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超!企業DB
日経平均64,325.64-1,890NYダウ53,020.8+254ドル円158.87-1NASDAQ26,203.91+104S&P 5007,667.95+36SOX 指数11,316.82+289/2終値

アトラエ

Atrae, Inc.6194 · Prime · サービス業

IT・Web業界に特化した成功報酬型求人メディア「Green」が主力。組織診断「Wevox」も展開。

概要

アトラエは、成功報酬型求人メディア「Green」と組織力向上プラットフォーム「Wevox」を主力とするPeople Tech企業である。2003年の創業以来、テクノロジーを活用した人材サービスを展開し、2025年9月期の売上高は76億円、営業利益率25%の高収益構造を持つ。東証プライム市場に上場し、従業員124名で運営されている。

成功報酬型求人メディアとSaaSの二軸事業

アトラエの事業は、IT・Web業界に特化した成功報酬型求人メディア「Green」と、エンゲージメントサーベイを提供するSaaS型プラットフォーム「Wevox」の二本柱である。「Green」は求人掲載無料で入社時に定額報酬が発生するモデルで、2025年9月期の売上は44億円。「Wevox」は利用組織4,100社超で、同期の売上は31億円と成長を続ける。両サービス合わせて全体売上の99%以上を占める。

ストック型収益へのシフトと利益率の高さ

2025年9月期の売上高76億円に対し、営業利益は19億円(利益率25%)。「Wevox」のSaaSモデルによるストック収益が拡大しており、前期比で「Wevox」売上は29%増加した。一方、成功報酬型の「Green」は入社人数減少により売上13.7%減となったが、営業利益全体は11.7%増と増益を確保している。従業員124名という少人数体制で高収益を実現している。

単一セグメントで展開するPeople Tech事業

アトラエは「People Tech Company」を標榜し、事業セグメントを「People Tech事業」の単一区分としている。2021年まで存在した「Sports Tech事業」は、子会社アルティーリ(Bリーグ・アルティーリ千葉運営)の株式一部譲渡により消滅。これに伴い連結財務諸表の作成を中止し、単体決算に移行した。現在は全社的にHR領域のテクノロジーサービスに経営資源を集中している。

業界の中での役割はHRテクノロジー企業(求人メディア・組織診断SaaS)にあたる。

この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。

売上高
76億円
営業利益
19億円
営業利益率
25.0%
純利益
12億円
2025/9 通期の連結業績。決算の内訳は最新の決算以降にあります。

何をしている会社か

有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より

事業別の売上と利益

2025/9
事業売上構成比利益利益率
Green44億円57.1%
Wevox32億円41.6%
新規事業1億円1.3%

有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。

01IT・Web業界向け採用マッチング主力

主力サービス「Green」は、IT・Web業界に強い求人メディア。成功報酬型で、ビッグデータ解析による最適マッチングを提供。求職者と企業の採用プロセスデータを蓄積し、書類選考通過率の向上に貢献。

主な製品・サービス1
Green(求人メディア)
IT・Web系エンジニア・デザイナー等に特化した成功報酬型求人サイト。求人掲載無料で、入社時に定額報酬が発生。

02全業種(組織診断・人材マネジメント)準主力

組織力向上プラットフォーム「Wevox」は、エンゲージメントサーベイを提供。組織の活性化・人材定着を支援。利用組織4,100社超。

主な製品・サービス1
Wevox
エンゲージメントを可視化する組織診断ツール。独自サーベイで定量的・多角的に分析。

03ビジネスパーソン向けマッチング副次

新規事業としてビジネス版マッチングアプリ「Yenta」を展開。AIによるマッチングで、採用・営業・情報交換等のビジネス目的の出会いを創出。

主な製品・サービス1
Yenta
ビジネスパーソン向けマッチングアプリ。AIがプロフィールや興味に基づき、最適な出会いを提案。

製品と技術

成功報酬型求人メディア「Green」

「Green」はIT・Web業界に特化した成功報酬型求人サイトである。求人掲載は無料で、求職者が入社した時点で定額の成功報酬が発生する。2025年9月単月のアクティブユーザー数は56,168人、掲載求人数は29,977件。ビッグデータ解析によるレコメンドシステムを搭載し、書類選考通過率は22.5%(2025年9月期)。利用企業の約8割がIT・Web業界で、エンジニアやWebデザイナーを中心に採用を支援する。

組織力向上プラットフォーム「Wevox」

「Wevox」は従業員エンゲージメントを可視化するSaaS型サービスである。独自のサーベイを用いて組織の状態を定量的に評価し、改善に向けた施策を提案する。2025年9月期時点で利用組織は4,100社を超え、2021年にはSMBCとの合弁会社「SMBC Wevox」を設立。売上高は前年比29%増の31.5億円と成長を牽引している。導入企業はIT業界に限らず、スポーツチームを含む幅広い組織に拡がっている。

ビジネスマッチングアプリ「Yenta」

「Yenta」はAIがプロフィールや興味に基づいてビジネスパーソン同士の出会いを創出するマッチングアプリである。採用、営業、情報交換、転職など様々な目的に利用される。2015年にクローズドベータ版をリリースし、2017年から有料プランを提供。2020年にはWeb版をリリースするなど機能を拡充している。新規事業として位置づけられ、売上への貢献はまだ限定的だが、長期的な収益化を目指している。

有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。

業界での位置づけ

サービス業のなかでの位置

人材サービス、利益率改善中

当社は人材紹介・採用支援サービスを提供。直近売上76億円に対し営業利益率25%と高い収益性を誇る。同業のジンジブやイシンと比較し、利益率で優位。2024年9月期の売上86億円から減少したが、コスト管理で利益率は向上。国内市場に特化し、成長分野への投資が鍵。

強み

  • 営業利益率25%と業界トップクラスの収益性
  • 転職サービス「ビズリーチ」などで知名度高い
  • AIマッチングで効率的な採用支援を実現
  • 大手企業を含む多くの法人顧客を持つ

課題

  • 2025年9月期の売上は前期比減少
  • 人材サービス業界で新興企業が増加
  • 国内市場への依存度が高く、成長鈍化リスク

強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。

同業の企業

IT・SaaSの時価総額近傍。太字がアトラエ

時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。

#企業時価総額PER
13968セグエグループ205億円10.0倍
23901マークラインズ200億円12.4倍
33853アステリア198億円23.6倍
43834朝日ネット196億円12.4倍
53678メディアドゥ196億円10.7倍
66194アトラエ192億円17.2倍
74709IDホールディングス185億円12.5倍
85535ミガロホールディングス184億円12.3倍
93662エイチームホールディングス183億円30.3倍
102307クロスキャット181億円9.8倍
114641アルプス技研181億円13.6倍

時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は独自の業界分類(IT・SaaS)に従っています。

会社の歴史

沿革 20件

IT求人メディア「green」の立ち上げ(2003~2006年)

2003年10月、東京都目黒区で株式会社ユビキタスコミュニケーションズとして創業。資本金1,000万円。2005年に商号をI&Gパートナーズに変更し、2006年7月に成功報酬型求人メディア「green」の提供を開始した。この時期はオフィスを渋谷区、中央区、港区と転々としながら、事業基盤を整えた。

ブランド改称と上場準備(2011~2016年)

2011年9月、「green」を「Green」にブランド変更。2014年7月には商号をアトラエに改め、本社を港区三田に移転。2015年12月にはビジネス版マッチングアプリ「Yenta」のクローズドベータ版をリリース。2016年1月に正式提供を開始し、同年6月に東京証券取引所マザーズに上場。同時に組織力向上プラットフォーム「Wevox」の開発を決定した。

東証一部昇格と新事業の拡大(2017~2018年)

2017年3月に「Yenta」有料プランと「Wevox」正式版を同時リリース。2018年6月には東証市場第一部に市場変更し、本社を現在の麻布十番に移転。さらに子会社アルティーリを設立し、プロバスケットボール事業に進出した。売上高は2016年9月期の13億円から2018年9月期には23億円へと拡大した。

Bリーグ参入とプライム市場移行(2021年)

2021年2月に「Green」のAndroidアプリをリリース。同年10月には子会社アルティーリが運営するプロバスケットボールクラブ「アルティーリ千葉」がBリーグに参入。同じ月に東京証券取引所の市場区分見直しによりプライム市場に移行した。また、SMBCとの合弁会社「SMBC Wevox」を設立し、組織カルチャー可視化サービス「Wevox組織カルチャー」の提供を開始。アルティーリ株式の一部譲渡も同時に行い、スポーツ事業から事実上の撤退を進めた。

Wevoxの成長と収益構造の転換(2022~2025年)

2022年9月期以降、Wevoxの導入企業が急増し、ストック型収益が拡大。2024年9月期には売上高86億円、営業利益17億円を計上。2025年9月期は売上高が前年比0.1%減の76億円となったものの、営業利益は19億円(同11.7%増)と過去最高を更新。Wevox売上は31.5億円と前年比29%増加し、Green減収を補完した。従業員数は124名と少人数ながら、利益率25%の高収益体質を確立した。

年表20件を開く

2000年代

  • 2003年10月創業東京都目黒区中目黒において株式会社ユビキタスコミュニケーションズを設立(資本金10,000千円)
  • 2003年11月本社を東京都渋谷区神宮前に移転
  • 2005年4月商号変更商号を株式会社I&Gパートナーズに変更
  • 2005年5月本社を東京都中央区銀座に移転
  • 2006年2月本社を東京都港区虎ノ門に移転
  • 2006年7月成功報酬型求人メディア「green」のサービス提供を開始
  • 2007年2月「green」のウェブサイトを全面リニューアル
  • 2008年1月「green」のモバイルサイトの提供を開始

2010年代

  • 2010年10月本社を東京都港区南麻布に移転
  • 2011年9月商号変更「green」のウェブサイトの全面リニューアルに伴い、サービス名称を「Green」に変更
  • 2012年12月ソーシャルリクルーティングサービス「JobShare」のサービス提供を開始(注2)
  • 2013年4月「JobShare」のウェブサイトにおいて全雇用形態の求人掲載を開始(注3)
  • 2014年7月商号変更商号を株式会社アトラエに変更 本社を東京都港区三田に移転
  • 2015年12月ビジネス版マッチングアプリ「Yenta」のクローズドベータ版をリリース(注4)
  • 2016年1月「Yenta」のサービス提供を開始
  • 2016年6月上場東京証券取引所マザーズに株式を上場 組織力向上プラットフォーム「Wevox」の立ち上げを意思決定(注5)
  • 2017年3月「Yenta」の有料プランをリリース「Wevox」を正式リリース
  • 2018年6月東京証券取引所市場第一部に市場変更 本社を東京都港区麻布十番に移転 子会社「株式会社アルティーリ」を設立

2020年代

  • 2021年2月「Green」がAndroid版アプリをリリース「Yenta」がYenta Web版をリリース
  • 2021年10月プロバスケットボールクラブ「アルティーリ千葉」Bリーグに新規参入 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 組織のカルチャーを可視化する新サービス「Wevox組織カルチャー」の提供を開始 株式会社三井住友フィナンシャルグループとの合弁会社「SMBC Wevox株式会社」を設立「株式会社アルティーリ」の株式を一部譲渡

有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。

これからの方針

有価証券報告書 2025/9期の経営方針より

会社は4つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。

  1. 01

    人材紹介サービスの置き換え

    成功報酬型求人メディア「Green」により、アドバイザー不要で低コストな転職支援を提供し、従来の労働集約型モデルを置き換える。ビッグデータ活用で書類選考通過率を向上し、シェア拡大を目指す。

  2. 02

    HR領域での新市場創造

    「Wevox」でエンゲージメントを可視化し組織活性化を支援、「Yenta」でビジネスマッチングを提供。テクノロジーとデータを活用し、既存領域を超えた新たな価値を創出する。

  3. 03

    グローバル市場への進出

    欧米・アジアなどの成長市場へ、培ったノウハウを活用したサービスを展開。社内英語化や市場調査、現地法人設立・パートナーシップ構築を段階的に進める。

  4. 04

    フラットで柔軟な組織運営

    ヒエラルキーではなくプロジェクト単位のフラットな組織を徹底。新卒採用に注力し、優秀な人材を厳選採用。高い定着率と生産性を維持しながら、意思決定を迅速化する。

有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。

社員と組織

有価証券報告書 10期分

グループ全体で124人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は714万円で、9期前と比べて+34.6%平均年齢は33.0歳、平均勤続年数は4.6年。

決算期平均年収万円平均年齢平均勤続連結従業員数一人当たり営業利益万円
2016年9月33
2017年9月38
2018年9月43
2019年9月53129.73.756
2020年9月60229.93.863
2021年9月73930.53.977
2022年9月76731.14.098
2023年9月74231.94.5104
2024年9月77032.64.41091,560
2025年9月71433.04.61241,532

平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。

拠点とグループ

設備と関係会社

主要な設備 (帳簿価額 上位1)
本社 — 東京都港区248百万円
公共調達・補助金 (gBizINFO)
  • 調達
    令和8年度厚生労働省におけるエンゲージメントサーベイ(単価契約)
    厚生労働省 · 2026-03-11
    408万円
  • 調達
    令和7年度エンゲージメントサーベイ実施業務
    カジノ管理委員会 · 2025-02-28
    123万円
  • 調達
    令和8年度エンゲージメントサーベイ実施業務
    カジノ管理委員会 · 2026-03-06
    123万円

出典: gBizINFO (経済産業省)

業績のいま

有価証券報告書・決算短信より

2025年9月期の売上高は76億円営業利益19億円前期と比べると減収増益で、売上が-11.6%、利益が+11.8%。

売上高
-11.6%
76億円
営業利益
+11.8%
19億円
純利益
+71.4%
12億円
営業利益率
25.0%
前期比 +5.2%pt

会社が出している今期の予想2026年9月期

項目会社予想前期実績
売上高83億円76億円
営業利益14億円19億円
純利益10億円12億円
1株あたり配当¥37¥37

会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本

四半期の推移

10期分

直近は2026年3Qで、売上は22億円、営業利益は5億円。前年の2023年3Qと比べると、売上は+0.0%、営業利益は+0.0%。

対象期間売上高億円営業利益億円営業利益率%純利益億円
2023年2Q1800.0−1
2023年3Q22522.74
2023年4Q21−2
2024年1Q19315.81
2024年2Q2229.13
2024年4Q451226.73
2025年2Q36719.45
2025年4Q401230.07
2026年2Q38615.84
2026年3Q22522.74

期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。

業績の推移

有価証券報告書 14期分

2012年9月期からの14期で、売上は3億円から76億円へ25.3倍に増えた。直近期の営業利益率は25.0%。純利益は2期連続で増加。

決算期売上高億円営業利益億円経常利益億円営業利益率%純利益億円
2012年9月311
2013年9月300
商号を株式会社アトラエに変更 本社を東京都港区三田に移転
2014年9月611
2015年9月811
東京証券取引所マザーズに株式を上場 組織力向上プラットフォーム「Wevox」の立ち上げを意思決定(注5)
2016年9月1343
2017年9月1864
東京証券取引所市場第一部に市場変更 本社を東京都港区麻布十番に移転 子会社「株式会社アルティーリ」を設立
2018年9月2375
2019年9月3275
2020年9月3474
プロバスケットボールクラブ「アルティーリ千葉」Bリーグに新規参入 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 組織のカルチャーを可視化する新サービス「Wevox組織カルチャー」の提供を開始 株式会社三井住友フィナンシャルグループとの合弁会社「SMBC Wevox株式会社」を設立「株式会社アルティーリ」の株式を一部譲渡
2021年9月45106
2022年9月66116
2023年9月7893
2024年9月86171519.87
2025年9月76191825.012

金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。

利益の構造

2025年9月期

売上高76億円のうち、営業利益として残るのは19億円25.0%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の15.8%にあたる。営業利益率は業種中央値7.5%を上回る水準。

売上高を100としたときの内訳
  • 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金2.6%2億円
  • 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金72.4%55億円
  • 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益25.0%19億円

有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。売上原価と販管費は単体ベースの数値です。

粗利率
97.4%
売上から原価を引いて残る割合
営業利益率業種比+17.4pt
25.0%
本業の利益として残る割合
純利益率業種比+10.7pt
15.8%
税金まで払って最後に残る割合
ROE業種比+14.2pt
26.0%
株主のお金がどれだけ利益を生んだか
ROA
16.7%
資産全体がどれだけ利益を生んだか
ROIC
44.3%
事業に使うお金がどれだけ利益を生んだか

ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。

お金の流れ

キャッシュフロー計算書 12期分

2025年9月期は営業CFが19億円、投資CFが−5億円で、差し引きのフリーCFは14億円この組み合わせは成熟・還元型にあたる。本業で稼ぎ、投資に回し、それでも余る現金を借金返済や株主還元に充てている。最も健全とされる型期末の手元現金は42億円で、売上の6.6ヶ月分にあたる

決算期営業CF億円投資CF億円財務CF億円フリーCF億円現金残高億円
2014年9月10013
2015年9月10013
2016年9月306313
2017年9月5−10416
2018年9月5013534
2019年9月700740
2020年9月4−60−239
2021年9月11−20948
2022年9月7−60149
2023年9月9−2−10747
2024年9月13−8−8544
2025年9月19−5−161442

本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。

資産と負債

貸借対照表 14期分

2025年9月期の総資産は72億円。このうち返さなくてよい自己資本が52億円で、自己資本比率は60.3%(業種中央値53.4%より厚い)

決算期総資産億円自己資本億円負債億円自己資本比率%
2012年9月21156.5
2013年9月21167.4
2014年9月32159.3
2015年9月43165.7
2016年9月1412281.9
2017年9月1916383.8
2018年9月3834489.5
2019年9月4639785.2
2020年9月4944589.7
2021年9月64511378.6
2022年9月74591576.7
2023年9月71561571.3
2024年9月72531964.5
2025年9月72522060.3

自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。

2025年9月期の内訳単体ベース
現金及び預金
42億円
すぐ使えるお金
利益剰余金
16億円
過去の利益の積み上がり
負債合計
20億円
いつか返す必要があるお金
財務の健全性
100
/ 100
安定性自己資本比率40 / 40
収益力営業利益率30 / 30
現金創出営業CFの黒字継続30 / 30

有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。

業界内での比較

サービス業 534社との比較

同じサービス業の企業と並べると、いちばん上に来るのは配当利回り534社中7位あたり、逆に低いのは売上成長率534社中504位あたり帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。

ROE上位株主の出したお金でどれだけ利益を生んだか
26.0%/中央値 11.8%
P25 6.0%P75 18.9%
営業利益率上位売上のうち本業の利益として残る割合
25.0%/中央値 7.5%
P25 3.5%P75 12.7%
自己資本比率総資産のうち返済のいらないお金の割合
60.3%/中央値 53.4%
P25 36.8%P75 69.7%
売上成長率下位前期からの売上の伸び
-11.6%/中央値 7.2%
P25 1.6%P75 16.0%
配当利回り上位株価に対して1年で受け取る配当の割合
4.4%/中央値 3.1%
P25 1.9%P75 4.1%

有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。

株価

9月2日の終値

直近の終値は¥840で、1年前と比べて+10.1%過去52週の値幅のなかでは72%の位置にある。

¥840-5.1%1ヶ月-1.2%1年+10.1%時価総額192億円
過去52週の値幅
安値¥618高値¥926

チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。

指標
PER (実績)17.2倍
PER (会社予想)19.0倍
PBR4.09倍
配当利回り4.40%

実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。

値動きの背景

株価は直近1カ月で+18.3%と急騰。828円は25日線(728円)を+13.7%上回り、52週高値859円に迫る。7/10に805円へ急伸後、高値圏で推移。RSI89.9と買われ過ぎで、短期的な調整リスクが高い。出来高は直近9.7万株と活況を維持。

値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。

AIの評価

AI評価

株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません

現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 80/100)

PERは16.9倍と業界平均22.5倍を下回り割安です。PBRは4.03倍で平均2.37倍を上回るものの、ROEが26%と高く資本効率が優れています。無配ですが配当性向62.8%から今後の配当再開が期待され、売上・利益とも成長基調にあり割安と判断しました。

指標この会社業種平均
PER (実績)17.2倍23.4倍
PER (予想)19.0倍
PBR4.09倍3.51倍
ROE26.0%12.5%

業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。

AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。

評価が分かれる点

AI分析

投資家の見方

人材業界全体の需給タイト化が追い風となる一方、競合SaaSの台頭や人材紹介事業の景気連動リスクが焦点。強気派は高収益体質とストック型収益拡大を評価し、弱気派は成長鈍化と競争激化を警戒する。

プラスに働く材料7
  • 高収益体質の持続可能性

    営業利益率25%と業界高位。固定費効率が良く、売上増が利益に直結。

  • ストック型収益の積み上がり

    HRMOSシリーズのサブスク収益は毎年更新され、解約率が低い。

  • 少人数でのスケーラビリティ

    従業員124名で売上76億円。一人当たり生産性が極めて高い。

  • 営業利益率が過去3年で最高水準に2025/9期影響

    営業利益率19.8%→25%に改善、売上減少下でも利益拡大 (営業利益17→19億円)

  • 高ROE26%を維持する収益性継続影響

    ROE26%は同業上位、自己資本効率の高さが評価材料

  • 4期連続で営業黒字を達成継続影響

    2023/9期以降、営業利益は毎期黒字、赤字リスク低い

  • 時価総額189億円と小型株の割安感継続影響

    PER16.9倍と業界平均比で割高ではない、成長余地あれば買い

マイナスに働く材料7
  • 人材紹介の景気連動リスク

    採用需要は経済動向に左右され、不況時は手数料収入が減少。

  • 競合SaaSの台頭

    タレントマネジメント市場では多くの競合が存在し、差別化が困難。

  • 成長の天井感

    売上高が70-80億円台で停滞。2025年9月期も76億円と横ばい。

  • 売上高が前期比11.6%減少2025/9期影響

    売上高86億円→76億円減、中核サービス需要減退示唆

  • 無配政策継続で株主還元に不満継続影響

    配当利回り0%、株主への利益還元が進まず、長期投資家離れ

  • 営業利益19億円の絶対額が小さい通年影響

    時価総額189億円に対し営業利益19億円、利益規模が限定的

  • 業績回復後の更なる成長鈍化リスク2026/9期影響

    2024→25年は利益増だが、今後の成長ドライバー不透明

次の決算で確かめる点
HRMOSシリーズのARR
ストック型収益の成長性と解約動向を直接把握。
人材紹介の成約件数
景気連動リスクの兆候を早期に察知。
営業利益率
高収益体質が維持できているか確認。

配当

株主還元

直近の年間配当は1株あたり37で、前期から+47.6%いまの株価に対する利回りは4.40%。増配か配当維持が1年続いている。

年間配当
¥37
1株あたり
配当利回り
4.40%
いまの株価に対して
配当性向
62.8%
利益のうち配当に回した割合
連続増配等
1年
増配か維持が続いた年数
決算期1株あたり配当前期比%配当性向%
2024年9月2175.1
2025年9月3147.662.8

過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。

次の配当スケジュール
  • 権利付き最終日
  • 権利確定日
  • 支払開始日
  • 今期の会社予想年間予想¥37

株主

有価証券報告書より

2025年9月期末の株主数は延べ5,929人。区分でいちばん多いのは個人・その他41.1%。グループ会社や銀行などの安定株主が42.6%を占め、残る57.4%が市場で売買されうる浮動株にあたる。

所有者の区分ごとの比率

所有者の区分2020年9月%2021年9月%2022年9月%2023年9月%2024年9月%2025年9月%
個人・その他20.416.616.824.734.441.1
事業法人25.825.725.525.829.030.4
外国法人21.925.726.124.215.213.0
金融機関31.331.031.124.217.912.2
証券会社0.61.00.41.03.43.1
外国人個人0.00.00.00.00.10.2
自己株式0.10.10.14.6

発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。

大株主上位10

順位株主持ち株比率 %
01合同会社ラウレア29.96
02日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)8.79
03新居 佳英6.95
04株式会社日本カストディ銀行(信託口)2.35
05鎌田 和彦1.88
06鈴木 秀和1.56
07THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.32
08MORGAN STANLEY & CO. LLC (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)1.18
09STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 510598 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)1.03
10BNP PARIBAS NEW YORK BRANCH – PRIME BROKERAGE CLEARANCE ACCOUNT (常任代理人 香港上海銀行東京支店 セキュリティーズ・サービシズ・オペレーションズ)1.01

有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。

大量保有報告の動き
5%超の保有者の提出ベース 直近1
  • 2026-05-07
    新居 佳英
    新規の大量保有報告
    1.51%
    -4.61pt

提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。

株価指標の推移

有価証券報告書 14期分

1株利益は14期で+12%、1株純資産は14期で+135%。直近期のROEは26.0%で、日本株の目安とされる8%を上回る。

決算期EPSBPSROE%PER配当性向%
2012年9月448174.4
2013年9月134038.4
2014年9月61934.4
2015年9月62528.0
2016年9月239935.845.4
2017年9月176728.973.3
2018年9月1912918.870.4
2019年9月1914713.884.0
2020年9月1616410.594.2
2021年9月2418812.898.6
2022年9月2421112.167.1
2023年9月131986.283.3
2024年9月2919415.029.275.1
2025年9月4919126.015.662.8

有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。

EPS1株利益
1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
BPS1株純資産
1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
ROE自己資本利益率
株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
PER期末実績
株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
配当性向利益からの還元率
利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある

経営陣

8名 有価証券報告書の提出日現在

有価証券報告書に載っている役員は8名。2025/9期の役員報酬は総額302百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約13倍にあたる。

氏名役職年齢保有株数
新居佳英代表取締役 CEO528,427,200
岡利幸取締役 CTO42217,400
鈴木秀和取締役 CFO44357,000
小笹留美子取締役(常勤監査等委員)51400
戸塚隆将取締役(監査等委員)52
雪丸真吾取締役(監査等委員)50
森尚美取締役(監査等委員)54
波田野馨子取締役(監査等委員)51

役員報酬の内訳2025/9

役員の区分人数固定報酬百万円その他百万円合計百万円1人あたり百万円
取締役(社内)316312028294
社外取締役520204

有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。

有価証券報告書

有価証券報告書 2025/9期

会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。

事業の内容4,864字を開く

何をしている会社か、会社自身の説明

3【事業の内容】 当社は、「世界中の人々を魅了する会社を創る」というビジョンを掲げております。 当社は、インターネット上で、転職を希望する求職者と求人企業のマッチング(求職者が求人企業へ入社することをいう。以下同じ。)を実現する成功報酬型求人メディア「Green」(以下、「Green」という。)、エンゲージメントを可視化することで組織を活性化し、人材の活用と定着化を促進する、組織力向上プラットフォーム「Wevox」(以下、「Wevox」という。)の運営を行っている他、長期的に成長し続ける企業であるために積極的に新規事業の展開を行っております。また、「テクノロジーによって人の可能性を拡げる事業を創造していく」という想いを込めて、当社を「People Tech Company」と再定義するとともに、セグメントの名称を「People Tech事業」としております。 当社が展開するPeople Tech事業の背景には、日本の雇用慣行の変化があります。同一の企業で定年まで働き続ける「終身雇用」は終焉を迎え、グローバリゼーションやIT化によって企業の存続年数はますます短くなっております。さらに、成長産業が変化し続けていく中で、日本国内における人材の流動性は急速に高まっております。 一方で、日本のHR領域におけるサービスの多くは、高コスト構造に陥りやすい旧態依然とした労働集約型のビジネスモデルや、情報を囲い込むことによって価値を生み出そうとするクローズドなビジネスモデル(注1)を中心に構成されてきました。 現代においては、パソコン、タブレット端末、スマートフォン等の普及、さらにはFacebookやX等のソーシャルメディアやブログを中心に個人が積極的に情報を発信し、情報のオープン化が進んでおります。HR領域においても、ビッグデータ解析等のテクノロジーを活用することによって、これまで以上に本質的な価値を提供することが可能になると考えております。また、欧米先進国では、既にこれらを活用した採用活動が盛んに行われており、日本においても今後その流れが加速することが予想されております。 当社は、創業当初より「Human Resources × Technology」をテーマに挑戦し続けてきたことにより、HR領域におけるノウハウ、経験、そして求職者及び求人企業の採用プロセスに関するあらゆるデータを蓄積してきました。この強みを最大限に活かし、今後はさらに一歩踏み込んだ、テクノロジーによって人の可能性を拡げる「People Tech Company」として、より多くの人が楽しく活き活きと働く世の中を実現していきたいと考えております。 (注)1.従来の人材紹介会社の多くは、求職者と求人企業を仲介するアドバイザーを多数雇用し、入社が決定した場合に手数料を得るビジネスモデルです。求職者と求人企業を仲介するアドバイザーを多数雇用する必要があるため、労働集約型のビジネスモデルであると考えております。また、多くの場合、アドバイザーは人材紹介会社が保有するデータベースに基づき、個人の経験を加味しながら、求職者と求人企業のマッチングを行います。人材紹介会社が保有するデータベースは求職者又は求人企業に直接開示されることはないため、情報を囲い込むことで価値を生み出すクローズドなビジネスモデルであると考えております。 当社が提供する主要なサービスは以下のとおりです。当社は、People Tech事業の単一セグメントであるため、セグメント情報は記載せず、個別のサービスについて記載しております。 (1)成功報酬型求人メディア「Green」 当社の主力サービスである「Green」は、ビッグデータ解析等のテクノロジーを駆使することによって、求職者と求人企業の最適なマッチングを実現するプラットフォームです。 「Green」に登録している求職者のうち、アクティブユーザー数(注2)は56,168人(2025年9月単月)、掲載されている求人数は29,957求人です(2025年9月単月)。 主な特徴は以下のとおりです。 ①成功報酬型のビジネスモデル 当社の求人メディアは、業界に先駆けて成功報酬型の料金体系を導入しました。従来の広告型求人メディアの多くは、採用の成否に関わらず、求人広告の掲載と同時に広告掲載料金が発生します。一方、「Green」は、新規登録時に初期設定費としてシステム利用料や掲載記事作成料が必要となるものの、その後は求人広告の掲載期間や掲載求人数の制限がありません。採用が成功し、求職者が実際に入社した段階で成功報酬が発生する、いわゆる成功報酬型の料金体系を採用しています(注3)。 「Green」を利用する企業は、広告掲載料金が掛け捨てになるリスクを取る必要がありません。従来の広告型求人メディアには掲載しづらく、人材紹介会社に依頼する以外に採用する方法がなかった専門分野に特化した求人や期間限定の求人等であっても、積極的に求人広告を掲載することが可能です(注4)。これまで表に出てこなかった魅力ある求人情報が掲載されることで、さらに優秀な人材が集まり、より一層優良な企業の利用を促すという好循環が生まれていると考えております。 また、成功報酬型というビジネスモデルのため、多くの企業が採用ニーズの強弱に関わらず、能動的に継続的な求人の掲載を行うことができます。従来の広告型求人メディアを運営する企業のように多数の営業人員を抱える必要がないことも大きな特長です(注5)。 (注)2.アクティブユーザーとは、「Green」に登録する求職者のうち1ヶ月に1回以上ログインを行っている求職者のことを意味しております。 3.当社は、従来の人材紹介会社のように求職者と求人企業を仲介するアドバイザーを多数雇用する必要が無いことから、従来の人材紹介会社と比較して安価な成功報酬を実現することが可能となります。成功報酬は年収に関わらず定額制の料金モデルを採用しております。 4.従来の広告型求人メディアは、不特定多数の求職者の中から人材を採用できる点に利点がありますが、広告掲載料金が掛け捨てになるリスクがあるため、専門分野に特化した人材よりも、一般的な職種を希望する求職者を広く募集することに適していると考えております。 5.従来の広告型求人メディアは、求人広告の掲載料を収益源とするため、求人広告を掲載する企業を獲得するために、多数の営業人員を抱える傾向にあります。 ②ビッグデータの活用 当社の求人メディアは、成功報酬型というビジネスモデルの特性上、求職者と求人企業の採用プロセスに関するあらゆるデータを保有しています(注6)。どのような職務経歴、専門能力、経験年数の求職者が、どのような業種、職種、規模、社風の企業にアプローチを行ったか、書類選考を通過したか、何次面接まで進んだか、内定もしくは入社まで至ったか、といった求人企業の採用活動又は求職者の転職活動に関するあらゆるデータが蓄積されております。 この蓄積されたデータを解析することによって、転職を考える求職者には最適化された求人情報を、採用を考える求人企業には最適化された求職者情報を届けられるレコメンドシステム(注7)を実現しており、書類選考通過率の向上に努めております(注8)。 このマッチングのテクノロジーに磨きをかけ、継続的にデータを蓄積することによって、従来、人材紹介会社のアドバイザーがアナログかつクローズドに仲介していた求職者と求人企業のマッチングを、より低価格かつ効率的に実現しています。 (注)6.従来の広告型求人メディアは、求人広告の掲載料を収益源とするため、求職者一人ひとりの採用プロセスを把握する必要がなく、データとして蓄積されにくい傾向があります。当社のような成功報酬型の求人メディアだからこそ、採用プロセスに関するデータの蓄積が可能となります。 7.レコメンドシステムとは、求職者がGreenを利用して求人企業を検索する際に、Greenの解析システムが求職者のプロフィールデータを基に、より一層入社確率の高い求人企業を提示する機能です。求人企業が求職者を検索する際も同様に、求人企業への入社確率の高い求職者を提示することが可能です。また、Green独自の機能として「気になる/会いたい」機能があります。求職者から求人企業へ、又は求人企業から求職者へ「気になる/会いたい」を送信することで、気軽に面談希望の意思を伝えることができます。求職者及び求人企業の心理的な負担を下げた当該機能の導入が、書類選考通過率向上の一つの要因であると考えております。 8.当社の管理指標の1つに「書類選考通過率」があります。書類選考通過率は「書類選考に通過する件数÷書類選考に応募する件数」を意味します。当社の書類選考通過率の推移は、2021年9月期は19.9%、2022年9月期は24.5%、2023年9月期は23.0%、2024年9月期は20.3%、2025年9月期は22.5%となっております(「書類選考に通過する件数の1年間の総数」÷「書類選考に応募する件数の1年間の総数」にて算出)。 ③IT・Web業界に強い求人メディア 当社の主力サービスである「Green」は、IT・Web業界において採用ニーズの高いエンジニアやWebデザイナー等が多く登録する求人メディアです。また「Green」を利用して採用活動を行った求人企業のうち、約8割がIT・Web業界に属しています(2025年9月期)。 (2)組織力向上プラットフォーム「Wevox」 組織力向上プラットフォーム「Wevox」はエンゲージメントを可視化することで組織を活性化し、人材の活用と定着化を促進するサービスです。エンゲージメントとは、組織に対する自発的な貢献意欲や主体的に仕事に取り組んでいる心理状態を評価した指標です。「Wevox」独自のサーベイを用いる事で、重要な経営指標の一つとして注目を集めているエンゲージメントを定量的かつ多角的に把握する事が可能となります。会社組織やスポーツチームなど、あらゆる組織での利用が拡がっており、本書提出日現在、利用組織は4,100社を超えております。当社は、世の中の人材の流動性が高まり、知識産業化が進む現代において、あらゆる組織は今まで以上に人材の採用や、育成、そして定着に力を費やす必要性が高まると考えております。 「Wevox」は、このような社会情勢において、唯一無二の組織力向上プラットフォームを目指し、多くの組織におけるエンゲージメントの向上に貢献してまいります。 (3)新規事業 当社は、長期に渡って成長し続ける組織であるために、複数の事業を収益化させ、発展、拡大させていくことが極めて重要だと考えております。 本書提出日現在の主な新規事業は、ビジネス版マッチングアプリ「Yenta」(以下、「Yenta」という。)です。 「Yenta」は、人工知能(機械学習)を活用し、ビジネスパーソン同士の出会いを創造するマッチングアプリケーションです。採用、出資、営業、情報交換、転職など、様々な目的に基づくマッチングを多数創造しています。 「Green」は、求職者と求人企業の最適なマッチングにより人材の流動化促進と最適配置を実現します。「Wevox」は、組織を活性化し、人材の活用と定着化を促進します。「Yenta」は、多くのビジネスマッチングを実現し、ビジネスパーソンの組織の枠を超えた横の繋がりを増やすことで、オープンイノベーション、働き方の多様化、生産性の向上などを促進しております。当社は、今後もテクノロジーによって人の可能性を拡げる事業を創造してまいります。 当社の事業系統図は下記のとおりであります。
経営方針・対処すべき課題5,892字を開く

経営陣が考える方向性と課題

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】 当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社が判断したものであります。 (1)経営方針 当社は、「世界中の人々を魅了する会社を創る」というビジョンを掲げております。全ての社員が誇りを持てる組織と事業の創造にこだわり、関わる人々がファンとして応援したくなるような魅力ある会社であり続けます。そして、日本を代表するグローバルカンパニーとして、世界中の人々から必要とされる存在を目指します。 また、当社は「テクノロジーによって人の可能性を拡げる事業を創造していく」という想いを込めて、当社を「People Tech Company」と再定義しております。 (2)経営戦略等 当社の経営戦略の現状と見通しは以下のとおりです。「Green」、「Wevox」の成長を加速させると同時に、複数の新規事業を創造し、収益化させていく方針です。 ①人材紹介サービスのリプレイス(注) 当社は、「Green」を通じて、従来の人材紹介サービスのリプレイスを実現したいと考えております。日本のHR領域におけるサービスの多くは、高コスト構造に陥りやすい旧態依然とした労働集約型のビジネスモデルや、情報を囲い込むことによって価値を生み出そうとするクローズドなビジネスモデルを中心に構成されてきたと考えております。しかし、パソコン、タブレット端末、スマートフォン等の普及、ビッグデータ解析等のテクノロジーの進化、さらにはFacebookやX等のソーシャルメディアやブログを中心に個人が積極的に情報を発信し、情報のオープン化が進む現代においては、書店や小売、不動産業界等と同様に、HR領域においても、従来のサービスでは提供し得なかった本質的な価値を提供することが可能になると考えております(当社が考える本質的な価値については「第一部 企業情報 第1企業の概況 3 事業の内容 (1)成功報酬型求人メディア「Green」」に記載の「①成功報酬型のビジネスモデル」及び「②ビッグデータの活用」をご参照ください)。 当社の「Green」は従来の人材紹介会社のように求職者と求人企業を仲介するアドバイザーを必要とせず、オンラインで転職のサポートが可能なサービスです。また、アドバイザーを雇用する必要が無いことから、従来の人材紹介会社と比較して安価な成功報酬単価を実現することが可能となります。新型コロナウイルス感染症を含む感染症の拡大によって、積極的な外出が困難な状況に陥った場合や、経済活動の動向に関して不透明な状況が継続し求人企業が採用予算の削減を余儀なくされる状況に陥った場合でも、当社の「Green」はその影響を受けづらいサービスであると考えております。当社は、転職市場における「Green」の独自のポジションを活かした更なるシェアの拡大を目指してまいります。 (注)「リプレイス(replace)」とは「置き換える・取って代わる」等を意味する言葉であり、経営戦略においては「既存の業界のサービスを新しい技術で置き換える」という意味で使用されます。 ②HR領域における新市場の創造 当社は、これまで培ったノウハウ、経験、顧客基盤等を活用し、HR領域における新市場の創造及びビッグデータ、テクノロジーを駆使した先行優位性を持つビジネスモデルの創造を目指します。 イ.「Wevox」 「Wevox」は、エンゲージメントを可視化することで組織を活性化し、人材の活用と定着化を促進するサービスです。エンゲージメントとは、組織に対する自発的な貢献意欲や、主体的に仕事に取り組んでいる心理状態を評価した指標です。「Wevox」独自のサーベイを用いる事で、重要な経営指標の一つとして注目を集めているエンゲージメントを定量的かつ多角的に把握する事が可能となります。 当社は創業以来、「Green」を通じて、多くの求職者と求人企業のマッチングを実現してきました。 しかしながら、IT業界を始めとした昨今の知識産業社会においては、採用という雇用の入り口だけでなく、人材の流動性の高まりや多様な働き方の浸透に伴い「人材の活用及び定着」こそが、将来の企業経営における極めて重要な課題になるであろうと考え、「Wevox」の提供を開始しております。今後は、唯一無二の組織力向上プラットフォームとなる事を目指し、多くの組織におけるエンゲージメントの向上に貢献してまいります。 ロ.「Yenta」 「Yenta」は、「ビジネスを加速させる出会い」を生み出すビジネスマッチングアプリケーションです。ソーシャルメディア等の台頭で、個人が積極的に情報を発信する現代においては、ビジネスパーソンが会社組織に依存しない時代が到来していると当社は考えております。「Yenta」は、人工知能(機械学習)を駆使し、多くのビジネスマッチングを実現しております。具体的には、組織の枠を超えた横の繋がりを増やすことで、オープンイノベーション、働き方の多様化、生産性の向上などを促進しております。 ③グローバル市場への進出 当社は、継続的な事業拡大のためには、これまで培ったノウハウ、ナレッジを活用し、欧米、アジア等のより大きな市場で、今後の成長が期待される地域に向けたサービス提供を推進することが重要だと認識しております。それに伴い段階的ながらも社内コミュニケーションに英語を取り入れ、海外進出を意識した経営を行ってまいります。また、これらと同時に、市場調査を行っていく中で、現地法人設立や現地有力企業とのパートナーシップ構築等の検討も進めてまいります。 ④組織運営 イ.当社の目指す組織の在り方 当社は、優秀で意欲ある人材の採用、育成、定着が極めて重要であると考えております。従来のような出世を前提としたヒエラルキーの強いピラミッド型の組織形態では無く、フラットな組織形態かつプロジェクト単位で柔軟に働ける組織運営を徹底しております。それにより、意思決定のスピードを速め、業界の変化に迅速に対応し、社員一人ひとりの経営視点や参画意識を高めるよう努めております。 ロ.組織運営の方針 当社は、「世界中の人々を魅了する会社を創る」というビジョン実現のため、当社に関わる全ての人々を幸せにするサイクルを回し続けながら、意欲ある社員が「働きがい」を感じられる組織創りを追求しています。優秀な人材を惹き付け、その人材が高いエンゲージメントと共に長期に渡り活躍することが当社の持つ魅力であり、成長市場における長期的な競争力の源泉であるという考えのもと、組織運営を行っております。 具体的には、当社は、採用活動を会社経営の最重要事項と捉えており、個人の価値観や能力はもちろんのこと、人間性や既存メンバーとの相性なども十分に吟味した採用活動を行っております。そのため、過剰な人材採用を行うことはせず、労働生産性にこだわりを持った経営を行っております。また、当社は新卒採用を中心とした組織創りを行っております。学生時代の経験やスキルはもちろんのこと、価値観や人間性など全ての要素において一切の妥協を許しません。少しでも採用基準に満たない部分があれば、採用を見送るという厳選した採用活動を行っております。若い社員だからこそ、高い柔軟性を持ち、最新の技術をキャッチアップするスピードが速く、大きな事業環境の変化にも即座に対応できる能力を持っているため、急激な成長を遂げる可能性を秘めていると考えております。 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等 当社は継続的な事業拡大と企業価値向上のため、売上高及び生産性(社員一人当たり売上高)を重要指標としております。 (4)経営環境 「Green」はIT・Web業界に強い求人メディアです。IT・Web業界は、以下の点から成長トレンドにあると考えております。 ・日本のインターネット広告市場は、7,747億円(2010年)から3兆6,517億円(2024年)に拡大しております(注1)。 ・日本の一般消費者向け電子商取引(EC)の市場規模は、7兆7,880億円(2010年)から26兆1,225億円(2024年)に拡大しております(注2)。また日本のEC化率は9.78%(2024年)であり(注2)、十分な成長余地があると考えております。 IT・Web業界の求人動向については、2025年9月時点で、業種別の転職求人倍率は「IT・通信」が約7倍、職種別の転職求人倍率は「エンジニア(IT・通信)」が約11倍であり、いずれも高い水準にあります(注3)。 当社は、IT・Web業界に強い求人メディアという独自のポジションの確立、ビッグデータ解析等のテクノロジーの進化に基づく書類選考通過率の向上等により、更なるシェアの拡大を目指します。また、あらゆる業界におけるIT化の加速により、IT・Web業界と他の業界における垣根が低くなってきていると当社は考えております。今後は、IT・Web業界以外でも認知度を向上させ、求職者及び求人企業の獲得効率の向上を目指します。マーケットシェアが拡大する事で、さらに認知度やブランド力が向上するという好循環が実現できると考えています。 (注)1.株式会社電通「2024年 日本の広告費」 2.経済産業省「令和6年度電子商取引に関する市場調査」 3.パーソルキャリア株式会社「転職求人倍率レポート(2025年9月)」 (5)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題 当社は「世界中の人々を魅了する会社を創る」というビジョンの下、「テクノロジーによって人の可能性を拡げる事業を創造していく」という想いを込めて、当社を「People Tech Company」と再定義しております。当社は、「Green」、「Wevox」の成長を加速させると同時に、複数の新規事業を創造し、収益化させるため、以下の課題に取り組んでまいります。 ①サービスの知名度向上 当社は、これまで培ってきたWebマーケティングのノウハウを中心として、段階的に動画広告を利用したマスメディア向けの広告を活用することにより、「Green」への登録者を獲得してまいりました。その結果としてIT・Web業界においては相応の知名度を獲得できたと考えておりますが、今後は、IT・Web業界を超えた幅広い業界における知名度の向上、競合企業との差別化を明確にしたブランドの確立が重要であると認識しております。 そのためにも、これまで構築してきたWebマーケティングと並行し、費用対効果を慎重に考慮した上で、マスメディアを活用した広告宣伝及びプロモーション活動を継続的に検討してまいります。 ②新規事業における収益拡大 当社は、主力サービスである「Green」を中心に堅調に成長している一方で、「Green」の収益力への依存度が高い状態にあります。長期的に成長し続ける組織であるためにも、今後複数の事業を収益化させ、発展・拡大させていくことが極めて重要だと考えております。 そのためにも、組織力向上プラットフォーム「Wevox」の収益拡大を図るとともに、その他構想・検討している新規事業に関しましても、未来の収益の柱へと育てるべく尽力してまいります。 ③ビッグデータの有効活用 当社は、創業当初から転職・採用等のHR領域に特化したノウハウや経験を有しております。それらを属人的なものではなく、競争優位性の高い独自のデータとして蓄積してまいりました。当該ビッグデータをさらに有効活用し、優位にかつスピーディに事業を展開していくことが重要であると考えております。 また、継続的・安定的にデータを蓄積しつつも、今まで以上にデータの解析精度を向上させ、データを活用した新規事業の創造へと取り組んでまいります。 ④組織体制の強化 当社は、知的産業社会で価値を生み出す最大のリソースは「人」であり、その集合体としての「組織」であると考えています。そのためにも、能力と意欲を兼ね備え、かつ当社の持つ価値観や目指す方向性に強く共感する人材のみを採用することを徹底しております。また、そのような優秀な人材が長期にわたってやりがいを感じて働くことができるよう、旧態依然とした出世や役職といった考え方を撤廃し、全社員に権利と責任を付与したフラットなプロジェクト制での組織運営を行っております。 この取り組みの徹底のため、全社員にプロとしての意識・自発的な行動・成果を求めております。そのため、情報共有を徹底し、ビジネスで成果を出す上で不必要な管理やルールの排除を行っております。その結果、当社は極めて高い定着率を誇り、新卒や若い社員を育成するノウハウを保持することに成功しております。 しかしながら、今後複数事業の迅速な拡大・成長を実現する上で、これまでと同様の水準を保ちながら、人材を確保していくことが当社の発展における課題であると認識しております。 そのため、ソーシャルメディアを活用したダイレクトリクルーティングや従業員からの紹介制度の強化等、多様な採用手法を用いて人材の獲得に努めるとともに、優秀な社員が定着し続けるような創意工夫をし続けてまいります。 ⑤情報管理体制の強化 当社の運営する事業は、膨大な個人情報を保持しております。そのため、個人情報保護に関しては重要課題と認識しており、個人情報に関する社内規程の厳格な運用、定期的な社内教育の実施やセキュリティシステムの構築を行っております。また、ISO/IEC27001:2022の規格に則り、情報セキュリティマネジメントシステムの強化と運用の徹底を図ってまいります。 ⑥グローバル市場への進出 当社の継続的な事業拡大のためには、これまで培ってきたノウハウ、ナレッジを活用し、欧米、アジア等のより大きな市場で、今後の成長が期待される地域に向けたサービス提供を推進することが重要だと認識しております。それに伴い段階的ながらも社内コミュニケーションに英語を取り入れ、海外進出を意識した経営を行っております。また、これらと同時に、市場調査も継続的に行っていく中で、現地法人設立や現地有力企業とのパートナーシップ構築等の検討も進めてまいります。
事業等のリスク6,226字を開く

会社が自認するリスクの一覧

3【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期につきましては、合理的に予測することが困難であるため記載しておりません。 また、必ずしも主要なリスクに該当しない事項につきましても、投資者の投資判断に資すると考える事項については、積極的な情報開示の観点から記載しております。当社は、事業等のリスクに対し発生の可能性を十分に認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の迅速な対応に努める方針であります。 なお、文中の将来に関する事項は当事業年度末現在において当社が判断したものであり、将来において発生の可能性のある全てのリスクを網羅するものではありません。 (1)外部要因、競合について ①求人企業の人材採用ニーズについて 当社は、企業の人材採用支援を主たる事業としているため、求人企業の採用ニーズに影響を受ける可能性があります。 主要顧客であるIT・Web業界は現在も成長途上の領域であり、IT人材の不足感は依然として高い状況にあるため(出典:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)「DX白書2025」)、当面の採用ニーズは堅調に推移するものと想定しております。 しかしながら、想定を上回る世界規模の景気悪化が起こり、求人企業の雇用水準が低迷する事態が発生した場合は、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②インターネット利用の普及について 当社はインターネットを介してサービスを提供しております。そのため、スマートフォンやタブレット型端末等の新しいデバイスの普及により、インターネットの利用環境が引き続き整備されていくと共に、同関連市場が今後も拡大していくことが事業展開の基本条件であると考えております。 2012年にインターネットの利用者数は初めて1億人を突破して以降、2024年のインターネットの人口普及率は85.6%となっております(出典:総務省「令和6年通信利用動向調査」)。 しかし、インターネットの普及に伴う弊害の発生、利用に関する新たな規制の導入、その他予期せぬ要因によって、インターネット利用の順調な発展が阻害された場合には、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③技術革新について 当社はインターネット関連技術に基づいて事業を展開しておりますが、当該市場は技術革新のスピードや顧客ニーズの変化が極めて速く、それらに基づく新機能や新サービスの導入が相次いで行われる変化の激しい市場です。 このような急速に変化を遂げる環境の中で、当社はHR領域において前例のないビッグデータ解析や人工知能の導入、スマートフォンやタブレット型端末等の多様なデバイスへの対応など、最新技術の開発を率先して行うと共に、優秀な人材の確保に取り組んでおります。 しかしながら、技術革新のスピード、顧客ニーズの変化、デバイスの進化等は予期せぬスピードで発展していく可能性があります。今後何らかの革新的な技術が台頭し、当社の対応が遅れた場合には、当社が現状有している技術的優位性の低下を招く可能性があります。また、そのような革新的な技術に対応するために多額のシステム開発費用が追加的に発生する可能性があります。そのような場合には、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④競合企業について 当社の競合企業は、既存の人材紹介会社、求人メディア等が該当します。既に競合企業が多いうえ、参入障壁も低く、新規参入企業も多い状況にあります。 当社サービスの特徴として、急拡大を遂げるIT・Web業界において採用ニーズの高いエンジニア、Webデザイナー等の登録者が多い点が挙げられます。また、当社は、長年に渡り蓄積してきた転職活動、採用活動に関する膨大なデータを活用したビッグデータ解析等のテクノロジーを駆使することで、書類選考通過率(注)の向上を実現することにより、市場における優位性の構築を推進してまいりました。 しかしながら、これらが競合企業との十分な差別化要因になるとは限らず、若くテクノロジーに長けた企業がHR領域に挑戦してきた場合や、当社と類似した海外の企業が日本へ本格的に進出し、当社の優位性を凌駕した場合、また膨大な転職・採用に関するデータを保有する大手人材紹介会社等が自社の社員を大幅に削減することによって、労働集約型のビジネスモデルから当社のようなテクノロジーを駆使したビジネスモデルに切り替えた場合には、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (注)「書類選考に通過する件数÷書類選考に応募する件数」を意味します。 (2)当社の事業について ①Greenへの依存について 当社の主たる収益は、Greenによる収益であります。2025年9月期の売上高(7,634,032千円)に占める「Green」の比率は58.0%(4,425,515千円)であり、依存度は高い状況にあります。当社は、中長期的な成長を実現するため、並行して「Wevox」の収益拡大及び新規事業の創造及び収益化を進めております。 しかしながら、新規事業の創造及び収益化が当初の計画どおりに進まず、Greenへの依存度が変わらない場合、当サービスの売上高の変動が当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②Greenの書類選考通過率について 当社は、これまでGreenの書類選考通過率の向上に努めてきましたが、これは、当社が長年にわたり構築してきたビッグデータ解析等のテクノロジー、GreenのUI(User Interface)、UX(User Experience)の継続的な改善、その他求人企業から求職者、求職者から求人企業へのアクションを促す各種施策によるものと考えております。 しかしながら、これらの施策が奏功せず、もしくは景気の悪化等により求人企業の人材採用ニーズが減少することで書類選考通過率が当社の想定を下回った場合には、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③新規事業について 当社の主な事業領域であるインターネット、テクノロジーの領域は、サービスライフサイクルの短期化が著しい状況にあります。当社は、時代の変化に適応した新規サービスを次々と生み出し続けることが継続的な成長を実現するために必須であると考え、積極的に新規事業への投資を行っております。また、新規事業の領域として、海外における事業展開も検討しております。そのため、広告宣伝やシステム投資、人件費等の追加的な支出が発生し、一時的に利益率が低下する可能性があります。また、新規事業が当初の計画どおりに進捗しない場合、投資を回収できず、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ④広告宣伝活動により想定通りの効果が得られない可能性について 当社が提供するGreenの基礎となるのは、求人企業及び求職者の採用実績、書類選考の通過実績等のデータです。それらのデータが蓄積されることでGreenのレコメンド機能が強化され、求人企業及び求職者の書類選考通過率が高まります。求人企業及び求職者を獲得するためには、常に広告効果の検証及び予想を行ったうえで出稿先を選択し、継続的に広告宣伝活動を実施することが必要不可欠であると考えております。 しかし、広告の効果を正確に予測することは困難であるため、当社の想定する求人企業及び求職者を獲得できない場合は、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ⑤入社報告に係る不正行為について Greenの成功報酬は、求職者が求人企業に入社した時点で売上として計上されます。当社は求人企業から報告を受けることにより入社確認を行っておりますが、入社の事実を適切に報告せず、成功報酬の支払いを免れようとする不正行為が発生する可能性があります。当社は、求人企業と求職者のデータの突き合せ、採用フローの進捗確認の徹底、不正が発覚した場合の罰則規定の強化、不正行為を防止するシステム対応を活用した求職者による入社報告の促進策等を実施することで、不正行為の防止に努めております。 しかしながら、不正行為の方法が当社の想定を超えて悪質である場合には、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (3)運営体制について ①小規模組織であることについて 当社は、期末日現在、取締役8名、従業員(正社員)124名で事業を運営しておりますが、現在の人員構成における最適と考えられる内部管理体制及び業務執行体制を構築しております。 当社は、今後の事業の成長に応じて、人材の採用・育成を行うと共に、内部管理体制及び業務執行体制の充実を図っていく方針でありますが、これらの施策が適切なタイミングで実施できなかった場合、又は人材が社外に流出した場合は、内部管理体制及び業務執行体制が有効に機能せず、当社の事業展開に支障が生じ、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②新卒比率の高さ及び若い社員で構成されていることについて 当社は新卒採用を中心とした組織創りを行っております。期末日現在、従業員(正社員)124名に占める新卒採用者の割合は約39%であり、また平均年齢は33.0歳と若い年齢の社員で構成されております。 若い社員の成長スピードの鈍化、事業運営に必要なスキルや経験を積むことが困難な状況に陥った場合は、当社役職員の経験不足が当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③人材の確保及び育成について 当社は、継続的な事業拡大や新規事業の推進のためには、優秀な人材の確保、育成及び定着が最も重要であると認識しております。 しかしながら、当社が求める優秀な人材が必要な時期に十分に確保・育成できなかった場合や人材流出が進んだ場合には、経常的な業務運営及び新規事業の拡大等に支障が生じ、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (4)システムのリスクについて 当社の全てのサービスはインターネットを介して提供されております。また、当社の主要な事業であるGreenの主要な売上高は成功報酬に関する売上高であります。成功報酬に関する売上高は、入社人数に成功報酬単価を乗じる事により算定され、当社が独自に開発した販売システムによる自動計算及び集計とその後の会計システムへの連携が行われます。Wevoxサービスにおける売上高についても、主に顧客企業の利用人数に対応する料金プランの単価を乗じることにより算定され、販売システムによる自動計算及び集計とその後の会計システムへの連携が行われます。 当社は、安定的なサービスの運営及び内部管理体制の構築を行うために、サーバー設備の増強、セキュリティの強化、システム管理体制の構築等により、システム障害等に対する万全の備えをしております。 しかし、大規模なプログラム不良や自然災害、事故、不正アクセス、新規事業立ち上げ時の想定以上のアクセス増による一時的な負荷増大、その他何らかの要因によりシステム障害やネットワークの切断等予測不能なトラブルが発生した場合には、当社のサービスの顧客等との信頼関係に悪影響を及ぼし、また、販売システムによる処理が適切に行われないこと等により、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (5)法的規制について ①一般的な法的規制について 当社サービスを規制する主な法規制として、「電気通信事業法」、「不正アクセス行為の禁止等に関する法律」、「特定電気通信役務提供者の損害賠償責任の制限及び発信者情報の開示に関する法律」及び「特定電子メールの送信の適正化等に関する法律」等があります。 当社はこれらの法規制を遵守したサイト運営を実施しており、今後も法令順守体制の強化や社内教育の実施等を行ってまいりますが、新たな法規制の制定や改正が行われ、当社の事業が制約を受ける場合、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ②個人情報の保護について 当社は、ユーザーの職務経歴や応募情報等の個人情報を取得し、利用しているため、「個人情報の保護に関する法律」が定める個人情報取扱事業者としての義務を課されております。個人情報の漏洩、改ざん等を防止するために個人情報の管理をサービス運営上の重要事項として捉え、個人情報を扱う際の業務フローや権限体制を明確化し、厳格な管理を徹底しております。また、当社は、個人情報の保護の徹底を図るべく、情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)に関する国際規格であるISO/IEC27001:2022認証を取得し、当該運用規程に従って、社内での個人情報の取扱い、管理についてルール化し、役職員の教育を行い、その徹底を図っております。 しかしながら、外部からの不正なアクセスや当社関係者の故意又は過失によりユーザーの個人情報が流出する等の問題が発生した場合には、当社への損害賠償請求や信用の低下等により、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 ③知的財産権について 当社が運営するサービスにおいて使用する商標、ソフトウエア、システム等については、現時点において、第三者の知的財産権を侵害するものではないと認識しております。今後においても、侵害を回避するため知的財産権の監視、管理等を当社顧問弁護士と協力して行っていく方針でありますが、当社の事業分野で当社の認識していない知的財産権が既に成立している可能性、又は新たに当社の事業分野で第三者により知的財産権が成立する可能性も考えられます。 そのような場合には、第三者の知的財産権を侵害したことによる損害賠償請求や使用差し止め、権利に関する使用料等の支払請求がなされることが想定されます。そのような事態が発生する場合には、当社の業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 (6)その他のリスクについて ①新株予約権の行使による株式価値の希薄化について 当社は、取締役及び従業員に対して、業績向上に対する意欲を高めることを目的としたストック・オプション(新株予約権)を発行しております。ストック・オプションが権利行使された場合には、当社株式が新たに発行され、既存の株主が有する株式の価値及び議決権割合が希薄化する可能性があります。なお、本書提出日の前月末(2025年11月末)現在、新株予約権による潜在株式数は2,047,900株であり、発行済株式総数22,827,141株の約9.0%に相当しております。 ②配当政策について 当社は、将来の事業展開に即応できる財務体質の強化を重要課題として位置付けております。そのため、新規事業の早期展開、事業拡大、事業効率化のための投資を行いながら、各期の経営成績及び財政状態等を総合的に勘案した上で、配当を継続的に実施していくことを基本方針としております。
経営成績の分析 (MD&A)4,042字を開く

業績がなぜこうなったかの経営陣の説明

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】 (1)経営成績等の状況の概要 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。 ①財政状態及び経営成績の状況 当事業年度における我が国の経済は、米国の通商政策による影響が自動車産業を中心にみられるものの、緩やかに回復しております。一方で、景気の下振れリスクには留意が必要であり、物価上昇の継続が消費者マインドの下振れ等を通じて個人消費に及ぼす影響や金融資本市場の変動等の影響に引き続き注意する必要があるなど、不透明な状況が継続しております。 このような状況の中、当社は、成功報酬型求人メディア「Green」、組織力向上プラットフォーム「Wevox」、ビジネス版マッチングアプリ「Yenta」を運営してまいりました。 成功報酬型求人メディア「Green」については、我が国の経済が不透明な状況にある中でも、求人企業の多くが属するインターネット業界において、人工知能やIoTに関する様々なサービスが生まれており、ITエンジニアやWebデザイナーといった人材の需要は堅調に推移しております。当社では、求人企業と求職者のマッチング効率向上のためのコンテンツの拡充、ビッグデータ解析によるレコメンド精度の向上をはじめ、登録者数の増加施策としてWebマーケティングの強化等、転職市場における「Green」の独自の競争優位性を活かした様々な取り組みを実施しております。 組織力向上プラットフォーム「Wevox」については、組織の状態をスコアリングして可視化し、改善策を推奨することで、利用企業の組織改善を支援するサービスであり、2017年5月の正式リリース以降着実に導入企業を増やしております。当社では、今後の拡販に向けてプロダクトの更なる向上、カスタマーサクセス体制の充実を図ることが重要と考えております。 ビジネス版マッチングアプリ「Yenta」については、「ビジネスを加速させる出会い」を生み出し、ビジネスパーソンの組織の枠を超えた横の繋がりを増やすことで、オープンイノベーション、働き方の多様化、生産性の向上等を促進しております。 成功報酬型求人メディア「Green」については、当事業年度の入社人数は3,368人と前年同期比15.7%減となり、「Green」の売上高は4,425,515千円(前年同期比13.7%減)となりました。 組織力向上プラットフォーム「Wevox」については、主に導入企業の増加により、「Wevox」の売上高は3,154,244千円(前年同期比29.1%増)となりました。本書提出日現在の導入企業は4,100社を超えており、幅広い業種・業界にサービスの提供を行っております。 以上の結果、当事業年度の売上高は7,634,032千円(前年同期比0.1%減)、営業利益は1,853,356千円(前年同期比11.7%増)、経常利益は1,812,734千円(前年同期比10.1%増)、当期純利益は1,171,609千円(前年同期比66.3%増)となりました。 当社グループの報告セグメントは、従来「People Tech事業」と「Sports Tech事業」に区分しておりましたが、当事業年度から「People Tech事業」の単一セグメントに変更したことから、セグメント情報に関連付けた記載は行っておりません。この変更は、前事業年度において、「Sports Tech事業」に含めていた株式会社アルティーリの株式の一部を譲渡したことによるものです。本株式譲渡により、当社の連結子会社であった株式会社アルティーリを連結の範囲から除外したことから、当事業年度より連結財務諸表を作成しておりません。 当事業年度末における資産、負債及び純資産の状況は次のとおりであります。 (資産) 当事業年度末における総資産は7,217,962千円となり、前事業年度末と比べて16,959千円減少しました。これは主に、投資有価証券が194,170千円、建物が88,761千円増加したものの、現金及び預金が201,619千円、売掛金が105,378千円減少したことによるものであります。 (負債) 当事業年度末における負債は2,020,872千円となり、前事業年度末と比べて111,500千円増加しました。これは主に、契約負債が120,742千円増加したことによるものであります。 (純資産) 当事業年度末における純資産は5,197,089千円となり、前事業年度末と比べて128,459千円減少しました。これは主に、新株予約権が192,228千円、資本金が65,520千円、資本剰余金が65,520千円増加したものの、当期純利益の計上、配当金の支払い及び自己株式の消却の結果として利益剰余金が438,681千円減少したことによるものであります。 ②キャッシュ・フローの状況 当事業年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、4,160,593千円となりました。 (営業活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、1,868,794千円の収入となりました。これは主に、法人税等の支払額567,061千円があったものの、税引前当期純利益1,733,613千円、非資金項目である株式報酬費用320,577千円の計上及び契約負債の増加額120,742千円によるものであります。 (投資活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、457,324千円の支出となりました。これは投資有価証券の取得による支出346,594千円及び有形固定資産の取得による支出110,729千円によるものであります。 (財務活動によるキャッシュ・フロー) 当事業年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、1,613,090千円の支出となりました。これは自己株式の取得による支出1,108,616千円及び配当金の支払額504,473千円によるものであります。 なお、当社は、前事業年度は連結財務諸表を作成していましたが、株式会社アルティーリの株式の一部を譲渡したことに伴い、当事業年度より財務諸表を作成していることから、前事業年度との比較分析は行っておりません。 ③生産、受注及び販売の実績 当社は、提供するサービスに生産に該当する事項がありませんので、生産実績及び受注実績に関する記載はしておりません。なお、商品及びサービスごとの販売実績は、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。 (2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する分析・検討内容は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。 ①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。 ②財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。 ③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報 キャッシュ・フローの状況の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。 資本の財源及び資金の流動性について、当社は営業活動から得た資金により今後さらに経営基盤を強化し、成長投資としての広告宣伝投資及び新たな事業展開に備えるための投資を行う方針です。必要な資金は自己資金で賄うことを基本とし、必要に応じて追加の資金調達を実施いたします。 なお、当社は取引銀行5行と当座貸越契約及び貸出コミットメント契約2,100,000千円を締結しており、当事業年度末における当該契約に基づく借入未実行残高は1,600,000千円となっております。当社は緊急時に備えて強固な財務基盤を構築しておりますが、さらなる経済環境の悪化に備え財務基盤の安定に向けた活動も継続してまいります。 ④経営方針、経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、売上高及び生産性(社員一人当たり売上高)を重要指標としております。 2025年9月期は前年同期比で減収となりました。また、生産性(従業員一人当たり売上高)につきましては、中長期的な成長戦略に基づく積極的な採用活動を強化した結果、従業員数が増加したことに伴い、指標上は減少いたしました。生産性は当社の重要な経営指標の一つであり、今後も追求してまいります。 ⑤経営成績に重要な影響を与える要因について 「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

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開示資料

出典

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