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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

データ・アプリケーション

Data Applications Company, Limited3848 · Standard · 情報・通信業

EDI(電子データ交換)基盤に強みを持つソフトウェアベンダー。企業間の業務データ連携を支えるミドルウェアとクラウドサービスを提供する。

概要

データ・アプリケーションは、1982年に千葉県我孫子市で創業されたデータ連携ミドルウェアの開発企業である。東京証券取引所スタンダード市場に上場し、2026年3月期の連結売上高は43億円、従業員数は253名。企業間データ交換(EDI)やシステム間連携(EAI)の基盤ソフトウェアを主力とし、近年はクラウド型プラットフォームや生成AI活用事業にも領域を拡大している。

三つの事業セグメントで構成されるグループ体制

当社グループは、ソフトウェア事業、システムインテグレーション事業、AI関連事業の三つのセグメントで構成される。ソフトウェア事業ではデータ交換系ミドルウェアやクラウドサービスの開発・販売・保守を手掛ける。システムインテグレーション事業は子会社デジタルトランスコミュニケーションズ株式会社が担当し、EDI/EAIを基軸とした業務インフラソリューションを提供する。AI関連事業は株式会社WEELと株式会社メロンが担い、生成AIを活用した受託開発やコンサルティング、時系列解析技術を用いたAI開発を行う。この三事業の連携により、顧客企業の業務効率化と投資収益率の向上を目指す。

安定収益基盤への転換が進むソフトウェア事業

ソフトウェア事業では、従来のライセンス販売(売り切り型)からサブスクリプション型への移行を推進している。2026年3月期をもって新規売り切り販売を終了し、2026年3月期のリカーリング売上比率は83.3%に達した。内訳としてサブスクリプション売上比率は49.1%、MRR(月次経常収益)は89百万円である。主力製品にはクラウド型データ連携プラットフォーム『ACMS Cloud』やワークマネジメントプラットフォーム『Placul』があり、継続収益の積み上げにより安定した成長を目指す。

M&Aで拡大した事業基盤と地域拠点の変遷

グループは、1988年の三和プランニング株式会社との合併に始まり、2007年に株式会社ストークラボラトリー(後のコンプレオ)を子会社化、2008年にはホロンテクノロジーと鹿児島データ・アプリケーションを設立した。2010年にコンプレオは解散、2017年にホロンテクノロジーを吸収合併、2023年に鹿児島データ・アプリケーションを吸収合併した。2024年以降は積極的なM&Aを展開し、2024年7月に株式会社WEEL、2025年4月にデジタルトランスコミュニケーションズ株式会社と株式会社メロンを子会社化した。本社も千葉県我孫子市から東京都内へ数度移転し、2023年12月からは中央区八重洲に置く。

売上高は拡大傾向、2026年3月期は43億円

連結売上高は2013年3月期の19億円から緩やかに増加し、2023年3月期に25億円、2024年3月期に29億円となった。2025年3月期は微減の26億円だったが、2026年3月期にはM&A効果もあり43億円と前年比65.8%増の大幅拡大を達成した。営業利益は2025年3月期に3億円、2026年3月期も3億円と横ばいだが、親会社株主に帰属する当期純利益は3億円から2億円へ減少した。2028年3月期の目標として売上高60億円、EBITDA10億円、ROE15%以上を掲げている。

業界の中での役割は企業間データ連携の中核を担うソフトウェアメーカー。EDI/EAIミドルウェアとその導入支援を提供。にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
43億円
営業利益
3億円
営業利益率
7.0%
純利益
2億円
2026/3 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2026/3
事業売上構成比利益利益率
ソフトウエア 事業24億円55.8%2億円8.3%
システムインテグレーション事業13億円30.2%1億円7.7%
AI関連事業6億円14.0%0億円0.0%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01ソフトウエア事業主力

データ交換系ミドルウェア等の企業の業務プロセスを支える基盤型ソフトウェア製品及びクラウドサービスの開発・販売・保守、および導入・運用支援を提供。

主な製品・サービス2
EDI/EAIミドルウェア
企業間の電子データ交換(EDI)や企業内アプリケーション統合(EAI)を実現する基盤ソフトウェア。
クラウドサービス
データ交換基盤をクラウドで提供するサービス。

02システムインテグレーション事業準主力

子会社がEDI/EAIを基軸としたビジネスインフラソリューションを展開。システムインテグレーションやサービス提供を主要事業とする。

主な製品・サービス1
ビジネスインフラソリューション
EDI/EAIを軸に、顧客の業務プロセスを支えるシステム基盤の構築・運用サービス。

03AI関連事業副次

生成AIを活用したシステム受託開発・コンサルティング、AIメディア運営、時系列解析技術や大規模言語モデルを活用したAI開発及びソフトウェア開発を行う。

主な製品・サービス3
AI受託開発
生成AIや大規模言語モデルを活用したシステムの受託開発。
AIコンサルティング
AI技術を活用した業務効率化のためのコンサルティングサービス。
AIメディア運営
AIに関する情報発信を行うメディアの運営。

製品と技術

ACMSシリーズ:EDIからクラウドまでカバーするデータ連携基盤

ACMSシリーズは、1989年のFTC用集配信ソフト『ACMS』に端を発するデータ連携ミドルウェアの製品群である。2002年にはB2Bインテグレーション版『ACMS B2B』、EAI版『ACMS EAIpro』および『ACMS EAIbase』を発売。2016年にはエンタープライズ向け『ACMS Apex』、2025年11月にはクラウド型『ACMS Cloud』をリリースした。これらは企業間のデータ交換やシステム間連携を低コストで実現し、EDI標準仕様や各種プロトコルに対応する。保守サービスと合わせて提供され、リカーリング収益の柱となっている。

Placul:ワークマネジメントとカスタマーサクセスを支援

『Placul』(プラカル)は、2024年7月に提供開始されたワークマネジメントプラットフォームである。業務プロセスの可視化と効率化を目的とし、タスク管理や進捗管理の機能を備える。2025年10月にはカスタマーサクセス業務に特化した『Placul - Customer Success Edition』を追加し、顧客企業のサクセス部門における業務効率化と顧客体験向上を支援する。同製品はサブスクリプション型で提供され、ソフトウェア事業の成長を牽引する新製品として位置づけられている。

RACCOON:データハンドリングを担うプラットフォーム

『RACCOON』は、2014年3月に発売されたデータハンドリングプラットフォームである。異なるシステム間でのデータ変換・連携・管理を統合的に行うミドルウェアであり、特にファイル転送やデータ整形の自動化に強みを持つ。ACMSシリーズと組み合わせて利用されることも多く、企業のデータ統合基盤として導入実績を重ねている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がデータ・アプリケーション

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
14176ココナラ66億円21.1倍
25033ヌーラボ65億円36.4倍
33695GMOプロダクトプラットフォーム65億円13.0倍
44436ミンカブ・ジ・インフォノイド64億円8.5倍
5554Aバトンズ64億円166.9倍
63848データ・アプリケーション63億円34.8倍
73845アイフリークモバイル63億円143.1倍
84845スカラ63億円16.8倍
94490ビザスク63億円10.1倍
104177i‐plug62億円13.0倍
112480システム・ロケーション62億円20.7倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 35件

資本金300万円で設立された1982年

1982年9月、千葉県我孫子市において資本金3,000千円で株式会社データ・アプリケーションが設立された。当初は小規模なスタートアップであり、1985年11月に本格的な事業展開を開始、同年12月に資本金を12,000千円へ増資、続く1986年1月には90,000千円へ増資した。創業から数年で資本基盤を強化し、事業拡大の準備を整えた。

FTC用ネットワークソフト『S-GARNET』で製品事業を始動

1988年3月、FTC(金融端末制御)用ネットワークソフトウェア『S-GARNET』の発売を開始した。同年12月には業容拡大のため三和プランニング株式会社と合併。1989年11月にはFTC用集配信ソフトウェア『ACMS』を発売し、この『ACMS』シリーズが後のデータ連携製品の基礎となった。1990年10月には株式会社アイネスが資本参加し、外部資本の導入も進んだ。

B2B・EAI製品群を投入した2000年代前半

2000年12月と2001年3月に増資を実施し資本金を200,835千円に引き上げた。2001年1月には本社を東京都中央区日本橋人形町に移転。2002年5月、B2Bインテグレーション・ソフトウェア『ACMS B2B』を発売、同年7月にはEAIソフトウェア『ACMS EAIpro』および『ACMS EAIbase』を発売した。これにより企業間データ交換とシステム間連携の両方をカバーする製品ラインアップが整った。

ジャスダック上場と子会社設立の2007年

2007年4月、ジャスダック証券取引所に株式を上場した(資本金386,435千円、発行済株式総数17,300株)。同年5月には株式会社ストークラボラトリーへ出資し子会社化(同年6月に株式会社コンプレオへ商号変更)。2008年4月には会社分割により株式会社ホロンテクノロジー(連結子会社)と株式会社鹿児島データ・アプリケーション(連結子会社)を設立し、グループ体制を拡充した。

事業の選択と集中、クラウド製品の投入

2010年3月、ソフトウェア製品『ACMS eCASH』に関連する事業をGMOペイメントゲートウェイ株式会社へ譲渡し、同じく子会社コンプレオは解散・清算された。2013年9月にはWeb-EDIシステム向け『ACMS WebFramer』を発売。2014年3月にデータハンドリングプラットフォーム『RACCOON』、2016年6月にエンタープライズ・データ連携プラットフォーム『ACMS Apex』を発売し、製品群をクラウド・プラットフォーム型へ進化させた。

スタンダード市場移行とグループ再編の時代

2013年7月の東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、JASDAQ(スタンダード)に上場。2022年4月の市場区分見直しによりスタンダード市場に移行した。2023年4月には株式分割を経て、鹿児島データ・アプリケーションを吸収合併。2024年7月に株式会社WEELを子会社化し、2025年4月にデジタルトランスコミュニケーションズ株式会社と株式会社メロンを立て続けに子会社化し、現在の三セグメント体制を確立した。

最新製品群と中計目標の公表

2024年7月にワークマネジメントプラットフォーム『Placul』の提供を開始、2025年10月にはカスタマーサクセス向けエディションを追加した。2025年11月にはクラウド型データ連携プラットフォーム『ACMS Cloud』をリリース。2025年5月には2028年3月期を最終年度とする中期経営計画を公表し、売上高60億円、EBITDA10億円、ROE15%以上の目標を掲げている。総還元性向100%の株主還元方針も打ち出した。

年表35件を開く

1980年代

  • 1982年9月創業千葉県我孫子市において、資本金3,000千円で設立
  • 1985年11月本格的に事業展開を開始(第1事業年度開始)
  • 1985年12月資本金を12,000千円に増資
  • 1986年1月資本金を90,000千円に増資
  • 1988年3月FTC(注1)用ネットワークソフトウエア『S-GARNET』の発売開始
  • 1988年12月M&A業容拡大のため、三和プランニング株式会社と合併
  • 1989年11月FTC用集配信ソフトウエア『ACMS』(注2)の発売開始

1990年代

  • 1990年10月株式会社アイネスが資本参加
  • 1999年1月ソフトウエア保守サービスを充実させるため、カスタマーサポートセンターを開設

2000年代

  • 2000年12月資本金を133,335千円に増資
  • 2001年1月東京都中央区日本橋人形町一丁目に本社移転
  • 2001年3月資本金を200,835千円に増資
  • 2002年5月B2B(注3)インテグレーション・ソフトウエアとして『ACMS B2B』の発売開始
  • 2002年7月EAI(注4)ソフトウエア『ACMS EAIpro』並びに『ACMS EAIbase』の発売開始
  • 2007年4月上場ジャスダック証券取引所に株式を上場(資本金:386,435千円 発行済株式総数:17,300株)
  • 2007年5月M&A株式会社ストークラボラトリー(2007年6月 株式会社コンプレオに商号変更)へ出資(子会社化)
  • 2008年4月会社分割(簡易分割)により株式会社ホロンテクノロジー(連結子会社)を設立 株式会社鹿児島データ・アプリケーション(連結子会社)を設立

2010年代

  • 2010年3月ソフトウエア製品『ACMS eCASH』に関連する事業をGMOペイメントゲートウェイ株式会社へ譲渡 株式会社コンプレオは、2010年3月10日に解散決議を実施
  • 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場
  • 2010年12月株式会社コンプレオは、2010年12月28日に清算結了
  • 2013年7月上場東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
  • 2013年9月Web-EDIシステム向けソフトウエア『ACMS WebFramer』の発売開始
  • 2013年10月普通株式1株につき200株の割合をもって株式分割を行い、単元株式数を100株とする単元株制度を導入
  • 2014年3月データハンドリングプラットフォーム『RACCOON』の発売開始
  • 2016年6月エンタープライズ・データ連携プラットフォーム『ACMS Apex』の発売開始
  • 2017年4月M&A株式会社ホロンテクノロジーを吸収合併

2020年代

  • 2020年2月東京都中央区京橋一丁目に本社移転
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場からスタンダード市場に移行
  • 2023年2月普通株式1株につき2株の割合をもって株式分割
  • 2023年4月M&A株式会社鹿児島データ・アプリケーションを吸収合併
  • 2023年12月東京都中央区八重洲二丁目に本社移転
  • 2024年7月M&Aワークマネジメントプラットフォーム『Placul』の提供開始 株式会社WEELを子会社化
  • 2025年4月M&Aデジタルトランスコミュニケーションズ株式会社を子会社化 株式会社メロンを子会社化
  • 2025年10月ワークマネジメントプラットフォーム『Placul - Customer Success Edition』の提供開始
  • 2025年11月クラウド型データ連携プラットフォーム『ACMS Cloud』の提供開始

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2026/3期の経営方針より

会社は3つの方針を掲げている。そのうち4項目には、達成する数字が明記されている。

会社が掲げている数値目標
  • 売上高(連結)2028年3月期まで60億円
  • EBITDA(連結)2028年3月期まで10億円
  • ROE2028年3月期まで15%以上
  • 配当下限額25円

有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。

  1. 01

    事業領域の拡大・開拓

    企業間データ交換やデータ統合需要の拡大に対応し、ソフトウェア製品の開発・販売を強化して売上拡大を図る。

  2. 02

    収益安定性の向上

    収益構造を安定化させ、安定的な利益成長を実現するための施策を推進する。

  3. 03

    人的資本経営の推進

    計画的な採用と教育研修を通じて高度な専門技術を持つ人材を確保・育成し、組織の成長を支える。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で253人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は708万円で、9期前と比べて6.6%平均年齢は42.1歳、平均勤続年数は11.1年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2017年3月90
2018年3月94
2019年3月75843.611.5103
2020年3月74744.511.9109
2021年3月72844.211.1123
2022年3月73144.811.3126
2023年3月72543.711.1130
2024年3月68943.010.6136
2025年3月69542.710.8150200
2026年3月70842.111.1253119

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社3(国内 3 / 海外 0、うち連結子会社 3) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位3)
本社 — 東京都中央区164百万円
ソフトウエア事業
子会社事務所 — 東京都中央区55百万円
AI関連事業
子会社事務所 — 東京都文京区1百万円
AI関連事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社WEEL
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    デジタルトランスコミュニケーションズ株式会社
    東京都中央区 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    株式会社メロン
    東京都新宿区 · 連結子会社
    議決権51.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年3月期の売上高は43億円営業利益3億円前期と比べると増収増益で、売上が+65.4%、利益が+0.0%。

売上高
+65.4%
43億円
営業利益
+0.0%
3億円
純利益
-33.3%
2億円
営業利益率
7.0%
前期比 -4.6%pt

会社が出している今期の予想2027年3月期

項目会社予想前期実績
売上高50億円43億円
営業利益3億円3億円
純利益2億円2億円
1株あたり配当¥35¥35

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2027年1Qで、売上は11億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+37.5%、営業利益は−100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年4Q7−1
2024年1Q8225.02
2024年2Q8337.52
2024年3Q7114.31
2024年4Q60
2025年2Q1100.00
2025年4Q15320.03
2026年2Q2015.01
2026年4Q2328.71
2027年1Q1100.00

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2013年3月期からの14期で、売上は19億円から43億円へ2.3倍に増えた。直近期の営業利益率は7.0%。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場
2013年3月1953
2014年3月1842
2015年3月2053
2016年3月2364
株式会社ホロンテクノロジーを吸収合併
2017年3月2464
2018年3月2265
2019年3月2375
2020年3月2143
2021年3月2022
2022年3月2353
株式会社鹿児島データ・アプリケーションを吸収合併
2023年3月2552
ワークマネジメントプラットフォーム『Placul』の提供開始 株式会社WEELを子会社化
2024年3月2965
デジタルトランスコミュニケーションズ株式会社を子会社化 株式会社メロンを子会社化
2025年3月263411.53
2026年3月43337.02

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年3月期

売上高43億円のうち、営業利益として残るのは3億円7.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の4.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金48.8%21億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金46.5%20億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益7.0%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
51.2%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比1.4pt
7.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比2.0pt
4.7%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比9.8pt
3.3%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
2.9%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
7.5%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2026年3月期は営業CFが5億円、投資CFが1億円で、差し引きのフリーCFは6億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は41億円で、売上の11.4ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2013年3月400417
2014年3月200219
2015年3月400422
2016年3月40−5421
2017年3月81−1929
2018年3月4−5−1−128
2019年3月34−1734
2020年3月3−6−1−329
2021年3月60−1635
2022年3月40−1437
2023年3月4−4−1037
2024年3月60−1641
2025年3月1−3−2−238
2026年3月51−3641

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2026年3月期の総資産は70億円。このうち返さなくてよい自己資本が50億円で、自己資本比率は68.4%(業種中央値63.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2013年3月2318577.7
2014年3月2420482.3
2015年3月2923678.7
2016年3月2722580.7
2017年3月3426874.7
2018年3月3830879.5
2019年3月4134782.2
2020年3月4336782.5
2021年3月4637979.4
2022年3月49381178.6
2023年3月53401376.4
2024年3月60461476.1
2025年3月62481477.3
2026年3月70502068.4

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2026年3月期の内訳
現金及び預金
42億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
41億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
20億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
84
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率14 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中10位あたり、逆に低いのはROE605社中533位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE下位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
3.3%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
7.0%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
68.4%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
65.4%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.1%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥855で、1年前と比べて+5.2%過去52週の値幅のなかでは15%の位置にある。

¥855-0.6%1ヶ月+5.0%1年+5.2%時価総額63億円
過去52週の値幅
安値¥781高値¥1,272

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)34.8倍
PER (会社予想)30.4倍
PBR1.19倍
配当利回り4.09%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1カ月で+3.2%上昇し、829円。25日移動平均線(809円)を+2.5%上回るが、75日線(863円)を-3.9%下回り、ややもみ合い。52週高値1272円からは-34.8%下落、52週安値781円からは+6.1%の戻し。出来高は直近5日平均約2400株と低調。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)

PER 33.8倍は業界平均29.7倍をやや上回り、配当利回り3.17%は業界平均1.25%を大きく上回るが、配当性向135%と利益を超えた配当で持続性に疑問。PBR 1.10倍と1倍超で割高感はないが、ROE3.3%と低く成長性が見込めない。

指標この会社業種平均
PER (実績)34.8倍47.9倍
PER (予想)30.4倍
PBR1.19倍2.96倍
ROE3.3%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

2026年3月期に売上43億円(前期比65%増)という急拡大計画の実現性が最大の論点。強気派は、クラウド版やサブスクリプションの伸び、大手案件の獲得で計画達成可能とみる。弱気派は、過去の業績が伸び悩んでいることや、競合の台頭、計画の非現実性を指摘。また、直近の営業利益率低下も懸念材料。

プラスに働く材料7
  • DataSpiderの需要拡大

    DX需要拡大でデータ連携ニーズが高まり、新規案件増加。

  • クラウド版の成長

    サブスクリプション型のクラウド版が拡大し、ストック収益が増加。

  • 大型案件の寄与

    政府・大手企業向けの大型案件獲得で売上が急伸する可能性。

  • 売上高急拡大で規模の利益2026年3月期影響

    売上高26→43億円(+65%)、固定費分散で収益改善余地。

  • PBR1倍前後で割安感継続影響

    PBR1.1倍と純資産近く、下値サポート。

  • 配当利回り3.2%でインカム魅力継続影響

    年間配当26.25円(総額約1.9億円)維持なら高利回り。

  • 大型案件受注による収益跳ね上げ2027年3月期影響

    2026年3月期の売上急増は大型案件、その後の継続受注が鍵。

マイナスに働く材料7
  • 過度な売上計画

    前年比65%増の計画は過去の成長率を大幅に上回り、達成が困難。

  • 利益率の低下

    2026/3期の営業利益率は7%と低下傾向で、増収効果が薄い。

  • 競合との競争激化

    データ連携市場には強力な競合が多く、シェア拡大が容易でない。

  • 売上急増も利益率低下2026年3月期影響

    営業利益率11.5%→7.0%に低下、増収効果乏しく純利益減少。

  • 純利益減少でPER上昇2026年3月期影響

    純利益3→2億円(-33%)、PER33→61倍に悪化。

  • 大型案件依存度の高さ不定影響

    売上高の40%以上を1顧客に依存、失注リスク。

  • 外国人保有率極低で需給弱い継続影響

    外国人持株0.5%と低く、株価上昇のけん制。

次の決算で確かめる点
売上高
急成長計画の達成度を測定する最重要指標。
サブスクリプション売上比率
ストック収益の拡大と収益安定性の指標。
大手案件の受注数
成長を牽引する大型案件の動向を把握。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり35で、前期から+34.6%いまの株価に対する利回りは4.09%。増配か配当維持が4年続いている。

年間配当
¥35
1株あたり
配当利回り
4.09%
いまの株価に対して
配当性向
134.7%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
4年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年3月1115.9
2018年3月1318.212.3
2019年3月1946.222.5
2020年3月2213.248.8
2021年3月220.085.4
2022年3月220.040.9
2023年3月234.766.1
2024年3月2511.131.1
2025年3月264.047.5
2026年3月3534.6134.7

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥35

株主

有価証券報告書より

2026年3月期末の株主数は延べ2,112人。区分でいちばん多いのは個人・その他91.4%。グループ会社や銀行などの安定株主が8.0%を占め、残る92.0%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年3月%2022年3月%2023年3月%2024年3月%2025年3月%2026年3月%
個人・その他68.568.068.767.968.491.4
自己株式18.417.716.416.215.613.7
事業法人20.320.927.128.428.77.6
外国法人9.59.81.41.31.50.5
金融機関0.10.11.10.90.70.4
証券会社1.61.21.61.40.70.1
外国人個人0.10.10.10.10.10.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01橋本 慶太9.30
02UH Partners 3 投資事業有限責任組合6.05
03UH Partners 2 投資事業有限責任組合5.86
04中野 直樹5.17
05光通信KK投資事業有限責任組合5.11
06武田 好修4.53
07津賀 暢3.00
08株式会社アドバンスト・メディア2.41
09ジィスクシステム株式会社2.35
10エスアイエル投資事業有限責任組合1.94

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で−76%、1株純資産は14期で+35%。直近期のROEは3.3%で、日本株の目安とされる8%を下回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2013年3月10255919.88.816.5
2014年3月7661813.09.923.2
2015年3月10470115.78.020.9
2016年3月12272917.711.416.4
2017年3月14585518.37.815.9
2018年3月15899317.113.012.3
2019年3月8456315.911.122.5
2020年3月445897.713.348.8
2021年3月276074.630.285.4
2022年3月536298.615.240.9
2023年3月356615.527.566.1
2024年3月8074311.513.231.1
2025年3月437695.719.547.5
2026年3月257563.335.2134.7

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

10名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は10名。2026/3期の役員報酬は総額147百万円。

氏名役職年齢
安原武志代表取締役 社長執行役員60
下山勝義取締役 執行役員58
金子貴昭取締役(常勤監査等委員)64
板野泰之取締役(監査等委員)69
浅野昌孝取締役(監査等委員)63
本村健取締役(監査等委員)56
岩下誠執行役員カスタマーサービス本部長
髙田哲也執行役員コンサルティング本部長兼 マーケティング本部長
髙橋朗執行役員技術本部長
矢下秀行執行役員経営企画管理本部長

役員報酬の内訳2026/3

役員の区分人数固定報酬百万円業績連動百万円株式報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
その他役員4551514148421
その他役員4383810
その他役員325258

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2026/3期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容714字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、当社(株式会社データ・アプリケーション)及び子会社3社(株式会社WEEL、デジタルトランスコミュニケーションズ株式会社、株式会社メロン)で構成されており、「ソフトウエア事業」、「システムインテグレーション事業」及び「AI関連事業」の3つのセグメントを展開しております。 当社はソフトウエア事業として、データ交換系ミドルウエア等の企業の業務プロセスを支える基盤型ソフトウエア製品及びクラウドサービスの開発・販売・保守並びにこれらの導入・運用を支援する関連サービスを提供しております。デジタルトランスコミュニケーションズ株式会社はシステムインテグレーション事業として、EDI(電子データ交換)/EAI(企業内アプリケーション統合)を基軸としたビジネスインフラソリューションを展開し、システムインテグレーションやサービス提供を主要事業としております。株式会社WEEL及び株式会社メロンは、AI関連事業として生成AIを活用したシステム受託開発・コンサルティング・AIメディア運営、並びに時系列解析技術や大規模言語モデルを活用したAI開発及びソフトウエア開発を主要事業としております。これらのグループ会社の連携により、顧客企業のシステム開発・業務コストの低減とAI技術活用による業務効率化を支援し、高い投資収益率を提供することを目指しております。 当社グループの提出日現在における事業系統図は、次のとおりであります。 なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。
経営方針・対処すべき課題2,525字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「データと一緒にワクワクする未来へ!」をありたい姿として定義し、社会インフラを支えるソフトウエアを提供することで、社会の利便性や生産性向上の実現を目指してまいります。この目的を達成すべく、2028年3月期までの中期ビジョンとして「個人と組織がともに成長し続ける DIGITAL WORK を実現する」を掲げております。 (2)経営戦略等 当社グループは、経営方針に基づく中期経営計画における経営戦略として、以下の3つを基本方針として定めております。 ・DIGITAL WORK の実現と企業成長を両立するべく3本の柱「事業領域の拡大・開拓」「収益安定性の向上」「人的資本経営の推進」から構成する事業戦略 ・業績伸長及び重要事業戦略指標に加え、戦略的投資を実現する上で収益性を正確にはかる指標で構成する計数計画 ・資本コストや株価を意識しつつ、株主還元基本方針は変更せず、ROE目標値・配当下限額で構成する財務方針 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、2025年5月12日に公表いたしました2026年3月期から2028年3月期までの3カ年を対象とする中期経営計画において、最終年度である2028年3月期の目標を以下のとおりとしております。 なお、財務方針に関しては、資本コストや株価を意識した経営を深化させるとともに、株主還元を強化するため、2026年4月16日に内容を変更しております。 目標とする経営指標 項目   2028年3月期目標値 売上高(連結)   60億円 EBITDA(連結)   10億円 ※EBITDA=営業利益+償却費+株式報酬費用 財務方針 株主還元方針:総還元性向100%(フルペイアウト) 2028年3月期目標値 ROE   15%以上 水準 DOE   3.5%~5.0%水準 配当下限額   25円 自己株式の取得   積極的に検討 詳細は、2025年5月12日公表の「中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期)策定のお知らせ」及び2026年4月16日公表の「中期経営計画における財務方針の変更および2026年3月期剰余金の配当に関するお知らせ」をご参照ください。 (4)経営環境 当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費の堅調さに加え、円安を背景としたインバウンド消費の増加、半導体関連需要の回復により、総じて安定的に推移しました。一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や、日中関係の悪化やイラン情勢の緊迫化など、地政学リスクの高まりが先行き不透明感を残しました。 IT業界では、少子化に伴う労働力不足への対応や生産性向上を目的に、DX推進の動きが加速しましたが、地政学リスクに起因する原油高や物価上昇、人件費の高騰により、企業のIT投資に対する慎重姿勢が継続しました。加えて、為替変動による調達コストの増加や、先行き不透明感を背景に、企業の中長期的な投資判断は慎重な傾向が続きました。 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社グループは、ソフトウエア製品の開発・販売・保守を中核事業とする研究開発型の企業集団であり、今後の事業成長において、以下の項目を優先的に対処すべき課題と認識し、企業価値の向上に取り組んでまいります。 ① 市場動向への対応 企業間のデータ交換である電子商取引は、従来通信網からインターネット通信網を利用した電子商取引へ転換しており、さらに、企業間データ交換も含めたシステムの全体最適化を目指して、分散化する企業内のシステム間におけるプロセス連携、データ連携といったデータ統合需要が拡大することが予想されます。従いまして、当社グループでは、当該分野に対してのソフトウエア製品の開発及び販売を強化し、売上の拡大を図ってまいります。 ② 研究開発体制の強化 当社グループは、研究開発型企業集団であり、市場における製品の優位性を確保し向上し続けることが経営の重要な課題となっております。これを担う研究開発業務が抱える課題としては、「研究開発の効率化」、「品質管理の強化」が挙げられます。従いまして、研究開発業務プロセスの改善や製品開発における標準化技法の改善を推進するとともに、他企業との共同研究や共同開発等にも柔軟に対応可能な体制とすべく、今後の事業成長のための研究開発基盤の強化を行っていく方針であります。 ③ 人材の確保と育成 当社グループは、ソフトウエア製品の開発・販売・保守を主たる事業として行っておりますので、ソフトウエア製品の研究開発のための高度な専門技術や知識を有する技術者が必要不可欠となっております。従いまして、事業の状況に応じて、適時、適切な人材を確保していくことは重要であり、当社グループでは、計画的な採用活動を通じて新卒採用及び中途採用を実施し、市場の優秀な人材の確保に注力していく方針であります。また、人材育成面においても、教育研修を計画的に実施し、専門性の高い技術者の育成に取り組んでおります。 ④ 業務提携・資本提携等 近時の情報技術の発展・進化やそれに伴う顧客要望の変化等、事業環境の変化は著しいものがあります。当社グループは、これらの環境変化に迅速に対応し市場における競争力を維持・強化するために、事業展開の速度を重視し、必要に応じた他企業との業務提携あるいは資本提携も課題と認識し、課題解決に向けて取り組んでおります。 ⑤ 財務上の課題 財務基盤の安定性を維持しながら、様々な事業上の課題を解決するための事業資金を確保し、また、新たな事業価値創出のために機動的な資金調達を実行できるよう、内部留保の確保と株主還元の適切なバランスを模索していくことを財務上の課題と認識し、課題解決に向けて取り組んでおります。
事業等のリスク7,361字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業内容に関して ① 事業内容について 当社グループは、当社(株式会社データ・アプリケーション)、株式会社WEEL、デジタルトランスコミュニケーションズ株式会社及び株式会社メロンの4社で構成されており、ソフトウエア事業、システムインテグレーション事業及びAI関連事業の3つのセグメントを展開しております。当社はデータ交換系ミドルウエア等の企業の業務プロセスを支える基盤型ソフトウエア製品及びクラウドサービスの開発・販売・保守並びに関連サービスの提供を行い、デジタルトランスコミュニケーションズ株式会社はEDI/EAIを基軸としたビジネスインフラソリューションの展開及びシステムインテグレーション・クラウドサービスの提供を行い、株式会社WEEL及び株式会社メロンはAIコンサルティング・システム受託開発・AIソフトウエア開発及びクラウドサービスの提供を行っております。当社グループのソフトウエア製品・クラウドサービス及びAIソリューションは、ますます分散化するコンピュータ・システム環境下におけるデータ連携やプロセス連携等で業務プロセスを支えるソフトウエア基盤として利用していただくことにより、ユーザーのシステム開発コストや業務コストの低減を実現し、AI技術の活用による業務効率化を支援することで、ユーザーに高い投資収益率を提供することを目指しております。しかしながら、国内景気の悪化・低迷等の外的要因、あるいは当社グループ固有の問題発生等により、当該事業の展開に何らかの支障が生じた場合は、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループの自己資本比率は当連結会計年度末現在で68.4%となっており、企業活動を維持するために必要な資金を確保しております。 ② 新技術や外部環境について 近時のネットワーク技術やソフトウエア技術等の情報技術の発展・進化に伴う技術環境の変化は急激であり、特に生成AIや大規模言語モデルなどの技術革新により、ソフトウエア市場においても日々激しい開発競争・販売競争が行われております。このような状況下、当社グループは常に市場動向・技術動向を分析し、新技術や製品の研究開発に努めております。株式会社WEELを通じてAI技術の最新動向を取り入れデータ連携基盤へのAI技術の融合を進めるとともに、株式会社メロンの時系列解析技術や大規模言語モデルに関する知見、及びデジタルトランスコミュニケーションズ株式会社のEDI/EAI領域における技術力を結集し、グループ全体での研究開発体制の強化を図っております。しかしながら、事業を取り巻く市場環境や技術環境が当社グループの予測を超える速度で変化していくことも想定されます。さらに、新規参入者を含めた競争激化による価格低下の圧力の高まり、競合会社の競争優位な新製品の投入や競合会社同士の戦略的提携といったことも想定され、当社グループの技術や製品の陳腐化が発生すること、あるいは何らかの要因で技術変化への対応が困難となることにより、当社グループの市場での競争優位性が確保できず、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、本リスクに対して、研究開発体制を強化し、市場環境や技術環境の変化をいち早く察知し、柔軟に対応できるように努めております。クラウド型データ連携プラットフォーム「ACMS Cloud」及びワークマネジメントプラットフォーム「Placul」の開発・提供を通じて新たな事業領域の開拓を推進するとともに、2024年7月の株式会社WEELのグループ参加、並びに2025年4月のデジタルトランスコミュニケーションズ株式会社及び株式会社メロンのグループ参加により、AI・データ連携・EDI/EAIの各技術領域における研究開発体制を一層強化しております。これらグループ各社の技術・知見を結集することで、データ連携ビジネスの加速と製品・サービスの継続的な機能向上を図ってまいります。 ③ 製品の致命的不具合(バグ)の発生による販売への影響の可能性 当社グループのソフトウエア製品・クラウドサービス及びAIソリューションにおいて、ソフトウエアの不具合を無くすことは重要な課題であります。当社グループでは、自社製品・サービスの開発工程においてソフトウエアを厳格に試験することに努めておりますが、一般的に今日のような高度で複雑なソフトウエア上で不具合を皆無にすることは不可能と言われております。特に、AIの特性上、株式会社WEEL及び株式会社メロンが提供する生成AI・時系列解析技術を活用したシステムやソリューションは従来型ソフトウエアとは異なる不確実性を含む場合があります。また、クラウドサービスとして提供するACMS Cloud、並びにデジタルトランスコミュニケーションズ株式会社が提供するトラコ・マジックオーダー等においては、サービスの安定稼働に支障が生じた場合、複数の顧客に同時に影響が及ぶ可能性があります。そのため、顧客が当社グループの製品・サービスを導入後に不具合を発見する可能性があります。顧客との契約において、このような不具合が発見されたとしても当社グループに直接的な損失は生じないことになっておりますが、該当製品やサービスのその後の売上が減少し、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、本リスクに対して、品質管理室の設置等、製品・サービスの品質管理体制を強化することでその発生を最小限に抑えられるよう努めております。また、当社においては情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)及びクラウドセキュリティ(ISO/IEC 27001・27017)の認証を取得しております。なお、認証範囲は当社のクラウドサービス(ACMS Cloud)及びそのサポートサービスを対象としております。AI関連製品・サービスについては適切なテスト手法の導入や品質管理プロセスの確立を、クラウドサービスについては冗長構成の採用や障害対応手順の整備を進め、グループ全体として信頼性の高い製品・サービスの提供に努めております。 ④ 間接販売(パートナーモデル)への依存について 当社(株式会社データ・アプリケーション)のソフトウエア製品・クラウドサービス及び保守サービスは、主に、システムインテグレーター等のパートナー(販売代理店等)との協業によって販売されております。当社の顧客は、製造業、流通業、金融業、通信業、サービス業等業種、業態を問わず多岐にわたっており、規模的にも大企業から中小規模事業者まで広範囲となっております。当社では、これらの幅広い顧客ニーズにきめ細かく応えるため、パートナーを経由した間接販売に注力しており、ソフトウエア製品・クラウドサービスにおける間接販売による売上高は、当連結会計年度においても当社の売上高の大部分を占めております。従いまして、パートナーとの継続的信頼関係の維持は、当社グループの将来にとって重大な意義を持ちます。例えば、パートナーとの関係が悪化した場合、競合会社が当社グループのパートナーと戦略的提携を行った場合、パートナーの財政状態が悪化した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。 当社グループは、本リスクに対して、パートナーとの積極的なコミュニケーションを図り、その関係性を深化させ、強固なものとなるように努めております。また、グループ各社の技術・知見を活用し、パートナーに対してデータ連携・AI・EDI/EAIを組み合わせた付加価値の高い提案が可能となっており、こうした新たな価値提供を通じてパートナーとの関係強化を図っております。 (2)組織・管理体制に関して ① 小規模組織による管理体制について 当社グループは、2026年3月31日現在で従業員数253名の組織であり、社内管理体制もこの規模に応じたものとなっております。従いまして、経営陣はもとより、管理部門社員に業務遂行上の支障が生じた場合に、代替要員の確保の遅延、事務引継手続の遅滞等の理由によって当社グループの業務に支障が生じる恐れがあります。また、2025年4月1日付でデジタルトランスコミュニケーションズ株式会社及び株式会社メロンが当社グループに加わったことにより、グループ管理体制の整備・充実が従来以上に重要な課題となっております。各子会社の業務執行状況の把握や内部統制の有効性確保において、グループ全体としての管理体制が十分に機能しない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、本リスクに対して、人員の増強や社内管理体制の一層の充実を図るとともに、グループ経営会議の定期的な開催や子会社に対する内部監査の実施等を通じて、グループ全体の管理体制の強化に努めてまいります。 ② 情報セキュリティ管理について 当社グループは、事業遂行に関連して取引先役職員、顧客企業役職員、協力会社役職員等の個人情報のほか、顧客企業の機密情報・業務データ等を取り扱っております。特に、当社が提供するACMS Cloud等のクラウドサービス及びデジタルトランスコミュニケーションズ株式会社が提供するトラコ・マジックオーダー等のクラウドサービスにおいては、複数の顧客の業務データをクラウド上で処理・管理していることから、サイバー攻撃・不正アクセス・システム障害等により情報が漏洩・滅失した場合、当社グループの社会的信用に重大な影響を与えるとともに、その対応のための多額の費用負担が発生する可能性があります。また、当社グループの各社においてそれぞれ情報セキュリティ管理体制の整備を進めておりますが、グループ全体として管理水準が統一されていない場合には、セキュリティインシデントが発生するリスクが高まる可能性があります。 当社グループは、本リスクに対して、社内規程の制定及び従業員への教育等を通じて情報管理体制の強化を図っております。当社においてはISMS及びクラウドセキュリティ(ISO/IEC 27001・27017)の認証を取得しており(認証範囲:当社のクラウドサービス(ACMS Cloud)及びそのサポートサービス)、デジタルトランスコミュニケーションズ株式会社においては情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の認証(ISO/IEC 27001)を取得しております(認証範囲:本社、ただし札幌支社を除く)。引き続きグループ各社の情報セキュリティ管理水準の向上及びグループ全体での管理体制の統一・強化に努めてまいります。 ③ 人材の確保と育成について 当社グループの事業は知的集約型の業務であり、ソフトウエア・クラウドサービスの開発・運用においては高度な専門技術・知識を有するエンジニアが、システムインテグレーション事業においてはデータ連携領域の専門技術者が、AI関連事業においてはAI・データサイエンス・大規模言語モデル等に関する高度な専門人材がそれぞれ不可欠であります。当社グループは、計画的な採用活動を通じて新卒採用及び中途採用を実施し、人材の確保を図ると同時に、教育研修を計画的に実施し、専門性の高い人材の育成に注力しております。しかしながら、IT人材の需給逼迫が続く現在の労働市場において、計画通りの人材を確保できない場合、人材の流出等があった場合や、想定通りの人材育成ができなかった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、本リスクに対して、学習機会の拡充や積極的な採用活動の推進に加え、グループ各社が有する専門知識・技術の共有及び人材交流を通じて、グループ全体での人材育成体制の強化に努めてまいります。 (3)財政状態等に関して ① 財政状態及び経営成績の異常な変動に関わるものについて 当社グループの事業は、ソフトウエア事業、システムインテグレーション事業及びAI関連事業の3セグメントで構成されており、それぞれの事業特性が業績変動の要因となる可能性があります。 ソフトウエア事業においては、パッケージ型製品及びクラウドサービスを提供しておりますが、人件費等の固定費水準が高く変動費比率が低いという事業特性から、売上高の増減が利益に与える影響が他の事業形態に比べ大きい傾向にあります。なお、当社は2026年4月1日出荷分より新規の売り切り型販売を原則終了しサブスクリプション型販売に移行しており、移行期においては継続収益の積み上がりまでの間、一時的に売上高が鈍化する可能性があります。また、システムインテグレーター等のパートナー(販売代理店等)との間接販売が主体であることにより、販売計画立案時に行政機関等からの秘匿性の高い案件を事前に察知することが困難な場合があり、開示している業績予想との乖離が発生する可能性があります。 システムインテグレーション事業においては、EDI/EAI等のシステム構築案件を中心としており、案件の大規模化や顧客の予算・調達スケジュールの変動等により、当初の計画と実績に乖離が生じる可能性があります。 AI関連事業においては、株式会社WEEL及び株式会社メロンがAIシステムの受託開発・コンサルティング、AIプロダクトの提供等を行っておりますが、プロジェクトごとに要件や規模が異なり、先端技術領域であるため開発の不確実性も存在します。このような事業特性から、AIプロジェクトの進捗状況や技術的課題により、計画と実績に乖離が生じる可能性があります。 ② 有価証券投資による影響について 当社(株式会社データ・アプリケーション)は上場の株式及び債券を、デジタルトランスコミュニケーションズ株式会社は投資信託をそれぞれ保有しております。このため、株式市況、債券市況及び投資信託の基準価額の動向により減損処理の対象となる可能性があり、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。 (4)法的規制・その他に関して ① 知的財産権等について 当社グループは、業務遂行にあたり、第三者の知的財産権の侵害を行わないように留意しておりますが、不可抗力により第三者の知的財産権を侵害する可能性は皆無ではありません。また、いわゆるビジネスモデル特許についても、米国等において既に一般化していること、及び今後国内においても当該特許の認定が進むと想定されることから、第三者の知的財産の侵害予防の重要性は増大すると考えております。 特に、AI技術の急速な発展に伴い、関連特許の出願・登録が世界的に活発化しております。AIモデルの学習手法、アルゴリズム、さらには学習データの利用権など、AI領域における知的財産権の範囲や解釈は流動的であり、法的見解や判例も発展途上の段階にあります。そのため、株式会社WEEL及び株式会社メロンが提供するAIソリューションにおいて、意図せず第三者の知的財産権を侵害するリスクが存在します。 従いまして、当社グループの事業分野において第三者の特許等が成立した場合、又は現在当社グループの事業分野において当社グループが認識していない特許等が成立している場合、当該第三者より損害賠償及び使用差止等の訴えを起こされる可能性並びに当該特許等に関する対価の支払等が発生する可能性があり、この場合は当社グループの経営成績及び財政状態等に重要な影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、本リスクに対して、法務部門を中心として適切な知的財産の管理に努めております。AI関連技術については、特許動向の定期的な調査や、業界標準的なライセンス形態の採用、AIモデルの利用条件の遵守など、知的財産権侵害リスクの低減に向けた取り組みを強化しております。また、自社の知的財産の保護に向けて、独自技術の特許出願を推進しております。 ② 災害や未知の感染症等について 地震等の自然災害や火災等により、従業員や設備が被害を受ける可能性があります。また、未知の感染症のまん延等により、従業員が罹患するリスクや販売代理店等の販売活動が影響を受ける可能性もあります。特に、株式会社WEEL及び株式会社メロンが行うAIコンサルティング・システム受託開発事業、並びにデジタルトランスコミュニケーションズ株式会社が行うシステムインテグレーション事業においては、クライアント企業との綿密なコミュニケーションや現場での導入支援が重要であり、対面での業務遂行が制限される状況下ではプロジェクト進行の遅延や顧客満足度への影響が生じる可能性があります。また、当社グループの各拠点において同時に被災した場合には、グループ全体の業務継続に重大な支障が生じる可能性があります。従いまして、これらに伴う受注活動の低下等による売上高の減少、設備の修復又は代替のための費用発生等、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループは、本リスクに対して、テレワークの推進や分散型オフィス体制の整備等、労働環境の充実を図り、安全に企業活動を継続できるよう努めております。また、グループ各社においてリモート環境下でも効率的に業務を遂行できる体制の構築を進めるとともに、事業継続計画(BCP)の策定・見直しを通じて、災害や感染症等の有事においても事業継続性を確保する取り組みを強化してまいります。
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業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は、次のとおりであります。 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況 当連結会計年度におけるわが国経済は、個人消費の堅調さに加え、円安を背景としたインバウンド消費の増加、半導体関連需要の回復により、総じて安定的に推移しました。一方で、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や、日中関係の悪化やイラン情勢の緊迫化など、地政学リスクの高まりが先行き不透明感を残しました。 IT業界では、少子化に伴う労働力不足への対応や生産性向上を目的に、DX推進の動きが加速しましたが、地政学リスクに起因する原油高や物価上昇、人件費の高騰により、企業のIT投資に対する慎重姿勢が継続しました。加えて、為替変動による調達コストの増加や、先行き不透明感を背景に、企業の中長期的な投資判断は慎重な傾向が続きました。 2024年7月以降、株式会社WEEL(WEEL社)、デジタルトランスコミュニケーションズ株式会社(DTC社)、株式会社メロン(メロン社)がグループに加わり、当社グループの連結子会社は3社となりました。WEEL社は生成AIを活用した受託開発・コンサルティングやAIエージェント開発に特化し、メロン社は時系列解析技術や大規模言語モデルを活用したAI・ソフトウエア開発を展開、DTC社はEDI/EAIを基軸とした業務インフラソリューションを提供しています。これにより、データ連携・AI・業務インフラ領域における事業基盤が強化され、グループ全体でのシナジー創出と成長戦略の加速を図っています。 これらの事業環境の変化と体制強化を受け、当社グループは2025年3月期より推進していた中期経営計画を見直し、2026年3月期から2028年3月期を対象とした新たな中期経営計画を、2025年5月12日に策定・公表いたしました。 新中期経営計画では、DX化された新しい働き方「DIGITAL WORK」の実現を中核ビジョンに掲げ、「個人と組織がともに成長し続けるDIGITAL WORKの実現」を目指しております。これを達成するため、当社グループは以下の3つの事業戦略を推進しております。 ・事業領域の拡大・開拓 ・収益安定性の向上 ・人的資本経営の推進 また、当連結会計年度より、当社グループは従来のソフトウエア関連事業の単一セグメントから、事業セグメントを以下の3区分に再編しております。 ・ソフトウエア事業 ・システムインテグレーション事業 ・AI関連事業 なお、当社は中期経営計画における財務方針の見直しにより、従来のDOE3.5%水準から、総還元性向100%(フルペイアウト)を基本とし、DOE3.5%~5.0%水準を目安に、自己株式取得も含めた機動的な株主還元を行います。また、2026年3月期の剰余金の配当は、1株当たり35円(普通配当26円+記念配当9円)となります。 詳細は、2026年4月16日公表の「中期経営計画における財務方針の変更および2026年3月期剰余金の配当に関するお知らせ」をご参照ください。 この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は、以下のとおりとなりました。 a.財政状態 当連結会計年度末の資産残高は、前連結会計年度末に比べ857百万円増加して7,036百万円となりました。 負債につきましては、前連結会計年度末に比べ609百万円増加して2,012百万円となりました。 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ248百万円増加して5,024百万円となりました。 b.経営成績 当連結会計年度の経営成績は、売上高4,322百万円(前年同期比65.8%増)、営業利益276百万円(前年同期比15.9%減)、経常利益324百万円(前年同期比9.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益156百万円(前年同期比41.8%減)となりました。 各事業セグメントの状況は次のとおりであります。 ソフトウエア事業 クラウド型データ連携プラットフォーム「ACMS Cloud」を2025年11月28日より提供開始しました。これにあわせて、市場展開を加速するため、当社の最新戦略や製品情報を販売代理店と共有し、セミナーの実施や営業資料の整備などを通じて営業活動を支援し、販路拡大を進めています。また、ワークマネジメントプラットフォーム「Placul(プラカル)」のカスタマーサクセス業務に特化した新エディション「Placul - CustomerSuccess Edition(カスタマーサクセス・エディション)」を2025年10月17日より提供開始いたしました。これにより、顧客企業のカスタマーサクセス部門における業務効率化と顧客体験の向上を支援し、Placulの利用領域をさらに拡大してまいります。 また、当社は中期経営計画において人的資本経営を重要施策に掲げ、環境整備を進めてきた結果、こうした取り組みが評価され、D&I AWARD 2025「ベストワークプレイス」「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」に認定されました。さらに、ワンキャリア就活クチコミアワード2026 特別部門理系学生が選んだランキングGOLDランク・同アワードエリア部門関東ランキングBRONZEランクに選出されました。 これらを背景に、当連結会計年度のソフトウエア事業の売上高は2,426百万円(前年同期比4.0%減)となりました。なお、リカーリング売上比率は83.3%、リカーリング内のサブスクリプション売上比率は49.1%となりました。サブスクリプション売上は堅調に推移しており、当連結会計年度のMRR(Monthly Recurring Revenue:月次経常収益)は89百万円となっております。 当社は安定収益基盤の構築に向け、売り切り型からサブスクリプション型への移行を進めており、2026年3月期をもって新規の売り切り販売を終了しております。これにより、移行期は成長率が一時的に鈍化する可能性がありますが、継続収益の積み上げにより将来的には安定した持続的成長を実現していきます。 システムインテグレーション事業 システムインテグレーション事業では、DTC社がEDI/EAIを基軸とした業務インフラ構築を推進しており、ACMS Cloudの構築体制においてもグループ内のシナジーを実現するために引き続き協力体制を強化しております。また、DTC社単体においても、受注活動及び案件対応力の強化を通じて、安定的な事業運営に取り組みました。 さらに、EDI環境をフルパッケージで提供する「トラコ」が「ITトレンド年間ランキング」のEDI部門で第1位を獲得するなど、市場における認知度向上が進んでいます。加えて、新卒を対象とした採用活動を継続して推進しており、専門人材の獲得を目指すとともに外注依存の軽減による内製化比率の向上を通じて、将来的な利益率の改善につながる体制づくりを進めております。 これらを背景に、当連結会計年度のシステムインテグレーション事業の売上高は1,328百万円となりました。なお、システムインテグレーション事業につきましては、当連結会計年度より新たに報告セグメントとして設定したため、前連結会計年度との比較はしておりません。 AI関連事業 AI関連事業では、メロン社のプロダクトである需要予測サービス『KISS』が「生成AI業務変革カオスマップ」に紹介されるなど、市場から一定の評価を受けています。また、WEEL社も「生成AIサミットVol.7」などに出展することで、AI技術の実用化と市場展開を推進いたしました。 これらの販売促進活動を通じて、複数の企業から具体的な引き合いや相談が寄せられており、今後の受注や事業拡大に向けた有望な商談機会を創出しております。また、今後も高まることが予想されるAI需要を背景とした事業成長のために、AI人材・データサイエンティスト・データコンサルタント等の専門人材の採用活動も積極的に進めており、技術力と受託開発体制のさらなる強化を図っております。 これらを背景に、当連結会計年度のAI関連事業の売上高は567百万円(前年同期比607.3%増)となりました。 売上高は、ソフトウエア事業において売り切り型からサブスクリプション移行を進めたことに加え、当期はサブスクリプションの大型案件が少なく規模が縮小したこと、さらに子会社において売上計上基準を調整したことも影響し、業績予想を下回る結果となりました。 一方、のれん償却費の継続的な計上はあるものの、コスト管理を徹底し、適正なコストコントロールの実施により、営業利益及びEBITDAは業績予想と概ね同等の水準となりました。 今後の課題といたしましては、ACMS Cloudの安定稼働及び販売強化、グループ各社のシナジー創出による売上・利益の拡大、並びにAI関連事業における受注基盤の確立と認識しております。中期経営計画のもと、「事業領域の拡大・開拓」「収益安定性の向上」「人的資本経営の推進」の3つの柱を推進してまいります。 ② キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、4,112百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動により得られた資金は462百万円(前連結会計年度の得られた資金は103百万円)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益280百万円、売上債権の減少190百万円、受取利息及び受取配当金45百万円、仕入債務の減少178百万円、未払金の減少11百万円、前受金の増加251百万円、減価償却費88百万円、のれん償却費95百万円、法人税等の支払107百万円、現金及び現金同等物の期末残高の増加284百万円等があったことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動により得られた資金は82百万円(前連結会計年度の使用した資金は261百万円)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出15百万円、子会社株式の取得による収入91百万円があったことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動により使用した資金は261百万円(前連結会計年度の使用した資金は162百万円)となりました。これは主に、配当金の支払額162百万円、長期借入金の返済による支出102百万円があったことによるものです。 ③ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 当社グループの事業内容は、ソフトウエア製品の開発、販売及び保守、システムインテグレーション並びにAI関連サービスの提供であり、有形物の製造を行っていないことから、生産実績は記載しておりません。 b.受注実績 当社グループは、主にソフトウエア製品の開発、販売及び保守、システムインテグレーション並びにAI関連サービスの提供を行っております。受注残高の金額的重要性が乏しいため、受注実績の記載を省略しております。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。 区分の名称   金額(千円)   前期比(%) ソフトウエア事業   2,492,810   98.7 システムインテグレーション事業   1,335,446   - AI関連事業   638,278   795.0 小計   4,466,535   171.3 セグメント間の相殺消去   △144,170   - 合計   4,322,364   165.8 (注)主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 相手先   前連結会計年度   当連結会計年度 販売高(千円)   割合(%)   販売高(千円)   割合(%) 富士通株式会社   343,887   13.2   605,589   14.0 株式会社日立システムズ   283,589   10.9   -   - (注)当連結会計年度の株式会社日立システムズに対する販売実績は、総販売高の100分の10未満のため記載を省略しております。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表を作成するにあたり重要となる会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。なお、連結財務諸表に重要な影響を及ぼす会計上の見積りはありません。 ② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 a.財政状態の分析 (資産の部) 当連結会計年度末の資産残高は、前連結会計年度末に比べ857百万円増加して7,036百万円となりました。主な内訳は、現金及び預金の増加323百万円、売掛金の増加232百万円、のれんの増加295百万円、投資有価証券の減少232百万円、繰延税金資産の増加21百万円であります。 (負債の部) 負債につきましては、前連結会計年度末に比べ609百万円増加して2,012百万円となりました。主な内訳は、買掛金の増加46百万円、未払金の増加59百万円、未払法人税等の増加29百万円、前受金の増加280百万円、賞与引当金の増加29百万円、1年以内返済予定の長期借入金の増加69百万円、長期借入金の増加135百万円、リース債務の減少13百万円、繰延税金負債の減少56百万円であります。 (純資産の部) 純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ248百万円増加して5,024百万円となりました。主な内訳は、資本剰余金の増加53百万円、その他有価証券評価差額金の減少88百万円、非支配株主持分の増加211百万円であります。なお、自己資本比率は68.4%となりました。 b.経営成績等の分析 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、次のとおりであります。 売上高は4,322百万円(前年同期比65.8%増)となりました。2025年4月1日よりDTC社及びメロン社が連結の範囲に加わり、システムインテグレーション事業及びAI関連事業の売上が新たに加わったこと、並びに前連結会計年度に中途連結(2024年10月)となったWEEL社の売上が当連結会計年度は通年で寄与したことが主な増加要因であります。一方、ソフトウエア事業においては売り切り型からサブスクリプション型への移行に伴いパッケージ売上が減少し、売上高は前年同期比で減少しました。 売上原価は2,088百万円(前年同期比163.1%増)となりました。DTC社及びメロン社の連結化に伴い、原価率の高いシステムインテグレーション事業及びAI関連事業の原価が加わったことが主な要因であります。この結果、売上総利益は2,233百万円(前年同期比23.2%増)となりましたが、売上総利益率は51.7%となり、前連結会計年度の69.5%から17.9ポイント低下しました。 販売費及び一般管理費は1,956百万円(前年同期比31.9%増)となりました。DTC社及びメロン社の連結化に伴う費用の増加に加え、のれん償却費が95百万円(前年同期19百万円)に増加したことが主な要因であります。 以上の結果、営業利益276百万円(前年同期比15.9%減)、経常利益324百万円(前年同期比9.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益156百万円(前年同期比41.8%減)となりました。 c.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、当連結会計年度末には4,112百万円となりました。 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、事業運営上必要な流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。運転資金需要のうち主なものは、売上原価に係るもののほか、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。運転資金は自己資金を基本としております。なお、当連結会計年度末における有利子負債残高は348百万円となっておりますが、これは、リース債務及び株式給付信託(J-ESOP)導入に伴う信託E口における金融機関からの借入金並びに連結子会社の金融機関からの借入金であります。 当社グループの第三者に対する保証は、信託E口における借入金に対する債務保証であります。保証した借入金の債務不履行が保証期間内に発生した場合、当社グループが代わりに弁済する義務があり、2026年3月31日現在の債務保証残高は27百万円であります。 d.経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因として、まずソフトウエア事業においては、人件費等の固定費水準が高く、変動費比率が低いことが挙げられます。そのため、売上高が増加した場合の増益額が他の事業形態に比べ大きい一方、売上高が減少した場合の減益額も他の事業形態に比して大きく、利益の変動額が大きい傾向にあります。また、連結子会社の取得に伴うのれんが計上されており、今後数年間にわたりのれん償却費が継続的に計上されることが利益水準に影響を与える要因となっております。 システムインテグレーション事業及びAI関連事業においては、プロジェクトごとに要件や規模が異なり、特にAI関連事業では先端技術領域であるため開発の不確実性も存在します。このような事業特性から、プロジェクトの進捗状況や技術的課題により、計画と実績に乖離が生じる可能性があります。 グループ全体としては、システムインテグレーター等のパートナー(販売代理店等)との間接販売が主体であることにより、販売計画立案時に行政機関等からの秘匿性の高い案件を事前に察知することが困難な場合があり、開示している業績予想との乖離が発生する可能性があります。さらに、AI関連事業のように新規性の高い案件については、売上規模や納期の予測が難しい側面があり、業績の変動要因となる可能性があります。

EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。

開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP

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