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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

ココナラ

4176 · Growth · 情報・通信業

個人の知識・スキル・経験を売買するスキルのマーケットプレイス「ココナラ」を運営。登録者120万人超のプラットフォームを基盤に、企業向け人材マッチングへ拡大。

概要

ココナラは、個人の知識・スキル・経験を売買するオンラインマーケットプレイス「ココナラスキルマーケット」を中核とする企業である。2025年8月期の売上高は約94億円、従業員266名。東京証券取引所グロース市場に上場し、個人間サービス取引のパイオニアとして成長を続けている。

マーケットプレイスとエージェントの二軸構成

ココナラの事業は、個人間でスキルを売買するマーケットプレイスセグメントと、企業向けに人材をマッチングするエージェントセグメントに分かれる。マーケットプレイスでは「ココナラスキルマーケット」が主力で、120万人超のスキル登録者と約100万件の出品サービスを有する。19のメインカテゴリと740超の小カテゴリで構成され、取引手数料が収益源である。エージェントでは「ココナラテック」「ココナラアシスト」などを展開し、継続役務型の需要に対応する。2025年8月期、マーケットプレイス売上57.2億円、エージェント売上36.9億円。

出品者と購入者から得る手数料収入

マーケットプレイスセグメントの主な収益は、取引成立時に出品者から20%、購入者から5%の手数料である。また、「ココナラ法律相談」では弁護士からの月額固定料金が収入源となる。「ココナラ募集」「ココナラスカウト」は成果報酬型で、企業は納品や稼働に応じて報酬と手数料を支払う。エージェントセグメントは業務委託形式で、ココナラが契約主体となりクライアントから受け取る報酬が売上となる。

拡大する流通総額とユーザー基盤

2025年8月期の流通総額は172.3億円(前期比8.8%増)で、購入ユニークユーザー数と一人当たり購入額がともに増加した。スキル登録者数は120万人を超え、出品サービス数は約100万件に達する。同社は「困ったらココナラ」を目指し、19のメインカテゴリと740超の小カテゴリでサービスを提供。個人の副業需要や企業の業務委託需要を取り込み、利用者層を拡大している。

連結子会社とグループの変遷

2025年8月期現在、連結子会社は株式会社みずほココナラ(2024年1月設立)と株式会社ココナラテック(2024年6月子会社化)の2社である。過去にはココナラスキルパートナーズやCSP1号投資事業組合も連結対象だったが、2025年2月に全株式を譲渡し除外された。また、ポートエンジニアリング株式会社を2023年7月に子会社化したが、2024年2月に吸収合併で消滅した。

業界の中での役割は個人と企業をつなぐスキルマッチングプラットフォーマーにあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
94億円
営業利益
3億円
営業利益率
3.2%
純利益
3億円
2025/8 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/8
事業売上構成比利益利益率
マーケット プレイス57億円60.6%
エージェント37億円39.4%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01個人向けスキルマーケットプレイス主力

約100万件の出品サービスから、個人が知識・スキル・経験を売買できるマーケットプレイス「ココナラスキルマーケット」を運営。テキスト・電話・ビデオチャットでオンライン完結。出品者から20%、購入者から5%の手数料を得るビジネスモデル。

主な製品・サービス5
ココナラスキルマーケット
個人が知識・スキル・経験を出品してサービスを売買できるオンラインマーケット。
ココナラ法律相談
弁護士とユーザーをマッチングするサイト。
ココナラ募集
購入者起点で仕事を依頼できるサービス。企業が月額利用料なしで成果報酬型で利用可能。
ココナラスカウト
企業が登録プロ人材に直接アプローチできる新規マッチングサービス。
ココナラコンテンツマーケット
記事・画像・イラストなどのデジタルコンテンツを売買できるプラットフォーム。

02企業向け人材マッチング準主力

継続役務型のサービスに対応するため、ITフリーランス、ハイクラス人材、コンサルタント、ビジネス代行人材をマッチングするエージェント事業を展開。ココナラが契約主体となり業務委託形式で提供。

主な製品・サービス4
ココナラテック
ITフリーランス人材をマッチングするサービス。
ココナラプロ
ハイクラス人材を実名でマッチングするサービス。
ココナラコンサル
ハイクラスのコンサルタント(経営、事業開発、マーケティング領域等)をマッチングするサービス。
ココナラアシスト
時間課金でビジネス代行(事務、秘書、経理、人事等)をしてくれる人材をマッチングするサービス。

製品と技術

ココナラスキルマーケットの仕組み

「ココナラスキルマーケット」は、出品者が自分のスキルをサービスとして出品し、購入者が検索・購入するEC型マーケットプレイスである。19のメインカテゴリ、740超の小カテゴリに分類され、約100万件の出品がある。出品者はテキスト、電話、ビデオチャットのいずれかでサービスを提供。購入後は専用トークルームでやり取りし、納品完了後に代金が出品者に支払われる。取引手数料は出品者20%、購入者5%である。

法律相談と人材募集のサービス群

「ココナラ法律相談」は、ユーザーが登録弁護士に相談できるサイトで、弁護士は月額固定料金で掲載される。問い合わせ数が伸び、収益源として定着した。「ココナラ募集」は購入者起点で仕事依頼を投稿し、出品者が応募する仕組み。単発役務から継続役務まで対応する。「ココナラスカウト」は企業が120万人の登録者から直接人材にアプローチできる新サービスで、2025年4月に開始された。

エージェント型サービスと技術基盤

エージェントセグメントには、ITフリーランス向け「ココナラテック」、ハイクラス人材向け「ココナラプロ」、経営コンサルタント向け「ココナラコンサル」、ビジネス代行「ココナラアシスト」がある。ココナラが契約主体となり、業務委託形式で人材を提供する。特に「ココナラアシスト」は2024年8月期に立ち上げられ、2025年8月期には単月黒字を達成。ココナラテックの子会社化により、技術基盤と営業効率の向上を図っている。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

スキルマーケット成長、黒字化も課題

同社は個人間でスキル・知識を売買するマッチングプラットフォームを運営。競合にはVRain SolutionやL is Bなど類似サービスが存在。売上高は47億円→66億円→94億円と成長中だが、営業利益率は4.55%→3.19%と低下しており、収益性改善が急務。業界はまだ黎明期にあり、利用者数拡大と単価向上、AI活用によるマッチング精度向上がカギ。広告宣伝費やシステム投資が利益を圧迫している。

強み

  • 個人向けスキルシェア市場で知名度が高く、利用者基盤を着実に拡大中
  • 販売手数料に加え、サブスク課金や広告などのビジネスモデルを展開
  • ユーザー同士のレビュー・評価システムが信頼構築に寄与し、リピート率高める
  • AIマッチングや決済システムを自社開発し、プラットフォームの利便性を向上

課題

  • 営業利益率が3~5%と低く、売上拡大にもかかわらず黒字化が進んでいない
  • 類似サービス(VRain等)との差別化が難しく、価格や品質で優位性を打ち出す必要
  • 取引の質・量は利用者に依存し、離脱や質低下が事業に直結するリスク

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がココナラ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 23件

個人事業から法人化、スキルマーケットの誕生

2011年7月、創業者が東京都豊島区で個人事業「ウェルセルフ」として活動を開始。2012年1月に株式会社ウェルセルフを設立し、同年7月にはスキルのマーケットプレイス「ココナラ」(現ココナラスキルマーケット)をリリースした。当初は取引単価500円、オンライン限定でスタートし、個人の知識・スキルを売買する新しい市場を開拓した。

商号変更とサービス多角化

2014年6月、商号を株式会社ココナラに変更。2016年8月に「ココナラ法律相談」をリリースし、弁護士とのマッチングサービスを開始。2017年3月には「ココナラハンドメイド」を立ち上げた(2019年8月終了)。同年11月にはシェアリングエコノミー認証を取得し、サービスの信頼性向上を図った。本社も渋谷区から品川区へ移転している。

上場と新サービスへの挑戦

2020年7月に「ココナラミーツ」をリリースしたが、2021年12月に終了。2021年3月、東京証券取引所マザーズに上場。2022年4月には市場区分見直しによりグロース市場へ移行した。同年1月にはココナラスキルパートナーズを設立し、投資事業にも進出したが、後に譲渡している。この期間、売上高は18億円から38億円へ成長した。

エージェント事業への本格参入

2023年1月に「ココナラエージェント(現ココナラテック)」をリリースし、企業向け人材マッチングを開始。同年7月にはポートエンジニアリングを子会社化(後に吸収合併)。2023年10月には「ココナラプロ」「ココナラコンサル」「ココナラアシスト」を一挙に投入。2024年1月にはみずほ銀行との合弁会社「みずほココナラ」を設立し、法人顧客向けサービスを拡充した。

新サービス相次ぐ投入と収益化の進展

2024年4月に「ココナラ募集」をフルリニューアルし、継続役務へ対応。同年6月にココナラテックを子会社化。2025年4月には「ココナラスカウト」と「ココナラコンテンツマーケット」をリリース。2025年7月には出品者向け月額支援サービス「セラーサポート」を開始。2025年8月期の売上高は94億円に達し、営業利益3億円、当期純利益3億円と黒字を達成した。

年表23件を開く

2010年代

  • 2011年7月創業当社創業者の個人事業として、東京都豊島区にオフィスを設置し、ウェルセルフとしての活動を開始
  • 2012年1月創業東京都品川区に株式会社ウェルセルフを設立
  • 2012年6月本社を東京都渋谷区に移転
  • 2012年7月個人の知識・スキル・経験に基づくサービスを売買するスキルのマーケットプレイス「ココナラ(現・ココナラスキルマーケット)」リリース
  • 2014年6月商号変更株式会社ウェルセルフから株式会社ココナラに商号変更
  • 2016年8月「ココナラ法律相談」リリース
  • 2017年1月本社を東京都品川区に移転
  • 2017年3月「ココナラハンドメイド」リリース(2019年8月 サービス終了)
  • 2017年11月シェアリングエコノミー認証サービス(*)に認定

2020年代

  • 2020年7月「ココナラミーツ」リリース(2021年12月 サービス終了)
  • 2020年8月本社を東京都渋谷区に移転
  • 2021年3月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
  • 2021年8月M&A「ココナラビジネス」リリース(2024年4月「ココナラスキルマーケット」にサービス統合)
  • 2022年1月株式会社ココナラスキルパートナーズを連結子会社として設立(2025年2月 全株式を譲渡し、連結の範囲から除外)
  • 2022年2月CSP1号投資事業有限責任組合を連結子会社として設立(2025年2月 全株式を譲渡し、連結の範囲から除外)
  • 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
  • 2023年1月「ココナラエージェント(現・ココナラテック)」リリース
  • 2023年7月M&Aポートエンジニアリング株式会社の株式を取得し連結子会社化(2024年2月 当社を存続会社とする吸収合併により消滅)
  • 2023年10月「ココナラプロフェッショナル(現・ココナラプロ)」、「ココナラハイコンサル(現・ココナラコンサル)」、「ココナラアシスト」リリース
  • 2024年1月株式会社みずほココナラを連結子会社として設立
  • 2024年4月「みずほココナラスキルマーケット」、「ココナラ募集」リリース
  • 2024年6月M&Aアン・コンサルティング株式会社(現・株式会社ココナラテック)の株式を取得し連結子会社化
  • 2025年4月「ココナラスカウト」、「ココナラコンテンツマーケット」リリース

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/8期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    流通総額拡大による成長

    テイクレートを維持しつつ有料購入ユーザー数と一人当たり購入額を拡大して流通総額を増やし、中長期的には営業利益率の上昇も目指す。

  2. 02

    プロダクト・サービスの拡充

    マーケットプレイス事業では「ココナラスカウト」「ココナラコンテンツマーケット」など新サービスを展開。エージェント事業では「ココナラテック」等のデータベース・AI活用で競争優位性を高める。

  3. 03

    安心・安全な取引環境の強化

    利用規約や監視体制の見直し、出品者の本人確認、専任スタッフによる健全性維持などにより、ユーザーが信頼して利用できるプラットフォームを目指す。

  4. 04

    認知度向上とユーザー獲得

    オンライン広告やTVCM(費用対効果を考慮)を活用し、オーガニック流入も含めた新規ユーザー獲得と既存ユーザーのリテンション強化を推進する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 5期分

グループ全体で266人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は660万円で、4期前と比べて0.2%平均年齢は34.7歳、平均勤続年数は2.8年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2021年8月66135.62.1136
2022年8月62134.61.9179
2023年8月63434.52.4206
2024年8月61834.22.6265113
2025年8月66034.72.8266113

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年8月期・提出会社(単体)
女性管理職比率8.3%
縦線は目安の30%
男性育休取得率87.5%
縦線は目安の85%

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社2(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都渋谷区137百万円
本社(共通)
株式会社ココナラテック — 東京都渋谷区57百万円
エージェント事業
主な関係会社
  • 国内
    株式会社みずほココナラ
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権51.0%
  • 国内
    株式会社ココナラテック(注)2、3、5
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年8月期の売上高は94億円営業利益3億円前期と比べると増収増益で、売上が+42.4%、利益が+0.0%。

売上高
+42.4%
94億円
営業利益
+0.0%
3億円
純利益
+50.0%
3億円
営業利益率
3.2%
前期比 -1.4%pt

会社が出している今期の予想2026年8月期

項目会社予想前期実績
売上高110億円94億円
営業利益5億円3億円
純利益4億円3億円
1株あたり配当¥0¥0

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は26億円、営業利益は2億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+85.7%、営業利益は+100.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2022年4Q38−1
2023年4Q471
2024年1Q1417.11
2024年2Q1417.10
2024年3Q1417.11
2024年4Q2400.00
2025年2Q4724.32
2025年4Q4712.11
2026年2Q5024.02
2026年3Q2627.71

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 9期分

2017年8月期からの9期で、売上は4億円から94億円へ23.5倍に増えた。直近期の営業利益率は3.2%。売上は8期、純利益は3期の連続増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2017年8月4−8−8
2018年8月800
2019年8月11−11−11
2020年8月18−1−1
東京証券取引所マザーズに株式を上場
2021年8月2710
株式会社ココナラスキルパートナーズを連結子会社として設立(2025年2月 全株式を譲渡し、連結の範囲から除外)
2022年8月38−5−5
ポートエンジニアリング株式会社の株式を取得し連結子会社化(2024年2月 当社を存続会社とする吸収合併により消滅)
2023年8月47−2−1
アン・コンサルティング株式会社(現・株式会社ココナラテック)の株式を取得し連結子会社化
2024年8月66324.52
2025年8月94323.23

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年8月期

売上高94億円のうち、営業利益として残るのは3億円3.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の3.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金35.1%33億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金62.8%59億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.2%3億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

粗利率
64.9%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比5.2pt
3.2%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比3.4pt
3.2%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+1.5pt
14.6%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
4.8%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
6.2%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 7期分

2025年8月期は営業CFが3億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは−2億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は29億円で、売上の3.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2019年8月−10013−107
2020年8月3−25113
2021年8月8−114733
2022年8月−4−56−931
2023年8月1−98−830
2024年8月6−1316−739
2025年8月3−5−7−229

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 9期分

2025年8月期の総資産は63億円。このうち返さなくてよい自己資本が24億円で、自己資本比率は31.8%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2017年8月41321.4
2018年8月61519.9
2019年8月113824.0
2020年8月192178.8
2021年8月41231857.4
2022年8月43241945.9
2023年8月52312137.2
2024年8月83384526.7
2025年8月63243931.8

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年8月期の内訳
現金及び預金
29億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
3億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
39億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
57
/ 100
安定性自己資本比率21 / 40
収益力営業利益率6 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率605社中35位あたり、逆に低いのは自己資本比率605社中543位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
14.6%/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率下位売上のうち本業の利益として残る割合
3.2%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率下位総資産のうち返済のいらないお金の割合
31.8%/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率上位前期からの売上の伸び
42.4%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り株価に対して1年で受け取る配当の割合
/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥275で、1年前と比べて-44.7%過去52週の値幅のなかでは12%の位置にある。

¥275-3.5%1ヶ月+5.0%1年-44.7%時価総額66億円
過去52週の値幅
安値¥238高値¥559

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)21.1倍
PER (会社予想)17.3倍
PBR2.28倍

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は8月20日に283円と前日比5.99%上昇し、1ヶ月で7.2%上昇。25日移動平均線266.16円を上回り、75日線260円も突破。52週高値559円からは49.4%下の水準、安値238円からは18.9%回復。7月中旬から200円台後半で推移していたが、8月17日に276円をつけ、8月20日には出来高38.1万株と直近10日平均の約3倍の急増を伴い上昇。RSIは64.62と上昇余地を示すが、一目均衡表では雲の上抜けが確認されていない。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)

PERは20.2倍と業界平均30.0倍を下回り、予想PER16.6倍とさらに割安。PBRは2.19倍で業界平均3.44倍を下回る。ROEは14.6%と良好で、収益性は高い。無配だが成長段階にあり、バリュエーションは割安と言える。ただし過去赤字からの回復途上で、業績変動リスクあり。

指標この会社業種平均
PER (実績)21.1倍47.9倍
PER (予想)17.3倍
PBR2.28倍2.96倍
ROE14.6%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

C2Cプラットフォームとしての成長が期待されるが、売上成長に比べて利益率が低く、黒字化の持続性が焦点。強気派は市場の拡大と収益性改善を予想する。弱気派は競合の台頭やマーケティングコストの高さを懸念する。

プラスに働く材料7
  • 市場の成長性

    個人間取引の市場は拡大しており、需要の多様化が売上を押し上げる。

  • 黒字化の達成

    2024年8月期に営業利益を計上し、収益構造の改善が進んでいる。

  • 売上成長の加速

    2025年8月期の売上は94億円と前期比42%増と急速に拡大している。

  • 売上高が47→94億円と約2倍に急拡大通年影響

    売上高は2023/8期47億円→2024/8期66億円→2025/8期94億円と2年間で約2倍。

  • 予想PER16.7倍と来期の増益期待通年影響

    実績PER20.41倍に対し予想16.7倍は改善見込み。

  • ROE14.6%と高い資本効率継続影響

    自己資本利益率14.6%と2桁を維持し、成長投資の効率性を示す。

  • 1年で40%下落し売られ過ぎ不定影響

    株価は1年で-40.2%と大幅調整。業績は増収でリバウンド余地。

マイナスに働く材料7
  • 低い利益率

    売上は伸びているが営業利益率は3%前後で、収益性が課題。

  • 競合の台頭

    同様のサービスが増加しており、差別化が困難になる可能性がある。

  • マーケティング依存

    ユーザー獲得に多額の広告費が必要で、費用対効果が悪化する懸念がある。

  • 営業利益が3億円で頭打ち通年影響

    売上高が94億円まで伸びても営業利益は3億円のまま。

  • 営業利益率が4.55%→3.19%へ悪化通年影響

    営業利益率は1.36pt低下し、売上高の伸びが利益に結びついていない。

  • 無配当でインカム需要に乗れない継続影響

    配当利回り0%。株主還元がなく、投資家層が限定される。

  • 時価総額64億円と小粒で流動性低い継続影響

    時価総額64億円と小型。売買代金が細く、売り注文で下落しやすい。

次の決算で確かめる点
取引総額
プラットフォームの成長性と需要の実勢を測る指標。
購入者数
需要の拡大とリピーターの増加を確認するため。
営業利益率
収益性の改善度合いを監視する重要な指標。

株主

有価証券報告書より

2025年8月期末の株主数は延べ11,571人。区分でいちばん多いのは個人・その他50.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が18.7%を占め、残る81.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2021年8月%2022年8月%2023年8月%2024年8月%2025年8月%
個人・その他35.146.459.269.550.6
外国法人41.136.620.010.622.1
事業法人8.02.02.54.411.2
証券会社2.93.510.68.97.6
金融機関12.911.47.56.57.5
自己株式0.26.1
外国人個人0.00.10.20.21.0

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01note株式会社9.11
02BBH(LUX) FOR FIDELITY FUNDS PACIFIC FUND - PACIFIC POOL (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)4.80
03新明 智4.38
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)4.37
05BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)3.37
06楽天証券株式会社3.03
07日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)2.07
08鈴木 歩1.78
09UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)1.74
10JPモルガン証券株式会社1.71

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近11
  • 2026-06-22
    フィデリティ投信株式会社
    新規の大量保有報告
    3.86%
  • 2026-06-22
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    6.68%
    -2.50pt
  • 2026-06-22
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    5.48%
    -1.20pt
  • 2026-06-22
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    7.84%
    +2.36pt
  • 2026-06-22
    フィデリティ投信株式会社
    新規の大量保有報告
    11.21%
  • 2026-06-22
    フィデリティ投信株式会社
    新規の大量保有報告
    3.46%
    -0.40pt
  • 2026-06-22
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    10.21%
    -1.00pt
  • 2026-06-22
    フィデリティ投信株式会社
    変更報告
    9.18%
    -1.03pt
  • 2026-06-22
    エフアイエル インベストメント マネジメント ホンコン リミテッド(FIL Investment Management (Hong Kong) Limited)
    新規の大量保有報告
    6.68%
    -2.50pt
  • 2026-06-22
    エフアイエル インベストメント マネジメント ホンコン リミテッド(FIL Investment Management (Hong Kong) Limited)
    新規の大量保有報告
    5.48%
    -1.20pt
  • 2026-06-22
    エフアイエル インベストメント マネジメント ホンコン リミテッド(FIL Investment Management (Hong Kong) Limited)
    新規の大量保有報告
    7.84%
    +2.36pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 9期分

1株利益は9期で+100%、1株純資産は7期で+587%。直近期のROEは14.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER
2017年8月−28,708
2018年8月1,54237.4
2019年8月−5713
2020年8月−58
2021年8月21041.8932.6
2022年8月−2184
2023年8月−382
2024年8月109211.833.0
2025年8月138914.637.2

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある

経営陣

5名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は5名。2025/8期の役員報酬は総額78百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
鈴木歩代表取締役社長CEO44428,500
小池政秀社外取締役5178,500
矢冨健太朗社外取締役(監査等委員)496,000
肥後結花社外取締役(監査等委員)47
今村健一社外取締役(監査等委員)502,500

役員報酬の内訳2025/8

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)45866316
社外取締役412123
社外取締役2332

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/8期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容5,664字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループは、「一人ひとりが『自分のストーリー』を生きていく世の中をつくる」を経営ビジョンとしており、個人の知識・スキル・経験を可視化し、必要とする全ての人に結びつけ、個人をエンパワーメントするプラットフォームを提供することをミッションとしております。個人の知識・スキル・経験に基づくサービス・役務を売買するスキルのマーケットプレイス「ココナラスキルマーケット」におけるスキル登録者数は120万人を超えており、人手不足の時代における唯一無二のアセット・競争優位性であると考えております。現在は、「すべてが揃うサービスプラットフォームを確立する」という成長方針の下で、これまで培ってきたアセットを活用して事業拡大を進めております。 当社グループは、当社と連結子会社である株式会社みずほココナラ及び株式会社ココナラテックで構成されております(2025年8月31日時点)。連結子会社の内容については「第1 企業の概況 4 関係会社の状況」に記載のとおりです。 なお、次の2セグメントは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。 また、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等) 1.報告セグメントの概要(報告セグメントの変更)」に記載のとおりです。 (1)マーケットプレイスセグメント 当社グループのマーケットプレイスセグメントにおいては、スキルのマーケットプレイス「ココナラスキルマーケット」を主として展開しておりますが、その他に、ユーザーが弁護士へ法律相談ができる「ココナラ法律相談」、希望する納品物や業務委託内容を公開し、対応希望者を募ることができる「ココナラ募集」、企業が120万人超のスキル登録者の中から最適なプロ人材を探せる「ココナラスカウト」、及び記事・画像・イラスト・動画・音声が集客不要で販売できる「ココナラコンテンツマーケット」を展開しております。 ① 「ココナラスキルマーケット」 「ココナラスキルマーケット」は、ユーザー間(出品者及び購入者)における多種多様な知識・スキル・経験に基づくサービス・役務の売買を行うマーケットプレイスであります。ユーザーが「ココナラスキルマーケット」を使うメリットとして、本業として利用する出品者にとっては本人に代わって集客がなされることで収入が増加する、また、副業として利用する出品者には、副収入が得られる、自分のスキルが人の役に立つことによる喜びが得られるといったことが挙げられます。また、購入者側は、コストパフォーマンスが高い(既存業者に依頼するよりも移動が不要であり、自身の期待や予算に合った価格帯を選ぶことができる)、多様な出品サービスや幅広いカテゴリから選べる、いつでも必要な時に必要な分だけ購入できる、個々のニーズに合致しているものが見つけやすいといったことが挙げられます。 購入者は、約100万件(2025年8月末現在)に及ぶ各種出品サービスから、自らが必要とするサービス・役務を選択・購入することが可能であります。また、希望する出品サービスが無い場合には、「見積り・カスタマイズ相談」や「仕事・相談の公開依頼」を通じて特定・不特定の出品者からの提案を募集することが可能であります。 なお、当社グループは、出品者のサービス提供完了時に、出品者側より20%、購入者側から5%を通常手数料として受領しております。 (a)サービスの流れについて 「ココナラスキルマーケット」では、自らの知識・スキル・経験を生かしたサービス・役務を出品者が出品します。出品者は、出品前に予めテキスト、電話又はビデオチャットのいずれかの形態でサービス提供するかを選択し、当社が提供する機能を通じてその形態でのみ出品することになります。購入者は、多様な出品サービスの中から希望するサービス・役務を選択し購入します。購入後、出品者と購入者の間で提供サービスにかかるダイレクトメッセージのやりとりが開始されます。メッセージは、非公開の専用トークルームにおいて行われ、相談事項に対する回答・アドバイスの提供、依頼事項に基づく成果物の提供等の役務提供が終了した時点で、サービス提供が完了となります。 出品者及び購入者間における取引代金の授受については、購入時に当社が購入者より受領し、サービス提供完了後に、サービス売上金(当社手数料控除後)が出品者に付与されます。 取引の流れを図で表すと以下のとおりとなります。 (b)多種多様な出品サービス 「ココナラスキルマーケット」は、出品者が、自らの知識・スキル・経験を出品サービスとして提供することにより、ユーザーが購入できるマーケットプレイスであり、個人が有する幅広い分野の知識・スキル・経験に基づいて、約100万件(2025年8月末現在)の出品サービスから検索・購入でき、注文に関するやりとりから納品まで、全てがオンラインで完結できます。 出品者が、自分ができることを商品化したサービスを、先に出品し、購入者が出品されているサービスを閲覧して購入する流れになっているため、メジャーなものからニッチなもの、高品質なものからカジュアルなものまで、幅広く出品されております。この結果、多様なユーザーのニーズに応える多種類の出品があふれ、購入者にとっても、広範な世代のニーズにマッチしたサービスが出品されており、自らが必要とするサービスを発見することが容易になっております。例えば、法人や個人事業主向けには、例として起業相談、マーケティング、企業ロゴ・名刺作成、会社HP作成、Web集客サポートという起業から事業拡大までの一連の業務に関する出品物が存在しています。また、個人向けの例として恋愛相談、ダイエットアドバイス、招待状作成、似顔絵作成、ムービー制作、ハネムーンプラン作成という各個人のライフステージやライフスタイルに沿った一連のイベントに関する出品物も存在しております。 また、購入者によるサービスの検索を容易にするために、出品サービスを19のメインカテゴリ、トータル740を超える小カテゴリであらゆる課題や悩みをカバーしており、各カテゴリを制作・ビジネス系カテゴリと相談・プライベート系カテゴリの大きく2つに分類しております。 各カテゴリの分類は以下のとおりであります。 分類   カテゴリ 制作・ビジネス系 (11カテゴリ)   デザイン、イラスト・モデリング・漫画、Webサイト・制作・デザイン、音楽・ナレーション、動画・アニメーション・撮影、IT・プログラミング・開発、ライティング・翻訳、コンサル・士業、AI、ビジネス代行・アシスタント、マーケティング・Web集客 相談・プライベート系 (8カテゴリ)   占い、悩み相談・恋愛相談・話し相手、学習・就職・資格・コーチング、住まい・美容・生活・趣味、オンラインレッスン・アドバイス、マネー・副業・アフィリエイト、ハンドメイド・グッズ、出張撮影・出張サービス (c)ユーザーニーズに応じたサービス提供手段 「ココナラスキルマーケット」は、出品者及び購入者間の取引について、時間や場所の制約を受けずに、誰でも、どこでも、いつでもサービスの売買ができるオンライン上でのサービス提供を基本としております。当社は、オンライン上の様々な分野・内容の出品ニーズに対応するため、テキスト、電話及びビデオチャットといったコミュニケーション手段を提供しております。また、トークルームにおいてはデータファイル等による制作物の納品ができるなど、出品者はサービス内容に合わせて提供手段を選択することが可能となっております。 (d)ランク制度 「ココナラスキルマーケット」では、販売実績、納品完了率及び評価に基づく出品者の認定基準を策定し、5段階のランク認定を出品者に対して行なっております。当該ランク認定制度により出品者の信頼性が明示的となり、購入者への判断基準の提供を図っております。購入者はこのランクの明示により、安心して購入することができるため、購入の促進につながっていると当社は考えております。 (e)ビジネスモデルの継続的拡張 「ココナラスキルマーケット」では、ビジネスモデルの継続的な拡張を進めております。創業当初の「ココナラスキルマーケット」では、取引単価をワンコイン(500円)のみ、対面でのサービス提供を禁止しオンライン限定とすることでマッチングを成立させてきました。その後は、徐々に制約を開放することで、サービスの拡張を行っております。例えば、従来、テキスト、電話を用いたサービス提供のみが可能でしたが、2018年2月よりビデオチャットによるサービス提供を可能とするほか、出品サービスの質の向上に伴って2014年10月から徐々に価格の緩和を開始しております。また、2025年7月より、「ココナラスキルマーケット」においてより「売れる」ためのサポートを行うことを目的に、月額制のオールインワン出品者支援サービス「セラーサポート」を開始しております。 ② 「ココナラ法律相談」 「ココナラ法律相談」は、当社登録弁護士とユーザーのマッチングサイトです。ユーザーは、身近な悩みやトラブル等に関する相談をするために、自身にあった弁護士を見つけ、必要に応じて弁護士へ依頼を行うことが可能となっております。 なお、「ココナラ法律相談」は、登録弁護士に関する情報をサイト上に掲載しており、無料プランと有料プランを提供しています。有料プランは2017年3月から開始しており、当社は成果報酬型ではなく、所定の料金体系に基づいた固定の利用料金を受領しております。具体的には、掲載可能な注力分野の個数、当社によるインタビュー取材記事の作成サービスや掲載写真の撮影サービスの有無、料金表などの詳細情報の掲載可否や、PR枠表示の有無といった内容によって、有料会員の月額料金が決定されます。 各種機能の拡充を行った結果、当社「ココナラ法律相談」へのユーザーからの弁護士への問い合わせ数は順調に伸びており、これを背景として弁護士からの広告料収入である固定の利用料金も成長しております。 ③ 「ココナラ募集」及び「ココナラスカウト」 「ココナラ募集」は、出品者起点で始まる「ココナラスキルマーケット」とは異なり、購入者起点で求人や仕事の依頼を投稿するだけで、「ココナラスキルマーケット」に登録するプロから応募が集まり、ニーズに合わせた人材と簡単にマッチングできるサービスです。企業側は月額利用料や初期導入費用なしで、納品された成果物に対しての対価や実際の稼働時間に応じた報酬と手数料を支払うシンプルなビジネスモデルで利用することができます。2024年4月にフルリニューアルを行い、今まで「ココナラスキルマーケット」でも対応してきた「単発役務」に加えて、業務委託人材の採用である「継続役務」への依頼へ領域を拡大しております。 また、「ココナラスカウト」は、2025年4月に開始した、企業がココナラに登録するプロ人材に直接アプローチすることができる新たなマッチングサービスです。120万人超の中から過去の職歴や実績が登録されたポートフォリオ、ココナラにおける取引評価などから選別・アプローチすることができるため、企業のニーズに最適な人材に直接仕事を依頼することができます。 ④ 「ココナラコンテンツマーケット」 「ココナラコンテンツマーケット」は、記事、画像、イラストなど100種類以上のカテゴリからオリジナルのデジタルコンテンツを売買できるプラットフォームで、マーケティングやデザインなどのビジネスに役立つコンテンツから、自己啓発や資格・検定など学びに関する記事、小説や健康・ダイエット法といったライフスタイル系のノウハウなど、あらゆるコンテンツを時間や場所にとらわれずに売買できます。手軽に出品できることから、2025年4月のリリース以降出品件数が増加しており、既に累計出品件数が30,000件を突破しております。 (2)エージェントセグメント 当社グループでは、「すべてが揃うサービスプラットフォームを確立する」という成長方針の下、マーケットプレイス事業では扱うことが難しい継続役務型のサービスにも対応するために、エージェント事業を展開しております。 2023年8月期より開始した「ココナラテック」に加え、2024年8月期からは、「ココナラプロ」、「ココナラコンサル」及び「ココナラアシスト」をリリースしました。加えて、2024年6月には、ココナラテック事業の拡大を目指して、株式会社ココナラテックを子会社化しました。これらの対応を通じて、ココナラ経済圏を拡大し、当社グループサービスの利用を推進していきます。 なお、「ココナラテック」はITフリーランス人材をマッチング、「ココナラプロ」はハイクラス人材を実名でマッチング、「ココナラコンサル」はハイクラスのコンサルタント(経営、事業開発、マーケティング領域等)をマッチングするサービスです。また、「ココナラアシスト」は必要な時間帯だけ時間課金形式でビジネス代行(事務、秘書、経理、人事、カスタマーサポート領域等)してくれる人材をマッチングするサービスです。いずれも、ココナラが契約主体となり業務委託形式で事業を展開しております。 事業系統図 (注)株式会社みずほココナラについては、事業系統図に記載のサービスをみずほ銀行の法人顧客向けに提供、株式会社ココナラテックについては、事業等系図に記載の「ココナラテック」のサービスを提供しております。
経営方針・対処すべき課題4,584字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)経営方針 当社グループは、「一人ひとりが『自分のストーリー』を生きていく世の中をつくる」をビジョンに掲げ、個人の知識・スキル・経験を可視化し、必要とする全ての人に結びつけ、個人をエンパワーメントするプラットフォームとして、サービス・役務を売買するスキルのマーケットプレイス「ココナラスキルマーケット」を中心とした事業を展開しております。 モノの市場は2000年以降のIT勃興期の中でEコマースによるオンライン取引が進んだ結果、複数の大手企業の寡占状態であり、現在ビッグデータ等の活用により、効率性、収益性を追求する環境になっております。一方で、今後サービス市場においてもEC化が進展すると試算されております。(情報通信総合研究所「シェアリングエコノミー関連調査2020年度調査結果」)また、当社グループが属するサービスECスキル市場では、近年になってオンライン取引ができる市場が活用され始めており、EC化が進んでいくと考えております。その中で、当社は2011年に創業し、サービスECスキル市場のパイオニアとして市場を牽引するとともに先行者利益を享受することを目指しております。 (2)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、あらゆる人が自分の経験や強みの価値に気づき、それを求める人に提供できるようになることで、より自分らしい人生を歩むことができる社会を目指しております。そして、あらゆる分野において誰かの力を借りたいような困りごと、依頼したいこと等が発生した際に「困ったらココナラ」と想起され、利用されるよう、経営戦略を策定しております。当社グループサービスは、あらゆる人の多様な課題を対象としているため、各ユーザーによって数多くのカテゴリでサービス購入されることを重要な事業戦略の一つとして考えております。そのため、全体の流通総額を重要な経営指標として設定し、企業規模の拡大、企業価値の向上を目指しております。 (3)経営環境及び経営戦略等 日本政府において、厚生労働省がモデル就業規則を改訂して副業を許容する内容に変更され、経済産業省主導の「電子商取引規則に関する準則」にて、シェアリングエコノミーを活用した副業を容認する等、政府を挙げて副業解禁の流れが出来ており、日本の大企業においても副業を容認する動きが広がっております。 したがって、当社グループとしては、知識・スキル・経験を持つ出品者による副業解禁に伴う出品の増加が見込まれます。総合カテゴリ型のサービス版ECサイトとして有する出品サービス数、評価数が増加し、幅広い購入者ニーズに対応できるサービスを選択できるため、購入件数が増加すると当社グループは考えております。その結果、サービスECスキル市場の成長が大きく見込まれると考えております。 かかる環境を踏まえ、市場全体の拡大とともに、当社グループは、テイクレートを維持しつつ有料購入ユーザー数及び一人当たり購入額を拡大することで流通総額を拡大し、また、中長期的には営業利益率の上昇も目指してまいります。 また、当社グループでは、祖業である「ココナラスキルマーケット」で培った人材・クライアントデータベース、及びプロダクト基盤を活用した事業展開により、経済圏構築を進め、すべてが揃うサービスプラットフォームを確立してまいります。 財務方針としては、引き続き継続的な利益成長を継続しつつ、戦略領域に対しては積極的な投資を行ってまいります。 マーケットプレイス事業においては、データベースを活用したコンパウンド戦略でプロダクトラインナップを拡充してまいります。 エージェント事業においては、労働集約型で行うのみならず、データベースやAIを活用することで、当社グループならではの競争優位性を生かした成長戦略を推進してまいります。 (4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 ① 出品サービス数の増加に対する検索及び購入の容易さの継続的向上 「ココナラスキルマーケット」は多様なニーズに対応する出品を揃えることで、仕事や相談の窓口となる存在を目指しております。2025年8月末現在、出品サービス数は約100万件と、多様なニーズに対応するサービス数となっていますが、購入者が欲しいサービスをスムーズに発見できるようにし、また、サービスを検索後に購入完了まで容易にたどりつく必要があると認識しております。 かかる課題に対処するため、当社グループでは出品サービスが適切なカテゴリで出品されることを担保するために、適宜カテゴリを見直し、追加、修正を行っております。この際、ユーザーの利便性や利用頻度向上などの観点から、特定のカテゴリを異なるサービスとして独立して運営することも候補に検討を行っております。また、サービス選択後、購入者が普段から利用する決済手段がないことで、購入完了までたどりつけないことがないように、多様な決済手段を導入しており、クレジットカード決済、キャリア決済及び銀行振込等が利用可能となっております。 ② 新規ユーザー獲得のための認知度の向上 当社グループのビジョンである「一人ひとりが『自分のストーリー』を生きていく世の中をつくる」の実現に向けて、幅広い利用者が利用できる多種多様なサービスを取り扱うマーケットプレイスとして認知されるためには、購入者、出品者ともに登録数の増加が必要と認識しております。 これらを促進するためには、安心・安全に利用できる取引環境の提供に加えて、ユーザーニーズに応じた出品サービスの獲得に注力すると共に、新規ユーザーの獲得、既存ユーザーのリテンション強化のためのマーケティング活動を継続的に推進してまいります。 当社グループにおいては、主に、高い認知度によるオーガニックなユーザー流入、及びオンライン広告によってユーザーを獲得しております。なお、過去においては複数回にわたりTVCMを放映してまいりましたが、今後のTVCMについては、費用対効果等を考慮し、慎重に検討した上で、実施する方針であります。 ③ 新規事業の立ち上げ ユーザーの幅広いニーズに対応するため、当社グループはサービスラインナップを広げる方針です。 「マーケットプレイス」セグメントにおいては、2024年4月に「ココナラ募集」のフルリニューアルを行い、今まで「ココナラスキルマーケット」でも対応してきた「単発役務」に加えて、業務委託人材の採用である「継続役務」への依頼へ領域を拡大しております。また、2025年4月に、企業がココナラに登録するプロ人材に直接アプローチすることができる新たなマッチングサービス「ココナラスカウト」を開始した他、2025年4月に、記事、画像、イラストなど100種類以上のカテゴリからオリジナルのデジタルコンテンツを売買できるプラットフォーム「ココナラコンテンツマーケット」を開始しております。 「エージェント」セグメントにおいては、2023年8月期より開始した「ココナラテック」に加え、2024年8月期からは、「ココナラプロ」、「ココナラコンサル」、「ココナラアシスト」を開始しております。加えて、ココナラテック事業の拡大を目指して、2024年6月に子会社化した株式会社ココナラテックのPMIを推進し、営業効率が改善しております。 これらの対応を通じて、ココナラ経済圏を拡大し、当社グループサービスの利用を推進していきます。 なお、今後の新規事業の立ち上げにあたっては、事業開発(自社オーガニックでの立ち上げ)を原則としつつも、投資効率を比べながらM&Aも積極的に行っていく方針であります。 ④ 安心・安全なサービス体制の強化 当社グループの営む「ココナラスキルマーケット」等のサービスは、取引が出品者及び購入者であるユーザー間で行われるため、サービスを提供する出品者の信頼性の確認が容易ではなく、トラブル対応等に不安があることを理由に、当社グループが運営するサービスの利用を控えるといったことが起こりうると考えております。 当社グループでは、当社グループが運営するサービスが安心・安全に取引を行える場所であり続けることを重要な課題として認識しており、カスタマーサクセスのスタッフが中心となり、安心・安全なサービス購入体験を担保するため、利用規約、ご利用ガイドの見直し、サービスやメッセージの監視や出品者の本人確認などを行っております。また、出品サービスの健全性を保つために、専任のスタッフを配置しております。専任スタッフは週次で定例ミーティングを実施し、出品サービスの理解を深めるとともに、新たな論点などを議論しております。このような取り組みに関して、2017年11月には一般社団法人シェアリングエコノミー協会が定めるシェアリングエコノミー認証制度を取得いたしました。当該認証制度は、シェアリングエコノミーに基づくサービスが、内閣官房IT総合戦略室がモデルガイドラインとして策定した「遵守すべき事項」に基づいており、一般社団法人シェアリングエコノミー協会が認定した自主ルールに適合していることを証明する制度です。今後も利用者が安心・安全に当社グループが運営するサービスを利用できるように継続的な取り組みを行ってまいります。 ⑤ 情報管理体制の強化 当社グループが運営するサービスでは、利用者の個人情報を取り扱っており、強固な情報管理体制の確保が重要であると認識しております。 情報セキュリティ管理規程及び情報セキュリティ管理マニュアルを制定し、また、情報システムにおける管理体制強化を目的として情報システム開発・運用管理規程及び情報システム開発・運用管理マニュアルを制定し、運用をしておりますが、今後も情報管理体制を重要な課題として認識し、情報管理体制を強化するべくサイバーセキュリティに関する各種施策を推進してまいります。 ⑥ システムの安定稼動 当社グループが運営する「ココナラスキルマーケット」等のサービスは、インターネットを通じたサービスであり、システムの安定稼動が不可欠であります。 かかる課題に対処するために、登録者数の増加によるデータ量の増加に対応するためのシステム投資をはじめ、リアルタイムでの各種KPIモニタリングと対応ガイドラインによるサイトアクセスやデータ量増加への初動の強化など運用監視体制の強化を引き続き行ってまいります。 ⑦ 経営管理、内部管理、及びコンプライアンス体制の強化 継続的な事業拡大に向けて、経営管理、内部管理体制及びコンプライアンスの強化が不可欠であります。経営管理では会議体の運営を通じて、KPIのモニタリングを適切に実施していきます。内部管理及びコンプライアンスでは、社員に対する継続的な研修及び啓蒙活動を行うことで、内部管理体制の強化を図り、コンプライアンスの徹底に努めてまいります。
事業等のリスク9,387字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 本書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1)事業環境に関するリスク ① シェアリングエコノミー市場について 当社グループが事業を展開する国内シェアリングエコノミー市場は、今後も継続的な拡大が見込まれています。スマートフォンの普及とともに簡単にどこからでもサービスを購入することができることが後押していると考えております。シェアリングエコノミーにおけるサービス領域は一般社団法人シェアリングエコノミー協会によると5つのサービス領域があり、シェア×スキル、シェア×モノ、シェア×お金、シェア×移動及びシェア×空間といった幅広い市場が存在します。このうち当社グループのサービスが属するシェア×スキルのサービス領域は、「働き方改革」を通して潜在労働力となっている専業主婦やシニア、失業者などの新たな収入源として拡大する余地があると考えております。 ただし、市場自体が未成熟であると考えられることから、今後、法令整備の進展、当業界におけるトラブルや取引の安全性等にかかる問題等の発生、利用者ニーズの変化等、シェアリングエコノミー市場における様々な環境変化が生じる可能性があります。当社グループの事業はこれらの市場動向の影響を受ける可能性があり、上記の予測通りにシェアリングエコノミー市場が拡大しなかった場合や、当社グループサービスが当該市場及び利用者ニーズの変化に応じた適切な対応が取れない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 競合について 当社グループが事業展開する国内の「スキルシェア」にかかるサービス領域においては、今後の市場規模拡大に伴い、新規参入が相次ぐ可能性があります。 クラウドソーシングについては、取引は依頼者が提案依頼したカテゴリに限定されることや受託側の価格交渉の余地が小さいといったことがある一方で、当社グループが運営するマッチング型のプラットフォームの場合は、出品者側が提供できるスキルを先に出品し購入者がサービス一覧から選択する購入形態により潜在需要の顕在化による需要創造につながり、出品者側が自分で値付けできることで高いモチベーションにつながる等、棲み分けができている状況であると考えております。 また、当社グループサービスについて、現時点における当社グループ及び他社サービスにおける出品数及び評価件数等を踏まえると、「スキルシェア」サービスにおけるカテゴリーリーダー的なポジションを構築しているものと認識しており、当該要素が一定の参入障壁になっているものと考えております。また、海外の類似サービスによる日本市場への参入についても、日本語対応が求められる商慣習が強いことを考慮すると、出品者の属性として外国籍が主である海外の類似サービスを購入者側は受け入れにくいと考えられ、当社グループサービスへの影響は小さいものと考えております。 今後もユーザー目線に立ってサービスをより充実させていくと同時に、知名度向上に向けた取り組みを積極的に行ってまいりますが、海外大手事業者の個人間取引プラットフォームにおける本格的な日本進出や、他社の新規参入により競争が激化した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ インターネット関連ビジネスについて 当社グループのサービスは、主にインターネットを媒体としておりますが、インターネットやスマートデバイスのさらなる普及・利用拡大、関連市場の拡大等を背景として、従来オフラインで提供されてきたサービスがオンラインに置き換わっており、インターネットサービスがより生活において身近な存在になっております。 しかしながら、インターネット通信環境の悪化、スマートデバイスの普及の著しい鈍化、不正使用等の弊害の発生等、予期せぬ要因により今後の当社グループサービスの拡大を阻害するような状況が生じた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 生成AIについて 生成AI等のAIの急速な技術進歩及び普及に伴い、昨今、様々な分野でのAIの活用が進んでいます。当社グループにおいても、AIの特性に起因するリスクへの対応を図りながらAIの利活用を段階的に拡大し、業務の生産性向上や新たなビジネスアイデア創出、事業競争力の向上を目指しています。一方で、AIの効果的な利活用や開発が想定通り進まない場合は、当社グループの事業機会やサービスの競争力が失われ、当社グループの事業に悪影響を及ぼす可能性があります。 さらに、生成AI技術の高度化・低廉化が進展することで、当社グループが提供するサービスの一部が生成AIにより直接的に代替される、又は同様の機能を持つサービスが低コストで提供される可能性があります。その結果、利用者の需要が当社グループのサービスから生成AIを活用した代替手段へとシフトし、当社グループの収益機会や市場での競争優位性が損なわれるリスクがあります。こうした状況に十分対応できない場合、当社グループの業績及び財務状況に重大な影響を及ぼす可能性があります。 (2)当社グループ事業に関するリスク ① 当社グループサービス及びサイト運営について (a)サイト利用にかかる安全性について 当社グループが運営する「ココナラスキルマーケット」では、19カテゴリにおいて多種多様なサービスが出品及び取引されております。当社グループは、ユーザー間の取引の安全性のため、利用規約及びサービス利用にかかるガイドライン等において禁止行為や出品禁止サービスを詳細に定め、定期的に見直しを実施しております。また、違反報告機能によりユーザーによる問題サービス等の通報体制の構築、サービスの健全化専任の担当人員配置及び社内マニュアル・基準等の策定により、出品サービス及び取引内容にかかる監視体制の構築及び継続的な運用を実施しております。 なお、「ココナラスキルマーケット」で売買されるサービスは、主としてトークルーム(サービス購入後に出品者と購入者のみが見られる非公開ページ)上において、購入者と出品者がコミュニケーションをとることで、役務が提供されていることから、出品サービス及びその取引について適宜かつ適時に網羅的な監視等を行うことには限界があるものと認識しております。そのため「ココナラスキルマーケット」では、購入者の支払代金について取引完了まで当社グループ内に留保する仕組み(エスクロー機能)を提供することにより、不適切取引に対する牽制を図り、ユーザー間取引にかかる安全性向上に努めております。 しかしながら、「ココナラスキルマーケット」では無形商材である「知識・スキル・経験」を売買することから、ユーザー間のサービス品質等にかかる認識相違が生じる可能性があり、ユーザーの悪意の有無に関わらず、トラブル等が生じる可能性があります。当社グループ監視体制が有効に機能しない、又は有効性が低下した結果、当社グループサービスにおいて重大なトラブルが発生又は増加した場合には、「ココナラスキルマーケット」の安全性に懸念が生じ、信頼性の低下により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、当社グループは、利用規約において売買契約の当事者となるものではない旨及びトラブル等については当事者間で解決する旨を定めておりますが、当社グループがユーザーからプラットフォーム運営者としての責任を問われることにより、損害賠償請求やその他対応費用等が発生する可能性があり、その場合にも当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (b)出品サービスの健全性について 当社グループに出品されているサービスは、多種多様なサービスがあり、カテゴリ又は出品内容に応じて様々な法規制を受けており、これらに違反するものや、社会通念上は望ましくないと考えられるサービスが出品される可能性があります。当社グループにおいては、上記の通り、禁止行為や出品禁止サービスを定めるとともに、社内ガイドライン等を整備し、不適切と考えられる出品サービスについて監視及び排除を行っております。以下は、出品サービスにおいて当社グループが留意すべき分野として監視対応等を行っている項目となります。 「ココナラスキルマーケット」内の「占い」カテゴリ等において、多様な占い分野に関するサービスが出品されており、その一部には「エネルギーワーク」や「ヒーリング」等といった行為(以下、「施術」という)が含まれるサービスがあります。当社グループは、「施術」サービスについて、占い業界においては1ジャンルとして認知されているものと考えておりますが、一般的には不適切な行為やトラブル等が生じ易いサービス形態と考えられているサービスであると認識しております。ただし、当社グループは、「施術」サービスについて、過去の取扱実績において、高い購入満足度が示されている傾向があること等も鑑み、当該サービスは、購入者の悩みや課題等に対して十分なアドバイス行為(鑑定・アドバイス・カウンセリング等)が提供されていると考えられる出品サービスのみを取り扱うこととし、施術行為のみで完結するサービス等については排除に努めております。 「ココナラスキルマーケット」内の「マネー・副業・アフィリエイト」カテゴリを中心として、主に副業のやり方や、お金の稼ぎ方等のノウハウ提供やツールの販売等(いわゆる「情報商材」と称される分野)といった多様なサービスが出品されております。当社グループは、金融商品取引法や景品表示法等の各種法規制に違反している可能性のあるサービスを排除するため、弁護士がレビューをしたガイドラインに基づいてサービス内容を確認し、必要に応じて、サービス内容を変更させる又はサービスの取下げをするなどの体制を構築することにより、不適切な行為及びトラブル等の発生防止に努めております。 上記以外にも、一般的に公序良俗に反するものとして猥褻・出会い系・犯罪につながるもの、サービス内での誹謗中傷行為や医療行為に準ずるもの、第三者の著作権侵害や、当社グループ利用規約等に反して、個人情報を取得し、当社グループの監視が及ばない外部へ誘導するサービス等といった、当社グループの利用者のみならず、第三者の権利を侵害する又は不利益を生じさせる可能性が高いサービス、暗号資産やICOに関するサービスといった当社グループの方針によって出品禁止としているサービスなどを詳細に定め、監視対応を実施することにより、不適切行為及びトラブル等の発生防止に努めております。 しかしながら、これらの取組みにもかかわらず、当社グループサービス内において重大なトラブル等が発生した場合には、当社グループが責任を問われる可能性があるほか、当社グループ出品サービスに関連する業界等において社会的批判や風評等が生じるような事件・事象等が発生するなど、当社グループサービスの信頼性を損なう状況が発生した場合、当社グループサービスに対して監視対応の強化や出品基準の厳格化に関する要請が強まる可能性があるほか、ユーザーの離脱が生じる可能性があります。これらの要因により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② ユーザーの獲得及び継続性の維持について 当社グループの事業が成長していくためには、ユーザーの継続的な獲得及びユーザーによる継続的な利用が重要であると考えております。これらを促進するためには、安心・安全に利用できる取引環境の提供に加えて、ユーザーニーズに応じた出品サービスの獲得に注力すると共に、新規ユーザーの獲得、既存ユーザーのリテンション強化のためのマーケティング活動を継続的に推進してまいります。 今後、ニーズに応じたサービスを獲得できない場合やマーケティング効果が十分に得られない場合に、新規ユーザーの獲得、ユーザーの継続利用が低迷する可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 なお、TVCMについては広告宣伝活動の一環として、ユーザーの新規獲得及び当社グループサービスの知名度向上について一定の効果が出るものと認識しております。今後は費用対効果等を考慮し、慎重に検討した上で、実施する方針であります。しかし、想定通りの広告効果が得られる保証はなく、収益増加に繋がらなかった場合や想定以上の広告宣伝費を投下することが必要になった場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 事業領域拡大への投資について 当社グループは、将来の事業拡大に向けて、国内外における出資・子会社設立・合弁事業・アライアンス・M&Aなどの投融資に加え、自社内での新規事業開発やサービス強化といったオーガニック投資も検討・実行してまいります。投融資やオーガニック投資にあたっては、リスクや資金回収可能性を十分に評価したうえで意思決定いたしますが、事業環境の変化によっては想定通りの成果が得られず、投下資金の一部又は全部を回収できない場合や、減損処理等が必要となる可能性もあります。その場合、当社グループの財務状態や経営成績に影響を及ぼすリスクがございます。 これらのリスクを踏まえ、個々の案件については当社グループの中長期ビジョンとの整合性を重視し、事業モデルの持続性や成長性を十分に検討したうえで判断いたします。また、投融資やオーガニック投資の実行後も、成果の進捗やリスク状況を定期的にモニタリングし、必要に応じて柔軟に対応してまいります。 ④ 特定のプラットフォーム事業者の動向について 当社グループの事業は、スマートフォン向けアプリケーションを提供しており、Apple Inc.及びGoogle Inc.の両社にアプリケーションを提供することが現段階の当社グループの事業の重要な前提条件であります。これらプラットフォーム事業者の事業戦略の転換並びに動向によっては、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 登録人材の獲得について 当社グループが運営するエージェント事業では、フリーランスや副業人材を獲得するためにマーケティング活動を継続的に行っております。エンジニアなど専門スキルを有する人材獲得競争が激化した場合は、新規ユーザーの獲得が低迷する可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3)事業体制に関するリスク ① 特定人物への依存について 当社グループの代表取締役である鈴木歩は、2017年3月以来取締役として、2020年9月より代表取締役として経営方針や事業戦略の立案・決定及びその遂行において重要な役割を果たしております。 執行役員制度を導入するなど、特定人物に過度に依存しない経営体制の構築を進めておりますが、何らかの理由により鈴木歩が当社グループの業務を継続することが困難となった場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 人材の確保と育成について 当社グループは、継続的な事業拡大や事業領域の拡大のためには、優秀な人材の確保、育成及び定着が最も重要であると認識しております。現在も、将来的な事業拡大を踏まえた先行的な人員増強を行っており、主にプロダクト開発や、各種ユーザー対応、ユーザー獲得や継続にかかるスタッフの増員を計画し、積極的に採用を進めております。 しかしながら、当社グループが求める優秀な人材が必要な時期に十分に確保・育成できなかった場合や、人材流出が進んだ場合には、経常的な業務運営及び事業領域の拡大等に支障が生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 小規模組織であることについて 当社グループは、当事業年度末現在、取締役5名、従業員266名で事業を運営しておりますが、現在の人員構成における最適と考えられる内部管理体制及び業務執行体制を構築しております。 当社グループは、今後の事業の成長に応じて、人材の採用・育成を行うと共に、内部管理体制及び業務執行体制の充実を図っていく方針でありますが、これらの施策が適切なタイミングで実施できなかった場合、又は人材が社外に流出した場合は、内部管理体制及び業務執行体制が有効に機能せず、当社グループの事業展開に支障が生じ、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ④ システムトラブルについて 当社グループの全てのサービスはインターネットを介して提供されております。安定的なサービスの運営を行うために、サーバー設備の増強、セキュリティの強化、システム管理体制の構築等により、システム障害に対する取り組みを継続的に実施しております。しかし、大規模なプログラム不良や自然災害、事故、不正アクセス、想定以上のアクセス増加による一時的な負荷増大、その他何らかの要因によりシステム障害やネットワークの切断等予測不能なトラブルが発生した場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (4)法的規制に関するリスク ① インターネットにおける法的規制について 当社グループが運営するサービスでは、「電気通信事業法」、「資金決済法」、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」、「プロバイダ責任制限法」、「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」、「消費者契約法」、「特定商取引に関する法律」、「不当景品類及び不当表示防止法」、「弁護士法」といった法規制の対象となっております。 これらの法規制を遵守した運営を行ってきており、今後も社内教育や体制の構築などを行っていく予定であります。2016年1月には業界団体となる「一般社団法人シェアリングエコノミー協会」の立ち上げに参画し、業界として独自規制の制定を検討するなど、業界全体の健全性向上に努めております。また、2021年7月に設立された「クリエイターエコノミー協会」に参画し、新しい産業である「クリエイターエコノミー」の普及・促進とその活性化に向けて、クリエイティブ活動の普及・促進、クリエイターの保護及びクリエイターの活躍を促進するための政策提言を行っていきます。しかし、今後新たな法令の制定や、既存法令の強化などが行われ、当社グループが運営する事業が規制の対象となるなど制約を受ける場合には、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 著作権、商標権、知的財産権等について 当社グループは、著作権、商標権、知的財産権等の法令等の下、事業活動を行っており、現段階において事業及び業績に重大な影響を及ぼす訴訟を提起されている事実はありません。また、出品者に対しても当社グループはガイドラインを掲載し、サービスを掲載する際は権利に関する確認を行う対応を求めております。 しかしながら、そうした対応にも関わらず、権利侵害が発生し、訴訟等の紛争に至った場合、社会的信用の失墜、対応にかかる多額の経費発生等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 個人情報保護について 当社グループが運営する「ココナラスキルマーケット」では、メールアドレスをはじめとする利用者本人を識別することができる個人情報を保有しており、「個人情報の保護に関する法律」の適用を受けております。これらの個人情報については、個人情報保護方針に基づき適切に管理するとともに、社内規程として個人情報保護規程を定めており、社内教育の徹底と管理体制の構築を行っております。 しかしながら、何らかの理由でこれらの個人情報が外部に流出し不正に悪用されるといった事態が発生した場合には、当社グループの業績及び企業としての社会的信用力に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 弁護士法及び同法の関連法規について 当社グループが運営する「ココナラ法律相談」では、弁護士へのマーケティング支援サービスを提供しており、弁護士法、同法の関連法規、及び各単位弁護士会の規則・ガイドラインなどの規制の対象となっております。例えば、弁護士法第72条において報酬を得る目的での弁護士に対する訴訟事件等の周旋は禁止されておりますが、「ココナラ法律相談」の運営においては、弁護士法及び同法の関連法規等を遵守するために、適宜顧問弁護士に相談し、問題がないことを確認して事業運営を行っております。 しかしながら、同法の内容又は解釈が変更された場合には、「ココナラ法律相談」の事業が制約を受ける可能性があり、その場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤ 偽装請負について 当社グループが運営するエージェント事業では、準委任契約に基づく受任者として、当該契約先の企業及びパートナーから業務を受託し、その業務をフリーランスに再委託しております。業務の特性上、形式上は準委任契約の形態を取っているものの、実態は労働者派遣に該当する偽装請負とみなされるリスクがあります。法令法規等を遵守するために、適宜顧問弁護士に相談し、社内マニュアルを策定して運用しております。 しかしながら、運用の不備等により、法令等違反行為が発生した場合には、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (5)経営成績及び財政状態について ① 繰越欠損金について 当社グループは、事業拡大のための積極的な人材投資、広告宣伝等を行ってきたことから、第14期連結会計年度末時点において税務上の繰越欠損金が存在しております。今後の税制改正の内容や繰越欠損金の繰越期間の満了により欠損金が消滅し、納税負担額を軽減できない可能性があり、法人税、住民税及び事業税の金額が増加することとなり、当期純損益及びキャッシュ・フローに影響を与える可能性があります。 (6)その他 ① 新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社グループは、取締役、監査等委員及び従業員等に対して、業績向上に対する意欲を高めることを目的としたストック・オプション(新株予約権)を発行しております。また、今後もストック・オプション制度などの株式報酬型のインセンティブを活用することが考えられることから、現在付与している新株予約権に加え、今後株式が付与された場合、又は、今後付与される新株予約権について、権利が行使された場合には、当社株式が新たに発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。なお、本書提出日の前月末現在、新株予約権による潜在株式数は、2,482,200株であり、発行済株式総数24,047,300株の10.3%に相当しております。
経営成績の分析 (MD&A)3,944字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ① 財政状態の状況 (資産) 当連結会計年度末における資産合計は前連結会計年度末より1,929,536千円減少し、6,325,234千円となりました。 これは主に、株式会社クレストスキルパートナーズ(旧株式会社ココナラスキルパートナーズ)及び同社の子会社であるCSP1号投資事業有限責任組合が当社グループの連結の範囲から除外されたこと等により、投資有価証券が1,063,721千円、現金及び預金が969,322千円減少したこと等によるものであります。 (負債) 当連結会計年度末における負債合計は前連結会計年度末より560,712千円減少し、3,907,972千円となりました。 これは主に、長期借入金が209,988千円、預り金が178,985千円、買掛金が105,057千円減少したこと等によるものであります。 (純資産) 当連結会計年度末における純資産合計は前連結会計年度末より1,368,823千円減少し、2,417,262千円となりました。 これは主に、株式会社クレストスキルパートナーズ(旧株式会社ココナラスキルパートナーズ)及び同社の子会社であるCSP1号投資事業有限責任組合が当社グループの連結の範囲から除外されたこと等により、非支配株主持分が1,336,001千円減少したことによるものであります。 ② 経営成績の状況 当社グループにおきましては、「一人ひとりが『自分のストーリー』を生きていく世の中をつくる」をビジョンに掲げ、EC型のサービスマーケットプレイスである「ココナラスキルマーケット」の他、エージェント型サービスである「ココナラテック」や「ココナラアシスト」等を展開しております。当社グループはオフラインで日常的に行われているあらゆる取引をオンラインでより便利に置き換えていくことで、唯一無二のサービスプラットフォームとなることを目指しております。 当社グループがターゲットとする個人・企業間サービスにおいては、潜在市場規模は約37兆円と非常に大きい一方、オンラインで取引される比率は1%程度と推定されています(情報通信総合研究所による推定値)。オンラインでのサービス取引は、人生100年時代の到来や働き方改革でライフスタイルが従来とは大きく変化する中、社会的にも重要性の高い市場と考えております。 当連結会計年度は、2024年8月期に立ち上げた「ココナラアシスト」が単月黒字を達成する等、既存事業が順調に成長した他、「ココナラスカウト」や「ココナラコンテンツマーケット」といった新規事業の立ち上げを行い、ココナラ経済圏の拡大を進めました。 この結果、当連結会計年度の流通総額は17,228,331千円(前期比8.8%増)、売上高は9,410,783千円(前期比42.8%増)、営業利益は256,121千円(前期比16.0%減)、経常利益は227,276千円(前期比0.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は306,904千円(前期比25.9%増)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等) 1.報告セグメントの概要(報告セグメントの変更)」に記載のとおりであります。 (a)マーケットプレイス 「マーケットプレイス」においては、「ココナラスキルマーケット」での「定期購入機能」のリリースや、生成AIを活用した「ココナラ募集」のユーザビリティ改善など、より多くのマッチング機会の創出に取り組んでおります。これにより、購入ユニークユーザー数・1人当たり購入額ともに増加しました。また、「ココナラ法律相談」について、ユーザーと弁護士のマッチング精度・量ともに順調であることから有料登録弁護士数が拡大しており、これを背景として弁護士からの広告収入である固定の利用料も増加しております。加えて、2025年4月より、記事・画像・イラストが集客不要で販売できる新サービス「ココナラコンテンツマーケット」を開始した他、2025年7月には出品者のためのオールインワン支援サービス「セラーサポート」を開始しております。 この結果、売上高は5,720,718千円(前期比13.2%増)、セグメント利益は555,411千円(前期比6.1%減)となりました。 (b)エージェント 「エージェント」においては、2024年6月に子会社化した株式会社ココナラテックのPMI推進の結果、営業効率が大きく改善した他、2024年8月期に立ち上げた「ココナラアシスト」がクライアント数・稼働者数ともに増加し、順調に成長しました。 この結果、売上高は3,690,065千円(前期比140.4%増)、セグメント損失は278,923千円(前期は241,482千円のセグメント損失)となりました。 ③ キャッシュ・フローの状況 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、2,936,000千円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 営業活動によるキャッシュ・フローは、255,082千円の収入(前期は618,444千円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益225,867千円、預り金の減少178,985千円、株式報酬費用164,916千円等によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 投資活動によるキャッシュ・フローは、481,589千円の支出(前期は1,336,546千円の支出)となりました。これは主に、差入保証金の差入による支出268,647千円及び連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による支出254,795千円等によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 財務活動によるキャッシュ・フローは、742,816千円の支出(前期は1,629,693千円の収入)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出518,109千円及び長期借入金の返済による支出215,786千円等によるものであります。 ④ 生産、受注及び販売の実績 a.生産実績 生産に該当する事項が無いため、生産実績に関する記載はしておりません。 b.受注実績 受注生産を行っていないため、受注実績に関する記載はしておりません。 c.販売実績 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。 セグメントの名称   当連結会計年度 (自 2024年9月1日 至 2025年8月31日) 売上高(千円)   前年比(%) マーケットプレイス   5,720,718   13.2 エージェント   3,690,065   140.4 合計   9,410,783   42.8 (注)1.主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、その割合が10%未満のため、記載を省略しております。 2.当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。変更の内容は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 ① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ② 経営成績の分析 当社グループは、安定的な売上高成長を継続的に実現すること及び収益性を意識した経営を行ってまいります。 当連結会計年度の流通総額及び売上高はそれぞれ17,228,331千円(前期比8.8%増)、9,410,783千円(前期比42.8%増)と順調に推移しております。これは主に、株式会社ココナラテックのグループインと新規事業の順調な立ち上がりによるものであります。 ③ 経営成績に重要な影響を与える要因について 経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」をご参照ください。 ④ 資本の財源及び資金の流動性についての分析 (資金需要) 当社グループにおける資金需要のうち主なものは、人件費、広告宣伝費、システム関連費にかかる運転資金及びM&A等の投資資金になります。 (財務政策) 当社グループは現在、運転資金については自己資金により充当しておりますが、M&A等の投資資金需要が生じた場合は、必要に応じて金融機関からの借入金等により資金調達することとしております。 2025年8月31日現在、1年内に返済予定のものを含む長期借入金の残高は1,144,189千円であります。

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開示資料

出典

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  • 決算説明資料2026年8月期第3四半期決算説明資料2026-07-10

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