概要
株式会社エノモトは1967年、精密金型製作所として創業し、現在はパワー半導体用リードフレーム、LED用リードフレーム、コネクタ用部品の製造・販売を主力とする。国内4工場、海外2工場を擁し、2026年3月期の連結売上高は304億円、従業員数は1,293人である。東京証券取引所スタンダード市場に上場している。
金型技術を基盤とする3つの主力製品群
当社グループは、精密金型技術を中核に、パワー半導体用リードフレーム、オプト(LED)用リードフレーム、コネクタ用部品の3製品群を展開する。2026年3月期の売上構成は、コネクタ用部品が144億円(構成比47%)、パワー半導体用リードフレームが101億円(33%)、オプト用リードフレームが51億円(17%)、その他が6億円である。金型の「抜き・曲げ」に加え、「つぶし・絞り」や樹脂成形を複合した加工が強みである。
国内4工場と海外2拠点による生産体制
生産拠点は国内に本社工場(山梨県)、津軽工場(青森県)、岩手工場(岩手県)の4工場、海外にフィリピンのENOMOTO PHILIPPINE MANUFACTURING Inc.と中国のZHONGSHAN ENOMOTO Co.,Ltd.の2工場を持つ。さらに販売拠点として香港にENOMOTO HONG KONG Co.,Ltd.を置く。各工場は製品群ごとに役割分担し、パワー半導体用リードフレームは本社工場と岩手工場、コネクタ用部品は津軽工場と岩手工場が中心である。
長期経営ビジョンと中期目標
2021年度から2030年度を対象とする長期経営ビジョン「金型の技術で未来を創る」を掲げ、3段階のステップで推進する。2024年度から2026年度を2nd STEPと位置づけ、2026年度に連結営業利益率8%以上、ROE9%以上を目標とする。2025年度実績では営業利益率5.4%、ROEは試算で約5.3%であり、目標達成には収益力の向上が必要である。設備投資やスマートファクトリー化を進めている。
業界の中での役割は半導体・電子部品メーカー向けの精密部品サプライヤー。にあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| コネクタ用部品 | 144億円 | 47.2% | — | — |
| パワー半導体用リードフレーム | 102億円 | 33.4% | — | — |
| オプト用 リードフレーム | 52億円 | 17.0% | — | — |
| その他 | 7億円 | 2.3% | — | — |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01半導体(パワー半導体)主力
パワー半導体用リードフレームと精密金型・周辺機器を製造・販売。民生用・産業用・自動車部品など幅広い用途に対応。
- パワー半導体用リードフレーム
- パワーデバイスや小信号デバイス向けのリードフレーム。
- ヒートシンク
- 半導体の放熱に用いる部品。
- 精密金型
- リードフレーム製造用の金型。
- 周辺機器
- 金型の周辺装置。
02オプトエレクトロニクス準主力
LED用リードフレームと精密金型・周辺機器を製造・販売。自動車部品メーカーや照明機器メーカーと協働。
- LED用リードフレーム
- LEDの形状を決定する部品。
03電子機器副次
スマートフォンやウェアラブル端末向けなどのコネクタ用部品を製造・販売。金属プレスと樹脂成形を融合。
- コネクタ用部品
- 電子回路や光通信の配線接続に用いる部品。
製品と技術
パワー半導体用リードフレーム:自動車から産業機器まで
パワー半導体用リードフレームは、民生機器、産業機器、自動車部品に幅広く使用される。当社はパワーデバイスや小信号デバイス向けのリードフレーム、ヒートシンクを金属プレスとカシメ加工で一貫生産する。2026年3月期の売上高は101.5億円(前期比5.7%減)で、全売上の33%を占める。自動車向けは回復基調だが、産業用機器向けは在庫調整が続き、需要の本格回復は今後の課題である。
オプト用リードフレーム:LEDディスプレイと車載照明
オプト用リードフレームは主にLED製品向けで、ディスプレイ、バックライト、自動車ランプ、照明用LEDに使用される。当社は自動車部品メーカーや照明機器メーカーと協働し、金型設計から大量生産まで手掛ける。2026年3月期は民生用ハイエンド品の量産が本格化し、売上高は51.9億円(前期比53.9%増)と急成長した。市場規模は横ばいとされる中、高いシェア獲得が成長を牽引している。
コネクタ用部品:スマートフォンと自動車向け極小部品
コネクタ用部品は電子回路や光通信の配線接続に用いられ、スマートフォン、ウェアラブル端末、自動車向けが中心である。金属プレス加工と樹脂成形加工を融合し、世界最小クラスの極小部品を実現している。2026年3月期の売上高は144.1億円(同19.2%増)で、全製品群中最大。スマートフォン向け当期モデルの好調と自動車向けの堅調が寄与し、今後も高付加価値品への挑戦を続ける。
精密金型・周辺装置:技術の源泉と工程自動化
当社の基盤技術である精密金型は、自社製品の生産に用いられるとともに、金型用部品や周辺装置として外部販売も行う。2026年3月期の「その他」区分の売上高は6.6億円(全売上の2%)である。金型技術の継承が課題であり、職人技のデジタルデータ化と工程自動化を推進。津軽工場ではスマートファクトリーのコンセプトを先行導入し、将来的に全工場へ展開する計画である。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
電気機器のなかでの位置
電機部品の中堅、収益改善見込む
コネクタ・スイッチなどの電機部品を製造。売上高は約300億円と、キオクシアHDやイビデンより小規模だが、Abalanceと同等。2025/3期営業利益率2.23%から2026/3期5.59%へ大幅改善見込み。自動車・産業機器向け需要が牽引。
強み
- 特定用途向けコネクタなどで高いシェアを有している可能性。
- 2026/3期に営業利益率5.59%と倍増見込み。コスト削減効果。
- 自動車や産業機器向けの需要は底堅く、一定の売上を確保。
- 長年の製造経験で高品質な製品を提供できる。
課題
- 過去の利益率が低く(2025/3期2.23%)、収益変動リスクがある。
- 売上高300億円程度で、大規模投資やR&D競争で規模不足。
- 主要顧客への依存度が高く、取引先の動向に影響されやすい。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
電気機器の時価総額近傍。太字がエノモト
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 6912菊水ホールディングス | 218億円 | 12.8倍 |
| 2 | 6616トレックス・セミコンダクター | 216億円 | 17.1倍 |
| 3 | 6629テクノホライゾン | 206億円 | 5.3倍 |
| 4 | 6989北陸電気工業 | 204億円 | 9.5倍 |
| 5 | 6853共和電業 | 199億円 | 19.8倍 |
| 6 | 6928エノモト | 198億円 | 15.1倍 |
| 7 | 6998日本タングステン | 183億円 | 63.5倍 |
| 8 | 6743大同信号 | 182億円 | 9.0倍 |
| 9 | 6678テクノメディカ | 177億円 | 13.0倍 |
| 10 | 6848東亜ディーケーケー | 173億円 | 18.1倍 |
| 11 | 6882三社電機製作所 | 167億円 | 39.0倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 16件
精密金型製作所として創業した1967年
1967年4月、神奈川県津久井郡相模湖町(現相模原市緑区)に株式会社榎本製作所を設立した。精密金型の製作と、その金型を用いた電子部品等のプレス部品加工を目的とした。創業2年後の1969年には業務拡張のため山梨県上野原町に上野原工場を新設し、1973年には本社を上野原町に移転した。この移転が後の山梨県への生産集約の基盤となった。
リードフレーム事業への本格参入と工場新設
1987年4月、LED用リードフレームの拡販と金型部品加工の効率化を目的に、山梨県塩山市(現甲州市)に塩山工場を新設した。これによりリードフレーム事業が本格化する。1990年7月には商号を株式会社エノモトに変更し、同年11月に日本証券業協会に店頭登録した。1991年には青森県に津軽エノモト(現津軽工場)、1995年には岩手工場を相次いで設立し、東北地方へ生産拠点を拡大した。
海外展開と子会社統合による体制強化
1995年10月、フィリピンにENOMOTO PHILIPPINE MANUFACTURING Inc.を設立し、初の海外生産拠点を構えた。2000年には香港に販売会社、2001年には中国広東省に中山エノモトを設立し、アジアでの供給網を整備した。2004年4月には子会社の津軽エノモトと岩手エノモトを吸収合併し、津軽工場・岩手工場として一体化。生産管理の効率化と品質の統一を図った。
株式市場の変遷とプライム市場への挑戦
2004年12月、日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に上場した。その後、大阪証券取引所との合併を経て東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に移行。2010年には塩山工場と上野原工場を統合して本社工場を設置し、生産集約を進めた。2018年7月に東証市場第二部へ市場変更し、2019年4月に市場第一部に指定された。2022年4月の市場区分見直しではプライム市場を選択したが、2023年10月にスタンダード市場へ変更した。
成長基調の収益と2025年度の急回復
売上高は2013年3月期の164億円から増加基調にあり、2025年3月期には293億円に達した。2026年3月期は304億円(前年比13.1%増)と過去最高を更新した。営業利益は2025年3月期の6億円から2026年3月期には16.5億円(同166.8%増)へ急回復した。特にオプト用リードフレームの大幅増(53.9%増)とコネクタ用部品の堅調(19.2%増)が寄与した。純利益も4億円から12.3億円へ増加している。
年表16件を開く
1960年代
- 1967年4月創業精密金型の製作及び当該金型による電子部品等のプレス部品加工業を目的として、神奈川県津久井郡相模湖町(現 神奈川県相模原市緑区)に株式会社榎本製作所を設立。
- 1969年12月業務拡張のため、山梨県北都留郡上野原町(現 山梨県上野原市)に上野原工場を新設。
1970年代
- 1973年3月神奈川県津久井郡相模湖町より山梨県北都留郡上野原町に本社を移転。
1980年代
- 1987年4月LED用リードフレームの拡販、金型部品加工の効率化を目的に山梨県塩山市(現 山梨県甲州市)に塩山工場(現 本社工場)を新設。
1990年代
- 1990年7月株式会社榎本製作所より株式会社エノモトに商号を変更。
- 1990年11月日本証券業協会に店頭登録。
- 1991年6月創業青森県五所川原市に株式会社津軽エノモト(現 津軽工場)を設立。
- 1995年3月岩手県上閉伊郡大槌町に岩手工場を新設。
- 1995年8月上野原工業団地内に上野原工場(現 本社工場)を移転。
- 1995年10月フィリピン共和国カビテ州にENOMOTO PHILIPPINE MANUFACTURING Inc.を設立。(現 連結子会社)
- 1997年8月創業株式会社岩手エノモト(現 岩手工場)を設立し、岩手工場を営業譲渡。
2000年代
- 2000年11月中華人民共和国香港にENOMOTO HONG KONG Co.,Ltd.を設立。(現 連結子会社)
- 2001年1月商号変更中華人民共和国広東省中山市にZHONGSHAN ENOMOTO Co.,Ltd.を設立。(現 連結子会社)本店所在地を山梨県北都留郡上野原市上野原8154番地19(現 山梨県上野原市上野原8154番地19)に変更。
- 2004年4月M&A子会社の株式会社津軽エノモトと株式会社岩手エノモトを吸収合併し、津軽工場及び岩手工場を設置。
- 2004年12月上場日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。
2010年代
- 2010年4月上場ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。塩山工場と上野原工場を統合し、本社工場を設置。フィリピン共和国カビテ州にENOMOTO PHILIPPINE MANUFACTURING Inc.のカビテ第2工場を増 設。東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から同取引所市場第二部へ市場変更。東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。東京証券取引所の市場区分の見直しにより、同取引所の市場第一部からプライム市場に移行。東京証券取引所スタンダード市場へ市場変更。
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
社員と組織
有価証券報告書 10期分
グループ全体で1,293人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は523万円で、9期前と比べて+0.0%。平均年齢は40.1歳、平均勤続年数は16.4年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 | 一人当たり営業利益万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2017年3月 | — | — | — | 1,055 | — |
| 2018年3月 | — | — | — | 1,126 | — |
| 2019年3月 | 523 | 41.4 | 18.2 | 1,253 | — |
| 2020年3月 | 512 | 42.3 | 18.0 | 1,243 | — |
| 2021年3月 | 513 | 41.8 | 18.5 | 1,240 | — |
| 2022年3月 | 521 | 41.6 | 18.3 | 1,272 | — |
| 2023年3月 | 518 | 41.1 | 17.7 | 1,274 | — |
| 2024年3月 | 495 | 40.7 | 17.4 | 1,264 | — |
| 2025年3月 | 507 | 40.5 | 17.1 | 1,285 | 47 |
| 2026年3月 | 523 | 40.1 | 16.4 | 1,293 | 131 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
関係会社3社(国内 1 / 海外 2) を有報から抽出しています。
- 海外ENOMOTO PHILIPPINE MANUFACTURING Inc. (注)2、4フィリピン共和国カビテ州議決権100.0%
- 海外ENOMOTO HONG KONG Co.,Ltd. (注)2、4中華人民共和国香港特別行政区九龍議決権100.0%
- 国内ZHONGSHAN ENOMOTO Co.,Ltd. (注)2、3中華人民共和国広東省中山市議決権100.0%
- 調達3,871万円燃料電池等利用の飛躍的拡大に向けた共通課題解決型産学官連携研究開発事業共通課題解決型基盤技術開発高効率・高出力・高耐久PEFCを実現するGDL一体型フラットセパレータの研究開発国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 · 2021-08-11
出典: gBizINFO (経済産業省)
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は304億円、営業利益は17億円。前期と比べると増収増益で、売上が+13.0%、利益が+183.3%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 340億円 | 304億円 |
| 営業利益 | 24億円 | 17億円 |
| 純利益 | 18億円 | 12億円 |
| 1株あたり配当 | ¥80 | ¥80 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
10期分
直近は2027年1Qで、売上は87億円、営業利益は7億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+35.9%、営業利益は+600.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年4Q | 66 | — | — | 1 |
| 2024年1Q | 64 | 1 | 1.6 | 1 |
| 2024年2Q | 66 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年3Q | 62 | 1 | 1.6 | 0 |
| 2024年4Q | 60 | — | — | 0 |
| 2025年2Q | 134 | 4 | 3.0 | 3 |
| 2025年4Q | 135 | 2 | 1.5 | 1 |
| 2026年2Q | 147 | 7 | 4.8 | 6 |
| 2026年4Q | 157 | 10 | 6.4 | 6 |
| 2027年1Q | 87 | 7 | 8.0 | 5 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 14期分
2013年3月期からの14期で、売上は164億円から304億円へ1.9倍に増えた。直近期の営業利益率は5.6%。売上は2期、純利益は2期の連続増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 164 | — | −6 | — | −13 |
| 2014年3月 | 176 | — | 1 | — | −7 |
| 2015年3月 | 189 | — | 11 | — | 12 |
| 2016年3月 | 191 | — | 8 | — | 5 |
| 2017年3月 | 194 | — | 13 | — | 9 |
| 2018年3月 | 221 | — | 16 | — | 12 |
| 2019年3月 | 210 | — | 13 | — | 9 |
| 2020年3月 | 226 | — | 14 | — | 9 |
| 2021年3月 | 230 | — | 16 | — | 15 |
| 2022年3月 | 273 | — | 21 | — | 15 |
| 2023年3月 | 293 | — | 18 | — | 13 |
| 2024年3月 | 252 | — | 3 | — | 1 |
| 2025年3月 | 269 | 6 | 7 | 2.2 | 4 |
| 2026年3月 | 304 | 17 | 18 | 5.6 | 12 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高304億円のうち、営業利益として残るのは17億円で5.6%。営業外の損益と税金を反映した純利益は12億円、売上の3.9%にあたる。営業利益率は業種中央値6.9%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金85.2%259億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金9.5%29億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益5.6%17億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 14期分
2026年3月期は営業CFが25億円、投資CFが−16億円で、差し引きのフリーCFは9億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は53億円で、売上の2.1ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 0 | −16 | 14 | −16 | 13 |
| 2014年3月 | 9 | −1 | −3 | 8 | 20 |
| 2015年3月 | 17 | 0 | −7 | 17 | 32 |
| 2016年3月 | 7 | −12 | −6 | −5 | 20 |
| 2017年3月 | 22 | −8 | −9 | 14 | 24 |
| 2018年3月 | 20 | −16 | 12 | 4 | 41 |
| 2019年3月 | 6 | −12 | −5 | −6 | 29 |
| 2020年3月 | 24 | −15 | −3 | 9 | 33 |
| 2021年3月 | 25 | −24 | −1 | 1 | 33 |
| 2022年3月 | 33 | −30 | 4 | 3 | 44 |
| 2023年3月 | 18 | −30 | 5 | −12 | 40 |
| 2024年3月 | 31 | −18 | −5 | 13 | 50 |
| 2025年3月 | 7 | −16 | −1 | −9 | 44 |
| 2026年3月 | 25 | −16 | 0 | 9 | 53 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 14期分
2026年3月期の総資産は342億円。このうち返さなくてよい自己資本が232億円で、自己資本比率は67.8%(業種中央値61.0%より厚い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | 185 | 92 | 93 | 49.8 |
| 2014年3月 | 191 | 96 | 95 | 50.3 |
| 2015年3月 | 215 | 119 | 96 | 55.2 |
| 2016年3月 | 199 | 120 | 79 | 60.0 |
| 2017年3月 | 205 | 124 | 81 | 60.4 |
| 2018年3月 | 235 | 148 | 87 | 62.7 |
| 2019年3月 | 235 | 151 | 84 | 64.0 |
| 2020年3月 | 242 | 156 | 86 | 64.4 |
| 2021年3月 | 256 | 167 | 89 | 65.3 |
| 2022年3月 | 302 | 186 | 116 | 61.6 |
| 2023年3月 | 340 | 206 | 134 | 60.4 |
| 2024年3月 | 324 | 210 | 114 | 64.7 |
| 2025年3月 | 328 | 219 | 109 | 66.6 |
| 2026年3月 | 342 | 232 | 110 | 67.8 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
電気機器 224社との比較
同じ電気機器の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で224社中33位あたり、逆に低いのはROEで224社中148位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥2,889で、1年前と比べて+81.8%。過去52週の値幅のなかでは54%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 15.1倍 |
| PER (会社予想) | 10.9倍 |
| PBR | 0.80倍 |
| 配当利回り | 2.77% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は8月20日に3,095円となり、前日比+6.98%と大幅高となりました。1ヶ月で+19.5%と強い上昇基調にあり、25日移動平均線(2,705.96円)を大きく上回っています。年初来では+97.09%とほぼ倍増しており、52週高値3,980円まであと約22%の水準です。ただし、8月18日に35万株超の出来高を伴って下落した後、8月20日に再び上昇するなど、値動きの荒さも目立ちます。RSIは72.79と過熱気味で、短期的な調整リスクには注意が必要です。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準を割安と判定しています(スコア 75/100)。
PER 13.2倍は業界平均28.3倍を大幅に下回り割安。PBR 0.72倍は平均2.11倍を大きく下回り解散価値割れ水準。ROE 5.4%は低いが改善傾向。配当利回り2.69%は平均1.88%を上回る。割安だが配当性向80%と高く持続性に懸念。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 15.1倍 | 30.8倍 |
| PER (予想) | 10.9倍 | — |
| PBR | 0.80倍 | 2.58倍 |
| ROE | 5.4% | 5.8% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
PBR0.72倍、PER13.2倍と割安だが、直近の利益率は低く2025年3月期も微益。強気派は2026年3月期の急業績回復予想と、低PBRからの反発期待を挙げる。弱気派は利益予想の達成リスクや、競争激化による低収益体質の継続を懸念。
- 業績急回復予想
2026年3月期は営業利益率5.6%と前期比3倍超の利益増予想。
- 割安指標
PBR0.72倍、PER13倍とバリュエーションは低い。
- 需要回復期待
電気機器分野の需要回復が追い風となる可能性。
- 2026/3期営業利益17億円の大幅増2025年11月頃の中間決算影響強
前期6億から17億へ3倍増、業績急成長材料
- 高成長セグメントへのシフト2026年3月期通年影響中
売上高304億円、営業利益率5.59%と過去最高水準
- ROE改善によるPBR向上2026年3月期影響中
ROEが6%程度まで改善すればPBR1倍回復の可能性
- 増配または自社株買いの可能性次回株主総会影響弱
配当利回り2.69%、自己資本242億円に対し余剰資金増加
- 過去の収益力
2025年3月期営業利益率2.2%と低く、改善が不透明。
- 競争の激化
電子部品は価格競争が厳しく、収益性向上は容易ではない。
- 業績予想の達成リスク
2026年3月期の急改善は前提が不確かで、下振れリスク。
- 期待先行で業績未達リスク2026年3月期決算影響強
市場予想が高く、営業利益17億円未達なら大幅下落
- 販売価格低下による利益率悪化継続影響中
競争激化で粗利圧縮、営業利益率2.23%低下の可能性
- 主要顧客依存のリスク不定影響中
特定顧客への売上依存が高く、失注で売上10%減も
- 設備投資負担増2025年下期影響弱
成長投資で減価償却費増加、利益率を0.5%押し下げ
- 営業利益率
- 収益改善の進捗を測る最重要指標。
- 売上高成長率
- 需要回復度合いを確認するため。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり80円で、前期から+5.6%。いまの株価に対する利回りは2.77%。増配か配当維持が6年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2017年3月 | 25 | — | 26.8 |
| 2018年3月 | 35 | 40.0 | 25.1 |
| 2019年3月 | 35 | 0.0 | 36.0 |
| 2020年3月 | 35 | 0.0 | 40.4 |
| 2021年3月 | 40 | 14.3 | 25.2 |
| 2022年3月 | 50 | 25.0 | 36.0 |
| 2023年3月 | 60 | 20.0 | 95.4 |
| 2024年3月 | 70 | 16.7 | — |
| 2025年3月 | 71 | 1.4 | 621.1 |
| 2026年3月 | 75 | 5.6 | 80.0 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥80
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ4,674人。区分でいちばん多いのは個人・その他で51.5%。グループ会社や銀行などの安定株主が35.3%を占め、残る64.7%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2021年3月% | 2022年3月% | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 個人・その他 | 47.0 | 50.8 | 51.7 | 58.7 | 66.8 | 51.5 |
| 金融機関 | 22.1 | 20.6 | 18.5 | 14.4 | 6.5 | 18.0 |
| 事業法人 | 19.4 | 18.3 | 18.8 | 16.3 | 16.3 | 17.3 |
| 外国法人 | 7.7 | 5.2 | 6.8 | 6.8 | 8.6 | 10.9 |
| 証券会社 | 3.8 | 5.1 | 4.3 | 3.7 | 1.6 | 2.3 |
| 自己株式 | 0.8 | 0.8 | 0.8 | 0.8 | 3.9 | 0.9 |
| 外国人個人 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.1 | 0.2 | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) | 11.94 |
| 02 | 有限会社エノモト興産 | 7.00 |
| 03 | 株式会社日本カストディ銀行(信託口) | 5.74 |
| 04 | 有限会社エムエヌ企画 | 4.67 |
| 05 | 日亜化学工業株式会社 | 2.91 |
| 06 | 佐々木 嘉樹 | 1.89 |
| 07 | 榎本 寿子 | 1.87 |
| 08 | 櫻井 宣男 | 1.59 |
| 09 | STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY505004(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部) | 1.55 |
| 10 | エノモト従業員持株会 | 1.43 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
- 2026-08-21fundnote株式会社新規の大量保有報告4.16%-4.37pt
- 2026-08-05fundnote株式会社新規の大量保有報告8.53%-5.83pt
- 2026-07-31日亜化学工業株式会社新規の大量保有報告8.74%
- 2026-06-17fundnote株式会社新規の大量保有報告14.36%+1.08pt
- 2026-05-19fundnote株式会社新規の大量保有報告13.28%+1.20pt
提出があった時点の記録です。その後5%を割った保有者が一覧に残ることがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 14期分
1株利益は14期で+325%、1株純資産は14期で+485%。直近期のROEは5.4%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2013年3月 | −85 | 602 | −13.4 | — | — |
| 2014年3月 | −47 | 628 | −7.5 | — | — |
| 2015年3月 | 78 | 776 | 11.0 | 6.9 | — |
| 2016年3月 | 314 | 7,821 | 4.0 | 7.7 | 13.8 |
| 2017年3月 | 153 | 2,062 | 7.6 | 8.5 | 26.8 |
| 2018年3月 | 199 | 2,169 | 9.1 | 8.0 | 25.1 |
| 2019年3月 | 134 | 2,241 | 6.1 | 6.3 | 36.0 |
| 2020年3月 | 136 | 2,321 | 5.9 | 6.0 | 40.4 |
| 2021年3月 | 222 | 2,487 | 9.2 | 9.3 | 25.2 |
| 2022年3月 | 230 | 2,790 | 8.7 | 6.9 | 36.0 |
| 2023年3月 | 190 | 3,081 | 6.4 | 9.2 | 95.4 |
| 2024年3月 | 18 | 3,139 | 0.5 | 90.6 | — |
| 2025年3月 | 69 | 3,435 | 2.0 | 20.4 | 621.1 |
| 2026年3月 | 191 | 3,519 | 5.4 | 14.7 | 80.0 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
8名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は8名。2026/3期の役員報酬は総額130百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約5倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 武内延公 | 取締役会長 | 70 | 4,860 |
| 白鳥誉 | 代表取締役社長 上席執行役員 国内統括(注)5 | 63 | 4,400 |
| 小川秀雄 | 取締役 上席執行役員 海外統括(注)5 | 66 | — |
| 橘田和彦 | 取締役(常勤監査等委員) | 66 | — |
| 八巻佐知子 | 取締役(監査等委員) | 47 | — |
| 氏家美千代 | 取締役(監査等委員) | 60 | — |
| 甲光俊一 | — | 59 | — |
| 武井勉 | 取締役 上席執行役員 経営管理グループ担当(注)5 | 53 | 400 |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | 業績連動百万円 | 株式報酬百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 62 | 36 | 16 | 113 | 28 |
| 社外取締役 | 5 | 17 | — | — | 17 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容1,714字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,577字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク4,227字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)5,066字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第60期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-22
- 半期報告書半期報告書-第60期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第59期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-25
- 半期報告書半期報告書-第59期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第58期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-26
- 四半期報告書四半期報告書-第58期第3四半期(2023/04/01-2023/12/31)2024-02-09
- 四半期報告書四半期報告書-第58期第2四半期(2023/04/01-2023/09/30)2023-11-02
- 四半期報告書四半期報告書-第58期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-04
- 有価証券報告書有価証券報告書-第57期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第57期第3四半期(2022/10/01-2022/12/31)2023-02-10
- 四半期報告書四半期報告書-第57期第2四半期(令和4年7月1日-令和4年9月30日)2022-11-04
- 四半期報告書四半期報告書-第57期第1四半期(令和4年4月1日-令和4年6月30日)2022-08-05
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