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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

EduLab

EduLab, Inc.4427 · Growth · 情報・通信業

教育分野の能力測定技術を核に、英語テストCASE CからAI採点までを開発。公的機関や学校法人向けに試験運営・評価サービスを提供する。

概要

株式会社EduLabは、能力測定技術の研究開発を基盤に、テスト等ライセンス事業、AI事業、テスト運営・受託事業、テストセンター事業を展開する持株会社である。2015年設立、2018年東証マザーズ上場。連結売上高62億円(2025年9月期)、従業員232名。

CASECと英検Jr.を柱とするテスト等ライセンス事業

テスト等ライセンス事業では、IRT(項目応答理論)とCAT(コンピューター適応型)を採用したオンライン英語テスト「CASEC」、幼児・小学生向け英語プログラム「英検Jr.」を提供する。大学受験向け「TEAP CBT」は2024年10月でサービスを終了した。これらのテストは科学的根拠に基づき、大学や企業、個人に利用されている。

AI-OCRとChatGPT採点を核とするAI事業

AI事業では、手書き文字認識技術「DEEP READ」と、ChatGPTを活用した自動採点ソリューション「DEEP GRADE」を展開する。さらに、これらの技術を応用した英語ライティング学習サービス「UGUIS.AI」を2025年4月に有償化した。教育分野に限らず、金融機関などにも導入され、業務効率化に貢献している。

全国学力調査など公的機関向けテスト運営・受託事業

テスト運営・受託事業は、問題作成から印刷・配送・採点・分析までを一貫して受託する。主な顧客は文部科学省や地方公共団体であり、全国学力・学習状況調査の実施業務を担う。2025年にはスポーツ庁の体力調査やOECD-PISA調査の支援業務も受託し、公共案件での実績を積んでいる。

28都道府県約40拠点に広がるテストセンター事業

テストセンター事業は、CBT(コンピューター利用型試験)の実施会場を全国28都道府県約40拠点で運営する。2024年7月に新設分割で設立した株式会社EdTech RISEに株式会社Z会が49%出資し、共同運営体制を構築。IRTとAIを活用した作問・採点のトータルサポートも提供し、テストのCBT化を推進する。

業界の中での役割は教育測定技術と試験運営サービスを提供する教育関連企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
62億円
営業利益
4億円
営業利益率
6.5%
純利益
0億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2020/9
事業売上構成比利益利益率
e-Testing/ e-Learning事業64億円77.1%26億円40.6%
テスト運営・受託 事業19億円22.9%4億円21.1%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01教育(テスト等ライセンス)主力

科学的根拠に基づく英語能力判定テスト「CASEC」や「英検Jr.」などを開発・提供。大学や企業、個人向けに英語能力の測定機会を提供し、教育機関での英語教育を支援する。

主な製品・サービス3
CASEC
IRTとCATを応用した英語能力判定テスト。コンピューター上で受験し、短時間で正確な英語力を測定できる。
英検Jr.
幼児・小学校低学年向けの英語学習・テストプログラム。英語に親しみ、楽しく学習できるシステムとして提供。
TEAP CBT
大学入試向けの英語4技能テスト。2024年10月にサービス終了。

02AI(教育・業務自動化)準主力

AIを活用した商品を提供。手書き文字認識の「DEEP READ」やAI自動採点の「DEEP GRADE」、英語ライティング学習アプリ「UGUIS.AI」を展開し、教育現場や金融機関などの業務効率化に貢献する。

主な製品・サービス3
DEEP READ
AIによる手書き文字認識技術。大規模学力調査や金融機関などへの導入実績がある。
DEEP GRADE
ChatGPTを活用したAI自動採点ソリューション。問題の意図を解析し、即座に採点結果とフィードバックを返す。
UGUIS.AI
英語ライティング学習サービス。AIが作文を採点し、学習アドバイスを提供する。2025年4月に有償化。

03テスト運営・受託準主力

国や地方公共団体、大学などの教育機関向けに、学力テストの問題作成から採点・分析・システム構築までを一括受託。テストの運営・実施に必要な機能を提供する。

04テストセンター準主力

全国28都道府県約40拠点にテストセンターを設置し、各種資格・検定試験のCBT(コンピューター受験)を提供。会場提供に加え、作問から採点までをトータルサポートする。

05その他(広告等)副次

広告事業などのサービスを展開。以前はオンライン学習プラットフォーム「英ナビ!」「スタギア」を運営していたが、2024年3月に撤退した。

製品と技術

IRTとCATを融合したオンライン英語テスト「CASEC」

CASECは、IRT(項目応答理論)とCAT(コンピューター適応型)を組み合わせた英語能力判定テストである。受験者の回答を分析しながら問題の難易度を調整するため、短時間で正確なスコアを提供できる。大学、企業、個人向けにライセンス提供され、20年以上の実績を持つ。

幼児から小学生向け「英検Jr.」

英検Jr.は、幼児から小学校低学年を対象とした英語教育・テストプログラムである。1994年から提供され、リスニング教材やテストを搭載した学習システムを学校や塾に展開。英語への親しみと異文化理解を目標とし、幅広い教育現場で利用されている。

手書き認識AI-OCR「DEEP READ」と自動採点「DEEP GRADE」

DEEP READは、膨大な手書きデータを分析して開発したAI-OCRで、大規模学力調査や金融機関などに導入されている。DEEP GRADEはChatGPTを活用した自動採点サービスで、記述式答案を即座に採点し、フィードバックも提供する。両者を組み合わせることで、教育現場のDXを推進する。

英語ライティング学習サービス「UGUIS.AI」

UGUIS.AIは、AI自動採点技術を応用した英語ライティング学習サービスである。2024年3月にBeta版を無料提供し、2025年4月に有償化。自学習だけでなく、教員の校務効率化にも寄与し、経済産業省の補助金事業者に採択された。中学校・高等学校での利用が補助対象となっている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

EdTech領域の成長企業、赤字継続

情報・通信業界に属し、EdTech(教育×IT)領域で個別最化学習サービスなどを展開。同業にはVRaiN Solutionやソラコムなどがあるが、売上規模は約71億円と中堅。直近の業績は2023年9月期71億、2024年9月期71億(営業赤字▲4.23%)、2025年9月期は62億円と減少見込みだが、営業利益率6.45%と黒字転換の予想。まだ事業モデルの収束が見えず、赤字からの脱却が課題。

強み

  • EdTech市場は拡大中、独自の個別最化学習で差別化。
  • 2025年9月期には営業利益率6.45%とプラス転換見込み。
  • 学校法人や教育機関との連携実績あり、安定した受注基盤。
  • GIGAスクール構想など官需を取り込み、売上安定化に寄与。

課題

  • 2024年9月期は営業赤字で、収益化のスピードが課題。
  • VRaiN Solutionなど同業スタートアップが追随、競争激化。
  • 2025年9月期は売上62億と前期比減、新規顧客獲得が必要。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がEduLab

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
13802エコミック24億円20.7倍
2304Aフォルシア24億円49.8倍
34260ハイブリッドテクノロジーズ24億円696.7倍
43970イノベーション24億円
54427EduLab23億円
65242アイズ23億円
74424Amazia23億円
83796いい生活23億円28.9倍
93930はてな23億円16.4倍
104388エーアイ23億円20.8倍
115126ポーターズ23億円17.9倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 19件

株式移転で持株会社体制へ移行した2015年

2015年3月、株式移転により株式会社EduLabを設立し、持株会社制に移行した。同年4月には米国Edutech Lab, Inc.を買収し、海外展開の足がかりを得た。10月には子会社の教育測定研究所が文部科学省の全国学力調査(中学校)を受託し、公的機関向け事業の基盤を固めた。

2018年、東証マザーズ上場とAI-OCRサービス開始

2018年1月、手書き文字読み取りが可能なAI-OCRサービス「DEEP READ」の提供を開始。同年9月には子会社が全国学力調査(小学校)を受託し、12月に東京証券取引所マザーズに上場した。本社は2019年6月に東京都港区北青山から渋谷区道玄坂へ移転。

2020年、教育デジタルソリューションズ子会社化とテストセンター開設

2020年4月、簡易株式交換で株式会社教育デジタルソリューションズを子会社化。6月には子会社の教育測定研究所がテストセンターの運営を開始し、CBT事業に参入。同年10月には東証市場第一部に指定され、成長基盤を強化した。

2022年の市場変更とグロース市場移行

2022年2月、東京証券取引所の市場変更により、第一部からマザーズへ指定替え。同年4月の市場区分見直しでマザーズからグロース市場に移行した。この間、不採算事業の見直しが進められ、経営の効率化が図られた。

2023年、ChatGPT活用と子会社再編による事業整理

2023年5月、ChatGPTを活用したAI自動採点ソリューション「DEEP GRADE」の提供を開始。10月には子会社の教育測定研究所が教育デジタルソリューションズを吸収合併。12月にはサクセススペース株式会社などを子会社化し、事業ポートフォリオの見直しを加速させた。

2024年の本社移転とテストセンター事業の分離

2024年2月、本社を東京都港区港南に移転し、家賃負担を削減。同年7月、テストセンター事業を新設分割により株式会社EdTech RISEとして分離し、株式会社Z会が資本参画した。これにより、CBT事業の効率的な運営体制を構築した。

2025年の海外子会社整理と全利益黒字化達成

2025年9月期、中期経営計画の3つの改革(事業構造改革・コスト構造改革・組織体制改革)が功を奏し、営業利益3.9億円、経常利益4.5億円、親会社株主に帰属する当期純利益0.16億円と全利益区分で黒字化を達成。同時に海外子会社の清算・統合を進め、10月にはEdutech Lab, Inc.がDoubleYard Inc.を吸収合併した。

年表19件を開く

2010年代

  • 2015年3月創業株式移転により株式会社EduLabを設立し、持株会社制へ移行。
  • 2015年4月M&A米国Edutech Lab, Inc.を買収。
  • 2015年10月子会社の株式会社教育測定研究所が2016年度文部科学省:全国学力・学習状況調査を実施するための委託事業「中学校」を受託。
  • 2018年1月手書き文字の読み取りも可能なAI-OCRサービス「DEEP READ」の提供を開始。
  • 2018年4月創業DoubleYard Inc.を設立。
  • 2018年9月子会社の株式会社教育測定研究所が2019年度文部科学省:全国学力・学習状況調査を実施するための委託事業「小学校」を受託。
  • 2018年12月上場東京証券取引所マザーズ上場。
  • 2019年6月本社を東京都港区北青山から東京都渋谷区道玄坂に移転。

2020年代

  • 2020年4月M&A簡易株式交換による株式会社教育デジタルソリューションズの子会社化。
  • 2020年6月子会社の株式会社教育測定研究所がテストセンターの運営を開始。
  • 2020年10月東京証券取引所の市場第一部に指定。
  • 2022年2月東京証券取引所マザーズへの市場変更。
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所マザーズからグロース市場に移行。
  • 2023年5月ChatGPTを活用したAI自動採点ソリューション「DEEP GRADE」の提供を開始。
  • 2023年10月M&A子会社の株式会社教育測定研究所が子会社の株式会社教育デジタルソリューションズを吸収合併。
  • 2023年12月M&Aサクセススペース株式会社及び有限会社システムサポートアンドコンサルティングの株式取得による子会社化。
  • 2024年2月本社東京都渋谷区道玄坂から東京都港区港南に移転。
  • 2024年7月創業株式会社教育測定研究所からテストセンター事業を事業分離。新設分割により株式会社EdTech RISEを設立。
  • 2025年10月M&A子会社のEdutech Lab, Inc.が子会社のDoubleYard Inc.を吸収合併。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    事業構造改革

    高付加価値事業や成長事業に経営資源を集中投下し、不採算事業から撤退することで高収益な企業体制を目指す。テスト関連事業の付加価値向上と、テストセンター事業・AI事業の育成を進める。

  2. 02

    コスト構造改革

    海外子会社のスリム化、外注費最適化、オフィス移転など徹底的な販管費削減を実施。同時に不採算事業からの撤退に伴い、人員を成長事業へ再配置し、筋肉質な組織体制を構築する。

  3. 03

    組織体制・企業風土改革

    事業部制を廃止し顧客軸とプロダクト軸で組織を再編。顧客ニーズに応じたソリューション提供と複合的なサービス展開で販売拡大を図る。ガバナンス強化と人事評価制度の再構築により変革に挑戦する組織を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 8期分

グループ全体で232人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は802万円で、7期前と比べて+11.2%平均年齢は45.2歳、平均勤続年数は6.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2018年9月226
2019年9月72143.12.6240
2020年9月85143.02.5387
2021年9月85541.52.9383
2022年9月79744.24.5360
2023年9月78043.83.9282
2024年9月79544.96.1256−117
2025年9月80245.26.7232172

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年9月期・提出会社(単体)
女性管理職比率26.1%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)50.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社12(国内 10 / 海外 2、うち連結子会社 10) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都港区163百万円
全社(共通)
主な関係会社
  • 国内
    株式会社教育測定研究所(注)1、4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社EdTech RISE (注)1、4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    サクセススペース 株式会社
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社 システムサポートアンドコンサルティング
    広島県広島市中区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    Edutech Lab, Inc. (注)1、6
    アメリカ合衆国 ワシントン州ベルビュー · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    DoubleYard Inc. (注)1、6
    アメリカ合衆国 マサチューセッツ州ボストン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 海外
    JIEM INDIA PRIVATE LIMITED (注)1
    インド共和国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    EduLab Capital Management Company, LLC
    アメリカ合衆国 マサチューセッツ州ボストン · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    EduLab Capital Partners Ⅰ, L.P. (注)1
    アメリカ合衆国 マサチューセッツ州ボストン · 連結子会社
    議決権44.0%
  • 海外
    Edutech Lab AP Private Limited (注)1、5
    シンガポール共和国 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社増進会 ホールディングス
    静岡県三島市 · その他の関係会社
    議決権3.0%
  • 国内
    株式会社ZE1
    静岡県三島市 · その他の関係会社
    議決権29.5%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は62億円営業利益4億円前期と比べると減収で、売上が-12.7%。

売上高
-12.7%
62億円
営業利益
4億円
純利益
0億円
営業利益率
6.5%
前期比 +10.7%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高58億円62億円
営業利益1億円4億円
純利益0億円0億円
1株あたり配当¥30

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は13億円、営業利益は−1億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は−13.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q2015.0−15
2023年3Q15−2−13.3−4
2023年4Q18−7
2024年1Q14−2−14.3−3
2024年2Q19−1−5.30
2024年4Q3800.0−10
2025年2Q3026.72
2025年4Q3226.3−2
2026年2Q2926.90
2026年3Q13−1−7.7−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2015年9月期からの11期で、売上は1億円から62億円へ62.0倍に増えた。直近期の営業利益率は6.5%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
株式移転により株式会社EduLabを設立し、持株会社制へ移行。
2015年9月100
2016年9月5231
2017年9月29−1−1
DoubleYard Inc.を設立。
2018年9月3421
2019年9月5752
簡易株式交換による株式会社教育デジタルソリューションズの子会社化。
2020年9月7954
2021年9月1014−53
2022年9月981−8
子会社の株式会社教育測定研究所が子会社の株式会社教育デジタルソリューションズを吸収合併。
2023年9月71−6−31
株式会社教育測定研究所からテストセンター事業を事業分離。新設分割により株式会社EdTech RISEを設立。
2024年9月71−3−5−4.2−13
子会社のEdutech Lab, Inc.が子会社のDoubleYard Inc.を吸収合併。
2025年9月62456.50

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高62億円のうち、営業利益として残るのは4億円6.5%。営業外の損益と税金を反映した純利益は0億円、売上の0.0%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金66.1%41億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金27.4%17億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益6.5%4億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
33.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.9pt
6.5%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比6.6pt
0.0%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比11.9pt
1.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
0.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
12.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 10期分

2025年9月期は営業CFが1億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は12億円で、売上の2.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2016年9月0−914−917
2017年9月1−515−427
2018年9月1−1013−931
2019年9月6−1338−762
2020年9月13−2016−775
2021年9月−7−3169−38107
2022年9月−6−31−33−3734
2023年9月314−261726
2024年9月−1210−9−216
2025年9月1−3−1−212

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2025年9月期の総資産は36億円。このうち返さなくてよい自己資本が18億円で、自己資本比率は37.6%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2015年9月119282.4
2016年9月4373616.5
2017年9月5794815.9
2018年9月76146219.0
2019年9月122527041.9
2020年9月1585810036.0
2021年9月1906212831.5
2022年9月124507439.4
2023年9月60194130.4
2024年9月36181937.3
2025年9月36181837.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳
現金及び預金
14億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-1億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
18億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
58
/ 100
安定性自己資本比率25 / 40
収益力営業利益率13 / 30
現金創出営業CFの黒字継続20 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率605社中369位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中565位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
1.2%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
6.5%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
37.6%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-12.7%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
13.5%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥222で、1年前と比べて-39.5%過去52週の値幅のなかでは26%の位置にある。

¥222-2.6%1ヶ月+7.8%1年-39.5%時価総額23億円
過去52週の値幅
安値¥165高値¥387

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)226.5倍
PBR1.67倍
配当利回り13.51%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

終値205円は、25日移動平均線203.8円をほぼ横ばいで推移し、200日線246.38円を約17%下回っています。RSIは48.15と中立圏で、8月14日に出来高13万4400株と増加し一時223円まで上昇しましたが、8月17日に-8.07%と反落しました。1ヶ月で3.02%上昇と持ち直しの動きもありますが、52週高値390円からは約47%下落しており、回復には時間がかかりそうです。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 48/100)

PERは赤字のため算出不能だが、PBR 1.41倍は業界平均3.44倍を大きく下回る。ROE 1.2%と低収益であり、無配であることから成長性が評価されにくい。直近の赤字から黒字転換が期待されるが、業績不透明感を考慮すると現状のバリュエーションはほぼ妥当と考えられる。

指標この会社業種平均
PER (予想)226.5倍
PBR1.67倍2.96倍
ROE1.2%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

再建フェーズにあり、黒字転換が最大の焦点。過去2期は大幅赤字で、売上も減少傾向。2025年9月期の会社計画では営業利益率6.45%、純利益0円と黒字化を見込む。強気派は、不採算事業の整理が進み、収益体質が改善すると評価。弱気派は、売上減少が止まらず、計画達成の不確実性が高いと懸念。

プラスに働く材料7
  • 不採算事業の整理完了

    赤字事業を縮小し、収益改善の基盤が整う。

  • 業績改善の明確な計画

    2025年9月期に営業黒字転換を見込む。

  • 教育IT需要の追い風

    DX推進で学校向けIT投資は中期的に増加。

  • 営業黒字転換による収益改善2025年9月期実績影響

    営業利益4億円(前期は△3億円)で黒字化達成、業績回復期待。

  • 低PBR・小型株への買い需要継続影響

    PBR1.4倍、時価総額19億円と割安感、個人投資家の物色対象。

  • 教育IT需要の回復期待2026年以降影響

    教育市場のデジタル化再加速で受注増の可能性。

  • 株主優待やIR強化の余地不定影響

    小規模ながら株主還元策導入の可能性。

マイナスに働く材料7
  • 売上減少が継続

    2025年9月期も売上減予想、成長の見通しが立たない。

  • 黒字化の実現性に疑問

    過去の計画未達成の経緯があり、信用しにくい。

  • 競合との差別化不足

    同業他社との機能差が小さく、価格競争に陥るリスク。

  • 過去の赤字累積による財務リスク継続影響

    2023年9月期は純損失31億円、財務基盤の脆弱性。

  • 売上減少トレンド継続2025年9月期実績影響

    売上高62億円(前年比13%減)、コア収益の縮小。

  • 競争激化によるシェア低下継続影響

    教育IT市場は競合多く、シェア拡大困難。

  • 流動性低く急落リスク継続影響

    出来高少なく、大口売りで株価急落の可能性。

次の決算で確かめる点
売上高
事業縮小のトレンドが継続か確認。
営業利益
黒字転換計画の達成度が重要。
契約顧客数
顧客基盤の拡大が成長の鍵。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり30いまの株価に対する利回りは13.51%。

年間配当
¥30
1株あたり
配当利回り
13.51%
いまの株価に対して
配当性向
99.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥30

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ3,844人。区分でいちばん多いのは事業法人48.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が48.3%を占め、残る51.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
事業法人17.918.448.848.347.848.0
個人・その他53.749.236.934.634.133.2
外国人個人15.411.310.510.311.111.1
証券会社0.82.91.25.54.95.4
外国法人9.114.92.21.01.92.0
金融機関3.23.20.40.20.20.3
自己株式0.20.10.10.10.10.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社ZE129.41
02株式会社旺文社5.15
03髙村 淳一4.73
04松田 浩史4.71
05NTTドコモビジネス株式会社3.41
06関 伸彦3.18
07株式会社増進会ホールディングス3.04
08株式会社旺文社キャピタル2.62
09林 規生2.33
10曽我 晋1.89

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で−98%、1株純資産は11期で−99%。直近期のROEは1.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2015年9月8025,9940.3
2016年9月1110510.7
2017年9月−18127−16.4
2018年9月71914.6
2019年9月285827.3195.255.8
2020年9月426267.0205.699.7
2021年9月−530596−90.2
2022年9月−82487−15.1
2023年9月−305179−92.3
2024年9月−125133−80.0
2025年9月21331.2225.5

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/9期の役員報酬は総額126百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
廣實学代表取締役 社長兼CEO52767
西田紀子取締役51461
川瀬晴夫取締役 CFO62
名倉英雄取締役62
泉谷智取締役(常勤監査等委員)61
清水恵取締役(監査等委員)58
小柴美樹取締役(監査等委員)58

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4959524
社外取締役431318

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,892字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、持株会社である当社及び当社の連結子会社12社並びに非連結子会社1社(2025年9月末時点)で構成されており、教育分野における能力測定技術の研究開発及びその成果であるテスト法の実践を通じて、公的試験実施団体、文部科学省、各地方公共団体等の公的機関、一般企業、教育関連企業、学校法人などを顧客とし、英語その他の能力検査の試験開発、実施、分析、教育サービスの提供等を行っています。 当社グループは、人の能力を測定する技術の研究開発を行い、質の高いテスト及びラーニングの機会を提供することで、効果的な学びの機会を実現し、一人ひとりの能力の発展に寄与するというミッションを掲げ、テスト等ライセンス事業、AI事業、テスト運営・受託事業、テストセンター事業及びその他事業の5つの事業を展開しています。 ① テスト等ライセンス事業 科学的根拠に裏付けられたテスト・学習理論を応用し、試験・学習サービスを提供しております。主なサービスは、大学等の教育機関、民間企業、個人向けの英語能力判定テスト「CASEC」、小学校低学年の児童や幼児向けの英語テスト「英検 Jr.」等があります。また、大学受験向け英語4技能テスト「TEAP CBT」を提供しておりましたが、当該サービスは2024年10月の試験実施を持ちましてサービスを終了いたしました。 ② AI事業 自社で研究開発したAI技術を用いたサービス・製品の提供を行っております。主に、手書き文字の読み取りが可能なAI-OCR商品の「DEEP READ」に加え、2023年9月期より、ChatGPTを活用したAI自動採点ソリューション「DEEP GRADE」の提供を開始いたしました。こうした商品を適宜組み合わせて使用することで、人が行っていた煩雑な作業をAIによって自動化するトータルソリューションを提供し、教育分野にとどまらず、他の産業分野・市場に転用し、業務効率化や生産性向上に貢献してまいります。また、測定技術と組み合わせた独自のAIサービスの展開にも取り組んでおります。2024年3月には、AI自動採点ソリューションの技術を応用した英語ライティング学習サービス「UGUIS.AI(ウグイス エーアイ)」を開発、Beta版として無料提供を開始し、教員、生徒様の1年間の試用の声を反映して機能アップし、2025年4月に有償化を行いました。「UGUIS.AI」は、自学習者のみならず教育現場での校務の効率化にも寄与することから、株式会社教育測定研究所は2025年4月経済産業省「探究・校務改革支援補助金 2025」の事業者として採択され、募集応募で認定された中学校や高等学校が「UGUIS.AI」を利用することについて補助金の対象となりました。 ③ テスト運営・受託事業 テストの問題作成・システム構築・管理・運営・採点等に関するサービスを提供しております。問題作成から印刷、配送、採点、集計、分析、システム構築まで、テストの実施・運営に必要な機能を提供しており、主な顧客は、学力調査事業を実施する国・地方公共団体等の公的機関や大学等の教育機関となります。また、アセスメントのコンテンツ開発・分析・運用の受託や、教育機関・民間企業を対象に、テスト分析やコンサルティングサービスも実施しています。 ④ テストセンター事業 公平・公正な環境下でCBT(※)の実施を可能とするテストセンターを、現在、全国28都道府県約40拠点設置し、各種資格・検定試験のCBT受験に、テストセンターを提供しております。また、「CASEC」や「TEAP CBT」の開発運用などで培ってきた、IRT(Item Response Theory、項目応答理論)やCAT(Computerized adaptive test、コンピューター適応型)等とAIを用いた技術及び長年の実績を活用することで、会場の提供のみにとどまらず、作問から試験実施、採点までをトータルにサポートし、テスト市場全体のCBT化を推進しております。 (※)CBT(Computer Based Testing):コンピューターを使用した試験やテストの実施 ⑤ その他事業 主に「英ナビ!」や「スタギア」プラットフォームで、各種検定・試験などのオンライン学習サービスを提供しておりました教育プラットフォーム事業が、2024年3月末をもって、一部サービスを除き、当該事業から撤退いたしました。サービスを提供している広告事業等を当該「その他事業」に分類しております。 なお、上記の5つの事業の区分は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 また、当連結会計年度より報告セグメントの区分変更をしております。詳細は「第5 経理の状況 (セグメント情報等)に記載のとおりであります。 当社グループのセグメント別の詳細は、以下のとおりであります。 セグメント区分   区分   事業内容 テスト等ライセンス事業   CASEC (Computerized Assessment System for English Communication)    CASECは、IRT(Item Response Theory、項目応答理論)とCAT(Computerized adaptive test、コンピューター適応型)の技術を用いたテストです。IRTとは、従来型の画一的な試験とは異なり、試験項目の難易度に左右されることなく、テスト受験者の能力を正確に測定するための理論です。さらにCATを併せて用いることで、テスト受験者の試験項目に対する回答を自動的に分析し、出題を変化させることにより、受験者の能力を短時間で正確に測定することが可能となります。 英検Jr.    英検Jr.は、主に幼児から小学校低学年の児童までを対象とする英語の教育・テストのプログラムです。英検Jr.は、英語に親しみ、外国の文化を理解することを目標として1994年から提供を開始しています。テストをはじめ、英語リスニング教材などを搭載し、子どもが楽しく「学習&力試し」ができる英語学習システムで、学校や塾を中心に幅広く利用されています。 TEAP CBT (Test of English for Academic Purposes)    TEAP CBTは、主に高校3年生を対象とした、英語力に関する4技能(読む・書く・聞く・話す)を測定するテストであり、大学入試を実施する大学等の教育機関に採用されています。  なお、TEAP CBTは、2024年10月の試験実施を持ちましてサービスを終了いたしました。 その他   「英検4-5級スピーキングシステム提供サービス」  英検4級、5級受検者の話す力を測定するためのスピーキングテストのモジュールを提供しています。 AI事業   DEEP READ    AIを活用し、各種の膨大な手書きデータを当社が独自に分析して開発した文字認識技術です。大規模学力調査や金融機関への導入をはじめとし、多様な業界に提供範囲を拡大しています。 DEEP GRADE    ChatGPTを活用したAI自動採点サービスです。AIが問題文の意味や出題の意図と実際に書かれた解答の内容を解析し、採点結果を即座に返却するため、採点にかかる工数を大幅に削減することが可能となり、教育業界のDXを推進します。また、採点結果に加えてフィードバックや学習アドバイスを同時に表示することにより、採点だけではなく学習の効率も飛躍的に向上させることが可能となります。 UGUIS.AI    当社グループにおける採点業務の自動化に向けた研究・開発の実績に、自然言語処理技術とChatGPTを掛け合わせたAI自動採点ソリューションの技術を応用した英語ライティング学習サービスです。2025年4月に有償化を行いました。 テスト運営・受託事業   -    テスト運営・受託事業は、学力テスト等の問題作成・システム構築・管理・運営・採点等に関する受託事業です。テスト問題の作成、印刷、配送、採点、集計、分析、システム構築等、テストの実施・運営に必要な機能を提供しています。発注主体は、主に学力調査事業を実施する国、地方公共団体等の公的機関や大学教育機関等です。 テストセンター事業   -    公平・公正な環境下でCBTテストの実施を可能とするテストセンターを、現在、全国28都道府県約40拠点設置し、各種資格・検定試験のCBT受験に、テストセンターを提供しております。会場の提供のみにとどまらず、IRTとAIを用いた技術と長年の実績を活用することで、作問から試験実施、採点までをトータルにサポートし、テスト市場全体のCBT化を実現します。 事業の系統図は概ね次のとおりであります。 [事業系統図] 上記のうち海外子会社に関する主な事項は以下のとおりであります。 [海外子会社一覧] (2025年9月30日現在) 子会社名称   所在地   主要な事業の内容 (集団を形成する子会社に関する情報) Edutech Lab, Inc.   アメリカ合衆国ワシントン州ベルビュー   ●テスト等ライセンス事業、教育プラットフォーム事業におけるコンテンツ、ソフトウエア提供(TEAP CBTのテスト問題、英ナビ・スタディギアの一部ソフトウエア) ●テスト等ライセンス事業における役務提供(CASECの問題開発や採点業務、TEAP CBTの採点業務) ●成長企業、EdTech系ファンドへの投資 ●在米子会社への出資、経営指導 (EduLab Capital Management Company, LLC) 所在地 :アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン 事業内容:EdTech系投資ファンドの管理、事務 (EduLab Capital Partners I, LP) 所在地 :アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン 事業内容:EdTech系投資ファンド (EduLab Edtech Partners LP) 所在地 :アメリカ合衆国ワシントン州ベルビュー 事業内容:教育系ベンチャーファンドに対する投資 (DoubleYard Inc.) 所在地 :アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストン 事業内容:AI技術、ソフトウエア及びソリューションの開発、提供 (DoubleYard Europe Inc.) 所在地 :アイルランド共和国ダブリン県ダブリン市 事業内容:AI技術開発、製品管理 Edutech Lab AP Private Limited   シンガポール共和国   ●テスト等ライセンス事業、教育プラットフォーム事業におけるソフトウエア提供(英ナビ・スタディギア、英検Jr.、TEAP CBT、CASEC、テストシステム提供のソフトウエア) ●テスト等ライセンス事業、教育プラットフォーム事業における役務提供(英ナビ・スタディギア、英検Jr.、TEAP CBT、CASEC、テストシステム提供のソフトウエア開発、運用) ●テスト運営・受託事業におけるソフトウエア提供(学力調査の採点、集計システム開発、運用) ※2024年7月31日に、解散決議を行いました。なお、清算手続き中です。 [当社グループの構造] (2025年9月30日現在) (注)1.当社グループの構造図は、非連結子会社を含むすべての子会社を掲載しております。 2.Edtech Lab AP Private Limitedは、2024年7月31日に解散を決議し、現在清算手続き中です。 3.2025年10月1日を効力発生日として、Edutech Lab, Inc.は、DoubleYard Inc.を吸収合併しております。
経営方針・対処すべき課題5,035字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、20年以上継続してきた人の能力を測定する技術の研究開発を行い、質の高いテストおよびラーニングの機会の提供を通じて、効果的な学びの機会を実現し、一人ひとりの能力の発展に寄与してまいります。 (2) 経営環境 国内教育市場では、少子化の影響があるものの、児童・生徒1人に1台端末が整備され、学校のICT環境の更新、データ利活用など更なる進化が求められるフェーズに入っております。テスト市場全体においては、従来型のペーパー(紙)ベースのテストからコンピューターベースのテスト(CBT:Computer Based Testing)への移行が進み、学習のオンライン化とテストのCBT化は今後も加速する傾向にあります。また、英語教育の低年齢化、リスキリング需要の高まり、デジタル化の浸透などを背景に、英語教育とテストに対する需要も拡大が見込まれております。 加えて、大学入試の多様化が進み、受験準備段階から中学・高校、更には大学卒業に至るまで、日々の学習における評価や測定、学力の伸長や成果の可視化が求められており、評価・測定に対するニーズは一層高まっております。更に、教員不足や働き方改革の影響により現場の対応力に限界が生じつつあり、AIを活用した先生方の業務支援や教育活動の効率化に対する期待も高まっております。 このように、教育ビジネス市場におけるビジネス・チャンスは引き続き大きく、当社グループといたしましては、長年培ってきた測定技術及びAI技術と、安定的にテストを実施する運用技術を高い専門性をもって掛け合わせることにより、他社との差別化を図ってまいります。また、各種検定・試験のCBTの実施会場であるテストセンターの設置・運営を通して、各種試験のCBT化をシステム及びインフラ提供の両面から推進してまいります。 (3) 経営戦略等 当社グループは、持続的な成長を目指した体制構築に向け、2024年9月期から2026年9月期までの3年間を期間とする「中期経営計画 -事業計画及び成長可能性に関する事項-」(以下、「中計」といいます。)を、2023年12月8日に公表いたしました。 当社グループは、中計にもとづき、以下に記載する3つの改革に取り組むことで、2025年9月期に、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益も黒字化し、全利益区分の黒字化を達成しました。 「中計」最終年度の2026年9月期におきましても3つの構造改革の取り組みを継続して、全利益区分の黒字維持を目指す計画です。 ① 事業構造改革 事業ポートフォリオの見直しを行い、高付加価値事業及び成長事業に対して経営資源を積極的に投下するとともに、不採算事業からの撤退を行い、高収益な企業体制を目指します。具体的には、テスト等ライセンス事業及びテスト運営・受託事業で、より付加価値を高めていくとともに、テストセンター事業及び AI 事業を成長事業として育成します。 ② コスト構造改革 早期のコスト削減、人員の再配置を行い、筋肉質な組織体制を目指します。具体的には、海外子会社の運営体制の見直しによるスリム化、外注費の最適化、オフィス移転を含めた徹底的な販管費の削減に取り組むとともに、一部事業・サービス撤退による、成長事業への人員の再配置を行います。 ③ 組織体制・企業風土改革 これまでの事業部制を廃止し、顧客軸とプロダクト軸を明確にし、顧客ニーズに応じた適切なソリューションを提供する組織へ移行することで複合的なサービス展開を行い、更なる販売拡大を目指します。また、これまで取り組んできたガバナンス体制強化に引き続き注力していきます。さらに、人事評価制度を再構築することで、変革に挑戦できる組織を目指してまいります。 (4) 事業上及び財務上の対処すべき課題 当社グループでは、今後の業務展開及び経営基盤の強化のため、以下の課題に取り組んでまいります。 ① システム開発の強化 当社グループが今後も持続的な成長を果たしていくためには、当社グループが開発したアダプティブなオンライン英語テスト「CASEC」を中心とするアセスメントや大規模試験での利用が可能な記述式答案の採点システム等について、市場での優位性を確保するための製品機能の強化が今後も不可欠であると認識しております。 当社グループは、AI技術を製品開発に効果的に活用し、時代の要請により変化する市場と今後も加速するテクノロジーの進歩に素早く対応するため、戦略に即した製品機能の強化、オプション機能の開発等を行い、競合他社との差別化を図ってまいります。 ② コンテンツ開発の強化 当社グループが展開するテスト商品及びラーニング商品は、時代の変化に合わせて継続的に新たなテスト問題の作成やラーニングのためのコンテンツ制作を行うことが不可欠です。 また、世の中で必要とされるスキルや能力は変化しており、そのスキルや能力を測定又は習得していくコンテンツの開発力を高めることが重要です。良質なコンテンツを開発することができる経験豊富な人材は限られており、当社グループは、戦略的な採用活動を通して、質の高い人材にアクセスし、優良なテスト及び学習コンテンツの開発・提供を進め、更にはAIを用いたコンテンツ開発の研究にも注力することで、商品の競争力を高めてまいります。 ③ 海外拠点におけるソフトウエア開発やそのメンテナンス、コンテンツ開発、採点業務の生産性と収益性の向上 当社グループは、現在、インドのプネにある連結子会社にて、ソフトウエア開発やメンテナンスを行っております。 更に、当社グループは、主要サービスである英語関連サービスの更なる品質向上のために、テスト理論や英語教育分野の修士課程修了者を中心に高度な訓練を受けた人材を確保して、英語コンテンツの開発や採点業務を行っております。今後もそうしたナレッジを活かして、収益性の向上を実現してまいります。 ④ テストセンター事業の安定的運営と更なる拡大の両立 テスト市場全体において従来型のペーパー(紙)ベースのテストからコンピューターベースのテスト(CBT:Computer Based Testing)への移行が進む中、当社グループは、各種検定のCBTの実施に当たり、その実施会場であるテストセンターの安定的な運営を実現できる体制構築に注力しており、現在、約40拠点相当の直営のテストセンターを運営しております。直営のテストセンターの運営には、テストセンターの賃料や会場運営等に係る固定費の負担が生じます。これに対して、当該事業の安定的な事業拡大を図るため、2024年7月に当該事業を、新設分割により設立した株式会社EdTech RISEに事業分離し、株式の49%を株式会社Z会に譲渡しました。今後この事業を一層安定的に運営し、各種検定のCBT化を推進することで、中長期にわたる事業拡大を実現してまいります。 ⑤ 増進会グループとの連携強化 当社グループは、2022年7月、株式会社増進会ホールディングスとの資本業務提携契約を締結しております。また、2024年7月、同社のグループ会社である株式会社Z会に、株式会社EdTech RISEの株式の49%を譲渡しました。これらにより、主にテスト分析・コンサルティング、教育機関・法人向け営業の拡充、独自の能力測定技術を活かしたサービスの付加価値向上、AIを活用した採点業務の効率化等の領域、テストセンター事業領域の事業拡充において、両社の事業シナジーを活かしたビジネスを拡充し、双方の企業価値向上を目指してまいります。 ⑥ AI-OCR技術である「DEEP READ」、AI自動採点技術である「DEEP GRADE」の事業応用、英語学習ツール「UGUIS.AI」の拡販とAI技術の活用領域の拡大 各種学力調査は、「知識・技能」を中心に問う手法から「知識・技能」と「思考力・判断力・表現力」を総合的に評価する手法へと移行しつつあり、記述式の出題が増加する傾向にあります。一方で、これに伴う採点運用の負荷と費用の増大が課題となっています。当社グループは、ディープラーニングに基づくAI技術を用いた高精度な手書き文字認識技術「DEEP READ」を開発し、大規模な学力調査における記述式解答の採点効率化を実現してまいりました。また、この文字認識技術は教育IT分野のみならず他分野にも応用可能であり、これまで保険・金融機関やBPO事業者等、様々な企業・団体において、書類管理業務のDXの一環として活用いただいております。引き続きAPI環境の整備や、多様なユーザーニーズに応える提供形態を整えながら、精度面、機能面、サポート面の更なる強化を図ってまいります。 また、2023年9月期より、AI事業の新たな柱として、自然言語処理技術とChatGPTを活用したAI自動採点ソリューションである「DEEP GRADE」を、教育業界向けに提供しております。「DEEP GRADE」は、AIが問題文の意味や出題の意図と実際に書かれた解答の内容を解析し、採点結果を即座に返却するため、採点にかかる工数を大幅に削減することが可能となり、教育業界のDXを推進します。このAI自動採点ソリューション「DEEP GRADE」の技術を応用し、英検®ライティング対策サービスとして、「UGUIS.AI(ウグイス エーアイ)」を開発し、Beta版として無料提供を開始しておりましたが、2025年4月に有償化いたしました。この学習サービスでは、ライティング問題が自動生成され、問題を変えて繰り返し学習することが可能なので、改善を実感しながら英語のライティング能力を身につけることが可能となります。また、ライティング学習の大きな課題となっていた採点・添削の負荷軽減と品質向上に寄与しています。「UGUIS.AI」は、英語ライティングの様々なシーンに対応したサービスとして開発しており、学習できるコンテンツや機能などは、今後順次拡張してまいります。 これらの事業を推進するため、当社グループは、連結子会社の株式会社教育測定研究所の組織「イノベーションラボ」を通じて、優秀なAI人材の確保と研究開発活動に努めております。 ⑦ 大型公共プロジェクトの安定的運用 当社グループは、文部科学省が実施する「全国学力・学習状況調査」など多数の公共プロジェクトにつきまして、その業務運営に関わってまいりました。こうした大型の公共プロジェクトを、当社グループの強みであるテスト理論、AI技術や採点システム等を含めた運営ノウハウを活かし、安定的かつ効率的に運用し、収益の安定化を図ってまいります。 ⑧ コーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の更なる強化 当社は、2021年10月15日及び2022年2月28日付にて、過年度に係る有価証券報告書等の訂正を行ったことに伴い、株式会社東京証券取引所より、当社株式は2022年4月1日付で「特設注意市場銘柄」の指定を受けましたが、内部管理体制の強化に取り組んできた結果、その取り組み内容が評価され、2023年5月20日付で当該指定は解除されております。 当社は、当該指定解除後も引き続き、内部管理体制の整備・強化を継続し、グループ一丸となって企業価値向上に努めております。 ⑨ 人材の確保と育成 当社グループは、今後持続的な成長を図るために、研究開発、事業開発、営業・マーケティング、内部管理の全ての面において、優秀な人材の確保、採用、育成が重要な課題であると認識しております。2023年10月から営業面と商品・サービス開発面を強化した組織体制に移行し、新しい人事制度を導入することで、人材の活性化を進めてまいりました。今後においても、これらの取り組みを更に発展させるとともに、社員への研修・教育制度の一層の充実を図り、優秀な人材の確保・育成に取り組んでまいります。
事業等のリスク5,871字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。また必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項につきましても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項につきましては、投資者に対する積極的な情報開示の観点から以下に開示しております。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を十分に認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針ではありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1) 特定顧客との関係について 当社グループは、主要事業において、特定の取引先(以下「特定顧客」)に対する売上の依存度が高く、過去数年来全売上高に占める特定顧客への売上割合は約40%前後となっております。当社グループは、能力測定技術、テスト理論の専門性、大規模テストの運用実績等の強みを基盤に、提供するサービスの付加価値を高めるとともに、事業シナジーを活かしたクロスセル等によって、幅広い顧客の開拓及び深耕を図ってまいりますが、特定顧客との契約内容に変更が生じた場合等、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (2) テストセンター事業の安定的運営について 当社グループは、各種検定・試験のCBTの実施に当たり、その実施会場であるテストセンターを運営しており、現在、約40拠点の直営テストセンターを有しております。当社グループは、テストセンターの安定的な運営を実現できる体制構築に注力しておりますが、テストセンターの賃料や会場運営等に係る固定費の上昇リスクが生じる等、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (3) テスト運営・受託事業が性質上入札の結果に大きく影響されることについて テスト運営・受託事業は国内の公的機関が発注者となる場合が多く、安定的に発注がある一方で、受託の際に入札プロセスが導入されるため長期に亘る継続的な契約を結ぶことが難しく、毎年の入札結果によっては受託できないことも起こりえます。当社グループが実績を積み重ね、技術点を上げることで、ある程度継続的に落札することが可能となるものの、新規参入企業による競争激化の可能性もあり、安定的かつ確実な受注環境にあるとはいえない事業です。特に文部科学省の実施する全国学力・学習状況調査等の大規模な案件が国内の公的機関から落札できなかった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (4) テスト運営・受託事業における収益性について テスト運営・受託事業は、実施に係る印刷コストや採点等に関する経費が原価に占める割合が高い事業です。そのため、経済状況の変動におけるアルバイト賃金の上昇や外注費の高騰等により、期待した利益率を達成できない可能性があります。また、採点や集計に関するトラブルが発生した場合、印刷コストや採点等に関して追加負担が発生することがありますが、受託金額の上乗せを実現することは困難であることから、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (5) 海外子会社の運営について 当社グループは、現在インドのプネにある連結子会社にて、システム開発やメンテナンスを行っております。また、海外子会社については、運営体制の見直しによるスリム化を図り、早期のコスト削減に努めてまいりますが、各国における為替・金利などの動向が、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (6) 少子化による需要の低下について 国内の教育市場については、構造的な少子化傾向が継続しております。当社グループは、英語学習の低年齢化、リスキリング需要の増加、また各種試験のCBT化等の事業拡大機会を的確に捉え、独自のポジショニングの確立に向け取り組んでおりますが、業界全体に対する需要の低下が続いた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (7) 教育に関わる各種制度の変更について 国内市場においては、学習指導要領の改訂や就学支援金制度、教育資金の一括贈与に係る贈与税の非課税措置等、行政による教育に関わる制度変更が発生します。このような制度変更に対しては早期の察知及びこれを踏まえた適切な対応に努めておりますが、早期の察知や十分な対応ができない場合等において、ビジネスチャンスの逸失や集客の低下等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (8) システム及びコンテンツ開発について 当社グループは、教育関連システムを自社で開発しており、開発コストが想定以上にかかった場合、サービス開始前の資金需要が発生する可能性があります。また、当社グループが展開するテスト商品及びラーニング商品は、時代の変化に合わせて継続的に新たなテスト問題の作成やラーニングのためのコンテンツ制作を行うことが不可欠です。世の中で必要とされるスキルや能力は変化しており、そのスキルや能力を測定又は習得していくコンテンツの開発力を高めることが重要となります。当社グループは、戦略との整合性や投資金額の妥当性の検証を踏まえ、システム及びコンテンツの開発に着手しておりますが、商品の競争力が十分でなくサービス売上が予定を下回った場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (9) 減損会計 当社グループは、各種サービスを提供するため、無形固定資産としてシステム提供のためのソフトウエア及び学習コンテンツを保有するとともに、継続的に開発投資を行っています。これらの資産を利用して提供するサービスの収益性が著しく低下した場合、当社グループが保有するソフトウエア等の資産について減損損失の計上が必要となることが考えられます。 (10) 有利子負債依存度について 当社グループは一定程度、有利子負債に依存しております。急激な調達環境の悪化や金利の上昇などが起きた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があり、当社グループのキャッシュ・フロー、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (11) システムトラブルについて 当社グループの事業は、コンピューター・システムを結ぶ通信ネットワークに依存しており、自然災害や事故等により通信ネットワークが切断された場合には、当社グループの事業に重大な影響を及ぼす可能性があります。当社グループではセキュリティ対策やシステムの安定性確保に取り組んでおりますが、何らかの理由によりシステムトラブルが発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (12) 個人情報の管理について 株式会社教育測定研究所は、「英ナビ!」における会員情報や「CASEC」等の受験者情報等の個人情報を保有しており、「個人情報の保護に関する法律」の適用を受ける個人情報取扱事業者です。 株式会社教育測定研究所はプライバシーマークを認証取得するとともに、個人情報については、社内研修などを通じて社員への啓発活動を継続的に実施するなどの施策を講じておりますが、何らかの理由で個人情報が漏えいした場合、信用失墜や損害賠償請求等が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (13) 人材の確保・育成について 当社グループは、今後持続的な成長を図るために、研究開発、事業開発、営業・マーケティング、内部管理の全ての面において、優秀な人材の確保、採用、育成が重要な課題であると認識しております。2023年10月から営業面と商品・サービス開発面を強化した組織体制に移行するとともに、新しい人事制度をスタートさせて、人材の活性化を図ることに加えて、社員への研修・教育制度を整備することで、優秀な人材の確保・育成に取り組んでまいります。しかしながら、これらの施策が効果的である保証はなく、必要な人材を確保できない可能性や育成した人材が当社グループの事業に十分に寄与できない可能性があります。そのような場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (14) 自然災害 当社グループにおいては、地震等の大災害発生に備え、グループ各社の被災状況の情報集約体制の構築、国内事業の情報システムの分散等の事業継続のための施策を講じております。 しかしながら、大災害が発生した場合、被災地域における営業活動の停止、当社グループの施設等の損壊、交通、通信、物流といった社会インフラの混乱、委託先の被災等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。また、各事業会社の本部機能の東京への集中度が高いため、東京に被害が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (15) 新感染症の発生について 新ウイルス等による感染症の拡大が発生した場合には、グループ各社や委託先の従業員の感染症罹患による事務所等における稼働率低下、各種試験団体による試験の中止や受験者数の大幅な減少、販売先・取引先における事業活動の制限の影響等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (16) 技術革新等について インターネット、クラウドコンピューティング、AI等の開発環境は技術進歩が速く、当社グループはソフトウエア投資等を通じて技術進歩に対応するべく努めておりますが、当社グループが想定する以上の技術革新により、当社グループの技術やサービスが競争力を失うような事態が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (17) 知的財産権について 当社グループは、現在、他社の知的財産権を侵害している事実は認識しておりません。しかしながら、当社グループの認識していない知的財産権が既に成立していることにより当社グループの事業運営が制約を受ける場合や第三者の知的財産権侵害が発覚した場合などにおいては、信用失墜や損害賠償請求等が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 また、他社により当社グループの知的財産権が侵害された場合においては、他社が当社グループの参加する一般競争入札において優位な位置を占めるなどして、当社グループの受託を阻害し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (18) 配当政策について 当社は、株主への利益還元を経営上の重要な課題として認識しており、事業基盤の整備状況や事業展開の状況、業績や財政状態等を総合的に勘案しながら、継続的かつ安定的な配当を行うことを基本方針としております。 ただし、当社としましては、内部留保の充実を図り、成長に向けた事業の拡充や組織体制、システム環境の整備への投資等の財源として有効活用することが、株主に対する最大の利益還元に繋がると考え、現状は通常配当を実施しておりません。将来的には、財政状態及び経営成績を勘案しながら配当を実施していく方針ではありますが、現時点において通常配当の実施時期等については未定であります。 (19) 法的規制等について 当社グループは、下請法の他、広告事業の展開に伴い景品表示法の適用を受けております。当社グループではこれらの規制を遵守し事業活動を行っておりますが、当社グループに適用される各種法令・規則や税制等に関連して、今後急激に変更若しくは新たな規制の導入等が行われる場合、又は当社グループが行政処分、行政指導、司法手続等の対象になった場合や、その他当社グループに関連して訴訟や紛争等が生じた場合には、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (20) 継続企業の前提に関する重要事象等について 該当事項はありません。 (21) 株式会社増進会ホールディングスとの関係について 当社は2022年7月29日付「株式会社増進会ホールディングスとの資本業務提携契約の締結、株式の売出し、主要株主及び主要株主である筆頭株主並びにその他の関係会社の異動に関するお知らせ」において開示した通り、株式会社増進会ホールディングスとの間で資本業務提携契約を締結し、株式会社増進会ホールディングスの関係会社となっております。当社と株式会社増進会ホールディングスとの間の更なる業務提携は当社の収益力の強化ひいては当社の企業価値向上に資すると考えておりますが、資本業務提携契約解消等により、当社と株式会社増進会ホールディングスの関係に変化が生じた場合には、レピュテーションリスクの増加、共同研究や協同プロジェクトを単独で遂行することによるリスクの増加、資本業務提携契約に基づく当社に対する貸付等の資金調達の支援を得られなくなること等が生じる可能性があります。このような場合及びその他の理由で株式会社増進会ホールディングスとの間の更なる業務提携又は当社の収益力の強化若しくは当社の企業価値向上が予定通りに進まない場合には、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 (22) 内部統制について 当社は、2021年10月15日及び2022年2月28日付にて、過年度に係る有価証券報告書等の訂正を行ったことに伴い、株式会社東京証券取引所より、当社株式は2022年4月1日付で「特設注意市場銘柄」の指定を受けましたが、内部管理体制の強化に取り組んできた結果、その取り組み内容が評価され、2023年5月20日付で当該指定は解除されております。当社は、当該指定解除後も引き続き、内部管理体制の整備・強化を継続していますが、再度、内部管理体制に不備が生じた場合には、信用失墜や株価へ影響が生じる可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。 ① 経営成績の状況 2023年12月8日公表の中計の3つの改革、ⅰ)事業構造改革、ⅱ) コスト構造改革、ⅲ)組織体制・企業風土構造改革の取り組みにつき、第2年度にあたる当連結会計年度では、主に以下に記載の取り組みを行いました。 ⅰ)事業構造改革 事業ポートフォリオの見直しを行い、高付加価値事業及び成長事業に対して経営資源を積極的に投下するとともに、不採算事業からの撤退を行い、高収益な企業体質を目指す目標を着実に遂行してきました。 テスト等ライセンス事業では、不採算事業・サービスの整理を徹底し、主力製品・サービスの「CASEC」、「英検Jr.」の品質・サービス改善施策、及び顧客開拓に注力しました。 AI事業では、自動採点・添削機能を搭載した英文ライティング自学習ツール「UGUIS.AI」を、約1年間の試用版提供を経て、2025年4月に有償化としてリリースしました。「UGUIS.AI」は、自学習者のみならす教育現場での校務の効率化にも寄与することから、株式会社教育測定研究所は2025年4月経済産業省「探究・校務改革支援補助金2025」の事業者として採択され、募集応募で認定された中学校や高等学校教育機関が「UGUIS.AI」を利用することについて補助金の対象となりました。 テスト運営・受託事業では、採算を重視した案件選別、強みを活かした新規案件獲得により利益額・利益率の面で当期の業績に大きく貢献しました。2024年9月27日、文部科学省「令和7年度全国学力・学習状況調査を実施するための委託事業(小学校事業)」を株式会社Z会が落札、教育測定研究所は再委託先として受託し、2025年9月期に円滑にその受託業務を完遂しました。その他、公共案件の受託を積極的に取り組み、2025年6月には、3件の受託を実現しました。具体的には、文部科学省が実施する「セキュアな環境における生成AIの校務利用の実証研究事業」における「生成AIの校務での活用に関する実証研究の支援・分析・成果とりまとめ、諸課題の調査・検証」業務を受託、スポーツ庁が実施する「令和7年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査」業務を受託、国立教育政策研究所が実施する「OECD-PISA2025年本調査支援業務(2025年度)一式」に係る業務の受託を実現しました。 テストセンター事業では、2024年7月に新設分割した株式会社EdTech RISEに株式会社Z会が49%資本参画し、当事業年度より同社と共同で事業に取り組み、増加するCBT受験者の環境で、効率的な運用を実現し、当期の業績に貢献しました。 ⅱ)コスト構造改革 2024年9月期末までに大きなコスト構造改革は、実現しておりました。国内においては、2024年2月に本社を渋谷から品川に移転させたことにより、グループとしての家賃負担(販売費及び一般管理費)の大幅な削減を実現させると共に、管理部門の業務内容の見直しとスリム化を行い人件費を削減させました。 海外においては、当社グループの海外子会社間の取引仲介及び管理業務を行っていたシンガポールの連結子会社であったEdutech Lab AP Private Limitedの清算手続きに入り、同社が行っていた業務を当社管理部門で一元管理することとした他、DoubleYard Europe Limitedの清算方針を決議し、AI事業の開発業務をDoubleYard Inc.に一元化しました。また、以上の海外の法人整理に加えて、ボストンの連結子会社のEduLab Capital Management Company, LLCにおいても人員縮小と管理費の削減を行いました。 上記の施策は、2025年9月期以降に通年の影響として効果が出ていますが、2025年9月期は、更に香港・上海の連結子会社の清算を結了しております。 また、不採算事業・サービスの撤退に伴い発生する人材余力で、外部への業務委託を内製化し、外注費を削減した効果が利益に貢献しました。 ⅲ) 組織体制・企業風土構造改革 中計に基づく営業組織体制の変更、人事評価制度の再構築は、2024年9月期から実行され、事業運営に大きく寄与しました。 2025年9月期は、更に組織の活性化に取り組み、グループ会社各社の開発体制の大部分を株式会社教育測定研究所に集約し、効率的な開発体制を実現しました。連結孫会社DoubleYard Inc.のAI事業の開発チームも、実質的に株式会社教育測定研究所の開発チームと一体的な開発体制をとっていたことから、2025年10月1日より正式に株式会社教育測定研究所に「イノベーションラボ」として組み込むこととしました。あわせて、2025年10月1日を効力発生日としてに連結子会社Edutech Lab, Inc.が連結孫会社DoubleYard Inc.を吸収合併することとしました。 また、2025年9月期の組織活性化のあらたな取り組みとして、「EduLab高校生インターンシップ2025」を開催して、課題解決提案型のビジネスコンテストを実施しました。高校6校12チーム約50名の参加者と2か月の活動を通じて、高校生の成長に貢献するとともに、高校生との対話を通じて、当社側も新たな商品を生み出す上で新鮮な気付きを得ることが出来ました。組織内部の活性化を図る上では大きなきっかけとなり、今後も継続していきたいと考えています。 以上の中計の3つの改革の取り組みの結果、当連結会計年度の当社グループの経営成績は、売上高につきましては、テスト運営・受託事業の全国学力・学習状況調査が直接受注から間接受注になったことから、前年比で減少し6,229,675千円(前期比12.8%減)となりましたが、利益面では、中期経営計画の3つの改革が功を奏し、営業利益391,647千円(前期は325,746千円の営業損失)、経常利益450,090千円(前期は経常損失492,616千円)、親会社株主に帰属する当期純利益16,404千円(前期は親会社株主に帰属する当期純損失1,273,591千円)となりました。 期初における営業利益、経常利益での黒字化という目標を達成し、更に親会社株主に帰属する当期純利益も黒字化し、全利益区分の黒字化を達成しました。 経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益との乖離の主な要因は、香港・上海の連結子会社清算結了に伴う、子会社清算損135,088千円、共用資産の減損損失99,414千円、訴訟関連費用引当金繰入50,000千円等の特別損失項目、新設分割子会社の株式会社EdTech RISEにおける法人税等の計上や、非支配株主持分利益48,988千円によるものです。 セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。 a. テスト等ライセンス事業 テスト等ライセンス事業においては、オンライン英語テスト「CASEC」及び英語スピーキングテストに関わるライセンス収入が減少したこと、更に一部サービスの終了に伴う減収等の影響により、当該セグメントの売上高は668,033千円(前期比27.4%減)、セグメント利益は175,076千円(前期比7.0%減)となりました。 b. AI事業 AI事業においては、手書き文字認識「DEEP READ」ライセンス収入が安定して推移しました。また「UGUIS.AI」を2025年4月に正式リリースしましたが、当会計期間の影響は軽微の予定です。なお、過年度に一部の役務提供を行った取引の契約負債のうち、当会計期間に履行義務を充足した諸案件について収益認識したことにより、売上が増加しております。以上の結果、当該セグメントの売上高は374,432千円(前期比153.8%増)、セグメント利益は184,334千円(前期はセグメント損失44,758千円)となり、増収増益で黒字転換しました。 c. テスト運営・受託事業 テスト運営・受託事業においては、文部科学省による全国学力・学習状況調査について、当連結会計年度は直接受注から間接受注となったことから、売上高は減収となった一方で、業務の内製化によるコスト削減等により、利益額、利益率ともに大幅に改善しました。当該セグメントの売上高は1,519,179千円(前期比37.8%減)、セグメント利益は376,761千円(前期比45.3%増)となりました。 d. テストセンター事業 テストセンター事業においては、テストセンター利用者数が安定して推移し、当該セグメントの売上高は3,282,893千円(前期比4.1%増)、運営体制・業務の最適化により、セグメント利益は395,631千円(前期比28.5%増)となりました。 e. その他事業 当社グループは、2024年3月に教育プラットフォーム事業から撤退したことにより減収となりましたが、サービスを継続した広告事業は順調に推移しました。当該セグメントの売上高は385,135千円(前期比19.3%減)、セグメント利益31,578千円(前期はセグメント損失86,212千円)となり、黒字転換しました。 (当連結会計年度よりセグメント事業名を「プラットフォーム事業」から「その他事業」に変更しています。) ② 財政状態の状況 当連結会計年度末における財政状態は、資産は3,607,827千円(前連結会計年度末比36,526千円減)、負債は1,777,187千円(前連結会計年度末比99,902千円減)、純資産は1,830,640千円(前連結会計年度末比63,376千円増)となりました。 (資産) 流動資産は、前連結会計年度末に比べて163,633千円減少し、2,818,120千円となりました。これは、借入金の返済等により、現金及び預金が284,520千円減少したことなどによります。 固定資産は、前連結会計年度末に比べて128,321千円増加し、789,706千円となりました。これは、ソフトウエアが、182,007千円増加したことや、有形固定資産が33,957千円、敷金が46,624千円減少したことなどによります。 この結果、総資産は、前連結会計年度末に比べて36,526千円減少し、3,607,827千円となりました。 (負債) 流動負債は、前連結会計年度末に比べて16,737千円減少し、1,645,275千円となりました。これは、新規の借入金の借入等により、短期借入金が200,000千円増加したことや、一年内返済長期借入金の返済により223,217千円減少したことなどによります。 固定負債は、前連結会計年度末に比べて83,165千円減少し、131,911千円となりました。これは、長期借入金が81,596千円減少したことなどによります。 この結果、負債合計は、前連結会計年度末に比べて99,902千円減少し、1,777,187千円となりました。 (純資産) 純資産合計は、前連結会計年度末に比べて63,376千円増加し、1,830,640千円となりました。これは、当期純利益の計上による利益剰余金の増加などの増減要因によります。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における連結ベースの現金及び現金同等物は、1,236,914千円(前連結会計年度末比334,520千円減)となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは98,987千円の収入(前連結会計年度は1,227,116千円の支出)となりました。これは、税金等調整前当期純利益161,018千円(前連結会計年度は税金等調整前当期純損失1,040,206千円)、共用資産の減損損失99,414千円(前連結会計年度は202,584千円)などの非資金項目、前受金の増減額89,884千円の増加要因がある一方で、特別調査費用引当金237,770千円の減少などの減少要因の影響によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは321,755千円の支出(前連結会計年度は997,152千円の収入)となりました。これは、定期預金の純増減額50,000千円減少(前連結会計年度は定期預金の純増減額1,122,503千円増加)、ソフトウエア開発による無形固定資産の取得による支出226,093千円(前連結会計年度は244,287千円)などの影響によります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは119,572千円の支出(前連結会計年度は900,150千円の支出)となりました。これは、短期借入金の借入による収入200,000千円、長期借入金の返済による支出324,813千円(前連結会計年度は1,317,468千円)などの影響によります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a. 生産実績 当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。 b. 受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  2024年10月1日 至  2025年9月30日) 受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) テスト運営・受託事業   1,559,315   75.1   375,083   112.0 (注)テスト運営・受託事業以外のセグメントについては事業の性格上、受注実績の記載に馴染まないため、記載しておりません。 c. 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自  2024年10月1日 至  2025年9月30日) 金額(千円)   前年同期比(%) テスト等ライセンス事業   668,033   72.6 AI事業   374,432   253.8 テスト運営・受託事業   1,519,179   62.1 テストセンター事業   3,282,893   104.1 その他事業   385,135   80.7 合計   6,229,675   87.2 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自  2023年10月1日 至  2024年9月30日)   当連結会計年度 (自  2024年10月1日 至  2025年9月30日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 公益財団法人日本英語検定協会   2,400,983   40.4   2,120,760   34.0 文部科学省   1,941,945   32.7   601,095   9.7 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表はわが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。その作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積り・仮定設定を必要としております。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績や状況に応じて合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性が存在するため、これらの見積りと異なる場合があります。 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 経営成績 (売上高) 当連結会計年度の売上高6,229,675千円(前年同期比12.8%減)となりました。これはAI事業の売上高が374,432千円(前年同期比153.8%増)、テストセンター事業の売上高が3,282,893千円(前年同期比4.1%増)と増加しましたが、テスト等ライセンス事業668,033千円(前年同期比27.4%減)、テスト運営・受託事業の売上高が1,519,179千円(前年同期比37.8%減)、その他事業の売上高が385,135千円(前年同期比19.3%減)減少したこと等によります。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は4,174,523千円(前年同期比23.0%減)となりました。その結果、売上総利益は2,055,151千円(前年同期比19.6%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は1,663,503千円(前年同期比18.6%減)となりました。これは業務委託費や人件費が削減されたこと等によります。その結果、営業利益は391,647千円(前連結会計年度は、325,746千円の営業損失)となりました。 (営業外収益、営業外費用及び経常利益) 当連結会計年度の営業外収益は受取利息12,019千円、為替差益92,083千円、保険金収入30,248千円、補助金収入32,388千円等により211,128千円となり、営業外費用は投資事業組合管理費65,691千円、支払利息10,360千円、事業撤退損25,060千円等により152,685千円となりました。その結果、経常利益は450,090千円(前連結会計年度は、492,616千円の経常損失)となりました。 (特別利益、特別損失及び親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度の特別損失は減損損失99,414千円、訴訟関連費用引当金繰入額50,000千円、子会社清算損135,088千円等により292,172千円となりました。その結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益16,404千円(前連結会計年度は、1,273,591千円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 b. 財政状態 財政状態の状況の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」をご参照ください。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。 ④ 資本の財源及び資金の流動性 当社グループの運転資金需要につきましては、売上原価並びに販売費及び一般管理費等の営業費用であります。 設備資金需要の主なものは、テスト及びラーニングツール開発のためのソフトウエア開発及びコンテンツ開発費であります。当連結会計年度においては、249,086千円の設備投資となりました。 翌連結会計年度の資金需要については、ソフトウエア開発及びコンテンツ開発による設備投資を中心に194,344千円を予定しております。 運転資金につきましては、自己資金を基本としており、必要に応じて金融機関から短期借入を実施しております。設備投資資金につきましては、自己資金を基本としており、必要に応じて長期借入の実施、社債発行を行っております。 今後も収益構造の強化と成長性の維持のため継続的な設備投資が必要となりますので、安定的な自己資金の確保を目指してまいります。 ⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業内容、事業運営体制等、様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。 そのため、当社グループは常に市場動向に留意しつつ、内部管理体制を強化し、優秀な人材を確保し、市場のニーズにあったサービスを展開していくことにより、経営成績に重要な影響を与えるリスク要因を分散・低減し、適切に対応を行っていく予定でおります。 ⑥ 経営戦略の現状と見通し 当社グループは、持続的な成長を目指した体制構築に向け、2024年9月期から2026年9月期までの3年間を期間とする、「中期経営計画 -事業計画及び成長可能性に関する事項-」を2023年12月8日に公表いたしました。 当社は、以下に記載する3つの改革に取り組み、2025年9月期に、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の全利益区分の黒字化を達成しました。「中計」最終年度となる2026年9月期も引き続き、全利益区分での黒字の維持を目指します。 i) 事業構造改革 事業ポートフォリオの見直しを行い、高付加価値事業及び成長事業に対して経営資源を積極的に投下するとともに、不採算事業からの撤退を行い、高収益な企業体制を目指します。具体的には、テスト等ライセンス事業及びテスト運営・受託事業で、より付加価値を高めていくとともに、テストセンター事業及びAI事業を成長事業として育成します。一方で、教育プラットフォーム事業については、上記に記載の通り、撤退することで、他事業へ資源を再配分してまいります。 ii) コスト構造改革 早期のコスト削減、人員の再配置を行い、筋肉質な組織体制を目指します。具体的には、海外子会社の運営体制の見直しによるスリム化、外注費の最適化、オフィス移転を含めた徹底的な販管費の削減に取り組むとともに、一部事業・サービス撤退による、成長事業への人員の再配置を行います。 iii) 組織体制・企業風土改革 これまでの事業部制を廃止し、顧客軸とプロダクト軸を明確にし、顧客ニーズに応じた適切なソリューションを提供する組織へ移行することで複合的なサービス展開を行い、更なる販売拡大を目指します。また、これまで取り組んできたガバナンス体制強化に引き続き注力していきます。更に、人事評価制度を再構築することで、変革に挑戦できる組織を目指してまいります。 ⑦ 経営者の問題認識と今後の方針について 国内教育市場においては、少子化の影響はあるものの、児童・生徒1人に1台端末が整備され、学校のICT環境の更新、データ利活用など更なる進化が必要なフェーズに入っております。テスト市場全体においては、従来型のペーパー(紙)ベースのテストからコンピューターベースのテスト(CBT:Computer Based Testing)への移行が進みつつあり、学習のオンライン化及びテストのCBT化が加速する傾向が続いております。また、英語教育の低年齢化、リスキリング需要の高まり及びデジタル化により、英語に対する教育とテスト需要の拡大も見込まれております。当社グループはこれを事業機会と捉え、経営資源を投入してまいります。 海外においては、海外子会社の運営体制の見直しによるスリム化を図り、早期のコスト削減を目指してまいります。選択と集中を意識した経営資源投入を行い、事業を展開してまいります。 経営者の問題認識については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりです。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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