概要
トランザクション・メディア・ネットワークスは、三菱商事とトヨタファイナンシャルサービスの共同出資で2008年に設立されたキャッシュレス決済ゲートウェイ企業である。クラウド型電子マネー決済を国内初商用化し、43の決済サービスを1台の端末で処理する。2026年3月末時点で接続端末は121万台、年間決済処理金額は5.5兆円に達する。東京証券取引所グロース市場に2023年4月上場、本社は東京都中央区日本橋。
クラウド型決済プラットフォームのパイオニア
当社は、決済処理をサーバー側で行うシンクライアント型のクラウド電子決済を国内で初めて商用化した。従来は決済ブランドごとに端末が必要だったが、1台の端末で電子マネー、クレジット、QR・バーコード、ハウスプリペイド、共通ポイントなど43の決済サービスをワンストップで処理できる。2026年3月期の接続端末台数は121万台、年間決済処理金額は5.5兆円、28億件に達し、社会インフラとしての規模に成長した。PCI DSSおよびPCI P2PEの認定を取得し、高いセキュリティ基準を満たしている。
収益を支える5つの収入源
当社の収益は5つの要素で構成される。決済端末販売売上(フロー)、システムカスタマイズ開発売上(フロー)、月額固定のセンター利用料(ストック)、決済ブランドごとの登録設定料(ストック)、QR・バーコード精算手数料(ストック)である。フロー収入は新規端末導入時に発生し、その後ストック収入が継続して得られる構造で、端末台数の累積に伴い安定収益が拡大する。2026年3月期の売上高は133億円で、うちセンター利用料とQR精算料が約66%を占める。
グループ企業による事業領域の拡大
当社グループは、子会社2社と関連会社1社で構成される。ウェブスペース株式会社はPOSシステムとMMK料金収納サービスを提供し、約2,000店舗にPOS、約10,000店舗にMMKを導入している。株式会社フォー・ジェイはシステムエンジニアリングサービスとソフト受託開発を担い、人材プラットフォームとして活用される。関連会社の株式会社ジィ・シィ企画は決済ゲートウェイと端末システム開発を行い、当社と類似した技術基盤を持つ。これらの連携により、決済領域から金融・マーケティング領域へ事業を拡大している。
競争優位性と市場環境
当社の強みは、大規模小売店のPOSシステムと密接に結合する技術力と、ハードウェア・ソフトウェア両面の自社開発力にある。導入後のスイッチングコストが高いため、顧客離れが起きにくいビジネスモデルである。政府のキャッシュレス推進政策を追い風に、2025年のキャッシュレス決済比率は58.0%に達した。電子マネー市場では2025年時点で41.7%のシェアを持つが、市場規模は減少傾向にあるため、クレジットやQRなど他の決済手段へのクロスセルを進めている。競合はNTTデータのCAFIS、日本カードネットのCARDNET、三井住友カードのsteraなどだが、オープン戦略で協業も模索する。
業界の中での役割はキャッシュレス決済分野のゲートウェイ事業者。決済ブランドと加盟店を結ぶインフラを担うにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| センター利用料 | 50億円 | 37.6% | — | — |
| QR・バーコード 精算料 | 38億円 | 28.6% | — | — |
| その他 | 20億円 | 15.0% | — | — |
| 決済端末 販売売上 | 14億円 | 10.5% | — | — |
| 開発売上 | 7億円 | 5.3% | — | — |
| 登録設定料等 | 4億円 | 3.0% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01流通(小売)主力
スーパーマーケット、コンビニエンスストア、ドラッグストアなど流通業者に対し、複数のキャッシュレス決済サービスを一括提供。クラウド型決済端末を自社開発し、POSレジ直結型とCCT接続型の2方式で加盟店に展開。決済処理だけでなく、周辺ソリューションも提供し、流通業のデジタル化を支援。
- クラウド型決済端末世界シェア首位
- 決済ブランドごとに端末を用意する必要がなく、1台で複数種類の決済に対応する自社開発端末。
- POSレジ直結型決済サービス
- 既存POSレジと連動し、電子マネーからクレジットまでシームレスに決済可能にするシステム。
- 請求書カード払い「支払革命」
- 法人向け決済サービス。請求書の支払いをクレジットカードで行え、手形・小切手廃止に対応。
02決済ブランド・クレジットカード会社準主力
クレジットカード会社など決済ブランド事業者と連携し、ホワイトレーベル方式で中小加盟店への展開を支援。また、決済データや顧客情報を活用したマーケティング支援サービスを提供。
製品と技術
決済端末シリーズの進化
当社は自社開発の決済端末を展開する。2012年12月の「UT1-Neo」に始まり、2017年7月「UT1-E20」、2018年3月「UT1-X10」、2019年8月「UT-P10」、2026年2月「UT-X11」と世代を重ねてきた。端末は非接触リーダー・ライターを搭載し、電子マネー、クレジット、QRコードなど複数決済に対応する。特に「UT-X11」は品質と価格競争力に優れ、協業販売先を通じた大型案件の導入が進んでいる。また、他社端末でも当社の決済処理センターを利用可能とするオープン戦略を取る。
クラウド型決済処理プラットフォーム
当社の核技術は、決済処理のすべてをサーバー側で行うシンクライアント方式にある。端末は読み取り機能のみで、認証・課金はデータセンターで集中処理される。これにより、端末導入コストの低減、決済手段追加時の拡張性、運用の簡素化を実現した。2025年9月にはデータセンターの移設拡充を完了し、処理能力を強化した。PCI DSSやPCI P2PEの認定を取得し、セキュリティ面でも業界基準を満たす。接続する決済ネットワークはNTTデータのCAFIS、日本カードネットのCARDNET、三井住友カードのsteraなど多岐にわたる。
流通・CRMソリューション「nextore」と「RXクラウド」
2020年4月開始の「nextore」は、地方金融機関を通じて中小事業者にDX支援を提供するサービスである。決済データを活用した販売管理や顧客分析をクラウドで実現する。2023年9月開始の「RXクラウド」は調剤薬局向けで、処方箋管理や保険請求のデジタル化を支援する。これらのサービスは、決済プラットフォームの顧客基盤を活用し、流通・ヘルスケア領域におけるデータビジネスへの展開を狙う。
法人間決済「支払革命」とデータハブ「Xinfony Data Hub」
2026年3月にリリースした「支払革命」は、請求書をクレジットカードで支払える法人向けサービスである。手形・小切手の電子化を促す法改正を追い風に、企業間決済のキャッシュレス化を推進する。2024年6月開始の「Xinfony Data Hub」は、決済データを統合・分析するデータプラットフォームで、加盟店のマーケティングや業務効率化に活用される。これらの新サービスは、決済処理の枠を超えた「総合的な流通・CRMソリューション」の実現を目指している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 世界シェア首位クラウド型決済端末国内で初めてクラウド型電子決済を商用化流通(小売)
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
情報通信の小規模企業、赤字脱却が急務
トランザクション・メディア・ネットワークスは情報・通信業に属し、売上高123億円(2025/3期)と同業他社(ソラコムやLisBなど)と比較して中規模。営業利益率は-4.07%(2025/3期)と赤字で、直近予想でも0%(2026/3期)と改善が見込まれるものの収益力は弱い。同業のVRain SolutionやCocoliveも非開示だが、業界全体として成長性はあるものの、同社は収益化の遅れが目立つ。技術力やサービス差別化が課題。
強み
- 売上高が104億円から123億円へ増加、成長軌道にある。
- 情報通信業界は全体として成長市場であり、追い風。
- 営業損益が-4.07%から0%へ改善、赤字脱却間近。
- 特定分野に特化したサービスを提供、差別化の可能性。
課題
- 現状営業赤字で、早期の黒字化が急務。
- 情報通信業界は競合多数、差別化が難しい。
- 営業利益率が低く、収益構造の改善が必要。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がトランザクション・メディア・ネットワークス
時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3800ユニリタ | 158億円 | 19.5倍 |
| 2 | 5132pluszero | 157億円 | 43.9倍 |
| 3 | 9408BSNメディアホールディングス | 157億円 | 11.3倍 |
| 4 | 5258トランザクション・メディア・ネットワークス | 155億円 | — |
| 5 | 4482ウィルズ | 155億円 | 15.1倍 |
| 6 | 5621ヒューマンテクノロジーズ | 155億円 | 15.2倍 |
| 7 | 3793ドリコム | 154億円 | 70.6倍 |
| 8 | 4344ソースネクスト | 154億円 | — |
| 9 | 3997トレードワークス | 152億円 | 102.9倍 |
| 10 | 4418JDSC | 151億円 | 20.9倍 |
| 11 | 3776ブロードバンドタワー | 151億円 | 29.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 35件
三菱商事とトヨタFSの共同出資で設立した2008年
2008年3月、電子決済業界の共通インフラ提供を目指し、三菱商事株式会社とトヨタ ファイナンシャルサービス株式会社の共同出資により東京都千代田区内神田に設立された。資本関係を背景に、クレジットカード会社や自動車系金融との連携が後の事業拡大の基盤となった。
クラウド型電子マネー決済の商用化と端末発売の2011~2012年
2011年2月、国内初のクラウド(シンクライアント)型電子マネー決済サービスを開始した。同年4月にはNTTデータの「INFOX」への提供を開始し、2013年2月には日本カードネットワークの「JET-S」にも供給した。2012年12月には自社開発の決済端末「UT1-Neo」を発売し、ハードウェアとソフトウェアの両面で技術を蓄積した。
クレジット・J-Debit・QRコード対応への拡張(2018~2019年)
2018年3月、クレジットカードとJ-Debitの決済サービスを開始し、電子マネー以外の決済手段を追加した。同年4月にはハウスプリペイド決済も開始。2019年1月にはQR・バーコード決済サービスを開始し、キャッシュレス決済の全主要手段をカバーするワンストップゲートウェイへと成長した。2018年3月には「UT1-X10」、2019年8月には「UT-P10」を発売し、端末ラインアップを拡充した。
地方金融機関向けDXサービス「nextore」の開始(2020年)
2020年4月、地方金融機関向けの中小事業者DX支援サービス「nextore(ネクストア)」の提供を開始した。これにより、決済だけでなく経営支援分野へ事業を広げた。同年9月には三井住友カードの決済プラットフォーム「stera」に電子マネー及びQR決済サービスを提供開始し、ホワイトレーベルによる面的拡大を加速した。2020年6月にはISO20000認定を取得し、サービス管理体制を強化した。
三菱UFJ銀行との資本業務提携とグロース市場上場(2022~2023年)
2022年2月、株式会社三菱UFJ銀行と資本業務提携を締結した。2023年4月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。同年3月にはクラウドPOSサービスを開始し、決済と連動した店舗運営支援を強化した。同年9月には調剤薬局向けDXサービス「RXクラウド」をリリースし、ヘルスケア分野に進出した。
子会社化と関連会社化によるグループ拡大(2023~2025年)
2023年12月、ウェブスペース株式会社の全株式を取得し子会社化した。2024年2月、株式会社ジィ・シィ企画と資本業務提携し、同社株式の14.90%を取得。2025年3月には追加取得で議決権比率20.29%とし関連会社化した。2025年9月には株式会社フォー・ジェイの全株式を取得し子会社化し、システムエンジニアリングの内製化を進めた。
新決済サービス「支払革命」とデータプラットフォームの展開(2026年)
2026年2月、新決済端末「UT-X11」を発売した。2026年3月、法人間決済サービスとして請求書カード払い「支払革命」をリリースし、手形・小切手廃止の法改正を追い風に新たな収益源を開拓した。2024年6月にはデータプラットフォーム「Xinfony Data Hub(シンフォニー データハブ)」の提供を開始し、決済データの利活用事業に乗り出した。2026年3月期の売上高は133億円に達したが、営業利益は6百万円、純損失は6千万円と収益性の改善が課題である。
年表35件を開く
2000年代
- 2008年3月創業電子決済業界の共通インフラの提供会社を目指し、三菱商事株式会社及びトヨタ ファイナンシャルサービス株式会社との共同出資により、東京都千代田区内神田に設立
2010年代
- 2011年2月クラウド(シンクライアント)型電子マネー決済サービス開始
- 2011年4月株式会社エヌ・ティ・ティ・データの「INFOX」(注1)に電子マネー決済サービスの提供開始
- 2011年10月本社を東京都千代田区内神田に移転
- 2012年12月決済端末「UT1-Neo」を発売
- 2013年2月株式会社日本カードネットワークの「JET-S」(注1)に電子マネー決済サービスの提供開始
- 2015年3月PCI DSS (注2)の認定取得
- 2017年7月決済端末「UT1-E20」を発売
- 2017年9月M&A開発技術力強化のため株式会社イースティルを子会社化
- 2017年12月開発拠点として新潟オフィスを新潟県新潟市中央区に開設
- 2018年3月決済端末「UT1-X10」を発売
- 2018年3月クレジット、J-Debit決済サービスの提供開始
- 2018年4月ハウスプリペイド決済サービス開始
- 2018年4月PCI SSC (注3)が定めるPCI P2PE (注4)ソリューションプロバイダの認定取得
- 2018年6月本社を東京都中央区日本橋に移転
- 2018年7月プライバシーマーク(注5)付与事業者認定
- 2018年12月M&A業務効率化のため株式会社イースティルを合併
- 2019年1月QR・バーコード決済サービス開始
- 2019年8月決済端末「UT-P10」を発売
2020年代
- 2020年4月地方金融機関向けの中小事業者DX支援サービス「nextore(ネクストア)」の提供開始
- 2020年5月業務拡張に伴い、関西オフィスを大阪市淀川区宮原に開設
- 2020年6月ISO20000(ISO/IEC 20000-1:2018)認定取得(クレジットカード決済サービス)
- 2020年9月三井住友カード株式会社の決済プラットフォーム「stera」に電子マネー及びQR・バーコード決済サービスの提供開始
- 2021年6月地域マネー「くまモンのICカード」国内初のクラウド化
- 2022年2月株式会社三菱UFJ銀行と資本業務提携
- 2023年3月クラウドPOSサービス開始
- 2023年4月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2023年9月調剤薬局向けDXサービス「RXクラウド」の提供を開始
- 2023年12月M&Aウェブスペース株式会社の全株式を取得し子会社化
- 2024年2月株式会社ジィ・シィ企画と資本業務提携契約を締結、同社の発行済株式総数に対する割合14.90%を取得
- 2024年6月データプラットフォームサービス「Xinfony Data Hub(シンフォニー データハブ)」の提供を開始
- 2025年3月株式会社ジィ・シィ企画より資本業務提携深化の一環として同社の株式を追加取得(議決権比率20.29%)し関連会社化
- 2025年9月M&A株式会社フォー・ジェイの株式(議決権比率100.00%)を取得して子会社化
- 2026年2月決済端末:「UT-X11」を発売
- 2026年3月請求書カード払い「支払革命」の提供を開始
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
短期:キャッシュレス決済の面的拡大と収益増
接続端末台数の増加によるストック収入拡大を図るとともに、端末1台あたりの売上向上のため、新決済サービスのクロスセルや従量課金導入を推進する。
- 02
中長期:総合流通ソリューションの展開
決済インフラを基盤に、クラウドPOSやIoT化サービスなど店舗高度化ソリューションを提供し、購買データ活用による新たな収益基盤を構築する。
- 03
M&A等による非連続的成長
業界のロールアップも視野に積極的なM&Aを行い、グループ企業間の人材交流や最適配置を通じて持続的・非連続的成長を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 4期分
グループ全体で491人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は739万円で、3期前と比べて+6.5%。平均年齢は41.4歳、平均勤続年数は5.5年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 694 | 40.9 | 4.9 | 254 | — |
| 2024年3月 | 746 | 40.8 | 4.6 | 362 | — |
| 2025年3月 | 756 | 40.9 | 4.9 | 372 | −134 |
| 2026年3月 | 739 | 41.4 | 5.5 | 491 | 0 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は133億円、営業利益は0億円。前期と比べると増収で、売上が+8.1%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 165億円 | 133億円 |
| 営業利益 | 8億円 | 0億円 |
| 純利益 | 6億円 | -1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
9期分
直近は2027年1Qで、売上は43億円、営業利益は4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+87.0%、営業利益は+100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 23 | 2 | 8.7 | 2 |
| 2024年2Q | 23 | 1 | 4.3 | 1 |
| 2024年3Q | 29 | 2 | 6.9 | 1 |
| 2024年4Q | 29 | — | — | 2 |
| 2025年2Q | 57 | −2 | −3.5 | −2 |
| 2025年4Q | 66 | −3 | −4.5 | −5 |
| 2026年2Q | 63 | −2 | −3.2 | −2 |
| 2026年4Q | 70 | 2 | 2.9 | 1 |
| 2027年1Q | 43 | 4 | 9.3 | 3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 8期分
2019年3月期からの8期で、売上は50億円から133億円へ2.7倍に増えた。直近期の営業利益率は0.0%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 50 | — | 3 | — | 2 |
| 業務拡張に伴い、関西オフィスを大阪市淀川区宮原に開設 | |||||
| 2020年3月 | 82 | — | 16 | — | 11 |
| 2021年3月 | 65 | — | 2 | — | 1 |
| 2022年3月 | 71 | — | 7 | — | −4 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2023年3月 | 78 | — | 5 | — | 7 |
| 2024年3月 | 104 | — | 8 | — | 6 |
| 株式会社フォー・ジェイの株式(議決権比率100.00%)を取得して子会社化 | |||||
| 2025年3月 | 123 | −5 | −5 | −4.1 | −7 |
| 2026年3月 | 133 | 0 | −1 | 0.0 | −1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高133億円のうち、営業利益として残るのは0億円で0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-1億円、売上の-0.8%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金71.4%95億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金28.6%38億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 6期分
2026年3月期は営業CFが12億円、投資CFが−36億円で、差し引きのフリーCFは−24億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は140億円で、売上の12.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 10 | −23 | 9 | −13 | 22 |
| 2022年3月 | 21 | −13 | 5 | 8 | 34 |
| 2023年3月 | 28 | −14 | −20 | 14 | 29 |
| 2024年3月 | 5 | 46 | 52 | 51 | 132 |
| 2025年3月 | 36 | −26 | −1 | 10 | 141 |
| 2026年3月 | 12 | −36 | 24 | −24 | 140 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2026年3月期の総資産は285億円。このうち返さなくてよい自己資本が66億円で、自己資本比率は22.8%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 72 | 61 | 11 | 84.1 |
| 2020年3月 | 93 | 72 | 21 | 77.3 |
| 2021年3月 | 96 | 73 | 23 | 75.7 |
| 2022年3月 | 104 | 58 | 46 | 55.5 |
| 2023年3月 | 98 | 50 | 48 | 50.3 |
| 2024年3月 | 256 | 108 | 148 | 42.2 |
| 2025年3月 | 270 | 101 | 169 | 37.3 |
| 2026年3月 | 285 | 66 | 220 | 22.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中327位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中574位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥419で、1年前と比べて-3.7%。過去52週の値幅のなかでは53%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (会社予想) | 22.0倍 |
| PBR | 1.81倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月21日に441円と、25日移動平均線(427.24円)を3.2%上回っている。直近1ヶ月で+6.52%と上昇し、8月17日には出来高43.4万株と急増した。RSIは59.17と強気圏にあり、短期的な上昇トレンドが継続。52週高値531円からは-17%の位置にあるが、75日線(380.67円)を大きく上回っており、中期的な上昇基調にある。今後は高値圏でのもみ合いが予想される。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)。
予想PERは23.1倍で業界平均の30.75倍を下回るが、PBRは1.99倍で平均の2.92倍を下回り、両指標とも割安に見える。しかしROEは5.4%と低く、配当は無配であり、直近の業績は赤字が続く。成長性が乏しい中でバリュエーションは割安とは言えず、収益性の低さを考慮するとやや割高と判断する。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (予想) | 22.0倍 | — |
| PBR | 1.81倍 | 2.96倍 |
| ROE | 5.4% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
ITサービス事業は成長市場ですが、同社は直近で営業赤字と最終赤字を計上しています。強気派は、売上高の増加基調とデータセンター需要を評価し、赤字解消後の回復を見込みます。弱気派は、コスト増や競争激化で赤字が長期化するリスクを指摘します。株価は1年で15%上昇しており、市場は回復を期待しているようです。
- 売上高は拡大中
直近3期で売上高が78億円から133億円へと大きく増加
- データセンター需要
クラウドやAI需要でデータセンター事業が成長期待
- 評価改善の余地
PBR1.99倍で、収益改善でPERが低下する可能性
- 売上高が104億円から133億円へ増収計画通年影響中
2024/3期104億円から2026/3期計画133億円へ約28%増収
- 営業損益が5億円赤字から黒字均衡へ改善通年影響強
2025/3期営業損益5億円赤字が2026/3期計画0億円へ5億円改善
- 最終損益が7億円赤字から1億円赤字へ縮小通年影響中
当期純損失が7億円から1億円へ6億円改善
- 株価1年で15%上昇し需給は底堅い継続影響弱
過去1年で株価15.45%上昇、下げ局面では買い支え
- 直近は赤字
営業赤字と最終赤字で、収益悪化が顕在化
- コスト増懸念
データセンター投資や人件費増で費用が膨らむ
- 競争が激化
大手IT企業との競争で価格交渉力が弱い
- 営業利益計画ゼロ円で収益力に懸念決算発表後影響強
2026/3期営業利益計画0億円、増収が利益拡大に結び付かない
- 予想PER23.1倍とバリュエーション割高継続影響中
予想PER23.1倍、PBR1.99倍と利益水準比で割高
- 無配当継続で株主還元の欠如継続影響中
配当利回り0%、株主への現金還元が無い
- 外国人保有0.89%と需給が限定的継続影響弱
外国法人持ち株比率0.89%と低く機関投資家資金が入りにくい
- 営業損益
- 黒字転換できるかが最重要ポイントであるため
- データセンター稼働率
- 設備投資に対する収益貢献を測るため
- 売上成長率
- 受注拡大のペースを確認するため
- キャッシュフロー
- 投資資金の確保状況を判断するため
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ9,723人。区分でいちばん多いのは個人・その他で59.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.8%を占め、残る64.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | — | 28.8 | 30.6 | 59.4 |
| 事業法人 | 97.9 | 54.6 | 54.3 | 33.7 |
| 自己株式 | — | — | — | 19.8 |
| 証券会社 | — | 2.7 | 2.6 | 3.9 |
| 金融機関 | 2.1 | 12.8 | 10.7 | 2.2 |
| 外国法人 | — | 1.2 | 1.8 | 0.9 |
| 外国人個人 | — | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 三菱商事株式会社 | 13.40 |
| 02 | トヨタファイナンシャルサービス株式会社 | 6.51 |
| 03 | 株式会社ジェーシービー | 3.77 |
| 04 | 三井住友カード株式会社 | 3.77 |
| 05 | 野村證券株式会社 | 2.52 |
| 06 | 水元 公仁 | 2.43 |
| 07 | 木田 裕介 | 2.33 |
| 08 | 三津 久直 | 1.84 |
| 09 | ユーシーカード株式会社 | 1.80 |
| 10 | 株式会社三菱UFJ銀行 | 1.78 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 8期分
1株利益は8期で−100%、1株純資産は8期で−100%。直近期のROEは5.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% |
|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 3,493 | 96,731 | 3.7 |
| 2020年3月 | 17,632 | 114,362 | 16.7 |
| 2021年3月 | 3 | 232 | 1.4 |
| 2022年3月 | −12 | 179 | — |
| 2023年3月 | 21 | 160 | 12.6 |
| 2024年3月 | 16 | 292 | 5.4 |
| 2025年3月 | −18 | 272 | — |
| 2026年3月 | −2 | 220 | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
経営陣
9名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額118百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 大高敦 | 代表取締役 社長 | 56 | 24,200 |
| 谷本健 | 取締役 副社長 | 56 | 15,400 |
| 小松原道高 | 取締役 副社長 | 57 | 16,000 |
| 山内研司 | 常務取締役 業務統括本部長 | 57 | 11,300 |
| 飯田剛信 | 取締役 | 54 | — |
| 菅野沙織 | 取締役 | 66 | — |
| 酒井慎二 | 取締役(常勤監査等委員) | 64 | — |
| 眞田幸俊 | 取締役(監査等委員) | 57 | 300 |
| 柳澤宏輝 | 取締役(監査等委員) | 50 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 71 | 10 | 10 | 90 | 18 |
| 社外取締役 | 4 | 28 | — | — | 28 | 7 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容4,712字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,424字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,934字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)7,888字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第19期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-24
- 半期報告書半期報告書-第19期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第18期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第18期(2024/04/01-2024/09/30)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第17期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-27
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第17期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第16期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-29
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