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日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

アドソル日進

Ad-Sol Nissin Corporation3837 · Prime · 情報・通信業

電力・社会インフラ向けシステム開発に強み。監視・通信・制御技術をコアに、社会インフラ・先進産業・ソリューションの3事業を展開。

概要

アドソル日進は、1976年設立の独立系システム開発企業である。東京都港区に本社を置き、エネルギー(電力・ガス)、交通、次世代通信、公共・防災といった社会インフラ向けITシステムを主力とする。2026年3月期の売上高は171億円、従業員645名。東京証券取引所市場第二部に上場している。

社会インフラを支える三つの事業

アドソル日進は「社会インフラ事業」「先進インダストリー事業」「ソリューション事業」の3セグメントで事業を展開する。社会インフラ事業はエネルギー、交通、次世代通信、公共・防災を対象とし、2026年3月期の売上高111億円で全体の65.2%を占める。先進インダストリー事業はモビリティ、医療・ヘルスケア、産業機器などの製造業やサービス業向けDX・IoTソリューションを提供し、同59億円(34.8%)を計上した。ソリューション事業はGIS、IoT空間情報、セキュリティを核とし、11億円(7.0%)と規模は小さいが成長分野として位置づけられる。

エネルギー分野が収益の柱

同社の最大の強みはエネルギー分野にある。電力会社向けに発電・送配電・需給管理・料金計算などの基幹系システムや監視制御システム、スマートメーター関連システムを提供してきた。2026年3月期のエネルギー分野売上高は81億円で全社の47.7%にのぼる。近年はDX案件やモダナイゼーションの大型案件が継続し、次世代スマートメーター関連や送配電設備更新ガイドラインに基づくシステム刷新などに複数取り組んでいる。九州電力グループのQsol株式会社とのパートナーシップも新たに結んだ。

グローバルな開発体制とアライアンス

同社は国内5拠点に加え、ベトナムに3拠点を有する子会社「アドソル・アジア株式会社」を通じたオフショア開発体制を構築している。また米国シリコンバレーに100%子会社「Adsol-Nissin San Jose R&D Center, Inc.」を設置し、先端技術のリサーチを行う。さらに早稲田大学や慶應義塾大学との共同研究、フューチャーアーティザンやアジア航測との戦略的パートナーシップを締結するなど、外部機関との連携を積極的に進めている。ベトナムのオフショア・アジャイル開発のノウハウを体系化したサービス「+Global」を2026年2月から提供開始した。

強みである「監視」「通信」「制御」技術

同社は創業以来、社会インフラシステムに不可欠な「監視」「通信」「制御」の3技術を核として事業を拡充してきた。デバイス制御(センシング、OS)からネットワーク、大規模インフラ、クラウドシステムまで、ITシステムのライフサイクル全体に対応するワンストップソリューションを提供する。セキュリティ面では、米国Lynx Software Technologies社と販売契約を結び、リアルタイムOS「LynxOS」やセキュリティソリューション「LynxSECURE」を扱う。また電界通信技術「タッチタグ」の特許を取得し、入退室管理システムとして実用化した実績を持つ。

業界の中での役割は社会インフラ向けITシステムの開発・保守を行う独立系システムインテグレーター。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
172億円
営業利益
21億円
営業利益率
12.2%
純利益
15億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
社会 インフラ 事業112億円65.1%27億円24.1%
先進 インダストリー 事業60億円34.9%16億円26.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01エネルギー(電力・ガス)主力

電力会社・ガス会社向けに、発電・送配電・需給管理・料金計算等の基幹系システム、監視制御システム、スマートメーター関連システムを提供。エネルギー分野での豊富な実績と深いドメイン知識を持つ。

主な製品・サービス2
電力系統監視制御システム
発電所から需要家までの電力の流れを監視・制御するシステム。
スマートメーター関連システム
スマートメーターから収集したデータを管理・分析するシステム。

02交通(鉄道・道路)主力

鉄道会社向けに運行管理、信号制御、駅務システム等、道路関連ではETC、交通管制システム等を提供。安全・安定運行を支えるITシステム。

主な製品・サービス2
鉄道運行管理システム
列車運行スケジュールの管理・制御システム。
交通管制システム
道路の信号制御、渋滞情報提供等を行うシステム。

03次世代通信(5G/光ファイバ等)準主力

通信キャリア向けに5G基地局制御システム、光ファイバ網管理システム等、次世代通信インフラの構築・運用を支援。

主な製品・サービス1
通信インフラ管理システム
5G基地局、光ファイバネットワークの監視・制御・管理システム。

04公共・防災(官公庁・自治体)準主力

防災情報システム、河川・ダム監視システム、GIS(地理情報システム)等を官公庁・自治体向けに提供。災害時の迅速な情報伝達・状況把握を支援。

主な製品・サービス2
防災情報システム
地震・津波・河川氾濫等の防災情報を収集・伝達するシステム。
GIS(地理情報システム)
地理空間情報を管理・分析するシステム。公共施設管理、防災等に活用。

05モビリティ(自動車・輸送機器)準主力

自動車メーカー・部品メーカー向けに、車載制御システム開発、自動運転関連システム、コネクティッドカー向けシステムを提供。先進技術を活用したDX支援。

主な製品・サービス1
車載制御システム開発
自動車のエンジン制御、ボディ制御等の組み込みシステム開発。

06医療・ヘルスケア副次

病院・医療機関向けに、電子カルテシステム、医療情報システム等を提供。

主な製品・サービス1
医療情報システム
電子カルテ、オーダリングシステム等、病院情報システム全般。

07産業機器(製造業)副次

工場の生産管理システム、製造実行システム(MES)、IoTプラットフォーム等を提供。製造業のスマートファクトリー化を支援。

主な製品・サービス1
生産管理システム
工場の生産計画・工程管理・品質管理を行うシステム。

08IoT空間情報・セキュリティ副次

IoTセンサーと空間情報技術を組み合わせたソリューション、サイバーセキュリティ対策サービスを提供。

主な製品・サービス2
IoT空間情報ソリューション
位置情報・センサー情報を活用した空間データ管理・分析プラットフォーム。
セキュリティサービス
ネットワーク・システムの脆弱性診断、セキュリティ監視等。

製品と技術

電力系統監視制御とスマートメーター関連システム

同社の代表的な製品群に、電力系統監視制御システムとスマートメーター関連システムがある。電力系統監視制御システムは、発電所から需要家までの電力の流れをリアルタイムに監視・制御する。スマートメーター関連システムは、スマートメーターから収集した大量のデータを管理・分析し、需給調整や料金計算に活用する。これらのシステムは電力会社のミッションクリティカルな業務を支えており、同社は長年の豊富な実績とドメイン知識を持つ。2026年3月期のエネルギー分野売上高81億円の大部分をこれらのシステムが占める。

鉄道運行管理と交通管制システム

交通分野では、鉄道会社向けに運行管理システムや信号制御システム、駅務システムを提供する。運行管理システムは列車運行スケジュールの管理・制御を行い、安全で正確なダイヤ運営に貢献する。道路関連では、ETCシステムや交通管制システム(信号制御、渋滞情報提供など)を手がける。これらのシステムは社会インフラとしての信頼性が求められ、同社は高い技術力で応えている。2026年3月期の交通・運輸分野売上高は12億円で前期比54%増と大きく伸長した。

防災情報システムとGIS

公共・防災分野では、防災情報システムやGIS(地理情報システム)を官公庁・自治体向けに提供する。防災情報システムは地震・津波・河川氾濫などの防災情報を収集・伝達し、迅速な避難や状況把握を支援する。GISは地理空間情報を管理・分析し、公共施設管理や防災計画に活用される。同社はこれらのシステムにIoTセンサーやAIを組み合わせたソリューションも開発しており、2026年3月期の公共分野売上高は13億円(前期比31.5%増)となった。慶應義塾大学との共同でスマートシティ支援プラットフォームの開発も進めている。

車載制御と産業機器向けシステム

先進インダストリー事業では、自動車メーカー・部品メーカー向けに車載制御システムの開発を手がける。エンジン制御やボディ制御などの組み込みシステムで、自動運転やコネクティッドカー関連にも対応する。また工場向けには生産管理システムや製造実行システム(MES)、IoTプラットフォームを提供し、スマートファクトリー化を支援する。医療分野では電子カルテやオーダリングシステムなどの医療情報システムを提供する。2026年3月期の先進インダストリー事業売上高は59億円(前期比4.1%増)。同社はサービス分野向けのアジャイル開発サービス「AgileLeap」やAIコンサルサービス「+AIdea」なども展開している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

ITソリューションで高成長、収益性も好調

アドソル日進は情報・通信業に属し、システム開発・ITソリューションを提供。売上高約150億円で、同業のVRソリューションやソラコムと競合するが、高い受注効率と利益率を誇る。営業利益率は11%から12%へ向上しており、業界内でもトップクラスの収益性。DX需要の追い風を受け、成長を続けている。

強み

  • 営業利益率11%超と業界平均を大きく上回る高収益体質。
  • 売上高が141億円から172億円へ拡大し、成長フェーズにある。
  • デジタルトランスフォーメーション需要の高まりが追い風。
  • 高度な技術を持つエンジニアを多数抱え、付加価値の高いサービスを提供。

課題

  • IT人材の需給逼迫により、優秀な人材の確保と定着が課題。
  • 大規模プロジェクトでの管理能力が試される。
  • AI・クラウドなど技術の進歩に遅れず投資を続ける必要がある。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がアドソル日進

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
18057内田洋行240億円9.5倍
24310ドリームインキュベータ240億円13.9倍
33694オプティム239億円21.6倍
49216ビーウィズ239億円41.2倍
53984ユーザーローカル237億円14.3倍
63837アドソル日進235億円15.9倍
73788GMOグローバルサイン・ホールディングス232億円21.0倍
89332NISSOホールディングス232億円12.1倍
93921ネオジャパン230億円12.6倍
102471エスプール221億円16.6倍
113649ファインデックス219億円17.8倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 30件

電力・通信・制御に特化して設立された1976年

1976年3月、電力分野、通信分野、制御分野に強みを持つ情報サービス企業として、資本金25,000千円で「日進ソフトウエア株式会社」を設立した。創業当初から社会インフラを支えるシステム開発に特化し、電力会社や通信事業者向けのソフトウェアを手がけた。1977年8月には本社を東京都港区芝公園に移転し、翌1984年5月に同区芝浦へ移転。1989年4月には三菱電機、ジャパンソフトと共同出資で「メルコ・パワー・システムズ株式会社」を設立し、電力・交通向けシステム開発の体制を強化した。

組込みLinux技術の取り込みと業務提携

1991年11月、米国リンクス リアル タイム システムズ社(現Lynx Software Technologies, Inc.)とリアルタイムOS「LynxOS」の販売契約を締結。2000年2月には同じくLynx社と「BlueCat Linux」の販売契約を結び、組込みLinux分野のサービスを強化した。同年5月には株式会社インテックと業務提携基本契約を締結し、新サービス領域への展開を図った。2003年1月に本社管理組織と東京事業部がISO 9001認証を取得し、品質マネジメント体制を確立した。

社名変更と新本社への移転

2003年11月、社名を「アドソル日進株式会社」に変更し、本社を東京都港区港南4-1-8(現住所)に移転した。新社名には「先進のソリューション(Advanced Solution)を提供する」という意味が込められた。2004年2月にはISO 14001(環境マネジメント)、2005年5月にはプライバシーマーク(JIS Q 15001)を取得し、コンプライアンスと環境経営を強化した。2004年8月にはメルコ・パワー・システムズの共同出資覚書を解消し、グループ体制を整理した。

ジャスダック上場とセンサーネットワークへの参入

2007年2月、ジャスダック証券取引所に株式を上場し、資金調達力を強化。同年11月には電界通信技術に関する特許を申請(2011年10月取得)。2006年9月にZigBee Allianceに加盟し、センサーネットワーク技術の開発を本格化。2009年11月、電界通信技術を応用した「タッチレス入退室管理システム(タッチタグ)」を大学病院のMRI検査室に納入。2010年代に入り、ZigBeeスマートエネルギープロファイルの国内初認証取得や、ZigBee/PLCハイブリッド端末の開発など、スマートグリッド関連技術で存在感を高めた。

スマートシティ実証への参画と海外拠点の整備

2010年8月に「福岡スマートハウスコンソーシアム」、2012年11月にEMS新宿実証センターのスマートメーター・デマンドレスポンス実証実験に参加。2013年6月にはベトナムのIndividual Systems社と業務提携し、オフショア開発基盤を構築。2014年7月に早稲田大学ACROSSに発足企業として参画、同年8月には日本プロセス株式会社と業務資本提携を締結した。2015年10月にはLynx社のセキュリティソリューション「LynxSECURE」の日本総代理店契約を締結し、セキュリティビジネスを拡大した。

東京証券取引所市場第二部への市場変更

2016年2月、東京証券取引所市場第二部へ市場変更し、より多くの投資家からの資金調達が可能となった。その後もエネルギー分野の大型案件を獲得し、売上高は2017年3月期の116億円から2020年3月期の133億円へと成長。2021年3月期には135億円に達したが、2022年3月期は122億円に減少。しかし2023年3月期以降回復し、2026年3月期には過去最高の171億円を達成した。2017年5月には米国シリコンバレーにR&D拠点を設立、2023年には中期経営計画「New Canvas 2026」を策定するなど、成長戦略を加速している。

年表30件を開く

1970年代

  • 1976年3月創業電力分野、通信分野、及び制御分野に強みを持つ情報サービス企業として日進ソフトウエア(株)を資本金25,000千円にて設立
  • 1977年8月本社を東京都港区芝公園に移転

1980年代

  • 1984年5月本社を東京都港区芝浦に移転
  • 1989年4月創業三菱電機(株)(出資比率55%)、ジャパンソフト(株)(同10%)及び当社(同35%)の3社により、電力及び交通向けのシステム開発を目的としてメルコ・パワー・システムズ(株)を共同出資にて設立

1990年代

  • 1991年11月米国リンクス リアル タイム システムズ社(現 米国Lynx Software Technologies, Inc .)と「LynxOS」の販売契約を締結し販売開始
  • 1994年3月本社を東京都渋谷区に移転

2000年代

  • 2000年2月組込み分野、及び制御分野におけるLinux技術のサービス強化を目的として米国Lynx Software Technologies, Inc.と「BlueCat Linux」の販売契約を締結し販売開始
  • 2000年5月ビジネス分野における新サービス領域の確立を目的として(株)インテックと業務提携基本契約を締結
  • 2003年1月本社の管理組織、東京事業部が「ISO 9001:品質マネジメント・システム」の認証(登録番号1532)を取得(2004年2月に関西支社及び九州支社が取得、2005年1月に本社のエンベデッド・ソリューション事業部が取得)
  • 2003年11月商号変更社名をアドソル日進(株)に変更、本社を東京都港区港南4-1-8(現住所)に移転
  • 2004年2月「ISO14001:環境マネジメント・システム」の認証(登録番号E783)を取得
  • 2004年8月関係会社メルコ・パワー・システムズ(株)の共同出資に関わる覚書を解消
  • 2005年5月「JIS Q 15001:プライバシー・マーク」の認証(登録番号11820334)を取得
  • 2006年9月センサーネットワーク技術の強化を目的に、ZigBee Allianceに加盟し、同年10月にZigBee SIGジャパンに参画
  • 2007年2月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場
  • 2007年11月電界通信技術に関する特許を申請(2011年10月 特許取得)
  • 2008年3月「ISO 27001:情報セキュリティマネジメント・システム」の認証(登録番号I179)を取得
  • 2009年11月電界通信技術を活用した「タッチレス入退室管理システム(タッチタグ)」を、大学病院のMRI検査室に納入

2010年代

  • 2010年1月「タッチタグ」を、オフィス機器メーカーに提供開始
  • 2010年8月「福岡スマートハウスコンソーシアム」に参画
  • 2010年9月創業「先端IT活用推進コンソーシアム」の発足企業として参画
  • 2011年8月センサーネットワークを実現する「ZigBee/PLCハイブリッド端末」を開発
  • 2011年9月電界通信技術と、3Dセンサー技術を融合させた「ハンズフリー認証システム:Air Gate Eye」の販売を開始
  • 2011年11月電力消費量を計測する「ZigBeeセンサー端末」が、ZigBee Smart Energy Profile1.1の認証を、国内初取得
  • 2012年11月EMS新宿実証センター(経済産業省・早稲田大学)での、スマートメーター・デマンドレスポンス 技術開発実証実験に参画
  • 2013年6月ベトナムIndividual Systems社(ホーチミン)と業務提携契約を締結
  • 2014年7月創業早稲田大学 ACROSS(スマート社会技術研究会)に、発足企業の一社として参画
  • 2014年8月日本プロセス(株)と業務資本提携契約を締結
  • 2015年10月米国Lynx Software Technologies, Inc.とセキュリティ・ソリューション「LynxSECURE」の日本総代理店契約を締結
  • 2016年2月東京証券取引所 市場第二部へ市場変更

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    次世代SIビジネスの推進

    社会インフラ分野で培った強みを活かし、DX・AXやミッションクリティカルなシステムに幅広く対応するSIビジネスをベースロードとし、安定収益基盤を構築する。

  2. 02

    オファリングビジネスの育成

    SIビジネスで得た強みやアセットを活かし、コンサルティングやソリューションの提案・提供を推進し、新たな成長事業の柱として育成する。

  3. 03

    注力領域への集中投資

    スマートシティ関連のテーマ「エネルギー」「交通」「まちづくり」に注力し、社会インフラ分野の実績・強みを活かして事業を展開する。

  4. 04

    人材育成とグローバル体制構築

    トップコンサルタント、テクノロジーコンサルタント、プロジェクトマネージャー、高度ITエンジニアを育成・強化するとともに、ベトナム・ダナン、米国・サンノゼを含めたグローバルデリバリー体制を展開する。

  5. 05

    強固な企業基盤の構築

    人的資本、M&A・アライアンス、社内DX・AX推進、財務・キャピタルアロケーション、株主還元の各戦略を推進し、ガバナンス・コンプライアンスを充実させる。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で645人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は665万円で、9期前と比べて+13.3%平均年齢は39.2歳、平均勤続年数は12.4年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月496
2018年3月498
2019年3月58739.712.4522
2020年3月57239.512.4547
2021年3月56139.811.6571
2022年3月55039.011.8592
2023年3月56238.811.9603
2024年3月59239.112.3606
2025年3月61439.512.4623273
2026年3月66539.212.4645326

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率11.5%
縦線は目安の30%
男性育休取得率87.5%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)83.8%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社5(国内 3 / 海外 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位6)
浦和寮 — 埼玉県さいたま市南区443百万円
本社 — 東京都港区199百万円
九州支社 — 福岡県福岡市博多区76百万円
関西支社 — 大阪府大阪市北区34百万円
名古屋オフィス — 愛知県名古屋市中区6百万円
仙台開発センタ — 宮城県仙台市青葉区0百万円
主な関係会社
  • 海外
    Adsol-Nissin San Jose R&D Center, Inc.
    米国 カリフォルニア州
    議決権100.0%
  • 国内
    アドソル・アジア㈱
    東京都港区
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ヒューマンテクノ システム ホールディングス
    福岡市博多区
    議決権21.9%
  • 海外
    TECHZEN COMPANY LIMITED (注)
    ベトナムダナン市
    議決権20.0%
  • 国内
    ㈱GKI (注)
    札幌市中央区
    議決権25.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は172億円営業利益21億円前期と比べると増収増益で、売上が+11.0%、利益が+23.5%。

売上高
+11.0%
172億円
営業利益
+23.5%
21億円
純利益
+25.0%
15億円
営業利益率
12.2%
前期比 +1.2%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高182億円172億円
営業利益24億円21億円
純利益16億円15億円
1株あたり配当¥48¥48

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は42億円、営業利益は6億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+23.5%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q332
2024年1Q3438.82
2024年2Q34411.83
2024年3Q36513.93
2024年4Q372
2025年2Q77911.76
2025年4Q78810.36
2026年2Q851112.98
2026年4Q871011.57
2027年1Q42614.34

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は81億円から172億円へ2.1倍に増えた。直近期の営業利益率は12.2%。売上は4期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月8121
早稲田大学 ACROSS(スマート社会技術研究会)に、発足企業の一社として参画
2014年3月8432
2015年3月9042
2016年3月10553
2017年3月11685
2018年3月11096
2019年3月122107
2020年3月133128
2021年3月135139
2022年3月122118
2023年3月128128
2024年3月1411510
2025年3月155171811.012
2026年3月172212212.215

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高172億円のうち、営業利益として残るのは21億円12.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は15億円、売上の8.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.9%122億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金16.3%28億円
  • その他の費用持分法損益などの調整0.6%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.2%21億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
29.1%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+3.8pt
12.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+2.1pt
8.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+9.1pt
22.2%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
14.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
19.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが19億円、投資CFが0億円で、差し引きのフリーCFは19億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は29億円で、売上の2.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月20−126
2014年3月00−105
2015年3月6−3239
2016年3月5−30212
2017年3月4−1−2313
2018年3月8−1−2718
2019年3月4−6−2−214
2020年3月12−6−1619
2021年3月20−5217
2022年3月18−2−41628
2023年3月10−1−3934
2024年3月8−1−4738
2025年3月10−2−17829
2026年3月190−181929

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は103億円。このうち返さなくてよい自己資本が69億円で、自己資本比率は65.6%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月38182048.8
2014年3月39201950.6
2015年3月46252153.4
2016年3月52272550.3
2017年3月57312653.8
2018年3月62352755.0
2019年3月66402658.7
2020年3月76463058.3
2021年3月81532864.0
2022年3月81602172.4
2023年3月93672670.2
2024年3月102732970.1
2025年3月99712869.8
2026年3月103693365.6

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
29億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
57億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
33億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
94
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率24 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROE605社中124位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中275位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
22.2%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
12.2%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
65.6%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
11.0%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.5%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,358で、1年前と比べて+4.5%過去52週の値幅のなかでは14%の位置にある。

¥1,358-3.0%1ヶ月-8.5%1年+4.5%時価総額235億円
過去52週の値幅
安値¥1,259高値¥1,954

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)15.9倍
PER (会社予想)14.2倍
PBR3.36倍
配当利回り3.53%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1カ月で-6.55%と下落し、8月7日には前日比-6.42%の1399円と急落。25日線を-5.6%下回り、75日線・200日線も下回っており、短期・中期トレンドは弱含みです。52週高値1954円からは-28%の水準で、RSIは43.03と中立よりやや弱い。8月7日の出来高は29.3万株と通常の4〜5倍に急増し、売りが殺到。週足では上値を抑えられており、戻り売り圧力が強い展開です。ただし年初来安値1259円からは+11%の水準で、底固めの兆候も一部見られます。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をほぼ妥当と判定しています(スコア 45/100)

PERが17.8倍と同業界平均の30.0倍を下回り、PBRは3.67倍と平均3.45倍とほぼ同水準。配当利回りは3.04%と平均3.51%をやや下回る。ROEは22.2%と高く、収益性は良好。業績は増収増益で成長が見込まれるが、PBRが3.7倍と高く、株価は妥当な水準。今後の成長持続がバリュエーションを左右する。

指標この会社業種平均
PER (実績)15.9倍47.9倍
PER (予想)14.2倍
PBR3.36倍2.96倍
ROE22.2%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高・利益は堅調に増加しており、公共分野を中心とした安定成長が評価されている。一方、PBR 3.67倍と株価は純資産に対して割高感があり、成長持続性が焦点。強気派は官公庁のデジタル化需要と業績の伸びを評価し、弱気派は公共投資の予算変動や競争激化による受注単価の低下を懸念する。

プラスに働く材料7
  • 公共デジタル化で需要拡大

    政府・自治体のDX推進でシステム投資が今後も増加見込み。

  • 業績安定成長

    過去3期連続で増収、営業利益率も10%超を維持。

  • 高収益性とROE

    ROE 22.2%と高く、資本効率の良さが評価材料。

  • 26/3期売上高172億円、3期連続増収2026年3月期影響

    売上高は141→155→172億円と拡大、前期比+17億円。純利益15億円へ増加。

  • 営業利益率12.21%、1.24pt改善2026年3月期影響

    営業利益21億円(前期比+4億円)、営業利益率10.97%→12.21%に上昇。

  • 純利益15億円、前期比+25%増益2026年3月期影響

    純利益は12→15億円と増益、営業利益率改善がEPSに寄与。

  • 株価1年で+12.2%、上昇基調継続影響

    株価1514円、過去1年で+12.2%。外国人保有11.23%と需給は良好。

マイナスに働く材料7
  • 割高な株価評価

    PBR 3.67倍は同業他社と比べて割高感がある。

  • 公共予算の影響

    公共投資の削減や政策変更で案件が減少するリスク。

  • 競争激化で受注単価低下

    IT業界の人材不足や価格競争で採算が悪化する恐れ。

  • 予想PER17.8倍は割高警戒通年影響

    時価総額262億円・純利益15億円でPER17.8倍。業績成長が鈍れば調整リスク。

  • PBR3.67倍、ROE維持が前提通年影響

    ROE22.2%を維持できなければPBR3.67倍のバリュエーションは割高に。

  • 純利益率8.7%と営業利益率乖離通年影響

    純利益15億円/売上高172億円=8.7%、営業利益率12.21%を下回る税負担が重荷。

  • 配当利回り3.04%は低位通年影響

    配当利回り3.04%、PER17.8倍とあわせ利回りは相対的に低く、金利上昇時に魅力減。

次の決算で確かめる点
売上高成長率
公共分野の需要動向と受注状況を測る基本的指標。
営業利益率
競争環境下での収益性維持を確認。
官公庁向け売上比率
公共依存度の高さと業績の安定性を評価。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり48で、前期から+53.3%いまの株価に対する利回りは3.53%。増配か配当維持が9年続いている。

年間配当
¥48
1株あたり
配当利回り
3.53%
いまの株価に対して
配当性向
53.6%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
9年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1033.8
2018年3月115.034.3
2019年3月1428.635.6
2020年3月1618.535.6
2021年3月173.135.0
2022年3月189.143.7
2023年3月195.642.3
2024年3月2213.241.3
2025年3月3039.545.6
2026年3月4653.353.6

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥48

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ9,310人。区分でいちばん多いのは個人・その他63.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が24.4%を占め、残る75.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他56.759.058.757.458.363.2
金融機関25.523.123.922.125.222.0
外国法人2.41.81.75.07.211.2
自己株式1.11.10.80.82.42.6
事業法人12.212.612.512.67.32.4
証券会社3.13.53.22.91.91.2
外国人個人0.00.00.10.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)13.98
02アドソル日進従業員持株会7.39
03野村信託銀行株式会社(投信口)2.42
04株式会社みずほ銀行2.15
05株式会社バリューHR1.99
06NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE U.S. TAX EXEMPTED PENSION FUNDS SEC LENDING (常任代理人 香港上海銀行東京支店)1.72
07STATE STREET BANK AND TRUST CLIENT OMNIBUS ACCOUNT OM02 505002 (常任代理人 株式会社みずほ銀行)1.62
08上田 富三1.61
09株式会社三菱UFJ銀行1.60
10株式会社日本カストディ銀行(信託口)1.29

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-06-08
    エフエムアール エルエルシー(FMR LLC)
    変更報告
    5.24%
  • 2026-06-08
    フィデリティ マネジメント アンド リサーチ カンパニー エルエルシー(Fidelity Management & Research Company LLC)
    新規の大量保有報告
    1.87%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+220%、1株純資産は14期で−8%。直近期のROEは22.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月274366.313.530.7
2014年3月202338.820.830.2
2015年3月2627510.419.136.1
2016年3月3229311.522.540.0
2017年3月5933718.821.133.8
2018年3月6137817.221.234.3
2019年3月7642918.921.135.6
2020年3月9048219.824.035.6
2021年3月4928217.229.335.0
2022年3月4231514.219.643.7
2023年3月4535213.619.042.3
2024年3月5338414.316.041.3
2025年3月6639517.215.245.6
2026年3月8740022.216.353.6

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

17名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は17名。2026/3期の役員報酬は総額348百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約11倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
上田富三取締役会長74277,600
篠﨑俊明取締役社長(代表取締役)6077,300
大西元常務取締役678,800
寺村知万取締役 経営企画室長64101,122
峰野博史取締役516,100
廣田耕一取締役653,900
髙見澤將林取締役702,300
福井素子取締役67800
後関和浩常勤監査役6589,452
大滝義衛監査役70
遠藤宏監査役692,300
河村康雄6929,660
残りの役員5名を開く
氏名役職年齢保有株数
木田稔56
齋藤高明専務取締役61
村上佳史取締役 オファリング・グリッド統括部長517,662
赤羽美和子取締役61
相澤憲幸6415,655

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円ストックオプション百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4185823229975
社外取締役635356
監査役1141414

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,566字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、電力に強みを有する独立系のシステム開発企業として、1976年の創立以来、暮らしと社会を支える社会インフラシステムの提供を通じ、今日のDX・IoTに不可欠な「監視」「通信」「制御」技術を強みに事業基盤を拡充してまいりました。 現在は、国内の社会インフラ関連企業や大手メーカーに対し、社会インフラ事業、先進インダストリー事業、ソリューション事業の3事業を主軸に、デバイス制御(センシング、OSを含む)からネットワーク、大規模インフラ、クラウドシステムまで、お客様の事業特性と「ITシステムのライフサイクル(※)」にあわせたワンストップソリューション(コンサルティング~設計~開発~保守)を提供しております。 社会インフラ事業では、「エネルギー(電力・ガス)」「交通」「次世代通信」「公共・防災」「デジタルサービス」等の領域で、暮らしや社会を支えるITシステムを提供しております。 先進インダストリー事業では、日本の高度なモノづくりを担う企業(「モビリティ」「医療・ヘルスケア」「産業機器」)やサービス事業者が取り組むDX・IoTの実現に最先端テクノロジーを駆使し、貢献しております。 ソリューション事業では、「GIS:地理情報システム」「IoT空間情報」「セキュリティ」をコアテクノロジーとしたValueソリューションの提供を通じ、新たな価値の創造・提供に取り組んでおります。 なお、これら事業の推進にあたっては、国内(5拠点)に、ベトナム(3拠点)を加えたグローバル分散開発体制を確立し、海外オフショア開発を統括する100%子会社「アドソル・アジア株式会社」及び関連会社による「アドソル・グループ」を形成しております。 加えて、国内外の最先端企業とのアライアンス体制の構築や、AI研究所による生成AIなどの調査・研究、米国サンノゼ・シリコンバレーの100%子会社「Adsol-Nissin San Jose R&D Center, Inc.(アドソル日進サンノゼR&Dセンタ)」におけるリサーチ、各大学・研究機関との共同研究等を推進することにより、顧客の多様化・高度化するニーズに対し、直近のトレンドを取り入れながら、柔軟かつタイムリーに対応しております。 ※ITシステムのライフサイクル 一般に、ITシステムのライフサイクルは、システムの新設、更新に関するコンサルティングの提供、システムの企画提案から要件定義、開発に至るまでのシステム構築、並びにシステムの稼動に関連する試験、教育、運用等のサポートの工程により構成されております。 当社グループはこのライフサイクルにおいて、新設・更新時にはコンサルティング、システム構築においては、開発に係る技術・サービス、システム稼働に際しては保守運用サービスを提供しております。(下図参照) ※事業系統図 当社グループがコンサルティングサービスやソリューションを提供するに際しては、国内外の最先端企業とのアライアンスや共創活動と独自マーケティングに基づき、グローバルトレンドを踏まえたシステム提案及びオリジナルソリューションの開発・提供を行っております。 また、ITシステムを構築する際には、その規模やシステム特性に応じ、国内・海外(ベトナム)の協業パートナーから技術・サービスの提供を受けております。 なお、当社グループが構築したITシステムやソリューションを提供する方法としては、顧客(国内の社会インフラ関連企業や大手メーカー)へ直接提供する方法と、国内外のアライアンスパートナー(メーカーやシステムインテグレーション企業)及び販売パートナーとの共創により提供する方法とがあります。 以上に述べました事項を事業系統図によって示すと、以下のとおりです。
経営方針・対処すべき課題1,494字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下の通りであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、企業理念を「高付加価値サービスの創造・提供を通じて お客様の満足と豊かな社会の発展に貢献します」と定めております。 この理念に基づき、暮らしと社会の安心・安全と、快適で環境に配慮されたサステナブルな社会の実現に向け、日本の社会インフラや人々の生活、産業やサービスを支え、発展させるITシステム(エネルギー:電力・ガス、交通、宇宙、次世代通信、公共、防災、決済、モビリティ、医療・ヘルスケア、産業機器等)に加え、これらITシステムのDX・IoT化に向けたAI(人工知能)、データマネジメント、セキュリティ等の先進的なデジタルテクノロジーを提供しております。 (2)経営環境及び対処すべき課題 当社グループは「エネルギー」「交通・運輸」「レジリエンス」「ペイメント」など、人々の暮らしに欠かせない社会インフラをITシステムで支えてまいりました。 主要な事業領域であるIT市場においては、景気動向に左右されない企業のDX推進やシステム刷新に加え、生成AI活用の本格化を背景に、旺盛なIT投資が続き、市場規模は拡大していくものと予測されます。 また、生成AIの活用は中長期的な企業IT投資の主要テーマに位置付けられており、当社グループにおいても、AIコンサルティング、AIエンジニアリング、生成AI活用を前提としたデータマネジメント等に関する引合いが増加しております。 当社グループが長年にわたりITを駆使し支えてきた社会インフラは、デジタル化が進むことにより、安心・安全・快適で環境に配慮された未来のまち「スマートシティ」のインフラへ進化する途上にあります。この実現を支える「スマートシティのオンリーワンITカンパニー」を目指し、当社グループは、2027年3月期を初年度とする5か年の新・中期経営計画「New Canvas 2031 –The Next Page–」を策定いたしました。 注力領域は、社会インフラ分野で培ってきた実績・強みを活かせるスマートシティのテーマ「エネルギー」「交通」「まちづくり」としております。 事業戦略としては、DX・AX(AI Transformation)やミッションクリティカルなシステムなどに幅広く対応する「次世代SIビジネス」をベースロードとし、ここで得た強みやアセットを活かしたコンサルティング、ソリューションの提案・提供を推進する「オファリングビジネス」を新たな成長事業の柱として育成してまいります。 これらビジネスを担う人材については、オファリングを推進する「トップコンサルタント」、次世代SIビジネスをけん引する「テクノロジーコンサルタント」「プロジェクトマネージャー」「高度ITエンジニア」の育成・強化に加え、ベトナム・ダナン、米国・サンノゼを含めたグローバル・デリバリー体制を展開してまいります。 さらに、企業基盤をより強固にするため「人的資本」「M&A・アライアンス」「社内DX・AX推進」「財務・キャピタルアロケーション」「株主還元」の各戦略を推進するとともに、ガバナンス・コンプライアンスの充実を図ってまいります。 今後も、新・中期経営計画の実現を通じて、株主の皆さまのご期待にお応えできるよう、資本コストや株価も意識しつつ、企業価値向上に向けた取組みを進めてまいります。
事業等のリスク4,251字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下の通りであります。必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、重要であると考えられる事項については、積極的な情報開示の観点から開示しています。当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避、発生した場合の対応に努める方針であります。 なお、本項における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内在しているために、実際の結果と異なる可能性があります。 (1) 顧客の投資計画に係るリスクについて 顧客の投資計画の実行は、経済環境や収益動向等に影響を受け、それらが悪化したことにより、顧客のIT投資が凍結・延期・削減される可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクの低減を図るため、当社グループは、特定の事業セグメントや特定の顧客に過度に依存しないバランス経営を図ると共に、事業セグメント毎の主要顧客別戦略を推進しています。 (2) プロジェクトに係るリスクについて 当社グループが顧客にシステムやソリューションを提供する場合、顧客との間で予め対価を契約により定めておりますが、受注時におけるコスト見積の誤り、品質管理、及び工程管理等に問題が生じた場合は、技術者の追加投入や賠償等が発生することにより採算性が低下する可能性があります。 また、顧客との間で予め定めた期日迄に作業を完了・納品できなかった場合には遅延損害金が、最終的に作業完了・納品できなかった場合には損害賠償責任が、作業完了・納品後に不具合等が発見された場合には瑕疵担保責任が発生することに加え、当社グループの信用の失墜により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 これらのリスクの低減を図るため、当社グループは、次の施策により、高品質な情報システムの提供を図っています。 ・「ISO9001:品質マネジメント・システム」に準拠した品質保証推進活動 ・品質保証推進の専任組織を中心とした、全社横断的な各品質向上施策の推進 ・見積書提出時や、プロジェクトの進捗過程における定期的なリスク診断、当社グループ独自のプロジェクト監視ツールによる各プロジェクトの進捗状況等の「見える化」、情報の一元管理、及び社内各層における情報共有の推進 ・品質監査の充実による、品質保証推進の活動形骸化の防止 ・プロジェクト・マネジメントの国際的な資格である「PMP資格」の取得を推進し、有資格者によるプロジェクト管理、品質管理、及びリスク・マネジメントを強化 (3) 協力会社の活用に係るリスクについて 当社グループは、顧客から受注したITシステム開発は、多くの協力会社と協業し、推進しておりますが、協力会社との協業が計画通り推移しない場合、最先端技術を活用したITシステムの提供や、旺盛なIT投資ニーズに応える開発体制の提供が難しくなることから、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 当社グループは、協力会社との円滑なアライアンス体制の維持・強化を通じて、これらのリスクの低減に努めています。 (4) 海外オフショア開発に係るリスクについて 当社グループは、オフショア開発を推進することで、不足する人材顧客ニーズの一つである「開発コストの抑制」に取り組んでいますが、地政学リスクや、災害、人件費の高騰等により、安定した発注が出来なくなる可能性があり、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。 これらのリスクの低減を図るため、当社グループは、海外オフショア開発を推進する100%子会社「アドソル・アジア株式会社」が中心となり、開発委託国の多様化や開発拠点の整備・拡充に継続して取り組むことで、安定した海外オフショア開発体制の維持と、最適化を推進しています。 (5) 情報漏洩に係るリスクについて 秘密情報、及び個人情報の保護、並びにその漏洩対策は極めて重要な課題となっており、万が一、情報漏洩等の事故等が生じた場合、損害賠償責任や信用失墜により、当社グループの事業活動、及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 これらリスクの低減を図るため、当社グループでは、「ISO27001:情報セキュリティ・マネジメント・システム」、「JIS Q 15001:プライバシー・マーク」の各認証を取得し、運用の徹底を図っております。当社グループ社員はもとより協力会社とも連携し、開発業務に従事する技術者を対象としたセキュリティ教育や啓蒙活動により秘密情報や個人情報の安全性・信頼性の確保を図っています。 (6) 情報システムの障害発生にかかるリスクについて 当社グループは、事業の特性上、多数のコンピュータ機器を利用していることから、大規模な災害・停電、システムまたはネットワークの障害、不正アクセスやコンピュータ・ウイルス等による被害が発生した場合、プロジェクトの中止や延期に伴う損害賠償責任や信用失墜により、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 これらリスクの低減を図るため、当社グループでは外部のデータセンタを活用し、データの保全、電源確保、対不正アクセス等の対策を講じています。また、セキュリティ技術に関する研究を推進し積極的な活用を図っています。 (7) 知的財産権に係るリスクについて 当社グループが保有する独自技術については、特許権の取得に取り組んでいることに加え、第三者の知的財産権を侵害する事態を可能な限り回避すべく特許事務所等にて適時確認をする等の最善の努力をしています。 しかし、当社グループが事業の展開を進めている分野において既に成立している特許権の全てを検証し、更に将来どのような特許権その他知的財産権が成立するかを正確に把握することは困難であります。 その為、現在、又は将来利用する技術と抵触する特許権等の知的財産権を第三者が既に取得している可能性も否定できず、万一そのような事態が発生した場合には、当該知的財産権侵害に関する提訴を受け、当社グループに損害賠償義務が発生する等、当社グループの経営成績、及び財政状態に影響が生じる可能性があります。 これらリスクの低減を図るため、当社グループが保有する独自技術については、特許権の取得に取組み、あわせて、第三者の知的財産権侵害を回避すべく特許事務所等にて適時確認をする施策を推進しています。 なお、当連結会計年度末までに取得した特許(累計)は25件となっております。 (8) 有能な人材の確保・育成に係るリスクについて 当社グループは、最も重要な経営資源である人材の確保、及び育成こそが企業の成長・発展の源泉であるとの方針から、有能な技術者、業務ノウハウの保有者、管理者等の確保・育成に努めています。 有能な人材の確保・育成が著しく停滞した場合、又は、退職者が増加した場合は、受注活動の停滞やプロジェクトの進捗遅延及び中止につながり、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。これらリスクの低減を図るため、当社グループは、多様性にも配慮した積極的な採用活動(新卒・経験者)を推進し、人材確保に注力しております。また、人材育成においては、階層別・職種別の教育研修体系を整備し、年度教育計画を定め、社員一人ひとりの育成プランにつなげるなど、専門知識・実務知識や、最先端技術の習得をキャリア形成とともに育成を図っています。また、市場環境変化や技術革新を先取りする人材育成を加速させるため人財開発センターにおいて、「デジタル人材育成」に特化した育成策を推進しています。 (9) 労務管理に係るリスクについて プロジェクトにおいては、予期しえないシステム障害への対応、開発遅延対応、開発品質の低下対応等により、追加的な労働時間の発生やストレスによる健康不良等が社員の健康問題や労務問題につながり、当社グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。 これらリスクの低減を図るため、当社グループは、プロジェクト管理と連動した労務管理の徹底、有給休暇の取得推進、テレワークの奨励などの「働き方改革」に取り組み、労務環境の改善とリスク低減に努めています。 (10)法令遵守に係るリスクについて 当社グループが事業活動を行うに当たり、「個人情報保護法」「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律」「下請代金支払遅延等防止法」「外国為替及び外国貿易法」等の関連法令の適用を受けています。これらの法令に違反した場合、それぞれの法令で定められている罰則の適用を受ける可能性に加え、社会的信用の失墜により、当社グループの事業活動に影響を与える可能性があります。 これらリスクの低減を図るため、法令遵守に係るリスクを的確に把握していく必要があるという認識に立ち、当社グループは次の施策により、法令遵守体制を確立・推進しています。 ・企業活動を行うに当たっての基本的な方針を纏めた「企業行動規範」の制定 ・企業倫理の遵守に関する説明会や階層別教育による、従業員の意識向上と周知徹底の推進 ・公益通報保護や内部通報制度の確立による、小さな問題が法令等違反へ発展することの未然防止 ・顧問弁護士と連携した、法的リスクの回避体制の確立 (11)自然災害・パンデミック発生に係るリスクについて 地震・台風・集中豪雨等の自然災害や、感染症などによるパンデミックの発生は、プロジェクトにおける納期遅延等のみならず、当社グループの事業活動の継続そのものに多大な影響を及ぼす可能性があります。 これらリスクの低減を図るため、当社グループは、事業継続計画にて、事業活動に中断が生じた場合でも、確実に復旧するための対応方針を定めています。 また、当社グループでは、オリジナルのリモート開発ツールを活用することで、テレワークや分散開発を推進し、自然災害やパンデミックが発生した場合においても、システム開発への影響を抑制する効果があるものと考えております。
経営成績の分析 (MD&A)8,865字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における我が国経済は、米国の関税引上げ、資源・エネルギー価格や物価のさらなる上昇、国際情勢不安などが継続する一方、企業の設備投資やインバウンド需要の増加、個人消費の拡大などを背景に、景気は緩やかな回復基調が続きました。 当社グループ(当社及び連結子会社)が属するIT市場においては「生産性・効率性向上のためのDX」「老朽化したシステムの刷新/モダナイゼーション」「デジタルデータを利活用したビジネスの創出」「AIを活用したサービス提供」などのテーマに対する旺盛なニーズのもと、企業の投資意欲は高水準で推移いたしました。 当社グループの主要顧客(社会インフラを支える企業や、日本のモノづくりを担う先進的なインダストリー企業など)においても、これらテーマによるITシステム投資や、当社グループが貢献を目指す領域(カーボンニュートラルやスマートシティ)を見据えた取組みを推進しており、引合いは継続的に増加いたしました。 このような事業環境において、当社グループは、中期経営計画「New Canvas 2026」(2023年5月公表)に基づく事業戦略、企業戦略を推進いたしました。あわせて「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応」(2025年2月公表)で定めた「2029年3月期:ROE 22%」の達成に向けた取組みを進めました。 その結果、売上高は、社会インフラ事業のエネルギー(電力)、交通・運輸、公共分野、先進インダストリー事業のサービス分野を中心に、DX案件などが好調に推移したことから、17,151百万円(前期比10.9%増)となり、過去最高を更新いたしました。 利益面では、単価アップ、コンサルティング等の高収益案件の増加などにより、売上総利益率が29.0%(前期比+1.2ポイント)と良化いたしました。これにより、3期連続となる処遇改定や新卒採用活動、新入社員研修等を中心とした販売管理費の増加を吸収し、営業利益は2,145百万円(前期比25.4%増)と大幅な増益を達成、過去最高となりました。 なお、受注高についても過去最高となり、中期経営計画の3か年においては、売上高・営業利益・受注高が3期連続過去最高を達成いたしました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりです。 ①社会インフラ事業 エネルギー分野の電力領域において、DX・モダナイゼーションの大型案件が継続いたしました。また、次世代スマートメーター関連や、国から示された「高経年化設備更新ガイドライン」に基づく送配電設備関連システムの刷新、再エネ関連システムなどの案件に複数取り組みました。加えて、九州地区での電力ビジネス強化に向け、Qsol株式会社(九州電力グループ)と新たにパートナーシップを結びました。交通・運輸分野の鉄道関連システム、公共分野の安全保障関連システムなども堅調でした。 加えて、顧客である社会インフラ関連企業のプロジェクトにおいて、当社グループがベトナム・ダナンで展開するオフショア・アジャイル開発の採用・導入が進みました。この実績・ノウハウを体系化した新たなサービスとして「+Global(プラスグローバル)」を2026年2月から提供開始いたしました。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は、11,183百万円(前期比14.9%増)となりました。 ②先進インダストリー事業 サービス分野の決済・カード領域で、DX案件(データマネジメント関連)が好調に推移いたしました。また、前期から新規取引を開始した決済代行事業者向けには、データ分析基盤の構築及びビジネス変革ソリューション「LeapX(リープクロス)」シリーズのうち、アジャイル開発特化型サービス「AgileLeap(アジャイルリープ)」を活用した決済システムの再構築に取り組みました。 なお、AgileLeapは2025年6月からウォーターフォールとアジャイルのメリットを組み合わせた独自の「ハイブリッドアジャイル開発」を新たなサービスメニューに加えました。また、10月からは、AI関連で長年培ったノウハウと実績を活用したAIコンサルティング&エンジニアリングサービス「+AIdea(プラスアイデア)」の提供も開始いたしました。引き続き、幅広いお客様にご活用いただけるよう、提案活動を強化してまいります。 以上の結果、当連結会計年度の売上高は、5,968百万円(前期比4.1%増)となりました。 ③ソリューション事業 当社オリジナルの商圏分析ソリューション「DOCOYA(ドコヤ)」、飲食業界特化型の「レストランDOCOYA」の提案・拡販に加え、建設・測量コンサルティング会社と協業したエネルギー会社向けGISシステム開発など、GIS関連が好調に推移いたしました。 また、新たな挑戦として、東京都の「地域を主体とするスマート東京先進事例創出事業」に採択された「デジタルエリアデザインの共創in大井町」で活用するスマートシティ支援プラットフォームの開発を慶應義塾大学と共同で推進いたしました。2025年7月には、GIS及びIoT×AIの知見をもとに、ITコンサルティング大手・フューチャーグループのフューチャーアーティザン株式会社と戦略的パートナーシップを締結し、サステナビリティ経営とGXを支援するための新構想「Sustainable Factory IoT (SF-IoT)」を発表いたしました。2026年3月には、スマートシティ統合プラットフォームサービス(都市OS)の提供に向け、アジア航測株式会社と戦略的パートナーシップを締結いたしました。 当連結会計年度の売上高は、1,198百万円(前期比0.9%減)となりましたが、期初から戦略的ビジネスシフトを推進するとともに、上記パートナーシップによる取組みを継続した結果、次期に向け、複数の受注を獲得しております。引き続き営業活動・コンサルティング強化に取り組んでまいります。 セグメント別売上高 事業   2025年3月期   2026年3月期 分 野   実績(百万円)   構成比(%)   実績(百万円)   構成比(%)   前期比(%) 社会インフラ   9,731   62.9   11,183   65.2   14.9 エネルギー   7,458   48.2   8,189   47.7   9.8 交通・運輸   838   5.4   1,292   7.5   54.0 公共   998   6.5   1,312   7.7   31.5 通信・ネットワーク   435   2.8   389   2.3   △10.6 先進インダストリー   5,731   37.1   5,968   34.8   4.1 製造   1,522   9.8   1,374   8.0   △9.7 サービス   3,078   19.9   3,546   20.7   15.2 エンタープライズ   1,130   7.3   1,047   6.1   △7.3 全社合計   15,463   100.0   17,151   100.0   10.9 (うち、ソリューション事業)   1,209   7.8   1,198   7.0   △0.9 (2)生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当連結会計年度の生産実績をセグメント別に示すと、次の通りであります。 事 業   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 分 野   生産高(百万円)   前年同期比(%) 社会インフラ   8,026   13.1 エネルギー   5,877   8.1 交通・運輸   926   52.5 公共   931   30.3 通信・ネットワーク   291   △14.1 先進インダストリー   4,172   2.7 製造   959   △10.0 サービス   2,498   14.4 エンタープライズ   713   △12.0 合 計   12,198   9.3 (注)当社グループの生産実績の大半が提出会社によるものであるため、上記の金額は提出会社単独の金額を記載しております。 b.受注実績 当連結会計年度の受注実績をセグメント別に示すと、次の通りであります。 事 業   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 分 野   受注高 (百万円)   前年同期比 (%)   受注残高 (百万円)   前年同期比 (%) 社会インフラ   11,484   19.1   2,426   14.2 エネルギー   8,301   11.7   1,886   6.3 交通・運輸   1,427   63.3   265   103.8 公共   1,317   42.0   162   3.3 通信・ネットワーク   438   7.0   111   77.5 先進インダストリー   6,075   6.0   1,235   10.2 製造   1,381   △4.3   215   4.9 サービス   3,716   19.9   895   24.0 エンタープライズ   977   △17.5   124   △35.9 合 計   17,560   14.2   3,661   12.8 (注)当社グループの受注実績の大半が提出会社によるものであるため、上記の金額は提出会社単独の金額を記載しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメント別に示すと、次の通りであります。 事 業   当連結会計年度 (自 2025年4月1日  至 2026年3月31日) 分 野   売上高(百万円)   前年同期比(%) 社会インフラ   11,183   14.9 エネルギー   8,189   9.8 交通・運輸   1,292   54.0 公共   1,312   31.5 通信・ネットワーク   389   △10.6 先進インダストリー   5,968   4.1 製造   1,374   △9.7 サービス   3,546   15.2 エンタープライズ   1,047   △7.3 合 計   17,151   10.9 (注)最近2連結会計年度の主要な販売先及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次の通りであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額 (百万円)   割合 (%)   金額 (百万円)   割合 (%) 三菱電機(株)   2,777   18.0   3,462   20.2 東京ガスiネット(株)   2,141   13.8   1,909   11.1 (3) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 財政状態は、次の通りであります。 「流動資産」は、6,990百万円となり、前連結会計年度末と比べ310百万円増加しました。 主な変動要因としては、契約資産が272百万円増加したこと等によります。 「固定資産」は、3,283百万円となり、前連結会計年度末と比べ78百万円増加しました。 主な変動要因としては、投資有価証券が204百万円増加した一方、有形固定資産が25百万円、無形固定資産が114百万円減少したこと等によります。 これにより、資産合計は10,274百万円となり、前連結会計年度末と比べ388百万円増加しました。 「流動負債」は、2,751百万円となり、前連結会計年度末と比べ535百万円増加しました。 主な変動要因としては、未払金が169百万円、未払法人税等が169百万円、賞与引当金が113百万円増加したこと等によります。 「固定負債」は、574百万円となり、前連結会計年度末と比べ19百万円減少しました。 主な変動要因としては、長期未払金11百万円、退職給付に係る負債が8百万円減少したこと等によります。 これにより、負債合計は3,326百万円となり、前連結会計年度末と比べ515百万円増加しました。 「純資産」は、6,947百万円となり、前連結会計年度末と比べ127百万円減少しました。 主な変動要因としては、その他有価証券評価差額金が140百万円増加した一方、自己株式が275百万円増加したこと等によります。 以上の結果、「自己資本比率」は65.6%となり、前連結会計年度末と比べ4.2ポイント減少しました。 当連結会計年度は、売上高は17,151百万円、営業利益は2,145百万円、経常利益は2,215百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は1,511百万円となりました。この分析については、当連結会計年度における重点施策の取組み状況、セグメント別ごとの経営成績の分析とあわせ、「(1) 経営成績等の状況の概要」に記載の通りであります。 また、当社グループの経営方針、対処すべき課題及びその課題に対応するための事業戦略、重点戦略等については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の通りであります。 ② キャッシュ・フローの状況並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析 (a)営業活動によるキャッシュ・フロー 営業活動によるキャッシュ・フローは1,890百万円の収入(前年同期は1,027百万円の収入)となりました。主な要因は税金等調整前当期純利益2,215百万円、法人税等の支払額551百万円等によるものであります。 (b)投資活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フローは14百万円の支出(前年同期は202百万円の支出)となりました。主な要因は有形固定資産の取得による支出5百万円、敷金及び保証金の差入による支出5百万円等によるものであります。 以上により、フリー・キャッシュ・フローは、1,876百万円の収入となりました。 (c)財務活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フローは1,822百万円の支出(前年同期は1,697百万円の支出)となりました。主な要因は自己株式の取得による支出1,201百万円等によるものであります。 b.資金需要 当社グループの資金需要として主なものは、運転資金として、システム開発のための人件費、外注費、販売費及び一般管理費としての人件費、経費等の他、研究開発投資や、M&A並びに資本業務提携といった投資戦略も資金需要の一つと考えております。 c.財務政策 必要となる資金につきましては、内部資金を充当し、必要に応じて有利子負債の調達を実施することを基本としております。 また、運転資金の調達手段の利便性確保を目的として総額700百万円のコミットメントライン契約を締結しております。なお、この契約に基づく当連結会計年度末の借入残高はありません。 d.経営資源の配分 当社は、経営理念に「私たちは『会社の発展』『社員の幸福』『株主の利益』をともに追求します」と掲げて、株主の皆さまへの利益還元を経営の重要な課題の一つとして位置付けております。 また、持続的成長と企業価値向上の継続に向けた戦略投資を図りつつも、株主の皆さまには業績に裏付けられた成果配分に加え、積極的な還元に努めることを利益配分に関する基本方針としております。 2026年3月期の剰余金の配当につきましては、配当方針(「累進かつ連続増配(1円以上の増配)」「配当性向 50%以上」「DOE6%以上」「年2回(中間・期末)」)に基づき、1株につき18円の中間配当を実施し、期末配当は1株につき28円(普通配当23円、記念配当5円)を予定しております。 これにより、1株当たりの年間配当金は、46円(前期比+16円※、配当性向53.0%)となります。 ※2025年4月1日付で実施した株式分割(普通株式1株につき2株)を考慮した比較 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されていますが、この連結財務諸表の作成に当たっては、経営者により一定の会計基準の範囲内で見積りが行われている部分があり、資産・負債や収益・費用の数値に反映されています。 これらの見積りについては、継続して評価し、必要に応じて見直しを行っていますが、見積りには不確実性が伴う為に、実際の結果は、これらとは異なることがあります。 会計上の見積りのうち、特に重要な判断を要するものは以下の通りです。 a. 一定の期間にわたり履行義務を充足する収益認識 「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載の通りであります。 b. 完成工事補償引当金 当社グループは、「(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項 (3)重要な引当金の計上基準」に記載の通り、工事契約における完成工事のうち、完成工事の品質に関する補償費用の支出が見込まれる場合には、当該費用見込額を完成工事補償引当金として計上しております。想定していなかった原価の発生等により、当初の見積りを超える原価が発生する場合には、親会社株主に帰属する当期純利益及び利益剰余金に影響を及ぼす可能性があります。 尚、当連結会計年度末において、完成工事補償引当金は発生していないため、連結貸借対照表に計上しておりません。 c. 工事損失引当金 当社グループは、「(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項 (3)重要な引当金の計上基準」に記載の通り、工事契約における未引渡し工事のうち、損失の発生が高く、工事損失額を合理的に見積ることができる工事等については、損失発生に備えるため、当該損失見込額を工事損失引当金として計上しております。想定していなかった原価の発生等により、当初の見積りを超える原価が発生する場合には、親会社株主に帰属する当期純利益及び利益剰余金に影響を及ぼす可能性があります。 尚、当連結会計年度末において、工事損失引当金は発生していないため、連結貸借対照表に計上しておりません。 d. 退職給付費用及び退職給付に係る負債 当社グループは、「(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項 (4)退職給付に係る会計処理の方法」に記載の通り、従業員の退職給付に備える為、当連結会計年度末における退職給付債務の見込み額に基づき、退職給付費用及び退職給付に係る負債を計上しております。 退職給付債務は、割引率、退職率及び死亡率など数理計算上の基礎率に基づき見積られております。実績と見積りとの差は数理計算上の差異として、発生年度に一括して費用処理しており、退職給付費用及び退職給付に係る負債に影響を及ぼします。この数理計算上の仮定を適切と考えておりますが、実績との差異や仮定の変動により親会社株主に帰属する当期純利益及び利益剰余金に影響を及ぼす可能性があります。 尚、退職給付費用及び退職給付に係る負債に関する見積りや前提条件については、「注記事項(退職給付関係)」に記載の通りです。 e. 繰延税金資産 当社グループは、繰延税金資産についてその発生の原因ごとに回収可能性を検討し、当該資産の回収が不確実と考えられる項目については、評価性引当額を計上しております。回収可能性の判断については、将来の課税所得見込額と実行可能なタックス・プランニングを考慮して、将来の税金負担額を軽減する効果を有すると考えられる範囲で繰延税金資産を計上しています。 将来の課税所得見込額はその時の業績等により変動するため、課税所得の見積りに影響を与える要因が発生した場合には、回収可能性の見直しを行い繰延税金資産の修正を行うため、親会社株主に帰属する当期純利益及び利益剰余金に影響を及ぼす可能性があります。 尚、繰延税金資産の発生の主な原因別の内訳については、「注記事項(税効果会計関係)」に記載の通りです。 f. 固定資産の減損 当社グループは、固定資産の減損に係る回収可能性の評価にあたり、対象資産のグルーピングを行い、減損の兆候の有無を判定しております。 減損するか否かを判断するための対象資産の収益性の評価は、その時の業績等により変動するため、将来キャッシュ・フロー等の前提条件に変更があった場合には、固定資産の減損を実施し、親会社株主に帰属する当期純利益及び利益剰余金に影響を及ぼす可能性があります。 尚、当連結会計年度において減損損失の認識はしていないため、注記に記載はしておりません。 ④ 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性のあるリスクにつきましては、「3 事業等のリスク」に記載の通りであります。

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