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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

トリプルアイズ

5026 · Growth · 情報・通信業

AIソリューションとGPUサーバーの2軸で、システム開発からAIプロダクト、サーバー販売・運用までを手掛けるAI関連企業。

概要

トリプルアイズは、2008年に創業した情報通信業の企業である。東京都港区に本社を置き、AIソリューションとGPUサーバーの2つのセグメントで事業を展開する。2022年5月に東京証券取引所グロース市場に上場。2025年8月期の連結売上高は57億円、従業員数は449名。

AIソリューションとGPUサーバーの2軸構成

当社グループは、AIソリューションセグメントとGPUサーバーセグメントで構成される。AIソリューションは、AIインテグレーション(システム開発・コンサルティング)、AIプロダクト(自社AIサービスの提供)、エンジニアリング(自動車設計)の3つのサブセグメントからなる。GPUサーバーセグメントは、連結子会社の株式会社ゼロフィールドが担当し、GPUサーバーの販売やデータセンターの構築・運用を行う。

グループは5社で構成、M&Aで拡大

当社グループは、当社と連結子会社4社(ゼロフィールド、BEX、シンプルプラン、所司一門将棋センター)の計5社で構成される。2008年の創業以来、M&Aにより事業領域を拡大してきた。2023年にゼロフィールドを、2024年に自動車設計に強みを持つBEXを子会社化。子会社には人材研修のシンプルプランや将棋道場運営の所司一門将棋センターも含まれる。

売上高は成長も、営業損益は変動

2025年8月期の売上高は5,714百万円(前期比29.6%増)と過去最高を記録した。一方、営業損失は61百万円(前期は営業利益38百万円)に転落した。主因は、子会社ゼロフィールドがGPUマシンの販売終了に伴い棚卸資産の評価損278百万円を計上したこと。純損益は親会社株主に帰属する当期純損失343百万円(前期は76百万円の利益)となった。ただし、第三者割当増資などにより純資産は増加し、自己資本比率は34.4%に改善した。

業界の中での役割はAI技術の導入支援からインフラ提供までを一気通貫で行うAIソリューション企業。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
57億円
営業利益
-1億円
営業利益率
-1.8%
純利益
-3億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/8
事業売上構成比利益利益率
AIソリューション事業46億円80.7%1億円2.2%
GPUサーバー事業11億円19.3%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01金融・流通・不動産・サービス・医療主力

基幹システムや決済システムの開発を中心に、金融、流通、不動産、サービス、医療など様々な業界向けにAIインテグレーションを提供。大手SIerからの一次請けやエンドユーザーからの直接受注が主体。

主な製品・サービス3
AI/システム開発
顧客の業務要件に応じたAI・システムの開発。基幹システム、決済システムなどの実績を持つ。
AIコンサルティング
AI導入に関する相談や戦略立案を支援するコンサルティングサービス。
業種別パッケージ
特定業種向けにパッケージ化されたAIシステムの導入サービス。

02データセンター・AI開発企業主力

GPUサーバーの販売とデータセンターの構築・運用保守を提供。国内4拠点、米国2拠点のデータセンターを運営し、AI開発に必要な計算リソースを供給。国内での運用実績No.1を主張。

主な製品・サービス3
GPUサーバー販売国内シェア首位
AI用途に最適化された高性能GPUサーバーの販売。マイニングマシンからAI向けサーバーまで取り扱う。
データセンター構築
顧客要件に応じたデータセンターの設計・構築サービス。
保守・運用
GPUサーバーやデータセンターの保守・運用サービス。24時間体制でサポート。

03自動車準主力

連結子会社BEXが、自動車メーカー向けに機械設計開発やITシステムの設計開発を提供。トヨタ自動車グループとの安定的な取引基盤を持つ。

主要顧客トヨタ自動車グループ

主な製品・サービス2
機械設計開発
自動車分野における機械設計・開発サービス。
ITシステム設計開発
自動車関連のITシステム設計・開発サービス。

04流通小売・工場・オフィス準主力

自社開発のAIエンジン「AIZE」を活用し、画像認識や顔認証を中心としたAIプロダクトを提供。店舗でのマーケティングや従業員の勤怠管理、アルコールチェックなどの用途がある。

顔認証の認証率99%という高精度を誇る

主な製品・サービス3
AIZE Research
店舗等で顔画像を認識し、来店客の属性分析などを行うマーケティングサービス。
AIZE Biz
顔認証による従業員の勤怠管理、入退室管理などを行うサービス。
AIZE Breath
白ナンバー事業者向けに、アルコール検知器と顔認証を組み合わせた飲酒検査記録サービス。

05企業研修副次

連結子会社シンプルプランが、企業向けに人材育成の研修サービスを提供。エンジニア向けのビジネススキル研修などを実施。

06将棋教室その他

連結子会社所司一門将棋センターが将棋道場・教室を運営。将棋を通じた知名度向上や人材採用に貢献。

製品と技術

画像認識プラットフォーム「AIZE」の3つのサービス

「AIZE」は、顔認証と物体検知を中核とする画像認識プラットフォームである。512次元の特徴量を顔画像から検出し、正面静止画像なら認証率99%を実現。3つのサービスを提供する。AIZE Researchは店舗等での顔画像認識によるマーケティング、AIZE Bizは顔認証勤怠管理・入退室管理、AIZE Breathはアルコール検知器と顔認証を組み合わせたアルコールチェック記録サービスである。月額利用料(MRR)で高粗利の長期継続収入を得ている。

10万IDの運用実績を持つ自社AIプロダクト

当社グループのAIプロダクトは、囲碁AIの研究開発から生まれた技術を基盤とする。AIZEは10万IDの運用実績を持ち、自社AIプロダクトとしてトップクラスの実績を誇る。世田谷区の非常勤勤怠管理システムに採用されたほか、LINE WORKSやTeamspiritなどの他社SaaSサービスと連携し、レベニューシェアで展開している。また、画像認識に限らず言語処理や需要予測にも応用可能で、他社デバイスへの組み込みも行っている。

GPUサーバー事業:国内運用実績No.1のデータセンター

子会社ゼロフィールドは、GPUサーバーの販売とデータセンターの構築・運用を行う。独自開発のソフトウェアを搭載したGPUマシンの販売実績は3,500台以上で、2025年時点では国内での運用実績No.1(東京商工リサーチ調べ)を誇る。国内4拠点、米ワシントン州に2拠点のデータセンターを運営し、AI開発者向けに高性能なサーバーインフラを提供している。ただし、2025年には税制改正の影響でGPUマシン販売を終了し、在庫評価損を計上した。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 国内シェア首位GPUサーバー販売国内での運用実績No.1データセンター・AI開発企業
  • 流通小売・工場・オフィス顔認証の認証率99%という高精度を誇る

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

AI・画像解析ベンチャーの赤字フェーズ

当社はAI技術を用いた画像解析・業務効率化ソリューションを提供するベンチャー。売上高は急成長中(23/8期23億円→24/8期44億円→25/8期57億円予想)だが、営業損益は赤字転落(24/8期0%→25/8期▲1.75%)。同業のVRain Solutionなどと同様、先行投資段階。高い成長ポテンシャルを持つが、早期の黒字化が課題。資金調達力や大型案件の獲得が勝負どころ。

強み

  • 前期比約90%増の急成長。AI市場の拡大を捉えた事業展開が奏功。
  • 画像解析・深層学習で差別化技術を保有し、競合との差異化に成功。
  • AIソリューション需要は業界全体で高く、追い風が継続見込み。
  • 売上高の一定割合を研究開発に投入し、技術優位性を維持。

課題

  • 投資フェーズであり、25/8期も営業損失を見込む。早期黒字化が必須。
  • 同業ベンチャーも多数参入し、技術的優位性を保ち続ける難しさ。
  • 赤字継続時は追加資金調達が必要。調達環境悪化時に事業継続に影響。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がトリプルアイズ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
15591AVILEN52億円30.0倍
26888アクモス51億円15.7倍
33625テックファームホールディングス51億円9.7倍
44437gooddaysホールディングス51億円8.3倍
54172Hiクラテス51億円11.3倍
65026トリプルアイズ50億円
74372ユミルリンク50億円12.3倍
83840パス50億円
94728トーセ50億円12.4倍
105571エキサイトホールディングス50億円19.5倍
114171グローバルインフォメーション49億円21.3倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 21件

ITシステム開発会社として創業した2008年

2008年9月、先端技術を活かしたITシステムの提供を目的として、東京都千代田区に資本金3,600千円で株式会社トリプルアイズを設立。創業以来、基幹システムや決済システムの開発を手掛け、金融、流通、不動産など幅広い業界で実績を積んだ。2012年には事業拡大のため渋谷区に、2015年には千代田区に本店を移転した。

囲碁AIと深層学習基盤の開発に着手した2014〜2017年

2014年8月、囲碁AIプロジェクトチームを発足。2016年7月には深層学習(Deep Learning)基盤「Deepize」を開発。2017年3月にはAI、IoT、ブロックチェーン技術の研究部署として先端開発部(現AIZE開発部)を設置し、画像認識等の研究開発を開始した。同年8月には測量作業向けドローン制御アプリ「Droneize」をリリース。これらの活動が後のAIプロダクトの基盤となった。

画像認識プラットフォームAIZEを提供開始した2019年

2019年3月、画像認識プラットフォーム「AIZE」の提供を開始。顔認証や物体検知を中核とし、正面静止画像で認証率99%を誇る。同年12月には、開発に参画した囲碁AI「GLOBIS-AQZ」が第11回UEC杯コンピュータ囲碁大会で準優勝。また、この年はM&Aを積極化し、シンプルプランや所司一門将棋センターを子会社化した。

代表取締役の交代と株式上場(2021〜2022年)

2021年3月、前代表取締役の福原智が急逝し、山田雄一郎が代表取締役に就任。2022年5月には東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場により資金調達力が高まり、その後のM&A戦略を加速する基盤が整った。

GPUサーバー事業と自動車設計事業を加えた2023〜2024年

2023年9月、GPUサーバー事業を手掛ける株式会社ゼロフィールドを子会社化。同社は国内4拠点、米ワシントン州に2拠点のデータセンターを運営し、AI向けGPUサーバーの販売・保守を行う。2024年7月には、トヨタ自動車グループとの取引基盤を持つ株式会社BEXを子会社化し、自動車設計分野へ進出。同年11月には本店を東京都港区に移転した。

再び代表取締役が交代した2025年

2025年11月、片渕博哉が代表取締役に就任した。同社は経営体制を刷新し、2026年8月期より国際財務報告基準(IFRS)を任意適用する方針を示している。GPUマシン販売の終了など事業構造の変化に対応しながら、AI社会実装に向けた戦略を推進している。

年表21件を開く

2000年代

  • 2008年9月創業先端技術を活かしたITシステムを提供することを目的に、東京都千代田区に株式会社トリプルアイズ(資本金3,600千円)を設立

2010年代

  • 2012年2月事業拡大の為、東京都渋谷区に本店移転
  • 2014年8月創業囲碁AIプロジェクトチーム発足
  • 2015年3月事業拡大の為、東京都千代田区に本店移転
  • 2016年7月深層学習(Deep Learning)基盤となる「Deepize」を開発
  • 2017年3月AI、IoT、ブロックチェーン技術の研究を目的とした部署として、先端開発部(現AIZE開発部)を設置し、IoTクラウドに関する画像認識等を研究開発
  • 2017年8月測量作業向けドローン制御アプリ「Droneize」をApp Storeにてリリース
  • 2017年9月神奈川県横浜市に「横浜事業所」を開設(2021年9月閉鎖)
  • 2018年9月M&A事業拡大の為、株式会社ソルトーネ(東京都千代田区)の全株式を取得し子会社化
  • 2018年12月M&A完全子会社である株式会社ソルトーネを当社に吸収合併
  • 2019年3月画像認識プラットフォーム・AIZE を提供開始
  • 2019年6月M&A事業拡大の為、眞人堂株式会社を当社に吸収合併
  • 2019年9月M&A事業拡大の為、株式会社棋創社(現社名:株式会社所司一門将棋センター、千葉県習志野市、現連結子会社)の全株式を取得し子会社化
  • 2019年10月M&A事業拡大の為、株式会社シンプルプラン(東京都千代田区、現連結子会社)の全株式を取得し子会社化
  • 2019年12月囲碁AI世界大会「第11回UEC杯コンピュータ囲碁大会」にて開発に参画したGLOBIS-AQZで準優勝

2020年代

  • 2021年3月前代表取締役・福原智の急逝により、山田雄一郎が代表取締役に就任
  • 2022年5月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
  • 2023年9月M&A事業拡大の為、株式会社ゼロフィールド(東京都港区)の全株式を取得し子会社化
  • 2024年7月M&A事業拡大の為、株式会社BEX(愛知県豊田市)の全株式を取得し子会社化
  • 2024年11月事業拡大の為、東京都港区に本店移転
  • 2025年11月片渕博哉が代表取締役に就任

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高成長率重視(数値目標の記載なし)
  • 経常利益重視(数値目標の記載なし)
  • EBITDA重視(数値目標の記載なし)
  • 営業利益(IFRS適用後)重視(数値目標の記載なし)

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    AIプラットフォームの展開

    囲碁AI開発で培った技術を基に、自社AIプロダクトを月額利用料で提供。他社SaaSと連携したバンドル提供・レベニューシェアや、AIラボサービス、オーダーメイドAI開発、基幹システム開発により拡大を図る。

  2. 02

    レガシー産業へのAI実装

    自動車、遊技業界などレガシー産業に対し、M&Aや資本業務提携を通じてAI実装を推進。BEXのグループインにより自動車設計のAI革新、ゲームカード・ジョイコとの提携で遊技業界のデジタル化を進める。

  3. 03

    GPUサーバーセグメントの推進

    独自ソフトウェア搭載のAI開発・暗号資産マイニング向けGPUサーバーやデータセンターを販売。余剰電力活用や低電力・クリーンエネルギーが可能な海外データセンターの拡張を進める。

  4. 04

    M&Aと資本業務提携の活用

    AI社会実装を加速するため、M&Aでグループに固有の優位性を掛け合わせ、資金調達も組み合わせて成長を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 4期分

グループ全体で449人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は492万円で、3期前と比べて+9.8%平均年齢は35.8歳、平均勤続年数は4.7年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2022年8月44834.53.5224
2023年8月46134.43.9242
2024年8月47035.34.34650
2025年8月49235.84.7449−22

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年8月期・提出会社(単体)
女性管理職比率7.0%
縦線は目安の30%
男性育休取得率0.0%
縦線は目安の85%
女性の賃金(男性=100)83.5%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位4)
株式会社ゼロフィールド — 東京都港区935百万円
GPUサーバー事業
株式会社BEX — 愛知県豊田市440百万円
AIソリューション 事業
本社 — 東京都港区26百万円
AIソリューション 事業
株式会社シンプルプラン — 東京都千代田区0百万円
AIソリューション 事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社所司一門将棋センター(注)2、3
    千葉県習志野市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社シンプルプラン
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ゼロフィールド(注)3、5
    東京都港区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社BEX(注)3
    愛知県豊田市 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は57億円営業利益-1億円前期と比べると増収で、売上が+29.5%。

売上高
+29.5%
57億円
営業利益
-1億円
純利益
-400.0%
-3億円
営業利益率
-1.8%
前期比 -1.8%pt

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は14億円、営業利益は0億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+40.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年3Q6−1−16.7−1
2023年4Q6−3
2024年1Q9−1−11.10
2024年2Q1119.10
2024年3Q1000.00
2024年4Q1400.01
2025年2Q2800.00
2025年4Q29−1−3.4−3
2026年2Q2813.60
2026年3Q1400.01

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 8期分

2018年8月期からの8期で、売上は11億円から57億円へ5.2倍に増えた。直近期の営業利益率は-1.8%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
事業拡大の為、株式会社ソルトーネ(東京都千代田区)の全株式を取得し子会社化
2018年8月1100
事業拡大の為、眞人堂株式会社を当社に吸収合併
2019年8月15−1−1
2020年8月18−2−3
2021年8月2110
東京証券取引所グロース市場に株式を上場
2022年8月2411
事業拡大の為、株式会社ゼロフィールド(東京都港区)の全株式を取得し子会社化
2023年8月23−3−8
事業拡大の為、株式会社BEX(愛知県豊田市)の全株式を取得し子会社化
2024年8月44000.01
2025年8月57−11−1.8−3

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高57億円のうち、営業利益として残るのは-1億円-1.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-3億円、売上の-5.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.2%40億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金31.6%18億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-1.8%-1億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
29.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比10.1pt
-1.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比11.9pt
-5.3%
税金まで払って最後に残る割合
ROA
-6.3%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
-2.4%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 6期分

2025年8月期は営業CFが−1億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは先行投資型にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型期末の手元現金は18億円で、売上の3.8ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2020年8月−1−15−26
2021年8月2−1016
2022年8月0−26−211
2023年8月−2−413−618
2024年8月0−118−1115
2025年8月−1−14−218

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 8期分

2025年8月期の総資産は48億円。このうち返さなくてよい自己資本が17億円で、自己資本比率は33.7%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2018年8月73445.7
2019年8月73439.9
2020年8月94543.6
2021年8月114739.7
2022年8月1812664.7
2023年8月2332014.4
2024年8月4994117.3
2025年8月48173233.7

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳
現金及び預金
19億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
-4億円
過去の利益の積み上がり
棚卸資産
1億円
在庫として抱えている分
負債合計
32億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
22
/ 100
安定性自己資本比率22 / 40
収益力営業利益率0 / 30
現金創出営業CFの黒字継続0 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中80位あたり、逆に低いのは営業利益率605社中539位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
-1.8%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
33.7%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
29.6%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥597で、1年前と比べて-47.1%過去52週の値幅のなかでは13%の位置にある。

¥597-3.6%1ヶ月+8.0%1年-47.1%時価総額50億円
過去52週の値幅
安値¥514高値¥1,160

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PBR3.54倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月20日に605円と前日比5.95%上昇したが、1ヶ月ではほぼ横ばい(0.33%上昇)。25日移動平均線583.8円を上回り、75日線587.56円も回復。200日線660.99円には下に位置している。52週高値1341円からは54.9%下落、安値514円からは17.7%回復。7月14日から15日にかけて急騰したが、その後は低迷。8月20日の出来高2.65万株は直近10日平均の約1.5倍で、RSIは69.03とやや過熱気味。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)

PERが算出不能な一方、PBRは3.5倍と高く、ROE13%に対して株価純資産倍率が割高。配当利回りは0%で無配当。直近決算では2025/8期に純損失3億円と赤字転落し、収益力が悪化。同業界平均PBR3.64倍とほぼ同水準だが、業績悪化を踏まえると割高感が強い。割高であり、投資判断は慎重にすべき。

指標この会社業種平均
PBR3.54倍2.96倍
ROE13.0%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

売上高は急拡大しているが、営業利益は赤字続き。強気派は、AI需要の高まりで売上成長が加速するとし、黒字化への転換を期待する。弱気派は、収益性の悪化と資金調達リスクを指摘し、持続可能性を疑う。

プラスに働く材料7
  • 高成長

    売上高は前期比で2倍以上に拡大し、今後も成長が見込まれる

  • 市場追い風

    企業のAI需要は拡大基調にあり、案件増加が期待

  • 株価調整

    年初来49%下落し、将来の成長を織り込みすぎた

  • AI関連の増収基調で黒字化への期待2026年下期影響

    売上高23→44→57億円と2期連続増収、黒字化すれば営業損益は1億円以上改善

  • 営業赤字幅の縮小余地2026年Q2影響

    2025年8月期は営業損失1億円、営業利益率-1.75%と僅差、売上高が伸びれば黒字転換

  • 高PBR3.5倍の成長期待を裏付ける新サービス決算発表後影響

    PBR3.5倍、ROE13%と成長期待が高く、事業計画が示されれば株価は590円から上振れ

  • 小型株の仕手化・需給変動不定影響

    時価総額49億円、1年で-49.57%下落、小型株の需給改善で反発

マイナスに働く材料7
  • 赤字継続

    営業損益は赤字が続き、今期も営業損失予想

  • 競争激化

    AI分野は新規参入が多く、優位性が不透明

  • 資金懸念

    赤字によるキャッシュフロー悪化と資金調達リスク

  • 営業赤字と純損失の資金消耗2026年下期影響

    純損失3億円、営業損失1億円が続くと資金繰り悪化、増資観測でPBR3.5倍の修正

  • 売上高増加ペースの急減速2026年Q2影響

    売上高の増収率は前期+91%(23→44億円)から+30%(44→57億円)へ減速

  • ROE13%と実績のかい離で評価修正継続影響

    ROE13%と直近の純損失-3億円が整合せず、修正が出ればPBR3.5倍の下振れ

  • 信用取引の巻き戻しで流動性リスク不定影響

    外国人保有率1.26%と低く、株価590円での薄い板に大口売りが出ると急落

次の決算で確かめる点
受注高
売上成長の先行指標として重要
営業損益
収益性改善の度合いを確認
顧客数
事業基盤の拡大状況を測る

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ3,203人。区分でいちばん多いのは個人・その他52.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.5%を占め、残る55.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2022年8月%2023年8月%2024年8月%2025年8月%
個人・その他51.054.955.852.3
事業法人43.042.639.643.8
証券会社4.01.62.11.9
外国法人1.50.61.31.2
金融機関0.40.11.10.7
外国人個人0.00.10.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01福原 聖子27.25
02株式会社コスモウエア21.46
03株式会社ゲームカード・ジョイコホールディングス4.77
04一般社団法人恵那会4.42
05JPE第1号株式会社4.07
06株式会社キューブシステム3.58
07PROCESS UNIT FUND投資事業有限責任組合3.41
08株式会社TOKAIコミュニケーションズ2.98
09間中 啓次1.93
10井口 邦1.47

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-31
    JPE第1号株式会社
    新規の大量保有報告
    4.07%
    -1.81pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 8期分

1株利益は8期で+96%、1株純資産は8期で−99%。直近期のROEは13.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2018年8月−93113,344
2019年8月−3,0819,004
2020年8月−4265
2021年8月6719.0
2022年8月1716714.078.9
2023年8月−11948
2024年8月109713.091.0
2025年8月−41195

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

7名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/8期の役員報酬は総額60百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山田雄一郎代表取締役会長4490,000
片渕博哉代表取締役CEO35
加藤慶取締役CFO 管理本部管掌4552,497
篠田庸介取締役5813,709
篠原博取締役 監査等委員79497
鈴木規央取締役 監査等委員552,841
中釜和寿取締役 監査等委員43

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)3484816
社外取締役3772
取締役(社内)1555

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容3,161字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社グループは、当社、連結子会社(株式会社ゼロフィールド、株式会社BEX、株式会社シンプルプラン及び株式会社所司一門将棋センター)の計5社で構成されており、具体的には、(1)(*1)AIソリューションセグメントと(2)GPUサーバーセグメントでそれぞれ事業を展開しております。当該区分は、セグメントと同一の区分であります。 当社及び連結子会社の位置付け及びセグメントとの関連は、以下のとおりであります。 セグメント   事業内容   主なサービス   会社名 AIソリューション   AIインテグレーション   AI/システムの開発   株式会社トリプルアイズ AIに関するコンサルティング   株式会社トリプルアイズ 業種別パッケージの導入   株式会社トリプルアイズ エンジニアリング   主に自動車メーカー向けの設計開発   株式会社BEX AIプロダクト   AIを搭載した自社サービスの提供   株式会社トリプルアイズ 自社サービス提供に伴い生じるデバイスや顧客別カスタマイズ開発   株式会社トリプルアイズ その他   企業研修・社員教育   株式会社シンプルプラン 将棋道場・教室の運営   株式会社所司一門将棋センター GPUサーバー   GPUサーバー/データセンター   GPUサーバーの販売、データセンターの構築   株式会社ゼロフィールド 保守   GPUサーバー/データセンターの保守・運用   株式会社ゼロフィールド それぞれの事業と提供するサービスについては以下の通りです。 (1)AIソリューションセグメント AIは今後、あらゆる分野を横断して社会を変革していく存在です。当社は、AIの活用やシステム開発を幅広い分野で展開し、これを一体的に捉える視点から、AI導入支援から従来のITシステム構築までを包括した「AIソリューションセグメント」として定義しています。当セグメントは、主にAIインテグレーション、エンジニアリング、AIプロダクトの各事業から成り立っております。当社、株式会社BEX、株式会社シンプルプラン及び株式会社所司一門将棋センターが構成しております。 AIインテグレーション 2008年の当社創業以来、基幹システム・決済システムといったシステム開発を中心に、金融、流通、不動産、サービス、医療等の様々な業界において実績があります。大手SIer(*2)からの一次請けやエンドユーザーからの直接受注による案件が主な取引となっております。また、足元ではAIの開発、コンサルティングに注力するとともに、業種別の自社パッケージの導入にも注力しております。なお、技術者の役務提供についてはその期間に応じて、請負開発やコンサルティングについてはエンドユーザーへの成果物の対価として、売上を得ております。 エンジニアリング エンジニアリング事業は、連結子会社の株式会社BEXが取り組んでおります。自動車分野における機械設計開発事業、ITシステムの設計開発事業を展開しております。トヨタ自動車グループとの安定的な取引基盤を有していることに加え、エンジニアの教育制度を充実するなど、社員の成長を第一に掲げた取り組みを行ってきております。今後、当社のAI技術と組み合わせたプロセスの革新を狙いとしております。なお、技術者の役務提供についてはその期間に応じて、請負開発やコンサルティングについてはエンドユーザーへの成果物の対価として、売上を得ております。 AIプロダクト AIプロダクト事業は、当社グループが独自に開発したAIエンジンによるサービスを展開しております。当社グループのAIエンジンは、画像認識を中心とし、顔認証のサービスをもっとも充実させております。なお当社グループのAIエンジンは、画像認識にとどまらず言語処理、需要予測などに活用されており、他社のデバイスへの組み込みなども可能です。 当社グループが注力する画像認識プラットフォーム・AIZEは、顔認証、物体検知を行うソリューションとして、流通小売業を中心に店舗や工場などの業種・業態を問わないサービス提供を行っております。なかでも顔認証につきましては、512次元の特徴量(*3)を顔画像から検出し、正面静止画像であれば認証率99%という高精度を誇ります。 AIZEは画像認識プラットフォームとして豊富なサービスレイヤーを備え、拡張性に優れており、個別の企業ニーズに合ったサービスラインナップにとどまらず、既存システムに即したカスタマイズも可能です。 AIZEが提供するサービスは、以下のとおりであります。 ・店舗等での顔画像の認識によるマーケティングサービス(AIZE Research) ・従業員の勤怠管理・会員管理・入退室管理等を行う顔認証勤怠サービス(AIZE Biz) ・白ナンバー事業者向けアルコール検知器と顔認証を組み合わせたアルコールチェックの記録サービス(AIZE Breath) その他 株式会社シンプルプランは、全国の様々な企業へ人材育成のための研修サービスを提供しております。これからのエンジニアの条件として、ビジネスマインドを持ち、コミュニケーションスキルを磨くことが必須であると考えられ、その見立てにご理解いただいた企業から、同社の研修プログラムを採用いただいております。 株式会社所司一門将棋センターは、将棋道場・教室の運営を行っております。当社グループは、当社グループ社員で構成する将棋部を持ち、アマチュア将棋団体戦の全国大会である「職団戦」において連覇を達成する等、当社グループの知名度向上に寄与しております。また、2019年より「将棋採用」を実施しております。これら一連の取り組みが社会に広く認知されることで論理能力に優れた将棋のアマ強豪の採用にも寄与しております。 (2)GPUサーバーセグメント GPUサーバーセグメントは、株式会社ゼロフィールドにより事業が行われており、GPUサーバー/データセンター事業と保守事業により構成されております。 株式会社ゼロフィールドでは、マイニングマシンの販売とともに、AI用途に最適なGPUサーバーの販売やデータサーバーの提供を行っており、それらの保守・運用まで一括で受託しております。2017年より3,500台以上にわたり、GPUマシンの開発・多様な環境下での運用実績を有しており、2025年現在では、国内での運用実績No.1(*4)を誇ります。 計算リソースの確保が重要視される今、生成AIに適した柔軟で高性能なサーバーソリューションを提供しています。また、国内に4拠点、米ワシントン州に2拠点のデータセンターを開設・運営し、GPU運用ノウハウをサポートしながら、AI開発者や企業のニーズに応えるサーバーインフラの提供を推進しています。 本項「3 事業の内容」において使用しております用語の定義について以下に記します。 *1 AI(Artificial Intelligence:人工知能)とは、人間の知的ふるまいの一部を、ソフトウエアを用いて人工的に再現したもの。経験から学び、新たな入力に順応することで、人間が行うように柔軟にタスクを実行する。 *2 SIerとは、クライアントの業務を把握・分析し、その課題を解決するようなシステムの企画、構築、保守・運用までの全工程を一貫して請け負う業者を指す。 *3 特徴量とは、コンピュータが学習するデータにどのような特徴が含まれているのか数値化したもの。 *4 東京商工リサーチ 調査実施期間:2024年11月~2025年3月 事業の系統図は、次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題2,504字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針 当社グループは、「テクノロジーに想像力を載せる」という経営理念の下、テクノロジーと想像力との融合によるイノベーションの追求によって新たな時代の新たなスタンダードの構築を目指しております。 (2) 経営戦略 当社グループは、AI実装を加速する基盤として独自開発のAIプラットフォームを保有し、これに加え、現場で培われた開発力、設計力、実装力や、計算資源であるGPUサーバーをデータセンターとして保有すること、これらの3つを掛け合わせていることを強みとしております。 <当社グループ戦略> 当社グループはAI社会実装の実現のため、2023年9月にゼロフィールドのグループインにより広範なGPUサーバー活用で、よりAIテクノロジーの実装を推進できる体制となっております。さらにレガシー産業のAI実装を加速させる目的で、2024年7月に主として自動車設計技術に強みを持ち、大手自動車メーカーを主な顧客とするBEXのグループインにより、AIを活用した次世代の自動車設計技術の革新にも取り組んでいます。グループとして固有の優位性を掛け合わせ、AI社会実装の実現の確度を高めていきます。 当社グループは、3つのAI実装戦略と、M&Aや資本業務提携の推進により独自性を発揮してまいります。 ① AIプラットフォームの展開 ・世界大会有数の実績を誇る囲碁AIの研究開発から生まれた10万IDの運用実績があり、自社AIプロダクトとしてはトップクラスの運用実績(例:世田谷区非常勤勤怠管理システムに当社プロダクトが採用) ・当社のシステム開発力を活かし、他社SaaSサービスと連携し、他社勤怠管理システムへバンドル提供、レベニューシェアで拡大(例:LINE WORKS様、Teamspirit様、ASPIT様など) ・AI自社プロダクトは月額利用料(MRR)が高粗利で長期継続 ・AIラボサービス及びオーダーメイドAI開発リード顧客からの大型システム開発受注、基幹システム開発受注 ② レガシー産業へのAI実装 ・AI実装は黎明期であり、各業種業界へのアプローチ(横展開) ・直近のM&Aではトヨタグループ各社との顧客網を築く株式会社BEXがグループインし、自動車業界(設計、製造)のAI実装を推進 ・遊技業界プリペイドカードシステム最大手のゲームカード・ジョイコホールディングス社との資本業務提携も実施し、遊技業界のAIによるデジタル化を推進 ・上記以外においても、レガシー産業にリーチするリーディングプレイヤーとのM&Aや資本業務提携をテコに当該産業へのAI実装 ・イノテック社と共同開発したエッジAIプロダクトによるAI需要の取り込み ③ GPUサーバーセグメントの推進 ・独自開発したソフトウエアを搭載した暗号資産マイニング用途及びAI開発用途GPUサーバーマシン、モジュール型/コンテナ型のデータセンターの販売 ・大量電力消費時代における電力発電事業者や土地保有者との余剰電力等の活用推進 ・電力料金の低くクリーンエネルギー活用可能な海外データセンターの拡張 これら3つの戦略をさらに推進するため、M&Aを実施し、また、M&A後のベクトル合わせのためのファウンダーへの第三者割当増資も組み合わせていきます。 (3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な経営指標等 当社グループは、主な成長性・収益性の指標として、売上高成長率を重視しております。また、M&Aによる非連続の成長による利益の伸長の指標として、経常利益及びEBITDA(利払前・税引前・償却前利益:経常利益+減価償却費+敷金償却+のれん償却費+支払利息)をそれぞれ重視しております。なお、2026年8月期より国際財務報告基準(IFRS)を任意適用するにあたり、営業利益を指標といたします。 (4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ①優秀人材の確保 ChatGPTを代表とする生成系AIが注目を浴びており、新しいテクノロジーの利用に積極的な企業はすでに活用のフェーズに突入しております。当社グループでも、VUCAといわれる先行きが不透明な時代における社会ニーズに応えることが求められております。そのため、成長の源泉であるエンジニア陣の技術力の底上げ、個々の意欲、能力向上にも注力し、急変する現代にふさわしい人材の育成を進めることが最大の課題として挙げられます。人材育成は、先端テクノロジー研究開発のキャッチアップ、市場開拓といった課題を解決する糸口ともなります。AIエンジニアといった専門人材の採用と優秀人材の育成は、AIサービスに関する問い合わせが増加する当社グループにとって急務です。他社との開発競争が激化する中でも、人材の確保は重要な意味をもっております。教育機関との連携や採用活動を活性化しております。採用・育成にかかる資金は欠かせざるコストとなっております。 ②営業マーケティングの効率化 流動性の高いIT市場を的確に分析し顧客ニーズにマッチしたサービス提供を図るため、営業マーケティングの仕組み化、効率化を推進しております。受注までのパイプラインをフロー化、標準化するために、各種のマーケティングツールは必須であり、これもまた欠かせざるコストです。 ③財務の健全化 当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきまして、当社グループでは事業の維持拡大に必要なレベルの流動性の確保と財務の健全性・安全性維持を資金調達の基本方針としております。 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、各種サービス提供にかかわる原価、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。運転資金については営業キャッシュ・フロー及び借入金で賄い、新サービスの開発や企業買収等による大規模な資金需要が発生する場合は、借入金及び株式発行による資金調達で賄うことを基本とする方針です。
事業等のリスク5,716字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループ事業、業績及び財政状態に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 (1) 事業内容に関するリスクについて ① 事業環境の変化について 当社グループが事業展開を行っているAIソリューションセグメント及びGPUサーバーセグメントは、技術革新や顧客からのニーズについてその変化のスピードが非常に早く、当社グループもそれに対して迅速かつ柔軟に対応する必要があると考えております。当社グループでも、定例で商品開発会議の開催や外部有識者へのヒアリングなどを通じて最新の技術動向や市場環境の変化を把握できる体制を構築し、経営会議で業務整理を行いつつ担当ごとに迅速に対応できるよう努めておりますが、当社グループが技術革新や顧客ニーズの変化に適時に対応できない場合、あるいは、その対応のために人件費やシステム投資等、想定以上に多額の費用を要する場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 自社プロダクトの機能開発について 当社グループのAIソリューションセグメントにおいては、ソフトウエア開発費用を投じ、画像認識プラットフォーム・AIZE等の自社プロダクトの機能開発を推進しておりますが、今後も画像認証等にかかる先端技術開発や既存技術の更新開発を継続してまいります。競争の激しい市場環境の中、自社プロダクトの機能開発が想定通りに進まない場合、あるいは、機能に優れる競合他社に市場を奪われるなどによって収益の獲得ができなかった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 画像認識プラットフォーム・AIZEの事業展開について 当社グループが提供する画像認識プラットフォーム・AIZEについては、既存システムに画像認識および顔認証の機能を搭載したいとの強い引き合いを頂いており、当社グループにおいては、今後、当該事業が大きく伸長するものと考え、事業計画及び経営方針を策定しております。しかし、顔認証技術を利用したサービスについては、新規参入する企業も数多く存在し、市場が急速に形成されている段階であり、当該事業の見通しについて、高い精度にて見積ることは困難であります。当該サービスの事業展開の規模、速度及び収益性が当社グループの見通しに達しない場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 画像データの利活用に関する法令等の規制について 当社グループが提供する画像認識プラットフォーム・AIZEにおいては、カメラ画像を利活用するサービスを提供しており、その過程において取得するデータの取り扱いについては、単に個人情報保護法等の法令を遵守するのみならず、プライバシー保護の観点より考慮する必要があります。当社グループにおいては、2018年3月に総務省・経済産業省より公表された「カメラ画像利活用ガイドブック」および、2021年5月の「カメラ画像利活用ガイドブック 事前告知・通知に関する参考事例集」を参照し、一次取得者となる顧客企業への事前告知等の徹底に取り組んでおりますが、関連する法令等が改正され、あるいは社会的な要請が大きく変化した場合には、当該サービスの継続提供が困難になる、あるいはサービスの提供範囲を縮小するといった事態が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 個人情報の保護について 当社グループは、自社で開発したサービスとして画像認識プラットフォーム・AIZEを提供しており、「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱事業者としての義務を課されているのみでなく、プライバシー保護の観点から、より広範な配慮が必要な情報を事業にて取り扱っていると認識しております。当社グループにおいては、これらの情報の漏洩防止はもちろん、不適切な利用等の防止のため、情報管理を経営上の重要事項と考え、当社グループ内においても開発エンジニアをリスト管理しシステム上のアクセス権限も制限、「情報セキュリティ管理規程」「個人情報取扱規程」等を制定し、全従業員に対する社内教育を実施する等、法令及び関連するガイドラインの遵守体制を整えております。しかしながら、当社グループが保有するこれらの情報について漏洩、改ざん、不正利用等が生じる可能性は全く存在しないとはいえず、これらの事態が生じた場合には、適切な対応のためのコスト負担や当社グループへの信用低下、損害賠償請求等が生じることにより、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 労働者派遣法等について 当社グループが行う事業に関しては、「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の就業条件の整備等に関する法律」(以下「労働者派遣法」という。) 、「下請代金支払遅延等防止法」、及びその他関連法令の規制を受けております。当社グループにおいては、所定の免許を取得し顧客先に従業員を派遣しているため、労働者派遣法の遵守に努めておりますが、労働者派遣法に定める派遣元事業主としての欠格事由に該当した場合、関係法令に違反した場合には当該事業の停止、許可の取り消しを命じられる可能性があります。 また、これらの法的規制は、社会状況の変化等に応じて、今後も適宜改正ないし解釈の変更等がなされる可能性があり、これらへの対応に関する管理体制の変更、コスト等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑦ 暗号資産の市場価格の変動について 株式会社ゼロフィールドは、暗号資産のマイニングマシンの販売を事業としております。暗号資産の市場価格はボラティリティがあるため、当該価格が低迷する場合、マイニング報酬が減少するため、同社の顧客層のマイニングに対するインセンティブが損なわれ、販売活動に影響を及ぼす可能性があります。 ⑧ 競合について 当社グループにおいては、囲碁AI等の先端技術開発によって蓄積した技術力を競争力の源泉として、事業を展開しております。一方で、AI等の先端技術に対する社会的な注目が高まるのに伴い、当社グループが営む事業への競合他社の投資の拡大、あるいは新規の参入事業者の増加により、相対的な当社グループの技術的優位性が後退する可能性があります。当社グループがこれらの競合に対して相対的な優位性を維持できない場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 事業運営・組織体制に関するリスクについて ① 人材の育成及び確保について 当社グループは、事業の持続的な成長のためには当社グループの経営理念に共感する優秀な人材の確保が必要であるとの認識のもと、SNSでのソーシャルマーケティング、メディアを活用したプロモーション企画を通じて当社グループの認知度向上に努めるとともに、優秀な人材の確保及び育成のための取り組みを積極的に行っております。しかしながら、当社グループが求める人材を必要な時期に確保あるいは育成できない場合、人材の流出が進んだ場合には、事業の拡大に支障が生じ、または経常的な業務運営のための費用が増加すること等により、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② ビジネスパートナーについて 当社グループは業務を遂行する際、開発の効率的な遂行や固定費の削減等のメリットを享受するため、ビジネスパートナーの支援を受けております。今後も安定的に事業を拡大するために、定期的接点を維持するなど関係強化を行ってまいりますが、万が一適切な時期にビジネスパートナーからの支援が受けられない場合等には、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 知的財産権について 当社グループの提供するサービスが第三者の特許権、著作権、肖像権等の知的財産権を侵害する可能性については、弁理士および当社の顧問弁護士といった外部専門家を通じて調査を行っておりますが、当社グループが提供するサービスに関連する第三者の知的財産権の完全な把握は困難であるため、当社グループが意図せずに第三者の知的財産権を侵害する可能性は否定できません。その場合、当社グループに対する訴訟等によって、当社グループが提供するサービスへの影響があるほか、訴訟等への対応、賠償等に必要となるコストの発生によって、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 広告宣伝活動等の先行投資について 当社グループは競合と認識する他社と比較し小規模な企業グループであり、また顧客からの認知度も低いことから、今後の事業展開上、展示会への出展、ウェブ広告、メディアへの露出といった積極的な広報・広告宣伝活動によって認知度の向上を図る必要があると考えております。これらの投資はその投資が生み出す収益に先立って行われるため、投資の実施時においてはキャッシュ・フローが悪化します。これらの先行投資については、プロモーション企画ごとの効果を測定しつつ慎重に行っていく方針ではありますが、これらの投資が予期した収益を生まない場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 内部管理体制について 当社グループは、業容の拡大及び従業員の増加に合わせ、内部管理体制の構築を進めており、セールスフォースなどのITシステムの活用、業務フローの見直しなどを予定しておりますが、事業の拡大に対し必要な人的・組織的な内部管理体制の整備が追いつかない場合、事業の拡大に支障が生じ、あるいは経常的な業務運営のための費用が増加すること等により、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑥ 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社グループは、役職員に対するインセンティブの付与を目的として新株予約権を付与しており、当連結会計年度末において、新株予約権による潜在株式は1,400,100株であり、発行済株式総数の16.7%に相当しております。これらの新株予約権が行使された場合には、当社株式が発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。 (3) その他 ① 固定資産の減損について これまでに実施したM&Aに伴い、のれんをはじめとした固定資産が増加しております。事業環境の変化に伴い、それぞれの事業が計画通りに進捗せず、将来キャッシュ・フローの低下が見込まれる場合等には、減損損失を認識する必要が生じます。多額の減損損失を認識した場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、IFRSでは、日本において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準と異なり、のれん及び耐用年数の確定できない無形資産の償却を行いません。そのため、当該のれん及びその他の無形資産について減損損失を計上した場合は、日本基準に比べて当社グループの経営成績及び財政状態に重要な影響を及ぼす可能性があります。 ② M&A、資本業務提携について 当社グループは、M&Aや資本業務提携を実施することにより事業領域を補完・強化していくことも、事業規模拡大のための有効な手段の一つであると位置づけております。M&A等の実行に際しては、対象企業に対して財務・税務・法務・ビジネス等に関する詳細なデューデリジェンスを行い、各種リスク低減に努める方針であります。但し、これらの調査で確認・想定されなかった事象が実行後に判明あるいは発生した場合や、買収後の事業環境の急変や想定外の事態の発生等により、当初期待していた投資効果が得られない場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に悪影響が及ぶ可能性があります。また、M&A等の結果、事業領域が変化することによって、当社グループの収益構造が変化する可能性があります。 ③ 税務上の繰越欠損金について 当社グループには、当連結会計年度末現在において多額の税務上の繰越欠損金が存在しております。そのため欠損金の繰越控除の期限が切れた場合には、課税所得の控除が受けられなくなります。 そうした場合、法人税、住民税及び事業税が想定より多額に計上されることとなり、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。 ④ 大株主との関係について 当社の大株主である福原聖子は、当社の創業者であり代表取締役を務めた福原智の配偶者であり、2021年3月に福原智が急逝した事に伴い、所有していた当社株式を福原聖子が相続した結果、当連結会計年度末において、福原聖子が代表取締役を務める資産管理会社である株式会社コスモウエアが保有する当社株式と併せて発行済株式総数の48.7%を所有しております。また、福原聖子は他の従業員と同等の雇用条件にて当社従業員として労務業務に従事しており、当社と良好な関係にあり、雇用関係以外に当社との取引関係はありません。 福原聖子は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては株主共同の利益を追求すると共に、少数株主の利益にも配慮する方針を有しておりますが、何らかの事情により福原聖子が保有する当社株式が売却され、持ち分比率が低下した場合には、当社株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 1. 経営成績等の状況の概要 当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 なお、2024年7月1日に行われた株式会社BEXとの企業結合について、前連結会計年度において暫定的な会計処理を行っておりましたが、当連結会計年度に確定しております。当該暫定的な会計処理の確定に伴い、当連結会計年度の連結財務諸表に含まれる比較情報において取得原価の配分の見直しが反映されており、前連結会計年度との比較・分析にあたっては、暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の見直しが反映された後の金額を用いております。 (1) 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における資産の合計は、4,845,099千円と前連結会計年度末と比較して73,067千円減少しております。 流動資産は3,056,397千円(前期末比28,192千円増)となり、主な要因としては、現金及び預金が300,256千円、売掛金が51,488千円それぞれ増加したことおよび商品及び製品が312,196千円減少したことであります。 固定資産は1,788,702千円(前期末比101,260千円減)となり、主な要因としては、のれんが96,896千円、顧客関連資産が32,814千円それぞれ減少したことであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債の合計は、3,179,689千円と前連結会計年度末と比較して887,822千円減少しております。 流動負債は1,819,067千円(前期末比527,451千円減)となり、主な要因としては、短期借入金が300,000千円、契約負債が197,507千円、賞与引当金が30,614千円それぞれ減少したことであります。 固定負債は1,360,622千円(前期末比360,370千円減)となり、主な要因としては、長期借入金が364,644千円減少したことであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産は、1,665,409千円と前連結会計年度末と比較して814,754千円増加し、純資産比率が17.3%(前連結会計年度末)から34.4%(当連結会計年度末)となり財務状況が改善しております。主な要因としては、2024年10月に完了した株式会社ゲームカード・ジョイコホールディングスへの第三者割当増資等により1,121,453千円増加した一方で、親会社株主に帰属する当期純損失の計上により343,999千円減少したことであります。 (2) 経営成績の状況 当連結会計年度における我が国経済は、足元の景気が底堅く推移していることから、雇用・所得環境に改善の動きが見られました。アメリカの政権交代による為替リスクを孕みつつも、生成AI及び生成AI向け半導体への大型投資が加速している点が特筆され、各企業では中長期視点から、特にAIを中心としたデジタル投資への意欲が依然として高い状態にあります。 当社グループの属する業界においては、2020年代に入り各企業のAI(人口知能)やデジタルトランスフォーメーション(DX)関連投資は増加傾向を強めております。直近では、これまでAI導入やDXが進んでいなかった業種、業界からも生成AIやAIエージェントに対する関心が非常に高まっており、導入と定着は拡大一方であるものと見込んでおります。世界経済を牽引する技術として注目を浴びる生成AIやAIエージェントですが、そのインフラであるGPUサーバー及び半導体に対する需要も世界的に高まっており、これまでにない大型投資プロジェクトが国内外で進行中です。 一方、直近の米国による関税強化が世界経済に与える影響は計り知れず、慎重かつ柔軟に対応していく必要を深く認識しております。当社グループとしては自動車設計に係る事業が直接的な影響を受ける可能性があります。足元は開発人材ニーズが強く、業績は好調に進んでいくと想定しますが、中長期的な自動車生産台数に波及する可能性については注視してまいります。そのような中、当社グループは、「テクノロジーに想像力を載せる」という経営理念の下、人にやさしいICTサービスの提供を目指し、当社グループ独自のテクノロジーで新たな時代への橋渡しとなるイノベーションを追求し、AIの社会実装を実現していきます。 当社グループは、2024年7月にレガシー産業領域のAI実装をより加速させることを目的に自動車分野における機械設計開発事業、ITシステムの設計開発事業を展開する株式会社BEXをM&Aによりグループに迎え入れました。同社は、トヨタ自動車グループとの安定的な取引基盤を有し、設立以来、安定的に成長を続けてきた企業です。株式会社BEXを当社グループに迎えることにより、同社において設計業務の標準化やルーチンタスクの自動化等のAIによる業務支援、ナレッジデータ学習による専門タスクのAI化や設計の自動生成等のAIによる業務代替、生産工程のDX化等のAIによる業務拡張によるAI自動車設計領域におけるAIの活用が見込まれることに加え、当社グループ全体として顧客層の拡大や多様なキャリアの提示によるエンジニア採用力の強化等、事業上のシナジー効果による更なる成長が見込まれます。当連結会計年度では、株式会社BEXの12か月分の業績が連結に取り込まれており、売上高及び経常利益が大きく増加したものの、期中では人員数の減少が発生しております。 また、当社においては商流改善や単価上昇、ゲームカードホールディングスとの業務提携の深化、AIラボの受注拡大を図るとともに、人員確保目的に臨時昇給を実施いたしました。 なお、当社の連結子会社である株式会社ゼロフィールドにおいて、令和7年度税制改正によりGPUを用いた暗号資産マイニングマシンの販売が低迷したことに伴いGPUマシンの販売を終了したため、売上高は減少し、第3四半期に保有している棚卸資産の評価損278百万円を計上しております。 これらの結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高は5,714,030千円(前年同期比29.6%増)、営業損失は61,846千円(前年同期は営業利益38,539千円)、経常利益は59,774千円(前年同期比25.9%増)、親会社株主に帰属する当期純損失は343,999千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益76,956千円)となりました。 セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。 (AIソリューション事業) 当セグメントは、AI/システム開発を行うAIインテグレーション、AI搭載の自社プロダクトサービスを行うAIプロダクト、自動車設計を行うエンジニアリングの3つのサブセグメントにより構成されています。 ・AIインテグレーションに関しては、商流改善や単価上昇による社員1人当たり月平均売上の増加(前期4Q 1,262千円に対し当期4Q 1,478千円)、ビジネスパートナー粗利率(前期4Q平均13.2%に対し当期4Q平均15.3%)が改善しました。また、2024年9月に遊技業界へAI技術を利用したソリューションを提供することを目的に資本業務提携したゲームカード・ジョイコホールディングス社より、DX/AI案件開発/保守業務の受注が拡大し、業務提携が順調に進行中であります。さらに、生成AI関連の開発需要増に伴い、AI導入を要件定義からサポートする月額制のAI開発サービス「AIラボ」が、引き続き安定的に受注を拡大しており、これまでDXで出遅れていた建設・製造・飲食業界を中心に拡がっております。AIラボ案件からAI請負案件に繋がる事例が増加しており、当社AI技術へのニーズは高く、RAG開発、LLMO開発、行動分析AIなど幅広く対応しているのが特徴です。また2026年8月期に向けてAI開発案件、各種請負案件など新規受注が順調に進捗しております。 ・AIプロダクトに関しては、当社はLINE WORKSの1次代理店となり営業活動を開始しました。「アルろくfor LINE WORKS」 「きんろくfor LINE WORKS」の営業活動を強化し新規受注が順調に進捗しております。大手自動車メーカー工場にて、AI顔認証勤怠管理システムを追加設置開始し、また2026年8月期に向けて太陽光発電事業所向けAI監視カメラサービスの新規受注が順調に進捗しております。 ・エンジニアリングに関しては、高稼働率を維持し、単価は向上しているものの、5月に臨時賞与32百万円を支給し、また、人数減が当初の想定を上回ったため、第3四半期連結会計期間は利益水準が低下しておりますが、当第4四半期連結会計期間以降は案件増により請負工数が増加したため、営業損益は黒字に回復し、今後も黒字継続見込みです。当社と共同で自動車設計業務効率化のためのAIソフト開発のプロジェクトチームを組成し、複数の設計効率化ソフトを試作開発中であります。グループ全体として顧客層の拡大や多様なキャリアの提示によるエンジニア採用力の強化等、事業上のシナジー効果による更なる成長が見込まれます。 以上の結果、当連結会計年度において、売上高は4,626,410千円(前年同期比51.1%増)となり、セグメント利益は59,940千円(前年同期比112.9%増)、EBITDAは153,507千円となりました。 (GPUサーバー事業) グループ会社である株式会社ゼロフィールドは、GPUサーバー事業を担っておりますが、マイニングマシンの販売台数・顧客数・自社データセンター稼働顧客数において、4年連続で国内No.1(東京商工リサーチ調べ)を達成しました。生成AIを開発するITベンダーやAI開発者向けに特化したGPUサーバーである「GPU Server for AI」及びデータセンターに関する研究開発を拡大しており、データセンターではコンテナ型データセンターの販売に向けて、AI企業や計算力販売会社との提携に向けて、研究開発の実施や実証実験の準備を進めており、販売強化のための専用LPを公開いたしました。クラウドサービス上に情報保存することにリスクを感じている企業や公的セクターに対して、機密データをローカルで処理し管理するシステムや当社従来のクラウドプラットフォームを活用することにより柔軟性の高いハイブリッドクラウドシステムも提供しております。当社のAIシステムと株式会社ゼロフィールドのGPUサーバーを併用することで、さらに競争優位性のあるサービスを実現していきます。また、アーカンソー州には海外3拠点目となるデータセンターを新設しました。テモナ株式会社のグループ会社であるサブスクソリューションズ株式会社が提供するサブスク型ファイナンスサービスの取り扱いを開始し、初期費用を抑えた暗号資産マイニング機器やGPUサーバーの購入が可能となりました。今後は、データセンター向けのAI開発用途GPUマシン及びASICを用いた暗号資産マイニングマシンの販売、暗号資産トレジャリー事業支援に注力いたします。 当第4四半期連結会計期間においては、AI開発用途向けGPUサーバーの販売が本格化し、8月単月で105百万円の粗利が計上されたものの、令和7年度税制改正の影響によりマイニングマシンの販売が減少し、また、暗号資産相場が堅調に推移したため、暗号資産評価益14百万円を営業外収益に計上しましたが、経常損失は41百万円で着地しました。 以上の結果、当連結会計年度において、売上高は1,101,001千円(前年同期比20.3%減)となり、セグメント損失は165千円(前年同期は19,324千円のセグメント利益)、EBITDAは144,947千円となりました。 (3) キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、1,754,139千円と前連結会計年度末と比べ300,222千円の増加となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、68,735千円の支出(前年同期は2,576千円の収入)となりました。主な要因は、税金等調整前当期純損失の計上249,679千円(前年同期は106,450千円)、棚卸資産評価損の計上286,298千円(前年同期はなし)、契約負債の減少197,507千円(前年同期は33,983千円の増加)、減価償却費の計上102,521千円(前年同期は57,964千円)、のれん償却費の計上101,896千円(前年同期は94,227千円)、保険解約返戻金の計上76,692千円(前年同期はなし)、暗号資産評価益の計上48,297千円(前年同期は87千円)、売上債権の増加38,886千円(前年同期は75,834千円の増加)、棚卸資産の減少37,710千円(前年同期は45,519千円の増加)、賞与引当金の減少30,614千円(前年同期は56,304千円の減少)、仕入債務の増加28,543千円(前年同期は24,076千円の減少)、暗号資産売却益の計上11,976千円(前年同期はなし)、投資有価証券評価損の計上10,259千円(前年同期は38,847千円)等であります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、78,229千円の支出(前年同期は1,074,806千円の支出)となりました。主な要因は、保険積立金の解約による収入133,108千円(前年同期はなし)、長期貸付けによる支出121,835千円(前年同期は200千円)、無形固定資産の取得による支出66,225千円(前年同期はなし)であります。また、前年同期は子会社株式の取得による支出1,092,763千円等がございました。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、447,187千円の収入(前年同期は771,579千円の収入)となりました。主な要因は、株式の発行による収入1,101,319千円(前年同期は299,949千円の収入)、短期借入金の純減額300,000千円(前年同期は132,714千円の純増加)、長期借入金の返済による支出394,764千円(前年同期は380,143千円の支出)等であります。 (4) 生産、受注及び販売の実績 a 生産実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性質上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 b 受注実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性質上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 c 販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度(自 2024年9月1日 至 2025年8月31日)   前年同期比(%) AIソリューション(千円)   4,613,028   52.3 GPUサーバー(千円)   1,101,001   △20.3 合計(千円)   5,714,030   29.6 (注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。 2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合 相手先   前連結会計年度(自 2023年9月1日 至 2024年8月31日)   当連結会計年度(自 2024年9月1日 至 2025年8月31日) 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) トヨタ紡織株式会社   -   -   763,790   13.4 (注)最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績については、前連結会計年度において総販売実績に対する割合が100分の10以上の相手先がいないため、記載を省略しております。 2.経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであり、将来生じる実際の結果と異なる可能性がありますのでご留意ください。 ① 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 (売上高) 当連結会計年度の売上高は、2024年7月に連結子会社化した株式会社BEXの業績が通期で取り込まれたこと等により大きく増加し、5,714,030千円(前年同期比29.6%増)となりました。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度の売上原価は、2024年7月に連結子会社化した株式会社BEXの業績が通期で取り込まれたこと等により大きく増加し、3,982,085千円(前年同期比35.6%増)となりました。売上高及び売上原価の増加の結果、売上総利益は1,731,945千円(前年同期比17.5%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業損失) 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、給料手当が107,105千円、役員報酬が59,082千円、研究開発費が51,729千円、採用教育費が49,094千円、支払手数料が33,622千円それぞれ増加したこと等により、1,793,791千円(前年同期比24.9%増)となりました。その結果、営業損失は61,846千円(前年同期は営業利益38,539千円)となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常損失) 当連結会計年度の営業外収益については、主に保険解約返戻金76,692千円、暗号資産評価益48,297千円を計上したため、167,895千円(前年同期比372.0%増)となりました。当連結会計年度の営業外費用については、支払利息が6,922千円、支払手数料が5,766千円、第三者割当増資に伴う株式交付費が4,612千円それぞれ増加したこと等により、46,274千円(前年同期比73.7%増)となりました。 その結果、経常利益は59,774千円(前年同期比25.9%増)となりました。 (特別利益、特別損失、法人税等合計及び親会社株主に帰属する当期純損失) 当連結会計年度においては、特別利益で主に固定資産売却益1,295千円を計上したため、1,365千円(前年同期比251.9%増)となりました。当連結会計年度の特別損失については、主に棚卸資産評価損286,298千円、減損損失14,178千円等を計上した結果、310,819千円(前年同期比101.4%増)となりました。なお、前連結会計年度においては、貸倒引当金繰入額109,194千円等を計上しておりました。 当連結会計年度の法人税等合計は、グループ通算制度の適用に伴い繰延税金資産の回収可能性を見直した結果、法人税等調整額43,384千円を計上し、94,320千円(前年同期は△183,407千円)となりました。 その結果、親会社株主に帰属する当期純損失は、343,999千円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益76,956千円)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「1.経営成績等の状況の概要 (3)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 当社グループの事業活動における運転資金需要のうち主なものは、サービス提供のための人件費、外注費、販売費及び一般管理費等の営業費用であり、投資を目的とした資金需要は主にAIソリューションセグメントにおける無形固定資産の取得です。 当社グループは、これらの資金需要に対して、事業上必要な資金の流動性と財源を安定的に確保することを基本方針とし、資金使途や金額に応じて自己資金又は金融機関からの借入といった資金調達を柔軟に検討し、確保しております。 ③ 重要な会計方針及び見積りに用いた仮定 当社の連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりましては、当連結会計年度における資産、負債の報告金額及び収益、費用の報告金額に影響を与える見積り、判断及び仮定を過去の経験や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。しかしながら、これらの見積り、判断及び仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。 連結財務諸表作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。 ④ 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の分析・検討内容 「1経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、当社グループは達成状況を判断するための経営上の指標として、財務指標として売上高成長率、M&Aによる非連続の成長による利益の伸長の指標として経常利益及びEBITDA(利払前・税引前・償却前利益:経常利益+減価償却費+敷金償却+のれん償却費+支払利息)をそれぞれ重視しておりました。なお、当連結会計年度において、売上高成長率は29.6%、経常利益は59,774千円、EBITDAは298,454千円で着地し、当社の期初予想の経常利益98,928千円、EBITDA318,575千円についてはいずれも下回りました。これは主に、GPUサーバー事業において、AI開発用途向けGPUサーバーの販売の本格化が遅れたこと、自動車設計のエンジニアリングについて人員減が生じ、当初の想定を下回る実績となったこと等によるものです。なお、それらの影響については前期に解消しております。今期については、売上高がこの数年で2倍超に大きく伸長したことから、規模拡大をしつつ確実に既存事業で利益が伸長していくことと、さらに事業シナジーにより利益が上乗せされることが重要と考え、売上増より利益増を重視しております。また、2026年8月期より国際財務報告基準(IFRS)を任意適用することにより、経常利益が無くなるため、事業の収益性を測る「営業利益」を経営上の最も重要な指標とすることといたします。

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