概要
株式会社i-plugは、2012年に設立された情報・通信業の企業で、新卒採用に特化したダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox」を主力とする。2026年3月期の連結売上高は5,756,915千円、従業員数は357名。大阪市北区に本社を置き、東京証券取引所グロース市場に上場している(2021年3月上場)。
主力サービス「OfferBox」の収益構造
OfferBoxは、企業が学生に直接オファーを送る新卒向けサービスで、2つの料金プランを提供する。早期定額型は契約時に利用料を一括で支払い、採用広報解禁前からオファー送信が可能。成功報酬型は導入費用無料で、入社決定時に報酬が発生する。2026年3月期の売上構成比は早期定額型が78.0%を占め、収益認識は役務提供期間に応じて行われるため、下半期に売上が偏重する。受注高は同期で6,266,517千円に達し、営業キャッシュフローは営業利益より大きい傾向にある。
子会社とグループの構成
当社グループは、株式会社i-plugと2つの連結子会社から構成される。株式会社イー・ファルコンは適性検査サービス「eF-1G」を提供し、2018年に株式取得、2020年に完全子会社化した。株式会社マキシマイズは2021年に株式取得した子会社で、就活イベント等を運営する。グループ全体で、新卒採用から適性検査、コミュニティスペースに至るHR関連サービスを展開する。
登録学生数とマッチングの仕組み
2026年卒の民間企業就職希望者数46.1万人に対し、OfferBoxの登録学生数は23.9万人に達する。サービス開始以来蓄積されたデータ(学生の属性・適性検査結果、企業の求人・活躍人材データ等)を活用し、検索順位の最適化やオファー承認率の向上を図る。オファー流通量は採用計画1名につき40枠、学生15枠に制限され、一対一のコミュニケーションを促進する。
業界の中での役割は新卒採用領域におけるダイレクトリクルーティングプラットフォーマーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| OfferBox (早期定額型) | 45億円 | 77.6% | — | — |
| OfferBox (成功報酬型) | 7億円 | 12.1% | — | — |
| eF-1G (適性検査) | 3億円 | 5.2% | — | — |
| その他 | 3億円 | 5.2% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01新卒採用市場主力
企業が学生に直接オファーを送れるダイレクトリクルーティングサービス「OfferBox」を運営。成功報酬型と早期定額型の料金プランを提供。登録学生数は2026年卒で23.9万人、利用企業は22,456社に達する。
- OfferBox
- 企業が学生に直接オファーを送信できる新卒採用特化のダイレクトリクルーティングサービス。
- eF-1G
- 80項目の特性を測定できる適性検査。採用から育成・登用まで一貫して活用できる。
- Tsunagaru就活
- 食品業界特化型の就活イベントサービス。学生と企業の交流機会を提供。
- OfferBox VVV Station
- 会員制コミュニティスペース。学生と企業の交流を促進する。
02人材アセスメント市場準主力
適性検査「eF-1G」を新卒採用に限らず、中途採用、人材育成、配置・登用など人事フローのあらゆる場面で提供。企業の活躍人材データを分析し、採用ミスマッチの軽減を支援。
- eF-1G
- 就業上必要な特性を80項目測定する適性検査。企業の活躍人材の要件分析や、採用・育成・登用に活用できる。
製品と技術
新卒オファー型就活サービス「OfferBox」
OfferBoxは、企業が採用ターゲットの学生に直接オファーを送れる新卒特化型のダイレクトリクルーティングサービス。2026年卒の登録学生数は23.9万人、企業登録数は2.2万社に上る。学生のプロフィールには1,600字のテキストに加え写真・動画を掲載可能。検索項目は多様で、ビッグデータと適性検査結果を組み合わせたマッチング最適化を提供する。料金は早期定額型(例:3名採用予定で75万円)と成功報酬型(1名45万円)の2本立て。
適性検査サービス「eF-1G」
eF-1Gは、株式会社イー・ファルコンが提供する適性検査サービス。新卒採用・中途採用から育成、配置、登用まで人材フローのあらゆる場面で活用される。2000年以上の項目から構成される検査で、OfferBoxに組み込まれ、企業が自社の活躍人材要件を分析し、合致する学生を探すことを可能にする。2026年3月期の売上高は313,554千円(前期比11.1%増)と堅調に推移している。
その他HR関連サービス群
「Tsunagaru就活」は食品業界特化型の就活イベントサービスで、大学生の就職を支援する。また、「OfferBox VVV Station」は会員制コミュニティスペースで、学生向けにキャリア形成の場を提供。2026年3月期のその他売上高(子会社マキシマイズ含む)は299,915千円(前期比39.5%増)と拡大している。これらのサービスはOfferBoxとのシナジーを狙い、ユーザー価値の範囲を広げている。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
情報通信関連、安定成長と高収益を維持
売上高は58億円で、前期比13%増と堅調。営業利益率も12.1%と高水準を維持している。同業のVRain SolutionやCocoliveは非上場のため比較困難だが、ソラコムやハッチ・ワークは規模や成長性で類似する可能性がある。当社はSaaS型の事業モデルが収益性の高さに寄与していると見られ、競合に対し技術面や顧客基盤で一定の優位性を持つ。
強み
- 営業利益率12%超を達成し、安定した収益構造を構築。
- 前期比13%増の売上成長を実現し、拡大トレンドが継続。
- サブスクリプション型で継続的な収益と高い顧客ロイヤルティが期待。
- 売上規模は58億円と比較的小さく、成長余地が残されている。
課題
- 同業のソラコムなどが同様のサービスを展開し、競争が激化する可能性。
- 情報通信業界全体が成熟しつつあり、新規顧客獲得が困難になる可能性。
- AIやクラウド技術の進化に遅れると、競争力が低下するリスク。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字がi‐plug
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 554Aバトンズ | 64億円 | 166.9倍 |
| 2 | 3848データ・アプリケーション | 63億円 | 34.8倍 |
| 3 | 3845アイフリークモバイル | 63億円 | 143.1倍 |
| 4 | 4845スカラ | 63億円 | 16.8倍 |
| 5 | 4490ビザスク | 63億円 | 10.1倍 |
| 6 | 4177i‐plug | 62億円 | 13.0倍 |
| 7 | 2480システム・ロケーション | 62億円 | 20.7倍 |
| 8 | 4074ラキール | 61億円 | — |
| 9 | 2338クオンタムソリューションズ | 60億円 | — |
| 10 | 3940ノムラシステムコーポレーション | 59億円 | 16.0倍 |
| 11 | 5575Globee | 59億円 | 18.4倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 11件
創業とOfferBoxのサービス開始(2012年)
2012年4月、兵庫県伊丹市に株式会社i-plugを設立(資本金5,000千円)。同年10月に新卒ダイレクトリクルーティング「OfferBox」の提供を開始した。創業当初から新卒採用領域における企業と学生の直接マッチングという独自のアプローチを打ち出した。
拠点拡大と増資による成長基盤の構築(2013〜2015年)
2013年6月に本社を大阪市淀川区西中島に移転。同年9月に資本金20,000千円に増資。2014年9月には東京オフィスを東京都港区東麻布に開設し、首都圏での事業展開を本格化。2015年3月には資本金30,000千円に増資し、財務基盤を強化した。
子会社化と適性検査の導入(2017〜2018年)
2017年2月、株式会社イー・ファルコンと業務提携し、適性検査「eF-1G」をOfferBoxに導入。マッチング精度向上を図る。2018年3月には同社の株式を取得し連結子会社化するとともに、資本金を205,000千円に増資。同年名古屋オフィスを開設し、東京オフィスも品川区大崎に移転。事業拡大の基盤を整えた。
完全子会社化と上場(2020〜2021年)
2020年10月、株式会社イー・ファルコンの議決権を100%取得し完全子会社化。2021年3月、東京証券取引所マザーズに上場。その後市場区分見直しによりグロース市場に移行。同月には株式会社paceboxを設立後吸収合併し、会員制コミュニティスペース「OfferBox VVV Station」やキャリア大学「OfferBox mirai」の事業を譲受。本社を大阪市北区大深町へ移転した。
黒字化と収益拡大の局面(2019〜2022年)
2019年3月期に売上高13億円、当期純利益1億円を計上し黒字化。その後も売上高は順調に拡大し、2022年3月期には30億円、営業利益3.67億円を達成。営業キャッシュフローも5.54億円と堅調で、成長投資と収益性のバランスを取る期間となった。
2023年3月期の赤字とその後の回復
2023年3月期は売上高37.4億円に拡大したものの、営業損失4.12億円、当期純損失5.45億円を計上。理由は成長投資の増加と一時的な費用発生とみられる。翌2024年3月期には営業利益1.39億円、当期純利益は税効果で欠損となったが、2025年3月期には営業利益5.79億円、当期純利益5.98億円と急回復。2026年3月期も営業利益7.16億円と増益を継続した。
年表11件を開く
2010年代
- 2012年4月創業兵庫県伊丹市大鹿に株式会社i-plugを設立(資本金5,000千円)
- 2012年10月新卒ダイレクトリクルーティング「OfferBox(オファーボックス)」のサービス提供を開始
- 2013年6月本社を大阪市淀川区西中島に移転
- 2013年9月資本金を20,000千円に増資
- 2014年9月東京オフィスを東京都港区東麻布に開設
- 2015年3月資本金を30,000千円に増資
- 2016年6月プライバシーマークを認証取得
- 2017年2月株式会社イー・ファルコンと業務提携し、適性検査eF-1G(エフワンジー)をOfferBoxに導入
- 2018年3月M&A株式会社イー・ファルコン(現・連結子会社)の株式取得 資本金を205,000千円に増資 名古屋オフィスを名古屋市中区に開設 東京オフィスを東京都品川区大崎に移転 資本金を215,000千円に増資 本社(大阪オフィス)を大阪市淀川区内で移転
2020年代
- 2020年10月M&A株式会社イー・ファルコンの議決権の100%を取得し、同社を完全子会社化
- 2021年3月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズからグロース市場に移行 株式会社paceboxを設立 株式会社マキシマイズ(現・連結子会社)の株式取得 会員制コミュニティスペース事業(現・OfferBox VVV Station)及びキャリア大学事業(現・OfferBox mirai)を事業譲受 株式会社paceboxを吸収合併 東京オフィスを東京都千代田区に移転 名古屋オフィスを名古屋市中村区に移転 情報セキュリティマネジメントシステム「ISMS」の認証を取得 本社を大阪市北区大深町に移転
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
既存領域の着実な成長
主力サービス「OfferBox」の市場シェア拡大と、紹介型サービス「OfferBoxPLUS」等による価値提供範囲の拡大により、年率20%台の成長を目指す。
- 02
新卒領域外での事業開発と利益成長の両立
第2の収益柱となる事業を開発し、規律ある投資で利益率を確保しながら事業開発と利益成長を両立させる。2030年度をマイルストーンとし、7年を前後半に分けて段階的に取り組む。
- 03
顧客開拓とサービス改良
コンテンツ発信や代理店活用で利用企業数を拡大。学生向けにはキャリア形成支援やオファー機能の向上、企業向けには適性検査連携によるマッチング精度向上で満足度を高める。
- 04
ビッグデータの有効活用と個人情報管理
蓄積した学生の属性や行動データ、適性検査データを活用しマッチング効率を向上。個人情報保護規程やISMS認証に基づき、情報管理体制を強化する。
- 05
新規事業創出と優秀な人材獲得
M&Aやアライアンスによる新規事業創出と、多様なバックグラウンドを持つ優秀な人材の積極採用により、営業・開発・管理体制を強化する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 6期分
グループ全体で357人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は620万円で、5期前と比べて+18.0%。平均年齢は34.7歳、平均勤続年数は3.7年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年3月 | 526 | 32.2 | 2.7 | 166 | — |
| 2022年3月 | 534 | 32.4 | 2.8 | 205 | — |
| 2023年3月 | 570 | 33.5 | 2.5 | 297 | — |
| 2024年3月 | 589 | 33.9 | 2.9 | 334 | — |
| 2025年3月 | 605 | 34.4 | 3.3 | 330 | 182 |
| 2026年3月 | 620 | 34.7 | 3.7 | 357 | 196 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社1社(国内 1 / 海外 0) を有報から抽出しています。
- 国内株式会社マキシマイズ東京都 千代田区議決権100.0%
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は58億円、営業利益は7億円。前期と比べると増収増益で、売上が+13.7%、利益が+16.7%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 69億円 | 58億円 |
| 営業利益 | 8億円 | 7億円 |
| 純利益 | 6億円 | 5億円 |
| 1株あたり配当 | ¥54 | ¥54 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は12億円、営業利益は−4億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+100.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 12 | — | — | 0 |
| 2024年1Q | 6 | −5 | −83.3 | −4 |
| 2024年2Q | 12 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年3Q | 14 | 3 | 21.4 | 2 |
| 2024年4Q | 14 | — | — | 0 |
| 2025年2Q | 21 | 0 | 0.0 | −1 |
| 2025年4Q | 30 | 6 | 20.0 | 7 |
| 2026年2Q | 24 | −1 | −4.2 | −1 |
| 2026年4Q | 34 | 8 | 23.5 | 6 |
| 2027年1Q | 12 | −4 | −33.3 | −3 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 10期分
2017年3月期からの10期で、売上は3億円から58億円へ19.3倍に増えた。直近期の営業利益率は12.1%。売上は9期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 3 | — | −1 | — | −1 |
| 株式会社イー・ファルコン(現・連結子会社)の株式取得 資本金を205,000千円に増資 名古屋オフィスを名古屋市中区に開設 東京オフィスを東京都品川区大崎に移転 資本金を215,000千円に増資 本社(大阪オフィス)を大阪市淀川区内で移転 | |||||
| 2018年3月 | 7 | — | 0 | — | 0 |
| 2019年3月 | 13 | — | 1 | — | 1 |
| 株式会社イー・ファルコンの議決権の100%を取得し、同社を完全子会社化 | |||||
| 2020年3月 | 16 | — | 0 | — | 0 |
| 東京証券取引所マザーズに株式を上場 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のマザーズからグロース市場に移行 株式会社paceboxを設立 株式会社マキシマイズ(現・連結子会社)の株式取得 会員制コミュニティスペース事業(現・OfferBox VVV Station)及びキャリア大学事業(現・OfferBox mirai)を事業譲受 株式会社paceboxを吸収合併 東京オフィスを東京都千代田区に移転 名古屋オフィスを名古屋市中村区に移転 情報セキュリティマネジメントシステム「ISMS」の認証を取得 本社を大阪市北区大深町に移転 | |||||
| 2021年3月 | 22 | — | 3 | — | 2 |
| 2022年3月 | 30 | — | 4 | — | 3 |
| 2023年3月 | 37 | — | −4 | — | −5 |
| 2024年3月 | 46 | — | 1 | — | −2 |
| 2025年3月 | 51 | 6 | 6 | 11.8 | 6 |
| 2026年3月 | 58 | 7 | 7 | 12.1 | 5 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高58億円のうち、営業利益として残るのは7億円で12.1%。営業外の損益と税金を反映した純利益は5億円、売上の8.6%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を上回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金12.1%7億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金75.9%44億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益12.1%7億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 8期分
2026年3月期は営業CFが15億円、投資CFが−6億円で、差し引きのフリーCFは9億円。この組み合わせは「成熟・還元型」にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型。期末の手元現金は33億円で、売上の6.8ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 2 | −1 | 0 | 1 | 7 |
| 2020年3月 | 2 | −1 | 3 | 1 | 12 |
| 2021年3月 | 4 | 0 | 8 | 4 | 24 |
| 2022年3月 | 6 | −1 | −1 | 5 | 28 |
| 2023年3月 | −3 | −5 | 3 | −8 | 24 |
| 2024年3月 | 5 | −3 | −4 | 2 | 22 |
| 2025年3月 | 8 | −4 | −1 | 4 | 25 |
| 2026年3月 | 15 | −6 | −1 | 9 | 33 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 10期分
2026年3月期の総資産は50億円。このうち返さなくてよい自己資本が19億円で、自己資本比率は37.8%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 1 | −3 | 4 | — |
| 2018年3月 | 7 | 1 | 6 | 20.1 |
| 2019年3月 | 11 | 2 | 9 | 19.6 |
| 2020年3月 | 16 | 2 | 14 | 11.1 |
| 2021年3月 | 29 | 12 | 17 | 40.4 |
| 2022年3月 | 33 | 14 | 19 | 43.1 |
| 2023年3月 | 35 | 10 | 25 | 27.5 |
| 2024年3月 | 32 | 8 | 24 | 24.4 |
| 2025年3月 | 38 | 14 | 24 | 36.5 |
| 2026年3月 | 50 | 19 | 31 | 37.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのはROEで605社中69位あたり、逆に低いのは自己資本比率で605社中501位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥1,555で、1年前と比べて+23.7%。過去52週の値幅のなかでは59%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 13.0倍 |
| PER (会社予想) | 11.2倍 |
| PBR | 3.27倍 |
| 配当利回り | 3.47% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は6月19日の1407円から上昇基調で、7月31日には1528円まで上昇しました。1ヶ月で+9.1%と堅調で、25日線(1478円)を約3.4%上回り、75日線(1478円)とほぼ同水準です。52週高値(1850円)にはまだ17.4%届きませんが、52週安値(1123円)からは36.1%高い位置にあります。出来高は2500〜7500株と薄商いながら、7月7日以降は2000〜3000株台で推移し、上昇を伴う出来高は限定的です。RSIは58.4で中立圏にあり、上昇余地はあるものの、需給はやや不安定です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PERが12.74倍と同業平均の30.01倍を大幅に下回り、収益力に対して株価が割安。PBRも3.21倍と平均3.45倍をやや下回るが、ROE29%と高い収益性を示している。配当利回り3.53%と平均3.51%とほぼ同水準で、株主還元も良好。売上高・利益は増加傾向にあり、業績は堅調。ただし、2026/3期の純利益が減少予想であり、将来の成長鈍化リスクがある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 13.0倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 11.2倍 | — |
| PBR | 3.27倍 | 2.96倍 |
| ROE | 29.0% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
成長するIT市場で高い営業利益率を実現している一方、売上高の伸びが鈍化しており、今後の成長戦略が焦点。強気派は、デジタル化需要の拡大とサービス収益性の高さを評価。弱気派は、競争激化と成長鈍化による業績悪化を懸念。収益性と成長性のバランスが投資論点。
- 高い収益性
営業利益率12%前後と高く、効率的な事業運営が示唆される
- 成長市場
ITサービス需要は増加傾向にあり、市場拡大の恩恵が見込める
- 利益改善傾向
直近で経常・純利益が黒字化し、改善傾向にある
- 2026/3期売上高58億円へ13.7%増決算発表後影響中
売上高51億→58億円、営業利益も6億→7億円と増加
- ROE29%と高収益、PER12.7倍継続影響中
純利益5億円に対し時価総額61億円、PER12.74倍と割安
- 3期連続で売上高が増加通年影響中
2024/3期46億、2025/3期51億、2026/3期58億と増収基調
- 高ROEで増配期待、利回り3.53%次回株主総会影響弱
配当利回り3.53%、純利益5億円から増配余地あり
- 成長鈍化
売上高の伸びが鈍化しており、今後の成長に懸念がある
- 競争激化
IT業界は競争が激しく、価格競争や差別化困難が収益を圧迫する
- 過去の赤字
過去に赤字を計上しており、業績が不安定な側面がある
- 2026/3期純利益が17%減の5億円決算発表後影響中
純利益6億→5億円に減少、営業外損失などが響く
- PBR3.21倍と割高、減益なら調整決算発表後影響中
時価総額61億円に対し純資産約19億円、PBR3.21倍
- 外国人保有3.9%と需給が脆弱不定影響弱
外国人保有比率3.93%と低く、売り時は下落しやすい
- 営業利益7億円は小規模、競争に弱い継続影響弱
営業利益7億円と小さいため、大口契約の失注で業績が揺らぐ
- 売上高成長率
- 成長性の持続性を確認するために必須
- 営業利益率
- 収益性の維持・改善を測る指標
- 受注残高
- 将来の売上高を予測する上で重要な先行指標
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり54円。いまの株価に対する利回りは3.47%。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥54
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ3,128人。区分でいちばん多いのは個人・その他で45.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が47.9%を占め、残る52.1%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 45.1 | 35.3 | 41.3 | 40.0 | 39.6 | 45.9 |
| 事業法人 | 44.7 | 43.0 | 43.1 | 44.3 | 44.3 | 44.1 |
| 外国法人 | 4.2 | 4.4 | 2.6 | 3.9 | 5.6 | 3.9 |
| 金融機関 | 2.0 | 15.8 | 7.9 | 5.3 | 4.8 | 3.8 |
| 証券会社 | 4.0 | 1.4 | 5.0 | 6.5 | 5.7 | 2.2 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.0 | 0.0 |
| 自己株式 | — | — | — | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 中野智哉 | 55.90 |
| 02 | 田中伸明 | 4.25 |
| 03 | 直木英訓 | 2.49 |
| 04 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 2.36 |
| 05 | 山田正洋 | 1.65 |
| 06 | 住友生命保険相互会社 | 1.25 |
| 07 | JPモルガン証券株式会社 | 1.25 |
| 08 | 株式会社DYM | 1.09 |
| 09 | BBH LUX/BROWN BROTHERS HARRIMAN (LUXEMBOURG) SCA CUSTODIAN FOR SMD-AM FUNDS - DSBI JAPAN EQUITY SMALL CAP ABSOLUTE VALUE (常任代理人 株式会社三井住友銀行) | 0.99 |
| 10 | 株式会社シタシオンストラテジックパートナーズ | 0.84 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 10期分
1株利益は10期で+127%、1株純資産は9期で+21%。直近期のROEは29.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 |
|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | −443 | — | — | — |
| 2018年3月 | 160 | 393 | — | — |
| 2019年3月 | 21 | 62 | 43.0 | — |
| 2020年3月 | −12 | 51 | — | — |
| 2021年3月 | 67 | 304 | 34.9 | 61.7 |
| 2022年3月 | 65 | 365 | 19.6 | 44.9 |
| 2023年3月 | −125 | 244 | — | — |
| 2024年3月 | −49 | 198 | — | — |
| 2025年3月 | 151 | 352 | 54.9 | 7.7 |
| 2026年3月 | 120 | 476 | 29.0 | 12.4 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
経営陣
14名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は14名。2026/3期の役員報酬は総額184百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 中野智哉 | 代表取締役 CEO | 47 | 2,228,500 |
| 山田雅人 | 取締役副社長 兼CSO | 46 | 26,168 |
| 直木英訓 | 取締役 COO | 45 | 99,426 |
| 阪田貴郁 | 取締役 CFO | 55 | 6,502 |
| 田中伸明 | 取締役 | 43 | 169,418 |
| 田中邦裕 | 取締役 | 48 | 4,678 |
| 麻田祐司 | 取締役 | 54 | 3,142 |
| 古川明日香 | 取締役 | 56 | 689 |
| 赤木孝一 | 常勤監査役 | 59 | 4,485 |
| 中澤未生子 | 監査役 | 52 | — |
| 廣瀬好伸 | 監査役 | 47 | — |
| 土泉智一 | 執行役員 CHRO | — | — |
残りの役員2名を開く
| 氏名 | 役職 | 年齢 |
|---|---|---|
| 安藤賢司 | 執行役員 CTO | — |
| 達山裕一 | 執行役員 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 株式報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 5 | 143 | 10 | 10 | 154 | 31 |
| 社外取締役 | 5 | 20 | 1 | 1 | 21 | 4 |
| 監査役 | 1 | 9 | — | — | 9 | 9 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容9,598字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題5,727字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク5,637字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,333字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第14期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-23
- 半期報告書半期報告書-第14期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第13期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-23
- 半期報告書半期報告書-第13期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-13
- 有価証券報告書有価証券報告書-第12期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-21
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第12期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第11期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-20
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第11期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-12
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