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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ユミルリンク

4372 · Growth · 情報・通信業

メッセージングプラットフォーム「Cuenote」を提供。法人のデジタルコミュニケーションを支援するSaaS企業。

概要

ユミルリンクは、法人向けデジタルコミュニケーションを支援するメッセージングプラットフォーム「Cuenote」を開発・提供する情報通信企業である。1999年に東京都渋谷区で創業し、2021年に東京証券取引所マザーズに上場。2025年12月期の売上高は31億円、従業員数は163名。主力製品「Cuenote FC」は売上の59.4%を占める。

メール配信からSMS・認証まで網羅するCuenoteシリーズ

「Cuenote」シリーズは、メール配信システム「Cuenote FC」、SMS配信サービス「Cuenote SMS」、メールリレーシステム「Cuenote SR-S」、認証サービス「Cuenote Auth」、Webプッシュ通知「Cuenote Push」、アンケートフォーム「Cuenote Survey」、安否確認サービスなど9種類のサービスで構成される。2025年12月期において、Cuenote FCが売上高の59.4%を占める主力製品である。サービスはSaaS形式とソフトウエア形式で提供され、データセンターは東京都3箇所、大阪府2箇所、福岡県1箇所の計6箇所で運用される。

サブスクリプション型収益と定期契約額の推移

当社の収益は、毎月のサービス利用料が継続的に計上されるサブスクリプションモデルが中心である。重要な経営指標として月次経常収益(定期契約額)を定め、2025年12月末時点の定期契約額は252,376千円(前年同期比11.7%増)となった。2025年12月期のCuenote SaaSのサブスクリプション売上は2,868,986千円(前年比10.7%増)に達し、年間のメール配信数は955億通、月間では89億通を記録した。ストック型収益が収入の大半を占めるため、安定的な事業運営が可能となっている。

親会社の変遷とグループ体制

ユミルリンクは創業以来、複数の親会社を持つ。2002年に株式会社サイバーエージェントの傘下に入り、2005年にはサイボウズ株式会社が親会社となった。2011年にはアイテック阪急阪神株式会社(現:阪急阪神ホールディングスグループ)が親会社となり現在に至る。2024年9月には株式会社ROCを子会社化し、連結子会社とした。ROCはSNS運用代行やマーケティング支援を行い、2025年7月には書籍「新・Instagramマーケティング解体新書」を発売している。

国内6拠点のデータセンターと開発体制

当社はSaaSサービスの安定運用のため、東京都(3箇所)、大阪府(2箇所)、福岡県(1箇所)にデータセンターを持つ。開発拠点は東京本社、大阪支店、北海道オフィスの3箇所で、過去には沖縄オフィス(2016年開設、2024年閉鎖)や福岡オフィス(2018年開設、2024年閉鎖)も運営していた。2025年12月期の各サービス稼働率は高水準を維持し、Cuenote Surveyは100.0000%、Cuenote FCは99.9967%を記録した。

業界の中での役割はメッセージングソリューションのプロバイダー。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
31億円
営業利益
7億円
営業利益率
22.6%
純利益
4億円
2025/12 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

01法人向けマーケティング主力

マーケティング活動を支援するメール配信システムなどを提供。ECサイトや会員サイトでのプロモーションに活用。

主な製品・サービス3
Cuenote FC
大量のメールを高速配信するメール配信システム。
Cuenote Mail for kintone
kintoneからメール送信を可能にするサービス。
Cuenote Survey
Webアンケートやフォームを作成できるシステム。

02通信・認証準主力

SMS配信や本人認証サービスを提供。ECサイトの本人確認や不正アクセス対策などに利用。

主な製品・サービス3
Cuenote SMS
国内携帯キャリアと直接接続したSMS配信サービス。
Cuenote Auth
SMSやIVRを利用した本人認証サービス。
Cuenote SR-S
メールを代行配信するリレーシステム。

03自治体・公共準主力

自治体向けに災害情報の配信や住民への通知を行うサービスを提供。

主な製品・サービス2
Cuenote SMS for LGWAN
自治体のネットワークからSMSを配信するサービス。
Cuenote 安否確認サービス
災害時の安否確認や緊急参集を支援するサービス。

04EC・会員サイト副次

通知メールやPush通知など、顧客とのコミュニケーション手段を提供。

主な製品・サービス1
Cuenote Push
Webプッシュ通知を行うサービス。

製品と技術

高速メール配信エンジン「Cuenote FC」

「Cuenote FC」は、数百~数千万件の大規模メール配信を高速かつ円滑に処理するメール配信システムである。SaaS形式(パブリック型・プライベート型)とソフトウエア形式で提供され、マーケティング機能(セグメント配信、シナリオメール、ABテスト、API連携)を備える。主な用途はメールマガジン、緊急速報メール、リードナーチャリングなどで、2025年12月期の売上構成比は59.4%を占める。年間配信数は955億通に達し、高速配信エンジンは独自開発のMTAに基づく。

キャリア直結のSMS配信「Cuenote SMS」

「Cuenote SMS」は、国内4キャリア(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル)と直接接続し、企業から個人向けにSMSを確実に配信するサービスである。2020年7月に楽天モバイル回線に対応し、全キャリアとの直接接続を実現した。開封率が高く、本人認証、料金通知、督促、プロモーションなどに利用される。また、自治体向けに総合行政ネットワーク(LGWAN)経由で利用できる「Cuenote SMS for LGWAN」も提供している。

トランザクションメールの信頼性を高める「Cuenote SR-S」

「Cuenote SR-S」は、既存システムから送信されるメールをSMTPリレーし、遅延や不達を解消するメールリレーシステムである。暗号化通信(TLS)や送信者署名(DKIM)に対応し、ECサイトの決済通知や商品出荷通知などのトランザクションメールで活用される。APIによるメール配信も可能で、企業側にMTAを用意する必要がない。2025年7月にはエントリープランを追加し、小規模利用にも対応した。

認証・アンケート・安否確認など拡がるサービス群

「Cuenote Auth」はSMSやIVR(音声自動応答)を用いた本人認証サービスで、APIにより簡単に導入できる。固定電話への音声認証にも対応し、ECサイトの転売対策や不正アクセス防止に用いられる。「Cuenote Survey」はHTML知識不要でWebアンケートやフォームを作成可能。「Cuenote 安否確認サービス」は気象情報と連動し、災害時の従業員安否確認を実現する。「Cuenote Push」はアプリ不要のWebプッシュ通知で、サイト誘導に活用される。これらはすべてCuenoteプラットフォーム上で統合的に管理できる。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

SaaS型採用支援で急成長、高収益の独立系

同社は情報・通信業に属し、主力の採用管理システムを中心に安定した収益基盤を構築している。直近の売上高は23億円から31億円へと増加し、営業利益率も22%台で推移しており、同業他社と比較しても高い収益性を示す。競合のVRain Solutionやソラコムが同様の領域で拡大を進める中、同社は特化型クラウドサービスで差別化を図っている。内需中心のビジネスモデルであり、国内の採用市場の拡大に伴う安定成長が見込まれる。ただし、海外展開や新規分野への投資は限定的で、成長余地は国内市場に依存する傾向がある。

強み

  • 営業利益率22%を維持し、同業他社を上回る効率性を実現。
  • 売上高が毎年増加し、堅調な事業拡大が継続。
  • 採用支援に特化し、競合との差別化に成功。
  • 国内市場中心で、景気変動の影響を受けにくい。

課題

  • グローバル展開が未着手で、成長機会を逃す可能性。
  • 特定顧客への依存度が高く、契約解約リスク。
  • VRain Solution等の台頭で競争環境が厳しさ増す。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がユミルリンク

時価総額で並べると、掲載11社のなかで5番目にあたる。

#企業時価総額PER
16888アクモス51億円15.7倍
23625テックファームホールディングス51億円9.7倍
34437gooddaysホールディングス51億円8.3倍
44172Hiクラテス51億円11.3倍
54372ユミルリンク50億円12.3倍
65026トリプルアイズ50億円
73840パス50億円
84728トーセ50億円12.4倍
95571エキサイトホールディングス50億円19.5倍
104171グローバルインフォメーション49億円21.3倍
113760ケイブ49億円

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 38件

ホームページ制作請負からメール配信エンジン開発へ (1999-2003)

1999年7月、企業のホームページやWebシステムの制作請負を目的として、東京都渋谷区恵比寿に有限会社ユミルリンクを設立。2000年6月にユミルリンク株式会社へ組織変更した。2002年1月、株式会社サイバーエージェントが親会社となり、同時に一般第二種電気通信事業者認定を取得。2002年7月にメール配信システムを開発し、2003年2月には高速メール配信エンジンを独自開発した。同年7月、メール配信ASPサービス(現:Cuenote FC)の提供を開始した。

サイボウズ傘下で製品ブランド「Cuenote」を確立 (2005-2009)

2005年12月、サイボウズ株式会社が親会社となり、サイボウズグループに加わった。2006年7月にはPerlフレームワーク「TripletaiL」を公開し、同年12月にはアイテック阪神株式会社(現:アイテック阪急阪神)と業務提携した。2008年4月、Erlang言語を用いた高精度性能分析ツールを開発。同年6月、メール配信トラブルを改善するリレーサーバー「Cuenote SR-S」を発売した。2009年3月、製品を「Cuenote」ブランドに統一し、SaaSサービス「Cuenote FCプレミアム」の提供を開始した。

阪急阪神グループ入りと大阪支店開設 (2011-2016)

2011年2月、アイテック阪急阪神株式会社が親会社となり、阪急阪神ホールディングスグループに加わった。同年7月、大阪支店を大阪市福島区に開設。2013年7月、アンケート・フォームシステム「Cuenote Survey」を発売し、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)認証を取得した。2015年12月、業務拡大に伴い本社オフィスを東京都渋谷区代々木に移転。2016年7月、開発拠点として沖縄オフィス(沖縄県北谷町)を開設した。

契約数1,000突破と上場準備の拡大期 (2016-2021)

2016年9月、「Cuenote」シリーズの契約数が1,000契約を突破した。2018年1月、福岡オフィスを開設(2024年閉鎖)。同年6月には北海道オフィスを開設。2018年11月、SMS配信サービス「Cuenote SMS」の提供を開始。2019年11月、「Cuenote 安否確認サービス」を開始した。2020年3月、大阪支店を大阪市北区に移転。2021年9月、東京証券取引所マザーズに株式を上場した。

グロース市場移行と契約数2,000達成 (2022-2024)

2022年4月、東京証券取引所の市場区分見直しにより、マザーズからグロース市場に移行した。同年5月、認証サービス「Cuenote Auth」を提供開始。2022年9月、契約数が2,000契約を突破した。2023年3月、総合行政ネットワーク(LGWAN)と接続する「Cuenote SMS for LGWAN」を提供開始。2024年9月、株式会社ROCを子会社化し、連結子会社とした。2024年11月、Webプッシュ通知サービス「Cuenote Push」を提供開始した。

kintone連携強化とオフィシャルパートナー認定 (2025)

2025年6月、kintoneからメール送信ができる「Cuenote Mail for kintone」を提供開始。同年7月、子会社ROCが書籍「新・Instagramマーケティング解体新書」を発売。また同日、メールリレーサービス「Cuenote SR-S エントリープラン」の提供を開始した。2025年9月、サイボウズの「オフィシャルパートナー」に認定された。同年12月期の売上高は31億円、営業利益7億円、親会社株主に帰属する当期純利益4億円を計上した。

年表38件を開く

1990年代

  • 1999年7月創業企業のホームページやWebシステムの制作業務の請負を目的として、東京都渋谷区恵比寿に有限会社ユミルリンクを設立

2000年代

  • 2000年6月ユミルリンク株式会社へ組織変更
  • 2002年1月株式会社サイバーエージェントが親会社となる(サイバーエージェントグループ)
  • 2002年1月一般第二種電気通信事業者認定
  • 2002年7月メール配信システム(注1)開発
  • 2003年2月高速メール配信エンジンを独自開発
  • 2003年7月メール配信ASPサービス(現:Cuenote FC)の提供を開始
  • 2005年9月プライバシーマーク認定取得
  • 2005年12月サイボウズ株式会社が親会社となる(サイボウズグループ)
  • 2006年7月Perlのフレームワーク(注2)「TripletaiL」を公開
  • 2006年12月アイテック阪神株式会社(現:アイテック阪急阪神株式会社)と業務提携
  • 2008年4月Erlang言語(注3)を使用した高精度性能分析ツールを開発
  • 2008年6月メール配信のトラブルを改善するリレーサーバー「Cuenote SR-S」を発売
  • 2009年3月製品を「Cuenote」ブランドに統一 SaaSサービス「Cuenote FCプレミアム」を提供開始

2010年代

  • 2011年2月「Cuenote FCプレミアム」がASP・SaaS安全・信頼性に係る情報開示認定を取得
  • 2011年2月アイテック阪急阪神株式会社が親会社となる(阪急阪神ホールディングスグループ)
  • 2011年7月大阪支店(大阪市福島区)を開設
  • 2013年7月アンケート・フォームシステム「Cuenote Survey」を発売
  • 2013年7月情報セキュリティマネジメントシステム「ISMS」認証を取得
  • 2015年12月業務拡大のため本社オフィスを東京都渋谷区代々木に移転
  • 2016年7月開発拠点として沖縄オフィス(沖縄県中頭郡北谷町)を開設(2024年4月閉鎖)
  • 2016年9月「Cuenote」シリーズの契約数が1,000契約を突破
  • 2018年1月開発拠点として福岡オフィス(福岡市博多区)を開設(2024年4月閉鎖)
  • 2018年6月開発拠点として北海道オフィス(札幌市中央区)を開設
  • 2018年11月SMS配信サービス「Cuenote SMS」を提供開始
  • 2019年11月「Cuenote 安否確認サービス」を提供開始

2020年代

  • 2020年3月業務拡大のため大阪支店を大阪市北区に移転
  • 2020年7月「Cuenote SMS」が「楽天モバイル」の回線向けSMS配信に対応し、国内4キャリアと直接接続を開始
  • 2021年9月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
  • 2022年5月認証サービス「Cuenote Auth」を提供開始
  • 2022年9月「Cuenote」シリーズの契約数が2,000契約を突破
  • 2023年3月総合行政ネットワーク(注4)と接続する「Cuenote SMS for LGWAN」を提供開始
  • 2024年9月M&A株式会社ROCを子会社化
  • 2024年11月Webプッシュ通知サービス「Cuenote Push」を提供開始
  • 2025年6月kintoneからメール送信ができる「Cuenote Mail for kintone」を提供開始
  • 2025年7月メールリレーサービス「Cuenote SR-S エントリープラン」を提供開始
  • 2025年9月サイボウズの「オフィシャルパートナー」に認定

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/12期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    提供サービスの拡充

    kintoneとの連携サービスを開始するなど、メッセージング領域の技術やノウハウを活かし、顧客ニーズに応じたサービスや機能を拡充する。複数のコミュニケーション手段を統合管理するプラットフォーム化を推進する。

  2. 02

    開発力の強化

    新規サービスやCuenoteサービスの機能開発のため、技術者の採用に注力する。東京、大阪、北海道の拠点で継続的に開発力強化のための基盤整備を推進する。

  3. 03

    基盤設備の増強

    国内にSaaS用の新基盤を開設し、可用性・拡張性・データ堅牢性を向上させる。DR拠点間分散サービスとともに事業継続性を高め、適時適切な設備投資で安定運用を図る。

  4. 04

    サービスの認知・理解向上プロモーション

    オンラインプロモーション、展示会出展、サービス活用セミナーを実施し、Cuenoteブランドの認知向上と営業機会創出、既存顧客への効果的な活用方法提示を行う。

  5. 05

    内部管理体制の強化

    コーポレート・ガバナンス強化のため、効率的で透明性の高い経営、適切な資源配分、意思決定の迅速化、コンプライアンスの徹底を推進し、より強固な内部管理体制を構築する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で163人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は653万円で、4期前と比べて+14.2%平均年齢は40.3歳、平均勤続年数は7.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2021年12月57239.47.1112
2022年12月59239.57.7112
2023年12月59839.37.4125
2024年12月60540.37.6151397
2025年12月65340.37.6163429

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年12月期・提出会社(単体)
女性管理職比率22.2%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都渋谷区216百万円
大阪支店 — 大阪市北区53百万円
ほか1件の開示あり
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    メールマガジン配信サービス 一式
    文部科学省 · 2019-03-07
    180万円
  • 調達
    メールマガジン配信サービス 一式
    文部科学省 · 2021-03-15
    180万円
  • 調達
    メールマガジン配信サービス 一式
    文部科学省 · 2022-03-14
    180万円
  • 調達
    メールマガジン配信サービス 一式
    文部科学省 · 2018-03-08
    180万円
  • 調達
    メールマガジン配信サービス 一式
    文部科学省 · 2020-03-12
    180万円
  • 調達
    メールマガジン配信サービス 一式
    文部科学省 · 2023-02-08
    119万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年12月期の売上高は31億円営業利益7億円前期と比べると増収増益で、売上が+14.8%、利益が+16.7%。

売上高
+14.8%
31億円
営業利益
+16.7%
7億円
純利益
-20.0%
4億円
営業利益率
22.6%
前期比 +0.4%pt

会社が出している今期の予想2026年12月期

項目会社予想前期実績
売上高34億円31億円
営業利益5億円7億円
純利益4億円4億円
1株あたり配当¥20¥20

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年2Qで、売上は17億円、営業利益は3億円。前年の2025年2Qと比べると、売上は+13.3%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年1Q6116.71
2023年2Q5240.01
2023年3Q6116.71
2023年4Q61
2024年1Q6116.71
2024年2Q7228.61
2024年4Q14321.43
2025年2Q15320.02
2025年4Q16425.02
2026年2Q17317.62

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 9期分

2017年12月期からの9期で、売上は11億円から31億円へ2.8倍に増えた。直近期の営業利益率は22.6%。売上は8期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2017年12月1121
開発拠点として福岡オフィス(福岡市博多区)を開設(2024年4月閉鎖)
2018年12月1221
2019年12月1522
2020年12月1632
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2021年12月1943
2022年12月2254
2023年12月2364
株式会社ROCを子会社化
2024年12月276622.25
2025年12月317722.64

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年12月期

売上高31億円のうち、営業利益として残るのは7億円22.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の12.9%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金35.5%11億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金41.9%13億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益22.6%7億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
64.5%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+14.2pt
22.6%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+6.3pt
12.9%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比0.7pt
12.4%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
11.1%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
49.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 3期分

2025年12月期は営業CFが5億円、投資CFが−2億円で、差し引きのフリーCFは3億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は26億円で、売上の10.1ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年12月3−301
2024年12月6−2425
2025年12月5−2−3326

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 9期分

2025年12月期の総資産は36億円。このうち返さなくてよい自己資本が30億円で、自己資本比率は83.9%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年12月86272.2
2018年12月97279.1
2019年12月129373.8
2020年12月1411376.0
2021年12月2117480.8
2022年12月2419581.5
2023年12月2824485.4
2024年12月3428682.9
2025年12月3630683.9

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年12月期の内訳
現金及び預金
26億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
26億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
6億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは自己資本比率605社中49位あたり、逆に低いのは配当利回り605社中451位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
12.4%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
22.6%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
83.9%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
14.8%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
1.5%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥1,295で、1年前と比べて-10.0%過去52週の値幅のなかでは38%の位置にある。

¥1,295-0.5%1ヶ月-2.5%1年-10.0%時価総額50億円
過去52週の値幅
安値¥1,068高値¥1,663

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)12.3倍
PER (会社予想)13.6倍
PBR1.57倍
配当利回り1.54%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は1,305円で、25日線1,275.36円を2.3%上回り、短期上昇トレンドにあります。52週高値1,663円からは21.5%下回り、安値1,068円からは22%上昇しました。直近1ヶ月で7.05%上昇しており、7月10日に1,361円まで急伸した後も高値圏で推移しています。ただし、75日線は1,188.23円で、25日線との乖離が拡大しており、過熱感も出ています。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 72/100)

PERが13.79倍と業界平均30.31倍を約55%下回り、PBRも1.65倍と平均3.50倍を下回る。ROEは12.4%と堅調で、収益性は平均的。配当利回りは1.46%と平均3.42%を下回り、配当性向18.83%と低い。業界平均と比較してPER・PBRともに割安感が強く、成長性も売上増加が見られる。両面性として、株価指標は割安だが配当は低く、成長投資への株主還元の優先度が気になる。

指標この会社業種平均
PER (実績)12.3倍47.9倍
PER (予想)13.6倍
PBR1.57倍2.96倍
ROE12.4%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

Webサイト需要の拡大に伴い、CMS市場は成長が期待される。強気派は、高営業利益率と安定した収益増が評価できるとみる。一方、弱気派は、小規模な売上高で成長の上限が懸念され、競合のCMSとの差別化が明確でないと指摘する。また、業績の伸びが鈍化しており、今後の成長への布石が打てるかが焦点。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質

    営業利益率が20%超と高く、効率的な運営ができている。

  • 安定した収益増

    売上高が順調に増加しており、需要の安定性が見込める。

  • CMS市場の成長

    企業のWeb活用が進み、CMSの需要は今後も拡大する可能性。

  • 売上高3期連続増収、成長株の評価継続影響

    売上高は23→27→31億円と拡大、直前期は14.8%増

  • 営業利益率22.6%の高収益が持続継続影響

    営業利益率22.58%と前期から0.36ポイント改善、高付加価値事業

  • 営業利益7億円で過去最高更新通年影響

    営業利益は6億円→7億円、利益率も上昇

  • PBR1.65倍・ROE12.4%のバランス良好継続影響

    PBR1.65倍は過大でなく、ROE12.4%は資本効率が良い

マイナスに働く材料7
  • 売上規模の小ささ

    売上高が31億円と小規模で、成長の限界が懸念される。

  • 競合との差別化

    CMS市場は競合が多く、明確な差別化ができているか不明。

  • 成長の鈍化

    純利益が横ばいで、成長スピードに陰りが見える。

  • 純利益が5億→4億と減益転換通年影響

    純利益は前期比20%減、営業利益増も最終利益は減少

  • 売上高伸び率が2.6ポイント鈍化通年影響

    売上高増加率は前期17.4%から14.8%へ低下、成長ペース減速

  • 株価は1年で10%下落、市場評価低迷不定影響

    1年騰落率-10.0%、センチメントは弱い

  • 営業利益増も純利益減はコスト増の表れ継続影響

    純利益減少の要因が費用増なら収益構造悪化

次の決算で確かめる点
売上高
CMS需要の拡大傾向を確認するため。
営業利益率
利益率の維持が高収益のカギであり、変動に注意。
解約率
顧客の定着度が収益の安定性に直結するため。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり20で、前期から65.5%いまの株価に対する利回りは1.54%。

年間配当
¥20
1株あたり
配当利回り
1.54%
いまの株価に対して
配当性向
18.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年12月5543.5
2025年12月19−65.518.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥20

株主

有価証券報告書より

2025年12月期末の株主数は延べ911人。区分でいちばん多いのは事業法人52.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が55.5%を占め、残る44.5%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年12月%2022年12月%2023年12月%2024年12月%2025年12月%
事業法人51.554.855.957.052.5
個人・その他28.525.723.522.525.7
外国法人5.012.114.215.817.9
金融機関4.44.33.53.63.0
自己株式2.21.61.61.6
証券会社10.63.02.91.20.9
外国人個人0.00.00.00.00.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01アイテック阪急阪神株式会社51.00
02USBK NA JP I&W TS(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)11.90
03清水 亘6.70
04光通信KK投資事業有限責任組合 無限責任組合員光通信株式会社4.45
05INTERACTIVE BROKERS LLC(常任代理人 インタラクティブ・ブローカー株式会社)3.65
06木下 圭一郎2.98
07株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.80
08及川 英夫2.17
09光通信株式会社1.00
10BBH CO FOR GRANDEUR PEAK GLOBAL MICRO CAP FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)0.84

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-07-09
    光通信株式会社
    新規の大量保有報告
    7.42%
    +0.96pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 9期分

1株利益は9期で−97%、1株純資産は9期で−95%。直近期のROEは12.4%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2017年12月3,75816,68325.4
2018年12月3,38320,06518.4
2019年12月4524620.2
2020年12月6330922.7
2021年12月7943520.613.7
2022年12月9350819.812.0
2023年12月10762019.011.4
2024年12月12374316.511.243.5
2025年12月9578312.415.018.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

12名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は12名。2025/12期の役員報酬は総額87百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
清水亘代表取締役 社長54260,700
小林幹彦常務取締役705,800
渡邉弘一取締役475,800
高比良実取締役525,800
斎田誠取締役55
鏑木祥介取締役56
菊川泰宏取締役69
伊達有希子取締役51
松田拓常勤監査役66
宇仁菅亮介監査役51
芹沢俊太郎監査役50
森健一取締役57

役員報酬の内訳2025/12

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4636316
社外監査役213137
社外取締役311114

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/12期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容7,235字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社及び連結子会社1社(株式会社ROC)より構成されており、メッセージングソリューション事業を通じ、法人のデジタルコミュニケーション・マーケティング活動を「テクノロジー」と「サービス」で支援しております。 当社グループは、「価値の高い情報サービスの創造と提供を通して社会に貢献し、常に期待される企業を目指す。」という企業理念を掲げ、消費者や社員等とのエンゲージメント向上を目的とした法人のマーケティング、コミュニケーション活動を支援するメッセージングプラットフォーム「Cuenote(キューノート)」を開発し、提供しております。 当社グループでは、自社で開発したソフトウエアをデータセンターに設置したサービス基盤上で稼働させ、クラウドサービスとして提供するSaaS形式と、顧客が指定するサーバ機材にソフトウエアを設置し利用環境を提供するソフトウエア形式の2形式で主に企業や自治体(以降「顧客」と記載します)にサービスを提供しております。 SaaSとは「Software as a Service」の略でソフトウエアをインターネット経由でサービスとして提供するビジネスモデルまたはその活用方式で、利用者はインターネットに接続可能な端末とブラウザ(インターネット閲覧ソフト)があれば目的とするサービスや機能を短期間で利用開始でき、利用期間中においては提供者からシステム保守やソフトウエア更新など専門性の高いサービスが提供されます。 SaaSの収益は、利用開始時の初期設定売上と毎月のサービス利用売上により構成され、顧客がサービスを利用し続ける限りサービス利用売上が計上されるサブスクリプション型収益であり、新規顧客獲得や既存顧客のプラン追加等によるサービス利用売上の増加額が解約やプラン変更による減少額を下回らない限り、毎月の収益が増加し安定的な収益基盤となることから、定期契約額(SaaSのサービス利用売上や買取型ソフトウエアの保守売上など、一定期間の役務や利用を定めた契約に基づく収益:月次経常収益)を重要な経営指標として定め、この指標に影響する期末の定期契約額(月次経常収益)とメールサービスの解約率の推移を管理しております。 なお、当社グループがデータセンター事業者からデータセンターラック及びインターネット接続回線の供給を受けているデータセンターは、2025年12月31日現在において6箇所(東京都3箇所、大阪府2箇所、福岡県1箇所)となります。 <「Cuenote」とは> 「Cuenote」は、顧客のマーケティング、コミュニケーション活動を支援するソフトウエアシリーズで、「安全・信頼性」「利便性」「経済的合理性」の向上を踏まえ、企画、設計、開発、運用、販売、保守を一気通貫でサービス提供できるノウハウを有する垂直統合型のビジネスモデルにより手掛けております。 「Cuenote」シリーズには、メールマガジンやニュース速報など数百万件~数千万件の宛先にもメールを高速配信する性能とマーケティングのための各種機能を搭載した「Cuenote FC」、kintoneからメール送信ができるサービス「Cuenote Mail for kintone」、ECサイトや会員サイトにおける通知や認証など即時性と確実性を求められるトランザクションメールに効果的な「Cuenote SR-S」、SMS(ショートメッセージサービス)による本人認証や通知、督促、プロモーションを実現する「Cuenote SMS」、「Cuenote SMS for LGWAN」、本人認証ができる「Cuenote Auth」、販売・来店促進ができる「Cuenote Push」、マウスやキーボードの容易な操作でセキュリティに配慮されたWebアンケートやWebフォームを作成できる「Cuenote Survey」、地震・自然災害発生時に従業員やスタッフの安否確認や緊急参集をするための「Cuenote 安否確認サービス」などがあり、SaaSやソフトウエア形式で提供しております。 <「Cuenote」シリーズの主なサービスラインナップ> 「Cuenote」シリーズは、主に次のサービスによって構成されています。 製品名   特徴   主な用途   提供形式 (課金方式) 数百~数千万件の大規模なメール配信を高速・円滑に配信する性能とマーケティングのための各種機能を搭載したサービス。当社グループの売上の59.4%を占める主力製品(2025年12月期実績)。   販売・来店促進、リマインドメールマガジン、料金通知、防災防犯情報、株価通知など   SaaS ソフトウエア (定額・従量制) 業務アプリ構築クラウドサービス「kintone」(注1)から一斉メールや個別メール、添付ファイル付きメールを送信できるサービス。   販売促進、通知、リマインド、求人情報の配信など   SaaS (定額・従量制) 顧客の既存システムから送信されるメールを受信し、通信キャリア毎の通信条件に応じ円滑に転送(SMTPリレー)する、暗号化通信(TLS)や送信者署名(DKIM)にも対応したサービス。   決済や約定、商品出荷通知など     SaaS ソフトウエア (定額制) 国内携帯電話事業者と直接接続し、企業から個人向けにSMS(ショートメッセージサービス)を確実に配信するサービス。   本人認証、料金通知や業務連絡、販売・来店促進、リマインドなど   SaaS (従量制) LGWAN(総合行政ネットワーク)と接続し、セキュアなネットワークからSMSを配信する自治体向けのサービス。   住民への通知や連絡、督促など   SaaS (従量制) SMSやIVRを利用し、APIにリクエストするだけで、確認コードの生成、通知、認証の処理を簡単に実装でき、電話番号による認証を行えるセキュアな認証サービス。   本人認証、ECサイトの転売対策、不正アクセス対策   SaaS (従量制) アプリ不要でユーザーのPCやスマートフォンにWebプッシュ通知を行うことができるサービス。   通知、販売・来店促進、 リマインドなど   SaaS (従量制) HTMLやプログラミングの知識がなくとも、比較的容易なマウス、キーボード操作でセキュリティに配慮されたWebアンケートやWebフォームを作成できるサービス。   アンケート(公開・限定)、資料請求や採用応募などの受付用フォーム   SaaS (従量制) 気象情報と連動し、地震や自然災害発生時に従業員やスタッフの安否確認や緊急参集が行えるサービス。   緊急連絡網、安否確認、参集可否確認   SaaS (従量制) (注1)「kintone」は、サイボウズ株式会社の登録商標です。 [Cuenoteの活用事例] 「Cuenote FC」(メール配信システム) 「Cuenote FC」は、企業がメールを活用して、消費者との関係を構築したり、販売促進を通じ消費者の購買意欲を高めたりといったマーケティング活動を行うために用いるメール配信システムで、SaaS形式及びソフトウエア形式で提供しております。 主な用途としては、ECサイトや会員サイトなど、消費者に対してプロモーション情報や商品の情報を伝えるためのメールマガジン、自治体が災害や防災情報等を住民のスマートフォンや携帯電話に対して、メールで一斉に伝える緊急速報メール、法人が潜在顧客に対して、見込み顧客の購買意欲を高めるためのリードナーチャリング(注1)など、大量のメール配信を行う場面に活用されております。 また、メールを「いつ・誰が開封・クリックしたか」、「メール経由で購入したか(コンバージョン)」といったメールマーケティング効果を測定・把握し、蓄積されたメールの行動データを次のマーケティング施策に活用することで、マーケティング活動を効果的、効率的に実施できると考えております。 さらに、メールの行動履歴(開封・クリックなど)やWebサイトでの行動、購入履歴データなどを利用したセグメントやシナリオメール、顧客属性に合わせたパーソナライズ配信に加え、メールの開封率やクリック率、コンバージョン率を高めるためのABテスト(注2)、お客様システムやマーケティングツールとのデータ連携を可能とするAPI(注3)を活用することで、より効果的なメールマーケティングを実現します。 主な特徴としては、メールを高速配信する処理性能を有することで、大量の会員に対してタイムリーかつ確実に情報を届けられること、豊富な機能でメールマーケティングを実行するうえで、幅広い業界や分野で利用できること、操作性が高く業務の効率化が可能であることなどがあります。 また、「Cuenote FC」の提供形式は、SaaSとソフトウエアがあり、どちらの形式においても提供できることが特徴です。SaaSには以下の提供形式があります。 ・パブリック型 アプリケーション及び稼働環境を複数の顧客で共有する方式です。システム資源を複数顧客で利用するた め、専用環境を利用する場合に比べ安価に利用いただけます。 ・プライベート型 顧客がアプリケーション及び稼働環境を専有する方式です。システムリソースの保証やメール送信時のIP アドレスの専有など安定した品質を利用できることから、大規模なメール配信に適しております。また、 顧客固有ニーズに基づくカスタマイズ等も適用することが可能です。 「Cuenote Mail for kintone」 「Cuenote Mail for kintone」は、「kintone」を利用しているユーザーがプラグインを追加することで、「kintone」の管理画面から一斉メールや個別メール、添付ファイル付きメールを送信できるサービスです。 また、メールの文章に氏名などの情報を差し込んだり、配信の結果や効果測定結果も確認でき、「kintone」を利用しているユーザーがメールを利用したマーケティングや通知などの業務を円滑に行えます。 「Cuenote SR-S」(メールリレーシステム) 「Cuenote SR-S」は、既存のメール配信システムからSMTPリレー(注4)し、メールを代行して配信することで、メールの遅延や不達を解消するメールリレーシステムです。 メールをSMTPリレーして配信するだけではなく、APIによるメール配信も可能とし、企業側のシステムでMTA(注5)を用意しなくとも円滑なメール配信を実現することも可能です。 主な用途として、ECサイトや会員サイトにおける商品発送、登録完了、購入完了などの重要な通知メールなど、トランザクションメールを高速・確実に届けるために活用されております。 大量の宛先に一斉に送るマーケティングメールには「Cuenote FC」、通知メールなどのトランザクションメールには「Cuenote SR-S」を活用することができ、企業から消費者に送るメールに関する幅広いソリューションを提供しています。 「Cuenote SMS」(SMS配信サービス) 「Cuenote SMS」は、企業から個人向けにSMSを配信するサービスです。SMSは、スマートフォンや携帯電話を所有する人に対して、個人が特定されている携帯電話番号へ送信することが可能であること、ナンバーポータビリティにより携帯電話番号自体の変更がされにくいことから、本人認証、重要な通知、業務連絡、督促通知、予約のリマインド、プロモーションなどの用途に利用されております。 当社グループが提供するSMS配信サービスは、国内の4キャリアと直接接続し、携帯電話事業者が認める正規配信ルートを通じて配信することで、大量・確実にSMSを配信できます。 また、企業の利用用途に応じて、SMS配信サービスを管理画面から操作することで配信を行う手動配信、企業のシステムからAPIを通じて配信の指示を行う自動配信の双方で、SMSを配信できます。 SMSは、電話番号のみでメッセージを送信でき、開封率が高いことから、重要な通知や本人認証の用途において利用が広まっており、メールとSMS双方のメッセージチャネルに対応している「Cuenote」を利用する顧客においては、用途に応じて最適なメッセージチャネルを使って、消費者に情報を届けられるようになります。 「Cuenote SMS for LGWAN」 「Cuenote SMS for LGWAN」は、総合行政ネットワーク(LGWAN)から「Cuenote SMS」を利用できる行政・自治体向けサービスです。自治体内のセキュアなネットワークから住民へ通知、連絡など情報を届けることができます。 「Cuenote Auth」(認証サービス) 「Cuenote Auth」は、認証コードの自動生成、SMS・IVR(音声自動応答)を活用した認証をAPIで提供し、本人認証の仕組みを「簡単・短期間で」導入することができます。 Cuenote AuthのAPIにリクエストするだけで、「認証コードの生成」、「SMS・IVRによる認証コードの通知」、「認証画面の表示及び認証処理」、「認証結果の取得」など、一連のプロセスを実行させることができます。また、APIはRESTful形式(注6)を採用し、容易に連携可能なことから導入における開発工数が低減できます。 また、IVR連携機能(オプション)をご利用いただくことで、SMSの受信をサポートしない電話番号(固定電話回線)へ音声発信により認証コードを通知することができます。認証に利用する電話番号をCuenote Auth側で判定し、IVRによる音声通知に自動で切り替わるため、幅広いユーザー・端末における本人認証をサポートします。 さらに、最後に認証を行ってから一定期間は同一端末からの再度の認証手続(認証コードの発行~ユーザーでの番号入力)を不要とすることができます。認証コードの通知に利用するSMSやIVRは、送信数に応じてコストが掛かりますが、一定の期間「再認証不要」とすることで、ユーザービリティを低下させることなくコストを抑えることができます。 「Cuenote Push」(Webプッシュ通知) 「Cuenote Push」は、アプリ不要でユーザーのPCやスマートフォンにWebプッシュ通知を行うことができます。 120字程度の短い文章と画像を組み合わせ、サイトへの誘導や購買に繋げることができます。 メルマガやLINEなどと違い、専用アプリを開くことなくユーザーに通知が届くため気付かれやすいのが特徴です。 ユーザー側が「通知を許可」することで情報を受け取ることができる通知手段です。 「Cuenote Survey」(Webアンケートシステム) 「Cuenote Survey」は、HTMLやプログラミングなどの知識が不要で、比較的容易なマウスとキーボード操作でスマートフォンやPCに対応し、セキュリティに配慮されたWebアンケートや問い合わせWebフォームを作成できるシステムです。 主な用途として、消費者や企業に対する顧客満足度調査、消費者に対するアンケート、Webサイトで利用される問い合わせ・申し込みフォームなどで利用されております。 「Cuenote 安否確認サービス」(安否確認サービス) 「Cuenote 安否確認サービス」は、地震・自然災害発生時に従業員やスタッフに対して、自動で安否確認や緊急参集が行えるサービスです。地震や津波などの気象災害時に気象データと連携して、自動で安否確認メールを配信します。従業員やスタッフが回答した安否状況に関する情報は、管理者がリアルタイムに確認でき、従業員の安否確認や緊急参集などの用途で利用されております。 (注)1.リードナーチャリングとは獲得したリード(見込み顧客)に対してメールや電話などを利用し、有益な情報を提供することで見込み顧客の購買意欲を高めていく手法やプロセスであり、主にBtoB(法人向け)のマーケティング手法です。 2.ウェブサイトやメールなどにおいて、画像やコンテンツ、メールの件名など、AパターンとBパターンの2パターンを用意して、どちらがより良い成果を出せるのかを検証するための手法の一つです。 それぞれの成果を比較し、より高い成果を得られるパターンを見つけるために利用されます。 3.Application Programming Interfaceの略で、あるサービスの提供者が、そのサービスを利用するために提供するインターフェースです。APIを利用することで、同じ機能のサービスを開発する必要がないため、開発効率の向上・開発費用の低減が期待できます。 4.SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)リレーとはメールを中継して配信する方法です。 5.Message Transfer Agent。メールソフトより受信したメールを宛先ごとに振り分けて配送機能に渡す機能を持ちます。配送機能も含めたメールサーバ全体を指すこともあります。 6.APIの種類のひとつで、「REST」(レスト)と呼ばれる設計原則に従って策定されたものです。 [事業系統図] 当社グループの事業系統図は以下のとおりであります。 当社グループでは、事業拡大にあたり販売代理店を活用する場合があり、その際には当社サービス提供の対価の受領は販売代理店を経由して行われております。
経営方針・対処すべき課題3,973字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針・経営環境 当社グループは「価値の高い情報サービスの創造と提供を通して社会に貢献し、常に期待される企業を目指す。」という企業理念の下、「技術と情熱をもってお客様に楽しさと満足を提供するサービスを創造するとともに、社員一人ひとりの個性を尊重し社員の成長を支援する。」ことを企業指針とし、メッセージングプラットフォーム「Cuenote(キューノート)」を、クラウドサービス(SaaS)形式、ソフトウエア形式で提供しております。 2025年5月30日に公表された総務省の「令和6年通信利用動向調査の結果」によりますと、調査対象企業におけるクラウドコンピューティングサービスの導入割合は上昇傾向が続いており8割超えております。場所や機器を選ばない簡便さや、サーバ等の資産を持たず、保守体制のアウトソーシング化も可能であり、それらがメリットとして認識され、経営面で「非常に効果があった」又は「ある程度効果があった」とする評価は、導入企業全体の88.2%に上っていることが示されております。 また、当社グループの推進するメッセージングソリューション事業は、継続率の高いサービス利用料が収入の大半を占めるストック型ビジネス(サブスクリプションモデル)であり、収益・投資等の計画を立てやすく、スケールメリットを得やすいビジネスモデルのため、基本的には堅調な事業推進が可能となっております。 (2)経営戦略等 このような経営方針・経営環境の下、「SaaS事業成長」「顧客価値向上」を通じて、健全な事業拡大のため、次のような取り組みを行っております。 ① 提供サービスの拡充 2025年6月にサイボウズ株式会社の業務アプリ構築クラウドサービス「kintone(キントーン)」と連携する「Cuenote Mail for kintone」の提供を開始しております。この連携によりkintoneからメール送信・添付ファイルの送り分けが可能となります。 2025年7月に連結子会社である株式会社ROCが、書籍「新・Instagramマーケティング解体新書〜なぜあの企業は成功したのか〜」を発売開始しております。また、9月に当社は、サイボウズの「kintone(キントーン)」と連携するソリューション「Cuenote SMS for kintone」及び「Cuenote Mail for kintone」の実績が認められサイボウズ社の「オフィシャルパートナー」に認定されております。 当社グループでは2003年にMTAを独自に開発して以降、メッセージング領域における技術力とノウハウを蓄積し、顧客ニーズに応じたサービスや機能を拡充し続けてまいりました。 生活様式が多様化する現在において、情報通信技術やデジタルデバイスの進展により企業と消費者の コミュニケーション手段もまた多様化しております。 複数のコミュニケーション手段を統合的に管理でき、個々に対し最適な手法を用いメッセージングする 基盤の構築は、マーケティング効果や業務効率の向上、良質な顧客体験の提供を実現する上で効果的 かつ不可欠な手段になると捉え、統合基盤(プラットフォーム)化を進めてまいります。 ② 開発力の強化 安定的かつ着実な事業拡大を図る上では、既存顧客の契約を継続することのみならず、案件数等が増加した場合においても、収益率を高水準に維持し、かつ顧客サービスのパフォーマンスを維持・向上することが重要であると考えております。 当連結会計年度においても新規サービスやCuenoteサービスの機能開発など、開発力向上のため技術者の採用に注力いたしました。なお、優秀な技術者を採用するため、東京、大阪及び北海道に拠点を有しており、継続的に開発力強化のための基盤整備を推進してまいります。 ③ 基盤設備の増強 国内に新たなSaaS用のサービス基盤設備を2020年3月に開設いたしました。新基盤では新技術を採用し、システムの可用性、拡張性の向上にあわせ高いデータの堅牢性を実現しております。2018年12月期より提供するDR(ディザスタリカバリ)拠点間分散サービス(注1)とともに顧客からは事業継続の観点から高い評価を得られていると考えております。 なお、当連結会計年度における各サービスの稼働率(注2)は次のとおりとなりました。 Cuenote FC(注3)        : 99.9967% Cuenote FC Premium(注4): 99.9995% Cuenote SR-S              : 99.9969% Cuenote Survey            :100.0000% Cuenote SMS               : 99.9313% Cuenote AUTH              : 99.9964% Cuenote 安否確認          : 99.9670% 引き続き、適時適切な設備投資により基盤設備を強化し、データの堅牢性の維持確保、提供サービスの安定運用を図ってまいります。 ④ サービスの認知・理解向上のためのプロモーション、セミナー活動 オンラインでのプロモーション活動の強化や展示会への出展、また、サービス活用セミナーの実施により、Cuenoteブランドの認知、営業機会の創出にあわせ、既存顧客に対してもサービスの効果的な活用方法を提示してまいりました。 今後も継続的に、ブランド力の維持・強化並びにメッセージングソリューションサービスの認知・理解の向上を推進してまいります。 ⑤ 内部管理体制の強化 当社グループは、適時適切なリスク管理並びに業務運営の効率化を通じた企業価値向上のため、コーポレート・ガバナンスの強化が重要な課題であると考えております。 企業の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上のために、効率性の優れた透明性の高い経営を実現させ、適切な資源配分、意思決定の迅速化、コンプライアンスの徹底を推進することは、健全な企業統治体制の確立の視点からも極めて重要であると強く認識しており、コーポレート・ガバナンスの強化に努めております。 引き続き、企業価値の維持・向上を目指し、経営の公正性・透明性を確保するとともに、より強固な内部管理体制の構築に取り組んでまいります。 (注1)大規模災害などによるデータセンターの壊滅的被害を想定し、東京・北九州など遠隔拠点に設置する複数設備を用いサービスを提供するオプションサービスです。 (注2)稼働率とは、システムやサービスが稼働すべきであった時間の内、正常に稼働していた時間の割合を求めたもので、次の算式により求めます。 稼働率=(全時間-システム停止時間)/全時間 (注3)Cuenote FCは、プライベート型のSaaSとなります。 (注4)Cuenote FC Premiumは、パブリック型のSaaSとなります。 (3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 優秀な人材の確保 事業成長のため、優秀な人材の獲得は不可欠であると考えており、積極的な採用と共に研修等による人材の育成、職場環境の整備に取り組んでまいります。 ② サービスの付加価値の向上 当社グループ事業には競合する企業が存在しており、これまで性能面や機能面などにおいて競争力を高めてまいりましたが、今後も継続し機能開発や設備投資によりサービスの付加価値の向上に努めてまいります。 ③ サービスの安定稼働 いつでも安心して利用できることは、SaaSにおいて不可欠であり、顧客が継続利用を判断する重要な要素であると考えております。今後も顧客増加や通信量の増加を見据え計画的な設備投資や増強、予防交換に取り組んでまいります。 ④ 当社グループ及びサービスの認知度の向上 当社グループはこれまで販売促進を目的にインターネット広告を活用してまいりましたが、今後のサービス拡販や人材獲得のためさらなる認知度の向上が必要であると考えており、インターネット以外のメディア活用や出稿量の増加により露出を高め認知度の向上に努めてまいります。 ⑤ 情報管理体制の強化 当社グループではプライバシーマークやISMSなど外部認証を取得し、規程に基づく運用及び定期監査、見直しの実施や役職員への定期的な啓発、訓練、物理的・技術的対策への投資により情報管理体制を強化してまいります。 以上が、当社グループが優先的に対処すべき主要な課題であると認識しております。 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは持続的な成長と企業価値の向上を目標としており、主な経営指標として売上高、営業利益、営業利益率にあわせ期末月の定期契約額(月次経常収益)とメールサービスの解約率を重視しております。 なお、経営上の指標については、後述の「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ④経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおりです。 以上のとおり、事業運営上必要な施策を適時適切に実行することにより定期契約額を増加させ、事業規模を拡大し経営の効率性を高めてまいります。 また、内部統制を有効的に機能させることによりコーポレート・ガバナンスを強化し、企業倫理を遵守しながら企業市民としての社会的責任を果たし、定量的にも定性的にも健全な経済活動を展開してまいります。
事業等のリスク7,964字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 当社グループでは、事業等のリスクについて、リスク管理委員会を原則として、四半期毎に開催するほか、必要に応じて臨時に開催しており、事業活動におけるリスクを抽出し、発生可能性と影響度から重点対策テーマを定め、その対応策の策定並びに対策状況の評価・検証を行っております。 以下、当社グループ事業においてリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。 また、必ずしも重要なリスクに該当しない事項についても、投資家の投資判断上、重要と判断した場合には、投資家に対する情報開示の観点から積極的に開示しております。当社グループはこれらのリスクの可能性を考慮した上で、リスクの発生の回避や分散、又は問題が発生した場合の対応について最大限努めてまいりますが、当社株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。なお、文中の将来に関する事項は、特段の記載のない限り、本書提出日現在において当社グループが判断したものであり、将来において発生の可能性があるすべてのリスクを網羅するものではありません。 (1)事業に係るリスク ① 経営環境の変化について 当社グループはインターネット業界において、メッセージングソリューション事業を中心に、顧客企業に対し、ASP、SaaSを主要な基盤としたサービスを提供しております。現在は顧客企業のIT関連投資マインドの持続的な上昇を背景として当社グループ事業は順調に拡大しておりますが、今後国内外の政治・経済情勢を背景とした、顧客企業におけるIT関連投資を減退するような環境が発生した場合においては、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 競合他社による影響について 当社グループのASP、SaaS事業では先行者メリットを活かしつつ、顧客のニーズに合ったサービスの開発を行うことで優位性を高めております。しかしながらASP、SaaSサービスの新規参入の法的規制や技術的な障壁は必ずしも高いものとは言えず、資金力、ブランド力を有する大手企業をはじめとする競合他社により類似したサービスが開発され価格競争が激化した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、顧客のニーズに合わせ、新機能の開発及び改善を進めていくことで、競合他社との差別化を図り、本リスクの低減に努めております。 ③ 特定の製品への依存について 当社グループの売上高のうち、主要製品であるメール配信システム「Cuenote FC」の売上高は、売上高全体の59.4%(当連結会計年度)と過半を占めております。当社グループはメッセージングソリューションに関するサービスを提供する企業でありますが、競合製品との競争激化及び市場環境等の変化により「Cuenote FC」の売上が大幅に減少した場合には、当社グループの業績に大きく影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、引き続き、「Cuenote FC」の売上拡大を図る方針に変わりはありませんが、SMS配信サービス「Cuenote SMS」の売上拡大に取り組むことで、本リスクの低減に努めております。 ④ 技術革新への対応について 当社グループが各種サービスを提供するインターネット事業領域においては新技術の開発及びそれに基づく新サービスの導入が頻繁に行われており、非常に変化の激しい業界となっております。そのため、当社グループのこれまでの経験が生かせないような技術革新があり、適時に対応ができない場合、当社グループが提供するサービスの競争力が低下する可能性があります。また、新技術への対応のため予定していないシステムへの投資が必要となった場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、新機能開発やサービスの提供に関する新しい技術情報の収集及び習得を行い、積極的に導入することで、技術的優位性を維持することに努めております。 ⑤ 取引先との取引が継続されないリスクについて 現在、売上高依存度が総売上実績の10%を超えるような顧客は無く、当社グループの顧客層は分散されております。しかしながら、比較的取引額の大きな取引先との解約等が発生し、解約率が上昇した場合及び販売代理店との関係悪化が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、新機能の開発及び改善を進めサービスの市場価値を高めることにより、取引額の大きな取引先の解約を防ぐとともに、販売代理店との良好な関係を強化して顧客数の増加を図ることで、本リスクの低減に努めております。 ⑥ システムトラブルによるサービス障害について 当社グループのASP・SaaS事業はインターネットを通じサービスを提供しております。利用者に質の高いサービスを提供するためサービスの監視やバックアップ、定期的なメンテナンス等を実施し、高い稼働率を維持するよう努めておりますが、次のような障害やトラブルが生じた場合に一時的にサービスが停止し、収益の低下、ユーザーからの信用低下、ブランドイメージの毀損及び開発業務の停滞等により、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 a.インターネット回線の通信障害 当社グループではサービスを提供する上でのインターネット回線は回線事業者より供給を受けております。インターネット接続回線の多重化や複数回線事業者を採用することで、一部のネットワークの通信切断による全サービスの停止リスクに備えております。また各回線事業者の保守など作業実施に際しては事前に実施日や内容を確認の上、当社グループのシステムやネットワークの設定変更によりサービス停止などの影響を回避するよう努めておりますが、自然災害や事故等により広い範囲で通信が切断された場合には、サービスの提供に支障が生じる可能性があります。 b.ショートメッセージ送受信用回線・設備の障害 SMS(ショートメッセージ)配信サービスにおいては、携帯電話事業者の提供する通信経路を活用しております。当社システムと携帯電話事業者間の通信については、複数経路で通信できるよう対策を講じております。また各回線事業者の保守など作業実施に際しては事前に実施日や内容を確認の上、当社のシステムやネットワークの設定変更によりサービス停止などの影響を回避するよう努めておりますが、携帯電話事業者の通信設備や通信網に障害が生じた場合には、ショートメッセージの送信が不能となりサービスの提供に支障が生じる可能性があります。 c.サービス機材の故障、停止 サービスを提供するためのサーバやネットワーク機器については、事前にその性能や安全性、安定性を評価の上採用し、システム構成時には機材を多重化することで単一機材故障時によるシステム障害に備えております。併せて定期的なバックアップや点検、増強、更新によりシステム稼働率の向上に努めておりますが、複数機材の故障や電源供給停止など予測不能な要因によりシステムが停止した場合にサービスの提供に支障が生じる可能性があります。 d.プログラム不具合 当社グループでは新サービスや機能の開発にあたり、機能の企画設計から開発、テストまで十分に管理するとともに、プログラムのバージョンアップに際しては、複数システムに対して順次に適用することにより複数システムの同時トラブルの発生に対処しておりますが、しかしながら、想定しえない理由により予期せぬプログラムの不具合が生じた際にはサービスの提供に支障が生じる可能性があります。 e.外部からの不正アクセスやコンピューターウィルスの感染 サービスを提供するためのシステムやプログラムに対しては外部からの不正アクセスやコンピューターウィルスへの感染に対する物理的・技術的対策を講じるとともに定期的な脆弱性検査による点検を実施しております。しかしながら、オペレーションシステムにおける未知の脆弱性や未知のコンピューターウィルスへの感染等によりシステムが正常に機能しなくなる可能性があり、サービスの提供に支障が生じる可能性があります。 ⑦ 法的規制について 当社グループは電子メールを取り扱うASP、SaaS事業を営んでいることから、「電気通信事業法」に基づき電気通信事業者の届出を行っており、通信の秘密等の保護の義務を課せられております。 また、インターネットの普及に伴い「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」「特定商取引に関する法律」「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」等を始め、インターネット事業領域に関する法令整備が進んでおり、今後新たに関連事業者を対象とした法的規制等が制定された場合、業務が一部制約を受け、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。また、万が一適用される法令等に違反した場合、当社グループの業績、事業運営及び社会的信用に重大な影響を及ぼす可能性があります。 当社システムでは多数のメールアドレスや電話番号に対してプログラム処理を行うことから、2013年にISMS、2023年にISMSクラウドセキュリティの認証を取得し、全社的な情報管理・業務フローの適正化の監視監督を担う情報セキュリティ委員会の活動を通じて個人情報保護に関するフローの見直し、従業員教育、システムのセキュリティ強化、個人情報取扱状況の内部監査等を実施し、個人情報管理の強化に努めております。 また、当社グループでは、関係諸法令を遵守する体制の整備及び役職員の研修を実施するとともに、事前の情報収集を実施することで、本リスクの低減に努めております。 ・主要な事業活動の前提となる事項(電気通信事業者)の内容 電気通信事業者(旧一般第二種電気通信事業者)、2002年9月取得、届出番号:A-13-04991 ・許認可等の有効期間 届出についての有効期限の定めはありません。 ・許認可等の取消解約事由 届出についての取消解約の定めはありません。 ・継続に支障を来たす要因が発生していない旨及び重大な影響を及ぼす旨 届出の継続に支障を来たす要因の発生及び重大な影響を及ぼす事象はありません。 なお、届出事項に変更があった場合に変更の届出を行わないと罰則(3年以下の懲役若しくは200万円 以下の罰金または両方)が科されます。(電気通信事業法 第9条、第177条) ⑧ 特定の人物への依存について 代表取締役社長である清水亘は、会社経営の最高責任者として経営方針や事業戦略の決定をはじめ、当社グループの事業推進において重要な役割を果たしております。当社グループは、同氏に過度に依存しない経営体制を整備するため、取締役会における役員間の相互の情報共有や社外取締役、社外監査役の積極参加による経営組織の強化を図っております。しかしながら、何らかの理由により同氏が業務を継続することが困難になった場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑨ 人材の採用・育成について 当社グループは、持続的で長期的な事業発展のため、多様な専門技術に精通した人材の確保が重要であると認識しており、人材採用を積極的に実施しております。しかしながら、国内における少子高齢化に伴う労働人口の減少や産業構造の変化を背景に、必要な人材を継続的に確保するための環境は日々厳しさを増しております。同時に人材確保のための採用費及び人件費も高騰しております。今後の競争激化により、必要な人材の確保が計画通りに進まなかった場合や人件費が高騰し続けた場合、また在職している技術者の社外流出が大きく生じた場合、当社グループの事業展開、業績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、様々な媒体、手法による人材の採用及び育成を積極的に行うことで、本リスクの低減に努めております。 ⑩ 情報管理体制について 当社グループが提供するサービスは、顧客の有する個人情報や機密情報が登録されることがあります。重要な情報資産が外部に漏洩した場合には、企業イメージの悪化、社会的信用の失墜、損害賠償請求の発生等により、当社グループの事業展開、業績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 このため当社グループではこれらの情報資産を保護するために個人情報保護方針、情報取扱規程を定め、この方針、規程に従って情報資産を適切に管理、保護を図っております。また、ISMS及びISMSクラウドセキュリティ認証取得によるマネジメントプロセスを導入するとともに、ファイアウォールや対策機器等のシステム的な対策を施し、多層的な情報セキュリティ対策強化を推進しております。 ⑪ 知的財産権の侵害について 当社グループは、自社の事業活動が他社の知的財産権等を侵害していないかの確認を実施しております。また、第三者の有する知的財産権の侵害を防ぐ体制として、自社及び外部専門家への委託等による事前調査を行っております。 既存のサービスについても調査可能な範囲で第三者の知的財産権侵害の可能性の調査を行っており、当社グループが事業活動を行うプロセスにおいて使用しているシステムは第三者の知的財産権等を侵害するものではないと認識しております。しかしながら不測の事態、例えば外部に委託した調査の不備により第三者の知的財産権等の侵害が生じた場合、その紛争の解決のための費用又は損失が発生する可能性は否定できないものと認識しております。この場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、第三者の知的財産権等の侵害可能性については、専門家と連携を取り調査可能な範囲で対応を行うことで、本リスクの低減に努めております。 ⑫ 訴訟リスクについて 当社グループが事業の継続・拡大を行っていく上で、製品販売先若しくは各種取引先との間で紛争等が生じ、これにより訴訟等が提起され、当社が想定外の損害賠償金を支払うような事態が生じる可能性は常に存在します。上記「⑪知的財産権の侵害について」に記載のとおり、当社グループは第三者の知的財産権の侵害についての確認を実施しており、また、製品の開発等においても法的規制・製品の安全性の確認を実施することで、第三者の権利を侵害しないよう努めておりますが、第三者からの訴訟の提起を受ける可能性はゼロではなく、訴訟の提起を受けた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響が生じる可能性があります。 ⑬ 自然災害等について 地震、台風、津波等の自然災害、火災、各種感染症の拡大等が発生した場合、当社グループの事業運営に深刻な影響を及ぼす可能性があります。特に大規模な自然災害が多発したような場合には、当社グループの営業活動が制限されたり、取引先において正常な事業運営が行えなくなるなど悪影響が生じ、正常な事業運営が行えない場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループでは、サービスを提供するための重要な事業基盤である情報資産が格納されているサーバを複数の拠点で分散配置、運用を行うことで、本リスクの低減に努めております。 ⑭ 事業投資に係るリスクについて 前連結会計年度に子会社化した株式会社ROCは、今後、当社グループの業績に大きく貢献するものと見込んでおりますが、市況及び事業環境の急変等により、予期せぬ状況変化や当初想定していた事業計画からの大幅な乖離が生じた場合、損失等が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (2)親会社との関係について 本書提出日現在、当社の支配株主(親会社)であるアイテック阪急阪神株式会社は、当社株式の51.8%を所有しておりますが、アイテック阪急阪神株式会社は阪神電気鉄道株式会社が55.7%及び阪急阪神ホールディングス株式会社が14.2%を保有する阪神電気鉄道株式会社の子会社であり、阪神電気鉄道株式会社は阪急阪神ホールディングス株式会社の完全子会社(連結対象)であることから、上記3社はいずれも当社の親会社に該当します。 なお、これら親会社とは法令等(東京証券取引所の定める有価証券上場規程を含む)に基づく開示に必要な情報のみを事前報告事項とする旨の契約を結び、独立性・自立性を確保しております。 ① 親会社における当社グループの位置付けについて アイテック阪急阪神株式会社は、阪急阪神ホールディングス株式会社の連結子会社であり、情報通信業としてインターネット、医療システム、社会システム等の事業を展開しています。当社グループは、メッセージングプラットフォーム「Cuenote」を開発し、メール配信システムやSMS配信システム等をクラウドサービスとして展開しています。 現在、アイテック阪急阪神株式会社及び阪神電気鉄道株式会社を含む阪急阪神ホールディングス株式会社のグループ(以下、「親会社グループ」という。)において当社グループと同じ業務を行う企業はなく、当社グループと親会社グループ各社との間には事業の棲み分けがなされ、競合関係もありません。 ② 取引関係について 当社は現在アイテック阪急阪神株式会社との取引として、主にデータセンターの転借取引やCuenoteの代理店販売の委託を行っています。これらの取引については、親会社グループ各社からの独立性確保の観点も踏まえ、第三者である他社と同等の条件により取引を行っています。 当社は、Cuenoteの代理店販売を除き、親会社グループとの取引削減を進める方針ですが、今後も継続する取引及び新たに取引を行う場合は、その取引の合理性及び条件の妥当性について事業上の必要性及び他社との取引条件等を比較し検証を行った上で、当社グループにとって不利益となる場合は条件の見直し、解約を親会社と交渉を行い、取締役会で承認を行うこととしています。 現在においての当社グループと同社との間の主要な取引については、後記「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表等 注記事項(関連当事者情報)」に記載のとおりです。 また、当社グループは、非常勤取締役として事業運営に知見を有する斎田 誠氏を、非常勤監査役として宇仁菅 亮介氏を同社から招聘しておりますが、出向者の受入れ等その他の人的関係はありません。当社グループは同社の承認を必要とする取引や業務は存在せず、事業における制約もなく、当社グループの経営方針及び事業戦略等の重要事項の意思決定において、当社グループは同社からの独立性・自立性は保たれているものと考えております。 同社は、今後も中長期的に当社株式を保有する方針ですが、将来的に、同社をその傘下に置く阪急阪神ホールディングス株式会社におけるコア事業体制の見直し等による、事業戦略変更・基盤事業再編を受け、市場で当該株式の売却が行われた場合や売却の可能性が生じた場合には、当社株式の市場価格に影響を及ぼす可能性があります。さらに、市場での売却ではなく特定の相手先へ譲渡を行った場合には、当該譲渡先の保有株数や当社グループに対する方針によっては、当社グループの経営戦略等に影響を与える可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)6,481字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー (以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。また、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 そのほか、当社グループはメッセージングソリューション事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。 ① 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末の資産は、前連結会計年度末と比べて140,810千円増加し、3,576,032千円となりました。これは主に、のれんが108,163千円減少した一方で、現金及び預金が40,626千円、売掛金60,145千円、工具、器具及び備品77,230千円、長期前払費用49,190千円増加したことによるものであります。 (負債) 当連結会計年度末の負債は、前連結会計年度末に比べて12,776千円減少し、575,603千円となりました。これは主に、買掛金が41,295千円、未払法人税等63,037千円増加した一方で、未払金が39,168千円、未払費用21,689千円、長期借入金50,040千円減少したことによるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べて153,586千円増加し、3,000,429千円となりました。これは主に、利益剰余金が151,893千円増加したことによるものであります。 ② 経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国の経済は、緩やかな回復基調で推移したものの国際情勢の不確実性による影響などにより、依然として先行き不透明な状況が続いております。 一方、2025年12月11日に内閣府・財務省が発表した法人企業景気予測調査(2025年10〜12月期調査)によれば、今年度における国内の設備投資のスタンスを見ると、全産業における大企業の「省力化合理化」が重要度第2位の45.0%であり、うち非製造業では「情報化への対応」が重要度第2位の47.8%と強く意識されており、当社グループが属する情報通信業界では収益機会が続くことを物語っております。 当社グループにおいては、2025年12月に月間では89億通を配信、年間を通じては955億通の配信を記録しメッセージ配信サービスの過去最高配信数を更新しております。 このような状況の中、当社グループは引き続き「SaaS事業成長」「顧客価値向上」に向け、積極的に取組みを行いました。 当連結会計年度におきましては、次のような提供サービスの拡充を行っております。 2025年6月にサイボウズ株式会社の業務アプリ構築クラウドサービス「kintone(キントーン)」と連携する「Cuenote Mail for kintone」の提供を開始しております。この連携によりkintoneからメール送信・添付ファイルの送り分けが可能となります。 2025年7月に連結子会社である株式会社ROCが、書籍「新・Instagramマーケティング解体新書〜なぜあの企業は成功したのか〜」を発売開始しております。また、9月に当社は、サイボウズの「kintone(キントーン)」と連携するソリューション「Cuenote SMS for kintone」及び「Cuenote Mail for kintone」の実績が認められサイボウズ社の「オフィシャルパートナー」に認定されております。 サービス提供種別の売上高の概況は以下のとおりであります。 ・Cuenote SaaSのサブスクリプション(サービス利用)売上並びにソフトウエア保守売上:ストック型収益 当連結会計年度は顧客個別の要望に応じるエンタープライズ企業への導入が進んだことに加え、配信数を増加できたことから2,868,986千円(前連結会計年度比10.7%増)、当連結会計年度末定期契約額は252,376千円(同11.7%増)となりました。 ・Cuenote SaaSの初期売上(初期利用登録、カスタマイズ、セキュリティ証明書などの取得代行)並びにソフトウエアライセンス売上(オンプレミス):スポット型収益 当連結会計年度の売上高はSaaSの新規受注は底堅く推移したものの、前期のメール業界における特需の反動から、40,519千円(前連結会計年度比47.3%減)となりました。 ・SNS運用代行売上、SNSアカウント初期設計費、SNSスポット広告、内製化支援研修、講演:ストック型及びスポット型収益 当連結会計年度の売上高は、145,063千円となりました。 以上の結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高は3,054,570千円(前連結会計年度比14.4%増)、営業利益は671,214千円(同5.3%増)、経常利益は672,905千円(同5.6%増)となりました。 当連結会計年度における特別損失は前連結会計年度に比べ81,363千円増加し、81,363千円(前連結会計年度比100.0%増)となりました。これはのれんの減損損失によるものであります。 この結果、親会社株主に帰属する当期純利益は362,640千円(同22.8%減)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の期末残高は、前連結会計年度末より40,626千円増加し、2,581,086千円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果獲得した資金は502,169千円(前連結会計年度は601,378千円の収入)となりました。 これは主に、売上債権の増減額(△60,145千円)、未払金の増減額(△39,168千円)、長期前払費用の増減額(△49,190千円)、法人税等の支払額(△165,549千円)、税金等調整前当期純利益(591,541千円)、減価償却費(111,898千円)、減損損失(81,363千円)、のれんの償却額(26,799千円)、仕入債務の増減額(41,295千円)によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果使用した資金は191,714千円(前連結会計年度は150,067千円の支出)となりました。 これは主に、有形固定資産の取得による支出(△181,518千円)、無形固定資産の取得による支出(△10,296千円)等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、269,828千円の支出となりました。 これは、短期借入金の返済による支出(△9,040千円)、長期借入金の返済による支出(△50,040千円)、配当金の支払額(△210,746千円)によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループの提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 b.受注実績 当社グループの提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。なお、当社グループはメッセージングソリューション事業の単一セグメントであるため提供サービス別に記載しております。 サービスの名称   当連結会計年度 (自 2025年1月1日 至 2025年12月31日) (千円)   前連結会計年度比(%) Cuenoteシリーズ   2,907,167   8.9 SNS関連   145,063   - その他   2,338   234.5 合  計   3,054,570   14.4 (注)主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、 総販売実績に対する割合が10%以上の相手先がいないため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。 ① 財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態の状況」に記載のとおりであります。 b.経営成績の分析 (売上高) 当連結会計年度の売上高は前連結会計年度に比べ385,099千円増加し、3,054,570千円(前連結会計年度比14.4%増)となりました。これは主にCuenote FCシリーズの受注が引き続き順調に推移したことによるものであります。なお、経営指標として重視しております、Cuenoteシリーズの期末月の定期契約額は前連結会計年度に比べ26,337千円増加し、252,376千円(同11.7%増)となりました。 (売上原価、売上総利益) 当連結会計年度における売上原価は前連結会計年度に比べ193,393千円増加し、1,066,370千円(前連結会計年度比22.2%増)となりました。これは主に、技術者及びSNS製作者増員による労務費の44,191千円の増加、SMSの配信増等による通信費の49,002千円増加、SNS運用代行に伴う広告媒体費の36,550千円の増加等によるものです。 この結果、売上総利益は前連結会計年度に比べ191,705千円増加し、1,988,200千円(同10.7%増)となりました。 (販売費及び一般管理費、営業利益) 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は前連結会計年度に比べ158,084千円増加し、1,316,985千円(前連結会計年度比13.6%増)となりました。これは主に人員増に伴う役員報酬の19,637千円の増加、給料手当の106,257千円の増加、法定福利費の15,376千円の増加、特許等の侵害調査及び顧問料等の増加による支払報酬料の7,698千円の増加、採用活動に伴う採用教育費の4,780千円の増加等によるものです。 この結果、営業利益は前連結会計年度に比べ33,621千円増加し、671,214千円(同5.3%増)となりました。 (営業外収益、営業外費用、経常利益) 当連結会計年度における営業外収益は前連結会計年度に比べ3,106千円増加し、3,571千円(前連結会計年度比666.7%増)となりました。これは銀行預金の受取利息の3,000千円の増加等によるものであります。また、当連結会計年度における営業外費用は前連結会計年度に比べ1,293千円増加し、1,880千円(同220.0%増)となりました。これは譲渡制限付株式の付与対象者の退職に伴う株式報酬費用消滅損の761千円の増加、信用保証料に伴う支払手数料の552千円等の増加によるものであります。 この結果、経常利益は前連結会計年度に比べ35,434千円増加し、672,905千円(同5.6%増)となりました。 (特別損失) 当連結会計年度における特別損失は前連結会計年度に比べ81,363千円増加し、81,363千円(前連結会計年度比100.0%増)となりました。これはのれんの減損損失によるものであります。 (親会社株主に帰属する当期純利益) 当連結会計年度において、税金等調整前当期純利益は前連結会計年度に比べ45,929千円減少し、591,541千円(前連結会計年度比7.2%減)となりました。また、法人税、住民税及び事業税、法人税等調整額を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度に比べ107,041千円減少し、362,640千円(同22.8%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に関する情報 a.キャッシュ・フローの状況の分析 キャッシュ・フローの状況の分析につきましては「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 b.資本の財源及び資金の流動性に関する情報 資本の財源及び資金の流動性については、当社グループの資金需要の主なものは、運転資金、法人税等の支払等であり、その資金の源泉といたしましては、営業活動によるキャッシュ・フロー等、自己資金により、必要とする資金を調達しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては過去の実績や現状等を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる可能性があります。 なお、当社グループの連結財務諸表で採用されている重要な会計上の見積りについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表等 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。 ④ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標につきましては、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、主な経営指標として売上高、営業利益、営業利益率にあわせ期末の定期契約額(月次経常収益)とメールサービスの解約率を重視しております。各指標の推移は以下のとおりであり、持続的な成長と企業価値の向上に向け順調に推移しているものと認識しております。今後も新規契約の獲得や解約抑制により期末定期契約額を積み上げることで売上や営業利益の拡大に努めてまいります。 前連結会計年度   当連結会計年度 売上高   2,669,470千円   3,054,570千円 営業利益   637,593千円   671,214千円 営業利益率   23.9%   22.0% 期末定期契約額(注)1   226,039千円   252,376千円 メールサービス解約率(注)2   0.41%   0.58% (注)1.期末月の定期契約売上(期間利用を定めた契約に基づく収益:月次経常収益)となります。 2.メールサービス解約率は、メールサービスの金額基準の月次解約率の該当期間の平均値(小数点第3位を四捨五入)となります。 なお、「Cuenote SMS」「Cuenote Survey」「安否確認」は、含めておりません。 ⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。 ⑥ 経営者の問題意識と今後の方針 当社グループは「価値の高い情報サービスの創造と提供を通して社会に貢献し、常に期待される企業を目指す」という企業理念のもと「SaaS事業の成長」「顧客価値向上」を通じ、事業を拡大してまいりました。 今後も持続的に成長するためには「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の課題に対し、事業環境の変化を捉えつつ最善の経営方針を立案することが必要であると認識しております。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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