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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

パス

PATH corporation3840 · Standard · 情報・通信業

美容と再生医療、そしてサステナビリティまで、多角的に展開する複合企業。コスメを核に社会課題へもアプローチ。

概要

パス株式会社(東証マザーズ上場)は、2000年に電子決済代行サービスで創業した企業である。その後、事業転換を経て現在は化粧品・美容健康関連を中核とするグループ企業となった。2026年3月期の連結売上高は23億7,025万円、従業員数は50名。連結子会社を通じてコスメ事業、ビューティ&ウェルネス事業、再生医療関連事業、サステナブル事業、インベストメント事業を展開するが、近年は赤字が続き、不採算事業の撤退や構造改革を進めている。

化粧品と美容健康を中核とする5つの事業セグメント

2026年3月期時点で、パスグループは5つの事業セグメントで構成される。コスメ事業では連結子会社マードゥレクスが「エクスボーテ」ブランドの化粧品を販売する。ビューティ&ウェルネス事業ではジヴァスタジオがTVショッピングを中心に自社ブランド商品を展開する。再生医療関連事業ではRMDCがヒト由来化粧品原料の製造販売を行う。サステナブル事業ではアルヌールが微細藻類の培養と販売を手掛ける。インベストメント事業では当社が不動産賃貸や再生可能エネルギー事業への出資、暗号資産投資等を行う。かつて存在したマーケット・エクスパンション事業(株式会社RIDO Stock)とAI・テクノロジー事業(株式会社三和製作所)は2026年3月に廃止または売却され、グループから外れた。

売上高23億円、創業来最大の損失を計上

2026年3月期の連結売上高は23億7,025万円(前期比5.2%増)だが、営業損失7億7,404万円、親会社株主に帰属する当期純損失12億7,663万円と、創業以来最大の赤字を計上した。コスメ事業は売上高18.8%増と堅調だったが、新商品の広告宣伝費がかさみ損失拡大。ビューティ&ウェルネス事業も売上減と販管費増で営業損失に転落した。成長分野として期待したマーケット・エクスパンション事業とAI・テクノロジー事業は計画未達のため撤退または売却を決定。経営陣は収益構造の抜本改革を掲げ、新中期経営計画の策定を急いでいる。

連結子会社5社と関連会社1社によるグループ体制

パスグループは、持株会社であるパス株式会社と、コスメ事業の株式会社マードゥレクス、ビューティ&ウェルネス事業の株式会社ジヴァスタジオ、再生医療関連事業の株式会社RMDC、サステナブル事業の株式会社アルヌール、および関連会社1社で構成される。かつて存在した株式会社RIDO Stock(マーケット・エクスパンション事業)は2026年3月に解散し、株式会社三和製作所(AI・テクノロジー事業)は全株式を売却した。グループ全体の従業員数は50名で、本社は東京都渋谷区神宮前六丁目に所在する。

業界の中での役割は美容・健康関連製品のサプライヤーであり、再生医療やサステナビリティ分野への新規参入も図る複合事業体。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
24億円
営業利益
-8億円
営業利益率
-33.3%
純利益
-13億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
コスメ事業9億円37.5%-2億円-22.2%
ビューティ&ウェルネス事業9億円37.5%-1億円-11.1%
再生医療関連事業5億円20.8%-1億円-20.0%
AI・テクノロジー事業1億円4.2%-2億円-200.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01コスメ主力

連結子会社のマードゥレクスが展開。主力ブランド「エクスボーテ EX:BEAUTE」を軸に、化粧品の企画・製造・販売を行う。コンセプトは「光を、わたしの味方に。」で、市場の美容需要に対応する。

主な製品・サービス1
エクスボーテ EX:BEAUTE ブランド化粧品
主力ブランド。光を活用した美容効果をコンセプトに、スキンケアやメイクアップ製品を展開。ブランド力で市場にアプローチ。

02ビューティ&ウェルネス主力

連結子会社のジヴァスタジオが担当。「美と健康」をテーマに商品を企画開発し、TVショッピングを中心にカタログ、Web、店頭販売など多様なチャネルで販売。直接消費者にリーチする。

03再生医療関連準主力

連結子会社のRMDCが担う。ヒト由来の化粧品原料の製造販売と研究開発を行う。美容と医療の境界領域で、高品質な原料供給を通じて製品開発を支える。

主な製品・サービス1
ヒト由来化粧品原料
ヒトの細胞や組織から抽出した化粧品用の原料。再生医療技術を応用し、高機能な美容成分を提供する。

04サステナブル準主力

連結子会社のアルヌールが手掛ける。微細藻類の培養、研究開発、抽出物や培養設備の販売を行う。環境負荷低減や新たな資源としての可能性を追求する。

主な製品・サービス2
微細藻類及びその抽出物
微細藻類を培養し、化粧品や健康食品などの原料となる抽出物を提供。持続可能な資源として注目される。
微細藻類培養設備
微細藻類を効率的に培養するための設備。バイオテクノロジーを活用し、産業化を支援する。

05インベストメント副次

再生可能エネルギー事業用地を中心とした不動産の取得、賃貸、仲介、再生可能エネルギー事業への出資、カーボンクレジットやボランタリークレジットの創出・販売を行う。社会課題への投資を通じて収益を目指す。

主な製品・サービス2
不動産サービス
再生可能エネルギー事業の用地を中心とした不動産の取得、賃貸、仲介を提供。
カーボンクレジット
カーボンクレジットやボランタリークレジットの創出、仕入、販売を行う。環境価値の取引を手掛ける。

06その他その他

2026年3月に廃止・解散したライブアドテック中心のマーケット・エクスパンション事業、およびX線技術等を活用したAI・テクノロジー事業(株式譲渡により連結除外)があったが、現在は清算・譲渡済み。

製品と技術

コスメ事業の主力ブランド「エクスボーテ」と新ブランド「NOWL」

連結子会社マードゥレクスが展開する「EX:BEAUTE」(エクスボーテ)は、「光を、わたしの味方に。」をコンセプトとする化粧品ブランドである。冷感コスメを中心にヒット商品を持ち、2026年3月期の同事業売上高は前期比18.8%増加した。また、オールシーズン需要を見込んだ新ブランド「NOWL」シリーズをリリースし、新規顧客獲得を狙った。販売チャネルはTVショッピングやWeb販売が中心で、広告宣伝費が収益を圧迫する面もある。

ビューティ&ウェルネス事業の自社ブランドとTVショッピング

連結子会社ジヴァスタジオは、「美と健康」をテーマに自社ブランド商品を企画開発する。TVショッピングを軸に、カタログ、Web、店頭販売まで幅広いチャネルで販売する。2026年3月期は戦略商品の投入遅れにより売上高が前期比減少したが、販売チャネル拡大のため広告宣伝費を増投した。結果、前年度の営業利益から営業損失に転落した。同事業は収益性向上のため自社ブランド比率の引き上げを進めている。

再生医療関連事業のヒト由来原料と細胞加工施設

連結子会社RMDCは、ヒト由来化粧品原料の製造販売と再生医療関連の研究開発を行う。2026年3月期には新たに細胞培養加工施設を開所し、事業免許を取得して本格生産を開始した。OEM売上の特需により売上高は前期比27.8%増加したが、減価償却費や研究開発費の増加で営業損失は拡大した。同事業は将来の細胞加工製品需要拡大を見据えた投資段階にあり、収益化には時間を要する見通しである。

サステナブル事業の微細藻類培養と環境機器販売

連結子会社アルヌールは、微細藻類の培養、研究開発、およびその抽出物の販売を行う。2026年3月期には、商品化が期待できる新種の微細藻類の培養や、微細藻類を活用したウニの育成に成功した。また、前連結会計年度に開始した環境機器等販売は、メーカーからの納入遅延により売上計上が翌期に繰り延べとなった。同事業はまだ本格的な収益化には至っていないが、将来の成長分野として位置づけられている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

映像配信基盤で存在感、収益改善急務

同社は映像配信プラットフォームを提供する情報・通信業の企業であり、同業他社であるVRAIN、Cocolive、LisB、ソラコム、ハッチ・ワークと競合する。産業全体では映像ストリーミング需要は持続するが、競争激化と設備投資負担が重くのしかかる。同社の売上高は横ばいで、営業利益率がマイナスに転じ、赤字拡大傾向にある。ライバル銘柄であるVRAINは技術特化型で、ソラコムはIoT領域に強みを持ち、差別化を図っている。同社は市場での存在感はあるものの、収益性改善が急務であり、市場シェアを維持するにはサービスの高度化が必要。

強み

  • 配信プラットフォームの安定運用で実績があり、映像配信に必要な基盤技術を保有している。
  • 映像配信を必要とする幅広い業種の顧客を持ち、安定的な受注源泉を確保している。
  • クラウド環境でのサービス提供に対応し、スケーラブルな配信を可能にする。
  • 映像配信分野で一定の認知度を持ち、新規顧客の開拓に有利な立場にある。

課題

  • 営業損益が赤字で、売上が横ばいの中、コスト増が重なり収益改善が急務。
  • VRAINやソラコムなどが技術や領域で特化する中、明確な優位性を示せていない。
  • 急速な技術進歩に対応する設備投資や研究開発費が収益を圧迫している。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がパス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 24件

電子決済代行業者として創業した2000年

2000年12月、商号をイー・キャッシュ株式会社に変更し、電子認証・認識技術を軸とした事業を開始した。2001年11月には電子商取引における決済代行サービス「イー・キャッシュ オールマイティ」を開始し、2003年2月にWebサービス対応、3月には携帯電話向け電子商取引システム「ゆびコマ」をトッパン・フォームズ株式会社にOEM提供した。同年7月にはRFID事業に進出。この時期は電子決済・認証技術の会社として成長した。2004年6月にはプライバシーマーク使用許諾を取得し、マイクロソフト株式会社からSQL Server関連のマーケティング業務も受託した。

電通グループとの提携と海外子会社設立

2005年7月、電通グループ(株式会社サイバー・コミュニケーションズ、株式会社電通ドットコム)およびトッパン・フォームズ株式会社と資本・業務提携を結び、電子商取引・RFID分野の体制を強化した。2006年2月には英国バークシャー州に100%出資子会社Global Business Design (UK) Ltd.を設立し、海外展開を図った。しかし2009年4月には同社を清算し、海外事業は短期で終了した。同時期、本店を東京都港区に移転(2002年10月に虎ノ門、2006年3月に三田、2007年10月に海岸、2009年6月に新橋)と、オフィスを転々とした。

東京証券取引所マザーズ上場と事業多角化

2007年3月、東京証券取引所マザーズに株式を上場。上場後も事業拡大を続け、2009年9月にはイー・キャッシュライフウェア株式会社(連結子会社)を設立し、医療施設・設備貸与事業に参入。同時期にロハスカーボンCO2研究所株式会社(持分法適用関連会社)と資本・業務提携し、環境関連事業に進出。同年11月には株式会社ロハス・インスティテュート(連結子会社)の株式を取得し、グループを拡大した。2010年2月には株式会社ディー・ワークス(連結子会社)と株式交換を実施し、事業領域を広げた。

子会社の売却と不採算事業の切り離し

2010年6月、医療施設・設備貸与事業をイー・キャッシュライフウェア株式会社に集約したが、2012年3月、同社および株式会社ロハス・インスティテュートの全株式を譲渡した。2013年1月には株式会社ディー・ワークスの全株式も譲渡し、不採算事業を切り離した。これらの子会社売却により、グループは規模を縮小し、事業構造の見直しを迫られた。当時、電子決済やRFIDから遠ざかり、新たな事業基盤を模索する転換期となった。

パス・トラベルの取得と現在のグループ基盤

2013年2月、パス・トラベル株式会社(旧社名:株式会社アトラス)の全株式を取得し、連結子会社化した。これが現在のグループの基礎となる。パス・トラベルは旅行関連事業を営んでいたが、その後パスグループは化粧品や美容健康事業へと事業転換を進めた。具体的な転換時期は沿革に記載がないが、2013年以降にコスメ事業やビューティ&ウェルネス事業を担う子会社を設立または買収し、現在の体制を形成したと推測される。

年表24件を開く

2000年代

  • 2000年12月商号変更商号を「イー・キャッシュ株式会社」に変更
  • 2001年11月電子認証・認識技術を軸としたサービスとして、電子商取引における決済代行サービス「イー・キャッシュ オールマイティ」を開始
  • 2002年10月東京都港区虎ノ門に本店移転
  • 2003年2月「イー・キャッシュ オールマイティ」をWebサービスに対応
  • 2003年3月携帯電話での電子商取引システム「ゆびコマ」のサービスを開始。トッパン・フォームズ株式会社にOEM提供
  • 2003年7月電子認証・認識技術を軸とした次なるサービスとしてRFID事業を開始し、トッパン・フォームズ株式会社に同分野におけるコンサルティングサービスを提供
  • 2004年6月プライバシーマーク使用許諾を取得
  • 2004年11月マイクロソフト株式会社より同社のSQL Serverを中心としたマーケティングに関わる業務を受託
  • 2005年7月電通グループ(株式会社サイバー・コミュニケーションズ、株式会社電通ドットコム)及びトッパン・フォームズ株式会社と資本・業務提携。電子商取引分野及びRFID分野における事業推進体制を強化
  • 2006年2月英国バークシャー州に100%出資子会社Global Business Design(UK)Ltd.を設立
  • 2006年3月東京都港区三田に本店移転
  • 2007年3月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2007年10月東京都港区海岸に本店移転
  • 2009年4月子会社Global Business Design(UK)Ltd.を清算
  • 2009年6月東京都港区新橋に本店移転
  • 2009年9月イー・キャッシュライフウェア株式会社(連結子会社)を設立
  • 2009年9月ロハスカーボンCO2研究所株式会社(持分法適用関連会社)と資本・業務提携
  • 2009年11月株式会社ロハス・インスティチュート(連結子会社)が新たに発行した株式を取得

2010年代

  • 2010年2月株式会社ディー・ワークス(連結子会社)と株式を交換
  • 2010年6月ロハスカーボンCO2研究所株式会社からイー・キャッシュライフウェア株式会社(連結子会社)へ医療施設・設備貸与事業の事業譲渡を実施したことにより、医療クリニック向けの新たなサービス事業を開始
  • 2011年5月東京都渋谷区南平台町に本店移転
  • 2012年3月子会社イー・キャッシュライフウェア株式会社の全株式を譲渡 子会社株式会社ロハス・インスティチュートの全株式を譲渡
  • 2013年1月子会社株式会社ディー・ワークスの全株式を譲渡
  • 2013年2月パス・トラベル株式会社(旧社名:株式会社アトラス)(連結子会社)の全株式を取得

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    不採算事業の縮小・撤退と固定費削減

    不採算事業を縮小・撤退し、全社で経費見直しと固定費削減を実施。各事業セグメントの低収益構造を分析し、改善策を迅速に実行する。

  2. 02

    事業ポートフォリオの厳格な再評価と最適化

    全事業を収益性・資本効率性・将来性の3軸で評価し、優位性が低い事業は売却・撤退・縮小を早期に完了。経営資源の流出を防ぐ。

  3. 03

    コア事業の構造改革と収益性改善

    存続事業についてマーケティングやサプライチェーンなど多角的に検証し、低収益の真因を特定。オペレーショナル・エクセレンス追求と抜本的な改善策を即座に実行する。

  4. 04

    事業ドメインの戦略的シフトと資本効率最大化

    コスメ・ビューティ&ウェルネス事業を筋肉質化し、キャッシュフローを原資に電力・計算資源インフラ投資事業や再生医療事業を構築。ROIC向上を重視し、アセットライトな財務運営とハードルレート・ステージゲート制を導入。

  5. 05

    機動的な資本政策による財務基盤強化

    外部資本の戦略的活用やアライアンスを含め、最適な資本政策を柔軟かつ迅速に実施。財務基盤の盤石化と成長資金の確保を両立する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で50人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は488万円で、9期前と比べて44.5%平均年齢は47.1歳、平均勤続年数は2.2年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月74
2018年3月46
2019年3月88044.42.444
2020年3月75044.71.246
2021年3月54341.00.750
2022年3月61644.01.250
2023年3月54651.31.856
2024年3月46751.31.646
2025年3月50749.31.361−328
2026年3月48847.12.250−1,600

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 7 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
河津町地上権 設定用地 — 静岡県賀茂郡500百万円
インベストメント事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社マードゥレクス(注)2、3
    東京都 渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ジヴァスタジオ(注)2、4
    東京都 渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社アルヌール(注)2、6
    東京都 渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社RMDC (注)2、5、6
    東京都 渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社RIDO Stock (注)7、8
    東京都 渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社川南バイオマス 発電所
    宮崎県 児湯郡 川南町
    議決権26.7%
  • 国内
    株式会社サスティナ
    東京都 中央区

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は24億円営業利益-8億円前期と比べると増収で、売上が+4.3%。

売上高
+4.3%
24億円
営業利益
-8億円
純利益
-13億円
営業利益率
-33.3%
前期比 -24.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高29億円24億円
営業利益-2億円-8億円
純利益-2億円-13億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は6億円、営業利益は−1億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q6−1
2024年1Q6−1−16.70
2024年2Q500.0−1
2024年3Q700.00
2024年4Q5−1
2025年2Q11−1−9.1−1
2025年4Q12−1−8.3−2
2026年2Q13−3−23.1−3
2026年4Q11−5−45.5−10
2027年1Q6−1−16.7−1

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は1億円から24億円へ24.0倍に増えた。直近期の営業利益率は-33.3%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1−1−1
2014年3月4−1−2
2015年3月6−2−2
2016年3月22−6−5
2017年3月34−2−10
2018年3月3400
2019年3月3702
2020年3月25−9−8
2021年3月22−5−5
2022年3月21−7−7
2023年3月20−2−3
2024年3月23−2−2
2025年3月23−2−2−8.7−3
2026年3月24−8−10−33.3−13

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高24億円のうち、営業利益として残るのは-8億円-33.3%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-13億円、売上の-54.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金50.0%12億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金79.2%19億円
  • その他の費用持分法損益などの調整4.2%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-33.3%-8億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
50.0%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比41.7pt
-33.3%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比60.8pt
-54.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-52.0%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-26.7%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが−4億円、投資CFが−3億円で、差し引きのフリーCFは−7億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は4億円で、売上の2.0ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月−101−10
2014年3月−101−11
2015年3月−1−15−23
2016年3月−4−813−124
2017年3月−1−11−23
2018年3月2013217
2019年3月−2−5−1−78
2020年3月−32−5−13
2021年3月−505−52
2022年3月−8010−83
2023年3月−4−13−52
2024年3月−1−13−23
2025年3月−5−59−102
2026年3月−4−310−74

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は25億円。このうち返さなくてよい自己資本が19億円で、自己資本比率は75.4%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月1−12
2014年3月10126.0
2015年3月64256.1
2016年3月2115663.8
2017年3月1551032.9
2018年3月2819962.2
2019年3月27151255.4
2020年3月127561.8
2021年3月117462.9
2022年3月135836.0
2023年3月1511474.3
2024年3月1712571.2
2025年3月3325875.5
2026年3月2519675.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
4億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-36億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
7億円
在庫として抱えている分
負債合計
6億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
40
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中142位あたり、逆に低いのは営業利益率605社中587位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-33.3%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
75.4%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
4.3%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥60で、1年前と比べて-48.3%過去52週の値幅のなかでは14%の位置にある。

¥60-3.2%1ヶ月+7.1%1年-48.3%時価総額50億円
過去52週の値幅
安値¥51高値¥117

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR2.76倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は6月下旬の55円から7月9日に65円まで上昇したが、その後は下落し、8月4日は56円。前日比1.8%安。1か月で9.7%下落し、25日移動平均線は60.36円で、株価がこれを7%下回る。52週高値121円からは54%下落、52週安値51円からは9.8%上昇。RSIは25と売られ過ぎ圏にあり、自律反発の可能性も。出来高は7月9日に91万株と急増したが、その後は縮小し8月4日は3.2万株。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PBRが2.43倍と業界平均3.46倍を下回るが、直近の業績は悪化しており、2026/3期に純損失13億円、営業赤字が拡大。ROEは9.6%と平均的だが、収益性が崩れており、PBRの高さが割高感を強める。無配当で株主還元も乏しく、成長性も見込めない。同業他社と比較しても、収益力と財務健全性の面で劣後する。総合的に見て「割高」と判断する。

指標この会社業種平均
PBR2.76倍2.96倍
ROE9.6%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

パスは小規模な情報通信企業であり、事業内容の詳細が不明瞭だが、直近の業績は悪化している。強気派は、業績悪化は一時的であり、2026/3期の売上高増加(23→24億円)や、事業構造の改善が進めば回復する可能性があるとみる。また、保有する技術や特許などに価値がある可能性を指摘。一方、弱気派は、継続的な赤字と営業赤字の拡大(2026/3期の営業利益率-33.3%、純損益-13億円)から、ビジネスモデル自体に問題があると懸念。強気派の論拠は乏しく、株価の下落(-46.67%)も弱気な見方を支持している。

プラスに働く材料7
  • 売上高の増加

    2026/3期の売上高が前期比微増の見込みで、下げ止まりか

  • 成長投資の可能性

    赤字でも将来の成長のための投資を行っている可能性

  • 低評価の可能性

    PBR 2.43倍は資産価値に比べて割安感があるとの指摘

  • 2027年3月期に営業赤字が半減決算発表後影響

    2026年3月期営業損益▲8億円。半減なら▲4億円で黒字転換視野

  • 不採算事業の撤退でコスト削減決算発表後影響

    赤字要因の事業整理で年間数億円のコスト削減

  • 資産売却で特別利益条件付き影響

    純資産19億円、一部売却で債務改善

  • 低株価56円でM&Aの対象に不定影響

    時価総額46億円、小型で資本提携の可能性

マイナスに働く材料7
  • 継続的な赤字

    2025/3期、2026/3期と純損益が大幅な赤字で、改善のメドが立たない

  • 営業赤字の拡大

    営業利益率が-8.7%から-33.3%へと悪化し、収益構造が崩壊

  • 経営陣の信用低下

    株価が大幅下落し、市場の信頼を失っている

  • 2027年3月期も営業赤字が拡大通年影響

    2026年3月期▲8億円、拡大なら資本毀損

  • 資金調達のための増資条件付き影響

    運転資金不足で第三者割当増資の可能性

  • 特別損失の追加計上決算発表後影響

    2026年3月期純利益▲13億円、営業損益との差5億円が特別損失

  • PBR2.43倍の割高修正継続影響

    純資産19億円に対し時価総額46億円、赤字継続でPBR1倍割れ

次の決算で確かめる点
売上高成長率
事業の拡大が赤字解消につながるかを判断
営業利益率
収益性の改善が赤字解消の鍵となるため
自己資本比率
財務の健全性から、事業継続リスクを測る

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ9,310人。区分でいちばん多いのは事業法人49.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が49.3%を占め、残る50.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人21.621.942.247.456.549.2
個人・その他66.471.554.543.740.646.4
証券会社7.53.62.03.71.83.1
外国法人0.91.30.83.81.01.0
外国人個人0.10.50.20.00.00.2
金融機関3.41.10.31.30.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社サスティナ36.91
02株式会社サンテック5.21
03久保川 議道3.47
04株式会社きずな2.42
05岩間 斎1.81
06土屋 允誉1.65
07SSJホールディングス株式会社1.54
08株式会社エイル1.18
09斎藤 真吾0.93
10野村證券株式会社0.89

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近2
  • 2026-05-27
    株式会社サスティナ
    変更報告
    32.07%
  • 2026-05-27
    株式会社サスティナ
    新規の大量保有報告
    32.07%

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+6%、1株純資産は12期で−29%。直近期のROEは9.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPS
2013年3月−18
2014年3月−25
2015年3月−1833
2016年3月−3378
2017年3月−5426
2018年3月−162
2019年3月654
2020年3月−2826
2021年3月−1821
2022年3月−2112
2023年3月−521
2024年3月−321
2025年3月−433
2026年3月−1723

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額54百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
松尾孝之取締役(代表取締役CEO)63974,516
高橋勇造取締役(代表取締役COO)56
星淳行取締役50
川端暢宏取締役5610,000
甲斐賢一取締役(監査等委員)57
市橋卓取締役(監査等委員)43
森井じゅん取締役(監査等委員)46

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)542428
社外取締役412123

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容1,669字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(パス株式会社)、子会社5社及び関連会社1社により構成されており、コスメ事業及びビューティ&ウェルネス事業を主たる業務としております。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 (1)コスメ事業 連結子会社である株式会社マードゥレクスにおきまして、「光を、わたしの味方に。」というコンセプトである「エクスボーテ EX:BEAUTE」ブランド化粧品を中心とした事業を展開しております。 (2)ビューティ&ウェルネス事業 連結子会社である株式会社ジヴァスタジオにおきましては、「美と健康」をキーワードとした商品の企画開発及びTVショッピングを中心にカタログ・Web・店頭販売まで幅広いチャネルによる事業を展開しております。 (3)再生医療関連事業 連結子会社である株式会社RMDCにおきましては、再生医療関連事業として、ヒト由来化粧品原料の製造販売、研究開発等の事業を展開しております。 (4)サステナブル事業 連結子会社である株式会社アルヌールにおきまして、微細藻類の培養、研究開発、微細藻類及びその抽出物の販売、微細藻類の培養設備の販売等を行っております。 (5)マーケット・エクスパンション事業 連結子会社である株式会社RIDO Stockにおきましては、ライブアドテック(注1)を中心としたマーケット・エクスパンション事業(注2)を行っておりました。しかしながら、同事業につきましては、2026年3月26日開催の取締役会において、廃止及び同事業を担っていた株式会社RIDO Stockの解散を決議し、2026年3月31日付で、同社は解散し、現在清算手続中であります。 (6)インベストメント事業 当社におきましては、インベストメント事業として、再生可能エネルギーの事業用地を中心とした不動産の取得、賃貸及び仲介、再生可能エネルギー事業への出資、カーボンクレジット及びボランタリークレジットの創出、仕入及び販売等を行っております。 (7)AI・テクノロジー事業 連結子会社でありました株式会社三和製作所におきましては、X線透過技術、AI画像処理技術及びロボテックス技術を活用した各種製造装置の開発及び販売を行い、同事業を担ってまいりました。しかしながら、2026年3月31日開催の取締役において、当事業の廃止並びに同社の全株式の売却を決定し、同日に全株式を譲渡したため、同社は連結の範囲から除外しております。 (注1)「ライブアドテック」(Live Ad Tech)とは、リアルタイムで広告の効果を最大化するために、データや技術を活用する広告技術のことを指します。SNSや動画配信プラットフォーム上にて、ライブストリーミングやイベント、リアルタイムで進行しているテレビ番組など、リアルタイムのコンテンツに連動した広告を配信し、その場で視聴者の反応やデータを基に広告の表示内容やターゲティングを最適化する技術です。 (注2)マーケット・エクスパンション(Market Expansion)事業とは、企業・団体が活動する市場(マーケット)を拡大・拡張(エクスパンション)するために必要となる機能サービスを提供する事業です。 マーケティング、プロモーション、販売、流通、ロジステック等、ソリューションは多岐に亘りますが、当社グループでは、オンラインショッピングとライブ配信を組み合わせた次世代のEコマース手法であるライブコマースを中心とするライブアドテックに関するサービスを中心に行っております。 <事業系統図> 以上述べた事項を事業系統図で示すと、以下のとおりであります。 コスメ事業 ビューティ&ウェルネス事業 再生医療関連事業 サステナブル事業 インベストメント事業
経営方針・対処すべき課題2,502字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社の基本理念である「企業は社会の公器である」という考え方は、その存在意義を示すもので、「企業は社会に役立ってこそ存在価値があり、利潤を上げることができ、存続していける」という信念を表しています。企業は、社会に対して有益な価値を提供するために存在し、社会の期待に十分応えられてこそ、よき企業として社会から信頼され、共存できると考えております。 (2) 経営環境・経営戦略等 当社グループは、持続的な成長と企業価値の向上を目指し、2028年3月期を最終年度とする中期経営計画の達成に向けて取り組んでまいりました。しかしながら、直近の連結会計年度における業績実績は、当初予定を大幅に下回る結果となり、現行計画の目標数値と実績との間に著しい乖離が発生いたしました。また今後の見通しについても慎重に検討した結果、将来的にも当初掲げた計画目標を達成できる可能性が低いと判断し、2026年5月13日開示の通り、当該中期経営計画を取り下げることにいたしました。 現在、当社グループは収益性の早期回復と根本的な経営体質の強化を最優先課題とし、以下の構造改革及び施策に全社を挙げて注力しております。 ① 不採算事業の縮小及び撤退 ② 全社における経費の見直し及び固定費の削減の実施 ③ 各事業セグメントの低収益構造分析と改善策の早急な実施 ④ 収益性と資本効率を重視した事業ポートフォリオの大幅な組替 これと並行して、反転攻勢に向けた新たな成長シナリオと具体的な財務目標を盛り込んだ「新・中期経営計画」の策定を進めております。当該計画については、2026年7月以降の公表を目指し、現在、経営戦略の練り上げを行っております。新計画の公表までの期間におきましては、上記の施策を迅速に実行することで早期の業績回復と企業価値向上に努めてまいります。 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、2024年11月に公表いたしました中期経営計画に基づき、収益力の強化による企業価値の向上に取り組んでまいりました。しかしながら、2026年3月期の実績におきましては、結果的に計画値を大幅に下回る結果に至りました。とりわけ各段階利益におきまして、創業以来最大の損失を計上するに至った事態につきましては、経営陣一同、極めて厳粛に受け止めております。 今般の業績推移は、従来の経営改善策の限界を露呈するものであり、より抜本的な事業変革が急務であるとの認識を深めております。当社グループでは、この危機的な状況を速やかに打開し、反転攻勢へ繋げるべく、現在、収益構造を根底から再構築する事業構造改革案を柱とした「新中期経営計画」の策定に総力を挙げて取り組んでおります。またこれと並行して、キャッシュ・フロー流出を最小限に食い止めるための施策を即時実行してまいります。 当社グループとしては、現在、策定を進めております「新中期経営計画」において、対処すべき事業上及び財務上の課題は、次のとおりであると認識しております。 ① 事業ポートフォリオの厳格な再評価と大胆な最適化 現行のグループ全事業について、「収益性」「資本効率性」「将来性」の3つの軸から冷徹かつ厳格なスクリー二ングを実施いたします。市場優位性の維持が困難、あるいは中長期的な資本リターンの確実性が低いと見込まれる事業については、売却、撤退、縮小を含めたドラスティックな事業再編を早期に完了させ、経営資源の流出を食い止めます。 ② コア事業の徹底的な構造改革と低収益体質からの脱却 上記①のスクリーニングを経て存続すべきと判断した事業については、マーケティング、商品開発、販売チャネル、サプライチェーン、組織体制及び人事構成などすべての要因について、多角的な観点で検証し、低収益構造の真因を徹底的に洗い出し、オペレーショナル・エクセレンスの追求と抜本的な収益構造の改善策を即座に実行することで、強靭な利益創出体質へと変革を推進いたします。 ③ 事業ドメインの戦略的シフトによる資本効率の最大化 当社グループが確実な業績反転を遂げ、持続的な企業価値向上を実現するためには、単なる規模の拡大を追うのではなく、投下資本利益率(ROIC)の向上と資本効率の最大化が不可欠であると認識しております。この認識に基づき、コスメ事業、ビューティ&ウェルネス事業を中心に既存事業の収益構造を徹底的に筋肉質化し、そこから安定的に創出された営業キャッシュ・フローを原資として、確実な市場拡大の波を捉える電力及び計算資源インフラ等を対象とするインベストメント事業、および再生医療関連事業の構築に挑戦します。これらの領域への事業投資にあたっては、上場会社としてのガバナンスを厳格に機能させ、経営の継続性を担保する適切な投資上限(ハードルレート)やステージ・ゲート制を導入いたします。また、自社バランスシートを過大に膨らませないアセットライトな財務マネジメントのもとで、経営資源の徹底的な「選択と集中」を図り、株主の皆様の信頼に足りる強靭かつ持続可能な成長モデルを確立いたします。 ④ 変革を支え、攻めの経営戦略を可能にする資本政策の機動的展開 上記に掲げた事業構造改革を最速で完遂し、事業継続性を揺るぎないものとすると同時に事業ドメインの戦略的シフトを実行するためには、強固な財務基盤の確立が不可欠となります。既存の枠組みにとらわれず、外部資本の戦略的活用やアライアンスを含めた最適な資本政策を柔軟かつ迅速に検討、実施し、財務基盤の盤石化と成長のための原資の確保を両立してまいります。 当社グループといたしましては、「新中期経営計画」において、上記の課題に真摯に取り組むことにより、速やかな事業の再構築と成長路線への転換を図ってまいります。
事業等のリスク4,987字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 市場リスク 近年、コスメ事業及びビューティ&ウェルネス事業において、IT技術の進歩により、同一商品の価格比較が容易に可能になったため、価格競争は厳しい状況となっております。付加価値の高いサービスを提供することに努めておりますが、予想を超える市場環境の変化や価格下落圧力を受けた場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) オペレーションリスク 外注先・仕入先については比較的小規模の事業者が多くあり、今後何らかの事情により取引を継続できない事態が生じるなどにより、今後の安定的な外注先・仕入先の確保に問題が発生した場合には、他の外注先の確保に時間を要する、内製化を行うなどの対策を講じるための必要な人員確保に時間を要する、他の仕入先に対し費用が先行するなどの事態が想定され、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 人的資源に関するリスク 当社グループが行う既存事業、今後展開する新たな商品や事業には、人材の投入が必要になります。現時点において、大幅に従業員数を増加させる計画はありませんが、予想を上回る従業員の退職があった場合、退職者の補充のための採用ができなかった場合、また計画した採用ができなかった場合などには、必要な人員が確保できず、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 情報セキュリティリスク 業務を遂行するうえで、顧客企業の重要な情報に接する機会があります。また、コスメ事業及びビューティ&ウェルネス事業においては、お客様の機密情報、個人情報を取り扱います。従って、制度面及びシステム面でリスクを最小限に抑えるための対策に加え、退職者も含めた従業員に対しては秘密保持の義務を課すなどの対策を講じております。 しかしながら、全てのリスクを完全に排除することは困難であり、機密情報漏洩等のトラブルが発生した場合には、損害賠償請求や信用の低下等により、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 知的財産に関するリスク 当社グループが提供するサービスに対して、現時点において第三者より知的財産権に関する侵害訴訟等を提起される等の通知は受けておりませんが、今後、万が一、第三者より知的財産権に関する侵害訴訟等を受けた場合は、解決までに多くの時間と費用が発生するため、業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、今後確立する知的財産権が、第三者によって侵害される可能性もあります。このような場合にも解決までに多くの時間と費用が発生するため、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 事業戦略リスク コスメ事業、ビューティ&ウェルネス事業、再生医療関連事業及びインベストメント事業においては、競合企業が存在しております。日々、競合企業との差別化に努めておりますが、今後競合企業との競争が激化した場合には、業績に影響を及ぼす可能性があります。 また当社グループは市場環境や将来的事業環境について総合的な分析のもとに事業計画を策定しておりますが、偶発的事象の発生や顧客嗜好変化などの市場ニーズの変動、あるいは技術革新による新製品や代替品の登場などにより、当初の予測と乖離が生じた場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 事業投資リスク 当社グループは、既存事業並びに新規事業分野に対して事業投資を行っております。事業投資は、マクロ経済状況、市場環境の変化、新たな競合者の登場などの要因により、当初の事業計画の想定通りの収益確保ができないリスクがあり、結果的に投下資本回収リスクが発生する可能性があります。 (8) 金融リスク 当社グループは、インベストメント事業において、暗号資産に対して投資を行っております。暗号資産市場は、マクロ経済環境、地政学的状況、国際金融動向等によって大きく価格変動が生じる可能性があります。当社としては、暗号資産運用に関して社内規程を設け、一定の価格変動が生じた場合、速やかに売却するなどリスク管理のもと運用を行っておりますが、急激な市場変動が生じた場合においては、投下資本回収リスクが発生する可能性があります。 (9) 法的リスク 当社グループが事業活動を進めていくにあたり、商取引並びに事業投資に関する債権及び債務に関する事案の発生、労務に関する権利並びに義務に係る事案などについて、訴訟において被告となる可能性があります。当社グループにおいては、かかる法的事案の発生あるいは発生が予見される場合、顧問弁護士と検討の上、適切な法的対応を行っておりますが、訴訟になった場合、損害賠償金、和解金等が発生し、当社グループの財務状態に悪影響を与える可能性があります。 (10) 自然災害リスク 大規模地震、大規模噴火、台風や集中豪雨による水害など自然災害の発生により、当社グループの事務所、事業所等や従業員に被害が発生することにより、当社グループの事業遂行に障害が生じるなどの直接的被害、また市場の一時的な縮小やサプライチェーンの断絶などによる売上の低下などの間接的な被害などにより、事業の遂行の停滞,停止などが発生する場合があります。当社グループとしては、社内における防災訓練の実施や防災グッズの従業員に対する配付などを通じて防災対策を講じるとともに、事業継続計画(BCP)を策定し、事業への影響の最小化を図るなどの対策を進めておりますが、自然災害の規模、範囲により当社グループの事業継続や業績に影響を与える可能性があります。 (11) 継続企業の前提に関する重要事象 当社グループは、前連結会計年度において、営業損失208,368千円、親会社株主に帰属する当期純損失276,771千円、営業活動によるキャッシュ・フローのマイナス538,514千円を計上し、当連結会計年度においても営業損失774,046千円、親会社株主に帰属する当期純損失1,276,638千円、営業活動によるキャッシュ・フローのマイナス435,483千円を計上したことから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。 しかしながら、当社グループは手元流動性を充分に確保しており、資金繰りに支障をきたす状況にはありません。現在、この状況をより安定化、再成長への軌道に復帰するために以下の抜本的な対策を強力に推進しております。 ① 投資効率と成長性に基づく全社事業のポートフォリオの最適化 現在、策定しております『新中期経営計画』において、各事業領域の投資効率及び市場成長性を厳格に再評価しております。資本効率を最大化させるべく、高い収益性と成長ポテンシャルを有する事業に経営資源を集中投下する体制へと移行し、強固な収益基盤の再構築を図ってまいります。 ② 既存の事業における低収益構造の抜本的改革 上記の事業ポートフォリオの見直しとともに、低収益事業についてはマーケティング戦略、商品開発、サプライチェーンから組織体制に至るまで多角的に分析し、コスト構造の聖域なき見直しを断行してまいります。改善効果が早期に見込めない事業、プロジェクトについては、縮小及び撤退を迅速に決定、実行することで経営戦略における機動性を高め、キャッシュ・フローの早期正常化を確実にしてまいります。 ③ コスメ事業及びビューティ&ウェルネス事業領域における高付加価値戦略への転換 コスメ事業においては、ブランド価値の再定義と最適化されたメディアミックス戦略により、潜在顧客へのアプローチを劇的に強化し、新規顧客層の飛躍的な拡大を図ります。また同時にCRM(顧客関係管理)の高度化を通じてロイヤルカスタマーへの育成を促進し、新規獲得と継続利用が相互に循環する高収益なリピートビジネスモデルを構築してまいります。一方、ビューティ&ウェルネス事業においては、これまでの成功事例を背景とした独自のマーケティング手法を深化させ、市場のトレンドを先取りする自社開発商品を連続投入いたします。機動的なブランド戦略を展開することで、未開拓市場への浸透と既存顧客の深堀りを同時に実現し、グループ全体の持続的な成長を牽引する柱へと進化させてまいります ④ 再生医療関連事業における先端技術を活用した新商品の開発による収益の拡大 再生医療関連事業については、2025年6月25日における「RMDC、東京医科大学 落谷孝広教授と共同研究開始のお知らせ」の開示のとおり、ヒト由来の原料を利用した化粧品をコスメ事業とのシナジー効果を最大限に活用し開発をすすめ、収益拡大へとつなげてまいります。なお再生医療関連事業においては、将来的により市場の拡大が期待できる細胞培養加工事業に注力していく予定となっております。 ⑤ サステナブル事業における選択と集中の断行及び環境ソリューションの展開の加速 サステナブル事業においては、収益化に向けて一定の期間とさらなる先行投資が見込まれる「KAGINOWA」プロジェクトを事業再編の対象として検討してまいります。一方、微細藻類関連事業については、環境ソリューションとして事業展開のみならず、インテリア素材として用途など多角的なマーケティング戦略を推進いたします。あわせて、固定費の削減を徹底し、早期の収益化を目指します。環境機器等販売事業につきましては、サプライチェーンにおける供給プロセスでの不整合が生じた影響により、当初計画に対して、一時的な停滞が生じましたが、現在、供給元との連携を深め、クオリティコントロールの再強化と安定供給の再構築を最優先として進めております。これらの正常化を速やかに完了させるとともに、新たな販売チャネルの開拓を通じて市場浸透を加速させ、今後、当社グループの業績回復を牽引する事業へと成長させてまいります。 ⑥ インベストメント事業による収益の安定化並びに多角的収益源の確保 当社グループは、2024年11月に実施した第三者割当増資において、静岡県河津町に所在する地上権付土地の現物出資を受けました。以後、当社グループにおいては、この地上権から安定した収益を確保しております。また当社グループでは、当連結会計年度から暗号資産による資金運用を開始いたしました。さらに今後は、再生可能エネルギー施設をはじめとした不動産物件の売買、仲介等についても事業範囲を拡大し、より収益源の多角化を図ってまいります。 ⑦ 事業構造改革の断行と次世代収益基盤の戦略的開拓 不採算事業の整理、統合を迅速に完遂し、経営資源の最適化を推進する一方で、高い収益性と成長の蓋然性を有する新規事業領域に対しては、積極的な投資を継続してまいります。投資にあたっては、当社グループの財務に与えるインパクトのリスクを厳格に評価し、当社グループが有するリスク許容度の範囲において、資本リソースを重点配分することで、中長期的な企業価値向上の源泉となる事業ポートフォリオへの転換を加速してまいります。 ⑧ 資本政策の最適化による財務基盤の再構築とリスクマネジメントの強化 当社グループは、2026年3月期における大幅な損失計上を受け、毀損した自己資本の復元と財務面における安全性確保を最優先課題として認識しております。今後の長期的な事業継続及び反転攻勢に向けた成長投資を実現すべく、外部資金の活用も含めた機動的な資本政策の検討を開始いたしました。あわせて、事業遂行におけるリスク量を多角的に定量評価する体制を構築し、自己資本に見合った適切なリスクコントロールを徹底することで、強靭かつ持続可能な経営基盤の確立に邁進してまいります。 当社グループとしては、以上のような効果的な対策を講じていることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。
経営成績の分析 (MD&A)12,484字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況 当連結会計年度における日本経済は、世界情勢の激変を受け、「外需主導から内需主導」へと構造的に変化した一年となりました。期初においては、米国の保護主義的な関税政策により、自動車産業を中心に輸出が低迷し、景気後退の懸念が高まりました。しかし、日米交渉を経て輸出が底打ちすると、深刻な労働力不足を背景とした省力化投資やAI実装への設備投資が活発化し、内需が景気を下支えする形で緩やかな回復軌道へと回帰いたしました。 家計部門では、2025年春闘の賃上げによる所得効果が見られたものの、円安の再燃や2026年の中東地政学的リスクに伴う原油高が直撃いたしました。この輸入インフレが実質購買力を抑制したため、個人消費は名目上堅調ながらも、実質ベースでは物価高による「選別消費」が続き、回復の勢いは限定的なものに留まりました。 かかる経済環境において、当社グループでは、中期経営計画において『100年先も、人と地球に、美と健康を』を企業ミッションとして取り組み、また社会貢献価値が高く、高収益が期待できる事業を早期に確立し、持続的な高成長を実現していくことを当社グループの目標として掲げました。また中長期的スパンにおける企業価値の最大化を最優先課題とし、その課題を実現するため、従来からの中核事業の再構築、そして成長が期待される事業領域への事業展開を策定し、数値目標を設定いたしました。 当社グループの中核事業であるコスメ事業においては、従来の顧客に加え、新規顧客を獲得するため、従来からの商品ラインナップに加え、オールシーズンの需要が見込まれる新ブランド『NOWL』シリーズをリリースし、当社グループ商品の需要拡大を推進いたしました。かかる施策の結果、前連結会計年度と比較し、コスメ事業の売上高は18.8%増加いたしました。しかしながら、新商品販売開始に伴う広告宣伝費並びに販売促進費などの販売費の先行投資による売上拡大効果が、当初の想定を下回り、計画していた損益分岐点まで至らなかったことにより、収益面においては、前連結会計年度と比較して、大幅に悪化することになりました。 もう一方の中核事業であるビューティ&ウェルネス事業では、販売商品に占める自社ブランド商品の比率を高めることにより、収益性の向上を図るとともに、新たな販売チャネルとして、顧客へのダイレクト販売を開始いたしました。しかしながら戦略商品と位置づけていた新商品の販売に時間を要したことによる機会損失の影響が大きく、売上高は前連結会計年度を下回る結果となりました。費用面においては、新たな販売チャネルの拡大の推進に伴う広告宣伝費や販売促進費等の販売費が増加したことから、販売費及び一般管理費が前連結会計年度比において、12.3%増加し、結果的に前連結会計年度に計上していた営業利益は営業損失に転じました。 サステナブル事業におきましては、微細藻類培養分野において、将来、商品化が期待できる新種の微細藻類の培養や微細藻類を活用したウニの育成に成功いたしました。また、前連結会計年度に新たに開始した環境機器等販売については、メーカーからの納入遅延により売上計上は翌期に繰り延べとなりました。 一方、当社グループの成長戦略分野における主要事業である再生医療関連事業においては、細胞加工製品の将来的な需要拡大に備え、新たに細胞培養加工施設を開所、事業免許の取得を完了し、本格的な生産を開始いたしました。業績面においては、OEM売上における特需の影響により、売上高は前連結会計年度比27.8%増加いたしましたが、収益性の高い原料売上の比率が低下したことから粗利率は低下いたしました。また販売費及び一般管理費が、細胞加工施設の開所に伴う減価償却費の計上開始、さらに研究開発費や販売促進費の増大といった要因により増加したため、営業損失は前連結会計年度比で拡大いたしました。 一方、当社グループが中期経営計画における新しい成長戦略分野のひとつとして2025年3月期に事業を開始したマーケット・エクスパンション事業につきましては、同事業を担う株式会社RIDOSを設立し、事業目的を明確にするため社名を株式会社RIDO Stockに変更して事業を進めてまいりました。しかしながら売上高の大部分を構成するイベント事業が、実施上の問題からほぼ実施することができなかったことから、売上高は当初の予定を大幅に下回り、売上総利益が人件費等の固定費をカバーすることができずに営業損失が拡大いたしました。当社グループでは、業績また今後の事業見通しを慎重に検討した結果、当事業から撤退する方針を固め、2026年3月26日開催の取締役会において株式会社RIDO Stockの解散及び清算並びに当事業セグメントの廃止を決議いたしました。 また同じく成長戦略事業として開始したAI・テクノロジー事業につきましては、株式会社三和製作所と業務提携を経て、2025年2月に株式交換により同社を完全子会社化して本格的な事業展開を開始いたしました。しかしながら、同社の子会社化の前提となった開発中の製品の受注見込に大幅な遅延が発生し、当初の売上及び利益計画との大幅な乖離が生じました。さらに今後の見通しに関して現状の市場環境及び引合い状況を再検討した結果、将来的にも受注確度が充分ではないとの判断に至りました。また同社は今後も多額の研究開発費を要する状況にあり、今後、数年間にわたり当社グループの連結業績並びにキャッシュ・フローにマイナス影響が生じることが予測されました。かかる状況をふまえ、当社グループでは、同社の今後の成長を促すためには、外部資本による資本の充実を図ることが望ましいとの判断に至り、2026年3月30日開催の取締役会において、同社の株式を100%譲渡するとともにAI・テクノロジー事業を廃止する決議を行いました。 インベストメント事業につきましては、2025年3月期に取得した静岡県河津町に所在する不動産の地上権から継続的な収益を得ておりますが、今後、収益不動産への投資及び開発事業を展開し、より収益力を高めていくため、2025年5月に宅建取引業免許を取得いたしました。さらに新たな投資事業として、第1回無担保普通社債の発行及び第20回新株予約権の行使により調達した資金により、暗号資産への投資を開始いたしました。 これらの企業活動の結果、当連結会計年度においては、売上高は2,370,253千円(前連結会計年度比116,513千円増)、営業損失は774,046千円(前連結会計年度は208,368千円の営業損失)、経常損失は961,494千円(前連結会計年度は228,919千円の経常損失)、親会社株主に帰属する当期純損失は1,276,638千円(前連結会計年度は276,771千円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 また、セグメントの業績は次のとおりであります。 (コスメ事業) 当社グループの中核事業であるコスメ事業につきましては、前連結会計年度と比較し、売上高については、従来からのヒット商品である「EX:BEAUTE」冷感コスメシリーズが引き続き好調に推移し、なかでも「クールフィットカバーパウダー」や新たに発売した「クールフィニッシングルース」が順調に販売数を伸ばしました。さらに2025年5月にリリースした新ブランド「NOWL」シリーズ「レチノCアロマ クレンジング」の売上も加わった結果、売上高は前連結会計年度と比較して18.8%増加いたしました。しかしながら上期の「レチノCアロマ クレンジング」販売プロモーション開始遅延及びリピート使用が当初の想定値を下回ったことにより、売上予算比においては目標数値を下回る結果となりました。費用面においては、人件費等の固定費は、前連結会計年度と比較しほぼ横ばいに推移いたしました。一方、中長期な観点からロイヤルカスタマーの継続的増加を図り、LTV(顧客生涯価値)を高めるための戦略的マーケティング施策として、広告費並びに販売促進費等の販売費については積極的な先行投資を行いました。しかしながら、前述した理由により、今期中における売上高の拡大効果は、当初の想定を大幅に下回りました。他方、期中において、販売不振となった商材への販売費投下は中止いたしましたが、販売強化商材については、引き続き販売費の投入を継続したことから、販売費及び一般管理費が増加し、営業損失は前連結会計年度比において、大幅に拡大いたしました。 以上の結果、コスメ事業については、売上高949,018千円(前連結会計年度比150,305千円増)、営業損失247,891千円(前連結会計年度は43,919千円の営業損失)となりました。 (ビューティ&ウェルネス事業) コスメ事業と並び当社グループの中核事業であるビューティ&ウェルネス事業の売上高につきましては、前連結会計年度に引き続き自社製品である「ジョグフット 歩トレパット」の販売は堅調に推移いたしましたが、戦略商品としていた新商品の一部について、サプライチェーンにおける不測の事態の発生などの偶発的要因により発売に時間を要し、販売機会を大きく喪失したことや、展開時期変更が、下半期以降においても影響したことなどの影響により、売上高は前連結会計年度を下回る結果となりました。一方、費用面においては、今後の成長戦略事業と位置づけているDtoC事業に関わるシステム費用並びに広告宣伝費用、業務委託費の増加の影響により販売費及び一般管理費が増加したことから、売上総利益が販売費及び一般管理費の支出を吸収できず、前連結会計年度の営業利益から営業損失に転じました。 以上の結果、ビューティ&ウェルネス事業については、売上高855,966千円(前連結会計年度比187,318千円減)、営業損失82,330千円(前連結会計年度は42,034千円の営業利益)となりました。 (サステナブル事業) サステナブル事業につきましては、当セグメントの中核事業としている微細藻類事業においては、豊富な栄養・健康成分を含み将来的に有力な商品化が期待できるスピルリナ(注1)や将来的に医薬品や化粧品原料として有望視されているチノリモ(注2)の高濃度培養の実現化に成功するなど研究開発において、着実な進展がありました。 また前連結会計年度から新たに当事業セグメントとして加わった、環境機器等の販売については、販売を予定していた環境機器であるバイオコンポスター(注3)のメーカーからの納入が大幅に遅延したため、売上計上は、翌期に繰り延べとなりました。 以上の結果、サステナブル事業については、売上高7,943千円(前連結会計年度比14,192千円減)、営業損失64,197千円(前連結会計年度は39,326千円の営業損失)となりました。 (注1)アルカリ性の湖沼などに生息するシアノバクテリアであり、人間の体内でビタミンAに変換されるβ-カロテンや抗酸化作用などを持つゼアキサンチンといったカロテノイドを多く含んでおり、サプリメントやお菓子などの着色剤としても利用されております。 (注2)多糖類を分泌する海産の単細胞紅藻であり、医薬、化粧品用途の応用が期待されております。 (注3)菌を活用した食物残渣処理装置。外食産業、医療機関における廃棄物処理に活用が期待されております。 (再生医療関連事業) 再生医療関連事業につきましては、2025年4月8日に兵庫県尼崎市に新設した細胞培養加工施設が「特定細胞加工物製造許可」を取得、今後の需要拡大に備えた本格的な稼働を開始いたしました。また再生医療分野において世界的に著名な研究者との共同研究を開始するなど、将来的な事業展開のための準備を進めました。業績面においては、ヒト由来化粧品原料事業、細胞加工事業、化粧品事業については、生産計画や新規取引先の開拓の遅れにより、当初計画に対して、売上高の増加に伸び悩みが見られましたが、OEM事業において大型受注があったことから、売上高は前連結会計年度比において、27.8%増加いたしました。しかしながら売上高全体においては、粗利率が高い原料売上の売上比率が低下したことから、売上全体の粗利率は前連結会計年度よりも低下いたしました。費用面においては、細胞培養加工施設の新設に伴い、減価償却費や消耗品費が増加した他、顧問料等が増加し販売費及び一般管理費全体では前連結会計年度比で11.8%増加いたしました。そのため売上増加率と比例して粗利率が増加しなかったことから、販売費及び一般管理費の増額分をカバーできず、営業損失は前連結会計年度よりも増加するに至りました。なお当連結会計年度において、今後の中長期事業計画において、先行投資による営業赤字が見込まれることから、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、将来の回収可能性を慎重に検討した結果、自動細胞培養装置並びに尼崎施設等の固定資産に関して、360,600千円を減損損失として計上いたしました。 以上の結果、再生医療関連事業については、売上高465,228千円(前連結会計年度比101,209千円増)、営業損失53,644千円(前連結会計年度は38,277千円の営業損失)となりました。 (マーケット・エクスパンション事業) マーケット・エクスパンション事業につきましては、前連結会計年度において、新たに株式会社RIDOSを設立、2025年9月1日には、事業の方向性をより明確に表すため社名を株式会社RIDO Stockに変更し、SNSやライブ配信プラットホームにて活動するライバーやタレントのマネジメントを行うとともに、その影響力を活用した商品やサービスを効果的にプロモーションする「リアルライブ」や「ライブコマース」及び「インフルエンサー・マーケティング」に特化した事業をすすめてまいりました。しかしながら、当事業の最大の収益源としていたイベント事業につきましては、当該業界特有の構造に起因する参入障壁の再評価や、市場実態に即した独自の商流構築が、当初の計画に比して時間を要する状況となり、当初の事業計画と実際の事業運営の進捗との間の乖離が顕在化してまいりました。加えて、当社グループの保有する経営資源と市場ニーズとの適合性に課題が生じたことで収益化が遅延し、結果として、当初、予定していた投資回収に遅れが生じる結果となりました。以上の状況をふまえ、今後の事業環境及び当社グループの経営資源を総合的に再検討した結果、現時点における事業基盤の下では、持続的な収益確保には、なお相当な期間を要するものと予測されました。この状況について、現在、当社グループが取り組んでいる事業構造改革の最優先課題である各社の早期黒字化という経営方針に照らし、経営資源をより収益性の高い分野へ集中させる投資効率性の観点から、当事業の継続を断念し、撤退するという経営判断に至りました。これに伴い、当事業を担う株式会社RIDO Stockの解散及び清算並びにマーケット・エクスパンション事業の廃止を2026年3月26日開催の取締役会において決議し、株式会社RIDO Stockは、2026年3月31日をもって解散いたしました。 以上の結果、マーケット・エクスパンション事業については、売上高1,942千円(前連結会計年度比5,655千円減)、営業損失37,085千円(前連結会計年度は4,546千円の営業損失)となりました。 (AI・テクノロジー事業) AI・テクノロジー事業につきましては、2025年2月28日に株式会社三和製作所(以下、「三和製作所」という。)を子会社化し、放射線測定装置並びに放射線非破壊検査装置の開発及び製造を中心とした本格的な事業展開を開始しました。 三和製作所は、高い技術力及び製品企画力を有しており、当社グループの成長を牽引する潜在的可能性を有しております。基本合意締結以降、三和製作所の製品の開発進捗状況やクライアント、進行中案件の受注見込み時期及び新規引き合い案件の精査も含めたモニタリングを実施してまいりました。その結果、子会社化の前提となった、子会社化以前から取り組んでいる装置等の受注見通しに対し、現段階において大幅な遅延が生じており、売上・利益計画において大きな乖離が発生し、依然として多額の研究開発投資を継続的に要するフェーズにあり、今後数年間にわたり当社グループの連結業績及びキャッシュ・フローにマイナスの影響を与える可能性が高いことから、当社グループにおける他の事業との投資優先順位及び三和製作所に対する経営支援に要する負荷を検討した結果、三和製作所の持続的な成長には、外部資本による経営管理及び資金管理体制の構築が最善であると判断し、2026年3月30日開催の取締役会において三和製作所の株式を100%譲渡するとともにAI・テクノロジー事業を廃止することを決議いたしました。 また、当初の事業計画との大幅な乖離が発生したことから、同社が保有する固定資産について、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき、160,980千円を減損損失として計上いたしました。 以上の結果、AI・テクノロジー事業については、売上高50,152千円(前連結会計年度比44,316千円増)、営業損失166,884千円(前連結会計年度は10,571千円の営業損失)となりました。 (インベストメント事業) インベストメント事業につきましては、前連結会計年度より事業を開始し、現在、静岡県河津町に所在する不動産の地上権から発生する収益が主要なものとなっております。なお今後は、系統用蓄電池、データセンターやエネルギー関連施設等の開発などについても事業を拡大していくことを検討しており、その事業展開にあたって、宅建取引業免許を2025年5月16日に取得いたしました。さらに第1回無担保普通社債の発行及び第20回新株予約権の行使によって調達した資金により、新たに暗号資産の投資運用を開始いたしました。 以上の結果、インベストメント事業については、売上高39,999千円(前連結会計年度比27,849千円増)、営業利益37,695千円(前連結会計年度比25,545千円増)となりました。なお暗号資産運用損益については、営業外損益において計上を行っております。 ② 財政状態の状況 (流動資産) 当連結会計年度末における流動資産は1,834,820千円となり、前連結会計年度末に比べ294,563千円増加いたしました。これは主に、預け金が179,083千円減少したものの、未収入金が243,638千円、現金及び預金が202,536千円それぞれ増加したことによるものであります。 (固定資産) 当連結会計年度末における固定資産は692,089千円となり、前連結会計年度末に比べ1,019,941千円減少いたしました。これは主に、建設仮勘定が524,032千円、のれんが241,056千円、建物及び構築物(純額)が181,284千円、機械装置及び運搬具(純額)が127,572千円それぞれ減少したことによるものであります。 (流動負債) 当連結会計年度末における流動負債は610,214千円となり、前連結会計年度末に比べ52,385千円増加いたしました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金が41,786千円、支払手形及び買掛金が35,190千円それぞれ減少したものの、短期借入金が155,000千円増加したことによるものであります。 (固定負債) 当連結会計年度末における固定負債は10,873千円となり、前連結会計年度末に比べ208,707千円減少いたしました。これは主に、長期借入金が156,606千円、その他固定負債が39,462千円それぞれ減少したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は1,905,821千円となり、前連結会計年度末に比べ569,056千円減少いたしました。これは主に、新株予約権の行使により資本金が363,091千円、資本剰余金が363,091千円それぞれ増加したものの、親会社株主に帰属する当期純損失1,276,638千円を計上したことによるものであります。 この結果、自己資本比率75.4%(前連結会計年度末は75.5%)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ202,536千円増加し、357,200千円となりました。各キャッシュ・フローの状況は、以下のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、435,483千円の支出(前連結会計年度は538,514千円の支出)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純損失の計上1,277,862千円、減損損失の計上720,512千円、貸倒引当金の増加額137,912千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、319,230千円の支出(前連結会計年度は525,282千円の支出)となりました。主な要因は、暗号資産の取得による支出1,374,999千円、暗号資産の売却による収入1,181,531千円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による支出55,835千円、有形固定資産の取得による支出55,449千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、957,251千円の収入(前連結会計年度は914,000千円の収入)となりました。主な要因は、新株予約権の行使による株式の発行による収入715,730千円、短期借入れによる収入300,000千円によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 当社グループは、コスメ事業、ビューティ&ウェルネス事業、再生医療関連事業、サステナブル事業、マーケット・エクスパンション事業、インベストメント事業及びAI・テクノロジー事業を報告セグメントとしております。 a.商品仕入実績 当連結会計年度の商品仕入実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) コスメ事業(千円)   273,704   100.0 ビューティ&ウェルネス事業(千円)   512,869   86.4 再生医療関連事業(千円)   220,594   108.7 サステナブル事業(千円)   343   - マーケット・エクスパンション事業(千円)   1,655   - インベストメント事業(千円)   -   - AI・テクノロジー事業(千円)   182   - 合計(千円)   1,009,351   94.3 b.販売実績 当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) コスメ事業(千円)   949,018   118.8 ビューティ&ウェルネス事業(千円)   855,966   82.0 再生医療関連事業(千円)   465,228   127.8 サステナブル事業(千円)   7,943   35.9 マーケット・エクスパンション事業(千円)   1,942   25.6 インベストメント事業(千円)   39,999   329.2 AI・テクノロジー事業(千円)   50,152   859.3 合計(千円)   2,370,253   105.2 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日)   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日) 金額(千円)   割合(%)   金額(千円)   割合(%) 株式会社QVCジャパン   348,336   15.5   288,477   12.2 株式会社ロッピングライフ   276,734   12.3   210,589   8.9 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討の内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 経営成績に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態及び経営成績の状況の概要は次のとおりであります。 経営成績 a.売上高 当連結会計年度の売上高は、グループの中核事業であるビューティ&ウェルネス事業における売上が、TVショッピング販売イベントが、当初の計画通りに開催することができなかったことや、新商品のリリースが遅れたことにより、当初の売上見込みを下回ったことや再生医療関連事業において、主要な売上を構成している原料の売上が顧客の購買計画の変更により大幅に下回ったこと、さらにサステナブル事業において、大型案件を失注したことなどにより、2,370,253千円(前連結会計年度比116,513千円増)となりました。 b.売上総利益 当連結会計年度の売上総利益は、売上高は拡大したものの売上原価が、売上高の増加率以上に増加したことから、1,157,034千円(前連結会計年度比16,881千円減)となりました。これは、主要な売上を構成しているビューティ&ウェルネス事業における売上において、粗利率の高い自社ブランド商品の割合が増加したことや同じく主要な売上を構成しているコスメ事業において、粗利率の高いモール事業の売上比率が高まったことによります。 c.販売費及び一般管理費 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、1,931,080千円(前連結会計年度比548,796千円増)となりました。これは、広告宣伝費の増加202,143千円、販売促進費の増加92,268千円及び顧問料の増加42,662千円等があったことによるものであります。 d.営業損失 上記の結果、当連結会計年度の営業損失は774,046千円(前連結会計年度は208,368千円の営業損失)となりました。 e.経常損失 前連結会計年度においては、助成金収入等の営業外収益11,379千円及び株式交付費等の営業外費用31,930千円を計上いたしました。当連結会計年度においては、暗号資産売却益等の営業外収益23,564千円及び貸倒引当金繰入額等の営業外費用211,013千円を計上いたしました。その結果、当連結会計年度の経常損失は961,494千円(前連結会計年度は228,919千円の経常損失)となりました。 f.当期純損失及び親会社株主に帰属する当期純損失 前連結会計年度においては、債務免除益8,401千円を特別利益として計上いたしました。当連結会計年度においては、子会社株式売却益等404,144千円を特別利益として計上いたしました。また前連結会計年度においては、減損損失11,023千円、移転費用14,721千円及び35周年記念費用22,724千円を特別損失として計上いたしました。当連結会計年度においては、減損損失720,512千円を特別損失として計上いたしました。 この結果、当連結会計年度の当期純損失は1,276,638千円(前連結会計年度は276,771千円の当期純損失)、親会社株主に帰属する当期純損失は1,276,638千円(前連結会計年度は276,771千円の親会社株主に帰属する当期純損失)となりました。 財政状態 当社グループの当連結会計年度の財政状態につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載のとおりであります。 ② 経営成績等に重要な影響を与える要因について 当社グループは、「3 事業等のリスク」に記載のとおり、価格競争や外注先・仕入先・人材の確保、価格相場の変動等、様々なリスク要因が当社グループの経営成績に重要な影響を与えると認識しております。そのため、常に顧客ニーズに応えていくことにより、各リスク要因を把握し、そのリスクを分散・低減してまいります。 ③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度末における現金及び預金の残高は357,200千円となっており、「3 事業等のリスク (8)継続企業の前提に関する重要事象 ⑧ 資本政策の最適化による財務基盤の再構築とリスクマネジメントの強化」に記載のとおり、安定的な事業運営を行うために必要な資金の調達を行ってまいります。 a.キャッシュ・フロー 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資金需要 当社グループでは、運転資金需要のほかに、新商品開発、仕入資金及びプロモーション費、サステナブル事業への微細藻の培養・抽出等に関する設備投資資金、再生医療関連事業への設備投資資金、ヒト幹細胞自動培養ロボット開発資金、その他事業拡大のための投資について資金需要があります。 c.財務政策 当社グループは、上記のような事業運営に必要な流動性を確保するため、第12回新株予約権、第16回新株予約権、第19回新株予約権及び第20回新株予約権の行使により当連結会計年度において新株式9,303,200株を発行し、726,183千円資金調達いたしました。 ④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

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開示資料

出典

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