概要
トリプルアイズは、2008年に創業した情報通信業の企業である。東京都港区に本社を置き、AIソリューションとGPUサーバーの2つのセグメントで事業を展開する。2022年5月に東京証券取引所グロース市場に上場。2025年8月期の連結売上高は57億円、従業員数は449名。
AIソリューションとGPUサーバーの2軸構成
当社グループは、AIソリューションセグメントとGPUサーバーセグメントで構成される。AIソリューションは、AIインテグレーション(システム開発・コンサルティング)、AIプロダクト(自社AIサービスの提供)、エンジニアリング(自動車設計)の3つのサブセグメントからなる。GPUサーバーセグメントは、連結子会社の株式会社ゼロフィールドが担当し、GPUサーバーの販売やデータセンターの構築・運用を行う。
グループは5社で構成、M&Aで拡大
当社グループは、当社と連結子会社4社(ゼロフィールド、BEX、シンプルプラン、所司一門将棋センター)の計5社で構成される。2008年の創業以来、M&Aにより事業領域を拡大してきた。2023年にゼロフィールドを、2024年に自動車設計に強みを持つBEXを子会社化。子会社には人材研修のシンプルプランや将棋道場運営の所司一門将棋センターも含まれる。
売上高は成長も、営業損益は変動
2025年8月期の売上高は5,714百万円(前期比29.6%増)と過去最高を記録した。一方、営業損失は61百万円(前期は営業利益38百万円)に転落した。主因は、子会社ゼロフィールドがGPUマシンの販売終了に伴い棚卸資産の評価損278百万円を計上したこと。純損益は親会社株主に帰属する当期純損失343百万円(前期は76百万円の利益)となった。ただし、第三者割当増資などにより純資産は増加し、自己資本比率は34.4%に改善した。
業界の中での役割はAI技術の導入支援からインフラ提供までを一気通貫で行うAIソリューション企業。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2025/8期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| AIソリューション事業 | 46億円 | 80.7% | 1億円 | 2.2% |
| GPUサーバー事業 | 11億円 | 19.3% | 0億円 | 0.0% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01金融・流通・不動産・サービス・医療主力
基幹システムや決済システムの開発を中心に、金融、流通、不動産、サービス、医療など様々な業界向けにAIインテグレーションを提供。大手SIerからの一次請けやエンドユーザーからの直接受注が主体。
- AI/システム開発
- 顧客の業務要件に応じたAI・システムの開発。基幹システム、決済システムなどの実績を持つ。
- AIコンサルティング
- AI導入に関する相談や戦略立案を支援するコンサルティングサービス。
- 業種別パッケージ
- 特定業種向けにパッケージ化されたAIシステムの導入サービス。
02データセンター・AI開発企業主力
GPUサーバーの販売とデータセンターの構築・運用保守を提供。国内4拠点、米国2拠点のデータセンターを運営し、AI開発に必要な計算リソースを供給。国内での運用実績No.1を主張。
- GPUサーバー販売国内シェア首位
- AI用途に最適化された高性能GPUサーバーの販売。マイニングマシンからAI向けサーバーまで取り扱う。
- データセンター構築
- 顧客要件に応じたデータセンターの設計・構築サービス。
- 保守・運用
- GPUサーバーやデータセンターの保守・運用サービス。24時間体制でサポート。
03自動車準主力
連結子会社BEXが、自動車メーカー向けに機械設計開発やITシステムの設計開発を提供。トヨタ自動車グループとの安定的な取引基盤を持つ。
主要顧客トヨタ自動車グループ
- 機械設計開発
- 自動車分野における機械設計・開発サービス。
- ITシステム設計開発
- 自動車関連のITシステム設計・開発サービス。
04流通小売・工場・オフィス準主力
自社開発のAIエンジン「AIZE」を活用し、画像認識や顔認証を中心としたAIプロダクトを提供。店舗でのマーケティングや従業員の勤怠管理、アルコールチェックなどの用途がある。
顔認証の認証率99%という高精度を誇る
- AIZE Research
- 店舗等で顔画像を認識し、来店客の属性分析などを行うマーケティングサービス。
- AIZE Biz
- 顔認証による従業員の勤怠管理、入退室管理などを行うサービス。
- AIZE Breath
- 白ナンバー事業者向けに、アルコール検知器と顔認証を組み合わせた飲酒検査記録サービス。
05企業研修副次
連結子会社シンプルプランが、企業向けに人材育成の研修サービスを提供。エンジニア向けのビジネススキル研修などを実施。
06将棋教室その他
連結子会社所司一門将棋センターが将棋道場・教室を運営。将棋を通じた知名度向上や人材採用に貢献。
製品と技術
画像認識プラットフォーム「AIZE」の3つのサービス
「AIZE」は、顔認証と物体検知を中核とする画像認識プラットフォームである。512次元の特徴量を顔画像から検出し、正面静止画像なら認証率99%を実現。3つのサービスを提供する。AIZE Researchは店舗等での顔画像認識によるマーケティング、AIZE Bizは顔認証勤怠管理・入退室管理、AIZE Breathはアルコール検知器と顔認証を組み合わせたアルコールチェック記録サービスである。月額利用料(MRR)で高粗利の長期継続収入を得ている。
10万IDの運用実績を持つ自社AIプロダクト
当社グループのAIプロダクトは、囲碁AIの研究開発から生まれた技術を基盤とする。AIZEは10万IDの運用実績を持ち、自社AIプロダクトとしてトップクラスの実績を誇る。世田谷区の非常勤勤怠管理システムに採用されたほか、LINE WORKSやTeamspiritなどの他社SaaSサービスと連携し、レベニューシェアで展開している。また、画像認識に限らず言語処理や需要予測にも応用可能で、他社デバイスへの組み込みも行っている。
GPUサーバー事業:国内運用実績No.1のデータセンター
子会社ゼロフィールドは、GPUサーバーの販売とデータセンターの構築・運用を行う。独自開発のソフトウェアを搭載したGPUマシンの販売実績は3,500台以上で、2025年時点では国内での運用実績No.1(東京商工リサーチ調べ)を誇る。国内4拠点、米ワシントン州に2拠点のデータセンターを運営し、AI開発者向けに高性能なサーバーインフラを提供している。ただし、2025年には税制改正の影響でGPUマシン販売を終了し、在庫評価損を計上した。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
会社が挙げる強い分野
- 国内シェア首位GPUサーバー販売国内での運用実績No.1データセンター・AI開発企業
- 流通小売・工場・オフィス顔認証の認証率99%という高精度を誇る
有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。
AI・画像解析ベンチャーの赤字フェーズ
当社はAI技術を用いた画像解析・業務効率化ソリューションを提供するベンチャー。売上高は急成長中(23/8期23億円→24/8期44億円→25/8期57億円予想)だが、営業損益は赤字転落(24/8期0%→25/8期▲1.75%)。同業のVRain Solutionなどと同様、先行投資段階。高い成長ポテンシャルを持つが、早期の黒字化が課題。資金調達力や大型案件の獲得が勝負どころ。
強み
- 前期比約90%増の急成長。AI市場の拡大を捉えた事業展開が奏功。
- 画像解析・深層学習で差別化技術を保有し、競合との差異化に成功。
- AIソリューション需要は業界全体で高く、追い風が継続見込み。
- 売上高の一定割合を研究開発に投入し、技術優位性を維持。
課題
- 投資フェーズであり、25/8期も営業損失を見込む。早期黒字化が必須。
- 同業ベンチャーも多数参入し、技術的優位性を保ち続ける難しさ。
- 赤字継続時は追加資金調達が必要。調達環境悪化時に事業継続に影響。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がトリプルアイズ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 5591AVILEN | 52億円 | 30.0倍 |
| 2 | 6888アクモス | 51億円 | 15.7倍 |
| 3 | 3625テックファームホールディングス | 51億円 | 9.7倍 |
| 4 | 4437gooddaysホールディングス | 51億円 | 8.3倍 |
| 5 | 4172Hiクラテス | 51億円 | 11.3倍 |
| 6 | 5026トリプルアイズ | 50億円 | — |
| 7 | 4372ユミルリンク | 50億円 | 12.3倍 |
| 8 | 3840パス | 50億円 | — |
| 9 | 4728トーセ | 50億円 | 12.4倍 |
| 10 | 5571エキサイトホールディングス | 50億円 | 19.5倍 |
| 11 | 4171グローバルインフォメーション | 49億円 | 21.3倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 21件
ITシステム開発会社として創業した2008年
2008年9月、先端技術を活かしたITシステムの提供を目的として、東京都千代田区に資本金3,600千円で株式会社トリプルアイズを設立。創業以来、基幹システムや決済システムの開発を手掛け、金融、流通、不動産など幅広い業界で実績を積んだ。2012年には事業拡大のため渋谷区に、2015年には千代田区に本店を移転した。
囲碁AIと深層学習基盤の開発に着手した2014〜2017年
2014年8月、囲碁AIプロジェクトチームを発足。2016年7月には深層学習(Deep Learning)基盤「Deepize」を開発。2017年3月にはAI、IoT、ブロックチェーン技術の研究部署として先端開発部(現AIZE開発部)を設置し、画像認識等の研究開発を開始した。同年8月には測量作業向けドローン制御アプリ「Droneize」をリリース。これらの活動が後のAIプロダクトの基盤となった。
画像認識プラットフォームAIZEを提供開始した2019年
2019年3月、画像認識プラットフォーム「AIZE」の提供を開始。顔認証や物体検知を中核とし、正面静止画像で認証率99%を誇る。同年12月には、開発に参画した囲碁AI「GLOBIS-AQZ」が第11回UEC杯コンピュータ囲碁大会で準優勝。また、この年はM&Aを積極化し、シンプルプランや所司一門将棋センターを子会社化した。
代表取締役の交代と株式上場(2021〜2022年)
2021年3月、前代表取締役の福原智が急逝し、山田雄一郎が代表取締役に就任。2022年5月には東京証券取引所グロース市場に株式を上場した。上場により資金調達力が高まり、その後のM&A戦略を加速する基盤が整った。
GPUサーバー事業と自動車設計事業を加えた2023〜2024年
2023年9月、GPUサーバー事業を手掛ける株式会社ゼロフィールドを子会社化。同社は国内4拠点、米ワシントン州に2拠点のデータセンターを運営し、AI向けGPUサーバーの販売・保守を行う。2024年7月には、トヨタ自動車グループとの取引基盤を持つ株式会社BEXを子会社化し、自動車設計分野へ進出。同年11月には本店を東京都港区に移転した。
再び代表取締役が交代した2025年
2025年11月、片渕博哉が代表取締役に就任した。同社は経営体制を刷新し、2026年8月期より国際財務報告基準(IFRS)を任意適用する方針を示している。GPUマシン販売の終了など事業構造の変化に対応しながら、AI社会実装に向けた戦略を推進している。
年表21件を開く
2000年代
- 2008年9月創業先端技術を活かしたITシステムを提供することを目的に、東京都千代田区に株式会社トリプルアイズ(資本金3,600千円)を設立
2010年代
- 2012年2月事業拡大の為、東京都渋谷区に本店移転
- 2014年8月創業囲碁AIプロジェクトチーム発足
- 2015年3月事業拡大の為、東京都千代田区に本店移転
- 2016年7月深層学習(Deep Learning)基盤となる「Deepize」を開発
- 2017年3月AI、IoT、ブロックチェーン技術の研究を目的とした部署として、先端開発部(現AIZE開発部)を設置し、IoTクラウドに関する画像認識等を研究開発
- 2017年8月測量作業向けドローン制御アプリ「Droneize」をApp Storeにてリリース
- 2017年9月神奈川県横浜市に「横浜事業所」を開設(2021年9月閉鎖)
- 2018年9月M&A事業拡大の為、株式会社ソルトーネ(東京都千代田区)の全株式を取得し子会社化
- 2018年12月M&A完全子会社である株式会社ソルトーネを当社に吸収合併
- 2019年3月画像認識プラットフォーム・AIZE を提供開始
- 2019年6月M&A事業拡大の為、眞人堂株式会社を当社に吸収合併
- 2019年9月M&A事業拡大の為、株式会社棋創社(現社名:株式会社所司一門将棋センター、千葉県習志野市、現連結子会社)の全株式を取得し子会社化
- 2019年10月M&A事業拡大の為、株式会社シンプルプラン(東京都千代田区、現連結子会社)の全株式を取得し子会社化
- 2019年12月囲碁AI世界大会「第11回UEC杯コンピュータ囲碁大会」にて開発に参画したGLOBIS-AQZで準優勝
2020年代
- 2021年3月前代表取締役・福原智の急逝により、山田雄一郎が代表取締役に就任
- 2022年5月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2023年9月M&A事業拡大の為、株式会社ゼロフィールド(東京都港区)の全株式を取得し子会社化
- 2024年7月M&A事業拡大の為、株式会社BEX(愛知県豊田市)の全株式を取得し子会社化
- 2024年11月事業拡大の為、東京都港区に本店移転
- 2025年11月片渕博哉が代表取締役に就任
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/8期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。
- 売上高成長率重視(数値目標の記載なし)
- 経常利益重視(数値目標の記載なし)
- EBITDA重視(数値目標の記載なし)
- 営業利益(IFRS適用後)重視(数値目標の記載なし)
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
AIプラットフォームの展開
囲碁AI開発で培った技術を基に、自社AIプロダクトを月額利用料で提供。他社SaaSと連携したバンドル提供・レベニューシェアや、AIラボサービス、オーダーメイドAI開発、基幹システム開発により拡大を図る。
- 02
レガシー産業へのAI実装
自動車、遊技業界などレガシー産業に対し、M&Aや資本業務提携を通じてAI実装を推進。BEXのグループインにより自動車設計のAI革新、ゲームカード・ジョイコとの提携で遊技業界のデジタル化を進める。
- 03
GPUサーバーセグメントの推進
独自ソフトウェア搭載のAI開発・暗号資産マイニング向けGPUサーバーやデータセンターを販売。余剰電力活用や低電力・クリーンエネルギーが可能な海外データセンターの拡張を進める。
- 04
M&Aと資本業務提携の活用
AI社会実装を加速するため、M&Aでグループに固有の優位性を掛け合わせ、資金調達も組み合わせて成長を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 4期分
グループ全体で449人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は492万円で、3期前と比べて+9.8%。平均年齢は35.8歳、平均勤続年数は4.7年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022年8月 | 448 | 34.5 | 3.5 | 224 | — |
| 2023年8月 | 461 | 34.4 | 3.9 | 242 | — |
| 2024年8月 | 470 | 35.3 | 4.3 | 465 | 0 |
| 2025年8月 | 492 | 35.8 | 4.7 | 449 | −22 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社4社(国内 4 / 海外 0、うち連結子会社 4) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社所司一門将棋センター(注)2、3千葉県習志野市 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社シンプルプラン東京都千代田区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社ゼロフィールド(注)3、5東京都港区 · 連結子会社議決権100.0%
- 国内株式会社BEX(注)3愛知県豊田市 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年8月期の売上高は57億円、営業利益は-1億円。前期と比べると増収で、売上が+29.5%。
四半期の推移
10期分
直近は2026年3Qで、売上は14億円、営業利益は0億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+40.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3Q | 6 | −1 | −16.7 | −1 |
| 2023年4Q | 6 | — | — | −3 |
| 2024年1Q | 9 | −1 | −11.1 | 0 |
| 2024年2Q | 11 | 1 | 9.1 | 0 |
| 2024年3Q | 10 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年4Q | 14 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2025年2Q | 28 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年4Q | 29 | −1 | −3.4 | −3 |
| 2026年2Q | 28 | 1 | 3.6 | 0 |
| 2026年3Q | 14 | 0 | 0.0 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 8期分
2018年8月期からの8期で、売上は11億円から57億円へ5.2倍に増えた。直近期の営業利益率は-1.8%。売上は2期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 事業拡大の為、株式会社ソルトーネ(東京都千代田区)の全株式を取得し子会社化 | |||||
| 2018年8月 | 11 | — | 0 | — | 0 |
| 事業拡大の為、眞人堂株式会社を当社に吸収合併 | |||||
| 2019年8月 | 15 | — | −1 | — | −1 |
| 2020年8月 | 18 | — | −2 | — | −3 |
| 2021年8月 | 21 | — | 1 | — | 0 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2022年8月 | 24 | — | 1 | — | 1 |
| 事業拡大の為、株式会社ゼロフィールド(東京都港区)の全株式を取得し子会社化 | |||||
| 2023年8月 | 23 | — | −3 | — | −8 |
| 事業拡大の為、株式会社BEX(愛知県豊田市)の全株式を取得し子会社化 | |||||
| 2024年8月 | 44 | 0 | 0 | 0.0 | 1 |
| 2025年8月 | 57 | −1 | 1 | −1.8 | −3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年8月期
売上高57億円のうち、営業利益として残るのは-1億円で-1.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は-3億円、売上の-5.3%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金70.2%40億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金31.6%18億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益-1.8%-1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 6期分
2025年8月期は営業CFが−1億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは−2億円。この組み合わせは「先行投資型」にあたる。本業がまだ現金を生まない中、調達した資金で投資を続けている。スタートアップ・再建初期の型。期末の手元現金は18億円で、売上の3.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年8月 | −1 | −1 | 5 | −2 | 6 |
| 2021年8月 | 2 | −1 | 0 | 1 | 6 |
| 2022年8月 | 0 | −2 | 6 | −2 | 11 |
| 2023年8月 | −2 | −4 | 13 | −6 | 18 |
| 2024年8月 | 0 | −11 | 8 | −11 | 15 |
| 2025年8月 | −1 | −1 | 4 | −2 | 18 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2025年8月期の総資産は48億円。このうち返さなくてよい自己資本が17億円で、自己資本比率は33.7%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2018年8月 | 7 | 3 | 4 | 45.7 |
| 2019年8月 | 7 | 3 | 4 | 39.9 |
| 2020年8月 | 9 | 4 | 5 | 43.6 |
| 2021年8月 | 11 | 4 | 7 | 39.7 |
| 2022年8月 | 18 | 12 | 6 | 64.7 |
| 2023年8月 | 23 | 3 | 20 | 14.4 |
| 2024年8月 | 49 | 9 | 41 | 17.3 |
| 2025年8月 | 48 | 17 | 32 | 33.7 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中80位あたり、逆に低いのは営業利益率で605社中539位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥597で、1年前と比べて-47.1%。過去52週の値幅のなかでは13%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PBR | 3.54倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月20日に605円と前日比5.95%上昇したが、1ヶ月ではほぼ横ばい(0.33%上昇)。25日移動平均線583.8円を上回り、75日線587.56円も回復。200日線660.99円には下に位置している。52週高値1341円からは54.9%下落、安値514円からは17.7%回復。7月14日から15日にかけて急騰したが、その後は低迷。8月20日の出来高2.65万株は直近10日平均の約1.5倍で、RSIは69.03とやや過熱気味。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割高と判定しています(スコア 20/100)。
PERが算出不能な一方、PBRは3.5倍と高く、ROE13%に対して株価純資産倍率が割高。配当利回りは0%で無配当。直近決算では2025/8期に純損失3億円と赤字転落し、収益力が悪化。同業界平均PBR3.64倍とほぼ同水準だが、業績悪化を踏まえると割高感が強い。割高であり、投資判断は慎重にすべき。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PBR | 3.54倍 | 2.96倍 |
| ROE | 13.0% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上高は急拡大しているが、営業利益は赤字続き。強気派は、AI需要の高まりで売上成長が加速するとし、黒字化への転換を期待する。弱気派は、収益性の悪化と資金調達リスクを指摘し、持続可能性を疑う。
- 高成長
売上高は前期比で2倍以上に拡大し、今後も成長が見込まれる
- 市場追い風
企業のAI需要は拡大基調にあり、案件増加が期待
- 株価調整
年初来49%下落し、将来の成長を織り込みすぎた
- AI関連の増収基調で黒字化への期待2026年下期影響中
売上高23→44→57億円と2期連続増収、黒字化すれば営業損益は1億円以上改善
- 営業赤字幅の縮小余地2026年Q2影響中
2025年8月期は営業損失1億円、営業利益率-1.75%と僅差、売上高が伸びれば黒字転換
- 高PBR3.5倍の成長期待を裏付ける新サービス決算発表後影響中
PBR3.5倍、ROE13%と成長期待が高く、事業計画が示されれば株価は590円から上振れ
- 小型株の仕手化・需給変動不定影響弱
時価総額49億円、1年で-49.57%下落、小型株の需給改善で反発
- 赤字継続
営業損益は赤字が続き、今期も営業損失予想
- 競争激化
AI分野は新規参入が多く、優位性が不透明
- 資金懸念
赤字によるキャッシュフロー悪化と資金調達リスク
- 営業赤字と純損失の資金消耗2026年下期影響強
純損失3億円、営業損失1億円が続くと資金繰り悪化、増資観測でPBR3.5倍の修正
- 売上高増加ペースの急減速2026年Q2影響中
売上高の増収率は前期+91%(23→44億円)から+30%(44→57億円)へ減速
- ROE13%と実績のかい離で評価修正継続影響中
ROE13%と直近の純損失-3億円が整合せず、修正が出ればPBR3.5倍の下振れ
- 信用取引の巻き戻しで流動性リスク不定影響弱
外国人保有率1.26%と低く、株価590円での薄い板に大口売りが出ると急落
- 受注高
- 売上成長の先行指標として重要
- 営業損益
- 収益性改善の度合いを確認
- 顧客数
- 事業基盤の拡大状況を測る
株主
有価証券報告書より
2025年8月期末の株主数は延べ3,203人。区分でいちばん多いのは個人・その他で52.3%。グループ会社や銀行などの安定株主が44.5%を占め、残る55.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2022年8月% | 2023年8月% | 2024年8月% | 2025年8月% |
|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 51.0 | 54.9 | 55.8 | 52.3 |
| 事業法人 | 43.0 | 42.6 | 39.6 | 43.8 |
| 証券会社 | 4.0 | 1.6 | 2.1 | 1.9 |
| 外国法人 | 1.5 | 0.6 | 1.3 | 1.2 |
| 金融機関 | 0.4 | 0.1 | 1.1 | 0.7 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 福原 聖子 | 27.25 |
| 02 | 株式会社コスモウエア | 21.46 |
| 03 | 株式会社ゲームカード・ジョイコホールディングス | 4.77 |
| 04 | 一般社団法人恵那会 | 4.42 |
| 05 | JPE第1号株式会社 | 4.07 |
| 06 | 株式会社キューブシステム | 3.58 |
| 07 | PROCESS UNIT FUND投資事業有限責任組合 | 3.41 |
| 08 | 株式会社TOKAIコミュニケーションズ | 2.98 |
| 09 | 間中 啓次 | 1.93 |
| 10 | 井口 邦 | 1.47 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-07-31JPE第1号株式会社新規の大量保有報告4.07%-1.81pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 8期分
1株利益は8期で+96%、1株純資産は8期で−99%。直近期のROEは13.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2018年8月 | −931 | 13,344 | — | — |
| 2019年8月 | −3,081 | 9,004 | — | — |
| 2020年8月 | −42 | 65 | — | — |
| 2021年8月 | 6 | 71 | 9.0 | — |
| 2022年8月 | 17 | 167 | 14.0 | 78.9 |
| 2023年8月 | −119 | 48 | — | — |
| 2024年8月 | 10 | 97 | 13.0 | 91.0 |
| 2025年8月 | −41 | 195 | — | — |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2025/8期の役員報酬は総額60百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 山田雄一郎 | 代表取締役会長 | 44 | 90,000 |
| 片渕博哉 | 代表取締役CEO | 35 | — |
| 加藤慶 | 取締役CFO 管理本部管掌 | 45 | 52,497 |
| 篠田庸介 | 取締役 | 58 | 13,709 |
| 篠原博 | 取締役 監査等委員 | 79 | 497 |
| 鈴木規央 | 取締役 監査等委員 | 55 | 2,841 |
| 中釜和寿 | 取締役 監査等委員 | 43 | — |
役員報酬の内訳2025/8期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 3 | 48 | 48 | 16 |
| 社外取締役 | 3 | 7 | 7 | 2 |
| 取締役(社内) | 1 | 5 | 5 | 5 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/8期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,161字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,504字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,716字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)9,328字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第18期(2025/09/01-2026/08/31)2026-04-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第17期(2024/09/01-2025/08/31)2025-11-28
- 半期報告書半期報告書-第17期(2024/09/01-2025/08/31)2025-04-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第16期(2023/09/01-2024/08/31)2024-11-29
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第3四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-12
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第2四半期(2023/12/01-2024/02/29)2024-04-12
- 四半期報告書四半期報告書-第16期第1四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第15期(2022/09/01-2023/08/31)2023-11-29
- 四半期報告書四半期報告書-第15期第3四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-13
- 四半期報告書四半期報告書-第15期第2四半期(2022/12/01-2023/02/28)2023-04-14
- 四半期報告書四半期報告書-第15期第1四半期(2022/09/01-2022/11/30)2023-01-12
- 有価証券報告書有価証券報告書-第14期(令和3年9月1日-令和4年8月31日)2022-11-29
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2026年8月期第3四半期決算説明資料2026-07-15
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