(国内)、約100,000名(海外)のプロフィールデータベースを保有し、投資スタイル別のターゲティングが可能。メール配信機能により決算説明会案内やアニュアルレポートを効率的に発信できるほか、面談履歴やIRイベントの出欠、電子議決権行使結果を一元管理する。2025年3月のリニューアルで面談調整機能やWEBミーティング設定機能を追加した。2025年12月末の契約社数は375社で、着実に増加している。

サステナビリティソリューションと電子議決権「WILLsVote」

サステナビリティソリューションは、統合報告書やアニュアルレポートなど、投資家とのコミュニケーションツールの企画・制作サービスである。TCFDやSDGsなどサステナビリティ情報開示の制度化を受け、高い品質のレポーティングを提供し、WICIジャパン主催の統合リポートアウォードで多数の賞を受賞している。受注はストック型の統合報告書制作が中心で、2025年12月期の売上高は9.7億円。また、電子議決権行使プラットフォーム「WILLsVote」を提供し、株主総会のDXを推進する。バーチャル株主総会やオンライン決算説明会の運営支援サービスも手掛けており、株主管理プラットフォーム事業全体の拡大に寄与している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

AIソリューション特化型、高収益体質

情報・通信業に属し、AIを活用したソリューション提供を強みとする。同業のVR.AIN Solutionやソラコムと比較して、営業利益率19.61%(2024/12)と高い収益性を誇る。売上高51億円と小規模ながら、成長性と収益性のバランスが良い。業界内ではニッチなポジションを確立しており、特定の顧客セグメントに依存する可能性がある。

強み

  • 営業利益率19.6%(2024/12)と業界平均を大きく上回り、効率的な事業運営を実現。
  • AIソリューションに特化し、同業他社との差別化を図る。技術力で競争優位を維持。
  • 売上高が45億円(2023)→51億円(2024)→61億円(2025)と年率15%前後で拡大。
  • 同業のVR.AIN Solutionやソラコムと比較し、AI特化で競合が限定的。

課題

  • 売上高51億円と小規模で、大手参入時に競争力に影響が出る可能性。
  • 特定顧客や案件への依存が強く、需要変動の影響を受けやすい。
  • AI技術の進歩が速く、継続的な投資が不可欠。研究開発費負担が増加するリスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がウィルズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19799旭情報サービス159億円11.7倍
23914JIG-SAW158億円29.7倍
33800ユニリタ158億円19.5倍
45132pluszero157億円43.9倍
59408BSNメディアホールディングス157億円11.3倍
64482ウィルズ155億円15.1倍
75621ヒューマンテクノロジーズ155億円15.2倍
85258トランザクション・メディア・ネットワークス155億円
93793ドリコム154億円70.6倍
104344ソースネクスト154億円
113997トレードワークス152億円102.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 22件

IR活動支援ツール「IR-navi」の誕生(2004〜2005年)

ウィルズの前身は、2004年10月に設立されたインベスター・ネットワークス株式会社である。資本金4,500万円、東京都千代田区に本社を置き、IR活動支援を事業目的とした。設立から1年後の2005年11月、機関投資家向けマーケティングプラットフォーム「IR-navi」をリリースした。このサービスは、上場企業が国内外の機関投資家の株式保有状況を把握し、IR活動を効率化するためのツールであり、現在もウィルズの基幹サービスであり続けている。創業初期は小規模ながら、上場企業のIRニーズを捉えて徐々に顧客を獲得した。2008年にはプライバシーマーク(JIS Q 15001)を取得し、情報管理体制を整備した。

個人投資家向けサービスの萌芽と商号変更(2011〜2015年)

2011年10月、ウィルズは「株主ポイント倶楽部」をリリースし、個人投資家向けサービスの第一歩を踏み出した。このサービスは株主優待をポイント化する仕組みで、後の「プレミアム優待倶楽部」の原型となる。2013年11月には本社を東京都港区虎ノ門に移転し、事業基盤を強化した。2015年9月、商号を株式会社ウィルズに変更すると同時に、ポイント制株主優待サービス「プレミアム優待倶楽部」の提供を本格開始した。これにより、機関投資家向け(IR-navi)と個人投資家向け(プレミアム優待倶楽部)の二軸がそろい、現在のプラットフォーム事業の骨格が形成された。また2015年12月期の売上高は3億円と、まだ小規模であった。

特許取得と吸収合併による事業拡大(2017〜2018年)

2017年、ウィルズは議決権行使結果回収システムに関する特許(特許第6203932号)を取得し、技術力を強化した。同年11月には「プレミアム優待倶楽部PORTAL」をリリースし、複数企業の株主優待ポイントを合算利用できる仕組みを導入した。2018年4月には個人株主管理システムの特許(特許第6325152号)も取得している。同年6月、ウィルズを存続会社としてアレックス・ネット株式会社を吸収合併し、事業規模を拡大した。同年9月にはISO/IEC 27001認証を取得し、情報セキュリティ管理体制を国際基準に引き上げた。これらの施策により、2018年12月期の売上高は12億円(前期比71%増)と急成長した。

東京証券取引所マザーズ上場(2019年)

2019年12月、ウィルズは東京証券取引所マザーズに株式を上場した。上場に先立ち、同年3月には個人投資家向けメディア「上場社長プレミアムトーク」、電子議決権行使プラットフォーム「WILLsVote」、優待商品ギフトカード「プレミアム優待倶楽部GIFT CARD」を相次いでリリースし、サービスのラインアップを拡充した。上場時の時価総額は公表されていないが、2019年12月期の売上高は18億円、当期純利益2億円と順調に成長していた。上場により資金調達力と知名度が向上し、その後のM&Aや新サービス展開の基盤となった。

ネットマイルの子会社化とポイント連携の開始(2020〜2021年)

2020年10月、ウィルズは株式会社ネットマイル(旧株式会社INMホールディングス)の全株式を取得し、完全子会社とした。ネットマイルは共通ポイントサービス「ネットマイル」を運営し、約300万人のユーザーを抱えていた。2021年4月より、ウィルズの「プレミアム優待倶楽部PORTAL」とネットマイルのポイントを連携させる「ポイントサービス」を開始し、ユーザーは株主優待ポイントをネットマイルに交換できるようになった。これにより、優待商品の種類が飛躍的に増え、サービス価値が向上した。2021年12月期の売上高は34億円、営業利益は非開示だが当期純利益3億円と、順調に拡大を続けた。

グロース市場移行とさらなる成長(2022〜2025年)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、ウィルズはマザーズからグロース市場へ移行した。2022年12月には本社を現在の虎ノ門二丁目タワーに移転。2023年11月には従業員持株会向けに「プレミアム優待倶楽部」を提供開始した。2025年3月には「IR-navi」をリニューアルし、面談調整機能やWEBミーティング設定機能を追加。同年8月には「プレミアム優待倶楽部ふるさと納税」を開始し、ポイントをふるさと納税に充当可能にした。2025年12月期の売上高は61億円、営業利益13億円と過去最高を更新。契約社数もIR-naviで375社、プレミアム優待倶楽部で110社に達し、成長軌道を維持している。

年表22件を開く

2000年代

  • 2004年10月創業インベスター・ネットワークス株式会社(資本金4,500万円 東京都千代田区)を設立
  • 2005年11月IR活動支援ツール「IR-navi」をリリース
  • 2008年3月本社を東京都渋谷区広尾に移転
  • 2008年9月JIS Q 15001(プライバシーマーク)認証取得(登録番号 10840370号)
  • 2009年11月本社を東京都渋谷区渋谷に移転

2010年代

  • 2011年10月「株主ポイント倶楽部」をリリース
  • 2013年11月本社を東京都港区虎ノ門に移転
  • 2015年9月商号変更「プレミアム優待倶楽部」をリリース 株式会社ウィルズへ商号変更
  • 2017年9月議決権行使結果回収システム、SRサイトサーバ、議決権行使結果回収方法、プログラム、及び情報処理システムにおける特許取得(特許第6203932号)
  • 2017年11月「プレミアム優待倶楽部PORTAL」をリリース
  • 2018年4月個人株主管理システム、及び個人株主管理方法における特許取得(特許第6325152号)
  • 2018年6月M&A当社を存続会社とし、アレックス・ネット株式会社を吸収合併
  • 2018年9月ISO/IEC 27001:2013認証取得(認証登録番号 12793)
  • 2019年3月上場個人投資家向けメディア「上場社長プレミアムトーク」をリリース「WILLsVote」(電子議決権行使プラットフォーム)の提供開始「プレミアム優待倶楽部GIFT CARD」の販売開始
  • 2019年12月上場東京証券取引所マザーズに株式上場

2020年代

  • 2020年4月「オンライン出席型決算説明会運営サービス」、「ESG経営に不可欠なリスク管理サービス」及び「ブロックチェーン技術を活用したバーチャル株主総会開催支援サービス」をリリース
  • 2020年10月株式会社ネットマイル(旧 株式会社INMホールディングス)の全株式の取得
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズからグロース市場へ移行
  • 2022年12月本社を東京都港区虎ノ門二丁目に移転
  • 2023年11月従業員持株会向けに「プレミアム優待倶楽部」をリリース
  • 2025年3月IR活動支援ツール「IR-navi」リニューアル版をリリース
  • 2025年8月「プレミアム優待倶楽部ふるさと納税」をリリース

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    個人投資家向けプラットフォーム拡充

    「プレミアム優待倶楽部」の機能強化と利用拡大を進め、株主優待を通じた個人投資家との接点を拡大する。

  2. 02

    機関投資家向けIRプラットフォーム提供

    「IR-navi」を通じて上場企業と国内外の機関投資家をつなぎ、効率的な情報交換と企業価値最大化を支援する。

  3. 03

    サステナビリティソリューションの強化

    TCFDやSDGsに対応した高品質な情報開示サービスを提供し、差別化と競争優位性を確立する。

  4. 04

    株主総会プロセスの電子化推進

    バーチャル株主総会や電子議決権行使プラットフォーム「WILLsVote」の提供を通じ、株主総会のDXを支援する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で115人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は629万円で、6期前と比べて+32.9%平均年齢は39.7歳、平均勤続年数は3.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年12月47338.02.746
2020年12月52238.03.283
2021年12月51339.03.683
2022年12月53038.63.689
2023年12月58439.83.195
2024年12月60840.02.9112893
2025年12月62939.73.31151,130

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0、うち連結子会社 1) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都港区864百万円
株主管理プラットフォーム事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ネットマイル
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は61億円営業利益13億円前期と比べると増収増益で、売上が+19.6%、利益が+30.0%。

売上高
+19.6%
61億円
営業利益
+30.0%
13億円
純利益
+14.3%
8億円
営業利益率
21.3%
前期比 +1.7%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高68億円61億円
営業利益15億円13億円
純利益10億円8億円
1株あたり配当¥18¥18

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は31億円、営業利益は7億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+29.2%、営業利益は+40.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q8112.51
2023年2Q13430.82
2023年3Q12325.02
2023年4Q120
2024年1Q8112.51
2024年2Q14428.62
2024年4Q29517.24
2025年2Q24520.84
2025年4Q37821.64
2026年2Q31722.65

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2015年12月期からの11期で、売上は3億円から61億円へ20.3倍に増えた。直近期の営業利益率は21.3%。売上は10期、純利益は4期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
「プレミアム優待倶楽部」をリリース 株式会社ウィルズへ商号変更
2015年12月300
2016年12月4−1−1
2017年12月710
当社を存続会社とし、アレックス・ネット株式会社を吸収合併
2018年12月1211
個人投資家向けメディア「上場社長プレミアムトーク」をリリース「WILLsVote」(電子議決権行使プラットフォーム)の提供開始「プレミアム優待倶楽部GIFT CARD」の販売開始
2019年12月1832
2020年12月2443
2021年12月3453
2022年12月3874
2023年12月4595
2024年12月51101019.67
2025年12月61131321.38

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高61億円のうち、営業利益として残るのは13億円21.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は8億円、売上の13.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金54.1%33億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金24.6%15億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益21.3%13億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
45.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+12.9pt
21.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+6.5pt
13.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+22.6pt
35.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
16.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
53.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2025年12月期は営業CFが14億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは10億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は31億円で、売上の6.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年12月10012
2018年12月2−32−13
2019年12月4−1238
2020年12月5−21311
2021年12月5−22316
2022年12月8−3−1521
2023年12月9−12−4−314
2024年12月118−41929
2025年12月14−4−71031

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2025年12月期の総資産は48億円。このうち返さなくてよい自己資本が26億円で、自己資本比率は53.5%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年12月31237.2
2016年12月31232.4
2017年12月31233.5
2018年12月83530.1
2019年12月147748.8
2020年12月21101146.2
2021年12月26131350.5
2022年12月33171651.0
2023年12月37191850.5
2024年12月43212150.0
2025年12月48262253.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
31億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
26億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
22億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
96
/ 100
安定性自己資本比率36 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE605社中34位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中398位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
35.6%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
21.3%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
53.5%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
19.6%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
2.4%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥737で、1年前と比べて+2.7%過去52週の値幅のなかでは36%の位置にある。

¥737+0.3%1ヶ月+3.2%1年+2.7%時価総額155億円
過去52週の値幅
安値¥686高値¥829

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.1倍
PER (会社予想)15.7倍
PBR5.74倍
配当利回り2.44%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は723円と25日線(714円)を上回って推移。週足では緩やかな上昇傾向が続き、52週高値829円からは-12.8%の水準。出来高は6月下旬に5万株超の日があったが直近は低調で、上値の重さを示唆している。1ヶ月で+1.4%と小幅上昇ながら、200日線(726円)に接近しており、同線を突破できるかが焦点。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERが17.5倍と同業平均29.9倍を大幅に下回り、PBRは5.63倍と平均3.43倍を上回るが、ROE35.6%と非常に高い収益性を反映。配当利回り1.8%は平均3.51%を下回るが、配当性向29.9%と安定した増配余地がある。売上高・利益とも増加傾向で、割安感が強い。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.1倍47.9倍
PER (予想)15.7倍
PBR5.74倍2.96倍
ROE35.6%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高い営業利益率と成長性が評価され、PERは17倍台とやや割高感がある。強気派はSaaS型のストック収益の拡大と高収益構造を評価するが、弱気派は競争激化による成長鈍化と既存顧客への依存リスクを指摘する。

プラスに働く材料7
  • 高収益率のSaaSモデル

    営業利益率21.3%は業界トップクラス。

  • ストック収益の安定成長

    サブスク収入が拡大し、売上高は3年で+60%。

  • 中小企業向け市場の裾野

    労働人口減少で効率化ニーズは底堅い。

  • 2025年12月期の増収増益継続、営業利益13億円へ2025/12期影響

    2024年12月期営業利益10億→2025年12月期13億円、売上高も51→61億円と成長。

  • 高ROE35.6%が資本効率の高さを示す継続影響

    ROE35.6%は業界平均を大きく上回り、株主資本の効率的活用を示唆。

  • 自己株式取得や増配の可能性不定影響

    自己資本比率高く、利益成長に伴い株主還元強化の余地あり。

  • 情報・通信業界の成長追い風継続影響

    業界全体のデジタル化需要により、売上成長が継続する可能性。

マイナスに働く材料7
  • 競合ひしめくSaaS市場

    類似サービスが多く、差別化が困難。

  • 大型案件の減少リスク

    顧客単価が小さく、大口失注の影響大。

  • 株価バリュエーションの割高感

    PER17倍は成長率に見合わない可能性。

  • 小規模事業で顧客集中リスク継続影響

    売上高61億円と小規模、特定顧客依存で収益変動リスク大。

  • 株価バリュエーションの割高感継続影響

    PER17.5倍、PBR5.6倍と成長期待を織り込み、調整リスク。

  • 人材確保・賃上げコスト増継続影響

    IT人材不足で採用コスト上昇、利益率圧迫の可能性。

  • 信用リスク、空売り比率上昇不定影響

    時価総額152億円と小さく、空売り攻撃を受けやすい。

次の決算で確かめる点
ARR(年次経常収益)
SaaS事業の成長度合いを示す最重要指標。
解約率
顧客定着率が収益安定性の鍵。
営業利益率
高収益維持の持続性を確認するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり18で、前期から+18.2%いまの株価に対する利回りは2.44%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥18
1株あたり
配当利回り
2.44%
いまの株価に対して
配当性向
29.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2021年12月312.5
2022年12月7180.027.9
2023年12月1035.738.6
2024年12月1115.833.9
2025年12月1318.229.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥18

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ4,920人。区分でいちばん多いのは個人・その他85.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が11.8%を占め、残る88.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他71.877.380.883.985.085.0
事業法人12.112.311.611.811.811.7
自己株式0.00.00.81.62.84.0
外国人個人1.91.91.81.81.81.8
外国法人6.04.82.61.31.01.2
証券会社3.10.60.61.20.30.3
金融機関5.23.02.60.00.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01杉本光生28.92
02蓮本泰之13.45
03SUGアセット株式会社6.27
04青山洋一2.75
05神保株式会社2.28
06WHITTENDARRELEUGENE1.67
07杉本久子1.50
08角田久美1.37
09杉本明子1.21
10株式会社アスピレーション1.20

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で+101%、1株純資産は11期で−99%。直近期のROEは35.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2015年12月−4,43711,113
2016年12月−5,6089,585
2017年12月083.1
2018年12月91766.7
2019年12月123842.577.920.4
2020年12月155028.876.7
2021年12月186830.351.712.5
2022年12月218027.832.827.9
2023年12月248928.826.838.6
2024年12月3210433.719.033.9
2025年12月4112835.619.129.9

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/12期の役員報酬は総額180百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
杉本光生代表取締役社長CEO607,409,600
蓮本泰之専務取締役CFO コーポレート本部長482,832,000
加藤正明常務取締役 コーポレート コミュニケーション 本部 共同管掌6939,900
山本章代常務取締役 コーポレート コミュニケーション 本部長6173,000
貝田敏明常務取締役 営業本部長60
青山洋一取締役62579,900
鈴木行生取締役76
松村繁常勤監査役6547,200
伊藤孝志監査役64
下稲葉耕治監査役72

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円賞与百万円ストックオプション百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)512726716032
社外監査役311114
社外取締役2995

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,693字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、『MAXIMIZE CORPORATE VALUE』をスローガンに、「上場企業と投資家を繋ぐことにより効率的な資本市場の実現と上場企業の企業価値最大化を支援すること」をミッションとして掲げ、株主管理プラットフォーム事業、及び広告事業を展開しております。 <株主管理プラットフォーム事業> 販売先の上場企業と機関投資家、及び個人投資家をクラウド上で繋ぎ、インタラクティブに情報の取得・交換を行えるプラットフォームとして、機関投資家マーケティングプラットフォーム「IR-navi」、個人投資家マーケティングプラットフォーム「プレミアム優待倶楽部」、顧客企業毎に異なる株主優待ポイントの合算利用を可能とする「プレミアム優待倶楽部PORTAL」、及びこれらの株主管理プラットフォーム上で、流通するコンテンツとなるサステナビリティソリューションを展開しております。 2021年4月より「プレミアム優待倶楽部PORTAL」とユーザー数300万人の共通ポイントプラットフォーム「ネットマイル」と連携し、「ポイントサービス」の展開を開始しております。なお、「ネットマイル」の運営は、株式会社ネットマイル(以下、「ネットマイル社」)が行っております。 ※1:クラウド アプリケーション機能をインターネット経由で提供すること。 ※2:ブロックチェーン 情報通信ネットワーク上にある端末同士を直接接続して、取引記録に暗号技術を用いて分散的に処理・記録するデータベースの一種。 具体的なサービス内容は、以下のとおりです。 (1)プレミアム優待倶楽部 「プレミアム優待倶楽部」は「ポイント制株主優待」と株主の「電子化」(株主の電子メールアドレスを取得して法定書類を電磁的に提供し、また株主専用サイトにおける上場企業と株主との双方向コミュニケーションを実現すること)を組み合わせたサービスです。 主な収益は、ストック型のシステム利用料と、企業毎に異なる商品交換期間に発生する株主優待ポイント(所有株式数毎に付与)の利用料で構成されており、顧客数の推移は以下のとおりです。 <「プレミアム優待倶楽部」顧客数推移> 2021年12月末   2022年12月末   2023年12月末   2024年12月末   2025年12月末 71社   80社   90社   96社   110社 顧客株主は、企業毎の専用サイトである「企業名+プレミアム優待倶楽部」サイトへ登録することで、保有株式数や保有年数などに応じて株主優待ポイントが付与され、登録された情報をもとに上場企業が配信する招集通知をはじめとした法定書類を受領したり、電子議決権行使プラットフォーム「WILLsVote」を通じ、電子議決権を行使したりすることができます。また、株主は、投資先企業とのコミュニケーション(電子議決権行使や社長メッセージ動画の閲覧)によってもポイントが付与される仕組みも用意されています。なお、2025年12月末日現在、上場企業110社に対してサービスを提供しております。 付与された株主優待ポイントは、全国から集めた優待商品と交換でき、加えて、「プレミアム優待倶楽部」を導入する他の投資先企業が発行する株主優待ポイントを、「WILLsCoin」に交換して合算することで、「プレミアム優待倶楽部PORTAL」サイト上で、6,000種類を超える優待商品の中から、より高額な商品を取得することができます。 「WILLsCoin」での商品交換時の不足差額分をクレジットカード決済によって補填することや、商品をカード決済によって購入することが可能になります。 なお、議決権行使の集計、及び株主優待ポイントの合算、利用の記録について、データの改竄防止やセキュリティ強化を目的としてブロックチェーン技術を活用しております。 「ポイントサービス」とは、「プレミアム優待倶楽部PORTAL」のような加盟サイトの登録促進、活性化及び商品の販売促進等のマーケティング施策を目的に提供しております。 ユーザーは加盟サイト、及び「すぐたま」サイト上でアンケート回答、広告イベントの登録等の様々なアクションを起こし、ネットマイル(=共通ポイント)を獲得し、「ネットマイル」サイト上で、他社ポイント、航空マイレージ、電子マネー、寄付等150種類以上の様々な特典と交換することが可能になります。 顧客である上場企業は、主に以下の効果を期待し、「プレミアム優待倶楽部」サービスを導入しております。 1.株主構成の最適化 単元株主への還元率の設計により株主数の増加・減少を期待することや、一定単元以上の保有株主に多くの ポイントを付与することにより大口株主の増加を図ることなどが可能。 2.中長期的な安定株主の創出 保有期間に連動した株主優待ポイント設計により、中長期保有目的の株主の増加を図ることなどが可能。 3.株主管理のDX化 登録株主に対して、決算情報やニュース、電子版事業報告書、招集通知等のメール送付やアンケートの実施 が可能。 (2)IR-navi 「IR-navi」は、当社創業来の基盤サービスであり、375社の上場企業へ提供している機関投資家マーケティングプラットフォームです。 主な収益は、ストック型のシステム利用料であり、顧客数の推移は以下のとおりです。 <「IR-navi」顧客数推移> 2021年12月末   2022年12月末   2023年12月末   2024年12月末   2025年12月末 316社   318社   343社   359社   375社 「IR-navi」の主な機能は以下のとおりです。 1.株主状況の把握 国内投信、及び海外ファンドの株式保有状況のデータベースが日次で更新されており、自社、及び他社の株式 保有状況の把握が可能。また、国内外の機関投資家の運用スタイル等のプロフィールが検索可能。 2.投資家のターゲティング 国内の全上場企業、及び海外主要企業約32,000社の国内外機関投資家による株式保有状況を確認できるため、 競合他社の保有状況との比較や投資スタイル別の投資家抽出により、潜在投資家のターゲティングが可能。 3.IR業務の効率化 国内外機関投資家(国内:約4,000名、海外:約100,000名)のパーソナルデータベースを保有し、メールにて決算説明会案内やアニュアルレポート等を発信可能。また、面談履歴、IRイベントの出欠、電子議決権行使結果も一元管理が可能。 (3)サステナビリティソリューション 「サステナビリティソリューション」は、統合報告書やアニュアルレポート等の投資家とのコミュニケーションツールを企画、制作するサービスであります。サステナビリティ情報開示の制度化、投資家との対話の高度化等に伴い、統合報告書を始めとした各種レポーティングを上場企業へサービス提供させていただき、近年、WICIジャパン(一般社団法人WICIジャパン)主催によるWICI統合リポートアウォードにおいて多数の賞を受賞していることで、より当社の品質に対する評価にも繋がり、安定的なサービスを提供しております。 (4)その他 決算説明会の企画、及び運営サポートを行うサービスでありますが、株主管理、及びIR分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を目的にバーチャル株主総会、オンライン決算説明会の各サービス提供も開始しております。 [事業系統図] <広告事業> 広告事業は「自社媒体Web広告」と「Web広告代理店、及びアドバタイジングゲーム」によって構成されております。 (1)自社媒体Web広告 「自社媒体Web広告」は、自社媒体におけるWeb広告配信を行うサービスであります。検索エンジンアルゴリズムのアップデートにあわせ、WEBコンテンツの見直し・追加を行い、WEB検索からのアクセス向上を図る事業です。 (2)Web広告代理店、及びアドバタイジングゲーム 「Web広告代理店、及びアドバタイジングゲーム」は、「ポイント・自社媒体広告事業」で蓄積してきたWebマーケティング、及びWeb広告のノウハウを生かし、「Web広告代理店」は広告代理店として顧客のWeb広告活動のサポートを行うサービスであります。また「アドバタイジングゲーム」は、当社が開発したゲームエンジンを顧客のWebサイトに導入することで、Webサイトのユーザーが「すごろくゲーム」等のゲームで遊ぶことができるようになるサービスです。また、顧客のWebサイトに株式会社ネットマイルが開発したゲームソリューションを導入し、また、ゲームへの定期的な参加により、導入先のユーザーの活性化、ロイヤリティ向上を図り、また、当該ゲーム上で前述の「Web広告代理店」にて獲得した広告を配信することで、Web広告売上、及びユーザーのロイヤリティ向上等を図る事業です。
経営方針・対処すべき課題2,938字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境、及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、『MAXIMIZE CORPORATE VALUE』をスローガンに、「上場企業と投資家を繋ぐことにより効率的な資本市場の実現と上場企業の企業価値最大化を支援すること」をミッションとして掲げております。 当社は、世界中の上場企業、機関投資家及び個人投資家がインターネットを経由してインタラクティブに情報の取得・交換を行うことで効率的な資本市場が形成されるものと考えており、ミッションを果たすべく、機関投資家マーケティングプラットフォーム「IR-navi」、個人投資家マーケティングプラットフォーム「プレミアム優待倶楽部」、及び顧客企業毎に異なる株主優待ポイントの合算利用を可能とする株主優待共通コイン「WILLsCoin」の提供に注力しつつ、株主総会プロセスの電子化、並びに電子議決権行使プラットフォーム「WILLsVote」のサービスを提供しております。 (2)経営戦略 当社グループの成長戦略として、①個人投資家向け「プレミアム優待倶楽部」を活用したプラットフォーム拡充、②機関投資家向けグローバルレベルで上場企業と投資家を結ぶ「IR-navi」を活用したプラットフォーム提供、③サステナビリティソリューションのサービス提供強化を掲げ、経営資源を「プレミアム優待倶楽部」、「IR-navi」の拡販、及び「プレミアム優待倶楽部PORTAL」の利用拡大へ集中させ、上場企業の顧客基盤を背景に、上場企業と株主との対話促進、個人投資家による投資を活性化すべく、企画営業、及びシステム開発体制強化を進め、上場企業へのネットワークを有する他社との販売提携を推進し、「サステナビリティソリューション」については、TCFD、SDGsなどを背景に高いクオリティを追求することにより「サステナビリティソリューション」事業として、差別化、競争優位性の確立に引き続き注力し導入企業を増やすとともに、株主管理プラットフォーム事業拡大に向けシェアの拡大を目指してまいります。 また、経営環境、及び業界動向を注視しつつ、今後予想される市況の変化に対応するため「プレミアム優待倶楽部」、及び「IR-navi」の継続的な開発、優待商品の供給体制、営業、及び開発体制の強化・構築、及び連結子会社である株式会社ネットマイルとのサービス連携を進め、事業の拡大と高い成長を継続するため積極的に取組んでまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、より高い成長性、収益性を確保するために、売上高成長率、営業利益率を重要な経営指標として重視して考えております。 売上高成長率は、現段階においては事業規模に見合った指標として、収益性の向上と同様に重視しております。営業利益率は、業務効率化・適正化により売上原価率や販管比率の改善を行う指標として重視しております。 (4)経営環境 当社グループは、「上場企業と投資家を繋ぐことにより効率的な資本市場の実現と上場企業の企業価値最大化を支援すること(MAXIMIZE CORPORATE VALUE)」のミッションの下、上場企業と全ての投資家を繋ぐプラットフォームの確立を成長戦略の一つとして掲げており、機関投資家マーケティングプラットフォーム「IR-navi」、個人投資家マーケティングプラットフォーム「プレミアム優待倶楽部」、及び顧客企業ごとに異なる株主優待ポイントの合算利用を可能とする株主優待共通コイン「WILLsCoin」、サステナビリティ情報開示の制度化、投資家との対話の高度化等に伴う統合報告書等のレポーティング「サステナビリティソリューション」の提供に注力するとともに、バーチャル株主総会の推進等の株主総会プロセスの電子化、並びに電子議決権行使プラットフォーム「WILLsVote」のサービス提供など、当社グループのサービス全体へのニーズは今後一層高まるものと認識しております。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 優秀な人材の採用と育成 当社グループは、既存サービスの商品知識に加え、株式市場の理解を深め、新たな顧客ニーズを発掘できる人材の確保が重要となります。当社では、専門性の高い人材を採用するだけでなく、採用した人材に対しては、OJTによる人材の早期戦力化、及び座学での教育(アナリスト、ファンドマネージャー、エコノミスト等、現役の資本市場参加者を招聘した講義や意見交換会等)を通した、金融市場への理解促進に取り組んでおります。また、役割等級制度に基づいたクラス別の期待役割と評価基準や権限を明確にすることで、従業員各人が積極的に挑戦できる環境を整え、従業員にやりがいを提供するとともに、経営会議による厳正な人事評価によって人材の成長と定着を図ってまいります。 ② システムの安定性向上 当社グループは、顧客に対しインターネット上のサービスを提供しており、システムの安定稼働は必要不可欠となっております。従いまして、安定性の高いサービスを提供する上で、顧客動向、及びアクセス数増加に伴いサーバー増強等を考慮したシステム構築や設備投資を行っていくことが重要であると考えており、引き続きシステムの安定性の確保、及び効率化に取り組んでまいります。 ③ 情報管理体制の整備 当社グループは、サービスの過程で、機密情報や個人情報を取り扱うため、情報管理の強化は重要事項の1つと認識しております。プライバシーマーク、並びにISO27001を認証取得し、個人情報に関する法令やその他規範の遵守、ISMSの基準に基づいた情報セキュリティ管理を徹底しております。なお、社内教育や研修の実施を継続して行うことでその質を強化してまいります。 ④ コーポレート・ガバナンス体制及び内部管理体制の強化 当社グループは、成長段階にあり、コーポレート・ガバナンスの更なる強化と業務運営の効率化やリスク管理体制の強化が重要な課題となっております。営業管理体制やバックオフィス業務体制の整備を推進し、また同時に経営の公正性や透明性を確保するための内部統制の強化に取り組んでまいります。 ⑤ 新規事業の創出 当社グループは、企業価値を向上させるため、事業規模の拡大と収益基盤の多様化を図っていくことが重要と考えており、積極的な新規事業の創出が課題と認識しております。株主管理プラットフォーム事業では、ブロックチェーンを活用した株主優待共通コイン「WILLsCoin」、バーチャル株主総会の推進等の株主総会プロセスの電子化、並びに電子議決権行使プラットフォーム「WILLsVote」の各サービス提供や展開など、新規事業による収益基盤の多様化を図ってまいります。また、広告事業とも協調することで、次の柱となる新規事業の創出に積極的に取り組んでまいります。
事業等のリスク4,466字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。また、必ずしもそのようなリスク要因には該当しない事項につきましても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項につきましては、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に記載しております。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生する可能性のあるリスクのすべてを網羅するものではありません。 (1)景気動向及び業界環境について 当社グループは、株主管理プラットフォーム事業の「IR-navi」、及び「プレミアム優待倶楽部」、並びに「サステナビリティソリューション」は、主に上場企業等のIR担当部門や経営企画部門等の間接部門に対してサービスを提供しております。経済情勢や事業環境が悪化した際には、一般的に間接部門の経費が削減される傾向にあることから、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)業績変動について 当社グループの「プレミアム優待倶楽部」における収益認識は、主に上場企業の株主が株主優待ポイントを商品等に交換することで計上しております。顧客である上場企業の決算月や株主数、ポイント交換の時期や割合等の要因によって変動するため、株主優待ポイントの商品等の交換が特定の時期に集中し、業績が特定の四半期や事業年度に偏る可能性があります。 当社としては持続的な成長及び業績の平準化を企図し、新規顧客の開拓を継続的に実施する方針ではありますが、当該方針が将来にわたり奏功しない場合には、業績の季節変動性を通じて当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)競合及び当社の優位性を失わせる技術革新について 当社グループの属するIRコンサルティング業界は、許認可等の制限がないため、基本的に参入障壁は高くない業界といえますが、当社がこれまでに築き上げた豊富な経験、実績、及び社内ノウハウや教育システムは容易に模倣されるものではないと認識しております。また、当社は、投資家マーケティングツールの提供に関しては、多くの実績を有しているばかりではなく、既存サービスの品質及び利便性向上を目的としたシステム改修を継続して実施しております。しかしながら、当社の競合優位性を失わせるような競合会社におけるサービス品質の向上や革新的技術の出現等により、競争環境が激化した場合には、当社の競争優位性が薄れ、当社グループの事業、及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)システム障害等について 当社グループが提供しているサービスは、インターネット通信網に依存しております。したがって、自然災害や事故によりインターネット通信網が遮断された場合には、サービスの提供が困難となります。また、想定外の急激なアクセスの増加等による一時的な過負荷や重大なバグ、その他予期せぬ事象によるサーバーダウン等でサービスが停止する可能性があります。当社グループでは、そのような事態を想定し、外部のデータセンターにてサーバーをクラウド上で分散管理することによりバックアップ、及び可及的速やかな復旧が可能な体制を構築するとともに、システム障害の発生防止のために、システムの冗長化、負荷分散装置の装着、不正アクセス対策、脆弱性調査等を実施しております。しかしながら、こうした対策を講じているにも関わらず、障害が発生し、安定的なサービス提供を行うことができない事態が発生した場合には、当社グループの事業、及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)個人情報及び機密情報の管理について 当社グループの事業特性上、多数の顧客企業に関する機密情報や個人情報を取り扱っております。当社グループは、過去に個人情報漏洩事故を起こしており、その後徹底した事実調査・原因究明を行うとともに、漏洩防止対策を実施し、その後も改善を継続しております。また、当社は一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)が運営するプライバシーマーク、並びにISMSの国際規格である「ISO/IEC 27001」の認証を取得して情報資産の保護に注力するとともに、重要な情報の機密性・完全性・可用性の確保を図っております。加えて、個人情報の閲覧・管理は仮想環境上で行うなど業務フローの厳格化を行っておりますが、何らかの理由により外部に漏洩するような場合には、当社グループの社会的信用の失墜、訴訟又は損害賠償請求の発生等により当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、IRコンサルティングやコミュニケーションツールの作成業務にあたっては、顧客企業の未公表の重要事実(インサイダー情報)を知り得る立場にあります。そのため当社は「インサイダー情報等の管理及びインサイダー取引の未然防止に関する規程」に基づき、役員、及び従業員教育を徹底するなど機密保持に努めておりますが、法令等違反行為や機密情報の漏洩が起きた場合には、顧客等からの信用を失うことによる取引関係の悪化や訴訟等が発生する可能性があり、当社グループの事業、及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)商品の安全性について 当社グループが「プレミアム優待倶楽部」、及び広告事業にて提供する商品については、関連法規の遵守の徹底とともに品質向上に取り組んでおります。しかし、将来にわたり販売した商品、及びその広告表現等において、安全上の問題や表示の問題が発生する可能性があります。当社グループでは、独自の商品取扱基準を設け、必要に応じて取扱予定商品の事前確認を実施しておりますが、このような問題が発生した場合には、返品に伴う追加のコスト、信用を失うことによる取引関係の悪化、訴訟等が発生する可能性があり、当社グループの事業、及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)知的財産権について 当社グループでは、当社が運営する事業に関する知的財産権を確保するとともに、第三者の知的財産権侵害の可能性については、周辺調査を実施することでその予防に努めておりますが、第三者の知的財産権の完全な把握は困難であり、当社グループが認識せずに他社の知的財産権を侵害した場合には、ロイヤリティや損害賠償金等の支払い、訴訟等が発生する可能性があり、当社グループの事業、及び業績に影響を与える可能性があります。 (8)固定資産の評価について 当社グループは、「IR-navi」、「プレミアム優待倶楽部」、及び広告事業等のシステムを提供しております。また、既存事業の競争力強化ならびに新規事業の創出のため設備投資、及びシステム開発を行っており、固定資産の減損に係る会計基準等に従い、十分なキャッシュ・フローが見込めない場合は、減損損失の発生が予測され、経営成績、及び財政状態に影響を与える可能性があります。 システム開発においては、プロジェクト推進体制を整備し、慎重な計画の立案・遂行に努めております。 (9)人材の確保について 当社グループの主要な顧客である上場企業等に対し、システム提供やIRコンサルティング等のサービス提供を行うためには、高い専門能力を有する人材の確保、及び育成が不可欠と認識しております。当社は、高い専門能力を有する人材の確保、及び育成、並びに人材の流出を防止するため、ストックオプションの付与や従業員持株会における奨励金給付、当社が認めた特定資格の取得者に対する資格手当による給与加算や人事評価システムの導入による公正な人事評価の実施等の施策を講じておりますが、これらの施策が奏功せず、人材の確保、及び育成が進まない場合、あるいは人材が流出した場合には、当社グループの事業、及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (10)自然災害、事故等について 当社グループは、本店所在地が東京都にあり、事業拠点が、地震、津波、台風等の自然災害、事故、火災、テロ等の被害を受けた場合には、交通網の混乱、営業活動の停止、システム障害により事業活動に支障が生じ、当社グループの事業、及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (11)配当政策について 当社は、将来の事業の発展と経営基盤の強化のための内部留保を確保しつつ、経営成績や配当性向等を総合的に勘案し、安定的かつ継続的な配当を維持することを基本方針としております。 (12)M&Aについて 当社では、企業買収や資本提携によるサービスの向上、及び顧客層の拡大を今後の経営戦略の1つと認識しております。当該投資活動の実施に当たっては、相手先企業等の経済的価値の調査を行う方針でありますが、当社がこれら投資活動等により想定した成果が得られる保証はありません。買収や資本提携により想定したシナジーが得られなかった場合には、当社の事業、及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13)システム開発について 当社グループは、ブロックチェーン技術を筆頭とした最新技術等やシステムの基盤となるデータベース等を含めたシステム全般に係る投資を継続的に行っております。当社ではシステム開発に当たり、プロジェクト、及びタスク管理に関する会議を開催し、必要に応じて代表取締役及び管掌役員が会議に同席して進捗状況を把握するとともに、プロジェクト進行上の重要なポイント等においては関連部門によるレビューを実施しておりますが、システム開発の遅延・トラブル等が発生した場合には、開発コストが増加するなど、当社グループの事業、及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (14)法的規制について 当社グループは、事業継続に著しく重要な影響を及ぼす法的規制はありませんが、当社グループ事業運営上、個人情報の保護に関する法律、電気通信事業法、特定商取引に関する法律、特定電子メールの送信の適正化等に関する法律、不当景品類、及び不当表示防止法、消費者契約法、不正アクセス行為の禁止等に関する法律等による法的規制を受けております。また、今後、当社グループサービスの必要性を喪失させるような法改正や既存法令等の解釈変更等があった場合には、当社グループの事業運営が制約を受け、事業、及び業績に影響を与える可能性があります。 (15)「ネットマイル」のポイント不正利用について 当社の連結子会社である株式会社ネットマイルが運営する「ネットマイル」は、電子マネーや他社ポイント、及び現金等に交換可能なポイントを発行しております。ポイントを不正に取得することを目的とした、悪意の第三者によるシステムへの不正アクセスを受けた場合には、当社グループの社会的信用の失墜、訴訟、又は損害賠償請求の発生等により当社グループの事業、及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,830字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度(2025年1月1日から2025年12月31日まで)における当社グループを取り巻く環境は、AI・半導体株の急騰、円安による輸出企業の業績改善、高市政権誕生、コーポレート・ガバナンス改革への海外評価など複合的な要因から、日経平均株価が史上初の5万円超を記録し、歴史的な1年となりました。そのような中、東京証券取引所における株式売買比率が、プライム市場で海外投資家66.2%、個人26.7%と、引き続き海外投資家が売買の主体となっております。一方で、スタンダード市場では、海外投資家48.0%、個人47.6%、グロース市場では、海外投資家42.2%、個人投資家55.5%と個人投資家が売買の主体となっており海外投資家と個人の売買動向が株式市場に大きな影響を与えました(東京証券取引所『投資部門別売買状況』株式年間売買状況(2025年))。 また、家計の金融資産残高は、株高等を背景に過去最高の2,286兆円(2025年12月17日現在。日本銀行調査統計局『資金循環統計(速報)(2025年第3四半期)』)となるとともに、個人株主数(延べ人数)は、新NISA(少額投資非課税制度)導入もあり11年連続で増加し、過去最高の8,359万人(東京証券取引所『2024年度株式分布状況調査の調査結果』)となっております。さらに、株主優待制度につきましては、新NISA導入や政策保有株式の解消が進む中で、個人投資家の存在感が高まり株主優待制度の新設や拡充を行う企業が増加し、結果、株主優待制度導入企業数は昨年度から133社増加し1,659社となっております(2025年12月31日現在)。 こうした状況の中で、日本証券業協会の「株主優待の意義に関する研究会」において、株主優待制度の意義として、①株主数の増加、②ボラティリティの低下、③バリュエーションの上昇が示された結果、株主優待制度の導入が進展しております。加えて、グロース市場における新しい上場維持基準が上場時価総額100億円と示されたことにより、株価対策としての株主優待制度の在り方も認知されるようになりました。 このような環境において、当社グループは、「上場企業と投資家を繋ぐことにより効率的な資本市場の実現と上場企業の企業価値最大化を支援すること(MAXIMIZE CORPORATE VALUE)」のミッションの下、上場企業と全ての投資家を繋ぐプラットフォームの確立を成長戦略の一つとして掲げており、機関投資家マーケティングプラットフォーム「IR-navi」、個人投資家マーケティングプラットフォーム「プレミアム優待倶楽部」、及び顧客企業ごとに異なる株主優待ポイントの合算利用を可能とする株主優待共通コイン「WILLsCoin」、サステナビリティ情報開示の制度化、投資家との対話の高度化等に伴う統合報告書等のレポーティング「サステナビリティソリューション」の提供に注力するとともに、バーチャル株主総会の推進等の株主総会プロセスの電子化、並びに電子議決権行使プラットフォーム「WILLsVote」のサービス提供など、新規契約、及び受注が堅調に推移いたしました。 以上の結果、当連結会計年度末の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ558,674千円増加の4,822,886千円となりました。これは主に、のれんが23,059千円減少したものの、現金及び預金が256,107千円、売掛金が58,122千円、ソフトウエア、及びソフトウエア仮勘定が271,548千円増加したこと等によるものであります。 負債につきましては、前連結会計年度末に比べ103,057千円増加の2,227,187千円となりました。これは主に、短期借入金が324,152千円減少したものの、買掛金が36,317千円、未払法人税等が88,353千円、契約負債が312,622千円増加したこと等によるものであります。 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ455,617千円増加の2,595,698千円となりました。これは主に、配当金の支払が243,965千円及び自己株式の取得により146,969千円減少したものの、親会社株主に帰属する当期純利益839,094千円を計上したことにより利益剰余金が増加したこと等によるものであり、その結果、自己資本比率は53.5%となりました。 b.経営成績 当連結会計年度における当グループの業績は売上高6,051,801千円(前期比19.3%増)、営業利益1,302,338千円(同25.8%増)、経常利益1,301,351千円(同25.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益839,094千円(同25.1%増)となりました。 報告セグメント別の経営成績の概況は、次のとおりであります。 (株主管理プラットフォーム事業) 「プレミアム優待倶楽部」は、「ポイント制株主優待」と株主の「電子化」(株主の電子メールアドレスを取得して法定書類を電磁的に提供し、また株主専用サイトにおける上場企業と株主との双方向コミュニケーションを実現すること)を組み合わせたサービスであります。2025年8月29日には、地方創生に貢献可能となるふるさと納税において、株主優待ポイントを充当可能な「プレミアム優待倶楽部ふるさと納税」の新サービスを開始いたしました。また、契約社数は2024年度末より14社純増し、計110社になりました。顧客企業の株主数の増加、及び1社当たりのポイント売上高の平均単価が増加いたしました。これらの結果、「プレミアム優待倶楽部」の売上高は4,440,036千円(前期比26.7%増)となりました。 「IR-navi」は、上場企業へ提供している機関投資家マーケティングプラットフォームサービスであります。2025年3月4日「IR-navi」を刷新しリニューアル版をリリース、面談調整機能、WEBミーティング設定機能を実装しサービス提供を開始いたしました。契約社数は2024年度末より16社純増し計375社となり、売上高は318,332千円(同3.5%増)となりました。 「サステナビリティソリューション」は、統合報告書やアニュアルレポート等の投資家とのコミュニケーションツールを企画、制作するサービスであります。サステナビリティ関連情報を基軸とした投資家との対話が高度化したことで受注が堅調に推移しております。前期は統合報告書以外のスポット案件の受注がありましたが、当期は統合報告書のストック型案件へのシフトが進んだことにより、売上高は972,666千円(同4.4%増)となりました。 「その他」は、株主総会、決算説明会の企画、及び運営サポートを行うサービス等であります。株主管理のDX推進を背景としたバーチャル株主総会、及びオンライン決算説明会の受注が増加したことにより、売上高は82,138千円(同8.8%増)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の株主管理プラットフォームの事業の売上高は5,813,173千円(同20.6%増)、セグメント利益は1,377,978千円(同23.1%増)となりました。 (広告事業) 広告事業は、「自社媒体 Web広告」と「Web広告代理店及びアドバタイジングゲーム」によって構成されております。 「自社媒体 Web広告」は、自社媒体におけるWeb広告配信を行うサービスであります。Web検索からのアクセスが減少していることにより、売上高は86,824千円(同23.3%減)となりました。 「Web広告代理店及びアドバタイジングゲーム」は、「自社媒体 Web広告」で蓄積してきたWebマーケティング、及びWeb広告のノウハウを生かし、広告代理店として顧客のWeb広告活動のサポートを行うサービスであります。 顧客のWebサイトに株式会社ネットマイルが開発したゲームソリューションを導入し、Web広告売上、及びユーザーのロイヤリティ向上等を行っております。一部広告主の出稿方針の変更により売上が増加し、売上高は160,858千円(同8.8%増)となりました。 以上の結果、当連結会計年度の広告事業の売上高は247,682千円(同5.8%減)、セグメント損失は75,639千円(前期は84,207千円の損失)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ246,107千円増加し、3,131,568千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュフローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 営業活動の結果、増加した資金は1,383,439千円(前連結会計年度は1,071,838千円の増加)となりました。これは主に、法人税等の支払額が353,204千円と減少があったものの、税金等調整前当期純利益が1,269,265千円、減価償却費114,617千円、契約負債の増加額312,622千円とそれぞれ増加があったこと等によるものであります。 投資活動の結果、減少した資金は408,601千円(前連結会計年度は753,372千円の増加)となりました。これは主に、出資金の回収による収入が669千円あったものの、無形固定資産の取得による支出が399,270千円あったこと等によるものであります。 財務活動の結果、減少した資金は728,731千円(前連結会計年度は355,460千円の減少)となりました。これは主に、短期借入金の純減額が324,152千円、長期借入金の返済による支出が14,990千円、自己株式の取得による支出が146,969千円、配当金の支払額が242,619千円あったこと等によるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 該当事項はありません。 b.受注実績 当社グループは受注活動を行っておりますが、受注実績は販売実績と近似しているため、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) 販売額(千円)   前期比(%) 株主管理プラットフォーム   5,811,078   20.7 広告   240,722   △6.0 合計   6,051,801   19.3 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 a.財政状態」に記載のとおりであります。 b.経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績の状況に関する認識、及び分析は以下のとおりであります。 (売上高) 当連結会計年度における売上高は、6,051,801千円となりました。その主な内訳は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要① 財政状態及び経営成績の状況 b.経営成績」に記載のとおりであります。 (売上総利益) 当連結会計年度における売上原価は、3,214,920千円となりました。その主な内訳は、プレミアム優待倶楽部の商品仕入、サステナビリティソリューション制作原価等であります。 これらの結果、売上総利益は2,836,880千円となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、1,534,541千円となりました。その主な内訳は、役員報酬171,432千円、給料及び手当634,361千円、法定福利費119,127千円、のれん償却23,059千円、賞与引当金繰入額36,000千円、役員賞与引当金繰入額26,000千円、株主優待引当金繰入額28,554千円等であります。 これらの結果、営業利益は1,302,338千円となりました。 (経常利益) 当連結会計年度における営業外収益は、5,220千円となりました。その主な内訳は、受取利息4,077千円、補助金収入1千円等であります。営業外費用は、6,208千円となりました。その主な内訳は、支払利息2,629千円、投資事業組合運用損2,325千円等であります。 これらの結果、経常利益は1,301,351千円となりました。 (特別損失) 当連結会計年度における特別損失は、32,085千円となりました。その主な内訳は、固定資産除却損18,870千円、減損損失13,214千円であります。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度における税効果会計適用後の法人税等負担額は430,171千円となりました。この結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、839,094千円となりました。 また、当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3事業等のリスク」に記載のとおりであります。 なお、当社グループの目標とする経営指標の実績値は下表のとおりであります。 経営指標   目標値   2025年12月期   目標差異 売上高成長率   20.0%以上   19.3%   △0.7ポイント 営業利益率   20.0%以上   21.5%   1.5ポイント 当社グループは、高い成長性、収益性を達成するために、売上高成長率20.0%、営業利益率20.0%の達成を中期的に目指す経営指標として捉えております。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの運転資金需要のうち主たるものは、「プレミアム優待倶楽部」の優待商品仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資によるものであります。 当社グループは、事業活動に必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としており、運転資金、及び設備投資は、自己資金及び金融機関からの借入により調達しております。 なお、当連結会計年度における借入金の残高は22,500千円となっております。また、当連結会計年度における現金及び現金同等物の残高は3,131,568千円となっております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づいて作成されております。また、連結財務諸表の作成にあたっては、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える可能性のある見積りや予測を行っており、見積りの不確実性による実績との差異が生じる場合があります。 当連結会計年度における当社グループの連結財務諸表の作成に係る重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載をしておりますが、連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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