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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

田谷

TAYA CO.,Ltd.4679 · Standard · サービス業

首都圏を中心に「TAYA」などのブランドで美容室を全国展開し、美容師による施術とヘアケア商品販売を行う。

概要

株式会社田谷は、1975年に設立された美容室チェーンである。東京都渋谷区に本社を置き、1999年に東京証券取引所市場第二部に上場した。2026年3月期末の店舗数は61店舗、従業員数は490人。主力ブランド「TAYA」を中心に、低価格帯の「Shampoo」、高級路線の「MICHEL DERVYN」、フリーランス型の「ano」を展開する。2026年3月期の売上高は51億円、当期純損失は2億円と、業績は厳しい局面にある。

売上の9割近くを占める美容施術

田谷の売上は、美容施術、商品販売、その他の3区分で構成される。2026年3月期の販売実績によると、美容施術(カット、パーマ、カラーなど)が44億9,471万円と全体の88.6%を占める。商品販売(ヘアケア商品、化粧品)は4億7,136万円で9.3%、その他(講習、セミナー、ショー収入)は1億946万円で2.1%である。美容施術が収益の柱である一方、商品販売の比率は低下傾向にあり、2026年3月期の商品売上は前年比85.7%と落ち込んでいる。

東京・神奈川・福岡に集中する店舗網

田谷の店舗は首都圏と九州に偏在している。2026年3月期の都道府県別売上高(調整後)では、東京都が19億7,787万円で全体の39.0%を占め最大。次いで神奈川県が11億9,946万円(23.6%)、福岡県が7億4,875万円(14.8%)と続く。千葉県も5億1,567万円(10.2%)と一定の規模がある。一方、埼玉県、兵庫県、熊本県などは1~2%台と小規模で、全国均等に出店しているわけではない。調整額(△2億4,962万円)は本社売上や内部取引の控除とみられる。

4つのブランドで価格帯を分担

田谷は複数のブランドを運営し、異なる客層を取り込む。主力の「TAYA」は標準的な美容室として全国展開する。低価格帯の「Shampoo」はファミリー向けで、1998年に福岡県中間店でスタートした。プレミアム路線の「MICHEL DERVYN」(旧クレージュ・サロン・ボーテ)は百貨店テナントが中心。2022年にはフリーランス美容師向けの新ブランド「ano」を立ち上げ、渋谷に1店舗を出店した。このように価格帯とサービス内容を差別化することで、多様な需要に対応している。

営業黒字化は果たしたが、最終損益は赤字継続

田谷の財務推移をみると、売上高は2013年3月期の120億円から減少を続け、2026年3月期には51億円まで半減した。営業利益は2025年3月期に3百万円と黒字化したが、2026年3月期は37百万円に拡大。しかし、店舗閉鎖に伴う減損損失など特別損失が169百万円発生したため、当期純損失は160百万円となった。自己資本比率は20.9%から36.0%に改善したものの、収益力の回復途上にある。2027年3月期の経営計画では売上高52億円、経常利益4千万円、当期純利益1千万円を掲げる。

業界の中での役割は美容サービスを消費者に直接提供する小売・サービス事業者。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
51億円
営業利益
0億円
営業利益率
0.0%
純利益
-2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
美容施術45億円88.2%
商品5億円9.8%
その他1億円2.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01美容施術主力

全国展開する美容室「TAYA」「Shampoo」「MICHEL DERVYN」「ano」の各ブランドにおいて、国家資格を持つ美容師がカット、パーマ、カラーなどの施術を提供する。

主な製品・サービス3
カット
髪の毛を切り整える基本施術。
パーマ
髪にウェーブやカールを付ける施術。
カラー
髪を染める施術。

02商品販売準主力

美容室で顧客に合わせたヘアケア商品や化粧品を販売し、施術後のホームケアをサポート。

主な製品・サービス1
ヘアケア商品
シャンプー、トリートメントなど髪のケア用品。

03その他その他

美容に関する講習、セミナー、ショーなどの収入。

製品と技術

カット・パーマ・カラーを核とする美容施術

田谷の主力サービスは、国家資格を持つ美容師による美容施術である。具体的には、カット(散髪)、パーマ(ウェーブやカール付け)、カラー(染毛)、トリートメント(毛髪補修)などを提供する。これらの施術は売上の88.6%を占め、客単価の維持が収益の鍵となる。同社は、技術力向上のためトレーニングセンター(1986年開設)で社員教育を行い、時間当たり生産性の向上に取り組んでいる。特に、ヘアカラー専門店「Highlight GALLERY」を1998年に開業した実績があり、カラー技術に強みを持つ。

ヘアケア商品と化粧品の販売

店舗では、美容施術と併せてヘアケア商品や化粧品を販売する。2026年3月期の商品売上は4億7,136万円で、全売上の9.3%を占める。取り扱い品目は、シャンプー、コンディショナー、スタイリング剤、ヘアカラー剤などプロユース製品が中心である。かつては「beautiful hair」といった専門小売店も展開したが、現在はサロン内での販売が主体。売上高は前年比85.7%と減少しており、物販強化が課題となっている。

セミナー・講習・ショー収入のその他事業

「その他」区分には、講習会、セミナー、ショー収入が含まれる。2026年3月期の売上は1億946万円で前年比120.4%と増加した。美容師向けの技術講習や、一般消費者向けのヘアケアセミナーなどを実施して収益を得ている。規模は小さいが、同社の教育ノウハウを活かした事業である。また、フリーランス事業「ano」もこの区分に含まれる可能性があり、新たな収益源として育成が進められている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

理容サービス店舗展開、減収傾向に課題

サービス業の理容・美容関連企業。2025年3月期売上高54億円、営業利益率0%と低収益。同業のジンジブやイシンと比較し、事業規模は小さい。2026年3月期も減収予想で、競争激化や需要減少が背景にある。店舗運営効率化や新サービス開発が急務。

強み

  • 一定数の店舗を保有し、地域密着型サービスを展開。
  • 長年の事業運営で一定の知名度を獲得。
  • 価格競争力があり、顧客獲得につながる可能性。
  • 理容サービスは日常生活に根付き需要は底堅い。

課題

  • 営業利益率0%と利益が出ていない。
  • 2024→2026年で売上高が58→51億円と減少予想。
  • 同業他社との価格競争や差別化が困難。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

サービス業の時価総額近傍。太字が田谷

時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 33件

美容室経営会社として1975年に創業

田谷の前身は、1975年9月に資本金500万円で設立された「株式会社ビューティショップ田谷」である。美容室経営を目的とし、1983年4月には「有限会社田谷哲哉美容室」と「有限会社田谷」の営業を譲受して事業を拡大。同日、商号を「株式会社田谷」に変更した。また、神奈川県横浜市青葉区にTAYA青葉台店を開設し、東京以外の地域への進出を開始した。この年、会社の基盤が固まったと言える。

フランチャイズと合弁で多角化した1990年代

1991年、田谷は外国人向け美容室「アランエドワーズジャパン」を設立し、日本初の外国人専用サロンを東京都港区に開業。同年、フランスのクレージュデザイン社と合弁で「シー・ビー・ジェイ」を設立し、百貨店内などに高級ブランド「クレージュ・サロン・ボーテ」のFC展開を始めた。1990年代後半にかけて、新潟、大阪、京都、北海道、埼玉、熊本、岡山、富山、香川、広島、兵庫と全国に店舗を拡大した。1995年にはクレージュのFC母体を吸収合併し、自社ブランド化を進めた。

1997年の株式公開と銀座への進出

1997年9月、田谷は日本証券協会に株式を店頭登録し、資本市場から資金調達の道を開いた。同年4月には東京都中央区銀座に大型サロン「TAYA&CO.GINZA 銀座本店」を開設し、高価格帯の旗艦店とした。また、米国バンブル アンド バンブル社との提携で「Bumble and bumble. NEWYORK」を表参道に、イタリアのカペリプントとの提携で「Capelli Punto N.Y.」を銀座に開設。国際ブランドとの協業で差別化を図った。1999年12月には東京証券取引所市場第二部に上場し、正式に株式公開企業となった。

低価格ブランド「Shampoo」とカラー専門店の投入

1998年、田谷は新たな顧客層を開拓するため、ファミリー向け低価格美容室「Shampoo」を福岡県中間市に開設した。同業態はシャンプー台を中心とした簡易施術で、既存のフルサービスサロンとは一線を画す。同年、日本初のヘアカラー専門店「Highlight GALLERY」を銀座にオープンし、部分染めなどニッチな需要を取り込んだ。これらの取り組みは、競争激化する美容業界での差別化戦略の一環であった。

2000年代以降の店舗統廃合とブランド再編

2010年代以降、田谷は業績低迷に直面し、店舗の統廃合を進めた。2026年3月期には3店舗を閉鎖し、期末店舗数は61店舗となった。また、フリーランス美容師の新ブランド「ano」を2022年に立ち上げ、新たな事業モデルを模索。2024年10月には創業60年を迎え、中期経営計画で「ビューティブランドプラットフォームへの進化」を掲げ、M&Aによる事業拡大や人材育成に注力する方針を示した。2026年3月期には2期連続の営業黒字を達成したが、特別損失により最終赤字が続いている。

年表33件を開く

1970年代

  • 1975年9月創業美容室経営を目的として、「株式会社ビューティショップ田谷」(資本金5,000千円)を設立。

1980年代

  • 1983年4月「有限会社田谷哲哉美容室」及び「有限会社田谷」の営業を譲受。
  • 1983年4月神奈川県横浜市青葉区内にTAYA 青葉台店を開設。神奈川県に進出。
  • 1983年4月商号変更商号を「株式会社田谷」に変更。
  • 1986年4月神奈川県横浜市にトレーニングセンターを開設。
  • 1988年3月千葉県市川市内にTAYA 本八幡店を開設。千葉県に進出。
  • 1989年4月創業東京都千代田区内に「株式会社エムズ(後の株式会社エバンジェ・タヤ)」を設立。

1990年代

  • 1991年7月東京都渋谷区内に米国人アランエドワーズと合弁で、外国人向け美容室経営を目的として、「株式会社アランエドワーズジャパン」を設立。日本初の外国人専用美容室として東京都港区内に「アランエドワーズサロントーキョー」を開設。
  • 1991年10月東京都渋谷区内に仏国クレージュデザイン社と合弁で、同社の商品販売と美容室の併合店舗のフランチャイズチェーン展開を目的として、「株式会社シー・ビー・ジェイ」を設立。
  • 1992年12月福岡県内で美容室経営をしている関係会社の「有限会社ビューティ田谷」の営業を譲受。
  • 1993年5月新潟県新潟市内にクレージュ・サロン・ボーテ ラフォーレ原宿新潟店を開設。新潟県に進出。
  • 1993年8月外国人向け美容室「株式会社アランエドワーズジャパン」の営業を譲受。
  • 1994年2月東京都渋谷区神宮前六丁目10番11号に本社を移転。
  • 1994年10月大阪府大阪市内にクレージュ・サロン・ボーテ 心斎橋そごう店を開設。大阪府に進出。
  • 1995年3月京都府京都市内にクレージュ・サロン・ボーテ 北大路ビブレ店を開設。京都府に進出。
  • 1995年3月北海道札幌市内にクレージュ・サロン・ボーテ 札幌大通店を開設。北海道に進出。
  • 1995年11月埼玉県越谷市内にクレージュ・サロン・ボーテ 南越谷OPA店を開設。埼玉県に進出。
  • 1995年12月M&Aデザイナーズブランド「クレージュ・サロン・ボーテ」のFC母体である「株式会社シー・ビー・ジェイ」を吸収合併。
  • 1996年9月熊本県熊本市内にクレージュ・サロン・ボーテ 熊本下通店を開設。熊本県に進出。
  • 1996年11月岡山県岡山市内にクレージュ・サロン・ボーテ 表町FitZ店を開設。岡山県に進出。
  • 1997年3月富山県富山市内にクレージュ・サロン・ボーテ 西武百貨店富山店を開設。富山県に進出。
  • 1997年4月東京都中央区銀座に新タイプの大型サロンTAYA&CO.GINZA 銀座本店を開設。
  • 1997年4月香川県高松市内にクレージュ・サロン・ボーテ コトデンそごう店を開設。香川県に進出。
  • 1997年4月広島県広島市内にクレージュ・サロン・ボーテ 広島ウィズワンダーランド店を開設。広島県に進出。
  • 1997年9月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 1997年9月米国バンブル アンド バンブル社との提携により、東京都渋谷区内にBumble and bumble. NEWYORK 表参道ビブレ店を開設。
  • 1997年10月兵庫県明石市内にクレージュ・サロン・ボーテ 明石ビブレ店を開設。兵庫県に進出。
  • 1998年8月プロユースのヘアケア商品の販売を目的とした小売店beautiful hair 心斎橋オーパ店を大阪府大阪市内に開設。
  • 1998年9月東京都中央区内に日本初のヘアカラー専門美容室Highlight GALLERY 銀座店を開設。
  • 1998年10月米国カペリプント サロン/スパとの提携により、東京都中央区内にCapelli Punto N.Y. オペークギンザ店を開設。
  • 1998年11月福岡県中間市内にファミリーを対象とした低価格美容室Shampoo 中間店を開設。
  • 1999年4月M&A株式会社エバンジェ・タヤを吸収合併。愛知県名古屋市内にTAYA&CO.GINZA 名古屋栄店を開設。愛知県に進出。
  • 1999年12月上場東京証券取引所市場第二部へ株式を上場。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2027年3月期まで5,200百万円
  • 営業利益2027年3月期まで40百万円
  • 経常利益2027年3月期まで40百万円
  • 当期純利益2027年3月期まで10百万円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    人材戦略の強化による生産性向上

    教育機能を活かし、美容師一人当たりの時間生産性と店舗別生産効率を高めるため技術・接客教育システムを再構築。SNS集客教育を強化し若手から指名獲得できる人材を育成。顧客LTV最大化を図る。評価報酬システムも再構築し、働きやすさに投資する。

  2. 02

    DX戦略の加速による経営基盤構築

    単なるIT導入ではなく経営基盤としてDXを位置付け、顧客の定着化と来店機会向上、バックオフィス業務の効率化によりサロン事業の生産性と顧客体験を向上させる。

  3. 03

    M&A活用による事業拡大と新規収益源創出

    既存直営美容室事業を収益基盤としつつ、中小美容室チェーン・特化型サロンへのM&Aで人材確保・ブランド獲得を推進。地域に強みを持つサロンに経営ノウハウ等をプラットフォーム提供し、事業スケール拡大とブランド力の連鎖的成長を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で490人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は410万円で、9期前と比べて+19.9%平均年齢は35.1歳、平均勤続年数は12.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月1,424
2018年3月1,276
2019年3月34231.48.51,121
2020年3月35531.88.81,039
2021年3月34331.99.01,020
2022年3月34932.19.5875
2023年3月35532.910.4719
2024年3月37933.210.9597
2025年3月39434.412.05270
2026年3月41035.112.64900

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率14.8%
縦線は目安の30%
男性育休取得率25.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)63.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は51億円営業利益0億円前期と比べると減収で、売上が-5.6%。

売上高
-5.6%
51億円
営業利益
0億円
純利益
-2億円
営業利益率
0.0%
前期比 +0.0%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高52億円51億円
営業利益0億円0億円
純利益0億円-2億円
1株あたり配当¥22

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は12億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−14.3%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q14−3
2024年1Q1400.0−1
2024年2Q14−1−7.10
2024年3Q1516.70
2024年4Q15−1
2025年2Q27−1−3.7−1
2025年4Q2713.70
2026年2Q2500.0−1
2026年4Q2600.0−1
2027年1Q12−1−8.3−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は120億円から51億円へ43%に減った。直近期の営業利益率は0.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月12010
2014年3月119−1−2
2015年3月118−4−9
2016年3月118−2−2
2017年3月1140−2
2018年3月105−1−1
2019年3月9700
2020年3月87−4−4
2021年3月68−13−10
2022年3月65−114
2023年3月60−6−8
2024年3月580−2
2025年3月54000.0−1
2026年3月51000.0−2

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高51億円のうち、営業利益として残るのは0億円0.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-2億円、売上の-3.9%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金84.3%43億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.7%8億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益0.0%0億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
15.7%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比7.5pt
0.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比9.0pt
-3.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-9.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
0.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが1億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは−1億円この組み合わせは積極投資型にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面期末の手元現金は5億円で、売上の1.2ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月1−4−1−315
2014年3月0−40−412
2015年3月21−4311
2016年3月05−3513
2017年3月0−1−3−19
2018年3月2−31−110
2019年3月2−2−109
2020年3月0−1−1−16
2021年3月−834−54
2022年3月−1536−152110
2023年3月−6−11−74
2024年3月00−103
2025年3月−1−21−32
2026年3月1−25−15

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は22億円。このうち返さなくてよい自己資本が8億円で、自己資本比率は36.0%(業種中央値53.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月86434349.5
2014年3月82404248.2
2015年3月72304240.9
2016年3月68284040.8
2017年3月61263542.5
2018年3月61253640.2
2019年3月58243441.8
2020年3月50203040.6
2021年3月49103920.9
2022年3月32141843.6
2023年3月2461825.8
2024年3月2051522.5
2025年3月2041620.9
2026年3月2281436.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳単体ベース
現金及び預金
5億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-28億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
14億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
34
/ 100
安定性自己資本比率24 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続10 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率534社中411位あたり、逆に低いのは営業利益率534社中483位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
0.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
36.0%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-5.6%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
8.4%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥263で、1年前と比べて+4.0%過去52週の値幅のなかでは26%の位置にある。

¥263-0.8%1ヶ月+4.8%1年+4.0%時価総額20億円
過去52週の値幅
安値¥216高値¥394

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (会社予想)194.8倍
PBR0.30倍
配当利回り8.37%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

6月中旬から緩やかな下落。7/6は244円で、25日線(249.2円)を2.1%下回る。52週安値216円に接近。RSI38.5とやや売られ過ぎ圏だが、反転の勢いは弱い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 90/100)

PBR 0.28倍は業界平均2.26倍を大きく下回り、配当利回り8.91%は業界平均1.62%を大幅に上回る。ただし、PERは赤字のため算出不能で、減収・赤字継続中。資産価値に比して割安だが、収益力の回復が急務。

指標この会社業種平均
PER (予想)194.8倍
PBR0.30倍3.51倍
ROE32.0%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

業績は減収・赤字継続で、強気派の論拠は見いだしにくい。弱気派は「事業構造の抜本改革なしには改善困難」と見る。PBR0.28倍と超割安だが、赤字で解散価値も毀損リスク。配当利回り8.9%と高いが、減配・無配のリスクあり。

プラスに働く材料7
  • 低PBRの期待

    PBR0.28倍は資産価値に対し大きく割安で、再評価余地。

  • 高配当利回りの魅力

    現状8.9%の高利回りが、株価下支えや買い材料に。

  • 事業再編の可能性

    赤字続きで事業売却やM&Aなど構造改革の思惑。

  • 配当利回り8.9%が強力な下支え通年影響

    2026/3期配当21.7円(利回り8.9%)、減配なければインカム需要で株価サポート

  • PBR0.28倍で資本政策の思惑次回株主総会影響

    解散価値の3倍以上割安、株主還元強化やM&A期待でバリュエーション修正

  • コスト削減で黒字化の可能性2027/3期影響

    2026/3期営業損失0億円、さらなるコスト削減で20百万円黒字化ならEPS改善

  • 子会社事業の成長不定影響

    子会社が好調なら連結業績改善、売上51億円超え期待

マイナスに働く材料7
  • 赤字の継続

    2023/3期から4期連続の赤字で、改善の兆しがない。

  • 減収トレンド

    売上高が60→58→54→51億円と減少、市場競争に敗北。

  • 配当リスク

    利益余力なく、高配当は持続不可能な可能性大。

  • 売上減少トレンド止まらず2027/3期影響

    2026/3期売上51億円(前期比5.6%減)、減少続けば赤字幅拡大

  • 配当性向高く減配リスク2026/3期決算後影響

    純損失2億円に対し配当総額1.5億円、配当性向負値、減配不可避の可能性

  • 事業縮小で固定費負担増通年影響

    売上減少で固定費率上昇、営業損失拡大ならキャッシュフロー悪化

  • 無人化・デジタル化で需要減継続影響

    業界構造変化で既存サービス需要減少、売上長期低落リスク

次の決算で確かめる点
営業損益
黒字転換が最優先。赤字続きなら事業継続リスク。
売上高推移
減収止まらずは根本的問題。
一株当たり純資産
PBR低下の要因で、毀損なら更なる下落。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり22で、前期から+0.0%いまの株価に対する利回りは8.37%。

年間配当
¥22
1株あたり
配当利回り
8.37%
いまの株価に対して
配当性向
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2013年3月22
2014年3月220.0

配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥22

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ13,040人。区分でいちばん多いのは個人・その他48.0%。グループ会社や銀行などの安定株主が32.7%を占め、残る67.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他53.453.154.758.561.248.0
事業法人36.536.536.436.536.032.7
外国法人1.41.41.61.11.318.3
自己株式2.02.02.02.02.01.4
証券会社1.31.22.21.10.70.7
外国人個人0.10.10.10.10.10.3
金融機関7.37.75.02.80.80.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01有限会社ティーズ14.28
02INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)9.48
03L&Y貿易株式会社7.96
04株式会社ランニング7.96
05CITIBANK HONG KONG PBG CLIENTS H.K(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)7.96
06田谷 千秋2.06
07株式会社赤城自動車教習所1.80
08榊原 卓丸1.59
09田谷 和正1.07
10楽天証券株式会社0.52

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−171%、1株純資産は14期で−87%。直近期のROEは32.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPS
2013年3月−10853
2014年3月−38792
2015年3月−179592
2016年3月−36556
2017年3月−36520
2018年3月−27493
2019年3月−8485
2020年3月−77408
2021年3月−203205
2022年3月78283
2023年3月−161122
2024年3月−3290
2025年3月−1282
2026年3月−26107

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安

経営陣

16名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は16名。2026/3期の役員報酬は総額76百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
田谷和正代表取締役 会長兼社長5981,000
保科匡邦取締役 顧問6810,000
中村正二取締役 執行役員56
新藤和久取締役 執行役員634,000
中西一也取締役69
上原俊晴取締役(常勤監査等委員)656,000
田島克夫取締役(監査等委員)68
勇亜衣子取締役(監査等委員)37
板谷敦子執行役員
富岡亮平執行役員
小山田文彦執行役員
中村善樹執行役員
残りの役員4名を開く
氏名役職年齢
三浦璃久取締役(監査等委員)54
落合一執行役員
冨田雄一郎執行役員
伊藤陽一執行役員

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)6646411
取締役(社内)1666
社外取締役2663

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容325字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、「美容師法」に基づき美容室(美容師法では「美容所」という)の経営をしており、その美容室において国家資格を有する美容師が美容施術(カット、パーマ、カラー等の施術)の提供を行っており、また、お客様に合ったヘアケア商品の販売を行っております。 美容室として「TAYA」「Shampoo」「MICHEL DERVYN」「ano」のブランドで全国展開を行い、お客様のニーズにお応えしております。 [事業系統図] (注) 当社は売上の取扱区分として、下表のとおり区別しております。 取扱区分   主要内容 美容施術   カット、パーマ、カラー等の施術 商品   ヘアケア商品、化粧品の販売 その他   講習、セミナー、ショー等の収入
経営方針・対処すべき課題2,038字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 経営方針 当社は、「すべての人に夢と希望を与え社会に貢献する」という企業理念のもと、美容という手段を用いて人々を美しくすることを最大のテーマとし、美容師の技術力、創造力、感性及びサービスを高め、徹底した現場第一主義を貫いております。 また、「顧客満足」「株主満足」「社員満足」「社会満足」の4つの満足の追求が、企業の社会的使命と捉え、経営活動を進めております。 (2) 経営戦略等 当社は、2023年3月期~2025年3月期にわたる3ヵ年の中期経営計画に続き、当期は、引き続き事業構造改革に取り組んでまいりました。その結果、2期連続の営業利益の計上並びに営業活動によるキャッシュ・フローにおいては2019年3月期以来の黒字化を達成するなど、財務基盤は着実に整いつつあります。 株式会社田谷は、2024年10月に創業60年を迎え、新たなステージへと進むべく、2027年3月期以降においては、「ビューティブランドプラットフォームへの進化」をテーマに掲げ、美容室チェーンからビューティブランドプラットフォーム企業への進化を目指す、新たな成長基盤を構築する一年として、「成長戦略」と「拡大戦略」により、当期純利益の『黒字化達成 』に向け、全社を挙げて以下の施策に取り組んでまいります。 まず、「成長戦略」の一つとして人材戦略をさらに注力させてまいります。 当社の強みである教育機能を活かし、美容師一人一人の時間当たりの生産性の向上と、店舗別の生産効率を高めるため、技術・接客教育システムの再構築を進めまいります。同時に、SNSによる集客のための教育を強化し、若手から指名を多く獲得できる美容師を育成し、お客様の内面に寄り添った提案と接客により、生産性と顧客LTV(顧客生涯価値)を最大化、企業価値の向上を推し進めてまいります。 これらの成長性を可視化できるよう評価報酬システムも再構築し、顧客満足と社員エンゲージメントの向上と、働きやすさに徹底した教育投資を図ってまいります。 DX戦略も加速させてまいります。単なるIT導入ではなく、経営基盤の構築として位置付けることで、顧客の定着化と来店機会向上により、また、店舗運営のバックオフィス業務の効率化により、サロン事業の生産性と顧客体験を向上させる経営基盤を構築してまいります。 二つ目に「拡大戦略」施策をを進めてまります。既存の直営美容室事業を収益基盤とし、安定した収益源を確保しつつ、新規事業による新規収益源を創出してまいります。 特に、中小美容室チェーン・特化型サロンを対象に、M&Aを活用した人材確保・ブランド獲得に取り組んでまいります。 地域に強みを持つサロンに対し、当社の経営ノウハウ・人財教育、販促集客、商品、経営管理をスピンアウトしたプラットフォーム提供することで、事業スケール拡大とブランド力の連鎖的成長を実現し、持続的な収益成長基盤を構築してまいります。 [次年度における数値目標] (単位:百万円、%、円 銭、%、店) 2027年度(第53期)〔2027年3月期〕[単年度計画] 金 額   売上比 売上高   5,200   100.0 営業利益   40   0.8 経常利益   40   0.8 当期純利益   10   0.4 EPS   1.35 期末美容室数   65 ※IFRSの強制適用による業績や指標への影響は考慮しておりません。 (4) 経営環境 昨今の中東情勢に起因する資材不足や、原材料価格、エネルギーコストの上昇により物価の高騰は一層加速し、様々な業種にわたり影響を及ぼす一方、金利上昇も加速するなど国内経済は、新たな課題に直面しております。 美容業界におきましては、引き続き「美容室のオーバーストア状態による過当競争」の激化、「人口減少社会による客数の減少」、さらには「美容師の獲得難」の様相を呈しており厳しい状況が続いております。 また、働き方改革の浸透により、美容師自身においても就労意識の変化が生じております。 (5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社は、企業理念に従い年齢・性別・国籍を問わずより多くの人々に喜んでいただける環境を創造し続け、ヘアビジネスにおけるリーディングカンパニーとして、多様化する消費者ニーズや変化する消費者のライフスタイルに応え、新技術の開発、社員の教育、情報の発信、店舗の統廃合および合理的なコスト削減を継続的に実施することを重点課題とし、収益性と成長性を同時に追求できる経営を進めてまいります。 また、コンプライアンスを重視し、内部統制システムの一層の充実を図り、経済構造および社会情勢等の経営環境の変化に対し迅速かつ柔軟に対応できるよう、企業体質の改善、強化に努めてまいります。
事業等のリスク2,070字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 (1) 会社がとっている特異な経営方針 当社の事業展開にあたっては、国家資格を有する美容師の採用が不可欠です。当社はサービスの質の維持あるいは向上の為にこうした有資格者を原則正社員として採用し、研修施設や各拠点にて新入社員研修、中途採用社員研修等を行った上で業務を担当させておりますが、人材採用や教育研修が計画通りに進まない場合には、当社の事業展開や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 財政状態及び経営成績の異常な変動に係るもの 当社の売上高は、季節感を強く感じる夏季の7月、冬季の12月、及び学校や会社の入園・入学・卒業・歓迎会等にあたる3月に、他の月に比べて高くなる傾向があります。反面、冷夏、暖冬、長雨、台風等の天候不順や疫病の蔓延は当社の事業展開や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 特定の取引先等で取引の継続性が不安定であるものへの高い依存度に係るもの 当社の事業展開にあたり、店舗形態としては、自己所有物件よりも賃借物件やインショップ物件が多い傾向にあります。現時点では賃借先・デベロッパーと当社との関係は良好でありますが、将来的にこれら相手先の事業継続が危ぶまれる事態が生じた場合は、敷金保証金の貸倒発生や当社店舗の撤退・営業継続不能等も考えられ、事業展開や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 特定の製品、技術等で将来性が不明確であるものへの高い依存度に係るもの 当社の事業展開上、上述のように国家資格を有する美容師、かつ、顧客からの支持の高い者の業務従事が重要と考えております。仮に当社から、これらの者が大量に離職した場合は、当社の事業展開や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 特有の法的規制等に係るもの 当社の行う事業に適用される美容師法は、社会情勢の変化等に応じて今後も適宜、改正ないし解釈の変更等が行われる可能性があります。その場合は当社の行う事業に影響を与える可能性があります。 (6) 個人情報の管理に係るもの 顧客データベースへのアクセス環境、セキュリティシステムの改善を常に図り、個人情報保護に万全を期しておりますが、これに加えて情報の取り扱いに対する意識の向上を目的とした社員教育の徹底や、情報へのアクセス者の限定、牽制システムの構築等、内部の管理体制についても強化しております。 今後も個人情報の管理は徹底してまいりますが、個人情報が流出した場合には、当社の事業展開や経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 減損会計に係るもの 当社の保有資産につきまして、実質的価値の低下等による減損処理が必要になった場合、当社の経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 継続企業の前提に関する重要事象等について 当社は、2022年4月より中期経営計画『T-ip60』ならびに『TAYA BX(Beauty Transformation)PROJECT』を推進し、抜本的な事業構造改革を進めてまいりました。その結果、当事業年度において、2期連続の営業利益および経常利益を黒字計上、加えて営業活動によるキャッシュ・フローが、2019年3月期以来のプラスに転じたことなど、財務基盤の改善は着実に進んでおります。しかしながら、安定的に利益を計上できる状況には未だ至っていないことから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在しております。 このような状況の解消を図るべく、当社は、『Design the Evolution― 伝統を軸に未来をデザインする』をスローガンに、人的資本への投資を中核とした経営を推進してまいります。具体的には、美容師の技術力・提案力の向上を目的とした教育体系の高度化およびキャリアパスの明確化を通じて従業員エンゲージメントの向上を図り、生産性の向上に取り組んでまいります。 また、既存顧客の来店頻度向上および顧客単価の引き上げに資する接客力の強化に加え、ECやデジタル施策の活用による新規顧客の獲得を進めることで、人的資本の価値最大化を通じた増収の実現を目指してまいります。 資金面につきましては、2025年1月27日付及び2026年1月13日付の増資による資金調達により、当事業年度末の現金及び預金は531百万円を保有しており、事業に必要な資金についても都度取引金融機関からの支援を受けており、将来必要となる資金についても確保できる状況と認識しております。 以上のことから、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。
経営成績の分析 (MD&A)6,304字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、経済活動の正常化が進み、雇用・所得環境の改善などにより景気は緩やかな回復傾向にある一方、エネルギーコストや原材料の価格上昇は依然として継続し、中東情勢の影響や米国の通商政策をめぐる動向もあり、先行きは不透明な状況が続いております。 美容業界におきましては、美容室のオーバーストア状態による店舗間競争の激化や労働需給逼迫による美容師の獲得難、物価上昇による個人消費の停滞の懸念もあり、当社を取り巻く経営環境は厳しい状況が続いております。 このような状況の中、当社創業60周年「アニバーサリーキャンペーン」を引き続きおこない、「TAYAブランドのリブランディング」、「フリーランス事業の確立」、「本部構造の改革」の3つの施策を重点的に取り組み、多様化する社会の中においてお客様に愛され続ける美容室を目指すと同時に、収益の安定化を推し進め、持続的成長と企業価値向上に努めてまいりました。 店舗の状況につきましては、フリーランス美容室の新規出店を1店舗(ano渋谷)実施いたしました。また、直営美容室の改装6店舗(TAYA京都伊勢丹店、TAYAけやき通り店、TAYA熊本光の森店、TAYA大阪上本町SmartSalon店、TAYAつくし野店、TAYA浜田山店)、閉鎖3店舗(TAYA青葉台東急スクエア店、TAYAみなとみらい東急スクエア店、ano 心斎橋店)実施いたしました。これにより、当事業年度末の美容室店舗数は、61店舗となりました。 以上の結果、当事業年度の売上高は5,075百万円(前年同期比6.8%減)となり、営業利益37百万円(前年同期は3百万円)、経常利益34百万円(前年同期は4百万円)となりました。また、店舗閉鎖に係る費用や減損損失などを特別損失に169百万円を計上したことにより当期純損失は160百万円(前年同期は当期純損失62百万円)となりました。 当事業年度末における財政状態は、次のとおりであります。 当事業年度末の総資産は2,217百万円となり、前事業年度末比231百万円の増加となりました。 流動資産の残高は909百万円(前事業年度末比352百万円増加)、固定資産の残高は1,307百万円(前事業年度末比121百万円減少)となりました。主な要因につきましては、現金及び預金の増加356百万円があったものの、建物の減少92百万円、ソフトウェアの減少22百万円、敷金及び保証金の減少16百万円があったことによるものであります。 当事業年度末の負債総額は1,418百万円となり、前事業年度末比151百万円の減少となりました。 流動負債の残高は771百万円(前事業年度末比95百万円減少)、固定負債の残高は647百万円(前事業年度末比55百万円減少)となりました。主な要因につきましては、未払消費税等の増加42百万円があったものの、社債の償還56百万円、未払金の減少35百万円、退職給付引当金の減少29百万円、長短借入金の純減25百万円があったことによるものであります。 当事業年度末の純資産は798百万円となり、前事業年度末と比べて382百万円増加いたしました。 主な要因につきましては、新株予約権の行使及び第三者割当増資により資本金及び資本準備金がそれぞれ272百万円の増加があったこと、2026年3月19日開催の臨時株主総会の決議により、資本金304百万円及びその他資本剰余金3,132百万円を資本準備金へ振替を行ったこと、繰越利益剰余金が160百万円減少したことによるものであります。 以上の結果、自己資本比率は前事業年度末20.9%から36.0%に増加いたしました。 ② キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ341百万円増加し、507百万円となりました。 また、当事業年度における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において、営業活動の結果得られた資金は72百万円(前期は67百万円の支出)となりました。 これは主に、減価償却費99百万円、減損損失165百万円、未払消費税等の増加42百万円があったものの、税引前当期純損失132百万円、仕入債務の減少33百万円、退職給付引当金の減少29百万円、未払法人税等の支払額29百万円があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において、投資活動の結果支出した資金は192百万円(前期は167百万円の支出)となりました。 これは主に、敷金および保証金の回収による収入28百万円があったものの、有形固定資産の取得による支出137百万円、資産除去債務の履行による支出28百万円、無形固定資産の取得による支出28百万円があったことによるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度において、財務活動の結果得られた資金は460百万円(前期は134百万円の獲得)となりました。 これは主に、社債の償還56百万円、長短借入金の純減25百万円があったものの、新株発行による収入270百万円、新株予約権の行使による収入272百万円があったことによるものであります。 ③ 仕入及び販売の実績 a.仕入実績 商品及び美容材料の仕入実績 区分   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 商品(千円)   239,786   85.4 美容材料(千円)   188,251   91.8 合計(千円)   428,038   85.4 (注) 1.金額は実際仕入価格で表示しております。 b.販売実績 取扱区分別   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 美容施術(千円)   4,494,715   93.6 商品(千円)   471,368   85.7 その他(千円)   109,466   120.4 合計(千円)   5,075,549   93.2 c.都道府県別売上高 都道府県   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 売上高(千円)   構成比(%)   前年同期比(%) 埼玉県   59,889   1.2   95.1 千葉県   515,677   10.2   87.3 東京都   1,977,874   39.0   94.8 神奈川県   1,199,462   23.6   95.0 京都府   207,481   4.1   101.0 大阪府   293,015   5.7   99.2 兵庫県   96,180   1.9   94.4 福岡県   748,754   14.8   95.4 熊本県   78,664   1.5   110.8 調整額   △249,616   △4.9   126.3 店舗合計   4,927,385   97.1   93.6 本社   148,164   2.9   81.7 合計   5,075,549   100.0   93.2 (注)調整額は、収益認識に関する会計基準の適用により、将来利用されると見込まれる金額、また当社が代理人として関与している取引および他社が運営するポイントプラグラムに係るポイント相当額について、顧客から受け取る対価の額から当該他の当事者に支払う金額を売上高より調整額として控除しておりますが、控除する金額を地域別に振分けることが困難なため、売上高の合計金額から一括して減額しております。 d.美容室の顧客収容能力及び入客実績 都道府県   前事業年度(自 2024年4月1日至 2025年3月31日)   当事業年度(自 2025年4月1日至 2026年3月31日) 椅子数(席)   構成比(%)   来店客数(人)   構成比(%)   椅子数(席)   構成比(%)   来店客数(人)   構成比(%) 埼玉県   4,368   1.4   6,997   1.4   4,368   1.6   6,628   1.4 千葉県   31,035   10.2   49,028   9.7   24,164   8.6   40,768   8.8 東京都   111,151   36.4   183,770   36.4   101,818   36.3   167,336   35.9 神奈川県   69,950   22.9   117,791   23.3   60,686   21.6   111,470   23.9 京都府   4,732   1.5   18,010   3.5   5,344   1.9   15,983   3.4 大阪府   19,373   6.3   23,547   4.7   18,937   6.7   23,339   5.0 兵庫県   8,359   2.8   11,077   2.2   8,359   3.0   10,451   2.2 福岡県   52,096   17.0   87,253   17.3   52,560   18.7   81,078   17.5 熊本県   4,719   1.5   8,064   1.5   4,537   1.6   8,711   1.9 合計   305,783   100.0   505,537   100.0   280,773   100.0   465,764   100.0 (注) 椅子数につきましては、各店舗のセット椅子数に当期の営業日数を乗じて算出しております。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営成績の分析 (売上高) 売上高は、5,075百万円(前年同期比6.8%減)となりました。これは、既存店において人手不足や顧客の来店周期の伸び等により入客が低調に推移した一方で、カラー等の追加施術数が増加したことにより客単価が増加いたしました。また、前期に続き直営店舗のリブランディング改装による増益並びにフリーランスブランドの新規出店により売上が増加いたしましたが、当期3店舗閉鎖したことにより全体として減収となりました。 (売上総利益) 売上総利益は820百万円(前年同期比2.6%減)となりました。これは、店舗閉鎖等により労務費、地代家賃等の固定費が減少しましたが、売上高の減収を補填するまでの経費の削減に至らなかったこと、また、前期より原状回復費用の高騰が続いており、資産除去債務に係る減価償却費が増加したことが要因であります。 (営業利益) 営業利益は、37百万円(前年同期比977.3%増)となりました。これは、本部人件費の低減、広告宣伝業務や本部管理業務においては、DXを推進し、業務の省力化と生産性を向上を図ったこと、また業務委託先の見直し等を行った結果、販管費55百万円減少したことよるものであります。 (経常利益) 経常利益は、34百万円(前年同期比809.9%増)となりました。これは、増資等に伴う資金調達費用が発生したことによるものであります。 (当期純損失) 当期純損失は、160百万円(前年同期は当期純損失62百万円)となりました。これは、主に収益性の低下がみられた22店舗について減損損失を計上したことによるものであります。 ② 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社の事業においては、人件費や店舗運営維持に係る経費等の固定費比率が高いため、一定水準を越える売上を確保できれば大きく利益に寄与できるものの、反面売上が計画どおりにいかない場合は、それに伴う経費圧縮が困難となり、適正な利益水準を維持することが難しくなります。 ③ 経営戦略の現状と見通し 昨今の我が国経済は、地政学リスクからの原材料価格、エネルギーコストの上昇に起因した物価上昇は更に加速しており、国内の消費への影響も懸念される中、人口減少社会や働く人々の価値観の多様化も進み、各業界での人手不足は深刻化を増しております。 美容業界も同様、美容師のなり手不足、美容サービスの多様化に伴う事業構造の変革期に直面しており、従来の延長線上にない変革が求められております。 このような状況の下、今期は、「ビューティブランドプラットフォームへの進化」をテーマに掲げ、美容室チェーンからビューティブランドプラットフォーム企業への進化を目指す、新たな成長基盤を構築する一年として、「成長戦略」と「拡大戦略」により、当期純利益の『 黒字化達成 』に向け、全社を挙げて取り組んでまいります ④ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社の運転資金需要のうち主なものは、人件費や店舗地代家賃等の経費支払や商品仕入代金、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資によるものであります。 当社は、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。 短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。 一方で、運転資金や投資の規模によっては、エクイティでの資金調達も視野に入れる場合もあります。 なお、キャッシュ・フローの状況につきましては、「(1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 ⑤ 経営者の問題認識と今後の方針について 当社の経営者は、現状認識と将来予測に基づき最良最善の営業戦略の推進と企業体質の強化に努めており、そのためには、「第2[事業の状況]1[経営方針、経営環境及び対処すべき課題等]」に記載しております課題に対処していくことが必要であると認識しております。 しかしながら、過当競争の激しい美容業界において当社を取り巻く経営環境は依然厳しさが続くものと予想されます。また、「第2[事業の状況]3[事業等のリスク]」で記載いたしました天候、個人消費動向等の外部要因が経営に重要な影響を与えるものとの認識もしております。 ⑥ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5[経理の状況] 1[財務諸表等](1)[財務諸表]注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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