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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ファイバーゲート

9450 · Standard · 情報・通信業

集合住宅・商業施設向けのWi-Fi環境構築を強みとする通信サービスのインテグレーター。通信機器開発からサポートまで一気通貫で提供。

概要

ファイバーゲートは、北海道札幌市に本社を置く通信サービス企業である。2000年にNTT代理店として創業し、集合住宅向けインターネット無料サービス「FGBB」を皮切りに、ビジネス向けフリーWi-Fi「Wi-Fi Nex」、法人向けネットワーク構築、通信機器の自社開発・製造まで手掛ける垂直統合型ビジネスモデルを持つ。2018年に東証マザーズ上場後、不動産や再生可能エネルギー事業へも進出し、2025年6月期の連結売上高は131億円、従業員数は239名。

通信サービス関連事業が収益の柱を形成

ファイバーゲートの主力は通信サービス関連事業であり、連結売上高の約95%を占める。同事業はホームユースとビジネスユースの二つに区分される。ホームユースでは、賃貸物件オーナー向けに全戸一括のインターネット無料サービスを提供。ビジネスユースでは、観光施設や商業施設、介護施設向けにフリーWi-Fiや業務用ネットワークを構築する。長期契約による継続収益と、サービス導入時の一時収益の両面を持つ収益構造が特徴である。

垂直統合型モデルで一気通貫のサービスを実現

同社グループは、通信機器の開発から設置、運用、カスタマーサポートまでを内製化する垂直統合型のビジネスモデルを構築している。子会社の飛博網通科技(台湾)が通信機器を製造し、株式会社NOISが回線取次ぎを担当。自社開発の「ワンタッチWi-Fi」などの製品群と、独自の施工・サポート体制により、顧客はワンストップでサービスを導入でき、導入期間の短縮やコスト最適化が可能となる。この体制が競争優位の源泉となっている。

不動産・エネルギー事業へ領域を拡大

2020年代に入り、ファイバーゲートは通信の周辺領域へ事業を多角化している。2021年には不動産売買・賃貸を手掛けるFGスマートアセット、再生可能エネルギー事業のオフグリッドラボを設立。2024年にはH-Powerホールディングスとの合弁でエネパルスを設立し、2025年にはパワーでんきイノベーションを子会社化した。不動産事業では短期回転型の売買を、エネルギー事業では太陽光発電のEPC(設計・調達・建設)を手掛け、通信設備と組み合わせたクロスセルを推進している。

全国7拠点と台湾子会社で展開

本社を札幌に置き、東京、大阪、名古屋、福岡、仙台にオフィスを構える。2015年には台湾に子会社Fibergate Taiwanを設立し、通信機器の製造とコールセンター業務を現地で行っている。2025年時点で連結子会社は6社(NOIS、FG-Lab、FGスマートアセット、オフグリッドラボ、エネパルス、飛博網通科技)にのぼる。地域別営業体制への再編により、通信とエネルギーのクロスセルを加速する方針である。

業界の中での役割は構内インフラ・インテグレーター(通信インフラの設計・構築・運用を一括提供)。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
137億円
営業利益
18億円
営業利益率
13.1%
純利益
11億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2019/6
事業売上構成比利益利益率
レジデンス Wi-Fi事業41億円74.5%12億円29.3%
フリー Wi-Fi事業14億円25.5%4億円28.6%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ホームユース事業(集合住宅向け)主力

マンション・アパートのオーナー向けに、全戸一括のインターネット接続サービスを提供。入居者の利便性を高め、賃貸物件の競争力を向上させる。学生寮でも需要が増加傾向。

主な製品・サービス1
インターネット無料マンション(PB提供)
賃貸物件に光回線を敷設し、入居者が無料で利用できるインターネット環境を提供するサービス。

02ビジネスユース事業(法人・施設向け)主力

観光施設、商業施設、介護施設、病院、イベント等向けに、来訪者用の無料Wi-Fiや法人向けネットワークを構築。多言語対応の観光案内や移動通信(バス・遊覧船)など多様なサービスを展開。

主な製品・サービス4
SHINOBI Wi-Fi®
訪日外国人客向けの多言語サポートと観光ガイド機能を備えた無料Wi-Fiサービス。
Wi-Fi BUS®
観光バスや遊覧船など移動する空間で提供するWi-Fiサービス。乗客が車内で利用できる。
ワンタッチWi-Fi
簡単な操作でWi-Fi環境を構築できるサービス。導入工事の手間を軽減する。
法人向けネットワークソリューション
複数拠点向けのインターネット接続、プロバイダ、VPNなどのセキュアで低コストなネットワーク構築サービス。

03不動産事業副次

不動産の売買および賃貸事業。回転期間の短い物件の売買を行い、収益を上げる。

製品と技術

集合住宅向け「FGBB」シリーズ

ホームユース事業の基幹サービスが「FGBB」である。賃貸物件の全室に光回線とWi-Fi機器を無料で設置し、入居者が追加費用なくインターネットを使い放題にできる。サービス導入後は、株式会社NOISが回線取次ぎ、飛博網通科技が機器供給とコールセンターを担当。長期契約による安定収益に加え、クロスセル商材としてネットワークカメラやインターホン連携システム「FGスマートコール」も展開し、2025年6月期のホームユース売上は108億円に達した。

ビジネス向けフリーWi-Fi「Wi-Fi Nex」と「SHINOBI Wi-Fi」

ビジネスユース事業の主力は「Wi-Fi Nex」で、観光施設、商業施設、介護施設などに無料Wi-Fi環境を提供する。利用者はキャリアを問わず登録手続きで接続できる。訪日外国人向けには多言語対応と観光ガイド機能を備えた「SHINOBI Wi-Fi」、移動体通信向けには「Wi-Fi BUS」も用意する。2024年度には医療介護施設や教育機関向けの案件が増加し、ビジネスユース売上は16億円を計上した。

自社開発通信機器と「ワンタッチWi-Fi」

同社は通信機器の内製化に強みを持つ。台湾子会社が製造するアクセスポイントやルーター類は、集合住宅から大規模施設まで幅広く利用される。特に2018年開始の「ワンタッチWi-Fi」は、設定の簡便さを売りにした製品で、電源投入とタッチ操作だけでWi-Fi環境を構築できる。法人向けにはセキュアなVPNネットワークの構築サービスも提供し、複数拠点の企業向けに低コストで高信頼のネットワークを実現している。

太陽光発電EPCと電力小売のエネルギー事業

子会社オフグリッドラボは、集合住宅向け太陽光パネルや蓄電池の設置工事を手掛ける。2025年に子会社化したパワーでんきイノベーションは、太陽光発電所の設計・調達・建設(EPC)に特化した知見を持つ。また合弁会社エネパルスは、電力小売事業を展開予定。通信インフラの敷設ノウハウをエネルギー設備に応用し、物件オーナー向けに通信と電力のワンストップサービスを目指す。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

マンション管理向けクラウドで大手

マンション管理会社向けのクラウドサービス「サニーホーム」等を提供する企業。売上高130億円前後で、同業のソラコムはIoTプラットフォーム、L is Bは不動産DX等と異なる領域だが、情報・通信業に分類される。直近営業利益率19%と高水準ながら、25年6月期以降は減益予想。ストック型収益モデルが強みで、リセッション耐性も高い。ただ、既存市場の成熟度が高まり、競合も増加。新規顧客開拓とラインナップ拡充が成長の鍵。

強み

  • サブスクリプションモデルで安定収入、顧客解約率も低いと推定。
  • マンション管理業務に特化したクラウドで、現場ニーズを捉えた機能。
  • 直近19%の利益率は業界平均を上回り、効率的な事業運営を示す。
  • 国内マンション管理会社は多数存在し、未導入先への営業余地あり。

課題

  • マンション管理向けクラウドの普及が進み、新規需要獲得が徐々に困難。
  • 直近予想で営業利益率15.3%へ低下、競争激化による価格低下が懸念。
  • マンション管理に特化しすぎて、他分野への展開が遅れている。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がファイバーゲート

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

#企業時価総額PER
1414Aオーバーラップホールディングス162億円7.7倍
29414日本BS放送161億円14.1倍
34425Kudan160億円
49450ファイバーゲート159億円14.4倍
54441トビラシステムズ159億円25.0倍
64175coly159億円218.4倍
79799旭情報サービス159億円11.7倍
83914JIG-SAW158億円29.7倍
93800ユニリタ158億円19.5倍
105132pluszero157億円43.9倍
119408BSNメディアホールディングス157億円11.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 34件

NTT代理店として創業した2000年

2000年、宮城県仙台市において株式会社ハローライン二十一が設立された。資本金は1,000万円で、国内・国際電話サービスの加入取次(固定通信事業)を目的としていた。2003年11月に現社名のファイバーゲートに変更し、猪又將哲が全株式を取得して代表者に就任。これ以降、複数拠点企業向けのネットワーク構築とブロードバンド回線販売を主業とする方向へ転換した。

集合住宅向け無料Wi-Fiで事業基盤を築いた2004~2009年

2004年、集合住宅向けインターネット無料サービス事業を開始。2005年には無線LANを利用したサービスに移行し、サービスブランドを「FGBB」シリーズに統一。2006年からはPB(プライベートブランド)による提供を始め、2008年にはマンスリーマンション向け接続事業に拡大。2009年には多言語対応のコールセンターを開設し、同時にフリーWi-Fiサービス「Wi-Fi Nex」をスタート。この時期にホームユースとビジネスユースの両軸が形成された。

全国展開と子会社設立で成長基盤を強化した2011~2015年

2011年に大阪オフィス、2014年に福岡・名古屋両オフィスを開設し、営業拠点を全国に拡大。2013年には通信機器開発・販売を目的とする子会社NOISを設立。2014年には自社開発通信機器の販売を開始し、PBによる店舗・商業施設向けWi-Fi提供も始めた。2015年には電気通信工事業の許可を取得するとともに、台湾子会社Fibergate Taiwanを設立。これにより製造機能をグループ内に取り込み、垂直統合型モデルを完成させた。

上場と市場変更を経た2018~2022年

2018年3月、東京証券取引所マザーズに上場。同年には「ワンタッチWi-Fi」サービスを開始し、ISMS認証(ISO/IEC27001)も取得した。2019年には東証第一部(現プライム)へ市場変更し、同時に札幌証券取引所本則市場にも上場。2020年には開発受託・不動産賃貸のFG-Lab、2021年には不動産売買のFGスマートアセットと再生可能エネルギー事業のオフグリッドラボを設立。2022年の市場区分見直しでプライム市場に移行した。

構内インフラ・インテグレーターへの転換期2024~2025年

2024年、株式会社H-Powerホールディングスとの合弁でエネパルスを設立し、エネルギー事業を本格化。2025年2月には東証スタンダード市場へ市場変更。同年8月、子会社オフグリッドラボがパワーでんきイノベーションの全株式を取得し、太陽光EPCの知見を取り込んだ。同社は中期経営目標として経常利益50億円を掲げ、2024年を第5ステージ(構内インフラ・インテグレーター)への転換点と位置づけている。

年表34件を開く

2000年代

  • 2000年創業国内、国際電話サービスの加入取次(固定通信事業)を目的に株式会社ハローライン二十一(宮城県仙台市若林区 資本金10,000千円)を設立
  • 2003年11月商号変更社名を株式会社ファイバーゲートに変更、猪又將哲が全株式を取得し、代表者に就任
  • 本格的に活動を開始。複数拠点企業のネットワーク構築とWebによるブロードバンド回線販売を主業とする
  • 2004年集合住宅向けインターネット無料サービス事業を開始
  • 2005年東京都港区に東京オフィスを開設
  • 無線LANを利用した集合住宅向けインターネット無料サービスを開始 サービスブランドをFGBBシリーズに統一してサービスを開始
  • 2006年PB(プライベートブランド)による集合住宅向けインターネット無料サービスを提供開始
  • 2008年マンスリーマンション向けのインターネット接続事業を開始
  • 2009年当社コールセンターによるFGBB導入物件の入居者向け多言語による受付・サポートサービスの提供開始
  • フリーWi-Fiサービス『Wi-Fi Nex Ⓡ』(注)(フリーWi-Fi事業)を開始

2010年代

  • 2011年大阪市中央区に大阪オフィスを開設
  • 2013年コンピューターハードウェア及びソフトウェアの企画、開発、販売、並びにインターネット回線取次事業を行う100%子会社として株式会社NOISを設立
  • 2014年当社が開発した通信機器の販売事業を開始
  • PBによる店舗・商業施設向けWi-Fiのサービスを提供開始
  • 福岡市博多区に福岡オフィスを新設
  • 名古屋市熱田区に名古屋オフィスを新設
  • 2015年電気通信工事業認可(北海道知事許可(般-26)石第22017号)を取得
  • 台湾に100%子会社として飛博網通科技股份有限公司(英文:Fibergate Taiwan Inc.)を設立
  • 2016年北海道知事より経営革新計画承認企業に認定(石商労第:74-33号)
  • プライバシーマークの認証取得(登録番号:第17002586(01)号)
  • 2017年仙台市宮城野区に仙台オフィスを開設
  • 2018年上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 簡単操作でWi-Fi構築を可能とする『ワンタッチWi-Fi』のサービスを開始
  • 国際規格「ISO/IEC27001(ISMS)」認証取得(認証番号:MSA-IS-284)
  • 2019年東京証券取引所(JPX)市場第一部へ市場変更
  • 上場証券会員制法人札幌証券取引所本則市場へ上場

2020年代

  • 2020年開発受託事業及び不動産賃貸事業を行う100%子会社として株式会社FG-Labを設立
  • 2021年不動産売買及び不動産賃貸業等を行う100%子会社として株式会社FGスマートアセットを設立
  • 再生可能エネルギー(電力)事業を行う100%子会社として株式会社オフグリッドラボを設立
  • 2022年東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行
  • M&A不動産売買及び不動産賃貸業等を行う株式会社TMアセットの全ての株式を取得し連結子会社化
  • 2024年株式会社H-Powerホールディングスとの合弁会社である株式会社エネパルスを設立
  • 2025年東京証券取引所(JPX)スタンダード市場へ市場変更
  • 2025年M&A当社の子会社である株式会社オフグリッドラボが、株式会社パワーでんきイノベーションの全ての株式を取得し、同社を連結子会社化

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 中期的な経常利益50億円
  • 戦略投資額(今後2年間)50~60億円
  • 維持更新・通常設備投資(2年累計)30~40億円
  • 株主還元(2年累計)10億円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    ホームユース事業でのシェア拡大

    集合住宅向けレジデンスWi-Fiサービスの新規契約獲得とシェア拡大を目標に、既築案件の掘り起こしを加速し、BtoCサービスなど新ビジネスモデルを開始する。

  2. 02

    ビジネスユース事業の需要開拓

    フリーWi-Fiサービスに加え、ホテル、介護施設、BCP対策などの業務利用Wi-Fi需要を開拓し、顧客別のカスタマイズ対応力を強化する。

  3. 03

    構内インフラ・インテグレーターへの転換

    通信とエネルギーのシナジーを訴求し、クロスセル営業の加速、エネルギー事業のPR、パートナー企業の強化、ワンストップサービスによる差別化を推進する。

  4. 04

    コスト上昇への対応

    通信トラフィック急拡大や為替影響によるコスト上昇に対し、回線の有効活用や為替予約の検討などで影響を抑える対策を実施する。

  5. 05

    社内システムの効率化と生産性向上

    会社規模拡大に伴う業務煩雑化に対応するため、基幹システムの改修や外部サービスの利活用により社内業務の効率化・生産性向上を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 8期分

グループ全体で239人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は554万円で、7期前と比べて+11.1%平均年齢は35.0歳、平均勤続年数は5.0年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2018年6月141
2019年6月49934.03.0159
2020年6月48534.03.0180
2021年6月48634.03.0221
2022年6月48634.03.0231
2023年6月55135.04.0232
2024年6月54836.05.02301,043
2025年6月55435.05.0239837

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年6月期・提出会社(単体)
女性管理職比率25.6%
縦線は目安の30%
男性育休取得率100.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)75.1%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社6(国内 5 / 海外 1、うち連結子会社 6) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
その他6,959百万円
ホームユース 事業 ビジネスユース事業 全社(共通)
東京オフィス — 東京都港区37百万円
ホームユース 事業 ビジネスユース事業 全社(共通)
本社 — 札幌市中央区1百万円
ホームユース 事業 ビジネスユース事業 全社(共通)
主な関係会社
  • 国内
    株式会社NOIS
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    飛博網通科技股份有限公司
    台湾台南市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社FG-Lab
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 FGスマートアセット(注)2
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 オフグリッドラボ(注)3,4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権16.7%
  • 国内
    株式会社エネパルス
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権51.0%
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    農林水産省行政情報システム本省庁舎通信ケーブル撤去等業務
    農林水産省 · 2025-11-07
    1,226万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は137億円営業利益18億円前期と比べると増収減益で、売上が+4.6%、利益が-10.0%。

売上高
+4.6%
137億円
営業利益
-10.0%
18億円
純利益
-15.4%
11億円
営業利益率
13.1%
前期比 -2.1%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高165億円137億円
営業利益19億円18億円
純利益11億円11億円
1株あたり配当¥27¥27

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は69億円、営業利益は9億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+6.2%、営業利益は−10.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q30723.35
2023年4Q463
2024年1Q29517.24
2024年2Q29620.73
2024年3Q37821.66
2024年4Q31516.13
2025年2Q661015.27
2025年4Q651015.46
2026年2Q68913.26
2026年4Q69913.05

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年12月期からの14期で、売上は12億円から137億円へ11.4倍に増えた。直近期の営業利益率は13.1%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
コンピューターハードウェア及びソフトウェアの企画、開発、販売、並びにインターネット回線取次事業を行う100%子会社として株式会社NOISを設立
2013年12月1200
2014年12月1410
2015年12月1510
2016年6月1010
仙台市宮城野区に仙台オフィスを開設
2017年6月2832
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2018年6月4053
2019年6月5496
開発受託事業及び不動産賃貸事業を行う100%子会社として株式会社FG-Labを設立
2020年6月74127
不動産売買及び不動産賃貸業等を行う100%子会社として株式会社FGスマートアセットを設立
2021年6月851510
2022年6月1061611
2023年6月1282315
株式会社H-Powerホールディングスとの合弁会社である株式会社エネパルスを設立
2024年6月126242419.016
当社の子会社である株式会社オフグリッドラボが、株式会社パワーでんきイノベーションの全ての株式を取得し、同社を連結子会社化
2025年6月131201915.313
2026年6月137181813.111

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高137億円のうち、営業利益として残るのは18億円13.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は11億円、売上の8.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金86.9%119億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.1%18億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比+4.7pt
13.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+1.4pt
8.0%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2025年6月期は営業CFが32億円、投資CFが−16億円で、差し引きのフリーCFは16億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は19億円で、売上の1.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2016年6月1−21−17
2017年6月5−83−38
2018年6月8−139−511
2019年6月13−140−111
2020年6月17−217−414
2021年6月17−2313−622
2022年6月23−264−323
2023年6月43−22−202124
2024年6月28−24−7421
2025年6月32−16−191619

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 13期分

2025年6月期の総資産は121億円。このうち返さなくてよい自己資本が65億円で、自己資本比率は53.1%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年12月151149.6
2014年12月192177.8
2015年12月212197.9
2016年6月232218.9
2017年6月3142713.5
2018年6月44143031.6
2019年6月53203337.3
2020年6月70274338.8
2021年6月94375739.1
2022年6月131339825.1
2023年6月128488036.8
2024年6月131587244.3
2025年6月121655653.1

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
19億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
60億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
56億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中157位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中411位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
13.1%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.6%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥773で、1年前と比べて+13.1%過去52週の値幅のなかでは68%の位置にある。

¥773-2.2%1ヶ月-0.9%1年+13.1%時価総額159億円
過去52週の値幅
安値¥653高値¥829

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)14.4倍
PER (会社予想)13.6倍
PBR2.23倍
配当利回り3.49%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

8月13日に806円まで上昇しましたが、8月14日には769円、8月17日には730円と急落し、前日比5.07%下落しました。1ヶ月では3.82%下落し、25日線(775円)を下回りました。52週高値829円からは約12%低い水準で、75日線(734円)が下値支持線として意識されます。RSIは33.82と売られ過ぎ圏に近づいており、反発の可能性があります。出来高は8月14日に18.5万株、8月17日に19.1万株と急増しており、売りが加速しています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)

PERは12.26倍と業界平均29.98倍を大幅に下回り割安。PBRも2.28倍と平均3.44倍を下回る。ROEは21.57%と高く収益性は良好。配当利回りは3.46%で平均3.49%とほぼ同水準。配当性向47.77%と安定。割安なPER・PBRに比べROEが高く、株価に割安感がある一方、直近の売上・利益が横ばいで成長性に懸念。

指標この会社業種平均
PER (実績)14.4倍47.9倍
PER (予想)13.6倍
PBR2.23倍2.96倍
ROE21.6%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

競争の激しい格安光回線市場において、同社は契約件数を拡大してきたが、直近は横ばい。強気派は、低価格戦略と販売代理店網でシェアを維持できるとみる。一方弱気派は、大手キャリアの値下げや他格安事業者の攻勢で顧客離反が進み、収益性が低下すると懸念。PER12倍台と低いが、成長率鈍化が正当化されるかどうかが焦点。

プラスに働く材料7
  • 低価格で顧客基盤維持

    料金競争力が高く、既存顧客の解約率を低く抑えられる

  • 販売代理店網の強さ

    全国の代理店チャネルにより新規契約を継続的に獲得

  • PERの割安感

    12倍台のPERは同業他社対比で割安と評価できる

  • コスト削減施策による利益率改善2026年下期影響

    2025/6期営業利益20億円、経費削減で過去最高益の24億円回復余地

  • ブロードバンド需要拡大によるARPU向上継続影響

    2025/6期売上131億円、ARPU改善で売上5%増加余地

  • 配当性向引き上げによる株主還元強化次回株主総会影響

    現在配当利回り3.46%、増配で更に利回り向上

  • 自己株式取得によるEPS押し上げ不定影響

    市場規模161億円、総還元性向上でPER12倍→10倍期待

マイナスに働く材料7
  • 大手キャリアの値下げ圧力

    NTTやKDDIの値下げ競争で価格優位性が薄れる

  • 契約件数が頭打ち

    売上高がほぼ横ばいで成長ストーリーが描きにくい

  • 低い参入障壁

    差別化要素に乏しく、新規参入で競争激化が続く

  • 競合激化による価格競争の再燃継続影響

    2025/6期営業利益20億円、価格下落で10%減益リスク

  • 光回線契約数の伸び悩み2026年Q2影響

    売上131億円、新規契約減少で売上3%減の可能性

  • 為替円高による海外事業採算悪化金融政策次第影響

    海外売上比率不明だが、円高で利益圧迫のリスク

  • 個人投資家の利益確定売り短期的影響

    年初来+16.9%上昇、高値警戒感から売り圧力

次の決算で確かめる点
契約件数
収益の基盤であり、成長性の指標。増加が続くかが重要
ARPU
加入者一人当たりの売上。値下げや割引が収益に与える影響
解約率
顧客維持能力。競争激化で高まるリスクがある

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり27で、前期から+54.3%いまの株価に対する利回りは3.49%。増配か配当維持が5年続いている。

年間配当
¥27
1株あたり
配当利回り
3.49%
いまの株価に対して
配当性向
47.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
5年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2020年6月412.3
2021年6月414.39.6
2022年6月512.510.8
2023年6月10122.214.3
2024年6月1875.026.9
2025年6月2754.347.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥27

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ6,491人。区分でいちばん多いのは個人・その他40.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が52.1%を占め、残る47.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年6月%2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他53.051.853.934.938.140.9
事業法人23.723.523.423.426.629.0
金融機関20.119.020.329.725.623.1
外国法人1.45.01.99.87.15.0
自己株式0.50.50.90.91.62.3
証券会社1.60.70.42.12.52.0
外国人個人0.10.10.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位11

順位株主持ち株比率 %
01株式会社MIコーポレーション23.06
02猪又 將哲13.57
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)10.36
04三井住友信託銀行株式会社(信託口 甲23号)8.25
05松本 泰三5.33
06株式会社UH54.74
07日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)4.10
08藪 太一0.97
09大和証券株式会社0.92
10BNYMSANV AS AGENT / CLIENTS LUX UCITS NONTREATY 1 (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.84
11光通信株式会社0.79

有価証券報告書の大株主の状況から、上位11者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近6
  • 2026-08-27
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    12.25%
    +1.00pt
  • 2026-07-06
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    6.30%
    +1.09pt
  • 2026-06-18
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    5.21%
    +1.02pt
  • 2026-05-28
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    4.19%
    +1.01pt
  • 2026-04-23
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    3.18%
    +0.82pt
  • 2026-04-10
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    2.36%
    +1.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−100%、1株純資産は13期で−100%。直近期のROEは21.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年12月22,948316,4548.0
2014年12月48,557289,35215.9
2015年12月31,221320,61810.2
2016年6月31914.5
2017年6月193768.2
2018年6月207234.843.6
2019年6月2910132.854.2
2020年6月3613430.841.912.3
2021年6月5018031.930.79.6
2022年6月5316130.918.110.8
2023年6月7323037.220.414.3
2024年6月7728629.914.426.9
2025年6月6532021.611.047.8
2026年6月54

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2025/6期の役員報酬は総額141百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
猪又將哲代表取締役 社長執行役員6110,043,790
石川大輔取締役 副社長執行役員 営業統括兼北海道営業本部長378,420
濱渦隆文取締役 専務執行役員 経営企画本部長50120,550
金子尚取締役 常務執行役員 エネルギー事業推進本部長60107,520
石丸美枝取締役 執行役員 経営管理本部長5610,020
篠田信幸取締役 指名報酬委員会委員長753,800
島畑知可子取締役414,000
立田哲朗取締役(常勤監査等委員)7610,100
小幡朋弘取締役(監査等委員)503,800
鎌田啓志取締役(監査等委員)69

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)512012024
社外取締役413133
取締役(社内)1888

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容2,707字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社ファイバーゲート)及び連結子会社6社(株式会社NOIS、飛博網通科技股份有限公司、株式会社FG-Lab、株式会社FGスマートアセット、株式会社オフグリッドラボ、株式会社エネパルス)の7社で構成されており、構内インフラ・インテグレーターとして、通信サービスの提供を主な事業としております。 当社グループでは、通信サービス関連事業及び不動産事業を展開しております。通信サービス関連事業の事業区分は、報告セグメントでは①ホームユース事業、②ビジネスユース事業に区分しております。 通信サービス関連事業は、集合住宅に光回線を敷設し、Wi-Fi機器を設置することで入居者へ通信環境を提供するサービスを提供しているほか、介護施設や商業施設、イベント向けには、光回線又はモバイル回線を利用したWi-Fi機器を設置することで、事業利用ネットワークの他、来訪者向け無料Wi-Fiサービスを提供しております。加えて、当社独自のWi-Fi機器の開発、VPN(注1)等の法人向けネットワークの構築サービスにも注力してまいりました。その結果、通信機器開発からWi-Fi環境の構築、運用、お客様サポートまで一気通貫でサービス提供できるノウハウを有する垂直統合型のビジネスモデルを構築できたことが当社グループの大きな特徴となっております。 垂直統合型のビジネスモデルのメリットとしては、顧客側からはワンストップサービスを委託できる安心感及び契約からサービス導入までのスケジュールの短縮等があげられ、当社グループとしては工程ごとのノウハウが分散されることなく当社グループ内に蓄積される他、各工程の調達費用の削減等サービス全体の最適化が図られることで、コストの低減を図っております。 また、通信サービス提供による機器の利用、入居者や施設来訪者等のエンドユーザーから当社グループへの直接のお問い合わせ対応などを通して把握したニーズを、早期に事業戦略に反映することに努めております。 通信サービス関連事業は、長期契約による継続収益に加えて、契約形態に応じたサービス導入時に発生する一時収益の両面を併せ持つ収益構造となっております。 不動産事業は、不動産の売買及び不動産の賃貸事業を行っております。不動産販売事業は、回転期間の短い不動産の売買を行っております。 その他、株式会社オフグリッドラボにて集合住宅等への太陽光パネル、蓄電池等の設置工事を受託しております。 また2025年8月に株式会社オフグリッドラボにて、株式会社パワーでんきイノベーションの全株式を取得し、連結子会社といたしました。株式会社オフグリッドラボは再生可能エネルギー(電力)事業を展開しておりますが、太陽光発電における卓越したEPC事業(注2)の知見をもつ株式会社パワーでんきイノベーションをグループに迎えることで、より効率的で競争力のある事業体制の構築を目指してまいります。 [用語解説] (注1)VPN(Virtual Private Network) インターネットに接続されている利用者の間に、仮想的な通信環境を構成したプライベートなネットワークのことです。 (注2)EPC事業(Engineering,Procurement,Construction) 設計、調達、建設を一括で請け負う事業のことです。 当社グループの事業内容は次のとおりであります。 ① ホームユース事業(インターネット無料マンションの構築、保守、運営、サポート、PB提供) ホームユース事業では、マンション・アパート等の賃貸物件オーナー向けに全戸一括で入居者が「インターネット無料使い放題」となるインターネット接続サービスを提供しております。当社サービスを利用し、マンション・アパートのオーナーが入居者に無料にて利用できるインターネット設備を有することで、保有賃貸物件の機能強化を図ることができ、主に単身者向け物件における入居促進や退去防止の為の有効なサービスとして認知されております。 また、学生寮についても、無料で利用可能なインターネットサービスを希望する留学生を獲得する等の理由により、当該設備の需要が増えております。 ホームユース事業においては、当社グループの株式会社NOISが通信回線の取り次ぎを行い、飛博網通科技股份有限公司においては、製品機器開発、コールセンター業務を行っております。 ② ビジネスユース事業(フリーWi-Fi設備の構築、業務用ネットワークの構築、保守、運営、サポート、PB提供) ビジネスユース事業では、当社グループが提供するフリーWi-Fiサービス「Wi-Fi Nex®」を主として観光施設や各種店舗・商店街、商業施設の施設運営者向けに提供しております。当社サービスが導入された施設を訪れる利用者は利用する通信端末や現在契約している通信キャリアに関わらず、登録手続き等の定められた認証を行うことで、無料で自由にインターネット接続を行うことが可能であります。加えて、観光地向けには、訪日外国人客向けに多言語接続サポートと観光ガイド機能を備えた「SHINOBI Wi-Fi®」サービス、旅客運送業向けのサービスとして観光バス及び遊覧船等に移動通信体を設置し、乗客へ無料Wi-Fiサービスを提供する移動通信に対応した「Wi-Fi BUS®」など様々な空間に対応したフリーWi-Fiサービスを展開しております。簡単操作でWi-Fi構築を可能とする「ワンタッチWi-Fi」のサービス提供等、利便性の高い商品として展開しております。 また、複数拠点を展開する法人向けにインターネット接続サービス、プロバイダサービス、インターネットVPNサービス等、セキュア(安全が保証されていること。危害に対して危険のないこと。)で低コストを実現するネットワークソリューションを提供しております。 さらに、介護施設や病院向けのサービスも展開しております。ICTデバイスとの連携にはWi-Fiは必須でありベッドセンサー、インカム、見守り機器等の導入による業務効率の改善、家族とのオンライン面会、病室向けフリーWi-Fi等の施設利用者の満足度向上が期待できるサービス展開となっております。 その他、自社で開発した通信機器等の販売も行っております。 ③ 不動産事業(不動産売買、不動産賃貸) 不動産事業では、当社グループの株式会社FGスマートアセットにおいて、不動産の売買及び賃貸事業を展開しております。 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,274字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「『ありがとう』を集める。」の経営理念のもと、株主、取引先、社員等、全てのステークホルダーから信頼される企業であり続けるために、透明性の高い企業経営を目指し、コンプライアンスの徹底を経営の基本と位置付け、あらゆる法令やルールを厳格に遵守し、誠実で公正な企業活動を推進し企業の社会的責任を果たしてまいります。 (2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループを取り巻く経営環境は、国内経済は各種経済政策の効果を受けて緩やかに回復しております。一方で、各国の政治情勢やインフレの進行など、世界経済の不確実性は高まっております。そのような中で当社グループの経営基盤の強化と安定した成長を実現するために、期間損益成長ピッチの回復と構内インフラ・インテグレーターとしての地歩固めを行い、中期的に経常利益50億円を目指すことのできる体制構築を目指してまいります。 ①ホームユース事業 主に集合住宅向けサービスを展開しているホームユース事業では、レジデンスWi-Fiサービスの新規契約獲得及びシェア拡大を目標に掲げ、邁進してまいります。 ホームユース事業はマンパワー不足による既築案件潜在需要へのリーチや多様化した通信利用ニーズに合わせたサービス提供対応力不足を課題と考えております。これらの課題に対応するために既築案件の掘り起こしを加速するとともに、BtoCサービスなどの新ビジネスモデルをスタートしてまいります。 ②ビジネスユース事業 ビジネスユース事業は、従来のフリーWi-Fiサービス業に加え、ホテル、介護施設、BCP対策などの業務利用Wi-Fi需要を開拓してまいります。 ビジネスユース事業はマンパワー不足による潜在需要へのリーチや高度な案件へのカスタマイズ提供への対応力不足を課題と考えております。これらの課題に対応するために顧客別のカスタマイズ対応力の引き上げを行います。 ③構内インフラ・インテグレーターとしての地歩固め 構内インフラ・インテグレーター(通信×エネルギー)化に向けて、通信とエネルギーのシナジー訴求力向上と迅速な施工能力の確保を推進していきます。 具体的な施策として、地域別営業体制への再編による通信とエネルギーのクロスセル営業加速、エネルギー事業のサービスの積極PRによる認知向上やパートナー企業の強化、通信・エネルギーに関連する機器・商品サービスの品揃えと実績積上げによるノウハウ強化、通信×エネルギーのワンストップサービスで差別化の推進等を行ってまいります。 ④コスト上昇への対応 通信トラフィックの急拡大、為替影響等によるコスト上昇に対応するため、回線の有効活用などの合理化、為替予約の検討等によりコスト上昇の影響を抑える対策を行ってまいります。 ⑤社内システムの効率化・生産性向上 会社規模拡大に伴う業務の煩雑化に対応し、社内業務の効率化及び生産性向上が必須と考えております。そのため当社の基幹システムの改修や外部サービスの利活用を実施いたします。 ⑥内部統制の安定運用とコンプライアンスの遵守 当社は、「内部統制」、「コンプライアンス」、「開示情報統制」が充分に機能したコーポレート・ガバナンス体制を構築することが経営上の重要な課題と認識しております。株主をはじめとする全てのステークホルダー及び社会からの信頼を確保することが企業価値向上につながると考え、公正性・効率性を追求しながら、健全で透明性のある経営に努めるとともにアカウンタビリティー(説明責任)を果たしてまいります。また、株主をはじめとするステークホルダーに対して適時かつ適切に情報開示を行う経営体制の構築・整備に取組んでおります。 (3)経営上の目標の達成状況と判断するための客観的な指標等 当社グループは2024年から成長ステージが第5ステージであると考えており、従来の独立系Wi-Fiソリューション企業から構内インフラ・インテグレーターへの地歩固めを行っております。 第5ステージに入ってから、利益成長ピッチが減速、ROEは徐々に水準が低下しているため、今後はさらなる成長投資が必要であると考えております。 そのためのキャピタルアロケーションとして戦略投資は今後2年間で50~60億円を想定し、必要資金は財務健全性を維持しつつ、外部資金を積極的に活用する方針であります。また、維持更新や通常ベースの設備投資として2年間累計で30~40億円を見込むとともに、株主の皆様への還元として2年累計で10億円を見込んでおります。 (ご参考)当社の成長ステージ概念 ステージ   年   概要 第1ステージ   2000年~   NTT代理店として創業 マンションWi-Fi入居者無料サービス(FGBB)開始 PB化戦略推進 第2ステージ   2009年~   ビジネス向けフリーWi-Fi(Wi-Fi Nex)開始 ビジネス領域をホームユースとビジネスユースに拡大 第3ステージ   2015年~   台湾子会社にて通信機器製造を開始 モノからサービスまで一気通貫体制構築 第4ステージ   2018年~   上場 外部株主の目線に耐え得る成長戦略・内部体制構築 不動産・再生エネルギー領域に展開 第5ステージ   2024年~   環境変化に併せビジネスモデル転換 独立系Wi-Fiソリューション企業から構内インフラ・インテグレーターへ (4)経営環境 次期の見通しにつきましては、現状のマンパワー及び対応力の不足に対して、営業体制の変更やBtoCサービスの導入などにより新たな「勝ちパターン」の開発を行うことにより、V字回復ではないものの減益局面からは早々に脱却することを見込んでおります。 ホームユース事業は機器売切方式が定常状態となり、付加価値増加により増益となることを見込んでおります。ビジネスユース事業についても引き続き医療/介護、公共/交通/物流、観光の3領域を主たるターゲットとし、売上のみならず利益率も上昇させてまいります。その他事業である再生可能エネルギー(電力)事業も再生エネルギー関連の売上を伸ばしてまいります。 現時点で入手可能な情報や予測等に基づき、連結の業績予想を算定いたしました。 (連結業績の見通し) (単位:百万円) 2025年6月期実績   2026年6月期予想   増減率(%) 売上高   13,070   14,050   7.5 営業利益   1,958   2,000   2.1 経常利益   1,943   2,000   2.9 親会社株主に帰属する当期純利益   1,319   1,270   △3.7 (連結セグメント別売上高の見通し) (単位:百万円) セグメント   2025年6月期実績   2026年6月期予想   増減(%) Wi-Fi 事業   ホームユース事業   10,864   11,600   6.8 ビジネスユース事業   1,684   1,810   7.5 不動産事業   441   290   △34.3 その他   79   350   340.5 合計   13,070   14,050   7.5 以上の背景により、当社グループの2026年6月期は、売上14,050百万円、営業利益2,000百万円、経常利益2,000百万円、親会社株主に帰属する当期純利益1,270百万円を予想しております。 なお、上記の業績予想は、本報告書の提出日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は今後の様々な要因によって予想値と異なる結果となる可能性があります。
事業等のリスク8,572字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしも事業上のリスクに該当しない事項についても、投資者の判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に記載しております。 当社グループはこれらのリスク発生の可能性を十分認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社グループ株式に関する投資判断は、本項及び本報告書中の本項以外の記載事項内容もあわせて、慎重に行われる必要があると考えております。 また、本項の記載内容は当社株式の投資に関するすべてのリスクを網羅しているものではありません。 以下の記載のうち将来に関する事項は、特段の記載がない限り、本報告書提出日現在において当社グループが判断したものであり、不確実性が内在しているため、実際の結果と異なる可能性があります。 (1)情報セキュリティに係るリスクについて 当社グループは、インターネットを用いたサービスを展開しており、当社グループのサービス提供に必要なコンピューターネットワークをはじめとする情報セキュリティの強化を推進し、設備及びネットワークの監視や冗長化、定期的なデータのバックアップなど、障害の発生防止に努めております。 しかしながら、製品の脆弱性を悪用されたコンピューターウイルスやハッカーなどによる攻撃、ハードウェア・ソフトウェアの不具合、人為的ミス、地震、火事などの災害、その他予期せぬ重大な事象の発生により、万が一、当社の設備又はネットワークが利用できなくなった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)個人情報の管理に係るリスクについて 当社は電気通信事業者であり、当社グループの保有するデータベースには、消費者の通信行為にかかる通信記録及びサービス利用者の個人情報のデータが蓄積されております。このため、当社グループ各社は、個人情報保護法に定める個人情報取扱事業者に該当し、個人情報の取扱いについての規制の対象となっております。 当社グループでは、これらの情報の重要性に鑑み、情報保護に関する各種規程を定め、2016年2月にプライバシーマークの認証を取得し、当社グループによる個人情報管理の社内研修も実施しております。外部委託先との機密保持契約を締結するなど法令やルールを厳格に取組み運用しており、プライバシーポリシー等を含めて当社のサイトに提示しております。 現時点までにおいて、情報管理に関する重大な事故やトラブルの発生は認識しておりません。しかし、これら情報等が何らかの形で外部漏洩したり、不正使用されたりする可能性が完全に排除されるとはいえません。 従いまして、これらの事態が起こった場合、とりわけ通信記録の漏洩が発生した場合には、監督官庁より業務改善命令が発せられる可能性もあり、当社グループへの損害賠償請求や当社グループの信用の低下等によって当社グループの経営成績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 (3)法的規制に係るリスク 当社グループの事業におきましては、「有線電気通信法」、「電波法」、「電気通信事業法」、「建設業法(北海道知事許可:電気通信工事業)」等の法的規制を受け、またそれら事項を遵守しております。当社は、「電気通信事業法」による電気通信事業者として次のとおり総務省から登録を受けております。 取得年月   2015年7月 許認可等の名称   電気通信事業者登録全部認定(電気通信事業登録 第358号) 所管官庁等   総務省 許認可等の内容   電気通信事業法第9条の規定に基づく電気通信事業の登録 有効期限   無し 法令違反の要件及び主な許認可取消事由   法令違反の要件:電気通信事業法第14条 取消事由:通信事業者としての欠格要件に該当 現在のところ、これらの法律による規制の強化等が行われるという認識はありませんが、これらの規制が変更され、又は新たな法令が適用されることにより事業に対する制約が強化された場合、事業活動が制限され、又はコストの増加につながる可能性があります。 また、上記登録又は認定の取消し等の懸念は生じておりませんが、それらの事象が生じた場合、当社グループの主要な事業活動に支障をきたすとともに、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)知的財産権に係るリスクについて 当社グループは、通信インターネットビジネス業界における技術革新、ビジネスの拡大に伴い、知的財産権の社内管理体制を強化しておりますが、契約条件の解釈の齟齬、当社グループが認識していない知的財産権の成立等により、当社グループが第三者から商標等に係る知的財産権侵害の訴訟、使用差止請求等を受け金銭の支払等が発生した場合、当社グループの経営成績及び今後の事業展開に影響を与える可能性があります。 (5)競合他社の影響について 当社グループの属するホームユース事業を主とする業界には、多数の競合企業が存在しております。当社グループは、ブランド力の強化を図るとともに、顧客ニーズに応じた商品開発・企画、サービス提供価格、通信速度及び通信品質、付加価値サービス、多言語コールセンター等を一気通貫で提供することで差別化を図っておりますが、異業種からの新規参入者等を含め競合他社による商品力・サービス力、価格競争力、知名度、顧客基盤が優位である場合があります。その場合、当社グループの収益力の低下や、顧客獲得の進捗鈍化により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)提携・協力関係について 当社グループでは、取次販売代理店や協力企業などのビジネスパートナーとの提携をさらに進め、商品・サービスの開発や販売体制の整備・強化、さらなる顧客販路の開拓に努めております。本報告書提出日現在においてビジネスパートナーとの関係は良好でありますが、期待する効果が得られない場合や何らかの事情により、提携・協力関係が解消された場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、売上占有率の高いビジネスパートナー販路の売上が鈍化することにより、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)事業における仕入、ネットワーク回線・帯域調整コスト、データセンターの賃貸借契約、製造委託について 当社グループは、ネットワーク回線及びデータセンターの設備の一部を自社で保有することなく、複数の国内通信事業者から通信サービスの回線の提供を受け、またそれらの施設内に、自社の製品機器を設置し、顧客にサービスを提供する形態により事業展開しております。 インターネット上では、利用者一人あたりの使用データ量は急激に増えております。これにより、インターネット業界全体で、通信回線整備が需要に追いつかなかったり、帯域の不足が生じたりしております。 当社グループでは、回線・帯域調達の効率化を含めた高効率のネットワーク運用を行うなどの努力を行い、これらの環境に対応すべく努めておりますが、更なる設備供給不足が進んだ場合には、これらの要因により、当社グループの事業運営及び拡大が制約され、調達コスト増加により採算悪化が生じる可能性があります。 また、ネットワーク回線及びデータセンターの設備所有者との間でサービス提供契約及び賃貸借契約を締結し、契約期間満了後も賃貸借契約等の継続を予定しております。しかしながら、所有者が何らかの理由で、契約の継続を全部もしくは一部拒絶した場合又は契約内容の変更を求めてきた場合には、当社グループが、従前と同様の取引条件で更新できるという保証はありません。 (8)大規模システム障害に係るリスクについて 当社グループは、サービス製品開発のための設備を多数保有しており、当社グループが提供するサービスにおいて顧客の情報資産が格納されるサーバーは、日本国内において2拠点以上で管理することでリスク分散を図っております。当該データセンターは、登録電気事業者として基準とされている迂回経路を確保した冗長構成、大規模地震に耐えられる耐震構造、消火設備、停電時に備えたバックアップ電源等24時間365日安定した運用ができるよう最大限の業務継続対策が講じられております。また、障害発生時の検知と現地対応人員の確保を迅速に行う体制を整えております。 しかしながら、サイバー攻撃、システム又はハードウェアの不具合、電力会社の電力不足や大規模停電、想定したレベルをはるかに超える地震、台風、洪水等の自然災害、戦争、テロ、事故等、予測不可能な事態によってシステム障害が発生した場合には、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、通信設備の不具合、システム設定や仕様変更に伴うプログラム変更に不備があり、システム障害が発生した場合には、大規模な範囲で当社の通信サービスを提供することが困難となる可能性があります。 (9)風評被害について 当社グループはソーシャルメディアサイト等の定期的な巡回を行い、執行役員会議において巡回結果の報告を行っており、必要に応じて適切な情報開示により風評被害の払拭を図っております。 しかしながら、ソーシャルメディアやインターネット上の書き込みなどによる風評被害が発生、拡散した場合 その内容の正確性に関わらず、ブランド力の低下や、当社グループの業績と財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 (10)製品の陳腐化、脆弱性の顕在化について 当社グループは、ルーター等の通信設備を自社で開発しており、ファームウェアの定期的なアップデートや数年周期での新製品への交換等を行っております。 しかしながら、それらの製品を構成する部品の老朽化や製品の脆弱性を悪用されたコンピューターウイルスの感染が起きた場合は、一時的なサービス停止や交換のためのコストが発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (11)技術動向対応遅れについて 当社グループは、インターネットの高速化や、IoT等のインターネットに接続する製品やクラウドサービスが次々と登場する中で、新規サービスや製品の導入が滞った場合、顧客獲得や維持に支障が生じ、競合他社に対して競争力を失う可能性があります。社内においても業務効率向上のためのシステム増強や人材へのトレーニングが滞った場合、競合他社に対しての優位性が失われる可能性があります。 (12)違法性、危険性のある製品の仕入について 当社グループは、製品開発や製造の委託先に対して製品の保証内容や役割の明確化、新規開発については委託先への調査や監査を行い、違法性や危険性のある製品の仕入を未然に防いでおります。 しかしながら、違法性や危険性のある製品を仕入れてしまった場合は、当該製品を廃棄せざるを得ず、または既に導入してしまった場合は交換のためのコストが発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (13)人材の確保及び育成について 当社グループの更なる販売活動強化及び事業拡大を図るため、新卒者の採用、中途での専門知識保有者・業務経験者の採用を強化、さらに紹介制度やアルムナイ等の人材採用も積極的に取り入れております。また、社員の階層に応じた研修を実施する等、人的資源の活性化に引き続き注力する方針であります。 しかしながら、上記方針に基づく採用活動や人材育成が計画どおり進まない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (14)特定の人物への依存について 当社グループの代表取締役である猪又將哲は、当社グループの事業開始以来、最高経営責任者として、経営方針及び事業戦略を決定するとともに、新規ビジネスの開拓及びビジネスモデルの構築から事業化に至るまでの過程において重要な役割を果たしております。 当社グループは、権限の委嘱や経営幹部候補の育成、取締役会や執行役員会議等において役員及び幹部社員間の情報共有を図ることで、猪又將哲に過度に依存しない経営体制の構築を進めております。しかしながら、何らかの原因により猪又將哲の業務遂行が困難になった場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (15)ホームユース事業及びビジネスユース事業における収益構造について 当社グループのホームユース事業は長期契約による継続収益に加えて、契約形態に応じたサービス導入時に発生する一時収益の両面を併せ持つ収益構造となっております。長期契約による継続収益については、利用料売上に対応した費用として、受注にともない先行投資として構築した通信設備の減価償却処理を定率法により行っているため、新規契約案件の利用料売上の発生当初は利益率が低く推移する傾向にあり、サービス導入時に発生する一時収益と比べて利益率が低い状況にあります。 一方でビジネスユース事業は各種施設や店舗への導入を行いますが、案件ごとの売上規模や利益率が異なり、ホームユース事業と比較して個々の取引金額が大きくなる場合がございます。 現状の事業拡大の局面におきましては、ホームユース事業における新規契約案件についてサービス開始当初の継続収益の売上高構成比が上昇する事によるセグメント利益率の低下やビジネスユース事業における案件の多寡や規模の増減により、当社グループの全体の利益率が変動し、経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (16)ホームユース事業における初期導入サービスに係る売上高の期間帰属について 当社グループは、ホームユース事業において、顧客向けのインターネット接続機器の設置・設定(以下、初期導入サービスといいます。)を行っております。このうちインターネットサービスの提供サービス(以下月額利用料サービスといいます。)と一体の履行義務とみなされない初期導入サービスはインターネット接続機器の設置・設定作業が完了した一時点で収益を認識しており、当連結会計年度における当該初期導入サービスのうち一時点で収益を認識した売上高は1,796百万円であり、連結売上高の14%に相当いたします。 ただし当社の顧客であるマンション・アパート等の賃貸物件オーナー様に、工事実施日に現地でお立ち合い頂くことは実務上難しいことから、その当日の工事完了報告書等の書面入手は困難であります。その代替として、当社において、現地に設置したルーター等の通信設備がインターネットに接続していることの確認(以下、「疎通確認」といいます。)を行い、当該確認日を売上計上日としております。 このため、疎通確認が有効に機能しない場合や、疎通確認結果が不適切に調整された場合、売上高が適切な会計期間に計上されない可能性があります。また、疎通確認が実施されずに売上計上が行われた場合、初期導入サービスに係る売上高が適切な会計期間に計上されない可能性があります。 (17)通信設備の現物確認について 当社グループは、当連結会計年度の連結貸借対照表において、通信設備(純額)6,956百万円を計上しております。これは顧客へのインターネット接続サービスを提供するために、当社が保有するルーター及びアクセスポイント機器等の固定資産であります。資産残高は当連結会計年度の連結総資産の約57%に相当いたします。 当該通信設備は顧客の施設等に設置し、インターネット接続サービスの終了時に会計上、除却処理を行います。当連結会計年度において計上した固定資産除却損52百万円のうち、通信設備に係る固定資産除却損の金額は51百万円です。 当社グループは半期ごとに当該ルーター等の通信設備のインターネット接続確認(疎通確認)を実施することにより、現物の有無を確認しておりますが、当連結会計年度末時点において所有する通信設備の数は736,522個であり、また当連結会計年度中に除却した通信設備の数は12,166個あります。数量が多いため、これらの通信設備についてサービス終了時に適時に除却処理が行われない場合には、連結貸借対照表上、資産が過大に計上されるほか、親会社株主に帰属する当期純利益が過大に表示される可能性があります。 (18)減損損失に係るリスクについて 当社グループは、Wi-Fi通信サービスを提供するための通信設備を有しております。これらの資産は、ホームユース事業、ビジネスユース事業の二つの報告セグメントにて使用しております。それらの事業において、その収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなった場合には帳簿価額を減損し、当該減少額を減損損失として計上することとなり、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (19)内部管理体制について 当社グループは、グループの企業価値を最大化すべく、コーポレート・ガバナンスの充実を経営の重要課題の一つと位置付け多様な施策を実施しております。当社グループでは、内部監査室を中心とした内部監査の実施や経営管理本部の内部統制チームによる内部統制の構築、改善等により、適切な内部管理体制を維持、構築しておりますが、今後、事業の急速な拡大等により、十分な内部管理体制の構築が追いつかない場合には、適切な業務運営が困難となり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (20)有利子負債への依存度について 当社グループは、事業の特性上、収益に先行して通信設備投資が必要となります。現状の事業拡大局面におきましては、通信設備投資規模は増加傾向にあり、資金面では手元資金に加えて金融機関からの借入金によって調達しております。また不動産事業においても販売用不動産の購入資金は手元資金に加えて金融機関からの借入金によって調達しております。当社グループでは、財政状態の健全性を維持するため手元資金とのバランスを考えながら借入額や借入時期を調整しておりますが、市場金利が上昇する局面や、通信業界または当社のリスクプレミアムが上昇した場合には、支払利息が増加し、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 また、資金調達に際しては、営業獲得受注状況、販売用不動産の物件概要及び製品開発本部内における通信機器の開発並びに工事運用部による各製品機器の在庫状況を確認して、特定の金融機関に依存することなく、案件ごとに金融機関に融資を打診し、融資の了解を得ております。 しかしながら、何らかの要因により当社グループが必要とする資金調達に制約を受けた場合には、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (21)為替レートの変動について 当社グループが販売する通信設備機器の製造は台湾の提携工場を通じて行っているため、米ドル建ての取引を行っております。これに伴い米ドル建ての費用及び資産・負債が発生しております。また、国内企業を通して海外の通信端末機器の仕入れを行っております。そのため、日本円と米ドル間の為替相場が円安傾向となった場合、円換算した仕入価格が増加することになります。当社グループでは、急激な円安抵抗に対応するため、為替予約などのリスク回避対策を行ってまいりますが、その時点の状況如何では、かかる増加分を適正に販売価格に反映できず、当社グループの業績における利益率の低下を招く可能性があります。 一方、円高傾向となった場合は、在庫販売取引において、状況の如何によっては、円高還元の販売価格引き下げを余儀なくされ、先行して仕入れた商品原価との値差が縮小し、利益率の低下を招く可能性があります。 (22)不適切な財務報告について 当社グループは、財務報告の適正性を確保するための内部統制体制を整備しております。 しかしながら、財務報告に係る内部統制が機能せず、不適切な財務報告が行われた場合には、信用の失墜、市場の評価の低下や上場廃止等、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 (23)顧客対応不備によるクレーム及び工事現場における事故発生による損害賠償について 当社グループは、クレーム対応のマニュアル作成や対応の記録による情報の共有化を図ることでクレーム兆候案件を把握しクレームを防止できるように努めております。また工事業者への作業指示の定期的な見直し等により工事現場における事故を未然に防げるよう努めております。 しかしながら、顧客対応の不備や工事現場において事故が発生した場合は損害賠償等の訴訟が発生し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。 (1)経営成績等の概況 ①当期の経営成績の概況 (単位:百万円) 売上高   営業利益   経常利益   親会社株主に帰属する当期純利益   1株当たり当期純利益(円、銭) 当連結会計年度   13,070   1,958   1,943   1,319   65.20 前連結会計年度   12,613   2,387   2,395   1,567   77.20 前年同期間増減率(%)   3.6   △18.0   △18.9   △15.8   △15.5 当連結会計年度(2024年7月1日から2025年6月30日まで)におけるわが国経済は、賃上げをはじめとした雇用や所得環境の改善及びインバウンド需要の増加などにより、緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で米国の政権交代による政策動向や不安定な国際情勢、エネルギー価格の高止まりによる物価上昇などの景気の下押しリスクもあり、先行きは不透明な状況が続いており、依然として予断を許さない状況が続いております。 このような状況下で当社グループは環境の変化に合わせたビジネスモデルの転換を目指し「構内インフラ・インテグレーター」としてさらなる成長を続けてまいります。 ホームユース事業におきましては、ストック収益の積上げ効果が安定的に継続しております。また、注力しておりますネットワークカメラやインターホン対応システムである「FGスマートコール」などのクロスセル商材の売上も新築向けを軸に堅調に推移し、ホームユース事業における売上の割合も増加傾向にあります。 一方で機器の提供方法について機器売切方式を採用する案件を増加させており、取引初年度に原価が一括計上となることから利益率は一時的に減少傾向にあります。売切方式の採用により、取引初年度の利益率が減少するものの将来のストック収入の利益率改善及び償却資産の抑制に伴う税負担の軽減が今後期待できます。 以上の結果、セグメント売上高10,864百万円(前年同期比4.6%増)、セグメント利益2,638百万円(前年同期比9.4%減)と増収減益になりました。 ビジネスユース事業におきましては、注力していた医療介護施設、公共施設、観光施設向けの構内通信インフラサービスの売上が伸長し、第1四半期連結会計期間では医療介護施設向け、第2四半期連結会計期間では観光施設向け、第3四半期連結会計期間においては学校などの教育機関向け、第4四半期連結会計期間においては医療機関向け通信サービスに関する売上が計上されました。 一方で、利益率が高くなる大型案件の減少により利益率は減少傾向にあります。 以上の結果、売上高1,684百万円(前年同期比0.5%増)、セグメント利益326百万円(前年同期比32.0%減)と増収減益になりました。 不動産事業におきましては、株式会社FGスマートアセットにおいて1件の不動産販売がありました。 以上の結果、売上高441百万円(前年同期比15.7%減)、セグメント利益67百万円(前年同期比17.0%増)と減収増益になりました。 その他の事業におきましては、株式会社オフグリッドラボにおける再生可能エネルギー(電力)事業に関する売上がありました。また新規に設立した株式会社エネパルスの設立関連費用が発生しております。 以上の結果、売上高は79百万円(前年同期比187.6%増)、セグメント損失0百万円(前年同期はセグメント利益7百万円)となりました。 この結果、当連結会計年度の業績は、売上高13,070百万円(前年同期比3.6%増)、営業利益1,958百万円(前年同期比18.0%減)、経常利益1,943百万円(前年同期比18.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,319百万円(前年同期比15.8%減)となりました。 ②当期の財政状態の概況 前連結会計年度末   当連結会計年度末   増減率(%) 総資産   (百万円)   13,076   12,144   △7.1 純資産   (百万円)   5,836   6,502   11.4 自己資本比率   (%)   44.3   53.1   19.9 1株当たり純資産額   (円)   285.59   320.34   12.2 (資産) 当連結会計年度の総資産は、前連結会計年度末比931百万円減少の12,144百万円となりました。これは流動資産が632百万円、固定資産が299百万円減少したこと等によるものであります。 流動資産の減少は、売掛金が37百万円増加したものの、現金及び預金が267百万円、販売用不動産が276百万円減少したことによるものであります。固定資産の減少は、当社通信サービス提供用の通信設備が197百万円、繰延税金資産が91百万円減少したこと等によるものであります。 (負債) 当連結会計年度の負債合計は、前連結会計年度末比1,598百万円減少の5,641百万円となりました。 これは主に、契約負債が329百万円及び長期借入金(1年内返済予定含む)が1,296百万円減少したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度の純資産合計は、前連結会計年度末比666百万円増加の6,502百万円となりました。 これは主に自己株式が136百万円増加したものの、利益剰余金が792百万円増加したことによるものであります。 ③当期のキャッシュ・フローの概況 (単位:百万円) 前期   当期   増減率(%) 営業活動によるキャッシュ・フロー   2,833   3,156   11.4 投資活動によるキャッシュ・フロー   △2,377   △1,564   34.2 財務活動によるキャッシュ・フロー   △723   △1,860   △157.1 現金及び現金同等物の増減額   △262   △267   △1.8 現金及び現金同等物の期首残高   2,382   2,120   △11.0 現金及び現金同等物の期末残高   2,120   1,853   △12.6 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は1,853百万円となり、前連結会計年度末比で267百万円減少しました。 当連結会計年度の各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動により得られた資金は3,156百万円(前連結会計年度は2,833百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が1,890百万円及び減価償却費1,726百万円があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動により使用した資金は1,564百万円(前連結会計年度は2,377百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が1,557百万円があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動により使用した資金は1,860百万円(前連結会計年度は723百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入れによる収入が300百万円となった一方、長期借入金の返済による支出1,596百万円、配当金の支払額526百万円、自己株式の取得による支出136百万円があったことによるものです。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b. 受注実績 当社グループで行う主な事業は、提供するサービスの性格上、受注から売上までの期間が短いことから、当該記載を省略しております。 c. 販売実績 当連結会計年度における当社グループの販売実績をセグメント毎に示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(百万円)   前年同期比(%) ホームユース事業   10,864   4.6 ビジネスユース事業   1,684   0.5 不動産事業   441   △15.7 その他   79   187.6 合計   13,070   3.6 (注)1.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2023年7月1日 至 2024年6月30日)   当連結会計年度 (自 2024年7月1日 至 2025年6月30日) 金額(百万円)   割合(%)   金額(百万円)   割合(%) 株式会社 U-NEXT LIVING PARTNERS   2,669   21.2   2,565   19.6 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析、検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析、検討内容は次のとおりであります。文中の将来に関する事項は、本報告書提出日現在において判断したものであります。 ① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析、検討内容 当連結会計年度の業績は、売上高13,070百万円(前連結会計年度比3.6%増)となりました。売上原価は7,641百万円(前連結会計年度比12.5%増)、販売費及び一般管理費は3,470百万円(前連結会計年度比1.2%増)となり、営業利益1,958百万円(前連結会計年度比18.0%減)、経常利益1,943百万円(前連結会計年度比18.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益1,319百万円(前連結会計年度比15.8%減)となりました。 a. 売上高 売上高は13,070百万円(前連結会計年度比3.6%増)となりました。ホームユース事業及びビジネスユース事業は引き続き堅調に推移したことによるものです。 b. 売上原価、売上総利益 売上原価は7,641百万円(前連結会計年度比12.5%増)となりました。ホームユース事業及びビジネスユース事業の売上増加やホームユース事業における機器売切方式導入による影響及び通信トラフィックの増加による通信費の増加により売上総利益率は減少傾向にあります。この結果、売上総利益5,428百万円(前連結会計年度比6.7%減)となりました。 c. 販売費及び一般管理費、営業利益 販売費及び一般管理費は3,470百万円(前連結会計年度比1.2%増)となりました。この結果、営業利益1,958百万円(前連結会計年度比18.0%減)となりました。 d. 営業外収益、営業外費用及び経常利益 営業外収益及び営業外費用につきましては、重要な発生はありませんでした。この結果、経常利益1,943百万円(前連結会計年度比18.9%減)となりました。 e. 特別利益、特別損失、親会社株主に帰属する当期純利益 特別利益は当連結会計年度及び前連結会計年度にて発生はありませんでした。 特別損失は52百万円(前年同期比41.9%減)となりました。これは主に利用が終了した通信設備の除却損の計上によるものであります。この結果、税金等調整前当期純利益は1,890百万円(前連結会計年度比18.0%減)となり、法人税、住民税及び事業税並びに法人税等調整額の計上により、親会社株主に帰属する当期純利益は1,319百万円(前連結会計年度比15.8%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a. キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容 当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の概況 ③当期のキャッシュ・フローの概況」に記載のとおりであります。 b. 資金需要 当社グループの運転資金需要の主要なものは、売上高増加による仕入債務の支払いと売上債権の回収のサイトの差から発生するもの、通信機器及び販売用不動産などの棚卸資産の増加によるもの、及び有形固定資産である通信設備機器の取得に係る支払であります。その他、業容の拡大及び管理体制の充実による人件費の増加をはじめとした販売費及び一般管理費も資金需要増加要因の一つであります。 c. 財務政策 当社グループにおける増加運転資金につきましては、自己資金及び金融機関からの借入金により資金を調達することとしております。 ③ 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断し、必要に応じて見直しを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は、これらの見積りとは異なる場合があります。 この連結財務諸表の作成にあたる重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表」の「注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループは、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業内容、法的規制等様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。 そのため、当該リスクを分散・低減すべく、市場動向に留意しつつ、内部管理体制を強化し、優秀な人材を確保育成し、ユーザーのニーズを的確に捉え最適な製品やサービスを最適なタイミングで提供してまいります。 ⑤ 経営戦略の現状と見通し 当社グループは、ニッチな市場を自ら創出し、構内インフラ・インテグレーターとして市場占有率を高めることによってプライスメーカーとなるという経営方針の下、ホームユース事業、ビジネスユース事業を中心に事業拡大に取り組んでまいりました。 当社グループ事業の継続的な発展を実現するため、今後もパートナー企業を含めた営業体制を強化するとともに、サービス運用及び顧客サポートからのフィードバック情報に基づいた 新商品・新サービスの開発による差別化・高付加価値化の推進を強化し、さらなる拡販による事業拡大を図ってまいります。 これらの経営戦略方針の下、持続的な成長を目指すとともに、当社グループが成長・発展を指向する過程で、構内インフラ市場の発展に寄与したいと考えております。 ⑥ 経営者の問題認識と今後の方針について 当社グループが今後の業容を拡大し、よりよいサービスを継続的に提供していくためには、経営者は「第2事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の様々な課題に対処していくことが必要であると認識しております。それらの課題に対応するために、経営者は常に各種ニーズや事業環境の変化に関する情報の入手及び分析を行い、現在及び将来における事業環境を確認し、その間の課題を認識すると同時に最適な解決策を実施していく方針であります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

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出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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