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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,959.24+192ドル円158.93-1NASDAQ26,195.71+96S&P 5007,663.84+32SOX 指数11,328.43+409/2終値

イノベーション

Innovation Inc.3970 · Standard · 情報・通信業

法人営業プロセスを「オンラインメディア」と「ITソリューション」の両面から支援するBtoBマーケティング企業。

概要

イノベーションは2000年12月に東京都渋谷区で設立された情報・通信業企業である。法人営業の効率化を目的とし、IT製品比較サイト「ITトレンド」やマーケティングオートメーションツール「List Finder」「SHANON MARKETING PLATFORM」の提供を主な事業とする。2026年3月期の連結売上高は70億円、従業員数は333名。2026年6月には東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

オンラインメディアとITソリューションを両輪とする事業構成

当社グループはオンラインメディア事業、ITソリューション事業、金融プラットフォーム事業、VCファンド事業の4セグメントで構成される。オンラインメディア事業では「ITトレンド」が408サービスカテゴリー、4,501社、8,377製品を掲載し、成果報酬型の資料請求サービスを提供する。またBtoB動画プラットフォーム「bizplay」やオンライン展示会「ITトレンドEXPO」も運営する。ITソリューション事業では「SHANON MARKETING PLATFORM」と「List Finder」の2つのMAツールを軸に、Web訪問企業の可視化やリード育成を支援する。金融プラットフォーム事業ではIFA仲介とM&A仲介、VCファンド事業では投資事業組合の運営を行い、法人営業プロセス全体をカバーする。

売上高70億円、ITソリューションが成長を牽引

2026年3月期の連結売上高は6,968百万円(前期比30.4%増)に達した。セグメント別では、オンラインメディア事業が3,729百万円(同6.1%減)、ITソリューション事業が2,914百万円(同627.4%増)と急伸、金融プラットフォーム事業が332百万円(同65.8%減)、VCファンド事業は売上計上なしで286百万円のセグメント損失を計上した。ITソリューション事業の拡大は、2025年に子会社化したシャノンの「SHANON MARKETING PLATFORM」の寄与が大きい。営業利益は全体で248百万円の損失となり、前期の351百万円の利益から悪化した。純損失は457百万円で、VCファンドの減損処理が主因である。

東京・渋谷に本社、子会社9社で構成

本社は東京都渋谷区渋谷三丁目に所在する。連結子会社は9社で、主なものに株式会社Innovation X Solutions、株式会社Innovation & Co.、株式会社Innovation IFA Consulting、株式会社Innovation M&A Partners、株式会社シャノン、同社子会社の想能信息科技(上海)有限公司、株式会社ジクウ、INNOVATION HAYATE V Capital投資事業有限責任組合、INNOVATION V Capital投資事業有限責任組合がある。2025年にはシャノンをTOBで子会社化し、ITソリューション事業を強化した。2025年12月にはInnovation X Solutions株式をシャノンへ譲渡し、グループ内の再編を進めた。従業員数は333名である。

赤字転落の2026年3月期、グループ再編と減損が影響

2026年3月期は親会社株主に帰属する当期純損失457百万円を計上した。主な要因は、VCファンド事業での投資先5銘柄の減損処理による営業投資有価証券評価損の計上、金融プラットフォーム事業の業務委託部門売却による売上減少、のれん償却額143百万円や顧客関連資産償却額76百万円などの償却負担である。また、オンラインメディア事業では「ITトレンド」への来訪者数が前年比33.9%減の13,014,666人に落ち込み、生成AI普及による検索行動変化の影響を受けた。グループ再編の一環として、2025年12月にInnovation X Solutions株式をシャノンへ譲渡し、経営資源の集中を図った。借入金の借換えも実施し、財務体質の改善に努めている。

業界の中での役割はBtoBマーケティング支援サービス提供者にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
70億円
営業利益
-2億円
営業利益率
-2.9%
純利益
-5億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
オンライン メディア事業37億円53.6%12億円32.4%
ITソリューション事業29億円42.0%4億円13.8%
金融プラットフォーム事業3億円4.3%-2億円-66.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01法人向けIT製品・アウトソーシングサービス提供企業主力

オンラインメディア事業として、法人向けIT製品の比較・資料請求サイト「ITトレンド」を運営し、掲載企業に初期費用のみで製品掲載と成果報酬型の見込み顧客情報を提供している。

主な製品・サービス3
ITトレンド
法人向けIT製品・アウトソーシングサービスの比較・資料請求サイト。掲載企業は初期費用のみで掲載可能、資料請求1件ごとの成果報酬型。
bizplay
BtoBに特化した動画プラットフォーム。企業のマーケティング活動に活用される。
ITトレンドEXPO
国内最大級のオンライン展示会。BtoBマーケティング支援の一環として開催される。

02BtoB企業(マーケティング部門)主力

ITソリューション事業として、マーケティングオートメーションツール「SHANON MARKETING PLATFORM」や「List Finder」を提供し、見込み顧客の育成から営業部門への引き渡しまで一貫した支援を行う。

主な製品・サービス2
SHANON MARKETING PLATFORM
高機能MAツール。キャンペーン管理、リードナーチャリング、CMS機能、BPOサービスなどを提供。大規模なマーケティング活動を支援する。
List Finder
Webサイト訪問企業の可視化や行動分析、メール配信機能を備えたMAツール。効率的なリード育成を目指す企業向け。

03投資家・M&A検討企業副次

金融プラットフォーム事業として、金融商品仲介業とM&A仲介業務を展開している。

04ベンチャー企業副次

VCファンド事業として、ベンチャー企業への投資を行い、ストラテジックおよびフィナンシャルリターンの獲得を目指す。

製品と技術

ITトレンド:408カテゴリー・8,377製品を掲載する法人向け比較サイト

ITトレンドはオンラインメディア事業の主力サービスである。法人向けIT製品やアウトソーシングサービスを提供する企業にとっては、初期費用のみで掲載可能で、資料請求1件ごとの成果報酬課金方式を採用する。ユーザーは無料で複数製品を比較し、資料請求が一括で行える。2026年3月期末時点で408サービスカテゴリー、4,501社、8,377製品が掲載されている。集客は検索エンジンが中心で、過去の検索キーワードデータを活用したSEO対策やリスティング広告を強化している。2026年3月期の来訪者数は13,014,666人で、生成AI普及の影響により前年から33.9%減少した。

List Finder:Webサイト訪問企業を可視化するリード特定ツール

List Finderは2010年12月に提供を開始した、Webサイトを訪問した企業名を特定するツールである。2014年には企業内個人の解析機能を実装し、訪問者の行動分析が可能になった。メール配信機能や行動スコアリング機能を備え、見込み顧客の育成(リードナーチャリング)を効率化する。中小企業から大手企業まで幅広く導入されており、ITソリューション事業の収益柱の一つである。2025年のシャノン子会社化後も、販売面での連携が進められ、List Finder単体でも継続して提供されている。2026年3月期のITソリューション事業の大幅増収に貢献した。

SHANON MARKETING PLATFORM:高機能MAによる統合マーケティング支援

SHANON MARKETING PLATFORMは、2025年のシャノン子会社化によりグループに加わった高機能マーケティングオートメーションツールである。大規模キャンペーン管理、セミナー運営支援、複雑なリードナーチャリングに対応し、CMS機能やBPOサービスも提供する。主な機能として、複数ルートからの見込み顧客情報の一元管理、Web閲覧履歴の個人別トラッキング、行動スコアリングによる優先順位付けがある。大企業向けの高度なMAニーズに応える製品として位置づけられ、List Finderとは異なる顧客層をターゲットにしている。2026年3月期のITソリューション事業の成長を牽引した。

bizplayとITトレンドEXPO:動画プラットフォームとオンライン展示会

bizplayは2018年8月にサービス提供を開始した、BtoBに特化したオンラインセミナー動画プラットフォームである。ユーザーは無料でセミナー動画を視聴でき、企業は自社製品の紹介やリード獲得に活用する。ITトレンドEXPOは国内最大級のオンライン展示会で、複数の企業がブースを出展し、来場者との商談機会を創出する。これらのサービスは「ITトレンド」と連携し、認知から見込み顧客獲得までの法人営業プロセスを包括的に支援する。2026年3月期は生成AI普及の影響でITトレンドの来訪者数が減少した一方、bizplayとITトレンドEXPOは売上を伸長させ、オンラインメディア事業の収益を下支えした。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

AI/IoTで高成長、赤字転換リスク

イノベーションはAI・IoTを活用したシステム開発・導入支援を展開。同業のココライブやリスビーはライブ配信・SNS事業が主力。当社は2025年3月期の売上53億円、営業利益率7.55%と順調だが、翌期は営業損失2.86%に転落予想。急成長に伴う人員投資やM&A費用が響く。業界はスタートアップが乱立し、競争激化。ソラコム、ハッチ・ワークなども市場拡大中の分野。技術力は高いが、黒字化の持続性が課題。

強み

  • 複数分野でAI/IoTソリューションを提供、導入実績あり。
  • 2025年3月期53億円から翌期70億円と33%増収見込み。
  • AI/IoT市場は拡大基調、需要を取り込むポジション。
  • 製造、物流など幅広い業種にサービス提供。

課題

  • 翌期営業赤字見通し、投資回収が遅れる可能性。
  • 同業スタートアップが多く、価格競争や優位性の維持が課題。
  • AI/IoTエンジニアの獲得競争が激しく、採用コスト増。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がイノベーション

時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。

#企業時価総額PER
14387ZUU25億円
29423フォーバル・リアルストレート25億円14.8倍
33970イノベーション24億円
43802エコミック24億円20.7倍
5304Aフォルシア24億円49.8倍
64260ハイブリッドテクノロジーズ24億円696.7倍
75242アイズ23億円
84427EduLab23億円
94424Amazia23億円
103796いい生活23億円28.9倍
113930はてな23億円16.4倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 32件

法人営業効率化を掲げた創業と代行事業の開始(2000-2005)

2000年12月、法人営業を効率化する事業を目的として東京都渋谷区で設立。2002年2月には法人向け発信業務に特化したテレマーケティング代行サービスを開始し、同12月にはリスティング広告代行サービスを開始した。2002年10月に本社を渋谷一丁目へ、2005年1月には広尾五丁目へ移転するなど、事業拡大に伴い拠点を拡充した。2005年9月にはJIS Q 15001(プライバシーマーク)の認証を取得し、個人情報保護への対応を進めた。創業後5年間で代行事業を軌道に乗せ、法人営業支援の基盤を構築した。

ITトレンドの立ち上げと代行事業からの撤退(2007-2015)

2007年7月、法人向けIT製品の比較・資料請求サイト「ITトレンド」の提供を開始。2008年1月にはアウトソーシングサービス版の「BIZトレンド」も開始し、メディア事業を育成した。2010年12月にはWebサイト来訪企業名を特定する「List Finder」をリリースし、ソリューション事業へも進出。2015年3月にテレマーケティング代行サービスを撤退、同年12月にはリスティング広告代行サービスを譲渡した。これにより、事業構造を代行からメディア・ソリューションへと転換した。2015年7月には日経BPとリンクアンドモチベーションを引受先とする第三者割当増資を実施し、資金調達も行った。

上場と子会社設立による事業拡大(2016-2019)

2016年12月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。同年にISO27001/ISMS適合性評価制度およびISO/IEC 27017:2015を取得し、情報セキュリティ管理体制を強化した。2018年8月にはオンラインセミナー動画プラットフォーム「SeminarShelf」(現bizplay)を開始、同年10月には100%出資子会社株式会社アンチパターン(後のInnovation X Solutions)を設立。2019年6月には株式会社コクリポの全株式を取得し、同年9月には簡易新設分割で株式会社Innovation & Co.を設立して既存のオンラインメディア事業とITソリューション事業を移管した。同年12月にはアンチパターンがコクリポを吸収合併した。

金融プラットフォームとVCファンドへの進出(2020-2022)

2020年2月、株式会社Horse IFA Partners(現Innovation IFA Consulting)を取得し、金融商品仲介業に参入。同年10月には株式会社ティアムパートナーズ(現Innovation M&A Partners)を取得し、M&A仲介業務を開始した。2021年5月には「BIZトレンド」を「ITトレンド」に統合し、メディア事業を一本化。2022年4月には市場区分の見直しによりマザーズからグロース市場に移行し、同時にINNOVATION HAYATE V Capital投資事業有限責任組合を設立し、ベンチャー投資事業を開始した。これにより、法人営業支援の周辺領域である金融・投資分野へ事業領域を拡大した。

シャノン子会社化とITソリューション事業の再編(2025)

2025年1月、株式公開買付けにより株式会社シャノン及びその子会社2社(想能信息科技(上海)有限公司、株式会社ジクウ)を連結子会社化した。これにより「SHANON MARKETING PLATFORM」を製品ポートフォリオに加え、ITソリューション事業を大幅に拡大した。同年5月には新たにINNOVATION V Capital投資事業有限責任組合を設立。12月にはグループ再編の一環として、株式会社Innovation X Solutionsの株式をシャノンへ譲渡し、ITソリューション事業をシャノンの下に集約した。これにより、MAツールの開発・販売をシャノンに一元化し、事業効率の向上を図った。

スタンダード市場移行と赤字決算(2026)

2026年6月、東京証券取引所グロース市場からスタンダード市場に市場区分を変更した。同年3月期決算は売上高70億円に達したものの、営業損失2億円、純損失5億円と赤字に転落。要因として、VCファンド事業での投資先5銘柄の減損処理、金融プラットフォーム事業の業務委託部門売却による売上減少、のれん償却額143百万円や顧客関連資産償却額76百万円などの償却負担が挙げられる。オンラインメディア事業では「ITトレンド」の来訪者数が前年比33.9%減の13,014,666人に落ち込み、業績に影響した。グループは引き続き収益性改善と経営資源の集中を進める方針である。

年表32件を開く

2000年代

  • 2000年12月創業法人営業を効率化する事業の運営を目的として東京都渋谷区にて当社設立
  • 2002年2月法人向け発信業務に特化したテレマーケティング代行サービス開始
  • 2002年10月業務拡大のため東京都渋谷区渋谷一丁目に本社移転
  • 2002年12月リスティング広告代行サービス開始
  • 2005年1月業務拡大のため東京都渋谷区広尾五丁目に本社移転
  • 2005年9月JIS Q 15001(プライバシーマーク)の認証を取得
  • 2007年7月法人向けIT製品の比較・資料請求サイト「ITトレンド」サービス提供開始
  • 2008年1月法人向けアウトソーシングサービスの比較・資料請求サイト「BIZトレンド」サービス提供開始

2010年代

  • 2010年12月Webサイトの来訪企業名が判明する「List Finder」の提供開始
  • 2012年10月業務拡大のために東京都渋谷区渋谷三丁目に本社移転
  • 2014年10月「List Finder」にWebサイトの来訪企業内個人の解析機能を実装開始
  • 2015年3月事業基盤の整理のためテレマーケティング代行サービス撤退
  • 2015年7月株式会社日経BP及び株式会社リンクアンドモチベーションを引受先とする第三者割当増資
  • 2015年12月事業基盤の整理のためリスティング広告代行サービスを譲渡
  • 2016年2月ISO27001/ISMS適合性評価制度を取得
  • 2016年12月ISO/IEC 27017:2015を取得
  • 2016年12月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2018年8月オンラインセミナー動画プラットフォーム「SeminarShelf」(現「bizplay」)サービス提供開始
  • 2018年10月100%出資子会社である株式会社アンチパターンを設立(現株式会社Innovation X Solutions(現連結子会社))
  • 2019年6月株式会社コクリポの全株式を取得
  • 2019年9月簡易新設分割により株式会社Innovation & Co.(現連結子会社)を設立し、既存のオンラインメディア事業およびITソリューション事業を移管
  • 2019年12月M&A株式会社アンチパターン(現株式会社Innovation X Solutions(現連結子会社))が株式会社コクリポを吸収合併

2020年代

  • 2020年2月株式会社Horse IFA Partners(現株式会社Innovation IFA Consulting(現連結子会社))の株式を取得
  • 2020年10月株式会社ティアムパートナーズ(現株式会社Innovation M&A Partners(現連結子会社))の株式を取得
  • 2021年5月M&A「BIZトレンド」を「ITトレンド」へ統合
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
  • 2022年4月INNOVATION HAYATE V Capital投資事業有限責任組合(現連結子会社)を設立
  • 2023年4月ITソリューション事業を株式会社Innovation & Co.から株式会社Innovation X Solutionsへ移管
  • 2025年1月上場株式公開買付け(TOB)により株式会社シャノンの株式を取得し、同社及びその子会社である想能信息科技(上海)有限公司及び株式会社ジクウを連結子会社化
  • 2025年5月INNOVATION V Capital投資事業有限責任組合(現連結子会社)を設立
  • 2025年12月株式会社Innovation X Solutions(現連結子会社)の株式を、株式会社シャノン(現連結子会社)へ譲渡
  • 2026年6月東京証券取引所グロース市場から同取引所スタンダード市場に市場区分を変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    既存事業の規模拡大と事業多様化

    法人営業向けサービスの既存事業の拡大に加え、顧客資産・ノウハウを活用した事業多様化と収益基盤拡大を推進する。

  2. 02

    ITソリューション事業のシナジー創出

    子会社シャノンとの資本業務提携を活かし、MAプロダクトの連携強化と単年度黒字化に向けた体制整備を進める。

  3. 03

    新たな集客施策とトラフィック最適化

    生成AI対応SEOやLLM連携コンテンツなど、検索環境変化に対応した集客手法を導入し、来訪者数と資料請求成約率の最適化を図る。

  4. 04

    金融プラットフォーム事業の拡大

    子会社を収益核とし、将来の金融周辺事業全般におけるITプラットフォーム化を見据えた事業展開を目指す。

  5. 05

    グループ会社間連携の強化

    グループ各社で蓄積したデータや顧客ニーズを共有し、顧客課題解決に資するサービスの価値向上を進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で333人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は641万円で、9期前と比べて+32.0%平均年齢は34.8歳、平均勤続年数は4.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月78
2018年3月89
2019年3月48631.64.285
2020年3月49935.15.188
2021年3月55434.44.8116
2022年3月61433.64.4147
2023年3月60533.64.6167
2024年3月64432.93.8157
2025年3月71533.54.1394102
2026年3月64134.84.3333−60

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率18.8%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)83.7%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社9(国内 9 / 海外 0、うち連結子会社 9) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
ITソリューション事業2,496百万円
本社 — 東京都 渋谷区231百万円
全社(共通)
主な関係会社
  • 国内
    株式会社Innovation & Co. (注)2、6
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社シャノン(注)2、3
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権56.7%
  • 国内
    想能信息科技(上海)有限公司(注)4
    中華人民共和国 上海市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ジクウ(注)4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社Innovation X Solutions(注)4
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社Innovation IFA Consulting(注)2
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社Innovation M&A Partners
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    INNOVATION HAYATE V Capital投資事業有限責任組合(注)2、5
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権96.0%
  • 国内
    INNOVATION V Capital投資事業有限責任組合(注)2、5
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権97.9%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は70億円営業利益-2億円前期と比べると増収減益で、売上が+32.1%、利益が-150.0%。

売上高
+32.1%
70億円
営業利益
-150.0%
-2億円
純利益
-600.0%
-5億円
営業利益率
-2.9%
前期比 -10.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高70億円70億円
営業利益3億円-2億円
純利益2億円-5億円
1株あたり配当¥40¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は15億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+50.0%、営業利益は−100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q12−1
2024年1Q10110.01
2024年2Q1119.10
2024年3Q1317.71
2024年4Q140
2025年2Q2627.70
2025年4Q2727.41
2026年2Q34−3−8.8−3
2026年4Q3612.8−2
2027年1Q1500.0−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は14億円から70億円へ5.0倍に増えた。直近期の営業利益率は-2.9%。売上は8期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1400
2014年3月1400
2015年3月1600
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2016年3月1300
2017年3月1321
100%出資子会社である株式会社アンチパターンを設立(現株式会社Innovation X Solutions(現連結子会社))
2018年3月1300
株式会社アンチパターン(現株式会社Innovation X Solutions(現連結子会社))が株式会社コクリポを吸収合併
2019年3月1500
2020年3月2021
「BIZトレンド」を「ITトレンド」へ統合
2021年3月3153
INNOVATION HAYATE V Capital投資事業有限責任組合(現連結子会社)を設立
2022年3月4484
2023年3月4631
2024年3月4842
株式公開買付け(TOB)により株式会社シャノンの株式を取得し、同社及びその子会社である想能信息科技(上海)有限公司及び株式会社ジクウを連結子会社化
2025年3月53437.51
2026年3月70−2−3−2.9−5

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高70億円のうち、営業利益として残るのは-2億円-2.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-5億円、売上の-7.1%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金50.0%35億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金52.9%37億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-2.9%-2億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
50.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比11.2pt
-2.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比13.8pt
-7.1%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比27.6pt
-14.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
-6.4%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-3.1%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 12期分

2026年3月期は営業CFが3億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは0億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は33億円で、売上の5.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2015年3月10011
2016年3月−103−13
2017年3月20429
2018年3月−100−17
2019年3月00007
2020年3月3−2−117
2021年3月4−312120
2022年3月5−30222
2023年3月1−21−123
2024年3月324533
2025年3月1−1719−1636
2026年3月3−3−3033

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は78億円。このうち返さなくてよい自己資本が37億円で、自己資本比率は36.9%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月41323.0
2014年3月41319.2
2015年3月51418.5
2016年3月62437.3
2017年3月128467.1
2018年3月119276.7
2019年3月119277.8
2020年3月139470.8
2021年3月3125680.1
2022年3月3830879.0
2023年3月3832683.1
2024年3月47361175.3
2025年3月83414340.7
2026年3月78374236.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
33億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
5億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
42億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
55
/ 100
安定性自己資本比率25 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中45位あたり、逆に低いのはROE605社中578位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
-14.6%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-2.9%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
36.9%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
32.1%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.7%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥851で、1年前と比べて-12.2%過去52週の値幅のなかでは41%の位置にある。

¥851-1.6%1ヶ月+7.4%1年-12.2%時価総額24億円
過去52週の値幅
安値¥736高値¥1,015

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)10.5倍
PBR0.79倍
配当利回り4.70%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1か月で8.32%上昇し、25日線を6.9%上回る。52週高値1023円からは14.8%下の水準だが、8月17日から出来高が急増し、株価は上放れ。RSIは78.6と過熱感が出ている。週足では陽線が続き、75日線を上回る。200日線付近で推移するが、上値抵抗を意識しつつも、需給の改善が確認できる。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

予想PERが10.7倍で情報・通信業界平均の30.75倍を大きく下回り、PBRも0.81倍と解散価値の8割程度で割安感が強い。配当利回りは4.59%と高く、業界平均2.64%を上回る。一方、ROEは-14.6%と赤字で収益性が悪く、直近決算では営業損失に転落しており、割安ではあるが配当の持続性には懸念が残る。

指標この会社業種平均
PER (予想)10.5倍
PBR0.79倍2.96倍
ROE-14.6%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

イノベーションの投資論点は、高い配当利回りと業績悪化のギャップをどう理解するかです。強気派は、売上高は増加しており、直近の赤字は一時的な要因によるもので、コスト削減や新規案件の獲得で回復可能とみます。また、配当利回りの高さが株価の下支えになると指摘します。一方、弱気派は、利益率の急激な悪化を問題視し、受託開発の採算悪化や大型案件の失敗が続けば、配当の持続性にも疑念が生じると懸念します。また、ROEがマイナスであり、資本効率の悪化が企業価値を毀損していると見ます。業績悪化が一時的か構造的かが論点です。

プラスに働く材料7
  • 売上高の成長

    売上高は増加を続けており、事業規模は拡大している。

  • 株主還元の魅力

    配当利回りは4.59%と高く、株価を下支えする要素がある。

  • 業績回復の可能性

    赤字は一時的なコスト増によるもので、改善の余地がある。

  • 売上高70億円へ3期連続増収決算発表後影響

    売上高は48→53→70億円と拡大、2026年3月期は前期比32%増。

  • 配当利回り4.59%と高水準継続影響

    配当利回り4.59%と高い株主還元が魅力。

  • PBR0.81倍と解散価値割れ継続影響

    PBRは0.81倍と純資産価値を下回り、割安感。

  • 2025年3月期の営業利益率7.55%過去実績影響

    2025年3月期は営業利益率7.55%と収益性の高さを示した実績。

マイナスに働く材料7
  • 利益率の悪化

    営業利益率が7.55%からマイナスに急転換し、収益構造が悪化。

  • ROEの悪化

    ROEはマイナス14.6%で、資本効率が大きく低下している。

  • 配当の持続性懸念

    赤字が続けば、高い配当を維持できないリスクがある。

  • 2026年3月期は営業赤字2億円決算発表後影響

    営業損益が4億円の黒字から2億円の赤字へ転落。

  • 純損益が2→1→-5億円と悪化通年影響

    純利益は2億→1億→▲5億円と3期で悪化。

  • ROE-14.6%と資本棄損継続影響

    ROEは-14.6%と大幅なマイナスで、株主資本が毀損。

  • 株価は1年で10.2%下落過去実績影響

    株価は1年間で10.2%下落し、下げトレンド。

次の決算で確かめる点
営業利益率
赤字からの脱却と利益率の改善が確認できるか。
配当性向
利益水準に対する配当の持続可能性を診る。
受注高
今後の売上高を左右する受注の動向を把握する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは4.70%。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
4.70%
いまの株価に対して
配当性向
69.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2022年3月3819.9
2023年3月392.628.5
2024年3月402.6
2025年3月400.069.7
2026年3月400.0

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ1,434人。区分でいちばん多いのは個人・その他72.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が23.8%を占め、残る76.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他68.866.872.075.173.472.6
事業法人14.714.413.713.015.918.4
金融機関2.92.55.94.56.25.5
証券会社7.58.55.93.73.42.9
外国法人6.07.72.43.30.80.4
外国人個人0.10.10.10.40.30.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01富田 直人31.55
02株式会社NTI7.24
03株式会社ファインドスターグループ5.07
04合同会社センス4.12
05株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.76
06株式会社日本カストディ銀行(信託E口)2.66
07佐藤 文則2.49
08光通信KK投資事業有限責任組合2.17
09内藤 征吾2.01
10遠藤 俊一1.77

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−104%、1株純資産は14期で−99%。直近期のROEは-14.6%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月4,812158,8903.1
2014年3月−27,566131,277
2015年3月5717.4
2016年3月101648.4
2017年3月8143123.036.9
2018年3月124382.8111.1
2019年3月54421.0169.9
2020年3月4747910.230.7
2021年3月1351,07217.024.5
2022年3月1911,26516.311.419.9
2023年3月251,2682.062.528.5
2024年3月951,3317.313.7
2025年3月251,2792.044.269.7
2026年3月−1721,077−14.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

5名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は5名。2026/3期の役員報酬は総額113百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約8倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
富田直人代表取締役社長 CEO61871,500
山﨑浩史取締役会長6035,900
長谷川正和取締役(監査等委員)5918,500
倉田宏昌取締役(監査等委員)50
後藤和寛取締役(監査等委員)54

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)2812010151
社外取締役312124

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,613字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び子会社9社で構成されております。 当社グループは、法人営業の新しいスタイルを創造することに注力し、インターネットを活用して非効率な法人営業を効率化させることで企業の売上利益の向上に貢献するべく事業を展開しております。具体的には、法人営業のプロセスを「認知⇒見込み顧客(注1)情報入手⇒見込み顧客育成⇒提案・クロージング⇒アップセル・クロスセル(注2)」の5領域と定義し、主に「認知⇒見込み顧客情報入手」までの2領域の効率化を「オンラインメディア事業」にて支援し、「見込み顧客育成⇒提案・クロージング⇒アップセル・クロスセル」の3領域の効率化を「ITソリューション事業」で支援しております。このように法人営業のプロセス「認知⇒見込み顧客情報入手⇒見込み顧客育成⇒提案・クロージング⇒アップセル・クロスセル」の5領域全ての工程において、顧客の課題に応じて最適と考えられるサービスを提案できることが当社の事業の特徴です。 (注)1.見込み顧客とは、製品やサービスに興味があり購入する可能性がある企業内個人を意味しております。 (注)2.アップセルとは、以前、購入・契約いただいたものより上級グレードの製品あるいはサービスの購入を顧客に促すことを意味しております。クロスセルとは、購入・契約済みの製品あるいはサービスの関連商品の購入を顧客に促すことを意味しております。 当社グループの各セグメントの事業内容は以下のとおりであります。 (1)オンラインメディア事業 オンラインメディア事業では、主に、勤怠管理システムや会計システム等の法人向けIT製品の比較・資料請求サイトである「ITトレンド」(https://it-trend.jp/)の運営を行っております。また、BtoBに特化した動画プラットフォーム「bizplay」(https://biz-play.com/)の運営、国内最大級のオンライン展示会「ITトレンドEXPO」の開催を通じて、BtoBマーケティング支援を行っております。 「ITトレンド」は、当社の顧客となるIT製品やアウトソーシングサービスの提供企業(以下「掲載企業」という。)にとっては、自社のIT製品やアウトソーシングサービスを掲載することができ、サイトへ来訪するユーザが掲載情報を閲覧することによって認知を得ることができます。また、ユーザからの資料請求によって見込み顧客の社名や氏名等の情報を入手することができます。一方、サイトを閲覧し利用する企業内個人であるユーザにとっては自社の課題に適したIT製品やアウトソーシングサービスを複数の製品や会社から比較検討ができ、その場で資料請求が一括でできるサイトです。 「ITトレンド」の特徴は以下の4点であります。 1.掲載企業は初回掲載時の初期費用のみで製品数やサービス数に関わらず掲載が可能 2.資料請求(見込み顧客情報入手)の1件毎の成果報酬課金 3.サイトへの集客は検索エンジンが中心 4.サイトを閲覧し利用するユーザは、無料で資料請求が可能で、会員登録の必要なし これらの特徴により、法人向けIT製品やアウトソーシングサービスを販売している掲載企業にとっては、1件毎の成果報酬課金にて見込み顧客情報を入手することができます。また、検索エンジンでユーザ自ら検索し、商品への問い合わせがなされることに伴い、効率よく見込み顧客情報を入手することが可能となります。さらに、ユーザにとっては情報が欲しいタイミングで、インターネット上の検索エンジンを通じて自社の課題に適したIT製品を複数の種類から比較検討ができ、その場で資料請求やお問い合わせが一括でできるという点において利便性が高まります。 また、法人向けのIT製品やアウトソーシングサービス市場においても、クラウド・コンピューティング(注1)の普及により、物理的なサーバやネットワーク機器の設定等の専門的な知識を必要としない、より低単価で利便性の高い製品やサービスの活用が広がりを見せてきていることで、専門的な知識を有する人材がいない企業においても利用を検討できる製品やサービスに注目が集まってきております。そのため、掲載企業側のより効果的かつ効率的な見込み顧客情報の入手を求める動きと、ユーザ側のインターネットを活用した効率的な情報収集や比較ニーズの高まりは、今後も拡大していくものと考えております。 「ITトレンド」は、当連結会計年度末現在において408サービスカテゴリー、4,501社、8,377製品の掲載があり、サイトへの来訪者数(延べ人数)(注2)は13,014,666人となっております。 (注)1.クラウド・コンピューティングとは、コンピュータネットワークをベースとしたコンピュータ資源の利用形態を意味しております。 (注)2.当社が定める来訪者数(延べ人数)とは、アクセス解析ツール「Googleアナリティクス」(※1)における「セッション数」(※2)を意味しております。 ※1.「Googleアナリティクス」とは、Google LLC(グーグル)が無料で提供するWebページのアクセス解析サービスであります。 ※2.「セッション数」とは、「Googleアナリティクス」における「セッション」の数を意味しております。「セッション」とは、特定の期間にWebサイトで発生した一連の操作を意味しております。 サイトへの来訪者数 (延べ人数) 2022年3月期   19,653,109 2023年3月期   20,056,920 2024年3月期   20,477,131 2025年3月期   19,676,238 2026年3月期   13,014,666 「ITトレンド」では、サイト来訪時の膨大な検索キーワードデータの集積及び分析に基づくリスティング広告やSEO対策等の検索エンジンを中心としたサイト集客の更なる強化、組織的な営業力による掲載製品・サービス数の拡大、自社メディアの活性化により、競合サイトとの差別化を図り優位性の構築に努めております。 (2)ITソリューション事業 ITソリューション事業では、法人営業に特化したマーケティングオートメーション(MA)(注1)ツールである「SHANON MARKETING PLATFORM」や「List Finder」等のソリューションを通じ、BtoBマーケティング支援を幅広く展開しております。これにより、Webサイトへの集客施策や、見込み顧客の発掘・育成から営業部門への引き渡しまで、一貫した支援を可能としています。 「SHANON MARKETING PLATFORM」は大規模なキャンペーン管理やセミナー運営支援、複雑なリードナーチャリングを必要とする企業向けの高機能MAとして、CMS(コンテンツ管理システム)機能やBPO(業務代行)サービス等を含む幅広い支援を提供しております。一方、「List Finder」は、Webサイト訪問企業の可視化や企業内個人の行動分析、メール配信等の機能を備え、メール配信等を通じてリード育成の効率化を図りたい企業向けのMAとして、それぞれ異なる顧客層のニーズに応えるサービスを展開しております。 当事業の主要なサービスである「SHANON MARKETING PLATFORM」の主な機能は以下のとおりであります。 1.見込み顧客情報の獲得及び一元管理 キャンペーンやイベント、セミナー等、複数のルートから獲得された見込み顧客情報を名寄せして、一元管理することができます。 2.複数検索 見込み顧客の個人情報・履歴情報を組み合わせた複合検索により、機動的なターゲット抽出が実施できます。複数検索により、顧客自身の行動・反応を織り込んだ有効性の高いターゲット・セグメンテーションを実現します。 3.Webアクセス・閲覧履歴の個人別トラッキング 見込み顧客個人のWeb閲覧履歴をモニタリングすることで、興味・関心の対象とその程度を分析することができます。 4.見込み顧客の本気度・重要度のスコアリング及び自動集計 見込み顧客の行動履歴や登録プロファイル(注2)の項目に任意の配点を行い、それを自動集計してスコアを算出することにより、本気度・重要度の高い顧客を抽出いたします。 5.フォーム作成・管理機能 資料請求や問い合わせ、セミナー申込、アンケート等の各種フォームを作成・設置することができます。 (注)1.マーケティングオートメーションとは、マーケティング活動におけるプロセスの自動化や効率化を支援するシステムの総称であり、見込み顧客情報を管理し、中長期に渡って良好な関係を築くためのコミュニケーションや最適なタイミングで営業に引き渡す事に必要な煩雑な業務を自動化するために開発されたツールのことです。 2.プロファイルとは、何らかの対象に関する属性や設定などの情報を列挙した、ひとまとまりのデータの集合のことを意味します。 これらの機能により、導入企業の営業担当者は、自社のWebサイトを閲覧している企業や過去に名刺交換や自社セミナーに参加した企業内個人が、自社のWebサイトのどのページを閲覧しているのかといった企業や企業内個人の自社のWebサイトにおける行動履歴を把握することができるため、見込み顧客情報の入手活動や見込み顧客の育成活動、アップセルやクロスセルといった法人営業活動の効率化に役立たせることが可能になると考えております。また、見込み顧客である企業や企業内個人の自社のWebサイトにおける行動履歴を組織的に把握した上で営業活動を行うことが可能になると考えております。 今後も法人営業領域に特化して、導入企業の規模や用途に応じた機能拡充、サポートの充実や他社サービスとの連携を進めるなどして差別化を図り、安定成長を目指してまいります。 (3)金融プラットフォーム事業 金融プラットフォーム事業では、株式会社Innovation IFA Consultingが金融商品取引法第2条第11項に掲げる有価証券の売買の媒介等の行為に係る業務である金融商品仲介業を行っております。 また、株式会社Innovation M&A Partnersでは、M&A仲介業務を行っております。 (4)VCファンド事業 INNOVATION HAYATE V Capital投資事業有限責任組合及びINNOVATION V Capital投資事業有限責任組合の運営を行っております。当事業では、ベンチャー企業等への投資を行い、ストラテジック並びにフィナンシャルリターンを獲得することを目的に運営しております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については、連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 事業の系統図は、次のとおりであります。 ① オンラインメディア事業 ② ITソリューション事業 ③ 金融プラットフォーム事業 ・金融商品仲介サービス ・M&A仲介サービス ④ VCファンド事業
経営方針・対処すべき課題4,403字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)会社の経営の基本方針 当社グループは、「『働く』を変える」をミッションに掲げ、法人営業領域で企業を支援してまいりました。今後もより多くのビジネスパーソンが成長できる機会を作るべく、そして、私達自身も成長していくために、弊社顧客並びに弊社顧客のサービス利用者様の活動の一助となる存在であり続けたいと考えております。 (2)経営戦略等 当社グループは、創業以来培ってきた営業、マーケティング、そしてテクノロジーのノウハウを活用して、「法人営業の新しいスタイルを創造する」コンセプトに則って事業の拡大に努めてまいりました。引き続き既存事業の規模の拡大に取り組むと同時に、法人営業の枠にとどまらず、より多くの働く人に成長の機会を提供していきたいと考えており、顧客資産及び蓄積したノウハウを積極的に活用し、事業内容の多様化と収益基盤の拡大及び認知度の向上を推進してまいります。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、短期的な利益に固執し過ぎることなく中長期的な企業価値の向上を目指しており、売上高、EBITDA、営業利益率を重要な指標と位置づけております。 (4)経営環境 当社グループは、2025年の株式公開買付け(TOB)を通じて子会社化した株式会社シャノンとの資本業務提携を通じ、ITソリューション領域におけるシナジーの創出に取り組んでおります。両社の強みを活かし、価値提供力の強化や単年度黒字化の実現に向けた体制整備を進めてまいります。 オンラインメディア事業においては、企業においてデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進や、生成AI等のAIを活用した業務効率化へのニーズは拡大が続くと考えられます。また金融プラットフォーム事業においては、新NISA制度を契機とした資産運用ニーズの高まりが当社の追い風となっていると考えられます。引き続き、こうした潮流を逃さぬよう当社グループ各事業の顧客へ更なる価値を提供し、業容拡大と新たな事業領域の創出に取り組んでまいります。 ① オンラインメディア事業 2025年の国内インターネット広告媒体費は、前年比111.8%の3兆3,093億円(出典:株式会社電通「2025年 日本の広告費」)と推定され、過去最高を更新し、継続的な拡大基調にあると同時に日本の総広告費全体の41.0%を構成しております。企業においては デジタル変革(DX)の深化に伴い、生成AIをはじめとする先端技術を活用した業務効率化・データ活用への投資が加速しており、関連ソリューションの情報収集・比較ニーズは今後も高水準で推移すると見込まれます。一方、大規模言語モデル(LLM)の普及による検索体験の構造変化(生成AIによる直接回答・AIアシスタント経由の情報取得など)が進行しており、従来型検索エンジン経由のトラフィック獲得手法には見直しが迫られつつあります。当社は、「ITトレンド」への掲載製品・サービス数の拡充に加え、AI対応SEO・LLM連携コンテンツなど新たな集客施策を講じることで、来訪者数と資料請求成約率の最適化を図っております。 もっとも、生成AI主導の検索アルゴリズム変更や新興プラットフォームの台頭が短期間に進展した場合、特定カテゴリーでの集客効率や掲載件数の拡大が計画通り進捗せず、当事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。当社はアルゴリズム動向のモニタリングとプロダクト機能の継続的改良により、これらリスクへの対応を強化してまいります。 ② ITソリューション事業 近年、THE MODEL型に代表される営業プロセスの体系化が進み、マスマーケティングからOne to Oneマーケティングへの転換が加速しております。加えて、生成AIをはじめとするAI技術の急速な普及により、BtoBマーケティング領域においても業務効率化やデータ活用への投資が拡大しており、MAツールに求められる機能・役割はより高度化しております。こうした背景のもと、国内のMA市場は今後も堅調な成長が見込まれており、統合型マーケティング支援ツールへのニーズは引き続き拡大傾向にあります。 当社グループでは、TOBにより連結子会社となった株式会社シャノンの「SHANON MARKETING PLATFORM」と「List Finder」の2つのMAプロダクトを軸に、機能やターゲット層の異なる幅広い顧客ニーズに対応したソリューションを展開しております。両プロダクトの強みを活かした販売・開発面での連携を進め、事業シナジーの最大化を図ってまいります。 一方、競合環境の激化が続く中、収益力の強化を図るとともに、M&Aやアライアンスをはじめとするパートナーシップにも積極的に取り組み、事業基盤のさらなる拡充を目指してまいります。 ③ 金融プラットフォーム事業 証券営業の分野は、デジタル化によるマーケティングを含むマーケットの拡大の余地がまだまだ大きいと認識しております。子会社の株式会社Innovation IFA Consulting並びに株式会社Innovation M&A Partnersを収益力の核として、将来の金融周辺事業全般におけるITプラットフォーム化を見据えた事業展開を目指してまいります。 ④ VCファンド事業 市場環境が急速に変化する中、既存の事業分野と新しい事業分野・技術との融合がこれまで以上に求められるようになっております。当社の事業領域では競合も増加していることから、新しいビジネスシーズ、テクノロジー等新規性に接点を増やし、それらの所有者との連携を深めていくために、新規性のあるベンチャー企業等への接点並びに協働を増やし、当社の各事業とのオープンイノベーションの実現を図るべく、事業展開を進めてまいります。 (5)会社の対処すべき課題 ① インターネット業界の変化への対応 当社グループが提供する法人営業を効率化する各種インターネットサービスは、認知度の向上に伴い今後も規模が拡大すると予想されますが、一方で新規参入、サービスの飽和、価格の下落、生成AIをはじめとする代替サービスの登場等も進むものと考えております。当社グループが今後も継続的に事業を拡大させていくためには、このような変化をいち早く捉え変化に対応するとともに、常に新しい付加価値を創造し続けることが必要であると考えております。このため当社グループでは、技術革新や顧客ニーズの変化にいち早く対応できる柔軟な経営判断及び組織運営を心がけるとともに、機能改善や新機能追加等を迅速かつ継続的に進められるよう優秀な人材の採用や社内の育成環境の整備に積極的に取り組んでまいります。 ② 事業内容の多様化や新規事業による収益基盤の拡大 イ.技術革新及び顧客ニーズの変化への対応 当社グループの更なる成長のためには、事業内容の多様化や新規事業への取り組みによる収益基盤の拡大が必要不可欠であると考えております。このため、技術革新及び顧客ニーズの変化をいち早く読み取り、事業の多様化及び新規事業の早期収益化に積極的に取り組んでまいります。 ロ.デジタル情報の有効活用 当社グループが提供する法人営業を効率化する各種インターネットサービスでは、見込み顧客の行動履歴等のデジタル情報が蓄積されております。これらの蓄積されたデジタル情報を活用することが事業内容の多様化や新規事業に必要不可欠であると考えております。このため、蓄積されたデジタル情報を個人情報を特定しない形式にてビッグデータ化し、それらの分析及び活用に積極的に取り組んでまいります。 ③ 認知度の向上 当社グループは、これまでインターネットへの広告の掲載、展示会への出展等を通じて顧客を獲得してまいりました。提供する各種サービスの顧客の拡大、企業価値の向上を実現するには当社グループ及びサービスの認知度の向上も必要であると考えております。今後は、費用対効果を見極めながらインターネット、展示会及びマスメディア等も活用し更なる認知度の向上に努めてまいります。 ④ 開発力の強化 当社グループが提供する法人営業を効率化する各種インターネットサービスは、サービスの機能優位性及び販売価格を維持していくために機能の改善や追加を迅速かつ継続的に実施していくことが必要であります。当社グループでは、自社開発リソースの確保に注力しており、今後も開発リソースの確保に努めてまいります。 ⑤ 人材の確保と育成 当社グループの更なる成長のためには、優秀な人材を数多く確保することが不可欠であります。そのため、即戦力の確保や、潜在的にポテンシャルを保有する若手優秀層への積極的な採用活動を継続することはもちろん、労働市場における認知度の向上を図り採用力の向上に努めるとともに、人材に対する教育育成にも引き続き積極的に取り組んでまいります。 ⑥ システムの安定性の確保 当社グループは、インターネット上で顧客にサービスを提供しておりシステムの安定稼動の確保は必要不可欠であります。そのため、安定してサービスを提供するため顧客の増加にあわせたサーバの増設等の設備投資を継続的に行うことはもちろん、新しいシステム稼働環境を創造していくことに取り組んでまいります。 ⑦ 内部管理体制の強化について 当社グループは、企業価値の拡大を図る中でコーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であると認識しております。業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保のための内部統制システムの適切な運用、更に健全な倫理観に基づく法令遵守を徹底しております。今後も、内部管理体制の整備、強化及び見直しを適切に行うとともに、法令遵守の徹底に努めてまいります。 ⑧グループ会社間連携の強化について 当社グループは、創業より法人営業領域における企業への支援サービスを行ってまいりました。グループ会社経営に移行して以降、2022年より金融商品仲介事業等の金融プラットフォーム事業を開始し、個人への支援サービスに参入し、2025年よりITソリューション事業の戦略実現により上場子会社がグループへ参画しております。 当社グループに蓄積されたデータ(②ロ)や、各事業子会社で察知した顧客ニーズをグループ全体で解決するためのサービスを実現するため、グループ会社間の連携を強化し、顧客の課題解決へ寄与するサービスの価値向上に努めてまいります。
事業等のリスク8,486字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業経営環境に関するリスクの変化について 当社グループは、主にインターネット業界において法人営業に特化し各種サービスを提供しております。現在は、顧客企業の営業やマーケティング関連への投資マインドの上昇を背景として事業拡大をしておりますが、今後国内外の経済情勢や景気動向等の理由により顧客企業の営業やマーケティング関連への投資マインドが減退するような場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2)インターネット業界の変化について ① 当社グループは、インターネット業界を主たる事業領域としているため、インターネットの活用シーンの多様化等が成長のための基本的な条件と考えております。インターネットの普及は安定的状況にあるものの、今後どのように進展していくかについては不透明な部分もあります。インターネットに関する何らかの弊害の発生や利用等に関する新たな規制の導入、その他予期せぬ要因によって、今後の普及に大きな変化が生じた場合、当社の事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 近年、インターネット広告市場は拡大傾向にあります。しかしながら、インターネット広告市場は、インターネットそのものの市場成長が阻害されるような状況、景気動向や広告主の広告戦略の変化等による影響を受けやすい状況にあります。当社グループでは、収益源を分散させる等広告収入に頼らない新たなサービスの展開も進めておりますが、今後これらの状況に変化が生じ、企業がインターネット広告への支出を削減する場合、また当社グループが急速な環境変化への対応が遅れる場合等には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)検索エンジンの変化及びAI技術の普及に伴うユーザー流入の変動について ①検索エンジンの変化について 主にオンラインメディア事業では検索エンジン(Google及びMicrosoft等)から多くの利用者を集めており、検索エンジンからの集客を維持するためSEO対策等の必要な対策を継続的に行っております。しかしながら、検索エンジンを提供する企業が、検索ロジックを変更し検索結果の表示順位が変更された場合、または新たな検索エンジンが主流になった場合あるいはこれらに代替するものが主流となった場合、当社グループの提供サービスへの集客に影響が発生し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ②AI技術の普及に伴うユーザー流入の変動について 上述のとおり、主にオンラインメディア事業では検索エンジンから多くの利用者を集めておりますが、近年の生成AIの急速な普及により、ユーザーの検索行動自体が従来の検索エンジンからAIチャットツール等へシフトする傾向がみられております。これにより、当事業年度において来訪者数(延べ人数)が減少(前年同期比33.9%減)いたしました。今後、この傾向が加速し更に来訪者数が減少した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、これらの対策としてAI対応SEO・LLM連携コンテンツなど、新たな集客施策を講じることで、来訪者数と資料請求成約率の最適化を図っております。 (4)競合について オンラインメディア事業では成果報酬課金モデルとして、ITソリューション事業の主なサービスである「SHANON MARKETING PLATFORM」ではマーケティングオートメーションツールとして、それぞれ先行者メリットを活かし顧客数を伸長するとともに顧客のニーズに合ったサービスの開発を行うことで優位性を高めております。しかしながら、大小様々な競合が存在することから、参入障壁は著しく高いものとは言えず、資金力、ブランド力を有する大手企業をはじめとする競合他社により類似したサービスが開発され価格競争が激化した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)特定サービスへの依存リスクについて 現状、当社グループの主たる収益はオンラインメディア事業による収入であります。今後、オンラインメディア事業の競合媒体との競争激化等により、オンラインメディア事業の売上が大幅に減少した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6)事業内容の多角化や新規事業について 当社グループは、法人営業支援を中心とした業容拡大を目的として、今後も事業内容の多角化や新規事業への取り組みを進めていく方針であります。そのため、人材の採用、教育及びシステム開発費等の追加的な支出が発生する場合や、事業内容の多角化や新規事業が計画のとおりに推移しない場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7)技術革新への対応について 当社グループが各種サービスを提供するインターネット業界におきましては、新技術の開発及びそれに基づく新しいサービスの導入が頻繁に行われており、あわせて顧客のニーズも非常に変化の激しい業界となっております。そのため常に新しい技術要素に対して情報の収集、蓄積、分析及び習得に取り組んでおります。しかしながら、技術革新において当社グループが予期しない急激な変化があり、その対応が遅れた場合や新技術に対応するため予定外のシステム投資が必要になった場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (8)システムトラブルによるリスクについて 当社グループの各種サービスは、主にインターネットを通じて提供しており、同サービスの保守、運用及び管理は通信ネットワークに依存しております。各種サービスの安定的な提供のためサーバ設備の増強や情報セキュリティ責任者が適切なセキュリティ手段を講じることによる外部からの不正アクセスの回避等を行っておりますが、以下のシステム障害が発生した場合は、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ① サービス提供コンピュータシステムへの急激なアクセス増加や、電力供給の停止等の予測不可能な様々な要因によって、当該コンピュータシステム及び周辺システムがダウンした場合 ② コンピュータウィルスやハッカーの侵入等によりシステム障害が生じた場合 ③ 従業員の過誤等によって、当社グループの提供サービスのプログラムが書き換えられ、または、重要なデータが削除された際に、事態に適切に対応できずに信頼失墜や損害賠償による損失が生じた場合 (9)記事原稿による第三者の権利侵害等のリスクについて 当社グループ事業のうちオンラインメディア事業における「ITトレンド」には、時流に即したビジネスに関する課題解決のヒントとなるような記事を掲載しております。当社グループでは、記事の盗用等により第三者の権利を侵害しないようITツールを利用した事前確認及び著作物引用ルールの徹底、法令に関する記載の誤りによって閲覧者を法令違反へ誘導しないための確認、記載内容に著しく公平性を欠くことにより閲覧者の誤認を招かないための確認等、様々な対策を実施しております。しかしながら、これらの記事が第三者の権利を侵害していた場合、もしくは正確性、公平性に欠けた内容を掲載した場合、当社グループの事業及び業績や社会的な信用に影響を与える可能性があります。 (10)法的規制等によるリスクについて ① 当社グループ事業のうちオンラインメディア事業におきましては、顧客企業の製品、サービスに係る情報を当社グループの運営するWebサイトに掲載しており、当該掲載情報に関しては私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律(独占禁止法)の規制を受けております。当社グループは、当該法律を遵守するために必要な社内体制の整備を行っておりますが、法律改正等により当社グループの整備状況に不足が生じ、また当社グループが受ける規制や責任の範囲が拡大した場合、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ② 当社グループ事業のうちITソリューション事業におきましては、「SHANON MARKETING PLATFORM」の導入企業の営業担当者は自社のWebサイトを閲覧している企業や過去に名刺交換や自社セミナーに参加した企業内個人が、自社のWebサイトのどのページを閲覧しているのかといった企業や企業内個人の自社のWebサイトにおける行動履歴を把握することが可能となり、その際に導入企業は当該見込み顧客の個人情報を取得する場合があります。当社グループにおいては、個人情報取扱事業者として適切な管理体制を構築するため、プライバシーマークの取得や、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の運営、維持及び改善に努めております。また、導入企業へ「SHANON MARKETING PLATFORM」を提供する際には利用規約やガイドライン等により、個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)や特定電子メールの送信の適正化(特定電子メール法)に関する法律等の各種法律の遵守やWebサイト閲覧者の保護施策の実施を促しております。また、導入企業が当該法律に反する状況やWebサイト閲覧者の保護が必要である状況を当社グループが確認した場合には、導入企業に対して適切な対応を依頼する等、導入企業と共にサービスの適切な利用に努めております。しかしながら、導入企業における法令遵守体制が継続されない場合等、当社グループの意図しない形で導入企業が法律に反する行為を行った場合には、当社グループのブランドや信頼が毀損されるおそれがあります。その場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ③ 当社グループ事業のうち金融プラットフォーム事業における金融商品仲介業務におきましては、金融商品取引法及び関連法令等の規制を受けるとともに、事業活動の前提となる金融商品仲介業の登録を受けております。この登録に特段の期限の定めはないものの、登録を受けた会社が、法令等に違反した場合には、事業の全部もしくは一部を停止、あるいは登録の取り消しとなることがあると金融商品取引法により定められております。 また、金融プラットフォーム事業における保険募集業務においては、保険業法及び関連法令等の規制を受け、損害保険代理店の登録並びに生命保険募集人の登録を受けております。この登録に特段の定めはないものの、登録を受けた会社が法令等に違反した場合等には、業務の全部もしくは一部を停止、あるいは免許の取り消しとなることがあると保険業法により定められております。 当社グループにおいては、内部管理体制の強化とコンプライアンス体制の整備に努めており、現在を含め過去においても、登録の取消や更新拒否の事由となる事実は発生しておりません。しかしながら、将来においてこれら法令に違反する事実が発生し、登録の取り消しや行政処分が発せられた場合には、当社グループの事業活動や経営成績に影響を与える可能性があります。 また、関連法令の改正や制定に伴い当社グループの事業活動が制約を受ける場合や当社グループが十分に対応できない場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (11)市場及び事業環境に関するリスクについて ① 景気変動及び金融市場の動向について 当社グループ事業のうち金融プラットフォーム事業におきましては、景気動向や株式相場、金利水準、為替相場等の金融市場の影響を受けやすい株式等の商品の取り扱いをしております。当社グループに所属するIFAに対して、生涯にわたり顧客に寄り添う姿勢でアドバイスを続けるよう指導することで、顧客資産に関する短期的な景気変動や金融市場の影響を軽減するよう努めており、それにより市場環境の悪化が顧客満足の低下につながらないよう取り組んでおります。しかしながら、このような対策が十分に機能せず、景気の減速や市場環境が悪化した場合、投資意欲の減退や取引の縮小により、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 ② 税制改正及び政策変更について 当社グループ事業のうち金融プラットフォーム事業は、政府による税制改正による金融商品への課税強化や金融政策の大きな変化が生じた場合、既存顧客の投資意欲の低下、新規資金導入に影響を与えることが考えられ、その結果当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (12)投資に関するリスクについて 当社は、有価証券等への投資を行っております。これらの投資は、それぞれの投資先企業と当社との事業上のシナジー効果等を期待して実行しております。しかしながら、投資先企業の業績の如何によっては、これらの投資資金が回収できなくなることにより、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。当社は、INNOVATION HAYATE V Capital投資事業有限責任組合及びINNOVATION V Capital投資事業有限責任組合を設立しております。これにより、案件発掘機能の強化とともに、投資検討プロセスの高度化を図ることでリスクへの対応を実施しております。 (13)特定人物への依存について 代表取締役社長である富田直人は、当社グループの創業者であり、会社経営の最高責任者として経営方針や事業戦略の決定をはじめ、当社グループの事業推進において重要な役割を果たしております。当社グループは、同氏に過度に依存しない経営体制を整備するため、取締役会や事業運営のための経営会議等における取締役及び幹部社員の情報共有や経営組織の強化を図っております。しかしながら、何らかの理由により同氏が当社グループの業務を継続することが困難になった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。 (14)人材の採用、育成について 今後の業容拡大を図る中で、各事業において専門性を有する人材の採用、育成は不可欠であると認識しており、積極的かつ継続的に採用、教育活動を進めております。しかしながら、人材獲得競争が激化し、優秀な人材の採用が困難となる場合や在職している人材の社外流出が大きく生じた場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (15)情報管理体制について 当社グループは、提供するサービスに関連して多数の顧客企業の機密情報や個人情報を取り扱っております。当該情報資産を保護するために情報セキュリティ基本方針を定め、この方針に従って情報資産を適切に管理、保護しております。しかしながら、サイバー攻撃、不正アクセス、コンピュータウイルスの侵入等により、当該情報資産が流出した場合や重要データの破壊、改ざん、システム停止等が生じた場合には、当社グループの社会的信頼の失墜、損害賠償請求の発生等により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (16)内部管理体制について ① 当社グループは、企業価値の拡大を図る中でコーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であると認識しております。業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保のための内部統制システムの適切な運用、更に健全な倫理観に基づく法令遵守を徹底するにあたり充分な体制を構築していると考えておりますが、今後の事業運営及び事業拡大に対応するため、内部管理体制について一層の充実を図る必要があると認識しております。しかしながら、事業の急速な拡大により、十分な内部管理体制の構築が追いつかないという状況が生じる場合には、適切な業務運営が困難となり、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 当社グループのうち金融プラットフォーム事業におきましては、金融商品取引法、金融サービスの提供に関する法律(金融サービス提供法)、その他の法令規則等に準拠しており、内部管理責任者の増強や内部管理体制の拡充に努めております。当社は常時IFAの活動についてのモニタリングや社内研修等により、コンプライアンス意識、法令・諸規則の遵守状況の把握に努めるとともに、コンプライアンスや社内外のルール遵守の徹底を図っております。しかしながら、IFAや役職員に対するこれらの教育・指導やモニタリング等が十分に機能せず、あるいはこうした教育・指導を無視したことによりコンプライアンス違反事例が発生した場合には、当社の信用の低下に繋がる可能性や当社が損害賠償責任を負う可能性があることから、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (17)訴訟等について ① 知的財産権の侵害におけるリスクについて 当社グループは、会社名及び提供しているサービスの名称について商標登録申請をしております。また、第三者の知的財産権の侵害の可能性については、社内規程に基づきコーポレートマネジメントユニット及び顧問弁護士並びに弁理士等を通じて事前調査を行い対応しております。しかしながら、当社グループが第三者の知的財産権を侵害した場合、当社グループへの損害賠償請求やロイヤルティの支払い要求、使用差し止め請求等が発生し、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 訴訟リスクについて 当社グループが事業活動を行う中で、顧客、取引先またはその他第三者との間で予期せぬトラブルが発生し、損害賠償請求等の訴訟その他の法的手続きが行われる可能性があります。その訴訟等の内容や損害賠償の金額によっては、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結貸借対照表関係) 4 偶発債務」に記載のとおり、訴訟を提起されております。 (18)自然災害について 当社グループが提供するサービスにおいて顧客の情報資産が格納されるサーバは、日本国内において2拠点以上で管理することでリスク分散をさせておりますが、データセンターやその周辺のネットワーク設備等に被害を及ぼす災害、事故等が発生し情報資産の消失又はサービスの提供が維持できない状態に至った場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (19)新株予約権行使による株式価値希薄化に関するリスクについて 当社は、新株予約権を発行しております。これらの新株予約権が権利行使された場合、当社の1株当たりの株式価値が希薄化し、当社の株価に影響を与える可能性があります。当連結会計年度末現在において、これらの新株予約権による潜在株式数は306,700株であり、発行済株式総数2,762,100株の11.1%に相当しております。 (20)資金使途について 当社グループが、2022年4月に開始したターゲット・イシュー・プログラムにより調達した資金の使途につきましては、新設したCVCファンドを通じた当社価値創造に資するベンチャー企業への投資資金並びに新たな価値創造に資する企業等を対象とした将来のM&Aにおける投資有価証券取得資金、オンラインメディア事業関連の設備投資資金、当社子会社を通じたマーケティング費用、当社子会社の人材採用関連費用に充当しております。当社グループが属する業界においてはさらに急速に事業環境が変化することも考えられ、当連結会計年度末現在における資金使途計画以外の使途へ充当する可能性があります。また、当初の計画に沿って資金を使用した場合においても想定した投資効果が得られない可能性もあります。 (21)財務制限条項に関するリスクについて 当社は、事業上必要な資金調達のため、金融機関との間で借入契約を締結しており、これらの契約の中には、純資産維持及び経常利益確保の財務制限条項が付されているものがあります。今後、経営成績の著しい悪化等により財務制限条項に抵触した場合、借入先金融機関の請求により当該借入について期限の利益を喪失し、一括返済を求められるなど、当社の業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 なお、財務制限条項の詳細は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (追加情報) 2.財務制限条項に関する事項」に記載のとおりであります。
経営成績の分析 (MD&A)7,010字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当社グループは、創業以来培ってきた営業、マーケティング、そしてテクノロジーのノウハウを活用して、グループミッションである「『働く』を変える」の実現に向けて法人営業の新しいスタイルを創造する事業の拡大に取り組んでまいりました。当連結会計年度におきましては、引き続き中長期的な収益柱の創出を見据えた新規事業の立ち上げ及び開発投資に加え、中間連結会計期間において決議したグループ再編(子会社間の事業譲渡及び株式譲渡)が2025年12月に完了し、収益性の向上と経営資源の集中を加速させる体制が整いました。 以上の結果、当連結会計年度における当社グループの売上高は6,968,290千円(前年同期比30.4%増)、営業損失は248,484千円(前年同期は営業利益351,870千円)、経常損失は334,827千円(前年同期は経常利益340,497千円)、親会社株主に帰属する当期純損失は457,966千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益67,478千円)となりました。 当連結会計年度における報告セグメント別の業績の詳細は、次のとおりであります。 (オンラインメディア事業) オンラインメディア事業の主力である「ITトレンド」におきましては、生成AIの普及に伴う情報収集行動の変化を受け、当連結会計年度の来訪者数(延べ人数)は13,014,666人(前年同期比33.9%減)にとどまりました。一方で、掲載製品数が8,377製品(前年同期比137.4%増)に到達し、製品ラインナップの充実による中長期的な資料請求数向上に努めました。また、生成AIの普及は当社顧客の集客ニーズにも影響を与え、「bizplay」「ITトレンドEXPO」において売上を伸長させることができました。以上の結果、オンラインメディア事業の売上高は3,729,491千円(前年同期比6.1%減)、セグメント利益は1,189,382千円(前年同期比22.0%減)となりました。 (ITソリューション事業) ITソリューション事業の主力製品である「List Finder」に加え、連結対象となった株式会社シャノンの「SHANON MARKETING PLATFORM」等の寄与により、売上高及びセグメント利益が大幅に増加いたしました。TOBに伴うのれん及び無形固定資産の償却が発生し利益面では一定の影響が生じているものの、グループ化による規模の経済を活かし、マーケティングオートメーション領域での市場シェア拡大を推進しております。以上の結果、ITソリューション事業の売上高は2,914,413千円(前年同期比627.4%増)、セグメント利益は378,843千円(前年同期比172.8%増)となりました。 (金融プラットフォーム事業) 金融プラットフォーム事業の主力である「IFA」におきましては、業務委託部門の売却に伴い売上高が大きく減少いたしました。一方で、事業運営効率化の効果は当連結会計年度にはまだ十分に発現しておらず、利益面の改善には至りませんでした。引き続き、体制再構築と収益性重視の運営を徹底し、持続的な利益体質への転換を図ってまいります。以上の結果、当連結会計年度における金融プラットフォーム事業の売上高は332,390千円(前年同期比65.8%減)、セグメント損失は197,128千円(前年同期はセグメント損失184,537千円)となりました。 (VCファンド事業) VCファンド事業は、INNOVATION HAYATE V Capital投資事業有限責任組合及び2025年5月に新たに組成したINNOVATION V Capital投資事業有限責任組合に関わるものであります。当連結会計年度におきましては、未上場の営業投資有価証券の取得はありましたが、売却は行っておりません。また、投資先5銘柄について減損処理を行い、営業投資有価証券評価損を売上原価として計上いたしました。以上の結果から、セグメント損失は286,770千円(前年同期はセグメント損失63,944千円)となりました。 当連結会計年度末における財政状態は、次のとおりであります。 (資産) 資産につきましては、7,848,100千円となり、前連結会計年度末に比べ473,623千円減少いたしました。これは主に、未収還付法人税等が108,255千円及びソフトウエア仮勘定が44,265千円増加し、現金及び預金が312,124千円、受取手形、売掛金及び契約資産が70,236千円、顧客関連資産が76,000千円及びのれんが143,829千円減少したことによるものであります。 (負債) 負債につきましては、4,197,426千円となり、前連結会計年度末に比べ57,047千円減少いたしました。これは主に、契約負債が64,883千円及び賞与引当金が83,493千円増加し、未払法人税等が33,780千円減少したことによるものであります。また、2025年4月11日付で借入金2,200,000千円の借換えを実施し、短期借入金から長期借入金及び1年内返済予定の長期借入金へ振替えております。当連結会計年度において当該借入金の返済が進んだこと及び追加の借入を行ったこと等により、前連結会計年度末の借入金残高と比べ167,307千円減少いたしました。 (純資産) 純資産につきましては、3,650,673千円となり、前連結会計年度末に比べ416,575千円減少いたしました。これは主に、資本剰余金が856,776千円及び非支配株主持分が69,449千円増加し、資本金が825,696千円減少、親会社株主に帰属する当期純損失457,966千円を計上したこと及び利益剰余金の配当109,101千円があったことによるものであります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は、前連結会計年度末に比べ312,124千円減少し、3,264,349千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動の結果得られた資金は314,760千円(前年同期は73,062千円の獲得)となりました。この主な要因は、税金等調整前当期純損失344,575千円を計上、減価償却費234,307千円を計上、のれん償却額143,829千円を計上、顧客関連資産償却額76,000千円を計上、賞与引当金が83,493千円増加、事業譲渡益17,984千円を計上、支払利息32,206千円を計上、固定資産除却損26,198千円を計上、株式報酬費用20,494千円を計上、売上債権が69,718千円減少、棚卸資産が14,601千円減少、営業投資有価証券が61,628千円減少、契約負債が64,883千円増加及び法人税等の支払による支出228,673千円があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動の結果支出した資金は298,084千円(前年同期は1,699,002千円の支出)となりました。この主な要因は有形固定資産の取得による支出97,958千円、無形固定資産の取得による支出286,759千円、事業譲渡による収入17,984千円及び敷金の回収による収入69,162千円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動の結果支出した資金は332,185千円(前年同期は1,922,119千円の獲得)となりました。この主な要因は、長期借入による収入2,550,000千円、短期借入金の返済による支出2,229,400千円、長期借入金の返済による支出537,907千円及び配当金の支払額109,128千円があったことによるものであります。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループは、受注実績の金額と販売実績の金額の差額が僅少であるため、受注実績の記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   第26期連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 販売高(千円)   前年同期比(%) オンラインメディア事業   3,721,250   93.7 ITソリューション事業   2,908,450   725.9 金融プラットフォーム事業   332,390   34.2 VCファンド事業   -   - 合計   6,962,090   130.3 (注)1.外部顧客への売上高を記載しております。 2.当連結会計年度において、販売実績に著しい変動がありました。これは、ITソリューション事業において前連結会計年度に連結子会社化した株式会社シャノンを、当連結会計年度の業績に含めたことによる販売高の増加によるものであります。 3.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自  2024年4月1日 至  2025年3月31日)   当連結会計年度 (自  2025年4月1日 至  2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) あかつき証券株式会社   659,672   12.3   -   - 当連結会計年度においてあかつき証券株式会社は販売実績の総販売実績に対する割合が100分の10未満のため、記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計方針及び見積り 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、期末日における資産・負債の数値、及び決算期における収益・費用に影響を与える見積りや判断を行う必要があります。これら見積りや判断には不確実性が存在するため、見積った数値と実際の結果の間には乖離が生じる可能性があります。 なお、当社グループの連結財務諸表の作成に際して採用している重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。 また、連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについて、当該見積り及び当該仮定の不確実性の内容やその変動により経営成績等に生じる影響は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度における経営成績等は、オンラインメディア事業、ITソリューション事業及び金融プラットフォーム事業の各セグメントにおいて、収益性拡大のための様々な施策を行った結果、売上高6,968,290千円(前年同期比30.4%増)、売上総利益は3,500,241千円(前年同期比51.4%増)となりました。また、販売費及び一般管理費は3,748,725千円(前年同期比91.3%増)となりました。その結果、営業損失は248,484千円(前年同期は営業利益351,870千円)となりました。 これに、営業外収益12,585千円及び営業外費用98,928千円を計上した結果、経常損失は334,827千円(前年同期は経常利益340,497千円)、親会社株主に帰属する当期純損失は457,966千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益67,478千円)となりました。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりであります。 当社グループの資金需要のうち主なものは、人材採用費、販売促進に係る費用及び知名度向上のための広告宣伝費等の費用であります。また、新サービス及び新機能追加に係る費用、並びに研究開発費等の投資を目的とした資金需要があります。 当該資金については、自己資金及び金融機関からの借入金により資金調達することとしております。なお、借入金に関しましては、計画的に返済する方針であります。 当社は、法人営業に特化して、認知、見込み顧客情報入手を支援する「オンラインメディア事業」及び見込み顧客育成、提案・クロージング、アップセル・クロスセルを支援する「ITソリューション事業」を行っております。「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、当社が今後更なる成長と発展を遂げるためには、事業基盤の安定や人材の確保をはじめとする様々な課題に対処し、事業環境の変化にも柔軟かつ即応することが重要であると認識しております。今後も継続的な発展を実現するために、最善の経営方針を立案するよう努めてまいります。 セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 (オンラインメディア事業) 2025年の国内インターネット広告媒体費は前年比111.8%の3兆3,093億円(出典:株式会社電通「2025年 日本の広告費」)となり継続的な拡大基調にあると同時に日本の総広告費全体の41.0%を構成しております。テレワークやペーパーレスの拡大等、ワークスタイルの変革に向けたIT環境の整備が企業活動の継続のためには依然として必要であり、テレワーク関連カテゴリー等における検索数の増加が当面は続くものと見込まれます。 「ITトレンド」への掲載製品・サービス数の拡大を図るとともに、集客の最適化を推進することで、来訪者数と成約率の最適化を図っております。 一方、国内外経済の低迷が長期化した場合、企業の広告宣伝費予算の削減、IT投資の中止、人材採用の抑制等の動きが拡大する可能性も想定されることから、カテゴリーによっては掲載製品・サービス数の拡大が計画通り進捗せず、当事業の業績に影響を及ぼす可能性があります。 (ITソリューション事業) 近年のTHE MODEL型のマーケティング手法の確立とともに、テレビや紙媒体等のマスマーケティングから、顧客毎に最適なアプローチを行うOne to Oneマーケティングへの移行が進んでおります。マーケティングオートメーションにつきましても、「マーケティングオートメーション元年」と言われた2014年以降、定着が進んでおり、国内統合型マーケティング支援ツール市場は引き続き拡大が見込まれております。 一方、短期的には競合関係が激化していることから、収益力強化と併せてM&Aやアライアンスに積極的に取組んでまいります。前連結会計年度に子会社化した株式会社シャノンとの資本業務提携を通じては、マーケティング支援領域における製品・サービスの相互補完や顧客基盤の共有を進めることで、クロスセルの強化や業務効率化を図り、事業全体の競争力向上につなげてまいります。 (金融プラットフォーム事業) 証券営業の分野は、デジタルマーケティングを含むマーケットの拡大の余地がまだまだ大きいと認識しております。子会社の株式会社Innovation IFA Consulting並びに株式会社Innovation M&A Partnersを収益力の核として、将来の金融周辺事業全般におけるプラットフォーム化を見据えた事業展開を目指してまいります。 (VCファンド事業) 金融市場に停滞感が予見される環境において、今まで以上に既存の事業分野と新しい事業分野並びに技術との融合が求められる市場環境にシフトすると見込んでおります。当社の事業領域では競合も増加していることから、新しいビジネスシーズ、テクノロジー等新規性に接点を増やし、それらの所有者との連携を深めていくために、新規性のあるベンチャー企業等への接点並びに協働を増やし、当社の各事業とのオープンイノベーションの実現を図るべく、事業展開を進めてまいります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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