概要
ココナラは、個人の知識・スキル・経験を売買するオンラインマーケットプレイス「ココナラスキルマーケット」を中核とする企業である。2025年8月期の売上高は約94億円、従業員266名。東京証券取引所グロース市場に上場し、個人間サービス取引のパイオニアとして成長を続けている。
マーケットプレイスとエージェントの二軸構成
ココナラの事業は、個人間でスキルを売買するマーケットプレイスセグメントと、企業向けに人材をマッチングするエージェントセグメントに分かれる。マーケットプレイスでは「ココナラスキルマーケット」が主力で、120万人超のスキル登録者と約100万件の出品サービスを有する。19のメインカテゴリと740超の小カテゴリで構成され、取引手数料が収益源である。エージェントでは「ココナラテック」「ココナラアシスト」などを展開し、継続役務型の需要に対応する。2025年8月期、マーケットプレイス売上57.2億円、エージェント売上36.9億円。
出品者と購入者から得る手数料収入
マーケットプレイスセグメントの主な収益は、取引成立時に出品者から20%、購入者から5%の手数料である。また、「ココナラ法律相談」では弁護士からの月額固定料金が収入源となる。「ココナラ募集」「ココナラスカウト」は成果報酬型で、企業は納品や稼働に応じて報酬と手数料を支払う。エージェントセグメントは業務委託形式で、ココナラが契約主体となりクライアントから受け取る報酬が売上となる。
拡大する流通総額とユーザー基盤
2025年8月期の流通総額は172.3億円(前期比8.8%増)で、購入ユニークユーザー数と一人当たり購入額がともに増加した。スキル登録者数は120万人を超え、出品サービス数は約100万件に達する。同社は「困ったらココナラ」を目指し、19のメインカテゴリと740超の小カテゴリでサービスを提供。個人の副業需要や企業の業務委託需要を取り込み、利用者層を拡大している。
連結子会社とグループの変遷
2025年8月期現在、連結子会社は株式会社みずほココナラ(2024年1月設立)と株式会社ココナラテック(2024年6月子会社化)の2社である。過去にはココナラスキルパートナーズやCSP1号投資事業組合も連結対象だったが、2025年2月に全株式を譲渡し除外された。また、ポートエンジニアリング株式会社を2023年7月に子会社化したが、2024年2月に吸収合併で消滅した。
業界の中での役割は個人と企業をつなぐスキルマッチングプラットフォーマーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2025/8期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| マーケット プレイス | 57億円 | 60.6% | — | — |
| エージェント | 37億円 | 39.4% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01個人向けスキルマーケットプレイス主力
約100万件の出品サービスから、個人が知識・スキル・経験を売買できるマーケットプレイス「ココナラスキルマーケット」を運営。テキスト・電話・ビデオチャットでオンライン完結。出品者から20%、購入者から5%の手数料を得るビジネスモデル。
- ココナラスキルマーケット
- 個人が知識・スキル・経験を出品してサービスを売買できるオンラインマーケット。
- ココナラ法律相談
- 弁護士とユーザーをマッチングするサイト。
- ココナラ募集
- 購入者起点で仕事を依頼できるサービス。企業が月額利用料なしで成果報酬型で利用可能。
- ココナラスカウト
- 企業が登録プロ人材に直接アプローチできる新規マッチングサービス。
- ココナラコンテンツマーケット
- 記事・画像・イラストなどのデジタルコンテンツを売買できるプラットフォーム。
02企業向け人材マッチング準主力
継続役務型のサービスに対応するため、ITフリーランス、ハイクラス人材、コンサルタント、ビジネス代行人材をマッチングするエージェント事業を展開。ココナラが契約主体となり業務委託形式で提供。
- ココナラテック
- ITフリーランス人材をマッチングするサービス。
- ココナラプロ
- ハイクラス人材を実名でマッチングするサービス。
- ココナラコンサル
- ハイクラスのコンサルタント(経営、事業開発、マーケティング領域等)をマッチングするサービス。
- ココナラアシスト
- 時間課金でビジネス代行(事務、秘書、経理、人事等)をしてくれる人材をマッチングするサービス。
製品と技術
ココナラスキルマーケットの仕組み
「ココナラスキルマーケット」は、出品者が自分のスキルをサービスとして出品し、購入者が検索・購入するEC型マーケットプレイスである。19のメインカテゴリ、740超の小カテゴリに分類され、約100万件の出品がある。出品者はテキスト、電話、ビデオチャットのいずれかでサービスを提供。購入後は専用トークルームでやり取りし、納品完了後に代金が出品者に支払われる。取引手数料は出品者20%、購入者5%である。
法律相談と人材募集のサービス群
「ココナラ法律相談」は、ユーザーが登録弁護士に相談できるサイトで、弁護士は月額固定料金で掲載される。問い合わせ数が伸び、収益源として定着した。「ココナラ募集」は購入者起点で仕事依頼を投稿し、出品者が応募する仕組み。単発役務から継続役務まで対応する。「ココナラスカウト」は企業が120万人の登録者から直接人材にアプローチできる新サービスで、2025年4月に開始された。
エージェント型サービスと技術基盤
エージェントセグメントには、ITフリーランス向け「ココナラテック」、ハイクラス人材向け「ココナラプロ」、経営コンサルタント向け「ココナラコンサル」、ビジネス代行「ココナラアシスト」がある。ココナラが契約主体となり、業務委託形式で人材を提供する。特に「ココナラアシスト」は2024年8月期に立ち上げられ、2025年8月期には単月黒字を達成。ココナラテックの子会社化により、技術基盤と営業効率の向上を図っている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
スキルマーケット成長、黒字化も課題
同社は個人間でスキル・知識を売買するマッチングプラットフォームを運営。競合にはVRain SolutionやL is Bなど類似サービスが存在。売上高は47億円→66億円→94億円と成長中だが、営業利益率は4.55%→3.19%と低下しており、収益性改善が急務。業界はまだ黎明期にあり、利用者数拡大と単価向上、AI活用によるマッチング精度向上がカギ。広告宣伝費やシステム投資が利益を圧迫している。
強み
- 個人向けスキルシェア市場で知名度が高く、利用者基盤を着実に拡大中
- 販売手数料に加え、サブスク課金や広告などのビジネスモデルを展開
- ユーザー同士のレビュー・評価システムが信頼構築に寄与し、リピート率高める
- AIマッチングや決済システムを自社開発し、プラットフォームの利便性を向上
課題
- 営業利益率が3~5%と低く、売上拡大にもかかわらず黒字化が進んでいない
- 類似サービス(VRain等)との差別化が難しく、価格や品質で優位性を打ち出す必要
- 取引の質・量は利用者に依存し、離脱や質低下が事業に直結するリスク
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がココナラ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 4379Photosynth | 68億円 | 22.6倍 |
| 2 | 3698CRI・ミドルウェア | 67億円 | 17.0倍 |
| 3 | 4491コンピューターマネージメント | 67億円 | 13.0倍 |
| 4 | 4414フレクト | 67億円 | 8.5倍 |
| 5 | 4397チームスピリット | 67億円 | 16.2倍 |
| 6 | 4176ココナラ | 66億円 | 21.1倍 |
| 7 | 5033ヌーラボ | 65億円 | 36.4倍 |
| 8 | 3695GMOプロダクトプラットフォーム | 65億円 | 13.0倍 |
| 9 | 4436ミンカブ・ジ・インフォノイド | 64億円 | 8.5倍 |
| 10 | 554Aバトンズ | 64億円 | 166.9倍 |
| 11 | 3848データ・アプリケーション | 63億円 | 34.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 23件
個人事業から法人化、スキルマーケットの誕生
2011年7月、創業者が東京都豊島区で個人事業「ウェルセルフ」として活動を開始。2012年1月に株式会社ウェルセルフを設立し、同年7月にはスキルのマーケットプレイス「ココナラ」(現ココナラスキルマーケット)をリリースした。当初は取引単価500円、オンライン限定でスタートし、個人の知識・スキルを売買する新しい市場を開拓した。
商号変更とサービス多角化
2014年6月、商号を株式会社ココナラに変更。2016年8月に「ココナラ法律相談」をリリースし、弁護士とのマッチングサービスを開始。2017年3月には「ココナラハンドメイド」を立ち上げた(2019年8月終了)。同年11月にはシェアリングエコノミー認証を取得し、サービスの信頼性向上を図った。本社も渋谷区から品川区へ移転している。
上場と新サービスへの挑戦
2020年7月に「ココナラミーツ」をリリースしたが、2021年12月に終了。2021年3月、東京証券取引所マザーズに上場。2022年4月には市場区分見直しによりグロース市場へ移行した。同年1月にはココナラスキルパートナーズを設立し、投資事業にも進出したが、後に譲渡している。この期間、売上高は18億円から38億円へ成長した。
エージェント事業への本格参入
2023年1月に「ココナラエージェント(現ココナラテック)」をリリースし、企業向け人材マッチングを開始。同年7月にはポートエンジニアリングを子会社化(後に吸収合併)。2023年10月には「ココナラプロ」「ココナラコンサル」「ココナラアシスト」を一挙に投入。2024年1月にはみずほ銀行との合弁会社「みずほココナラ」を設立し、法人顧客向けサービスを拡充した。
新サービス相次ぐ投入と収益化の進展
2024年4月に「ココナラ募集」をフルリニューアルし、継続役務へ対応。同年6月にココナラテックを子会社化。2025年4月には「ココナラスカウト」と「ココナラコンテンツマーケット」をリリース。2025年7月には出品者向け月額支援サービス「セラーサポート」を開始。2025年8月期の売上高は94億円に達し、営業利益3億円、当期純利益3億円と黒字を達成した。
年表23件を開く
2010年代
- 2011年7月創業当社創業者の個人事業として、東京都豊島区にオフィスを設置し、ウェルセルフとしての活動を開始
- 2012年1月創業東京都品川区に株式会社ウェルセルフを設立
- 2012年6月本社を東京都渋谷区に移転
- 2012年7月個人の知識・スキル・経験に基づくサービスを売買するスキルのマーケットプレイス「ココナラ(現・ココナラスキルマーケット)」リリース
- 2014年6月商号変更株式会社ウェルセルフから株式会社ココナラに商号変更
- 2016年8月「ココナラ法律相談」リリース
- 2017年1月本社を東京都品川区に移転
- 2017年3月「ココナラハンドメイド」リリース(2019年8月 サービス終了)
- 2017年11月シェアリングエコノミー認証サービス(*)に認定
2020年代
- 2020年7月「ココナラミーツ」リリース(2021年12月 サービス終了)
- 2020年8月本社を東京都渋谷区に移転
- 2021年3月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場
- 2021年8月M&A「ココナラビジネス」リリース(2024年4月「ココナラスキルマーケット」にサービス統合)
- 2022年1月株式会社ココナラスキルパートナーズを連結子会社として設立(2025年2月 全株式を譲渡し、連結の範囲から除外)
- 2022年2月CSP1号投資事業有限責任組合を連結子会社として設立(2025年2月 全株式を譲渡し、連結の範囲から除外)
- 2022年4月東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズ市場からグロース市場に移行
- 2023年1月「ココナラエージェント(現・ココナラテック)」リリース
- 2023年7月M&Aポートエンジニアリング株式会社の株式を取得し連結子会社化(2024年2月 当社を存続会社とする吸収合併により消滅)
- 2023年10月「ココナラプロフェッショナル(現・ココナラプロ)」、「ココナラハイコンサル(現・ココナラコンサル)」、「ココナラアシスト」リリース
- 2024年1月株式会社みずほココナラを連結子会社として設立
- 2024年4月「みずほココナラスキルマーケット」、「ココナラ募集」リリース
- 2024年6月M&Aアン・コンサルティング株式会社(現・株式会社ココナラテック)の株式を取得し連結子会社化
- 2025年4月「ココナラスカウト」、「ココナラコンテンツマーケット」リリース
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2025/8期の経営方針より
会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
流通総額拡大による成長
テイクレートを維持しつつ有料購入ユーザー数と一人当たり購入額を拡大して流通総額を増やし、中長期的には営業利益率の上昇も目指す。
- 02
プロダクト・サービスの拡充
マーケットプレイス事業では「ココナラスカウト」「ココナラコンテンツマーケット」など新サービスを展開。エージェント事業では「ココナラテック」等のデータベース・AI活用で競争優位性を高める。
- 03
安心・安全な取引環境の強化
利用規約や監視体制の見直し、出品者の本人確認、専任スタッフによる健全性維持などにより、ユーザーが信頼して利用できるプラットフォームを目指す。
- 04
認知度向上とユーザー獲得
オンライン広告やTVCM(費用対効果を考慮)を活用し、オーガニック流入も含めた新規ユーザー獲得と既存ユーザーのリテンション強化を推進する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 5期分
グループ全体で266人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は660万円で、4期前と比べて−0.2%。平均年齢は34.7歳、平均勤続年数は2.8年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年8月 | 661 | 35.6 | 2.1 | 136 | — |
| 2022年8月 | 621 | 34.6 | 1.9 | 179 | — |
| 2023年8月 | 634 | 34.5 | 2.4 | 206 | — |
| 2024年8月 | 618 | 34.2 | 2.6 | 265 | 113 |
| 2025年8月 | 660 | 34.7 | 2.8 | 266 | 113 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社2社(国内 2 / 海外 0、うち連結子会社 2) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社みずほココナラ東京都渋谷区 · 連結子会社議決権51.0%
- 国内株式会社ココナラテック(注)2、3、5東京都渋谷区 · 連結子会社議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2025年8月期の売上高は94億円、営業利益は3億円。前期と比べると増収増益で、売上が+42.4%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2026年8月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 110億円 | 94億円 |
| 営業利益 | 5億円 | 3億円 |
| 純利益 | 4億円 | 3億円 |
| 1株あたり配当 | ¥0 | ¥0 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2026年3Qで、売上は26億円、営業利益は2億円。前年の2024年3Qと比べると、売上は+85.7%、営業利益は+100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2022年4Q | 38 | — | — | −1 |
| 2023年4Q | 47 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 14 | 1 | 7.1 | 1 |
| 2024年2Q | 14 | 1 | 7.1 | 0 |
| 2024年3Q | 14 | 1 | 7.1 | 1 |
| 2024年4Q | 24 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年2Q | 47 | 2 | 4.3 | 2 |
| 2025年4Q | 47 | 1 | 2.1 | 1 |
| 2026年2Q | 50 | 2 | 4.0 | 2 |
| 2026年3Q | 26 | 2 | 7.7 | 1 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 9期分
2017年8月期からの9期で、売上は4億円から94億円へ23.5倍に増えた。直近期の営業利益率は3.2%。売上は8期、純利益は3期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年8月 | 4 | — | −8 | — | −8 |
| 2018年8月 | 8 | — | 0 | — | 0 |
| 2019年8月 | 11 | — | −11 | — | −11 |
| 2020年8月 | 18 | — | −1 | — | −1 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場 | |||||
| 2021年8月 | 27 | — | 1 | — | 0 |
| 株式会社ココナラスキルパートナーズを連結子会社として設立(2025年2月 全株式を譲渡し、連結の範囲から除外) | |||||
| 2022年8月 | 38 | — | −5 | — | −5 |
| ポートエンジニアリング株式会社の株式を取得し連結子会社化(2024年2月 当社を存続会社とする吸収合併により消滅) | |||||
| 2023年8月 | 47 | — | −2 | — | −1 |
| アン・コンサルティング株式会社(現・株式会社ココナラテック)の株式を取得し連結子会社化 | |||||
| 2024年8月 | 66 | 3 | 2 | 4.5 | 2 |
| 2025年8月 | 94 | 3 | 2 | 3.2 | 3 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2025年8月期
売上高94億円のうち、営業利益として残るのは3億円で3.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は3億円、売上の3.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金35.1%33億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金62.8%59億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益3.2%3億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 7期分
2025年8月期は営業CFが3億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは−2億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は29億円で、売上の3.7ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年8月 | −10 | 0 | 13 | −10 | 7 |
| 2020年8月 | 3 | −2 | 5 | 1 | 13 |
| 2021年8月 | 8 | −1 | 14 | 7 | 33 |
| 2022年8月 | −4 | −5 | 6 | −9 | 31 |
| 2023年8月 | 1 | −9 | 8 | −8 | 30 |
| 2024年8月 | 6 | −13 | 16 | −7 | 39 |
| 2025年8月 | 3 | −5 | −7 | −2 | 29 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 9期分
2025年8月期の総資産は63億円。このうち返さなくてよい自己資本が24億円で、自己資本比率は31.8%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年8月 | 4 | 1 | 3 | 21.4 |
| 2018年8月 | 6 | 1 | 5 | 19.9 |
| 2019年8月 | 11 | 3 | 8 | 24.0 |
| 2020年8月 | 19 | 2 | 17 | 8.8 |
| 2021年8月 | 41 | 23 | 18 | 57.4 |
| 2022年8月 | 43 | 24 | 19 | 45.9 |
| 2023年8月 | 52 | 31 | 21 | 37.2 |
| 2024年8月 | 83 | 38 | 45 | 26.7 |
| 2025年8月 | 63 | 24 | 39 | 31.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中35位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中543位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥275で、1年前と比べて-44.7%。過去52週の値幅のなかでは12%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 21.1倍 |
| PER (会社予想) | 17.3倍 |
| PBR | 2.28倍 |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月20日に283円と前日比5.99%上昇し、1ヶ月で7.2%上昇。25日移動平均線266.16円を上回り、75日線260円も突破。52週高値559円からは49.4%下の水準、安値238円からは18.9%回復。7月中旬から200円台後半で推移していたが、8月17日に276円をつけ、8月20日には出来高38.1万株と直近10日平均の約3倍の急増を伴い上昇。RSIは64.62と上昇余地を示すが、一目均衡表では雲の上抜けが確認されていない。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 70/100)。
PERは20.2倍と業界平均30.0倍を下回り、予想PER16.6倍とさらに割安。PBRは2.19倍で業界平均3.44倍を下回る。ROEは14.6%と良好で、収益性は高い。無配だが成長段階にあり、バリュエーションは割安と言える。ただし過去赤字からの回復途上で、業績変動リスクあり。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 21.1倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 17.3倍 | — |
| PBR | 2.28倍 | 2.96倍 |
| ROE | 14.6% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
C2Cプラットフォームとしての成長が期待されるが、売上成長に比べて利益率が低く、黒字化の持続性が焦点。強気派は市場の拡大と収益性改善を予想する。弱気派は競合の台頭やマーケティングコストの高さを懸念する。
- 市場の成長性
個人間取引の市場は拡大しており、需要の多様化が売上を押し上げる。
- 黒字化の達成
2024年8月期に営業利益を計上し、収益構造の改善が進んでいる。
- 売上成長の加速
2025年8月期の売上は94億円と前期比42%増と急速に拡大している。
- 売上高が47→94億円と約2倍に急拡大通年影響中
売上高は2023/8期47億円→2024/8期66億円→2025/8期94億円と2年間で約2倍。
- 予想PER16.7倍と来期の増益期待通年影響弱
実績PER20.41倍に対し予想16.7倍は改善見込み。
- ROE14.6%と高い資本効率継続影響中
自己資本利益率14.6%と2桁を維持し、成長投資の効率性を示す。
- 1年で40%下落し売られ過ぎ不定影響弱
株価は1年で-40.2%と大幅調整。業績は増収でリバウンド余地。
- 低い利益率
売上は伸びているが営業利益率は3%前後で、収益性が課題。
- 競合の台頭
同様のサービスが増加しており、差別化が困難になる可能性がある。
- マーケティング依存
ユーザー獲得に多額の広告費が必要で、費用対効果が悪化する懸念がある。
- 営業利益が3億円で頭打ち通年影響中
売上高が94億円まで伸びても営業利益は3億円のまま。
- 営業利益率が4.55%→3.19%へ悪化通年影響中
営業利益率は1.36pt低下し、売上高の伸びが利益に結びついていない。
- 無配当でインカム需要に乗れない継続影響弱
配当利回り0%。株主還元がなく、投資家層が限定される。
- 時価総額64億円と小粒で流動性低い継続影響弱
時価総額64億円と小型。売買代金が細く、売り注文で下落しやすい。
- 取引総額
- プラットフォームの成長性と需要の実勢を測る指標。
- 購入者数
- 需要の拡大とリピーターの増加を確認するため。
- 営業利益率
- 収益性の改善度合いを監視する重要な指標。
株主
有価証券報告書より
2025年8月期末の株主数は延べ11,571人。区分でいちばん多いのは個人・その他で50.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が18.7%を占め、残る81.3%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年8月% | 2022年8月% | 2023年8月% | 2024年8月% | 2025年8月% |
|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 35.1 | 46.4 | 59.2 | 69.5 | 50.6 |
| 外国法人 | 41.1 | 36.6 | 20.0 | 10.6 | 22.1 |
| 事業法人 | 8.0 | 2.0 | 2.5 | 4.4 | 11.2 |
| 証券会社 | 2.9 | 3.5 | 10.6 | 8.9 | 7.6 |
| 金融機関 | 12.9 | 11.4 | 7.5 | 6.5 | 7.5 |
| 自己株式 | — | — | — | 0.2 | 6.1 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.1 | 0.2 | 0.2 | 1.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | note株式会社 | 9.11 |
| 02 | BBH(LUX) FOR FIDELITY FUNDS PACIFIC FUND - PACIFIC POOL (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 4.80 |
| 03 | 新明 智 | 4.38 |
| 04 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 4.37 |
| 05 | BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG(FE-AC)(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) | 3.37 |
| 06 | 楽天証券株式会社 | 3.03 |
| 07 | 日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社) | 2.07 |
| 08 | 鈴木 歩 | 1.78 |
| 09 | UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 1.74 |
| 10 | JPモルガン証券株式会社 | 1.71 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-06-22フィデリティ投信株式会社新規の大量保有報告3.86%
- 2026-06-22フィデリティ投信株式会社変更報告6.68%-2.50pt
- 2026-06-22フィデリティ投信株式会社変更報告5.48%-1.20pt
- 2026-06-22フィデリティ投信株式会社変更報告7.84%+2.36pt
- 2026-06-22フィデリティ投信株式会社新規の大量保有報告11.21%
- 2026-06-22フィデリティ投信株式会社新規の大量保有報告3.46%-0.40pt
- 2026-06-22フィデリティ投信株式会社変更報告10.21%-1.00pt
- 2026-06-22フィデリティ投信株式会社変更報告9.18%-1.03pt
- 2026-06-22エフアイエル インベストメント マネジメント ホンコン リミテッド(FIL Investment Management (Hong Kong) Limited)新規の大量保有報告6.68%-2.50pt
- 2026-06-22エフアイエル インベストメント マネジメント ホンコン リミテッド(FIL Investment Management (Hong Kong) Limited)新規の大量保有報告5.48%-1.20pt
- 2026-06-22エフアイエル インベストメント マネジメント ホンコン リミテッド(FIL Investment Management (Hong Kong) Limited)新規の大量保有報告7.84%+2.36pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 9期分
1株利益は9期で+100%、1株純資産は7期で+587%。直近期のROEは14.6%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年8月 | −28,708 | — | — | — |
| 2018年8月 | 1,542 | — | 37.4 | — |
| 2019年8月 | −57 | 13 | — | — |
| 2020年8月 | −5 | 8 | — | — |
| 2021年8月 | 2 | 104 | 1.8 | 932.6 |
| 2022年8月 | −21 | 84 | — | — |
| 2023年8月 | −3 | 82 | — | — |
| 2024年8月 | 10 | 92 | 11.8 | 33.0 |
| 2025年8月 | 13 | 89 | 14.6 | 37.2 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
5名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は5名。2025/8期の役員報酬は総額78百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約2倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 鈴木歩 | 代表取締役社長CEO | 44 | 428,500 |
| 小池政秀 | 社外取締役 | 51 | 78,500 |
| 矢冨健太朗 | 社外取締役(監査等委員) | 49 | 6,000 |
| 肥後結花 | 社外取締役(監査等委員) | 47 | — |
| 今村健一 | 社外取締役(監査等委員) | 50 | 2,500 |
役員報酬の内訳2025/8期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 58 | 6 | 63 | 16 |
| 社外取締役 | 4 | 12 | — | 12 | 3 |
| 社外取締役 | 2 | 3 | — | 3 | 2 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2025/8期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容5,664字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題4,584字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク9,387字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)3,944字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 半期報告書半期報告書-第15期(2025/09/01-2026/08/31)2026-04-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第14期(2024/09/01-2025/08/31)2025-11-20
- 半期報告書半期報告書-第14期(2024/09/01-2025/08/31)2025-04-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2023/09/01-2024/08/31)2024-11-28
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第3四半期(2024/03/01-2024/05/31)2024-07-12
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第2四半期(2023/12/01-2024/02/29)2024-04-15
- 四半期報告書四半期報告書-第13期第1四半期(2023/09/01-2023/11/30)2024-01-15
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2022/09/01-2023/08/31)2023-11-30
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第3四半期(2023/03/01-2023/05/31)2023-07-14
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第2四半期(2022/12/01-2023/02/28)2023-04-14
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第1四半期(2022/09/01-2022/11/30)2023-01-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(令和3年9月1日-令和4年8月31日)2022-11-30
リンク先はEDINET (金融庁) の書類閲覧ページです。
- 決算説明資料2026年8月期第3四半期決算説明資料2026-07-10
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