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日経平均64,325.64-1,890NYダウ52,980.73+214ドル円158.84-1NASDAQ26,208.82+109S&P 5007,666.58+35SOX 指数11,332.81+449/2終値

スカラ

Scala, Inc.4845 · Standard · 情報・通信業

DXサービスを軸に、人材、EC、官民共創まで幅広く手がける事業会社。自治体向けふるさと納税システムに強み。

概要

スカラ(旧データベース・コミュニケーションズ)は1991年に創業した情報・通信業の企業である。東京都渋谷区に本社を置き、従業員数は408名(2025年6月期)。DX事業、人材事業、EC事業、インキュベーション事業の4セグメントで構成され、東証プライム市場に上場する。2016年に現商号へ変更し、持株会社体制のもとで複数の子会社を通じて事業を展開している。

4つの報告セグメントで構成される事業ポートフォリオ

スカラは2025年6月期の有価証券報告書において、DX事業、人材事業、EC事業、インキュベーション事業の4つを報告セグメントとして開示している。DX事業はサイト内検索エンジン「i-search」やFAQシステム「i-ask」などのSaaS/ASPサービス、カスタマーサポートコンサルティングを主力とする。人材事業は体育会学生向け「アスプラ」や女子学生向け「女子キャリ」などの新卒採用支援、中途採用支援を行う。EC事業はトレーディングカードの買取・販売サイト「カードショップ-遊々亭-」を運営する。インキュベーション事業は官民共創プラットフォーム「逆プロポ」やM&Aアドバイザリーを手がける。

持株会社体制とグループ再編の歴史

2004年9月に持株会社体制へ移行し、株式会社フュージョンパートナーに商号変更。同時に新設会社のデータベース・コミュニケーションズ(現スカラサービス)へ事業を承継した。その後、2016年12月に現商号の株式会社スカラへ変更。グループ内では度重なる合併・買収が行われ、2024年6月にはスカラコミュニケーションズとスカラパートナーズが合併するなど、子会社の統合を進めている。主要な子会社として株式会社スカラコミュニケーションズ、株式会社エッグ、株式会社スカラサービス、株式会社スカラプレイス、株式会社アスリートプランニングなどがある。

売上高は約82億円、事業構造改革により黒字転換

2025年6月期の連結売上収益は82億円(前期比0.2%減)であった。営業利益は7.5億円(前期は14.5億円の損失)、当期利益は9.8億円(前期は28.8億円の損失)と黒字に転換した。これはDX事業の大型案件計上やコスト削減によるものである。Non-GAAPベースの営業利益は5.6億円。2017年6月期に107億円まで拡大した売上高は、その後M&Aと事業整理を繰り返し、2025年6月期は82億円となった。自己資本比率やROICなどの指標を経営目標として掲げている。

国内拠点に加え、ミャンマーとシンガポールに子会社

本社は東京都渋谷区に所在する。子会社の株式会社スカラコミュニケーションズが2018年12月にミャンマー・マンダレー支店を設立し、ニアショア・オフショア開発拠点として活用している。また2022年12月にはシンガポールにSCALA ASIA SGP PTE. LTD.を設立し、アジア地域での事業展開を図っている。国内では他に大阪や愛媛などにも拠点を持つ。

人員規模は408名、グループ全体で約1,000名

2025年6月期末の単独従業員数は408名である。連結ベースでは複数の子会社を含むため、グループ全体の従業員数はさらに多い。人材事業では体育会学生や女子学生に特化した採用支援を手がけ、自社の採用にも活用している。DX事業ではエンジニアの社内リソース調整と外部派遣の両方を担う人財事業を内製しており、グループ内の技術者確保に努めている。

業界の中での役割はB2B向けDXソリューションと官民共創プラットフォームを提供するITサービス企業にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
85億円
営業利益
5億円
営業利益率
5.9%
純利益
4億円
2026/6 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2025/3期)より

事業別の売上と利益

2025/6
事業売上構成比利益利益率
DX事業46億円56.1%
EC事業23億円28.0%
人材事業10億円12.2%
インキュベーション事業3億円3.7%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01DX事業主力

大手企業、地方自治体、政府・官公庁に対し、DX推進のための新規サービス企画、システム開発、SaaS/ASP提供、カスタマーサポートコンサルティングをワンストップで提供。

主要顧客大手企業、地方自治体、政府・官公庁

主な製品・サービス6
『i-search』
サイト内検索エンジン。検索結果に画像を表示し、ユーザーを目的のページへ誘導。
『i-ask』
FAQ作成・管理システム。よくある質問と回答を簡単に管理できる。
『i-livechat』
Webサイト上で顧客と1対1のチャットができるシステム。
『i-assist』
Webチャットボット。会話形式で商品・サービス情報やFAQを提供。
『SaaS型IVR』
自動音声応答サービス。電話での注文や問い合わせを自動受付。
ふるさと納税システム国内シェア上位
各種ポータルサイトの寄付情報を一括管理するシステム。860自治体以上の導入実績あり。

02人材事業準主力

体育会学生や女子学生に特化した新卒採用支援、人材紹介、キャリア教育、中途採用支援を提供。

主な製品・サービス2
『アスプラ』
体育会学生向けの会員制就活情報サイト。
『女子キャリ』
女子学生向けの会員制就活情報サイト。

03EC事業副次

対戦型ゲームのトレーディングカードの買取・販売と攻略情報を提供するリユースECサイト「カードショップ-遊々亭-」を運営。

主な製品・サービス1
『カードショップ-遊々亭-』
トレーディングカードの売買・販売・攻略情報提供を行うウェブサイト。

04インキュベーション事業副次

M&A、他社とのアライアンス、官民共創サービス、新規事業開発、事業投資、バリューアップ等を実施。

主な製品・サービス1
『逆プロポ』
企業と自治体が社会課題を軸にマッチングし、官民共創の取り組みを進めるプラットフォーム。

製品と技術

Webサイトのユーザー体験を向上させる「i-」シリーズ

DX事業の核をなす製品群が「i-」で始まるSaaSサービスである。サイト内検索エンジン「i-search」は、企業Webサイトの情報を正確に表示し、検索結果に画像を表示する。FAQシステム「i-ask」はよくある質問と回答の作成・管理を容易にする。WEBチャットシステム「i-livechat」はリアルタイムの1対1チャットを提供。WEBチャットボット「i-assist」は会話感覚で情報を提供する。これらのサービスは企業のカスタマーサポート業務の効率化に貢献する。

自治体業務を支えるふるさと納税システムとヘルスケアサービス

子会社の株式会社エッグが提供するふるさと納税システムは、各種ポータルサイトの寄付情報を一括管理でき、累計導入実績は860自治体を超える。10年以上の長期運用実績を持ち、ワンストップ特例制度の代行業務も行う。ヘルスケア分野では、自治体向けフレイル早期発見システム「ASTERⅡ」や法人向け健康サポートプログラム「fitbiz」、牛の総合診療サポートツール「U-メディカルサポート」など、社会課題解決型のサービスを展開している。

対戦型トレーディングカードのECサイト「カードショップ-遊々亭-」

EC事業の中核は、株式会社スカラプレイスが運営する「カードショップ-遊々亭-」である。対戦型ゲームのトレーディングカードの買取と販売、および攻略情報サイトの機能を備えたリユースECサイトとして運営されている。この事業は2017年に株式会社plubeを子会社化したことでグループに加わり、スカラのEC分野を担っている。

音声自動応答とデジタルギフトで企業のコミュニケーションを支援

SaaS型IVR(自動音声応答サービス)は、電話による注文や問い合わせを自動音声で受け付ける。デジタルギフトサービス「i-gift」は、キャンペーンの景品や謝礼を電子メールやSMSで送信できる。また、リンク切れを自動検出する「i-linkcheck」、商品サイト管理システム「i-catalog」、認証サービス「i-dentify」など、Webサイト運営に必要な機能をワンストップで提供している。

官民共創プラットフォーム「逆プロポ」とM&Aアドバイザリー

インキュベーション事業では、官民共創サービス「逆プロポ」を提供する。これは企業と自治体が社会課題を軸にマッチングするプラットフォームである。また、共創型M&Aアドバイザリーとして、グループ自身がM&A・投資で蓄積した経験を活かしたアドバイザリーサービスを提供する。2025年6月期には新たに株式会社GeaREmakeを設立し、再就職支援事業なども展開している。

体育会学生・女子学生に特化した人材サービス

人材事業では、体育会学生のための会員制就活情報サイト「アスプラ」と、女子学生のための「女子キャリ」を運営する。20代向け転職サポート「ギアスタート」や、ハイクラス専門転職サービス「ギアリメイク」も提供する。また、小中高生向け学習塾「学楽塾プレインズ」や、インターンシップ事業も手がける。2024年設立の子会社GeaREmakeは再就職支援を行う。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

情報・通信業のなかでの位置

会社が挙げる強い分野

  • 国内シェア上位ふるさと納税システム累計導入実績860自治体超、10年以上の運用実績DX事業

有価証券報告書(2025/3期)で会社自身が述べている位置付けです。第三者による調査ではありません。

コンテンツ配信で独自領域、収益変動大きく課題

情報・通信業に属し、コンテンツ配信やデジタルサービスを手掛ける。同業他社にはVRAIN SolutionやCocoliveなどが存在し、競争が激しい。売上高は2023/6期の118億円から2024/6期に82億円へ減少し、2025/6期も同水準で推移。営業利益率は2024/6期にマイナス17.07%と赤字に陥ったが、2025/6期には9.76%と改善した。業界内での明確な地位は限定的で、特定のニッチ分野での強みを持つ可能性があるが、収益の安定性に欠ける。ライバルと比較して規模は中程度であり、成長戦略の明確化が求められる。

強み

  • 営業利益率が赤字から9.76%に回復、改善トレンドを示す
  • 売上高82億円を2期連続維持、底堅い需要がある
  • コンテンツ配信で差別化、競合と異なる価値提供
  • 不採算事業を整理し、収益性重視の姿勢

課題

  • 売上高が前年比30%減と大きく変動、安定性欠く
  • 過去に赤字計上、持続的な黒字化が課題
  • 同業他社が多く、シェア拡大には差別化必須

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

情報・通信業の時価総額近傍。太字がスカラ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで4番目にあたる。

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。

会社の歴史

沿革 52件

田村健三と島津英樹が創業した1991年

1991年12月、田村健三が島津英樹を共同経営者としてデータベース・コミュニケーションズ株式会社(現スカラ)を創業した。当初はデータベース関連の事業が中心であった。1999年1月には米国Computer Corporation of America社およびSirius社と国内販売代理店契約を締結し、データベース製品「Model204」のサポートを開始した。

ナスダック・ジャパン上場と特許・CRM分野への参入

2001年5月、大阪証券取引所ナスダック・ジャパン(現東京証券取引所JASDAQスタンダード)市場へ上場した。2003年4月にはインターサイエンス株式会社の特許管理システム事業(製品名PatentManager)を買収し、特許管理分野へ参入。同年10月にはCRM分野への参入を目的として株式会社ディーベックス(現スカラコミュニケーションズ)を子会社化した。2004年4月にはIVR(音声自動応答)分野へ進出するため、ボダメディア株式会社を子会社化した。

持株会社制への移行と2010年代のM&A拡大

2004年9月、持株会社体制へ移行し商号を株式会社フュージョンパートナーに変更。2013年8月には梛野憲克が代表取締役社長に就任した。2014年5月には東京証券取引所市場第二部、同年12月には第一部に指定された。2016年7月にソフトブレーン株式会社を子会社化し、同年12月に商号を株式会社スカラへ変更。2017年8月には株式会社plube(現スカラプレイス)を子会社化し、EC事業の基盤を獲得した。

オーガニック成長と不採算事業の切り離し(2020年代)

2020年4月にグリットグループホールディングス株式会社を子会社化するなど積極的なM&Aを継続したが、2021年3月にはソフトブレーン株式を譲渡。2022年4月に東京証券取引所プライム市場へ移行した。2023年6月から2025年6月にかけて複数の子会社(コネクトエージェンシー、ジェイ・フェニックス・リサーチ、readytowork、スポーツストーリーズ、Retool、日本ペット少額短期保険など)の株式を譲渡し、事業ポートフォリオの整理を進めた。

新田英明がCEOに就任し、中期経営計画を策定

2024年4月、新田英明が代表執行役社長に就任した。同年6月には子会社のスカラコミュニケーションズとスカラパートナーズを合併。2025年9月には「中期経営計画2026-2028」を策定し、社会課題解決型の事業への注力と財務体質の強化を掲げた。Non-GAAP指標を重視し、売上収益・営業利益・ROIC・WACCを経営目標として設定している。

清算や譲渡でグループを縮小、DX事業に集中

2025年6月期には子会社のレオコネクト(2018年に子会社化)の清算が完了し、ソーシャルスタジオ(2020年設立)も2024年3月に清算。日本ペット少額短期保険の全株式を2025年6月に譲渡した。これにより金融事業は報告セグメントから除外され、グループはDX事業を中核とする体制へと収斂している。2025年6月期のDX事業セグメント利益は好調で、大型案件や共同開発が貢献した。

年表52件を開く

1990年代

  • 1991年12月創業田村健三が島津英樹を共同経営者としてデータベース・コミュニケーションズ㈱(現 ㈱スカラ)を創業
  • 1999年1月米国Computer Corporation of America社及びSirius社と国内販売代理店契約を締結し、Model204のサポートを開始

2000年代

  • 2001年5月上場㈱大阪証券取引所ナスダック・ジャパン(現東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))市場へ上場
  • 2003年4月M&A特許管理システム分野への参入を目的として、インターサイエンス㈱の特許管理システム事業(製品名:PatentManager)を買収
  • 2003年10月M&ACRM分野への参入を目的として、㈱ディーベックス(現 ㈱スカラコミュニケーションズ)を子会社化
  • 2004年4月M&AIVR(音声自動応答)分野への参入を目的として、ボダメディア㈱(現 ㈱スカラコミュニケーションズ)を子会社化
  • 2004年9月商号変更持株会社体制への移行により、㈱フュージョンパートナーに商号変更すると同時に、データベース・コミュニケーションズ㈱(現 ㈱スカラサービス)を新設会社として設立し、事業を承継
  • 2006年6月M&A子会社であるボダメディア㈱と㈱ディーベックスの両社を合併し、デジアナコミュニケーションズ㈱(現 ㈱スカラコミュニケーションズ)へ商号変更

2010年代

  • 2010年11月M&A㈱ニューズウォッチ(現 ㈱スカラコミュニケーションズ)を子会社化
  • 2012年4月M&A子会社であるデジアナコミュニケーションズ㈱と㈱ニューズウォッチの両社を合併(現 ㈱スカラコミュニケーションズ)
  • 2013年8月梛野憲克が代表取締役社長に就任
  • 2014年5月東京証券取引所市場第二部へ市場変更
  • 2014年12月東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
  • 2015年11月M&Aトライアックス㈱(現 ㈱スカラコミュニケーションズ)を子会社化
  • 2016年1月商号変更子会社であるデータベース・コミュニケーションズ㈱を、㈱パレル(現 ㈱スカラサービス)へ商号変更
  • 2016年7月M&Aソフトブレーン㈱を子会社化
  • 2016年10月㈱スカラサービスを設立
  • 2016年12月商号変更㈱スカラへ商号変更
  • 2016年12月M&A子会社であるデジアナコミュニケーションズ㈱とトライアックス㈱の両社を合併し、㈱スカラコミュニケーションズへ商号変更
  • 2017年4月㈱スカラサービスが事業を開始
  • 2017年8月M&A㈱plubeを子会社化(現 ㈱スカラプレイス)
  • 2017年10月M&A子会社である㈱スカラサービスと㈱パレルの両社を合併(現 ㈱スカラサービス)
  • 2018年3月M&A㈱レオコネクトを子会社化(2025年3月に清算結了)
  • 2018年10月M&A㈱コネクトエージェンシーを子会社化
  • 2018年11月㈱スカラネクストを設立(現 ㈱スカラコミュニケーションズ)
  • 2018年12月㈱スカラネクスト(現 ㈱スカラコミュニケーションズ)マンダレー支店(ミャンマー)を設立
  • 2019年7月㈱スカラパートナーズを設立(現 ㈱スカラコミュニケーションズ)
  • 2019年10月M&Aジェイ・フェニックス・リサーチ㈱を子会社化
  • 2019年11月創業合同会社SCLキャピタルを設立

2020年代

  • 2020年4月M&Aグリットグループホールディングス㈱を子会社化
  • 2020年7月創業SCALA ACE Co.,Ltd.を設立
  • 2020年9月㈱ソーシャルスタジオを設立(2024年3月に清算結了)
  • 2021年3月ソフトブレーン㈱の株式譲渡により連結対象から除外
  • 2021年6月㈱スカラトゥルーバを設立(2023年6月に清算結了)
  • 2021年8月M&A㈱readytoworkを子会社化
  • 2021年11月㈱ソーシャル・エックスを設立
  • 2022年2月M&A㈱エッグを子会社化
  • 2022年3月M&A子会社である㈱スポーツストーリーズが㈱ブロンコス20を子会社化
  • 2022年4月東京証券取引所プライム市場へ市場移行
  • 2022年4月M&A日本ペット少額短期保険㈱を子会社化
  • 2022年12月創業SCALA ASIA SGP PTE .LTD.を設立
  • 2023年4月M&A子会社である㈱スカラコミュニケーションズと㈱スカラネクストの両社を合併
  • 2023年6月㈱コネクトエージェンシーの株式譲渡により連結対象から除外
  • 2023年8月ジェイ・フェニックス・リサーチ㈱の株式譲渡により連結対象から除外
  • 2024年1月㈱GeaREmakeを設立
  • 2024年3月㈱フォーハンズの株式譲渡により連結対象から除外
  • 2024年4月㈱readytoworkの株式譲渡により連結対象から除外
  • 2024年4月新田英明が代表執行役社長に就任
  • 2024年6月M&A子会社である㈱スカラコミュニケーションズと㈱スカラパートナーズの両社を合併
  • 2024年6月㈱スポーツストーリーズと㈱ブロンコス20の株式譲渡により連結対象から除外
  • 2024年12月㈱Retoolの株式譲渡により連結対象から除外
  • 2025年6月日本ペット少額短期保険㈱の株式譲渡により連結対象から除外

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/6期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    社会課題を起点とした5つの重要テーマ

    サステナビリティの観点からリスクと機会を分析し、新たな価値創出、成長機会の提供、ベストマッチ・リスキリング促進、デジタルデバイド解消、AI技術向上と倫理的利用の両立を重要テーマとして特定し、事業活動に反映する。

  2. 02

    人材採用・育成と組織力強化

    優秀な人材の採用・育成に注力し、年齢等属性を問わずポテンシャルの高い人材や専門エキスパートの採用を強化。グループ内の適材適所への配置により生産性・機動性を高め、組織力を強化する。

  3. 03

    M&A・事業提携による成長

    持続的成長の柱となる新規事業ドメインへの参入、顧客基盤獲得・既存サービスシェア拡大、新たなノウハウ・技術の獲得、有能な人材の補強等を目的としたM&Aや事業提携を実施する。

  4. 04

    積極投資と財務体質強化

    継続的成長のための投資を進める一方、各事業の事業性評価とPDCAサイクル実施、金融機関との関係強化により、必要な資金の確保と財務体質の強化を図る。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で408人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は679万円で、9期前と比べて+1.9%平均年齢は40.1歳、平均勤続年数は7.2年。

単体の従業員がグループ全体の1割に満たないため、平均年収は持株会社の本社勤務者の数値です。グループ全体の水準とは異なります。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年6月158
2017年6月393
2018年6月463
2019年6月66632.84.7519
2020年6月71734.85.0738
2021年6月88736.45.1478
2022年6月85338.25.2588
2023年6月85338.65.7648
2024年6月77638.86.6529−265
2025年6月67940.17.2408196

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

多様性の開示2025年6月期・提出会社(単体)
女性管理職比率28.6%
縦線は目安の30%
女性の賃金(男性=100)55.6%
100なら男女で差がない状態

拠点とグループ

設備と関係会社

関係会社7(国内 7 / 海外 0、うち連結子会社 7) を有報から抽出しています。

主要な設備 (帳簿価額 上位2)
本社 — 東京都渋谷区651百万円
調整額
品川データ センター — 東京都品川区161百万円
DX事業
主な関係会社
  • 国内
    ㈱スカラコミュニケーションズ(注1、2)
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱エッグ(注2)
    鳥取県米子市 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱スカラサービス
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱アスリートプランニング(注2、3)
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱GeaREmake
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権70.0%
  • 国内
    ㈱スカラプレイス(注2)
    東京都千代田区 · 連結子会社
    議決権100.0%
  • 国内
    ㈱ソーシャル・エックス
    東京都渋谷区 · 連結子会社
    議決権75.0%

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2026年6月期の売上高は85億円営業利益5億円前期と比べると増収減益で、売上が+3.7%、利益が-37.5%。

売上高
+3.7%
85億円
営業利益
-37.5%
5億円
純利益
-60.0%
4億円
営業利益率
5.9%
前期比 -3.9%pt

会社が出している今期の予想2027年6月期

項目会社予想前期実績
売上高101億円85億円
営業利益9億円5億円
純利益5億円4億円
1株あたり配当¥18¥18

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年4Qで、売上は45億円、営業利益は4億円。前年の2025年4Qと比べると、売上は+32.4%、営業利益は−20.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q3500.00
2023年3Q3425.91
2023年4Q19−4
2024年1Q28−1−3.6−1
2024年2Q29−1−3.4−1
2024年3Q27−7−25.9−14
2025年2Q4836.34
2025年4Q34514.76
2026年2Q4012.50
2026年4Q4548.94

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 15期分

2012年6月期からの15期で、売上は17億円から85億円へ5.0倍に増えた。直近期の営業利益率は5.9%。

決算期売上高億円営業利益億円税引前利益億円営業利益率%純利益億円
子会社であるデジアナコミュニケーションズ㈱と㈱ニューズウォッチの両社を合併(現 ㈱スカラコミュニケーションズ)
2012年6月1732
2013年6月1732
2014年6月1942
トライアックス㈱(現 ㈱スカラコミュニケーションズ)を子会社化
2015年6月2264
ソフトブレーン㈱を子会社化
2016年6月27128
㈱plubeを子会社化(現 ㈱スカラプレイス)
2017年6月1073730
㈱レオコネクトを子会社化(2025年3月に清算結了)
2018年6月128157
合同会社SCLキャピタルを設立
2019年6月171219
SCALA ACE Co.,Ltd.を設立
2020年6月7623
㈱readytoworkを子会社化
2021年6月87431
SCALA ASIA SGP PTE .LTD.を設立
2022年6月96−2−5
子会社である㈱スカラコミュニケーションズと㈱スカラネクストの両社を合併
2023年6月1184−2
子会社である㈱スカラコミュニケーションズと㈱スカラパートナーズの両社を合併
2024年6月82−14−15−17.1−29
2025年6月82879.810
2026年6月85555.94

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2026年6月期

売上高85億円のうち、営業利益として残るのは5億円5.9%。営業外の損益と税金を反映した純利益は4億円、売上の4.7%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 費用事業を回すためにかかったお金94.1%80億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.9%5億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。

営業利益率業種比2.5pt
5.9%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比1.9pt
4.7%
税金まで払って最後に残る割合

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 14期分

2025年6月期は営業CFが6億円、投資CFが8億円で、差し引きのフリーCFは14億円この組み合わせは資産整理型にあたる。本業の稼ぎに加えて資産売却でも現金を作り、負債返済や還元に充てている。事業の入れ替え局面期末の手元現金は46億円で、売上の6.7ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2012年6月40−149
2013年6月30−2310
2014年6月40−1412
2015年6月6−52114
2016年6月4−840−451
2017年6月8−8−1050
2018年6月14−6−8850
2019年6月19−941064
2020年6月11−1417−378
2021年6月744−325198
2022年6月20−19−3196
2023年6月6−2−23477
2024年6月32−13568
2025年6月68−361446

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年6月期の総資産は102億円。このうち返さなくてよい自己資本が48億円で、自己資本比率は47.0%(業種中央値63.4%より薄い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年6月1815381.5
2013年6月1816288.8
2014年6月2017387.9
2015年6月35201556.5
2016年6月96395740.6
2017年6月149608940.1
2018年6月162649839.7
2019年6月1877011737.5
2020年6月2497417529.7
2021年6月20310210150.0
2022年6月2088712141.7
2023年6月1837810542.8
2024年6月127438134.2
2025年6月102485447.0

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年6月期の内訳
現金及び預金
46億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
26億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
54億円
いつか返す必要があるお金

業界内での比較

情報・通信業 605社との比較

同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り605社中35位あたり、逆に低いのは売上成長率605社中430位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
/中央値 13.1%
P25 7.0%P75 20.1%
営業利益率売上のうち本業の利益として残る割合
5.9%/中央値 8.4%
P25 3.9%P75 16.1%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
/中央値 63.4%
P25 45.3%P75 74.7%
売上成長率前期からの売上の伸び
3.7%/中央値 9.1%
P25 1.9%P75 20.2%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
5.1%/中央値 2.5%
P25 1.5%P75 3.5%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥352で、1年前と比べて-11.5%過去52週の値幅のなかでは28%の位置にある。

¥352-1.7%1ヶ月+7.3%1年-11.5%時価総額63億円
過去52週の値幅
安値¥322高値¥429

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)16.8倍
PER (会社予想)11.3倍
PBR1.27倍
配当利回り5.11%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

直近1ヶ月はほぼ横ばいで、8月7日終値330円は25日移動平均線334.36円を約1.3%下回る弱含み。52週高値442円から約25%下落する一方、安値322円は守っており、下値不安は限定的。出来高は6月末に15万株超の日があったが、8月に入り2万株未満と低迷し、様子見姿勢が強い。RSIは43.14と中立圏で、方向感に欠ける展開。75日線とほぼ同水準で、200日線351.83円が上値抵抗として意識される。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 85/100)

PERは8.8倍と業界平均の30.09倍を大幅に下回り、極めて割安です。PBRは1.23倍で業界平均の3.53倍を大きく下回ります。ROEは21.5%と非常に高く、収益性が優れています。配当利回りは5%と業界平均の3.38%を上回り、配当性向は64.9%と健全範囲です。直近の業績は赤字から黒字に転換し、回復基調にあります。一方で、前期は赤字であり、業績の安定性には注意が必要ですが、現時点のバリュエーションは総合的に割安です。

指標この会社業種平均
PER (実績)16.8倍47.9倍
PER (予想)11.3倍
PBR1.27倍2.96倍
ROE21.5%12.9%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

前年度は赤字だったが、2025/6期に黒字転換し、営業利益率も9.8%に回復している。強気派はコスト構造の改善と収益力の回復を評価し、広告需要の持ち直しや新規サービスの成長を期待する。弱気派は売上高が82億円と前年のピークから減少しており、市場環境の悪化や競争激化による収益不安定さを警戒する。業績の持続的な改善が見られるかがポイント。

プラスに働く材料7
  • 黒字転換の達成

    2025/6期に純利益10億円と黒字化を果たした。

  • 営業利益率の改善

    マイナス17.1%からプラス9.8%へ大幅に改善。

  • 割安な株価

    PER8.8倍と低く、業績回復が続けば上昇余地。

  • 営業損益がマイナス14億円からプラス8億円へ黒字転換通年影響

    営業利益は前年比22億円改善し8億円、純利益も10億円と黒字化

  • ROE21.5%達成、PBR1.23倍で資本効率良好通年影響

    ROE21.5%・PBR1.23倍、一株利益の改善で評価見直し余地

  • 配当利回り5%と高水準、株主還元が下支え継続影響

    配当利回り5.0%、時価総額59億円と小型ながら高い利回り

  • PER8.8倍と一ケタ台、黒字化で評価修正余地不定影響

    PER8.8倍、純利益10億円に対する割安な水準

マイナスに働く材料7
  • 売上高の減少

    過去のピーク96億円から82億円と縮小傾向。

  • 広告市場の不確実性

    市場変動が激しく、業績が安定しない。

  • 依存度の高い事業

    特定のクライアントや広告媒体への依存リスク。

  • 売上高は82億円と前期横ばい、増収が見込めない通年影響

    2025年6月期売上高82億円、2024年6月期から実質ゼロ成長

  • 過去2期に純損益赤字、黒字定着には不確実性継続影響

    2023年6月期赤字2億円、2024年6月期赤字29億円、変動が大きい

  • 時価総額59億円、小型で流動性が低い継続影響

    時価総額59億円、外国人保有0.9%と売買参加者が限定的

  • 株価は1年で20%下落、下げトレンド継続継続影響

    株価330円、1年リターン-20.43%と下降トレンド

次の決算で確かめる点
売上高の推移
業績の規模と成長性を確認する。
営業利益率
収益性の改善が続くか。
広告単価
市場環境の変動を敏感に反映する。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり18で、前期から56.0%いまの株価に対する利回りは5.11%。

年間配当
¥18
1株あたり
配当利回り
5.11%
いまの株価に対して
配当性向
64.9%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
0年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2017年6月18331.3
2018年6月2011.188.8
2019年6月2420.0102.6
2020年6月2816.7169.8
2021年6月3214.310.3
2022年6月3612.5
2023年6月372.8
2024年6月381.4
2025年6月17−56.064.9

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥18

株主

有価証券報告書より

2025年6月期末の株主数は延べ16,274人。区分でいちばん多いのは個人・その他74.6%。グループ会社や銀行などの安定株主が22.3%を占め、残る77.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年6月%2021年6月%2022年6月%2023年6月%2024年6月%2025年6月%
個人・その他59.166.269.866.676.374.6
金融機関14.618.716.916.813.814.3
事業法人8.68.99.08.88.38.1
自己株式1.32.32.32.3
証券会社5.33.81.93.40.82.1
外国法人12.42.32.44.30.60.6
外国人個人0.10.10.10.10.10.3

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)(注)12.13
02㈱クエスト3.38
03㈱IC2.82
04梛野 憲克1.94
05スカラ従業員持株会1.75
06㈱日本カストディ銀行(信託口)(注)1.22
07島津 英樹1.13
08清見 征一1.02
09辰巳 佳央0.97
10鈴木 祥二0.88

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 15期分

1株利益は15期で+67%、1株純資産は14期で+162%。直近期のROEは21.5%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年6月1310612.211.561.1
2013年6月1411412.519.360.7
2014年6月1612413.523.877.1
2015年6月2614319.527.957.6
2016年6月5723228.18.930.1
2017年6月17835560.44.7331.3
2018年6月4238111.426.288.8
2019年6月5641314.116.2102.6
2020年6月184234.536.9169.8
2021年6月17557834.94.310.3
2022年6月−30497−5.5
2023年6月−13452−2.6
2024年6月−167250−47.4
2025年6月5727721.57.164.9
2026年6月21

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

9名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は9名。2025/6期の役員報酬は総額141百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約3倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
清見征一取締役56181,900
新田英明取締役51116,200
相田武夫取締役7147,400
鈴木卓人取締役4316,500
渡辺昇一取締役6442,100
宇賀神哲取締役513,300
川西拓人取締役509,600
風口悦子取締役50
中村祐介執行役421,000

役員報酬の内訳2025/6

役員の区分人数固定報酬百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)4828221
執行役2393920
社外取締役620203

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/6期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,471字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、DX事業、人材事業、EC事業及びインキュベーション事業を行っております。 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次の通りであります。 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。 セグメント名称   主な事業の内容   主な会社 報告セグメント   DX事業   大手企業、地方自治体、政府、官公庁のDXの推進に向けた新規サービスの企画、システム開発及びSaaS/ASPサービスの提案、導入支援やコールセンター運営における諸課題をワンストップで解決するカスタマーサポートコンサルティングを提供しております。   ㈱スカラコミュニケーションズ ㈱エッグ ㈱スカラサービス 人材事業   体育会学生や女子学生に特化した新卒採用支援や人材紹介等の人材事業、学生向けキャリア教育事業、中途採用支援を行っております。   ㈱アスリートプランニング ㈱GeaREmake EC事業   対戦型ゲームのトレーディングカードの買取と販売及び攻略情報サイトの機能を備えたリユースECサイト「カードショップ-遊々亭-」を運営しております。   ㈱スカラプレイス インキュベーション事業   M&Aや他企業とのアライアンス推進の他、政府、地方自治体、民間企業が連携した官民共創の新たなサービスの構築・推進、新規事業開発、事業投資や組合等を通じての投資、及び当該投資に関連するバリューアップ、エンゲージメントを行っております。   ㈱スカラ ㈱ソーシャル・エックス 当連結会計年度において、日本ペット少額短期保険㈱を非継続事業へ組み替えたことにより、金融事業は報告セグメントから除いております。 当社グループでは、以下のサービスを中心に、主として企業と人のコミュニケーションを支援するサービスを提供しております。 セグメント   名 称   特 徴 DX事業   サイト内検索エンジン 『i-search』   企業がWebサイトで伝えたい情報を、お客様のために正確にわかりやすく表示するサイト内検索エンジンサービスです。検索結果に画像を表示することで見やすくなり、探しているページへ的確に誘導することができます。 FAQ(※)システム 『i-ask』   企業に寄せられる「よくあるご質問と回答」を簡単に作成・管理することができるサービスです。サイトを訪れたお客様が自分で答えを見つけることができます。 WEBチャットシステム 『i-livechat』   企業のWebサイトを訪れたお客様とオンラインで1対1のチャットが行えるサービスです。 WEBチャットボットシステム 『i-assist』   会話感覚で楽しみながら、お客様の求めている商品・サービスについてのWebページ情報やFAQを提供することができるサービスです。 自動音声応答サービス 『SaaS型IVR』   電話による商品注文やお問い合わせ等、お客様からの様々なリクエストを自動音声応答システムで受付を行うサービスです。 (※)FAQ:Frequently Asked Questions の略称で、「頻繁に尋ねられる質問」の意味 セグメント   名 称   特 徴 DX事業   デジタルギフトサービス 『i-gift』   キャンペーンの景品や謝礼で使える送料不要のデジタルギフト(商品に交換可能なID付き電子メッセージ)を、企業から個人に電子メール又はSMSで送信するサービスです。 関連リンク表示サービス 『i-linkplus』   Webサイト内の各コンテンツの中に、関連する記事ページ等へのリンクを自動表示するサービスです。自然言語処理技術を用いて、関連記事を高精度に抽出し、高速で表示することができます。 リンクチェックサービス 『i-linkcheck』   Webサイト内のリンク切れを自動で検出するサービスです。リンク切れの検出・修正が可能で、サイトのメンテナンスを容易に行うことができます。 商品サイト管理システム 『i-catalog』   Webサイト内の商品ページの作成・公開・更新を一元管理することができるサービスです。HTML等の知識がなくても簡単に商品紹介ページを作成・管理することができます。 キャンペーンサイト 構築サービス   PC・スマートフォン等、メディアを問わず素早くキャンペーンシステムを構築するサービスです。Webサイトから自動音声受付事務局まで一括してお任せいただくことができます。 法人向けニュース配信 『ニュース配信サービス』   法人向けのニュース配信や法人サイト向けのニュース掲示等、自然言語処理技術と検索技術を活用したニュース配信サービスです。ビジネス情報の収集・共有を効率的に行うことができます。 認証サービス 『i-dentify』   クラウドIVR技術を応用した着信電話認証サービスです。ID、PW認証に加え、i-dentifyの二要素認証でセキュリティを強化し、なりすましや不正ログインを防止することができます。 アライアンス   アライアンス企業と連携し、社会課題の解決に向けたソリューションを展開しています。アジャイル開発により、お客様のニーズに合ったシステムを提供しています。 [主な事例] 不動産売買電子契約プラットフォーム『トラストDX』、新型コロナワクチン予約システム、DX推進基盤『エールラボえひめ』 牛の総合診療サポートツール『U-メディカルサポート』   遠隔診療や電子カルテ、牛の行動データ連携等の機能を搭載し、獣医師・農家の業務効率化、生産性向上を実現する総合システムです。 乳牛ゲノム検査結果データ活用システム『eGプラス』   牛群改良の効率化に役立つゲノム検査を手軽に受けられ、検査結果を活用できるシステムです。スマートフォンで検査結果を簡単に表示、検索することができます。 自治体向け施設予約システム『PORTAL X』   「デジタル認証アプリ」によるマイナンバーカード確認にも対応し、オンラインで利用登録・予約・利用・支払いまでを完結することができる施設予約システムです。受付や決済・鍵の受け渡し等の窓口業務が不要となり、業務の負担を軽減することができます。 ヘルスケアサービス『fitbiz』   企業・組織が従業員の健康づくりをサポートするための、法人向け健康サポートプログラムです。従業員自らが生活習慣の見直しに取り組めるような学習プログラムを提供します。 自治体の給付金事業支援 『定額減税・給付金申請管理システム』   自治体の給付金関連事務において、住民の申請受付から振込までのプロセスをシステム上で進捗管理し、効率的な給付事業をサポートするクラウドサービスです。 内製支援サービス   エンジニア単体の支援ではなく、当社グループのサービス開発/運用/保守のナレッジを活かし、会社としてのご支援を提供します。 ふるさと納税システム   各種ポータルサイトの寄付情報を一括管理できるシステムを提供しています。自治体のふるさと納税業務全体をサポートします。多くの自治体にお選びいただき、北海道から沖縄まで、累計導入実績は860自治体を超え、10年以上の長期運用実績があります。 ふるさと納税ワンストップ代行業務   「ワンストップ特例制度」に関わる業務を代行し、自治体の業務を大幅に削減します。寄附者様が安心してふるさと納税をご利用いただけるよう、安心・安全な業務運営を行っています。 セグメント   名 称   特 徴 郵便物発送ソリューション   ふるさと納税業務等の郵便物の作成から発行までを代行するソリューションです。煩雑で手間がかかるふるさと納税の寄付金受領書の発行業務がワンクリックで完了できるようになり、担当者様の業務負担を大きく軽減することができます。 フレイル早期発見システム 『ASTERⅡ』   保健事業と介護予防事業の一体的実施でも活用できるフレイル早期発見システムです。簡単にフレイル判定を実施でき、高齢者自身に気づきを与えるとともに、その評価データを分析、把握し、介護予防事業のDX化を進めることができます。 マイナンバーカードの公的個人認証サービスとしてxIDアプリを活用し、自治体公式LINEからフレイル対策(フレイル度チェック、予防プログラム提示等)に取り組めるオンラインサービスも可能です。 フレイル予防アプリ   フレイル専用アプリにより、24時間いつでもフレイルチェックができるだけでなく、判定結果に連動して、予防教室への申し込みができたり、予防教室の体験ができます。 予防教室は委託する民間企業によって実績入力がなされ、その実績に伴い請求・支払いができるPFS型のサービスです。 オーダーメイド運動処方プログラム 『ロコタス®』online   年齢や身体機能の測定結果をもとに、必要な運動を処方するソフトです。専門家によって作成される運動処方を簡単に表示することができます。自分の体力測定結果に合わせた運動処方が提示されるため、運動習慣化につながります。 カスタマーサポートコンサルティング   コールセンター運営及び各種BPO等、カスタマーサポートに関わるコンサルティングサービスをワンストップで提供しています。 人材事業   体育会学生採用メディア 『アスプラ』   体育会学生のための会員制就活情報サイトです。 女子学生特化採用メディア 『女子キャリ』   女子学生のための会員制就活情報サイトです。 学習塾運営事業 『学楽塾プレインズ』   小中高生を対象とした学習塾の運営 20代向け転職サポート 『ギアスタート』   キャリアのスタートから成長を目指す若手の転職を支援するサービスです。 ハイクラス専門特化転職サービス 『ギアリメイク』   大手企業からベンチャー、スタートアップへの転職に特化したサービスです。 EC事業   ECサイト運営 通信販売サイト 『カードショップ-遊々亭-』   対戦型ゲームのトレーディングカードの売買、販売、攻略情報提供を行うウェブサイトの運営をしています。 インキュベーション事業   官民共創サービス 『逆プロポ』   企業と自治体が社会課題を軸にマッチングし、両者が持つリソースを活かした官民共創型の取り組みを進めることができるプラットフォームです。 共創型M&Aアドバイザリー   これまで培った事業開発の経験、当社グループが当事者として蓄積させてきたM&A、投資の経験を活かしたアドバイザリーサービスです。
経営方針・対処すべき課題3,658字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。 (1) 経営方針・経営戦略等 当社グループは、事業構造改革による業績回復を踏まえ、「中期経営計画2026-2028」を策定しました。新たな経営方針におきましても、安定した財務基盤の維持と効率的な資本の運用による企業価値の向上と、透明性の高い情報開示及びガバナンスを徹底し、ステークホルダーからの信頼獲得を最優先とします。 「中期経営計画2026-2028」におきましては、社会課題を客観的に認識した上でサステナビリティの観点からリスクと機会の分析を行い、重要テーマとして①新たな価値の創出、②成長機会の提供、③ベストマッチの実現・リスキリング促進、④デジタルデバイドの解消、⑤AI技術向上と倫理的利用の両立、の5つを特定しました。 詳細は、2025年9月25日発表の「中期経営計画 2026-2028」をご参照ください。 「中期経営計画 2026-2028」 https://scalagrp.jp/pdf/ir/release/midtermplan_20250925.pdf (2) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社グループは、中長期的な企業価値の向上を図るという観点から、Non-GAAP指標における売上収益及び営業利益、投下資本利益率(ROIC)、及び資本コスト(WACC)を重要視しております。 (3) 経営環境 国際情勢や世界経済は不確実性を増す一方、国内においては少子高齢化や教育のあり方の見直し等、成長に向けて乗り越えなければならない複雑な課題が山積しております。現下の情勢において社会へ価値を創出し続けるためには、課題を主体的に捉え、国や企業・立場といった枠を超え、環境に適応できる人と人の共創が必要不可欠と捉えております。 そのような中、当社グループは、ITと人材事業領域のポートフォリオとソリューション、そして多様なパートナーとの共創を通じて、社会課題やクライアント企業の課題を解決し、ともに成長することを意識して事業を進めてまいります。 (4) 事業上及び財務上の対処すべき課題 ① 人材採用・育成及び組織力の強化 当社グループは、人材を最も重要な資産として捉えております。今後も事業の成長を支える優秀な人材の採用・育成に注力してまいります。特に国内のIT人材の需要が増しており、人材リソースの確保が難しくなってきている中、年齢等属性を問わず、ポテンシャルが高く、新しい取り組みに意欲溢れたスタッフを採用するとともに、専門分野を有するエキスパートの採用を強化しております。 さらに、グループ内の適材適所への配置を柔軟に行い、グループ全体の生産性・機動性を高め、社内全体の士気向上、従業員のモチベーションアップ、ひいては組織力の強化に取り組んでまいります。 ② M&Aや事業提携による成長 当社グループは、飛躍的・継続的な成長と競争優位性を確保するとともに、次の効果創出を目的としたM&Aや事業提携を実施してまいります。 (ⅰ) 持続的な成長の柱となりうる新規事業ドメインへの参入 (ⅱ) 顧客基盤の獲得、既存サービスのシェア拡大 (ⅲ) 新たなノウハウや技術の獲得、サービスラインナップの充実によるサービス力の強化 (ⅳ) 有能な人材の補強、体制の強化 ③ 積極的な投資と財務の強化 継続的成長のための投資を進める当社グループにおいて、必要な資金の確保と財務体質の強化が重要となっております。これまでの投資による事業からの利益確保と投資のバランスを常に意識しながら、当社グループ全体の財務力の向上のため、各事業ごとの事業性評価とそれに対する細かなPDCAサイクルの実施及び金融機関との関係強化等に努めてまいります。 (5) 事業別の課題 ① DX事業 (ⅰ) 技術開発リソースの確保 DXによる課題解決等、ITニーズはますます増え続け、対応に必要な技術力は高度化する一方で、国内におけるIT人材不足により、生産力確保のための人材獲得がますます困難になってきております。これに対し、自社でのIT人材の採用機能を強化しつつ、ニアショア開発及びオフショア開発拠点を増やすことにより、開発リソースの確保に努めております。また、IT技術の適用・応用先として、社会課題解決型のDX案件が増えてきており、自身の開発が社会貢献につながることで、意識の高い技術者が集まるようになってきており、優秀な人材の採用が進んでおります。 (ⅱ) 技術力の向上 IT技術の進化・発展はめざましく、あらゆる領域の技術力習得は困難な中で、特定領域の技術力への偏りは応用力や柔軟性の低下を招いてしまいます。これに対し、新たな事業領域へのIT技術の適用においては、新たな技術力習得の機会が得られることが多く、ノウハウや経験も蓄積されます。そのため、当社が持つ事業ポートフォリオをはじめ、あらゆる事業領域に対するDX案件を獲得しながら、常に技術力向上に努めております。 (ⅲ) 共創による案件の創出 IaaSやPaaSといった、クラウドにおける開発環境の進歩が進み、当社の事業領域であるSaaS業界において、新しいサービスの開発とサービスインまでのハードルは下がり、開発スピードが速くなってきています。そのため、競争が激化していくことにより、便利なサービスから過剰なサービスが低価格で提供される中、継続的な売上成長を実現するためにも、大型案件を獲得していく必要があります。一方で一時的な大型案件は大規模な開発体制が必要であり、リスクが拡大します。 これに対し当社では、クライアント企業の成長が当社の成長にもつながる共創案件の拡大を意識しております。共創案件は、共同開発の形にすることで初期の開発売上は減少するものの、ともに事業を創出し成長することを前提としてその成果を共有するため、継続的な売上成長につながります。 当社グループが社会課題解決型DXを進めると同時に、グループ全体のヒト・モノ・カネ・情報に関する事業セグメントと連携することで、競合他社では獲得しにくい大規模で良質な案件を獲得することが可能となり、今後の継続的な成長につなげることに注力しております。 ② 人材事業 人材事業においては、企業の人材採用活動でこれまで直接対面だった説明会や面接がオンラインになる等形態が変化してきている一方で、採用決定後のミスマッチを最小限にするために、企業と学生の双方において対面での開催を望んでいる声もあります。当社では、従前の採用支援や関連イベントの企画運営支援にとどまらず、女子学生に特化した採用支援『女子キャリ』事業にも注力し、近時の女性活躍推進の流れを受けた顧客企業の取り組みを採用の面から支援してまいります。また、中途採用領域への進出により、事業領域の拡大を進めてまいります。 ③ EC事業 EC事業が属するトレーディングカードゲーム(TCG)業界は引き続き活況が続いております。一般社団法人日本玩具協会の発表によれば2024年度のTCG市場規模は3,024億円(前年比+9.0%)に達しました。TCG業界の歴史は浅く、30年程度となる中、親子で遊ぶ等2世代型の遊びになっていることに加え、代表的なタイトルであるポケモンや遊戯王をはじめとしてスマホゲームの広がりに伴ってTCGへの新規流入が続いており、ユーザーの裾野が広がっております。 そのような状況下で、ユーザー向け買取・販売・攻略サイトのフロントエンド、バックエンド、そして物流拠点のフルフィルメント関連システムすべてを内製化していることによるシステムの拡張性、柔軟性を活かし、画像認識技術等のテクノロジー導入検討を行うとともに、最新のUI/UXの継続的な向上を図っております。優秀なエンジニアの獲得に一層注力し、新たなテクノロジーの導入に取り組んでまいります。また、国内TCG市場においては海外ユーザーからの需要は益々旺盛であり、足元の為替環境下も相俟ってさらに活況を呈しております。このような海外ユーザーニーズに対しても、ネットショップという利点とテクノロジーカンパニーとしての特徴を活かし、ユーザーの裾野を広げてまいります。 ④ インキュベーション事業 当社グループの持続的な成長と企業価値向上につながるM&A等の投資活動、及び新規性のある事業やサービスの開発に向けたインキュベーションに取り組んでおります。 国内のM&A実施の件数が増えてきている中で、体制が整っておらずM&Aを実施したくてもスムーズに進められていない企業もあります。そのような中、当社自身が実施するM&Aだけではなく、M&Aニーズのある企業のサポート・コンサルティング、実行支援を行うサービスを進めております。
事業等のリスク4,628字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクには、以下のようなものがあります。 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、当社グループに関するすべてのリスクを網羅しているものではありません。また、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響の内容につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。 (1) 事業環境に関するリスク ① 経済情勢に関するリスク 当社グループの連結売上収益はDX事業が約半分を占めております。当事業の主要顧客である国内大手企業は、事業環境の変化に迅速に対応するため積極的なIT投資を進め、当社グループが提供するサービスの利用も着実に増加しておりますが、主要顧客のIT投資の状況は国内の景気情勢との相関性が高く、当事業は国内の経済情勢に大きく影響されます。今後、国内の経済情勢が悪化した場合、国内大手企業のIT投資金額が減少する可能性があります。 当社グループの事業においては、今後も業界における優位性を高めてまいりますが、今後の景気動向により、当社グループが扱うサービスの受注減や、販売価格低下圧力の増大等が生じた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 技術革新への対応に関するリスク 当社グループは、外部環境の変化に迅速に適応し、ITを活用した事業を継続的に展開していく方針です。常に最新の技術動向に目を向け、新機能の開発や新たなサービスのリリースを積極的に進めておりますが、この業界は技術が進歩する速度や変化が非常に激しいことから、予想を超える革新的な技術が出現した場合や、さらに新技術への対応に多額の資金を要するにもかかわらず迅速な資金調達ができなかった場合には、対応に遅れが生じる可能性も否定できません。この場合、当社グループが提供するサービスの陳腐化、競争力の低下等が生じ、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 (2) サービス・製品開発に関するリスク DX事業においては、案件の大型化・複雑化が進むことで、標準サービス化による再利用が困難となり、月額売上のストック収益よりも一時的な売上収益が増加することがあります。システム開発においても、受注金額が大きい案件の場合等、完成までに長期間を要するものがあり、顧客からの要求仕様の変更や追加要求により開発の進行が大幅に遅れる可能性が生じる場合があります。これらの事象が発生した場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 (3) サービス運用に関するリスク ① SLA(サービスレベルアグリーメント)を充足できない場合の賠償請求に関するリスク 当社グループは、提供しているSaaS/ASPサービスについて、サーバの稼働、障害発生時の対応、及びメンテナンス実施時の連絡等に関する一定の保証水準を定め、これをSLAとして予めお客様に対して提示しております。お客様に安心してサービスをご利用頂ける万全の体制を構築し、係る保証水準の維持に努めておりますが、将来においてSLAに定める水準を達成できなかった場合、多額の賠償を請求される可能性があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。 ② 通信ネットワーク及びシステムに関するリスク 当社グループのDX事業においては、インターネット、電話、FAX等の通信インフラを最大限に活用したサービスを提供しており、こうしたサービスの迅速な開発や安定した運用及び当社グループの事業運営は、通信環境やコンピュータシステムに大きく依存しているため、コンピュータシステムのバックアップシステムの構築や、顧客数増加に伴うサーバ等の設備の増強や老朽化への対応等の対策を講じております。 しかしながら、ハードウエア・ソフトウエアの不具合や障害、事故・不正等による人為的ミス、通信回線の障害、通信事業者に起因するサービスの中断や停止、コンピュータウイルス、サイバーアタックの他、自然災害等によるシステム障害等、現段階では予測不可能な事由によりコンピュータシステムがダウンした場合には、業務の遂行及びサービスの提供が不可能となる可能性や当社グループの保有する情報の外部漏洩・不正使用等が発生する可能性が生じ、売上の低下や復旧に係る費用負担が増大する恐れ及び社会的信用が失墜する恐れがあることから、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 情報セキュリティ・個人情報保護に関するリスク 当社グループが提供するサービスにおいては、お客様が収集・保有する個人情報を含む情報資産を、予めお客様の同意を得て、その依頼に基づき当社グループが保有する場合があります。 当社グループでは、各事業の必要に応じて情報セキュリティに関する国際規格である「ISO/IEC27001」の認証を取得し、また、一般財団法人日本情報経済社会推進協会の「プライバシーマーク」付与の適格決定を受け、これを継続しており、グローバルスタンダードな第三者の視点を取り入れた情報セキュリティ対策を実施し、当社グループが保有する情報資産について、社内マネジメントシステムに基づき管理の徹底に努めております。 しかしながら、外部からの不正アクセスや当社グループにおける情報管理体制の瑕疵等により個人情報を含む情報資産の漏洩等が発生した場合、当社グループへの損害賠償請求や社会的信用の失墜等の可能性があり、これによって当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4) コンプライアンスに関するリスク ① 知的財産権の侵害に関するリスク 当社グループでは、事業の遂行にあたり、過去もしくは現時点において、第三者の知的財産権の侵害に関する通知請求や訴訟を起こされた事実はありません。 しかしながら、今後、当社グループが事業を遂行する上で必要となる知的財産権等の権利について、当該第三者より損害賠償及び使用差止等の訴えを起こされる可能性、特許等に関する対価(ロイヤリティ)の支払い等が発生する可能性並びにライセンス等を受けられずに特定の技術の使用やサービスの提供が不可能となる可能性があります。それらの場合、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ② 法的規制に関するリスク 当社グループの事業や今後提供する新しいサービスにつき、監督官庁による許認可や法的規制が加えられる可能性があります。この場合、法的費用の発生や事業活動の制約が発生する可能性があり、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③ 内部統制に関するリスク 当社グループは、業務における人為的なミスや、内部関係者等による違法行為、不正行為等の不祥事が発生することの無いよう、内部管理の基準を策定・運用する等の対策を実施しております。 また、業務の適正性を確保するため、内部統制・情報セキュリティ推進本部を設置・運営する等、必要な内部統制システムを構築し、法令遵守の徹底及びリスクマネジメントの強化を進めております。加えて、内部監査部を設置し、当社グループのリスクマネジメント体制や内部統制システムの実効性を監視しております。 しかしながら、内部統制システムが有効に機能せず、業務の有効性や効率性、財務報告の信頼性等を確保できない事態あるいは違法行為・不正行為等が生じた場合には、係る信頼を回復するための運営費用の増加や、各部門の業務工数が増大する可能性を含め、当社グループの業績・財政状態及び社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 ④ 訴訟等に関するリスク 当社グループは、現在においてその業績に重大な影響を与え得る訴訟・紛争には関与しておりませんが、様々な要因により今後直接又は間接的に、何らかの訴訟・紛争に関与することとなる可能性は否定できません。当社グループが訴訟・紛争に関与した場合、その経過・結果如何によっては、当社グループの業績・財政状態及び社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。 (5) 投資リスク(M&A) 当社グループは、既存事業の拡充、関連技術の獲得及び新規顧客の獲得等の事業シナジーが期待できる企業の買収を、経営の重要課題として位置付けております。 買収を検討する際には、対象企業の財務内容や取引関係等についてデューデリジェンスを行うことによって、極力リスクを回避するように最大限努めております。しかしながら、すべての重要事実が共有ないし開示されない場合もあり、買収後の統合段階に、偶発債務の発生や未認識債務の存在が判明する可能性も否定しきれません。 また、買収後に、デューデリジェンスのタイミングでは想定不可能であった買収先企業の事業環境の急激な変化等により、計画通りに事業展開が進まない可能性があります。 このような場合には、場合によっては買収金額を超える損失が発生するリスクがあり、また、買収会社の事業活動や経営成績によっては、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6) 人材確保及び育成に関するリスク 当社グループの事業の発展のためには、優秀な人材の確保や育成が重要な課題の一つと認識しており、新卒採用に加えて中途採用を実施する等、多様な人材を確保するように努めております。また、採用後は入社後研修をはじめとする様々な研修を定期的に実施する等、教育制度の充実にも取り組んでおります。 しかしながら、こうした採用や育成ができず、事業上必要な人材が確保できない若しくは退社した場合には、当社グループの優位性や事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。 また、人員の増加に伴い固定的な人件費も増加する可能性があり、人件費の増加を上回る売上増加を達成できなかった場合には、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (7) 災害等に関するリスク 当社グループは、サービス提供に必要なサーバ等の保管業務を外部のデータセンターに委託しております。当該データセンターについては、地震・台風・津波等の自然災害や停電や火災等の災害に対して十分な耐性を有するかどうか慎重に検討した上で選定しております。 しかしながら、当該データセンターは、当社グループの想定を超える規模の災害が発生し、その結果、当該データセンターが壊滅する、あるいは保管中のサーバに保存されたデータが消失する等により、当社グループのサービスの提供が不可能となる等の事態が生じた場合は、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 当社グループにおいては、自然災害等が発生した場合に備え、事業継続計画を策定しておりますが、様々な災害の発生による影響を完全に回避できる保証はなく、係る災害による物的又は人的損害が甚大である場合は、当社グループの事業の継続自体が困難又は不可能となる可能性があります。
経営成績の分析 (MD&A)8,265字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 当社グループは、国際会計基準(IFRS)を適用しております。 また、国際会計基準(IFRS)に加えて、より実態を把握することができる指標(以下、Non-GAAP指標)を採用し、双方で連結経営成績を開示しております。 2023年6月期に連結子会社であるジェイ・フェニックス・リサーチ㈱、2024年6月期に㈱フォーハンズ、㈱readytowork、㈱スポーツストーリーズ及び㈱ブロンコス20を非継続事業に分類しておりましたが、前連結会計年度に全株式の譲渡が完了しております。 また、当連結会計年度において、連結子会社である㈱Retool及び日本ペット少額短期保険㈱の全株式を譲渡し、㈱レオコネクト及びSCSV1号投資事業有限責任組合の清算を完了しております。 これにより、前連結会計年度の売上収益、営業利益及び税引前当期利益については、非継続事業を除いた継続事業の金額に組み替えて記載しております。 セグメント関連につきましては、日本ペット少額短期保険㈱を非継続事業へ組み替えたことにより、金融事業は報告セグメントから除いております。 (1) 当期(2025年6月期)の経営成績 ① IFRSに基づく経営成績 当連結会計年度におけるわが国経済は、インバウンド需要の増加や雇用環境の改善が進み、景気は緩やかな回復傾向が続いております。しかしながら、中国経済の先行き懸念や米国の今後の政策動向に加え、資源価格の高騰や物価上昇等により、依然として先行き不透明な状況が続いております。 この状況下において、新たに創造するオペレーション効率化のためのデジタルトランスフォーメーション(DX)の最先端技術を活用し、自社だけでなく共創パートナー企業や地域社会、国の成長を重要視するとともに、社会課題解決に関わる人々の自己成長に向けた取り組みが注目されております。 このような事業環境のもと、当社グループは、重要基盤であるDX事業を中心としたグループ収益力を大幅に改善するために、2024年6月期より、事業の選択と集中及びコスト削減による事業構造改革を進めてまいりました。 当連結会計年度における売上収益は8,179百万円(前期比0.2%減)となりました。人材事業において新卒採用支援の売上収益減少による影響等が生じましたが、DX事業で大型案件の一時売上を計上したこと等によるものです。 利益につきましては、営業利益は751百万円(前期は1,448百万円の営業損失)となりました。これは主に、事業構造改革の一環として進めているコスト削減の他、DX事業が好調に推移したことによるものです。 税引前利益につきましては、724百万円(前期は1,466百万円の税引前損失)となり、繰延税金資産の回収可能額の増加に伴う法人税等調整額(益)350百万円及び非継続事業からの当期利益61百万円を計上した結果、当期利益は984百万円(前期は2,877百万円の当期損失)、親会社の所有者に帰属する当期利益は982百万円(前期は2,887百万円の親会社の所有者に帰属する当期損失)となりました。 (国際会計基準(IFRS)ベース) (%表示は対前年同期増減率) 売上収益   営業利益   税引前利益   当期利益   親会社の所有者に帰属する当期利益 百万円   %   百万円   %   百万円   %   百万円   %   百万円   % 2025年6月期   8,179   △0.2   751   -   724   -   984   -   982   - 2024年6月期   8,193   -   △1,448   -   △1,466   -   △2,877   -   △2,887   - ② Non-GAAP指標に基づく経営成績 Non-GAAP指標は、国際会計基準(IFRS)から当社グループが定める非経常的な項目やその他の調整項目を控除したものです。 Non-GAAP指標を開示することで、ステークホルダーにとって同業他社比較や過年度比較が容易になり、当社グループの恒常的な経営成績や将来見通しを理解する上で、有益な情報を提供できると判断しております。 なお、非経常的な項目とは、一定のルールに基づき将来見通し作成の観点から除外すべきと当社グループが判断する一過性の利益や損失のことです。 Non-GAAP指標の開示に際しては、米国証券取引委員会(U.S. Securities and Exchange Commission)が定める基準を参照しておりますが、同基準に完全に準拠しているものではありません。 前連結会計年度における、営業利益以下の各項目において、事業構造改善費用、のれん等の減損損失及び繰延税金資産の取り崩しの計上1,521百万円を控除しております。また、当連結会計年度における、営業利益以下の各項目において、事業整理に伴う収益の計上189百万円及び繰延税金資産の回収可能額の増加に伴う法人税等調整額(益)350百万円を控除しております。その他、当期利益以下の各項目において非継続事業からの当期利益を控除調整しております。 (Non-GAAPベース) (%表示は対前年同期増減率) 売上収益   営業利益   税引前利益   当期利益   親会社の所有者に帰属する当期利益 百万円   %   百万円   %   百万円   %   百万円   %   百万円   % 2025年6月期   8,179   △0.2   561   -   534   -   382   -   370   - 2024年6月期   8,193   -   △25   -   △43   -   △188   -   △211   - 各セグメントの業績については以下の通りです。 なお、売上収益及びセグメント利益は国際会計基準(IFRS)に基づいて記載しております。 (ⅰ) DX事業 DX事業におきまして、㈱スカラコミュニケーションズでは、SaaS/ASPの「i-ask」、「i-search」等の既存サービスが堅調に推移しているとともに、WEBサービスの大型案件リリース、新規SaaS開発やソリューションサービス型のエンタープライズ案件の獲得、共同開発等が順調に進んでおります。また、エンジニアの人財事業は採用機能として社内リソース調整と外部派遣の両方を担い、高いパフォーマンスを発揮して売上収益、利益に寄与しております。また、前期より継続しているコスト削減等の事業構造改革を行ったことによる効果、メディア事業でも一部業務の自動化により、売上収益、利益の伸長が実現しております。 ㈱エッグでは、ふるさと納税事業は、寄付金額の増加に伴い、システム開発案件、BPO案件の受注が堅調な伸びとなりました。国策事業において、内閣府、経済産業省、東京都教育委員会が委託する事務局で活用できるシステムの受託、提供が計画通り進行しました。ヘルスケア事業においても、自治体のフレイル予防事業案件の獲得と事業浸透が進んでおります。 この結果、DX事業全体では順調に伸長し、前年同期に対して売上収益、利益ともに増加しました。 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   前期比 増減額(率) 売上収益   4,561   4,616   55(1.2%) セグメント利益 (IFRS)   本社費配賦前   △525   969   1,494(-) 本社費配賦後   △1,168   776   1,944(-) セグメント利益 (Non-GAAP)   本社費配賦前   535   779   243(45.4%) 本社費配賦後   △106   586   693(-) (ⅱ) 人材事業 人材事業におきまして、採用支援サービス事業では、26年卒学生向けイベントの出展ニーズが新規/既存企業を問わず高い状態を維持しており販売は好調、単価も微増で推移しております。一方で、一時的なキャリアアドバイザーのリソース不足により、人材紹介に対する企業からのニーズは高いものの、新規会員獲得数の低下及び当期における人材紹介の成約率が減少しました。 また、新規事業の中途採用支援事業は、収益化に時間がかかったものの、立ち上げから仕組み化が順調に進み、来期は通期で黒字化が見込まれております。 この結果、前年同期に対して売上収益、利益ともに減少しました。 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   前期比 増減額(率) 売上収益   1,028   1,011   △16(△1.6%) セグメント利益 (IFRS、Non-GAAP)   本社費配賦前   304   228   △75(△24.9%) 本社費配賦後   266   148   △118(△44.3%) (ⅲ) EC事業 EC事業におきましては、トレーディングカードゲーム(TCG、トレカ)の買取と販売及び攻略サイトの機能を備えたリユースECサイト「カードショップ-遊々亭-」を運営しており、TCGネットショップ大手として、堅調に成長しております。事業拡大に伴う物流拠点の拡張が必要となり移転を実施し、2025年4月に新物流センターでの稼働を開始しました。また、旺盛な海外需要への更なるサービス強化として海外直接配送サービスを2024年12月に開始し、順調に利用件数を伸ばしております。更にトレカ流通業界向けのシステム開発案件を受注し、新規事業となる開発売上を獲得しました。 この結果、前年同期に対して売上収益、利益ともに増加しました。 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   前期比 増減額(率) 売上収益   2,238   2,277   39(1.8%) セグメント利益 (IFRS、Non-GAAP)   本社費配賦前   303   317   14(4.8%) 本社費配賦後   240   264   24(10.2%) (ⅳ) インキュベーション事業 インキュベーション事業におきまして、㈱ソーシャル・エックスでは「逆プロポ」各種サービスを通じて、官民共創による社会課題解決型の新規事業創出を支援しております。(一財)日本民間公益活動連携機構(JANPIA)から休眠預金を活用したインパクト投資ファンドの資金分配団体として、㈱北國フィナンシャルホールディングスの投資子会社である㈱QRインベストメントとの共同申請を採択いただき、第2四半期より展開している「ソーシャルXインパクトファンド」においては、第一号案件に向けてスタートアップのソーシング及び検討を実施中で、㈱北國フィナンシャルホールディングスの中期経営計画の他、日経新聞やニッキン等のメディアにも掲載されました。 財務リターンと社会的インパクトを両立する社会課題解決型スタートアップの創出・支援を目指す「官民共創型アクセラレーションプログラム(ソーシャルXアクセラレーション)」では、同プログラムを㈱三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行㈱にOEM提供した「推しごとクラウドファンディング」を展開、約100社のエントリー企業から選ばれたファイナリスト15社による「逆プロポ」では、100を超える自治体からの問い合わせがあり、その中からエントリーのあった38自治体に対して審査中です。また、「ソーシャルXアクセラレーションfor OKINAWA」では、入賞スタートアップ5社による自治体との実証実験が、また、脱炭素をテーマとした「ソーシャルXアクセラレーションfor GUNMA」では、入賞スタートアップ2社による自治体との実証実験が始まっております。 東京都の「多様な主体によるスタートアップ支援展開事業(TOKYO SUTEAM)」の協定事業者として実施している同プログラムでは、2期目の入賞企業が「逆プロポ」を通した自治体との実証実験を実施しております。また、内閣府沖縄総合事務局ではR6年度に続く継続事業も始まっています。 逆プロポ・コンシェルジュでは、品川区のプラットフォーム運営支援を実施し、その他の自治体にも、官民共創支援を実施しております。愛知県内全54市町村に向けた官民共創人材育成を通した企業と自治体とのオープンイノベーション推進事業が始まりました。東京都の社会課題解決型の起業家を創出するTOKYO Co-cial IMPACTでは、企業・自治体に向けたオープンイノベーションを推進する講演や研修を展開し、NoMapsの新カテゴリNoMaps GOVERNMENTでは、北海道内全市町村を対象とした官民共創人材育成ワークショップを実施するなど、様々なエリアで官民共創プログラムを実施します。コンシェルジュ事業の一環として実施している豊田市からの一年間の職員出向による人材育成については、本年度も新たな若手職員が派遣され、本年度より大手金融機関からの出向受入れも実施しております。東京都港区には、企業連携推進アドバイザーとしてディレクターを派遣する等、政府はじめ各所からの注目が集まる中、共創エコノミーの構築に向け、新たな挑戦を続けております。 ㈱スカラでは、これまで培ってきた事業開発やM&Aの経験とグループにおけるDXのノウハウを掛け合わせて主にグロースフェーズの上場企業に対し、共創型M&Aサービスを実施しております。クライアントの買収企業のバリューアップフェーズにおけるDX支援等を開始し、当社グループ全体の総合力を活かしたサービス提供を推進中です。 その他、事業構造改革による固定費削減が利益に寄与した結果、インキュベーション事業全体では前年同期に対して売上収益は減少、利益は増加しました。 (単位:百万円) 前連結会計年度   当連結会計年度   前期比 増減額(率) 売上収益   294   273   △21(△7.2%) セグメント利益 (IFRS)   本社費配賦前   △297   △16   280(-) 本社費配賦後   △303   △16   286(-) セグメント利益 (Non-GAAP)   本社費配賦前   △188   △16   171(-) 本社費配賦後   △194   △16   177(-) (2) 当期の財政状態の分析 (資産) 資産につきましては、前連結会計年度末に比べ2,477百万円減少し、10,222百万円となりました。その主な要因は、使用権資産の増加773百万円及び繰延税金資産の増加360百万円があったものの、現金及び現金同等物の減少2,230百万円及び再保険資産の減少521百万円等によるものです。 (負債) 負債につきましては、前連結会計年度末に比べ2,743百万円減少し、5,387百万円となりました。その主な要因は、リース負債の増加770百万円があったものの、社債及び借入金の減少2,751百万円及び保険契約負債の減少628百万円等によるものです。 (資本) 資本につきましては、前連結会計年度末に比べ266百万円増加し、4,835百万円となりました。その主な要因は、資本剰余金の減少461百万円及び非支配持分の減少199百万円があったものの、利益剰余金の増加992百万円等によるものです。 (3) 当期のキャッシュ・フローの概況 当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ2,230百万円減少し、4,586百万円となりました。 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次の通りであります。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、589百万円の流入(前期比338百万円の流入増加)となりました。この主な要因は、税引前利益724百万円、非継続事業からの税引前利益141百万円(前期は1,466百万円の税引前損失、1,189百万円の非継続事業からの税引前損失)、減価償却費及び償却費301百万円(前期比409百万円の流入減少)、子会社株式売却益397百万円及び事業整理益189百万円等が生じたことによるものです。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、778百万円の流入(前期比616百万円の流入増加)となりました。この主な要因は、投資事業有価証券の売却による収入231百万円(前期比23百万円の流入減少)、敷金及び保証金の回収による収入187百万円(前期比139百万円の流入増加)、事業整理による収入190百万円、連結範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入167百万円(前期比163百万円の流入増加)等が生じたことによるものです。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、3,598百万円の流出(前期比2,250百万円の流出増加)となりました。この主な要因は、借入金の返済等による資金の流出△2,431百万円(前期比2,403百万円の流出増加。「短期借入金の純増減額」、「長期借入れによる収入」、「長期借入金の返済による支出」の合計)、リース負債の返済による支出△295百万円(前期比198百万円の流出減少)及び配当金の支払額△465百万円(前期比181百万円の流出減少)等が生じたことによるものです。 (4) 生産、受注及び販売の実績 (ⅰ) 生産実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 (ⅱ) 受注実績 当社グループで行う事業は、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。 (ⅲ) 販売実績 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。 セグメントの名称   販売高(千円)   前期比(%) DX事業   4,616,226   101.2 人材事業   1,011,757   98.4 EC事業   2,277,988   101.8 インキュベーション事業   273,163   92.8 その他   810   1.1 合計   8,179,945   99.8 (注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。 2.本表には非継続事業の実績は含んでおりません。 (5) 重要性がある会計方針及び当該見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社グループは、IFRSに準拠して連結財務諸表を作成しております。この連結財務諸表の作成にあたり、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しております。 なお、当連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性がある会計方針 及び 5.重要な会計上の見積り及び見積りを伴う判断」に記載の通りであります。 (6) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報 当社グループは、手元資金及び事業により創出されるフリーキャッシュ・フローによることを基本としておりますが、事業活動に必要な資金を安定的に調達するのに加え、成長領域への投資において追加的に資金が必要な場合に備え、金融機関からの借入及び社債の発行等による資金調達を行っております。 資金需要の主なものは、運転資金、成長領域への投資資金、借入金の返済、法人税及び配当金の支払等であり、資金調達については、多様な資金調達手段から調達時の状況に応じて最適な手段を選択し、安定的な資金の確保、資本コストの最適化に努めております。 (7) 経営成績に重要な影響を与える要因について 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載の通りであります。

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開示資料

出典

このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は IFRS

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