概要
日本ナレッジはソフトウェアの第三者検証サービスを主力とするIT企業である。1985年に日本スペースソフトとして創業、2001年から検証事業に注力し、現在は連結売上高の約6割を検証事業が占める。2023年3月に東証グロース市場に上場。2026年3月期の売上高は45億5862万円、従業員数491名。本社は東京都台東区。
検証事業と開発事業の二本柱
日本ナレッジは「検証事業」と「開発事業」の二つのセグメントで構成される。検証事業はソフトウェアのテスト工程における品質計画立案、テスト設計・実行、コンサルティングを提供する。2026年3月期のセグメント売上高は26億7585万円で全体の約59%を占める。開発事業はERPパッケージ「SMILE」のカスタマイズ受託、鋼材業向け「PowerSteel」などの業種テンプレート販売、セキュリティ製品の開発・販売を行う。同事業の売上高は18億8276万円である。両事業は相互にシナジーを生んでおり、開発事業で培った業務知識や技術を検証事業に活かしている。
全国9拠点と子会社によるグループ体制
本社(東京・台東区)のほか、札幌事業所、成田センター、郡山センター、諏訪センター、名古屋センターなど全国に9つの拠点を持つ。2025年10月には株式会社アルテックスを子会社化し、グループ全体で開発・検証の体制を強化した。各拠点は地域の顧客に密着したサービスを提供し、特に札幌事業所はISO9001認証を取得するなど品質管理に注力している。また、2018年に吸収合併した株式会社アイムシステムの拠点である諏訪センターでは、長野県での事業基盤を活用する。
収益構造と経営指標の推移
2026年3月期の連結売上高は45億5862万円、営業利益は6540万円、経常利益1億2802万円、当期純利益8650万円であった。売上高は2019年3月期の29億円から漸増し、2022年3月期には32億円、2024年3月期に41億円、2026年3月期に46億円と成長している。営業利益率は低水準だが、これは人材投資や子会社化に伴う費用が先行しているためである。経営指標として売上高成長率と売上高営業利益率を重視しており、技術者数、稼働率、製品販売数などをモニタリングしている。
業界の中での役割はソフトウェアテストのアウトソーシングサービスプロバイダーにあたる。
この章の文章は、有価証券報告書と会社の開示をもとにAIが編纂しています。数値は開示のままで、AIには生成させていません。
何をしている会社か
有価証券報告書「事業の内容」(2026/3期)より
事業別の売上と利益
2026/3期| 事業 | 売上 | 構成比 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|---|
| 検証事業 | 27億円 | 58.7% | 4億円 | 14.8% |
| 開発事業 | 19億円 | 41.3% | 4億円 | 21.1% |
有価証券報告書のセグメント情報から、外部顧客への売上とセグメント利益をそのまま掲載しています。全社費用・セグメント間取引の消去は含みません。
01ソフトウェア開発企業主力
大手SIerやパッケージベンダー向けに、ソフトウェアのテスト工程を代行する第三者検証サービスを提供。要件定義から運用までの品質を支える。テスト自動化に強みを持ち、コスト削減と品質担保を実現。
- テスト自動化サービス
- 手動テストの自動化やハイブリッドテストを提供。独自ツールで効率的な品質検証を実現。
02エンタープライズ向けITシステム準主力
ERPパッケージのカスタマイズ開発や業種テンプレートの開発販売。鋼材・建材など特定業界に特化し、標準機能と独自の周辺システムを提供。
- SMILE向け業種テンプレート
- 鋼材業向けPowerSteelや建材木材卸向けPowerCubicなど、業界特有の商習慣に対応したパッケージ。
03セキュリティ副次
操作ログ管理やシンクライアント化など、企業の情報漏洩対策に貢献するセキュリティ製品を開発・販売。
- DEFESA
- シンクライアント端末に特化した操作ログ管理ソフトウェア。OSへの負荷を抑え、全操作を記録する。
- monoPack
- USBキーを挿入するだけでPCをシンクライアント化する製品。
製品と技術
鋼材・建材向け業種テンプレート「PowerSteel」「PowerCubic」
開発事業の中核製品は、ERPパッケージ「SMILE」をベースにした業種テンプレートである。鋼材業向け「PowerSteel」は1996年に発売され、鋼材特有の寸法別・本数別の在庫管理や総重量による売上計算など、業界固有の商習慣に対応する。建材・木材卸業向け「PowerCubic」も同様に業種テンプレートとして提供されている。これらの製品を導入することで、スクラッチ開発に比べて大幅なコスト削減が可能となる。2026年3月末時点で累計850本以上の導入実績を持ち、定期的なバージョンアップによる継続収益も見込める。
テスト自動化サービスとAI活用による検証高度化
検証事業の強みは「テスト自動化サービス」である。市販ツールやオープンソースツールだけでは自動化が困難な領域でも、自社開発のヘルパーアプリを組み合わせることで自動化を実現する。2026年3月期の検証事業売上に占める自動化関連案件(自動化スクリプト開発、自動化適用領域拡大、ハイブリッド案件)の割合は76.2%に達する。さらにAI技術を活用したテスト設計支援や検証業務の効率化・高度化にも取り組んでおり、顧客に対してコスト削減と品質向上の両面で付加価値を提供している。
セキュリティ製品とERPカスタマイズ開発
2015年にアイベクス社の事業を譲受したことで、セキュリティ製品事業を獲得した。情報セキュリティ対策の需要拡大を背景に、自社開発のセキュリティ製品を販売し、高い利益率を見込んでいる。また、開発事業では大手ベンダーのERPパッケージ「SMILE」のカスタマイズ受託開発が主力である。販売代理店と連携し、要件定義から設計・製造・運用指導まで一貫して行う。大規模カスタマイズ案件では、その後も保守サービスを直接提供し、顧客との長期的な関係を構築している。
有価証券報告書の事業の記述をもとにAIが編纂しています。
業界での位置づけ
情報・通信業のなかでの位置
ナレッジ管理ソフトで専門性、小規模ながら健闘
日本ナレッジはナレッジ管理・情報活用ソリューションを提供する独立系IT企業。同業のVRain Solutionやソラコムと競合するが、企業向けナレッジ管理という特定領域に特化している。売上高は41億円から46億円へ増加見込みで、営業利益率も2.17%と低いながら黒字化を達成。規模は小さいが、専門性で差別化を図る。競合の成長が著しい中、いかに差別化を維持するかが課題。
強み
- ナレッジ管理に特化したソリューションで、企業の情報活用ニーズに対応。
- 売上高が緩やかに増加し、収益基盤を拡大中。
- 2026年3月期には営業利益率2.17%と、収益性が改善。
- 大手グループに属さず、顧客ニーズに合わせたカスタマイズが可能。
課題
- 営業利益率が2%台と低く、規模拡大による利益率向上が必要。
- VRain Solutionなど競合が成長しており、市場シェア維持が困難。
- 売上規模が40億円強と小さく、大口案件の喪失が経営に直撃する。
強みと課題は、開示資料をもとにAIがまとめた見立てです。
同業の企業
情報・通信業の時価総額近傍。太字が日本ナレッジ
時価総額で並べると、掲載11社のなかで6番目にあたる。
| # | 企業 | 時価総額 | PER |
|---|---|---|---|
| 1 | 3858ユビキタスAI | 31億円 | — |
| 2 | 3804システム ディ | 31億円 | 15.3倍 |
| 3 | 265AHmcomm | 31億円 | 76.8倍 |
| 4 | 3747インタートレード | 31億円 | 161.4倍 |
| 5 | 4736日本ラッド | 31億円 | 18.6倍 |
| 6 | 5252日本ナレッジ | 30億円 | 34.9倍 |
| 7 | 9685KYCOMホールディングス | 30億円 | 5.6倍 |
| 8 | 5028セカンドサイトアナリティカ | 30億円 | 27.6倍 |
| 9 | 5619マーソ | 30億円 | — |
| 10 | 4421ディ・アイ・システム | 29億円 | 10.7倍 |
| 11 | 4197アスマーク | 28億円 | 24.8倍 |
時価総額は直近の終値ベース。同業の範囲は東証33業種の分類に従っています。
会社の歴史
沿革 30件
創業から合併・商号変更を経た1985〜1988年
1985年10月、東京都千代田区に資本金400万円で日本スペースソフト株式会社を設立した。翌1986年12月にはナレッジエンジニアリング株式会社を吸収合併し、商号を日本ナレッジエンジニアリング株式会社に変更。さらに1988年6月、本社を中央区東日本橋に移転するとともに商号を現在の日本ナレッジ株式会社に改めた。この時期はオフィスコンピュータ向けシステムの受託開発とパッケージシステム開発を主業務としていた。
鋼材業向けパッケージで業種特化を確立した1991〜1996年
1991年2月、オフィスコンピュータ向け鋼材業向け販売・購買・在庫管理パッケージシステム(鋼材業向けパッケージシステム)の販売を開始した。これが後の業種テンプレート「PowerSteel」の原点となる。1993年4月には通信販売業向けパッケージシステム、1994年8月にはスポーツ分析システム「MVP」を販売開始。1996年5月にはPC向け鋼材パッケージ「PowerSteel」を発売し、Windows環境に対応した。この間、資本金を1991年12月に1000万円、1998年2月に3000万円へ増資し事業基盤を強化した。
検証事業への進出と拠点拡大を進めた2001〜2013年
2001年4月に資本金5000万円へ増資し、同年7月にソフトウェアテストを行うシステム検証事業を開始した。これは開発事業で培ったノウハウを活かした新たな柱である。2003年2月にはゴルフレッスンシステム「MVP2000」を発売。2004年6月に本社を現在の台東区寿に移転。2005年10月にはIT検証産業協会の設立に参画し、業界標準化に貢献した。開発拠点として2006年に成田事業所、2009年に札幌事業所を開設。2013年6月にはソフトウェア品質認証制度(PSQ認証制度)の評価機関に認定され、同年11月には札幌事業所がISO9001認証を取得した。
事業譲受と吸収合併で事業領域を拡大した2015〜2021年
2015年8月、アイベクス株式会社の全事業を譲り受け、セキュリティ製品事業とWEBシステム開発事業を獲得するとともに、福島県郡山市に郡山センターを開設した。2016年10月には株式会社システムカルチャーのサポートデスク事業を譲受。2018年4月には株式会社アイムシステムを吸収合併し、長野県諏訪郡に諏訪センターを開設した。2020年6月には成田センターを成田市へ移転し増床。2021年1月には名古屋センターを開設し、愛知県での事業拠点を確立した。一連のM&Aによりグループ規模を拡大した。
東証グロース上場とアルテックス子会社化(2023〜2025年)
2023年3月、東京証券取引所グロース市場に株式を上場し、資本金を2億1710万円に増資した。上場により資金調達力を高め、成長投資を加速。2024年9月には長野県諏訪郡に新諏訪センターを開設し、開発拠点を拡充。2025年10月には株式会社アルテックスを子会社化し、同社の開発リソースをグループに取り込んだ。これにより検証事業と開発事業の連携を一層強化し、総合的なITサービス企業としての体制を整えた。
年表30件を開く
1980年代
- 1985年10月創業日本スペースソフト株式会社(資本金400万円)を東京都千代田区に設立
- 1986年12月M&Aナレッジエンジニアリング株式会社を吸収合併し、商号を日本ナレッジエンジニアリング株式会社に変更
- 1988年6月商号変更本社を東京都中央区東日本橋に移転。オフィスコンピュータ向けシステムの受託開発とパッケージシステム開発を行う。同時に商号を現在の日本ナレッジ株式会社に変更
1990年代
- 1991年2月オフィスコンピュータ向け鋼材業向け販売・購買・在庫管理パッケージシステム(以下 鋼材業向けパッケージシステム)の販売を開始
- 1991年12月資本金を1,000万円に増資
- 1993年2月本社を東京都台東区駒形に移転
- 1993年4月通信販売業向けパッケージシステムの販売を開始
- 1994年8月スポーツ分析システム「MVP」の販売を開始
- 1996年5月PC向け鋼材パッケージ「PowerSteel」の販売を開始
- 1998年2月資本金を3,000万円に増資
- 1998年4月システム開発の拠点として茨城県土浦市に「ソフト工房」開設
2000年代
- 2001年4月資本金を5,000万円に増資
- 2001年7月ソフトウエアのテストを行うシステム検証事業開始
- 2003年2月ゴルフレッスンシステム「MVP2000」発売
- 2004年6月本社を東京都台東区寿に移転
- 2005年10月創業システム検証の発展を目指してIT検証産業協会設立に参画
- 2006年4月開発拠点として千葉県富里市に「成田事業所」開設
- 2009年4月札幌事業所を札幌市エレクトロニクスセンターに開設
2010年代
- 2010年10月資本金を7,100万円に増資
- 2013年6月ソフトウエア品質認証制度(略称:PSQ認証制度)の評価機関に認定
- 2013年11月札幌事業所がソフトウエアの検査、検証において『ISO9001』認証取得
- 2015年8月セキュリティ製品事業、WEBシステム開発事業のアイベクス株式会社の全事業を譲受、同社の拠点である福島県郡山市に郡山センターを開設
- 2016年10月株式会社システムカルチャーのサポートデスク事業を譲受
- 2018年4月M&A株式会社アイムシステムを吸収合併、同社の所在地である長野県諏訪郡に諏訪センターを開設
2020年代
- 2020年6月増床に伴い、成田センターを千葉県富里市から千葉県成田市に移転
- 2021年1月愛知県名古屋市に「名古屋センター」を開設
- 2022年3月資本金を8,600万円に増資
- 2023年3月上場東京証券取引所グロース市場に株式を上場 資本金を21,710万円に増資
- 2024年9月長野県諏訪郡に新諏訪センターを開設
- 2025年10月M&A株式会社アルテックスを子会社化
有価証券報告書の沿革をもとにAIが通史として編纂しています。年表は沿革の記載そのままです。
これからの方針
有価証券報告書 2026/3期の経営方針より
会社は5つの方針を掲げている。有価証券報告書には具体的な数値目標の記載がない。
- 01
テスト自動化とAI活用による検証の高度化
主力の検証事業において、費用対効果の高いテスト自動化技術を強化し、AI技術を活用した検証業務の高度化を推進することで、競合他社との差別化と事業拡大を目指す。
- 02
直接契約(一次請け)比率の向上
従来のSIer経由から顧客企業との直接契約(一次請け)を増やし、当社裁量でテスト自動化サービスを導入しやすくすることで、案件の継続性や高価格受注を実現する。
- 03
クラウド型パッケージソフトへの移行
鋼材業・木材卸業向けパッケージソフトウェア事業において、現行のオンプレミス型からクラウド型への移行を進める。
- 04
優秀なエンジニアの確保と育成
既存エンジニアの育成とともに、外部から優秀なエンジニアを積極的に採用し、内製比率を高めて事業の効率化を図る。
- 05
セキュリティ製品の迅速なバージョンアップ対応
自社開発セキュリティ製品「monoPack」について、多様化するPCやOSのバージョンアップに迅速に対応し、製品の競争力を維持する。
有価証券報告書の「経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」から、AIが項目ごとに整理しています。数値目標は原文に書かれたものだけです。
社員と組織
有価証券報告書 4期分
グループ全体で491人が働いている。提出会社(単体)の平均年収は424万円で、3期前と比べて−1.6%。平均年齢は36.9歳、平均勤続年数は6.0年。
| 決算期 | 平均年収万円 | 平均年齢歳 | 平均勤続年 | 連結従業員数人 |
|---|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 430 | 38.8 | 5.8 | 334 |
| 2024年3月 | 418 | 38.2 | 5.9 | 377 |
| 2025年3月 | 428 | 37.5 | 5.9 | 421 |
| 2026年3月 | 424 | 36.9 | 6.0 | 491 |
平均年収・平均年齢・平均勤続は有価証券報告書に記載された提出会社(単体)の値、従業員数はグループ全体の値です。一人当たり営業利益は連結営業利益を連結従業員数で割ったもので、給与などの費用を払ったあとに一人あたりいくら残るかの目安になります。
拠点とグループ
設備と関係会社
業績のいま
有価証券報告書・決算短信より
2026年3月期の売上高は46億円、営業利益は1億円。前期と比べると増収増益で、売上が+9.5%、利益が+0.0%。
会社が出している今期の予想2027年3月期
| 項目 | 会社予想 | 前期実績 |
|---|---|---|
| 売上高 | 50億円 | 46億円 |
| 営業利益 | 2億円 | 1億円 |
| 純利益 | 1億円 | 1億円 |
| 1株あたり配当 | ¥7 | ¥7 |
会社が決算短信で公表した予想です。証券会社の予想ではありません。 短信の原本
四半期の推移
9期分
直近は2027年1Qで、売上は12億円、営業利益は0億円。前年の2024年1Qと比べると、売上は+20.0%。
| 対象期間 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|
| 2024年1Q | 10 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2024年2Q | 10 | 1 | 10.0 | 1 |
| 2024年3Q | 11 | 1 | 9.1 | 0 |
| 2024年4Q | 10 | — | — | 1 |
| 2025年2Q | 20 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2025年4Q | 22 | — | — | 1 |
| 2026年2Q | 21 | 0 | 0.0 | 0 |
| 2026年4Q | 25 | 1 | 4.0 | 1 |
| 2027年1Q | 12 | 0 | 0.0 | 0 |
期ごとの単独の業績で、期首からの累計ではありません。
業績の推移
有価証券報告書 8期分
2019年3月期からの8期で、売上は29億円から46億円へ1.6倍に増えた。直近期の営業利益率は2.2%。売上は5期連続で増加。
| 決算期 | 売上高億円 | 営業利益億円 | 経常利益億円 | 営業利益率% | 純利益億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 29 | — | 2 | — | 1 |
| 2020年3月 | 28 | — | 1 | — | 0 |
| 愛知県名古屋市に「名古屋センター」を開設 | |||||
| 2021年3月 | 28 | — | 1 | — | 0 |
| 2022年3月 | 32 | — | 1 | — | 1 |
| 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 資本金を21,710万円に増資 | |||||
| 2023年3月 | 36 | — | 2 | — | 1 |
| 長野県諏訪郡に新諏訪センターを開設 | |||||
| 2024年3月 | 41 | — | 3 | — | 2 |
| 株式会社アルテックスを子会社化 | |||||
| 2025年3月 | 42 | — | 1 | — | 1 |
| 2026年3月 | 46 | 1 | 1 | 2.2 | 1 |
金額は有価証券報告書の連結値をそのまま掲載しています。帯の長さは列ごとの最大値との比です。空欄の期は有価証券報告書からその項目の数値が取れていません(0ではありません)。
利益の構造
2026年3月期
売上高46億円のうち、営業利益として残るのは1億円で2.2%。営業外の損益と税金を反映した純利益は1億円、売上の2.2%にあたる。営業利益率は業種中央値8.4%を下回る水準。
- 売上原価作る・仕入れるのにかかったお金84.8%39億円
- 販売費及び一般管理費売る・管理するのにかかったお金15.2%7億円
- 営業利益費用を引いたあとに残った本業の利益2.2%1億円
有価証券報告書の損益計算書から、当期の金額をそのまま割り振っています。
ROICは有利子負債の開示がないため、営業利益×0.7÷(総資産−現金)の簡易式で算出しています。
お金の流れ
キャッシュフロー計算書 8期分
2026年3月期は営業CFが1億円、投資CFが−1億円で、差し引きのフリーCFは0億円。この組み合わせは「積極投資型」にあたる。本業で稼ぎつつ、さらに資金を調達して大きな投資に踏み込んでいる。成長への布石の局面。期末の手元現金は6億円で、売上の1.6ヶ月分にあたる。
| 決算期 | 営業CF億円 | 投資CF億円 | 財務CF億円 | フリーCF億円 | 現金残高億円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 1 | 0 | −1 | 1 | 3 |
| 2020年3月 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 |
| 2021年3月 | 2 | 0 | 1 | 2 | 6 |
| 2022年3月 | 0 | −1 | 0 | −1 | 4 |
| 2023年3月 | 3 | 0 | 2 | 3 | 9 |
| 2024年3月 | 1 | −3 | 1 | −2 | 8 |
| 2025年3月 | 1 | −2 | 0 | −1 | 7 |
| 2026年3月 | 1 | −1 | 0 | 0 | 6 |
本業で稼いだ現金が営業CF、設備や事業への投資が投資CF、借入と返済・配当が財務CF。営業・投資・財務の3列は縦線が0で、右がプラス、左がマイナスです。健全な会社の基本形は営業CFがプラスで投資CFがマイナス。フリーCFは営業CFと投資CFの合計で、手元に残る現金を表します。
資産と負債
貸借対照表 8期分
2026年3月期の総資産は23億円。このうち返さなくてよい自己資本が12億円で、自己資本比率は53.5%(業種中央値63.4%より薄い)。
| 決算期 | 総資産億円 | 自己資本億円 | 負債億円 | 自己資本比率% |
|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 10 | 3 | 7 | 34.8 |
| 2020年3月 | 10 | 4 | 6 | 39.0 |
| 2021年3月 | 13 | 4 | 9 | 32.8 |
| 2022年3月 | 13 | 5 | 8 | 39.4 |
| 2023年3月 | 18 | 9 | 9 | 49.8 |
| 2024年3月 | 21 | 11 | 10 | 51.1 |
| 2025年3月 | 21 | 11 | 10 | 53.6 |
| 2026年3月 | 23 | 12 | 10 | 53.5 |
自己資本比率は総資産のうち返済のいらないお金の割合で、高いほど借入への依存が小さいことを示します。負債は総資産から自己資本を引いた額です。
有価証券報告書の数値から機械的に配点した参考値です。自己資本比率60%で満点、営業利益率15%で満点、直近3期の営業CFが黒字だった割合の3つを足しています。業態によって出ない要素があります。
業界内での比較
情報・通信業 605社との比較
同じ情報・通信業の企業と並べると、いちばん上に来るのは売上成長率で605社中294位あたり、逆に低いのは配当利回りで605社中536位あたり。帯は左端が業種の最下位、右端が最上位で、縦線が真ん中にあたる。
有価証券報告書の最新期の数値をもとに、同じ業種の企業の中での順位を毎日計算しています。P25は下から4分の1、P75は上から4分の1の位置にある企業の値です。
株価
9月2日の終値
直近の終値は¥730で、1年前と比べて+66.2%。過去52週の値幅のなかでは53%の位置にある。
チャートの金額は株式分割と配当を反映して調整した終値で、上に出している直近の終値とは一致しないことがあります。
| 指標 | 値 |
|---|---|
| PER (実績) | 34.9倍 |
| PER (会社予想) | 28.7倍 |
| PBR | 2.63倍 |
| 配当利回り | 0.96% |
実績値は直近の決算、予想値は会社予想にもとづきます。株価は終値ベースです。
値動きの背景
株価は804円で、1カ月で+7.77%と上昇。25日線(799.6円)を上回るが、8月18日には-2.55%と下落。7月10日に710円まで下落したが、その後は回復基調。8月7日に830円まで上昇する場面もありましたが、高値圏では上値が重い。25日線は維持しており、75日線(778.59円)や200日線(710.64円)を上回っています。RSIは56.98と中立圏で、トレンドは中立的ですが、200日線を大きく上回っており、中期では強気です。出来高は薄く、要注意。
値動きの背景は、株価と出来高の推移をもとにAIがまとめた見立てです。
AIの評価
AI評価株価水準の解釈です。売買の推奨ではありません
現在の株価水準をやや割高と判定しています(スコア 40/100)。
PER38.52倍は業界平均30.76倍を上回り、PBR2.77倍は業界平均3.59倍を下回るが、ROE7.2%と低く、成長性に乏しい。配当利回り0.87%は業界平均2.66%を大きく下回り、株主還元が手薄。予想PER31.6倍と依然高水準で、割高感が強い。ただし、PBRは業界平均より低く、資産価値の観点からはやや妥当な面もある。
| 指標 | この会社 | 業種平均 |
|---|---|---|
| PER (実績) | 34.9倍 | 47.9倍 |
| PER (予想) | 28.7倍 | — |
| PBR | 2.63倍 | 2.96倍 |
| ROE | 7.2% | 12.9% |
業種平均は同じ東証33業種に属する銘柄の単純平均です。銘柄数が少ない業種では平均が振れます。
AI評価判定とスコアは公開データをもとにした解釈で、将来の株価を示すものではありません。算出の考え方は編集方針に記載しています。
評価が分かれる点
AI分析投資家の見方
売上高は緩やかに増加し、2026年3月期は46億円と予想されるが、営業利益率は2.17%と低水準。株価は1年で91%上昇し、市場の期待が高い。強気派は、時価総額34億円と小型で成長余地があり、情報共有ニーズの高まりから需要拡大を期待する。弱気派は、利益率の低さや競争の激化、業績予想の達成リスクを懸念する。PER39.5倍と評価が高く、期待先行の面も。
- 株価の強い上昇
1年で株価91%上昇し、市場の信頼を示す。
- 売上高の増加
2023年3月期36億円から2026年3月期46億円へ順調に成長。
- 情報管理の需要
DX推進でナレッジ管理ニーズは拡大傾向。
- 2026年3月期売上高46億円、前期比9.5%増で過去最高2026年3月期影響中
売上高が42億→46億円へ4億円増、営業利益1億円確保。業績拡大が続けば予想PER32.4倍まで低下余地
- 予想PER32.4倍と現在の39.5倍から改善通年影響中
現在の実績PER39.47倍が予想ベース32.4倍まで低下、EPS成長期待が株価を下支え
- 株価1年で91.5%上昇し上昇トレンド継続継続影響弱
直近1年で株価+91.47%、時価総額34億円の小型株ゆえ需給次第で上昇余地
- 外国人持ち株比率0.57%と低く、買い増し余地不定影響弱
外国人保有0.57%とほぼゼロに等しく、東証の資本効率改善要請で浮上すれば需給改善
- 利益率の低さ
営業利益率2.17%で、収益性が低い。
- バリュエーション懸念
PER39.5倍と成長性に見合わない可能性。
- 競争の激化
ITサービス市場は競合が多く、差別化が困難。
- 営業利益1億円、売上高利益率2.17%と極低2026年3月期影響強
売上46億円に対し営業利益1億円、利益率2.17%。コスト上昇で赤字転落のリスク
- 純利益2024年2億→2025年1億、今期も1億円通年影響中
純利益は2024/3期2億円、2025/3期1億円、2026/3期1億円と低水準続く
- PER39.5倍と割高、業績下振れで急落余地決算発表後影響中
時価総額34億円に対し純利益1億円、実績PER39.47倍。少しの減益でもPERは50倍超へ
- 配当利回り0.85%と低く、株主還元が手薄継続影響弱
配当利回り0.85%は情報通信株として低く、インカム需要が見込めない
- 営業利益率
- 低い利益率が改善するかが収益性の鍵。
- サブスク比率
- 継続的な収益基盤の強さを示す。
- 顧客獲得数
- 成長の原動力である新規顧客の増減。
配当
株主還元
直近の年間配当は1株あたり7円で、前期から+49.9%。いまの株価に対する利回りは0.96%。増配か配当維持が1年続いている。
| 決算期 | 1株あたり配当円 | 前期比% | 配当性向% |
|---|---|---|---|
| 2024年3月 | 7 | — | 13.6 |
| 2025年3月 | 7 | 0.0 | 33.2 |
| 2026年3月 | 10 | 49.9 | 46.3 |
過去の配当は株式分割にあわせて調整した金額です。配当性向は有価証券報告書に記載された各期の値で、利益のうち配当に回した割合を示します。
- 権利付き最終日—
- 権利確定日—
- 支払開始日—
- 今期の会社予想年間予想¥7
株主
有価証券報告書より
2026年3月期末の株主数は延べ946人。区分でいちばん多いのは事業法人で54.9%。グループ会社や銀行などの安定株主が56.4%を占め、残る43.6%が市場で売買されうる浮動株にあたる。
所有者の区分ごとの比率
| 所有者の区分 | 2023年3月% | 2024年3月% | 2025年3月% | 2026年3月% |
|---|---|---|---|---|
| 事業法人 | 53.7 | 55.1 | 60.4 | 54.9 |
| 個人・その他 | 32.7 | 39.1 | 35.4 | 35.5 |
| 証券会社 | 9.2 | 4.3 | 3.6 | 7.6 |
| 金融機関 | 1.1 | 0.3 | 0.3 | 1.5 |
| 外国法人 | 3.2 | 1.3 | 0.4 | 0.6 |
| 外国人個人 | 0.0 | — | — | 0.0 |
発行済株式に対する持ち株比率です。単元未満株の扱いにより、合計が100%にならない期があります。
大株主上位10者
| 順位 | 株主 | 持ち株比率 % |
|---|---|---|
| 01 | ウィステリアトラスト株式会社 | 43.06 |
| 02 | 株式会社大塚商会 | 9.68 |
| 03 | 光通信KK投資事業有限責任組合 | 6.63 |
| 04 | 日本ナレッジ従業員持株会 | 6.25 |
| 05 | UHPartners2 投資事業有限責任組合 | 5.37 |
| 06 | 楽天証券株式会社共有口 | 2.81 |
| 07 | 藤井洋一 | 1.97 |
| 08 | 日本証券金融株式会社 | 1.51 |
| 09 | 長谷川貴志 | 1.51 |
| 10 | 松井証券株式会社 | 1.16 |
有価証券報告書の大株主の状況から、上位10者を掲載しています。信託銀行の名義は、実際の保有者ではなく運用を預かる先を指すことがあります。
株価指標の推移
有価証券報告書 8期分
1株利益は8期で−75%、1株純資産は8期で−4%。直近期のROEは7.2%で、日本株の目安とされる8%を下回る。
| 決算期 | EPS円 | BPS円 | ROE% | PER倍 | 配当性向% |
|---|---|---|---|---|---|
| 2019年3月 | 85 | 302 | 28.2 | — | 5.9 |
| 2020年3月 | 40 | 337 | 12.0 | — | 12.4 |
| 2021年3月 | 29 | 361 | 8.2 | — | 52.5 |
| 2022年3月 | 28 | 145 | 20.3 | — | 18.1 |
| 2023年3月 | 38 | 218 | 19.4 | 23.4 | 13.0 |
| 2024年3月 | 49 | 263 | 20.4 | 10.3 | 13.6 |
| 2025年3月 | 20 | 276 | 7.5 | 16.3 | 33.2 |
| 2026年3月 | 21 | 291 | 7.2 | 40.8 | 46.3 |
有価証券報告書に記載された各期の値です。PERは期末時点の株価にもとづく実績値で、いまの株価から計算した値とは異なります。
- EPS1株利益
- 1株が1年で稼いだ純利益。伸びていれば株の稼ぐ力が育っている
- BPS1株純資産
- 1株あたりの持ち分。会社に積み上がった蓄えの目安
- ROE自己資本利益率
- 株主のお金でどれだけ稼いだか。日本株では8%が一つの目安
- PER期末実績
- 株価が1年分の利益の何倍か。低いほど割安とは限らず、期待の低さのこともある
- 配当性向利益からの還元率
- 利益のうち配当に回した割合。高すぎる場合は無理をしている可能性もある
経営陣
11名 有価証券報告書の提出日現在
有価証券報告書に載っている役員は11名。2026/3期の役員報酬は総額84百万円。社内取締役1人あたりの報酬は、従業員の平均年収の約4倍にあたる。
| 氏名 | 役職 | 年齢 | 保有株数 |
|---|---|---|---|
| 藤井洋一 | 代表取締役社長 | 68 | 81,000 |
| 長谷川貴志 | 取締役 | 57 | 62,000 |
| 青木一男 | 取締役 管理本部長 | 73 | 11,000 |
| 藤井勇佑 | 取締役 事業支援室長 | 42 | 2,000 |
| 渡辺照男 | 取締役 | 63 | — |
| 小泉妙美 | 取締役 | 57 | — |
| 寺脇健夫 | 常勤監査役 | 71 | — |
| 山脇市郎 | 監査役 | 78 | — |
| 田畠宏一 | 監査役 | 44 | — |
| 添田繁永 | — | 52 | — |
| 伊東宏之 | 取締役(監査等委員) | 66 | — |
役員報酬の内訳2026/3期
| 役員の区分 | 人数名 | 固定報酬百万円 | その他百万円 | 合計百万円 | 1人あたり百万円 |
|---|---|---|---|---|---|
| 取締役(社内) | 4 | 64 | 2 | 66 | 17 |
| 社外監査役 | 3 | 13 | — | 13 | 4 |
| 社外取締役 | 2 | 5 | — | 5 | 3 |
有価証券報告書の役員報酬等の総額から、区分ごとの内訳を載せています。人数は当期中に在任した延べ人数のため、期末の人数と一致しない期があります。
有価証券報告書
有価証券報告書 2026/3期
会社自身が書いた有価証券報告書の本文を、章ごとにそのまま収録しています (要約ではありません)。
事業の内容8,079字を開く
何をしている会社か、会社自身の説明
経営方針・対処すべき課題2,773字を開く
経営陣が考える方向性と課題
事業等のリスク8,215字を開く
会社が自認するリスクの一覧
経営成績の分析 (MD&A)4,785字を開く
業績がなぜこうなったかの経営陣の説明
EDINET提出の有価証券報告書から自動抽出。表は文字起こしのため崩れることがあります。
開示資料
出典
このページの財務・役員・株主等のデータは、金融庁EDINETに提出された開示書類から自動抽出しています。会計基準は JapanGAAP。
- 有価証券報告書有価証券報告書-第41期(2025/04/01-2026/03/31)2026-06-24
- 半期報告書半期報告書-第41期(2025/04/01-2026/03/31)2025-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第40期(2024/04/01-2025/03/31)2025-06-26
- 半期報告書半期報告書-第40期(2024/04/01-2025/03/31)2024-11-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第39期(2023/04/01-2024/03/31)2024-06-28
- 四半期報告書四半期報告書-第39期第3四半期(2023/10/01-2023/12/31)2024-02-14
- 四半期報告書四半期報告書-第39期第2四半期(2023/07/01-2023/09/30)2023-11-14
- 四半期報告書四半期報告書-第39期第1四半期(2023/04/01-2023/06/30)2023-08-14
- 有価証券報告書有価証券報告書-第38期(2022/04/01-2023/03/31)2023-06-28
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