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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

Hiクラテス

Hi-CRATES CO.,LTD.4172 · Standard · 情報・通信業

歯科医院向け電子カルテに特化した製販一体のオンリーワン企業。音声入力と生体認証で電子カルテ三原則に対応した統合システムを提供。

概要

歯科医院向け電子カルテシステムに特化した開発・販売・サポートを行う製販一体の企業。1978年に岡山市で創業し、2020年12月に東証JASDAQ(現スタンダード市場)へ上場した。2025年9月期の売上高は24億69百万円、営業利益5億49百万円。顧客数は2,974件で、買替更新率は91.1%に達する。西日本を中心に24拠点の営業サポート体制を構築し、リース方式を主とした収益構造を持つ。

歯科医院向けシステムに特化した単一セグメント

当社の事業は「歯科医院向けシステム事業」の単一セグメントで構成される。主力製品は電子カルテ統合システムであり、レセプト機能、画像管理、インフォームドコンセント機能などを一元管理する。販売はリース契約が原則で、顧客はリース会社に月額料を支払い、当社はリース会社から代金を受領する。例外的に直接販売も行う。修理・保守は顧客の互助会組織「HMG」がカバーし、加入率は2,974件中2,916件と高い。

収益の柱はシステム売上、ソフトウェア三無主義を採用

収益の大部分はシステム売上高が占め、他に診療報酬改定に伴うプログラム改定売上やオンライン資格確認関連の売上がある。特徴的なのは「ソフトウェア三無主義」で、定期的な保守料やバージョンアップ費用を一切受け取らない。システムサポート、ソフトウェア保守、バージョンアップを全て無償とする代わりに、営業サポート社員が直接訪問して顧客を支える。このモデルが長期契約と高い買替更新率につながっている。

西日本に集中する顧客基盤と24拠点の営業網

地域別顧客数は、九州ブロック842件、中国ブロック848件、関西ブロック696件、四国ブロック481件、関東ブロック107件(2025年9月末)。西日本に偏在するが、関東でも徐々に増加している。営業拠点は全国24か所で、岡山本社のほか福岡、大阪、広島、東京などに支店・営業所を配置。約75名の営業サポート社員が地域密着で活動し、新規営業と既存顧客の保守を兼務する。クラウド型営業支援ツールも導入し、生産性向上を図っている。

高い収益性と自己資本比率を維持する財務体質

2025年9月期の売上高は2,406,943千円(前期比13.9%増)、営業利益549,606千円(同30.2%増)、経常利益652,002千円、当期純利益448,093千円で2期連続の最高益を更新した。自己資本比率は88.9%と高水準で、負債は525,850千円と少ない。売上高経常利益率27.1%、ROE11.0%を達成。キャッシュ・フローは営業活動で461百万円の収入を得る一方、投資活動で735百万円を支出し、現金同等物は1,103,767千円となった。

業界の中での役割は歯科医療情報システム市場における専門ベンダーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
24億円
営業利益
5億円
営業利益率
20.8%
純利益
4億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01歯科医院主力

歯科医院向けに、音声入力・生体認証・監査証跡機能を備えた電子カルテ統合システムを開発・販売。リース契約を活用した販売と、保守料無料の「ソフトウェア三無主義」により長期顧客関係を構築。買替更新比率は91.1%に達し、全国24拠点の営業サポート体制で地域密着型のサービスを提供。

歯科電子カルテに特化したオンリーワン企業

主な製品・サービス6
AI・音声電子カルテ統合システム AI-Voice Revo.11
診療中に手袋を外さず音声でカルテ作成・検査結果記録ができる電子カルテ。日立製作所のDB「HiRDB」と指静脈生体認証を組み合わせ、電子カルテ三原則(真正性・見読性・保存性)に対応。
AI・音声 歯周病検査
歯周病の検査と記録を歯科医師・衛生士1人で完結できる音声入力システム。短縮した時間で患者コミュニケーションに充て、定期メンテナンス促進につなげる。
AI・音声 サブカルテ
サブカルテをデジタル化し、院内だけでなく訪問診療先でもAI・音声入力による情報共有を可能にするシステム。
自動精算機CTIシステム
受付・会計を自動化するシステムで、患者の待ち時間短縮や医院業務の効率化に貢献。
オンライン診療システム
オンライン診療を実現するシステムで、予約・問診・診察を一元管理し、遠隔医療をサポート。
スマホ予約・スマホ診療・スマホ診察券
スマートフォンを活用した予約・診療・診察券機能。患者と歯科医院をつなぎ、利便性を向上。

製品と技術

AI・音声電子カルテ統合システム「Revo.11」

主力製品であるAI・音声電子カルテ統合システムは、診療中の音声入力を通じてカルテ作成や検査記録を可能にする。医師が手袋を外さずに操作できる点が特徴で、治療説明の会話を録音・テキスト化することで自費診療トラブルの防止にも寄与する。基盤には日立製作所のデータベース「HiRDB」と指静脈生体認証を採用し、電子カルテ三原則(真正性・見読性・保存性)に準拠。2025年4月に発売された「AI-Voice Revo.11」が最新バージョンである。

予防歯科を支えるAI音声歯周病精密検査

「AI・音声歯周病精密検査」は、歯周病の検査と記録を歯科医師または歯科衛生士1人で完結できるシステム。従来2人で30分かかっていた重度の精密検査が1人20分で完了し、生産性は3倍に向上する。検査時間短縮により、患者とのコミュニケーションやカウンセリングの時間を確保でき、定期メンテナンス率の向上が期待される。2025年9月には診断支援機能「Perio JudgeⅡ」も開発し、日本デンタルショーで実演された。

訪問診療を支援するAI音声サブカルテ

「AI・音声サブカルテ」は、歯科医院内だけでなく訪問診療先でもAI音声入力と情報共有を可能にするシステム。デジタル化されたサブカルテを院内や訪問先でリアルタイムに参照・更新でき、患者情報の一元管理を実現する。これにより、居宅訪問診療のニーズが満たされていない現場の課題(現在は19.0%しか充足していない)に対応し、在宅医療への貢献を目指す。2024年8月に販売が開始された。

顧客満足を支えるオプションアプリ群

基幹システムに加え、業務効率化を図る多彩なオプション製品を提供する。自動精算機「Hi-Payシリーズ」、CTIシステム、オンライン診療システム、スマホ予約・スマホ診療・スマホ診察券「ClinicSmileONE」など。問診、予約、画像管理、治療説明、歯周検査の各アプリ「i-DS」シリーズも含まれ、これらが一元管理されることで医院の業務負担を軽減する。2020年以降、オプション製品の拡充が加速している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 歯科医院歯科電子カルテに特化したオンリーワン企業

有価証券報告書(2026/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

営業利益率20%超、高収益の独立系

情報・通信業に属し、売上20~24億円と小規模ながら営業利益率20%前後と高い収益性を誇る。同業のソラコム(147A)やハッチ・ワーク(148A)と比較して、規模は小さいが利益率で優位。2024年9月期に営業利益率19.05%、2025年9月期は20.83%と改善見込み。特定のソフトウェアやクラウドサービスなど、高付加価値な事業を展開している可能性が高い。

強み

  • 営業利益率20%前後を維持、収益力が極めて高い。
  • 売上拡大とともに利益率も向上、持続可能な成長モデル。
  • 情報通信分野で独自技術・サービスを持ち、競争力が高い。
  • 売上20億→24億円と拡大中、市場ニーズに合致。

課題

  • 売上24億円と規模が小さく、大口案件の変動に脆弱。
  • 高収益分野は参入が相次ぎ、競争激化で利益率低下の可能性。
  • 専門人材に依存し、採用・定着が成長のカギ。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がHiクラテス

時価総額で並べると、掲載11社のなかで3番目にあたる。

#企業時価総額PER
15133テリロジーホールディングス52億円15.1倍
25591AVILEN52億円30.0倍
34172Hiクラテス51億円11.3倍
46888アクモス51億円15.7倍
53625テックファームホールディングス51億円9.7倍
64437gooddaysホールディングス51億円8.3倍
75026トリプルアイズ50億円
84372ユミルリンク50億円12.3倍
93840パス50億円
104728トーセ50億円12.4倍
115571エキサイトホールディングス50億円19.5倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 40件

レジスター販売から歯科システムへの転換

1978年3月、岡山市内山下に東和レジスター岡山販売株式会社を設立。資本金350万円でレジスターの販売を開始した。1980年5月に東和レジスター中国販売株式会社へ商号変更。1982年1月に社内にコンピューターシステム部を設置し、外食産業向け販売管理ソフト「OFF LINE POS SYSTEM」を発売。1984年4月には接骨院向けレセプトシステム「師範代」の販売を始め、1986年6月には歯科医院向けレセプトシステム「Hi Dental System」を投入。これが現在の事業の原点となった。

歯科電子カルテの本格化と日立との提携

1987年8月に東和ハイシステム株式会社へ商号変更。1992年3月には株式会社日立製作所の特約店となり、以降データベース「HiRDB」や生体認証技術を活用したシステム開発が可能となった。1996年4月に歯科レセプトシステムのWindows版「Hi Dental for Windows」を発売。1999年6月には電子カルテシステム「Dental Spirit」を投入し、2007年1月には統合版「Hi Dental Spirit」をリリース。2009年10月には電子レセプト請求ソフトを搭載した「Hi Dental Spirit XR」を発売し、パッケージ製品の拡充を進めた。

iPadアプリ群の拡充と2020年の上場

2010年代に入り、iPadを用いたアプリケーションを相次いで投入。2010年10月に歯周・視診検査アプリ「i-DS検査」、2012年8月に「i-DS問診」、2015年1月に自費治療提案アプリ「i-DS自費プランナー」、2015年8月に画像アプリ「i-DSビジュアルPro」、2017年2月に予約アプリ「i-DS予約」を発売した。並行して本社移転や別館取得などの設備投資を実施。2020年2月には自動精算機「Hi-Payシリーズ」を開始し、2020年12月に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ上場を果たした。

スマホ活用とオンライン診療への対応

上場後はスマートフォンを使ったサービスの開発を加速。2021年1月に「ClinicSmileコネクト」、2021年6月にスマホ診察券・スマホ診療「ClinicSmileONE」、2021年11月にLINEメッセージ機能、2022年3月にスマホ問診をオプションとして追加。2020年11月には「オンライン資格確認パック」も発売し、医療DXの流れに対応した。2022年4月には東京証券取引所の市場区分見直しによりスタンダード市場へ移行した。

AI・音声シリーズの展開と商号統一の決断

2023年3月、AI・音声電子カルテ統合システム「Hi Dental Spirit AI-Voice」を発売。同年4月にAI音声歯周病検査システム「P-Voice Dental Spirit」、8月に「Perio chart Pro.Voice」、2024年8月に「Sub Karte-Voice」と続けてリリースした。2025年4月には最新版「AI-Voice Revo.11」を販売開始。同年6月、歯科医院向けコンサルティングの子会社「Hiクラージュ株式会社」を設立。さらに2026年1月1日付で商号を「Hiクラテス株式会社」に変更し、商品名と統一することを発表した。

年表40件を開く

1970年代

  • 1978年3月創業岡山県岡山市内山下一丁目に、レジスターの販売を目的とする東和レジスター岡山販売株式会社(現当社)(資本金3,500千円)を設立

1980年代

  • 1980年5月商号変更東和レジスター中国販売株式会社に商号変更
  • 1982年1月社内にコンピューターシステム部を開設し、外食産業向け販売管理ソフト「OFF LINE POS SYSTEM」の販売開始
  • 1984年2月岡山県岡山市今二丁目に本社を新築移転
  • 1984年4月接骨院向けレセプトシステム「師範代」の販売開始
  • 1986年6月歯科医院向けレセプトシステム「Hi Dental System」の販売開始
  • 1987年8月商号変更東和ハイシステム株式会社に商号変更

1990年代

  • 1992年3月株式会社日立製作所の特約店となる
  • 1996年4月歯科医院向けレセプトシステムWindows版「Hi Dental for Windows」の販売開始
  • 1999年6月歯科医院向け電子カルテシステム「Dental Spirit」の販売開始

2000年代

  • 2001年1月画像管理システム「画像報告書 歯医者さん」の販売開始
  • 2001年6月岡山県岡山市今二丁目に本社新社屋を建設
  • 2006年11月岡山県岡山市野田三丁目に本社を新築移転
  • 2007年1月M&A歯科電子カルテ統合システム「Hi Dental Spirit」の販売開始
  • 2009年10月M&A電子レセプト請求ソフトを搭載したパッケージとして歯科電子カルテ統合システム「Hi Dental Spirit XR」の販売開始

2010年代

  • 2010年10月歯周・視診検査アプリ「i-DS検査」の販売開始
  • 2012年8月問診アプリ「i-DS問診」の販売開始
  • 2015年1月自費の治療提案・見積作成アプリ「i-DS自費プランナー」の販売開始
  • 2015年8月画像アプリ「i-DSビジュアルPro」の販売開始
  • 2016年8月M&A歯科電子カルテ統合システム「Hi Dental Spirit XR-10i」の販売開始
  • 2017年2月予約アプリ「i-DS予約」の販売開始
  • 2017年7月岡山市北区今二丁目に研修・宿泊施設であるセミナーハウスを開設
  • 2018年1月岡山市北区野田三丁目に本社別館を取得

2020年代

  • 2020年2月歯科医院の受付窓口の利便性を向上させるHi-Payシリーズの販売開始
  • 2020年6月歯科医院の来患分析を可能とするアプリ「Doctor アシスト Pro」の販売開始
  • 2020年11月「オンライン資格確認パック」販売開始
  • 2020年12月上場東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2021年1月スマホ予約「ClinicSmileコネクト」販売開始
  • 2021年6月スマホ診察券・スマホ診療「ClinicSmileONE」販売開始
  • 2021年11月スマホ診察券・スマホ診療のオプション「LINEメッセージ」販売開始
  • 2021年12月JP1によるプログラム自動配信「Hi Dental Net on JP1」販売開始
  • 2022年3月スマホ診察券・スマホ診療のオプション「スマホ問診」販売開始
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しによりJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行
  • 2023年3月M&AAI・音声電子カルテ統合システム「Hi Dental Spirit AI-Voice」販売開始
  • 2023年4月AI・音声歯周病検査システム「P-Voice Dental Spirit」販売開始
  • 2023年8月AI・音声歯周病検査システム「Perio chart Pro.Voice」販売開始
  • 2024年8月AI・音声サブカルテ「Sub Karte-Voice」販売開始
  • 2025年4月M&AAI・音声電子カルテ統合システム AI-Voice Revo.11 販売開始
  • 2025年6月子会社「Hiクラージュ株式会社」設立
  • 2025年6月AI・音声シリーズ総称を「Hiクラテス」と命名

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。そのうち5項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高2026年9月期まで24億84百万円
  • 経常利益2026年9月期まで6億62百万円
  • 売上高経常利益率2026年9月期まで26.7%
  • 当期純利益2026年9月期まで4億51百万円
  • 売上高当期純利益率2026年9月期まで18.2%

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    中長期的な営業拠点拡大と顧客増

    短期的な規模拡大や利殖を追求せず、緩やかで確固たる土台を築くため、中長期的視点で営業拠点を拡大し顧客数を増加させる方針。

  2. 02

    AI・音声電子カルテ統合システムの推進

    「AI・音声Hiクラテス」として、AI・音声電子カルテ統合システムRevo.11や音声歯周病精密検査などを開発し、『攻めの予防医療』を実現する。

  3. 03

    治療から予防、外来から訪問への転換

    『攻めの予防医療』に向け、「治療から予防」「外来から訪問」を2大テーマに掲げ、歯科医院の経営革新と医療費抑制に貢献する。

  4. 04

    商号統一によるブランド力向上

    2026年1月1日にHiクラテス株式会社へ商号と商品名を統一し、ブランド力と企業価値を高め、長期的な社会貢献を目指す。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 6期分

グループ全体で117人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は536万円で、5期前と比べて+31.6%平均年齢は38.6歳、平均勤続年数は10.3年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2020年9月40733.47.2127
2021年9月42233.57.0143
2022年9月40435.18.0134
2023年9月42235.18.2134
2024年9月49137.49.8117342
2025年9月53638.610.3117427

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 — 岡山市北区514百万円
本社別館 — 岡山市北区203百万円
セミナーハウス — 岡山市北区164百万円

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は24億円営業利益5億円前期と比べると増収増益で、売上が+14.3%、利益が+25.0%。

売上高
+14.3%
24億円
営業利益
+25.0%
5億円
純利益
+0.0%
4億円
営業利益率
20.8%
前期比 +1.8%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高25億円24億円
営業利益6億円5億円
純利益5億円4億円
1株あたり配当¥88¥88

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は6億円、営業利益は1億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q6116.72
2023年3Q300.00
2023年4Q40
2024年1Q5120.01
2024年2Q6233.32
2024年4Q10110.01
2025年2Q12325.03
2025年4Q12216.71
2026年2Q13430.83
2026年3Q6116.71

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 11期分

2016年2月期からの11期で、売上は20億円から24億円へ1.2倍に増えた。直近期の営業利益率は20.8%。売上は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
歯科電子カルテ統合システム「Hi Dental Spirit XR-10i」の販売開始
2016年2月2063
2016年9月1232
岡山市北区今二丁目に研修・宿泊施設であるセミナーハウスを開設
2017年9月2043
2018年9月2053
2019年9月1942
東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2020年9月1942
2021年9月2464
2022年9月2253
AI・音声電子カルテ統合システム「Hi Dental Spirit AI-Voice」販売開始
2023年9月2043
2024年9月214619.04
AI・音声電子カルテ統合システム AI-Voice Revo.11 販売開始
2025年9月245720.84

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高24億円のうち、営業利益として残るのは5億円20.8%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の16.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金20.8%5億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金54.2%13億円
  • その他の費用持分法損益などの調整4.2%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益20.8%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
79.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+12.4pt
20.8%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+10.0pt
16.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比2.1pt
11.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
8.5%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
10.9%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 8期分

2025年9月期は営業CFが5億円、投資CFが−7億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は11億円で、売上の5.5ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2018年9月321512
2019年9月33−4614
2020年9月400417
2021年9月2−64−418
2022年9月3−5−2−215
2023年9月1−4−1−311
2024年9月52−2716
2025年9月5−7−2−211

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 11期分

2025年9月期の総資産は47億円。このうち返さなくてよい自己資本が42億円で、自己資本比率は88.9%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2016年2月2015576.7
2016年9月2217578.1
2017年9月2520580.3
2018年9月3022874.8
2019年9月2824487.2
2020年9月3126585.8
2021年9月4035587.2
2022年9月4036488.7
2023年9月4137491.9
2024年9月4439489.9
2025年9月4742588.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳単体ベース
現金及び預金
15億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
36億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
5億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中19位あたり、逆に低いのはROE605社中357位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
11.0%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
20.8%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
88.9%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
14.3%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
3.8%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥2,300で、1年前と比べて+3.1%過去52週の値幅のなかでは56%の位置にある。

¥2,300-0.9%1ヶ月+3.1%1年+3.1%時価総額51億円
過去52週の値幅
安値¥2,056高値¥2,489

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)11.3倍
PER (会社予想)11.3倍
PBR1.17倍
配当利回り3.83%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は25日線(2162.36円)を上回り、75日線(2253.56円)は下回る。1ヶ月で+1.0%と小幅上昇、52週高値2549円から13.7%安。出来高は低調で、上値は重い。週足はもみ合い。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり88で、前期から+5.7%いまの株価に対する利回りは3.83%。増配か配当維持が2年続いている。

年間配当
¥88
1株あたり
配当利回り
3.83%
いまの株価に対して
配当性向
46.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
2年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2022年9月7854.9
2023年9月50−35.943.1
2024年9月8876.048.8
2025年9月935.746.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥88

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ1,041人。区分でいちばん多いのは個人・その他57.2%。グループ会社や銀行などの安定株主が38.8%を占め、残る61.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他64.260.361.060.259.957.2
事業法人35.832.335.835.835.838.1
外国法人3.81.52.02.12.1
証券会社1.91.41.21.41.9
金融機関1.70.30.70.80.7
外国人個人0.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01有限会社エス・イー35.00
02石井 滋久31.77
03東和ハイシステム社員持株会2.38
04株式会社EPARK2.34
05山本 倫典2.15
06猪子 久美子2.05
07MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)1.98
08石井 惠美子1.57
09株式会社SBI証券1.17
10加藤 丈博1.08

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近20
  • 2026-08-31
    石井 滋久
    変更報告
    68.34%
    -0.67pt
  • 2026-08-31
    石井 滋久
    変更報告
    69.01%
    -1.01pt
  • 2026-08-31
    石井 滋久
    変更報告
    71.03%
    -0.01pt
  • 2026-08-31
    石井 滋久
    変更報告
    70.02%
    -1.01pt
  • 2026-08-31
    石井 滋久
    変更報告
    71.04%
    -1.00pt
  • 2026-08-17
    石井 滋久
    新規の大量保有報告
    68.34%
  • 2026-07-24
    石井 滋久
    変更報告
    55.31%
    +23.54pt
  • 2026-07-23
    石井 滋久
    変更報告
    32.78%
    -1.01pt
  • 2026-07-23
    石井 滋久
    変更報告
    31.77%
    -1.01pt
  • 2026-07-22
    石井 滋久
    変更報告
    33.80%
    -1.00pt
  • 2026-07-22
    石井 滋久
    変更報告
    33.79%
    -0.01pt
  • 2026-07-16
    石井 滋久
    新規の大量保有報告
    56.88%
    +1.57pt
  • 2026-06-16
    石井 滋久
    新規の大量保有報告
    55.31%
    +23.54pt
  • 2026-06-15
    石井 滋久
    新規の大量保有報告
    33.80%
  • 2026-06-15
    石井 滋久
    変更報告
    31.77%
    -1.01pt
  • 2026-06-12
    石井 滋久
    変更報告
    33.80%
    -1.00pt
  • 2026-06-12
    石井 滋久
    変更報告
    32.78%
    -1.02pt
  • 2026-05-28
    石井 滋久
    新規の大量保有報告
    32.78%
    -1.01pt
  • 2026-05-28
    石井 滋久
    新規の大量保有報告
    31.77%
    -1.01pt
  • 2026-05-27
    石井 滋久
    新規の大量保有報告
    33.79%
    -1.01pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 11期分

1株利益は11期で−92%、1株純資産は11期で−90%。直近期のROEは11.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2016年2月2,46218,90521.320.3
2016年9月1,51720,49510.333.0
2017年9月2,96524,04217.816.9
2018年9月1781,14114.311.7
2019年9月1211,24110.117.3
2020年9月1251,3449.628.1
2021年9月1741,57212.219.637.4
2022年9月1421,6118.913.054.9
2023年9月1161,6767.115.143.1
2024年9月1801,76610.510.348.8
2025年9月2011,88311.012.146.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/9期の役員報酬は総額126百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約10倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
石井滋久代表取締役801,487,600
飯塚正也取締役6215,500
猪木健二取締役62
髙橋睦治取締役(監査等委員)693,600
福井五郎取締役(監査等委員)771,200
辻啓一取締役(監査等委員)781,200
小林宏次取締役57
西山剛生取締役64
梶上章徳取締役(監査等委員)61

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)210410452
社外取締役313134
取締役(社内)1999

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,679字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3 【事業の内容】 当社は、歯科医院向け電子カルテシステムに特化した研究開発、コンサルティング、サポートを行う製販一体のオンリーワン企業です。 1978年、『売上なくして経営なし 利益なくして事業なし 人生もロマン 経営もロマン 無限の可能性に挑戦』を経営理念、また「サポートなくして販売なし」「お客様の笑顔、お客様の満足が私たちの喜び」「顔が見え、心が触れ合う」を事業理念に掲げ歯科医療に夢と未来を提供したいとの強い思いから創業しました。 そして、2020年12月25日東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)へ上場いたしました。 主力商品である「AI・音声電子カルテ統合システム」は、厚生労働省のガイドライン(「電子カルテ三原則」真正性・見読性・保存性)に対応、「生体認証指静脈」を採用することで真正性を確保、世界のセキュアDB「HiRDB」を採用することで監査証跡機能による情報漏洩、データ改竄を排除したカルテ機能とiPadを用いたインフォームドコンセント機能、レセプト機能、これらを統合・一元管理を可能としたシステムです。 さらに、「歯周病検査なくして糖尿病治療なし」をモットーに医院経営を「治療から予防へ」導くと共に社会問題である「衛生士不足・医療費抑制・健康寿命延伸」の課題解決へ、2025年4月7日「AI・音声電子カルテ統合システム AI-Voice Revo.11」を誕生させました。 また6月11日 今後ますます高度化、複雑化していく医療DXや医院承継問題、衛生士不足といった課題解決へ向けたコンサルティング業務等により、当社および当該子会社とのシナジー効果を生み出し、更なる収益基盤の拡大と企業価値向上を目的とした子会社「Hiクラージュ株式会社」を設立致しました。更に6月18日「AI・音声電子カルテ統合システム AI-Voice Revo.11」「AI・音声 歯周病検査」「AI・音声 サブカルテ」これら3つのAI・音声シリーズを総称して「AI・音声 Hiクラテス※」と銘を打ち、激変する歯科業界のリーディングカンパニーとして大きな旋風を巻き起こして参りました。 そして2026年1月1日、Hiクラテス株式会社へ商号と商品名を統一することで、ブランド力と企業価値をさらに高めていくと共に、これまで培ってきたすべてを一新、ここから30年50年100年と社会に貢献し続ける会社へ成長して参ります。 なお、当社の事業は「歯科医院向けシステム事業」の単一セグメントであります。 ※当社の英語表記社名の一部である「Hi」と古代ギリシャ医学の父、医聖であると言われているHippocrates(ヒポクラテス)の名前を組み 合わせました。 (ビジネスモデル) 当社は、仕入先メーカーから機器等を仕入れ、当社が開発したシステムを搭載することで商品とし、これを歯科医院に納品・販売しております。 販売先である歯科医院は、原則としてリース契約を活用して支払いを行います。歯科医院はリース会社とリース契約を締結し毎月のリース料を支払い、当社はリース会社より販売代金を受領しております。例外的にリース契約を活用しない場合、当社は歯科医院から直接、販売代金を受領します。 商品のハードウェアに係る修理・保守については、顧客による実費負担となっております。ただし、顧客である歯科医院は、顧客が独自に結成している任意の互助会組織HMG(注)1に加入することで、ハードウェアの修理・保守に係る費用負担を受けることができます。2025年9月30日現在、HMGへの加入は顧客2,974件中、2,916件となっております。 1.HMG(ハイデンタルハードメンテナンス互助会のことで略称をHMGと呼びます。)とは当社の顧客が独自に結成している任意の 互助会組織です。主な目的は、当社商品に係るハードウェアの修理・保守等に係る費用の負担や会員同士の情報交流です。当社の顧客は月当たり1,500円からの会費(なお、システム規模により変動)を納入することで、入会できます。 当社及び顧客等との関連を系統図で示すと以下のとおりとなります。 (事業系統図) (*1)上図の[リース活用時]は、顧客が当社商品の購入に当たり、リース会社とリース契約を締結した場合の資金の流れです。 (*2)上図の[現金取引時]は、顧客が当社商品の購入に当たり、販売代金を直接、顧客から当社に支払う場合の資金の流れです。 (事業の特徴) 当社事業及び当社が手掛ける商品・サービスには、以下の特徴があります。 ① 商品・サービスについて わが国では現在、「全国医療プラットフォームの創設」、「電子カルテ情報の標準化」、「診療報酬改定DX」等、医療DXへの取り組みが進められており、その中核となる医療情報システムの重要度は益々大きな役割を担うものと考えます。一方、顧客である歯科医院の抱える問題として、慢性的な歯科衛生士不足、保険治療主体から予防歯科へのシフト、来たる国民皆歯科健診への患者受け入れ体制強化等、医療DXによる業務効率化を迫られています。 そこで当社は、情報漏洩とデータ改ざんを排除し、電子カルテ三原則を確保した医療情報セキュリティの構築、電子カルテとオンライン診療を含む予約・問診・受付自動精算機・歯周病検査・画像・治療説明等が一元管理されたシステム、先生が診療しながら、手袋を外さず、音声でカルテ作成・検査結果が記録でき、治療説明の会話記録とテキスト化による自費での診療トラブルを防止できるシステム、この3要素を備えた商品展開を行っております。 また、当社では下記の①②③のAI・音声シリーズを展開しております。 ① AI・音声シリーズ 「AI・音声電子カルテ統合システム Revo.11」 先生が診療しながら、手袋を外さず、音声でカルテ作成・検査結果が記録でき、治療説明の会話録音とテキスト化による自費での診療トラブルを防止できます。 ② AI・音声シリーズ「AI・音声歯周病精密検査」 歯周病治療・予防に係る検査と記録を歯科医師・衛生士1人で完結するだけでなく、短縮された時間を利用してお客様とのコミュニケーションやカウンセリングの時間に充てることで、患者様の満足度や歯周病予防への意識を高め、定期メンテナンス促進へ繋げることができます。 ③ AI・音声シリーズ「AI・音声サブカルテ」 サブカルテのデジタル化により、歯科医院で共有する患者様のあらゆる情報を院内だけでなく訪問診療先でも AI・音声による入力と情報共有が可能となります。 そして、2026年1月1日、社名を「Hiクラテス」に商号変更、「AI音声電子カルテ統合システム」「AI音声歯周病精密検査」「AI音声サブカルテ」これら3つのAI・音声シリーズの総称である「Hiクラテス」と商号を統一することで、ブランド力と企業価値をさらに高め、歯科業界のリーディングカンパニーとしてさらなる成長を目指します。 当社の電子カルテ機能については、「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン 第6版(令和5年5月)」(厚生労働省)で示されている「電子保存の3基準」に適合するため、株式会社日立製作所のデータベース「HiRDB」に指静脈生体認証システムを組み合わせることで、データベースに対するあらゆる操作及び操作者の記録や、不正な書換・消去などの防止を可能とし、患者及び顧客である歯科医院が安心して利用できるシステムを提供しており、併せて歯科医院の様々な業務に関するオプション製品を揃えております。オンライン診療を含む予約・問診・受付自動精算機・歯周病検査・画像・治療説明等、これらの製品が一元管理されていることで、業務の効率をあげるシステムを販売しています。 (当社商品の体系について) システム区分   機能の種類   名称 基幹システム   AI・音声入力機能を備えた電子カルテ機能   AI・音声Hiクラテス 業務効率化 患者と歯科医院を結び付ける 情報システム   一元管理されたオプション製品群   自動精算機CTIシステム オンライン診療システムスマホ予約・スマホ診療・スマホ診察券 上表の主力商品のコンセプトに、患者及び歯科医院の安心と満足につながる情報システムをパッケージソフトとして提供してまいりました結果、中には20年以上の長期にわたる取引関係となる顧客も多く、当社の顧客による買替更新比率は91.1%(注)2となり、顧客数は以下のとおり推移しております。 2.買替更新比率は、2020年10月1日から2025年9月30日を対象期間として、当社顧客のうち買替更新を行った顧客の合計件数を、 当社顧客のうち買替更新を行った顧客の合計件数と他社切替により当社との取引関係を解除した顧客の合計件数の合計で除して計算しております。 (地域ブロック別の顧客数の推移) 地域ブロック名   2021年9月末   2022年9月末   2023年9月末   2024年9月末   2025年9月末 九州ブロック   925   909   906   852   842 中国ブロック   876   864   859   863   848 関西ブロック   738   744   733   710   696 四国ブロック   526   514   501   487   481 関東ブロック   77   87   98   102   107 計   3,142   3,118   3,097   3,014   2,974 ② 収益形態及びソフトウェア三無主義について 当社の収益は、独自に開発しパッケージ化した歯科電子カルテ統合システムの販売によるシステム売上高が大部分を占めております。他には、診療報酬改定などの制度上の変更に伴うプログラム改定売上高、オンライン資格確認などのプログラム改定売上高、その他として機器の修理による売上高等で構成されております。 なお、当社は顧客である歯科医院の安心感・満足感を高めるため、創業以来、「ソフトウェア三無主義」を提唱し、定期的な保守料等は受け取っておりません。「ソフトウェア三無主義」とはシステムサポート、ソフトウェア保守、バージョンアップこれら3つを全て無償で行うサービスです。例えば、当社システムの使用や操作方法について不明な点が出てきた場合に、専任の営業サポート社員から説明やトレーニングを受けることができます。そのため、顧客である歯科医院は、当社商品の購入後、毎月定額の保守料等の費用負担なく安心してサポートサービスを受けることができます。 ③ 営業サポート体制について 当社は、西日本を中心とした全国24拠点に約75名の営業サポート社員を配置し、地域密着型の営業サポート体制を構築しております。その担当エリアにおいて当社社員は、新規顧客への営業活動と、既存顧客に対する保守サービス等のサポート活動を行っております。 新規顧客への営業活動としては、顧客となる歯科医院に直接訪問し、医院運営に適ったシステムとアプリケーションを提案する営業を行っております。既存顧客に対するサポート活動としては、顧客ごとに専任の営業サポート社員を配置し、地域密着のサポート体制をとっております。具体的には、定期的な顧客訪問、診療報酬改定時の情報提供(例えば、説明用冊子の作成など)、改定内容に係る説明会の開催や訪問時の個別説明、顧客の歯科医院内での業務フローに合わせた細かなシステム設定、機器障害発生時での訪問対応等があります。このようなサポートを専任体制により提供することで、顧客との信頼関係が醸成されると考えております。 またこのように、地域に密着して営業活動とサポート活動を行う専任の営業サポート担当社員が、顧客を直接訪問し保守サービス等の「顔の見える」営業サポートを実践することで顧客の要望を把握し、当社システムの一層の進化・向上につなげることで、顧客満足度の向上に取り組んできた結果、既存顧客が定期的に行う基幹システムの入替時において一定の買替更新比率を確保しております。 さらに、このような営業とサポートの両面を支えるため、2010年から営業サポート社員全員にクラウド型営業支援ツールを導入し、顧客情報の可視化を行うことで、営業部門全体の生産性を高めるよう努めてまいりました。下記に当社の営業拠点の状況を記載いたします。 (2025年9月30日現在) 地域ブロック名(営業拠点数)   営業拠点名 九州ブロック(8)   福岡支店、北九州営業所、佐賀営業所、大分営業所、長崎営業所、熊本営業所、鹿児島営業所、沖縄営業所 中国ブロック(6)   岡山本社、広島支店、福山営業所、山口営業所、島根営業所、鳥取営業所 関西ブロック(5)   大阪支店、堺営業所、大阪北事務所、神戸支店、姫路営業所 四国ブロック(3)   愛媛支店、高松営業所、高知営業所 関東ブロック(2)   東京支社、横浜営業所 ④ 売上債権の回収について 当社は複数のリース会社と提携することで、歯科医院が円滑にリース契約を締結できる体制としております。リース契約の活用により、顧客は初期導入費用の負担を軽減でき、当社は売上債権回収に係る業務負担を軽減しております。 ⑤ 開発業務について 当社は、社内による独自開発を基本方針としております。これは、吸い上げられた顧客ニーズを迅速に開発業務へとつなげるためであります。また、外注委託の活用を限定的とすることで、製販一体の強みをより生かすことができるとの考えによります。さらに、株式会社日立製作所との特約店契約に基づく連携により、日立グループが有する新しいIT技術のノウハウを開発業務に活用できる体制を構築しております。
経営方針・対処すべき課題2,546字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において、当社が判断したものであります。 (1)会社の経営方針 当社創業者が掲げる経営信条は、「商いの原点に忠実たれ」「商いの王道を歩む」であります。当社の事業理念・行動指針等はすべてこの経営信条から生まれたものであり、当社はこの価値基準に従いビジネスを展開する方針であります。 また当社の事業理念は「サポートなくして販売なし」「お客様の笑顔、お客様の満足が私たちの喜び」「顔が見え、心が触れ合う」であり、創業者の経営信条を反映させております。さらにこれを具体化した「地域密着のサポート」「精緻なサポート」「最先端の技術と知識を駆使したお客様の為の電子カルテシステムの開発」を行動指針として取り組んでおります。 当社が考える「商いの原点」とは「顔が見え、心が触れ合う」ことであり、この信条・理念を忠実に実践するためには、顧客1人1人と向き合い対話を重ね、信頼関係を構築することが重要となります。そのため当社は、短期的な事業規模の拡大や利殖を追求せず、中長期的な視点での営業拠点の拡大及び顧客数の増加を志向し、緩やかでありますが確たる土台を築いた上で成長・発展する方針です。 (2)経営環境 当社が直面している経営環境は、制度、業界、顧客の3つの側面があります。 (制度的側面) わが国の医療制度は、医療費財源を賄う医療保険などの医療保障制度と、病院や医師等に関する医療提供制度の両面で成立しております。このうち医療保障制度の面では、近年の少子高齢化と医療費の膨張から、保険財政の悪化が課題となっております。そこで、2年に1度、厚生労働省の諮問機関である中央社会保険医療協議会等により診療報酬の改定が行われます。特に歯科については、診療報酬の計算が複雑多岐にわたり、都道府県単位でも解釈が相違するケースも出ております。 (業界的側面) 当社が属する歯科医療業界では、一般的に「歯科材料商」と呼ばれる代理店を通して、歯科医院の運営に必要な器具・備品等を調達することが一般的であります。そのため歯科用レセプト・コンピューターを手掛ける同業他社も、「歯科材料商」に販売業務を委託しておりました。 しかし近年、歯科用コンピューターの役割について、レセプト単独目的の使用から、電子カルテを始めとする種々のアプリケーションとの連携や、一定の条件下ではありますがオンライン診療の容認など、IT技術を歯科医院の運営に活用する素地が整ってきており、当社が提案する歯科電子カルテ統合システムの需要が高まってくると考えております。 そのような中、歯科業界では歯科衛生士が一人もいない医院の割合が39.2%へと拡大、12歳児 永久歯の虫歯の数は、10分の1(昭和59年比較)へと減少、さらに3年後 80歳超の高齢者は、約1,436万人に増加する一方で、来院患者が大幅に減少する等、これまでの「治療主体・外来主体」では生き残れない、重大な局面に差し掛かっていると言えます。 一方、東北大学の研究では、糖尿病患者が年1回歯周病治療で歯科受診すれば、人工透析へ移行するリスクが32%低減、さらに年2回以上なら44%低減されることが確認、小児から通院が難しくなったご高齢の患者さままで一生のかかりつけ歯科医として、歯周病の治療と予防こそが健康寿命の延伸・医療費の抑制・国民のQOL向上へ極めて重要であると考えます。 (顧客的側面) 当社の顧客である歯科医院は全国に65,579件(JAHIS:一般社団法人保健医療福祉情報システム工業会(2025年9月30日現在))が開業されていますが、医院数は年々減少しております。主な要因としては、歯科医師のボリュームゾーンである60~69歳の先生方がリタイアしていき、さらに若い世代の歯科医師離れが影響しております。 このような要因により、歯科医院の経営が逼迫されたことや後継者不足で引退医院数が新規開業医院数を上回っていることによると考えています。 一方で、当社はDX化を推進している又は推進する予定の医院を対象顧客と考えており、65,579件のうち6割の約39,000件を想定しております。 (3)対処すべき課題 2026年9月期は、初の女性総理大臣が誕生し、医療費4兆円削減を掲げる日本維新の会と連立した内閣において、これまでの日本経済や社会保障のあり方や仕組みが大きく変わることが期待されています。特に歯科業界においては、高市総理が所信表明で『攻めの予防医療』と語られたことで、今後はより一層 歯周病が糖尿病・腎臓疾患・認知症・心疾患等、全身疾患の大きな要因であり、歯周病の治療・予防こそが、年々増え続ける国の医療費の抑制、健康寿命の延伸、国民のQOL向上へ不可欠であることが、より強く注目されることは言うまでもありません。 ところが、歯科業界の現場では、歯科衛生士不足が約4割へと拡大、歯周病専門医も僅か1.2%と不足しており、更に居宅訪問診療のニーズも僅か19.0%しか満たしていない等、課題が山積しております。 そこで、当社は「AI・音声電子カルテ統合システムRevo.11」「AI・音声歯周病精密検査」「AI・音声サブカルテ」をAI・音声Hiクラテスと命名、『攻めの予防医療』実現へ向けて「治療から予防・外来から訪問へ」を2大テーマに掲げ、患者さま一人ひとりの健康と長生きの為、今後の地域医療で更に重要な役割を担う歯科医院の経営革新の為、そして国の医療費抑制の為に全力で貢献して参る所存です。 そして2026年1月1日、Hiクラテス株式会社へ商号と商品名を統一することで、ブランド力と企業価値をさらに高めていくと共に、これまで培ってきたすべてを一新、ここから30年50年100年と社会に貢献し続ける会社へ成長して参ります。 このような取り組みにより、2026年9月期は売上高24億84百万円、経常利益6億62百万円、売上高経常利益率26.7% 当期純利益4億51百万円、売上高当期純利益率18.2%へ3期連続 最高益更新を目指して参ります。是非とも、当社の動向に期待して下さい。
事業等のリスク6,197字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3 【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項を以下に記載しております。当社は、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、その発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存でありますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容もあわせて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1) 競争優位を脅かす技術革新等について 当社は医療情報システムの開発・販売業を営んでおります。当社は、その中でも歯科医療に特化し、長年にわたり構築してきた歯科電子カルテ統合システムと、地域密着型のサポート体制により、同業他社との差別化を図っております。これにより、日本の人口減少などマクロ的な影響を受けながらも、今後も顧客数の拡大を続けていくことができる状況と判断しております。 しかしながら、当社の歯科電子カルテ統合システムの優位性が失われるほど大きな技術革新の進展や、IT環境の著しい変化が生じた場合、あるいは顧客のニーズが著しく変化した場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) 顧客である歯科医院について 「第一部 企業情報 第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)経営環境」に記載のとおり、当社が顧客としている歯科医院数は今後、減少する傾向にあります。また、日本の人口減少に伴い歯科医院運営の競争も厳しくなると予想されます。 これらの要因により、今後、引退による歯科医院数の減少や、経営不振による既存顧客による買替需要・投資意欲の減退等が当社の予測を上回った場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) 顧客が設立している任意の互助組織HMG(ハイデンタルハードメンテナンス互助会)について HMGは当社の顧客である歯科医師が発起人となり組成された任意団体であり、加入資格は当社の顧客に限定され、ハードウェアの修理・保守に係る費用など会員の負担軽減を目的に規約に沿って運営されております。またHMG会員は年2回発行されるHMG会報により会員同士の情報交換も図っております。結成以来、HMGと当社は非常に良好な関係を維持しており、相互に敬意を払いながら共通の利益を追求するパートナー関係を構築しております。 しかしながらHMGは当社と独立した組織であることから、会員の総意により結成目的や運営方針に大きな転換が発生し、それが当社のビジネスモデルに大きな影響を与える場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (4) 特定商品に特化した事業展開について 当社は現在まで、歯科電子カルテ統合システムの開発・販売に取り組むとともに、市場及び顧客のニーズに真摯に対応することでシェアを伸ばしてまいりましたが、特定商品の供給に特化していることから、当該商品に重大な課題が判明した場合や、市場と大きなミスマッチが発生した場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 特約店契約について 当社は株式会社日立製作所と特約店契約を締結し、現在のところ、継続的かつ良好な関係を維持しております。また同契約は、IT機器の安定調達、及び新商品開発時の知識面・技術面での助言や支援など、当社の事業活動の円滑化・安定化に貢献しております。 しかしながら、株式会社日立製作所側の特約店戦略や諸条件の変更があった場合、あるいは何らかの事由により当該契約を解除する事態となった場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 仕入先が限定的であることについて 当社は歯科電子カルテ統合システムに特化した事業展開をしており、当社で開発したシステムを搭載するハードウェアについては、株式会社日立製作所等の仕入先から提供を受けることでコスト削減を図ってまいりました。 ただし、仕入先が限定的であることからこれらの取引先の経営環境の著しい悪化や、商品の供給に重大な問題が生じた場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 商品の品質管理について 当社は歯科電子カルテ統合システムとして、「Hi Dental Spirit」シリーズと附属するアプリケーションは自社で研究・開発を進めており、リリースしている商品について、自社で独自の品質管理を行っております。これまで重大な不具合等は生じておりませんが、何らかの特殊事情により展開している商品について重大な不具合等が生じ、これに対するリカバリーに多くの業務量を要する場合や、新規の供給が停滞するような場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (8) 制度上の改定に伴うプログラム改定について 歯科医療業界においては、概ね2年に1度の頻度で医療保険制度の改正に係る診療報酬の改定が、また、概ね3年に1度の頻度で介護保険の改正に係る診療報酬の改定が行われます。当社では、このような制度上の改定に際して、その規模、業務量その他に応じて有償でプログラム改定作業を行い、これを売上高として見込んでおります。 しかしながら、制度上の改定等の範囲、規模、複雑性や高度性が当社の業務処理能力を上回った場合、あるいは、作成した改定プログラムに重要な欠陥やバグが含まれてしまった場合、当社が見込んでいた制度上の改定が全く発生しなかった場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を与える可能性があります。 (9) プログラム変更作業の発生による業績の変動について 当社の営業サポート社員は、新規顧客への営業活動と既存顧客に対する保守サービス等のサポート活動の双方を担当しております。そのためプログラム変更に伴う改定作業が必要となった場合、既存顧客に対するサポート活動の増加により、新規顧客に対する営業活動に支障が生じるおそれがあります。また、2年に1度の医療保険制度の改正及び3年に1度の介護保険制度の改正に係る診療報酬改定は4月に、歯科用貴金属の価格改定に伴う医療保険制度の診療報酬改定は3か月ごとに発生する傾向があります。またこれら以外にも、臨時的に診療報酬改定等が発生する場合もあります。そのため、当該プログラム変更の規模・業務量・頻度によっては、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (10) 新商品・サービスの開発及び技術革新等によるプログラム修正について 当社は同業他社との競争に勝ち抜くため、最新の情報技術を活用した歯科医院向けのコンピューターシステムの開発に注力しております。しかし、開発の全てが順調に進み新商品・サービスを提供できるとは限らず、開発途中における修正や見直し等により新商品・サービスの投入に遅れが生じたり、開発そのものが中止された場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 また、当社の提供するWindows搭載サーバーやiPadなどの各端末に搭載されるOS(Operating System)の提供者により、それらのガイドラインや機能が変更され、当社が提供するコンピューターシステムのプログラム修正が必要となった場合、その修正の程度によっては、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (11) 人財の採用及び教育について 当社が安定的な成長を確保していくためには、「歯科医療や保険診療等の電子カルテメーカーとして必須の専門知識」と「ソフトウェア及びハードウェアに係るITスキル」「知識とスキルを駆使して行う説明会講師や顧客ニーズを引き出すコミュニケーション能力」を備えた人財の確保が重要となります。当社の経営理念を理解し、賛同しうる人財の確保を重要課題として、新卒の採用だけでなく、他業種を含めた職業キャリアの採用(中途採用)など、優秀な人財の獲得に取り組んでおります。また、人財教育に関しましては、OJTといった現場での実践を通じた教育に加え、専任講師による専門知識を習得する機会を増やし、プロフェッショナルとなり得る人物を育成しております。 しかしながら各都道府県への支社・支店、営業所の進出に対して、人財確保及び育成が追いつかない場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (12) 人財の流出について 上述のように、当社が安定的な成長を確保していくためには優秀な人財の確保及び育成が重要となります。しかしながら、マクロ的な経済環境・雇用環境の変化や、個人の家庭環境・属性により当社を退職する社員が一定数存在しております。当社が提供する地域密着型のサポートサービスを維持するために必要な人員数を割り込む程の人財流出が発生した場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (13) 知的財産権について 当社が保有する商標権は、ロゴマーク及び商品名である「Hi Dental Spirit 」(歯科電子カルテ統合システム)の2つであります。これらについて当社は、国内の同業他社及び類似業種における当社商標権の侵害の有無を確認しております。 また、当社が商品開発やプロモーション等を行う場合、必要に応じて第三者の特許権、商標権等の知的財産権の登録・使用状況を外部の弁理士等を通じて調査することで、知的財産権に関わるリスク低減を図っております。 しかしながら、当該調査をしても第三者の特許権、商標権等の知的財産権の登録・使用状況が明確に判明せず、結果として第三者の保有する特許権、商標権等の知的財産権を使用したこと等により第三者の当該知的財産権を当社が侵害した場合には、当該第三者から損害賠償請求等を受ける可能性があり、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (14) 個人情報の保護について 当社の主たるシステムは、その性質上、歯科医院の患者情報を扱うことになり、顧客におけるシステム切り替え時のデータコンバートや買替時など、当社も個人情報に関わることがあります。「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱事業者としての義務を果たすためにも、個人情報の保護の徹底を図り個人情報の保護の方針を定め、当該方針の遵守を徹底するよう努めるとともに、個人情報の取扱いに関する社内教育を行い、データも暗号化処理を施すなど、管理・運用面についても慎重を期しております。 また、社内における個人情報管理に関しても、運用担当者を厳格に定め、サーバー類の運用ルールも厳格なマニュアルに規定し、運用が適正に行われるように取り組んでおります。 これらを踏まえ、引き続き、第三者認証である個人情報保護マネジメントシステム(PMS)の獲得などを、早急な課題と位置付け取り組んでまいります。 しかしながら、当社で取扱う個人情報等について、漏洩、改ざん、不正使用、外部からの不正アクセス、その他想定外の事態が発生する可能性が完全に排除されているとはいえず、これらの事態が発生した場合、適切な対応を行うための相当なコストの負担や、当社への損害賠償請求、当社の信用力の低下等によって、当社の事業展開、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。万が一、個人情報が漏洩するような事実が発生した場合は、社会的信用を失墜し、それに伴う不利益は甚大なものとなり、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (15) 内部管理体制について 当社は、企業ブランドの持続的な向上を図るためにも、コーポレート・ガバナンスが有効に機能することが不可欠であると認識しております。そのため、業務の適正性及び財務報告の信頼性の確保、さらに健全な倫理観に基づく法令遵守の徹底が必要であると認識しており、役職員等の社内関係者の不正行為等が発生しないようにコンプライアンス規程を制定し、当社の役職員等が遵守すべき法令及びルールを定め、内部監査等により遵守状況の確認を行っております。 しかしながら、法令等に抵触する事態や社内関係者による不正行為が発生する事態が生じた場合、あるいは事業の急速な拡大により内部管理体制の構築が追いつかない場合には、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (16) 特定人物への依存について 当社におきまして、創業者であり代表取締役でもある石井滋久は、当社の経営信条、経営方針、経営理念、事業理念、事業モデル、経営戦略のあらゆる場面で中心的な役割を果たしており、現在も経営戦略、会社の事業推進、営業施策とその推進等において、重要な役割を果たしております。 当社では取締役会及び執行役員体制を整え、役員及び幹部社員の情報共有や経営組織の強化など権限委譲を図り、同氏に過度に依存しない経営体制の整備を進めておりますが、何らかの理由により同氏が業務執行を継続することが困難となった場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (17) 大規模な自然災害・戦争等の非常事態・感染症による緊急事態等の有事発生時について 当社は、開発の拠点を岡山本社、地域密着型のサポートサービスの拠点を岡山本社とそれ以外の西日本を中心とした主要都市に設置し、商品は岡山本社から各拠点に配送する方式としております。当社の顧客は歯科医院という医療機関であるため、有事発生時であっても当社には従来通りの役割が求められます。そのため、本社や各拠点が被災等の有事発生時に備え、営業・物流も含めたサービス提供機能の維持を課題として取り組んでおります。 現状、これら自然災害・緊急事態等が発生した場合に備え、BCP(事業継続計画)策定により有事発生時への対処策を立案し、顧客、事業及び財務状況への影響を最小化するよう努めております。しかしながら、本社又は各拠点が自然災害や非常事態により被害を受け、その物的・人的損害が甚大である場合、感染症その他により地域的又は全国的に緊急事態宣言が発出され、経済活動よりも安全や健康が優先されるべき事態となった場合、当社の業務活動の継続自体が困難又は不可能となり、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 (18) 大株主について 当社の代表取締役石井滋久(資産管理会社である有限会社エス・イーを含む)は、本書提出日現在で発行済株式総数の66.8%を保有する大株主であります。 同氏は、安定株主として引き続き一定の議決権を保有し、その議決権行使にあたっては株主共同の利益を追求するとともに、少数株主の利益にも配慮する方針を有しております。 当社といたしましても、同氏は安定株主であると認識しておりますが、将来的に何等かの事情により大株主である同氏の持分比率が低下した場合、当社株式の市場価格及び議決権行使の状況等に影響を及ぼす可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,893字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1) 経営成績等の状況の概要 当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①経営成績の状況 当事業年度におけるわが国経済は、2025年1月に発足したトランプ米政権による関税政策や長引く国際紛争、継続する物価上昇などの影響で、2013年以来12年振りとなる企業倒産(上半期5,000件超)の発生など、とてつもない厳しい状況が続いています。 そのような中、歯科業界では歯科衛生士が一人もいない医院の割合が39.2%へと拡大、12歳児 永久歯の虫歯の数は、10分の1(昭和59年比較)へと減少、さらに3年後 80歳超の高齢者は、約1,436万人に増加する一方で、来院患者が大幅に減少する等、これまでの「治療主体・外来主体」では生き残れない、重大な局面に差し掛かっていると言えます。 一方、東北大学の研究では、糖尿病患者が年1回歯周病治療で歯科受診すれば、人工透析へ移行するリスクが32%低減、さらに年2回以上なら44%低減されることが確認されています。小児から通院が難しくなったご高齢の患者さままで一生のかかりつけ歯科医として、歯周病の予防と治療こそが健康寿命の延伸・医療費の抑制・国民のQOL向上へ極めて重要であると考えます。 そこで当社は、「治療から予防・外来から訪問へ」を2大テーマにForbes Japan 2年連続掲載、BSテレビ東京 地球大調査 2回連続出演、当社独自デンタルフェア開催、4月7日「AI・音声電子カルテ統合システム Revo.11」を誕生させ、「AI・音声歯周病精密検査」「AI・音声サブカルテ」の3つのAIシリーズの総称としてAI・音声Hiクラテスと命名し、積極的な啓蒙活動に取り組んで参りました。さらに先行導入医院によるデータを解析、① 歯周病精密検査100%1人で完結 ② 精密検査時間10分短縮 ③ メンテナンス率最大12%アップ ④ 重度の歯周病精密検査で、2人で30分要していた時間が1人で20分、即ち生産性3倍等、驚愕の結果が確認されました。また9月26日の日本デンタルショー2025へ向けて歯周病精密検査結果・補足情報から進行予測の診断を支援する「Perio JudgeⅡ」を開発、会場内で操作デモを実演して大きな反響を頂く等、リーディングカンパニーとして歯科業界に大きな旋風を巻き起こして参りました。 これらの取組みの結果、AI・音声Hiクラテスに係るシステム等の売上が順調に推移すると共に、矢継ぎ早に発信される医療DX推進に係る補助金を活用したソフトの売上も大きく寄与、当事業年度の業績は、売上高2,406,943千円(前期比13.9%増)、営業利益549,606千円(前期比30.2%増)、経常利益652,002千円(前期比11.0%増)、当期純利益448,093千円(前期比11.5%増)で、2期連続での最高益更新となりました。 さらに自己資本比率88.9%、売上高経常利益率27.1%、売上高当期純利益率18.6%と高水準の経営指標となり、2025年9月末株価ベースで PER 12.1倍、PBR 1.3倍、ROE 11.0%となっております。 ②財政状態の状況 (資産) 当事業年度末における資産合計は4,721,932千円となり、前事業年度末より346,216千円増加いたしました。 a. 流動資産 流動資産は2,442,113千円と前事業年度末より458,226千円増加いたしました。主な内訳は、現金及び預金の減少108,030千円、1年以内に償還される投資有価証券を振替えたことによる有価証券の増加199,880千円、商品の減少62,542千円と、預け金の増加406,679千円であります。 b. 固定資産 固定資産は2,279,818千円と前事業年度末より112,009千円減少いたしました。主な内訳は、ソフトウエアが完成したことによるソフトウエア仮勘定の減少80,600千円とソフトウエアの増加31,878千円、投資有価証券の減少103,850千円であります。 (負債) 当事業年度末における負債合計は525,850千円となり、前事業年度末より84,231千円増加いたしました。 a. 流動負債 流動負債は466,264千円と前事業年度末より78,867千円増加いたしました。主な内訳は、買掛金の増加8,212千円、受渡日が到来していない投資有価証券の購入代金を含む未払金の増加95,132千円、未払法人税等の減少21,361千円であります。 b. 固定負債 固定負債は59,586千円と前事業年度末より5,364千円増加いたしました。内訳は、退職給付引当金の増加5,364千円によります。 (純資産) 当事業年度末における純資産合計は4,196,081千円となり、前事業年度末より261,985千円増加いたしまし た。主な内訳は、利益の獲得による増加と配当金の支払による減少の結果として利益剰余金が220,844千円増加、その他有価証券評価差額金が41,328千円増加したことによります。 ③キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は1,103,767千円となり、前事業年度 末より501,350千円減少いたしました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は次のとおりでありま す。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によって得られた資金は461,223千円(前年同期は504,437千円の収入)となりました。これは主として税引前当期純利益の獲得による651,027千円の収入、売上債権7,012千円の増加、棚卸資産31,585千円の減少、仕入債務8,212千円の増加、減価償却費88,404千円の計上、投資有価証券売却益52,740千円の調整等があったことによるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によって支払った資金は735,237千円(前年同期は186,013千円の収入)となりました。これは主として投資有価証券の取得による支出1,048,001千円、投資有価証券の売却による収入1,156,588千円、定期預金の預入による支出800,000千円、土地の購入を含む有形固定資産の取得による支出41,029千円があったことによります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によって支払った資金は227,335千円(前年同期は178,243千円の支出)となりました。これは主として配当金227,147千円の支出があったことによります。 ④生産、受注及び販売の状況 a. 生産実績 当社で行う事業は、提供する商品の性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しておりま す。 b. 受注実績 当事業年度におけるシステム売上高に関する受注実績は、次のとおりであります。なお他の収益形態は、その性格上、受注実績の記載になじまないため記載を省略しております。なお、当社は「歯科医院向けシステム事業」の単一セグメントであるため、地域ブロック別に記載しております。 地域ブロック別   受注高(千円)   前年同期比(%)   受注残高(千円)   前年同期比(%) 九州ブロック   392,344   111.9   2,692   - 中国ブロック   462,886   99.2   -   - 関西ブロック   329,652   102.6   6,969   - 四国ブロック   228,697   97.6   -   - 関東ブロック   57,143   115.8   -   - 合計   1,470,725   103.4   9,662   - (注) 1.地域ブロック間取引はありません。 2.上記の金額には、消費税等は含まれておりません。 3.前年同期比における「-」は、前事業年度の受注残高がないことを意味しております。 4.受注残高における「-」は、受注残高がないことを意味しております。 c. 販売実績 当事業年度における販売実績は、次のとおりであります。 なお、当社は「歯科医院向けシステム事業」の単一セグメントであるため、収益形態別及び地域ブロック別に記載しております。 収益形態   販売高(千円)   前年同期比(%) システム売上高   1,461,063   102.4 ソフトウエア・付属品売上高   546,008   185.8 プログラム改定売上高   192,443   81.3 月額利用料   101,487   173.1 自動精算機等売上高   53,229   117.0 その他   52,711   100.2 合計   2,406,943   113.9 地域ブロック別   販売高(千円)   前年同期比(%) 九州ブロック   636,949   120.4 中国ブロック   791,635   114.1 関西ブロック   522,350   112.1 四国ブロック   348,951   105.5 関東ブロック   107,056   112.8 合計   2,406,943   113.9 (注) 1.地域ブロック間取引はありません。 2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、販売実績の総販売 実績に対する割合が10%以上の販売先がないため、省略しております。 また、ブロックごとの当社のシェアは次のとおりであります。 (2025年9月30日現在 単位:件) 地域ブロック別   オンライン請求歯科医院数   電子媒体請求歯科医院数   小計   当社顧客数   当社シェア(%) 九州ブロック(注)1   6,096   342   6,438   842   13.1 中国ブロック(注)2   3,320   114   3,434   848   24.7 関西ブロック(注)3   8,028   568   8,596   696   8.1 四国ブロック(注)4   1,316   52   1,368   481   35.2 関東ブロック(注)5   12,442   1,328   13,770   107   0.8 (社会保険診療報酬支払基金 「レセプト請求別の請求状況」令和7年度8月診療分より) (注) 1.九州ブロックは、福岡県、大分県、佐賀県、長崎県、熊本県、鹿児島県、沖縄県で構成されております。 2.中国ブロックは、岡山県、広島県、山口県、鳥取県、島根県で構成されております。 3.関西ブロックは、大阪府、兵庫県、岐阜県で構成されております。 4.四国ブロックは、香川県、愛媛県、高知県で構成されております。 5.関東ブロックは、東京都、神奈川県で構成されております。 6.上記データは社会保険診療報酬支払基金による「レセプト請求別の請求状況」から、2025年12月1日時点 で公表されている2025年9月30日現在における公表数値と、同じく2025年9月30日現在における当社の顧 客数を対応させて記載しております。 7.上表の「オンライン請求歯科医院数」とは、オンラインによるレセプト請求を行っている歯科医院数 です。「電子媒体請求歯科医院数」とは、電子媒体(例えばCDロム等)を提出することでレセプト請求を 行っている歯科医院数です。各ブロックで記載しているこれらの数値は、(注)1から(注)5までで 記載している当社の営業拠点が所在する都府県の歯科医院数を合計しております。 8.ブロックごとの「オンライン請求歯科医院数」と「電子媒体請求歯科医院数」の合計を分母として、 ブロックごとの当社の顧客数の合計を分子として当社シェアを算定しております。 9.シェアの算定に当たって使用する当社の顧客数は、各営業拠点が管轄する顧客数であります。そのため、 実際の顧客の所在地と異なっている場合があります。 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。 ①経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a. 経営成績の分析 当事業年度の売上高営業利益率は22.8%(前事業年度20.0%)と前年より上昇となりました。これは主として販売費及び一般管理費が124,625千円増加したものの、売上総利益が252,005千円増加したことに起因します。今後も継続的に全社的な生産性向上に向けて、事業活動全般に対して必要な施策を行い、より収益性の高い企業を目指して取り組んでまいります。 (売上高) 当事業年度の売上高は、2,406,943千円(前年同期比13.9%増)と増収となりました。 治療から予防へ口腔ケアの重要性が益々高まる中、小児から来院できない高齢の患者さままで一生のかかりつけ歯科医へ向けた支援として、医療DXの観点から補助金を活用したソフトの開発・販売に注力すると共に主力商品である「AI・音声電子カルテ統合システム AI-Voice Revo.11」「AI・音声 歯周病検査」「AI・音声 サブカルテ」これら3つを総称した「AI・音声 Hiクラテス」の販売が順調に拡大したことによるものです。 (売上総利益) 当事業年度の売上原価は、製品製造原価が25,585千円増加したものの、利益率の高いソフトウエア・付属品売上が増加したことにより、結果として当事業年度の売上総利益は252,005千円増加し、1,853,528千円(前年同期比15.7%増)となりました。 (営業利益) 当事業年度の販売費及び一般管理費は、人件費が54,958千円増加し、さらに新聞広告等の広告宣伝費が47,873千円増加したこと等により、販売費及び一般管理費は124,625千円の増加となったものの、売上総利益が増加したことにより営業利益は549,606千円(前年同期比30.2%増)となりました。 (経常利益) 当事業年度の営業外収益に有価証券利息13,959千円、受取配当金18,800千円、投資有価証券売却益52,740千円、投資事業組合運用益20,734千円を計上したこともあり、経常利益は652,002千円(前年同期比11.0%増)となりました。 (当期純利益) 当事業年度の当期純利益は、法人税、住民税及び事業税の計上210,475千円、法人税等調整額△7,541千円の計上により448,093千円(前年同期比11.5%増)となりました。 b. 財政状態の分析 当事業年度の財政状態の分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②財政状態の状況」に記載のとおりであります。 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源および資金の流動性に係る情報 a. キャッシュ・フローの分析 当事業年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b. 資本の財源及び資金の流動性について 当社の運転資金等については、主に自己資金により充当しております。当事業年度末の現金及び現金同等物は1,103,767千円となり、将来に対して十分な財源及び流動性を確保しております。 ③重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成されております。この財務諸表を作成するにあたり、当事業年度における資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える将来に関する見積りを実施する必要があります。これらの見積りについて、当社は当事業年度末時点において過去の実績やその他の様々な要因を勘案し、合理的な仮定等に基づき算定しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性の影響から、将来においてこれらの見積りとは異なる場合があります。 当社が財務諸表の作成にあたり採用している重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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本ページは公的開示と市場データに、群青で示した解釈を重ねて構成しています。財務・株価の数値は開示・市場データをそのまま表示し、AIには生成させていません。 AI評価 (割安判定・スコア) は解釈です — 詳しくは編集方針をご覧ください。