概要
ヌーラボは、プロジェクト管理ツール「Backlog」を主力とするSaaS型コラボレーションソフトウェア企業である。2004年に福岡で創業、2022年に東証グロース市場に上場。2026年3月期の売上高は44億円、従業員207名。月額課金のサブスクリプションモデルで収益を上げ、Backlogは国内シェアトップクラスに位置する。
サブスクリプション課金が生む安定的な収益基盤
ヌーラボの収益は、顧客が月額または年額でサービスを利用するサブスクリプションモデルで構成される。2026年3月期の売上高44億円のうち、Backlogが40億円超と9割以上を占める。解約率は月0.27%と低く、継続的な収益を確保している。ARR(年間経常収益)は45.7億円に達し、安定した成長基盤を持つ。
Backlogに依存した売上構成と非IT分野への拡大
Backlogはもともとソフトウェア開発向けに開発されたが、ユーザー数無制限の料金体系と直感的なUIにより、非IT分野の企業にも普及した。2026年3月期の販売実績ではBacklogが40億円、Nulab Passが2.4億円、Cacooが1.1億円。Backlogへの依存度が高い一方、Nulab Passは前年比61%増と成長しつつある。
福岡発、海外子会社を清算したグループ再編
本社は福岡市中央区に置き、東京・京都にも事務所を構えていたが、2026年4月に京都事務所を閉鎖した。海外子会社として米国・オランダに拠点を持っていたが、経営資源の最適配分のため清算手続き中である。シンガポール子会社も2024年9月に清算を完了した。現在は国内単体での事業運営に集中している。
単一セグメントで展開するクラウドサービス
ヌーラボグループは、クラウドサービス事業のみの単一セグメントである。連結子会社は米国とオランダに存在するが清算中であり、実質的な活動は日本法人が担う。従業員数207名の少人数体制で、3つの主力サービス(Backlog、Cacoo、Nulab Pass)を開発・運用している。
業界の中での役割はクラウドサービスプロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
01クラウドサービス主力
企業や個人の生産性向上を目的に、「Backlog」「Cacoo」「Nulab Pass」の3つのクラウドサービスを提供。サブスクリプションモデルで収益を得る。
- Backlog
- プロジェクト・タスク管理ツール。チームでのコラボレーションを支援し、ソフトウェア開発からマーケティング、オフィスワークまで幅広い用途で利用される。
- Cacoo
- ビジュアルコラボレーションツール。ワイヤーフレームやフローチャート、組織図などをオンラインで作成・共有できる。
- Nulab Pass
- 組織内のID管理を一括で行うツール。SSOや監査ログを提供し、情報セキュリティとガバナンスを強化する。
製品と技術
プロジェクト管理の中核を担うBacklog
Backlogは、チームでタスクを管理するSaaS型プロジェクト管理ツールである。ソフトウェア開発からマーケティング、一般オフィスワークまで幅広い用途で利用される。ユーザー数無制限の料金プランが特徴で、社外メンバーとの共同利用も可能。Wiki機能、バージョン管理、ガントチャートなどを備え、2026年3月には「Backlog AI アシスタント」を有料オプションとして追加した。
ビジュアルコラボレーションを実現するCacoo
Cacooは、オンライン上で図やチャートを作成・共有できるビジュアルコラボレーションツールである。ワイヤーフレーム、フローチャート、組織図、マインドマップなど多様なテンプレートを提供。2026年3月期の売上高は1.1億円と全体に占める割合は小さいが、世界的に利用されている。
セキュリティとガバナンスを強化するNulab Pass
Nulab Passは、組織内のID管理を一元化し、SAML認証によるシングルサインオンや監査ログを提供するサービスである。ヌーラボの各サービスとの連携を前提とし、セキュリティ強化を図る。2026年3月期の売上高は2.4億円で、前年比61%増と急成長している。
サービス終了したTypetalk
Typetalkは2014年2月にリリースされたビジネスチャットツールである。しかし、競争激化や事業環境の変化により、2025年12月1日をもってサービスを終了した。2026年3月期の売上高はわずか246万円で、ヌーラボは経営資源を主力のBacklogなどに集中する方針である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
SaaS特化型、高収益だが小粒
コラボレーションツール「Backlog」「Cacoo」などを提供するSaaS企業。同業VRain SolutionやCocoliveと比較して売上高は41億円(2025/3期)と小規模だが、営業利益率は14.63%と高収益を達成。サブスクリプションモデルで安定収益を得ているが、競合のMicrosoft TeamsやJiraなど大手との競争が激しい。顧客基盤の拡大と単価向上が課題。
強み
- 直近実績14.63%と業界平均を上回る高収益性を誇る。
- ストック型収益により、安定したキャッシュフローを生み出す。
- プロジェクト管理や作図領域で一定のブランドとユーザーを持つ。
- 海外向けにもサービス提供しており、英語対応が進みつつある。
課題
- MicrosoftやAtlassianなど大手SaaS企業との競争でシェア拡大が困難。
- 売上高40億円台と小粒で、スケールメリットを活かしにくい。
- 2026/3期の営業利益率は9.09%と低下見込みで、成長投資負担が増加。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がヌーラボ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3698CRI・ミドルウェア | 67億円 | 17.0倍 |
| 2 | 4491コンピューターマネージメント | 67億円 | 13.0倍 |
| 3 | 4414フレクト | 67億円 | 8.5倍 |
| 4 | 4397チームスピリット | 67億円 | 16.2倍 |
| 5 | 4176ココナラ | 66億円 | 21.1倍 |
| 6 | 5033ヌーラボ | 65億円 | 36.4倍 |
| 7 | 3695GMOプロダクトプラットフォーム | 65億円 | 13.0倍 |
| 8 | 4436ミンカブ・ジ・インフォノイド | 64億円 | 8.5倍 |
| 9 | 554Aバトンズ | 64億円 | 166.9倍 |
| 10 | 3848データ・アプリケーション | 63億円 | 34.8倍 |
| 11 | 3845アイフリークモバイル | 63億円 | 143.1倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 22件
有限会社として福岡で創業した2004年
2004年3月、福岡県福岡市中央区において有限会社ヌーラボを設立した。社名は「Null(無)」と「Lab(研究所)」を組み合わせた造語で、「無の状態から有を創り出す」という理念を表す。同年には東京事務所を開設し、事業拡大の基盤を整えた。
Backlogリリースと株式会社化で事業を加速
2006年6月に株式会社へ組織変更し、翌7月にプロジェクト管理ツール「Backlog」をリリースした。これが現在の主力製品となる。2009年には本社を福岡市博多区に移転し、2010年には京都事務所を開設。同年9月にはビジュアルコラボレーションツール「Cacoo」も投入した。
海外拠点を相次いで設立した2013〜2017年
2013年4月、株式譲受によりシンガポールにNulab ASIAを子会社化(後のNulab Singapore)。2014年2月には米国ニューヨーク州にNulab, Inc.を設立し、同時にビジネスチャット「Typetalk」をリリースした。2017年10月にはオランダにNulab B.V.を設立し、欧州進出を図った。
本社を現在地に移転し上場へ至る2016〜2022年
2016年4月、福岡市中央区に本社を移転し現在に至る。東京事務所も千代田区などに移転を繰り返した。2022年6月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場。創業から18年での上場となり、成長段階に入った。
不採算事業の整理とAI投資を進めた2024〜2026年
2024年9月、業績が低迷していたシンガポール子会社の清算を完了。2025年12月にはTypetalkのサービスを終了した。2026年3月には生成AIを活用した「Backlog AI アシスタント」を正式リリース。同年4月には京都事務所を閉鎖し、米国・オランダ子会社の清算も決定した。
年表22件を開く
2000年代
- 2004年3月創業福岡県福岡市中央区において有限会社ヌーラボを設立
- 2006年6月更なる事業の拡大を目的として株式会社に組織変更
- 2006年7月プロジェクト管理ツール「Backlog」をリリース
- 2006年9月東京都渋谷区に東京事務所を開設
- 2009年8月福岡県福岡市博多区に本社を移転
2010年代
- 2010年7月京都府京都市中京区蛸薬師通に京都事務所を開設
- 2010年9月ビジュアルコラボレーションツール「Cacoo」をリリース
- 2013年4月株式譲受によりNulab ASIA Pte.Ltd.(現・Nulab Singapore Pte.Ltd.(シンガポール))を100%子会社(現・連結子会社)化
- 2014年2月ビジネスチャットツール「Typetalk」をリリース
- 2014年2月100%子会社として米国ニューヨーク州にNulab,Inc.(現・Nulab USA,Inc.(現・連結子会社))を設立
- 2014年10月京都府京都市中京区河原町へ京都事務所を移転
- 2016年4月福岡県福岡市中央区に本社を移転
- 2016年7月東京都新宿区へ東京事務所を移転
- 2017年10月100%子会社としてオランダ王国アムステルダム市にNulab B.V.(現・Nulab Netherlands B.V.(現・連結子会社))を設立
- 2017年11月東京都千代田区神保町へ東京事務所を移転
- 2018年1月京都府京都市下京区へ京都事務所を移転
2020年代
- 2020年8月組織の情報セキュリティ・ガバナンスを高めるツール「Nulab Pass」をリリース
- 2020年11月東京都千代田区三崎町へ東京事務所を移転
- 2022年6月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場
- 2024年9月Nulab Singapore Pte.Ltd.(シンガポール)の清算結了
- 2025年8月東京都港区芝大門へ東京事務所を移転
- 2026年4月京都事務所を閉鎖
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。そのうち1項目には、達成する数字が明記されている。
- 過去最高益更新2027年3月期まで過去最高益の更新
有価証券報告書の原文に書かれた目標だけを載せています。達成度の評価や推計は加えていません。
- 01
既存プロダクトのAI機能強化と収益基盤拡大
Backlog、Cacoo、Nulab Passの開発を継続し、特にAIを活用した機能開発に重点投資する。2026年3月に正式リリースした「Backlog AI アシスタント」の有料オプション拡販を推進し、収益基盤の拡大を図る。
- 02
新プロダクト開発とM&Aによる非連続な成長
既存事業の成長に加え、新プロダクトの開発とM&Aに注力し、Backlogに依存しない新たな成長モデルを確立する。社外からのエントリーに基づく新規事業創出プログラム「Nu Source」により、イノベーティブなプロダクト開発を促進する。
- 03
ユーザー無制限ライセンスとAIの融合による差別化
ユーザー数無制限のライセンス形態で蓄積したナレッジデータをAIと共生させ、「チームの仕事を前に進める世界」を実現する機能開発と体制構築を加速する。
- 04
海外子会社清算に伴う事業構造最適化
海外子会社の清算決定に伴い、事業構造の最適化を推進し、2027年3月期に過去最高益の更新を目指す。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 4期分
グループ全体で207人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は776万円で、3期前と比べて+10.3%。平均年齢は38.5歳、平均勤続年数は4.2年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 704 | 36.9 | 3.9 | 147 | — |
| 2024年3月 | 732 | 37.5 | 3.9 | 159 | — |
| 2025年3月 | 751 | 37.8 | 4.1 | 180 | 333 |
| 2026年3月 | 776 | 38.5 | 4.2 | 207 | 193 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は44億円、営業利益は4億円。前期と比べると増収減益で、売上が+7.3%、利益が-33.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 47億円 | 44億円 |
| 営業利益 | 7億円 | 4億円 |
| 純利益 | 5億円 | 2億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は11億円、営業利益は2億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+37.5%、営業利益は+100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 7 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 8 | 1 | 12.5 | 1 |
| 2024年2Q | 9 | 1 | 11.1 | 1 |
| 2024年3Q | 10 | 2 | 20.0 | 2 |
| 2024年4Q | 10 | — | — | −1 |
| 2025年2Q | 20 | 4 | 20.0 | 3 |
| 2025年4Q | 21 | 2 | 9.5 | 3 |
| 2026年2Q | 22 | 2 | 9.1 | 2 |
| 2026年4Q | 22 | 2 | 9.1 | 0 |
| 2027年1Q | 11 | 2 | 18.2 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 8期分
2019年3月期からの8期で、売上は11億円から44億円へ4.0倍に増えた。直近期の営業利益率は9.1%。売上は7期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 11 | — | −3 | — | −3 |
| 2020年3月 | 16 | — | 0 | — | −1 |
| 2021年3月 | 19 | — | 0 | — | 0 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 | |||||
| 2022年3月 | 23 | — | 2 | — | 2 |
| 2023年3月 | 27 | — | 1 | — | 1 |
| 2024年3月 | 37 | — | 3 | — | 3 |
| 2025年3月 | 41 | 6 | 6 | 14.6 | 6 |
| 2026年3月 | 44 | 4 | 4 | 9.1 | 2 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高44億円のうち、営業利益として残るのは4億円で9.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は2億円、売上の4.5%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金27.3%12億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金65.9%29億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益9.1%4億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2026年3月期は営業CFが3億円、投資CFが−4億円で、差し引きのフリーCFは−1億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は30億円で、売上の8.2ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020年3月 | 2 | −1 | 4 | 1 | 8 |
| 2021年3月 | 2 | −1 | −1 | 1 | 9 |
| 2022年3月 | 4 | −1 | −1 | 3 | 11 |
| 2023年3月 | 3 | −1 | 4 | 2 | 17 |
| 2024年3月 | 8 | −1 | 0 | 7 | 25 |
| 2025年3月 | 7 | −1 | 0 | 6 | 31 |
| 2026年3月 | 3 | −4 | −1 | −1 | 30 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2026年3月期の総資産は45億円。このうち返さなくてよい自己資本が20億円で、自己資本比率は43.8%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 7 | −4 | 11 | — |
| 2020年3月 | 13 | 2 | 11 | 17.1 |
| 2021年3月 | 13 | 2 | 11 | 13.7 |
| 2022年3月 | 16 | 4 | 12 | 24.2 |
| 2023年3月 | 26 | 10 | 16 | 36.7 |
| 2024年3月 | 35 | 13 | 22 | 38.3 |
| 2025年3月 | 42 | 19 | 23 | 45.0 |
| 2026年3月 | 45 | 20 | 25 | 43.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは営業利益率で605社中285位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中468位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,006で、1年前と比べて+16.3%。過去52週の値幅のなかでは85%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 36.4倍 |
| PER (会社予想) | 13.2倍 |
| PBR | 3.23倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
直近1カ月で約4.1%下落した後、8月20日に4.2%上昇し863円。25日線(858.6円)を0.5%上回り、75日線(810.8円)を6.4%上回る。52週高値934円からは約7.6%下落、52週安値660円からは約31%上昇。7月は933円まで上昇後、調整が続いていたが、直近で反発に転じた。出来高は8月17日に6.3万株と急増し、その後もやや活発。RSIは56.4で中立で、再び上昇トレンド入りの可能性。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 35/100)。
PER31.2倍は業界平均30.57倍とほぼ同水準だが、PBR2.77倍は平均2.94倍をやや下回る。無配当で配当利回り0%と投資家還元がなく、ROE9.2%は平均的な水準。予想PER11.3倍と急落が見込まれるが、直近の業績下振れ(利益減)や不確実性を考慮すると、現状の株価はやや割高と判断する。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 36.4倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 13.2倍 | — |
| PBR | 3.23倍 | 2.96倍 |
| ROE | 9.2% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
主力の「Backlog」が国内シェアトップクラスである一方、競争環境は激化しており、成長鈍化と利益率の低下が懸念される。強気派は、SaaSの市場成長と累計利用者数の拡大により、今後も安定的な収益成長が続くとする。特に、新機能の追加や他ツールとの連携強化により、顧客単価の向上が期待できると見る。一方、弱気派は、競合の無料・低価格ツールの台頭や、マーケティング費用の増加による販管費の膨張で、収益性が悪化すると指摘する。直近の増収率減や営業利益率の低下がその兆候と捉える。また、ドローンなど新規事業の不確実性もリスク要因である。
- SaaS市場の成長
クラウド需要の拡大で従来型ツールからの置き換えが進む。
- 基盤収入の安定
既存顧客の継続利用で毎期安定的な売上が見込める。
- 新機能追加余地
AIや外部連携機能の強化でARPU向上の余地がある。
- 売上高41→44億、3期連続増収決算発表後影響弱
売上高は37→41→44億と拡大、前期比7.3%増。
- 予想PER11.3倍と実績31.2倍から大幅改善継続影響中
予想PER11.3倍は実績PER31.2倍の約3分の1の水準。
- ROE9.2%と高い資本効率継続影響弱
ROE9.2%はPBR2.77倍とあわせ成長期待を裏付け。
- 外国法人持ち株比率29%と海外需要継続影響弱
外国法人持ち株比率は29.08%と高く、海外投資家の選好。
- 競争激化
無料・低価格のプロジェクト管理ツールが数多く登場。
- 収益性低下
営業利益率の低下が続き、コスト増が利益を圧迫。
- 新規投資の不確実性
DroneWorksなど不採算の可能性がある新規分野に資源を投入。
- 営業利益6→4億、33%減益予想決算発表後影響中
営業利益は6億→4億と2億減、増収も利益率低下で減益。
- 純利益6→2億と3分の1へ減少決算発表後影響中
純利益は6億から2億と67%減益、PER悪化要因。
- 無配当で株主への直接還元なし継続影響弱
配当利回り0%で、株主還元は株価上昇のみ。
- 時価総額56億と小型株、流動性低い不定影響弱
時価総額56億円、外国持ち株比率29.08%だが売買代金は少ない。
- 解約率
- サブスク型ビジネスの持続性を測る主要指標で、低下が成長の鍵。
- 売上総利益率
- 価格競争の影響を確認し、収益構造の健全性を判断。
- 累計利用者数
- 市場でのシェア拡大やブランド浸透度を測る。
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ1,886人。区分でいちばん多いのは個人・その他で58.8%。グループ会社や銀行などの安定株主が6.8%を占め、残る93.2%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 61.5 | 58.9 | 57.1 | 58.8 |
| 外国人個人 | 23.3 | 23.3 | 23.3 | 23.3 |
| 外国法人 | 3.7 | 5.0 | 5.2 | 5.8 |
| 証券会社 | 2.4 | 6.9 | 5.8 | 5.3 |
| 事業法人 | 5.2 | 4.8 | 5.1 | 5.0 |
| 自己株式 | — | — | — | 2.0 |
| 金融機関 | 3.8 | 1.0 | 3.5 | 1.7 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 橋本 正徳 | 23.97 |
| 02 | SHINSUKE TABATA (常任代理人SMBC日興証券株式会社) | 23.09 |
| 03 | Founder Foundry1号投資事業有限責任組合 | 4.95 |
| 04 | 株式会社アリオト | 4.47 |
| 05 | 株式会社SBI証券 | 3.33 |
| 06 | ヌーラボ従業員持株会 | 3.02 |
| 07 | XTech1号投資事業有限責任組合 | 2.75 |
| 08 | イーストベンチャーズ2号投資事業有限責任組合 | 2.54 |
| 09 | INTERACTIVE BROKERS LLC (常任代理人インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社) | 2.13 |
| 10 | イーストベンチャーズ3号投資事業有限責任組合 | 1.77 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 8期分
1株利益は8期で+143%、1株純資産は7期で+747%。直近期のROEは9.2%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | −64 | — | — | — |
| 2020年3月 | −10 | 37 | — | — |
| 2021年3月 | −4 | 31 | — | — |
| 2022年3月 | 33 | 66 | 50.6 | — |
| 2023年3月 | 14 | 149 | 9.2 | 66.2 |
| 2024年3月 | 48 | 205 | 26.9 | 29.5 |
| 2025年3月 | 85 | 294 | 34.1 | 12.5 |
| 2026年3月 | 28 | 311 | 9.2 | 25.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
7名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は7名。2026/3期の役員報酬は総額83百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 橋本正徳 | 代表取締役 | 50 | 1,554,245 |
| 小川淳 | 取締役 | 55 | — |
| 中島成一朗 | 取締役 | 37 | — |
| 小笹文 | 取締役(注)1 | 49 | — |
| 岡崎真吾 | 常勤監査役(注)2 | 61 | — |
| 仁木勝雅 | 監査役(注)2 | 58 | 2,300 |
| 井上宗寛 | 監査役(注)2 | 48 | 6,000 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 57 | 57 | 14 |
| 社外監査役 | 3 | 20 | 20 | 7 |
| 社外取締役 | 1 | 6 | 6 | 6 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容3,272字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題3,604字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク6,172字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,343字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第23期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-24
- 半期報告書半期報告書-第23期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第22期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-27
- 半期報告書半期報告書-第22期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第21期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第21期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第21期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第21期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第20期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第20期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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