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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

JIG-SAW

JIG-SAW INC.3914 · Growth · 情報・通信業

システム監視・運用の自動化に強みを持つ独立系IT企業。独自の自動運用プラットフォーム「puzzle」で、サーバやIoT機器の24時間365日の監視・運用を提供。

概要

JIG-SAWは、2001年に札幌で設立された情報・通信業の企業である。独自開発のロボット型自動運用プラットフォーム「puzzle」とIoTエンジン「NEQTO」を中核に、システムマネジメントとIoTデータコントロールの2本柱で事業を展開する。2015年4月に東京証券取引所マザーズ(現グロース市場)に上場。2025年12月期の連結売上高は36億円、営業利益5.5億円。従業員数は171名。

システムマネジメントとIoTの二軸で構成されるデータコントロール事業

当社グループは単一セグメントであるデータコントロール事業を営む。事業は主にシステムマネジメントとIoT向け各種サービスに分かれる。システムマネジメントでは、自社開発の「puzzle」をベースに物理サーバ・クラウド・IoTデバイスまでを自動監視・運用する。収益は導入初期費用と月額課金(サブスクリプションモデル)が中心で、24時間365日体制で提供する。IoT向けサービスは、IoTエンジン「NEQTO」のOEMライセンス供与やグローバルデータコントロールが主体。両サービスとも継続課金型の完全ストック型ビジネスであり、安定した収益基盤を形成している。

札幌・東京・トロントのトリプル拠点で支えるグローバル運用体制

コントロールセンターは北海道札幌市のSCC N83とSCC N44、カナダ・トロントのTCCの3拠点。各拠点は相互にバックアップ機能を持ち、デュアルマネジメント体制で24時間365日対応する。札幌は自然災害リスクが低く、トロントは北米のスマートシティ戦略拠点としてエンジニアが集積する。米国には子会社JIG-SAW US, INC.をサンフランシスコに設立し、北米市場でのNEQTO.ai展開を加速。東京本社は2024年に東京ミッドタウン八重洲へ移転し、事業拡大に対応している。

保有コア技術を応用した新規プロジェクトへの展開

当社は通信制御・信号制御の基盤コア技術を保有し、それを応用した複数のプロジェクトを推進する。再生医療分野では岩手大学冨田教授と共同で視覚再生プロジェクト「NEW VISION」を実施し、色信号制御アルゴリズムによるプリズムグラスの特許を国内・米国・欧州5か国などで取得。建設機械分野では酒井重工業と共同でロードローラの自動運転ソフトウエア「ASCS」を開発、2024年10月より受注開始。さらに生成AI制御によるリモート自動監視・復旧サービス「NEQTO.ai」を提供し、米国企業との提携も進める。

SBIセキュリティ・ソリューションズとの合弁会社で金融領域を開拓

2021年、SBIセキュリティ・ソリューションズ株式会社との合弁会社「SBI JIG-SAWモダナイゼーションズ株式会社」を設立。金融業界を中心に、セキュアなシステム運用と開発をグローバルに提供することを目的とする。JIG-SAWの監視・制御技術とSBIの金融知見・ネットワークを組み合わせ、高度なセキュリティが求められる金融領域でのデータコントロールサービスを展開している。

業界の中での役割はITインフラの運用・監視を担うマネージドサービスプロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
36億円
営業利益
5億円
営業利益率
13.9%
純利益
4億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01システムマネジメント主力

企業のITシステムの安定稼働を支える。独自のロボット型自動運用プラットフォーム「puzzle」を基盤に、物理・クラウドサーバ、IoTデバイス、ネットワーク機器の監視・運用を24時間体制で提供。自動監視によるアラート検知から一次対応、フルマネジメントまで段階的にサービスを展開し、顧客の運用負荷軽減とコスト削減に貢献する。

主な製品・サービス3
puzzle
インターネットにつながる全てのモノとコトを一つのコンソールで統合運用できる独自のロボット型自動運用プラットフォーム。全てのサーバ情報を統合管理し、自動制御機能や顧客へのシステム可視化を実現。
Safing
クラウド環境向けの常時セキュリティ監視・診断を自動で実施するSaaSモデルのセキュリティサービス。マルチクラウドに対応し、専門家や人海戦術に頼らないセキュリティ対策を提供。
JIG-SAW PRIME
クラウドを横断的に管理するサービス。請求代行、導入支援、運用保守までを包括的にサポートし、AWSやGoogle Cloudの認定を取得したパートナーとして提供。

02IoT向けサービス準主力

産業向けIoTシステムやデバイス向けに、IoTエンジン「NEQTO」を提供。エッジデバイスからクラウドまでを統合パッケージ化し、設備の予防保全や位置管理など様々なユースケースに対応。OEMライセンスやグローバルデータコントロールサービスを展開し、多様な業界のIoT化を支援。

主な製品・サービス1
NEQTO
IoTエンジン。エッジデバイスから通信経路、クラウドまでIoTに必要な制御機能を統合パッケージ化。設備の予防保全、各種メーター監視、位置管理などに活用可能で、あらゆるIoTプラットフォームと接続できる。

製品と技術

ロボット型自動運用プラットフォーム「puzzle」が支えるシステムマネジメント

「puzzle」は、インターネットにつながる全ての機器を一つのコンソールで統合運用できる当社独自の自動運用プラットフォームである。センシング(遠隔自動監視)では監視アラートを自動制御し、一次対応では検知データに基づく自動優先順位付けと作業指示を実行。二次対応のフルマネジメントまでカバーする。商用ツールでは実現困難な自動制御機能や顧客向け可視化機能を、自社開発ゆえの柔軟な拡張で提供する。このプラットフォームを基盤に、物理サーバ・クラウド・IoTデバイスまで一貫管理するマネジメントサービスを展開している。

IoTエンジン「NEQTO」が実現するエッジからクラウドまでの統合制御

「NEQTO」は、エッジデバイスから通信経路、クラウドまでを統合パッケージ化したIoTエンジンである。設備の予防保全、メーター監視、位置管理など多様なユースケースに対応。あらゆるIoTプラットフォームと接続可能で、顧客はシンプルにエッジデータを接続・管理できる。モバイル通信やソフトウエア組込みのキャリアグレード技術を背景に、国内外で特許を取得(米国、中国、香港、台湾など)。2021年にはブランド名を「NEQTO」に統一し、北米子会社を通じたグローバル展開を加速。生成AI制御版「NEQTO.ai」も提供開始している。

色信号制御技術を応用した視覚再生プロジェクト「NEW VISION」

「NEW VISION」は、中途失明者に光を取り戻すことを目的としたプロジェクトである。当社の保有する通信制御・信号制御技術を再生医療分野に応用し、岩手大学の冨田浩史教授と共同研究を実施。2017年には「色信号制御アルゴリズムによるプリズムグラス(頭部装着型映像提示装置)」に関する国内特許を登録し、その後米国、欧州5か国、中国、香港、台湾でも特許を取得。2025年現在、2件の特許を保有する。将来的には生物・細胞のソフトウエア制御を通じ、人間の能力拡張(IoA)への展開も視野に入れている。

建設機械の自動運転ソフトウエア「ASCS」が実用化段階へ

当社は酒井重工業株式会社と共同で、ロードローラ向けの自動運転・自動操縦ソフトウエア「ASCS」を開発。i-Construction分野における締固め工程の自律制御を目的とし、2024年10月より「自動運転ローラ(ARMs)」の受注を開始した。2025年には複数の建設機器の自律施工技術に関する特許を取得。前田道路株式会社もプロジェクトに参画し、業界標準機の実現に向けて開発を推進している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

クラウドゲーム基盤で差別化、小幅成長

JIG-SAWはクラウドゲーム基盤「PaaS」を提供する独立系IT企業。収益規模は30億円台と小粒だが、営業利益率は17%超と高い。同業のVRain SolutionやCocoliveと比べ、特定プラットフォームに依存しない技術力が強み。一方、売上高成長率は10%未満で、業界平均を下回る可能性がある。直近2期の利益率は低下傾向にあり、競争激化が懸念される。

強み

  • 営業利益率17%超と業界平均を上回り、効率的な事業運営が強み。
  • クラウドゲーム向けPaaSで差別化、特定ベンダーに依存しない独自技術。
  • クラウドゲーム市場に特化し、競合が少ないセグメントで存在感。
  • 負債比率が低く、自己資本比率が高い健全な財務体質。

課題

  • 売上高成長率が10%未満で、市場拡大ペースに乗り遅れるリスク。
  • 営業利益率が24年17%→25年14%へ低下、コスト増加が懸念。
  • クラウドゲーム市場の需要変動に業績が左右されやすい。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がJIG-SAW

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14425Kudan160億円
24441トビラシステムズ159億円25.0倍
34175coly159億円218.4倍
49450ファイバーゲート159億円14.4倍
59799旭情報サービス159億円11.7倍
63914JIG-SAW158億円29.7倍
73800ユニリタ158億円19.5倍
85132pluszero157億円43.9倍
99408BSNメディアホールディングス157億円11.3倍
104482ウィルズ155億円15.1倍
115621ヒューマンテクノロジーズ155億円15.2倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 22件

Linux OS開発会社として札幌で創業した2001年

2001年11月、北海道札幌市北区において、Linux OSの自社開発及び研究開発を目的としてアイピー・テレコム株式会社(現JIG-SAW)が設立された。資本金は10,000千円。創業時はOS開発を主業務としていたが、その後事業領域を拡大していく。

システム運用サービスに特化するため商号変更した2008年

2008年8月、アイピー・テレコムから「ジグソー株式会社」へ商号変更。同時に事業目的を各種システムの監視、障害対応、フルマネジメントから成る運用サービスに絞り込んだ。2009年1月には物理サーバ向けマネジメントサービスを開始し、運用サービス事業の基盤を固めた。

東京本社開設と上場で成長軌道に乗った2014~2015年

2014年3月、東京都港区に東京本社を開設。同年4月にはクラウド向けマネジメントサービスを開始し、6月には自動運用プラットフォーム「puzzle」をリリース。2015年4月、東京証券取引所マザーズに上場。上場後は事業拡大を加速し、同年12月にはMobicommを子会社化しIoT分野に本格参入した。

商号をJIG-SAWに変更しグローバル展開を開始した2016~2019年

2016年5月、商号を「JIG-SAW株式会社」に変更し、東京本社を千代田区大手町に移転。2017年には色信号制御技術を応用した視覚再生プロジェクト「NEW VISION」を開始。2018年7月、IoTエンジン「neqto:」(後のNEQTO)のサービス提供を開始。2019年には米国子会社JIG-SAW US, INC.(サンフランシスコ)とカナダ子会社JIG-SAW CA, INC.(トロント)を設立し、北米市場への本格進出を果たした。

新サービス投入と拠点拡充で事業基盤を強化した2020~2021年

2020年4月、事業規模拡大に伴い東京都千代田区に丸の内オフィスを開設。2021年5月には札幌にSCC N44を新設し、システムマネジメントの処理能力を増強。同月、マルチクラウド包括支援サービス「JIG-SAW PRIME」、同年10月にはクラウド自動セキュリティサービス「Safing」を開始し、サービスラインナップを拡充した。これらの取り組みにより、売上高は2019年の18億円から2021年には27億円へ成長した。

年表22件を開く

2000年代

  • 2001年11月北海道札幌市北区北七条西五丁目において、Linux OSの自社開発及びその研究開発等を目的として、アイピー・テレコム㈱(現 当社)[資本金 10,000千円]を設立。
  • 2008年8月商号変更「アイピー・テレコム㈱」から、「ジグソー㈱」に商号変更。各種システムの監視、障害対応及びフルマネジメントから成る運用サービスを事業目的とする。
  • 2009年1月物理サーバ向けマネジメントサービス開始。

2010年代

  • 2014年3月東京都港区に東京本社を開設。
  • 2014年4月各種クラウド向けマネジメントサービス開始。
  • 2014年6月保有コア技術の応用によるオートディレクションプラットフォーム「puzzle」をリリースし、自動運用・制御サービスを開始。
  • 2014年10月北海道札幌市北区北八条西三丁目に本店を移転。SCC(札幌コントロールセンター)開設。
  • 2015年4月上場東京証券取引所マザーズ(現 グロース市場)に上場。
  • 2015年6月自動制御技術応用によるIoTデータコントロールサービス「IoT-A&A Service」提供開始。
  • 2015年12月M&A通信制御・信号制御技術の応用によるIoTデバイス・各種モジュール組込み・メッシュネットワーク事業展開のためにMobicommを子会社化(現 完全子会社)。
  • 2016年5月商号変更東京都千代田区大手町に東京本社を移転。「ジグソー㈱」から、「JIG-SAW㈱」に商号変更。
  • 2017年1月色信号制御技術の応用、ソフトウエアによる視覚再生プロジェクト(NEW VISION)を開始し、冨田浩史教授(国立大学法人 岩手大学:医学博士)が当社フェロー着任。
  • 2017年7月NEW VISIONにおいて「色信号制御アルゴリズムによるプリズムグラス(頭部装着型映像提示装置)」に関する国内特許登録(現在は、米国、欧州5か国、中国、香港及び台湾においても特許登録済。なお、NEW VISION関連技術の特許は2件取得済)。
  • 2018年7月エッジコア技術によるIoTコントロールモジュール「neqto:」のサービス提供開始(2021年2月ブランド名を「NEQTO」へ変更)。
  • 2019年1月全産業向けグローバルIoTサービス等の提供を目的として、米国子会社 JIG-SAW US-tech INC. をサンフランシスコに設立(現 JIG-SAW US, INC. 連結子会社)。
  • 2019年2月マネジメントサービスの当社グローバルコントロールセンター開設及び研究開発を目的として、カナダ子会社 JIG-SAW DT INC. をトロントに設立(現 JIG-SAW CA, INC. 連結子会社)。
  • 2019年6月ロードローラにおける業界標準の自動運転・自動操縦ソフトウエアの開発プロジェクト(ASCS共同開発プロジェクト)を開始。
  • 2019年7月NEQTOにおいて「機器の制御方法、制御装置及びシステム」に関する国内特許登録(現在は、米国、中国、香港及び台湾においても特許登録済)。

2020年代

  • 2020年4月事業規模拡大により、東京都千代田区に丸の内オフィスを開設。
  • 2021年5月IoTを軸としたビジネス拡大に対応するため、北海道札幌市にSCC N44を開設。
  • 2021年5月マルチクラウド包括支援サービス「JIG-SAW PRIME」提供開始。
  • 2021年10月クラウド自動セキュリティサービス「Safing」提供開始。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    基盤コア技術の強化と応用展開

    保有する4つのコア技術(ソフトウエア、ハードウエア、自動運転・操縦、データ制御)と生成AI制御を軸に、研究開発・販売促進・人的資本投資・グローバル展開への先行投資を継続し、事業基盤を強化する。

  2. 02

    NEQTOの浸透とグローバル展開

    IoTデバイス管理アルゴリズム「NEQTO」を世界中のビジネスターゲットに浸透・拡大。システムマネジメントサービス、AI制御データコントロールのグローバル化、クラウドセキュリティSaaSの展開、自動運転ソフトウエアライセンスの商用化・ビジネス拡大を推進。

  3. 03

    米国市場での戦略的提携と展開

    AIダッシュボード「NEQTO.ai」をリリース後、米国企業との戦略的提携を進め、スマートビルや産業IoT分野でのイノベーションを加速。東京本社を統合移転し、グローバル展開の拠点を強化。

  4. 04

    内部管理体制の強化

    業務運営の効率化、システム投資、財務報告の信頼性確保、リスク管理体制やコンプライアンス遵守体制の強化に取り組み、中長期的な企業価値向上と持続的成長を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で171人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は698万円で、9期前と比べて+27.8%平均年齢は31.4歳、平均勤続年数は5.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年12月74
2017年12月78
2018年12月77
2019年12月54631.32.9117
2020年12月54631.62.6158
2021年12月55031.53.2166
2022年12月58832.33.8160
2023年12月62632.64.4175
2024年12月66832.04.7178337
2025年12月69831.45.5171292

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 0 / 海外 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 — 東京都中央区334百万円
SCC N44 — 北海道札幌市中央区36百万円
SCC N83 — 北海道札幌市北区26百万円
主な関係会社
  • 海外
    JIG-SAW US, INC. (注)1、2
    米国 カリフォルニア州
    議決権100.0%
  • 海外
    JIG-SAW CA, INC. (注)1、2
    カナダ オンタリオ州
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は36億円営業利益5億円前期と比べると増収減益で、売上が+2.9%、利益が-16.7%。

売上高
+2.9%
36億円
営業利益
-16.7%
5億円
純利益
-20.0%
4億円
営業利益率
13.9%
前期比 -3.3%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は21億円、営業利益は4億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+16.7%、営業利益は+33.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q8225.01
2023年2Q8112.51
2023年3Q8225.01
2023年4Q82
2024年1Q9222.22
2024年2Q8225.01
2024年4Q18211.12
2025年2Q18316.72
2025年4Q18211.12
2026年2Q21419.03

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年12月期からの14期で、売上は4億円から36億円へ9.0倍に増えた。直近期の営業利益率は13.9%。売上は11期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年12月410
2013年12月400
東京都港区に東京本社を開設。
2014年12月511
東京証券取引所マザーズ(現 グロース市場)に上場。
2015年12月
東京都千代田区大手町に東京本社を移転。「ジグソー㈱」から、「JIG-SAW㈱」に商号変更。
2016年12月1132
2017年12月1353
2018年12月1453
全産業向けグローバルIoTサービス等の提供を目的として、米国子会社 JIG-SAW US-tech INC. をサンフランシスコに設立(現 JIG-SAW US, INC. 連結子会社)。
2019年12月1864
事業規模拡大により、東京都千代田区に丸の内オフィスを開設。
2020年12月2253
IoTを軸としたビジネス拡大に対応するため、北海道札幌市にSCC N44を開設。
2021年12月2753
2022年12月3164
2023年12月3265
2024年12月356617.15
2025年12月365613.94

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高36億円のうち、営業利益として残るのは5億円13.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の11.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金30.6%11億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金55.6%20億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益13.9%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
69.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+5.5pt
13.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+4.5pt
11.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+0.3pt
13.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
7.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
12.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 12期分

2025年12月期は営業CFが5億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは4億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は24億円で、売上の8.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年12月00000
2014年12月00102
2016年12月1−1−106
2017年12月31−149
2018年12月21−2310
2019年12月20−1211
2020年12月0−1−1−19
2021年12月4−1−1311
2022年12月50−2514
2023年12月5−1−3415
2024年12月6−54120
2025年12月5−10424

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年12月期の総資産は53億円。このうち返さなくてよい自己資本が34億円で、自己資本比率は61.5%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年12月2024.0
2013年12月20219.3
2014年12月31234.2
2015年12月107369.5
2016年12月1310373.0
2017年12月1612473.9
2018年12月2216675.3
2019年12月2214865.7
2020年12月2216672.8
2021年12月2620674.1
2022年12月3123871.3
2023年12月3526972.1
2024年12月49321762.9
2025年12月53341961.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
24億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
32億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
19億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
98
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率28 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中185位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中446位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
13.3%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
13.9%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
61.5%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
2.9%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,343で、1年前と比べて-5.3%過去52週の値幅のなかでは6%の位置にある。

¥2,343-0.7%1ヶ月+2.0%1年-5.3%時価総額158億円
過去52週の値幅
安値¥2,208高値¥4,290

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)29.7倍
PBR4.19倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月10日に2265円と、52週高値4290円から約47%下落し、52週安値2208円に接近した。25日線2391円や75日線2461円を下回る弱い展開で、8月4日には124600株と直近の出来高急増を伴い2296円へ急落した。RSIは39.9と過熱感はないが、週足では下落トレンドが継続しており、下値支持線として2208円が意識される。戻りは25日線近辺が抵抗となりそうだ。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 50/100)

PERは28.74倍で業界平均の30.16倍をわずかに下回り、ほぼ同水準。PBRは4.05倍で業界平均の3.56倍を上回り、やや割高感がある。ROEは13.3%と高くないが、収益は安定傾向で、無配当である点が評価を下げる。業界平均と比較すると、PERは妥当圏内、PBRはやや高めであり、総合的にほぼ妥当と判断する。

指標この会社業種平均
PER (実績)29.7倍47.9倍
PBR4.19倍2.96倍
ROE13.3%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

既存タイトルの安定収益と新規タイトルの成長可能性を強気派は評価する一方、弱気派はヒット依存のビジネスモデルと低成長を指摘。売上高は増加しているものの、営業利益率は2024年の17.14%から2025年は13.89%に低下。強気派は新作の今後の成果とコスト管理の改善に期待。弱気派は、ユーザー数の頭打ちや競合ゲームの台頭による収益減を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 安定的な売上高

    2022年から2025年まで売上高が31億から36億円へと増加

  • 高い収益性

    2023年から2024年の営業利益率は14%以上を維持

  • キャッシュフロー

    自己資本利益率13%で財務体質に余裕が見られる

  • 売上高が3期連続で増加通年影響

    2025年12月期の売上高は36億円で前期から約1億円増加

  • 営業利益率13.9%と高水準維持通年影響

    2025年12月期の営業利益率は13.89%と二桁台を維持

  • 自己資本利益率13.3%の高さ継続影響

    ROE13.3%に対しPBR4.05倍と資本効率に見合う評価

  • 外国人持ち株比率31%が需給の支え継続影響

    外国人の保有比率は31.45%と全体の3割超、需給に厚み

マイナスに働く材料7
  • 収益の低下

    2024年から2025年にかけて純利益が5億から4億円へ減少

  • ヒット依存

    ゲーム業界は特定タイトルへの集中リスクが高い

  • 成長の鈍化

    売上高成長率がわずか3%と市場平均を下回る

  • 営業利益が前期比17%減通年影響

    2025年12月期は6億円から5億円へ約1億円減益

  • 純利益が前期比20%減通年影響

    2025年12月期の純利益は4億円と前期5億円から1億円減

  • 売上高伸び率が約3%に鈍化通年影響

    2024年は前年比9%増、2025年は同3%増と成長が減速

  • PER28.7倍とバリュエーション割高不定影響

    PER28.74倍、売上高成長率は約3%と評価に見合わない

次の決算で確かめる点
月次課金ユーザー数
ゲームの稼働状況と収益の先行指標
新規タイトル投入数
今後の成長の源泉となるパイプライン
売上高費用比率
マーケティング効率と利益率の維持

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ4,493人。区分でいちばん多いのは個人・その他63.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が2.6%を占め、残る97.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年12月%2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
個人・その他52.356.662.663.762.963.6
外国法人33.834.132.531.731.931.4
自己株式2.31.91.92.21.62.6
証券会社7.35.61.51.22.52.3
事業法人4.53.13.33.12.01.9
金融機関0.70.50.10.20.70.7
外国人個人1.50.00.00.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01UNION BANCAIRE PRIVEE(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)16.26
02山川 真考13.48
03DEUTSCHE BANK AG, SINGAPORE A/C CLIENTS (TREATY)(常任代理人 株式会社みずほ銀行)6.68
04斉藤 誠4.89
05田中 龍平4.59
06DAIWA CM SINGAPORE LTD (TRUST A/C)(常任代理人 大和証券株式会社)3.03
07PBG CLIENTS SG(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ)1.93
08水谷 量材1.81
09斉藤 享子1.42
10BANK JULIUS BAER AND CO. LTD. SINGAPORE CLIENTS(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)1.01

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は13期で−99%、1株純資産は14期で−54%。直近期のROEは13.3%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2012年12月7,0291,072
2013年12月46114.2
2014年12月1319105.1
2015年12月113
2016年12月2814821.7218.8
2017年12月4017624.7128.2
2018年12月4825122.545.6
2019年12月6822128.865.9
2020年12月5024021.6224.3
2021年12月5129519.0124.8
2022年12月6233619.575.7
2023年12月6938119.466.8
2024年12月7246017.246.9
2025年12月6349513.342.4

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

6名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は6名。2025/12期の役員報酬は総額112百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢
山川真考代表取締役 社長59
鈴木博道取締役43
志賀太生取締役53
茂呂眞取締役(監査等委員)65
山本明彦取締役(監査等委員)68
美澤臣一取締役(監査等委員)66

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3828227
社外取締役3303010

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,160字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、世の中のインターネットサービスやインターネットとつながる全てのモノを快適かつ安定稼動させること、そして全てのモノを繋ぎ制御していくことを目的とし、保有する独自のコア技術の応用による自動検知&自動制御(A&A)をコアコンセプトとしたサービスを提供しております。創業時から培われてきたOS開発技術及び通信制御技術等の基盤コア技術に加え、生成AI制御へ基盤コア技術を応用することにより、来るべきデジタルユニバース時代の中核の企業に位置することをミッションとして事業を推進しております。 なお、当社データコントロール事業は、主に「システムマネジメント」及び「IoT向け各種サービス」によって構成されており(下記(1)、(2)参照)、当社のコア技術のさらなる応用によるプロジェクトにも取り組んでおります(下記(3)参照)。 また、当社グループは、データコントロール事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 (1) システムマネジメントの内容 当社独自で開発したロボット型自動運用プラットフォーム「puzzle」をベースに、主に各種物理サーバ・クラウドサーバ・ハイブリッドサーバ、IoTデバイス及びネットワーク機器までを対象としたマネジメント(自動監視・運用等)を展開しており、「puzzle」導入・設定等に係る初期費用及びマネジメントサービスに係る月額費用(継続月額課金モデル)を主たる収益源とし、マネジメント開始の前段階にあたる顧客サーバ自動構築も行っております。 当該サービスは、顧客ニーズに合わせた柔軟な対応が可能であると同時に、業務負荷の軽減及び運用コストの削減にも大きく寄与します。また、SCC N83、SCC N44及びTCCのトリプル拠点にて当該サービスを提供しており、コントロールセンター自体のセキュリティ対策及びBCP対応について万全の環境を構築しております。その環境下で当社グループ正社員の各種エンジニアがあらゆるシステムの安定稼働を24時間365日体制で支えております。 なお、主なシステムマネジメントサービスの特徴を表記すると、下記のとおりとなります。 サービス特徴   説明 センシング(遠隔自動監視)   独自システム「puzzle」をベースとした自動制御による監視を実施。監視アラート(障害)の自動制御をベースに、自動優先順位付け、自動作業指示及びアラートの原因を正確に把握し、事前対応策を自動的に指示・制御しております。 自動制御・コントロール(一次対応)   検知・受信データを起点とした自動優先順位付け及び自動作業指示及び手順に基づいた作業を実施いたします。手順書の自動作成サポートや必要に応じたフレキシブルな手順書の修正も行っております。 フルマネジメント(二次対応)   上記二項目に加えて二次対応を実施いたします。自動制御やあらかじめ決められた作業のみならず、作業実施が可能な対応は全て実施いたします。 ※1:ロボット型自動運用プラットフォーム「puzzle」 「puzzle」は、インターネットにつながる全てのモノとコトを一つのコンソールで統合運用できる当社の独自のロボット型自動運用プラットフォームです。運用の現場において、できる限りの使いやすさや効率を重視して開発されたツールであり、全てのサーバ情報を統合管理(シングルコンソール)することが可能となっております。 既存の商用ツールでは応えられない自動制御機能や顧客へのシステム可視化など、当社が数多くのマネジメントサービスの提供を通じて得たノウハウをベースとして、全てオリジナルで作り上げた自動マネジメントツールであり、「オリジナルだからこそできる」柔軟かつ有効な機能拡張を実施しております。 ※2:クラウドセキュリティサービスの「Safing」、クラウド包括支援サービスの「PRIME」 重要な社会インフラの一つになったクラウド環境においては、様々なセキュリティリスクが存在しています。 従来は、そのようなリスクに対して専門家や人海戦術で対応するケースが多かったのですが、当社サービス「Safing」は、常時セキュリティ監視・診断を自動で実施するSaaSモデルのセキュリティサービスであり、マルチクラウドに対応しております。 また、各企業はクラウドの導入から安定稼働まで、各種対応や検討が必要となっております。当社サービス「JIG-SAW PRIME」は、クラウドを横断的に管理するサービスであり、クラウドの請求代行から導入支援、運用保守まで包括的に支援します。加えて、当社は、お客様のクラウド導入・運用期に総合的な価値を提供できるパートナーとして、Amazon Web Services(AWS)やGoogle Cloudの認定を取得しております。 なお、「Safing」、「PRIME」ともに、多くの主要クラウドに対応するマルチクラウド型のサービスであることを特徴としています。 ※3:コントロールセンター 当社グループのSCC N83(札幌コントロールセンター N83)、SCC N44(札幌コントロールセンター N44)及びTCC(北米トロントコントロールセンター)の3拠点は、24時間365日、デュアルマネジメントにて正社員の各種エンジニアが監視・障害対応・フルマネジメントを行なっております。また、高い耐久性とセキュリティを備える最先端のコントロールセンターです。 北海道札幌市は、地震や台風などの自然災害リスクが低いと言われている立地環境である一方、カナダのトロントは、北米の主要な大都市の1つであり、スマートシティの戦略的拠点の観点からも多くのエンジニアが集積している都市です。各コントロールセンターは、相互にバックアップ拠点の機能を持ちつつ、国内外トリプル拠点で安定性の高い充実したサービス提供を可能としております。 (2) IoT向け各種サービスの内容 当社グループは独自の基盤コア技術(ソフトウエア技術、ハードウエア技術、自動運転・操縦技術及びデータ制御技術)をベースに、全産業につながるIoTシステムやIoTデバイスを対象としたIoT向け各種サービスを提供しております。具体的には、当社IoTエンジン「NEQTO」により、開発済の組込みマイクロプロセッサ向けエンジンの提供から、ライフサイクルを通じたマシンの安全管理サービスの提供まで、包括的なIoTソリューションを提供するものです(「IoT-OEMライセンス」及び「IoTグローバルデータコントロール」)。 なお、主なIoT向け各種サービスの特徴を表記すると下記のとおりとなります。 サービス特徴   説明 IoT-OEMライセンス   ・IoTエンジンのOEMライセンス及びAIダッシュボードのグローバル提供及びサブスクリプション管理・IoT基盤コア技術によるハードウエア組込みライセンスのサブスクリプション提供(OEMモデル) IoTグローバルデータコントロール   ・北米・欧州・アジア地域を対象にした多様なハードウエア・機器群へのIoTデータコントロール・バッテリー不要のEn-Ocean、Home IoT標準通信規格(Matter)へのオペレーション提供・建設機械分野における自動運転のライセンス提供およびIoTデータコントロール・IoT管理・オペレーション・JIG-SAW 北米のTCC(Toronto Control Center)でのデータコントロールサービス ※4:IoTエンジン「NEQTO」 当社グループは、基盤技術を応用し、全産業につながるIoTシステムやIoTデバイスを対象としたデータコントロールサービスを提供しております。IoTエンジン「NEQTO」は、機器・機械等のエッジデバイスから通信経路、そしてクラウドまでIoTに必要な制御機能が統合パッケージ化され、小規模から本格的なIoTビジネスに対応した設備の予防保全、各種メーター監視及びモノや車両の位置管理など、多くの業界にまたがる様々なユースケースでの活用が可能です。さらに、あらゆるIoTプラットフォームサービスと接続できることから、顧客は様々なエッジデータや通信方式をシンプルに接続することが可能となり、IoTの全てのエッジ機器等を安全に接続・管理し、保有するIoTデータ分析を最大限に活用することができます。 当社グループは、信号制御・通信制御技術をベースにし、モバイル通信、ソフトウエア・モジュール組込み分野において、キャリアグレードレベルの豊富な通信モジュール開発実績等、多彩な経験と技術を保有しており、IoTエンジン「NEQTO」の主要技術は、国内外で特許を取得しています(特許取得状況は「第1 企業の概況 2 沿革」を参照)。あらゆるソフトウエア・モジュールのデバイスへの組込みが可能であり、ハードウエアパートナーも引き続き増加しています。 (3)当社のコア技術を応用したプロジェクト ①再生医療分野「NEW VISION」の内容 当社グループは、コンピュータデータ通信の根源的な基幹技術である信号制御技術を高いレベルで保有し、現在、当社グループの保有する通信制御・信号制御技術を再生医療分野にも応用し、国立大学法人岩手大学 冨田浩史教授と共同で、光を失った方(中途失明された方)に光を取り戻すための取り組みとして「視覚再生プロジェクト」(NEW VISION)を実施しております(特許取得状況は「第1 企業の概況 2 沿革」を参照)。 生物・細胞などのソフトウエアによる有機物制御技術を、今後他の取り組みにも展開することを目指しており、従来のシステムやマシンなどの「無機物」とのデータのやり取りに加え、人間の本来保有する能力を拡張するIoA(Abilities)・五感制御までを視野に捉えております。 ②自動運転・自動操縦分野の内容 当社グループは、共同でロードローラにおける業界標準の自動運転・自動操縦ソフトウエアの開発(ASCS共同開発プロジェクト)を進めて参りました。i-Construction分野における盛土等の土木構造物に求められる品質(剛性・密度等)に大きく影響する締固め工程で用いられる締固め機械に関する自律制御並びにこれらの自動操縦等の機能を実用搭載する業界標準機開発などを目的に自動運転・自動操縦のプロジェクトを実施しております。2024年10月より「自動運転ローラ(ARMs)」の受注を開始しており、2025年においては複数の建設機器の自律的な施工技術の特許を取得いたしました。 ③生成AI分野の内容 当社グループは、生成AI制御による各種機器・設備のリモート自動監視・自動制御・自動復旧などを行うIoTグローバルデータコントロールサービス(NEQTO.ai)の拡大のみならず、統合型生成AI自動制御プラットフォームによる社内におけるあらゆる業務の自動化による営業利益率の大幅向上を念頭に、事業の拡大及び生成AI開発を進めております。今後も、国内のみならず米国においてもIoTグローバルデータコントロールサービスの展開を加速させていく予定であり、壮大なIoT化と生成AI等によるインターネットインフラの制御(データコントロール)需要に向け、生成AI分野への投資を継続してまいります。 (4)SBI JIG-SAWモダナイゼーションズ株式会社との共同事業 当社は、金融業界を中心としたデータコントロールサービス(監視・運用・制御)をグローバルに展開する目的で、SBIセキュリティ・ソリューションズ株式会社との合弁会社である、SBI JIG-SAWモダナイゼーションズ株式会社を設立しました。 昨今、サイバー空間における安定的な運用の実現と、その運用を支えるためのセキュアな開発が、より高度に求められています。特に、その傾向は、金融に関する領域ではより顕著に表れています。そのような高度な需要に応えるべく、JIG-SAWの卓越した監視・運用・制御技術及びIoT技術、SBIセキュリティ・ソリューションズ株式会社の伝統的金融から先端的金融までの広範な知見とグローバルネットワークを活かし、グローバル市場を見据えた共同事業を行っております。 [事業系統図] 以上に述べた事業の内容を事業系統図によって示すと、以下のとおりであります。 なお、当社グループは、データコントロール事業の単一セグメントであるため、セグメント別の情報を省略しております。
経営方針・対処すべき課題1,940字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 全ての機器・装置・物質や生物・細胞・人体までもがインターネットネットワークに繋がるIoT時代の幕開けにより、人が介在するPCやスマートフォンで繋がる世界とは桁違いのデジタルユニバースの時代が訪れようとしています。当社グループは、その鍵を握る、あらゆるモノへの組込みが可能である極小ソフトウエア(アルゴリズム)、そして、そこから得られる莫大なデータを生成AI基盤により監視・運用・制御する独自技術を兼ね備えております。 当社グループは、独自に保有する基盤コア技術をベースにあらゆる機器・装置や物質(IoT:Internet of Things)・生物・細胞・人体(IoA:Internet of Abilities)をシームレスに繋ぎ、「ダイレクトに制御・運用・管理(コントロール)」していくことで、来るべきデジタルユニバースの時代の中心の1社に位置することを目指してまいります。 (2) 目標とする経営指標 当社グループは、安定的な事業拡大を通じて企業価値、特に「企業価値:時価総額」を継続的に大きく高めていくことを経営目標の一つとしております。そのため事業の収益力を示す売上高、営業利益、営業利益率及び営業キャッシュ・フローを中長期的な経営指標とし、これらの継続的向上に努めてまいります。 (3) 経営環境及び中長期的な会社の経営戦略 世界の産業用IoT市場は、2033年には4兆7,183億ドルへ拡大すると予測(出典:Straits Research「産業IoT市場 サイズと展望 2025-2033」)されております。このような世界規模でインターネットに接続するモノが増え続けている現代、当社グループは、さらにその先にある「生物・細胞」がインターネットとつながるIoE(Internet of Everything)、そして人間の能力を拡張させるIoAを見据えた事業基盤の強化を重要な経営戦略として考えております。 当社グループは、強固な事業基盤を形成する4つのコア技術(ソフトウエア技術、ハードウエア技術、自動運転・操縦技術及びデータ制御技術)に加え、それを応用した生成AI制御を軸に、壮大なIoT化とインターネットのデータコントロール需要の全盛時代に向け、高い成長への着実な取り組みを進めてまいります。そのため、研究開発・販売促進費・人的資本投資・グローバル展開のための先行投資を継続することにより、当該事業基盤の強化を図ってまいります。また、保有する基盤コア技術をベースに、IoTデバイス管理アルゴリズム「NEQTO」を世界中のあらゆるビジネスターゲットに浸透・拡大させるとともに、システムマネジメントサービスやAI制御データコントロールのグローバル化、クラウドセキュリティSaaSサービスの展開及び自動運転ソフトウエアライセンスの商用化・ビジネス拡大等を推し進めていく方針です。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、IoT市場及び生成AI市場において中長期的な成長による企業価値の最大化を図るため、以下の点に力を入れてまいります。 ① グローバルなビジネス展開と中長期的な成長に向けた先行投資 当社データコントロール事業は日本国内のみならず、欧米・アジア等のグローバル市場をターゲットにしております。今後の大幅な事業拡大に向け、大手町オフィス(東京本社)と丸の内オフィスの2拠点を統合し、それらの合計面積の2倍以上となる「東京ミッドタウン八重洲・八重洲セントラルタワー」へ本社を移転いたしました。米国においてはAIダッシュボードである「NEQTO.ai」をリリース後、米国企業との戦略的提携や導入を進めており、まずは「NEQTO.ai」と連携したスマートビルや産業IoT分野でのイノベーションを加速させてまいります。当社のデータコントロール事業は、グローバルIoT・生成AI市場においても企業価値の最大化を図るべく、中長期的な成長に向けた先行投資も継続してまいります。 ② 内部管理体制の強化 当社グループの中長期的な企業価値の向上に向け、継続的な事業の拡大やビジネス成長を維持するためには、業務運営の効率化やシステムへの投資、財務報告の信頼性の確保、リスク管理体制やコンプライアンス遵守体制などの内部管理体制の強化が重要な課題であると認識しております。今後も引き続き、事業上のリスクを適切に把握・分析したうえで、適正かつ強固な内部管理体制の構築に取り組んでまいります。
事業等のリスク7,980字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。また、必ずしもリスク要因に該当するとまでは思われない事項につきましても、投資家の投資判断において重要であると考えられる事項につきましては、投資家に対する積極的な情報開示の観点から、以下に記載しております。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性がある全てのリスクを網羅していることを保証するものではございません。 (1) データコントロール事業について ① 市場動向について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社データコントロール事業は、インターネットサービスやインターネットとつながる全てのモノが快適かつ安定稼動するため、全てのモノを繋ぎ、制御・運用・管理(コントロール)していくために、自動検知&自動制御(A&A)をコアコンセプトとしたサービスを主力としております。当社グループのターゲットとするIoT市場及び生成AI市場は、今後もさらなる拡大が予測されておりますが、今後、市場拡大ペースの急速な鈍化等予期せぬ要因により、顧客企業におけるシステム保守運用の外部委託の縮小や内製化若しくはニーズの変化等、発展途上段階にある市場の成長が阻害される場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:低 / 発生時期:中長期 / 影響度:大) [リスクへの対応策] 当社グループは、今後も市場の成長傾向は継続すると見込んでおりますが、引き続き国内外の市場動向や経済情勢をモニタリングするとともに、上記のような要素の変化を捉え、市場・経済情勢に応じた適時適切な経営判断に基づく柔軟な対応により、当該リスクの低減に努めております。 ② 為替の影響について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループは、グローバル展開を推進しており、国際取引が増加する傾向にあります。そのため、海外拠点における法令の制定・改廃や政治・経済の情勢変化は、海外拠点における営業活動に影響し、売上や損益等の当社業績に影響を与えます。また、想定を超えた急激な為替レートの変動が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:中 / 発生時期:短中期 / 影響度:中) [リスクへの対応策] 当社グループは、外貨建て口座を通じた決済をはじめ、外貨建ての債権債務を利用したナチュラルヘッジ、継続的な国内外の経済情勢や外国為替相場のモニタリング、投資及び融資の分散化など、為替変動リスクを最小限に抑えるとともに、事業基盤の強化と安定化により、当該リスクの低減に努めております。 ③ 貿易規制の影響について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループは、グローバル展開を推進しており、国際取引が増加する傾向にあります。そのため、海外拠点における関税や人の移動に関する法令の制定・改廃や政治・経済の情勢変化は、海外拠点におけるグローバルな営業活動に影響し、売上や損益等の当社業績に影響を与えます。(発生可能性:中 / 発生時期:短中期 / 影響度:中) [リスクへの対応策] 当社グループは、複数の国への取引先・投資先の分散化、継続的な国内外の政治・経済情勢のモニタリングなど、国際貿易リスクを最小限に抑えるとともに、事業基盤の強化と安定化により、当該リスクの低減に努めております。 ④ 他社との競合について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループは、インターネット関連業界の市場拡大・変革に遅れることなく、確実で安定した収益をあげることが重要課題であると考えております。現時点では競合の脅威はないものの、今後、新規参入等により競争が激化した場合には、価格競争による売上の減少等、当社グループの想定する収益見通しに重大な相違が生じる可能性があるほか、当社グループが予想しない支出・投資等が発生し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:低 / 発生時期:中長期 / 影響度:中) [リスクへの対応策] 当社グループは、現時点では競合の脅威はないものの、多方面・多岐にわたるビジネスの展開や多彩な課金システムによって競争力を高め、引き続き、解約率の低いサブスクリプションモデルを推進することにより、当該リスクの低減及び市場内における更なる地位の向上に努めております。 ⑤ 国際紛争の影響について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループは、グローバル展開を推進しており、国際取引が増加する傾向にあります。そのため、国際紛争の発生またはその恐れは、海外拠点におけるグローバルな営業活動や半導体をはじめとするIoT関連機器・資材の安定供給に影響し、売上や損益等の当社業績に影響を与えます。当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:中 / 発生時期:中長期 / 影響度:中) [リスクへの対応策] 当社グループは、国際紛争に備え、常時データバックアップやセキュリティ強化、調達先の多様化、投資の分散化など対策マニュアルや事業継続計画(BCP)の整備・運用、海外拠点を含む多拠点からの安定性の高い充実したサービスの提供ができる体制を構築するなど、当該リスクの低減に努めております。 ⑥ 不測の災害・事故・重大な伝染病・感染症の拡大等に伴うシステムトラブル、調達不備について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループの事業は、停電、ネットワークの故障・障害等の影響を受けやすく、当社のネットワークインフラについては、地震の影響を受けにくい札幌を中心に整備しておりますが、半導体をはじめとするIoT関連機器・資材の安定供給並びにインターネット接続環境の安定した稼働が当社グループ事業の大前提であると認識しております。そのため、予期せぬ自然災害や事故、伝染病や感染症の流行、ソフトウエアの不具合、ネットワーク経由の不正アクセスやコンピュータウィルスの感染、停電・電力不足、半導体や電子部品の調達不足・遅延など、様々な問題が発生した場合には、サービスの安定的な提供が困難となり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:低 / 発生時期:不明 / 影響度:大) [リスクへの対応策] 当社グループは、上記のような自然災害、事故、システムやネットワークのトラブル等に備え、常時データバックアップやセキュリティ強化、調達先の多様化、対策マニュアルや事業継続計画(BCP)の整備・運用、海外拠点を含む多拠点からの安定性の高い充実したサービスの提供ができる体制を構築するなど、当該リスクの低減に努めております。また、重大な伝染病・感染症の流行に備え、複数拠点への人員の分散や疾病対策の周知・徹底・運用などにより、当該リスクの低減に努めております。 ⑦ セキュリティ管理について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループが行うマネジメントサービスにおいては、その業務の性格上、顧客の機密情報に触れる可能性があります。当該可能性は限りなく低いものの、外部からの不正な手段によるコンピュータへの侵入や人的オペレーションのミス等予期せぬ要因により、情報漏洩が発生した場合には、当社が損害賠償責任等を負う可能性があり、その場合は、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:低 / 発生時期:不明 / 影響度:中) [リスクへの対応策] 当社グループは、情報セキュリティの基本方針を定め、継続的な研修等を行い、役員及び従業員の機密情報保護に対する意識を高めるとともに、詳細な規程の整備と的確な運用を義務づけております。また、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格である「ISO/IEC 27001:2022」及びプライバシーマーク「JIS Q 15001:2023」の認証を取得・維持し、情報管理体制を構築するとともに、外部・内部からの不正侵入に対するセキュリティ対策の充実のみならず、適切な保険の付保により当該リスクの低減に努めております。 ⑧ 技術革新への対応について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループが事業を展開するインターネット関連業界においては、技術革新のスピードや顧客ニーズの変化が速く、それに応じる新機能の導入等が行なわれております。しかしながら、これらの機能拡張・開発等が想定どおりに進まない場合や、予想以上の急速な技術革新や代替技術・競合商品の出現、依存する技術標準・基盤の変化、情報保護に関する新たな法規制等により、当社グループサービスの競争力や付加価値が低下した場合等には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:中 / 発生時期:常時 / 影響度:中) [リスクへの対応策] 当社データコントロール事業は、既存の商用ツールでは応えられない自動制御(オートディレクション)機能や顧客への運用可視化など、顧客のニーズに対応した柔軟かつ有効な機能拡張を実施している他、今後も競争力のあるサービスを提供できるよう生成AIをはじめとした先進技術の研究開発に取り組むことにより、当該リスクの低減に努めております。 ⑨ 生成AIの利活用について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループが事業を展開するインターネット関連業界においては、先進技術の発展が目覚ましく、特に生成AI(機械学習・人工知能)は、その性能の進展に伴い、様々な場面で利活用が行われています。当社データコントロール事業及びマネジメントサービスにおける生成AIの実装範囲もデータ予測・分類といった用途から、対話や生成といった人的オペレーションの代行まで拡大を続けている一方、その利活用にあたっては、安全性・正確性・機密性の確保や、著作権保護及び倫理的観点からの配慮等が求められており、適切な対応ができない場合には、社会的信用及び企業イメージの低下や金銭的負担が発生する可能性があります。また、先進技術の積極的な利活用は、当社グループの事業成長に向けた大きな機会である一方、対応が遅れるような場合には、当社の事業機会や市場での競争力、ブランドイメージが喪失又は低下し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:中 / 発生時期:短中期 / 影響度:中) [リスクへの対応策] 当該リスクに対応するため、AIの適正活用を推進するための組織として、生成AI推進グループ及び情報システム管理室を整備しています。生成AI推進グループ及び情報システム管理室では、全ての社員が生成AIを安全かつ有効に使いこなせるようになることを目的としたサービス・機能の開発や規程・マニュアルの整備を行い、これに基づく生成AIの効果的な利活用を推進・モニタリングしております。また、最新の生成AIの普及状況や技術の進展を注視し、生成AIを当社事業において最大限に利活用し、市場における競争優位を維持するようなサービスの提供、AIガバナンスの取り組みを拡大・継続しています。 (2) 当社の組織体制について ① 特定の人物への依存について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループの取締役は、それぞれ、経営戦略、マーケティング戦略、開発戦略及びコーポレート・ガバナンス等の当社事業に関する専門的知識・技能・経験を有し、重要な役割を果たしています。しかしながら、これらの者が何らかの理由により当社グループにおける業務遂行の継続が困難となった場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:低 / 発生時期:不明 / 影響度:中) [リスクへの対応策] 当社グループでは、取締役会等において幹部社員への情報共有や権限委譲並びに外部専門家への情報共有を進める等、経営体制の整備・充実や組織の強化を図ることにより、当該リスク低減に努めております。 ② コンプライアンス体制について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループは、事業拡大、ビジネス成長の段階にあり、継続的な拡大・成長を維持するためには、業務運営の効率化やシステムへの投資、リスク管理・コンプライアンスなどの内部管理体制の強化が重要な課題であると認識しております。しかしながら、コンプライアンス上のリスクを完全に解消することは困難であり、今後、当社グループの事業運営に関して法令等に抵触する事態が発生した場合、当社グループの企業価値及び業績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:低 / 発生時期:不明 / 影響度:小) [リスクへの対応策] 当社グループでは、コンプライアンスに関する社内規程を、法令やガイドラインの制定・改廃に適合するように適時に策定・改定するとともに、継続的な研修等を実施し、役員及び従業員のコンプライアンスに対する意識を高めることにより、当該リスクの低減に努めております。 (3) 法的規制・制度動向による影響について [リスクの内容と顕在化した際の影響] インターネットや個人情報の利用態様に関する法的規制については既に多くの制度が存在しますが、技術の発展に対応するインターネット個人情報保護に関する新たな法規制について、様々な議論がなされております。当社グループのインターネット関連事業そのものを規制する法令はありませんが、今後、インターネットの利用者や関連するサービス及び事業者を規制対象とする法令等が制定・改定されたり、何らかの自主的なルールが制定・改定される場合等、当社グループの事業が制約され、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、グローバルな取引においては、各国の輸出入規制が事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:中 / 発生時期:中長期 / 影響度:中) [リスクへの対応策] 当社グループでは、関係法令の制定、改廃に関する情報収集やモニタリングを確実に行い、また、輸出入規制については、該非判定検証を実施する等の事前対策を講じるとともに、法令等に定められた資格者の配置や研修等を実施して社員に関係法令の周知を徹底することにより、当該リスクの低減に努めています。 (4) 人的資本の強化について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループでは、データコントロール事業において、事業領域の拡大を行ってまいりましたが、今後のさらなる業容拡大・多様化に対応するため、「人材を重要な財産である」と捉え、多様性(ダイバーシティ)に富む人材の確保や育成、女性の活躍推進が必要と考えております。しかしながら、事業規模の拡大に応じた当社内における人材育成、外部からの採用等が計画どおりに進まず、人材の適正配置が困難となることで競争力低下等が生じた場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:中 / 発生時期:中長期 / 影響度:中) [リスクへの対応策] 当社グループでは、事業基盤を拡大・成長させていくための高度なマネジメント能力やシステム技術分野に関する高いスキルを有する人材確保のため、より強力に採用等活動に努めるとともに、教育体制の整備・充実及び個々の社員が十分に能力を発揮できる適切な人材配置やオフィス等の快適な労務環境の整備を進めて、人材の定着を図るよう努めていく方針です。また、年功序列の考えにとらわれず、成果主義に基づく客観的な評価制度により、優秀な人材の定着率向上を図ってまいります。 (5) 新規事業について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループは、今後も引き続き、積極的に新サービス及び新規事業に取り組んでまいりますが、これによりシステムへの投資や人件費等追加的な支出が発生し、利益率が低下する可能性があります。また、新規事業の活動には不確定要素が多く、新規事業の拡大・成長が当初の予測どおりに進まない場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:中 / 発生時期:中長期 / 影響度:小) [リスクへの対応策] 当社グループは、当該リスクに対応するため、新サービス・新規事業について、企画段階・開発段階にてモニタリング等を実施している他、取締役会及び経営会議にて、経営・執行一体となり、既存事業との関連性、事業予測、投資の回収可能性及び収益性等を総合的かつ慎重に検討し、M&A等も含めた新規事業等の実施判断を行い、当該リスクの低減に努めております。 (6) 知的財産権に関するリスクについて [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループが提供する各種サービスが他社の知的財産権等を侵害していた場合、第三者から差止訴訟や損害賠償請求訴訟を提起され、その解決にともなう訴訟費用がかかるだけでなく、当社の主張が認められないときには、対象サービスの提供停止や商標の使用禁止、賠償金や当該サービスの提供継続のためのロイヤルティー等の支払が発生し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。 他方、第三者によって当社グループの知的財産権が侵害されることによって、当社サービスの売上の減少、当社グループのブランドイメージの低下等の影響が考えられます。(発生可能性:低 / 発生時期:不明 / 影響度:中) [リスクへの対応策] 当社グループは、新サービスの開発や既存サービスの改良などに際して、第三者の知的財産権の調査、対策を実施しています。また、当社グループは、知的財産を適切に保護し、権利化を継続的に実施するとともに、第三者による当社グループの知的財産権の侵害を発見した場合には、適切かつ厳正な対応を実施しています。 (7) 持分法適用関連会社(SBI JIG-SAWモダナイゼーションズ株式会社)について [リスクの内容と顕在化した際の影響] 当社グループは、SBIセキュリティ・ソリュ―ションズ株式会社との合弁会社であるSBI JIG-SAWモダナイゼーションズ株式会社(本項目において、以下「同社」という。)を2024年1月に設立しております。同社では、金融業界におけるデータコントロール(監視・運用・制御)サービス並びに中長期的には、金融業界からさらに多種他業種向けにAI、IoTサービスをグローバルで展開する予定です。同社への出資比率は、当社が49%(SBIセキュリティ・ソリューションズ株式会社51%)であり、当社にとって同社は持分法適用関連会社であります。今後、外部環境の急激な悪化や同社の業績の悪化、金融規制など、予期せぬ事象の発生や出資比率の変更等があった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。(発生可能性:低 / 発生時期:中長期 / 影響度:中) [リスクへの対応策] 当社グループは、同社の管理体制について関係会社管理規程を整備するとともに、当社より役職員を派遣することで実際の運用に携わり、月次、四半期等での業績、法令や外部環境の変化及び財政状況をモニタリングするなど、適切な管理及び支援を行ってまいります。
経営成績の分析 (MD&A)6,068字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の概要 ① 財政状態の状況 財政状態については、「第2 事業の状況 4.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容」に記載のとおりであります。 ② 経営成績の状況 当連結会計年度における当社グループを取り巻く事業環境は、社会基盤となったデジタル領域が浸透・拡大し、人々の情報収集、コミュニケーション、消費行動や企業の経済活動に大きな変化が生じつつあります。特に、AIは爆発的な進化を続けており、大規模言語モデルにおいて巨大な汎用モデルの開発が進展する一方、新たな技術も日々出現しております。今後、AIが進化し、あらゆるデジタル分野に浸透・連携することで、デジタル社会を支える基盤的要素となる可能性が高まっております。それに伴い、社会全体のイノベーション促進やデジタル化・DX推進を支える基盤としてのデジタルインフラの整備・維持の重要性も高まっております(出典:総務省「令和7年版 情報通信白書」)。 このような環境の中、当社グループは、独自に保有する基盤コア技術をベースに、システムマネージ、クラウドマネージ、生成AI、IoT分野に加え、自動運転ソフトウエアにおける研究開発・ビジネスデザイン及び各種取り組み等を、国内外において着実に進めております。 当社のシステムマネージ・クラウドマネージ・生成AI・IoT分野全体を包括するデータコントロール事業の売上は、安定した完全ストック型ビジネス(サブスクリプションモデル及びリカーリングモデル)の継続課金売上と一時的なスポット売上で構成されております。当社の現時点での主力事業であるシステムマネジメントは、世界的なインフレや為替・金融資本市場の変動、米国の通商政策による影響、中国経済の停滞、不安定な国際情勢の影響を受けることなく、当連結会計年度においても、引き続き月額課金案件の受注獲得を推し進め、上場以来過去最高の月額課金売上のプラス成長に着地する潮流が続いております。なお、中長期的な企業価値の向上と持続的な成長を実現するための人的資本経営の強化にも注力し、先行投資は過去最高額となりました。 世界の産業用IoT市場は、2033年には4兆7,183億ドルへ拡大すると予測(出典:Straits Research「産業IoT市場 サイズと展望 2025-2033」)されており、当社データコントロールサービスのグローバルにおける需要も高まる中、当社は独自開発のIoTエンジン「NEQTO」やロボット型自動運用プラットフォーム「puzzle」を軸に、あらゆる機器やネットワークサービスを管理・制御する高度なソリューションを提供しております。JIG-SAW米国法人(JIG-SAW US, INC.)においては、NEQTO.aiによる様々なIoTデータの集約を実現するIoT-AIダッシュボードサービスを開始しています。NEQTO.aiの導入具体例として、米国の飲料水配達サービス会社であるAdvanced Water社では、専門知識なしで、製品の品質維持に必要な倉庫環境における温度・湿度管理のリアルタイムモニタリングを実現しました。また、米国Blues社との戦略的パートナーシップを通じて、デバイス接続からデータ活用までを短期間・低負荷で実現するIoTソリューションの提供にも取り組んでおります。さらに、当社と酒井重工業株式会社が共同で進めるロードローラ向けの自動操縦標準機開発プロジェクトにおいては、前田道路株式会社のプロジェクト参画に加え、複数の建設機器の自律的な施工技術について特許登録を受けるなど、業界標準機の実現に向けての取り組みを推進しております。各種クラウドを包括管理する「JIG-SAW PRIME」では、取引総額が697,979千円(前年同期比17.4%増)増加しました。今後の高い事業成長を実現すべく、将来に向けた先行投資額は過去最高を更新し、前年同期と比較して約63,000千円の増加となりました。 この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高3,625,500千円(前年同期比4.4%増)、営業利益549,776千円(前年同期比1.2%減)、経常利益600,695千円(前年同期比2.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益418,233千円(前年同期比12.6%減)となりました。なお、新東京本社における本社移転費用影響の収束に伴い、各四半期連結累計期間における営業利益の前年比率は、第1四半期△33.8%、第2四半期△28.8%、第3四半期△10.6%、通期△1.2%となり、想定を上回る改善が続いております。 当社グループはデータコントロール事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、2,375,218千円(前連結会計年度末比387,950千円増)となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において営業活動により獲得した資金は、458,511千円(前連結会計年度は618,820千円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益606,376千円の計上により資金が増加したことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において投資活動により支出した資金は、88,645千円(前連結会計年度は540,548千円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出209,910千円により資金が減少した一方で、敷金及び保証金の回収による収入140,783千円により資金が増加したことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度において財務活動により獲得した資金は、13,659千円(前連結会計年度は410,206千円の獲得)となりました。これは主に、長期借入れによる収入350,000千円により資金が増加した一方、自己株式の取得による支出232,722千円、長期借入金の返済による支出99,996千円により資金が減少したことによるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の状況 (生産実績) 当社グループは、データコントロール事業の単一セグメントであり、提供するサービスの性格上、生産実績の記載に馴染まないため、記載しておりません。 (受注実績) 生産実績と同様の理由により、記載しておりません。 (販売実績) 当連結会計年度における販売実績を事業別に示すと、次のとおりであります。なお、当社グループはデータコントロール事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。 事業の名称   販売高(千円)   対前期増減率(%) データコントロール事業   3,625,500   +4.4 合計   3,625,500   +4.4 (注)主な相手先別の販売実績は、いずれも総販売実績に対する当該割合が10%未満のため記載しておりません。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、経営者の判断に会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りが必要となります。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4.会計方針に関する事項」に記載のとおりであります。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (財政状態の分析) 資産 当連結会計年度末における流動資産は、3,955,651千円(前連結会計年度末比563,001千円増)となりました。これは主に、現金及び預金が増加(前連結会計年度末比388,176千円増)、売掛金が増加(前連結会計年度末比137,970千円増)したことによるものであります。 また、固定資産は、1,337,064千円(前連結会計年度末比125,703千円減)となりました。これは主に、敷金及び保証金が減少(前連結会計年度末比161,006千円減)、繰延税金資産が減少(前連結会計年度末比46,568千円減)した一方で、有形固定資産が増加(前連結会計年度末比44,794千円増)したことによるものであります。 以上の結果、当連結会計年度末における総資産は、5,292,716千円となり、前連結会計年度末に比べ437,298千円増加いたしました。 負債 当連結会計年度末における流動負債は、1,339,337千円(前連結会計年度末比6,656千円増)となりました。これは主に、未払金が減少(前連結会計年度末比100,811千円減)した一方で、買掛金が増加(前連結会計年度末比93,234千円増)したことによるものであります。 また、固定負債は、585,376千円(前連結会計年度末比216,198千円増)となりました。これは主に、長期借入金が増加(前連結会計年度末比180,004千円増)したことによるものであります。 以上の結果、当連結会計年度末における負債は、1,924,714千円となり、前連結会計年度末に比べ222,854千円増加いたしました。 純資産 当連結会計年度末における純資産は、3,368,001千円(前連結会計年度末比214,444千円増)となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上に伴い利益剰余金が増加(前連結会計年度末比418,233千円増)した一方で、自己株式が増加(前連結会計年度末比226,004千円増)したことによるものであります。 (経営成績の分析) 売上高 当連結会計年度における売上高は、3,625,500千円(前連結会計年度比4.4%増)となりました。当社事業の柱である自動運用をベースとした各種物理サーバ・クラウドサーバ・ハイブリッドサーバを対象とするマネジメントサービスにおいて、既存案件の積み上げや新規案件の獲得が順調に進んだことにより受注が堅調に推移し、売上高は通期として過去最高を達成いたしました。 営業利益 当連結会計年度における営業利益は、549,776千円(前連結会計年度比1.2%減)となりました。これは主に、当連結会計年度において、売上高が増加したことにより売上総利益が2,544,307千円となった一方で、本社移転に伴う地代家賃の増加等により、販売費及び一般管理費1,994,530千円を計上したことによるものであります。 経常利益 当連結会計年度における経常利益は、600,695千円(前連結会計年度比2.5%減)となりました。これは主に、営業利益に加えて、営業外収益56,185千円、営業外費用5,266千円を計上したことによるものであります。 親会社株主に帰属する当期純利益 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、418,233千円(前連結会計年度比12.6%減)となりました。これは主に、経常利益に加えて、法人税等合計188,143千円を計上したことによるものであります。 (資本の財源及び資金の流動性) 当社グループの資金需要のうち主なものは、設備投資資金のほか、将来に向けた先行投資である研究開発や人件費等の販売費及び一般管理費の営業費用であります。 当社グループは、運転資金につきましては自己資金を基本としており、設備投資につきましては自己資金及び金融機関からの長期借入金を基本としております。 なお、当社グループの当連結会計年度における資本の財源及び資金の流動性につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 (経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等) 当社グループは、安定的な事業拡大を通じて企業価値、特に「時価総額」を継続的に大きく高めていくことを経営目標の一つとするため、事業の収益力を示す売上高、営業利益、営業利益率、営業キャッシュ・フローを中長期的な経営指標と位置づけ、これらの継続的向上に努めております。 2025年12月期を含む、過去3ヶ年の上記指標の推移は以下のとおりであります。 2023年12月期   2024年12月期   2025年12月期 売上高(千円)   3,240,539   3,472,875   3,625,500 営業利益(千円)   625,373   556,625   549,776 営業利益率(%)   19.3   16.0   15.2 営業キャッシュ・フロー(千円)   473,656   618,820   458,511 当社データコントロール事業の売上は、安定した完全サブスクリプションモデル(完全ストック型ビジネス)の継続課金売上と一時的なスポット売上で構成されています。引き続き解約率の低い月額課金案件の受注獲得を推し進めており、上場以来44四半期連続で過去最高の月額課金売上のプラス成長となり極めて堅調に推移しております。将来に向けた投資である研究開発費・販売促進費・人件費・グローバル展開のための経費は増加しております。 2026年12月期においては、ストック型ビジネスの堅調な推移により過去最高の売上高となることが確実な状況ですが、引き続き今後の高い事業成長を実現すべく、将来に向けた投資も推進していきます。 (3) 経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 (4) 経営者の問題認識と今後の方針について 「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

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出典

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