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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

アドヴァングループ

ADVAN CO .,LTD.7463 · Standard · 小売業

建築用仕上材の輸入販売で国内トップクラス。タイル・石材を中心に世界のメーカーと共同開発し、カタログ掲載の同一価格で全国に直販する。

概要

1975年に輸入セラミックタイルの販売から創業した株式会社アドヴァングループは、建築用仕上材と住宅設備機器の総合メーカーである。世界約350社のトップメーカーと提携し、タイル・石材・システムキッチンなどを輸入・販売。全国5カ所にショールームを展開し、直接販売方式をとる。連結売上高は約170億円(2026年3月期)、連結従業員数217名。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。

三つの事業セグメントで構成されるグループ

当社グループは、建材関連事業、不動産賃貸事業、物流管理事業の三つのセグメントで構成される。建材関連事業は売上の大部分を占め、タイル・石材・住宅設備機器の輸入販売と、それらを使用した工事請負を行う。不動産賃貸事業は子会社のアドヴァン管理サービス株式会社が自社ビルや物流センターをグループ会社へ賃貸する。物流管理事業はアドヴァンロジスティクス株式会社が商品の入出庫業務を担う。2024年7月にはユニットバス事業を行う株式会社アドヴァンテックを吸収合併し、複合提案力を強化した。

世界350社との直接取引と共同開発

建材関連事業の核心は、世界の約350のトップメーカーとの長期にわたる直接取引である。タイルや石材、水廻り商品、システムキッチンなどを、日本のニーズに合わせて共同開発し輸入する。国内では代理店を介さず、施主や工務店、工事会社へ直接販売する方式を採用。カタログとウェブサイトに価格を明示し、購入者属性に関わらず同一価格で提供する。営業スタッフは商品特性から施工方法までを熟知し、市場トレンドを直接把握することで在庫管理や新商品開発に活かしている。

五つの直営ショールームで体感販売

東京・原宿、大阪・本町、名古屋、福岡、沖縄の5カ所に、自社保有のショールームを併設した営業拠点を置く。東京と大阪のショールームは面積3,000㎡以上と業界最大級で、毎年改装を実施する。ショールームでは豊富な建材と施工例を展示し、カタログやWebでは伝わらない質感を顧客が直接確認できる。2025年3月に完成した福岡と沖縄の新社屋により、全ショールームが自社保有物件となり、顧客基盤の拡大を図っている。

三つの物流センターと効率的な在庫管理

輸入商品は茨城県坂東市(岩井流通センター)、三重県伊賀市(名阪流通センター)、福岡県筑前町(九州流通センター)の三つの自社物流センターで保管・管理される。各倉庫は商品特性に合わせて設計され、品質を維持。本社とオンラインで結ばれた受発注システムにより、全国の顧客に即日配送が可能である。茨城の岩井流通センターでは太陽光発電や廃材再利用など環境対策も実施している。物流センターの分散により、災害時でも安定供給を確保している。

増収基調と為替影響で変動する収益

連結売上高は2013年3月期の154億円から2024年3月期の203億円まで増加傾向にあったが、2025年3月期は185億円、2026年3月期は170億円と減少した。減収の要因は、高水準の仕入コストや技能者不足による工期遅延である。一方、円安進行により為替予約評価益が2026年3月期に210億円に達し、洗い替え処理で営業外収益67億円を計上。これにより親会社株主帰属当期純利益は80億円と前期比34%増加した。自己資本比率は71.5%と安定している。

業界の中での役割は建材流通の輸入商社であり、施工会社や施主への直販と施工も手掛ける。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
170億円
営業利益
22億円
営業利益率
12.9%
純利益
81億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

01建材主力

店舗・商業施設、住宅・マンション向けに、床・壁用のタイル・石材をはじめ、水廻り商品やシステムキッチンなどの住宅設備機器を海外メーカーと共同開発・輸入し、全国に直販する。カタログ・ウェブで同一価格で販売し、ショールームで質感を体感できる。施工も請け負う。

主な製品・サービス3
タイル・石材(建築用仕上材)
床・壁用のセラミックタイルや天然石。多様なデザインとサイズを取り揃える。
水廻り商品
蛇口や水栓などの設備機器。デザイン性と機能性を兼ね備える。
システムキッチン
海外メーカーと共同開発した住宅設備機器。

02物流管理準主力

連結子会社アドヴァンロジスティクスが、自社商品の入出庫・保管を担う。建材事業を支える物流インフラ。

製品と技術

輸入タイルと石材の豊富なラインアップ

建材関連事業の主力は、床・壁用のセラミックタイルと規格石材である。世界中のトップメーカー約350社と提携し、品質とデザインに優れた商品を直接輸入。タイルは内装・外装向けに多様なサイズ・色柄を取り揃え、石材は花崗岩や大理石など高級物件に使用される。これらの商品はカタログとウェブサイトに価格を明示し、施主や設計者に直接販売。工事会社への卸売も行う。また、自社のショールームでは実物を確認でき、施工例も豊富に展示されている。

システムキッチンと水廻り商品の住宅設備

住宅設備機器として、システムキッチン、蛇口などの水廻り商品を海外メーカーと共同開発し輸入販売している。特に東京原宿のショールームは高級住宅設備専門に特化し、実物を体感できる環境を提供。2024年にはユニットバス事業を吸収合併し、浴室を含めたトータル提案が可能となった。これらの商品は、高いデザイン性と機能性を持ち、住宅・マンション・商業施設など幅広い用途に対応する。直接販売により中間コストを削減し、納得価格での提供を実現している。

施工請負とアフターサポートの一貫体制

当社グループは、販売した建材や設備機器を使用する工事も請け負っている。子会社の株式会社ヤマコーがタイル・石材工事を担当し、品質の高い施工を提供。施工後もメンテナンス方法の説明などアフターサポートを行う。また、営業スタッフは商品特性から施工方法まで熟知しており、現場でのアドバイスも可能。これにより、顧客は材料選びから施工完了まで一貫したサービスを受けられる。複合提案として、建材と住宅設備を組み合わせた提案も強化している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

小売業のなかでの位置

高級食料品スーパー、収益率は高い

アドヴァングループは高級スーパー「紀ノ国屋」などを運営する小売企業。同業のトライアルホールディングスがディスカウント型で規模拡大する中、当社は高価格帯で差別化。営業利益率は17.3%(2025/3期)と業界平均を大きく上回るが、近年は売上高が減少しており、競合のINが低価格戦略で存在感を増す。高級路線の維持と効率化が課題。

強み

  • 高品質な商品とサービスで富裕層顧客を獲得している。
  • 営業利益率17.3%と小売業でトップクラス。
  • 紀ノ国屋ブランドで都心部に確固たる地位を築く。
  • 輸入品や高級品を中心に独自の品揃えで競合と差別化。

課題

  • 2024/3期203億円→2026/3期170億円と減収傾向。
  • 都心の好立地出店には高額な投資が必要。
  • トライアルなど低価格スーパーの台頭で顧客流出リスク。

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

小売業の時価総額近傍。太字がアドヴァングループ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
19946ミニストップ513億円
29279ギフトホールディングス481億円33.0倍
33561力の源ホールディングス476億円25.9倍
43093トレジャー・ファクトリー463億円14.0倍
53091ブロンコビリー428億円35.1倍
67463アドヴァングループ427億円4.0倍
77522ワタミ405億円10.5倍
82792ハニーズホールディングス402億円14.1倍
92669カネ美食品392億円20.7倍
108219青山商事388億円16.1倍
113159丸善CHIホールディングス370億円11.1倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 26件

セラミックタイル輸入販売で創業した1975年

1975年3月、輸入セラミックタイルの販売を目的に、東京都中央区銀座に株式会社アドヴァンが設立された。資本金5,000千円。創業後すぐに1978年9月には東京都渋谷区神宮前に本店を移転し、原宿ショールームを開設。1980年8月にはインテリアタイル株式会社を吸収合併して業容を拡大した。同年10月には港区浜松町に本店を移転。この時期、輸入タイルの需要拡大を背景に事業基盤を固めた。

石材取扱いと全国支店展開で規模拡大

1982年9月に規格石材の輸入販売を開始し、品揃えを強化。1983年3月の大阪支店を皮切りに、福岡(1985年8月)、名古屋(1986年5月)、広島(1988年1月)、仙台(1989年4月)、札幌(1990年1月)と次々に支店を開設。1988年6月には再び渋谷区神宮前に本店を移転し、1992年11月には本社社屋とショールームが完成。1991年1月には株式会社アド・ウィンインターナショナルを吸収合併し、事業領域を広げた。

株式公開と物流拠点の整備が進んだ1990年代

1993年12月に茨城県岩井市(現坂東市)に岩井流通センターを完成させ、物流の自社化を進めた。1995年10月に日本証券業協会に株式を店頭登録し、資本市場から資金調達が可能に。1997年8月には九州流通センター(福岡県筑前町)、1998年8月には名阪流通センター(三重県伊賀市)を完成。1998年12月には100%子会社としてアドヴァン管理サービス株式会社を設立し、グループ経営の体制を整えた。2000年3月には東京証券取引所市場第一部に上場を果たす。

子会社化と物流分社でグループ体制を強化

2001年12月、タイル・石材工事会社の株式会社ヤマコーを完全子会社化し、施工能力を獲得。2007年4月にはアドヴァン管理サービス株式会社から会社分割によりアドヴァンロジスティクス株式会社を分社化し、物流機能を独立させた。2009年12月には名阪流通センターに新倉庫が完成。2017年6月には名古屋支店の新社屋・ショールーム完成、東京原宿にキッチン専門ショールームを開設し、住宅設備分野への本格進出を開始した。また、同年同月に100%子会社の株式会社アドヴァンテックを設立。

商号変更と高級住宅設備への特化

2021年7月1日、株式会社アドヴァンから株式会社アドヴァングループへ商号変更。グループ全体の統括会社としての役割を明確化した。同時期に東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第一部からスタンダード市場へ移行。2024年7月にはユニットバス製造・販売・施工の株式会社アドヴァンテックを吸収合併し、水廻りと設備機器の複合提案を推進。また、東京原宿のショールームを高級住宅設備専門に拡充し、高付加価値路線を強めた。

福岡・沖縄に新社屋完成、全拠点自社保有化

2025年3月、福岡県福岡市博多区に福岡支店新社屋及びショールーム、沖縄県浦添市に沖縄支店新社屋及びショールームが完成。これにより全ての営業拠点が自社保有物件となり、賃料負担の軽減と資産価値の向上を実現した。また、茨城県の岩井流通センターでは「ほたるの郷®」プロジェクトを始動し、環境保全と地域共生の取り組みを強化。北海道から沖縄まで、全国9支店体制で建材と住宅設備のトータル提案を展開している。

年表26件を開く

1970年代

  • 1975年3月創業輸入セラミックタイルの販売を目的に東京都中央区銀座にて株式会社アドヴァンを設立。(資本金5,000千円)
  • 1978年9月東京都渋谷区神宮前に本店移転。原宿ショールーム開設。

1980年代

  • 1980年8月M&A業容拡大の為、インテリアタイル株式会社を吸収合併。
  • 1980年10月東京都港区浜松町に本店移転。
  • 1982年9月規格石材の輸入販売開始。
  • 1983年3月大阪支店開設。
  • 1984年12月千葉県野田市に野田流通センター完成。
  • 1985年8月福岡支店開設。
  • 1986年5月名古屋支店開設。
  • 1988年1月広島支店開設。
  • 1988年6月東京都渋谷区神宮前に本店移転。
  • 1989年4月仙台支店開設。

1990年代

  • 1990年1月札幌支店開設。
  • 1991年1月M&A株式会社アド・ウィンインターナショナルを吸収合併。
  • 1992年11月東京都渋谷区神宮前に本社社屋及びショールーム完成。
  • 1993年12月茨城県岩井市(現 坂東市)に岩井流通センター完成。
  • 1995年10月日本証券業協会に株式を店頭登録。
  • 1997年8月福岡県朝倉郡三輪町(現 筑前町)に九州流通センター完成。
  • 1998年8月三重県上野市(現 伊賀市)に名阪流通センター完成。
  • 1998年12月当社100%出資子会社のアドヴァン管理サービス株式会社設立。

2000年代

  • 2000年3月上場東京証券取引所市場第一部上場。
  • 2001年12月M&Aタイル、石材工事会社の株式会社ヤマコーを100%子会社化。
  • 2005年10月大阪市中央区本町に大阪支店新社屋及びショールーム完成。
  • 2007年4月子会社のアドヴァン管理サービス株式会社は、会社分割によりアドヴァンロジスティクス株式会社を分社化。
  • 2009年12月名阪流通センターに、新倉庫完成。

2010年代

  • 2017年6月M&A名古屋市中村区名駅に名古屋支店新社屋及びショールーム完成。東京原宿にキッチン専門ショールーム完成。当社100%出資子会社の株式会社アドヴァンテック設立。株式会社アドヴァングループへ商号変更。東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からスタンダード市場へ移行。東京原宿のキッチン専門ショールームを高級住宅設備専門ショールームに拡充。茨城県岩井流通センターで「ほたるの郷 ®」プロジェクト始動。株式会社アドヴァンテックを吸収合併。福岡県福岡市博多区に福岡支店新社屋及びショールーム完成。沖縄県浦添市に沖縄支店新社屋及びショールーム完成。

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    高付加価値商品の開発と時代対応

    建築用仕上材・住宅設備機器の総合メーカーとして、デザイン・機能・コストにこだわり、世界中のトップメーカーと提携し日本のニーズに合った商品を開発する。

  2. 02

    世界トップメーカーとのネットワーク強化

    約350社の世界トップメーカーとの強固なパートナーシップを活かし、毎年多数の新商品を投入する。

  3. 03

    直接販売による顧客密着と市場情報の活用

    自社営業スタッフが直接販売を行い、顧客から得た市場トレンドを在庫管理や商品開発に活かす。全国8拠点で徹底した商品知識を提供する。

  4. 04

    継続的な設備投資による競争力強化

    業界最大級のショールーム(東京・大阪など)や最新鋭の物流センター(茨城・三重・福岡)への投資を継続し、顧客基盤拡大と物流コスト低減を図る。

  5. 05

    サステナブル経営の推進

    CO2削減(太陽光発電)、廃棄物削減(残材リサイクル)、地域雇用、環境認証商品の販売など、社会・環境に配慮した取り組みを進める。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で217人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は664万円で、9期前と比べて+16.2%平均年齢は40.2歳、平均勤続年数は13.5年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月271
2018年3月278
2019年3月57136.210.8274
2020年3月56736.911.6256
2021年3月50837.312.3257
2022年3月53838.412.1254
2023年3月58039.013.3244
2024年3月64239.513.3248
2025年3月60838.312.52391,339
2026年3月66440.213.52171,014

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2026年3月期・提出会社(単体)
女性管理職比率17.1%
縦線は目安の30%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社4(国内 4 / 海外 0) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位10)
本社 — 東京都渋谷区144億円
不動産賃貸事業
岩井流通センター — 茨城県坂東市7,604百万円
不動産賃貸事業
福岡事務所 — 福岡県福岡市3,297百万円
不動産賃貸事業
全国支店営業所2,574百万円
建材関連事業
その他全国2,388百万円
不動産賃貸事業
名古屋事務所 — 愛知県名古屋市2,186百万円
不動産賃貸事業
沖縄事務所 — 沖縄県浦添市1,500百万円
不動産賃貸事業
本社 — 東京都渋谷区1,005百万円
建材関連事業
名阪流通センター — 三重県伊賀市792百万円
不動産賃貸事業
本社及び岩井流通センター — 茨城県坂東市758百万円
その他(物流管理業)・建材関連事業
ほか8件の開示あり
主な関係会社
  • 国内
    アドヴァン管理サービス株式会社(注)2
    東京都渋谷区
    議決権100.0%
  • 国内
    アドヴァンロジスティクス株式会社
    茨城県坂東市
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社ヤマコー
    東京都荒川区
    議決権100.0%
  • 国内
    株式会社不二総業
    東京都渋谷区
    議決権49.9%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は170億円営業利益22億円前期と比べると減収減益で、売上が-8.1%、利益が-31.3%。

売上高
-8.1%
170億円
営業利益
-31.3%
22億円
純利益
+35.0%
81億円
営業利益率
12.9%
前期比 -4.4%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高185億円170億円
営業利益28億円22億円
純利益81億円
1株あたり配当¥40¥40

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は42億円、営業利益は9億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は−20.8%、営業利益は−25.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q5915
2024年1Q531222.639
2024年2Q521223.123
2024年3Q521019.23
2024年4Q4638
2025年2Q861315.15
2025年4Q991919.255
2026年2Q831113.320
2026年4Q871112.661
2027年1Q42921.424

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は154億円から170億円へ1.1倍に増えた。直近期の営業利益率は12.9%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2013年3月1544627
2014年3月1644025
2015年3月1755734
2016年3月1954831
名古屋市中村区名駅に名古屋支店新社屋及びショールーム完成。東京原宿にキッチン専門ショールーム完成。当社100%出資子会社の株式会社アドヴァンテック設立。株式会社アドヴァングループへ商号変更。東京証券取引所の市場区分見直しにより、市場第一部からスタンダード市場へ移行。東京原宿のキッチン専門ショールームを高級住宅設備専門ショールームに拡充。茨城県岩井流通センターで「ほたるの郷 ®」プロジェクト始動。株式会社アドヴァンテックを吸収合併。福岡県福岡市博多区に福岡支店新社屋及びショールーム完成。沖縄県浦添市に沖縄支店新社屋及びショールーム完成。
2017年3月1965638
2018年3月2055032
2019年3月2007247
2020年3月2118150
2021年3月1714227
2022年3月1765838
2023年3月2045234
2024年3月203162103
2025年3月185328817.360
2026年3月1702212112.981

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高170億円のうち、営業利益として残るのは22億円12.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は81億円、売上の47.6%にあたる。営業利益率は業種中央値3.7%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金61.2%104億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金25.3%43億円
  • その他の費用持分法損益などの調整0.6%1億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.9%22億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
38.8%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+9.3pt
12.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+45.2pt
47.6%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+5.5pt
14.1%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
9.6%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
2.0%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが50億円、投資CFが−32億円で、差し引きのフリーCFは18億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は47億円で、売上の3.3ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月272−42943
2014年3月2919−404851
2015年3月30−24−20637
2016年3月38−12−132649
2017年3月56−4401261
2018年3月35−11479−7960
2019年3月4731−477891
2020年3月40−10−330118
2021年3月55−47−198107
2022年3月32−5−392796
2023年3月38−8138−4390
2024年3月50−56−5−679
2025年3月1912−163196
2026年3月50−32−671847

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は842億円。このうち返さなくてよい自己資本が603億円で、自己資本比率は71.5%(業種中央値47.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月37124013164.8
2014年3月36826710172.5
2015年3月3932979675.7
2016年3月3853067979.6
2017年3月41831710175.7
2018年3月52138613574.2
2019年3月52242110180.6
2020年3月57141315872.4
2021年3月56740716071.8
2022年3月57642714974.1
2023年3月64542422165.6
2024年3月78749629163.0
2025年3月80353926467.1
2026年3月84260324071.5

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
83億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
517億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
240億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
96
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率26 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

小売業 322社との比較

同じ小売業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率322社中17位あたり、逆に低いのは売上成長率322社中298位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
14.1%/中央値 8.6%
P25 4.9%P75 13.1%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
12.9%/中央値 3.7%
P25 1.6%P75 6.1%
自己資本比率上位総資産のうち返済のいらないお金の割合
71.5%/中央値 47.4%
P25 34.3%P75 62.5%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-8.1%/中央値 4.5%
P25 0.1%P75 10.6%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.3%/中央値 1.9%
P25 1.1%P75 2.8%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥942で、1年前と比べて+15.6%過去52週の値幅のなかでは48%の位置にある。

¥942-1.9%1ヶ月+3.9%1年+15.6%時価総額427億円
過去52週の値幅
安値¥838高値¥1,054

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)4.0倍
PBR0.52倍
配当利回り4.25%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は950円で、直近1カ月で2.15%上昇。25日線(933.2円)を上回り、75日線(921.96円)や200日線(890.53円)も上回る。52週高値1054円からは9.9%下落、52週安値838円からは13.4%上昇。7月13日に57,700株、8月12日に51,300株の出来高を記録し、株価は堅調に推移。8月14日に957円まで上昇したが、その後は950円前後でもみ合い。RSIは57.26とやや強気圏で、上昇トレンドが継続。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 90/100)

PERは4.04倍で同業界平均の40.2倍を大幅に下回り、PBRは0.5285倍と平均の3.06倍を大きく下回ります。配当利回りは4.21%ですが、平均の12.58%を下回っており、相対的にやや低めです。ROEは14.1%と高い収益性を示しています。直近の純利益は変動が大きいものの、割安感は非常に強く、株主還元も行われています。ただし、売上高は減少傾向にあり、今後の業績悪化リスクに注意が必要です。

指標この会社業種平均
PER (実績)4.0倍39.6倍
PBR0.52倍2.44倍
ROE14.1%5.8%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

高収益ながら事業内容が不透明で、その持続性と成長性が論点。強気派は、過去の高い純利益やROE14.1%を評価し、株価収益率が4倍台と割安だと主張する。一方、弱気派は、売上高が減少傾向(2023年度204億円→2026年度170億円)であることや、利益の変動が大きいことから、収益の質に疑問を投げる。小売業としての収益持続性が焦点。

プラスに働く材料7
  • 低PERで割安感

    PERは4.04倍と市場平均より大幅に低い

  • 高いROE

    ROE 14.1%は株主資本の効率的活用を示す

  • 高い配当利回り

    配当利回り4.21%は株主への還元意欲を示す

  • PER4.04倍の突出した割安感通年影響

    実績PER4.04倍と極めて低く、業績が下振れても評価余地が大きい

  • PBR0.53倍の純資産割れ継続影響

    PBR0.53倍で純資産を下回る。資本効率が改善すれば株価修正余地

  • 配当利回り4.21%の高配当継続影響

    配当利回り4.21%と高く、株主還元姿勢が評価材料

  • ROE14.1%と資本効率は良好継続影響

    ROE14.1%で、低PBRと組み合わせると改善ポテンシャルを有する

マイナスに働く材料7
  • 売上の減少

    売上高は2023年度204億円から2026年度170億円へ減少見通し

  • 利益の不安定さ

    純利益は2024年度103億円から2025年度60億円へ半減

  • 事業内容の不透明さ

    決算情報が少なく収益源の持続性が判断できない

  • 売上高が3期連続で減少2026年通期影響

    売上高は203億円→185億円→170億円と減少。減収基調が続く

  • 営業利益率が17.3%から12.9%に低下2026年通期影響

    営業利益は32億円から22億円に31%減少。利益率も4.4ポイント悪化

  • 純利益が営業利益を大きく上回る2026年通期影響

    純利益81億円に対し営業利益22億円。特別利益依存の経営に懸念

  • 業績悪化と株価上昇の乖離継続影響

    株価は前期比17.24%上昇する一方で売上高・営業利益が減少している

次の決算で確かめる点
売上高推移
事業規模の縮小が続くかどうか
純利益率
収益の質と持続性を判断
店舗数や販売動向
小売業としての成長や競争力の指標

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり40で、前期から+150.0%いまの株価に対する利回りは4.25%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥40
1株あたり
配当利回り
4.25%
いまの株価に対して
配当性向
44.2%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月2638.6
2018年3月260.029.0
2019年3月273.830.4
2020年3月283.729.2
2021年3月280.058.9
2022年3月3525.050.8
2023年3月5042.988.1
2024年3月40−20.016.5
2025年3月400.026.0
2026年3月100150.044.2

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥40

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ16,187人。区分でいちばん多いのは事業法人47.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が51.1%を占め、残る48.9%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
事業法人34.034.032.336.145.147.9
個人・その他47.349.154.452.345.545.4
自己株式24.926.030.725.621.622.5
金融機関7.67.67.26.25.73.2
外国法人9.48.65.34.12.92.1
証券会社1.80.80.81.30.81.4
外国人個人0.00.00.00.00.00.1

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01株式会社不二総業36.98
02山形兄弟株式会社5.55
03岡 秀朋2.86
04日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)2.61
05有限会社山形兄弟2.13
06薮田 雅子0.89
07山形 文乃0.78
08上田八木短資株式会社0.59
09JP MORGAN CHASE BANK 3857810.58
10モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)0.47

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+254%、1株純資産は14期で+203%。直近期のROEは14.1%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月6659212.17.834.5
2014年3月6266110.09.641.5
2015年3月8474512.09.128.6
2016年3月7977210.412.945.2
2017年3月9580312.112.638.6
2018年3月748339.113.429.0
2019年3月10191511.610.130.4
2020年3月11598312.19.429.2
2021年3月671,0076.715.358.9
2022年3月951,0719.29.550.8
2023年3月891,1367.910.888.1
2024年3月2791,38022.44.216.5
2025年3月1691,51611.65.126.0
2026年3月2351,79514.13.944.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2026/3期の役員報酬は総額117百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
山形雅之助代表取締役会長56
末次廣明代表取締役社長69122,000
山形朋道代表取締役副社長54124,000
山形さとみ専務取締役総務経理本部長53189,000
森藤眞治取締役(注)1781,000
笹枝章夫取締役(注)177
古賀正行監査役6031,000
鈴木清孝監査役(注)272
徳冨良行監査役(注)265

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)410010025
社外取締役510102
監査役2774

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容928字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社アドヴァングループ)および連結子会社3社(アドヴァンロジスティクス株式会社、株式会社ヤマコー、アドヴァン管理サービス株式会社)により構成されております。事業内容は、建築用仕上材の輸入販売を主たる業務とし、これらに関連する事業活動を展開しております。 当社グループの事業内容および関係会社の当該事業に関わる位置づけは、次の通りであります。なお、次の3部門は「第5経理の状況 1(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。 (1)建材関連事業………主に、店舗・商業施設、住宅・マンション等に使用する床・壁に使用されるタイル・石材を中心に様々な床壁用の建築用仕上材に加え、蛇口などの水廻り商品、システムキッチンなどの住宅設備機器を世界のトップメーカーと共同開発、輸入しております。輸入した商品は、国内で施主、工務店、工事会社などに直接販売しております。販売価格をカタログおよびウェブサイトに明示しており、購入者の属性にかかわらず同一価格で販売しております。 また、ショールームを東京、大阪、名古屋、福岡、沖縄の全国5ヶ所に展開し、商品や施工例を展示しております。カタログやウェブサイトでは伝えきれない本物の質感を見て、さわって、感じていただけるようになっています。 なお、当社の商品を材料として使用する工事も請け負っております。 商品加工の一部は、アドヴァンロジスティクス株式会社へ委託しております。 また、商品の一部を株式会社ヤマコーへ販売しております。 なお、建築用仕上材や住宅設備機器とユニットバスの複合提案を推進するため、2024年7月にユニットバスの製造・販売・施工業を行う株式会社アドヴァンテックを吸収合併しております。 (2)不動産賃貸事業……アドヴァン管理サービス株式会社が、当社ビル、物流センター及び社宅を当社及びアドヴァンロジスティクス株式会社へ賃貸しております。 (3)その他………………物流管理業 物流管理業:アドヴァンロジスティクス株式会社が、当社商品の入出庫業務を行っております。 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題3,251字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。 (1)会社の基本方針 当社グループは、「昨日より今日、今日より明日」をモットーに、日々成長していくことに励んでおります。総合メーカーとして、時代に合わせて進化するとともに、商品のデザイン性・機能性・コストに徹底したこだわりを持ち、お客様に満足していただける商品を提供することで、社会に貢献していくことをグループ経営の基本方針としております。アドヴァンの社名の由来は前進を意味するADVANCEからきております。固定概念や過去の成功体験にとらわれることなく、常に新しいチャレンジを行うことで社内に逆境を生み出し、次のステップに進んでいくこと、これこそが創業時から変わらぬアドヴァンらしさだと考えております。なお、グループにおける当社の役割を明確にするため、2021年7月1日付で株式会社アドヴァンから株式会社アドヴァングループに商号変更しております。 (2)中長期的な経営戦略及び重視する財務指標等 当社グループは、高付加価値商品の開発と時代のニーズに対応した事業を展開するとともに、物流施設やショールーム施設への投資など、常に将来を見据えた事業戦略により、高い競争力と安定した収益の確保に努めております。また、自前主義に基づく積極的な設備投資が成長への原動力だと考えております。 ① 世界の一級品を納得価格でお届けする総合メーカー 当社グループは建築用仕上材と住宅設備機器の総合メーカーを目指し、商品のデザイン性・機能性・コストに徹底したこだわりを持ち、お客様に満足いただける商品を常に提供しております。変化する時代や流行の中でお客様が求めるものは何かを常に考え続け、大型複合施設・住宅・商業施設などの様々なユーザーに選ばれ続ける信頼と商品力を維持していくために、世界中のトップメーカーと提携し、日本のニーズや流行にあった商品の開発を行っております。 ② 世界と日本を結ぶネットワーク 当社グループと世界のトップメーカー約350社は、長年の取引実績と固い信頼関係に基づく強固なパートナーシップで結ばれております。この強固なパートナーシップのネットワークこそが、毎年発表する多数の新商品につながっているものと考えております。 ③ 業界トップの営業スタッフ 商品の特性、施工方法からメンテナンス方法まで熟知した営業スタッフが全国8拠点におります。建材マーケットでは代理店方式で販売を行う企業が多い中で、当社は直接販売にこだわってきました。なぜなら、アドヴァングループの取り扱う商品は、日本の建材マーケットで初めて登場する商品が多いため、販売前にしっかりとその商品特性をお客様にお伝えすることが必要だからです。 一方で、営業スタッフがお客様からダイレクトにお話を伺うことで、市場のトレンドをいち早く掴み、その情報を在庫管理や商品開発に活かしています。なお、営業スタッフは毎年新商品が販売されるため、常に知識の蓄積に努めております。 ④ 成長のための継続的な投資 (イ)業界最大級のショールーム施設 営業拠点のうち、東京、大阪、名古屋、福岡、沖縄の5ヶ所はショールームを併設しております。2025年3月には福岡、沖縄に新ショールームを併設の新社屋が完成。これにより全てのショールームが自社保有物件となりました。なお、東京・原宿と大阪・本町のショールームは、面積3,000㎡以上と業界最大級の広さを有しております。 ショールームは新商品の展示を含め毎年改装を行うなど、継続的に投資を行っています。ショールームには、豊富な種類の建材や施工例を陳列し、カタログやネットでは伝えきれない本物の質感を見て、さわって、実際に感じて頂ける空間を目指しています。ショールームの拡充により、多くのお客様の来場と顧客基盤の拡大に努めております。 (ロ)最新鋭、かつ広大な物流センター施設 海外から輸入された商品は、茨城、三重、福岡の国内3ヶ所の自社物流倉庫に運ばれ、それぞれの商品特性にあわせて設計された倉庫に保管されることで、品質を維持しています。そして、本社とオンラインネットワークで結ばれた受発注システムにより、全国のお客様に即日商品をお届けしております。また、設立以来物流システムに多くの設備投資を行ってきた結果、物流コストを大きく低減させております。この結果、お客様に世界の一級品を納得価格でお届けできる体制を整えております。国内3カ所に物流センターを分散させることで、災害時にもお客様へのスムーズな商品配送が可能となっており、地震の多い日本だからこそ、このような備えがお客様の安心にも繋がっております。 ⑤社会環境への取り組み 当社グループは、1975年の創業以来、社会と協調し、事業活動を通じて社会・地球の持続可能な発展に貢献する取り組みを進めてまいりました。取り組みの根底にあるのは、当社グループの創業理念であり、その考え方は国連の持続可能な開発目標(SDGs)が目指すものと一致しています。当社グループは、今後も、社会のために最大限の努力を行い、人や環境にやさしい企業として様々な取り組みを行っていきます。 なお、当社グループの未来につながる社会環境への主な取り組みは、次のとおりです。 ◇環境への取り組み(岩井流通センター) ・CO⒉削減に向けて、太陽光発電を導入して再生可能エネルギーを創出 ・木材、石材、タイル等の残材を粉砕処理し、地盤改良などに再利用して廃棄物を削減 ・耕作放棄地の再農地化への取り組み ・その他、物流センター内での廃材ゼロを目指した取り組み ◇地域社会との共生( 〃 ) ・地元シニア世代を積極的に雇用 ・敷地内での植林による沿道整備と環境保全への取り組み ◇クリーンで快適、安全安心な職場環境( 〃 ) ・倉庫の床には耐久性に優れたエポキシ樹脂を使用し、クリーンで安全な職場環境を提供 ◇サステナブルな商品 ・ワールドクラスの環境認証を取得した商品の販売 ・リサイクル素材を主原料とする商品の販売 ・「ほたるの郷®」プロジェクトの推進 ⑥重視する財務指標等 当社グループは、為替予約の時価評価により発生する為替予約評価損益の営業外損益への計上で、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は大きく変動してしまうため、営業利益(率)を重視しております。なお、過去5期平均の営業利益率は18.9%となります。 また、企業の経営効率を判断するうえで重要な指標となるROE(自己資本当期純利益率)につきましても、財務体質の強化を図り、一層の向上に努めてまいります。なお、過去5期平均のROE(自己資本当期純利益率)は11.6%となります。 (3)経営環境及び優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 国内の経済活動は徐々に回復していくことが期待されますが、一方で資源高などによる仕入コスト上昇や、米国による関税引き上げなどによる世界的な景気後退懸念の広まりなど、しばらくは不透明な状況が続いていくものと思われます。 このような経営環境のなか、当社グループは、ショールーム施設や物流施設などの設備投資を推し進めるととも に、引き続き、ユニットバスの設計・製造並びに施工、システムキッチンの販売・施工など住宅設備分野にも注力 し、総合メーカーとしての発展を目指してまいります。 一方で、環境への取り組み、地域社会との共生、クリーンで働きやすい安全安心な職場環境の整備を引き続き進めてまいります。あわせて、クリーンな企業としてワールドクラスの環境認証取得商品や、リサイクル素材を主原料とする商品など、サステナブルな商品の開発と販売を進めてまいります。
事業等のリスク2,183字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、連結会社の財政状況、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。なお、本項に記載した事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであり、将来の想定に関する事項には不確実性を内在しており、実際の結果と大きく異なる可能性もあります。 (1)経済状況について 当社グループは建築用仕上材やシステムキッチン・水栓金具などの住宅関連商品を主に海外メーカーより仕入れ、国内のマンション・住宅・一般建築・商業施設などの様々な建築需要に販売しています。 将来のリスク要因としては、国内建築業界における人手不足や労務コストの上昇に加え、中東情勢の緊迫化に伴うホルムズ海峡周辺の航路不穏等に起因する原材料・資材の供給不足、建築資材やエネルギー価格の高騰などにより、国内の経済状況や建築需要の動向等に著しい変動要因が生じた場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。特に、これら世界情勢を背景とした資材不足は、国内のマンションや商業施設等の建設現場における工期遅延を発生させるリスクがあり、これに伴う当社商品の納品スケジュールの順延や売上計上時期のズレなどが、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、このような市場の変化、事業環境の変化に柔軟に対応し、リスクを減らすためにも、当社グループは在庫コントロール、新商品の開発・販売に努めております。また、販売先も特定の需要先に特化するのではなく、様々な需要先・分野へ販売することで、このような事業環境の変動リスクを少しでも軽減させるように努めております。 (2)商品仕入について 当社グループは、欧州・アジアを中心に、海外メーカーからの商品仕入が大部分を占めております。 将来のリスク要因としては、海外の主要な仕入先の国々が長期にわたり政治的・経済的に不安定な情勢になった場合、あるいは、中東地域をめぐる地政学的リスクの高まりに起因するホルムズ海峡などの主要航路における海上輸送の停滞、これに伴う代替航路への迂回による輸送日数の長期化、海上運賃の急騰やコンテナ不足など、グローバルなサプライチェーンの混乱が長期間に及ぶような場合は、海外からの商品仕入に関して当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、当社グループは欧州及びアジアを中心にしながらも、仕入国や地域に仕入れ先を分散させることでリスクを分散させるように努めております。 また、当社グループは全国3か所にある自社物流センターにおいて一定量の商品在庫を保有する体制をとっており、商品の安定供給と仕入リスクの軽減を図っております。 (3) 為替相場の変動について 当社グループは、グローバルな事業活動を展開しており、海外のトップメーカーからの商品仕入が大部分を占めております。 これによるリスク要因としては、海外からの商品仕入れを米ドルを中心とする外貨建てで決済していることから、為替相場に著しい変動が生じた場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、為替予約により商品決済時の為替変動リスクの軽減を図っております。 また、期末時点の為替予約の時価評価を洗い替え処理にて行い、為替予約評価損益として営業外損益に計上しております。このため、期末の為替変動によっては為替予約評価損益も大きく変動し、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益に大きく影響を及ぼす場合があります。 為替予約取引は将来の為替リスクを回避する目的で実施しており、投機的な取引は行わない方針であります。また、その管理・実行については、為替管理規程に則り実行され、全て代表取締役の承認を経た上で行うこととしております。 (4)法規制について 当社グループは、会社法、金融商品取引法、法人税法、独占禁止法やその他の建設業法等を含め様々な法規制の適用を受けております。 将来のリスク要因としては、社会情勢の変化等により、法改正や新たな法的規制が設けられる可能性があり、この場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、市場の変化、事業環境の変化、社会情勢の変化等に柔軟に対応できるように努めてまいります。 (5) 自然災害等について 当社グループは主に海外から仕入れた商品をタイムリーに国内ユーザーへ販売するため、国内の自社物流センターで商品を在庫しております。 将来のリスク要因としては、国内において大規模な地震などの自然災害等により不測の事態が生じた場合にはこれら商品が損害を被る可能性があり、この場合、棚卸資産の廃棄、売上高の減少、サプライチェーンの寸断によって納期が遅延し、それに伴うコスト増など、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 このため、自然災害が万一発生したときの安全管理、商品管理並びに物流体制の整備には普段から万全の体制に努めるとともに、物流拠点は全国への配送の利便性と地震等の自然災害に備え、関東、関西、九州の3箇所に設け、災害時のリスクを分散させる体制をとっております。
経営成績の分析 (MD&A)7,357字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度における経済環境は、イラン情勢をはじめとする中東地域の緊迫化に伴う資源価格や物流費高騰への懸念、米国の通商政策の動向などにより、世界的に先行きの不透明感が一層高まる状況となりました。我が国経済におきましても、企業収益の改善や賃上げの動きはみられるものの、為替相場の変動や金融政策正常化に伴う金利動向など懸念材料が多岐にわたり、事業環境の不確実性はかつてなく高まっております。総じて景気の先行きは極めて見通しづらい状況となっております。 このようななか、当社グループは、将来の成長に向け、新入社員の積極採用や昇給・昇格といった戦略的な人への投資を進めつつ、組織のスリム化による人件費削減を実行した結果、コスト効率も改善いたしました。 しかしながら、高水準で推移する仕入コスト増に加え、建設現場における慢性的な技能者不足による施工体制への影響から、一部の大型案件において工期の遅延や着工のずれ込み等が発生した結果、当連結会計年度の経営成績につきましては、売上高は17,036百万円(前期比8.0%減、同1,482百万円減)となり、在庫の健全化を進めたことによる棚卸資産廃棄損を計上した結果、営業利益は2,232百万円(同29.1%減、同918百万円減)となりました。 その一方で、当連結会計年度末において円安が進行したことを受け、為替予約評価益が増加しており(2025年3月期末は為替予約評価益額が14,292百万円、2026年3月期末は為替予約評価益額が21,032百万円)、その結果洗い替え処理による増加6,739百万円を営業外収益に計上いたしました。この結果、経常利益は12,126百万円(前期比38.4%増、同3,364百万円増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8,063百万円(同34.1%増、同2,051百万円増)となりました。 また、今年度は1,655百万円(1,941,300株)の自己株式の取得、及び200万株の自己株式の消却を行いました。今後につきましても、積極的な設備投資や人材投資を行い、更なる会社の発展に邁進してまいります。 セグメント別の概況は次のとおりであります。 (建材関連事業) 建材関連事業は、高級ホテル・住宅施設やインバウンド需要への期待が膨らむ一方、高水準で推移する仕入コスト増に加え、建設現場における慢性的な技能者不足による施工体制への影響から、一部の大型案件において工期の遅延や着工のずれ込み等が発生する厳しい事業環境のなか推移してきました。この結果、当連結会計年度の建材関連事業の売上高は16,885百万円(前期比8.2%減)、営業利益は2,456百万円(前期比24.2%減)となりました。 (不動産賃貸事業) 不動産賃貸事業につきましては、賃貸契約の状況等を背景に、当連結会計年度の不動産賃貸事業の売上高(セグメント間内部売上高含む)は2,592百万円(前期比5.0%増)となりましたが、営業利益は1,268百万円(前期比4.3%減)となりました。 (その他) その他の物流管理事業につきましては、当連結会計年度の売上高(セグメント間内部売上高含む)は1,089百万円(前期比28.0%減)、営業利益は378百万円(前期比11.9%減)となりました。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動によるキャッシュ・フローの収入4,984百万円があったものの、投資活動によるキャッシュ・フローの支出3,158百万円、財務活動によるキャッシュ・フローの支出6,716百万円などを行った結果、前連結会計年度末に比べ4,944百万円減の4,666百万円となりました。なお、当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況と主な要因は次のとおりであります。 (単位:百万円)   前連結会計年度   当連結会計年度   増減 営業活動によるキャッシュ・フロー   1,890   4,984   3,094 投資活動によるキャッシュ・フロー   1,186   △3,158   △4,344 財務活動によるキャッシュ・フロー   △1,642   △6,716   △5,073 現金及び現金同等物期末残高   9,610   4,666   △4,944 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動の結果、資金は4,984百万円の収入(前年同期は1,890百万円の収入)となりました。主な内容は、税金等調整前当期純利益12,161百万円、減価償却費1,070百万円などの資金の増加要因に対し、法人税等の支払い3,591百万円、為替予約評価益6,739百万円の計上などによる支出・減少によるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動の結果、資金は3,158百万円の支出(前年同期は1,186百万円の収入)となりました。これは主に、定期預金の預入による支出7,747百万円、有形固定資産の取得による支出1,558百万円、投資有価証券の取得による支出4,662百万円などの支出に対し、定期預金の払戻による収入10,658百万円などがあったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動の結果、資金は6,716百万円の支出(前年同期は1,642百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出3,651百万円、自己株式の取得による支出1,670百万円、配当金の支払額1,393百万円などの支出によるものであります。 (キャッシュ・フロー関連指標の推移) 2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 自己資本比率(%)   74.1   65.6   63.0   67.1   71.5 時価ベースの自己資本比率(%)   62.2   55.8   53.0   37.9   36.6 キャッシュ・フロー対有利子負債比率   3.6   5.0   4.4   11.7   3.7 インタレスト・カバレッジ・レシオ (倍)   122.4   75.8   51.1   13.0   34.7 (注)1.各指標の算出方法は次のとおりであります。 ・自己資本比率:自己資本/総資産 ・時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産 ・キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業活動キャッシュ・フロー ・インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業活動キャッシュ・フロー/利払い 2.各指標はいずれも連結ベースの財務指数により計算しております。 3.株式時価総額は以下の算定方法に基づいております。 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行株式(自己株式控除後) 4.営業活動キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。 5.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 ③ 販売及び仕入の実績 a.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 建材関連事業(百万円)   16,885   91.8 不動産賃貸事業(百万円)   150   112.8 その他事業(百万円)   -   - 合計(百万円)   17,036   92.0 (注)1 セグメント間の取引については相殺消去しております。 b.商品仕入実績 当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2025年4月1日 至 2026年3月31日)   前年同期比(%) 建材関連事業(百万円)   9,283   92.0 不動産賃貸事業(百万円)   -   - その他事業(百万円)   -   - 合計(百万円)   9,283   92.0 (注) セグメント間の取引については相殺消去しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 当連結会計年度における経済環境は、イラン情勢をはじめとする中東地域の緊迫化や米国の通商政策の動向など により世界的に先行きの不透明感が一層高まる状況となりました。国内でも為替相場の変動や金融政策正常化に伴 う金利動向などの懸念から、事業環境の不確実性がかつてなく高まっております。 当社グループは戦略的な人への投資や組織のスリム化を進めたものの、高水準な仕入コスト増や慢性的な技能者 不足に伴う一部大型案件の工期遅延や着工のずれ込み等が発生した結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績 は、連結売上高は17,036百万円(前期比8.0%減)となりました。 利益面では、当連結会計年度は、売上高の減少に加え、資源高や円安の進行による仕入コストの上昇が影響したことなどにより、連結営業利益は2,232百万円(同29.1%減)となりました。 また、営業外収益に為替予約評価益6,739百万円を計上しております(前期は為替予約評価益2,441百万円を計上)。この結果、連結経常利益は12,126百万円(同38.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は8,063百万円(同34.1%増)となりました。 なお、当社は商品決済時の為替変動リスクがあるため為替予約を行っておりますが、為替動向によって為替予約評価損益の金額は影響を受けることになり、この為替予約評価損益の計上額によっては、経常利益並びに親会社株主に帰属する当期純利益も大きく影響を受けることになります。 (為替予約評価損益、経常利益、及び親会社株主に帰属する当期純利益の推移) (単位:百万円)   2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 期末為替レート(米ドル/円)   122.41   133.54   151.40   149.53   159.93 為替予約評価損益   1,325   △1,270   9,543   2,441   6,739 営業利益   3,827   4,701   3,939   3,150   2,232 経常利益   5,751   5,159   16,194   8,761   12,126 親会社株主に帰属する当期純利益   3,819   3,364   10,299   6,012   8,063 (注)期末為替レート出所:みずほ銀行 (財政状態の分析) 当連結会計年度末の資産、負債、純資産の状況は次のとおりであります。 (単位:百万円)   前連結会計年度末   当連結会計年度末   増減 総資産   80,292   84,243   3,950 負債   26,429   23,972   △2,457 純資産   53,863   60,271   6,408 自己資本比率(%)   67.1   71.5   4.5 <資産> 当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ3,950百万円増加の84,243百万円(前連結会計年度は80,292百万円)となりました。 この主な内容は、投資有価証券の増加6,585百万円、流動資産・固定資産の為替予約の増加6,739百万円などによるものです。 (現金及び預金残高、棚卸資産、設備投資額の推移) (単位:百万円)   2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 現金及び預金残高   12,999   16,252   18,021   16,065   8,266 棚卸資産   3,052   2,852   3,052   2,419   2,216 設備投資金額   569   3,851   2,726   2,022   1,558 <負債> 当連結会計年度末の負債総額は、前連結会計年度末に比べ2,457百万円減少の23,972百万円(前連結会計年度末は26,429百万円)となりました。これは主に、長期借入金の減少3,343百万円によるものです。 なお、有利子負債は減少しましたが、D/Eレシオ(負債資本倍率)は0.31倍と、引き続き安定した財務基盤を維持しております。 (有利子負債、D/Eレシオの推移) (単位:百万円)   2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 有利子負債   11,577   18,923   21,828   22,050   18,398 D/Eレシオ(倍)   0.27   0.45   0.44   0.41   0.31 <純資産> 当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ6,408百万円増加の60,271百万円(前連結会計年度末は53,863百万円)となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益により利益剰余金が5,014百万円増加したこと及びその他有価証券評価差額金が1,403百万円増加したことによるものです。 自己資本比率は利益剰余金、その他有価証券評価差額金が増えたことで、71.5%(前連結会計年度は67.1%)となりました。 また、今期、為替予約評価益6,739百万円(前期は為替予約評価益2,441百万円)を営業外収益に計上したことで、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比34.1%増となった結果、ROE(自己資本当期純利益率)は14.1%(前連結会計年度は11.6%)と大きく増加しました。 (利益剰余金、自己株式、ROE(自己資本当期純利益率)の推移) (単位:百万円)   2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 利益剰余金   36,092   37,905   44,574   46,691   51,706 自己株式   △10,972   △13,009   △10,084   △8,047   △8,057 ROE(自己資本当期純利益率)%   9.2   7.9   22.4   11.6   14.1 ②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。当連結会計年度においては、営業活動によるキャッシュ・フロー4,984百万円を獲得し、自己株式取得1,670百万円、有形固定資産の取得1,558百万円、長期借入金返済3,651百万円、配当金支払1,393百万円など、所要となる資金に充てております。 (最近5年間における主な資金の増減推移) (単位:百万円)   2022年3月期   2023年3月期   2024年3月期   2025年3月期   2026年3月期 営業キャッシュ・フローによる収入   3,209   3,753   4,967   1,890   4,984 長期借入による収入   -   9,805   6,000   3,976   - 自己株式の処分による収入   -   -   -   -   - 長期借入の返済による支出   △2,146   △2,458   △3,095   △3,753   △3,651 有形固定資産の取得による支出   △569   △3,846   △2,686   △2,007   △1,558 配当金の支払いによる支出   △1,210   △1,545   △1,855   △1,433   △1,393 自己株式の取得による支出   △578   △2,045   △1,541   △430   △1,670 当社グループは、資本コストを意識した低金利による銀行借入を中心に資金調達を行っており、資金調達の主な目的は設備投資費用の原資及び運転資金が中心となります。 当社グループは、設備投資は成長のための原動力だと考えており、毎年ショールーム施設や物流施設を中心に継続的に投資を行っており、当連結会計年度は、岩井流通センターの倉庫増築工事、などの設備投資を行っております。 また、株主還元としては、配当金(年間支払額1,393百万円)と自己株式の取得(1,670百万円)を実施しております。 ③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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