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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,061.95+295ドル円158.77-1NASDAQ26,217.83+118S&P 5007,666.6+35SOX 指数11,339.25+519/2終値

トビラシステムズ

Tobila Systems Inc.4441 · Standard · 情報・通信業

迷惑電話・SMS対策のデータベースを核に、通信キャリア向けフィルタサービスと法人向けソリューションを展開する。

概要

トビラシステムズは、迷惑電話・迷惑メッセージのデータベースを中核に、通信キャリア向けフィルタリングサービスや法人向け電話ソリューションを提供する情報・通信企業である。2025年10月期の売上高は28億円、従業員114名。本社を愛知県名古屋市中区に置き、警察や自治体と連携して特殊詐欺対策に特化した事業を展開する。

迷惑情報データベースを中核とした事業モデル

当社の事業は、独自の機械学習サイクルを持つ「迷惑情報データベース」を基盤とする。警察等の公的機関、利用者からのフィードバック、インターネット収集により電話番号やSMS・URL情報を網羅的に蓄積し、AIで迷惑度を判定する。2025年10月末時点で565万件以上の企業・公共施設の電話番号と約3万件の迷惑電話番号を管理し、年間50億件以上の通信を判定する。このデータベースは、モバイル・固定電話・法人向けの全サービスに共通して利用され、競争力の源泉となっている。

三大通信キャリアとのアライアンスが生む安定収益

セキュリティ事業のモバイル向けでは、NTTドコモ・KDDI・ソフトバンクの国内三大キャリアと提携する。各キャリアのオプションパック(「あんしんセキュリティ」「迷惑メッセージ・電話ブロック」等)に当社のアプリを組み込み、契約数に応じた定額または従量課金で収益を得る。機種変更や新規契約に伴う加入需要を取り込むことで、安定した課金収入を拡大している。2025年10月期のセキュリティ事業売上は19億円で、全社の68%を占める。

固定電話・法人向けに広がるサービス領域

セキュリティ事業の固定電話向けは、外付け端末「トビラフォン」やIP電話向けフィルタリングを提供する。自治体の実証実験で端末を無償貸与するほか、KDDIやJCOMのオプションサービスとしてネットワーク側で迷惑電話を遮断する。ソリューション事業では、ビジネスフォン向け「トビラフォン Biz」とクラウドPBX「トビラフォン Cloud」を販売し、通話録音や自動音声応答、迷惑電話ブロック機能を備える。2025年10月期の同事業売上は9億円で、前年比60%増と急成長している。

業界の中での役割は迷惑情報対策サービス・ソリューションプロバイダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
28億円
営業利益
9億円
営業利益率
32.1%
純利益
6億円
2025/10 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01通信キャリア(モバイル向け)主力

ソフトバンク、NTTドコモ、KDDIなどの通信キャリアと提携し、オプションパックに含まれるアプリとして迷惑電話・SMSフィルタ機能を提供。利用者数に応じた収益モデルで安定収益を確保。

主要顧客ソフトバンク、NTTドコモ、KDDI

主な製品・サービス1
迷惑電話・メッセージフィルタアプリ
専用アプリ(あんしんセキュリティ、セキュリティOneなど)を介して、迷惑電話の着信拒否・警告表示、迷惑SMSのフィルタリングを行う。

02個人・自治体(固定電話向け)準主力

家庭用固定電話向けに外付け型端末「トビラフォン」やネットワーク側で迷惑電話を遮断するサービスを提供。自治体の実証実験などで採用される。

主な製品・サービス2
トビラフォン(外付け型端末)
家庭用固定電話に接続する端末で、着信の安全度をLED表示し、ボタン操作で着信拒否が可能。自治体の特殊詐欺対策実証実験で利用される。
迷惑電話自動ブロック
専用機器不要でネットワーク側が着信を判定・遮断するサービス。JCOMのケーブルプラス電話のオプションとして提供。

03法人(ソリューション)準主力

オフィス電話の業務効率化を目的に、通話管理ソリューション「トビラフォン Biz」とクラウドPBX「トビラフォン Cloud」を提供。迷惑電話対策に加え、通話録音・テキスト化・AI要約などで顧客対応を支援。

主な製品・サービス2
トビラフォン Biz
オフィス電話向けのビジネスフォン製品。迷惑電話・FAXの自動遮断、通話録音、IVR、音声のテキスト化機能を搭載し、業務効率化とカスタマーハラスメント対策に寄与する。
トビラフォン Cloud
クラウド型ビジネスフォン(クラウドPBX)。マルチデバイス対応、電話番号の新規発行・既存番号引き継ぎ、外部ツール連携、AI通話要約などを提供する。

製品と技術

AIと機械学習で自動更新される迷惑情報データベース

当社の技術的中核は、独自アルゴリズムで迷惑電話番号を抽出するデータベースである。警察からの情報、ユーザーの着信拒否操作、インターネット上の公開情報を統合し、統計と機械学習で迷惑度をスコア化。技術者が最終判定を加えてリストを日々更新する。このデータベースは疑わしい電話番号だけでなく、企業・公共施設の正当な番号も565万件以上登録し、発信者名を自動表示する機能も提供する。2024年11月~2025年10月の1年間で50億件超の通信判定処理を実行しており、規模と精度で高い水準を維持している。

通信キャリア向けモバイルアプリ群の仕組み

NTTドコモ向け「あんしんセキュリティ」、KDDI向け「迷惑メッセージ・電話ブロック」、ソフトバンク向け「セキュリティOne」など、各キャリアのセキュリティパックに当社のアプリが含まれる。着信時に電話番号をデータベースと照合し、危険レベルを「危険」「警告」の表示で通知。電話帳未登録の番号でも企業名等を表示する。また、迷惑SMSフィルタ機能も備え、詐欺URLを含むメッセージを自動ブロックする。2025年10月には法人向け詐欺メール・SMS訓練サービス「サギトレ」もリリースした。

固定電話向け「トビラフォン」と外付け端末の仕組み

家庭用固定電話向けに、電話機と回線の間に設置する外付け端末「トビラフォン」を提供している。LEDの色で着信の安全度を直感的に表示し、ボタン一つで拒否登録できる。ユーザーの拒否操作は管理サーバに蓄積され、データベースの精度向上に活用される。主に自治体の特殊詐欺対策実証実験で無償貸与され、端末販売やレンタル収益を得る。さらに、KDDIのホームゲートウェイやJCOMのケーブルプラス電話向けにはネットワーク側で遮断するサービスも提供し、専用機器不要で利用できる。

法人向け「トビラフォン Biz」とクラウドPBX「トビラフォン Cloud」

「トビラフォン Biz」は、ビジネスフォン向けの通話管理ソリューションである。迷惑電話ブロックに加え、通話録音・録音告知、IVR(自動音声応答)、通話音声のテキスト化機能を搭載。クラウド上で通話履歴や電話帳を一元管理し、カスタマーハラスメント対策や業務効率化に寄与する。2025年10月期には販売代理店を拡大し、NTT東西の新型ビジネスフォンへの機能組み込みも開始した。「トビラフォン Cloud」はクラウドPBXサービスで、直販と代理店販売の三層販売を展開し、法人市場でのシェア拡大を目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

迷惑電話対策で成長、高い収益性

当社は迷惑電話対策クラウドサービスを提供するIT企業で、売上高は20億円台ながら営業利益率30%超と極めて高い収益性を誇る。同業のソラコムやVRAIN Solutionなどに比べ、特定分野に特化したビジネスモデルが奏功している。法人向けサービスで高いシェアを持ち、企業のコンプライアンス意識向上を追い風に拡大中。

強み

  • 営業利益率33%超と業界トップクラスで、少ない資本で大きな利益を生む。
  • 迷惑電話対策市場で国内トップクラスのシェアを有する。
  • コンプライアンス関連需要は景気に左右されにくく、安定成長が可能。
  • 毎月の課金モデルでストック収益が積み上がり、収益の安定性が高い。

課題

  • 迷惑電話対策市場はニッチで、長期的には成長に頭打ちの可能性。
  • 大手IT企業や通信キャリアが類似サービスを投入する恐れがある。
  • 法人顧客の獲得が一巡すれば、新規開拓が難しくなる。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がトビラシステムズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13640電算165億円3.6倍
24761さくらケーシーエス162億円13.2倍
3414Aオーバーラップホールディングス162億円7.7倍
49414日本BS放送161億円14.1倍
54425Kudan160億円
64441トビラシステムズ159億円25.0倍
74175coly159億円218.4倍
89450ファイバーゲート159億円14.4倍
99799旭情報サービス159億円11.7倍
103914JIG-SAW158億円29.7倍
113800ユニリタ158億円19.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 22件

岐阜県での創業とホームセキュリティ向け技術の芽生え

2006年12月、岐阜県大垣市において「株式会社A&A tecnologia」として設立された。当初の事業内容は沿革に明記されていないが、2008年8月に本社を名古屋市中区へ移転し、2010年5月に現社名「トビラシステムズ株式会社」へ変更。この時期に迷惑電話対策を事業の軸とする方向性が固まったとみられる。

「トビラフォン」開発と警察連携の開始

2011年6月、迷惑電話フィルタ「トビラフォン」を開発・販売開始。同年中には特殊詐欺の社会問題解決を目的に、愛知県警察と実証実験の覚書を締結した。2012年1月から全国の都道府県警察と覚書を順次締結し、犯行利用電話番号の情報提供を受ける体制を構築。その後、警察庁とも2015年3月に覚書を結び、公的機関との連携を強固なものとした。

三大キャリアへのサービス提供で急成長した2015年

2013年2月にウィルコム(現ソフトバンク)と迷惑電話データベース提供契約を締結したことを皮切りに、通信キャリアとの協業を加速。2015年7月、NTTドコモの「あんしんナンバーチェック」としてスマートフォン向けフィルタを提供開始。同年11月にはソフトバンク向け「迷惑電話ブロック」も始まった。2016年2月にはKDDIのauスマートパスでも提供し、2018年3月にはKDDIの固定電話向けサービス「迷惑電話発着信ブロック」にも展開。これにより3キャリアすべてと取引を持ち、収益基盤が飛躍的に拡大した。

法人市場への本格参入と280blockerの統合

2017年6月、ビジネスフォン向け「トビラフォン Biz 光回線用」を販売開始し、法人向けソリューション事業に参入。2021年8月には、迷惑Web広告ブロックアプリ「280blocker」を手がける合同会社280blockerを吸収合併し、迷惑電話・SMSに加えWeb広告対策もカバーする体制を整えた。これによりセキュリティ事業のサービス範囲が拡大し、モバイル向けアプリの付加価値向上につながった。

「トビラフォン Cloud」投入と中期経営計画の策定

2024年12月、2028年10月期を最終年度とする「中期経営計画2028」を発表。売上高60億円、営業利益17億円、ROE22%以上を目標に掲げ、クラウドPBX「トビラフォン Cloud」の販売加速と通信キャリア向け事業の拡充、新規創出を重点施策とした。2025年10月期にはソリューション事業の売上が前年比60%増の9億円に達し、法人向け製品の需要拡大が顕著となった。

年表22件を開く

2000年代

  • 2006年12月創業岐阜県大垣市において、株式会社A&A tecnologiaを設立
  • 2008年8月本社を愛知県名古屋市中区丸の内に移転

2010年代

  • 2010年5月「トビラシステムズ株式会社」に社名を変更
  • 2011年6月迷惑電話の社会問題解決を目的とした迷惑電話フィルタ「トビラフォン」を開発、販売開始
  • 2012年1月愛知県警察と特殊詐欺電話の実証実験に関する覚書締結 以降、各都道府県警察との覚書締結を進め、特殊詐欺対策に関する情報提供を受ける体制を構築
  • 2012年3月第三者割当増資により資本金を30,000千円に増資
  • 2013年2月第三者割当増資により資本金を47,850千円に増資
  • 2013年2月株式会社ウィルコム(現ソフトバンク株式会社)と迷惑電話データベース提供契約締結
  • 2014年6月マカフィー株式会社とスマートフォンアプリ「あんしんナンバーチェック」用の電話番号データベース提供の覚書締結
  • 2015年1月商号変更資本準備金からの組入れにより資本金を50,700千円に変更
  • 2015年3月警察庁と特殊詐欺電話に関する覚書を締結し、特殊詐欺対策に関する情報提供を受ける体制を構築
  • 2015年7月スマートフォン用迷惑電話フィルタアプリを株式会社NTTドコモの「あんしんナンバーチェック」として、オプション契約「あんしんパック」に含めて提供開始
  • 2015年11月本社を愛知県名古屋市中区錦に移転
  • 2015年11月フィーチャーフォン用迷惑電話フィルタアプリをソフトバンク株式会社の「迷惑電話ブロック」として提供開始
  • 2016年2月スマートフォンアプリ「トビラフォンモバイル for au」をKDDI株式会社のauスマートパスプラットフォームを通じて提供開始
  • 2016年11月スマートフォン用迷惑電話フィルタアプリをソフトバンク株式会社の「迷惑電話ブロック」として、オプション契約「iPhone基本パック」「スマートフォン基本パック」に含めて提供開始
  • 2017年4月ホームゲートウェイ光電話向け迷惑電話フィルタを中部テレコミュニケーション株式会社の「あんしん電話着信サービス」として、オプション契約「光電話付加サービス 割引パックPlus」に含めて販売開始
  • 2017年6月ビジネスフォン向け迷惑電話フィルタ「トビラフォン Biz 光回線用」の販売を開始
  • 2017年12月ドコモケータイ(iPhone)向け迷惑電話フィルタアプリを株式会社NTTドコモの「あんしんナンバーチェック」として、オプション契約「あんしんパック」に含めて提供開始
  • 2018年3月ホームゲートウェイ光電話向け迷惑電話フィルタをKDDI株式会社の「迷惑電話 発着信ブロック」として、オプション契約「電話オプションパックEX」に含めて提供開始
  • 2018年5月三重県警察本部と特殊詐欺対策に関する覚書を締結し、迷惑メール防止対策のため犯行利用電話番号の情報提供を受ける体制を構築
  • 2018年10月静岡県警察本部と特殊詐欺対策に関する覚書を締結し、迷惑メール防止対策のため犯行利用電話番号の情報提供を受ける体制を構築

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/10期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2028年10月期まで6,000百万円
  • 営業利益2028年10月期まで1,700百万円
  • 当期純利益2028年10月期まで1,100百万円
  • ROE(自己資本利益率)2028年10月期まで22.0%以上

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    トビラフォン Cloudの販売加速

    直販を拡大するとともに、代理店を通じた大型案件獲得や他プロダクトとの連携による総合セキュリティアプリ販売を実施。三層販売で収益拡大を図る。

  2. 02

    トビラフォン Bizの販売加速

    既存代理店チャネルでの販売増加と新規チャネル開拓を強化。PBXへの機能組み込みなど新たな提供手段も活用し販売台数増加を目指す。

  3. 03

    通信キャリア向け販売の拡充

    大手通信キャリアとの関係強化や新規キャリア開拓を推進し、特殊詐欺・フィッシング詐欺などの抑止に貢献するサービスを拡販する。

  4. 04

    新規事業の創出

    強力な販売チャネルに新規プロダクトを投入し早期収益化を図る。アライアンス拡大やM&Aも活用し、新たな価値提供と収益拡大を目指す。

  5. 05

    メンバーの拡大と成長

    社内制度の充実と積極的な採用活動により、メンバーの成長と新たな人材獲得を推進し事業成長を加速する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 7期分

グループ全体で114人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は624万円で、6期前と比べて+24.4%平均年齢は34.6歳、平均勤続年数は3.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2019年10月50134.63.349
2020年10月51734.93.753
2021年10月52633.83.559
2022年10月55635.74.558
2023年10月56035.44.371
2024年10月63035.54.383964
2025年10月62434.63.7114789

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年10月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.7%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社1(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 — 愛知県 名古屋市218百万円
セキュリティ事業 ソリューション事業 全社
データセンタ 計2箇所79百万円
セキュリティ事業 ソリューション事業 全社
東京オフィス — 東京都 千代田区11百万円
全社
主な関係会社
  • 国内
    株式会社ageet
    京都府向日市
    議決権20.6%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年10月期の売上高は28億円営業利益9億円前期と比べると増収増益で、売上が+16.7%、利益が+12.5%。

売上高
+16.7%
28億円
営業利益
+12.5%
9億円
純利益
+0.0%
6億円
営業利益率
32.1%
前期比 -1.2%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は17億円、営業利益は5億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+21.4%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q5240.01
2023年2Q5240.01
2023年3Q5120.01
2023年4Q62
2024年1Q6233.32
2024年2Q6233.31
2024年4Q12433.33
2025年2Q14535.74
2025年4Q14428.62
2026年2Q17529.43

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2015年10月期からの11期で、売上は2億円から28億円へ14.0倍に増えた。直近期の営業利益率は32.1%。売上は10期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
資本準備金からの組入れにより資本金を50,700千円に変更
2015年10月200
2016年10月300
2017年10月621
2018年10月821
2019年10月1042
2020年10月1253
2021年10月1464
2022年10月1753
2023年10月2175
2024年10月248833.36
2025年10月289932.16

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年10月期

売上高28億円のうち、営業利益として残るのは9億円32.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は6億円、売上の21.4%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金32.1%9億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金35.7%10億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益32.1%9億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
67.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+23.8pt
32.1%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+14.8pt
21.4%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+11.8pt
24.8%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
11.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
37.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 9期分

2025年10月期は営業CFが18億円、投資CFが−14億円で、差し引きのフリーCFは4億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は30億円で、売上の12.9ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2017年10月2−1012
2018年10月2−1−112
2019年10月4−15310
2020年10月4−10312
2021年10月5−70−211
2022年10月6−2−2414
2023年10月12−1−21124
2024年10月13−1−41232
2025年10月18−14−5430

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2025年10月期の総資産は54億円。このうち返さなくてよい自己資本が26億円で、自己資本比率は48.2%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年10月30310.8
2016年10月30317.7
2017年10月41328.9
2018年10月53257.7
2019年10月1310376.4
2020年10月1613381.7
2021年10月2215768.6
2022年10月27171064.1
2023年10月36211558.6
2024年10月44241956.0
2025年10月54262848.2

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年10月期の内訳単体ベース
現金及び預金
37億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
24億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
0億円
在庫として抱えている分
負債合計
28億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
92
/ 100
安定性自己資本比率32 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中35位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中478位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
24.8%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
32.1%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
48.2%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
16.7%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り下位株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.4%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,491で、1年前と比べて+18.0%過去52週の値幅のなかでは74%の位置にある。

¥1,491-1.1%1ヶ月-6.9%1年+18.0%時価総額159億円
過去52週の値幅
安値¥905高値¥1,695

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)25.0倍
PBR5.32倍
配当利回り1.43%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月3日に1650円で、前日比-1.79%と反落しましたが、1ヶ月で16.2%上昇しています。52週高値1695円に接近しており、高値圏での値動きです。25日移動平均線1528円を+8%上回り、週足でも上昇基調が継続しています。出来高は7月下旬に増加傾向で、機関投資家の関心が高まっている可能性があります。高値更新への勢いがある一方、RSIが68と過熱感も出始めており、短期的な調整には注意が必要です。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 55/100)

PERは27.67倍で業界平均29.92倍とほぼ同水準、PBRは5.88倍と平均3.44倍を大きく上回る。ROEは24.8%と高く収益性は良好だが、PBRの高さが割高感を生む。配当利回りは1.29%と平均3.55%を下回る。売上高は増加傾向で、営業利益率32%超と高いが、配当の低さとPBRの高さからやや割高。

指標この会社業種平均
PER (実績)25.0倍47.9倍
PBR5.32倍2.96倍
ROE24.8%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

詐欺電話の増加で需要が拡大する一方、市場の成熟度と競争(無料の迷惑電話アプリ)が争点。強気派は、特殊詐欺被害の予防が社会的課題となり、自治体や企業の導入が増加、ストック型収益が安定成長するとみる。また、海外展開やAIを使った通話解析などの新サービスに期待がかかる。弱気派は、無料アプリの普及で有料サービスへの支払い意欲が限定的で、売上高は30億円未満と小規模。営業利益率は33%超と高いが、市場規模が限られるため成長の天井が見えると警戒。株価は過去1年で約50%上昇し、PBR5.9倍、PER27倍と割高感もある。

プラスに働く材料7
  • 需要の拡大

    特殊詐欺被害の増加で、迷惑電話対策の社会的需要が高まっている

  • 高い収益性

    営業利益率33%超とSaaSとして高水準

  • ストック型収益

    月額利用料の積み上げで安定的な売上成長が見込める

  • 売上高が3期連続増収で28億円通年影響

    売上高は21→24→28億円と拡大し、増収基調にある

  • 営業利益が9億円へ増加通年影響

    営業利益は前期比1億円増の9億円、営業利益率は32.14%

  • ROE24.8%と高い収益性継続影響

    ROE24.8%と高く、資本効率の良さが特徴

  • 売上高成長率16.7%と高成長通年影響

    売上高は前期比16.7%増と高成長を示す

マイナスに働く材料7
  • 無料競合の存在

    スマホの無料迷惑電話アプリが多く、有料の価値提案が弱い

  • 市場規模の限界

    対象顧客は個人・法人だが、市場は成熟し成長余地が小さい

  • 割高な評価

    PER27倍、PBR5.9倍と業績成長に比べて割高感がある

  • PER27.67倍と割高なバリュエーション不定影響

    PER27.67倍、PBR5.88倍と成長期待を織り込み済み

  • 純利益が2期連続6億円と頭打ち通年影響

    純利益は6億円から伸びず、増収が利益拡大に結びついていない

  • 配当利回り1.29%と低い継続影響

    配当利回り1.29%と低く、株主還元が限定的

  • 株価が1年で49.45%上昇し過熱不定影響

    1年で株価は49.45%上昇しており、短期的な調整リスクがある

次の決算で確かめる点
有料契約者数
ストック収益の拡大を示す
月額ARPU
顧客単価の推移で収益力を確認
法人契約数
法人市場でのシェア拡大を測る
オプションサービス利用率
クロスセルによる追加収益の可能性を見る

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり21.3で、前期から+6.5%いまの株価に対する利回りは1.43%。増配か配当維持が3年続いている。

年間配当
¥21.3
1株あたり
配当利回り
1.43%
いまの株価に対して
配当性向
34.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
3年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2020年10月1134.5
2021年10月1210.434.6
2022年10月11−9.434.6
2023年10月1760.434.6
2024年10月2017.634.6
2025年10月216.534.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥21.3

株主

有価証券報告書より

2025年10月期末の株主数は延べ4,949人。区分でいちばん多いのは個人・その他72.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が9.5%を占め、残る90.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年10月%2021年10月%2022年10月%2023年10月%2024年10月%2025年10月%
個人・その他80.385.583.281.482.772.2
外国法人4.01.05.34.86.515.7
金融機関11.410.27.79.76.77.2
自己株式0.80.90.72.05.1
証券会社3.42.32.72.72.92.3
事業法人0.80.81.01.41.02.3
外国人個人0.10.10.10.10.20.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01明田 篤43.31
02INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)7.38
03株式会社日本カストディ銀行(信託口)5.99
04BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)3.16
05有限会社石雄1.65
06THE BANK OF NEW YORK MELLON 140042(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.51
07木下 圭一郎1.25
08株式会社SBI証券0.83
09坂倉 翼0.80
10楽天証券株式会社共有口0.74

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で+100%、1株純資産は10期で−99%。直近期のROEは24.8%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2015年10月−58,474
2016年10月25,85618,60845.3
2017年10月1212131.4
2018年10月162975.8
2019年10月269839.173.1
2020年10月3113027.548.534.5
2021年10月3714327.230.234.6
2022年10月3116320.131.734.6
2023年10月4920226.916.734.6
2024年10月5823426.312.834.6
2025年10月6225724.815.134.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

11名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は11名。2025/10期の役員報酬は総額68百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
明田篤代表取締役 社長454,616,930
松原治雄取締役4911,345
金町憲優取締役4322,702
田名網尚取締役(監査等委員)712,440
中浜明光取締役(監査等委員)772,440
松井知行取締役(監査等委員)432,440
佐々木裕一54
菅田洋司取締役49
栁下彰彦取締役(監査等委員)57
加藤耕平取締役(監査等委員)53
山下祐里奈36

役員報酬の内訳2025/10

役員の区分人数固定報酬百万円株式報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)34815518
社外取締役313134

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/10期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容6,415字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は「私たちの生活 私たちの世界を よりよい未来につなぐトビラになる」を企業理念として掲げ、この企業理念に基づき、「誰かがやらなければならないが、誰もが実現できていない社会的課題の解決を革新的なテクノロジーで実現すること」を事業方針の軸としております。 当社は、この事業方針のもと、迷惑電話や迷惑メッセージ等の迷惑情報に関するデータベース(以下「迷惑情報データベース」)を基盤として、当該データベースを活用したサービスの開発・提供を行っております。 <迷惑情報データベース> 独自の機械学習サイクルを備えたデータベーステクノロジー(※1)を活用し、利用者が特段意識することなく、犯罪の脅威から安心安全な生活を守れるよう犯罪抑止に効果的なセキュリティ商品・サービスを提供しております。疑わしい電話番号・SMS・URLの情報を、警察等の公的機関からの連携、サービス利用者からのフィードバック、インターネットでの情報収集等で網羅的に収集・集積(※2)し、習慣性判定を行うAI技術で迷惑電話番号等を抽出(※3)することで、迷惑情報データベースを日々更新しております。当該迷惑情報データベースは、年間50億件以上(※4)の電話・メール・SMSについて判定処理を行っており、その規模及び精度は高水準となっております。また、本データベースは、通信事業者向け迷惑電話フィルタリングサービスやスマートフォン向けアプリケーション、法人向け迷惑電話対策ソリューション等、当社が提供する各種サービスに共通して利用される中核基盤として、当社の競争力を支える重要な役割を担っております。 ※1 デジタル技術の進化に伴い、様々な情報がデータベースにログ情報として蓄積できるようになりました。当社では、独自の調査とデータ収集活動により収集した様々なデータベースを統合・解析し、機械学習を活用した分析を行うことにより、リスク検知に有用な情報として加工する技術を有しており、このことを「データベーステクノロジー」と表現しております。 ※2 2025年10月末現在において、企業や店舗、公共施設等の電話番号情報を565万件以上、うち迷惑電話番号に関する情報を約3万件データベース化しております。また、これらの情報は日々更新され、高品質なデータベースの維持・向上に努めております。 ※3 当社では、警察等の公的機関による情報提供、利用者からの着信拒否・許可といったフィードバック情報や、当社による独自の調査活動を通じて、電話番号ごとに迷惑度合いの点数化を行い、データベースに蓄積しております。このデータベースに蓄積された情報から、特殊詐欺など犯罪に利用された電話番号やしつこいセールスの電話番号など、迷惑電話をかける可能性のある番号を、統計や機械学習を用いた当社独自のアルゴリズムにより自動的に迷惑電話番号候補として抽出し、当社技術者が迷惑電話番号リストへの登録要否を最終判断することをもって、迷惑電話番号リストを作成・更新しております。 ※4 2024年11月1日~2025年10月31日において、当社の迷惑情報データベースを用いて判定した電話、メール、SMSの件数 当事業年度より、当社の今後の事業展開、経営資源配分、管理体制の実態の観点から、事業区分及び事業活動を適切かつ明瞭に表すことを目的として、報告セグメントを従来の「迷惑情報フィルタ事業」の単一セグメントから、「セキュリティ事業」、「ソリューション事業」の2区分に変更しております。 事業の具体的な内容は次のとおりであります。 (1) セキュリティ事業 当社は、迷惑情報データベースを活用し、電話やショートメッセージサービス(SMS)を利用した振り込め詐欺、特殊詐欺、フィッシング詐欺などの抑止に効果的なセキュリティ事業を展開しております。 当社では、常に最新の迷惑電話の活動状況に関する調査を行うことを目的とし、当社の迷惑情報データベースの利用者が行う着信許可・拒否登録、利用者のアプリやサービスから得られるログ情報、警察等の公的機関による情報提供、及び当社の調査活動等、日々膨大なデータを収集・蓄積しております。 「トビラフォン」は、これらの収集・蓄積されたデータを元に当社独自の迷惑電話番号抽出技術を用いることで、利用者に着信した電話が迷惑電話かどうかの判別を行い、迷惑電話と判別された電話番号について、自動的に着信拒否や警告レベルに応じた「危険」「警告」の表示が適用される従来にはないセキュリティシステムです。また、公的機関や法人の電話番号など公開された電話番号もデータベース化されており、あらかじめ携帯電話の電話帳に登録されていなくても、自動的に発信者情報を表示する仕組みにより、安心して通話できる社会の実現に貢献しております。 当社は、これらの技術開発について積極的な研究開発活動と知財戦略を行ってきており、本書提出日現在において国内外にて14件の特許を取得しております。 さらに、モバイル向けの迷惑情報フィルタ機能の向上及びユーザーへの提供価値を高めるため、2021年8月には広告コンテンツをブロックするアプリ「280blocker」を提供していた合同会社280blockerの全持分を取得し、同社を吸収合併いたしました。これにより、当社のセキュリティ事業は、迷惑電話・SMS対策に加え、Web閲覧時の迷惑Web広告対策まで全方位でカバーできるようになっております。 セキュリティ事業は、「モバイル向け」、「固定電話向け」、「その他」の3つのサービスから構成されており、サービス別の内容は次のとおりであります。 ① モバイル向け ソフトバンク株式会社、株式会社NTTドコモ、KDDI株式会社といった国内の主な通信キャリアと提携し、各通信キャリアが提供するオプションパックに含まれる複数のサービスの1つとして、当社の迷惑情報データベースを活用したアプリを各通信キャリアのアプリという形で、エンドユーザーに提供しております。 オプションパックは、「あんしんパックモバイル」や「セキュリティパックプレミアム」等の名称で販売されており、他社が提供するセキュリティ対策サービスとセットで提供されております。携帯電話の利用者の多くは、携帯電話の契約を行う際に、通信キャリアの店頭でオプションパックの商品内容について対面での説明を受けることが多く、当該説明を踏まえてオプションパック加入の是非を検討しております。 各通信キャリアのオプションパックに加入した契約者は当社の迷惑情報データベースを活用したアプリをダウンロードすることで迷惑電話フィルタ機能を利用することができるようになるほか、モバイル端末の電話帳等に登録をしていない電話番号であっても、当社の電話番号データベースに蓄積された情報を基に公共施設や企業等の名称を自動的に表示する機能を利用することが可能となります。 また、当社独自のアルゴリズムにより収集・分析した迷惑メールデータベースを活用し、詐欺につながるテキスト情報を含むメールやSMSをフィルタする「迷惑メールフィルタ機能」の提供も行っております。迷惑メールデータベースは、利用者に届くメールやSMS情報を収集・分析し、迷惑URLとして出現頻度の高いURLや、迷惑メールとしての特徴を持つ本文情報から、独自のアルゴリズムにより危険な疑いのあるURL情報等をパタン抽出し、それらの情報について社内調査を行ったうえで構築されております。 当社は、通信キャリアと定額又は従量課金による契約を締結しており、通信キャリアが提供するオプションパックの契約数又は利用者数に応じた収益モデルにより、継続的かつ安定的な収益基盤を確立しております。 当社は、これら3社グループと提携することで各社の顧客基盤にアプローチすることができておりますが、機種変更等による買い替えや契約内容の見直し等に伴うオプションパックへの加入需要を取り込むこと等で、モバイル向けフィルタサービスの利用者数・契約者数が増加していくことを期待しております。 当社は通信キャリアに加え、株式会社ジェーシービーをはじめとする金融機関等にも迷惑情報データベースを提供しております。また、2025年10月29日には、法人向け詐欺メール・SMS訓練サービス「サギトレ」の提供を開始いたしました。 主要なアプリ・サービス一覧 事業者   対象機器   オプションパック   アプリ・サービス   アイコン KDDI㈱   Android・iPhone   PontaパスUQ mobile 安心セキュリティセット   迷惑メッセージ・電話ブロック ㈱NTTドコモ   Android・iPhone   あんしんセキュリティスタンダードプラン/トータルプランあんしんパックモバイル   あんしんセキュリティ ソフトバンク㈱   Android・iPhone   セキュリティパックプレミアム   セキュリティOne かんたんスマホ シリーズ(Y!mobile)   なし(機能標準搭載)   迷惑電話対策 JCOM㈱   Android・iPhone   迷惑電話・メッセージブロック   MY J:COM デジタルアーツ㈱   Android・iPhone   -   i-フィルター 10 ② 固定電話向け 当社は、家庭用の固定電話向けにも迷惑電話防止サービスを提供しております。 従来の電話回線向けの製品として、電話機外付け型端末「トビラフォン」を展開しており、自治体等が実施する実証実験事業における外付け型端末の販売及びレンタルを主たる商流としております。当該実証実験は、特殊詐欺被害防止施策の一環として、自治体等が地域住民に対して「トビラフォン」を無償で貸与し、その効果を検証するものであります。当社は、「トビラフォン」の提供に加え、パンフレットやレポートの作成、アンケートの実施等を通じて、当該実証実験の運営を支援しております。 「トビラフォン」の電話機外付け型端末は、本体正面のLED発光色によって着信電話の安全度を表示する機能を搭載しており、利用者は電話に出る前に着信電話の安全度を直感的に確認することが可能です。また、ボタン操作1つで着信拒否を行うことができ、利用者による拒否操作の情報は当社の管理サーバに蓄積され、迷惑電話判定における調査対象データとして活用されております。なお、その他の商流として、当社からエンドユーザーへの直接販売等も行っております。 このほか、当社は通信回線事業者のオプションパックとして、IP電話向けの迷惑情報フィルタリングサービスを提供しております。当該サービスについては、通信回線事業者のオプションサービス契約数に応じた従量課金による契約を締結しております。 IP電話を利用するためには通信回線事業者が提供するホームゲートウェイ(※5)を介して、インターネットと固定電話を接続する必要がありますが、当該サービスでは、通信回線事業者が提供するホームゲートウェイに本サービスに係るアプリケーションが内蔵されております。利用者がオプションパックの利用申し込みを行うことで、迷惑情報フィルタリングサービスの利用が可能となります。利用者の固定電話に着信があった際には、着信電話番号について当社の迷惑情報データベースへの自動照会を行い、迷惑電話に該当すると判定された場合には、呼び出し音を鳴らさない仕組みとなっております。 ※5 ホームゲートウェイとは、光回線によるインターネットサービスにおいて、複数の機器を相互に接続する光電話対応ルータを指します。 さらに、当社は、外付けの専用機器を必要とすることなく固定電話への迷惑電話を自動的に遮断するサービス「迷惑電話自動ブロック」を提供しております。本サービスは、JCOM株式会社が全国のケーブルテレビ事業者と提携して提供する固定電話サービス「ケーブルプラス電話」のオプションサービスとして提供しております。本サービスは、ネットワーク側で迷惑電話を判定・遮断する仕組みを採用しており、利用者が専用機器を設置することなく迷惑電話対策を行うことが可能となっております。 主要なサービス一覧 通信回線事業者   対象機器   オプションパック   サービス KDDI㈱   ホームゲートウェイ   電話オプションパックEX(※6)   迷惑電話発着信ブロック 中部テレコミュニケーション㈱   光電話付加サービス割引パックPlusセキュリティパック   あんしん電話着信サービス ㈱オプテージ   あんしん電話パック   あんしん発着信サービス JCOM㈱   ネットワーク   -(有料オプション)   迷惑電話自動ブロック(J:COM PHONE) -(無料オプション)   迷惑電話自動ブロック(CATV) ※6 近年、特殊詐欺被害が深刻化している情勢を踏まえ、総務省は2025年4月、電気通信事業者に対し、固定電話・携帯電話・SMS・メールを悪用した特殊詐欺等への対応強化を要請しました。こうした社会的背景を受け、KDDI株式会社は、同社が提供する「auひかり電話」向けの迷惑電話対策サービス「迷惑電話 発着信ブロック」について、2025年8月1日から2026年3月31日までの間に一定の条件を満たして申し込んだ利用者を対象として、同サービスを6か月間無料で提供することを発表しております。 ③ その他 システムの受託開発等を行っております。なお、積極的に展開はしない方針です。 (2) ソリューション事業 当社は、オフィス電話の業務効率化を図る製品を開発、設計、製造、販売しております。主には、通話管理ソリューションサービスの「トビラフォン Biz」と、クラウドPBXサービスの「トビラフォン Cloud」の2つの製品を提供しております。 「トビラフォン Biz」は、オフィス電話に求められる便利な機能を1台に集約したビジネスフォン向け製品であります。当社独自の迷惑情報データベースを活用し、営業電話や迷惑FAXを自動的に遮断する機能を提供するほか、通話録音及び録音告知機能、IVR(自動音声応答システム)、通話音声のテキスト化機能等を備えております。また、通話録音や通話履歴、電話帳などはクラウド上で一元管理が可能であります。これらにより、近年社会問題となっているカスタマーハラスメントへの対応や、電話業務の効率化に寄与しております。 「トビラフォン Cloud」は機器設置や工事を必要としないクラウド型ビジネスフォン(クラウドPBX)であります。スマートフォンアプリやPC、IP電話機等のマルチデバイスに対応しており、多様な勤務形態に応じた電話環境の構築が可能であります。 また、「050」で始まるIP電話番号のほか、市外局番やフリーダイヤルなど、用途に合わせた電話番号の新規発行又は既存番号の引き継ぎが可能であり、外線・内線・転送等の通話機能だけでなく、録音・IVR(自動音声応答)・通話の文字起こしなど、電話業務を便利にする機能を標準搭載しております。さらに、SalesforceやHubSpot、kintoneなど様々な外部ツールと連携により、架電内容の記録や連絡先の管理の効率化が可能であるほか、AIによる通話内容の要約機能や通話履歴に対するラベルの自動付与機能を提供しており、通話内容の把握及び管理を支援しております。 <事業系統図> (1)セキュリティ事業 (2)ソリューション事業
経営方針・対処すべき課題3,415字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 会社の経営の基本方針 当社は「私たちの生活 私たちの世界を よりよい未来につなぐトビラになる」を企業理念として掲げております。この企業理念に基づき、「誰かがやらなければならないが、誰もが実現できていない社会的課題の解決を革新的なテクノロジーで実現すること」を事業展開方針の軸として、ITテクノロジーを活用した様々な事業の創出や展開に取り組むことで、企業としての持続的な成長を図ってまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社は、より高い成長性の実現に向けて、2025年10月期から2028年10月期までの4年間を計画期間とする「中期経営計画2028」を策定・公表しております。その中で、収益基盤の拡大を図りながらも、一定程度の資本収益性の確保を両立させるべく、下記のとおり経営目標を定めております。 指標   2028年10月期 目標 売上高   6,000百万円 営業利益   1,700百万円 当期純利益   1,100百万円 ROE(自己資本利益率)   22.0%以上 (3) 中長期的な会社の経営戦略 当社は、「中期経営計画2028」の中で当社の強みを生かして以下の5つの重点施策を推進してまいります。 (重点施策) ① 「トビラフォン Cloud」の販売加速 当社が行っている直販は、プロダクト開発から販売、カスタマーサクセスまで一気通貫で対応しております。そのため、顧客ニーズを直接把握し、すぐにプロダクトのアップデートへとつなげることが可能であり、今後も直販を拡大させていく予定です。これに加えて、当社とすでに関係のある代理店を通じて、既存のオンプレ型のPBX(構内交換機)からクラウドPBXへと移行するような大型案件の獲得を目指します。さらに、当社の他のプロダクトとの連携による総合セキュリティアプリとしての販売も検討してまいります。直販、代理店販売、総合セキュリティアプリ販売の三層販売を通じて、収益の拡大を図ります。 ② 「トビラフォン Biz」の販売加速 トビラフォン Bizは代理店を経由した販売を行っており、既存チャネルでの販売数増加と新規チャネルの開拓の2つの方向性を強化し販売台数の増加を目指します。加えて、トビラフォン Bizの迷惑電話ブロック機能をPBXへ組み込みして販売するなど新たな提供手段を通じ、収益の拡大を図ります。 ③ 通信キャリア向け販売の拡充 特殊詐欺やフィッシング詐欺、グレーゾーン犯罪を抑止することは、当社が目指していることです。この実現のためには、大手通信キャリアとの更なる関係性強化や新規キャリアの開拓が重要であり、引き続き注力いたします。 ④ 新規事業の創出 新規事業の創出のため、様々な施策を実行してまいります。特に「既存市場への新規プロダクト投入」については、トビラフォン Bizの代理店を中心とした強力な販売チャネルがあるため、このチャネルに新規プロダクトを投入することで早期に収益化ができると考えております。また、アライアンスの拡大やM&Aの実施により、新たな価値を提供し、収益の拡大を目指します。 ⑤ メンバーの拡大、成長 上記に挙げた重点施策を行い、事業の成長スピードを加速するためには、メンバーそれぞれが成長すること、そして新たな人材の採用を積極的に展開していくことが重要です。そのために、社内制度の充実や、積極的な採用活動を行ってまいります。 (4) 会社の対処すべき課題 当社は以下の点を対処すべき課題と認識しており、解決に向けて重点的に取り組んでまいります。 ① アライアンスパートナーの拡大及び協力関係の強化 当社はこれまで、通信キャリアやIP電話に関する通信事業者、あるいは事務機器等商社の代理店との間で、当社の迷惑情報データベースを活用したサービスを提供するアライアンスパートナーの開拓に注力してまいりました。当社が中長期的な成長を持続し、当社事業の更なる発展・拡大をしていくためには、通信キャリアや通信回線事業者等に対する提案活動を通じ、アライアンスパートナーの拡大及び既存のアライアンスパートナーへの販売活動支援等による協力関係の強化を図ることが重要と考えております。 モバイル向けや固定電話向けサービスにおいては、通信キャリアとのアライアンスの拡大とともに収益を拡大してまいりました。また、法人向けに「トビラフォン」の機能を強化した「トビラフォン Biz」はNTT東日本、NTT西日本のセレクトアイテムに登録され、アライアンスパートナーを通じた受注件数が拡大しております。 今後も、アライアンスパートナーの拡大及び協力関係の強化に注力していくことで、より一層の事業拡大を図ってまいります。 ② 当社及び当社サービスの認知度向上 当社は、今後の更なる事業の展開、拡大のためには、当社及び当社サービスに対する知名度や信頼を一層向上させることが重要であると認識しております。各種テレビ番組への出演、新聞、雑誌において当社及び当社サービスを掲載していくことや、デジタルマーケティング等の広告宣伝活動及びオウンドメディア等を活用したブランディングの強化に努めてまいります。 ③ 新規・周辺ビジネスの立上げ 新規事業の創出として特に「既存市場への新規プロダクト投入」に注力してまいります。新規プロダクトについては、当社の強みである迷惑電話ブロック・迷惑SMSブロック・迷惑広告ブロックサービスを行うことで培ったデータベースのノウハウを活用し、新たな事業領域への拡張を目指します。さらに、直接得た顧客からのフィードバックや代理店から得られたユーザーの要望を活用し、新しいプロダクト開発も積極的に検討してまいります。 ④ 技術開発力の強化 当社の競争力の源泉は、迷惑データベースを基盤としたプロダクト開発における技術開発力を基礎としております。サービスの差別化を向上するため、迷惑情報データベースをより充実化させることに加えて、顧客ニーズに基づいた新機能、新サービスの追加や高度なユーザビリティを追求した開発を推進いたします。 また、当社は通信に関わるサービス提供を行っているため、システムの高い安定性及び稼働率が求められています。サービス提供に耐えうる設備投資を含め、持続可能なシステム開発に注力いたします。 ⑤ 優秀な人材の確保と組織体制の強化 優秀な人材の確保と適切な配置、育成システムの構築は、当社の成長にとって最も重要な経営課題と認識しております。そのため、当社は継続的に採用活動を行い、中でも優秀なITエンジニアや営業メンバーの採用に注力しております。また、適正な人事評価を行うための評価・報酬制度を構築し、当社の企業理念、組織風土にあった優秀な人材の確保に努めてまいります。 組織体制の強化としては、失敗を恐れず挑戦する場の実現に向け、環境づくり、個人スキルの向上、チーム力の向上の3つの方針を定め取り組んでまいります。環境づくりとしては、フレックスタイム制を導入し、それぞれの業務に責任を持ち、個人のペースで仕事を進めることができる環境としていることや、譲渡制限付株式報酬制度により、会社の成果が自身の成果へとつながる仕組みとしております。個人スキルの向上については、資格取得の報奨金制度や各種カンファレンスやセミナーの参加費用を会社負担とすることで、積極的なスキルアップを奨励しております。チーム力の向上については、1on1や毎月の全社ミーティングを行い、会社の向かう方向と自身のキャリアの整合を図ることやチームに対する貢献の振り返りなどを行っております。今後も様々な人的投資を行ってまいります。 ⑥ 企業買収(M&A) 当社は、新規事業の創出を検討するにあたり、新たなアライアンスの締結やM&Aを行うことを常に検討しております。検討にあたっては、当社事業とのシナジー、事業戦略との整合性、買収後の収益性、買収プロセスの透明性、買収後の統合効果を最大化するプロセス(PMI)等に留意しております。新たなアライアンスの締結やM&Aを推進し、一層の事業拡大を図ってまいります。
事業等のリスク3,798字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載の将来に関する事項は提出日時点での判断に基づくものであり、全てのリスクを網羅するものではありません。 (1) 当社のリスクマネジメント体制 当社は取締役会の下に「リスク・コンプライアンス委員会」を設置し、リスク・コンプライアンス規程に基づき、リスク管理体制の構築と運用を行っています。同委員会は取締役及び監査等委員である取締役で構成され、経営上重要なリスクの抽出・評価・見直し、対応策の策定、管理状況の確認を定期的に実施しております。 また、委員会の下に設置された「リスク・コンプライアンス共有会」では、各部門長及び執行役員がリスクオーナーとして事業リスク及びオペレーションリスクを職務ごとに管理しております。 <リスクマネジメント体制図> (2) リスクマネジメント活動におけるリスク評価プロセス リスクマネジメント活動では以下のプロセスを通じて、事業活動に影響を与えるリスクを評価・管理しております。 1.影響を与える可能性のあるリスクの洗い出し(リスクの一覧化) 2.各リスクのリスクオーナーの決定 3.リスクの影響度(金額基準)、発生可能性、コントロール度合での評価 4.リスク間の相対関係を考慮した優先順位の決定 一覧化したリスクは次のとおりであります。 リスク分類   リスク項目 外部環境リスク   事業環境に関するリスク 地政学リスク 災害リスク 事業リスク   事業内容に関するリスク 製品開発に関するリスク 知的財産に関するリスク サービスリスク(品質・顧客対応・風評) 契約リスク 情報セキュリティリスク   情報システムに関するリスク 情報漏えい・セキュリティに関するリスク 経営マネジメントリスク   経営戦略に関するリスク ガバナンスリスク サステナビリティ(ESG)リスク コンプライアンスリスク   レピュテーションリスク 不正・犯罪リスク 法令違反リスク 人事労務リスク   労働安全衛生リスク 雇用・人事リスク 人材流出リスク オペレーションリスク   財務・経理リスク 社内事務リスク (3) 選定した重要リスクと対策 当社では、一覧化したリスクを影響度(利益基準)、発生可能性、コントロール度合で評価し、リスク間の相対関係を考慮して「重要リスク」を選定しました。選定したリスクに対する対策を実施し、リスクの軽減に努めています。 ① 事業環境に関するリスク a.技術革新・新技術による陳腐化 <リスク認識> 当社のセキュリティ事業においては、AIを活用した迷惑電話・迷惑SMSの配信が確認されており、こうした新技術を用いた詐欺被害への対策が遅れた場合、当社の提供するサービスが急速に陳腐化する可能性があります。また、当社のサービスは、OS等動作環境から提供される機能を利用して実現されている機能もあり、今後の動作環境の仕様変更により、期待した動作が実現できなくなる可能性があります。当社がこうした今後の技術革新に適応できない場合、当社の事業や業績に影響を及ぼす可能性があります。 <対策> 当社は、優秀なエンジニアの採用を積極的に行うとともに、AI等最新技術動向をキャッチアップする組織の設置や、専任のリサーチャーによる最新の詐欺被害手口の傾向分析を絶えず行っており、今後起こりうる事業環境内での変化に対する対策を検討しております。また、1つの分野だけではなく、複数の分野に進出することで、特定のテクノロジー変化の影響を縮小化することを試みております。 b.他社・他業界からの参入 <リスク認識> 迷惑電話をフィルタするセキュリティ市場において、当社は現在、高い市場シェアを有しております。しかし、市場の拡大に伴い、他業界や海外企業を含む新規参入者が増加し、価格競争や技術革新による競争激化が発生するリスクがあります。また、当社のビジネスモデルに類似したサービスが短期間で市場に投入され、当社の優位性が薄れる可能性や、利用者データの収集精度や規模において競合が追随する可能性も考えられます。これらは当社の業績や市場ポジションに影響を与える要因となり得ます。 <対策> 現在の約1,500万人の利用者基盤という優位性を維持しつつ、新規ユーザーの獲得を目的としたマーケティング施策を展開するとともに、大手通信キャリアの契約プランに当社サービスを組み込んだ販売モデルを強化していきます。また、通信キャリアや警察組織といった関係機関との連携を通じて情報収集も継続し、データベースの精度をさらに向上させ、参入障壁を構築することで、当社の競争優位性を維持・拡大します。 ② 災害リスク a.自然災害(台風・地震)・火災発生 <リスク認識> 当社の本社機能及び製品倉庫などの主要な施設は愛知県名古屋市に所在しており、南海トラフ地震や東海地方を襲う台風などの自然災害、又は火災により設備の破損や電力供給の制限といった事態が発生した場合、当社の本社機能や事業活動、サービス提供に支障をきたし、業績に影響を及ぼす可能性があります。 <対策> 当社は、災害リスクに備えるため、ネットワークの冗長化や遠隔地データセンターでのデータバックアップなど、物理的な対策を講じています。また、フルフレックス制度やリモートワークを組み合わせた柔軟な働き方を導入し、緊急事態発生時にも事業活動が継続できる体制を整備しております。さらに、事業継続計画(BCP)を策定し、緊急対応の手順を明確化しておりますが、これらの対策を上回る規模の事態が発生した場合、業績に影響を与える可能性があります。 ③ 事業内容に関するリスク a.特定取引先への依存 <リスク認識> 当社の事業における主要取引先は国内大手通信キャリアであり、これら特定の取引先への売上依存度は約6割に達しております。これにより、契約更新がなされない場合や取引条件の変更が生じた場合、当社の事業及び業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。また、これらの取引先に対して提案する新サービスの契約締結が遅延又は不成立となった場合にも、同様のリスクが発生します。 <対策> 当社は、独自調査に基づく「特殊詐欺・フィッシング詐欺に関するレポート」の定期提供などを通じて国内大手通信キャリアとの良好な関係を維持しております。さらに、三大通信キャリア全てとの連携により、迷惑電話・SMSブロック傾向の早期検知と共有を実現し、差別化を図っています。加えて、国内大手通信キャリアに売上を依存しないソリューション事業の事業拡大にも注力し、取引先依存リスクの軽減を図ります。 b.関係機関との連携 <リスク認識> 当社の迷惑情報データベースは、通信キャリア、警察組織、関係省庁等との連携を通じて顧客からの信用性と信頼性を高めています。しかし、何らかの理由でこの連携が途絶えた場合、当社のデータベースの信頼性や対外的な信用度が低下し、事業及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 <対策> 当社は、通信キャリア、警察組織及び関係省庁等との情報交換会を開始するなど、関係機関との関係の維持及び強化に取り組んでいます。現時点では連携に支障をきたす事象は確認されておらず、今後も継続的な連携と情報提供を維持する見込みです。また、当社の迷惑情報データベースは、独自調査と情報収集による膨大なデータの蓄積を基盤としており、特定の機関との連携に依存しない運用体制を構築しております。 ④ 情報漏えい・セキュリティに関するリスク a.個人情報漏えい <リスク認識> 当社は、サービス提供に伴い取得した顧客の個人情報や購買履歴などを保有しており、「個人情報の保護に関する法律」の規制を受けています。これらの情報が何らかの理由で外部に流出した場合、当社の信用力が低下し、事業及び業績に重大な影響を与える可能性があります。 <対策> 当社は、個人情報の管理を重要な経営課題と位置づけ、「プライバシーマーク」を取得・更新するとともに、個人情報管理に関する規程を制定し、業務フローや権限体制を明確化しております。また、個人情報の取り扱いに関しては、従業員教育の徹底やセキュリティ体制の強化を図り、慎重な運用を行うことで、顧客に安心してサービスをご利用いただける環境を提供しております。 b.機密情報(データベース)漏えい <リスク認識> 当社が保有する機密情報のデータベースには、警察組織などの公的機関から提供される情報や、電話番号に関する多様な情報、迷惑電話番号の着信・発信ログなどが蓄積されています。不測の事態(サイバー攻撃や人的ミス)による情報漏えいが発生した場合、警察組織や取引先との信頼関係が損なわれ、当社の事業及び業績に悪影響を及ぼす可能性があります。 <対策> 当社では、情報漏えい防止を目的として、ハードウエア、ソフトウエア、人的管理体制の観点からセキュリティ対策を講じています。具体的には、データベースへのアクセスを行う際には、携帯電話持ち込み禁止の専用ルームより、インターネット非接続環境を経由してアクセスを行う等の対策を行っております。加えて、優先順位に応じて必要なセキュリティ投資を計画的に実施しております。
経営成績の分析 (MD&A)5,472字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものです。 (1) 経営成績の状況 当社は「私たちの生活 私たちの世界を よりよい未来につなぐトビラになる」を企業理念として掲げ、この企業理念に基づき、「誰かがやらなければならないが、誰もが実現できていない社会的課題の解決を革新的なテクノロジーで実現すること」を事業方針の軸としております。2025年における全国の特殊詐欺被害額は9月末時点で965億円となり、過去最悪だった2024年を上回る勢いで増加しております。特に、警察官などを名乗って資産保護や口座調査を口実に金銭を詐取する「ニセ警察詐欺」が依然として顕著であり、携帯電話のビデオ通話機能やメッセージアプリを悪用するなど、その手口は多様化・巧妙化しております。こうした状況を受け、総務省は2025年4月、電気通信事業者に対し、固定電話・携帯電話・SMS・電子メールを悪用した特殊詐欺等への対応強化を要請しており、社会全体として情報通信インフラを通じた詐欺対策の強化が求められています。当社は、この社会的要請を踏まえ、通信インフラにおける迷惑情報対策分野において、電話・SMS・広告など複数チャネルに対応した迷惑情報フィルタリング技術の高度化を推進するとともに、通信事業者や行政機関との連携を強化してまいりました。 コアビジネスであるセキュリティ事業は、電話を利用した振り込め詐欺や特殊詐欺、フィッシング詐欺などの抑止を目的としており、通信キャリアや金融機関を通じたサービス提供により安定的な収益基盤を確立しております。2024年12月には「中期経営計画2028」を発表し、2028年10月期に売上高60億円、営業利益17億円の達成を目標として、「①トビラフォン Cloudの販売加速」、「②トビラフォン Bizの販売加速」、「③通信キャリア向けの販売の拡充」、「④新規事業の創出」、「⑤メンバーの拡大、成長」の5つを重点施策として掲げております。 当事業年度においては、中期経営計画に基づき、迷惑情報データベースの提供先拡大、トビラフォン Cloud及びトビラフォン Bizの販売体制強化、並びに280blockerのオプションプランの開発・販売に注力いたしました。また、新規事業として、当社が蓄積してきた詐欺対策の知見を活用した、法人向け詐欺メール・SMS訓練サービス「サギトレ」をリリースいたしました。 これらの取り組みの結果、当事業年度における売上高は2,805,366千円(前期比16.6%増)、営業利益は898,744千円(前期比8.1%増)、経常利益は907,160千円(前期比9.4%増)、当期純利益は625,676千円(前期比4.0%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。 なお、当事業年度より、報告セグメントを「迷惑情報フィルタ事業」の単一セグメントから、「セキュリティ事業」、「ソリューション事業」の2区分に変更しており、前事業年度との比較・分析は、変更後の区分に基づいております。 (セキュリティ事業) セキュリティ事業では、モバイル向け、固定電話向け及びその他のサービスを展開しております。モバイル向けサービスにおいては、通信キャリア向けの提供が安定的に推移するとともに、迷惑情報データベースの提供先が拡大いたしました。固定電話向けサービスでは、ケーブルプラス電話向けサービスの契約数が堅調に増加し、事業全体の収益基盤の強化に寄与いたしました。その結果、当事業年度におけるセキュリティ事業の売上高は1,905,409千円(前年同期比3.3%増)となり、セグメント利益は1,337,863千円(前年同期比0.1%減)となりました。 (ソリューション事業) ソリューション事業では、オフィス電話の業務効率化を目的とした「トビラフォン Cloud」及び「トビラフォン Biz」の拡販を推進いたしました。トビラフォン Cloudにおいては、更なる提供拡大を目的に、株式会社クロップス、株式会社エスケーアイ及び株式会社No.1と販売代理店契約を締結し、販売チャネルの拡充を図りました。 また、トビラフォン Bizについては、カスタマーハラスメント対策商材としての需要の高まりを背景に、NTT東西の新型ビジネスフォンの主装置機能の1つとして迷惑電話ブロック機能の提供を開始することや、販売代理店との協業を強化した結果、販売が順調に伸長いたしました。これらの施策により、ソリューション事業の売上は引き続き増加基調を維持しております。その結果、当事業年度におけるソリューション事業の売上高は899,956千円(前年同期比60.1%増)となり、セグメント利益は151,449千円(前年同期比103.8%増)となりました。 なお、全社営業利益は、各セグメント利益の合計から、報告セグメントに配賦していない全社費用590,568千円(前年同期比1.4%増)を差し引いた数値となっております。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない販売費及び一般管理費であります。 (2) 財政状態の状況 (資産) 当事業年度末における総資産は5,381,299千円となり、前事業年度末に比べ1,025,664千円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が520,855千円増加したこと、電子記録債権が16,830千円増加したこと、売掛金が48,823千円増加したこと、有価証券が202,462千円増加したこと、商品及び製品が35,528千円減少したこと、前払費用が18,125千円増加したこと、のれんが65,904千円減少したこと、ソフトウエアが21,576千円減少したこと、投資有価証券が306,608千円増加したこと及び繰延税金資産が22,530千円増加したこと等によるものであります。 (負債) 当事業年度末における負債合計は2,786,045千円となり、前事業年度末に比べ871,740千円増加いたしました。これは主に、未払金が37,225千円増加したこと、契約負債が848,074千円増加したこと、未払法人税等が25,599千円増加したこと及び長期借入金が50,040千円減少したこと等によるものであります。 (純資産) 当事業年度末における純資産は2,595,254千円となり、前事業年度末に比べ153,924千円増加いたしました。これは主に、当期純利益の計上625,676千円、配当金の支払いによる利益剰余金の減少208,363千円及び自己株式の取得等による減少261,227千円等によるものであります。 なお、自己資本比率は48.2%(前事業年度末は56.0%)となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況 当事業年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前事業年度末に比べて180,778千円減少し、3,034,879千円となりました。各キャッシュ・フローの主な状況は以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果増加した資金は1,752,043千円(前年同期は1,305,889千円の増加)となりました。これは主に、法人税等の支払額が244,512千円、売上債権及び契約資産の増加が70,046千円あったものの、税引前当期純利益を871,309千円、減価償却費を115,928千円、のれん償却額を65,904千円、減損損失を41,082千円計上したこと、棚卸資産の減少が35,971千円、長期前払費用の減少が25,577千円、未払金の増加が40,347千円あったこと及び契約負債の増加が848,074千円あったこと等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果減少した資金は1,383,522千円(前年同期は78,339千円の減少)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出49,317千円、無形固定資産の取得による支出85,002千円、定期預金の預入による支出1,201,634千円及び敷金及び保証金の差入による支出39,698千円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果減少した資金は549,300千円(前年同期は416,498千円の減少)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出50,040千円、自己株式の取得による支出292,608千円及び配当金の支払208,183千円によるものであります。 (4) 生産、受注及び販売の実績 ① 生産実績 当社で行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載に馴染まないため、記載を省略しております。 ② 受注実績 当社で行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載に馴染まないため、記載を省略しております。 ③ 販売実績 当事業年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   金額(千円)   前期比(%) セキュリティ事業   1,905,409   103.3 ソリューション事業   899,956   160.1 合計   2,805,366   116.6 なお、主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前事業年度(自 2023年11月1日  至 2024年10月31日)   当事業年度(自 2024年11月1日  至 2025年10月31日) 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) KDDI株式会社   594,997   24.7   590,869   21.1 ソフトバンク株式会社   540,914   22.5   573,840   20.5 インバースネット株式会社   355,926   14.8   534,732   19.1 株式会社NTTドコモ   493,583   20.5   498,000   17.8 (5) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ① 重要な会計方針及び見積り 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたりまして、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。経営者はこれらの見積りについて、過去の実績や現状等を勘案し合理的に見積り、計上しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。 財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 資本の財源及び資金の流動性についての分析 当社の運転資金需要のうち主なものは、人件費、通信費等の費用であります。投資を目的とした資金需要はサーバ等インフラ設備、機器や事務所移転に伴う敷金の差入等によるものであります。 運転資金は自己資金を基本としており、投資資金は自己資金及び金融機関からの長期借入を基本としております。なお、当事業年度末における借入金残高は145,670千円となっております。また、当事業年度末の現金及び現金同等物は3,034,879千円であり、流動性を確保しております。 ③ 経営者の問題認識と今後の方針について 「第2 事業の状況 1(経営方針、経営環境及び対処すべき課題等)」をご参照ください。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3(事業等のリスク)」をご参照ください。 ⑤ 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当事業年度の経営成績については、「(1) 経営成績の状況」に記載のとおりであり、売上高は2,805,366千円(前期比16.6%増)、営業利益は898,744千円(前期比8.1%増)、経常利益は907,160千円(前期比9.4%増)、当期純利益は625,676千円(前期比4.0%増)となりました。 当社が対処すべきと認識している課題は、「第2 事業の状況 1(経営方針、経営環境及び対処すべき課題等)」に記載のとおりであります。その中でも、当社のセキュリティ事業は、通信キャリアのオプション契約に組み込まれるサービス運営を中心とするビジネスモデルに依存している状況にあることから、新規・周辺ビジネスの立上げが課題であると認識しております。 そのため、中長期的な経営戦略においては、複数のビジネスモデルを持ち、より頑強な組織へと成長していくことが今後の発展において重要であると考えております。迷惑情報データベースを基盤とした事業領域の拡張のみならず、新しいビジネスモデルの展開も積極的に検討してまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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